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あの作品のキャラがルイズに召喚されました part26

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:46:27 ID:eOd9Kh/U
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。

あの作品のキャラがルイズに召喚されました part25
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1186067449/

まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/

    _              ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
    〃 ` ヽ  .   ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
    l lf小从} l /   ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,.   ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
  ((/} )犬({つ'    ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
   / '"/_jl〉` j,    ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
   ヽ_/ィヘ_)〜′   ・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
              ・議論や荒らしへの反応は、避難所でやりなさい!

     _
     〃  ^ヽ
    J{  ハ从{_,     ・ここは全年齢板よ。年齢制限に関わるものは避難所に来なさい。
    ノルノー゚ノjし      ・ルイズが逆召喚されるとか、スレの趣旨にちょっと外れる場合も避難所を利用すると良いわよ。
   /く{ {丈} }つ     ・クロスはお互いを尊重しなきゃだめ。一方的なのはモテないわよ?
   l く/_jlム! |     ・不要な荒れを防ぐには、sage進行もいいんじゃないかしら。
   レ-ヘじフ〜l      ・次スレは>>950から。お願いね?

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:47:30 ID:AzoUWkPE
早漏乙

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:50:47 ID:MwoDs3k7
>>1乙です。

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:50:50 ID:SuLXyoBH
>>1

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:51:20 ID:sdgbkauN
>>1

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:52:05 ID:trM98/lu
いちもつ

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:52:52 ID:6KyVXSnW
今ご立派なものを取り出した人がいる。>>6
>>1

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:54:10 ID:I5tJy8I8
>>1乙……と言いたいが
馬鹿がURL貼ったからすぐに荒らしも来るぞ

9 :マロン名無しさん:2007/08/03(金) 17:55:07 ID:nUEi7UMk
>>1
残念極まりなし

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:55:08 ID:eOd9Kh/U
     _   ,ィ=、
    〃 `´`ヽく勺/
   {lヽ从从ノl || ´
    ヾヘ(゚)-゚イリ[}   ・このスレは早急な避難が必要だったので暫定的なものです
    /_ノ水ヽ .||   ・多くの人の意見が欲しいので避難所の議論にご協力ください
    }J/__jl〉うl|
   ノんi_j_jハ_〉」

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:57:24 ID:f8zxyCgb
>>1もつ
少なくともID表示されてない板よりは荒しの自演が減る分だけマシだな
避難所で本移転先を決めるまでの暫定処置だし

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:57:28 ID:HFgALcxy
〉〉1
乙と言ってみる

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:58:48 ID:AzoUWkPE
尤も、このまま決定でも特に問題もないと思うけどね。

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 17:58:59 ID:T3ueIXxl
乙ー

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:02:43 ID:u3ywD/B5
>>10
暫定的、でこういう風に移転するのはどうかな?
せっかくの避難所が何の意味もない

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:03:41 ID:HFgALcxy
すまん、あげちまった

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:06:20 ID:u3ywD/B5
このスレは保守にしておいて、いったん避難所行くのはどうよ?

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:06:38 ID:YbRQKJmc
議論してからじゃ遅すぎる。このタイミングで、このタイミングがいいんだろ
このスレと同時に避難所で議論すればいい

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:07:42 ID:04AxOwQ5
お疲れ様と丁寧に言っておこう
英断GJ

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:07:54 ID:JVw/2vn4
立っちゃってるんだからとりあえずここに書こうぜ。

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:08:07 ID:ZGrt105w
このスレ好きだったんだが・・・なんかすごい勢いで荒れていってるなぁ。

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:08:08 ID:T3ueIXxl
前スレ>>1000
あの流れで・・・・さすがだwww

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:09:05 ID:/Bs01zYP
>>21
ひと夏の我慢さ・・・

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:09:19 ID:Jlcn+OvX
とりあえず運営で出ていた意見が移転は賛成、移転先はアニキャラ総合って意見は多かった
まあ分母自体がそんなに多くないんだけどね
避難所は経由した方がいいとは思うけど、この状態も次善位だと思う

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:09:25 ID:Uh14A1oX
荒らしてるのは極少数
後は俺たちがスルーする力をつけるだけだ

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:09:58 ID:+SBrHU2x
いちもる!

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:10:01 ID:JTxHnXMy
避難所経由にしとけよ
難民でるし

仕事から帰った人間とかさ

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:10:10 ID:4019Yo9x
前スレ999
>>1000なら荒らし全員が幼女化する

ロリド大喜びだw

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:10:28 ID:I5tJy8I8
>>22
>>999に取って欲しかったのは内緒だ

30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:10:30 ID:T3ueIXxl
折角新スレになったことだし、荒らしの事は忘れて職人の降臨を待たないか?

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:10:55 ID:eOd9Kh/U
>>27
避難所にもURL貼ってあるんだぜ

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:10:55 ID:JVw/2vn4
そうだね。職人降臨を待つか。

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:11:47 ID:yllO61qQ
>>27
まとめwikiや避難所を見ればここに移転したことがわかるようにしておけば十分なのでは?
あと、こういう議論は避難所の議論スレでしたほうがいいのでは?

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:11:58 ID:T3ueIXxl
>>29
何でも萌え化してしまう日本人は末恐ろしいです><

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:11:58 ID:J2vHAxzE
>>1

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:12:04 ID:adBGpAUf
>>1乙です

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:12:06 ID:+SBrHU2x
よし、暇だし今からネタを考えてくるぜ!







カナン様とデュマデュオとバルドゥア召喚。

38 :ゼロの探究:2007/08/03(金) 18:12:28 ID:e9C2kRc5
いつでも投下できるけど

荒れる要素があるからしばらく自重したほうがいい?

39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:12:51 ID:I5tJy8I8
>>34
あなたは日本の方ではないのですか?

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:13:22 ID:f8zxyCgb
>>38
むしろこの空気を投下で一掃してほしい

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:13:31 ID:eOd9Kh/U
>>38
むしろ変えるためにも・・・・

42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:13:33 ID:Q5nPZJQZ
>>34
何を今更、それこそ数百年程言うのが遅いぞ

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:13:56 ID:MwoDs3k7
>>38
進路クリア。

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:14:24 ID:7+VZYY/c
>>34
ワビ、サビ、モエは日本の心デース(:D

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:14:36 ID:I5tJy8I8
>>42
数百どころか数先年遅い

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:14:50 ID:T3ueIXxl
>>38
投下して鬱屈した空気を狂気で塗り潰して下さいww

>>39
生粋の阿波っ子ですサーセンww

47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:15:07 ID:wcjN5WpV
あ、ここ三日ほどROMってたのですが
拙いながらも少し書いたので
次に予約してもいいですか?

48 :ゼロの探究:2007/08/03(金) 18:15:24 ID:e9C2kRc5
森の奥から地獄の底から響き渡る声が聞こえる。
ルイズは凍りついたように私の体にしがみついて離れない。
空が茜色に染まる。日が没するのいつになるのだろうか。

キュルケの手記7

響き渡る人でも獣でもない声、私はそれを意に介さず森の奥へと突き進む。ただ全てを焼き払えばよいのだ。この身と伴に。

ルイズが私にしがみつき離れない。だがそれは人として当然であろう。よくも恐怖に負けずここまでこられたものだ。だがもういい、もはや旧神の力など恐れることはないのだ。今宵炎が世界を支配するのだ。

「ルイズ、もういいのよ。怖かったでしょう?もういいわ、帰りなさい。ここからは一人で大丈夫」
「な、何を言ってるのよ!わ、私は逃げるわけにはいかないの!私は貴族よ」
「貴族?あなたは魔法すら満足に使えないじゃない」
「違うわ!貴族とは魔法を使うものじゃない!強大な敵に立ち向かうものをいうのよ!」

石板を握り締め彼女は高らかに宣言する。
そういいきる彼女の姿は酷く眩しく美しく私の瞳に写った。

ルイズを学院に帰すことをあきらめ、二人で寄り添いながら道を進む


森への入り口へ差し掛かると声が響き渡る。

「いけません!ミス・ツェルプストー!ミス・ヴァリエール!」

この声を私は知っている。オールド・オスマンの秘書ミス・ロングビル

「これより先は大変危険です」

またの名を土くれのフーケ

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:15:52 ID:JVw/2vn4
>>38
かむ〜ん
>>47
かかむーん

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:15:55 ID:zL4xdTSr
いやいやそれこそ数まn(ry

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:16:40 ID:f8zxyCgb
>>47
ROMっていたのなら空気は読めると思うのでGO!

52 :ゼロの探究:2007/08/03(金) 18:17:04 ID:e9C2kRc5
「さあ早く帰って今日のことは忘れるのです。」
ルイズと私は身構える。

たとえ姿形を変えようともその醜悪なる気配は隠せない。
我が宿敵にして怨敵、ナイアルラトホテップ!

さぁ踊ろう炎の円舞曲を、貴様の身が滅ぶその時まで!

高らかに嗤い、闘争の火蓋が切って落とされようとしたとき、フォマルハウトは地平に昇った。


ふんぐるい むぐるなふ

           くとぅぐあ ふぉまるはうと

んがあ・ぐあ なふるたぐん

        いあ!くとぅぐあ!


高らかに呪文が三度唱えられる!

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:17:46 ID:T3ueIXxl
支援支援

>>萌ゑ
一億と二千年前から、かw

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:18:34 ID:f8zxyCgb
いあ!クトゥグア!支援

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:19:14 ID:u3ywD/B5
 

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:19:40 ID:I5tJy8I8
支援しつつ

萌えは地球誕生前に阻止しなければ(ry


57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:20:11 ID:wcjN5WpV
>>49>>51
でわ、今の投下が終わったらいかせて貰います
そして支援

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:20:27 ID:JVw/2vn4
支援する!

59 :マロン名無しさん:2007/08/03(金) 18:20:27 ID:7p++W2mx
支援

60 :ゼロの探究:2007/08/03(金) 18:20:29 ID:e9C2kRc5
ここが分岐点
フォースの導きを信じる→避難所へバッドエンドコース、投下にはまだ時間がかかります

信じない→救いを信じましょう

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:20:50 ID:MwoDs3k7
信じない!!!

62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:21:08 ID:YbRQKJmc
投下乙

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:21:15 ID:04AxOwQ5
IDでても流れが途切れないことに感動しつつ支援

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:21:30 ID:adBGpAUf
支援

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:21:31 ID:I5tJy8I8
>>57
sageでの投下推奨

66 :ゼロの探究:2007/08/03(金) 18:21:46 ID:e9C2kRc5
高らかに唱えられた呪文
それは私が発したのではない。

ルイズが、彼女が呪文を唱えたのだ。

突如として闇がなくなり辺りは光に包まれた。

森は憎しみと怒り、悲しみに満ちた音に包み込まれ、あたり一面には光の小球が、私が召喚したものよりも大きく、幾千もの小球が森を包み込み、触れるもの全てを焼き尽くしていく。

そして私の中から外へ力が抜けていく。

本来の力を取り戻したクトゥグアにとってもはや人の器では耐え切れない。

頭の中が真っ白になる。混沌と生ける炎に魍魎の支配者の三つ巴の決戦。私は蚊帳の外。私は捨てられた。

「なにしてるのよ!早く逃げるのよ」
貴族は逃げないといっていたルイズが私の手を掴み走り出した。

―ええ・・いぐないい!いぐないい!!―

闇に棲む獣が私たちを追いかけてくる。

こわいこわいこわい

「このままじゃ逃げ切れないキュルケ、これを飲みなさい!」
ルイズが黄金色の液体を差し出す。白痴状態に陥った私は動けない。

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:22:12 ID:TwESZ8uz
信じる

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:22:57 ID:JVw/2vn4
黄金色だと!?それはまさかルイズの(ry

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:23:12 ID:wcjN5WpV
>>65
あ、ごめんなさい。あげてました(汗

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:23:30 ID:hJdH9dhT
何ィ!?詠唱者がフェイントかけてルイズなだけでなくここで黄金の蜂蜜酒だとぅ!?支援

71 :ゼロの探究:2007/08/03(金) 18:23:35 ID:e9C2kRc5
「〜!」

るいずがわたしにちゅーをしてなにかのませた。るいずがへんなふえをふく


いあ!いあ!はすたあ!

           はすたあ くふあやく ぶるぐとむ

ぶぐとらぐん ぶるぐとむ

            あい! あい! はすたあ!

おそらからへんないきものがやってきた。

こわくておかしくて、わらいながらなきながらるいずにしがみつく。

「大丈夫、これでもう大丈夫・・・」

るいずがやさしくあたまをなでる。

るいずといっしょにそらをとぶ、たかいたかい。

―いぐないい、いぐなぁあぃ―

ああ、こわいこわい。


72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:23:47 ID:T3ueIXxl
信じる心は奇跡だって起してみせるさ支援

>>68
よお、俺w

73 :ゼロの探究:2007/08/03(金) 18:24:53 ID:e9C2kRc5
おきたらそこはがくいんのなかにわだった。

よるなのにおそらがまっかっか。

「大丈夫?」きゅいきゅい
なーすふくのめがねをかけたおねぇちゃんがやってくる。

―メディック!メディック!―
―へへ、俺この戦いが終わったら―
―てけり・り―
―それ以上しゃべるな!死亡フラグだ―

げんちょうもきこえる。

「ねぇ、るいずはどこ?」
メイドのおねえさんに聞いてみた。
「ヴァリエール様ならここにいますよ」
るいずがわたしをだきしめる。

「ごめん。私ここから離れないといけない」
なにいってるの?

「もうキュルケには理解できないでしょうけどまだ闇に蠢くものがいるのよ」
るいずのいってることはりかいできない

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:25:40 ID:7p++W2mx
支援

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:25:54 ID:yllO61qQ
ナースタバサ出すとか言ってたけどこれか

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:26:01 ID:f8zxyCgb
うわぁあああああああん!
キュルケー!!

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:26:06 ID:T3ueIXxl
聞きたかったよてけり・りwww支援

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:26:42 ID:PZFqLS+G
あぁ・・・今のキュルケのSAN値は間違いなく0だ・・・支援

79 :ゼロの探究:2007/08/03(金) 18:26:49 ID:e9C2kRc5
「あの森の決戦の生き残りが私を狙ってるの」

「るいずもわたしをすてちゃうの?」

「違うわ、ここにいると周りに被害が出るかもしれないし、べ、別にあんたに迷惑がかかるとかいう理由じゃないんだからね!」

「やっぱりすてるんだ」
かなしくなってなみだがでちゃう
「少しの間、身を隠さないといけないの、ちゃんと戻ってくるから!」

「どのくらい?どのくらいしたらまたあえるの?」
「わかんない」
「やっぱりわたしをすてるんだ!」
泣きながら喚き散らす。

「そんなことしないわよ!ほとぼりが冷めたらあんたのとこにすぐに行くから」

「ほんと?」

「約束するわ、だから泣き止んで、ね?」

わたしはめもとをぬぐう

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:27:05 ID:7p++W2mx
支援

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:27:45 ID:yllO61qQ
あ、前スレに書いてなかったけどしもべの人激しく乙です。
孔明は総理大臣にまでなったのか……

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:27:47 ID:6KyVXSnW
キュルケ……うっ……SAN値が……支援

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:27:52 ID:qbyqHNz3
幼児化キュルケに萌えてもOK? と想いつつ支援

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:28:21 ID:7p++W2mx
支援

85 :ゼロの探究:2007/08/03(金) 18:28:21 ID:e9C2kRc5
「じゃあキュルケ、行ってきます。タバサ、シエスタ、キュルケのことを頼んだわよ」

るいずがおそらへとんでいく

せいいっぱいてをふってるいずをみおくる


「ぬぅおーミス・ヴァリエールが蝙蝠の化け物に連れ去られたぞー!」

「一大事じゃこれ以上不祥事起こしたら職を失ってしまう」

おじさんたちうるさい


―ばいばい、るいずまたね!―

        醜悪な笑みで彼女を見送る

―こんどあったら・・・―



―もうあなたをにがさない―

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:29:10 ID:f8zxyCgb
キュルケ・・・もうあなたは・・・・・・

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:29:26 ID:7p++W2mx
支援

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:29:34 ID:JVw/2vn4
キュルケ…支援するぅ

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:30:04 ID:T3ueIXxl
キュルケ…どうか幸せなユメを支援

90 :ゼロの探究:2007/08/03(金) 18:31:25 ID:e9C2kRc5
キュルケの手記、作者の頭がハッピーバージョン終了

あれ?キュルケとルイズはセラエノで百合百合する予定だったのに、おかしいなぁ

まぁいいや

支援に感謝しつつフォースの導きを信じる諸君

バットエンドに微エロ入れる予定なのでまっててね!

91 :マロン名無しさん:2007/08/03(金) 18:32:54 ID:nUEi7UMk
なんという悲愛
GJゥ!

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:33:16 ID:yllO61qQ
探究の人乙でしたー。
「作者の頭がハッピーバージョン」と「バッドエンド」に別れたわけだけど、
wikiに収録する時はどうページ作成すればいいんだろうね。
その二つで別々のページつくるとか?

93 :MtL:2007/08/03(金) 18:33:20 ID:sdgbkauN
投下予約ー

94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:33:25 ID:MwoDs3k7
しっかし選択肢出たのに回答したのが>>61(俺)と>>67の二人だけってのもなww

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:33:46 ID:+k3bIc29
素晴らしい!
バッドエンドバージョンにも期待しています。

96 :47:2007/08/03(金) 18:35:07 ID:wcjN5WpV
次投下してもいいかな?

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:36:49 ID:yllO61qQ
どうでもいいといえばどうでもいい情報

漫画サロン板では1レスの行数は最大32行だったけど、この板では確か最大60行なので
投稿の時は結構1レスに詰め込んでも大丈夫だと思う

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:36:53 ID:f8zxyCgb
セラエノで百合百合はどこでみられるんですか?GJ
>>47
突っ込め!

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:37:08 ID:adBGpAUf
なんという朗報!

100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:37:24 ID:eOd9Kh/U
>>96
バッチコーイ

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:37:29 ID:2zEtrPc/
>>97
了解です、艦長

102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:37:41 ID:JVw/2vn4
かもんなう

103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:37:43 ID:MwoDs3k7
>>97
貴方が神か?

104 :絶望の使い魔:2007/08/03(金) 18:39:06 ID:wcjN5WpV
でわ、いかせてもらいます
あと探求の人乙でした

―――――――――――――――――――

「絶望した、魔法文明に絶望した!!」

一通りの説明を終えるとその男、イトシキはそう叫んだ。
うるさかったので一喝して黙らせる。
そうすると今度は部屋の隅でブツブツと言い始めた。
蝋燭の炎で二人の影がゆらゆらと揺れていた。
「なんなのよ、アンタは」
はぁ、とため息を吐き出す。
ともかくこの使い魔であるイトシキは召喚した時から挙動不審だった。
そもそも服装が変だ。
妙に色が浅くて地味だし。
いい加減に無視して寝ようかと思ったところで、イトシキが立ち上がった。
「すいません、ロープを貸してもらえませんか?」
「……持ってないわよ、何に使うのよ?」
「いえ、無いのならいいのです」
そう言うと使い魔用に用意したわら束に寝転がった。
そうして、私こと、ルイズ・ド・ヴァリエールの一日は終わった。



体が揺れている、それに合わせて目を開けると窓から差し込む光が目を刺した。
首を曲げると朝から辛気臭い顔があった。
「……誰?」
「糸色です」
「あぁ、昨日に使い魔にしたんだったわね」
残念ながら夢では無かったようだ。
まだ、はっきりとしない頭を揺らしながら起き上がり。衣装棚から着替えを取り出した。
「着せなさい」
「それも仕事ですか?」
「そうよ」
「私は男ですが?」
「使い魔じゃない」
「そういうモノなんですか?」
「そういうものよ、早くしなさい」
しぶしぶといった顔でイトシキは服を取り着替えを手伝う。
着替えが終わる、ふとイトシキが微妙な顔をしていることに気がついた。
「何?」
「いえ、文化の違いに戸惑いを隠せないだけです」
あぁ、そう言えば何処かの外国から召喚したんだったわね。

105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:40:06 ID:6RhQDJ8B
>>97
それは耳寄りな情報だ。
32行制限で苦しんでいた俺にとってはまさに天の助け!
ついでに支援……糸色望先生ですかw

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:40:21 ID:eOd9Kh/U
絶望先生ktkr

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:41:21 ID:3yUYsuhz
原作が行方不明に……
続きがカケネエしえーんorz

108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:41:28 ID:yllO61qQ
「絶望の使い魔」はゾーマの小ネタと名前が被っててwikiに登録できないっすよ

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:41:31 ID:qbyqHNz3
絶望先生って首くくりの物語?支援

110 :絶望した横書きに絶望した:2007/08/03(金) 18:41:44 ID:wcjN5WpV
「あと、昨日言われてた洗濯はやっておきましたよ」
「そ、じゃあ食堂に行くわよ」
そう言ってドアを開けようとする。
だがイトシキがまったく動かない事に気づき振り返る。
「どうしたの? あなたも朝ご飯は食べるでしょう」
「ルイズさん、何か忘れてませんか?」
忘れてること?
そう言われて自らの格好を確かめ、杖があることを確かめた。
「筆記具ならあとで良いのよ、そのまま授業に行くわけじゃないから」
「違います」
ならば何を忘れたというのだろうか。
「確かに、私のほうから要求するのは筋違いというものかもしれません。
 しかし、コレがあってこそ人間関係の潤滑。
 さらには次への活力となるのでは無いでしょうか」
あまりに真剣な顔で言うものだから考えた
考えてなんとなく言いたい事を察してこう言い返した。
「……お洗濯、ごくろうさま」



朝から妙に疲れた気分になりながら部屋を出た
廊下に赤い髪を揺らしツェルプトーがそこに居た。
「おはよう、ルイズ。いい朝ね」
「私は最悪な気分よ、ツェルプトー」
原因はイトシキが七割、ツェルプトーが三割ぐらいで。
「あなたがルイズの使い魔ね」
「あまり認めたくありませんが、そのようです」
と失礼なことを言ったので足をかかとで踏みつけた。
「昨日はじっくり見てなかったから見に来たんだけど……」
痛みにこらえているイトシキの顔を覗き込んだ。
「冴えない顔ねぇ」
「自覚してるので、あまりはっきり言わないで下さい」
自覚してるんだ。

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:42:50 ID:f8zxyCgb
絶望した!OPのかっこよさに絶望した!支援

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:42:52 ID:eAksotle
糸色先生w

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:43:17 ID:a9iH89jE
糸色望の使い魔でいいんじゃね?

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:43:19 ID:XS1c4Oq7
前スレで次とか言ってたのに色々あって席離れてたんだが……さて、今の予約状況はどうなんだろ?

115 :DOD&M:2007/08/03(金) 18:44:07 ID:9DuHuoy+
MtLの人の次予約あります? ないならその次に投下します。

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:45:14 ID:eAksotle
なんなんだこの投下ラッシュは これでは投下できない

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:45:17 ID:yllO61qQ
MtL→DOD&M→>>114でおk?

118 :糸色望の使い魔:2007/08/03(金) 18:45:23 ID:wcjN5WpV
>>113
そのアイデアもらいますw

―――――――――――――――
「使い魔って言うのはこういうのを言うのよ、フレイム」
ツェルプトーが言うとその後ろから大きな火トカゲが出てくる
「使い魔って人間以外も居るんですね」
とイトシキが見当違いな感想を漏らした。
ツェルプトーがキョトンとした顔をしたあと、腹を抱えて笑い始めた。
「あははは、何、あなた、あははは」
「笑うんじゃないわよ!! イトシキあなたはもう口を閉じてなさい」
「なっ、人間って私だけなんですか?!」
「いいから口を閉じてなさい!」
ただでさえ人間を召喚してしまった事でいろいろ言われるのだと覚悟していたのに
その上、無知な田舎モノと思われては恥の上塗りに他ならない。
「くっ、新しい職場には人間の同僚すら居ないというのか……」
よく分からない事を言っていたが、無視することにした。



もうつれて歩くのも半ば億劫になったので、他の使い魔と同じように
使用人に食事を貰うように言うと私は一人食堂へと向かった。
予想通りに様々な揶揄を受けた、当然のごとく反論する。
そんなこんながあったが、毎日の習慣のようにそれを消化した。
食事が終わると中庭にイトシキを迎えにいく。
普通の使い魔なら念じるだけで呼び寄せられるのだが。
「そうです、我々は主のために働いている。ですがその実態は衣食住を得るための
 生き物としての当たり前の事でしかない。いわばコレも仕事なのです
 たとえ職場の環境が最悪であろうと、この就職難の世界を生き抜くためには……」
そこには何故か他の使い魔相手に演説しているイトシキの姿があった。
しかも内容が微妙に後ろ向きである。
あまりに恥ずかしい光景だったので黙って歩き、そのまま耳を引っ張ってその場を離れた。

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:45:58 ID:nUEi7UMk
アンヘル姉さまキター
全力で三名様支援

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:46:15 ID:87AsqSUm
なんだかんだで荒らしは消え、良作が投下され、予約も順調。
すばらしい支援。

121 :糸色望の使い魔:2007/08/03(金) 18:46:53 ID:wcjN5WpV
そんな事があったから集中力が乱れたのか。
それともいつもどおりだったのかは分からないが、今日の授業で大失敗をしてしまった。
錬金するはずの石を爆発させて先生を気絶させてしまったのである。
爆発の影響でボロボロになってしまった教室
その後片付けをイトシキと二人でやっていた。
「……なんか言いなさいよ」
掃除がはじまってから
と言うよりは授業がはじまってからイトシキはほとんど喋ってなかった
間が持たずにそう話しかけた
「いろいろ、考えていました」
「何を?」
「ぇえ……実は私、こちらに来る前は学校の先生をやってまして」
それは意外だった。こんな人間に果たして人を導くことができるのだろうか?



「その経験から言わせて貰うと、生徒のいじめというものは本当に酷い!!」
何が言いたいのかその目的が掴めずに黙って聞いた。
「靴に画鋲をいれたり、トイレの上から水をかけるのは当たり前……」
確かにそれに似た事をやる生徒もたまに居る。
だけど靴に何か入れるというのは余り無い、ベッド以外では脱がないのに
どこで入れる機会があるのだろう?
「中にはいじめられっ子の家まで行ってペットをいじめ殺した事があるとか」
「ふ〜ん、それは確かに酷いわね」
「そうなると、私も殺されてしまうのでは無いでしょうか!?」
「へ?」
何故そんな結論に至ったのか、落ち着いて今の話を頭の中で整理する。
いじめられてる子のペット、つまりは使い魔である自分が殺されてしまう。
ならば、そのいじめられっ子とは
「だ、誰がいじめられっ子よ!!」
「貴女です」
「死になさい!」
投げたその机の木片は彼の頭に当たった。

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:48:05 ID:a9iH89jE
貰われてしまった支援

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:48:28 ID:I5tJy8I8
支援

移転の効果凄いな
荒らしが本当に消えた

124 :糸色望の使い魔:2007/08/03(金) 18:49:04 ID:wcjN5WpV
「……」
バタリと倒れる
「あ……」
しまった、思いっきり投げてしまった。
慌てて近寄る。少しコブになっている、だが言うほど酷くは無さそうだ。
「大丈夫?」
頭を抑えてゆっくりと起き上がった。
「し……」
「し?」
「死んだらどうする!?」
今まで敬語だった相手がいきなり乱暴な言葉になる。
さすがにやりすぎたと思って、謝罪の言葉を述べた。
「あ、いや――わ、悪かったわ」
「まったく、気をつけてくださいね。豆腐の角にぶつかって死ぬ人すら居るんですから」
トウフ?
よく分からないが人が死ぬほど硬いものらしい。



「ともかく、魔法は諦めずに頑張ってください
 使えるようになればいじめも無くなるはずです」
「言われなくても諦める気なんて無いわよ」
「もし貴女が引きこもりにでもなったら私の人生も危ういんですから」
励ましてくれた訳じゃないようだ。
彼と出会ってからほぼ一日経とうとしているが
大体、イトシキの性格が分かりかけてきた。
ネガティブだ、何事も後ろ向きに考える性格なのだろう。
そんな性格の使い魔なんて自分には合わない。
もっと気高く自信に溢れているべきである。
ここはご主人様としてこの性格は矯正するべきだろう。
「ところでルイズさん」
「何よ?」
「使い魔というのはお給料はあるのでしょうか?」
「無いわよ」
「……一銭も?」
「……銅貨一枚も無いわ」

「絶望した、使い魔に絶望した!!」


―――――ひとまず完―――――

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:50:10 ID:6KyVXSnW
死んだらどうする!? で不覚にも噴いた乙

126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:50:19 ID:a9iH89jE
乙GJw
ファンタジー世界に絶望した!

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:50:35 ID:yllO61qQ
支援

望先生って全く何のとりえもなかった気がするな。ちょっと文学をかじってたくらいで。
今後の戦闘で生き残れるんだろうか

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:51:59 ID:/Bs01zYP
>>127
サイトもただのオタなんじゃね?
ガンダールヴばんじゃーい

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:52:19 ID:eOd9Kh/U
乙でしたw

>>127
弱いが生存能力だけは高い

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:52:52 ID:eAksotle
改蔵なら戦闘力も高かったのにね

131 :MtL:2007/08/03(金) 18:52:59 ID:sdgbkauN
>>97
ありがとん。

では投下、よろしいかー

132 :糸色望の使い魔:2007/08/03(金) 18:53:05 ID:wcjN5WpV
ども、ほとんど一年ぶりに文章書いたので拙い部分がありますが
お楽しみいただけたでしょうか?

でわ、次の予約のかたどうぞっス
私は飯にいってきますw

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:53:08 ID:yllO61qQ
糸色、乙でしたー

これは短編なのかな?
それともこの先も連載するんでしょうか

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:54:54 ID:JVw/2vn4
>>129
ミスターサタンみたいな奴なんだなw
乙!

135 :MtL:2007/08/03(金) 18:55:23 ID:sdgbkauN
マジシャン ザ ルイズ (9)無謀なる特攻

「どうしてあのようなことを言ったのかね?ミス・ルイズ」
「あのようなこと?」
「捜索隊に志願する、ということだ」

ここはルイズの部屋。
現在は『禁断の剣』捜索に出発する準備の最中である。

「そんなの決まってるじゃない、私が貴族だからよ」
「貴族だから…それだけかね?」
「学院長先生も仰っていらしたけど、これは魔法学院の問題だから、私達貴族の手でフーケを捕らえなくちゃいけないと思うの。
 それに…貴族にナメたマネしたフーケが許せない。貴族としての誇りの問題よ」
「本当に、それだけかね?」
「………昨日、初めて魔法が成功した。だから、その力で誰かに認めてもらいたい。そういう気持ちが無かったといったら嘘になるわ。
 でも、そんなことを抜きにしても、私はきっと志願したわ。」


「お待たせしました、ミス・ロングビル」
「それでは出発しましょう。皆さん、よろしいですか?」
「はい」
「いいわよ、出してちょうだい」

こうして、トリステイン魔法学院から、ルイズ、ウルザ、キュルケ、タバサ、そして案内役も兼任するロングビルの五人が『破壊の剣』捜索隊として派遣されたのであった。


暫くの時を馬車で過ごし、一行は、フーケが潜伏していると目される森に到着した。
「この先は森が深く、馬車では進めません。ここからは徒歩となります」
ロングビルが他のメンバー達に馬車を降りるように指示する。
「農民に聞いた廃屋はこの先にあります、皆さんはそちらへ。」
「ミス・ロングビルはどうするんですか?」
「他にも何かあるかもしれません。わたくしは怪しいところが無いか偵察にいきます」

ロングビルが先行し偵察を行い、他のメンバーはフーケが潜伏する廃屋へ向かうこととなった。
「ミス・ロングビル、お一人で大丈夫かしら?」
「気にすることはあるまい、どうやら彼女は魔法の腕前も中々のようだ」
そう応えるウルザの背中には二本の剣が背負われている。
本来は昨日の勝負で勝ったキュルケの剣をウルザが使うということだったのだが、
『片手に一本づつ持つならば構わんのだろう?』
との本人の発言で、結局両方の剣を使うということになったのだった。
(に、二本同時に使えるんだったら最初にそう言いなさいよっ!)

「人の事より自分の心配しなさいよ。フーケが現れたらあんたはどうせ逃げ出して、後ろから見てるだけでしょ?
 おじさまに戦わせて、自分は高みの見物――そうでしょう?」
「なっ、なっ、何言ってるのよ!誰が逃げ出すもんですか!見てなさい!フーケなんて私の魔法で!」
「あら〜〜〜〜〜?声が震えてないかしら〜?ビビッてんじゃないの?」
「誰がビビッて何か!」
「まあ、しょうがないわよね。ここは昼間だってのに薄暗くて、君が悪いもの。
 あ〜ん、おじさま〜、キュルケこわ〜い」
キュルケが豊満な胸をウルザに押し付ける。
「問題無い、周囲にはゴースト等の魔力の気配は無い
 ………それより、廃屋というのは、あれではないかね?」

ウルザの指し示した先に、確かにそれはあった。
フーケが潜むとされる、廃屋が。

左手にキュルケの大剣、右手にデルフリンガーを持ったウルザが先行して廃屋の周囲を探っている。
やがて、何も無いというしぐさで後ろの三人に合流を促す。

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:56:12 ID:+SBrHU2x
今日のウルザは恐ろしいことになりそうだぜw

137 :MtL:2007/08/03(金) 18:57:14 ID:sdgbkauN


「あ……あった『禁断の剣』……」
「なーんか、呆気ないわねぇ、でも冒険なんて実際はこんなもんなのかもねぇ」
「……任務完了」
「何も無ければ、それが最上だ」


ズシンッ!!


突然の衝撃、何かに掴まらなければ立っていられない。
柱に掴まりながらルイズが叫ぶ。
「な!何…!小屋全体が揺れてる!?」
「むう!これはっ!皆、床に伏せろ!」

次の瞬間、横殴りの力で天井が吹き飛ばされた。
そして本来天井が見えるはずのそこにあるものを見て、ルイズが驚愕の声をあげる。

「ご、ゴーレム!!??」


幸い、速やかに廃屋を脱出し、全員無事であった一行であったが、その前にそびえるゴーレムには絶句するばかりであった。
「大きい、、、20、いえ、30メイルはあるわ…」
「あれだけ大きいとなると、フーケがトライアングルメイジだって噂も、間違いじゃないかもね」
「……どいて」
タバサはルイズとキュルケの二人の前に出ると、呪文詠唱を開始する。

「…氷の……矢」

ドゥゥンン!!

「あ、アレはウィンディ・アイシクル!」
「やるわね、タバサ!やっぱそう来なくっちゃね!
 よーし、次はあたしよ!………フレイム・ボール!!」

ドドドドドドゥン!!

「やったわ!命中よっ!」
「いや、まだだ」

周囲から煙が薄れ、現れたのは変わらぬ姿のゴーレムであった。
「う、うそっ!直撃したのにビクともしないなんてっ!
 こんなものどうやって倒すのよっ!」
「私が何とか時間を稼ぐ、安全な場所まで逃げ給え」
「おじさま……でも、安全な場所って…そうだ!タバサ!?」
キュルケの問いかけにこくんと頷くタバサ。
タバサが杖を掲げると、上空から飛竜の幼体が降りてくる。
これで避難するつもりなのだろう。

「ミス・ルイズ!君も逃げたまえ!」
「…いやよ!私は戦うわ!」
言うが早いか、ルイズは杖を掲げ、ゴーレムに向かって呪文を叫ぶ。
「……デストロイ!!」

ボンッ!!

しかし、放たれたのは先日の魔法の手ごたえとは全く違うもの、失敗魔法。


138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:57:20 ID:yllO61qQ
なんだかんだ言って複数の女子生徒から好意を持たれてたね。
けっこうモテる、というのもとりえといえばとりえ?

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:58:56 ID:yllO61qQ
支援

140 :MtL:2007/08/03(金) 18:59:10 ID:sdgbkauN

「え!ええええ!?なんでっ!昨日は使えたのに!?」
「ミス・ルイズ!君は下がっていたまえ!」
「いやよ、いや!もう一度よっ!今のはたまたま失敗しただけなんだから!次は成功するわ!」
「今の君では無理だ!」
「無理って何よっ!私はっ!私はちゃんと魔法を使えるようになったんだもん!ここで逃げたら!またゼロのルイズに逆戻りじゃない!
 それにっ!私は貴族よ!貴族は敵に後ろを見せなわ!」
「ミス・ルイズ!」

ゴーレムが小生意気な虫けらを踏み潰すべく、片足を上げ、そして勢い良く地面を踏みしめた。

ズズゥゥン!

「い、いたぁ………」
間一髪、ウルザがルイズを突き飛ばしたことで、ルイズは何とか直撃を免れた。
「よっ、余計な真似しないでよ使い魔が!あれくらい私にも避けられたわ!」
「ミス・ルイズ。君のプライドは分かった」
「だったらっ……っ、え?」
ルイズをかばったウルザ、その額からは一筋の血が流れていた。
よく見れば、それ以外にも何箇所か血が滲んでいる場所がある。
「ちょ、ちょっとあんたっ!怪我してるじゃない!」
「……君の誇りにかけて引くことが出来ないのはわかった。
 しかし、私はこれでも使い魔として召喚された身だ。加えて女性を守るのは男の勤めだ。
 君を守るという、私のプライドを立てて、ここは引いてくれないかね?」
「………わ、私、私っ………」
泣き始めるルイズを背に、ウルザが立ち上がる。
左右の手には二振りの剣。


             若さとは時に、人を衝動のままに駆り立てるものだ
                      ―――ウルザ

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 18:59:14 ID:JVw/2vn4
ウルザの激怒支援

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:00:26 ID:+SBrHU2x
やばいw
ウルザが凄くいい人に見える。


いや、ウルザは多分凄いダンディ。

おぉ、ダンディ……

143 :MtL:2007/08/03(金) 19:00:51 ID:sdgbkauN
投下完了です。
この戦闘の書きかたは疲れる…。
今日はここまでです、であー。

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:00:58 ID:G4t2k6o+
アァ! もうウルザがカッコいいな!! もう!!(何故怒っている?
私もキュルケと同じくおじ様と呼ぼうw 支援

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:02:07 ID:K3ETKmeL
ウルザって時々熱くなるね
時々そんな人間らしさを見せるからいいのかな

146 :MtL:2007/08/03(金) 19:02:24 ID:sdgbkauN
ttp://ww2.wizards.com/gatherer/CardDetails.aspx??set=Planeshift&name=Urza's_Guilt&ver=1

ちなみに、作中でのウルザのイメージはこんな感じで考えてます。

147 :DOD&M:2007/08/03(金) 19:03:03 ID:9DuHuoy+
乙じゅしたー。
もうちょいしたら投下します。

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:04:34 ID:JVw/2vn4
DODの人に誘発されて今ニコニコでED見てるぜ!



うっげえ。
まさに欝ゲーだ。

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:04:58 ID:04AxOwQ5
>>523
いやいややはり仮面ライダーはスーパー1に限ると思うぞ
ジンドクマ編は言い訳できんが前期エピソードはかなりいいのが多い

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:05:13 ID:XS1c4Oq7
ウルザかっけぇw

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:05:49 ID:2FmlaiSN
投下予告OK?

152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:06:20 ID:04AxOwQ5
誤爆、すいません

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:07:02 ID:yllO61qQ
>>145
このキャラ知らなかったから色々調べて見たんだが、
どうも弟をたぶらかしたやつらへの怒りが行動原理みたいだしね。
実は熱い人なんだろう

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:07:24 ID:uCBKcAkm
ギャザとのクロスで「パワー9が〜〜」を思い立ったけど、Time WalkとかはいいとしてブラックロータスやMOXはどうするか悩んでしまった

155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:08:08 ID:yllO61qQ
>>151
今ある予約は、DOD&M→>>114だと思う。

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:09:10 ID:2FmlaiSN
把握した
クレしん見てくる

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:09:50 ID:yllO61qQ
ありゃ。>>151は予約はしないの?

158 :糸色望の使い魔:2007/08/03(金) 19:09:56 ID:wcjN5WpV
ただいまっす

>>133
反応薄かったらここまでにしようかなーと思ってましたし
分かりにくい伏線も張ってるので続けようと思えば続けることもー

>>143
乙でしたー

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:10:48 ID:A1cMLzan
クロス読んでものっそいギャザやりたくなってきたけど
持ってたカードは実家に
知ってる奴が周りにいない
近くに店がない
金がない
の四重苦だちくしょうorz

160 :DOD&M:2007/08/03(金) 19:11:07 ID:9DuHuoy+
じゃ、そろそろ行きます。

 酒場の外へ飛び出していったカイムを追い、キュルケ達は走った。
 腰の引けたギーシュを引っ張るのは難儀だったが、後戻り出来ぬと分かった以上、彼も覚悟を決めた様だ。いずれキュルケが手を引くまでもなく、自ら駆けていた。

「アンヘル!」

 建物を出てまず目に入ったのが、多数の傭兵達によって矢を射られ、空へと追いやられているアンヘルの姿だった。その背後に付き従う様、シルフィードが飛んでいる。
 キュルケの叫びに応じ、アンヘルは彼女らを拾おうとしたのだが、敵の数があまりにも多かった。
 高台や家屋の屋根に並ぶ傭兵達を一掃するだけなら、アンヘルにとっていとも容易い事なのだが、いくら威力を絞ったブレスとて、周囲に与える被害は避け得ないだろう。
 これは、アンヘルの攻撃の恐ろしさを身を持って体感したフーケによる策の一つだった。如何に強力な攻撃手段を持っていたとしても、使われなければ問題が無いのだ。
 魔法学院の生徒の使い魔であれば、この様な街中であんなブレスを使う事もなかろう。
 念には念を、と言う事での牽制の射手である。

「……ドラゴンを牽制出来たのはいいけど……あの化け物があれ程だなんて……」

 フーケにとって計算外だったのは、多数の傭兵達を使って尚、その勢いを止められないカイムの存在だ。
 計算外とは言うが、彼の実力を侮っていた訳ではない。むしろ、評価していたからこそ、彼等がラ・ロシェールに辿り着くまでの道中に投下しようと思っていた戦力を、一点集中させて今ここにぶつけているのだ。
 だが、単純な数だけではあれを打倒し得ないと、今正に思い知っていた。
 自身のゴーレムと襲い来る傭兵達を同時に相手にしながら、狂気の笑みを浮かべるカイムの姿に、フーケは息を呑んだ。

「金で雇った連中が当てにならないのは分かってたけど、あいつは異常だよ……」
「分散には成功している。頃合を見計らってお前は離脱するがいい」

 フーケの隣に立つ仮面を被った黒マントの男は、眼下の惨状を目にしながらも、落ち着き払った様子で言った。

「……あいつ一人さえなんとかなれば、あんな小娘共には!」
「これ以上は俺も口を挟まん。受けた屈辱を雪ぎたいのであれば、好きにしろ。俺はラ・ヴァリエールを追う。合流は例の酒場でだ。では」

 そう言葉を残し、ゴーレムの肩から飛び降りると、男はそのまま闇の中へと消えていった。
 嵐の様に猛り狂い、傭兵達を殺害し続ける狂戦士の動きとは対照的に、涼やかな風を思わせる動きを見せた男に、また別の恐怖心をフーケは抱いた。

「まあいいわ……こっちはこっちで勝手にやらせてもらうわよ」

 今のカイムは誰にも止められないと判断したキュルケは、タバサとギーシュを伴い、アンヘルを狙う者達を排除する為に動き始めていた。
 アンヘルを狙うのに集中するあまり、外敵に対する備えが疎かになっていた傭兵達は、キュルケの炎に巻かれ、タバサの風に吹き飛ばされ、ギーシュのワルキューレによって次々と薙ぎ払われていく。
 その半数以上を蹴散らす頃には、既に他の傭兵達は戦場からの離脱を図り始めていた。

「……くそっ、何て事だい」

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:11:20 ID:+SBrHU2x
>>154
凄い魔力だ!
だとか、どうしてこんなに立て続けに呪文を使えるんだ!!
とかで間接的にあらわすとか?

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:12:31 ID:grpIkwjj
>>159
よう俺

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:13:35 ID:NZl+bylq
遅レスだが糸色先生は女子を篭絡する事に関しては相当な腕前。
やっかいな人には非常にモテる。

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:14:03 ID:yllO61qQ
>>158
わかりました
んじゃとりあえず小ネタに作っといてもし続きが来たら連載として編集しなおしますわ

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:14:19 ID:YbRQKJmc
ブラックロータスはあれだ
死にかけとか疲れきって倒れたヤツの胸の上に黒い蓮の花をのせるとふっと雪が溶けるかのように消えていって
で、活力やら精神力になるみたいな

166 :DOD&M:2007/08/03(金) 19:14:25 ID:9DuHuoy+
 残されたのはフーケと、彼女が操るゴーレムだけだった。
 吐き捨てる様に言って、彼女は纏わり付く様に剣を叩き込んでくるカイムに、ゴーレムの拳を繰り出す。

「調子に乗るんじゃないよ! こいつ!」

 周囲の渓谷の岩から作られたゴーレムは、破壊の杖の一件でのそれより遥かに強靭だ。如何なカイムと言えど、易々と破壊する事は出来ない様だった。
 仮に一部を削り取ったとしても、ゴーレムはすぐさまその欠損を補充し、カイムへの攻撃を再開する。
 互いに譲らぬ両者の戦いは、終わる気配が見えない。

「……些か場が悪すぎるな……」
「きゅい! 幾らなんでもここでぶっ放したら危険すぎるのね」

 傭兵達の逃走により、ようやく地に降り立つ事が出来たアンヘルとシルフィードは、カイムの戦いを見守っているキュルケ達の元へと寄り、言った。
 状況を打開する為のブレスは迂闊には使えない。かと言って、このままカイムに任せていても埒が明きそうも無い。

「花びら、たくさん」

 膠着した状態で口を開いたのは、タバサだった。
 ギーシュの手にする薔薇を指差し、続けざまに言う。

「錬金」

 当面の脅威からが去り、落ち着きを取り戻しているギーシュは、その言葉の意図を正確に測る事が出来ていた。

「今の僕が、彼を助けるきっかけとなるのだね? 分かった!」

 ギーシュの薔薇の一振りにより、そこから花びらが大量に舞った。
 すかさず唱えたタバサの魔法により、それが風に乗ってカイムを襲うゴーレムの身に纏わり付いて行く。

「おぬしら、花びらで一体何を……」
「いいから見てなさい、アンヘル」

 何をしでかそうと言うのか、それが分からないアンヘルはただ首を傾げるばかりだ。

「それっ!」

 ギーシュの一声と共に、ゴーレムに纏わり付いた花びらが、どろっとした粘性の液体へと早変わりした。
 その匂いを嗅ぎ、アンヘルはハッとした。

「成る程」
「お察しの通り……カイム! 今すぐそこから離れて!」

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:15:27 ID:NZl+bylq
支援

168 :ゼロの天使試験(仮):2007/08/03(金) 19:16:20 ID:2zEtrPc/
何故か筆が暴走したので予約したいのですがいいですか?

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:17:50 ID:YbRQKJmc
ってことは
DOD&M→>>114>>151→ゼロ天
かな?

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:19:17 ID:XS1c4Oq7
>>114の者だがDOD&M氏のあと、えー、40分から投下すると言っておくぜ

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:19:23 ID:wcjN5WpV
予約つまりまくってますねぇ
嬉しい状況ですがよくある事なんですか?

>>164
よろしくおねがいします

172 :DOD&M:2007/08/03(金) 19:19:32 ID:9DuHuoy+
 キュルケが叫ぶと、ゴーレムの一撃を避ける勢いをそのままに、カイムはキュルケ達の元へと転がり込んで来た。それを確認し、キュルケは杖の先に編み上げた炎球をゴーレムに投げつけた。
 爆炎がゴーレムを包み込む。
 しばらくそれに抗う様に暴れ続けたが、その勢いに耐えかねたゴーレムは、やがて膝を付き、地面に崩れ落ちた。

「……作戦勝ちと言う奴だな」

 燃え尽きたゴーレムの残骸に目をやり、これが彼女等の魔法の妙味か、と感心した様に呟いた。強大な力も、小さな力も、要は用い方次第という事だ。

「カイムが頑張ってくれなきゃ、ここまで楽に事は運ばなかったわよ」
「確かに、彼がいなかったら僕達どうなってた事やら……」

 ようやく安心した、とばかりに地面にへたり込むキュルケ達。
 だが、カイムの目はまだゴーレムの元へと釘付けになっていた。その視線の先には、身体を煤まみれにし、脱兎の如く逃げ出そうとするフーケの姿がある。
 剣を振りかぶってそれを追おうとしたカイムを、キュルケがその手を握って遮った。

「もういいわ。カイム。お願いだから」
「…………」
「あなたのあんな顔、見たくないもの」

 キュルケの訴えに、殺戮の余韻に浸っていた彼は、自身が感じていた快楽を思い返し、それを恥じる様に俯いた。状況的に止むを得なかったにしても、やり過ぎだ。その自覚が彼にもあった。

「……顔を上げよ、カイム。形はどうあれ、おぬしがキュルケらを守ろうとした事に変わりはないのだから」
「…………」

 アンヘルが言うものの、そう簡単に割り切る事も出来ない様だ。
 ここで、アンヘルは話題を切り替える事にした。

「サイトらは桟橋に向かって船に乗り込んでおったが、我等はどうする?」

 上空から状況を眺めていた為、アンヘルはサイト達がどこに向かっていたか知っていた。キュルケ達は、どうした物かと顔を見合わせた。

「……正確には、任務を頼まれたのはルイズだけだったよね」
「確かにそうだけどね……でも、こんな事があった手前、手を引くのもどうかと思うわ」

 言い合うキュルケとギーシュ。タバサは最早自分は関係ないとばかりに本を広げていた。

「…………」

 そこで俯いていたカイムが顔を上げた。
 アンヘルとキュルケに、彼から強い念が伝えられた。

「追う、か。それもまたよいだろう」
「でも、ちょっと待って、カイム」

 キュルケがカイムに近寄る。彼の身体には、先ほどの戦いで受けたいくつかの傷が覗いていた。深い物はないにせよ、その数は決して少ないとは言えなかった。

「せめてこの傷を治療して、少し休んでからにしましょう。ね?」

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:21:13 ID:YbRQKJmc
キュルケの母性支援

174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:22:50 ID:yllO61qQ
DODの世界と違って敵倒しても回復スフィアは出ないからな

175 :DOD&M:2007/08/03(金) 19:23:01 ID:9DuHuoy+
今回はここまで。
あじゅじゅしたー。

176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:23:21 ID:Ncn8weVE
あじゅじゅしたー

177 :ゼロの天使試験(仮):2007/08/03(金) 19:24:01 ID:2zEtrPc/
あじゅでしたー

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:24:25 ID:f8zxyCgb
あじゅじゅじゅしたー

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:24:32 ID:FFGw+wtt
ようやく追いついた、あじゅじゅしたー

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:26:12 ID:ZHQho2BD
あじゅじゅしたー
キュルケのナイス主ッぷりに惚れる

181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:27:35 ID:ZGrt105w
横島召喚見てて思いついた。
織姫(ふしゅるる言ってる星神のほう)を召喚したらどうだろう。
ギーシュがえらいことになって楽しそうなんだが。

182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:28:09 ID:2FmlaiSN
あじゅじゅじゅしたー

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:28:35 ID:7+VZYY/c
投下予告詰まっとるね〜。
飯の時間被りそうなので、夜中まで待つか……

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:28:45 ID:I5tJy8I8
あじゅじゅじゅじゅじゅじゅじゅじゅしたー

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:28:52 ID:we8ZB/qf
>>165

 MTGは知らんが、普通のブラックロータスは麻薬系だよ。
 覚醒剤か、興奮薬かは知らんけ、粉末を鼻から吸い込んだり、香を焚いたりするんじゃない?

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:29:10 ID:/Bs01zYP
あじゅじゅしたー
カイムとアンヘルには幸せになって欲しいぜ 公式でカスに振り回されっぱなしでシボンヌだし

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:29:30 ID:PZFqLS+G
このスレってギーシュやワルドもそうだけど、キュルケも色んな目に遭うよね。
SAN値0になったりミンチより酷くなったりで。

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:31:01 ID:YbRQKJmc
主体性というか、自分から動くタイプのキャラはどうしてもそうなるよね

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:31:49 ID:we8ZB/qf
シエスタの方が酷いよ。

改造されたり、犬耳になったり苗字がクロツチになったり、巨乳半ズボンで、目がグルグルになったり……。

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:32:44 ID:JVw/2vn4
DODのひとおじゅじゅ〜
DODが欝でおもしろそうなんで買ってくるぜ

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:33:53 ID:I5tJy8I8
>>190
お買い上げ、本当に本当にありがとうございました

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:34:24 ID:yllO61qQ
>>190
あれは最終エンディングまでちゃんと見ようとすると、
条件が面倒で結構作業時間かかるよー

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:34:38 ID:QPaO0HoX
>>187
順位付けるならギーシュ>フーケ>デルフ>キュルケ>シエスタでおK?

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:38:56 ID:NZl+bylq
美心にされたシエスタが一番可哀想

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:39:07 ID:adBGpAUf
何言ってるんだよ、殆どの作品で完全に
消滅させられちゃった才人が一番可愛そうにきまってるじゃないか・・・

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:39:28 ID:2FmlaiSN
すまん!投下していいか?

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:39:49 ID:I5tJy8I8
>>193
ロリドは?

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:40:11 ID:FFGw+wtt
>>196
来い!来い!来いっ!

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:40:17 ID:MwoDs3k7
一番かわいそうなのは、未だ出番の欠片すらない巨乳エルフです。

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:40:27 ID:2zEtrPc/
>>196
OK!忍!

201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:40:50 ID:PZFqLS+G
>>193
おっと、字伏や超能力者に錬金術師、ご立派なヤツやハートの13にポケモン、邪神の息子etcを召喚するハメになっている
ルイズ嬢を忘れてもらっては困るな。


うん、ほぼ当たり前すぎて俺も忘れてたわ。

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:41:00 ID:yllO61qQ
>>196
君より先に>>114じゃないか?

203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:41:07 ID:2FmlaiSN
今日は長くなったので2つに時間を分けて投下する

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:42:21 ID:XS1c4Oq7
ん、どうしよう? 何か抜き差しならん用事があるなら別に譲るのは問題ないんだが

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:42:45 ID:FFGw+wtt
つい来い来い言ってしまったけど……予約状況どうなってるんだ?

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:42:46 ID:2FmlaiSN
>>114は今どうしている?

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:43:17 ID:yllO61qQ
>>205
DOD&M→>>114>>151→ゼロ天

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:43:46 ID:FZuzYued
ポケモンは一部除いて普通に幻獣っぽいから当たりの方じゃないかなw

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:43:52 ID:XS1c4Oq7
>>114はここに
いや、どうしたら良いか迷ってるんだが

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:44:44 ID:2FmlaiSN
ではお先にどうぞ!

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:44:51 ID:yllO61qQ
>>206
ID見ればわかる

>>170でも40分ごろ投下って言ってるよ、この人

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:45:25 ID:2zEtrPc/
>>200
順番忘れてた……だめだわ、俺

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:46:11 ID:2FmlaiSN
よっしゃあ!じゃあ5分後に投下!
お騒がせしてすみません

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:46:45 ID:adBGpAUf
でも、予約しないと普通に被るとか、本当に大盛況だよね、このスレ。

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:47:11 ID:XS1c4Oq7
ん、結局こっちは待てば良いのか?

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:49:05 ID:2FmlaiSN
お願い出来ますか?

217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:49:50 ID:JVw/2vn4
混むほど職人がいるなんて恵まれてるぜ

218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:50:09 ID:u3ywD/B5
支援

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:50:23 ID:XS1c4Oq7
了解。そんじゃ151さんの後でいこう。

220 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/03(金) 19:52:19 ID:2FmlaiSN
速攻で投下する!
マシーン・ロボ!

「どうやら無事に向かった見たいね。じゃあ私達もおっぱしめますわよ」
キュルケが髪をかき揚げながら勇むとギーシュは薔薇を顔の前に掲げ、タバサは眼鏡を掛け直した
「ギーシュ、厨房に油の入った鍋があったでしょ。それをあんたのゴーレムで取りに行ってくれない?」
「御安い御用だ」
ギーシュが薔薇の造花を振ると花弁が舞い彼のゴーレム、『ワルキューレ』が現れた
ワルキューレは厨房に向けてピョコピョコと走って行く
その途中に傭兵達が放った矢が刺さり、のけ反ったがなんとか無事にたどり着いた
ワルキューレが鍋を掴んだ
「じゃあそれを入り口に向けて投げて?」
キュルケが化粧をしながら呟いた
「こんな時に化粧をするのか君は」
ギーシュは呆れたながらもワルキューレに鍋を投げさせた
キュルケが杖を掴んで立ち上がる
「だって歌劇の始まりよ?主演女優がすっぴんじゃ・・・・」
油を撒き散らしながら飛ぶ鍋に向かって杖を振る

「しょうがないじゃないの!」

キュルケの魔法で油は引火、突撃を準備していた傭兵達に振りかかる
傭兵達は突然現れた炎にたじろう、キュルケは更に呪文を唱えると炎はますます燃え盛った


221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:53:15 ID:IGfro1Mk
このスレじゃ、予約が重なって混乱することは普通だしな。
5人以上予約で順番待ちという、ほかに類を見ない状況もよく目にする。

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:54:20 ID:7+VZYY/c
超支援

223 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/03(金) 19:54:28 ID:2FmlaiSN
立ち上がったキュルケは髪をかきあげ杖を掲げた
「ふふふふふ。傭兵の皆様がた。私達が貴方達のお相手をつかまつりますわ」
キュルケが堂々と一礼した
「な、何なんだてめぇら!ふざけやがって!!」
後退する傭兵達の一部がキュルケ達に怒鳴るがキュルケは微笑を浮かべた
「申し訳有りませんが・・・・」
「君達に名乗る名前は・・・・」
「無い」

巨大ゴーレムの肩の上でフーケは舌打ちした
見下ろした先に居る傭兵達は炎に巻かれて大騒ぎになっている
「ったく、金で雇った連中は使えないわね」
「いや、あれでよい」
フーケの横に立つ白仮面の男が呟く
「あれじゃあ、あいつらをやっつける事が出来ないじゃない!」
「倒さずとも分散させればそれで良い」
「あんたはそうでも私はそういかないね。あいつらのおかげで恥じかいたんだから」
「・・・・・・・よし、俺はラ・ヴァリエールの娘を追う」
「わたしはどうすんのよ」
「好きにしろ。残った連中は煮ようが焼こうがお前の勝手だ」
男はゴーレムから飛び降りると暗闇に消え、フーケはそれを苦々しく見届けた
「・・・・あの娘の横には、あの男がいるのにねぇ」
フーケはそう呟くと立ち上がり後ろを向いた
「あんた達!そろそろ出番だよ!」

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:55:47 ID:adBGpAUf
支援

225 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/03(金) 19:56:34 ID:2FmlaiSN
そして大声を出すとゴーレムの影から黒いローブを着た6人が現れた
「ようやく出番か!」
「待ちくたびれたで姐さん!!」
「今日は精一杯暴れていいよ!中にいる小娘達に程よく恐怖を与えてくるんだ!」
「「「「「「レコン・サー!!」」」」」」
6人が同時に掛け声をあげる
下から男達の悲鳴が上がる
赤々と燃え盛る炎が、宿の中から吹いてくる風でさらに激しさをまし、弓兵たちをあぶり始めた
フーケは下に向かって怒鳴った
「ええいもう!頼りにならない連中ね!突撃よあんた達!私もやるわよ!!」
ゴーレムがずしん!と地響きを立てて入り口に近づく
拳を振り上げてそれにたたきつけた

キュルケとタバサが魔法を同時に唱える
周りで燃え盛る炎は蛇のように動き傭兵達を苦しめた炎が風で運ばれ外に漏れだす
「おっほっほ!見た?私の炎の威力を!火傷したくなかったらさっさとお家に帰りなさいよね!おっほっほ!」
キュルケが勝ち誇って笑い声をあげた
「よし、では僕の出番だ!」
いいところが全くなかたギーシュが浮き足立った敵に向かってワルキューレを突っ込ませた

ドゴン!

建物の入り口がなくなった
「え?」
土埃の中から巨大なゴーレムの姿が現れた。ギーシュのゴーレムは間に足で弾かれた
「ありゃあ、あの業突く張りのお姉さんか」
キュルケが舌を出して呟いた
「調子にのるんじゃないわよ!小娘ども!」
ゴーレムの肩に乗ったフーケが目をつりあげて怒鳴っている
「ふん!まあいいわ。それより喜びなさい。今日はあんた達の踊り手を用意してあげたわ」
「踊り手?・・・そいつらじゃなくて?」
キュルケが奥で逃げまとう傭兵達を見ながら言った
「そうよ。下品な連中だけどあんた達にはぴったりでしょうね」
フーケはそう言うと手を天に掲げた

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:56:37 ID:9DuHuoy+
>>97も言っていたが、ここだと前より詰め込めるぜ支援。

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:57:35 ID:7p++W2mx
支援

228 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/03(金) 19:58:25 ID:2FmlaiSN
「出番よ!デビル・サターン・6!!」
フーケがパチンっと指を鳴らすと巨大ゴーレムの後ろから黒い影が燃え盛る宿の中に飛び込んできた
1体、2体、3体、4体、5体と次々に黒いローブを身に纏った巨体が入ってくる
5体が横一列に並ぶと、最後の6体目が列正面に着地
その様子をキュルケ達は呆気にとられた感じで見ていた
正面の1体がローブに右腕をかけると不気味な声で笑い声を出した

「ふっふっふ!
光ある所闇あり
正義ある所悪あり!」
そして6体全員が同時にローブを剥ぎ取る
「デビル・サターン6!あっ参上でっせ!!」
6体の異形の形をしたゴーレムが突如現れた
6体はそれぞれ体の色は異なり形も違う
中には動物に近い形をしたゴーレムもいた
「おおー!『親分』達が出てきてくれたぞ!!」
「『親分』達がいれば千人力だ!!」
さっきまで傭兵達がデビル・サターン達に向けて歓声をあげる
デビル・サターン達はへっへっへっと笑いながら傭兵達に手を向かって振った
「お前等!ワイらが出たからにはもうあんなガキ共には好きにさせへん!ワイらの戦い、じっくり見ておけ!」
「いよ!『親分』カッコいい!」
「そこに痺れる!憧れるゥ!!」
傭兵達が歓声をあげる
「じゃあ姐さん!さっさと片をつけまひょ・・・・」
ドゴ!
デビル・サターンNo.1(以下No.1)の頭の上にゴーレムの鉄拳が落ちた
「あいたー!!あ、姐さん!何をするんや!」
No.1が上を向くと鬼の様な顔をしたフーケがいた
「このバカ!敵の前で漫才やってどーすんの!!」


229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:59:46 ID:FFGw+wtt
サターン6がとうとう……支援

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 19:59:54 ID:7p++W2mx
支援

231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:01:00 ID:7+VZYY/c
ごーごー支援

232 :ゼロの天使試験(仮):2007/08/03(金) 20:01:10 ID:2zEtrPc/
ごめんなさい、致命的な書き忘れが見つかったので予約をキャンセルします。
申し訳ありません支援

233 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/03(金) 20:01:51 ID:2FmlaiSN
デビル・サターン達が前を一斉に見る
キュルケは口に手を押さえ笑いを耐えて、タバサはギーシュに耳打ちしていた
「あんなお馬鹿な登場するから折角の恐いナリがギャグになったじゃない!そこのお前達も煽るから!!」
「せ、せやけど姐さんも結構ノリノリ、ガボッ!」
「No.1!ってぎゃあー!!」
ゴーレムに殴られたNo.1は後ろで控えていたデビル・サターン達のど真ん中に飛ばされ、6人仲良く山積みになった
「あーはっはっはっはっ!!お、お姉さん、舞踏会じゃなくてコントでもしに来たの!?」
キュルケがプルプル震えながら笑っている
その後ろではギーシュは薔薇をブンブン振っていた
フーケの顔はますます怒りに染まっていく
「ええい!あんた達!まずはあの小娘を捕まえなさい!」
「れ、レコン・サー!!」
デビル・サターン6は横一列に並んだ
「来るわよ!タバサ!」
「後退」
キュルケはタバサに言われた通りに後ろに下がっていった
「逃がすかい!!」
デビル・サターン6がキュルケ達に向かって行く
タバサは魔法を唱えると、先程ギーシュが散らした薔薇の花弁を風に乗せた
花弁はデビルサターン達とフーケのゴーレムに絡まった
フーケは鼻を鳴らした
「なによ。贈り物?花弁着飾ってくれたって手加減しないんだから!」
「なあ、ワイ、キレイ?」
その時、突然薔薇はぬるっとした液体となった
一体なんだこれはと戸惑うフーケだがその疑念は一瞬で払われた
「な、なんやこれは!」
「あ、油や!!」


234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:03:26 ID:7p++W2mx
シエン

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:04:09 ID:FFGw+wtt
>>232
そんなに気にせずごゆっくり。 そしてサターンのいる世界支援。

236 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/03(金) 20:04:25 ID:2FmlaiSN
デビルサターン達の騒ぎ声でフーケはハッとした
(まさか、あのゴーレム使いのガキ、『錬金』を使って油を?じゃあ次は・・・、ヤバい!!)
フーケがそう思った時、既に手遅れだった
キュルケは速攻二発、火球を放った!
一発は目の前で固まっているデビルサターン達へ、もう一発はゴーレムに当たった!


ここで一旦切ります

237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:05:35 ID:JVw/2vn4
乙!続き期待してるぜ。
そして次の方も支援

238 :114:2007/08/03(金) 20:06:45 ID:XS1c4Oq7
ん、ちと間を開けた方がいいかな?
そして剣狼の人乙!

239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:09:03 ID:JTxHnXMy
。ぐらいまともにつけてくれ
高校生でもそれくらいできるだろ

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:09:06 ID:FFGw+wtt
乙。サターンが居るだけでギャグちっくな空間とフーケさんがツッコミ役&苦労人に……。

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:11:13 ID:AV86k5KQ
>>239
そういや付けて無いね。付けといた方が小説らしいしね、やっといたら?>剣狼さん

242 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:14:46 ID:2FmlaiSN
了解、まるつけ開始

243 :1/13:2007/08/03(金) 20:16:55 ID:XS1c4Oq7
さて行こう。カオスフレアとゼロ魔のクロス、行きます


「……なあ、どう思う?」
 頭を掻きながら、信長は自身の艦『粉雪』の艦首で誰言うとなく呟いた。
 誰に向けた物でもなかったその問いに、小澤は一言、ううむと唸る。
 その視線の先にある風景は、古めかしい石造りの建造物。
 『粉雪』が先ほどまで存在していた宇宙空間とは間違いなく違う。
 ならば、考えられるのはオリジンの大地のどこかに飛ばされたと言うことなのだが――
「なぁんか、違うよな」
「まことに」
 何が、とは言い難い。だが、どこが違う気がするのだ。


「船……?」
 その時校庭に居たすべての生徒達は、同時に呆けて空を見上げていた。
 空に船が浮かんでいる。それ自体は問題では無いのだが、こんな巨大戦艦が何故ここに?
 ほんの数秒前まで存在していなかった船が、今頭上に浮かんでいる。
 見上げる生徒の多くは、何故その船が唐突に現れたのか理解できず、研究所の新兵器だろうか、などと考えていた。
 だが、ほんの一部、鋭い生徒や教師はその船と、その船が現れる直前に召喚を行っていた少女を結びつけた。
 確実に失敗する、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが行った召喚。
 もしも、万が一、彼女が魔法に成功するとすれば、こんなとんでもないことも起こりえるのでは無いだろうか、と。

244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:18:18 ID:7p++W2mx
シエン

245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:19:13 ID:rCOuh1Ia
>>239
わざわざ高圧的に言う必要は無い
高校生でもそれくらいできるだろ

246 :2/13:2007/08/03(金) 20:19:16 ID:XS1c4Oq7
「の、信長様! 大変です! 芙蓉への連絡不可!
 それどころかあらゆる航図にこのような惑星は載っておりません! 既知宙域ではない可能性があります!」
 ばたばたと駆け寄る水測長に、信長はただ一言、だろうなと返した。
 四百年の長きに渡って入植可能な惑星を探し続けた芙蓉である。
 そしてようやく見つけた惑星こそがオリジンであり、つまりここがオリジンで無いとすれば、
 未だかつて富嶽人の誰も足を踏み入れていない惑星と言うことになる。
 それはつまり、ここは彼ら富嶽人にとって未知の惑星であり未知の文化を有すると言うことだ。
 それだからか、信長の瞳は好奇心に輝き、今にも下に飛び降りそうである。
 そんな信長を見ながら溜息を一つ、小澤は信長に問いかける。
「いかがいたしましょう」
「こういうときは『こみにけえしょん』とやらが大切らしいぞ」
 その顔に笑みを浮かべて、信長はそう言った。
 つまりはこの艦を降ろし、現地の者と交流を持つということだ。
 乗組員の半ばまでが不安を感じながら、艦を大地へと降ろし始めた。

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:19:27 ID:7p++W2mx
しえん

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:20:33 ID:zfseJ+iM
今北支援する

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:20:34 ID:NBLTXpPn
支援

250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:20:37 ID:wf7jOkUO
TRPGクロスがキタ
しかもよりによってカオスフレアで信長かっ

251 :3/13:2007/08/03(金) 20:20:39 ID:XS1c4Oq7
 その艦から降りてきた人間は、遠巻きに見ていたトリスティン魔法学院の生徒達のみならず教師の目にも奇異に映った。
 ひらひらと動きにくそうな服を着て、見たことのないような甲冑に身を包んでさえいる。
 中には極一部、多少は彼らの物に似た服装をした少女がいたりもするが、それはあくまで例外だ。
 そのひらひらした服の連中のうち、特に肌も露わな格好をした女性が口元に手を当て、大声を出した。
「あー、そっちの誰かと話がしたい。そこのあんた、出てきてもらえるか?」
 コルベールが引率者の位置にいることを看破したのか、コルベールを招く。
 その言葉で、生徒達の間にざわめきが走った。
 もしかすると他国からの使者だろうか、それにしてもいったい何故こんなところに?
 顔を見合わせる生徒達の中から、コルベールが前に出る。
「私はこの学校の教師、ジャン・コルベールだ。話に応じるのは構わないが、その前に貴艦の所属を伺いたい」
「こっちは富嶽の『粉雪』だ」
 フガク? フガクってのはいったいどこだ?
 少なくとも、彼らはそんな国名は聞いたことが無かった。
 少なくとも、彼らのよく知る文明圏にはそんな国は存在しない。
 また、憶測が生まれる。
 もしかして彼らは東方の? エルフ達の上を越えてここまでやってきたというのか?
 後ろから聞こえてくるざわめきを、しかしコルベールは内心で否定する。
 それならばわざわざこんなところにまで来る必要はない。
 ならばやはり、これはミスヴァリエールの召喚によってここに現れたのではないだろうか。
「ミスヴァリエール」
「ひゃ、はい!」
 『粉雪』というらしい大型艦を見上げていたルイズは、突然に名前を呼ばれたことに驚いたのか頓狂な声を上げていた。
 本当にこの子があの戦艦を? いやそんなはずはない、大丈夫だと自分に言い聞かせながら、コルベールはルイズに手招きをする。
「一緒に来てもらえるかな、ミスヴァリエール?」
 え、と呟いて硬直するルイズを見て、コルベールは小さく溜息を吐いた。

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:21:46 ID:7p++W2mx
支援

253 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:22:02 ID:7+VZYY/c
114の人の次って空いてるよね。
この次いかせてもらいま支援。

254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:22:14 ID:+SBrHU2x
これは凄い召喚www

しかし、やはり栂尾の魔の手が既に侵食していたのだ!!

255 :4/13:2007/08/03(金) 20:22:28 ID:XS1c4Oq7

 会談の場は、結局『粉雪』艦内に設えられた居住区となった。
 わざわざ艦内に連れ込むとは、と言う者も居たが、小澤をはじめとする信長の部下達が、
『信長様をまだ詳細も分からん連中の所に連れて行くわけにはいかん』
 と強行に主張した結果である。
 信長の後ろを、コルベールと名乗った教師と桃色髪の少女がついて来る。
 コルベールの方は随分と落ち着いたものだが、少女の方はおっかなびっくりと言った様子で艦内をきょろきょろと見回している。
 なんでまたこんなガキを、と自分の年を棚に上げつつ信長は歩みを進める。
 目的地は――本来会談には向かない場所ではあるのだが――食堂だ。
 信長自身は小さな応接室で話をしようと思っていたのだが、
 これもまた何があるか分からないという小澤達の執拗な主張で大勢の人間が入ることの出来る食堂に、ということになったのだった。
 戦をしに来たわけでもなし、別にそこまで気を張る必要はないと思うんだがね。
 やれやれと思いながらも、食堂に後ろの二人を案内する。
 オリジンに来てから作り直させたネフィリム式の食堂である。
「こんな場所で申し訳ないが、ちぃと座ってくれ」
 信長が椅子を引いて腰掛けると、その対面にコルベールと少女が座る。
 少女の方は、未だに怯えているようだ。
 無論、突然にこんなところに連れ込まれた上に周囲から富嶽武士の視線を幾重にも向けられていることを考えればおかしなことではない。
「あたしは織田上総介信長。気楽に信長って読んでくれて良いよ」
「はい。……ええ、それは良いのですが、貴艦の目的を聞かせていただけますか?」

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:22:28 ID:FFGw+wtt
おっぱい!おっぱい!

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:23:11 ID:7p++W2mx
支援

258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:23:54 ID:+SBrHU2x
いるるん保守

259 :5/13:2007/08/03(金) 20:24:10 ID:XS1c4Oq7
 鋭い目をしたコルベールが、信長に問いかける。
 んー、と唸って、信長は手を振った。
「目的といってもねえ、今は取りあえず食糧の供給としばらく滞在させてもらいたいと思ってるくらいさ。
 何しろ気付いたらこんなところにいたんだからね、目的も何もないさ」
 その言葉を聞いて、コルベールはやや目を細めた。
「では、どうやってここまで? 突然に出現したようですが」
「言ったろう? 気付いたらここにいたんだ。どうやっても何もないさ」
「そうですか……」
 心なしかコルベールの顔が青ざめている。
「ん、大丈夫かい? 顔が青いよ」
「はは、いや……」
 口ごもるコルベールにまあいいやと呟きながら、信長は話を続ける。
「ま、とにかくこっちも暫く離れられそうもなくてね。ここのことを色々と教えてもらいたい」
「そうですか。別に構いませんが……その代わり、そちらのことを伺わせていただきます」
「ああ。別にいいさ、それくらい」

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:24:18 ID:FFGw+wtt
さりげなくきくたけ生命体の小沢瑞鶴も居るような支援

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:26:07 ID:7p++W2mx
しえン

262 :6/13:2007/08/03(金) 20:26:29 ID:XS1c4Oq7

 ルイズには、何故今自分がここに居るのか理解できなかった。
 横ではコルベールと信長とか名乗った女性がトリスティンであったり信長の前いた場所
(オリジンと言うらしい。別の世界だのなんだの言っているが、あまり信じたくはない)について話し合っているが、ルイズだけは蚊帳の外だ。
 出来れば連れてこないで欲しかった、と言うのが正直なところだった。
 少し離れたあたりには赤色だったり茶色だったりと結構派手な縞模様の入った甲冑を着た連中が何人も座ってこっちを見ているし、相変わらず横の二人はこっちに目を向けもしない。
 そんな状況が、既に一時間ほど続いている。
 泣きたい。
 仕方なく、ルイズはコルベールに声を掛けることにした。
「あ、あの、コルベール先生」
「何かなミスヴァリエール。今主動機関についての説明をしていただいているところですぞ」
 コルベールの言葉には、どこか熱中していた物を取り上げられた少年のような不機嫌さがある。
 少しばかり引きながら、ルイズは答えた。
「あの、良ければ先に降ろしていただけませんか? 話にもついていけませんし……」
 ルイズがそこまで口にすると、コルベールはやや困惑気味に制止した。
 どう言ったものか、と暫く逡巡し、そして諦めたように口を開いた。
「あー、ミスノブナガ。先ほど話していたソーテリアなのですが、私の推測によりますと、その原因はこのミスヴァリエールだということになるのです」
「…………え!?」
 いきなりよく分からない責任転嫁をされた。だいたいソーテリアって何?
 ルイズが目をやれば、信長も困惑の表情を浮かべている。
「ちょっと待ってくれないか。この子があたしたちをここに召喚したって?」
「ええ、恐らく。彼女が使い魔召喚の儀式を行った次の瞬間、この戦艦が現れたのですから。
 まぁ、それはミスヴァリエールが召喚の儀を再度行い、何も召喚されなければ証明されることと思うのですが」
 そう言いつつも、どこかコルベールは渋い顔をしている。
「そーゆーのも無い話じゃない、か。……どうしたもんかね」
 いつのまに納得したのか、信長はそう呟いた。
 自分を見つめて溜息を吐く信長を見て、ルイズは自分の前途に不安を感じていた。

263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:28:03 ID:7p++W2mx
支援


264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:28:48 ID:+SBrHU2x
そうか、コルベールは進んだ技術を存分に知ることが出来るんだよなぁ……

それにカオスフレアが一人いるだけで7万程度はどうにでもなるし、粉雪を使えばさらに鬼。
……さすがカオスフレア。

265 :7/13:2007/08/03(金) 20:28:49 ID:XS1c4Oq7

「――てぇことは何か? 『粉雪』はあのお嬢ちゃんに呼び出されてソーテリアしちまったってのか?」
 現地住民とのファーストコンタクトを終えた頃、イリアの声が響いた。
 その声は外見に見合った物だが、口調はその容姿――清楚かつ愛らしい少女である――とは正反対の性質を持っている。
 正直に言えばヤンキー染みている。
 非常に荒っぽい。
「そのようですね」
 そうにこやかに答えるミステルは、背中に少年を背負っている。
 意識が無いのを良いことに、その少年を蹴り飛ばしながら、イリアは続けた。
「ったく因果なもんだな。フォーリナー拾ったと思ったら次の瞬間あたしらがフォーリナーかよ」
 別世界に召喚される、というのはまったくありえないという話ではない。
 聞いたところによると、ヴィンランドでは危機の際に勇者を呼び寄せる儀式を行って、フォーリナーを召喚したという話もあるくらいだ。
 それでも、まさか自分たちが呼び寄せられる側になるとは思いもしなかった。
「ええ、まったくですわ」
 ガムをくちゃくちゃと噛みながら、イリアは視線を巡らせる。
 牧歌的な風景に、古く堅牢な石造りの建造物。
 今はもう無いレグニツァによく似ている。
 だから、吐き捨てるように口にする。
「早いとこ帰っちまおうぜ」
「無理ですわ」
「は?」
「いくら私でも独力でソーテリアは不可能、オリジンまで宇宙を航行して向かうとしても、『粉雪』単独では難しいでしょう。ここの座標も分かっていないようですし」
「いや、呼び寄せたからには送り返せるだろ?」
 ミステルは静かに首を振る。
「どうやら召喚は可能でも送還は無理なようです。不便な物ですわね」
 イリアは整った眉をしかめ、口からガムをはき出した。
「そんじゃあこの先どうなるか分からないってことかよ。気に入らねぇな」

266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:28:57 ID:FFGw+wtt
しかしカオスフレアの信長=少女ってのは押し出さないと知らない人にはわかりづらいような支援

267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:29:44 ID:7p++W2mx
支援


268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:29:54 ID:eAksotle
ルイズ殺せば召喚は解かれるから帰れるような・・・

269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:30:05 ID:yllO61qQ
粉雪と言われるとアレしか思い浮かばなくて困る

こなあああ(ry

270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:30:06 ID:AV86k5KQ
>>266
元ネタわからんが、それだけで読みたくなったw支援

271 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:30:25 ID:p5c7Vqyk
ミステル達までいるのかよ!?

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:30:43 ID:FFGw+wtt
……イリアとミステルも説明がないとわかりづらいような支援。召喚された時系列はリプレイの2つ目の途中かな。

273 :8/13:2007/08/03(金) 20:30:43 ID:XS1c4Oq7
 結果として、その後何度ルイズがサモンサーヴァントを行っても、何も姿を現すことは無かった。
 ということは、呼ばれたのはこの巨大戦艦と言うことになる。
 そう悟って、ルイズはどこかげんなりしていた。
 聞いた話によると、信長は富嶽と言う国の姫らしい。もしかすると自分はその姫を攫ったことになるのかもしれない。
 そうだとすると、最悪トリスティンと富嶽で戦争が起こるかもしれない。もしそうなってしまった場合、自分はどうやって責任をとればいいのだろう?
 そこまで考えて、コルベールが青ざめていた理由が何となく分かった。
 幸運にも信長はあまり召喚されたことを気にしていないようで、そこは救われたと思うのだが。
 ――そこで沸き上がってくる問題は、自分はいったい何を使い魔にすればいいのか、ということだ。
 この戦艦? 冗談じゃない。戦艦なんか使い魔にしても自分では動かないしどこにでも連れて回るというわけにはいかない。
 そもそもこの船は信長の持ち物で、自分の物にするわけには行かない。
 そういう思考とコルベールとの協議の結果、粉雪の乗員の一人を使い魔にさせてもらう、と言うことになった。
 もし粉雪に人間以外の存在が乗っていれば良かったのだが、人間以外――知性の無い動植物――はまったく乗っていなかったのだ。
 そして誰を使い魔にするか、という話になったのだが。
「よし、今からくじを回す。身売りさせるってわけじゃないんだが、これで機会は平等だ。当たりを引いた奴はあの子の使い魔だ。いいな」
 こんなことになっていたりする。
 神聖な使い魔をくじびきで選ぶなんて、とコルベールに抗議したが、どうせ一人選ばなければならないのだと諭されてしまった。
「あ、おいイリア。そのフォーリナーにも引かせるんだ。くじの本数は乗ってた全員分あるからな」
「わーってるよ! おい、起きろ! これを引け!」
「ひっ!? な、何だこれ? え、引くの?」
 スーツ姿の女性に背負われていた少年が、ちっさい女の子に叩き起こされてくじを引いている。
 こんな奇妙な人たちの中から一人キスする相手を選ぶなんて、最悪だ。せめて女の子ならまだマシだけど。

274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:31:03 ID:wf7jOkUO
>270
土方も女だぜ

275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:31:16 ID:+SBrHU2x
>>268
多分呼ぶだけ呼び出して置いて死んでも帰れないと思う。






ミステルもイリアもいるのか……
マジヤバイw
間違いなくこのルイズはふた(ry

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:31:18 ID:7+VZYY/c
>>268
使い魔契約解けるだけで、帰れるわけではないハズ。
支援。

277 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:31:30 ID:HqhHOy0a
信長と聞くとBASARA&無双中毒でマジ魔王な信長をイメージしてしまう支援

278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:31:52 ID:7p++W2mx
支援

279 :8/13:2007/08/03(金) 20:32:18 ID:XS1c4Oq7
「あ? なんだこれ。当たりって書いてある……けどちょっと待てよ。どこだここ?」
 最悪だ。アレにあたった。あたってしまったらしい。どこかふつふつと怒りが沸いてきた。
 信長の相手をして、呼び出したのはお前だと言われて、挙句使い魔をくじで決めさせられたことによって溜まっていた鬱憤が、精神の安定をぶち壊した。
 頭から湯気をだしながら、ルイズはつかつかと少年の元に向かう。
「アンタ!」
 涙目だった。
 目に涙を浮かべながら、少年の肩を掴んで自分に向かせる。
 少年はまだ現状を理解していないようだ。
「え、何? 何がおこってんのこれ?」
 だが、容赦なく。
「何でアンタなのよ! そこの女の子とか! 胸の大きい人とか! そっちに当たった方がずっと良い気がするのに!」
 八つ当たりの波は続く。
「ちょ、え、何の話だよ!?」
「ああもううるさい! 少し黙ってなさい!」
 一喝。
 その迫力に呑まれてか、少年は口を閉ざした。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
 口から紡がれる呪言。
 意味を少年が理解するまえに、その呪言を唱え終わった口が少年の口に接近する。
 口付け。それを理解した瞬間、少年の顔が赤く染まった。
 何とか防ごうとルイズの肩に手を掛けるが、その手は後ろから伸びたミステルの手によって押さえつけられていた。

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:33:09 ID:yllO61qQ
wikipediaで調べてみたけどマジでいろいろまざっててカオスな感じだな
異界戦記カオスフレア - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%95%B0%E7%95%8C%E6%88%A6%E8%A8%98%E3%82%AB%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%95%E3%83%AC%E3%82%A2

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:33:19 ID:p5c7Vqyk
土方も信長も女性=巨乳
CFにおけるルイズのライフパスは七番―ハッタリ仕事しろ 
この式を覚えていれば大丈夫さ!

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:33:24 ID:qbyqHNz3
>「何でアンタなのよ! そこの女の子とか! 胸の大きい人とか! そっちに当たった方がずっと良い気がするのに!」
ルイズ百合認定?支援

283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:34:10 ID:JVw/2vn4
百合百合ルイズのほうがよかったのにいいいいいい。
しかし支援する。

284 :10/13:2007/08/03(金) 20:35:02 ID:XS1c4Oq7
「やっぱり少年少女のファーストキスはいつ見ても素敵ですわ」
 ミステルの呟きを聞きつつ、ルイズは内心で不満を唱える。
 口を離して直後、ルイズはミステルに向けて内心で唱えた不満
 ――具体的には、これはキスじゃなくてあくまで契約だと言うこと――を投げかけようとしたが、駆け寄ってきたコルベールに妨げられた。
「おお、ようやく終わったねミスヴァリエール。『粉雪』が出た時はどうなることかと思ったが、これで終わりだよ」
「……ありがとうございます。ミスタコルベール」
 出鼻をくじかれた形のルイズは、怒りを納めてコルベールに一言礼を言う。
 なお、他の生徒は全員帰されている。残っているのは『粉雪』から降りてきた人々とルイズ、そしてコルベールだけだ。
「いやまてよお前ら! 何だよこの状況!? 何で俺はこんな場所にいるんだ?!」
 コルベールとルイズは無言で顔を見合わせる。
 状況は信長が乗員に言い渡したはずだった。
 コルベールは、信長に確認に向かう。
「いや待てって! だから説明しろってぇ熱いいいいいいい?!」
 その背中に手を伸ばそうとした少年が、突然に左手を押さえて叫び始めた。
「ちょっと待ってなさい。痛みはすぐ引くと思うわ、多分。説明してくれる人呼びに言ってるんだから、我慢しなさい!」
 苛立ちに任せ、転げ回る少年に怒鳴りつけて、ルイズは自室へと向かった。

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:35:03 ID:FFGw+wtt
>>281
七番と言ってもわからぬ人にはわからぬ。両性具有とはっきりと言わねば。
そして……確かリプレイの主人公だとするとガールフレンド居た訳ですが。ルイズ無惨。

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:35:48 ID:+SBrHU2x
>>282
仕方ないよね。
ふた(ry なんだから。


しかし贅沢が過ぎるぞルイズ!
マーキュリーの何たるかが分かればもう凄いアレだw


ってか、これでろくな食事出さなかったり、不当な扱いをしたら粉雪に帰るんだろうなぁ……

287 :11/13:2007/08/03(金) 20:36:52 ID:XS1c4Oq7

「……信長? え? ウッソだー」
 半分くらいはだけた胸元に意識を奪われながらも、平賀才人はそう呟いた。
 何か界渡りだのカオスフレアだのオリジンだのハルケギニアだの使い魔だのよく分からないことを長々と喋られたが、まずはそこにツッコミだ。
 いくら学業の成績がそんなによろしいと言うわけではない才人にも、織田信長が男でそもそも何百年も前の人間であることくらいは理解できる。
 もしかすると誇大妄想狂か何かだろうか、とも思うが、別段何か狂的な雰囲気をまとっているわけではない。
 まとっている物と言えば何だか浴衣を崩したような着物だけで、その胸元からは夢の詰まった素敵なものが見え隠れしている。
 信長の口元に、苦笑が浮かんだ。
「フォーリナーにはよく言われるけどね、同姓同名の別人だよ」
「は、はあ」
 と言うことはフォーリナーってのは自分と同じように日本から来た連中なんだろうか、と首を傾げる。
 そこは一応説明されているのだが、才人はスルーしていたようだ。
「あ、いやそうじゃなくて、俺帰りたいんですけど」
 そう口にすると、信長がやれやれと肩をすくめた。
「無理だよ、それ」
「む、無理?」
 なんだよそれ、と一瞬叫ぼうとしたが、信長の後ろに控えているサムライ集団が刀の柄に手を掛けるのをみて、ぐっと抑える。
 というか、叫んだり暴れたりしようものなら即手打ちにされそうな殺気が向けられていて、どうしても強く出られないのだ。
「ああ。今んとこ、フォーリナーの言う地球へのソーテリアの技術は確立されてないのさ。ネフィリムの連中はそれにも尽力してるらしいが……。
 そもそも、地球に帰ったフォーリナーってのがいないことになってるしな」
 最悪だ。こんなもん拉致と同じだ。

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:38:10 ID:PZFqLS+G
サイトがいるとは珍しいな支援

289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:38:11 ID:7p++W2mx
支援

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:38:17 ID:NBLTXpPn
って確保されたフォーリナーって才人だったんかいw
支援

291 :12/13 だけど終わり:2007/08/03(金) 20:38:33 ID:XS1c4Oq7
 あくまで偶然と言うのなら誰にも当たることはできないだろうけど。
「それに、だ。オリジンなら目もあったかもしれないが、ここはオリジンですらない。あたしらだってどうすりゃいいか悩んでるところでね」
 信長が髪をかき上げる。立派なものがたゆんと揺れた。
 そちらに視線を釘付けにされながらも、何とか言葉をひねり出す。話を続けないと。
「そういやさっき言ってたけど、フォーリナーってのは……えーと、ダスクフレアっていう化け物を退治するために呼び出されるんだっけ?」
「そういうことになるね」
 ダスクフレア。世界を壊そうとする、悪い神様の手下らしい。
 おそるおそると――内心では、そんなモンと戦わされたらたまったもんじゃないと思いながら、才人は口を開いた。
「……す、凄い武器とか技とか、全然ないんだけど」
 信長はふ、と溜息を吐く。
 目を細めて、そして一言。
「知ってるよ」
 そして首を振る。
「いや、実際のところだいたいそんなもんなのさ。まあ色々ありはするんだが……それに、ここはオリジンじゃない。
 ダスクフレアはでないさ、多分ね」
 ほっと安心の溜息。
 いやー、良かったと呟く才人を見て、信長は楽しそうに笑った。
「ま、フォーリナー云々は忘れて、しばらく使い魔業に精出してくれ。こっちも出来るだけの手伝いはしてやるからさ」
「って、それだ! 使い魔ってなんだよ!?」
「落ち着きな。ま、雑色みたいなモンだよ。その説明は嬢ちゃんにしてもらう方がいいだろ? コミュニケーションしなくっちゃな」
 そんなもんだろうか、と思っていると、才人の肩に大きな手が乗せられた。
「ま、今日はそろそろ休みな。今日はうちの居住区の方で寝るといい」
「さ、いこうか坊主」
 屈強な男が、才人の顔を覗き込む。
 ぐいぐいと強引に押し出されていく才人。抗おうにも鍛え上げられた富嶽武士に反抗は不能。
 かくして『粉雪』居住区――純和風である――にて才人は休息をとることになった。
 床に敷かれた布団に木目の浮いた天井、障子で遮られた部屋を見て、才人には異世界に来た心地がしなかった。

292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:38:33 ID:wf7jOkUO
さいとかっ

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:39:08 ID:+SBrHU2x
これは予想外w

ということはデルフがマーキュリーになるのかな?

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:39:46 ID:FFGw+wtt
サイトだったのかよw しかしまぁ流石は信長様、フォーリナー判別器と言われるだけ有る。

295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:40:54 ID:7p++W2mx
支援

296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:42:08 ID:XS1c4Oq7
1レスに詰め込みすぎて想定してたより1レス少なくなった。
えぇと、取りあえず質問があれば補足していく所存。

ところで、誰か名前を付けてもらえないだろうか?

297 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:42:14 ID:FFGw+wtt
フォーリナー/ブランチ:イレギュラー&シュネルギアで
デルフ……絶対武器、ガンダールヴのルーン……刻の結晶と見た。

298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:44:58 ID:FZuzYued
零魔戦記カオスフレアとか?
しかし中々良かったですな。

TRPG系行けるなら、大昔のネットゲーム(現在のメイルゲーム)とか行けんかのー
遊演体の蓬莱学園系とか鋼鉄の虹とか。

299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:45:07 ID:FFGw+wtt
色々と批判めいた事言っちゃったけどGJなんだよ。
名前……夜明けを呼ぶのがカオスフレアだったような気がするので『夜明けの使い魔』とか?

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:45:09 ID:SlM3OTKF
このスレで才人が召喚されたのってもしかしてこれが初か?
TRPG原作だとこういうのもアリかw

301 :二代目エド:2007/08/03(金) 20:45:34 ID:ARCtm+Dn
初代の無念晴らしてくれる。

302 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:46:32 ID:+SBrHU2x
無難なところで
異界戦記トリスティン
零魔戦記カオスフレア
とか


フレアは何かな?
光翼騎士が妥当か。

303 :253:2007/08/03(金) 20:47:05 ID:7+VZYY/c
では、50分から投下いきま〜

>>298
蓬莱からソーニャ・V・枯野召喚の小ネタとかなら考えた覚えが……

304 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:47:10 ID:HqhHOy0a
虚無戦記とか・・・そりゃ違うか

305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:47:13 ID:PZFqLS+G
残念、DODにも召喚されてるんだよな。

306 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:48:03 ID:+SBrHU2x
>>298
被ったwww
ウホッ?



蓬莱なら
バッドラックベッキー召喚とか?

個人的には春日恭二が見たい気がする。

307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:48:45 ID:FFGw+wtt
>>303
支援準備して全裸待機してるよ。

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:48:48 ID:yllO61qQ
>>298
蓬莱学園は漫画版だけ読んだことあるなぁ

309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:49:21 ID:eOd9Kh/U
乙でした

何かこのスレ見始めてから色んな作品の元ネタに手を出してるwww

310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:50:06 ID:zfseJ+iM
俺も趣味が広がった。おかげで生活費はカッツカツww

311 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:50:14 ID:SlM3OTKF
ああ、DODの才人度忘れしてた

粉雪のバックアップのおかげで才人も原作より楽できそうだな
少なくとも洗濯機くらいあるだろうから手で洗濯する必要はないw

312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:51:00 ID:VxhQ8Nj6
TRPGか今度久しぶりに参加しに行こうかな

313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:51:24 ID:HqhHOy0a
>>303
支援する!

314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:51:31 ID:+SBrHU2x
>>311
というか、粉雪にある刀貰えば武器を買いに行かなくてすむし、ゼロ戦も不要かもシレンねw



グラップラーシシトを召喚するにはどうしたら良いかなぁ……

315 :シェゾ召喚で 1/6:2007/08/03(金) 20:51:54 ID:7+VZYY/c
 タイトル未定だが〜1

「あんた誰?」
 突然かけられた声に、シェゾ・ウィグィィはパチリと目を開いた。
 どこから出てきたのだろうか。見覚えのない桃色髪の少女がこちらを覗き込
んでいる。
 白いブラウスに、プリーツスカート。上にマントを羽織っていることを考え
ても、ずいぶんと涼しげな格好だ。秋も深まり、冬に入ろうとしているこの季
節、屋外をブラウス一枚ではさぞ寒いだろうに。
 ぼんやりと考えながら、いつの間にか自分が仰向けに寝転んでいたことに気
付く。身を起こすと、その頬を撫でるように、新緑の香りを含んだ暖かな風が
通り過ぎていった。
 違和感を覚える。
 シェゾのいた西の大陸は、今まさに冬を迎えようという季節だった。吹く風
には冷たいものが混じり、木々は葉を散らすことはあっても、新緑に染まるこ
とはない。これはどういったことか?
 周囲を見渡すと、黒いマントを着込んだ少年少女たちが周囲を取り囲み、物
珍しげにこちらを見ている。
 だが、それよりもまずシェゾの目を引いたのは、その様相だった。草木には
新芽が芽吹き、鳥は求愛の声で鳴き、春真っ盛りといった風情だ。空の高ささ
え、先ほどまで見ていたものとは違っている。
「おい、小娘。ここはいったいどこだ?」
「質問しているのはわたしよ。あんた誰? どうしてこんなところで出てくる
のッ!?」
 癇癪を起こしたように怒鳴りつけてくる少女に、シェゾは不快そうに眉をし
かめる。そんなことを言われても、彼自身現状を把握しかねているのだ。答え
ようが無い。

316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:51:59 ID:FFGw+wtt
>>311しかしそこには洗濯板と桶がッ!いや、実際有りそうだと思うんだがね。宇宙で刀持って白兵戦仕掛ける連中だし。

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:52:42 ID:yllO61qQ
変態キター

318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:52:42 ID:PZFqLS+G
変態キタ━━(゚∀゚)━━!!!!

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:52:51 ID:ee7nMHhT
>>304
魔法失敗爆発するとき「ドワオ!」
攻撃されたギーシュが「ギャン!」
フーケのゴーレムを見た衛兵が「ああ……」

320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:53:00 ID:FFGw+wtt
ばよえ〜ん支援

321 :シェゾ召喚で 2/6:2007/08/03(金) 20:53:05 ID:7+VZYY/c
 知らないうちに、テレポートに失敗して迷い込んでしまったのだろうか?
 考え込んでいるところ、どこかから野次が飛んできた。
「どうしてもなにも、『サモン・サーヴァント』で呼び出したのはあなたじゃ
ないの」
「さすがはゼロのルイズ! 人間を呼び出したなんて、きっと学院始まって以
来だぜ」
 少女は顔を真っ赤にして地団太を踏んだ。
「うるさいわね! これはなにかの間違いよ」
「間違いって、ルイズ。あんたが今まで一度だって間違わなかったためしがあっ
た?」
「そりゃ無いよ。なんていったってルイズは『ゼロ』だからな」
 周囲が笑いの渦に包まれる。
 シェゾはその間に、彼女たちの言葉から現状を類推していた。
 どうやら自分は、召喚魔法で間違って呼び出されてしまったらしい。周囲の
人間の年齢から察するに、ここは魔導学校のような教育機関で、授業の一環と
して召喚を行っていたのだろう。よくよく見ると一人だけ、教師らしき中年の
男が混じっている。
 その誰もが、大小の差はあれど、魔導師と呼んで差し支えない量の魔導力を
そなえている。中でも、自分を呼び出したと思しき魔導師の潜在的な力には、
目を見張るものがあった。下手をすれば、あのアルル・ナジャにも匹敵するの
ではないだろうか。
「お前が欲しい」
 イレギュラーの召喚か知らないが、のんきなものだ。見れば、召喚したもの
を拘束するための魔法陣すらない。
 口元に、闇の魔導師らしい酷薄な笑みを浮かべて、シェゾは闇の剣を抜き放っ
た。

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:53:53 ID:2zEtrPc/
>>317
>>318
バスターマシン合体

323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:54:17 ID:YbRQKJmc
> 「お前が欲しい」
相変わらず誤解を招く発言だ支援w

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:54:46 ID:X5bdp3m4
支援

325 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:54:47 ID:yllO61qQ
おお、一目でルイズの素質を見抜いたぞ

でもどうせ誤解されるようなこと言うんだろうなあ

326 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:55:01 ID:A1cMLzan
>>304
書くなら
弥勒:初期なら強さもそこそこ。多分一番書きやすい
虎:終始キレっぱなし。多分一番扱いづらい
爆裂:いやギーシュ戦で「全てのものは爆裂!!」が浮かんだだけですがなにか?

ドグラ:バッドエンド確定

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:55:09 ID:eAksotle
変態魔王!変態魔王じゃないか!



328 :シェゾ召喚で 3/6:2007/08/03(金) 20:55:09 ID:7+VZYY/c
「いきなりなんてこと言い出すのよ、このヘンタイーッ!」
 ルイズの放つやくざキックが、岩をも砕かんという勢いでシェゾの股間に突
き刺さった。カランと、乾いた音を立てて、闇の剣が滑り落ちる。
 これは痛い。
 シェゾは言葉もなくその場に崩れ落ち、悶絶した。それまで面白がって見物
していた男子生徒たちは、みな一様に顔を蒼ざめて股間をおさえる。
 だが、その大事な器官を持たないルイズは「オーバーなリアクションをして、
イヤミのつもりかしら?」としか思わなかった。
 うずくまったまま動かない使い魔に気を使う風もなく、忌々しげにフンと鼻
を鳴らして、『コントラクト・サーヴァント』の呪文を唱える。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン……」
「待ちなさい、ミス・ヴァリエール」
 しかし、それを止めるものがいた。コルベールである。
 本来はこの契約を黙して見届けるべき教師の制止に、ルイズは杖を止め、不
思議そうにコルベールへと振り返る。
「あの、なにか問題がありましたか? ミスタ・コルベール」
 尋ねながらも、ルイズには儀式の手順には自身があった。元々、負けず嫌い
で努力家の少女である。実技が出来ない分、知識面では教室内でも一二を争う
ものを持っている。
 さらに言えば、この失敗の許されない召喚の儀式に、いつもに倍する量の予
習を重ねてきたのだ。問題などある筈もない。
「非常に残念だが、ミス・ヴァリエール。儀式を進める前に確認をしなければ
ならない。彼が貴族であった場合、少し厄介なことになるだろうから」
「そんな! 貴族が召喚されるなんてこと、ありえるんですかッ?」
「私も聞いたことがないが。そもそも人間が召喚されること自体、異例の事態
だ。それに彼の格好――」
 と、コルベールは未だ立ち上がれないシェゾに目を向ける。

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:55:24 ID:ee7nMHhT
>>317-318
シンメトリカル・ドッキング!

330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:55:27 ID:JVw/2vn4
>>317
>>318
時間だけでなく意見までぴったりとは。結婚するしかないだろう

331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:55:36 ID:2468it99
「お前が欲しい」
初対面でそんなこと言う奴はどう考えても変な奴だ

332 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:55:39 ID:zfseJ+iM
変態変態て・・・愛の告白に見えない事もないだろうごめん無理www支援

333 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:56:38 ID:FFGw+wtt
早速股間蹴ったよルイズ支援

334 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:58:18 ID:7p++W2mx
支援


335 :シェゾ召喚で 4/6:2007/08/03(金) 20:58:21 ID:7+VZYY/c
 古代ロマリアの彫刻を思わせる彫りの深い顔立ちに、銀糸のようにきらめく
巻き毛。手に持っているのは、明らかに名のある魔剣で、背中には青と黒の二
層からなる上質のマントを羽織っている。
「――少なくとも、ただのどこにでも居る平民ではなさそうだ」
 ルイズは顔を蒼ざめる。
 もし他国の貴族を無断で召喚してしまったなどということになれば、下手を
すれば外交問題にも発展しかねない。
 自国の貴族だったとしても、使い魔にしてしまうなんて出来るはずもなく、
このままでは退学か留年か、例え再召喚を認められてそれらを免れても、こっ
ぴどく怒られることは間違いない。
「あ、あんたもしかして貴族?」
「こ、この、ただでは済まさんぞ……」
「答えなさい。あんた、貴族なの?」
 しつこく問うルイズに、シェゾは吐き捨てるように言い放った。
「ケッ、そんな面倒なものになった覚えはねえッ!」
 その言葉に、ルイズはホッと息を撫で下ろす。コルベールも頷いて言う。
「どうやら杞憂だったようだ。ミス・ヴァリエール、儀式を続けなさい」
「はい、ミスタ・コルベール」
「オレの話を聞いてるのか、キサマらッ!」
 もちろん、聞いていない。
「一々うるさいわね、少しは黙ってなさい」
 ぴしゃりと言って、ルイズは再び杖を振り上げる。
「感謝しなさいよね。貴族にこんなことされるなんて、普通は一生ないんだか
ら」
 シェゾは、それには答えず、闇の剣を杖代わりに立ち上がった。

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:58:54 ID:PZFqLS+G
もしかして>>317は生き別れの兄さんかい?支援

337 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:59:09 ID:lNe6y1Si
シェゾ哀れ

338 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 20:59:45 ID:eOd9Kh/U
ぷよぷよってあんまりやったことないんだよな支援

339 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:00:14 ID:FFGw+wtt
というかまず蹴った事について考えはしなかったのかルイズw

340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:00:17 ID:yllO61qQ
>>336
とんでもねえ、あたしゃ神様だよ

支援

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:00:18 ID:HqhHOy0a
コンバインもといパイルダーもといコンパイル支援

342 :シェゾ召喚で 5/6:2007/08/03(金) 21:00:31 ID:7+VZYY/c
「――クックック」
 暗い情念のこもった、不気味な含み笑い。ルイズは嫌そうにコルベールを見
るが、所詮は他人事である。教師は取り付く島もなく首を振った。
 仕方なくルイズは、ため息をついて、呪文を唱えはじめる。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五
つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え――」
「フッフッフッハァーッハッハッハッハッ!」
 そこで、ルイズは呪文を唱えるのをやめた。
「ミスタ……」
 すがりつくように、コルベールの方を見る。周囲の野次馬たちも、流石に気
の毒になったのか、もう囃したてようとすらしない。
「気持ちは分からなくもないが、ミス・ヴァリエール」と、コルベールも沈痛
な面持ちで、やはり首を振る。「春の使い魔召喚は、神聖な儀式だ。どんなも
のが召喚されても、例外は認められない」
「これが、神聖な使い魔なんですか?」
「どんなものでも、だ。これは伝統なのだよ」
 そこでとうとう、シェゾは激発した。
「ええい、黙って聞いていれば、キサマら。この闇の魔導師シェゾ・ウィグィィ
さまをどこまでもコケにしやがって! 地獄で後悔するがいいッ!!」
 闇の剣を振り上げ、古代魔導の呪文を唱える。とたんにどす黒い瘴気が、シェ
ゾを包み込むように湧き出てくる。
 慌てたのはコルベールである。使い魔召喚の監督役である彼には、生徒の安
全を守る義務がある。本来なら、常に警戒を忘れてはいけない立場だと言うの
に、最後の召喚と言うこともあってそれが緩んでしまっていた。ルイズに大事
なところを蹴られ、悶絶していた姿から、深刻な事態に陥ると思っても見なかっ
たと言う理由もある。
 降って湧いた剣呑な空気に、杖を振り上げるのが遅れてしまったのだ。
 当然、止めるにはあまりに遅すぎた。邪悪な笑みを口元に浮かべ、シェゾは
高らかに叫ぶ。

343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:01:15 ID:PSc47mzu
おぉ、シェゾか。
間抜けで迂闊だがさりげにあの世界でも有数の実力者だな。
トチ狂って禁呪(アレイアード)連発とかやらかさんことを祈るw

344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:01:54 ID:hJdH9dhT
だがぷよぷよいない

345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:02:06 ID:lNe6y1Si
勝手に呼び出されて股間蹴られたら流石に怒るわなw

346 :シェゾ召喚で 6/6:2007/08/03(金) 21:02:13 ID:7+VZYY/c
「アレイアード!」
 叫んだ。
 ぷすんと、手元から黒い煙が出た。
 それだけだった。
「は?」
「え?」
「あれ?」
 あまりの超展開に、誰もついて行けない。
 シェゾはカクンと顎を落とし、もう一度剣を降る。さらに降る。ヤケクソで
降る。
「アレイアード! アレイアード・スペシャルッ! アレイアード・ロンッ!!
あたりィッ!!」
 ぷすん、ぷすん、ぼふん。
 擬音にすると、こんな具合だった。
 ついでにミシリと音がした。これは、ルイズが自分の杖を握り締めた音であ
る。
 召喚した使い魔はただの人間で、さらに言えば変態で、こっちが妥協して契
約してやろうと言うのにありがたがる様子も見せず、呪文を遮って意味不明な
言葉を叫びだす。
 最悪もいいところだった。少しぐらい怒りに任せても仕方のない話だ。始祖
ブリミルだって、きっと許してくれる。と、勝手に結論付けて、吼える。
「なにワケわかんないこと言ってんのよ、あんたはァッ!」
 雄たけびとともに放たれた、ルイズ怒りのデンプシーロールが、シェゾの
のーみそを容赦なく揺らす。
 一撃でばたんきゅ〜だった。
「あー、ミス・ヴァリエール。次の授業が始まってしまう。今のうちに契約を
済ませなさい」
「はい、ミスタ・コルベール」
 麗らかな春の陽気。
 空はこんなにも蒼く、小鳥もさえずっているというのに。
 ルイズの心中は暗澹たるものだった。

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:02:28 ID:2zEtrPc/
>>340
自動販売機の中にいるねこの神様ですね
支援

348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:02:31 ID:yllO61qQ
>>338
ぷよぷよっちゅうかむしろ魔導物語のほうじゃ?

支援

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:04:05 ID:eOd9Kh/U
>>348
そっちは完全にやったことがない支援

350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:04:32 ID:FFGw+wtt
ここまで両方にとってファースト・コンタクトの印象が最悪なのも珍しいな。

351 :シェゾ召喚で:2007/08/03(金) 21:05:40 ID:7+VZYY/c
以上でした。

アレー? カッコイイ魔導のシェゾでシェゾTUEEEEEEEやるぜと思って書き出したハズなのに……
なんだってこんなことに

352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:05:44 ID:aDePeL3U
ほぼ>>343の予想通りの展開になったな支援


353 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:05:57 ID:HqhHOy0a
やはり不発かw

354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:06:03 ID:PZFqLS+G
シェゾってぷよぷよと魔導物語とじゃ全然キャラが違うんだよな。
ぷよぷよだとただの変態だけど、魔導のほうだと生首で追いかけてくるからなぁ・・・。

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:06:35 ID:zfseJ+iM
乙じゅしたー
禁呪の使えない変態に、意味はあるのでしょうか?w

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:08:11 ID:HqhHOy0a
無い!

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:08:55 ID:wNEfElLU
乙〜
シェゾ知らんがギーシュっぽい印象を受けるw

358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:10:46 ID:Gm5Nk2n1
次予約ありますか?

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:10:50 ID:+SBrHU2x
メイ・ザ・フレア・ビー・ウィズ・ユー

360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:12:01 ID:HqhHOy0a
予約あったっけか

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:12:13 ID:FFGw+wtt
天使試験の人はパスしてたから……空いてる、かな。

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:17:23 ID:FFGw+wtt
反応がない。すなわち突撃しても良いって事じゃないかな。

363 :358:2007/08/03(金) 21:18:25 ID:Gm5Nk2n1
また、失敗してしまった。
これで何回目だろう。数えるのも嫌になってきた。
にっくきツェルプストーも使い魔の召喚に成功している。それもサラマンダー、見るからに立派な大物だ。
私はずっと頑張っているが、爆発が起きるばかりで何も出てこない。
教師のミスタ・コルベールはさっきから頻繁に時間を確認している。もしもこのまま何も召喚できなかったら、どうなるんだろう。
また、馬鹿にされるのは間違いない。いや、ひょっとしたら留年かもしれない。
そんなことになれば、まさに名門ヴァリエール家の恥さらしだ。
私は次に全てをかけるつもりで願いを込めて、召喚の呪文を叫んだ。

「宇宙の果てのどこかにいる私のしもべよ! 神聖で、美しく、そして強力な使い魔よ! 私は心より求め、訴えるわ! 
わが導きに、応えなさい!」
またも爆発。
しかし、今度は若干様子が違った。
煙の向こう側に何かがあった。校舎をも飲み込むような、巨大な何かが。

ミスタ・コルベールも他の生徒たちも驚いて後ろに下がったけど、私は下がらなかった。
今度こそ、やっとのことで召喚できたのだ。この際、それが何でも構わない。
契約しようと一歩足を踏み出す。ツェルプストーが戻るように叫んでいたけど、私は無視した。

  けど、それは大きな過ち。悪夢の始まりだった。

煙の向こうから化け物が飛び出した。人一人すっぽり入るような大きさの、まるで植物のような何か。
それは私を見つけると、巨大な口を広げた。その中央の不気味な一つ目が睨みつけてくるようで、身動き一つ取れなかった。
そして、私は飲み込まれた。

化け物の中で私は見た。
ファイヤーボールを放っても何の効果もなく、為す術もなく私と同じように取り込まれてしまったツェルプストー。
先ほど召喚したばかりの使い魔で逃げようとしたけど、叩き落され、飲み込まれたタバサ。
ミスタ・コルベールは杖を振って抵抗していたけど、結局は力尽きて捕まってしまった。
ギーシュやモンモランシー、マリコルヌ、それに他の生徒たちも誰も逃げ切れなかった。
この化け物はそれに飽き足らず、校舎のほうまで襲い掛かった。
窓を突き破った触手が生徒や教師、メイジや平民何もかも関係なく全てを飲み込んでいく。

捉えられた私たちはこの化け物のの中で胎児のように丸まった姿勢で、少しずつ身体を変えられていった。
同時に頭の中に、さまざまな知識が入ってくる。

こいつらの名前はラダム。
私が召喚し、私たちを取り込んだものはテックシステムといい、私たちをテッカマンへ改造して、侵略の手先とするのが目的だった。
テックシステムは体質的に合う者と合わない者がいる。
体質に合わないものは排除され、死に至る。
生き残った私たちは、ラダムの知識や本能を植えつけられていった。
テッカマンとして、ラダムの優秀な戦士とするために。
ラダムはそうやって、さまざまな星を侵略してきた。

なんてものを召喚してしまったんだろう。幾度も後悔したけど、もうどうにもならなかった。


364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:19:01 ID:X5bdp3m4
sienn



365 :358:2007/08/03(金) 21:20:26 ID:Gm5Nk2n1
どれだけの時が経ったのだろう。
私の身体が完全にテッカマンとなってしまったとき、ミスタ・コルベールがテックシステムから解放された。
いや、排除されたのだった。
彼は苦しみながらも、自らが使っていた杖を見つけ、そこへと走る。
自分の杖を拾い上げた彼は最期の力を振り絞って、私が取り込まれているテックシステムを壊した。

「ミス・ヴァリエール、無事ですか」
彼は私を助け起こし、テックシステムから少しでも遠のくようにと、肩を貸して連れて行く。
「私には分かります。あなたはまだ、ラダムに支配されていません」
そういって彼は杖を振るった。身動きできないままの私の身体が、宙に浮く。
「ミスタ・コルベール! 何をするつもりですか!?」
「これからあなたは、ラダムに支配されたミス・ツェルプストーたちと戦うのです」
「そんな!」
「彼らはもはや、あなたの学友でも教師でもありません。彼らは、ハルケギニア侵略を狙う、らダムの尖兵なのです。
戦ってください、ミス・ヴァリエール。もはやあなただけが、われわれに残された希望なのです」
そう言い残し
ミスタ・コルベールの身体がラダムの液体に飲み込まれていく。
「ミスタ・コルベール!」
完全に飲み込まれてしまっても彼の意志の強さを表すかのごとく、レビテーションは解けなかった。
そのまま、私はいずこかへと運ばれていった。

気がつくと私は、どこかの森に横になっていた。
目を覚ましたとき、すでに外の世界では何ヶ月も経っていたようだ。
状況は分からないけど、そこかしこにラダム樹が生えているのを見れば、大体予想がつく。
きっと、ラダムの侵略が始まっていたのだ。ラダム獣の強固な外殻には、剣も並の魔法も通用しないだろう。

何とか状況を把握しようと、町へ出ようとしたところでギーシュに見つかった。
彼は非行型のラダム獣に乗って、私を見下ろしている。
何も変わらなかった。キザな口調も、バラを持ち歩いているところも全く変わらない。
しかし、もはや以前の彼ではなかった。完全にラダムに洗脳されている。
多数のラダム獣を引き連れ、人々を襲うギーシュはもはや、ラダムの尖兵、テッカマンダガーなのだ。

私はクリスタルを掲げる。
「テックセッター!」
クリスタルが輝き、システムボックスとなって身体を包む。
身体の表面に強固な外殻が形成される。これが、素体だ。
さらに光=物質変換装置によって更なる外装や武器が装備される。
これで私の身体は人ならざるもの、ラダムの生体兵器、テッカマンへと変貌を遂げたのだ。
肩からテッカマンの専用装備、テックランサーが飛び出す。
私はそれを握り締め、叫んだ。
「テッカマンゼロ!」

366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:21:34 ID:eAksotle
これはまた続けにくそうな

支援

367 :358:2007/08/03(金) 21:21:56 ID:Gm5Nk2n1
投下終了です。
前スレ>>410を見て、勢いで書いてしまいました。

368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:21:56 ID:FB8mu5Hw
支援
……とりあえずキングオブかませ犬のランスさん役はギーシュで決定?

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:22:07 ID:YbRQKJmc
ラダム樹か、難度高いな

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:24:37 ID:zfseJ+iM

テッカマン召喚ではなくテッカマンになるのねw

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:24:51 ID:eOd9Kh/U
テッカマンブレードならぬテッカマンゼロwwwwwwwww

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:26:24 ID:hJdH9dhT
ペガスがないと言うことは毎回変身解除後は裸が拝めるって寸法だな。
いいぞもっとやれ

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:27:15 ID:yllO61qQ
ゼロって自分で言うのか

374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:27:24 ID:a9iH89jE
釘宮ボイスでボルテッカ聞きてぇw

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:27:27 ID:A1cMLzan

ブラコンは…キュルケか?
フーケは「惚れてもいない女と心中する気はなかったんだが…」でウェールズと心中

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:27:38 ID:eAksotle
>>373
咄嗟に思いつかなかったんじゃないかな

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:28:40 ID:5O9dYoNe
虚無の属性を自覚しているとか?

キュルケはテッカマンフレイムとかなのったり?

378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:29:52 ID:eOd9Kh/U
てかペガスがないからすぐに死にそうだな

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:29:56 ID:WBFbvqi5
>>373
ラダム樹召喚した、自分を罰するみたいなもんじゃない? 「自分にはゼロという名がふさわしい」とか。

380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:30:28 ID:SlM3OTKF
そこで学園の宝物庫かタルブ村に伝わってる何かで

381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:30:41 ID:FB8mu5Hw
つまり「何が英雄よ! 何が地球を救ったヒーローよ! だったら抱いてよ! 愛してよ!」
とか言いながら、マグロ状態のルイズを……。

382 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:31:29 ID:5O9dYoNe
そういや、元々テックセッターにゃペガス不要じゃん。
ブレードの場合は自分のクリスタルを壊しちゃったからペガス内でテックセッターしなきゃなんなかったけど。

383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:32:10 ID:3KHLMLbu
キュルケはアックスポジじゃないかなとも思う。

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:32:19 ID:A1cMLzan
ぶっちゃけスペースナイツばりのサポートメンバーがいないと即やられると思う
特にチーフみたいな頭脳が……チーフ(´・ω・`)

385 :糸色望の使い魔:2007/08/03(金) 21:32:38 ID:wcjN5WpV
すいません、調子に乗って2話書いてしまいました
予約していいですか?

386 :サテライト60:2007/08/03(金) 21:32:45 ID:grpIkwjj
MtLマジ面白……!
10分後に投下予約希望

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:32:47 ID:5O9dYoNe
ソルテッカマンワルド

388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:32:56 ID:eOd9Kh/U
>>382
確か途中でラムダ樹から出たから
システムが完全じゃなくて体に負担がかかるんじゃなかったっけ

389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:33:09 ID:eAksotle
>>385
期待してたし、進路クリアーだ。

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:33:49 ID:3KHLMLbu
>>385-386
先手どっちかな?

>>387
物凄くしっくり来てしまったんだがどうすれば良い。後、チーフポジはジョゼフとか(ぉぃ

391 :糸色望の使い魔:2007/08/03(金) 21:33:58 ID:wcjN5WpV
あれ? 予約ゼロ?

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:34:30 ID:fNoY5LDP
これは思いつかないwwww

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:34:57 ID:A1cMLzan
>>388
不完全だから30分しか戦えない&体がボドボドにはあるけど
変身自体は問題なし
クリスタルが割れたのも干渉スペクトル帯の中で無理に変身しようとしたから

394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:35:32 ID:5O9dYoNe
スペースナイツ指令=ルイズの母カリン
スペースナイツメンバー 銃士隊

395 :サテライト60:2007/08/03(金) 21:36:29 ID:grpIkwjj
投下前に絶望したいです……。

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:36:30 ID:3KHLMLbu
>>391
予約ゼロ。

397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:36:53 ID:yllO61qQ
21分までに投下終えられるなら糸色が先でいいんじゃ?

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:37:32 ID:3KHLMLbu
予約状況

糸色の人とMtLの人が混線、次にサテライトの人?

とりあえず決めてどんどん行くと良いと思う。

399 :糸色望の使い魔:2007/08/03(金) 21:38:02 ID:wcjN5WpV
でわ、投下します

――――――――――――――

思い出すだけで頭が痛くなるのだけど
私の使い魔イトシキを呼び出したときは大変だった。
何しろ召喚された時点で仮死状態だったのである。
人間を呼び出したのもさることながら、瀕死で現れたのだから
揶揄するものや、何かの冗談だと思うものも沢山居た。
幸いコルベール先生の冷静な判断で水の魔法を使う生徒を集めて
イトシキを蘇生させた。
その時の私の頭の中は真っ白だったと言ってもいい。
考えていたことと言えば、これではクラスメートたちを見返せないとか
今度こそ家族から縁を切られるんじゃないかという恐怖とか
そんな事ばかりであった。
そのあたり、少し引け目はあるかもしれない
表に出さないようにしてるけど。

目が覚める。
今日はイトシキに起こされる前に目が覚めたようだ。
そもそもイトシキが来る前には自分で起きてたのだから時間になったら自然に
起きる癖が付いている。
窓の外を見ると今日はよく晴れていた。
気持ちいい朝だ、こういう天気は状況に関係なく心を綺麗にしてくれる。
「今日も、頑張ろう」
そう呟いて起き上がった。そしていつものように着替えを……出そうとしたのだが。
何かが揺れている。
部屋の中央でミノムシのような何かが揺れていた。
それは、ちょうど衣装棚と同じぐらいの高さがあった。
ギシギシと音を立てながら左右に揺れている。
「ぇ……」
それは一昨日に契約したばかりの使い魔だった。
首にはロープが掛けられ、そのロープは天井の明かりの金具に結ばれていた。
「き、きゃぁあああああああ!!」
叫んだ、それはもう寮中に響くぐらい。


400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:38:03 ID:yllO61qQ
>>395
それじゃ糸色の人が先ですな

401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:38:33 ID:3KHLMLbu
って、何でMtLの人の名前出してるんだ俺。そんなに読みたいのかorz

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:39:18 ID:eOd9Kh/U
レイピア=カトレア
エビル=エレオノール

ってところか

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:39:28 ID:zfseJ+iM
そら驚くわなww支援

404 :糸色望の使い魔:2007/08/03(金) 21:39:34 ID:wcjN5WpV
「ふぅ、死ぬかと思いました」
「……」
あの後、ルイズの叫び声に驚いた寮生や常駐している先生がやってきて
ルイズの部屋は一時騒然となった。
しかし、事の発端の使い魔はロープから下ろされるとあっけなく自力で蘇生したのである
朝から疲れるやら恥ずかしいやら、もう何といって言いか分からない目にあった。
そして厳重に先生に叱られ部屋に再び二人っきりになった。
「どうして首なんか括ったの?」
「聞いてくれますか」
「聞きたくないけど、聞かないといけないから聞くわ。どうして?」
「ぇえ、実は……昨日、使い魔には給料が無いことを聞いたじゃないですか」
「まさか、それが原因?」
「いくらなんでも、それだけで自殺はしません」
どうやら深刻な理由が給金が無いことにより生じたらしい。
「実は」
目つきがキツクなり真剣な顔になる。
それを見れば彼にとってかなり深刻な自体であることが分かる。
「服の代えがありません」
「は?」
「ですから、服がこの一着しかありません。そして給金が無い。
 他の使い魔を見れば服なんて必要はなさそうだから支給は無いと予測できる。
 そうすると私は段々体臭と汗で臭くなっていくこの服を着続けなければならない。
 それを考えてると、唐突に死にたくなったんです」
「アンタ、馬鹿でしょ?」
「しかし、論理的に考えれば当然の帰結でした。
 これでは体臭を理由に使い魔すら解雇されて路頭に迷う事は間違いないんです!」
「いや、そんな事しないわよ。というか服とか必要なものは買ってあげるわ」
「本当ですか?」
「ぇえ」
「後になって服の代金を請求する変わりに無茶な要求はしませんか?」
なぜ、この男はここまで悪い方向へと物事を考えるのか。
あらためてため息が出た。

405 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:40:31 ID:grpIkwjj
このテンションものすごく好きだ支援

406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:40:47 ID:yllO61qQ
シエンスタ

407 :糸色望の使い魔:2007/08/03(金) 21:41:23 ID:wcjN5WpV
その後、食堂に行く。
イトシキは食堂でご飯を取る様にさせた。
他の使い魔と一緒にさせると何故か演説をはじめてしまうからである。
「アンタは床で食べなさ……あれ?」
席につこうとして後ろを振り返るとイトシキが居なくなっていた。
どこへ行ったのかと思うとクラスメートのギーシュに話しかけていた。
手に香水瓶を持っている。それを渡そうとするのだがギーシュはそれを受け取らない。
何をやってるのかと席を離れて二人の元へと歩いた。

「だから、それは……ケ、ケティ?!」
ギーシュの傍に下級生のリボンをした生徒が寄ってくる。
「その香水……やはりモンモランシー様と付き合ってらっしゃったんですね!」
「そ、そんな誤解だよケティ」
だが、そんなギーシュの声も彼女にはもう届かず、平手をお見舞いして去っていく。
「ギーシュ、今のはどういう事かしら?」
さらにモンモランシーが登場し、文章にして4行程度の会話をし
同じくギーシュに平手を打ち付けて去っていった。
ついでにイトシキの手から香水も奪っていく。
「モ、モンモランシー、誤解だ……」
そんな声も届かず彼女は食堂から出て行ってしまった。
ギーシュは最初、悲しそうな表情をし。周りの嘲笑に気づいて怒りの表情に変わった。
そしてその標的はそのきっかけを作ったイトシキへと向けられる。
「君、どうしてくれるんだね。おかげで二人の女性が傷ついてしまった」
「な……私のせいになるんですか?」
それは無いだろう。
どう考えてもギーシュがウサ晴らしで平民であるイトシキに当たってるだけだ。
「そうだ、君が香水を拾っても気を利かせてくれればこんな事にはならなかった。
 謝りたまえ!」
どう考えてもそれは無理がある。あまりのギーシュの横暴に口を挟もうと口を開きかけた時
「そうか、私を嵌めようとしてるんですね!!」
イトシキが叫んだ。
「そもそも香水を私の傍で落としたのもわざと、私を嵌めるための罠だったのですね!」
「は?」
ギーシュがポカンと口を開けている。周りで見物していた生徒たちも同様だ。
「と言うことは先ほどの二人の女生徒もグルですか。まんまと嵌められるところでした。
 しかし、マルチ商法やカツアゲ、宗教詐欺に何度もあった私には分かります。
 謝ったら次に何をさせる気だったんですか?
 謝らせて罪悪感を植えつけるのは常套手段ですからね」
いや、それは違うでしょ。大体イトシキをこんな難しい方法でハメる理由がギーシュに無い。

408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:41:30 ID:5O9dYoNe
支援!

あとテッカマンになったのは学園の生徒や教師。
故に エビル=キュルケ レイピア=タバサ と見てる。

409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:42:24 ID:3KHLMLbu
コレがッ!コレがッ!絶望先生かッ!支援

410 :糸色望の使い魔:2007/08/03(金) 21:42:30 ID:wcjN5WpV
「……ふ、何を言うかと思えば。
 何故ボクがそんなまわりくどい事をして平民を屈服させる必要があるんだい」
「それについては心あたりがあります。私の主人であるルイズさんが目的だったのでしょう!」
「ぇ?」
いきなり自分の名前を出されてあっけに取られた。
ギーシュが自分を? それは絶対ありえない。
「彼女を篭絡させるタメに私をまず屈服させて交渉材料にする気だったんですね」
「おいおい、ギーシュってルイズの事が好きだったのか?」
「まさか」
「でもそう言われると、そんな気もするわね」
「それじゃあ、あの二人はギーシュの恋のために手伝ったってこと?」
「それは無いんじゃない、モンモランシーは本気だったでしょ?」
ザワザワと周りが騒ぐ。どんどんおかしな展開に持っていかれている。
「ぇえい! 訳の分からない事を言って誤魔化すつもりだな。いいからすぐに謝りたまえ!」
とギーシュが彼の杖である薔薇を取り出した。
「謝らないのであればこの場で制裁を加える、それでも構わないのかね?」
「待ちなさいギーシュ、そいつは私の使い魔よ。手を出すなら私に傷をつけたも同様よ!」
ここでやっと会話に割り込む。二人の間に割り込みギーシュを睨む。
途中の話は置いておいて、イトシキに悪気は無い。
「なるほど、君が変わりに謝ってくれるのかい?」
「謝るわけないじゃない、貴女が二股をかけたのが悪いんでしょ」
にらみ合う、譲歩する気はさらさら無かった。
「なるほど、だったら決闘で白黒つけようじゃないか」
「……決闘は規則で禁じられてるわ」
「おや、貴族でありながら決闘を避けるのかい?」
「貴族であるなら学園の規則は遵守するべきでしょ」
規則は遵守し、守るもの。それは曲がらない。
「ふ、なら良いよ。ヴェストリ広場で待つ。君が来なければ棄権で僕の勝ちだ」
そう言ってギーシュは食堂を出て行った。

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:43:31 ID:6RhQDJ8B
やばい位面白いな支援

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:43:47 ID:eAksotle
流石はイトシキ先生だ

413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:43:50 ID:yllO61qQ
なんかよくわからん間にルイズとギーシュが決闘することになってんな

414 :糸色望の使い魔(これでラスト):2007/08/03(金) 21:43:58 ID:wcjN5WpV
つまり、勝負に行かなければギーシュの勝ち。
もし勝負に赴いても負けるつもりは無いのだろう。
どうしても自分の醜態を他の事に転化したいみたいだ。
「ねぇ、あいつどうしたの?」
そこへモンモランシーが戻ってきた。
そう言えば騒ぎで食事を取っていなかったから戻ってきたのだろうか。
「いけません、彼は死ぬつもりです!!」
そこにまたイトシキがややこしい事を言い始めた。
「よくある話です、彼女に振られた程度で自暴自棄になって自殺。
 思春期にはよくある話ですが止めなくては!」
ならば服が無い程度で自殺したお前はなんなんだ。
「その話、本当ですか?!」
そこにさっきのケティとか言う一年が食堂の扉の影から出てきた。
「ぇえ、彼のさきほどの血走った目。あれは間違いありません死ぬつもりでしょう。
 決闘をわざと仕掛けて死ぬつもりに違いありません」
「そ、そんな……」
ケティという子が倒れそうになる。
「ギーシュ、そこまで思いつめて……」
モンモランシーは何やら感動していた。
ちなみにココでイトシキが言ってる彼女とは私の事なのだろうが
一時的に食堂を離れていた二人には分からないようだ。
「ルイズ! ギーシュは何処にいったの?!」
「……ヴェストリ広場だけど、そもそもその自殺というのは」
「分かった、ありがと」
「わ、私も行きます!」
説明をする間もなくモンモランシーとケティは食堂を出て行ってしまった。

その後、決闘の話がうやむやになってしまった。
そもそもの原因であるギーシュとモンモランシーとケティの仲が良好になったせいである。
なんでも、モンモランシーが恋人、ケティが二号になることで丸く収まったらしい。
全然収まってないようにも思えるが、ギーシュが死ぬほど愛してるなら、と納得しているらしい。
そのせいか、モンモランシーとケティは最近よく一緒にいる。
二人の間にどんな密約が交わされたかは分からないが、とても仲のいい友達には見える。
周りの事情を知る生徒は二人に何もいえない、言った瞬間なにが爆発するかが分からない。
ギーシュ自身は自分の魅力が二人を引き戻したのだと信じて疑わない。
「人騒がせな三人ね」
「若い人にはよくある事です」
「無いわよ」
イトシキの妄言をバッサリと切り捨て、ギーシュを中心に並ぶ三人を眺めた。

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:44:11 ID:OeN6O1xH
支援
糸                           色望したっ!

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:45:15 ID:YbRQKJmc
絶望した!ファンタジー世界をこうまで世知辛い世界に見てしまう先生の人生に絶望した!

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:45:56 ID:eAksotle
絶望した!一応いいとこのおぼっちゃんがここまでひねくれる世間に絶望した!

418 :糸色望の使い魔:2007/08/03(金) 21:45:59 ID:wcjN5WpV
投下終了です。
先生、戦ってませんねw

サテライト60さん、次どうぞー

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:47:07 ID:EMXLMuFa
うわ、意表つかれた。
絶望先生が結果的に戦わずして勝っちゃったよw

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:48:16 ID:3KHLMLbu
斬新。絶望したくなるほど斬新。

421 :サテライト60-3:2007/08/03(金) 21:48:18 ID:grpIkwjj
先生なにやってんだGJ…。比べると短いですがいきます

 食事を終え、授業を前にルイズは、自室に近い廊下でモンモランシーに捉まっていた。
「ねぇルイズ、今日は二つの出来事があったわ。
 今日は悲しいことがあったわ。私にとって悲しいことが一つ、それと私の彼にとって悲しいことが一つ。
 それから今日は嬉しいこともあったわ。私にとって嬉しいことが一つ」
「三つじゃないの」
「いいえ、二つよ」
 無表情を装って等閑に答えるルイズに向かって、モンモランシーはにっこりと微笑む。
「あなたがそう言うんなら、私はしつこく聞かないけど」
「ありがとう。ところでルイズ、あなたその……、昨日とは違うようだけれど、その燕尾服の彼が使い魔なの?」
 突然何を言い出すのかと、訝しげにルイズは、目の前の金髪の女を見遣る。上手い言い訳は未だ用意できていない。あまり触れられたくない部分だ。
「ええ……そうよ」
「そう」
 モンモランシーの顔から一瞬、表情が落ちる。そして、面の中央から浸透するように(薄黒い)笑みが浮かび上がった。
 自然な動作でルイズの腰に腕を回す。モンモランシーは自分のへそを、制服越しにルイズの一番下の肋骨に押し当てた。
 不思議そうな顔をしてモンモランシーを見上げたルイズは、彼女の据わりの悪い、そして白濁とした瞳を真正面から見据えてしまって思わず悲鳴を上げかけてしまう。
「ルイズ、私、私ね。昨晩とてもはしたない真似をしてしまったの。
 淑女にあるまじき行いだわ。本当に、頬から火が出てしまいそうなくらい」
 モンモランシーは昨晩、恋人であるギーシュのために香水を作っていた。彼を想いながらの作業だったせいか、丁寧に微細まで気を配っていたせいか。時計は作業が半分も進まないうちに零時を回ってしまっていた。
 ここからは匂いがきつくなるから、窓を開けて行わなければ。塩梅は良く解っていたし、夜風も彼を想うだけで火照る体があれば苦にならなかった。
「夜中に窓を開けたら、男子棟の方から女の子が一人歩いてきたわ。まぁ、積極的ね、なんて思ったりしながら。黒い髪の女の子だったの。
 そのときは見えなかったけれど、一年生だったそうよ。それで、それでね」
 それから私、人様のお食事を覗き見てしまったのよ。
 モンモランシーは、ルイズの半歩後ろ、そこに立つ月の男を見て笑った。

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:48:50 ID:zfseJ+iM
どう勝つかと思ってただけにこれは斬新
絶望先生が恋のキューピッドになるとは

423 :サテライト60-3:2007/08/03(金) 21:50:17 ID:grpIkwjj
 後ろの男を問い詰めようとして、同時に前の女の口を塞ごうとして、ルイズは一見可哀相なほど前後不覚に陥ってしまった。
 そんな彼女を宥めすかして、ルイズの自室で一先ず落ち着いたのはモンモランシーの提案からだ。それから彼女は、なにも心配しなくて良いのよ、と言った。
 ルイズは自分の狂気を棚に上げた後、目の前の女に慄いた。
「大丈夫、大丈夫よ、ルイズ。だって私、本当に感謝しているの。
 全ては今朝ね、家の関係で少し顔を知ってるってくらいの一年生の子が、私の部屋を訪ねてきたところから」
 モンモランシ先輩、黒髪で、私と同じくらいの身長で、一年生のケティっていう女の子を知りませんか! グラモン先輩の恋人なんですけど、モンモランシ先輩ってグラモン先輩の幼馴染なんですよね? モンモランシ先輩からグラモン先輩に聞いてもらえませんか?
「私はね、あら、ギーシュの恋人ならこの部屋に居るじゃない、そうその子に言ったの。
 彼女は次に何をしたと思う? 人の部屋のベッドの下まで覗いてから、居ないじゃないですか! って怒鳴ったのよ。本当に、失礼しちゃうわ」
 そしたら彼女はまた説明を始めるの。
 黒髪で、私と同じくらいの身長で、一年生のケティっていう女の子なんですけど、グラモン先輩の恋人で、昨日も男子棟まで言って会っていたみたいで。あの子零時には戻ってくるわって言ってたのに……。
「そのとき私、ピンと来たわ。いいえ、本当は解っていたのよ。
 昨日の夜、零時過ぎにね、馬鹿みたいに幸せそうな顔をして、お外を歩いていたあの子を、あなたの、あなたの、あなたの、あなたの使い魔が、失礼なあの子を、私の顔に泥を塗ったあの子を、私のことを影で笑って見下していたあの子を、あの子を、あの子を」
 そこでモンモランシーは一度唇を結ぶと、声を出すために使う筈の息をルイズの青い唇に吹きかけた。それから冷艶に、唇だけを振るわせた。
 あなたのつかいまが、あのこを、た、べ、
「待っ……!」
「うふふ、ルイズ、可愛いのね。大丈夫、大丈夫よ。
 さっきも言ったけれど、私、本当に感謝しているもの」
 にこにこと嬉しそうに笑う。ルイズは仕方ないか、と一息ついて、自分も彼女に合わせて笑うことにした。
「そうそう、これは一番新しい話なんだけどね。そのケティっていう子、右手だけ見つかったの」
「ムーン、思いの外美味で、後で食べようと思っていたんだけどね」
 ぎょっとして、二人の顔を交互に見るルイズの焦燥を見て取ったのか、モンモランシーが首元を指で叩く。赤子をあやす様に、丁寧なリズムで。
「キュルケ、居ないわね」
「……? そうね、向かいが騒がしくないわ」
「学院長に呼ばれているの。彼女以外にも何人か、猛獣系の使い魔を喚んだ生徒が学院長室でメイジの心得を復唱させられているわ」
「そうなの?」
「メイジが御しきれなかったて人を襲ってしまう事件、何年か前に一度あったそうよ。
 それでね、学院の方でもそういう路線で処理をするみたい。……良かったわね?」

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:51:51 ID:eAksotle
わお、さっそく食事か

シエン

425 :サテライト60-3:2007/08/03(金) 21:52:07 ID:grpIkwjj
「それよりルイズ、ドラゴンを喚んだタバサが呼ばれていないんだけど、どうしてだかわかるかしら?」
「学院長室よね……、"ドブ鼠"のオスマン?」
「そう! そうなの。あの覗き鼠がドラゴンを怖がっているのよ」
 ドブ鼠のオスマンというのは、好々爺を気取りながら、使い魔を使って卑しいことをしているオスマンを揶揄した単語だ。学院長が権力その他を使って必死に伏せているあだ名なので、知らない二年生、一年生は多い。
 だが、ルイズはその手の悪口に関しては敏感だった。自然と話は弾む。
 ああ、楽しい。ルイズは思った。
 二人は競い合うように、学院長を哂い、ギーシュを哂い、キュルケを哂い、ケティを哂い、そして沢山の生徒たちを哂いあった。
 そんな二人を、後ろの男は笑いながら見ていた。

426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:53:54 ID:MDX8e81y
ホラーだw


支援

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:54:40 ID:zfseJ+iM
((((;゜Д゜)))し、しえん・・・

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:54:51 ID:YV1RjsN6
ゼロはファーストキスから始まる愛のヒストリーだが
絶望先生は首吊りから始まる人として軸がブレてる話だからなあ支援

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:54:58 ID:yllO61qQ
このモンモランシーとルイズKOEEEEEEEE!

430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:55:26 ID:AV86k5KQ
ぼ、某スレの虫食いより酷い鼠KOEEEEE支援

431 :サテライト60:2007/08/03(金) 21:56:14 ID:grpIkwjj
終了です。失礼しましたー
うちのモンモンはかわいい子です

432 :0G:2007/08/03(金) 21:56:54 ID:N4oEUyv6
途中で規制を食らうかも知れませんが
予約しても宜しいでしょうか?

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:56:57 ID:3KHLMLbu
黒い黒い黒い黒いぃぃぃぃぃぃぃ!? なんというか投下されて来た歴代の中でも一二を争う黒さじゃね?
それも沙耶とかそこらへんとは別種の黒さ。

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:58:07 ID:3KHLMLbu
予約状況は……空じゃないかな?

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:58:39 ID:yllO61qQ
予約は無いはず

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:58:45 ID:YV1RjsN6
ドブ川のような腐った目をしたルイズ支援
モンモンモンはたぶん腹グロな目をしてるはず

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 21:58:53 ID:AV86k5KQ
>>430
鼠が怖いんとちゃうやん、俺のアホorzしかしこれは黒いw
俺の中で沙耶とか寄生獣とか探究に並んだ

438 :0G 10話:2007/08/03(金) 21:59:23 ID:N4oEUyv6
えっと、無いそうなので投下します


「本当は偽物とかじゃないでしょうね?」

 目の前で眠るGを見ながら、殿を務めると言ったあの時から…
 簡単にわかるぐらいGの雰囲気が変わったと、ルイズには思える。
 問答無用で、キュルケ達と一緒に風呂に入れた時も、Gの顔は穏やかになっていた。
 召喚された時から、不機嫌な顔や獣のような目、興味が無いと周囲に解るような態度
 それが、穏やかになったと思えたのだ…
 何度か寝顔を見た事があるが、その寝顔はいつも不機嫌そうだった…
 だが、今のGの寝顔は違う。安らかで、穏やかな寝顔をしているのだ
 その顔を見ながら、あの後の事をルイズは思い返していた



「ルイズ!」
「…姫さま!」

 魔法衛士隊やキュルケ達に見守られながらルイズとアンリエッタは抱き合った。

「件の手紙は、無事、この通りでございます」

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:00:22 ID:G4t2k6o+
このお月様とモンモンが怖い(ガタガタ
しかしGJなのだよ! そう判断するしかあるまい!!

440 :0G 10話:2007/08/03(金) 22:01:01 ID:N4oEUyv6

 ルイズは、自分の胸元から取り出した手紙をアンリエッタに渡す。
 アンリエッタは、大きく頷くとルイズの手を強く握り締めた
 アンリエッタはそのまま周囲を見回して、ウェールズ達の姿が無いのに気付き、顔を曇らせた

「ウェールズ様は、父王に殉じたのですね」

 ルイズは目を瞑ると、ゆっくりと頷く

「ワルド子爵の姿が見えませんが、別行動をとっているのかしら? …まさか! 敵の手にかかって?」
「ワルドは……裏切り者だったのです、姫様」
「裏切り者?」

 ルイズの顔は曇り、アンリエッタの顔には陰がさした。
 そんな自分達を見る魔法衛士隊やキュルケ達にアンリエッタが気付く

「彼女達は、私の客人ですわ…隊長殿」
「さようですか」

 魔法衛士隊の者達は、素早く持ち場に帰って行く

「兎に角、私の部屋でお話しましょう。他の方々には、別室を用意いたしますので…そこでお休みになって下さい」




441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:01:21 ID:lNe6y1Si
しえん

442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:01:23 ID:JTxHnXMy
もっと1レスに詰め込んでもいいんじゃないかな?

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:01:35 ID:a9iH89jE
>>0Gの人
ここ制限が60行だからもっとつめこんで投下すれば?

444 :0G 10話:2007/08/03(金) 22:03:22 ID:N4oEUyv6
「子爵が裏切り者だったなんて……魔法衛士隊に、裏切り者が居ただなんて…」

 アンリエッタは、涙を流しながらそう呟き……自分がウェールズにしたためた手紙を見つめた
 ルイズはただ、無言でアンリエッタに近寄る。そして手紙を持つアンリエッタの手を優しく握った

「わたくしが、裏切り者を使者に選んだわたくしが…ウェールズ様を殺したような者だわ」
「違います。それに…ウェールズ皇太子は、御自身の意思で国に残られました」
「ねぇ、ルイズ? あの方は、私の手紙を最後まで読んでくれたのかしら?」

 アンリエッタの問い掛けに、ルイズはゆっくりと首を縦に振る

「はい。ウェールズ皇太子は、姫殿下の手紙を最後までお読みになられました」
「…ウェールズ様は、私を愛してはおられなかったのですね」

 悲しげに手紙を見つめるアンリエッタを見ながらルイズ口を開いた

「亡命をお勧めになったのですね…」
「死んで欲しくなかった、愛していたんだもの……」

 泣きながら、心からの本心でアンリエッタが言う…

「そんなに……名誉が大事だったのかしら」

 泣きながらの、本心からの呟きにルイズは何も言えなくなる…
 懐にある風のルビーが、もしかしたらアンリエッタの悲しみを和らげるかも知れないと思うと
 ルイズは、懐から風のルビーを取り出し、アンリエッタに渡した

「姫様、ウェールズ皇太子から形見にと預かっております」
「これは、風のルビー! ウェールズ皇太子から預かってきたのですか?」
「私の使い魔が、勇敢に戦ったウェールズ皇太子が息を引き取る寸前に、姫様に渡してくれと預かったとの事です」
「そういえば…ルイズ。貴女の使い魔は?」
「私を逃がす為に殿をする為に残りました。…オレを信じろと言って」

 アンリエッタは、薬指に嵌めた指輪を愛しそうに、大事そうに撫でる

445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:03:26 ID:JVw/2vn4
支援。
ここってそんなに書き込めたんだ。
SS書くのにうってつけの場所だな

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:04:27 ID:lNe6y1Si
しえん
>>445
レス投下間隔も長くないしね

447 :0G 10話:2007/08/03(金) 22:05:15 ID:N4oEUyv6

「ウェールズ様は、勇敢に戦った……そう言いましたね」
「はい」
「私も、勇敢に生きてみようと思います。ウェールズ様や、貴女を逃がす為に残ったと言う、勇敢な使い魔さんのように」

 そう言ってルイズに笑いかけたアンリエッタの顔は、悲しさと寂しさが混じっていたが、強い気持ちが込められた笑顔だったと
 その笑顔を見たルイズは心から思ったそうだ…



 ルイズが城での事を思い返していると、眠っていたGがゆっくりと起き上がった

「おはよう。カイン、少し良いかしら?」
「何だ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール」

 以前なら、不機嫌そうに睨んできたのが嘘のように、普通の会話となる…

「カイン。アンタは、私の使い魔なの……その、主に対して少しは礼儀って物を示して欲しいの。それと……帰って来てくれてありがとう」
「つまり雇用主に、礼儀をつくせと言う事だな…良いだろう。二つ目に関しては言ったはずだ、不可能は無いと」
「……アンタ、本当に出来るの?」

 その言葉を聴いたGは、1度呼吸をしてからルイズの方を向き…

「信用されていないようですね。しかしながら、このような口調で宜しいでしょうか? ルイズ様」
「………えっ、えぇ問題無いわ。皆にもその口調でお願いね」
「御意」

 今までの口調とはあまりに違い過ぎる口調の為、ルイズや学院で暮らす者達は…
 Gの口調の豹変にビックリした為に、少しばかり気まずくなったのだそうだ。

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:05:37 ID:MSTGRQQK
月の人GJ
間違いなくこの二人はイイ目でニタァとワラッテル

支援

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:06:27 ID:0L9FLvAe
口調ワロスwwにあわねー

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:06:30 ID:lNe6y1Si
何が起こったw

451 :0G:2007/08/03(金) 22:07:01 ID:N4oEUyv6
今回の話はコレで終了です。

駄文を読んでいただいた方々、本当にありがとうございます。
>>442>>443
制限について教えて下さりありがとうございます

452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:09:18 ID:u3ywD/B5
>>451
今回、「〜〜た(だ)」が目立ったよ〜
そして句点ぐらいつけたほうがいいかもしれない

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:09:28 ID:5O9dYoNe
エスカフローネからドルンカークを召還♪
いや、ルイズじゃなくてタバサの伯父ジョゼフ一世が。
んでなんかドルンカークに言いくるめられて一緒に叫んでる。

「運命改変!」
「運命改変!」

タバサ大ピンチ!

へ?ルイズですか?
とりあえずフォルケンかアレンでも召還してるんでないすか?
ふと気がつくとエレオノール姉ちゃんを籠絡して義兄になってそうだけど。

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:09:56 ID:Co4KSUNS
ふと思いついたがマリー・デイヨン召喚はどうだろうか。
ゴーレム相手にアンジュふるってみたりとか。


455 :0G:2007/08/03(金) 22:10:22 ID:N4oEUyv6
>>452
すみません、次回から気を付けるようにします。

456 :サテライト60:2007/08/03(金) 22:10:37 ID:grpIkwjj
>>423
×メイジが御しきれなかったて
○メイジが御しきれなくて

キャラが被ってるんじゃない…
二度おいしいんだ…
女王様……

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:11:05 ID:YbRQKJmc
>>455
落ち着け、謝るとこじゃないぜ
そりゃアドバイスの一種だ

458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:11:46 ID:lNe6y1Si
おちかれー

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:12:46 ID:AV86k5KQ
>>455
とりあえず素晴らしい作品創りのためにこの言葉を送ります。

   メイ・ザ・フォース・ビー・ウィズ・ユー

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:15:29 ID:u3ywD/B5
ベイダースレの流れまであまり持ち込まないでほしい、俺異端?

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:15:56 ID:YbRQKJmc
流れってほどじゃないだろ、気にしすぎ

462 :ルイズのおとーさん:2007/08/03(金) 22:16:35 ID:rfca/bij
>>459

ベイダー卿?

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:17:11 ID:AV86k5KQ
>>460
すまん、いい応援の言葉がこれぐらいしか思いつかなくて…
コーホーはやらんから安心してくれ

464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:17:19 ID:24q0tfEG
今日は凄い日だな…荒れに荒れて移転して良作の連続投下
絶望とワルドの絡みが見てみたいw

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:21:48 ID:wNEfElLU
その前にデルフだな
無機物にまで馬鹿にされる魔法世界に絶望したーーーーw

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:22:17 ID:5O9dYoNe
単に数スレ前で御利益があっただけで、ベイダースレはあんま関係無いでしょ?

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:25:17 ID:HqhHOy0a
ゼロ魔SSつながりでなんとなく、だな

さて、次の人は・・・と

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:25:51 ID:zfseJ+iM
言い出しっぺだが、純粋に職人を応援しただけで深い意味は無いよ?
ベイダー卿の影響を受けていない、と言えば嘘になるけどw

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:26:43 ID:u3ywD/B5
やりすぎはほどほどにってことを言いたかった
このスレにはこのスレの空気があるし

470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:27:20 ID:eAksotle
投下したいんだけど、予想以上に書きたい場面だから長くなってる。

うーあー。

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:28:33 ID:wf7jOkUO
まずは書くんだ。
ガンバレ

472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:29:11 ID:u3ywD/B5
>>470
頑張れ
ここで愚痴を言う暇があるなら、頑張って一文字でも多く書くんだ

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:31:14 ID:eAksotle
>>472-471
うん頑張る



474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:31:21 ID:3KHLMLbu
>>472
愚痴を吐いても良いから、じゃないかねぇ?w

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:31:53 ID:2zEtrPc/
>>470
あるある
我々にできるのは耐えて書くのみだ、それが投下時の喜びになる

orzになるときもあるがそのときはそのときだ

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:31:54 ID:5O9dYoNe
七姫物語のテンとタウを召還

「一緒に聖地を盗りに行くぞ!
お前が虚無の担い手でコイツがヴィンダールヴ、そして俺がガンダールヴだ。」

って、アレ?
なんか変になったな。

477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:33:02 ID:42Mh799j
こちらトリステイン魔法学園前派出所

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:33:41 ID:5O9dYoNe
>>470
長くても問題なし。投下するときゃ支援もばっちりだ。

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:33:57 ID:3KHLMLbu
>>476
七姫の空気は再現しにくいなぁ……w

関係ないが何となくウルトラマンティガ召喚とか楽しそうだと思った。
ティガは元々いあいあな連中の側だった訳だからエルフたちから悪扱いされる理由もこじつけられそうで。
考えただけだがナー。

480 :ルイズのおとーさん:2007/08/03(金) 22:34:08 ID:rfca/bij
土日に書き上げて投下する



また、宣言して自分を追い込んでみた

481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:35:23 ID:fRu/JHze
>>477
両さんのバイタリティならどんな世界だってやっていけるw

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:37:11 ID:9DuHuoy+
みんなの投下ペースを見てたらなんだかムラムラしてきた。

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:37:17 ID:e9C2kRc5
>>459

風呂入ってる最中にネタが思いうかんだと思えば、あんたか



484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:37:46 ID:BqH5K0y+
フォーチュンクエストのホワイトドラゴンの血ってあらゆる万病を治す秘薬になるんじゃなかったっけ?
カトレアとかタバサ母とかを治せるな

485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:37:51 ID:oTkKjKE2
一般人の召喚はやはり敷居が高い?

料理漫画から召喚されんかね
海原雄山とかクッキングパパとかレミーとか

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:38:52 ID:KCGz9cVU
初めて書いてみたんだが…ギーシュ戦だけなんだ。
カード漫画ネタなので微妙なのかもだが、今はあいてるだろか?

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:39:24 ID:3KHLMLbu
>>482
その滾りをキーボードにぶつければ良いトカなんトカ。

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:40:15 ID:AV86k5KQ
>>483
そう言って貰えると、空気を重くした俺としてはすごく助かります。
で、そのネタはいつ投下するんっスか?また黒いんスか〜?

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:40:26 ID:3KHLMLbu
>>486
空いてるよ。……この時間空いてるのも珍しい気がしてしまうな。
一昨日昨日の投下ラッシュを見てると。

490 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:40:35 ID:OeN6O1xH
げーげげーげー

で、誰かトカとゲーのコンビを召喚する猛者は居ないのか?

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:40:41 ID:wf7jOkUO
>485
味皇さまはどうだ?
うまいもの食えば巨大化だってするぞ

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:41:42 ID:HqhHOy0a
>>490
かなりの手練でなくては不可能だぞ、アレはw

493 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:42:01 ID:JTxHnXMy
>>486
小ネタならカモン
長編なら終わらせ方ぐらい考えてきたらどう?

494 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:43:37 ID:NZl+bylq
>484
精神は無理なんじゃないか?
忘れられなくする薬の話の時とか、もしも効くんなら使ってただろうし。

495 :ゼロの召喚師:2007/08/03(金) 22:44:11 ID:KCGz9cVU
「――あれは、なんなのですか、オールド・オスマン」
「わからぬ。精霊ではない。先住魔法でもない。
……一体何者じゃ、サモン・サーヴァントを……幾度も行うなど」

その広場で起こっていたのはメイジの常識を覆すものだった。
サモン・サーヴァント。
メジャーな魔法だ。
使い魔を呼び出し、契約する。便利な使い魔であればよりよい。
しかし、一人には一匹だけ。
それも、両者が生きている間は別の契約は出来ない。そういうもの。
しかし――そこで起きているのは、違う。
そこにはゴーレムが五体居た。
『青銅』のギーシュが作り出したものだ。
平民では恐れおののくだろうそれだが――しかし。
目の前の状況を見て、恐慌をきたしているのはギーシュだった。
目の前にいるのは――ドラゴン。
それも巨大な、とても巨大な、赤いドラゴンだ。
更に空を飛ぶのは、それよりも小さな、だが火竜である事は明らかなもう一匹のドラゴン。
極めつけとばかりに三匹目が存在した。
前述の二匹よりは段違いに間抜け面をしているが、翼を持ち、炎を頭の筒のようなものから噴出している。
――無論、これらだけで驚くに値するにはするが――しかし、それだけではオールド・オスマンを驚かすに値しない。
問題は、これらが全て一人の青年により呼び出され、圧倒的な炎の奔流を生み出している事にあった。

「な――なん、なんで――さっきまで、僕の、ワルキューレに――ぼこぼこに、それが、なん、で」

ギーシュは――否、この世界のメイジは知る由もなかっただろう。
目の前の青年の左手に輝くルーンが、かの伝説の使い魔ガンダールヴの物だという事を。
そしてもうひとつ。
その右腕に輝くタトゥーのようなものが――勇者を呼び出す神秘の貝、『火の貝』だという事を。

――――完成・火属性的相性組合(ファイアーフラッシュコンボ)――――

炎の奔流はギーシュの呼び出した青銅製のゴーレムを悉く焼き尽くし――収まった。

「何とか、よび、だせた……勝負あり、だね」

剣を構え、カードのようなものを持ち――全身をワルキューレによる攻撃で怪我だらけにしつつも、立つ。
その左手には、コルベールが不思議に思ったルーンが輝き――右手には、貝のような模様が輝いていた。
彼の名はレクス。――火の貝の勇者、召喚王レクスと言った――

……レクス、レッドドラゴン(100P、竜『炎』)、ファルス(90P、竜『炎』)、マグラン(30『炎』)
炎・フラッシュコンボ完成

496 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/03(金) 22:44:28 ID:j7lmJwkf
こんばんは、待機中です。

497 :ゼロの召喚師:2007/08/03(金) 22:45:26 ID:KCGz9cVU
>493
今のところは小ネタ。
何とか整合性がつきそうなら書く…かもしれない、未熟なのでわからないです

498 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:45:34 ID:FZuzYued
>>485
ジャンを召喚して、決闘前にギーシュに一服盛るとか?

499 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:45:42 ID:JTxHnXMy
>>488
せっかく流れかけてるんだから、わざわざ自己主張して蒸し返さない

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:45:59 ID:eAksotle
予約はなさそうだし、投下してもいいんでない?

501 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:46:42 ID:MDX8e81y
>>485
ツンデレ×ツンデレと申したか?

とりあえず、決闘シーンの相手マルトー涙目www
ヨシェナベをちゃぶ台ごとひっくり返されてシエスタも涙目www

502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:46:48 ID:AV86k5KQ
召喚王レクスか!懐かしい…これでボンボンネタは2つか

503 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/03(金) 22:47:43 ID:j7lmJwkf
それでは。
 
二○○
 
 窓から見える空が漆黒から濃紺に変化した頃に、君は眼を覚まし室内を見渡す。
 マンパン砦を目指すここ数週間の旅で、君は日の出とともに歩き出し暗くなる前に野営する習慣が身についていたため、
たとえ疲れ果てて眠りに就いても、日の出の前には自然に起きてしまうのだ。
 短時間とはいえ屋根の下で睡眠をとれたので、体力点一を加えよ。
 
 あのルイズという少女は、君がいままで見たこともないような分厚く柔らかな布団にくるまり、相変わらずぐっすりと眠っている。
 気楽なものだ、と君は小さくつぶやく。
 これからの行動を決めよ。
 朝だと言ってルイズを揺り起こすか(二七○へ)、それとも部屋を出て学院の敷地をうろついてみるか(九へ)?

504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:47:59 ID:f8zxyCgb
ポヨンは俺の嫁乙!

505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:48:20 ID:HVgA+/1A
大谷日堂が召喚されてしまい、マルトー涙目

506 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/03(金) 22:50:10 ID:j7lmJwkf

 
 領主の館といった趣きの寄宿舎から外に出た君は、冷たくすがすがしい空気を胸いっぱいに吸い込む。
 薄暗いなか周囲を見回した君は、天を突いてそびえ立つ巨大な塔とその周囲に配置された比較的小さな四つの塔を目にすることになる。
 あれらの塔が、若き魔法使いたち、将来の権力者たちを育てる学院の本体なのだろう。
 森の小さな庵で、偏屈な老魔法使いのただ一人の弟子として魔法を習得した君にしてみれば、およそ信じがたい規模の施設だ。
 君は中央の巨大な塔の方向へ向かってもいいし(一六四へ)、逆に学院の周辺を散策してみてもいい(一五七へ)。

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:50:42 ID:yllO61qQ
ソーサリー支援

508 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:51:17 ID:uGQtXXTu
亀だが>>314
女神様のちょっとした転送ミスとか突発的にとかあると思うよ?

509 :ゼロのしもべ:2007/08/03(金) 22:52:31 ID:ee7nMHhT
次行きます
いいよね?
ということで支援

510 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/03(金) 22:53:10 ID:j7lmJwkf
一六四
 
 君は足を止めてその巨塔を見上げる。
 君が過去に足を踏み入れたなかでは最大の建築物であるアナランドの王城を、はるかに凌ぐ高さだ。
 数日前に彼方からその影を見ただけの、恐るべきマンパン砦にさえ匹敵する規模だろう。
 これほどの建築物をどうやって完成させたのかと、君は考え込む。
 強大な魔法で組み上げたのか、それとも無数の平民を奴隷のごとく働かせたのか。
 
 塔の正面には城門を思わせるほど大きな扉があるが、裏手からはいくつかの煙の筋が立ち昇っている。
 大きな扉に向かうか(一三六へ)、それとも煙の出る方向へと進むか(六五へ)?

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:53:15 ID:oTkKjKE2
ソーサリー面白いなあ

512 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:54:47 ID:GUVQ3C4/
西行法師か

513 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:54:49 ID:yllO61qQ
本当にゲームブックとして遊べたらもっと面白いんだが

514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:56:57 ID:9UkSHIpR
支援するぜ

515 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:57:37 ID:oCFRfh+3
>>513

安価で行動決定、翌日投下とか?

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:57:47 ID:+u37z4nd
>>498
ジャンそんなことしないだろ


517 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/03(金) 22:57:52 ID:j7lmJwkf
六五
  
 近づくにつれ、人の動く物音や気配が大きくなる。
 開け放しにされた扉から中の様子を覗いてみると、白い前掛けをまとった幾人かの男女がしょぼつく目をこすりながら、
火を焚いたり山のように積み上げられた野菜や肉を別の場所へと運んだりしている。
 どうやらここは、調理場の裏手のようだ。
  
「どうなさいました?」
 中に居る人々のうち、覗き込む君に気づいた一人の女が声をかける。
 年の頃十六・七、黒髪の少女だ。
 黒い服の上から白い前掛けをまとい、頭には白い布でできた奇妙な飾りらしきものを着けている。
 こんな早朝から働いているところからして、この少女はルイズたちが言うところの平民のひとりなのだろう。
 この学院で雑用をこなす、住み込みの奉公人といったところか。
 君はどう答える?
 
 ある女生徒に召喚された≪使い魔≫だと話す・七六へ
 調理場の新しい下働きだと話す・二二四へ
 道を間違えたと言って引き返す・二八一へ 

518 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 22:58:35 ID:yllO61qQ
>>515
いや、なんとなく「いいなあ」というつぶやきであってさすがにそこまでもとめるのは贅沢かと思う
俺、破滅系の選択肢選びたくなっちゃうだろうしw

519 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/03(金) 22:59:58 ID:j7lmJwkf
七六
 
 「では、あなたがミス・ヴァリエールの使い魔になったという…」
 黒髪の少女は驚きに目をみはる。
 ≪使い魔≫を召喚すると人間が現れたという昨日の出来事は、前代未聞の珍事として学院の教師や生徒はもちろん、庭師や馬丁、
メイド(君が聞いたことのない職業だが、女中の一種だろう)といった平民の奉公人たちのあいだでも噂になったのだという。
 
 君はシエスタと名乗る少女に簡単に身の上を説明するが、自分は遠く離れた国の旅の商人であると偽る。
 異国の魔法使いであり、重大な任務の途中でハルゲキニアに送り込まれてしまったと言ったところで、信じてはもらえないだろう。
 
「まあ、それではいつか私にも、遠くの国の品物を見せてくださいね」と微笑むシエスタに別れを告げ、君は寄宿舎の方向へと戻ることにする。
 この世界で初めて、友好的な人物と知り合いになれたことを祝し、強運点に一を加えよ。一二へ。

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:01:28 ID:FZuzYued
>>516
巻数が一桁の頃にやってたじゃない。
薬効を強烈に高くして足腰立たなくさせたりとか。

521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:01:43 ID:yllO61qQ
どうしても身分を偽るんだな

522 :幽香の人:2007/08/03(金) 23:01:59 ID:eAksotle
しもべさんの後で投下したいのですが、良いでしょうか?

予想以上に長くなって、7回に分けないと入らないみたいなんで、長くなりそうです。
そしてシエ☆すた

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:03:04 ID:aeU/LFqT
>>515
選択肢式SSは地獄だぜ
なにせ作者の思い通りに話が進んでくれないわ書き溜めできないわで支援

524 :使い魔と主 ◆q0wSVUja0A :2007/08/03(金) 23:03:56 ID:3yUYsuhz
んでは幽香さんの次にでも投下したいと思います

525 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/03(金) 23:04:40 ID:j7lmJwkf
今回はここまでです。
状況描写ばかりでちっとも話が進みません。
「ソーサリー」や「火吹山の魔法使い」の舞台であるタイタンの世界は、
いかにもヒロイックファンタジーな野蛮な場所ですので、
主人公はメイドの存在を知らないということにしました。
それでは、次の方、どうぞ!

526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:05:22 ID:AV86k5KQ
ソーサリーさん乙です!

現在予約:しもべ→幽香→主 

527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:05:30 ID:a9iH89jE
>>522
サロンで7回ならここでは4回だよ。確認してる?
ここでも7回ならそりゃ凄い量だw

528 :幽香の人:2007/08/03(金) 23:06:47 ID:eAksotle
>>527
ここで7回になりそうです

それでも書きたいところ書ききれないうぎぎ
ギーシュとキュルケの対決にこぎつけないうぎぎ

529 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:08:10 ID:ee7nMHhT
>>522
もうちょい追加するので先にどうぞ

530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:08:42 ID:oTkKjKE2
ソーサリーさんGJ
火吹山またやりたくなってきた

531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:09:04 ID:AV86k5KQ
現在予約:幽香→主
 仮予約:しもべ

532 :幽香の人:2007/08/03(金) 23:09:56 ID:eAksotle
>>529

うぃー。わかりました。投下します。支援よろしくです。
もしも移転してなかったら10回分って・・・

533 :幽香の人 1/7:2007/08/03(金) 23:12:09 ID:eAksotle
ルイズと幽香は他者と一歩送れて朝食の席を立つ。
これから、幽香を入れての、初めての授業である。


「・・・むきゅー。この本、興味深いわ。ここの世界の魔法も会得して、
 絶対に魔理沙をぎゃふんと言わせてやるわ」


第4話 こんどこそ すごい 本領発揮


他の生徒から数分遅れてルイズと幽香が教室に入る。
すると、赤い髪をしたスタイル抜群の女性がルイズの姿を認めると、近づいてくる。

「あらルイズ、おはよう」
「・・・おはよう、キュルケ」

ルイズは心底嫌な顔を、キュルケは悪戯を楽しむような顔をしている。

「この人が貴方の召喚した使い魔?」
「そうよ、幽香こそ「使い魔じゃないわ。あくまでルイズとは対等のつもりよ」ってちょっと」

キュルケの質問に、ルイズが自慢げに答えようとしたところ、幽香の口から驚きの言葉が漏れた。

「ち、ちょっと、前に一応ではあっても敬おうって言ってたじゃない」
「いや、なんかやっぱり慣れない事はするもんじゃないわねって事で」
「余りにも酷いわ・・・」

ルイズの絶望感に満ちた声が漏れる。もちろん、それはキュルケにも聞こえていたわけで。

「あははは、ルイズ、なんだかとんでもないのを召喚したみたいね?」
「ふ、ふん!これでも実力は本物・・・なんだからねっ!多分!」
「多分って何よ、私は本気さえ出せれば分けはあっても負けたことは無いわ」
「ふふ、でもあたしはちゃんとした使い魔を召喚したのよ?おいで、フレイム」

すると、教室で他の使い魔と話して(?)いたオレンジ色のトカゲの様な大きな生き物が歩いてきた。

「あら、火の象徴の生き物?」

微妙に不快そうな顔をする幽香。

「そうよ。この尻尾、素晴らしいと思わない?」

確かに、とルイズは思う。この尻尾から見るに、サラマンダーの中でもそれなりに
高位にあるのだろう。と、容易に想像が付く。

「ふーん・・・知能の割に力はあるのね。花、燃やさないでね」
「ふふ、あたしが指示したりしなきゃ、そうそう火なんて吹かないわよ」
「ふーん、ならいいわ」

完全にルイズは蚊帳の外である。

534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:12:40 ID:uGQtXXTu
>>528
それは期待大

535 :幽香の人 2/7:2007/08/03(金) 23:13:56 ID:eAksotle

「ちよっと幽香、せめて他人の前では使い魔らしく振舞って頂戴よ」
「嫌よ、逆にルイズしか居ないんなら・・・考えなくも無いけど、他人の前で使い魔
 ・・・と言うより、ルイズより下だなんて思われたくないわ」
「ふふ、ルイズ、貴方、使い魔に忠誠も見せて貰えないようだからモテないのよ・・・」
「私はアンタみたいに他人に媚を振り分けるほど暇じゃないのよ」

ルイズが反論をするが、キュルケは幽香に興味があるようだ。

「ねぇ、貴方はなんて名前なの?」
「あら、こちらの貴族は相手に先に名乗らせるの?」
「そうね、こちらから名乗りましょうか。あたしはキュルケ。微熱のキュルケ。」

キュルケはそこで一旦区切ると、ルイズにあてつけるように胸を張り、幽香に向かって艶かしい視線を送る。

「ささやかに燃える情熱は微熱。でも、世の男性はそれでいちころなのですわ。あなたと違ってね?」

キュルケは視線を幽香の胸に移動させ、その後視線をルイズの胸に固定し、嘲るような笑みを浮かべる。

「じゃ、失礼?」

そのまま、キュルケはさっそうと歩いていく。歩く姿でさえ何か色気のような物があった。

「キィィィッ!くやしいっ!何よ何よ!絶対幽香のほうが使い魔としての格は高いんだからっ!」
「・・・・・・」
「どうしたのよ、幽香?」
「胸で・・・負けたわ。そうそう負けることは無かったのに・・・」
「・・・そう」

幽香は割りと本気で悔しがっているようだ。
そこに何故かキュルケが戻ってくる。

「ルイズ、貴方、タバサの部屋に入った何か、見なかった?」
「・・・? いえ、見てないけど?」
「うーん。やっぱりルイズも見てないか・・・」
「どうしたのよ?」
「ううん、ただ、タバサが後で戻ってはいるとはいえ、本が減ったりしてるって嘆いてたのよ」
「ふぅん・・・普通、生徒ならタバサの部屋じゃなくて図書室に行くと思うけど・・・」
「だから妙なのよ。まぁいいわ。見つけたらあたしに言ってね。それじゃ」

こんどこそキュルケは男性の群れに戻っていく。

「変なの・・・」
「へぇ、この学園、図書室なんてあったんだ」
「えぇ、まぁ、一般生徒じゃ入れないところもあるけどね」
「ふぅん・・・まぁいいわ、前に居るの、先生でしょ?」
「げ、危なかったわ。ありがと幽香」
「どういたしまして」

前に来た先生、シュヴルーズ先生が口を開く。


536 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:14:13 ID:ee7nMHhT
容量増えたのは嬉しいよね支援
でもできれば荒らしとかネガティヴなことはきてほしくなかった

537 :幽香の人 3/7:2007/08/03(金) 23:15:41 ID:eAksotle

「おはよう皆様、私はこの季節に召喚された使い魔を見るのが好きなのですよ・・・
 本当に皆さん、色々な・・・色々な・・・」

シュヴルーズはルイズの隣に居る幽香を見て凍りつく。

「・・・えー、本当に色々な使い魔が居るのですね・・・」
「ちょっと、ミセス・シュヴルーズ!人の使い魔みて硬直するのは止めてください!」
「そうよ、使い魔を一通り見てみたけど、私以上の生き物・・・いや、かろうじて対抗できそうなのは、
 そこの青もやしの竜しか居ないわよ?」

幽香は青もやし・・・いや、タバサを指差して言う。
タバサは反応しない。それに対してキュルケが反応する。

「ちょっとそこの使い魔、タバサをもやし呼ばわりとは、
 礼儀がなってないんじゃない?」
「あら、すいませんね。昔、そこのタバサ、だっけ?
 に似た人が紫もやしと呼ばれて居たので、つい呼んでしまいましたわ。
 非礼をお詫びします」
「くっ・・・わ、わかればいいのよ!」

周りからは明らかに喧嘩を売りに行ったキュルケを上手く受け流すほどの知慧を
見せた幽香に控えめながらも感嘆の声が漏れる。
ルイズは幽香の耳元でささやく。

(よくやったわ幽香!)
「ゃん!」
「え?」

しかし幽香はそれに気づかなかったようで、ルイズの息が幽香の耳に入り、
思わず嬌声を上げてしまう。
その声はやけに色っぽく、何人かの男子生徒が反応してしまう。
その耳を押さえて甘い声を上げながら顔を赤らめるという動作を
幽香のスタイルとルックスを見ていたギーシュは直視してしまった。

「・・・可憐だ。薔薇たる私が、あの花を手に取らない?そんなことはあり得ない。そんなことは―――!」

ギーシュは、ルイズの最初の召喚、そう、コルベール場外ホームラン事件を見ているのだ。
もちろん幽香の名乗り上げも聞いている。

「そうだ、花だ!全ての美しい花は私の物、ならば私が薔薇である必要は何処にもなくて―――!」

気障なギーシュがなにやら叫んでいるが関係ないことである。
しかし、ミセス・シュヴルーズ先生は耐えられなかったらしい。

「ふがっ!」
「しばらく黙っていなさい。では授業を始めましょう」
「ふがふぐふもっふー!」

ギーシュの喚く声が五月蝿いので生徒達によって窓から落とされる。
これは痛い。

538 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:15:52 ID:JVw/2vn4
しえんするでやんす

539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:17:12 ID:2FmlaiSN
支援やで
そして予約

540 :幽香の人 4/7:2007/08/03(金) 23:18:15 ID:eAksotle

「では、今日は使い魔を召喚して皆さん疲れているでしょうし、土魔法の基本、錬金
 のおさらいをしましょう。それでは・・・」

シュヴルーズ先生が錬金の理論を説明している。
しかし、ルイズにとっては実技が出来ない分、座学はかなり優秀な方である。
そんなルイズにとっては、非常に退屈な授業である。
しかし、幽香はしきりに頷きながら、その授業の内容を咀嚼している様であった。

「幽香、意味わかるの?」
「うーん、分からないわけじゃないんだけど、どうにもピンと来ないわ。
 せめて、一回でも実技が見れれば・・・」
「・・・貴方、実は頭良い?」
「・・・伊達に数百年生きてないわ」
「うそっ!貴方、そんなに生きてたの!?」
「言ってなかったかしら?妖怪は軽く千年は生きたりするわよ。
 ま、種族にもよるけどね」
「・・・何か、常識が崩れて来たわ」

この時、ルイズは不覚にも大きな声を上げていてしまった。

「ミス・ツェルプストー!」
「はっ!はい!」
「随分と余裕のようですね。では、私がやるつもりだった
 錬金の魔法を実演していただきましょう。大丈夫です。
 貴方はとても優秀な生徒と聞いています。さぁ」

途端に周りがザワザワと騒ぎ始める。

「あの・・・先生、やめさせた方がいいと思います」
「もう爆発は見たくありません!」
「触ると爆発する技ってあったわね」

周りの生徒達が口々に止めろ止めろと騒ぎ立てる。
その様子を見て、なおルイズはその指名を受けた。

「やります!」

ルイズのこの宣言で、生徒達が隠れようとした。

「―――静かにしてくださらない?」

しかし、ルイズの隣に居た女性、いや、使い魔の幽香が、
この喧騒の中でもやけに響く、重く、低く、人間の本能に直接語りかけるような
声を、いや、もはやこれは号令だ、を掛ける。

「ミセス・シュヴルーズ?」
「は、はい?」

幽香が、非常に優しい声でシュヴルーズに声を掛ける。
周りの喧騒は、幽香の先ほどの一声で静まり返っていた。

「普通は生徒の前に、先生が手本を見せる物じゃなくて?
 ―――ミセス・シュヴルーズ?」

541 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:19:09 ID:NbHbusxV
支援します

542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:20:45 ID:JVw/2vn4
>「ミス・ツェルプストー!」
「はっ!はい!」

イラン世話かもしれないけどここ多分ヴァリエールの間違いだぜ
支援!


543 :幽香の人 5/7:2007/08/03(金) 23:20:44 ID:eAksotle

幽香の、「異論は許さない」と言う、確固とした感情の籠められた言葉は、
それは言霊となってシュヴルーズの考えを侵食する。

「え、えぇ、そうですね。わかりました。では私が手本を見せます」

そう言ってシュヴルーズは、土を出すと、それに魔法を掛ける。
するとその土は、金の輝きを放つ金属に変化する。

「あら、凄いですね先生。それは金ですか?」

幽香は心底感心した風でシュヴルーズを見て、声を掛ける。
それに対してシュヴルーズは自嘲したような
笑みを浮かべながら言葉を紡ぐ。

「いえ、これは真鍮です。私は二つしか属性を掛け合わせられませんから。」

シュヴルーズの自分を見下すような言葉に、幽香はポツリとつぶやく。

「ふぅん―――なんだ、これなら、まだ魔界の人形の魔法の方が高度だわ」
「え?」

幽香のぽつりと言った一言は、近くに居たルイズにしか聞こえていなかった。

「ミセス・シュヴルーズ?」
「は、はい、何でしょうか・・・?」
「よろしければ、私に一度やらせて戴けません事?」
「え?」

シュヴルーズは、不思議そうな表情をしながら、疑いの念の篭った声を上げる。
その幽香の申し立てに、ルイズが反応する。

「や、やめてよ幽香!私が恥かいちゃうじゃない!」
「見てなさいルイズ―――これが、私の実力って言う物よ」

幽香は、あたかも自分がこの空間の支配者のごとく、
いや、事実そんな状況だ。誰もが、学園長室に居る三人ですら、
遠見の鏡を使ってこの状況を覗き見ている。

「行くわよ―――」

幽香の宣言に、全員が息を呑む。


そして―――幽香の魔法、土を真鍮に変える魔法が使われた。


それは、貴族の使う杖と言う、それなりの長い時間を掛けて作られる杖と言う
魔法媒体無しで振るわれた。

544 :幽香の人 6/7:2007/08/03(金) 23:22:23 ID:eAksotle
「―――出来たわ」

そして、その土は見事金の輝きを放つ別の金属、真鍮に成り代わっていた。



「――――――!!」



その歓声は、どこまでも無音であった。
ただ、ルイズを初めとする、学園全員を、震わせ、叫ばせる物であった。
そして、幽香は言う。

「ルイズ?」

幽香の突然の呼びかけに、ルイズは驚く。

「な、何よ?」
「ルイズ、こっちにいらっしゃい。もしかしたら、
 貴方に魔法を使わせられるかも。」
「なっ!」


「「「なっ!?」」」


教室のほぼ全員が驚きの言葉を上げる。
もちろん、校長室の三人も、である。

「どうするの?ルイズ?私のやり方―――やってみない?」
「当然、やるわ!」

ルイズは、もしかしたら今までの自分の評価をひっくり返せるかもしれない
その考えだけで、走ってやってきた。

それはそうだろう。幽香は、完全に魔法の素人の筈なのだ。
その幽香が一発で魔法を成功させた。つまり、それは自分にも
魔法が使えるのではないか―――?
そう、考えさせるのに十分であった。

「偉いわねルイズ・・・よく来てくれたわ」

ただ、ルイズには、一つ心配なことがあった。
何故か、幽香に良く解らない迫力と言うか、
周りの人に、一切の反論を許さない、ナニかが渦巻いていたのだ。

「待ってね・・・」

幽香は、またシュヴルーズの用意した土に何処からか
出した種を蒔き、宣言する。

「フラワーマスターの名において宣言するわ。
 ―――咲きなさい」

545 :DOD&M:2007/08/03(金) 23:23:11 ID:9DuHuoy+
予約状況どうなってるかな? 末席に加えてもらいたい。
支援。

546 :幽香の人 7/7:2007/08/03(金) 23:24:31 ID:eAksotle
すると、ルイズ、この中で最も博識なタバサですら見たことの無い花を咲かせる。
その花を、ルイズの花に近づけると、ルイズは意識を失った。

「ふふ、いいわ。さぁ―――!」



その光景を見ていたオールド・オスマンと、コルベールは、ほぼ同時に叫んだ。

「いかんっ!」

すぐさまその幽香の行動を止めに行くが、幽香の鏡越しの視線と、
満面の笑みを見ると、一瞬でそんな考えが吹き飛ぶ。
元々、動くことすら出来なくなっていたロングビルは、
ひっと言う声を上げて、失神した。

使い魔は、そのメイジと実力差があると、メイジから主従の関係を取り除こうとする。
幽香は、正にそれをしようとしていたのだ。
幽香は、嬉しそうに叫ぶ。

「さぁ、これで私の使い魔生活も終わり―――よっ!」


光が走った。


547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:25:01 ID:g0zoSfCA
予約は今一個あったはず

548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:25:29 ID:AV86k5KQ
現在予約:幽香→主→剣狼→DOD
  仮予約:しもべ
こんなとこです支援

549 :幽香の人:2007/08/03(金) 23:27:37 ID:eAksotle
投下終了。

あるぇー?おかしいなぁ。紫もやしがこっそり来てて
幽香と魔法対決する予定が・・・あるぇー?
まぁ幽香の優れた魔法のインスパイア能力を書けたからいいか

550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:29:01 ID:3yUYsuhz
乙です!
んでは5分後ぐらいに投下したいと思います

551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:31:06 ID:a9iH89jE
ん?
魔法インスパイアは魔理沙じゃないの?

552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:31:22 ID:uGQtXXTu
なんかどさくさに紛れて平気で落とされてるギーシュに合掌しつつGJ!

553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:32:53 ID:eAksotle
>>551
幽香は旧うふふ魔理沙の魔法を一日ストーキングするだけで粗方盗み、
それどころか旧ありすの究極の魔法とやらを見ただけで会得したりする
元祖盗作マスターなのです

554 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:34:28 ID:gbfpxqV3
遅レスだけど、糸色望の使い魔は面白いな
糸色望らしさが良く出ていてクロスとして楽しい

555 :使い魔と主 ◆q0wSVUja0A :2007/08/03(金) 23:34:41 ID:3yUYsuhz
それでは投下したいと思いまー

556 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:35:49 ID:uGQtXXTu
そう言えば確かに絶望は新ジャンル的にゼロま世界を切り開いてくれた気がするw

そして当麻支援

557 :使い魔と主 ◆q0wSVUja0A :2007/08/03(金) 23:36:01 ID:3yUYsuhz
「離しなさいよメイド!」
「ミス・ヴァリエールこそ離して下さい!」
互いに文句を言いながら、二人はぐいぐいと当麻の手を引っ張っている。
二人からそれぞれ別の手を引っ張られているので、当麻は大の字となって悲鳴をあげていた。
「待って! これ俺の意見は無視ですか!? 腕が体とおさらばしそうなんですけどー!?」
うがーと叫び続ける当麻に、二人の怒りの矛先が変更された。
「トウマは黙ってて!」
「トウマさんはちょっと黙ってください!」
はい……、と情けない声を出す当麻。とてもじゃないが、先の戦いの勝利の起点となった少年とは思えない。
逆らったら殺される……
当麻は二人から発する尋常じゃない殺気が感じられ、言われた通りにするしかなかった。
バチバチッ! と当麻の目の前で火花が激しく散っているような程二人は睨み合っている。
なによ! そっちこそなんですか! と、口は開いていないが、目はそう訴えているように見えた。

アルビオンと、トリステインとの戦いが終わった夜とは思えない程平和であった。
時間を少し前に戻ってみよう。

夕方となり、当麻とルイズはシエスタの家で一泊する事になった。ここまでは良いのだ。良いのだったのだが……
シエスタの弟達が事の原因の発端であった。
当麻とルイズは、シエスタが村中にその戦果を言い広めたのか、英雄扱いを受ける事になった。
なので、夕飯は村人全員参加の大宴会となったのだ。みながワイワイガヤガヤして、何人もが当麻やルイズに話しかけたり、お礼を申し上げたりした。
そんな中、シエスタの兄弟達が総出で当麻に質問をした。
「トウマさんはお姉ちゃんとルイズさんがどっちが好きなの?」
カチン、と場の空気が固まった。いや、実際はルイズとシエスタだけなのだが、彼女らが持つ範囲が馬鹿でかく広いのだ。
村人全員シーンと黙る。え? え? なんですかこれー!? と事の状況に理解出来ていない当麻。
すると、その空気を粉砕するかのようにシエスタの口が開いた。
当麻の腕を、胸を押し当てて優しく握った。
「もちろん私ですよね? トウマさん♪」
なぜでしょう、顔は笑っているんですがなぜか脅されている気分なのですが……てか待て、この感触は、まさか! まさかだったり!?
ぉぉぉおおお!? とギャラリーのテンションが上がっていく。
一方のルイズはちらりと自分の平面な胸を見る。どう考えても、これに関して勝ち目はゼロに等しい。


558 :使い魔と主 ◆q0wSVUja0A :2007/08/03(金) 23:37:33 ID:3yUYsuhz
だからといって諦めるわけではない。
カーッと赤くなり、こちらも負けじと逆側の手を握る。
「なによ! トウマはわたしの使い魔なんだから!」
わたしの、っていろいろマズイ表現として捉えられるだろうが! って痛い! 強く握りすぎですルイズさん!
天国と地獄を同時に体験をするってこういう事なんだろうなあ〜、と現実逃避をする当麻がいたりする。
一方のギャラリーはルイズの発言にさらなるテンションを上げる。
「両手に花とはこのことかっ!?」
「羨ましいぞトウマ君!」
「俺シエスタのこと好きだったのにー――!!」
「まずいぞ、一人辛い現実に耐え切れず飛び出しちまったぞ!?」
「心配するな死にはせん! それよりこんな面白いもんそう見られんぞ!」
アイアイサー、と村長に敬礼して、飛び出した青年見捨てる村民。さすがタルブ村、連携はばっちしである。
しかし、ただ一人
「ほうトウマ君。やはり君はわたしの可愛い娘を奪おうとしているんだね……うふふ、うふふふふふふふ」
洒落じゃない笑みを浮かべちゃったりしている。
そして話が最初に繋がったというわけだ。

「それじゃあトウマさんがラ・ヴァリエールの使い魔じゃなければいいんですね! トウマさん! 早く契約を断ち切ってわたしと一緒にやっていきましょ!」
「ま、待てそれは――――」
「うぉぉぉぉおおおおついにシエスタが言ったぞぉぉぉおおおお!?」
無理だって、って言う前に、村人全員が一丸となって喜ぶその大音量には、ありと象の差ぐらいある。
そこまで言われたら、ルイズも黙っているわけにもいかない。
「なによ! そんなことできないわよ! それにこんな所で暮らすより魔法学院での暮らしの方が何倍もいいんだから!」
「いや、できるやん」
「あんたは黙ってなさい!」
今にも拳が飛んできそうな勢いで、ルイズは当麻を無理矢理ねじ込む。しかし、シエスタはそのまま当麻の言葉をみすみす捨てるわけがなかった。
「ほら! できるじゃないですか! これなら問題ないですね! 早く決めてください!」
「ななな……ふ、ふんだ。どのみちトウマはわたしを選ぶのだからなんら問題はないわ!」
さあ、どっち!? と村人まで当麻に迫ってくる。
(と言われてもなあ……)
ちらっと二人を見る。

559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:37:59 ID:HqhHOy0a
支援という名の支援

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:39:14 ID:uGQtXXTu
なんというクラス臭い村人…支援

561 :使い魔と主 ◆q0wSVUja0A :2007/08/03(金) 23:39:23 ID:3yUYsuhz
使い魔と主#flast931

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:40:12 ID:3KHLMLbu
む、一体何が?支援

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:40:46 ID:I5tJy8I8
>>561
( ゚д゚ )

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:40:57 ID:yllO61qQ
トリップもれ?

565 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:41:09 ID:uGQtXXTu
>>563
こっちみんな

566 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:41:54 ID:eAksotle
>>561
\(^o^)/

567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:42:03 ID:3KHLMLbu
ありゃ、そうなると早く変更せんといけないんじゃないか

568 :使い魔と主 ◆q0wSVUja0A :2007/08/03(金) 23:42:15 ID:3yUYsuhz
みすったぁぁぁあああああ
なにやってんだ俺orz

普通に考えるならシエスタだよな。ルイズは毎回殴ったりいろいろしてくるし……。つかルイズもシエスタも俺好みじゃないっていう。
ちなみに当麻の好みのタイプは寮の管理人のお姉さんである。
「ってまてい! つかなんでその二択しかないんですか!」
おお! ここで大穴か!? と叫ぶやじ馬に、当麻は声を荒げた。
「違うっつーの! 俺は誰も選ばないんです! 以上当麻先生のお話は終わり。次回のインタビューに期待して下さいッ!」
ビキィ! と空気が引き裂かれたような音がした。当麻以外全員の背後にどす黒いオーラが漂う。
「あれ……、なんか俺やっちゃいました?」
アハハハハ、と笑う当麻に、ガシッと村の一人が羽交い締めをする。
そして、全員がニヤリと口元が割れるような笑みを浮かべる。もちろんです♪と体が言いかけている。
このままでは殺されてしまうと感じたのか、当麻は最後に負け惜しみっぽく
「待って! ほらぶっちゃけまだ心の準備が……っていうという誰も傷つくことのない平和的選択肢があってもいいと思うのですがどうでしょう?
 駄目ですか駄目ですねごめんなさい!!」
最後の言い訳も、自己完結してしまった。
瞬間、それを遺言にするべく少年の敵が襲いかかってきた。
もちろん全員で。

(つ、疲れた……)
襲いかかる一歩直前、なんとか脱出に成功した当麻は、村中を逃げ回った。あるときは他人の家の中に隠れ、あるときは草むらに隠れ、またあるときは屋根の上に隠れて時間が経つのを待っていた。
指名手配された犯人の気分を満喫した当麻の体は、休みたいと悲鳴をあげている。
時刻は既に深夜、二つの月が照らす人影は当麻しかいない。虫の鳴き声が、気分を心地よくさせる。先ほどまでの騒音問題はいつの間に解決したのだろうか?
ふあ、と小さい欠伸をかき、今にも落ちそうな瞼を必死に堪える。早く帰って寝よ、そう思いシエスタの家に着き、扉を開くと、
父親が鬼のような形相でこちらを待ち構えていた。
(ここにきてラスボスですかー!?)
おそらくずっと待っていたのだろう。そう思うと、正直怖い。

569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:42:19 ID:V51z1Tc7
ちょwwwww

570 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:42:38 ID:I5tJy8I8
>>565
( -д- )

571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:42:43 ID:YbRQKJmc
自分でトリップもらすとかwwwwwwwww

572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:43:21 ID:yllO61qQ
やっちゃったNE☆

573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:44:08 ID:I5tJy8I8
やはりトリ漏れか……
(つд⊂)ミテナイヨー

574 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:44:23 ID:YXSIyVjM
どじっこだ、どじっこが居るぞwwwwww

575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:45:12 ID:PZFqLS+G
ここの作家軍団のドジっ娘っぷりは異常www支援

576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:45:19 ID:3KHLMLbu
>>567の補足。
日付変わる前にトリップ変更すれば、ID同じで次からソレと判断出来るから変えた方が良くないかな、と。

577 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/03(金) 23:45:20 ID:3yUYsuhz
この最後の関門を突破しない限り、安眠という名のハッピーエンドを迎える事はできない。
「トウマ君」
「はい、なんでありましょうか」
あまりの迫力に、逆らう事なく敬語で応えた。レベル一で早速ボス戦とはこのような感じである。
父親はちょんちょんとこちらの方に来いと指を動かした。言われた通り当麻は入る事にした。
そして目の前で座る。もちろん正座でだ。
「きみのおかげで村を救った英雄であり、また勇者である」
当麻は父親が何を言いたいのかよくわからず、とりあえず頷いた。
「はあ……」
「わたしはそんなきみが大好きだ。だから娘を渡しても構わないとさえ思った。しかし」
父親は告げる。誰よりも娘を大事にしている父親だからこそ言える。
「娘を泣かせたら殺すよ?」
すらりと言った。朝交わす挨拶みたいにごくごく自然に。
表情も柔らかく笑っている。ただし、それは口だけであった。
それじゃあお休みと残し、父親は自分の部屋へと戻るため立ち去っていった。ただ一人、ぽつんと取り残された当麻。
しばらく凍りついていたが、数分後、それが溶けたかのように口を開く。
「俺……生きて帰れるかな?」
己の不幸に困る当麻であった。

三日後、トリステインの城下町のブルドンネ街では、先の戦勝記念のパレードが行われていた。
アンリエッタは、聖獣ユニコーニひかれた馬車に乗って、手元に書かれた報告書に目をやった。
外では人々が歓声をあげている。しかし、アンリエッタはそれらの声を右から左へと流し続け、読み始めた。
捕虜となった竜騎士達は不思議な事にみな記憶を失っていた。と言っても、言葉とか動作もわからない訳ではない。
あくまで『記憶』を失っただけで『知識』は生きているのだ。
だから敵軍の情報とかそういったものは何もわからない。なぜこうなってしまったのかも。
しかも、捕虜になった全員……いや竜騎士隊全員が同じ事を言ったのだ。
誰であっても、これなら何があったでは? と思い、なぜこうなったのかと気になる。そこで、この報告書を作成した衛士は調査を続けた。

578 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/03(金) 23:47:18 ID:3yUYsuhz
ぴらっと紙をめくると、現地、タルブ村での報告が書かれてあった。
敵をあのようにしたのは、アンリエッタと旧知の間柄であるラ・ヴァリエール嬢と、その使い魔の少年のどちらかであること。
そして……、あの敵艦隊を吹き飛ばしたのもまた同一人物だと予測を立てていた。あの光は、どうやら彼らがいた付近で発生したらしい。
ならば、あの光を発生したのも二人の内どちらかではないのだろうか? という仮説であった。
本来ならば、直ぐさま二人に接触して話を聞こうとしたのだが、あの艦隊を一人ないし二人で全滅にさせたのだ。
スケールの大きさもあり、とりあえずアンリエッタ王女の判断を待つ、という形で終わっていた。
報告書を自分の隣の空いた席に置くと、窓から外を覗く。観衆の声援が絶えず耳に入ってくる。一緒に乗っているマザリーニは、そんな観衆に手を振ってこたえているので、アンリエッタも形だけそれにこたえた。
数で勝るアルビオン軍を破ったアンリエッタは、『聖女』と崇められるようになり、ますます人気を得た。
このパレードが終わったら、アンリエッタには戴冠式が待っている。母である太后マリアンヌから、王冠を受け渡される運びであった。
トリステイン内ではそれに反対する者もなく、同盟国ゲルマニアも、悩みはしたが皇帝とアンリエッタの婚約解消を受け入れた。
一国だけでアルビオンの侵攻軍を打ち破ったのだ。とてもじゃないが強硬な態度をとれるわけがない。
アルビオンの脅威に怯えるゲルマニアにとってトリステインは必要不可欠な国へと変わったのだ。
もっとも、アンリエッタ本人はあまりのり気ではなかった。母親は王座を空位のままにしたのに、自分が女王になるのはやはり心が痛む。
しかし、やらなければならないのだ。この国のためにも、民のためにも。
ふと思い出されるあの光。
自分に勝利と自由を与えた光。
おそらく決して忘れることのない光。
それを放ったのが……
「あなたなの? ルイズ」
誰にも聞こえないように小さく呟いた。

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:47:42 ID:3KHLMLbu
無事変更か支援

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:48:01 ID:yllO61qQ
幽香の人のやつ、wikiでは
http://www35.atwiki.jp/anozero/pages/785.html

目次ページのタイトルは「ゼロのフラワーマスター」なのに
個別の話のタイトルは「ゼロの花の自称最強の使い魔」なんだな。

581 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:49:50 ID:eAksotle
>>580
題名が思いつかないって言ったら怒る?
そのうちなんとか捻り出して見る

582 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/03(金) 23:50:03 ID:3yUYsuhz
と、とりあえず無事投下完了ッ!
携帯から投下する際は気をつけましょうorz

こ、このトリでいくのでもう寝ちゃいます!

583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:51:22 ID:AV86k5KQ
現在予約:剣狼→DOD
  仮予約:しもべ
主の人乙じゅしたー。

584 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:52:04 ID:eAksotle
乙じゅしたー

585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:52:20 ID:24q0tfEG
おつ!

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:52:37 ID:g0zoSfCA
こなたにはいつかルイズに、あの名言を言ってもらいたい
「貧乳はステ(ry」

587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:52:55 ID:2FmlaiSN
乙です
さて、行くべきか行かないべきか・・・・

588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:55:04 ID:yllO61qQ
どんどん行こうよ
しもべの人は書きあがってたらそういうだろうし

589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:56:04 ID:uGQtXXTu
ドジッコ主乙!
いや本当にドジっこおおいねここ

590 :剣狼の人:2007/08/03(金) 23:56:58 ID:2FmlaiSN
じゃあ日付が変わったら投下します

591 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:57:13 ID:I5tJy8I8
ドジッ娘乙じゅしたー

592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:58:25 ID:2468it99
そういえば当麻なら他の虚無の使い魔のルーンを消せるのか?

593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/03(金) 23:58:50 ID:uGQtXXTu
パジャマ女顔とか萌え

594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:00:10 ID:QPce3AOi
???「にんじん!おい!にんじん!」
キュルケ「きゃあ!だ、誰!?」
ロム兄さん「・・・・・・・・・・・・」
キュルケ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
ロム兄さん「・・・・すまない、出来心だ」

赤毛のキュルケ
投下します

595 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:01:22 ID:H36oHUWT
>>592
消せると思うけど、もう一度召喚・契約を相手がするだけだと思う。

596 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/04(土) 00:01:48 ID:QPce3AOi
「やったわ!勝ったわ!あたしたち!」
「ぼ、僕の『錬金』で・・・・、父上!ギーシュは勝ちましたよー!!」
目の前で燃え盛る炎の前で勝利を確信したキュルケとギーシュが喜び、手を取り合った
「じゃあこんな所長居は無用よ!私達も早く脱出」
「!危ない!」
「へっ?」
タバサの叫び声にキュルケとギーシュが達が振り向くと
「やってくれるやないかじゃりん子共・・・・」
炎の中から白い影・・・・、デビルサターン達が現れた
「でも残念やったな。ワイらそこらの奴等よりちょっぴり頑丈なんやなこれが」
「さあ、覚悟しな」
デビルサターン達がキュルケとギーシュを取り囲む
キュルケは蒼白に近い顔で杖から炎を放とうとする
しかし火がぽっ、と出ただけですぐに消えてしまった。
「あらあら、打ち止め?残念だったわねえ」
炎の向こうにフーケが立っている、髪はちりぢりで肌は煤で真っ黒だった。
「この調子だと・・・・あの子は手を出せそうに無いねぇ」
フーケはタバサの方をチラリと見る。
タバサは無表情だが全身から殺気を放ち杖を構えているが、デビル・サターンとキュルケの間が狭いせいで迂濶に魔法を唱える事が出来ずにいた。


597 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/04(土) 00:04:18 ID:QPce3AOi
「あははははは!怖いでしょ恐いでしょ!」
フーケが高笑いする、それに合わせてデビルサターンや周りの傭兵達も高笑いした
「はーはっはっ!いい気味じゃねえか!」
「メイジが!貴族のボンボンが!大人をなめるからこうなるんだよ!」
「やっちまえー!親分!!」
外の傭兵達が騒ぎ始めた
「じゃあそろそれね。・・・御愁傷様」
フーケが悦を浮かべながら呟いた。
「・・・・あら、おばさん。良く見たらお化粧似合っているじゃない。そのぐらい派手な化粧が似合ってよ?お年ですしね」
キュルケが突然笑みを浮かべながら言った。
「キュ、キュルケ!君は一体何を言っているんだ!」
ギーシュがオドオドした声で言いながらキュルケの腕を掴む。
「年ですって?小娘が!私はまだ23よ!」
フーケが拳を握りしめてキュルケを睨んだ。
「さあ、デビルサターン6!このガキ共に恐怖を!絶望を!!」
「そういうわけや。それじゃ、南無三やで!」
No.1は自前の武器であるヌンチャクを取り出し、鎖を震えわせながら両側を引っ張った。
「キュルケ!ギーシュ!」
「父上。母上。兄上・・・・!」
ギーシュが目に一杯涙を溜めながら言った・・・・。


「待てい!!!」



598 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:04:24 ID:HqhHOy0a
支援に名乗る名は無い!

599 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:05:05 ID:3JnNLPnJ
ZONE OF ZEROって、もう続き書かれないのかなぁ?
すごい好きなんだけど・・・

600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:05:13 ID:H36oHUWT
支援します。

601 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:05:55 ID:PmbHtQjM
決め台詞支援にとられたw


602 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:05:58 ID:hV2tOKWG
支援・サー!

603 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:07:14 ID:yllO61qQ
>>599
まだ最後の書き込みから一週間も経ってないぞ?

604 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/04(土) 00:07:21 ID:QPce3AOi
「!!!!??!!??」
その場に居た人間は突然夜空に響いた声に驚いた
「まっまさか!!」
「この声は!!」
デビルサターン達は同時に後ろを向いた。
すると崖の上から閃光が走る。
閃光はフーケの顔をかすり、床に鈍い音を立てて突き刺さった
すると閃光の正体、一本の剣が突如、強く光を出した
「うわああああ!ま、眩しい!!」
フーケ、デビルサターン、傭兵達の目は光で眩む
「剣狼!やっぱり彼は来てくれた!」
キュルケが細目を作りながら歓喜するとギーシュが尋ねる
「キュルケ!なんだこの光は!それに彼って!?」
「私達がよく知るあの人」
いつの間にか後ろに居たタバサが呟いた
空から声が聞こえる

血塗られた富と権力にたかるウジ虫共よ!

己の姿を見るがいい!

正しき道を示す光・・・・・・

人、それを『鏡』と言う!!
「あっあそこだー!」
傭兵達が崖の上を差す、そこには月の光に照らされた男がいた!
「私の顔に傷を・・・!何者だ!!」
フーケが叫ぶ!
「貴様等に名乗る名前は無い!とあー!!」
崖の上に居た男、ロム・ストールは、高く天に向かって飛び上がる
そして腕をクロスさせ、スピードをつけてデビルサターンに突っ込んで行った
「天空宙心拳!南十字拳!!」
デビルサターンに激突すると同時に十字型の傷を刻む

605 :ゼロのしもべ:2007/08/04(土) 00:08:17 ID:lQvCyIvZ
>>583
できたけどいつごろいけるんでしょ?支援

606 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/04(土) 00:09:36 ID:QPce3AOi
「ぬああああ!!」
「お、お前はロム・ストール!本当にこの世界に居たんかい!!」
「デビルサターン!まさかお前等までこの世界に来ていたとはな!!相変わらず悪事を働いているようだがそうはさせん!
正義の拳、天空宙心拳で叩きのめしてくれる!!」
「寝言は寝てから言えや!!またこっちには人質が・・・・ってあれ!?」
デビルサターンはあるはずが無い目を丸くしながら周りを見渡した。
「どっ、どこにいったんやジャリ共!」
「空だよ!!」
フーケが怒鳴り、入口があった場所の方を見ると風竜が飛んでいた
その背にタバサ、キュルケ、ギーシュが乗っている
「げぇ!い、いつの間に!」
「客と従業員は俺が全員避難させて置いた。後は貴様等だけだ!とあー!」
ロムは再び高く跳び、外に出る。
剣狼を握り構えるとフーケはぎょっとした顔になった。
「あんた達!そいつの首を取ったらエキュー金貨をさらにくれてやる!!」
「ほ、本当か!」
「たった1人なら楽勝だぜ!」
傭兵達が血眼になってロムを取り囲む
下品な笑い声が空気を埋め尽くした
「欲望に身を駆り立てる者には勝利は来ない!!」
傭兵達は一斉にロムに飛び掛かった


607 :DOD&M:2007/08/04(土) 00:10:07 ID:dIPkShYD
>>605
確か次が俺だったけど、先に予約してたのはしもべさんだから、この次で。
その間に俺は煙草買いに行って来る。

608 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:11:52 ID:j7P8B7KM
ご立派完結記念支援

609 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:12:50 ID:2yuSm2/a
現在予約:剣狼→しもべ→
  仮予約:DOD(煙草)
  だそうですたい支援

610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:13:30 ID:zEagjBxh
支援
>>607職質フラグにならないように祈ってます

611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:14:55 ID:t7lThdHv
そういや、リリカルなのはでなのは召還ものがないな

612 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/04(土) 00:15:27 ID:QPce3AOi
「天空真剣!竜巻斬り!」
ロムが剣狼を持って一回転すると強い風が吹き荒れ、傭兵達は各々の方向に吹き飛んでいった
「安心しろ。殺してはいない」
「ちっ!相変わらずとんでもない強さだね」
フーケが舌打ちする。
「こいつはあかんな!バイカンフーが出る前にさっさと叩くで!」
「おう!久し振りにやるか!!」
デビルサターン6が同じ場所に集まる。
「悪いがお前等の相手をしている暇は無い!」
「何やて!?」
「剣狼よ!ケンリュウを呼べ!」
ロムはそう叫ぶと剣狼を天に掲げた。

光のエネルギーが頂点に達した時
ロムは光の巨人を呼ぶことが出来る
巨人と合身したロムは
更なる力を引き出すことが出来る!!
「闇ある所に光あり・・・・、悪ある所に正義あり・・・・
天空からの使者!ケンリュウ参上!!」

ケンリュウと呼ばれた巨人は大地にそびえるように達、手に持った剣狼を空に掲げた。
「はあー!剣狼よ!正義の剣よ!闇を切り裂く光となれーー!!」
ロムがそう叫ぶと剣狼は強烈な光を発した。


613 :モンハンで書いてみよう!の人:2007/08/04(土) 00:17:02 ID:3Jk3YbeN
私は短編と言うもの書けないらしい……気が付くと長いのを生成しているorz
とりあえず真ん中くらいで区切って投稿したいと思うぜ、支援

614 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/04(土) 00:17:35 ID:QPce3AOi
「あっ!今あそこで光が!」
ルイズが指を差した方向をワルドが見た
「あれほどの光・・・・、囮となってくれたメンバーの中にあの様な魔法を使えるメイジは居るのかいルイズ?」
「知らないわ・・・・。でも、あの光、前に見たことがあるの」
そう、それはフーケとの戦いの時である
あの時自分が持っていた『巨人の剣』は強烈な光を発してロムの剣『剣狼』となった
あの光はその時の光とよく似ていた
きっとあの光はロムが出したものだ。
じゃあロムはまだあの場所にいる
果たしてロムは間に合うのか。

「・・・・ルイズ、焦る気持ちは分かるが今は落ち着くんだ」
ルイズはハッとした顔となった
ルイズとワルドの後ろには巨大な樹木が根付いていた
山ほど大きく先っぽは夜空に隠れて見えなかった
そして木の枝にはそれぞれ『船』がぶら下がっている
「・・・・ルイズ。もうかなり時間が経った。早く船に乗り込まないと追っ手が来てしまう。君の安全なら僕が守る。だから」
「でも・・・・・・・・」
「残念だが彼はここに置いていくしかない。僕らは急がなくては」
「嫌よ!メイジが使い魔を置いていく事何て出来ない!!」

615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:18:06 ID:7J2p5PSA
>>607
警官とかに気ぃ付けなさいよ支援

616 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/04(土) 00:19:56 ID:QPce3AOi
ルイズが涙目でそう叫ぶとガシンガシンと言う足音が聞こえてきた
「・・・・!こ、これは!」
ルイズが振り向くと、目の前には崖の上をグリフォンよりも速く走るゴーレムが
「あれは・・・・、ケンリュウ!・・・・ロム!!」

「マスター!」
ケンリュウが飛び上がるとルイズとワルドの目の前で地響きと砂ぼこりを立てながら着地した
ケンリュウからロムが出てきた
「すまないマスター!遅れてしまった!」
ルイズはロムの顔を見上げると涙を拭いながら、キッとした目でロムを睨んだ
「このバカー!いっつも遅刻して!!主を心配させる使い魔が何処にいるのよー!!」
「すまない。でも吉報もある。タバサとキュルケとギーシュは無事に脱出し、学院の方に向かっていった」
「ほ、本当!?本当に本当?」
「本当だ」
ロムが微笑みながら頷いた
「よかった・・・・」
ルイズは手を胸に押してほっと一息吐いた
「喜んびを噛み締めている所で悪いが二人とも。任務は一刻を争う。早く船に乗り込むぞ」
ワルドはそう言うと樹の根元へと走るように二人を促した

「ここが木の中?まるで駅だな」
「二人とも、こっちの階段だ」


617 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:20:28 ID:uSGGI2dH
ゴッドハンドスマッシュまだ〜

618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:20:36 ID:1HhuQOG5
結婚式に乱入するな、間違いない支援。

619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:21:13 ID:Pm94st7j
>>610>>615
おまいらDOD&Mの人を何だと思ってますかw

620 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/04(土) 00:21:39 ID:QPce3AOi
木で出来た階段は一段ごとにしなる。
急いで登っているのでよけいにミシミシ言って心もと無い
所々で階段の隙間から街の灯りが見えた
途中の踊り場を登ろうとした所で突然後ろから追いすがる足音が聞こえてきた

足音の主は・・・・白仮面だった
白仮面はずっとルイズ達を待ち伏せしていたのだ。
白仮面は一行を飛び越え、一瞬でルイズを抱き上げた。
「きゃあ!」
「ルイズ!」
白仮面はルイズを抱えながらジャンプして地面へと落下して行った
するとワルドは杖を抜き白仮面に向かって振ると、白仮面は以前ロムを吹き飛ばしたエア・ハンマーに打ち据えられルイズから手を離した
ルイズはそのまま地面へと落ちて行く
そこへワルドが階段から飛び降りた
「ルイズ!子爵!・・・・無事か」
下を見下ろしたロムがそう呟くと白仮面の男が正面に現れた
ロムは白仮面を睨み付けると剣狼を出して構える
「剣狼よ!今再び・・・・闇を切り裂く力を!」
そして間髪なく白仮面に向かって飛び込む
白仮面は黒塗りの杖で剣狼を受け止めた
その時であった、ロムが強烈な違和感を感じたのは
(!な、なんだこいつ・・・・、ばっ馬鹿な!?)
白仮面はロムを弾き飛ばすと同時に魔法を唱える

621 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:22:06 ID:OTSMmtEQ
>>607
職質フラグ再びww

622 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:23:38 ID:dmM7XimU
>>607
パジャマだと職質されるから女物の服で

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:24:12 ID:qzH6hGsj
ロム兄さん、白仮面の正体を悟ったか?

624 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/04(土) 00:25:41 ID:QPce3AOi
ロムは詠唱を終える前に切ることを選択し、再び剣を振り被ったがデルフリンガーが叫んだ。
「やべぇ!相棒!今すぐ俺を抜け!」
思わずロムは腰に掲げた剣を左手で抜き剣狼とクロスさせた。
その瞬間、空気が震えてバチンと弾いた

「ライトニング・クラウドだ!」

放たれた雷は、ロムの左腕にかすり通電する。
しかしロムはそれでも白仮面に斬りかかった。
「うおおおおおおおおお!!」
ロムが叫ぶ。それは、痛みからの逃げの為の叫びであった。
剣狼とデルフリンガーによる二段斬りが白仮面を襲いかかる。
斬られた白仮面は階段を踏み外し、そのまま大地に落ちていった。

「ロム!大丈夫!?」
ワルドに抱き抱えられたルイズは、彼の腕から離れてロムに近寄った
「ああ、何とか大丈夫だ!・・・うっ!!」
ロムは雷がかすれた左腕を抱えながら膝をついた
「あれはライトニング・クラウド、風系統の強力な呪文だ。本来なら命を奪うほどの威力だが・・・・?
この剣が和らげたのか」
ワルドはロムの左手に握られた剣を見ながら言った
「お前が防いだのか?」
「・・・・知らねえなあ。それより俺の相棒をなんとかしてくれよ!」
ワルドの質問にデルフリンガーはぶっきらぼうに答えた
「ロム!まだ休んだ方が・・・・」
「いや、・・・・早く行こう。アルビオンは・・・・、もうすぐなんだろう?」

625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:25:45 ID:7Ikochjz
兄は東方不敗
妹はブラックジョーカー

ロム兄さん支援!

626 :ルイズと剣狼伝説:2007/08/04(土) 00:28:18 ID:QPce3AOi
オマケ
フーケ「うう・・・・、あの男、二度もこの私の顔に泥を・・・・、おまけに傷まで・・・・
これじゃお嫁に行けない・・・・」
No.2「泥やのうて煤やないですか姐さん」
フーケ「五月蝿いわね!わかっているわよそんな事!!」
No.3「怒りすぎると老化もはよなりますわ、あっという間にフーケちゃう。なんちって・・・・」
No.4「ぎゃあーはっはっはっはっはっは!!」
No.5「お前それ親父ギャグやないか!」
No.6「ワイらの求めている芸はそんなちゃちなもんやないでヴォケ!」
フーケ「やかましいわー!サウスゴータ流奥義ぃ!断空拳!」
No.3〜6「ウボァーーー!!」

フーケ「ふぅ、スッキリしたわ。でもこれだけじゃ腹の虫がおさまらないね」
No.1「じゃあどなするんですかい?」
フーケ「・・・・アルビオンに戻るわよ。アイツもきっと戻っているだろうし」
No.1「そうと決まったら久しぶりにやるか」
ああ・・・・
No.1〜No.6「合体!!」
フーケ「見てなさいじゃりん子共・・・・、次は絶対いてかましたる・・・・」
DS6「姐さん、儲かりまっか?」
フーケ「ボチボチでんな!!!」

627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:29:29 ID:QPce3AOi
以上
なんか今日は沢山書いた
暫く休みます・・・・

628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:30:27 ID:OTSMmtEQ
>>619
二度あることは三度ある、一度あることは二度あるというではないか

629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:32:07 ID:2yuSm2/a
剣狼さんおじゅじゅじゅじゅしぃとぅあー。

現在予約:しもべ
  仮予約:DOD(職sゲフンゲフン煙草買い) モンハン?

ごめん、俺これから風呂掃除してくるんで予約管理誰かよろしこ

630 :糸色望の使い魔:2007/08/04(土) 00:33:17 ID:PSdSeowg
短いけど予約お願いします

631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:33:19 ID:3JnNLPnJ
>>603
そうなのか、wikiで見たから知らなかった。ありがと。
じゃあ更新を楽しみに待ってよう。

632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:34:04 ID:OTSMmtEQ
絶望と言いDODと言い、実に早いなw

633 :ゼロのしもべ:2007/08/04(土) 00:35:48 ID:lQvCyIvZ
>>607
感謝。お言葉に甘えます。
でも職質に注意!


 ガリアの首都リュティスから500リーグほど南東に下った山間に、サビエラという村がある。
 人口三百数十人。特産物も名物もなにもない、どこにでもある田舎の寒村である。
 この村に吸血鬼騒ぎが起こったのは、3ヶ月ほど前のことである。12歳になる少女が、森の入り口で死体となって発見された。体中
の血が消えうせ、ミイラか干物のようになっていたのだ。
 首筋にあった二つの傷痕から吸血鬼の仕業と判断されたこの事件を解決すべく、ガリア政府は北花壇から1人の騎士を呼んだ。
 その名は…

 森の中、少女が息を切らして村へと続く道を駆けていた。
 「はあ、はあ、はあ」と荒い息が、夕暮れの森に響く
 少女は後悔していた。戦力を見誤った。己の中の本能を過小評価しすぎた。
『直感を信じて、逃げていればよかったのだ―――。』
 だが今更どうにもならない。
 野生において重要なのは、自分と相手の格を理解することだ。多くの生き物がそうやって生きている。
 相手が自分よりも強ければ逃げ出す。弱ければ戦う。互角ならば手を引いて、無駄な争いを避ける。
 それは大自然の掟だ。破るものがいれば、容赦なく罰が降りかかる。
「だからくれぐれも、我々はその掟を破ってはならない。」
 死に別れた両親の言葉を思い出す。両親は自分の目の前でメイジに焼き殺された。思えば、逃げなかったのはメイジに対する憎しみ
があったからかもしれない。憎しみが、逃げるべきだという本能を無視させた。戦力を測る目を曇らせた。
 その報いが、今、自分に帰ってこようとしていた。
 途中までは上手く行っていたのだ。派遣されて来た騎士を、上手い具合に森の中へ誘い出した。ここで隙を見て杖を奪い取り、
無力化したメイジからゆっくり血を吸い取ればいい。
 そして作戦は成功した。騎士は杖を手から離し、無防備に自分へと背中を向けていた。ああ、それなのに―――

ヒュインッ

 と、飛んできた何かが少女の足元へ突き刺さる。その途端、少女は両足が硬直し、もんどり打って地面に倒れこんだ。
 地面に跳んできた何かが刺さっていた。奇妙な形をしたナイフだ。諸刃で、尻尾のように布切れがついている。
 それが影に突き刺さっている。ちょうど硬直した足の部分だ。
 それを引き抜こうと、身をよじって匍匐前進をする。足の部分はピクリとも動かない。
 そしてもう少しでナイフに手が届こうというとき、伸ばした腕に剣が突き刺さった。
「ぎゃあー!」
 外見からは信じられない、獣のような叫び声。開いた口からは牙が2本覗いている。
「どうした。ご大層なことを言っていたわりには、ずいぶん無様な姿ではないか。」
 凍りつくような冷たい声。その声に、思わず少女は後ずさる。
「な、なに?なにをしたの?なぜ足が動かないの?」
 この騎士は、メイジではないというのだろうか。杖を取り上げても、意に介することなく魔法を使ってくる。
 獲物を手に入れ浮かれていた自分へ、騎士は容赦なく攻撃を行ってきた。皮膚を焼かれ、肉を刻まれ、骨を砕かれた。吸血鬼でな
ければとうの昔に絶命していてもおかしくない。いや、隙を見て逃げ出したもののこのままでは遅かれ早かれ死ぬことは間違いない。
「魔法?あなたも先住魔法が使えるの?わたしたちの仲間なの?なら助けて。わたしは人間しか襲わない。」
 必死に懇願する少女。杖を持たず、さまざまな魔法を使う騎士が歩を止めた。
 奇妙な服を着た男だ。全身黒尽くめで、片刃の杖を背負っている。いや、杖ではなく剣だ。見たことのない種類の剣であったため、
少女は最初に杖と勘違いをしたのだ。
 その男は、真っ赤な仮面をはめていた。そして赤いマフラーをたなびかせていた。
 すずしい目がマスクの間から少女を見ている。そんな様子を見て脈ありと判断したのだろう。少女が甘えた声で哀願を続ける。
「お兄ちゃんお願い。助けて。わたしは悪くない。人間の血を吸わなきゃ、生きていけないだけ。どこも違わないんでしょ?」
 騎士が頷く。身をかがめ、座り込んだ少女の背丈に頭の位置を合わせた。
「だったらこのまま放っておいて。わたし、別の村へ行く。おにいちゃんに迷惑はかけないから……。お願い!助けて!」
 涙を流し、えずきながら少女は騎士を懐柔しようとする。今までも何度か正体がばれたことがあるが、人間は子供の涙に弱い。
泣いてお願いをすれば、おろかにも止めを躊躇する。これまで、その手で何人を返り討ちにしただろうか。
「ああ、いいだろう。」
 目論見どおり!騎士は少女の策に嵌った。ちょろいものだ。少女が内心で舌を出す。

634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:36:11 ID:K4liRKOP
結局昨日(金曜)だけでも何作投下されたんだ?
類を見ない早さだなここ。

635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:36:27 ID:bnumhYMV
DOD(職質職質ゥ!) しもべ・・・? モンハン? 糸色望

636 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:37:15 ID:7Ikochjz
異様に更新が早いのが増えてくると、
一般的な週1ペースの更新が遅く感じられてしまう罠

しえ☆すた

637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:37:57 ID:cCFOUkyC
マスク・ザ・レッドキタコレ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!

638 :ゼロのしもべ:2007/08/04(土) 00:38:07 ID:lQvCyIvZ
 だが、次の瞬間―――少女の口から血が吐き出された。
 胸に、深々とナイフが突き刺さっていた。心臓を捕らえられている。
「どうして……悪くないのに………どうして……」
 躊躇なくナイフを抉る騎士。心臓が完全に破壊された。
「フッフ、さすがの吸血鬼もこうなってはおしまいだ。生きて恥を晒すのも辛いだろう?助けてやるよ。」
 ギィィ、とサディスティックな笑みを浮かべる騎士。その瞳が輝きを増す。
 騎士が突き刺さった刃を胸から引き抜き、懐にしまいこんだ。立ち上がり、くるりと背を向け歩き出した。
「ひぃぃ……」
 少女が叫びにならぬ声を上げる。プルプルと腕を震わせながら、
「枝よ……伸びし森の枝よ…」
呪文を唱え指を振る。狙いは騎士の背中だ。なんとしてでも、一矢を報いなければ…。
 木の枝が呻りをあげて騎士に襲い掛かった。

パチン

 騎士が軽く剣を抜くと、枝が逆に少女を襲い、その身体をバラバラに引き裂いた。断末魔を唱える暇もなく、瞬間少女は息絶えた。
 歩いていた騎士の姿が、ヒュン、とをかき消える。
 そして空を、一筋の流星が駆け抜けた。

 青い瞳は 謎の人 どんな人だか 知らないが 
 キラリと光る すずしい目 正義のメイジが 雪風だ
 風韻竜 きゅっ きゅっ きゅい きゅきゅいっ 雪風は行く
 
ゼロのしもべ外伝 赤雪のタバサ

 ガリアの首都を睥睨する人工水山塞、梁山泊。
 そこから東に3リーグ。かつての王宮、レッドシャーク。季節の花々が咲き乱れることから、別名″薔薇園″とも呼ばれるこの宮殿に
は、無数の花壇が存在する。
 ガリアでは、この花壇の名前にちなんで騎士団の名前が命名されている。
 梁山泊に現ガリア王ジョゼフが集結させた通称、『水滸』は正式には騎士団でなく王直属の近衛部隊という括りであるため、一般に
はガリア騎士団とは花壇の名を持つもののことを言う。南薔薇花壇警護騎士団、東百合花壇警護騎士団……。しかし、北側には花壇
が存在しないため、『北』が名につく騎士団は表向き存在しない。
 だが、あらゆるものに表と裏が存在するように、この国には裏の騎士団が存在していた。
 すなわち北花壇警護騎士団である。
 この騎士団で、最近ある問題が持ち上がっていた……。

「サビエラの村の事件は、無事解決いたしました。」
 レッドシャークの中、プチ・トロワと呼ばれる薄桃色の小宮殿の中、1人の少女が退屈そうに報告を聞いている。
 年のころは17ぐらいだろうか。細い目に、その瞳と同じ青みがかった珍しい髪の色。その色は、少女はガリア王家の血を引いている
ということを意味する。
「つまらないわね。」
 少女が大あくびをする。瞳が鈍い光で濁り、どことなく見るものに下品な印象を与えてしまう。
 少女の名はイザベラ。現王ジョゼフの娘である。
 もっとも、最近娘は父ジョゼフの姿を見かけたことはない。ジョゼフは新しく作り上げた山の上の宮殿に篭り、いつの間にか集まった
正体不明の人間たちとこの国の政治をとっているからだ。まるで捨てられるようにイザベラはこの宮殿に押し込まれ、一つの任務を
与えられていた。
 ガリア北花壇騎士団団長。それがイザベラに与えられた役職である。
 イザベラは父が自分のことを疎んじていることに気づいていた。その原因が、突如現れたヨミという男にあるということも知っていた。
 実際は、イザベラがヨミに気づいたために厄介払いをさせられたのである。ヨミは自分の力が回復しないうちにバビル2世が現れた
ときのため、なるべく自分の存在を秘密にさせていた。ジョゼフはその意を汲んでヨミのことが世間に露呈せぬよう、ごく一部のものに
だけ存在を明かし、世話をさせていた。

639 :ゼロのしもべ:2007/08/04(土) 00:39:09 ID:lQvCyIvZ
 しかし、娘であるイザベラがそんな様子を不審に思い、ヨミのいる部屋を覗いてしまう。父王はいっそ娘イザベラを始末してしまおう
とさえ考えた。しかし、
「殺すには及ばぬだろう。よく言い含めて、外に出ずにすむ役職につかせてやればいい。」
というヨミの言葉によって、考えを改め娘を公には存在せぬ騎士団の長にすげたのである。
 つまりイザベラは九死に一生を得たことになる。しかしイザベラはそんなことなど露として知らない。
 イザベラは「自分に魔法力がないからこんな役職に追いやられた」と考えていた。魔法国家であるガリアでは、魔法の実力が地位
を左右する。それはある意味でトリステインやアルビオン以上に苛烈なものである。
 イザベラには残念ながら魔法の才能が欠けている。そのことが彼女の性格を歪めてしまった原因であった。彼女を幼くから知る人間
は、決まって「昔はああではなかった」と答える。そのことが、ある少女に艱難辛苦を与えているのだが……
「殿下。問題が解決したのはいいのですが……ひとつ問題があがっておりまして」
 騎士らしき男が、恐縮して報告を続ける。しかし、イザベラは聞いているのかいないのか、再び大あくびをする。
「今回派遣した騎士、国王直属の部隊『水滸』から派遣されているのですが……」
 イザベラが報告にあきて、次女を呼ぶべく鈴を鳴らした。
「派遣されたのにはひとつ問題があるのです。」
 侍女が慌てて広間に入ってきた。報告が続いているのを見て、一瞬どうすべきかと固まるが、しょうがなくイザベラの傍に近づく。
「お、お呼びでございますか、殿下。」
「退屈よ。」
 今まさに政務中であるというのに平然と言い放つイザベラ。侍女はどう続けるものかと迷っている。
「問題というのは、この男……自分の上司との決闘を申し込んでいるのです。」
「決闘?」
 イザベラがようやく報告に興味を示す。顔を向けて騎士に向き直る。
「はい。自分のほうがその上司よりも実力は上である、それを証明したい。として何度も願い出があったようです。しかし決闘は認め
られず、上司を闇討ちにする暴挙に出ております。」
「ふーん。それで。」イザベラの目が輝きだす。かなり興味をそそられているようだ。
「偶然、他のものが通りかかりことなきを得ました。ですがこのままでは放置しておくわけにもいかず、しばらくの間北花壇騎士団へと
やっかい払いされたのです。そこで先日、サビエラに派遣いたしましたところ…」
 報告書を改めてイザベラに渡す。イザベラはぱらぱらとその報告書をめくる。
「結果、吸血鬼をあっという間に退治してしまいました。ところが……再び決闘願を提出してきたのです。」
 懐から手紙らしいものを取り出す騎士。表に大きく、「決闘願」と書かれている。
「本人の言いぶんでは、所属が違うのだから決闘をしても差し支えはないだろうとのことです。しかし、有能な部下を2名も失うのは
忍びがたく……できれば団長命令をもって停止させていただきたいと。」
「おもしろいじゃないの。」
 イザベラの顔が大きく歪む。
 人間は、笑みにその本性が出るという。明るい人間は朗らかに笑い、冷たい人間は酷薄な笑みを浮かべる。
 そしてイザベラの笑いは、凶悪、それに尽きた。
「いいわ、認めなさい。ちょうどいい退屈しのぎになるわ。」
「だ、団長……ッ」
 泣きそうな顔になる騎士。溺れるものはわらをも掴む。最後の希望で頼ったものの、あっさり拒絶され腰が砕けそうになったのだ。
「でも、一つ条件があるわ。ちょっと、あのガーゴイルはまだこないの?」
 年長の侍女が首を振った。
「シャルロット様は、まだお見えになっておりません。」
「ただの人形よ。“ガーゴイル”で充分。」
 その言葉を聞き、なきそうだった騎士が青ざめる。
「ま、まさか……殿下……。」
「ええ。そのまさかよ。」
 イザベラが立ち上がり、報告書に書かれた名前を確認して言い放つ。
「その赤影とやらに命令しなさい。あのガーゴイルと決闘をして首をもってこい、と。その首が決闘の許可書だとね。」

640 :ゼロのしもべ:2007/08/04(土) 00:40:45 ID:lQvCyIvZ
次はたぶん避難所のほうにいきます。

本編がこっちで、避難所のほうで不定期に外伝をいくつもりです。
長くても4,5回で終わる予定なので、ご迷惑おかけしますが。

以上です。

641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:42:18 ID:qzH6hGsj
赤影が出た……後は素晴らしい人と暮れなずむ人か。

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:42:56 ID:rmUehpeU
赤い仮面は謎の人♪

市川ボイスが脳内再生された。
続きが楽しみ。

643 :DOD&M:2007/08/04(土) 00:44:29 ID:dIPkShYD
乙じゅしたー。10分後に投下しますサー。
ちなみに皆職質期待してるみたいな事言ってたけど、早々職質なんて受けないんだぜ。
コンビニの前で酔っ払ったオッサンに尻撫でられたけどな。

644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:45:40 ID:cCFOUkyC
マスクザレッドはどっちの味方なんだ?

645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:46:20 ID:qzH6hGsj
書き忘れた。もしかして赤影vsバンテスおじさんとか見れたりするのかな。

そしてDODの人は本当にネタに溢れてるなぁ。

646 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:46:29 ID:TevAFZIu
>>643
だからあんたはなにを暴露しとるか。

647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:48:22 ID:0+lWdDa0
俺は一時くらいに自転車のってコンビニ行ったら職質うけたぜw

648 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:49:24 ID:lQvCyIvZ
>>643
撫で返すんだ!

649 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:50:12 ID:aiy6rjye
いい加減その日記レスはどうかと思うんだけど

650 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:51:07 ID:dmM7XimU
>>643
ちょwwwww

651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:51:34 ID:AnoPc8s0
>>643
そういう日記は内容からも自重したほうが…

652 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:51:44 ID:bnumhYMV
しもべのは外伝として更新すればよいのだな?

653 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:51:47 ID:OTSMmtEQ
>>643
今度はどんな服装だったんだw

654 :DOD&M:2007/08/04(土) 00:52:57 ID:dIPkShYD
以後この手の内容は自粛します。お目汚し失礼しました。
では、投下準備します。

655 :しもべの中身:2007/08/04(土) 00:53:15 ID:lQvCyIvZ
>>652
はい、お願いします。
本編はこっち。外伝は避難所に投下しますので。
面倒なら自分で入れておきます。……恥ずかしいですけど

656 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:54:53 ID:Fx0z0T2e
>「殺すには及ばぬだろう。よく言い含めて、外に出ずにすむ役職につかせてやればいい。」
>というヨミの言葉によって、考えを改め娘を公には存在せぬ騎士団の長にすげたのである。

ヨミ様すげーいい人じゃん。もうこの人が世界統一したらいいよ。

657 :DOD&M:2007/08/04(土) 00:54:55 ID:dIPkShYD
 カイムの応急手当と、残してきた荷物を回収する為にキュルケ達が宿に戻った時、彼女らを迎えたのは、安堵と恐怖が入り混じった貴族達の視線だった。
 傭兵達の襲撃から救われたのは事実だが、カイムのあの戦いぶりを目の当たりにしてしまったのだ。複雑な感情を抱かざるを得ないのは、キュルケにも理解できる。

「…………」

 視線を一身に受けるカイムは、沈痛な面持ちだった。
 フーケを倒した時に感じていた昂揚感もこれで薄れたのか、騒がしかったギーシュも今となては押し黙っている。
 前の世界にいた頃のカイムは、戦う度にこんな風に恐れられていたのだろうか? もしそうだとしたら、悲しすぎる。胸を締め付けられる様な痛みを感じ、キュルケは思った。
 彼は幸せにならなければならない。いや、しなければいけない。この自分が。
 彼女の心にそんな使命感が宿った。

「行きましょう、カイム。ここは、ちょっと辛いわよね」

 カイムの背を押し、部屋に戻ろうとするキュルケ達に、酒場の一角から声がかけられた。
 振り返った先に立っていたのは、手に小瓶を持った幼い貴族の少女だった。

「あの……これ」

 おずおずと、その少女は手にした小瓶をカイムに差し出した。

「傷に良く効く、水の秘薬です。その、使ってくださいって、おかーさんが」

 思いも寄らぬ贈り物に、カイムは目を丸くする。少女は、「あれがおとーさん」と酒場の隅で矢の刺さった足の治療を受けている男に顔を向けた。その治療を行っているのが、少女の母だそうだ。どうやら、優秀な水のメイジらしい。治療待ちの人間が列を為していた。

「助けてくれて、ありがとうございました」

 少女はカイム達に向かって頭を下げると、そっとカイムの手の平に秘薬を握らせた。そして、小走りでその父母の元へと駆けていく。

「…………」
「良かったじゃない。カイム」
「そうだよ。君は誇るべき事を成したのだ。落ち込む事なんて無かったんだよ。胸を張りたまえ! ほら、僕の様に!」

 しばらく呆然としていたカイムだったが、キュルケやギーシュに声を掛けられ、ようやくその表情を綻ばせた。
 タバサはそれを見て、うんうんと一人頷いている。

「良い仲間を得たな、カイム」

 酒場の吹きさらしの向こう。その様子を眺めていたアンヘルは、心底嬉しそうにそう呟いた。

658 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:55:06 ID:bnumhYMV
よし・・・では>>654の番だな

659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:56:22 ID:bnumhYMV
支援する!

660 :DOD&M:2007/08/04(土) 00:57:25 ID:dIPkShYD
 少女から得た秘薬のおかげで、カイムの傷は驚く程あっさりと完治した。
 後は少し身体を休めるだけだ。タバサは消費した精神力の回復も図るべきだと提案し、一行はルイズ達を追ってアルビオンに向かう前に、少しの間仮眠をする事にした。

「眠れないの?」

 タバサは、ベッドに腰掛け、バルコニーの外の夜空へと視線を傾けているキュルケに言った。

「ちょっと色々あったし。身体は疲れてても、頭が興奮してるみたい」

 キュルケはタバサに顔を向け、小さく舌を出して答えた。

「少しでも身体を休めた方がいい。目をつむって身体を横にするだけでもいいから」
「そうね。そうするわ」

 タバサの言葉に素直に頷くと、キュルケはそのままベッドに横になって毛布を被った。
 そして、程なくして自分の体が震えている事に気付く。あれだけの惨状を見たのは初めてだ。気丈に振舞っていても、どこかで反動が来るのは分かっていた。

「……大丈夫」

 タバサもそれに気付いた様で、そんな彼女を安心させる為に小さく呟いた。
 続けて言葉を紡ぐ。

「眠って起きたら、きっとまたいつも通りのあなた」

 タバサの不器用な心遣いが、今のキュルケには何よりも有難かった。

661 :2代目エド:2007/08/04(土) 00:57:40 ID:yPcz7NOg
仲間が足りない。
誰か協力してくれ。

662 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:58:40 ID:Xa2nndP7
キュルケマジいい主。カイム幸せになれそうだな

663 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:58:43 ID:rmUehpeU
バビルよりヨミの方が人望あるw

664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:58:50 ID:qzH6hGsj
キュルケとカイムたちを見てると和むな……支援

665 :DOD&M:2007/08/04(土) 00:59:27 ID:dIPkShYD
 そして、月が沈み、太陽が昇りかけた頃、目を覚ました一行はアルビオンに向かう為、アンヘルとシルフィードの背に乗り、大空へと飛び立っていた。

「方角はこちらでいいのだな?」
「ちゃんと聞いてきたからバッチリよ。着けばすぐに分かるみたいだから」
「了解した」

 アンヘルの背に乗るキュルケは、両腕を広げ、向かい風を全身で浴びながらその目を細めた。
 夜の内に消費した精神力は既に回復している。体調も万全だ。

「随分すっきりした顔をしているな? キュルケ」

 飛びながら首を背の方に向けたアンヘルが言う。

「まぁね。頭の方もすっきりしてるわよ」
「それは頼もしい事だ」

 にぃっと笑みを返し、キュルケはアンヘルに答えた。

「ちょっと、この高さはどうにかならないのかな……」

 同じくアンヘルに乗るギーシュは、今までの旅路よりも遥かな高度を飛ぶ現状に怯えている様で、ヴェルダンデと身を寄せ合いながらガタガタと震えている。

「何よ、この高さがむしろいいんじゃない。んー、気持ちいい」
「そ、そうかい? 僕と君とでは感性に大分差があるみたいだねぇ……」
「男の癖にだらしがないぞ、ギーシュ」

 高度もさる事ながら、アンヘルの飛行速度もギーシュの怯えを助長させていた。

「ちょ、ちょっとアンヘルお姉さま……速過ぎるのね……きゅい」
「おお、すまん。少し気が急いてしまった様だ」

 隣を飛ぶシルフィードは、それに着いて行くのが精一杯だった様で、少々疲れた声でアンヘルに言った。
 彼女の言葉を受け、アンヘルはスピードを少々落として飛ぶ。
 既に太陽は昇り切っており、雲の上を飛んでいると眩しくて仕方がない位だった。
 そうしてしばらく飛び続けていると、やがて一行の目に雲の切れ目から覗く、巨大な大陸の姿が飛び込んできた。

「見えた!」

 キュルケがそれを指差して叫んだ。
 視界の限り遥かに続く大陸の姿に、アンヘルは息を呑んだ。この世界にこんな浮遊大陸が上空に存在していたとは……話に聞くだけでは実感が湧かなかったが、目にしてみるとそのスケールに圧倒されそうになった。

「これは凄いな……」
「あたしも初めてだから、驚きよ」
「…………」
「ど、どうしたんだい? カイム。君、さっきから何処か遠くを見てるけど……」

 一人視線を皆とは違う方向に向けていたカイムに、ギーシュがおずおずと言った様子で尋ねた。
 その声に振り返ったカイムは、親指で自身が見ていた方向を指す。
 そこには一隻の船が飛んでいた。巨大な艦だ。哨戒でもしているのだろうか?

「……船か」

 アンヘルもそれに気付いた様で、小さく声を漏らした。
 今の状況であまり目立つのも良く無い。そう思った彼女は、隣を飛ぶシルフィードに言う。

「少し急だが、陸地に下りるぞ。準備しろ」
「きゅい!」

 互いに目配せして示し合わせると、二頭のドラゴンはスピードを上げて眼下に映るアルビオンの海岸線を目指し、雲の中へと飛び込んだ。

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 00:59:30 ID:0+lWdDa0
アンヘル様がみてる支援

667 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:00:56 ID:qzH6hGsj
霧に包まれた白い大陸に向かって飛ぶ2匹の竜……絵になるな支援

668 :DOD&M:2007/08/04(土) 01:01:03 ID:dIPkShYD
はい、今回はここまでです。
あじゅじゅしたー。

669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:01:04 ID:bnumhYMV
ああっアンヘル様っ支援

670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:02:44 ID:Xa2nndP7
あじゅじゅした

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:02:56 ID:zEagjBxh
>>668
原作知らないのになんでこんなに引き込まれるんだろう。続きwktk

672 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:03:08 ID:bnumhYMV
あざっしゃー

673 :モンハンで書いてみよう!の人:2007/08/04(土) 01:05:27 ID:3Jk3YbeN
とりあえず投稿してみるとするので予約だ〜支援。

674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:05:47 ID:aiy6rjye
あじゅじゅしたー

675 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:06:17 ID:7J2p5PSA
ええ話や、ものごっつええ話やわぁ。
囮サイドってあんま書かれないしそれだけで新鮮なのにこんな……

676 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:07:03 ID:bnumhYMV
モンハンの人、リロード、リロード!
んでもって、来いッ!

現況 モンハン 糸色望

677 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:07:54 ID:qzH6hGsj
あじゅじゅじゅじゅしたー

678 :モンハンで書いてみよう!の人:2007/08/04(土) 01:09:17 ID:3Jk3YbeN
ん〜つまり私が投下して宜しいと言うこと?だよね(念のため確認
とりあえず長いので半分を目安に投稿して、糸色望先生に譲りたい。


679 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:10:26 ID:bnumhYMV
ってことは 前ハン→糸色望→後ハン かな?

680 :糸色望の使い魔:2007/08/04(土) 01:11:18 ID:PSdSeowg
了解です
まあ、ギャグなので生き抜きには良しかも?w

681 :モンハンで書いてみよう! 毒怪鳥 前編:2007/08/04(土) 01:11:46 ID:3Jk3YbeN
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブランド・ラ・ヴァリエールは自分が召還した生物をじっと見つめていた。
とても喜ばしい事にそれは平民ではなかった。剣でもなければ本でもない。使い魔として呼ばれるべき野生の動物だろう。
だがコレはなんだ? 大きさはちょっと大きな鶏ほど。鶏と言うくらいだから羽根が生えていて、二本足で歩く。
ではコレは私が見たことがない鳥か? いや鳥には歯はないはずだ。同時に長い尻尾が鳥である可能性を否定している。
鳥ではなくて羽根が生えている生物……虫? それはないな……はっ! まさかドラゴン!?
さすが私! どうやら幼体のドラゴンを召還したらしい。ゼロの使い魔・激終! 明日からアルティマメイジ ルイズが始まります!

しかし……『ア〜』と奇妙な唸り声を上げて私を見ているソレを抱き上げた。もっとじっくりと検分してみる。
頭の突端には骨分で出来ていそうな突起が上顎から伸び、その後ろには取って付けたような砲弾状のトサカ。
微妙な曲線を描く口は絵に描いたように歯並びが悪く、ちろちろと覗く下の色は暗褐色。
そして最大の問題は持ってみて理解した。このドラゴンは鱗がない。独特の弾力があるこの感触は……ゴムだろうか?
翼を構成する皮膜は飛べるのか心配になるにほど薄く、やはりゴムのような手触り。
尻尾はドラゴンにとってバランスをとる重要な器官であるはずなのに、ぺちぺちと私を叩く感触は心もとなく、やはりゴム質。
体色は大部分が泥水のように濁った灰色、翼の皮膜は血管が走るような赤い斑が茶色地に走る。
腹から尻尾にかけては私の髪に埃を念入りに塗した様な何処となく桃色な気がしないでもない。
首の側面に僅かな光沢が見て取れるが、他の色はどうしようもなく地味で汚い。そして……目だ。
何年も倉庫に放り込んでおいた真鍮のボタンのように薄汚れた金色は死んでいるようでもある。

総合して評価しよう……カッコ悪い。


682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:12:14 ID:Xa2nndP7
>>679
うまいこと言いやがって

683 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:13:11 ID:qzH6hGsj
ひでぇ言いようだルイズw

684 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:13:31 ID:QPce3AOi
きゅいきゅい「お姉さま、あれを使うわ」
アンヘル「ええ、よくってよ」
イ・ナ・ズ・マ支援!!


685 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:14:24 ID:OTSMmtEQ
ひでえw

686 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:14:45 ID:z5TatMs7
ゲリョスキタ━━(゚∀゚)━━!!

687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:14:50 ID:Xa2nndP7
モンハン知らんからぐぐってみた
こいつか

モンスター辞典(ゲリョス)
ttp://monsterhunterhp.livedoor.biz/archives/50095605.html

688 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:15:56 ID:yMoa7CtY
カ…カッコ悪いぞー、ゲリョスー

689 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:18:54 ID:Xa2nndP7
>>685のIDって「乙」って言ってるっぽいな

690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:20:29 ID:Xa2nndP7
871 名前:モンハンで書いてみよう!の人 投稿日: 2007/08/04(土) 01:17:48 ID:5CzOIpuU
現在投稿中なのだが「二回目で規制リストに入れるぞコラ〜」と怒られた。
ちょっと待っていてくれorz


だってさ糸色さんが先に投下していいんじゃない?

691 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:21:26 ID:bnumhYMV
たまに謎の過剰規制起こるよな

692 :モンハンで書いてみよう!の代理:2007/08/04(土) 01:22:27 ID:M43eCx32
ドラゴンと言うのはやっぱりアレだ。先ほどメガネで小さなアノ子が呼び出したウィンドドラゴンみたいな奴のことを言うのだ。
この生物は……何かが違う。少なくとも私がイメージしていたドラゴンではない。周りの同級生達もどうリアクションを取って良いのか困っている
普通の生物ではないから貶すわけにも行かず、ドラゴンっぽくないから悔しがるには足りない。
まあ……仕方がない。使い魔っぽいじゃないか、謎の生物なんて。問題無い、問題無いと口の中で呟き、唱えるのはコントラクト・サーヴァントの呪文。
ほ〜ら、近づいてきた私の顔を不思議そうに死んだ目をパチパチさせている様子は……やはり可愛くない。

口の先端にキスをして、唇を離そうとした瞬間。何かが流れ込んでくる感覚がした。
水っぽいソレは唾液? そう思ったのだが驚いて咳き込み、口の周りを塗らした液体は……禍々しい紫色。
口の中と食道、さらには胃へと凄まじい痛みが駆け巡る。ルーンが生成時の発熱に驚いて走り回る使い魔を見ながら、私は意識を手放した。


ルイズが召還したのはとある世界で毒怪鳥と恐れられる鳥竜種。
湿地や沼に生息しゴム質の皮に覆われ、毒液を初めとしたある種セコイ攻撃が得意な「ゲリョス」……の子供。
その正体を知っていれば決してその口へキスなど敢行しようとは思わないのだが、異世界の事までは勉強熱心なルイズとて知らない。
もし毒液が成体のものだったら、もっと大量に飲み込んでしまっていたら。
間違いなくルイズは使い魔との契約が間接的原因として死亡していただろう。

つまり三日三晩、生と死の境でご先祖様に叱られたり、励まされたりした程度のルイズはラッキーなのだ。

693 :糸色望の使い魔:2007/08/04(土) 01:23:29 ID:PSdSeowg
とりあえず代理の方が居るので待機しつつ支援

694 :モンハンで書いてみよう!の代理:2007/08/04(土) 01:23:57 ID:M43eCx32
『ルイズが壊れた』これは既に二年生の内では有名な噂だ。
もちろんこの私 キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーの耳にも届いている。
そして噂ではなく現実としてその『壊れっぷり』が目の前で展開されてもいる。

「アンジェ、とっておいでぇ〜」
『アゥ〜』
「は〜い、良く出来ました。アンジェはエライですね〜」
『アゥア〜』

今は休み時間だ。各々が好きに時間を消費する事が許されている。つまり目の前で行われている主従の戯れも自由だ。
だが……正直言ってその戯れは気持ちが悪い。主は私のライバル ルイズであり、従はその使い魔……つまりアレだ。
契約時にルイズを殺しかけた不気味なドラゴンの子供。普通なら自分を殺そうとした相手に親しく接するのは難しいだろう。
だが目の前のルイズはどうだろう。そんな相手をアンジェなんてカワイイ名前をつけて、犬とするようなボール遊びをしていた。
ボールの代わりに使っているのは高価な銀のネックレス。ルイズ曰く『光る物の方がやる気になる』らしい。
その表情は本当に嬉しそうで、今にも蕩けてしまいそうな程に幸せをぶちまけている。
ゴムみたいな感触(ルイズ談)をギュッと抱きしめる様は私が恋人にする抱擁よりも熱い。
『何がそんなに良いのか?』と問いかけたら真面目な顔で『全て』と言われて私の方が凹んだ。
それに答えるドラゴンの幼体も歪な顔をさらに歪めて喜びを表現しているらしく、不気味である事この上なし。

つまり病的に可愛がっている……と言うよりも愛して止まないのではないだろうか?
授業はしっかり受けているし、態度も真面目そのもの。だが使い魔が関わると、全てを放り出してそちらを優先するのだ。
その激しい変化が原因で『ルイズは毒で頭がやられた』とか『使い魔に洗脳された』等と言った噂が飛び交っている。
外的問題は水の治癒魔法で直せるが、脳の異常は直せないらしい。しかもアレが素ならば打つ手は全くなしだ。

「もう〜アンジェはカワイイでちゅね〜」
「ギャウァ〜」

どうやら強く抱きしめすぎたらしく、初めてドラゴンらしい威嚇音が上がる。
だがやっぱりルイズは怯まない。アレはアレで使い魔を使いこなす手法なのでは?と私は考えないでもない。


695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:25:50 ID:lQvCyIvZ
ジェーン

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:25:54 ID:aiy6rjye
ルイズ…酸素欠乏症にかかって…

697 :モンハンで書いてみよう!の代理:2007/08/04(土) 01:26:05 ID:M43eCx32
前半は以上のようです。
あと、規制を受けたときの対処方法を質問してたんで、分かる方がいたら避難所でアドバイスをお願いします

698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:26:39 ID:PSdSeowg
モンハンしらないけど、これは面白い

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:26:54 ID:qzH6hGsj
ルイズ……(ぶわっ

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:27:38 ID:rkunbbm4
>696 ありえるのが怖杉るな……。
毒怪鳥はあんまし強くないけど、盗みだけはやっかいだ。

701 :糸色望の使い魔:2007/08/04(土) 01:28:42 ID:PSdSeowg
と言うことでインターバルな絶望いきます
ところでアニメしか知らないのでたまに設定と違うこと書きそうで怖い

――――――――――――――

朝の目覚め、爽やかな小鳥のさえずりを聞きながら私は目覚めた。
窓を開けると聞こえてくる風の音、さらさらと髪を流してほおをくすぐる。
ギシギシというロープの音、いいかげん聞き飽きたのでそろそろ何も感じなくなってきた
「……縄よ、戒めを解きたまえ」
杖を振って見る。
見事、縄は爆発して戒めを解いた。
「失敗ね、成功しないわね」
「げほっ、げほっ……死んだらどうする!!」
「だから助けてあげたんじゃない、感謝しなさい」
今日もいつもどおりの朝だった。

最近のイトシキは授業中に傍に居ない。
そもそも授業中に使い魔をそばに置くという規則は無い。
ただ「使い魔は主人に付き従う」という前提があるからだ。
では何故規則が無いかと言うと授業妨害になることがあるから。
具体的に言えば居眠りの音が大きかったり、そもそも巨体ゆえに教室に入らなかったり。
理由は多々あるが絶対居なければならないと言うわけではないので
私も彼を無理に教室に留める理由は無かった。
「私の趣味は読書です。ということで語学を得る意味でも授業中は図書館に行かせて欲しい」
との事だった。確かに彼にとって理解できることといったら歴史に関することぐらい。
いや、それすらも理解してない事もある。
ともかく基礎から勉強したいという彼の行動を止める理由は無かった。
私の使い魔ということで特別に司書に許可を取った。
最近は私が授業中には図書館に篭りっぱなしである。
と言ってもまだ児童用の絵本を読んでるところ、先は長そうである。

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:29:04 ID:rwYOzX6+
あまり戦いたくない相手だった

703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:30:08 ID:aiy6rjye
この規制の多い世の中で支援した!

704 :糸色望の使い魔:2007/08/04(土) 01:30:09 ID:PSdSeowg
鐘の音が鳴り、中庭へと赴く。
教室から自室へ帰る途中にあるのも理由だが、たまに彼は中庭で他の使い魔と戯れてることがある。
動物が好きなのだろうか、図書館から戻ってきた彼に聞いてみた。
「種類にもよりますが、好きですよ。人間みたいにウソをつきませんから」
その理由はともかく好きと言うことは分かった。
「あ、ノゾムさん。こんにちは」
と、そこへ洗濯物かごを持ったメイドがイトシキに話しかけていた。
「こんにちは、シエスタさん。今日は天気がよかったのでよく乾いたでしょう」
「はい、太陽の匂いがして気持ちいいですよ」
その娘はこの地方では珍しい黒髪だった、そういえばイトシキも黒髪である。
「た、太陽の匂い……ですか?!」
「は、はい。どうしました?!」
「いえ、聞かないで下さい。これは知らないほうが良い!」
「は、はぁ」
また何か良からぬ事を考えたのだろう。
「イトシキ、どちらさまかしら?」
「し、失礼しました。わたくし、ココで使用人をやらせていただいてますシエスタと申します」
慌ててカゴを置くと頭を下げてきた。
「ふ〜ん、知り合いなの?」
「えぇ、ちょっとした事がありまして」
「あ、あはは」
なんとなく何があったか察しが着いた。また自殺未遂でもしたのだろう。
「それでは、私は仕事がありますのでこの辺で」
「ぇえ、がんばってください」
「はい――失礼します、ヴァリエール様」
と言ってカゴを持ち上げるとそのまま行ってしまった。
「無知は恐ろしい、太陽の匂いとは虫の死骸の匂いであるのに」
「何言ってるの? 虫なんて付いてた?」
彼の言うことはよく分からない事が多い。

705 :カイジ ◆GA7h3CwsgE :2007/08/04(土) 01:31:16 ID:O9uhKAGF
予約は絶望→後ハンでいいのかな? その後に投下予約と支援

706 :糸色望の使い魔:2007/08/04(土) 01:31:44 ID:PSdSeowg
部屋に戻ると私は勉強、イトシキは部屋の掃除。
それが終われば使い魔としての能力の研究である。
せめて感覚の共有ぐらいはしたいところなのだが、まったくもって繋がらない。
「ところでルイズさん、気になることがあるのですが」
「何よ?」
「私のこの、刺青っぽい、なんでしたっけ?」
「使い魔のルーンよ、それがどうしたの?」
「たまに光るんですよ。何故か」
「どんな時に?」
「いえ、光るといっても二回ぐらいしか確認してません。体に害は無いですよね?」
「無いわよ」
正直、人間に使い魔のルーンが刻まれるなんて前代未聞だから
絶対とは言わないが、はっきり言わないとまたネガティブ思考がはじまるだけである。
「基本的に使い魔としての力、つまりは元々持っていなかった能力を使った時に光るわ
 感覚の共有、じゃないわね。私は何も見えなかったし」
「光ってるのは中庭に居た時と廊下を歩いていた時ですね」
「ふ〜ん、まあそれも含めて調べましょう」
その日は特に成果も上がらないまま終わった。
明後日は使い魔の品評会だ。しょうがない、見せるだけ見せて退場しよう。

そんな私の考えも次の日に変更を迫られることになった。
突如、この国の姫君であられるアンリエッタ姫がその使い魔の品評会を視察に来るというのだ。
学園は多くの兵士が詰め掛けて万全の警備体制を取り。
品評会に出る二年生は我こそはと、姫さまの目に止まれるように必死に使い魔と練習を重ねた。
そんな中、私は
「イトシキ、何か特技は無いの?」
「そうですね、編み物が出来ますが」
地味すぎる。
「あとピアノが弾けます」
「それよ!!」
そんな特技があったとは思わなかった。
「しかし一日では無理でしょう、たしか主人と使い魔の二人で何かをしないといけないのでは?」
「ぁ……」
そういえばそうだった、ピアノをやるならば私も何か楽器を引くか歌わなくてはいけない。
楽器は触ったことが無いし、歌?
「あと、ピアノはこの学院にあるんですか?」
「う……」
そういえば無い、あと楽器類はかなり高級な品である。とくに鉄が使われる楽器はゲルマニア製で
輸入品は限られているため非常に高い。手持ちのお金で買えるとは思えない。
「ぜ、絶望したわ」
「それは私の台詞です、取らないで下さい」

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:33:04 ID:aiy6rjye
ダニの死骸の匂いだっけ?>太陽の匂い

絶望したくなるな

708 :糸色望の使い魔:2007/08/04(土) 01:33:08 ID:PSdSeowg
その夜、結局何も具体案が出ないまま日が沈んでしまった。
「諦めて昨日どおりいきませんか?」
「イヤよ」
「昨日はそれで納得していたじゃないですか」
その理由は、別に話しても良いのだけどなんとなく言いそびれていた。
とその時、部屋のドアが叩かれた。
「ルイズ、私です。アンリエッタです」
そう声が聞こえた。
「ひ、姫さま?!」
慌ててドアへと駆け寄る。だが目の前をイトシキが止める。
「いけません、こんな夜分に訪れる人など強盗に決まって――」
「失礼な事いうんじゃないわよ!!」
イトシキの声を遮るために思いっきり後頭部を殴った。
そしてドアに近寄ると慌てて鍵を外した。
部屋の外にいたのは紛れも無く姫さまだった。
部屋の中へと招きいれ、鍵を閉める。姫さまは呪文をかけて外に声が漏れないようにしていた。
「ルイズ、久しぶりね。会いたかった」
「姫様、こんな御忍びで参られなくても。呼べば地の果てであろうと駆けつけますのに」
「ごめんなさい、でも兵士が居ないところで会いたかったの」
「あの……これはどういうことでしょうか?」
と、蚊帳の外だったイトシキが疑問を投げかけてきた。

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:33:51 ID:Xa2nndP7
>「無知は恐ろしい、太陽の匂いとは虫の死骸の匂いであるのに


嫌なことを言うなあw
ダニの死骸が日光の熱でローストされた匂いなんだっけ?

710 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:34:03 ID:5A71xBot
支援

711 :糸色望の使い魔:2007/08/04(土) 01:34:41 ID:PSdSeowg
「貴方は?」
「姫、彼は私の使い魔です」
「そうなの、人間が喚ばれる事もあるのね」
そう言って姫はイトシキに向きなおす。
私はイトシキが何か余計なことを言わないか不安でしょうがない
「挨拶が遅れました、わたくしはトリスティンの第一王女アンリエッタ。以後お見知りおきを」
「は、はい。わたしは……糸色望、ルイズさんの使い魔です」
そう思ったが、意外にも緊張した面持ちで挨拶を返した。
「ルイズをよろしくおねがいしますね、イトシキさん」
「は、はい。誠心誠意がんばります!」
と、右手を開いた上体で額に当て、脇を直角に空けた。妙な礼である、彼の国の作法だろうか?
あまりに緊張した彼がおかしかったのか、姫はくすくすと笑いを堪えていた。
「ルイズ、今日はゆっくりと話がしたいわ。時間は取れるかしら?」
「もちろんです……しかし良いのですか? 騒ぎになるのでは」
「部隊長にはしっかり言い含めてありますから、明日の朝までなら大丈夫ですわ」
「で、では私はお二人の邪魔にならぬように外で待機しております。失礼!」
と言って、止める間もなくイトシキは廊下に出てしまった。
「気を使わせてしまったかしら」
「い、いえ気にしないで下さい」
それにしてもイトシキにも王族を敬う心はあったのか。
当然と言えば当然だが、何故か意外な気分になった。

次の日、アンリエッタ姫を送ったあと。
イトシキが何処で寝ているかと思ったが使用人寮(男)から出てくる所を捕まえた
なんでも料理長に気に入られているらしい。さらに言うとイトシキは料理長が苦手だとか。
だったら何故その苦手な相手の所に泊まったかというと
他に親しい知り合いがシエスタと使い魔ぐらいしか居ないとの事だった。
「昨日は悪かったわね、気を使わせて」
「まあ、王女様の機嫌を損ねたら首を刎ねられますからね」
昨日の態度の理由がよく分かるコメントだった。

712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:35:08 ID:qzH6hGsj
この二人見てて良いコンビと思えてしまう俺って一体……

713 :糸色望の使い魔:2007/08/04(土) 01:35:50 ID:PSdSeowg
品評会は淡淡と進行した。
皆、教師には目もくれずにアンリエッタ姫になんとかアピールしようと必死であった。
特に男子生徒の中には真剣になりすぎたのか寝不足なのか目が血走っててやや危ない奴も居た。
その中でギーシュが可もなく不可もなく普通の演技で幕を閉じたのは予想外だった。
彼も両手に花を抱えた状態でさらに花を増やすことはしないという事だろうか。
そして、私たちは結局、出場して挨拶して去るだけ。という地味な結果になった。
点数も最悪だろうけど、それ以上にアンリエッタ姫をガッカリさせてないかという事が不安だった。

その時、中庭から大きな音がした。
それと同時に地面が揺れる。何か、大きな隕石か何かが落ちてきたような振動。
生徒たちは不安がり、先生は生徒を宥める、兵士たちは王女を中心に守りを固めた。
その時私たちは出番が終わって舞台袖に居た。だからこそ私たちだけが中庭の様子が見える位置に居た。
振動に足を取られ、階段にしがみつきながらも振動の先を見る。
そこに見えたのは巨大なゴーレムが学院の壁を殴りつけている光景だった。

714 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:35:59 ID:Hq3HZk/S
>>712
いや、すごいなんていうか
よくやってる……というのも違うがなんだこのコンビはw

715 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:36:12 ID:rkunbbm4
>709 逆に考えるんだ。ローストなら美味しいかもしれない……と

716 :糸色望の使い魔:2007/08/04(土) 01:37:11 ID:PSdSeowg
以上で投下終了です
日常中心に書いたのでいまいちだったかも

イトシキ先生の自己紹介を書くたびに絶望した!!

717 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:37:32 ID:Xa2nndP7
こういう本当に大した能力がなくてしかも低姿勢なキャラ召喚って結構珍しいよね。

「低姿勢だが実は能力が高い」キャラとか、
才人みたいに「能力は無いが低姿勢にはならない」キャラは結構見るけど。

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:37:56 ID:qzH6hGsj
>>714
名状しがたいんだよな、何と形容すれば良いのか。そして面白いという……不思議な感覚だ。
GJ。

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:38:23 ID:aiy6rjye
GJした!

720 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:40:46 ID:TevAFZIu
>>714
ルイズのツンデレを侵食しうるパワーのあるキャラだからな。
俺は基本的に、ツンデレ受けが好きです。

逆に言うと、ツンデレキャラを振り回せる強力な個性の持ち主と絡まない限り、ツンデレには食指が動かない。
そして支援

721 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:42:45 ID:z5TatMs7
そういやお上と憲法と講談社には弱いんだよね糸色

722 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:43:41 ID:Xa2nndP7
モンハンの人からはもう15分以上音沙汰がないし、次行っちゃっていいんじゃないですかね

723 :カイジ ◆GA7h3CwsgE :2007/08/04(土) 01:44:43 ID:O9uhKAGF
規制かかったみたいだね。じゃあお先投下します。

724 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:46:21 ID:Xa2nndP7
支援です

…前スレまでは呪いの人形の口調で支援してる人に混ざったりもしてたけど、
ID出る板だとなんとなくそういうの気恥ずかしいな

725 :堕天召喚録カイジ:2007/08/04(土) 01:46:51 ID:O9uhKAGF
第八話「予言」


(なんだっ……なんなんだっ……!
 この威圧感っ……! へ、平民ごときがっ……まるで……歴戦のメイジのようなこの威圧感はっ……!)

ギーシュの予感は半ば当たっていた。カイジはこれまで何度も生死を分ける戦いを潜り抜けてきたっ……!
限定ジャンケンっ……! 橋渡りっ……! Eカードっ……! 会長との一騎打ちっ……! 地下チンチロっ……! そして、パチンコっ……!
その経験は、貴族とはいえまだ子供のギーシュを圧倒するものっ……!

汗を流すギーシュ。無理もなかった。いうなれば、これがギーシュの初陣っ……! 新兵っ……!

(的っ……! 的っ……! ククク……お前は無防備な的に過ぎないっ……!
 狙って撃つだけっ……! 簡単なことだっ……!)

場に開かれたカードは六枚っ……!
いずれも『平民』のカードであった。
Eカードの勝負は実質4回っ……事実上、これが最終戦っ……!

(なんで……なんでこんなことにっ……!)

ボロ…… ボロ……

ギーシュは後悔に涙を流した。思えば、ゲームの最初から、ペースはカイジのほうにあったのだった。


ゲームの最初、ルールを説明したカイジは、奴隷側を選択すると同時に、1ゲーム限りのサドンデスを提案したのだった。

ざわ…… ざわ……

「なんだと……? 1ゲーム勝負っ……!? こいつ、馬鹿ざんすかっ……!?
 1ゲームなら、皇帝を持つプレイヤーが圧倒的に有利っ……! そんなのが勝負になるかっ……!
 クズっ……クズっ……クズっ……!」

ざわめく観客。ギーシュはいっそ席を蹴ってしまおうと思って、カイジに罵詈雑言を浴びせた。
だが、カイジは動揺する様子もない。むしろ、いっそうふてぶてしく笑った。

「ククク……これは俺からのハンデっ……! このゲームを初めて行うギーシュくんへのプレゼントっ……!
 どうした? 有利すぎて怖いか……? ククク……」

えぇ〜っ……!!

取り囲む生徒たちが声を上げた。平民……しかも使い魔が、貴族にハンデをつけてやるといいのけたのだ。

「舐められてるっ……! 舐められてるぞギーシュっ……!」
「やっつけろっ……! そんな平民に負けるのは、貴族の恥っ……!」

ギーシュに対して声援が飛ぶ。しかしその声は、ますますギーシュを椅子に縛り付けるっ……!

「やめてください、カイジさんっ! 無茶です!」

一方、カイジに声をかけたのは美心っ……! 坂崎のおっちゃんの娘っ……当年20歳っ……!

ぐにゃあ〜

カイジの顔から見る見る力が抜けていく。

(はぁ〜っ……! すっごい……やる気が下がる……! だって美心……美心だもん……どう見てもっ……!)


726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:47:37 ID:qzH6hGsj
ざわ……
       ざわ……

727 :堕天召喚録カイジ:2007/08/04(土) 01:49:38 ID:O9uhKAGF

「あの……シエスタさん……。俺、平気ですから……勝ちますから……
 その……厨房で安心していてください……」
「カイジさん……わたし……待ってますから」

危ない雰囲気である。
死亡フラグ……というか、生還したときに始まるペロペロ地獄っ……!

だが、ギーシュはちょっと別の感想を抱いたようであった。これだから人の趣味はわからないっ……!

「くっ……! あんな可愛いメイドまで誑かしてっ……! 許せんっ……!
 このギーシュ・ド・グラモンが成敗するっ……! カードをよこせっ……!
 チェックっ……! イカサマがないかどうかをチェックするっ……!」

カードをカイジの手から引ったくり、丹念に調べ始めるギーシュ。これだけ自信満々な様子では、イカサマを疑うのも当然である。

がっ……駄目っ……! イカサマらしき仕掛けはみつからないっ……!

(仕掛けや目印でないなら……協力者っ……! まさか、ルイズざんすかっ……!?
 ゼロのルイズが僕のカードを覗いているんざんすかっ……!?)

慌てて周りを見回すが、ルイズらしき人影はいない。
いや……たった今、遠くから走ってくるところであった。

「馬鹿っ……! 馬鹿っ……! 馬鹿っ……! 馬鹿っ……! 貴様っ……! 使い魔の分際でっ……! 勝手に決闘だとっ……!
 ふざけるなよっ……! あぁ〜んっ……!? 今すぐ謝罪しろっ……! 謝罪っ……! 謝罪っ……!」

ククク……! キキキ……! カカカ……!

と奇妙な笑い声を上げながらムチを振りかざすルイズ。しかし、振り下ろしたムチは、カイジによってしっかりと掴まれた。
カイジはきっとルイズをにらむ。思わず、「ひっ」とルイズは悲鳴を上げた。

「黙れっ……! これはお前には関係ないっ……! 俺の問題……! 俺の勝負だっ……! ちょうどいい、そこでおとなしく見てろっ……! 貴族を打ち倒す奴隷の姿をっ……!
 そう……人間の姿っ……! いいか、人間に貴族も平民もないっ……! 生命っ……! 闇に抗うほのかなともし火があるだけっ……!
 圧倒的暗闇のなかで……身を寄せ合って生きていくしかない灯火っ……! それが生命っ……!
 そんなこともわからないのは貴族でもなんでもないっ……! ただの腐敗……! ならば、俺が変えてやるっ……! この大地をっ……!
 これが俺の戦いの始まりっ……! パールハーバーっ……! トラ・トラ・トラっ……! 投下っ……!」

「な、なによ? その『とら』ってのは! 訳わかんない!」

まくし立てるカイジに、ルイズが気おされつつも怒鳴る。
カイジは、そんなルイズにそっと呟いた。

「意味はわからなくていい……。伝えとけ……『ちゃんとそっちも書け』ってな……。さぁて、ギイ……じゃない、ギーシュ」

カイジはギーシュに向き直った。

「ククク……ちょっとした予言をしてやるっ……!」
「なに……予言だと……?」

思わぬカイジの言葉にギーシュがうろたえた。なぜこうまでこの平民は自信に満ちているのか。
ひょっとして、自分の知らないすごい力を隠しているのでは……?

「宣言しておこうっ……! お前は四枚目に皇帝を出し、俺が奴隷を出すっ……!
 それで決着っ……! お前の命を貰う……!」

ざわ…… ざわ……
 ざわ…… ざわ……

第八話「予言」終わり

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:49:56 ID:Xa2nndP7
地下チンチロにパチンコ……?
そういえば美心のことも知っていた……

このカイジ、wikiには
>「賭博黙示録カイジ」のカイジ(伊藤開司)
って書いてあったけど、「賭博堕天録」の方のカイジだな。

729 :カイジ ◆GA7h3CwsgE :2007/08/04(土) 01:50:39 ID:O9uhKAGF
次で終わりです。では。

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:50:52 ID:b6rh4zxo
モンハンの人、規制くらってさっき避難所に投下したよ支援なのだわ

731 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:51:02 ID:qzH6hGsj
>「な、なによ? その『とら』ってのは! 訳わかんない!」
煤@こっそり自分のネタ仕込んでるー!?(ガビーン

732 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:51:43 ID:Xa2nndP7
>「くっ……! あんな可愛いメイドまで誑かしてっ……! 許せんっ……!

もしかしてカイジ以外の人間の目にはちゃんとシエスタはシエスタに映っていたりして

733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:51:55 ID:Ky/84iNg
そういえばタイトルも堕天召喚録だシエン(美心)スタ

734 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:52:06 ID:Hq3HZk/S
> 「な、なによ? その『とら』ってのは! 訳わかんない!」
突然素に戻るんじゃないwwwww

735 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:52:23 ID:qzH6hGsj
>「意味はわからなくていい……。伝えとけ……『ちゃんとそっちも書け』ってな……。さぁて、ギイ……じゃない、ギーシュ」
更にっ……更にっ……アンタって人はっ…………面白いッ!!

736 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:53:07 ID:Ky/84iNg
そういやルイズはカイジにはどう見えてるんだろう

737 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:54:46 ID:AnoPc8s0
糸色望の使い魔GJ!
こんなにもルイズと望がかみ合うとは思わなかったw
淡々とした流れが面白い

738 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:57:15 ID:Xa2nndP7
>>730
避難所での最後の書き込みからもう30分は経ってる。
なんか用事でも出来たんじゃないかな

739 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:59:17 ID:s0Q8VXfs
ルイズが時おり素に返って女言葉を喋るのが変に感じてしょうがないw

740 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 01:59:45 ID:+Pxk363g
ダニの臭いwwww支援

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:02:33 ID:TevAFZIu
確かに口調が一定していないようにも感じるが、
カイジ調でツンデレを表現するのは至難の業だしな。

742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:03:19 ID:RcnCY4q9
まあ、2−への生徒たちはゼロのキャラの数倍濃い奴らだからなぁw
絶望先生が何とかできないわけがないw

743 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:08:42 ID:Xa2nndP7
今からモンハンの人の代理投下しまーす

744 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:09:11 ID:2yuSm2/a
>>738
モンハンの人、かなりきつい規制を貰ったようだし今晩はもう無理かもね

745 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:09:46 ID:qzH6hGsj
《こちら苦労隊の3番機PJ、これより貴方を援護する》

746 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:10:13 ID:2yuSm2/a
>>743
って言った蕎麦から来たよ!

747 :代理:2007/08/04(土) 02:10:20 ID:Xa2nndP7
131 :モンハンで書いてみよう! 毒怪鳥 後編:2007/08/04(土) 02:05:05 ID:5CzOIpuU
なるほど……こちらが代理用でしたか。申し訳ないです。
それではそろそろ後編を〜


なにやら私が毒で頭をやられたと言う噂をよく聞く。失礼な話だ! 私は全く正常なのに。
正常に判断して……アンジェはカワイイ!(正式にはアンジェリカと言う。長いので短くしてみた)
まだ子供だから飛べないらしく、羽をパタパタさせながら私の後ろを付いてくる姿は可愛過ぎて規制に引っかかりそう。
ゴム質の体の感触も慣れると病み付きになるし、不細工な顔も愛嬌以外のナニモノでもない。
ソレラを想像するだけで昼食が何時もの何倍も美味しく感じるから、愛は魔法である。

「ア〜」
「あら? お腹が空いたの?」

不意に背後から聞こえた声に振り返れば、そこには愛らしい私の使い魔が居た。
子供だからかもしれないが与えただけ食べる大食漢であるアンジェには、いつも私の食事も残してあげている。
今回もソレを催促しに来たのかと思ったが、どうやら違うらしい。口に咥えた小瓶がその証拠。

「また拾ってきてくれたの?」
「アゥア〜」

受け取ったそれは香水のビン。アンジュはこういった光り物が好きらしく、どこからか咥えてくる。
勿論そのままネコババする訳にもいかず、アンジェのプレゼントは持ち主に返っていくのがとても残念である。

「これって確かモンモランシーの……」

匂いを嗅いで見てピンときた。あの金髪ロールが撒き散らしている匂いだったから。
最後に残しておいた白身魚のムニエルをアンジェの口に放り込んで、私は席を立つ。
これから残りの時間はアンジェとの触れ合いの時間に使うのだから、さっさと返してしまおうと思った。
だがそれが争いの元。一連の流れを会話だけで伝えると以下の通りになる。

「これ貴方のでしょ?」
「あっソレはギーシュにプレゼントした奴」
「えっ!? ミス・モンモランシーはギーシュ様と……」
「違うんだ、ケティ!」
「「二股か!? そんな男修正してやる!!」」
「ヒデブゥ!……なんだ、そのゴミを見るような目は……ゼロのルイズはデリカシーも無いらしいな!」
「アンジェの好意を無碍にするのは許さないわ、決闘よ!」
「アゥア〜」

そんな感じで決闘などする事になってしまった。

748 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:10:48 ID:qzH6hGsj
支援

749 :代理:2007/08/04(土) 02:11:30 ID:Xa2nndP7
132 :モンハンで書いてみよう! 毒怪鳥 後編:2007/08/04(土) 02:06:43 ID:5CzOIpuU
「逃げずに良く来たね、貧相な使い魔とその使い魔に殺されかけたルイズ」

ギーシュの嫌味と周りのギャラリーから沸く嘲笑に、アンジェの魅力を三時間ほど語って聞かせそうになるのをルイズは我慢した。
この頃悟りつつある。他人にはどう伝えてもアンジェの素晴らしさは理解できないらしい。ならばその有能さを見せ付けてやらねばと決心する。

「名指しでバカにするんだから、こっちはアンジェが戦うって事でいいかしら?」
「構わないさ。どちらにせよ君には謝って貰うんだからね」

なにやらほざいているギーシュを素晴らしく無視して、ルイズはアンジェの耳元で愛の囁き……ではなく作戦を告げている。
先ほど閃いたアンジェリカの主としての特性 ゲリョスとしての特性の過程を試してみようと思ったのだ。
使い魔の契約として得た記憶には能力として物は無い。だが種としての血がその使い方を示しており、アンジェもソレを感じている。
ならば問題なく実行できるはずだとルイズは自分とアンジェに言い聞かせた。

「それじゃあ行くぞ!」
「遅いわよ!」

ギーシュが杖を振り、青銅の使い魔ワルキューレが現れた瞬間に、アンジェはしなる首を振り口から液体を吐き出した。

「ひっ! 僕を守れ、ワルキューレ!」

その正体がルイズを殺しかけた毒液である事はギーシュも当然知っている。反射的に呼び出したワルキューレに自分を守らせようとして、気が付く。
体が小さいからか毒液を押し出す内臓系の圧力が足りず、描かれた放物線はすぐさま地面に沈んでしまった。

「このっ! 驚かせるな!」

怒りに任せて振られた杖の先から零れた花びらが、さらに数対のワルキューレを精製。
それらが一斉にアンジェに飛びかかろうとした瞬間! 彼のトサカが閃光を放つ。
成体ならば屈強なハンターすら気絶させる威力を持つのだ。幼体でも一瞬だが目を使えなくするには充分な威力。

「クワァ!」

主に連動して動きを止めたワルキューレの間をアンジェは翼を羽ばたかせながら駆け、僅かだが確かに飛んだ。

「アンジェが飛んだ〜!」

まるでどこぞの車椅子少女が立った時のような歓声をあげるルイズは決闘など既にどうでもいい事。

750 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:11:55 ID:zEagjBxh
規制に引っかかったわけだなwww
支援

751 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:12:06 ID:qzH6hGsj
ルイズ……やっぱり毒が回って(ほろり

752 :代理:2007/08/04(土) 02:12:31 ID:Xa2nndP7
133 :モンハンで書いてみよう! 毒怪鳥 後編:2007/08/04(土) 02:07:19 ID:5CzOIpuU
毒怪鳥ゲリョスの雛は初めて飛んだ勢いをそのままにギーシュに突っ込み、連続でついばんだ。

「ワァ! またしてもギーシュは敗北するのか〜……ってアレ?」

運命付けられた負けフラグを呪っていたギーシュは自分の体に損傷も無い事に気が付いた。
何も感じなかったかと言えば、鶏ぐらいの生物に突かれたのだから嘘になるが、ただ本当にそれだけなのだ。
ちょっと手が痛いくらいで、当の本鳥? 本竜?は軽快な足取りでルイズの元へと返っていく。
どうやら今のがチンケなドラゴンの全力全開だったのだろう。ワッハッハ! このギーシュ・ド・グラモンには通じんぞ!
ステキな勝利宣言を心に秘めつつ、彼は杖を……

「行け、ワルキューレ!」

だがワルキューレは動かない。ギーシュを含めた多くが理解できないと首を傾げる中、ルイズだけがトコトコと帰ってきたゲリョスにあるモノを受け取る。

「私の使い魔は主人に花をプレゼントするセンスがあるの」
「「「「「はっ?……っ!?」」」」」

突然ボケた事を言い出したルイズに誰もが視線を注ぎ、愕然とする。彼女が握っているのはバラの造花。
間違いなくギーシュの杖だった。確かに彼のほうを見てみればその手にはあるはずの杖が無い。
当然魔法は働かず、動くどころかワルキューレは宙に崩れて消えた。

「ギーシュ、アンタはアンジェに杖を盗まれたのよ」
「そんな事があるか! 確かに近づかれたけど、僕は握った手を離していない!」
「残念! アンジェの……ゲリョスの盗みはどんな状態だろうと所持していれば奪えるの」

物理とか理論を超越したモンスターとしての特性。毒液、閃光に続くセコイ技第三弾。
たとえ成体の巨体でもハンターが持っているアイテムを器用に盗むのだ。手に持っている『だけ』の杖、盗むのは容易い。

「何てセコイ使い魔なんだ……」
「ゼロのルイズにお似合いだな」

そんな辺りのざわめきを主従揃って嘲笑し叫んだ。

「勝てば良いの!」
「アウァウア〜」


これが伝説に名を残すメイジと使い魔の汚らしい初勝利だった。

753 :代理:2007/08/04(土) 02:13:33 ID:Xa2nndP7
134 :モンハンで書いてみよう! 毒怪鳥編 後書き:2007/08/04(土) 02:11:52 ID:5CzOIpuU
今回は行き成り規制されて大変でしたが、なんとか全部投稿できたかな?
ちなみに幼体とか全て妄想です。あと泣き声もw
心残りは汚い技四つ目「死んだフリから攻撃」が出せなかった事かなw

754 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:13:51 ID:+Pxk363g
汚いwwww
だがそれがゲリョスwwwww
GJ!

755 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:14:16 ID:z5TatMs7
女子生徒大勢に好かれてるけど、自分が好意を抱いている(と思われる)
智恵先生には厄介な人くらいにしか思われてなかったり
隣に住む女子大生はヒロインの変装でそもそも存在すらしてなかったり
そんな糸色望

756 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:15:22 ID:qzH6hGsj
なんというかアレだ、ティガレックスと共に力に目覚めたルイズと、ゲリョスと共にせこくても勝つ事に目覚めたルイズ。
使い魔は主に似るんじゃない、主が使い魔に似てきてないか?w
GJ

757 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:15:32 ID:0+lWdDa0
乙、つぎはグラビモスで是非とも。
彼には長きにわたり泣かされたからなー自分。ゲリョスGJ

758 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:16:36 ID:aiy6rjye
きたないな、流石ゲリョスきたない

GJ

759 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:17:06 ID:dIPkShYD
モンハン厨だが、こうまで見事に書かれると言葉も無い。
GJ!!

760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:19:47 ID:Xa2nndP7
>そんな辺りのざわめきを主従揃って嘲笑し叫んだ。

>「勝てば良いの!」
>「アウァウア〜」

うーん、なんてダークサイド。
「方法や過程なぞどうでもよいのだァーーッ!」っていうか、
「勝てばよかろうなのだーーッ!」ていうか、そういう臭いがするな。

761 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:20:57 ID:qzH6hGsj
>>760
「戦いは何時も顔で決まる」だな。

762 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:22:35 ID:z5TatMs7
言い忘れてたGJ
ゲリョスは尻尾が地味に厄介なんだよな〜当たらないだろと思ってたら普通に当たったり

763 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:22:56 ID:2geLJmIh
アルカイザー召喚とか考えたが、途中で断念

764 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:23:14 ID:0+lWdDa0
キュルケのフレイムに追われる幼ゲリョスを幻視した。
ちょっと萌えた

765 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:23:51 ID:r7SwN8JU
モンハンの人のセンスに脱帽。
これで百合要素もあったら骨までしゃぶられたい。

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:24:47 ID:Xa2nndP7
>>765
>百合要素

アンジェリカって名前ということは♀なんじゃない?

767 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:26:19 ID:8NVrCub0
>>766
すごく読みたいwww

768 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:27:41 ID:r7SwN8JU
>>766
それだ!!
殉死してきます。

769 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:27:43 ID:rkunbbm4
>766 同姓異種とか前代未聞ですよ!?

770 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:32:46 ID:z5TatMs7
ギーシュがグラビモス召喚
決闘イベントで使い魔同士戦わせようとか言い出すギーシュ
でもルイズが召喚したのはアカムトムルだった
生態ムービーのように瞬殺されるグラビモス
という幻想を見た

771 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:33:11 ID:+Pxk363g
>>766
キスなんぞしようものなら、毒でルイズの頭が更に可哀想なことにwwwww

772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:36:37 ID:Hq3HZk/S
大きく、強く成長したアンジェリカであったが、であるからこそ
彼女の特徴であり武器である毒も強くなり……
スキンシップをとってもらえず寂しげに喉を鳴らすアンジェリカ
その姿に酷く心を痛めたルイズは命を賭して口付けを

ごめん

773 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:39:26 ID:8NVrCub0
毒手のように徐々に慣らしていけばだいじょうぶなんじゃないかい?


ルイズが毒のキスの使い手に・・・

774 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:41:43 ID:eCl5iCWe
ゲリョスも上位の亜種になると進んで戦いたい相手では無くなるなぁ。
やたらと伸びる回転尻尾攻撃とか無茶苦茶効果時間の長い毒とか。
死んだ振りの剥ぎ取りで欲を出して乙ったりとか。

そういえばSSではゲリョス名物太陽拳使ってなかったっけ。
ちょっと残念。ギーシュがムスカ張りに「目がぁぁぁ」やってくれると思ってたのに!

775 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:42:22 ID:Xa2nndP7
>>771-772
ハァハァ……だいじょうぶ……だいじょうぶよ……
だってこんなにカワイイんですもの……
そしてこんなに愛しているんですもの……

!?
ハッ!だめよ!
私が死んだら誰がこの子の世話をしてあげると言うの!?
私が居なくなったら、この子は寂しくて死んでしまうわ!

で、でも……ちょっとくらいなら……


ダメッ!ダメよ!一時の快楽に身を任せてはならないの!
貴族の誇りにかけて、自制しなさいルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール!


って感じで目がぐるぐるうずまきになっているルイズが思い浮かんだ

776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:42:49 ID:qzH6hGsj
>>774
よーく読み直すんだ。

777 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:48:40 ID:r7SwN8JU
>>775
なにこの萌えルイズハァハァ。アホの子とか大好きです。ヤンデレもry

778 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:51:29 ID:eCl5iCWe
>>776
すまない、「アンジェが飛んだ〜!」 に目が行ってて気付かなかった。
そういやゲリョスのトサカってクリスタルが入ってるっぽいけど、
ヴェルダンデ的にはどうなんだろうか。

779 :モンハンで書いてみよう!の人:2007/08/04(土) 02:51:35 ID:3Jk3YbeN
支援と代理投下ありがとうございました。
次はキュイキュイな風韻竜の変わりに風を纏う鋼龍をry(出任せの可能性高い
百合は本業の方では得意分野なのだが異種間で百合を持ち出す猛者が居るとは……そんな貴方達にGJ!


780 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:55:03 ID:2yuSm2/a
>>779
>百合は本業の方では得意分野なのだが

       ( ゚д゚ )

781 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:57:11 ID:8NVrCub0
本職の人キター!!!

782 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 02:59:40 ID:Xa2nndP7
「花屋さんなんです」とかそういうオチだな

783 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:01:51 ID:qzH6hGsj
そうに決まってるさ……そうに決まってる。

784 :モンハンで書いてみよう!の人:2007/08/04(土) 03:03:52 ID:3Jk3YbeN
イヤ……本当の作家さんと言う事ではなくてね?
ただメインで書いているSSがね? 百合が多いってだけなんだよ?
勘違いさせて居たら素直にゴメンなさいorz

花屋さんではないぞw

785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:04:19 ID:ju7jEV3V
>>782
それ以外にどんな百合の職業があるんだw

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:05:41 ID:ju7jEV3V
>>784
よかった、そう言う意味で

ん、よかった……のか?

787 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:06:11 ID:brY8fZ9n
>>785
女性向の売る側も女性な風俗だな?

788 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:06:51 ID:2yuSm2/a
>>784
腹筋蛾物故割れたじゃないかwwww

789 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:07:45 ID:8NVrCub0
本当の作家ではない

花屋さんでもない

>百合は本業

!( ゚д゚ )!

790 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:08:40 ID:zEagjBxh
おまいらの百合好きはよくわかったwww
でも、もちつけ。

791 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:09:47 ID:pXYV1pRn
次は何を召喚するのか楽しみだw
ラオか?シェンか?ヤマツカミか?・・・どれもでか過ぎるが

792 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:12:50 ID:ju7jEV3V
レッドとかアキラとか昔懐かしのスクエア熱血主人公呼ばれないかなぁ


>>787
乙女喫茶?いやあれは違うか

793 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:13:55 ID:yMoa7CtY
99先生辺りか?

794 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:15:09 ID:pXYV1pRn
>>792
オルステッド、ビュウ、カイムと■の3大鬱ゲー主人公が揃っているじゃないか

795 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:22:22 ID:ju7jEV3V
>>794
いや、そういう主人公もいいけどさ
アルカイザーみたいな、典型的熱血ヒーローも欲しいなぁーと


自分でも書いてみてるんだが、文を書くのは難しいな

796 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:26:29 ID:vQ7GetNN
典型的熱血だと「素で戦えてヲタ性の無いサイト」だしなぁ

797 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:31:25 ID:Xa2nndP7
ヒーローなら初代仮面ライダー本郷猛とか読みたい。
熱血と言うよりスポーツマン系だし、学者肌だけど。IQ600ってなんやねん

798 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:34:41 ID:ju7jEV3V
>>796
似たような展開になっちゃうのかねえ

まあレッドもアキラも一癖二癖あるから上手く扱えば面白くなりそうだけど
俺には無理だがw

799 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:36:16 ID:b6rh4zxo
>>797
題名は仮面とルイズってとこか
…ん、何か聞き覚えが……

800 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:37:51 ID:brY8fZ9n
典型的熱血ヒーローは機動武闘伝で既にいるとも言えるけど

801 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:44:42 ID:+Pxk363g
>799
なぜだろう?
その言葉を聞くと切なさが満ちて涙腺が緩むんですが

802 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:46:53 ID:ju7jEV3V
>>797
初代か
たっくんと坊ちゃまも良いけど本郷さんも見てみたいな

>>800
ドモンさんか
あの作品は熱くて突き抜けてて素晴らしい

803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 03:57:25 ID:s0Q8VXfs
Gガンクロスのドモンは、熱い癖にウザくないのが良い

熱血系主人公って、上手く描写できないとただの厨房だからなぁ

804 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 04:03:23 ID:b6rh4zxo
初代仮面はスピリッツみたく素っとぼけたところを出せば厨臭く見えないかも

805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 04:11:15 ID:lNJ+y+k2
小説版の仮面ライダーなら高い身体能力と強化服くらいだから戦力的にも
バランスとりやすいんじゃね
明るい話には絶対ならんだろうが

806 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 05:25:03 ID:Geu0KXTR
お面ライダーマン?

807 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 05:54:39 ID:mvF7/6HH
個人的にはSO2のクロードとか見てみたかったりする。

808 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 06:04:22 ID:H36oHUWT
>>807
SO2だったら、レナを呼んで、その耳のせいでエルフじゃないのに大パニックとか見てみたい……


809 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 06:05:16 ID:TxJ6c/kW
以前、妖しのセレスで、とか言った者です。

頭の中で構想が固まってちょっとノートに書き溜められた
が!!受験生で長文打ち込む時間があるか不安。超不安。

810 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 06:07:19 ID:7Ikochjz
極上生徒会のブッちゃん召還
ルイズが装着してガンダールヴ兼務状態。

ぶっちゃけ周りには只の操り人形にしか見えないのだろうな。

811 :809:2007/08/04(土) 06:19:05 ID:TxJ6c/kW
妖しのセレスはあの後生まれた妖と十夜の娘の未来を召喚予定。
原作の漫画しか読んでない人やアニメしか見てない人にはさっぱり分からんかもしれんが頑張ってみるので。


参考に聴きたいんだが、召喚した子供がふよふよ浮かんでたら貴族の子って思われる?妖精って思われる?

812 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 06:23:32 ID:7Ikochjz
貴族でねえ?しかも天才児に見られると思う

813 :809:2007/08/04(土) 06:25:21 ID:TxJ6c/kW
>>812 d。

814 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 06:32:18 ID:uSGGI2dH
>>811
>>子供がふよふよ浮かんでた
ブロリーの事かと思ったぜ。

815 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 06:34:17 ID:brY8fZ9n
杖が無いと先住魔法と思われて大騒ぎになるよ。
エルフじゃなくても何らかの亜人と思われる可能性が高いと思う。

816 :812:2007/08/04(土) 06:35:55 ID:7Ikochjz
あ、この場合の貴族っていうのは没落貴族を含めたメイジ全般の事と思ってほしい。
んで、あとは服装にもよるか。
貧しい服装 質素な服装なら 平民の地位のメイジ 華美だったり豪華なアクセサリの一つもあれば貴族の子弟。
そんなところでは?

あと天才っていう部分に関しては、タバサの父親についての記述を参考に判断してみました。

817 :ときめきメモリアル0:2007/08/04(土) 07:37:26 ID:Lj/JCEhH
投下します。

818 :ときめきメモリアル0:2007/08/04(土) 07:38:53 ID:Lj/JCEhH
フリッグの舞踏会が始まってから二時間が経とうとしていた。ぼくはバルコニーの枠にもたれ、華やかな会場をぼんやりと見つめていた。春の風が、ワインを頂いたぼくのほてった頬に優しく吹きすさぶ。
中には着飾った生徒や教師達が、豪華な料理が盛られたテーブルの周りで歓談している。
ルイズは、クラスメートの男子と軽やかにダンスを踊っていた。
その光景を見つめていると、なんだか面白くない。
ぼくはワインをさらにかっ喰らう。

819 :ときめきメモリアル0:2007/08/04(土) 07:42:12 ID:Lj/JCEhH
気付けば、隣にギーシュがいた。
「唯一のダンス相手が盗られてしまったみたいだな、コナミ」
ギーシュの口から、宝塚女優のような声がでてきた。短髪のかつらを被り、いつもの様に青年を装っているのだ。
「良かったら、ぼくが一緒におどってやろうか?」
ぼくは小さく笑った。
「何が悲しくて男同士で踊んなくちゃ、ならないんだよ。言ったろ?ぼくは何も見てないし、何も聞いてない」
「……モンモランシーの件といい、きみは本当にお人良しんだな」
「それくらいしか、取り柄がないんだよ」
彼女は微笑むと、ぼくの耳に囁いた。
「十分、恰好良いと思うわよ、コナミ」


820 :ときめきメモリアル0:2007/08/04(土) 07:43:45 ID:Lj/JCEhH
ぼくは顔をしかめた。
「まだ、解毒剤を飲んでないのか?」
彼女の顔が蒸気する。
「ばか。飲んだわよ。今のはたんなる褒め言葉。勘違いしないでほしいわ」
「そっか…」
顔を上げると、満天の星空が目に映った。
ぼくの良く知る春の星座達がきらきらと輝いている。
ルイズが言うには、ぼくはハルケギニアの遠い過去か、遠い未来に存在した地球の日本から召喚されたようだ。
召喚魔法の絶対的前提条件に、【ハルケギニアに棲息する生物】という一件があるらしい。つまり、ぼくに作用したのは【空間転位】ではなく【時間跳躍】だったというわけだ。
ぼうっと空を眺めるぼくに、ギーシュが腰に指していた片刃の長剣を差し出した。
「なに、これ?」
「剣さ。つまり武器だ。平民達が、せめてメイジに一矢報いようと磨いた牙さ」
「だから、なんだよ?」
その時、差し出された剣から声がした。低い男の声だった。
「おでれーた。お前、使い手じゃねーか」
「剣がしゃべった……」
ぼくは呆然と剣を見つめた。ギーシュが笑う。
「意志を持つ剣、インテリジェンスソードさ。きみにやろう。なにせ、きみは弱すぎる。剣を振るって少しは鍛えなよ」


821 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 07:46:37 ID:Geu0KXTR
三択老師支援

822 :ときめきメモリアル0:2007/08/04(土) 07:46:39 ID:Lj/JCEhH
ギーシュの言葉は見当外れだった。
ぼくは、銀河征服を目論む強大な宇宙人勢を単身でしりぞけた伝説の英雄だ。本気をだせば、ギーシュなどぼくの相手にはならない。
だけど、せっかくの厚意を無下にするのもなんなので、ぼくは素直にそれを受け取った。
「ありがとう、最高のプレゼントだよ」
「気にするな」
きざったらしく笑うギーシュの姿を眺め、ぼくは少しだけ複雑な気分になった。ピエロを演じ続ける彼女の心境はいかなるものなのか。それが、気になって仕方なかった。「それより、今度、ラ・ロシェールの森まで、遠乗りに行かないか?」
「ラ・ロシェールの森?」
「トリステインの観光名所さ。心が安らかになる場所だ」
そういえば、トリステインに来てから観光らしいことをしたことなど、一度もなかった。ある意味、海外に来ている様な状況にも関わらずだ。
ぼくは恭しく一礼をすると口を開いた。
「喜んでお付き合い致します。ミス・グラモン」
ギーシュの整った顔に赤みが増す。

「ばか…。なにを言うのよ…」

823 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 07:47:26 ID:aG58crHp
こんな良い奴なギーシュは初めてかも知れない…支援

824 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 07:52:47 ID:H36oHUWT
しえん

825 :ときめきメモリアル0:2007/08/04(土) 07:54:15 ID:Lj/JCEhH
投下終了です。
やはり、この時間にはご支援くださる方は誰もいないみたいですね
しかし、色んなねたが浮かんできて困ります。
遅筆な自分が恨めしい。

『なんて素敵にトリステイン』
『ワンダープロジェクト0』
『ぼくのハルケギニアを守って』
『ハルケギニア自衛隊』
『あなたの心の虚無埋めます』
『ゼロと虚無との事情』
『小林源文×0』
『テイルズ オブ ファンタジア〜零れ落ちる虚無の雫〜』
『サンパギータ0』
『ハルケギニアへ』

とか、書きたいのに書けない。
では、失礼致します。

826 :ときめきメモリアル0:2007/08/04(土) 07:55:46 ID:Lj/JCEhH
ご支援下さる方いたw
ありがとうございました!

827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 07:55:56 ID:s0Q8VXfs
ルイズが完全に空気になっててワロス

詩織と同じように、主人公が目立ちだしたら擦り寄ってくるビッチ仕様なのかもw

828 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 07:57:17 ID:JPefZxkR
1レスの制限が60行4096バイトとかなり緩いので
もっと纏めて投下した方が楽だと思うよ
とつぶやきながら支援──はもう要らないか。

>>825
なんという混沌。

829 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 07:59:46 ID:YWkB+Ive
まさかギーシュに悶える日が来るとは…

830 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 08:01:38 ID:QPce3AOi
EAT−MAN召喚…
ワルキューレ食べそうだなw

831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 08:06:23 ID:r16cMz01
>830
それ以前に食堂で「他人とは食生活が合わん」とか言って、勝手にそこらの彫像とか食いそう。

832 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 08:10:41 ID:b6rh4zxo
食事した時からゴーレムだと疑われるなw

833 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 08:11:45 ID:Geu0KXTR
タバサ〜
ttp://www.youtube.com/watch?v=RWv9Tt6FJts

834 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 08:14:59 ID:zEagjBxh
>>830
銃の弾尽きてもあいつならその辺の鉄屑で精製するから怖い

835 :809:2007/08/04(土) 08:18:08 ID:qX3MESQn
812-816
かなり参考になった。トン


未来の出生と合わせてそのネタを使わしてもらうよ。
実際、出生からして亜人に近いと言えば近いしね。

836 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 08:21:11 ID:qX3MESQn
sage忘れorz

837 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 08:36:27 ID:H3e6JZRl
パルパレオス召喚
ルイズ「ワルド……今まで、ありがとう……
でも……わたし……もう戻れないの
楽しかったあの頃に……

ねぇ……ワルド。大人になるってかなしい事なの…… 」

838 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 08:38:35 ID:Tid2Z+by
>>837
ルイズを貶めるんじゃねぇw

839 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 08:41:47 ID:SwkpGvQh
>>837
グリフォンより はやーい!

840 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 08:44:03 ID:8Ga7Kwz/
>>825
もう思い切って全部一緒にしちゃえば?書く時間はきっと10分の1になるぞwww
混沌ぶりは10倍になるだろうけどwww

>>837
「グリフォンより速ーい!」


841 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 09:01:21 ID:80gk8Pl+
>>822
小波Tueeeeee!

842 :Mr.0の使い魔:2007/08/04(土) 09:16:31 ID:ScukvnGb
人がいない……投下するなら今のうち λ....

843 :Mr.0の使い魔 第五話(1/4):2007/08/04(土) 09:18:58 ID:ScukvnGb
 コルベールらと別れたクロコダイルは、そのままの足取りで上の階を
目指した。昨日見たのは学院長室までであり、それより上はまだ未踏の
地なのである。
 螺旋階段を延々上り、学院長室の前を通過。魔法がかかっているのか
中の音は聞こえなかったが、今頃オスマンはのんきに眠っているのだろ
う。忍び込んで宝物庫の鍵をかっさらうのも、そう難しい事ではないの
かもしれない。

「今は必要ないが、な」

 笑いをかみ殺し、クロコダイルはさらに階段を上る。途中にある部屋
の配置を脳裏に刻み込んでから、ついに塔の屋上へと到達した。穏やか
な風を感じながら周囲を見渡すクロコダイル。広大な平原、まばらに茂
る木々、遠くに小さく見える王都の街並。

(まだ、”前”のような力はない。だが)

「おれは必ず、この世界の全てを手に入れてやるぞ……!」


 Mr.0の使い魔
  ―エピソード・オブ・ハルケギニア―

     第五話


「……ん?」

 しばらく外を眺めていたクロコダイルの頭上を、何かが横切った。上
を向いて目を凝らすと、空に一点だけ、色の異なる場所がある。それは
あっという間に大きくなって――一頭の青い竜が、彼の傍らに舞い降り
た。その背中にまたがる小柄な少女が、クロコダイルを指差す。

「見つけた」
「何だ、てめェは?」
「タバサ。あなたを探してた」
「何の為に「わたしじゃない。あっち」あん?」

 極めて簡潔に自己紹介と状況説明を終えたタバサは、手にした大きな
杖で下方を指し示した。つられてクロコダイルが視線を下げると、塔の
根元付近で一人の少年が手を振っている。

「ギーシュが探していた。見つけたら教えて欲しい、と」
「ふん、わかった。詳しい話はあの小僧から聞く」

 それだけ言い捨て、クロコダイルは全身を砂に変えた。思いがけない
出来事に唖然とするタバサとシルフィードをその場に残して、散り散り
になった砂が塔の横壁を流れ落ちる。

844 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 09:19:10 ID:8Ga7Kwz/
誰もいないよ支援

845 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 09:19:14 ID:yaF0SQfX
残念!ここにいるぞ支援

846 :Mr.0の使い魔 第五話(2/4):2007/08/04(土) 09:20:38 ID:ScukvnGb
「きゅいきゅい、あんな魔法初めてなのね!」

 見た事のない”変身”に思わず喋ってしまうシルフィード。いつもなら
杖の一撃が飛ぶところだが、今回はさすがのタバサも驚愕でそれどころ
ではなかった。
 メイジの魔法にも姿を変化させる物はあるが、それはあくまで変装程
度だ。シルフィードの使う先住魔法【変身】は、周囲の精霊の力を借り
る為に使用にはある程度の制約がつきまとう。
 しかし、クロコダイルの場合はそのどちらでもない。無詠唱で、しか
も砂―生物ですらない―に肉体を変化させる魔法など、非常識にもほど
がある。『砂への変化』という特性だけとれば土系統の【錬金】に近い
かもしれないが、【錬金】は自我を持つ存在に対しては全くの無意味だ。
おまけに一方向への変化であるから、元に戻すには再び【錬金】を唱え
て上書きするしかない。だが、眼下の砂の渦は一点に集まり、人間へと
形を変えているではないか!

「……興味深い」
「きゅい、お姉さま、どうかした?」
「何でもない」


 下で待っていたギーシュの驚きは、タバサの比ではなかった。目の前
に巻き起こった砂の渦、そして砂が集結してクロコダイルを形作った時、
思わず尻餅をついたほどである。

「何の用だ、小僧」
「は、はいッ!」

 ギーシュはさっと立ち上がって敬礼した。クロコダイルが不機嫌なの
は、肌を刺すような殺気から明らかだ。目的を成功させる為に、少しで
も誠意を見せて心象をよくしておかねばならない。

「じ、実は折り入ってお頼みしたい事が……」
「頼みだと?」

 眉根を寄せるクロコダイルの殺気が緩む。好機と見たギーシュは一息
入れて、あたりに響くほどの大声で叫んだ。

「不肖、ギーシュ・ド・グラモン!
 土を操るメイジとして、是非ともあなたの弟子にしていただきたい!」


「却下」

 考慮とか思案とか、そういうものを一切挟まずの即答であった。

847 :Mr.0の使い魔 第五話(3/4):2007/08/04(土) 09:21:47 ID:ScukvnGb
「な、なぜです!?」
「面倒くさい」
「そんな! お願いします、どうか!」
「しつけェな……だいたい、どうしておれなんだ?」

 昨日喚び出されたばかりのクロコダイルには、弟子入りを志願される
ような理由が思い浮かばない。弱者が強者に教えを請う、あるいは取り
入って力を借りる、というのはどこの世界でも見られる光景だが、自分
はこちらに来て未だその実力を披露した記憶はなく、当然ながらコネも
ない。そんな奴を頼る人間は、よほど考えなしなのか企みを持っている
かのどちらかぐらいだろう。
 不信感を露にするクロコダイルに、ギーシュは慌てて説明を始めた。

「き、昨日の召喚の時、あなたは無詠唱で砂の魔法を発動しました。
 その威力は、実際この身に受けて思い知っています。
 また先ほどの砂への変化も、土系統ならではの変身魔法。
 これらの事から、あなたが『土』系統を得意とするメイジとお見受けした次第で。
 僕の系統も同じく『土』。腕は未熟ですが、あなたの魔法から少しでも学べればと……」

 ギーシュの弁舌を聞き流しながら、クロコダイルはようやく納得する
と共に、どう説明するか悩む事になった。
 といっても、勘違いに対する罪悪感云々ではない。この誤解を利用し
メイジとして喧伝するか、それともメイジでないと正直に告げるか。各
案のメリットとデメリットを照らし合わせて、どちらにするかを決めか
ねたのである。この世界に関する情報が未だに少なく、より有利な方を
選ぶという事ができない。
 一方ギーシュは、唸っているクロコダイルを見てさらなる勘違いを重
ねていた。自分を弟子にするかどうかで迷っていると思ったのだ。

「やはり実力ある人物に指導を受ける事で、自分の才能を研磨する。
 何事においてもそれが一番だと思うのです。
 ですから、土系統を扱う僕は同じ系統のあなたに師事したく……」

 延々と口上を続けるギーシュ。
 クロコダイルは一通り聞き流していたが、次第に鬱陶しく、耳障りに
感じ始めた。ただでさえ判断に困る事柄を頼りない情報を元に吟味して
いるというのに、すぐ傍らで喚かれては決定などできるわけがない。

「うるせェぞ、小僧!!」
「わひッ!?」

 怒号とともに右腕が砂の刃に変わり、凄まじい勢いでギーシュの隣を
駆け抜けた。二十サントもずれていれば、華奢な体は真っ二つになって
いただろう。

848 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 09:22:55 ID:s0Q8VXfs
支援スタ

849 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 09:24:28 ID:yaF0SQfX
誕生日に素敵なSSをありがとう職人さん的支援

850 :Mr.0の使い魔 第五話(4/4):2007/08/04(土) 09:25:54 ID:ScukvnGb
 刃の勢いは背後の壁にぶち当たっても衰えず、甲高い音とともに本塔
を駆け上った。頂点に達したところでようやく斬撃が霧散し、後には下
から上まで一直線の細く深い爪痕が刻まれている。多重の【固定化】で
内側への浸透こそ免れたものの、外壁は薄皮一枚ほどの厚みしか残って
いない。屋上にいた少女と竜がひっくり返るほど、といえば、この一撃
の恐ろしさがわかってもらえるだろうか。
 あまりの威力にへたり込んだギーシュに、クロコダイルは憤怒の形相
で詰め寄った。

「いいか、おれはてめェを弟子にする気はない!」
「そ、そこをなんとか! 同じ土系統のメイジなのですから――」
「それがそもそもの間違いだ! おれはメイジじゃねェんだよ!」
「メイジじゃ、ない?」

 言い切って、内心「しくじった」と思った。激情に任せて『メイジで
ないと説明する方』を口にしてしまったのだ。今更言い繕う事もできず、
クロコダイルは諦めて正直に話す事にした。

「おれは元々普通の人間だった。この砂を操る力は『悪魔の実』を喰って得た物だ」
「悪魔の実? それは、どのような」
「喰った人間に特別な能力を与える果物だよ。
 おれはその中の一つを喰って、砂を操る『砂人間』になった」

 そこまで言い終わると、砂と化したクロコダイルの体が崩れ落ちた。
目を白黒させるギーシュの背後から、再び声がかかる。

「おれに魔法を教わろうってのはお門違いなんだ。諦めな、小僧」

 ハッと振り向いた先には誰もいない。乾いた風の中にただ一人残され
たギーシュはしばらく呆然としていたが――やおら立ち上がって拳を突
き上げた。

「僕は、僕は諦めないぞ! 必ず弟子にしてもらうんだ!」

 この後、音に気づいて飛び出したコルベールとロングビルに質問攻め
にされるのだが、それは今のギーシュの知るところではなかった。


   ...TO BE CONTINUED

851 :Mr.0の使い魔 第五話:2007/08/04(土) 09:27:12 ID:ScukvnGb
以上です。支援感謝

852 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 09:29:10 ID:s0Q8VXfs
投下乙〜。

853 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 09:31:30 ID:gKz+f/hs
朝から良い物見せてもらいました乙

854 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 09:44:16 ID:mQ98k6Lk
ギーシュ度胸あるなぁGJ!

855 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 10:29:27 ID:+ACYzsoo
クールに決めてても肝心なところでキレちゃうのがクロコダイルらしいwww

856 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 10:43:45 ID:oJ2sVpj5
GJ!

クールといえば、
KOOLなK−1が召喚されるのはまだですか?

857 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 10:44:26 ID:61ESKKQ4
魔法学院に惨劇がおこるのでやめれw

858 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 10:48:16 ID:8jvu+GI3
K1はキャラ的にも動かしやすそうだな。
でもギャグの腕を要求されそうだ。

859 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 10:59:04 ID:z5TatMs7
口先だけでギーシュを言い負かすK1

860 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:02:36 ID:61ESKKQ4
あの口先固有結界をSSでやられたら、こっちまでダメージ食らわないか?

861 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:08:36 ID:oJ2sVpj5
全滅エンドが目に見えそうだ・・・

862 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:09:29 ID:PSdSeowg
むしろ固有結界を書く作家さんが死にますね

863 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:14:28 ID:61ESKKQ4
確かに

864 :ゼロのアトリエ:2007/08/04(土) 11:25:51 ID:f8taxAoK
ファニーデーモン投下します

865 :ゼロのアトリエ(1/4):2007/08/04(土) 11:26:59 ID:f8taxAoK
パーティー会場から人が去り始める頃合になっても、
ウェールズは端のテーブルに座り、会場全体を漫然と俯瞰していた。
そんな皇太子に、ヴィオラートが声をかける。
「ウェールズさん、ちょっといいですか?」
「君は確か…ラ・ヴァリエール嬢の使い魔だね。使い魔でメイジとは珍しい」
ウェールズはさっとヴィオラートを値踏みし、おどけた調子で質問を発する。
「冥土の土産に聞いておこうか。貴女はどの程度の実力を備えているのかな?」
「土のスクエアクラスで…マジックアイテムとか作ったりします」
「ほう、それは素晴らしい。トリステインにはかくも有能な人材が揃っているのか」
皇太子は嘆息するように言って、付け加えた。
「呼び名は、何と言うのかね?」
ヴィオラートは待ってましたとばかりに笑みを浮かべて、
「じゃじゃーん!よくぞ聞いてくれました!」
芝居がかった口調で名乗りを上げる。
「故郷の精神が土を通して形になった!濃縮還元『にんじんのヴィオラート』とお呼び下さい!」
ヴィオラート会心の名乗りであった。少なくともヴィオラート本人は本気でカッコイイと思った。


ゼロのアトリエ 〜ハルケギニアの錬金術師23〜

866 :ゼロのアトリエ(2/4):2007/08/04(土) 11:28:03 ID:f8taxAoK
王子は笑った。酒と疲れ、高揚した気分がたがを緩めたのか、受けに受けた。
笑いの涙をにじませながら、ようやく呼吸を整えて話を始める。
「で、そのにんじんのヴィオラート殿が私に何の用かね?」
ヴィオラートは少し首を傾げ、重大な秘密を打ち明ける決意が見て取れる顔で囁く。
「ワルドさんが…複数存在する件について、ご存知ですか?」
ウェールズはちょっと考えるような仕草をすると、逆に問う。
「複数…風の遍在か?意思の力で自らの分身を創り出す、という…」
「その通りです。あたしは、もう一人のワルドさんと戦いました」
はっきりとそう言い放つヴィオラートに、王子は訝しむ様な視線を向ける。
「それは…彼が遍在を利用して何かを企む、言ってしまえば敵であると。そう言いたいのか」
ヴィオラートは肯定し、はっきりと核心に触れた。
「失礼ですけど、こういう状況で結婚式をするのって…どうなんでしょう?」
「…」
「ワルドさんは、婚約者だって言ってました」
「私もそのように聞いている」
「でも、それならどうしてご両親が参加できない結婚式をするのかな、って」
そこに至ってウェールズもようやく、この結婚の不自然さに気付いた。
「その通りだ。子爵はなぜ…」
「戦争の準備のせいで、参加できるのはあたしと殿下、ルイズちゃんとワルドさんの四人だけです」
「四人…それで?」
「ワルドさんが敵だったら、どうなるんでしょう?」
その瞬間、皇太子は己の身の危うさにようやく思い至る。
「ワルドが、この私を…」
「はい。今ここで結婚式を行い、ウェールズさんを招く理由はそれしかないと思います」
蒼ざめた顔で、皇太子は席に着き直した。戦場で散るのは望むところだ。
しかし、罠に嵌って暗殺された…では、栄誉ある敗北を喫する事もできない。
「疑うに足る理由があるのはよく分かった。しかし、それをどうやって証明できる?」
既に、皇太子の心はヴィオラートの主張に傾きかけていた。
「ご心配なく。ちょうど良い品があるんです!」 
バッグの中から取り出されたのは一冊の本。
「これは、遍在を消し去る魔力の込められた『ラアウェの写本』といいます」
大部分の真実の中に、ほんの少しの嘘を散りばめて。
「あたしの、傑作です」
ヴィオラートはそう言って、ウェールズに不敵な笑みを見せる。


何かが、音を立てて回り始めた。

867 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:28:28 ID:2yuSm2/a
支援

868 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:28:35 ID:IaCd+oMc
支援w

869 :ゼロのアトリエ(3/4):2007/08/04(土) 11:29:08 ID:f8taxAoK
翌朝。ルイズとワルドは、始祖ブリミルの像が置かれた礼拝堂で皇太子の到着を待っていた。
ルイズは半ば自暴自棄な気持ちで、ワルドとの結婚を受け入れると既に決めた。
「結婚式の準備をしようか」
ワルドはそんなルイズの頭に、アルビオン王家から借り受けた新婦の冠をのせる。
魔法の力で永久に枯れぬ花があしらわれ、なんとも美しく清楚なつくりであった。

扉が開き、皇太子が姿を見せる。しかし、それに続いてヴィオラートも姿を現した。
「これはこれは…貴女にご参列いただけるとは光栄の極み」
ワルドが仰々しい礼をとり、ヴィオラートの参列に謝意を示して、
「はい。ご主人様の結婚式に、参加しないわけにはいきませんから」
ヴィオラートが、形式的な答えを返す。
ルイズは、そんな二人のやりとりを諦め顔で眺めていた。

皇太子が進み出て、始祖ブリミルの像の前に立つ。
そして、さて、と前置きした上で、ワルドを見据えた。
「一つ確かめたいことがあってな」
皇太子のその言葉に、ワルドの眉がピクリと反応する。
「…確かめたいこと、とは何でしょう?」
ウェールズはヴィオラートに目配せし、
「例の物を」とだけ呟く。
前に進み出たヴィオラートは懐から本を一冊取り出し、何やら解説を始めた。
「はい、これは『ラアウェの写本』と言って、風の遍在を一撃で倒すマジックアイテムです」
「ほう、そのようなものがあるのか」
「はい。あたしのお手製で、土の力がいっぱい込められてます」
「…?」
ワルドとルイズは意図が読めずに、ヴィオラートとウェールズのやりとりを見つめる。
「出来の悪い遍在なら存在そのものを消滅させ、本物と見分けのつかない、出来のよい遍在なら」
そこで、ヴィオラートはワルドに自信たっぷりの笑顔を見せ付け、
「昏倒。いずれにしても、それが遍在であるなら運命は決まったようなものです」
ヴィオラートはほとんど嘘をつかず、自分の伝えたい情報だけを全て他の三人に伝えた。
ただ一点、それが人間にも効果のある、精神を削る武器であるという事実を除いては、だが。
その事実を知っているのはこの世界でヴィオラートただ一人。ゆえにヴィオラートは、
ワルドが遍在でも本体でも、そこにいるワルドを遍在と決めつけることが出来る。
…ワルド以外の人間に向けて使わなければ、人間にも効果があるという事実がばれる事は絶対にない。

ウェールズが信じた時、既にヴィオラートの勝利は確定したと言ってよかった。
ルイズはおそらくヴィオラートがルイズを騙す事自体を想定していない。
ワルドには自分が土のスクウェアであると告げ、敵意を持っていることを言外に悟らせ、
ご丁寧にマジックアイテム製作が得意である事まで知らせておいた。だから、例の決闘と合わせて、
ワルドはヴィオラートを戦闘向きではないがマジックアイテムの製作が得意なメイジであり、
ワルドに敵意を持っている油断できない相手である、と思っていた。
少なくとも、その本が強力なマジックアイテムである事は瞬時に理解した。理解してしまった。
それがヴィオラートの、敵を始末する陰謀であるという事も…中途半端に気付いてしまった。

870 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:29:31 ID:ZGanvqp9
ミサイル水平発射支援

871 :ゼロのアトリエ(4/4):2007/08/04(土) 11:30:14 ID:f8taxAoK
「さあ、それじゃあ、始めるよ!」
ヴィオラートが本を開くと同時に、ワルドの足元、地の底から何かが湧き出る。
食らえば致命的な神聖文字の塊。危機に対応したワルドの戦士としての感覚が、反射的に自分の体を守る。

ワルドは全力で、湧き出した神聖文字のらせんを避けた。

「子爵…!」
「ワルド?」
ウェールズとルイズはそれを見て、ヴィオラートの仮説が証明されたと思い込む。
「嘘、嘘よね?あなたが、ここにいるあなたが『遍在』だなんて!」
動揺するルイズには、ウェールズたちを疑う事など土台無理な話だったろう。
ウェールズとルイズはその本が「偏在を消し去る効力のマジックアイテム」だと信じていた。
ヴィオラートと儀礼的な冷戦をしていたワルドだけが、今になってそれが嘘である可能性に気付いたが、
今の状況でワルドが何を言っても言い訳としか取られない。
ヴィオラートは、ワルドに不正解しか存在しない選択肢を与える事に成功したのだ。

「こうなっては仕方がないな」
完全なる敗北を悟ったワルドが閃光のように素早く杖を引き抜き、呪文の詠唱を完成させる。
そして、皇太子に向かって風のように身を躍らせ、その胸を刺し貫こうとするが…
神聖文字の列が瞬時にして皇太子とワルドの間に立ち上り、ワルドの思惑を叩き潰す。
ヴィオラートから縦に伸びる神聖文字の嵐と、ルーンと、写本。
その全てが、同じ色の輝きで礼拝堂を照らし出す。

ヴィオラートの内に潜む陽気な悪魔が、状況の全ての支配を完成させた。

872 :ゼロのアトリエ:2007/08/04(土) 11:31:20 ID:f8taxAoK
以上であります

873 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:31:50 ID:oJ2sVpj5
GJ!!

874 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:34:52 ID:Hq3HZk/S
く、黒いがかっこいいぞヴィオラート

875 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:35:01 ID:h4Ftoi95
GJであります!

876 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:35:28 ID:7J2p5PSA
事前に逃げ道も攻め道も完全に潰してあるッ…
戦略戦術的には大正解なのだが、えげつねぇー。
直接戦闘力に欠けるクリエイターの本領発揮と言ったところか。

877 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:39:42 ID:2yuSm2/a
GJ!言いたいことは上の人が言っちゃったが
ヴィオほんとKOEEEEE!111

878 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:41:44 ID:sU9p+T96
今更だが・・・



モンハンの人GJ!


次はチャチャb・・・はやらないよね?w

じゃないよな?

やらないよね〜〜〜!?


879 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:44:17 ID:+xo8SFD0
すげえな。どう転がっても大丈夫なように
しておくのはすげえ。GJ!

880 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:45:48 ID:AnoPc8s0
アトリエさんGJ!
『にんじんのヴィオラート』の策戦勝ちかな
ウェールズとルイズをコントロールするための伏線に説得力があって上手いな

881 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:46:08 ID:etiEjPCy
>>859
そこだけ限定ならできなくもないかもしれない

やるべきか承認が欲しい!

882 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:48:36 ID:2yuSm2/a
また他スレの言葉でなんだが投下したなら(ry

883 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:49:11 ID:oCw+lcxj
いかんな、ヴィオのおどけっぷりと腹黒さに本気で惚れちまいそうだ
アトリエさんGJ!!

884 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:50:57 ID:wD5cNfuN
ラアウェの写本…MPダメージはゼロ魔では極悪だよなあw

885 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 11:59:46 ID:mQ98k6Lk
友人からヴィオラートのアトリエを貸してもらう予定なんだが…
ゲーム本編でもこんなにステッキーなのかい?wktkがターボとニトロ併用したみたく止まらないよ!

序盤はワインで稼ぐんだっけ?

886 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:01:19 ID:s0Q8VXfs
アトリエさんGJ

何より恐ろしいのは、それが道具の効果であり、誰でも使えるってことだよな。
マジでハルケギニア貴族による支配体制瓦解の萌芽かもw

887 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:10:57 ID:Pm94st7j
いや、原作では特に黒いような描写はなかったはずだが……w
純朴でお人好しなところは同じ

888 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:12:04 ID:ns58nVuE
ヴィオの人乙〜

>>885
本編のヴィオはほんわか天然娘だよ
こっちのヴィオは村を発展させた後だから酸い甘いも噛み分けたと脳内補完してるw

889 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:20:27 ID:cZBt2y30
ルイズ三巻まで買ってしまった。読んでしまった。
そしてアトリエがGJすぐる。乙だります

890 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:27:22 ID:mQ98k6Lk
>>887>>888
なるほどなっとく。
以前越智善彦の「きてれつ村おこし」を読んだんだが、
もうほとんど覚えていなくてなー。
ことあるごとににんじん齧ってた記憶はあるが。

891 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:38:44 ID:dIPkShYD
ふむ、大魔法峠とのクロスは需要があるのだろうか……

892 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:42:47 ID:Hq3HZk/S
少なくとも俺は読んでみたいな

893 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:44:02 ID:wD5cNfuN
打撃系など花拳繍腿。関節技(サブミッション)こそ王者の技よ!

トンファー置きっぱなし式ジャーマン!!
                 \\\\ \\ ヾ
        __,,-‐‐'' -- 、_     ,, -‐‐ 、  ヾ/^\_
    ._,,-‐''´        . `ヽ、_/   ヽ \/ ,,_ \
   ,r'´         __      /⌒ヽ   \/   /  __ ̄
   |  iー--‐‐''i ̄l `ヽ、 /  ,,!ー-\     ,,/  ̄ .__,,\
   .|  〉     ! |   ヾ/  ノ|      ヽ、,,_ ノー'' ̄   ̄
   | |     .! .|   (  '' .ヽ  >>1  ヽ
   .ノ _,〉  .  ノ 〉   ( 、Ц ,\     `ヽ、
  (/ /      `-'      ∨ ̄∨/ /( 、Ц, )`ー‐ --r''リ
⊂ニ○ニニニニニ⊃    < 〈 ヽ、∨ ̄∨` ー‐ -- '´ >
                    |/ヽmz! ∧ ∧ ∧/ ∨ \ |

894 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:45:28 ID:wD5cNfuN
しまったAAの>>1を消し忘れたw

895 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:47:30 ID:MR295UQP
>>891
だから連載に集中しろとw

896 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:48:18 ID:mvF7/6HH
ワルキューレの関節を次々と極(キ)めていき、アンリエッタに王族の何たるかを叩き込むわけですな。

897 :ゼロのしもべ:2007/08/04(土) 12:48:49 ID:lQvCyIvZ
さて、お昼に投下してよかですか?
いいよね?

898 :ゼロのしもべ:2007/08/04(土) 12:50:40 ID:lQvCyIvZ
6話
 扉のきしむ音に、ルイズが夢の世界から引き戻されると、荷物をまとめて出て行こうとするバビル2世と目が合った。
「……なにごと!?」
 一瞬で目が冴えて、飛び起きる。
 そりゃそうだ。起床したとたんかを出て行こうとする人間と目が合えば、どんな低血圧であろうと覚醒する。帰ってきたら置手紙だけ、
よりもよっぽど心臓に悪い。
「やあ、おはよう。起こしてしまったか。ゴメン、ゴメン。」
 爽やかに挨拶をするバビル2世。とてもじゃないが家出をしようとしている人間とは思えないほど明るい。
「やあおはよう。じゃないわよ!なに荷物まとめてるのよ!家出?家出なの!?使い魔のくせに家出?主人を見捨てて出て行こう
ってわけ??あったま来たわ!」
 ベッドの脇に立てかけてある杖を取り上げて、さっと掲げる。
「逃げるというなら今すぐ消し飛ばしてあげるわ!覚悟しなさい。」
 呪文を詠唱しはじめるルイズ。慌ててバビル2世が止める。
「違う。誤解だ。家を出るわけじゃない。」
「どこが違うのよ。あんたの荷物、あらかた持っていこうとしてるじゃないの。どう考えても家出です。本当にありがとうございました。」
「おーい、遅いじゃないか。いったいどうしたんだ!?」
 ドアを開けて、同じように旅支度をしたギーシュが入ってくる。
「あれ?ギーシュ?」
 ギーシュが入ってきてあわてて詠唱を中断するルイズ。虚無の魔法は極秘事項。たとえ級友といえどもばれてはならない。
 だが、ルイズは忘れていた。普通の魔法ならば呪文を中止すれば魔法はそこで終結。マッチ一本程度の火すら出ない。しかし虚無
の魔法に呪文の中断は意味がない。途中止めであろうと、かまわずある程度の威力で発動する。
 すなわち、不幸にも部屋に入ってきたギーシュは、あわれ学園の藻屑と消えた。
「ま、まだ死んでない……」
 爆発を受けてふっとんだギーシュがよろよろと立ち上がる。丹念にセットしているのであろう髪型はドリフのコントのようにチリチリに
なって、まるで鳥の巣のようだ。呪文が途中止めになったおかげで、この程度で済んだのだろう。まさに不幸中の幸いだ。
「ギーシュ!?ちょっと、なにこれ??」
 これまた旅支度をしたモンモランシーが廊下を走り寄って来る。
「どーいうこと?なにがあったの??」
 3人が3人とも荷物をまとめている様子を見て、ようやくルイズがなにごとかあったのだと気づく。それを聞いて思わず顔を見合わせる
3人。そして窓の外を指差し、
「あれに気づかないとは、よほど昨日は疲れていたんだな。」
 なんとも微妙な表情をする3人。ルイズが言われるがままに外を覗くと…
「……なにあれ?」
 そこには学園に生えた木に抱きついて、ひたすら愛の言葉を唱え続けるマリコルヌの姿が。
「……説明すると長くなるんだが。」
「短く。」
「無茶言うな!」
 できるだけ簡潔に説明するとこうだ。
 モンモランシーが興味本位で惚れ薬を作った。それをギーシュに使おうとした。しかし、事故からマリコルヌが惚れ薬を飲んでしまい、
そのとき最初に見てしまった木に求愛をしている。
「短く済んだじゃないの。」
「じゃっし!」
 声を荒げるギーシュとモンモランシ。
「せっかくぼくたちがメインで書かれるかもしれないエピソードを!」
「省略して話さないといけないのよ!」
「「どんなに苦痛で悲しいことかわかるというのか!?」」
 2人にドアップで追求され、さすがのルイズもたじろぐ。荒勢なみのがぶり寄りだ。
「ご、ごめんなさい。」
 その威力のほどは、ルイズが素直に謝罪したことからもうかがい知れるだろう。
「それで、解除薬を作ろうと思ったんだけど…」
「材料の水の秘薬が、何らかのトラブルで入手できないらしくて……」
「それで皆で、材料があるというラグドリアン湖に行くことになったんだ。」
 ようやく合点の行ったルイズがなるほどと頷いた。そのための旅姿だったのか。その水の秘薬を手に入れるのに何日かかるかわか
らないし、元々バビル2世の私物は少ない。そのため荷物を全部まとめて、出て行くようなことになったのだ。
 ルイズはくるっとバビル2世のほうを向いた。
「早く言いなさいよ!」
「説明をしようにも聞く耳がなかったじゃないか。それに、机の上にシエスタに書いてもらった置手紙を置いてある。」
 見ると、たしかに机の上に手紙らしきものが置いてある。拡げて見ると、
『表のマリコルヌを元に戻すためにラグドリアン湖に行ってきます。いつ帰ってこれるかわからないけど、心配しないでください』
と書かれている。

899 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:51:13 ID:mQ98k6Lk
>>893
関節技ですらないぞそれ。
ぷにえならばやりかねん気もするがな!(w。

900 :ゼロのしもべ:2007/08/04(土) 12:52:03 ID:lQvCyIvZ
「あのメイド、字が書けたのね。」
 時が読み書きできない平民は多い。読めても、書けない人間も多い。それができるシエスタに感心するルイズ。
「ああ。ひいおじいさんの方針で、一族のもの全員に強制的に読み書きそろばんを習わせているらしい。戦前の日本人らしいなぁ。」
 バビル2世も感心していたが、ベクトルの方向が違っていた。
「ぼくもこっちの字を勉強する必要がありそうだな。」
「そうね。いちいちわたしが読んだり、書いたりしてたら手間がかかってしょうがないものね。」
 ここで髪の毛を櫛で整えたギーシュが二人の間に割って入った。
「――そういうことで、僕たちはこれからラグドリアン湖に行くんだ。あとはよろしく、ルイズ。」
 仮面ライダーV3ァのようなポーズをとるギーシュ。なんだその構えは。
「ええ、じゃあ、行きましょうか。」
 だがルイズは聞いちゃいなかった。
「ついてくるのかい?」
「ついてくるの?」
「ついてくる気みたいだね。」
 ふん、と鼻を鳴らすルイズ。
「当たり前でしょ。使い魔と主人は一心同体。それに、ラグドリアン湖へは何度か行ったことがあるし、道案内ぐらいはできるわよ。」
 えっへんと小さな胸を張るルイズ。背伸びする幼女みたいでかわいらしい。
「あら。そんなことを言ったら、わたしはラグドリアン湖に住む精霊とトリステイン王家との旧い盟約を、代々取り仕切ってきたモンモラ
ンシ家の人間よ。道案内はいらないんじゃないかしら?」
 ルイズたちと一緒にいたおかげでギーシュがかっこよくなったと思い込んでいるモンモンが対抗する。つまり道案内は必要ないから、
おまえはここにいろと言っているのだ。
「じゃあ、ミス・モンモランシは水の精霊に何度会ったの?その口ぶりだと毎年訪れてるんでしょうね?」
 ぐっ、と言葉に詰まるモンモランシー。小さな声で、
「小さいときに、一度だけ…」
と呟く。
「……二人とも行けばいいんじゃないかな。」
 バビル2世の正論は、罵詈雑言の渦へ飲み込まれ、消えて行った。

 結局ルイズを加えた4人が出発したのは2時間後であった。大幅な遅れである。
 そのため、急遽ロプロスを呼び寄せて、それに乗り出発することとなった。
「な、なによこれ!?なにこの化け物!?」
 ロプロスを見て仰天するモンモランシー。ギーシュは、
「ああ、そういえばすごいねぇ。前見たときも思ったけど、なんだろうねこれ。でもまあ、ビッグ・ファイアくんの命令に従ってるし、彼の
使い魔じゃないかな?」
 なんでそこまで無関心なんだ、こいつは。ヴェルダンデにはご執心なくせに、他人の、それも男の使い魔にはとことん無関心な男
なのだろうか。ある意味大物なのかもしれない。
「使い魔って……でも彼、メイジじゃなくてエルフなんじゃないの?エルフも使い魔を持ってるのかしら?」
「そうなんじゃないかな。持っている種族かもしれないしね。」
 間違いなく大物だよ、ギーシュくん。
 さて、人数が人数である。背中に乗ろうにも、さすがにバビル2世が全員を支えることはできない。
 というわけで道案内にルイズを残し、二人は口の中に入ることになった。
「だ、大丈夫なの?」
 不安そうなモンモン。大丈夫だと太鼓判を押すバビル2世。
「でもこの前、ロプロスって口から何かはいてなかった?」
 純粋に疑問を口にするルイズ。このタイミングで言うとはなんという外道だ。
「大丈夫、大丈夫です。」
 怯える二人をなだめて中に乗せるバビル2世。
「あのタイミングで言わないで欲しいんだが…。」
「でも、危ないと思ったから…」
 たしかに気持ちはわかる。軍船を一撃で沈めるようなミサイルや、人間を粉々にする超音波を口から放つのだ。おまけに見た目は
鳥である。食べられるような気がしても致し方ない。
「大丈夫だ。ロプロスはロボット、つまりゴーレムみたいなものだから、飲み込むことはない。」
 わかった、と頷くルイズを抱えるようにして、ロプロスの背中に飛び乗ったバビル2世が南を指差す。
 ロプロスが土煙を上げ、はるかガリア国境を目指して飛び去っていく。
 問題は、まだ朝早いとはいえ何人もの生徒や教師がその光景を目撃していたということである。そのため、学院で多少の混乱が
おきたことは言うまでもないだろう。

 ラグドリアン湖を見下ろしたルイズが驚きの声を上げた。
「おかしいわね。昔はこんなに大きくなかったわよ…」
 だがさまよう湖ロブ・ノールの例もある。なんらかの気象や地形の変化で、湖が大きくなったり小さくなってもおかしくはないだろう。

901 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:52:49 ID:8jvu+GI3
そういえばここって60行なんだな。

いいね。移転は正解だね。

902 :ゼロのしもべ:2007/08/04(土) 12:53:20 ID:lQvCyIvZ
 地上に着陸して改めてラグドリアン湖を眺望する。陽光を受けて、湖面がキラキラと瞬いている。
 対岸を数名の騎士らしき集団が歩いている。空の雲や、森が湖面に映りこみ、まるで一枚の絵画のようであった。
 興奮したギーシュが湖に飛び込み溺れるイベントがあったが一同当然のようにスルーする。というのも、
「なにかしら、これ……」
見るとま新しい石碑が建っていた。なんと書いてあるのかよくわからないが、絵からさっするとこの湖の中には巨大な主がいて、
どこかへ消え去ったらしい。描かれている絵は、まるで海坊主のようである。
「ラグドリアンの水の精霊は有名だけど……こんなの聞いたことないわね。」
 モンモランシーも訝しげに石碑を眺める。どうやらごく最近に作った観光資源であるらしかった。
「水の精霊というと、今回の目的だね。」
 バビル2世の言葉にルイズとモンモンが頷く。水の秘薬を手に入れるためには、水の精霊と交渉をする必要があるのだという。つまり
水の精霊に会うことが、今回の旅の第一の関門である。会わなければ秘薬を手に入れるも糞もない。
「ところで水の精というのはどういう姿をしているんだい?わからないと探しようがないんだが。」
「すっごく綺麗よ。」
 バビル2世の問いに即答をするモンモン。
「美の代名詞になるぐらい。ラグドリアン湖は、水の精霊の美しさがこぼれてできた、なんていうぐらいに。」
 子供時代に見た記憶を辿り、水の精霊の姿を思い浮かべるモンモン。それを読み取ったバビル2世も感心する。なるほど、褒め言葉
になるのも納得の美しさである。生きた宝石の塊、と評するのがピッタリだ。決して踊る宝石ではない。
 その後偶然通りかかった農夫によると、どうも今の湖の惨状はその水の精霊が行っているものだという。ここ数週間あまり前から、
湖が急な勢いで増水をはじめたのだという。それはこの湖の巨大な主の足跡が見つかった時期と一致しており、そこで精霊の心を
なぐさめるようと石碑を建立したのだという。
「儀式をすれば一番確実なんですが、溺れるものは藁をも掴むというやつです。なにしろこの辺りの領主は前の領主様と違い……」
 愚痴を言いかけた老父は自分の失言に気づいたのだろう。慌てて口をつぐみ、そそくさとどこかへ行ってしまった。
 どうやら秘薬の入手が困難になっているのはこのためらしい。
「なにが原因で怒っているのか、湖の精霊に直接聞かないといけないみたいね。」
 モンモンが鼻息も荒く立ち上がる。そして使い魔のカエル『ロビン』に水の精霊を呼んでくるように命じた。これであとは水の精霊を
連れてくるのを待つだけだ。
「ずいぶんあっさり話が進んでいくな。」
「……でも連れてこれるかどうかは、水の精霊が私のことを覚えているかどうかにかかってるし……。五分五分ってところね。」
 モンモンの話によると、代々交渉役を務めてきたものの、自分が子供のころ父が精霊の機嫌を損ねてしまったのだという。そのせい
で進めていた事業が失敗し、モンモラシ家の財政は火の車に転落。今はかつかつでなんとかやっている状況とのこと。
「私の血をおぼえてくれてさえいれば来てくれるはずなんだけど……」
 不安そうに湖面をジッと見つめるモンモン。ギーシュが安心おし、とでも言うようにそっと手を握った。モンモンはそれを握り返す。な
んだかんだで、ギーシュはそういうやつなのだ。
 その不安を吹き飛ばすように、離れた水面が光りだした。
 水が意思を持っているかのようにうごめく。膨れ上がり、盛り上がって、人の姿へと変化していく。まるでロデムの変身を見ているよう
だ。
 湖から戻ってきたロビンを迎えたモンモンが、水の精霊に向けて両手を広げ、口を開いた。
「私はモンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ。水の使い手で、旧き盟約の一員の家系よ。カエルにつけた血に覚え
はおありかしら? 覚えていたら、私達に解るやり方と言葉で返事をしてちょうだい」
 美しい女の姿へと変化した水の精霊が、無表情となって答える。
「覚えている。単なるものよ。貴様の体を流れる液体を、我は覚えている。貴様に最後に会ってから、月が52回交差した。」
 この精霊は遺伝子を識別できるのだろうか。いったいどの程度まで遺伝子が残っていれば、血を判断できるのだろう。自身も血によ
ってバベルの塔に選ばれたものであるバビル2世は考える。
『あるいは血に流れる魔法を感じているのだろうか。』
 そんなことを考えている間にも交渉は進んでいく。水の秘薬、つまり水の精霊の体の一部を分けてくれとねだるモンモン。水の精霊
が、にこっと微笑み返す。脈ありなのか!?

903 :ゼロのしもべ:2007/08/04(土) 12:54:22 ID:lQvCyIvZ
「だが、断る。単なるものよ。」あっさり拒絶された。よほど機嫌が悪いらしい。
「なにか条件付でもらうとかできないのかい?水の精霊が好きなものをプレゼントするとか…」
 ギーシュが提案をする。そういえば湖を広げているのは、精霊がなにか気に食わないことがあるからではないかと言っていたことを
思い出す。
 そこで改めて頼むと、しばしの思案の後、水の精霊が「よかろう」と了承した。
「世の理を知らぬものよ。貴様はなんでもするか?」
 マリコルヌにそこまでの義理はないが、あのまま放置しておいても朝晩やかましいだけである。それにかわいそうだ。頼みごとの内
容にもよるが、とりあえずなんでもする気はある。
「二つある。一つは我に仇なす貴様らの同胞を、退治すること。もう一つは我が守りし秘宝をお前たちの同胞が盗んだのだ。これを取
り返してきて欲しい。」
「ちょっと、待ってくれないか。」
 仇なす同胞、というのはわかる。おそらく水の秘薬を求めて精霊を襲う、プロのハンターのことだろう。水の秘薬は精霊の体の一部
だという。かなりの高額であるらしいから、金に困ったメイジが命がけで精霊を襲うのはおかしくはない。
 が、秘宝とはいったいなんだろうか。
「我が共に、時を過ごした鐘。我が友、命の鐘。」
「命の鐘?」
 ゆらゆらと水の精霊が揺れる。おそらく頷いているのだろう。
 水の精霊によると、それは『生命』を操る力を持つ不思議なベルであるという。遥か昔にこの湖にやって来て、それ以来共に過ごして
いたらしい。
「口ぶりからすると、それは意識を持っているのかい?」
 バビル2世が訊くと、水の精霊はゆらゆらと揺れる。頷いたようであった。
「天才悪魔と我は呼んでいた。いずこから来たのかは我も知らぬ。我が友であり、我が愛を見届けしもの。」
「あいをみとどけしもの?」
 水の精霊としては意外すぎる言葉が出て、一斉に聞き返す。水の精霊はゆらゆらと揺れる。
「我は愛を、いとしい方と誓った。命の鐘はそれを見届けしもの。命の鐘が盗まれし夜から月が一度も交差せぬ日、愛しい方は我が元
を去った。すなわち愛を見届けしものが戻れば、我がいとしきものも必ずや戻る。」
 ボーっとした表情で、わずかに目を潤ませて語る水の精霊。その表情は恋する乙女そのものであった。
「なんだそれは……たまげたなぁ。」
 伝説の美しさを持つという水の精霊の意外な事実に、少なからずショックを受けるギーシュ。
「そうね、意外ね。でも、水の精霊も恋をするんだって思うと、親近感沸いちゃった……。」
 チラリと横目でギーシュを見るモンモン。一途に愛するものを待つその姿を少しでもギーシュが見習ってくれれば、と心の中でため息
をつく。
「それで、その愛しい方ってのはどんなやつなのかしら?まさか石碑が建ってたあれかしら?」
 ルイズが考え込む。ロマンティックな気分になっているのだが、生来の気の強さがそれを認めたがっておらず、無理矢理考えないよ
うにしているのだ。
「可能性は高いな。もう少し詳しく聞いてみようか。」
 水の精霊に、愛しい方がどんな精霊なのか尋ねる。水の精霊はもじもじしながら、恥ずかしそうにぼそぼそと語り始めた。
「……大きな体に、逞しい胸板、そして太い腕。りりしい口元に、輝く目。無口な方だが、共にいて飽きることなく、心安らぐ。三日月の
ような頭。鉄の身体。水面を思わせる滑らかな肌。樽のような身体をした、愛しい方……」
「なんだか聞いてると水の精霊がどこに惚れたのかさっぱりわからないんだけど…」
「同感だね。」
「恋は盲目って、こういうことなのね……」
 3者が3者とも説明を聞いて首を捻っていた。水の精霊とはあまりに不釣合いに思えたからだ。
「……おや、きみ。どうしたんだい?」
 あきらかに困惑の表情を浮かべているバビル2世に気づき、ギーシュが尋ねる。
「なに、ひとつ思い当たることがあってね。」

904 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 12:54:24 ID:cZBt2y30
支援支援支援支援

905 :ゼロのしもべ6(終):2007/08/04(土) 12:56:20 ID:lQvCyIvZ
 バビル2世が一歩前に出た。
「水の精霊。一つ提案があるんだが。」
「何か用か。単なるものよ。」
 ぼーっとしていた精霊が我にかえり、威厳を正して問う。
「その愛しい方を連れてきたら、身体を分けてもらえるかい?」
「今何と言った、単なるものよ!?」
 今までにない勢いで水の精霊が問い直す。ぐるぐると身体がうねりだし、渦を巻く。
「あなたの愛しい方に心当たりがある。だから連れてくることができるんだ。だからその代わり、身体を少し分けて欲しい。」
「それは本当か、単なるものよ。」
 今にも身体を差し出しそうな勢いで水の精霊が迫り寄る。
「連れてくれば、すぐにでもこの身体を分けよう。我に異論はない。」
「それにあと襲撃者も撃退する。それで水を元に戻して欲しい。どうだろうか?」
「……いいだろう。いとしい方が戻れば、襲撃者などものの数ではない。それに目的も達するのだ。」
「つまりその愛しい方を探すために、湖を広げていたってこと?復讐とかじゃなくって?」
 精霊が体を震わせた。
「復讐などという考えを、我は持たない。ただ愛しい方に会いたいだけ。ゆっくり水が浸食すれば、いずれ秘宝に届くだろう。水が全て
を覆い尽くすその暁には、我は愛しい方と出会うだろう。」
 命の鐘はどうでもいいんだろうか。
「命の鐘は我が友。長きときを過ごしたゆえ、共に居たいと願っている。しかし鐘が別れを望むなら、それは致し方ない。いずれまた
会うこともあるだろう。」
 けっこう不憫である。
「いつ連れてくればいいんだい?」
 バビル2世が問うと、水の精霊はフッと嗤った。
「お前たちの寿命が尽きるまででかまわぬ。我にとっては明日も未来もあまり変わらぬ。」
 バビル2世は、それを水中移動速度を思い浮かべ、距離から時間を算出する。
「おそらく明日の昼ごろにはつくはずなんだが」
「昼に頼む。」
 明日も未来も変わらぬ、と言ったことを忘れたように、水の精霊は即答をした。



以上です。ようやく第1部12話からの伏線が……

906 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:01:58 ID:mQ98k6Lk
…ちょ、G○−○!?
凄いもんに惚れたなぁ…w。

907 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:03:33 ID:7AVeQOWr
>>896
ぷにえが王族の何たるか教えると
トリスティン人民共和国になってしまうような気がww


908 :魔法少女リリカルルイズ:2007/08/04(土) 13:06:18 ID:zYSp3v5X
13:15からの投下よろしいでしょうか

909 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:06:19 ID:wD5cNfuN
どう考えてもGR-2です。本当にありがとうございました。

910 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:07:15 ID:lQvCyIvZ
>>906
いや、そっちじゃないッ……

ヒント
ttp://www.nifty.com/toei-animebb/babil2/chara/index.html

911 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:11:19 ID:wD5cNfuN
ポセイドン!?

912 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:12:17 ID:/sdJn4cO
>>908
構わんぞ

913 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:13:56 ID:NzxiZYcK
そういえばポセイドンはガリア国境付近の湖からあらわれてたような…伏線?
しかも命の鐘って

914 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:14:31 ID:b6rh4zxo
鯉やぁぁぁぁぁぁぁぁ!11111

915 :魔法少女リリカルルイズ:2007/08/04(土) 13:15:59 ID:zYSp3v5X
光が顔に当たる間隔でフェレットは目がさめた。
まぶたを開けて首を動かし頭の方を見ると朝日が見えた。
今度は正面を見るとジト目で睨みつけてくる巨大な人間の顔が見えた。
まあ、フェレットに比べればどの人間の顔も巨大なわけであるが。
「わああっ」
驚いて飛び起きるフェレットにルイズはやけに迫力のあるさわやかな挨拶をした。
「おはよう。よく寝てたわね」
フェレットが首をこくこくと何回も振る。
ルイズは動物の表情を見分けることなんでできないし、コントラクト・サーヴァントも使ってないからフェレットの仕草がなにを意味しているかは普通わからない。
でも、このときは何故かそのフェレットが人間であるように首を振る仕草が「はい」を意味しているのだとよくわかった。
よく観ると、ルイズの目の下にはくまができている。
フェレットの体にも上手ではないものの丁寧に包帯が巻かれて薬も塗られている。
「その・・・ルイズさん。ありがとう」
ぺこり。
きっとあれから、ずっと看病してくれてたんだろう。
「いいわよ。私の使い魔だもの。で・・・いろいろ話してもらうわよ」
妙に迫力がある。
「は、はい」
フェレットは緊張して背筋を伸ばした。
「じゃあ、まずは人間の姿になってみて」
「はい」
ルイズは床に飛び降りようとするフェレットを止め、抱いて下ろしてやる。
床に立ったフェレットの体は発光行しながら徐々に大きくなって
「やっぱりね・・・で、フェレットの時も人間の時もしゃべれるわけだ」
「は、はい」
少し離れてルイズは椅子に座る。
男の子を上から下、左から右にじっくり見つめた。
トリステインでは見ない刺繍や作りの服。
それに、茶色いマントを着けている。
「あんた、1年生?」
生徒達の学年はマントで判別できる。
1年生は茶色だ。
「え?ちがいます」
「本当に?」
「本当です」
そうかも知れない。
フェレットに変身したり光の壁が作れるような一年生が居たら間違いなく評判になっているはずだがそんな噂は聞いたことはない。
どうやら一年生を召喚したわけではないようだ。ほっとする。
「次はあんたの名前を教えなさいよ」
「ユーノ・スクライアと言います。スクライアは部族名ですから、名前はユーノです」
ルイズはスクライアという部族を聞いたことがない。
もしかしたら辺境の方にはそういう部族があるかも知れない。
「部族名を名乗るって事は、ユーノは族長の息子かなにかなの?」
小さくても部族の長に連なるものならば、貴族として扱うのは慣例である。
「いえ、そういうわけじゃないんです」
「じゃあ、ユーノは貴族とかそういうのじゃないのね」
「はい」
「平民か・・・喋るフェレットの部族の」
ルイズの最後のつぶやきはユーノには聞こえなかった。
「次。昨日のあれはなに?」
「あれは、ジュエルシードです。ジュエルシードは僕らの世界の古代遺産なんです。本来は手にしたものの願いを叶える魔法の石なんですけど、
力の発現が不安定で・・・夕べみたいに単体で暴走して、使用者を含めて周囲に危害を与える場合もあるし、
たまたま見つけた人や動物が間違って使用してしまってそれを取り込んで暴走することもあります」
「そんなのが、どうして学院の外の森なんかにあったのよ」
ユーノが俯く。
「僕のせいなんです。僕は故郷で遺跡発掘の仕事をして居るんです。それである日、古い遺跡であれを発見して調査団に依頼して保管してもらったんです」
「調査団・・・アカデミーみたいなものかしら」
ルイズはユーノの言葉を遮らない程度につぶやいた。
「運んでいた船が事故か・・・何らかの人為的災害に遭ってしまって21個のジュエルシードはこの世界に散らばってしまいました」
「ちょっと待って!」

916 :魔法少女リリカルルイズ:2007/08/04(土) 13:17:43 ID:zYSp3v5X
ルイズが声を上げてユーノの言葉を止める。
「船の事故はユーノのせいじゃないんでしょ?}
「はい」
「だったら、ユーノは関係ないじゃない!」
「だけど、あれを見つけてしまったのは僕だから・・・全部見つけて、ちゃんとあるべき場所に返さないとダメだから」」
泣いているような声が聞こえた。
「だから、ルイズさん。昨夜のこと、ありがとうございました。だから、いつか・・・お礼はします。必ずします」
当然よ。
ルイズは椅子の背もたれにふんぞり返る。
「でも、それはジュエルシードが集まるまで待ってください」
ルイズは2回相づちを打つ。
「僕はこれから探しに行きます。さようなら」
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待ちなさい!!」
フライを使おうとしているのか窓に歩いていくユーノを引き留める。
「ユーノは私が使い魔として呼び出したのよ!そんな勝手なこと許せるはずないじゃない!」
「使い魔?」
「そうよ。使い魔よ」
ユーノには心当たりがあった。
意識は霞んでいたが、突然ルイズが目の前にいたことは覚えている。
あれは、ルイズが突然現れたのではなく自分が召喚されたのかも知れない。
「ごめんなさい。使い魔はできません。僕はジュエルシードを集めないといけないから」
「それでもよ!」
「でも、ぼくが見つけてしまったから!」
「あぁあーーーーっ、もうっ」
ルイズが腕を振り回す。
「そのジュエルシード集め、これが必要なんでしょ」
昨夜からずっと持っている赤い宝石・・・レイジングハートをユーノに突きつける。
宝石の名前は宝石自信が教えてくれた。
「返さないわよ!!!」
ユーノはレイジングハートとルイズを見比べる。
「それは・・・ルイズさんに差し上げます。昨日のお礼です」
「封印にはこれが必要なんでしょ?」
「それでも、やらないといけないから・・・何とかします」
「こ、こ、ここここ、この強情っぱり!!!いいわよ、ジェルシード集め。私がやってあげるわよ!!」
周りに響きそうなほどルイズが大声を上げる。
「え、でも、危険ですよ」
「いいの!やるの!その代わり、ユーノ!!21個も集めるんだからお礼はレイジングハートだけじゃ足りないわ」
ルイズの細い眉がびっくりするほどつり上がっていく。
「は、はい」
「先払いしてもらうわ。あなたが私の使い魔になること!それがお礼よ!!!」
「は・・・・はい」
気圧されるユーノにルイズが顔を近づける。
「使い魔って、わかってるんでしょうね」
「僕の世界にもあるから・・・だいたいは」
「だいたいじゃいけないわ。説明してあげる。まず、使い魔は目となり耳となるの。わかる?」
「うん、感覚を共有するって事ですね」
ルイズは的を得た返答に少し落ち着く。
「次に、主人の望むものを見つけてくるのよ。例えば、秘薬の材料とか」
「・・・やってみます」
「それから、主人を守るの。その力で、主人を敵から守るの」
「わかりました」
ルイズは満足する。物わかりのいい子だ。
「あの、ルイズさん」
「なに?」
「いつまで、使い魔をすれば良いんですか?」
ルイズの目がまたつり上がる。
それを見てユーノはあわてる。

917 :魔法少女リリカルルイズ:2007/08/04(土) 13:18:54 ID:zYSp3v5X
「ぼ、僕の世界の使い魔は、大抵使い魔になる期間を決めるんです。一ヶ月とか、1年とか・・・なにか、目標を達成するまで、とか」
「ユーノの知ってる使い魔がどうかは知らないけど、私の使い魔は一生よ」
「一生?」
「そう、一生。私かユーノが死ぬまで!今更嫌だって言うのは無しよ!これはもう決まったことなの。私はジュエルシードを探す。ユーノは私の使い魔になる!わかったわね」
ユーノは少し考える。
「どうしたのよ」
「わかりました。ルイズさんがジュエルシードを探してくれるのなら」
「一生よ!」
「はい」
「死ぬまでよ」
「はい。僕はルイズさんをずっと守ります」
ユーノがルイズを正面から見て宣言した。
ルイズはユーノの言葉に満足したが、正面から言われるとなんとなく意味が違うような気もして顔が少し赤くなった。
「いいわ。じゃあ、コンストラクト・サーヴァントを使うわ。その前に・・・・」
「はい」
「ユーノ、昨日はもっと違う話し方してたでしょ。貴族に対する話し方は今みたいな方がいいけど、ユーノには似合わない気がするから、私には昨日みたいに話して。良いわね」
「わかりました・・・じゃなく、わかったよ。ルイズ。これで良いかな」
ルイズは満足げに笑う。
「始めるわよ。ユーノ、まずそこに立って」
「ここだね」
ルイズはユーノと向かい合う場所に立つ。
「じっとしててね」
ユーノの方が少し背が低い。
ルイズはやりにくいので、ユーノの顎に手を当てて少し上を向かせた。
今度こそとユーノを見るとユーノの目が間近から見えてどきっとした。
「ユーノ、ちょっと目を閉じて」
「え?」
「良いから閉じる!」
「はい」
あわてて目を閉じるユーノ。
「いくわよ・・・」
ルイズは息を大きく吸い込んだ。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。このものに祝福を与え、我の使い魔となせ」
「all right.」
レイジングハートの光をあびながらユーノにキス。
「ん・・・・」
あわてて体を離そうとするユーノを押さえた。
今、離れられたら契約できない。


扉が開いた。そういえば、ルイズは帰ってきて鍵を閉めるのを忘れていた。
「おはよう。ルイズ」
扉の向こうから現れたのはキュルケ。
「どう?使い魔の様子は。コンストラクト・サーヴァントはもうすませ・・・・」
キュルケの言葉と動きが止まる。
ルイズも視線だけを動かして、キュルケを見つめて止まる。
「ル、ル、ル、ルイズがおと・・・」
ルイズは扉の方にダッシュした。
すごい速度だ。
扉の端を掴み、渾身の力でキュルケにぶち当たれとばかりに扉を閉める。
「!!!!!」
何か変な声がした。
「ユーノ、フェレットに戻って。早く。早く」
「う・・・うん、でも、これ・・・」
ユーノの体は急に熱を持っていた。
苦しむ体を押さえながら、姿をフェレットに変えていく。
「大丈夫よ。ルーンを刻んでいるだけだから」
床に倒れたフェレットのユーノを抱き上げたとき、もう一度キュルケが扉を開けて入ってきた。
「なにするのよ!ルイズ」
「ご、ご、ごめんなさいキュルケ」

918 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:19:56 ID:lQvCyIvZ
しえん

919 :魔法少女リリカルルイズ:2007/08/04(土) 13:20:09 ID:zYSp3v5X
「ま、いいわ。それにしても驚いたわ。ルイズが部屋に男を連れ込むなんて。誰よ、紹介して」
「な、何の話かしら」
ルイズは明後日の方向を見てごまかそうとする。
「なに、照れてるの。確かここに・・・あれ?」
部屋を見回すがキュルケがいくら見ても誰もいない。
ついには、タンスを開いたり窓の外を見たりもしたがルイズはほっておいた。
「おっかしいわね・・・確かルイズが男の子とキスしてたんだけど・・・・」
「あ、それね」
ルイズはユーノを見せる。
「今、コンストラクト・サーヴァントを終わらせたの。それを見間違えたんじゃない?」
「そう?」
「そうよ。そう、そうに決まってるわ」
まだ部屋の中を見回すキュルケを何とかするのにルイズは全力を尽くさなければならなかった。

********************************************

ここまでです。
ようやく使い魔契約完了
なんとかスタートラインに立った気分です


920 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:24:48 ID:mQ98k6Lk
淫獣GJ。
19歳になっても声が変わらない淫獣きわめてGJ!<ほめてるのかけなしてるのか

921 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:26:29 ID:rq0JvNtl
タイトルだけ見て某贋作者でも召還されたかと思ったが全然違った・・・>Mr.0


922 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:27:28 ID:oJ2sVpj5
GJ。
支援専門でルイズが強化という珍しい組み合わせだ・・・。

923 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:31:44 ID:ZOK88tl9
>>921
ルイズ「お願いゼロ!始祖の祈祷書をあなたの手で作って
そこに何が書かれてたのかを教えて!」
ゼロ「承知した――!!」
毎回そんなノリで進みそうだ

924 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:33:13 ID:cZBt2y30
果てなくGJ
>>922
ZoZもそんなんじゃなかったっけ。まぁルイズ強化ってとこだけだが

925 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:33:50 ID:et8r1TMr
ゼロ「これが本物のアンドバリの指輪だ――――ッ!」
モンモン「おお――――感謝いたしますミスターゼロ――――!」
ゼロ「報酬は人生を賭けてギーシュを愛することだ」

926 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:35:04 ID:ZOK88tl9
>>921
私が作るのは本物だと怒られるぞw

927 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:40:10 ID:r7SwN8JU
リリカルである以上は百合展開になると信じている。

928 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:42:48 ID:oJ2sVpj5
リリカル・・・、ギンガ誘拐直後のスバル召喚とかは?

929 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:48:24 ID:z5TatMs7
ギンガが心配で使い魔どころじゃないだろ

930 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:54:13 ID:zYSp3v5X
>920
それは、彼となのはさんの関係は19歳になっても昔と同じと言うことを暗示して居るんだと思います。

931 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 13:59:16 ID:mvF7/6HH
なのはさんの伴侶はフェイトだし……

932 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:03:07 ID:r16cMz01
>930>931
なのははよく判らないが、アニメゼロ魔2期の、ルイズが誰かと結婚してるのを、スポットライト浴びながら見てる忠犬サイトのような場面を幻視した。

933 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:04:51 ID:Dy4tT+DZ
このままいくと『ゼロのルイズ』から『ショタのルイズ』になりそうだな

934 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:05:52 ID:2yuSm2/a
避難所にてゾーマのIFストーリーを確認

935 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:09:45 ID:dIPkShYD
流れを読まずに小ネタの投下予告。

936 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:10:31 ID:QojYYCJC
投下してもいいか?
答えは聞いてない!!

937 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:10:56 ID:oJ2sVpj5
楽しみに待ってるぜっ!

938 :936:2007/08/04(土) 14:11:35 ID:QojYYCJC
>>935
お先にどうぞ

939 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:13:11 ID:ZGanvqp9
書いてても文が進まない支援

940 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:15:49 ID:dIPkShYD
>>938 お言葉に甘えて。

「まさか、そんな野菜で僕のワルキューレを倒そうと思っているのかい?」

 ぷにえが魔法で生み出した、手足の生えたじゃがいもとにんじんを目にし、対手であるギーシュは腹を抱えて大笑いし始めた。
 当のぷにえは総勢七体のワルキューレを前に、穏やかに微笑みながら佇んでいる。

「行きがかり上決闘なんて事になったけど、頑張ってね、みんな♪」
「「おおーーーーっ!」」

 ファンシーな見た目に反し、凛々しい雄たけびを上げてぷにえに応える野菜達は、猛然とワルキューレの布陣のど真ん中を突っ切ろうとし、

「野菜が青銅をどうにかできるものか」
「「ぎゃぁぁぁ!!」」

 その全てがワルキューレによる攻撃の元に崩れ去った。そりゃ、野菜じゃしょうがない。
 目の前で同胞達をマッシュポテト及びサラダスティックにされ、ぷにえの下に侍っていた一人のじゃがいもが、血涙を流しながらワルキューレを睨む。

「ぷ、ぷにえ殿……我が軍、これにて全滅にござる……」
「私の野菜さん達がやられちゃった……」

 しゅんと首を垂れ、ぷにえは野菜達の死を悼む様に膝を付いた。
 それに庇護欲を駆り立てられたか、決闘の様子を眺めていた男子生徒達が、一斉にギーシュに対してブーイングを始める。

「ぷにえちゃんを悲しませるなんて、なんて事するんだー!」
「野菜相手に本気出す奴があるかー!」
「食べ物を何だと思ってるんだおまえは!」

 流石のギーシュもこれにはたじたじで、ぷにえに直接攻撃するのもはばかれる様だ。

「……あー、その、何だね。一応僕の勝ちって事で納得してもらえるかい?」

 おずおずとそう言い出したギーシュに、じゃがいもがかぶりを振って血涙を撒き散らし、こう叫んだ。

「ぷにえ殿が敵を前に背を向ける者か! ぷにえ殿! このじゃがいもめの死に花、とくとご覧……アッー!」

 最後まで言い切る事無く、じゃがいもは他ならぬぷにえの手にかかってその生涯の幕を閉じた。

941 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:16:58 ID:+xo8SFD0
ギーシュがめちゃくちゃにされるううううう
支援

942 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:17:30 ID:dIPkShYD
「端からうぬらに期待などしておらぬわ。身の程を知れ」

 ゆらぁりと立ち上がったぷにえは、先ほどまでの穏やかで可憐な雰囲気を一転させ、さながら修羅か羅刹なオーラを纏ってワルキューレの前に立ちはだかった。
 ぷにえの擁護をしていた男達も、彼女の豹変にその顔色を変える。

「うぬの勝ちだと? 卑しいじゃがいもの言う通りだがな、この田中ぷにえがうぬの様なただ貴族であるというだけの下郎に、降伏などするものかよ。調子に乗るのも程ほどにしておけ」
「……え……」
「これより、肉体言語にて仕る。王者の技、その身に刻み込むがいい!」

 自身の魔法の杖を放り出し、単身ワルキューレの群れの中に飛び込む。
 一同が驚きのあまり唖然と固まる中、ぷにえは駆ける。
 彼女がワルキューレの元を通り過ぎる度に、それらが甲冑の関節をばらばらにされて地面に崩れては落ちた。

「これで終わりか?」
「…………あれ?」

 物の数秒で七体のワルキューレをジャンクと化したぷにえは、未だ呆然としたままのギーシュに、指の関節をバキバキと鳴らしながら言った。
 既にギーシュが扱える戦闘用の魔法は存在せず、後は降参するしかないのだが、この雰囲気では口を開く事さえ困難だった。ぷにえのオーラが彼に纏わり付き、体が酷く重い。
 彼は後じさりをしようとして、思わず尻餅をついた。

「逃げるなら逃げよ。そうでなくては狩りにならん」
「ひっ……!」

 最早決闘ですらない。
 ぷにえの手が、ギーシュの手に伸ばされる……

「プリンセス……スピニングトーフォールド!」
「ぎゃああああああああ!!」

 そして、響き渡る彼の悲鳴。

「……魔法必要ないじゃない」

 決闘の様子を眺めていたルイズの口から、ぼそっとそんな言葉が漏れた。
 そして、ほんの少しの羨望をぷにえに向けるのだった。

943 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:18:58 ID:dIPkShYD
あ、>ぷにえの手が、ギーシュの足に伸ばされる、だろうに。orz

こんだけです。あじゅじゅしたー。

944 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:20:55 ID:oJ2sVpj5
支援

945 :936:2007/08/04(土) 14:21:39 ID:QojYYCJC
ではそろそろいってみるか

946 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:23:10 ID:aiy6rjye
おちかれ

次のしえーん

947 :ゼロの蝶々:2007/08/04(土) 14:24:24 ID:QojYYCJC
パピヨンが召喚されてからもう数日がたった。
その数日の間にギーシュが彼をぱk・・・リスペクトしたスーツを着るようになったり、
タバサが「女王様なのにロリっ子!このミスマッチ感がたまらんですたい!」という集団にストーキングされるようになったり、
ルイズとパピヨンの戦闘演習に巻き込まれて多数の被害者が出たりと数々の事件が起こった。

そんなどたばたした日々と共に徐々にパピヨンのいる風景が当たり前のものとなっていく。
しかしそれを受け入れられない人間も少数ながら存在するのだ。

「決闘だ、コンチクショー!お前の正体を暴いて学園から放り出してやる!!」

パピヨンに杖をつきつけながらそう宣言したのはマリコルヌだった。



ゼロの蝶々 〜決闘(実験)編〜



マリコルヌがパピヨンに決闘を挑んだ理由は彼が落とした香水の小瓶をパピヨンが拾ったから、では勿論ない。

彼はパピヨンを見た時、彼を変態だと認識した。
しかし他の殆どの貴族はパピヨンを蝶々の妖精さんだと断じ、マリコルヌを糾弾した。
その後も事あるごとにマリコルヌはパピヨンは変態だと主張したが、その度ごとに彼はマジ泣きするはめになった。

普通ならばそこまでくれば諦めて内心はどうあれパピヨンを蝶々の妖精さんだと認めるだろう。
しかし彼は諦めなかった。
何度も、何度でも彼はパピヨンは変態だといい続けた。
その姿は某戦士長が見れば
「そうか、アイツは諦めが悪かったか。最後まで強き意志で戦い抜いたか!ブラボーだ!!」
と褒め称えること間違いなしであった。

そしてマリコルヌはついに実力行使に出たのだ。
もしパピヨンが本当に蝶々の妖精さんなら先住魔法の使い手、ドットの自分など相手にもならない筈、
つまり決闘して彼を叩き伏せれば学院のみんなの目を覚ますことが出来る、と考えたのだ。

そしてパピヨンはその挑戦をあっさりと受けた。

948 :マロン名無しさん:2007/08/04(土) 14:25:41 ID:va6/dONj
パピ☆ヨン

949 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:26:15 ID:6Quv7DdN
やべぇ、プニエで爆笑したのにその後パピヨンとか腹筋が壊れるwwww

950 :ゼロの蝶々:2007/08/04(土) 14:26:37 ID:QojYYCJC
決闘場のヴェストリ広場はちょっとしたお祭り騒ぎだった。
生徒だけでなく教師、はてはメイドまで見物にきている。
そんな中、ルイズは人垣を抜けてパピヨンの側に駆け寄る。

「ちょっとパピヨン!何勝手に決闘なんて受けてるのよ!」

「そろそろご主人様の爆発以外の魔法を体験してみたいと思ってね。
文献からの知識も大事だがやはり実験は重要だ」

「そんな悠長なことを言ってる場合じゃないわ。
あんたを殺すのはわたし自らの手でと決めているから教えてあげる。
いい?平民はメイジには絶対に勝てないの。このままじゃあんたマリコルヌに殺されるわよ?」

「平民?俺は超人・パピヨンだ」

ルイズは額に青筋を浮かべてパピヨンの顔を見つめたあと深いため息をつき言った。

「もう勝手にしなさい、マリコルヌに譲るのは癪だけどもういいわ。
ご主人様としての最後の命令よ。降参は許さない、死ぬまで続けなさい」

「ふむ、了解した。ご主人様。最後の命令くらいは素直に聞いてやろう」

やっぱり妙にくねくねした動きで広場の中央に向かうパピヨン。
そこには既にマリコルヌが待っていた。

「逃げずによく来たな、変態」

「いや、実は来るかどうか少々迷っていた。
向かってくるものは叩き潰すに限るが弱いものいじめは趣味じゃないんでね。
でも折角こうして観客が集まったんだ、その期待を裏切るのも悪い」

『おおおおぉぉ!』という歓声の後、怒涛の「パピヨン」コール。
それに対しパピヨンは何時ものように、

「パピ(はあと)!ヨン(はあと)!もっと愛を込めて!!」

と叫んで応えた。

「どこまでもふざけた奴だ、今化けの皮をはいでやるぞ!」

杖を構えると同時にエアハンマーの呪文を唱え始める。
マリコルヌの実力ではたいした威力はないがそれでも平民を一人殺傷するには十分な魔法である。
対するパピヨンは何処か楽しそうな笑顔を浮かべたまま動こうともしない。

「くらえ!エアハンマー!!」

それは今まで聞いたことのない奇妙な音だった。
巨大な風船が弾けたような音でありながら鉄がひしゃげた音のような、そんな不思議な音だった。

「・・・あれ?」

「ふむ、やはり精神力が力の源だけあって似たような性質を持つようだな。
普通の傷より治りが遅い。流石に死ぬかどうかは試せないが気をつけるにこしたことはないな。
しかし同時にこの身体は魔法に対する干渉能力が高いという推論も正しかったのだからプラマイゼロか」

唖然とするマリコルヌ、そして自分の少し血が滲む指先を見ながら独り言を呟くパピヨン。

951 :ゼロの蝶々:2007/08/04(土) 14:28:50 ID:QojYYCJC
「ん?どうした?まだ実験を始めたばかりだ。
遠慮せずにもっと色々な魔法を俺に見せろ」

「う、うああああぁぁあぁぁ!!!?」

半分パニックに陥りながら自分に唱えられる攻撃魔法を連続で唱え続けるマリコルヌ。
だがパピヨンが腕を振るうと同時に先ほどの奇妙な音が辺りに響くだけだった。
マリコルヌは理解したくなかった、しかしここまで来ればもう認めるしかない。
目の前にいるパピヨンは魔法を弾いて散らせている、それも・・・素手で!
マリコルヌはもう完全にパニック状態だ。

(先住魔法?エルフ?蝶々の妖精さん?本物の?)

しかも、だ。パピヨンは徐々にマリコルヌに歩み寄っている。
マリコルヌが魔法を唱えるごとに一歩ずつ。
ついにマリコルヌとパピヨンの距離が1メイルを切った。

「次の一歩で腕が届く距離になるな。
さあどうする?魔法を使うか?後ろを向いて逃げ出すか?それとも降参するか?」

「ま、参った!降参だ!!」

「賢明な判断だな・・・だがNON!!」

「え・・・ええええええぇeeeeeee!!?」

「ご主人様からの命令でね、お前が死ぬまで決闘はやめられない」

広場は一瞬の静寂の後、大騒ぎになった。

「な、なんだってー!!」

「それが人間のすることか貴様ぁ!」

「ちょwwwwwおまwwwww」

「まさに外道!」

「ルイズ・・・恐ろしい子!」

952 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:29:12 ID:KtHkZbK0
蝶☆支援

953 :マロン名無しさん:2007/08/04(土) 14:29:24 ID:va6/dONj
支援

954 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:30:29 ID:Dy4tT+DZ
妖精さん支援

955 :ゼロの蝶々:2007/08/04(土) 14:31:05 ID:QojYYCJC
ルイズは周囲の鬼を見るような視線に曝されながらパピヨンに向かって叫ぶ。

「わたしが何時そんなことを命じたのよ!勝手に変なことを言わないで!!」

「何を言う、ご主人様。確かにあんたは言ったぞ。
『(マリコルヌの)降参は許さない、(マリコルヌが)死ぬまで続けなさい』ってね。
流石の俺もそこまで残虐な真似はどうかと思うがご主人様の厳命ならば従わざるを得ないからな」

ルイズの半径10メイル内に居た人間が一斉に退く。

「あああああ、あんた分かってて言ってるでしょ!?ぜぜぜ絶対にそうでしょ!!
とにかく止めなさい!マリコルヌの降参で決闘は終わりよ!
それと魔法を弾いてたの何!?わたしにも出来る!?出来るなら教えて、っていうか教えろ今すぐ」

「『最後の命令』をしたばかりなのにまた命令か?それも複数とは。
全く、我侭かつ忘れっぽいご主人様だな」



「流石は『蝶々の妖精さん』じゃな」

所変わってここは学院長室。
オールド・オスマンとコルベールが決闘の様子を遠見の鏡で見ていたのだ。

「ええ、見事なものです。彼もドットの割には健闘しましたが、やはり勝負は見えていましたな」

「これでマルコメヌは勿論、一部の今まで認めていなかったものどももパピヨンが『蝶々の妖精さん』だと認めるじゃろう。
これで今後のいらぬトラブルは減りそうじゃな。今はとにかく様子を見るべき時期じゃ」

「そうですな、オールド・オスマン。所であの生徒の名はマリコルヌです」

「ミスタ・メリーベルは細かいのぉ」

「メリーベルは明らかに女性の名前でしょうが!」

「おお!それもそうじゃな、ミセス・メリーベル」

「直すのそっちかよ!」

そんな漫才をしている二人をよそに、
遠見の鏡に映る『蝶々の妖精さん』とその主人の口論(といってもパピヨンがからかい、ルイズが激昂しているだけだが)は
何時もの『戦闘演習』に発展し、最近の学院の名物となりつつある光景が繰り広げられているのだった。



ちなみに無傷で決闘を終えられたと思っていたマリコルヌは
ルイズの失敗魔法の爆発に巻き込まれて結局医務室送りになった。

「そこまでしてマリコルヌを始末したかったとは本当に恐ろしい奴だな、ご主人様は」

「うるさいうるさいうるさい!!」

956 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:31:29 ID:MR295UQP
>>943
おじゅじゅしたー

人食い野菜かと思ったんだが、思った以上に面白くて笑ったww

957 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:32:42 ID:bnumhYMV
蝶々久々ですね 支援

958 :ゼロの蝶々:2007/08/04(土) 14:36:31 ID:QojYYCJC
スレ住人が忘れた頃に帰ってくる男!スパ○ダーマッ!!
言い訳するとリアルが忙しくて書けなかった。

どうもやはり多少なりとも戦闘シーンが絡むとギャグがやりにくい。
惚れ薬の話とか書いてみたくてしょーがないんだがそこまで辿り付けるだろうか?


錬金術と魔法はそれなりに似通った力だ、という設定にしております。
オリジナル設定気に食わない人も多いでしょうが
そうでないとパピヨンを殺す方法が異世界から来た妙な金属以外なくなるので勘弁してください。

959 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:37:47 ID:+xo8SFD0
GJ!それはむしろナイス設定だ。
だれかスパイダーマッ書いてくれねえかねwww
>>950
次スレ頼むぜ


960 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:38:55 ID:jgCjDBfG
ぱぴ☆よん殿、>>950だからスレ立てを頼みます。それとあじゅじゅしたー

961 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:40:30 ID:va6/dONj
プニエにパピヨンGJでした


962 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:41:50 ID:QojYYCJC
テンプレ変更とかは特になし?

963 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:41:59 ID:mggJxLGr
惚れ薬パピヨンだと恐ろしいことにしかなりそうにねぇwwwwwwww


964 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:42:41 ID:T5Vdp4zt
待っていた甲斐があったぜ。蝶・GJ!

965 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:43:11 ID:wD5cNfuN
>>962
http://www35.atwiki.jp/anozero/pages/239.html
ここを参考にどうぞ

966 :0G:2007/08/04(土) 14:43:36 ID:zZtcsk17
短いですが、予約しても構いませんか?

967 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:45:02 ID:dIPkShYD
>>959
レコン・キスタキラー、スパイダーマッ!
アンリエッタ姫殿下の愛にむせび泣く男、スパイダーマッ!
とかしか浮かんでこねぇw

968 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:46:05 ID:lluxvYqD
あじゅじゅしたー


969 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:46:28 ID:8jvu+GI3
>>966
次スレからにすれば

970 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:47:34 ID:Xa2nndP7
ぷにえの人のは連載なの小ネタなの?
そしてタイトルをつけてくれないか?

971 :0G:2007/08/04(土) 14:47:41 ID:zZtcsk17
>>969
解りました、そうします

そして、パピヨン…良いなぁw

972 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:50:03 ID:dIPkShYD
>>970
あ、小ネタっす。
タイトルは、適当に零魔法峠で。

973 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:50:27 ID:QojYYCJC
規制食らった、誰か代わりを頼む。




そして後書きにスパイダーマッ!と書いた程度で熱い反応が返ってくる
スパイダーマッ!の人気に嫉妬w
ここは全話見たことある俺が書くしか!!
って複数連載抱えられるほど時間も文才もないよorz

974 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:51:09 ID:wD5cNfuN
じゃあ立ててくる

975 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:53:36 ID:+xo8SFD0
>>974
頼んだぜ。
スパイダーマ自体ギャグみたいなものだけど
あれ案外書きやすいと思うんだw


976 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:53:46 ID:1bWqLS98
この人ですか?

ttp://asame5.web.infoseek.co.jp/amecomf020.jpg

977 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:54:20 ID:etrbh8jL
HAHAHAHA!
ギーシュの命とすり替えておいたのさ!

978 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:55:53 ID:wD5cNfuN
ちょwww俺もダメだったwwwwwwwwwwwwwww

979 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:56:47 ID:8jvu+GI3
はいはい、いってきますよっと

980 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:56:56 ID:wD5cNfuN
すまんが誰か新スレ頼む

981 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:57:27 ID:i/owcAbj
「ナニコレ?」
棒読みである
それくらいテンパっているのである
ルイズが召喚したのは頭の両側から角をはやしたマッチョな一つ目の亜人だった
(まあいいか、ルックスはイマイチだけどとりあえず強そうだし…)
現実と妥協する気になったルイズがコントラクト・サーヴァントの呪文を唱えながら
亜人に近づくとガバッと大口をあけた亜人の口の中がオレンジ色に輝いて…

「助けなくていいんですか?」
「面白いからもう少しこのまま見ていましょう」
ミスタ・コルベール以下一同が見守る中
ケツが熱いー!とビーストウォーズ第一話のチータスのような叫び声をあげながら逃げ回る
ルイズと口から火を吐きながら追いかける宿那鬼(ウルトラマンティガ)の鬼ごっこはいつ
終わるともなく続くのであった

982 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 14:58:24 ID:u+ABqI6M
>>837
この世界のワルドは世にも珍しい純愛ワルドなんだな
でも取られると

983 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:00:30 ID:8jvu+GI3
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part27
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1186207106/

ほい

984 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:02:13 ID:Dy4tT+DZ
>>983
おつんつん

985 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:02:14 ID:QojYYCJC


986 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:03:02 ID:2yuSm2/a
>>983
乙!

987 :0G:2007/08/04(土) 15:03:19 ID:zZtcsk17
>>983


988 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:03:45 ID:wD5cNfuN
>>983
乙!

989 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:06:17 ID:lluxvYqD
乙です!

990 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:06:23 ID:wD5cNfuN
じゃあ埋めようか

991 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:06:25 ID:bnumhYMV
>>983

ちゃんとwikiのテンプレページ参照したか?
変更があったりする事もあるからな。気をつけておくんなまし

992 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:07:52 ID:lluxvYqD
1000ならマリコリヌがしっとマスク召喚


993 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:08:10 ID:dIPkShYD
>>1000ならパヤたん召喚

994 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:09:32 ID:MR295UQP
1000ならダゴン召喚

995 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:09:34 ID:jfqyb4tL
>>1000なら地獄兄弟召喚

996 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:09:38 ID:mV5FsM6p
1000ならキン肉マンソルジャー召喚

997 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:10:00 ID:JhBLNXLu
1000ならシャナ召喚

998 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:10:03 ID:1bWqLS98
>>1000ならウルトラマン召喚

ただし、召喚時の事故によりルイズがモロボシダン状態www

999 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:10:07 ID:O9uhKAGF
1000ならカイジ完結

1000 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/04(土) 15:10:19 ID:rNs4dFW3
>>1000なら魔人ブウ

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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