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リリカルなのはクロスSSスレその8

485 :ヴィータ、まねきねこ商店街に行く 4:2007/07/27(金) 18:09:17 ID:l/V7b2Qz
臭弁の恐怖からの脱出に成功したヴィータとでじこであったが、
臭弁の異臭によってただでさえ空気の悪い場所を全力疾走した物だから
すっかり息を切らしてしまっていた。
「ハア…ハア…ハア…まったく何なんだこの商店街は…。」
まさかあのような恐ろしい生命体がこの世に存在するとは…
ヴィータはすっかり真っ青になっていた。が…
「わっ!」
突然何者かがヴィータの髪の三つ編みを引っ張ったでは無いか。
「誰だ!? って…これは…。」
ヴィータの背後にピンク色の小さな物体が立っていた。それがヴィータの髪の
三つ編みを興味深そうに掴んで引っ張っているのである。
「アマアマ〜…。」
「な! こら! 引っ張るな! 何だコイツは!」
「こいつはあまえん坊にょ〜。」
「あまえん坊?」
「すぐ甘える困った奴だにょ〜。でじこも尻尾を引っ張られて大変な目にあったにょ〜。
きっとあまえん坊はお前の髪の毛を欲しがってるんだにょ〜。」
「何? って痛い! こら! 引っ張るな!」
思わずヴィータはあまえん坊を張り倒してしまった。それが行けなかった…
「ビャァァァァァァン!!」
あまえん坊は忽ち泣き始めてしまった。それも周囲に聞こえる程の大声で。
「あら嫌だ…あの赤い髪の女の子が小さい子を泣かしてるわ。」
「ママ怖いよ〜…。」
「え!? え!? アレ!? ええ!?」
周囲が明らかに白い目でヴィータを見ている。ヴィータにとっては自分の身を守る為の
行為だったと言うのに…何故か周囲にとってはヴィータの方が一方的な悪者になっていた。
「ち…違う! 元々コイツが私の髪を引っ張るからいけないんだ!」
「いじめっ子は誰でも自分が悪くないと言うザマス。ねぇお隣の奥さん?」
「まったく…親の顔が見たいザマス!」
「えええええ!?」
ヴィータは愕然とした。そして周囲の視線が痛い。痛すぎる…。
おまけにその間もあまえん坊は泣き続けていた。
「畜生! でじこお前なんかとしろって…。」
隣にいたでじこにすがろうとしても、その時にはでじこの姿はは無かった。
「全く酷い奴もいたもんだにょ〜。」
「こらぁ! 他人のフリするんじゃねぇ!」
何かいつの間にかでじこもヴィータを白い目で見る大衆に紛れ込んでいたから性質が悪かった。
「あ〜も〜!! これやるから!! このお菓子やるから泣き止んでくれよ!!」
まねきねこ商店街が海鳴市から離れている事もあって、途中でお腹が空くだろうと
ヴィータははやてからおやつの方も渡されていたのだが、それを渋々あまえん坊に
渡して何とかここは抑えてもらって欲しかった。
「ウ…ウ…ウマ…ウマ…。」
「ふぅ…。」
何とかあまえん坊は泣き止んでくれた。それと同時に周囲からヴィータを白い目で睨んでいた
大衆も姿を消していく。これでヴィータも一息付く事が出来た。
「まったく何なんだこの商店街は…ここは魔界か?」
「あまえん坊くらいでそんな事言ってたら生き残れないにょ〜。」
「え…もっと凄いのがいるのか?」
「にょにょにょにょ〜。」
でじこはただ薄ら笑いを浮かべるだけでそれ以上答える事は無かった。

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