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あの作品のキャラがルイズに召喚されました part28

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:21:27 ID:ABq9J1se
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。

あの作品のキャラがルイズに召喚されました part27
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1186207106/

まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/

    _              ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
    〃 ` ヽ  .   ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
    l lf小从} l /   ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,.   ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
  ((/} )犬({つ'    ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
   / '"/_jl〉` j,    ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
   ヽ_/ィヘ_)〜′   ・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
              ・議論や荒らしへの反応は、避難所でやりなさい!

     _
     〃  ^ヽ
    J{  ハ从{_,     ・ここは全年齢板よ。年齢制限に関わるものは避難所に来なさい。
    ノルノー゚ノjし      ・ルイズが逆召喚されるとか、スレの趣旨にちょっと外れる場合も避難所を利用すると良いわよ。
   /く{ {丈} }つ     ・クロスはお互いを尊重しなきゃだめ。一方的なのはモテないわよ?
   l く/_jlム! |     ・不要な荒れを防ぐには、sage進行もいいんじゃないかしら。
   レ-ヘじフ〜l      ・次スレは>>950から。お願いね?

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:22:46 ID:oezo3k6m
>>1

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:23:00 ID:6j3PCDfC
>>1乙〜

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:23:26 ID:AKiLucrk
>>1乙〜〜

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:23:38 ID:4rzQf+nu
>>1乙!

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:25:33 ID:4rzQf+nu
下げわすれスマソ

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:26:48 ID:p8zN5bnp
平成教育学院見終わったら投下します
20:00から爆撃開始

8 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/05(日) 19:30:27 ID:f2Gtc4lf
それではお先に投下しますよ?

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:31:05 ID:p8zN5bnp
>>8
どうぞどうぞどうぞ

10 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/05(日) 19:33:28 ID:f2Gtc4lf
八○
 
 食堂の前まで戻ってきたが、学生たちの朝食はまだ続いている。
 貴族の子弟の食事ともなると、パン一枚や腸詰一本で軽く済ませるようなことはないらしい。
 君はその場に立ってルイズの戻りを待つが、近くの石造りのベンチに腰をおろし、
背嚢から食糧を取り出して食事をしてもよい(その場合、体力点二を加えよ)。
 
 やがて戻ってきたルイズは不機嫌そうな声で君に、ついてくるよう促す。
 どこに行くのかと君が問うと、まもなく今日の最初の授業があり、教室では≪使い魔≫の同席が認められているという。
 この世界の魔法の体系と修練の方法に興味を持った君は、ルイズに従って教室へ向かう。一八九へ。

11 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/05(日) 19:35:49 ID:f2Gtc4lf
一八九
 
 そこは奇妙な構造の部屋だ。
 部屋の一方の壁には濃緑色の大きな長方形の板が掛かり、いくつかの白墨が備え付けられており、板の前には
人の胸ほどの高さがある祭壇のようなものが設置されている。
 祭壇から少し離れて横一列に机と椅子が並び、その背後では床が数フィートほど高くなり別の机の列が、その後ろではまた床が高くなり新たな机の列が…といった具合で、
階段状の構造が反対側の壁まで続いている。
 これなら部屋の反対側の席についていても、壁に掛かった板と祭壇がよく見えるのだということに気づいた君はしきりに感心するが、ルイズはそれがどうしたと
言わんばかりの態度で机と机のあいだに設けられた石段を昇り、椅子のひとつに腰をおろす。
 
 ルイズの隣に立つ君は、驚きの目で周囲を見渡す。
 ルイズのほかにも多くの少年少女が席についており、彼らの大多数は側に≪使い魔≫を従えている。
 ある生徒は肩にフクロウを乗せ、別の生徒は机の上で鼠に餌を与えている。
 もちろん怪物じみた≪使い魔≫を連れてきた者も多く、六本足の大トカゲや宙に浮く血走った眼球など、おぞましい姿もそこかしこに見出される。
 
 やがていかにも魔女といった服装だが人のよさそうな中年の女が現れ、シュヴルーズと名乗り、授業を開始する。
 その内容は非常に興味深いものであり、君は一言一句聞き漏らすまいと集中する。
 この世界の魔法は≪火≫≪水≫≪土≫≪風≫の四系統からなり、太古には≪虚無≫の魔法も存在したが現在では失われているという。
 シュヴルーズ自身は≪土≫の魔法の使い手であり、これは金属の精錬や石材の切り出し、農地の土質の改善など、
文明の発展と維持に欠かせない非常に重要なものなのだ。
 ≪土≫の魔法に頼らぬ通常の冶金や建築もあるにはあるが、それらはまだまだ原始的で粗末なものであり、魔法使いたちに課せられた責任は非常に大きい。
 
 講義を続けるシュヴルーズは、≪土≫の魔法の基本である≪錬金≫について説明を始める。
 君が修行のために巡ったレンドルランドやガランタリアなどの諸国には多くの錬金術師が居たが、彼らの誰ひとりとして卑金属を黄金に変えることに成功した者などいない。
 この世界では特殊な薬品も奇怪な儀式もなしに、杖の一振りで黄金を創り出せるというのだろうか?
 君は≪土≫の魔法に畏敬の念を抱きながら、シュブルーズを注視する。一七二へ。

12 :ゼロの天使試験(仮):2007/08/05(日) 19:38:03 ID:J/aid9ie
ソーサリー支援
同時に投下出撃準備
>>7さん平成教育学院終わってなかったらソーサリー氏の後とうかしていいですか?

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:38:37 ID:zeVHDaws
番号がフェイクだと前知ってちょっとへこんだ支援!

14 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/05(日) 19:39:34 ID:f2Gtc4lf
一七二
 
 シュヴルーズはまず自らが手本を示そうと言うと、壇の上に置かれた小さな石に向かって杖を振りかざし、短い呪文を唱える。
 たちまちのうちに石は、黄金色の輝きを放つ金属に変化していた。
「き、金ですか?ミセス・シュヴルーズ!」
 朝に寄宿舎で出会ったキュルケという少女が瞳を輝かせて身を乗り出し質問するが、シュヴルーズはこれは真鍮であり、黄金を≪錬金≫できるのは
≪トライアングル≫の自分より高位の魔法使いであると答える。
  魔法使いなら誰もが黄金を創り出せるわけではないと知った君は、いくらか≪土≫魔法に対する畏敬の念を減じるが、
それにしてもたいした魔法であることには違いない。
 
 次は生徒のうち誰かひとりに≪錬金≫を実践してもらうとシュヴルーズは言い、居並ぶ生徒たちの顔を見渡して、やがてルイズを指名する。
 名を呼ばれたルイズはすぐには動こうとせず、困惑の表情を見せる。
「どうしました、ミス・ヴァリエール?」とシュヴールズが問いかけるが、それを
「先生、危険です!」とキュルケの悲鳴に近い声がさえぎる。
 指名の取り消しを懇願するキュルケと、失敗は恥ではないと優しく促すシュヴールズの声に耳を傾けていたルイズだが、
やがて「やります」と宣言して壇へと向かう。
 
 主人を名乗る少女の魔法の実力が確かめられると興味津々で見守る君は、周囲の生徒たちの奇妙な行動に気づく。
 キュルケをはじめとした大勢の少年少女が、落下物から身を守るかのように、机の下に身を隠しているのだ。
 彼らにならって机の下に潜りこむか(一四五へ)?ルイズの≪錬金≫を見守るか(八八へ)?

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:41:12 ID:AHaQFu6I
支援

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:41:33 ID:Ym0tq89l
>>13
実はそれがフェイク

偶然か!? といわれる→14へ

いや、実は既に全パターン書いてあると真実を話す。


ヤバイ! こいつ全部書いていやがる!! といわれる→76へ

面倒なので偶然だといって後半は自分の思うまま進めることにする。

17 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/05(日) 19:41:42 ID:f2Gtc4lf
八八
 シュヴリーズと君が見守るなか、ルイズは杖を振りかざし、眼をとじたまま短く呪文を唱える。
 壇に置かれた石に向かって杖を振り下ろすと―――凄まじい爆発が発生する!
 運だめしをせよ。
 吉と出たら一一へ。凶と出たら一七九へ。


18 :ゼロの天使試験(仮):2007/08/05(日) 19:46:16 ID:J/aid9ie
隠れる支援

19 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/05(日) 19:47:11 ID:f2Gtc4lf
一七九
 
 爆風とともに飛んできた壇の大きな破片を額に受ける。
 体力点二を失う。
 生徒たちの悲鳴と≪使い魔≫たちの吠える喧騒のなか、君は爆発の起きた方向に駆け寄り、徐々に薄れる白煙の中へと踏み込む。
 爆発のすぐそばに居たシュヴールズは仰向けに倒れているが、呼吸を確かめてみたところ、命に別状はないようだ。
 この騒動の張本人であるルイズ自身はといえば、顔が煤で黒く汚れ、服のあちらこちらが裂けているが、目立った怪我はない。
「ちょっと、失敗しちゃったみたいね」平然とした顔で、ルイズがつぶやく。
「また失敗しやがった、≪ゼロのルイズ≫め!」
「一度くらいまともに魔法を使ってみろ!」
 浴びせられる生徒たちの罵声を聞きながら、君はルイズの二つ名の由来を理解する。二七九へ。

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:50:05 ID:2UL8xYvV
選択肢14を支援

21 :ゼロの天使試験(仮):2007/08/05(日) 19:51:13 ID:J/aid9ie
>>12
と書いたがどうやら先に番組終わりそうだな支援

22 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/05(日) 19:51:19 ID:f2Gtc4lf
二七九
 
 君とルイズは、彼女の魔法の失敗によって壇が砕け、窓のガラスが割れ、あちらこちらに破片が散らばったままの教室に居る。
 爆発に巻き込まれたシュヴリーズが気絶したので授業は中止になり、ルイズ以外の生徒たちは他の教室へと移動したため、
 ここに居るのは君たち二人だけである。 
 罰として、破損した机や窓枠の交換と、教室の掃除を言いつけられたのだ。
 君が机を抱えて運ぶ一方、この事態を引き起こしたルイズは黙々と机の埃をぼろ布で吹いている。
 
 あれだけ自分は貴族であると偉そうにしていたルイズだが、どうやら彼女には貴族にとって不可欠な、魔法の才覚がひどく欠けているらしい。
 生徒たちは、男も女も教室を出て行く前に彼女を罵倒していた。
「家柄だけのゼロ」「退学させてしまえ」「私生児」と。
 
 昼前に作業は終わるが、働いたのはほとんど君ひとりである。疲労によって、体力点一を失う。
 君は、気晴らしにこの薄情な少女を≪ゼロ≫とからかうか(一三二へ)?
 黙って彼女の次の命令を待つか(二一八へ)?

23 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/05(日) 19:52:30 ID:f2Gtc4lf
終了です。
さて皆様、からかいますか?からかいませんか?

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:52:59 ID:J/aid9ie
>>23
GJです
あとからかわないに一票

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:53:21 ID:ktQ80mOv
支援

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:53:52 ID:Ym0tq89l
からかわずに黙々と飯を食って回復に1票

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:54:02 ID:W9PzG7Az
からかうのは(´;ω;`)かわいそうです
二一八!

28 :ゼロのぽややん:2007/08/05(日) 19:54:32 ID:ndHsdIrp
乙です。
予約が無ければ10分後に投下。

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:55:15 ID:LKPZ0Ugi
>>7  ID:p8zN5bnp  →  ゼロ天  →  ぽややん

30 :ゼロの天使試験:2007/08/05(日) 19:55:27 ID:J/aid9ie
>>7さんが帰ってこないからどうすればいいか分からない
どうしよう、あと3分だし

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:56:02 ID:E9eF29Up
ソーサリーテラオモシロス!
GJ


32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:56:43 ID:OkaDQbkz
GJでした
錬金の歌でもうたってあげればいつもの元気を取り戻すと思うんだぜっ
からかうに一票

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:57:02 ID:W9PzG7Az
20:05まで待ってみようよ

34 :ゼロのぽややん:2007/08/05(日) 19:57:15 ID:ndHsdIrp
じゃ、ゼロ天の後予約。

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:58:03 ID:Kg9436fw
前スレ1000の意味がわからん

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:58:28 ID:Om8xuon8
あじゅじゅじゅじゅ

からかわないに一票

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:59:14 ID:f2Gtc4lf
ソーサリー、先生の名前を間違いすぎw原作嫁www
 
と、自演。
あとで直しておかないと…

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 19:59:28 ID:J/aid9ie
>>35
カプコンのゲームで「ゴッドハンド」ってゲームがあって
それの主人公ジーンのラスボス戦仕様なのよ

39 :ゼロと竜騎士:2007/08/05(日) 20:00:04 ID:p8zN5bnp

 オスマンからの伝言を伝えてくれたロングビルは宝物庫に用事があるとかで、その場で別れた。
 そのため一人で学院長室の向かったわけだが、学院長室の扉の前に立つビュウの雰囲気は重い。

(ルイズが揉め事を起こしたと聞いたけど、面倒なことになっていなければいいなぁ)

 そんな望みの薄い期待をし、オーク材の重厚な扉を押し開く。
 大きく取られた窓から差し込む光によって室内は明るく、しかし流石魔法学院の長の執務室らしくインクと紙の匂いに満ちた部屋である。
 ビュウがここに来るのはルイズと使い魔契約の儀式を行ったあのとき以来だ。
 だがあの時とは、室内にいる面々の顔ぶれが大きく違う。
 
 不機嫌そうに顔を歪めているルイズ。
 その横で少し気まずそうに、ビュウに向かって「ゴメンッ」と片手を挙げているキュルケ。
 我関せずな顔をしているタバサ。
 そしてもう一人、顔に真っ赤な紅葉を貼り付けた……つまり痛々しい張り手の痕を残す貴族の少年であった。
 名前は確かギーシュと言っただろうか。
 オレルスに残してきたかつての仲間、ランサーのドンファンを彷彿とさせる雰囲気をもつ少年で、だから顔と名前を覚えていた。

「いったい何があったんだ?」

 ルイズに問うが、気まずそうに顔を背けられ視線が合わない。
 いさかいの相手であろうギーシュは不愉快そうに鼻を鳴らしただけだ。

「おお、わざわざ足労を願って悪かったのう、ビュウ殿」

 ビュウの声に応えた、というわけではなかろうが、部屋の奥から現れたのはこの学院長室の主、オールド・オスマンであった。
 彼はなにやら埃を被った本を手にしており、その本の埃を払っては咳き込んでいる。
 舞い上がった埃に皆不快そうな顔をするが、タバサだけがハンカチを口に当てて涼しい顔をしていた。

「ゲホゲホ、あー、こりゃ酷いもんじゃ。自分の持ち物だと思うと管理が杜撰になっていかんの。一度きちんと整理しようとは常々思っとるんじゃが、やろうと思うと面倒になるのは何故なんじゃろうな?」
「知りませんよ」
「つれないことを言うのう……まあよい、掛けたまえ。ほれ、君らも突っ立っとらんで――と言いたいところじゃが椅子が足りんか。仕方ない、ミス・ヴァリエールとミスタ・グラモン、君らだけ立っておれ」

 ルイズとギーシュが揃って「なんで自分が」という顔をするが、

「揉め事の当事者はお主らじゃろ」

 すげなく言われて押し黙る。
 キュルケとタバサはビュウを挟んで両隣に座った。

「それでオールド・オスマン、決闘沙汰の揉め事って聞きましたけど、いったい何が?」
「といっても、ワシも話を聞いただけじゃからのう。ミス・ツェルプストー……に説明させても主観が混じるか。ミス・タバサ、ビュウ殿に説明してやってくれんか」

 話を振られたタバサは小さくこくりと頷くと、ビュウに顔を向けた。
 何の色も移していない何時も通りの無表情で話を始める。
 
 タバサの説明は簡潔だった。
 使い魔と主という関係性について、ビュウとの仲に悩んだルイズに、キュルケが男女仲のいろはを教授してやろうとしたのが発端だったのだとか。
 ビュウにしてみれば、ルイズが自分との関係について悩んでいたなんてことは全くの寝耳に水で、その時点で内心頭を抱えざるを得なかった。

 さておき、そのキュルケ先生の個人授業に、ケティという少女が混じってきたのが問題だったらしい。
 その少女はここにいる貴族の少年、ギーシュに恋しており、ギーシュにしてみてもケティのことは悪く思っていなかった。
 しかしギーシュにはケティとは別に本命の彼女、モンモランシーが既におり、あまりケティに積極的になられても困る。
 そして、ギーシュがキュルケやルイズに向かって「あまり余計なことをケティに吹き込むな」と釘を刺したところ、そもそも二股を掛けようとしていたギーシュが悪いのではないか、と言い合いになったのだそうだ。
 

40 :ゼロと竜騎士:2007/08/05(日) 20:01:09 ID:p8zN5bnp

 二股云々については己にも身に覚えのあるキュルケは、その場では沈黙を守っていたらしい。
 そのキュルケに代わって矢面に立ったのがルイズだった。
 貴族として潔癖に、誠実に育てられてきたルイズにしてみれば、そのようなことでこちらに文句を言ってくる等というのは甚だ筋違いである。
 そんなわけでルイズとギーシュの正面切っての言い合いは口論に発展し、やがて罵声のぶつけ合いに成長した後、ギーシュの放った一言に堪忍袋の緒が切れたルイズが平手の一撃を加え、それに激したギーシュが決闘を叩きつけて現在に至るのだそうだ。

 簡潔故に事実関係の分かりやすいタバサの説明に、だからこそビュウは首を捻った。
 ビュウはここに「仲裁の場を用意したので立ち会って欲しい」と言われて呼ばれたのだ。
 しかし話を聞く限り、ルイズが一発見舞ったことを除けば完全にギーシュの自業自得であるように思える。
 仲裁も何もない、ギーシュに処分を下して終わりなのではないのだろうか。

「オールド・オスマン?」
「なにかね?」
「どうにも話が見えないんですが、それってこの少年の一方的な自業自得なんじゃないですか?」
「そう思うかね」
「まあ、先に手を出したのがルイズであるということは問題かもしれませんが」

 ビュウの言葉にギーシュとルイズの双方が不満そうな顔をする。
 一方的な自業自得と言われたギーシュは当然不満だろう、その場にいなかった人間が又聞きの話だけで何を言うのか、という思いである。
 ルイズにしてみても、己の名誉を侮辱されるようなことを言われたのだ、それに対して一発喰らわしてやって何が悪い、という思いがある。

「ふむ、ビュウ殿も分かっておるではないか。いや、分かっておるようで分かっておらんのか」
「なんです?」
「先に手を出したミス・ヴァリエールにも問題がある、と言ったが、ふむ、その通りなのじゃ。彼女はミスタ・グラモンの頬を張った。貴族の男子の面体に手を挙げるというのは最大級の侮辱に値する」
「だとしても、ルイズにそこまでのことをさせた彼の態度に問題があったのでは?」
「じゃろうな。しかし、だとしてもミスタ・グラモンの誇りに傷がついた事実は消えん。ミス・ヴァリエールにしてもそうじゃ。ここで喧嘩両成敗などと気取ってみたところで禍根は残るのじゃよ」
「酷く理不尽な話に聞こえるんですが」
「貴族なんてそんなもんじゃ」

 ひょひょひょ、と自分自身貴族であるオスマンが笑う。
 一方でさらに困惑顔になったのはビュウだ。

「ますます話が見えなくなったんですが」
「というと?」
「僕は喧嘩の仲裁の席に立ち会ってくれと言われてここに来たんですよ。でもオールド・オスマン、あなたの話を聞いていると、あなたは仲裁をするつもりなんて無いように思えるんですけど」
「ふむ、その考えは正しい。ワシはこの喧嘩、仲裁なんぞせんよ」
「どういうことです?」
「こういう類の喧嘩はの、上から頭を押さえつけて一方的に処分しても禍根を消せんのじゃ。ならどうするか? 簡単じゃ、当人同士で納得いくように、白黒はっきり決着をつけさせてやればいい」
「では決闘ですか? ルイズと、彼で? だとしてもルイズは、その――」
「当人の手前じゃ、皆まで言わんでよろしいとも。というかそれ以前に、うちの学院じゃ貴族同士の決闘は原則ご法度となっておる。が、決闘に拘らなければそれに似たような方法もあるんじゃよ」

 オスマンはにやりと笑って、例の埃まみれの本をポンと叩いた。

「それがこれじゃ」

 言われてビュウはその本に視線を落とす。
 表紙にはハルケギニアの文字で何か書かれていたが、生憎ビュウにはその文字が読めなかった。
 やはり文字の勉強をする必要があるな、と痛感する。

「競技会……運営要綱?」

 そんなビュウに代わって本のタイトルを読み上げたのはタバサだった。


41 :ゼロと竜騎士:2007/08/05(日) 20:02:13 ID:p8zN5bnp

「そう、競技会じゃ。十日後に開催される使い魔お披露目の品評会、その場においてミス・ヴァリエールとミスタ・グラモンには品評会の代わりにこの競技会に参加してもらう。今日のことの決着は、競技会での勝敗をもって一件落着としようというわけじゃ」

 要するに、決闘の代わりに何か一定のルールの下に行われる競技によって白黒つけようということだろう。
 その競技会というのがどんなものなのかビュウは知らないが、なるほどなかなか教育者らしい提案であるなあとは思う。
 悪くない提案じゃないか、とルイズを振り返ってみたビュウだが、そこで彼が目にしたものはキョトンとした顔をしている主の姿だった。

「ルイズ、どうかした?」
「え? ううん、どうかしたってわけじゃなくて、あの、オールド・オスマン?」
「なにかね、ミス・ヴァリエール?」
「えっと、すいません、競技会ってなんですか? いえ、何かを競い合うっていうのは分かるんですけど、何をやるんですか?」

 どうやらルイズも競技会で何をやらされるのか知らなかったらしい。
 ビュウは両隣のタバサとキュルケにもそれぞれ視線を送ってみるが、双方とも、首を横に振って知らないというジェスチュアを返された。
 あえてギーシュの様子は確認しなかったものの、このルイズにキュルケ、タバサまでがこうであるなら、かの少年がそれを知っているとは考えづらい。
 オスマンは「もっともな質問じゃ」と頷いて、場の全員に説明を始めた。
 
「昔、といっても数十年前じゃが、それくらい前までは使い魔お披露目の品評会の代わりに行われていたものでの。簡単に言ってしまえば、使い魔とその主がペアになって参加する障害物競走のようなもんじゃ」

 障害物競走。
 そう言われてもピンと来ない、という顔をしているルイズのために言葉を砕く。

「ミス・ヴァリエールは乗馬を趣味としておったの? あれにも障害競技というのがあるじゃろう。あれと同じじゃ」

 乗馬の障害競技と異なるのは以下の二点。
 一つは競技に参加する相棒が、馬ではなく己の使い魔であるということ。
 そしてもう一つは用意される障害は四系統魔法の火・水・風・土、それぞれ一つずつをテーマにした四つの障害であるということだ。
 火の系統を代表する大地炎熱の間。
 水の系統を代表する水竜の揺り籠。
 風の系統を代表する風渡しの回廊。
 土の系統を代表する土人形の要塞。
 これら四つの障害を持てる知識と力の全てを動員して踏破し、競技相手より先にゴールするのが目的である。

「あら、なかなか面白そうですわね」

 楽しそうに相槌を打ったのはキュルケだ。
 タバサも少し興味を引かれたのか、オスマンの持つ本に視線を寄せる。
 競技に興味があるのか、本の方に興味があるのかは定かではない。

「じゃろう? 実際なかなか白熱しての。観戦する方も観戦するだけで面白い。ただまぁ、面白すぎるのが玉に瑕でのう。昔はこれを出身地ごとに東西の二軍にわけて競わせとったんじゃが、このときの東軍西軍という考え方を大人になるまで引きずる者が多くてのう」

 学生時代の東軍西軍の区分けを大人になって仕事にまで持ち込んだ者たちが、派閥に別れて様々な面でいがみ合うようになってしまったのだ。
 特に軍関係が最悪で、一時期は目も当てられないほどに仲が悪かった。
 統率もまともに取れないほどで、当時の元帥は就任二ヶ月で胃を病んで辞任したという。

「おかげで競技会は我が学院の年中行事から姿を消し、それに代わって今ある使い魔お披露目の品評会が開催されるようになった、というわけじゃ」


42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:03:36 ID:ks1jWk/f
支援

>>38
もしくは、闘技場51番目だな

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:04:55 ID:92I2ImXU
>>37
誤植だろ。
翻訳のゲームブックにはありがちな……アレ?

44 :ゼロと竜騎士:2007/08/05(日) 20:05:16 ID:p8zN5bnp

 オスマンの説明にひとまず納得する一同。
 その反応に満足そうに頷いたオスマンは、続けて「何か質問はあるかね?」とまるで教師のように振舞う。
 そこで挙手をしたのは普段から質問慣れしているルイズであった。
 
「ほい、ミス・ヴァリエール」
「はい。あの、ことの当事者が言うことじゃないかもしれませんけど、そんな事情があって廃止されたものを、こんな程度の出来事のために復活させていいんですか?」
「ん〜、構わんじゃろ。やるのはお主とミスタ・グラモンの二人だけ、それも一回こっきりで後腐れなしの最終決戦じゃしの。
 それに元々誰かの命令で廃止にされた、というわけでもないんじゃ。ワシが自分の判断で自粛しただけなんじゃよ。
 あれからもう何十年も経っとるし、一回くらいなら王宮の盆暗どもも喧しいことは言うまいて」

 いまいち納得し切れていない様子だが、オスマンの言葉にルイズは着席した。
 続けて挙手をしたのはキュルケである。

「ほい、ミス・ツェルプストー」
「はーい。何だか面白そうだし、私も参加したいんですけど」
「うむ、悪いが却下じゃ」
「あら、どうしてですの?」
「そりゃお主、ミス・ヴァリエールとミスタ・グラモン、この二人の諍いを白黒はっきりつけるために開く競技会なんじゃぞ? お主が乱入してお主が勝ってしまったらどうする、決着がつかんではないか」
「じゃあこの二人とは別に、タバサを相手にやるってのはどうかしら?」
「勝負になるんならそれでも構わんがの。風竜が使い魔のミス・タバサとやりあってみろ、相手は風竜の背中に乗って全部の障害を飛び越え、遊覧気分で難なくゴール。
 一方そのころお主は地を這いずり回ってひーこら言いながら障害と悪戦苦闘しておるのじゃ。お主に勝ち目はないぞ?」
「じゃあシルフィードは飛行禁止で」
「風竜の最大の長所をいきなり潰してどうする、そんなハンディキャップマッチに勝って、それで嬉しいのかね?」
 
 ムッとする。
 馬鹿にしないで欲しい、そんなに安いプライドの持ち主ではないのだ。
 かといってそんなことを言葉にして舌に乗せればそれこそ誇りを貶めることになる。
 キュルケはただ肩を竦めてそのまま腰を下ろした。

「分かれば結構じゃよ。気持ちは分からんでもないが、今回はお友達の応援という形で参加したらええ。他に何か質問のある子はおらんかね?」

 促す声に答える者はいない。
 ルイズたち女性組はもう聞くべきことは聞いたという態度だし、ギーシュは最初から興味がないように見える。
 ビュウは難しい顔をしてオスマンを正面から見据えていた。
 その視線の険しさにオスマンは内心ぎくりとするが、年の功とはこういうものである、表情には一切出さなかった。
 
「ギーシュ・ド・グラモン、君は何か質問しておきたいことは無いのかね? 先ほどから随分と静かだが」
「いいえ、なにも。ことの決着がどのような手段によるものであれ、勝利とは常に正しき者の頭上にのみ輝くものなのです。
 それが分かっていればこの場で泡を食って質問の矢を飛ばすなど、己の正当性に自信の持てない疚しき性根の表れと言えましょう」
「ほ、随分な自信じゃの。流石はグラモン元帥の子息と言ったところか。その自信が過信でないことを祈っておるぞ」
「ご心配なく。僕は未だ未熟なドットのメイジに過ぎませんが、それでもドットとゼロの間には越えられない壁があるということを、ミス・ヴァリエールには教育してご覧に入れましょう。
 その壁は貴族と平民の間に横たわる、決して崩れず越えることも叶わない壁と同じく、高く分厚いものであるということを、ね」

 ちらりとルイズを見やり、ギーシュは鼻で笑う。
 完全に見下した、侮蔑以外の感情が篭っていない視線だった。
 ルイズの感情が波立つのが、背中越しのビュウにも分かる。
 ギーシュは「失礼する」とそのまま学院長室を後にし、その場には少女三人とオスマン、そしてビュウが残される。
 それにしてもルイズをこれだけ怒らせるだなんて、あの少年も何を言ったんだか、とビュウは嘆息した。
 
「さて、ミスタ・グラモンは行ってしまったが、ビュウ殿からはなに質問はないのかね?」
「ないですよ。言いたいことは山ほどある気もしますが、今は言うべき時でもないでしょうし」
「理解のある使い魔殿で助かることじゃ」
「あなたの使い魔ではないのですけどね」
 
 不機嫌さを隠しもせずに言い切ったビュウに、オスマンは口元だけを笑みにして返した。
 

45 :ゼロの天使試験(仮):2007/08/05(日) 20:07:22 ID:J/aid9ie
何だかwktk支援

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:07:52 ID:Y1yCqbYV
新しいパターンだな。面白そうだ支援

47 :ゼロと竜騎士:2007/08/05(日) 20:07:56 ID:p8zN5bnp





 変なことになってしまったなぁ、とルイズは頭を抱えていた。
 学院長室での話し合いの後、午後の授業に遅れて参加したルイズたちだが、そのルイズはと言えば午前のそれが比較にならないほど上の空で授業を受ける羽目になっていた。
 ギーシュに平手打ちを喰らわしてやったことについては後悔も反省もしていない。
 二股を掛けるなんて不誠実は許せないし、女性に対しては最大級の侮辱だ。
 一定の地位を持つ妻帯者が妾を持つというのであればまだ許せる部分はある。
 妻に対し、そして妾に対して男が取るべき道徳的、経済的責任を取っているのであれば、100%寛容になれるわけではないが、それでも男の甲斐性として認められる部分もないわけではないのだ。
 しかしギーシュのあれは単なる浮気性でなんの責任も取っていない。
 だから許せないし、それに、あの男は自分だけならまだしも使い魔のビュウまで侮辱した。

『竜騎士竜騎士というがね、彼はどこの国の竜騎士でいったいどんな英雄さんだというんだね? カーナ? 悪いが僕はそんな国は知らないし、ここにいる誰だってそんな国は知らないだろう。適当なことを言って誤魔化されてるんじゃないのかね?』

 そんな発言、許せるわけがないのだ。
 だから貴族の男の面体に手をあげるということの意味を知っていて、理解した上で平手を喰らわしてやったのだ。
 決闘沙汰になるのも覚悟の上での行動だった。
 
 それで実際ギーシュは決闘を挑んできたわけだし、そこまではルイズの考え通りだったのだ。
 しかしそこから先、事態は完全にルイズの手を離れた。
 競技会、障害物競走。
 使い魔と協力してゴールを目指すと聞いた時点で、ルイズは気が遠くなるような思いになった。
 
 だってまだ、自分はビュウと十分に打ち解けられていないのだ。
 そこのところが上手く行っていなかったから、あのツェルプストーにまで知恵を借りていたというのに、色々な諸々をすっ飛ばして初めての共同作業である。
 とてもじゃないが、上手く行かせる自信がない。
 自信がないのに、しかしギーシュに負けるわけには行かないのだ、己の名誉だけでなく、ビュウの名誉の為にも。
 
 それを考えると気が重くなって、胃がなんだかシクシクと痛むような心地にさえなる。
 ちらりと横に座るビュウに視線を向けてみた。

「……」

 ビュウは無言で授業に耳を傾けている。
 その横顔から彼が何を考えているのか、想像するのは難しかった。
 ただ彼は竜騎士ではあるが魔法は一切使えないらしく、魔法の授業は聞いていてもさして面白くはない、ということは以前にも言っていた。
 その面白くもない授業をこれだけ真面目そうに聞いていられるのだから、そこは本当に大したものだと思う。
 
 ルイズはビュウから視線を外して嘆息した。
 その後はもう何を聞くということでもなく、ただボウッと授業を聞き流していた。
 そんな風にボウッとしていたから、授業がいつの間にか終わっていたことにさえ、ルイズはなかなか気づかなかった。
 ルイズが授業が終わっていたことに気づいたのは、いつの間にかタバサを引きつれルイズの席の前に立っていたキュルケが、こんなことを言って、それでようやくだった。
 
「それじゃルイズ? 競技会に向けての作戦会議を開きましょうか!」

 ハッとして我に返ったルイズは、そんなことを言ったキュルケの表情になんだか既視感を覚えて、なんとも言えない微妙な気持ちになった。
 


---------------------

今日はここまで。
繋ぎの話かつオリジナルな展開への布石です。
今後の展開を考えると避難所に行ったほうがいいのかどうか考え中。

48 :ゼロの天使試験(仮):2007/08/05(日) 20:09:24 ID:J/aid9ie
いやいや、このぐらいじゃ避難所へ行く必要は無いですよGJ

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:11:35 ID:ckXL24iO
GJ!

オリジナル展開もいいんじゃない
ギーシュと決闘になってもビュウ相手じゃ勝負にならんし

50 :ゼロの天使試験:2007/08/05(日) 20:11:49 ID:J/aid9ie
ごめんなさい、用事呼ばれたので延期
また予約申し込みますのでぽややん氏先どうぞ

51 :ゼロのぽややん:2007/08/05(日) 20:13:43 ID:ndHsdIrp
それでは20:20に投下開始。

52 :ゼロのぽややん:2007/08/05(日) 20:20:07 ID:ndHsdIrp
 今、ヴェストリの広場に集まった生徒たちは、大きく三つに分かれていた。
 一つは、
「アオさんがんばって〜!」で。

 もう一つは、
「お、なんだなんだ決闘か?」で。

 最後は、
「ギーシュ! あいつをぶち倒してくれ!!」である。
 とくに、ギーシュを応援している集団のオーラが黒い、いや、もう真っ黒だ。
「俺の彼女が、あいつにあいつにぃぃぃ!!」
 だとか、
「顔か? 顔が全てなのか、畜生!!」
 等々。
 そんな嫉妬成分たっぷりの応援に、ギーシュは芝居がかった仕草で答えているのだが。
 その表情は、いささかげんなりしている。
 彼にしてみれば、野郎どもの応援なんぞで気合が入るか、と言いたいところだった。

「珍しいじゃない、あんたが見物に来るなんて」
 キュルケは、野次馬の中に、相変わらず本を読んでいる親友の姿を見つけ、近づいた。
 ちなみに彼女らのいる場所は、中立エリアだ。
 青髪の少女、タバサは、本から目を離さずに、こくりと頷いた。
「興味があった」
「へえ、あんたがねえ……。! あれってルイズじゃない」
 中立エリア最前列どまん中に、腕組して仁王立ちのルイズと、その横でおろおろするシエスタの姿があった。
 キュルケはにやりと笑うと、本を読んだままのタバサを引きずって、そこに向かった。
「は〜い、ルイズ」
 声をかけらられたルイズは、無言のまま、前を見ている。
 あらま。これは相当機嫌が悪いわね。
 かまわず言葉を続ける。
「にしても、よくこんなばかげた事を許したわね。いくらなんでも、あのアオって平民がかわいそうじゃない」
 シエスタが、なにか言いたそうに口を開くが、ルイズに目で制され押し黙る。
「だってそうでしょ。メイジと平民が決闘だなんて。勝負になるわけがないじゃない」
「そうでもない」
 タバサが、ボソリと呟いた。
 皆の視線がタバサに集まるが、相変わらず無表情のまま、本を読んでいる。
 そして、黄色い歓声が上がった。

「来たか」
 ギーシュが、忌々しそうに前方を見据えた。
 エプロン姿のアオが、広場中央に向かって歩いてくる。
 ギーシュも歩を進め、真ん中でお互いが向かい合う。二人の距離はおよそ十歩。
「逃げずによく来たね、平民。ところで君は、その姿のままで決闘する気なのかね」
 ギーシュは薔薇を突きつけながら、言った。顔が引きつっている。
 アオは、自分を見てふっと笑うと、ふりふりエプロンを華麗に外して印象を変えた。
 次に向けた目は、何の迷いもない目。全てを見通すような冷たい目。希望も絶望も、遠いどこかに置き忘れた目。  

 殺すだけなら簡単だ。手加減をしなければいい。

 だが、さすがにそれはまずいだろう。ならば。
 ギーシュを前にして、アオは考える。自然と顔が笑う。肉食獣の笑みだ。

53 :ゼロのぽややん:2007/08/05(日) 20:21:31 ID:ndHsdIrp

 逃げられないように、最初に足を砕こう。
 降参させないように、次はのどを潰す。
 そうしてから、ゆっくりと末端から壊していこう。
 殺さないよう、死なないよう。細心の注意を払いながらゆっくりと。
 気絶させるのもダメだ。
 自分がどうなっているのか。その目で、耳で、ちゃんと確認させてあげなくては。
 最後に、耳と目を奪い、無明無音の闇に突き落とそう。

 アオは考えをもてあそんだ後、苦笑して、悪い人ごっこするのをやめた。
 ギーシュが怯えたからだ。

 エプロンを外すまでは、確かにあの平民だったのに。今の、今のこいつは、なんなんだ!? 
 ギーシュは、目の前の得体の知れない何かに、恐怖していた。
 その目は鋭く、見抜かれただけで死にそうなくらい、恐ろしい感じだった。
「おい、ギーシュ。早く始めろよ」
「はは、まあそう焦らずに」
 じょ、冗談じゃない!? 

 アオが、クスクス笑っている。
 内心の怯えを隠して、必死に虚勢をはる姿が、かわいくって仕方なかったのである。
 でもこれじゃ、埒があかないな。
 アオは、ギーシュだけに聞こえるよう、呟くように言った。
 恋人に囁くように、甘く、優しく。
「ねえ、何かやって僕を楽しませてよ。
 だって……僕、あきちゃった。
 ほら。ずっと見ていてあげるから」
 ギーシュの、わずかに残っていた男の矜持に、火が点く。
「うおおおおおっっっ!」
 叫びと共に振るわれた薔薇から、放たれた花びら。
 それは瞬く間のうちに、ゴーレムに変化する。
 その数、七。
「望み通り、見せてやったぞ! これが、この青銅のギーシュのゴーレム、『ワルキューレ』たちだ!!」
 ギーシュは、その瞳にプライドの炎を燃え上がらせ、アオを見据えた。

「初っ端から七体だと!?」
「本気だ。ギーシュのやつが本気だ!」
「うわっ、容赦ねえぇぇぇ」
 アオとギーシュの間に交わされた会話など、知りもしない観客の生徒たちが、がぜん盛り上がってくる。
「ちょっ!?」
 これに慌てたのがルイズだった。
 ギーシュの事を、ろくでもないやつだと思ってはいたが……まさか丸腰の平民相手に、本気になるなんて。
 だが、止めにいこうとするルイズのマントを、タバサが掴み止めた。
「なんで止めるの! これじゃあいつが」
 殺される。
 ルイズはタバサの手を振りほどこうとするが、しっかり掴んで離そうとしない。
 タバサはフルフルと首を振りながら言った。
「まだ、早い」
「早いって、そんなこと言っている場合じゃ……」
 再び歓声が上がる。
「ギーシュが仕掛けた!!」


54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:23:09 ID:W9PzG7Az
竜騎士の人乙です。
こういう、日常風景的なオリジナル展開なら面白いと思う

けっこうオスマンに対しては辛辣になってきたな、ビュウ

55 :ゼロのぽややん:2007/08/05(日) 20:23:16 ID:ndHsdIrp
「ワルキューレ!」
 ギーシュに操られるまま、ゴーレムの一体がアオに殴りかかる。
 その一撃を紙一重で後方に跳んで避け、地面を転がる。その勢いを利用して立ち上がったアオの手には、転がった際に拾った石が握られていた。
 追撃から距離を置くよう、さらに後ろに跳びながら、流れるような動作で石を放つ。
 だが、ゴーレムの甲冑を模した装甲の上で、乾いた音を立てて砕けた。
「バカめ! この僕の二つ名が示すとおり、錬金で生み出されたワルキューレは青銅製。
 石などで砕けるものか!!」
 確かに、少々の傷と凹みができたくらいで、ゴーレムにダメージは無さそうだった。
 
 硬いな。それに。
 ためしにもう一石、今度はギーシュに向かって投げるが、途中で別のゴーレムに阻まれ、防がれる。
 動きも悪くない、か。……ギーシュって言ったけ。なかなかやるじゃないか、彼。

「はっ、無駄なあがきをする。今度はこちらの番だ。行け!!」
 ギーシュは一体をそばに残し、残り全てをアオに殺到させた。
 アオは冷静に観察しながら、迫りる六体ものゴーレムの波状攻撃を、避けて避けて、また避ける。
「すごい」
 シエスタは、舞を舞うかのように避けつづけるアオの姿に見惚れた。
 あれほど騒いでいた生徒たちも、固唾を呑んで見守っている。
 面白くないのはギーシュだった。
 攻めているのは自分なのに、これではただの引き立て役ではないか。
「どうした、平民。避けているばかりでは、どうにもならないぞ」
 みえみえの挑発だったが、アオはそれに乗ることにした。
 一旦ゴーレムたちから距離を開けると、うち一体に向かって歩き出す。
 その動きはあまりに無造作だった。
「覚悟を決めたか。いいだろう、ならば引導を渡してやる」
 ゴーレムの拳が、アオの顔面を撃ちぬくように振りぬかれた。

「っ!」
 凄惨な光景を想像して、思わず目をつぶるルイズ。
 やたらと重々しい音の後、どよめきが聞こえる。
 恐る恐る目を開けると、何事もなく、アオが立っていた。
 だが、その横には奇妙なオブジェがあった。例えるなら、地面に人間を逆さまに突き刺して、下半身だけ出したような。
「ス、スケキヨ!?」
 いや、違う。あれは、ギーシュのゴーレムの足だ。
 地面に刺さったまま、足がばたばたと動く光景は、いっそ滑稽だった。
「なにが、なにがあったの?」
 わけがわからないといったルイズの言葉に、キュルケが呆れたように答えた。
「あんた、あれを見てなかったの? ……すごかったわよ」
「静かに!」
 タバサが、珍しく語気を強めて言った。
「見て」
 そして指差す。
 アオが、次のゴーレムに向かうところだった。

 わけがわからないのは、ギーシュも同じだった。
 自分のゴーレムは、確かにあの平民を攻撃したはずなのに。
 それが、なぜこんな事になっている!?
「うわああ、行け、いけぇぇぇ!!!」
 半狂乱で薔薇を振り回しながら、叫ぶ。
 アオは、自分の顔めがけてくる拳を右手でさばくと、相手の力を利用して転ばす。前のめりに回転しながら浮いたゴーレムを、さらに空いていた左手で加速させ、逆様になったところで地面に叩きつけた。
 アオはそれを、一呼吸の間にやってのけた。
 ゴーレムは、自身の重さ、重力、加えられた勢いによって、地面に突き刺さる。
 また、その硬さも災いしていた。
 まるで釘のように、軟らかい地面に、面白いように突き刺さっていく。抜け出そうにも、上半身がほぼ埋まってしまっているため、脚しか動かせない。
 次々と向かって来るゴーレムを、アオは接触するそばから、転ばし、突き刺していく。
 そして瞬く間に、彼の後ろに、合計六本の柱が立った。 
 残りは、ギーシュを守る一体のみ。 
 アオは、ギーシュに向かって歩き出した。

56 :ゼロの天使試験:2007/08/05(日) 20:23:34 ID:J/aid9ie
再予約、お願いします
他になければぽややん氏の後の5分後に投下します支援

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:24:15 ID:W7JR/qpn
竜騎士来てたのねGJ
このスレ流れが異常に早いんで随分久し振りに感じたww

では引き続きぽややんを支援する

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:25:50 ID:zeVHDaws
ぽややんの戦闘かっこいいな。支援

59 :ゼロのぽややん:2007/08/05(日) 20:26:01 ID:ndHsdIrp
「ひい! 来るな、くるなああぁぁ!!」
 最後の一体が、アオに突っ込んでいく。
 すると、アオも駆け出した。
 ゴーレムが体当たりしようと、肩からぶち当たろうとする刹那、アオは跳んでその肩に足をかけ、さらなる跳躍をみせた。
「ぼ、僕のワルキューレを踏み台にしただとぉ!?」
 ゴーレムは勢い余って、地面に突き刺さっている一体に衝突しバラバラになる。
 アオは空中でバレルロールし、ギーシュの背後に降り立つ。
 ギーシュは振り向くことができなかった。
 それよりも早く、薔薇を持っていた右腕を後ろに締め上げられ、抵抗する事すらできなくなっていた。
「は、離せ離せ離せぇッ!!!」
 暴れようにも、腕をがっちりと固められてしまい、身動きができない。
「はにょあ」
 突然、ギーシュが身悶えた。
「……驚いた?
 ふふっ、案外うぶなんだね。耳に息を吹きかけられたぐらいで。次はどこがいい?」
 まさか、まさかこれはぁぁ。
 ギーシュの顔が青ざめる。
 貞操の危機!?
 アオはもちろんの事、ギーシュも一応美形の少年。苦悶の表情を見せ、組み伏せられる姿。なにより雰囲気がさっきから妖しい。
 全女生徒の視線、釘付け。
 アオは、冷汗流しまくりのギーシュの耳元でこう囁いた。
「じゃあとりあえず……腕の一本でも貰おうか」
 ギーシュは、明るく言われた言葉の意味がわからずに、間の抜けた顔をするが、右腕に走った激痛にすぐさま悲鳴を上げた。
「ぐあぁぁぁぁっ!!!」
「待ちなさい!!」
 一人の生徒が、止めに入った。
 あれは、あの姿は。
「モ、モンモランシー?」
 ギーシュは、激痛でかすむ目が捉えた映像に、驚きの声を上げる。
「それ以上ギーシュにひどい事をするのなら、私が相手になるわ」
 杖を突きつけ、きっぱりと宣言する。
「それってつまり、君が、僕と決闘するって事?」
「ええ、そうよ」
 だが、杖の先が小刻みに揺れている。
「だ、だめだモンモランシ−! 僕なんかのために、君を危険な目にあわせるなんてできない!!」
「あなたは、黙っていて、ギーシュ。さあ、どうなの。YES or NOで答えなさい」
 ふっ、とやさしく笑うアオ。

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:26:11 ID:0DmsV72M
竜騎士の人オリ展開GJ!
まさかこうくるとは。
しかし使い魔と共同の障害物競走…
ヴェルダンデって何が出来るんだ?
まあビュウも何か特別どうこうできるわけでも…無いでもないか。
池は凍らせ、森は焼き払い、溶岩は凝結させ、毒沼を生み出し建物は破壊と何気に何でもありだしなw

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:27:21 ID:ckXL24iO
ぽややん自重wwwwwww

62 :ゼロのぽややん:2007/08/05(日) 20:27:48 ID:ndHsdIrp
「YES。で、僕の負け」
 そう言ってギーシュを開放すると、両手を上げた。
「え、な、何?」
 ぽかんとするモンモランシー。
 いや、彼女だけではない。広場全体の空気が呆気にとられている。
 アオは、ギーシュの首に腕を巻きつけて、言った。
「やっぱり、女の子って強いね。そう思わないかい? ギーシュ」
「あ、ああ、そ、そうだね」
「あんまりふわふわしていると、いつか後ろから刺されるよ。それはめーな事なんだから、ね」
 ウインクするアオ。
 そして、顔を見合わせる二人を残して、中立エリアに向かう。
「おーいシエスタ〜」
 呼ばれたシエスタが、慌てて駆け寄る。
「ごめん、負けちゃった。お詫びに食堂の片付けも手伝うよ」
「え、そんな、え、ええ」
 軽く混乱している。
「それではみなさん、ごきげんよう」
 アオは優雅に一礼し、スキップして去っていく。
 シエスタもペコリと頭を下げてから、アオの後を追った。

「えーと、てことはモンモランシーの勝ちって事?」
「なんだその大番狂わせわああっ!?」 
「おい! 胴元はどこ行った、胴元はぁ!!」
 アオがいなくなったとたん、見物していた生徒たちが大騒ぎになる。

「わっけ、わかんないわよー!!」
 色々とタイミングを失ったルイズの叫びが、歓声に飲み込まれていった。

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:28:38 ID:psuBVqI3
当方に支援の意志あり!

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:28:49 ID:OkaDQbkz
何この上手い展開GJ

65 :ゼロのぽややん:2007/08/05(日) 20:29:29 ID:ndHsdIrp
終了。
さて、またソックス書くかな。

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:29:33 ID:zeVHDaws
なんというアッー!フェイント。


67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:29:55 ID:cLyddHFz
Hなふいんきwwwww

68 :MtL:2007/08/05(日) 20:30:13 ID:J3QKGhlz
投下予約〜

69 :ゼロの天使試験:2007/08/05(日) 20:31:17 ID:J/aid9ie
ぽややんいろんな意味で怖えGJ

そして題名からやっぱり(仮)を外す

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:32:41 ID:Is4/SD1i
この流れなら戦国ランスのホモ焼き鳥召喚してワルドがアッー!とか許されるだらうか支援

71 :ゼロの天使試験:2007/08/05(日) 20:34:42 ID:J/aid9ie
それじゃ、投下します。

72 :ゼロの天使試験:2007/08/05(日) 20:36:30 ID:J/aid9ie
 ルイズは夢を見た。奇妙な夢だ。
 それは幼き頃の夢。実家の屋敷に住んでいた頃の事だった。
 魔法の成績が悪いと母に怒られ、必死に逃げ回り、秘密の場所に隠れていた。
 そこは屋敷内でも忘れられた場所。誰も近寄る事の無いその場所で、暫くやり過ごそうとしていると。

「泣いているのかい? ルイズ」

 最近、近所の領地を相続した年上の貴族に見つかり、ルイズはドキッとした。
 晩餐会をよく共にしていて、以前父と彼との間で交わされた約束を思い出すと、余計に胸が熱くなる。
 だからこそ、こんな所に隠れているのを見られるのが恥ずかしい。

「子爵さま、いらしてたの?」

 尋ねると、彼は自分の父から呼ばれ、例の話をすると言った。更に恥ずかしくなってしまい、彼の帽子の下の顔を見ることも出来ずに俯いてしまう。

「ルイズ。ぼくの小さなルイズ。きみはぼくのことが嫌いかい?」
「いえ、そんなことはありませんわ。でも……わたし、まだ小さいし、よくわかりませんわ」

 ルイズがはにかんだとき、彼はルイズの気持ちを理解したのか、にっこりと微笑んで手を差し伸べてくれる。その笑顔が、とても眩しかった。

 父にとりなしてあげよう、と言う彼の手を掴む。暖かいな、と思った矢先、一陣の風が彼の帽子を吹き飛ばす。
 帽子で隠れていた奥の顔は―――


「え?」


 懐かしの光景は崩壊した。
 景色が変わり、いつの間にかルイズは大きな広場の前にいた。
 背丈も幼かった頃のそれではなく、今学院にいるときそのものだった。
 トリスティンでも珍しい、とても大きな黒い教会。荘厳な空気さえ感じる建物の前で、ルイズは立ち尽くしていた。
 地面を埋め尽くすほどの雪が途切れる事無く降り注ぎ、屋根や壁を所々染めていた。余りにも静かで、雪の降る音しか聞こえない。
 ……黒い教会? そんなものがトリスティンにあったのか?

「違う……」

 教会だけじゃない。よく見れば違いに気づく、様々な差異があることに。
 雪の下から感じる大地は土でもレンガでもない、もっと硬い見知らぬ何かで造られている。周囲に見える建物は殆ど四角い何かで、一つ一つが屋敷の高さ以上が山ほど並んでいる。
 そして、空。はらはらと落ちてくる雪の向こうの、煌々と光る月は一つしか見つからない……!
 ここは、トリスティンでもアルビオンでもそれ以外の知る国でもない、もっと根本的な別の何処かなのか!?

「あ……!」

 思考は雪の向こうに見える一つの姿に遮られる。ルイズの知っている人物が、そこには存在した。
 遊羽と雛水。知り合ってあまり日にちは経っていないが、それでも知っている顔を見ることが出来れば、安心できたはずだ。

 雪の上で、折り重なるようにして倒れていなければ。
 彼女達を中心にして、赤が広がっていなければ。

73 :ゼロの天使試験:2007/08/05(日) 20:37:58 ID:J/aid9ie
 咄嗟に近寄る。夢の中でも幸い足は動いた。
 近寄って触れてみたが、彼女達の身体は冷たい。それが冷えから来るものか、死から近づくものか、ルイズには区別がつかなかった。
 本当に自分は触っているのか、それすらもはっきりしない。
 ピクリとも動く様子は無い。上を向き、瞳を閉じている遊羽の、胸を貫かれたと思われるその傷は深い。背中を向けた雛水のバサリと切られた痕も同様だった。
 絶望と混乱がルイズを襲う。何故、いつ、どうしてこんな事に……?

 そして、状況の変化が混乱を加速させる。彼女達はやがて光を発し始めたかと思うと、一つ一つが小さな粒子に変化し、月と雪の中へ溶けていく。
 ルイズはただ、ひとかけらでも掴もうと手を伸ばす。手を握るが、隙間からほどけていき、逃げていく。

 そうして、血の痕だけがそこに何かがいた証明となった。
 ルイズは現実に追いつかない思考に暫し呆然となり、そして事実を理解し、それから幾ばくかの時間が経ってから、



「――――――っ!?」

 声にならない声で、起きた。
 見回す。よかった、いつもどおりの自分の部屋だ。ただの、夢だったのだ。
 それにしても嫌な夢だ。初めの方の幸せな光景が、一瞬にして塗りつぶされた。夢とはいえ、縁起の悪い。

「ふう……」

 ため息一つ吐き、ベッドから出てカーテンを開ける。朝のさわやかな光に思わず目を細めるが、鬱屈した気分が洗われる感じがした。
 今日は休みの日。思わず少し寝すぎていたようだ。
 遊羽を呼ぼうとし、部屋にいないなと見回して、思い出した。
 そういえば―――


********************


「君には、これでも感謝しているのだよ」

 ギーシュが薔薇を振るう。青銅製の人型ゴーレム・ワルキューレが剣を振るう。対する黒いゴスロリ少女はさびた剣を持ち、いつもの能天気顔とはうって変わったまじめなそれで必死に剣を受け止めていた。
 そして、少し離れた場所でハラハラしながら見守っているシエスタ。

「セリフと今やってる事、全然違うけどね」
「相棒! 右だ! しゃべってる暇ねーぞ!」
「ん! ……と!」

 遊羽に雛水がとりあえず教え込んだのは剣の持ち方と、基礎体力と、どうやって相手の攻撃を受け流して逃げのびるか。
 完全な素人である遊羽が幾ら身体能力が上がったとはいえ、敵を倒すのを求めるのは無謀に尽きる。それならば、いっそ身体能力と喋る剣が教える事での防御、回避に集中させる事にした。
 元々、飛行可能な雛水の、天空から繰り出す剣技に合わなかったというのもあれば、今更ながら遊羽に人殺しをさせたくないという甘い考えもあったが。

「あれからちゃんと、しーちゃんに謝ったの?」
「無論だとも。あの時はどうかしていたのだろうね、こんな美少女に」
「それなら、っと! いいんだけど」

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:38:24 ID:zeVHDaws
何がおきたんだああああああああ!?
支援

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:39:10 ID:3hy/6oVn
FFのゴンチョン召還でルイズ大ピンチ支援

76 :モンハンで書いてみよう!の人:2007/08/05(日) 20:39:32 ID:DwDC0ygl
流れが速くてビックリな今日この頃。
天使試験氏支援しつつ、次に投下予約したい私。

77 :ゼロの天使試験:2007/08/05(日) 20:39:44 ID:J/aid9ie
 雛水は情報収集の役目もあるため、ずっと付き合っていられない。そんな時は今のように、ギーシュやキュルケ、めったに無いがタバサに、この広い中庭で訓練相手に付き合ってもらっている。
 まだまだギーシュのワルキューレの1対1に苦労する様子なので、まだまだであるとはいえるが。

「ふう……もうこんな時間か。休もうか」
「ぜえ、ぜえ……さんせーい」
「お茶ありますよ。どうぞ、遊羽さん、ミスタ・グラモン」

 ひと心地ついて草むらに座る二人に、かばんを持ってきたシエスタも座る。
 あんな事があったというのに、シエスタは特に意識する事無く自然にギーシュの隣に座り、笑顔でカップを渡す。どうやら本当に謝り、わだかまりは解けたらしい。

「ふう……ねえ、ちょっと聞きたいんだけど」
「何ですか?」「何だい?」
「しーちゃんとギーシュの、幸せって思うことは何?」
「幸せですか……私は」

 目をつぶり、何かを思い描くように胸に手を当てるシエスタ。

「そんなに多くは望みませんが……好きな人と結婚して、小さな家に住んで」
「なるほどねえ、やっぱりその方向か」
「あと、子供は最低二人いて、犬を飼ってて、それで……」
「…………。
 えと、ギーシュは?」

 妄想に差し掛かってきたシエスタについていけず、仕方なくスルーしてギーシュへと問う。

「勿論、僕はみんなを幸せにする事さ!」
「みんなを?」
「そう! 薔薇は、多くの人を楽しませる為に咲いている! 僕もまた、一人でも多くの女性を楽しませ―――」

 それ以上遊羽は聞いていなかった。どこからか奇妙な色をした小瓶が飛んできて、ふたが開いたのを目撃したからだ。
 恐らくどこかでモンモランシーが隠れていて、会話を聞いて放り投げてきたのだろう。
 前にこれの匂いをかいで色々大変な目にあった。具体的に言えば朝だったはずが気がついたら夕方だったり。
 デルフを握りなおし、ルーンの力で全力で逃亡する。疲れているはずだったのに、訓練中でも見せないほどの動きを発揮し、まだ妄想中のシエスタと自慢中のギーシュを放置してダッシュ。

(ごめんね、二人とも……お星様になって、見守っていてね)

 勿論死んではいない。


********************


 朝食を終わらせてルイズが歩いていると、見たこともないメガネの女性から挨拶された。

「おはようございます、ルイズ」
「あ、おはよう……誰?」
「? ……ああ、メガネですね。私です、雛水」

 ルイズが何故か女教師のイメージを抱く、鋭いメガネを外すと、いつもの雛水の顔が現れた。よく見れば白いゴスロリも大きな羽根も声も同じなのに、顔だけ見て全然気づかなかった。

78 :ゼロの天使試験:2007/08/05(日) 20:41:20 ID:J/aid9ie
「どこ行ってたの?」
「図書室へ。メガネは、本を読むときに必要なのです」
「あれ、こっちの字は読めるの?」
「タバサという青い髪の少女に基礎を教えてもらいました。後は法則性を読めば読めるものです」

 何となく、遊羽が言っていた、「ヒナは凄いのよ」という意味の一端が分かった気がする。普通の人間は基礎だけからそんな事はしない。いや、人間じゃないのか。

「ちょうどいいところでした、ルイズ。大事な話があるのです」
「大事な話?」
「はい。出来れば……遊羽には、聞かせたくない」

 友人にも聞かせたくない話、それは何だろう?
 ルイズは聞くことを了承したものの、苦虫を噛み砕くような雛水の顔に、覚悟を決めざるを得なかった。


 やがて、人気が少ない場所に移ったところで、二人は向かい合う。
 いつも遊羽を友人として、また先輩として見守る暖かい視線はなりを潜め、ただ感情を殺したそれに変わっていた。

「初めに、ルイズには覚悟していてほしいのです。対象者としても、それ以外としても」

 覚悟の二文字に、ルイズは手を握り締める。何故だろう、今朝後半に見た夢を、思い出してしまうのは……。

「見習い天使が、何故1ヶ月しか地上にいないか分かりますか?」
「試験期間が終われば、帰るからじゃないの?」

 遊羽から聞いたその答えに、雛水は確かにそうですが、違いますと首を振る。

「実は、試験終了後も地上に残れるのです。今までそんな受験者も何人もいました。
 しかし―――全てが、程無くして死にました」

 死ぬ。あの夢が、にわかに現実味を帯びて来る。
 だがあれは、突き傷や刀傷では無かったか?

「どうやって死ぬの?」
「不明です。天使は死体を残さないので、調べようが無いのです。死んだと言うのも、上がってくる報告例からそう判断しているだけです。
 天使の死後は、肉体はエーテルに還り、魂は天使もしくは別の生命に生まれ変わります」

 死体を残さず、エーテルに還る。これも、夢と同じだ。

「兆候は、羽根が真っ黒になります。そして、全身に痛みが走るそうです。症例は、見習い天使のみに確認されています。
 詳しい事は、天界でも情報が無いので……」

 夢の中で、彼女達の羽根はどうだったろう? 混乱していて、あまり覚えていない。
 とにかく、私のすべき事は、遊羽を必ず帰すと、引き止めさせないと約束する事なのか。遊羽は、残ると言うと判断しているのか?

「違います。……遊羽の言う通りですね、顔によく出ます」

 そんなに出るのか。そんなに分かりやすいか。

「帰れるならいいのです。……つまりは、帰る手段が現在ありません」
「それじゃ、遊羽は……」
「現在、座して死を待つ他、道はありません。治療法は、天界にあるかどうか」

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:42:28 ID:v4aqeKsQ
いきなり重い設定が支援

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:43:35 ID:W7JR/qpn
お、重いぜこんなに重いのか支援

81 :ゼロの天使試験:2007/08/05(日) 20:44:56 ID:J/aid9ie
 その言葉を聞いて、心臓がズキンと、大きな手に握り締められたように苦しくなった。不治の病の患者を持った家族の気持ち、なのかも知れない。
 初めは一ヶ月しかいないだけの、ただの使い魔と思っていたのに、いつの間にか仲良くなって、友達みたいな家族みたいな存在になって。
 だから、そんな彼女が黙って死ぬしかないなんて、それを見届ける事しか出来なくて。
 そんな無力感や、寂しさが、今の苦しみに変わっているのか。
 なら、私は何が出来る? 何をすればいい?

「見守っていて、くれませんか。遊羽には、内緒で」
「それだけで、いいの?」
「こんな世界です。いつ私がいなくなるかも、予想は出来ません。
 ですから……私がいなくなった時のために、遊羽の事を、覚えていてください。能天気で、明るい天使見習いがいた事を。
 別れる時に、生きていても、死んでいても」

 重い、とても重い願いだ。一人の人間の全力の願いと、一人の人間の存在の全てを背負う。そんな事は、今まで生きてきて一度も無い。
 それでも私は、逃げるわけには行かない。貴族だからとか、主だからとか対象者だからとか、そんなんじゃなくて。
 ただ、ここで逃げたら負けだと思ったから。意地でも最後まで見届けてやるって、そう思ったから。
 同時に、いつも『ゼロ』といわれていた私が、こんな重い信頼を受けたのが嬉しくて誇らしくて。

「分かったわ、任せなさい!」

 胸を張って、宣言した。

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投下は以上です。後半のデータが吹っ飛んでる事にここまで投下して気づいた。
のちほど近いうちに、残りを延長戦として投下します。

ちなみに前スレであった、何の歌を聞きながら話を書くかですが、私は某杉田智和のゴライオンY歌を■

何でもない。

82 :MtL:2007/08/05(日) 20:45:41 ID:J3QKGhlz
問題発生、モンハンの方先にどうぞー。

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:48:03 ID:W9PzG7Az
天使試験乙。
遊羽側の日常の明るさと重い話のコントラストがいい感じ

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:48:50 ID:cpPBdQri
いっきなり重いな……。けど、これ書きながらゴライオン聞いてるのを想像して余りのギャップに噴いたw

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:49:22 ID:f2Gtc4lf
>>75
ゴンチョンはより偉そうな、強そうな相手を選んで寄生するようなので、
コルベール先生に飛び掛ります。
 
しかし、滑り落ちた!!

86 :モンハンで書いてみよう!の人:2007/08/05(日) 20:49:29 ID:DwDC0ygl
意外と重くてビックリだが乙です!
そしてMtl氏、了解です。投下させていただきます〜

87 :モンハンで書いてみよう! 風翔龍編:2007/08/05(日) 20:51:45 ID:DwDC0ygl
私……(ここではタバサとだけしておこう)は、精神を集中させる。魔力の存在を認識し、己が編む魔法を再度思い浮かべた。
これから行われるのはトリスティン魔法学院の二年生が行う恒例行事、春の使い魔召還の儀式。
しかし他の生徒達とはことなり、バカな期待や興奮をしているわけではない。ただ事実として重要だと認識していた。
私には断固とした目標がある。全てを取り戻すと言う目標だ。それは他のどんな事よりも私の中では重要。
使い魔の結果次第ではそれにより近づくと言う事であり、普通の使い魔でもその歩みは決して止まらない。
だが強力な使い魔であるに越した事は無いのだから、前日から断食して魔力と集中力を高めてきた。

「では次にミス・タバサ」

ミスタ・ハゲ……違った、ミスタ・コルベールの声に頷き、生徒の輪から離れる。
「頑張りなさいよ!」と背後から掛かった数少ない友キュルケの声に小さく頷き、集中して杖を構え……唱えた。

「これは……」

召喚の魔法陣から最初に現れたのは風だった。そよ風から徐々に強風へと強さを増す風。
巻き上がる土煙に誰もが目を抑え、再び魔法陣を見据えればそこに居たのはドラゴン。
四本足で地を踏み絞め、頭部には棘状の角が数本後方へ伸びる。口元にもヒゲ状の突起が並び、蒼い瞳はどこか神聖性さえ感じた。
もっとも特徴的なのはその翼だ。肩口から生えた広い翼は長くしなやかな尻尾の付け根まで届く。
どうやら飛行に特化したドラゴンのようだ。体を覆う錆のような茶色からして、鉱物質の体表に覆われているらしい。
どこかのルイズが召喚したゴム質の怪鳥とは全く違うドラゴンらしいドラゴン。
『まあ当たりだろう』
周りの驚きと歓声とは程遠い冷たい感想が心の内で漏れ、私はコントラクト・サーヴァントを実行する為にドラゴンに歩み寄った。
だがその歩は止まり、押し戻される事になった。ドラゴンが四肢を踏ん張り、辺りを睨みつけると同時に風が吹いた。
召喚時に吹いたそよ風や強風なんてレベルではない。それは『暴風』。辺りの天気からして間違いなく自然現象ではない。
翼の運動による風圧も考えたが、ドラゴンの体勢と風の吹く向きが不自然。まさか先住魔法? しかもこの威力……
油断した瞬間足が地面を離れた私の小さな体は、憎たらしい位に大きなキュルケの胸に収まる位置まで飛ばされていた。


88 :モンハンで書いてみよう! 風翔龍編:2007/08/05(日) 20:52:52 ID:DwDC0ygl


「皆さん! 下がってください!!」
「タバサ! アンタ大丈夫なの!?」

あたりを満たす悲鳴にコルベールは必死に指示を飛ばすが、風の音に負けて悲しく掻き消える。
キュルケは数人の生徒が錬金した土壁の内に転がり込みながら、タバサのみを案じる。
だがその胸の内からは何時もとは違った熱っぽい声が聴こえる。

「大当たり」
「えっ?……ヒッ!」

思わず覗き込んだタバサの顔には何時もの冷静な色が無い。不自然に歓喜を押し殺したように歪に捻れた能面。
そんな自分の状態に気が付いたのか?一度顔を擦るとタバサは機械仕掛けのように立ち上がる。
そこには何時も通りの表情があり、キュルケはなぜか安堵のため息をついた。だが続くタバサの言葉にまたもや驚きの声を上げる。

「契約してくる」
「魔法でもないのに強風を吹かせる怪物よ?」
「強いのは良い事」

辺りには悲鳴と怒声が木霊しているが、タバサはそんな事関係無しと言う風に淡々と言い切る。
いつの間にか春の明るい日差しは陰り、嵐の夜のように天を黒雲が覆う。こんな事態にも変わらない親友の反応にキュルケはウインクと援護の言葉で答える。

「そうね……援護するわ」
「ならここから魔法を打ち込んで牽制を」
「了解。ファーストキスできると良いわね」
「人間じゃないからノーカウント」

軽いジョークの応酬まで行い、タバサは強風に負けないようにしっかりと足を付いて土壁から走り出した。
キュルケや同じ土壁に避難していた生徒たちが頷きあい、唱えた魔法が不思議を形作る。風や炎が宙を駆け、ドラゴンに……当たらなかった。

「そんな! 魔法すら吹き飛ばすなんて!」
「魔法とて物理と言う法則に従っていますからね。己の推進力よりも強い衝撃を受ければ動きは止まり、押し返されます」

生徒達の驚きの声に無い髪を風で乱されたコルベールが土壁に転がり込んで答えた。
その意味を理解して誰もが思い浮かべるのは疾風のギトーと言う嫌味な風のメイジたる教師のことだ。
彼が授業をすればそれは風の魔法の自慢話に直結する。生徒は殆どソレを聞き流していた。だがその証拠が一つ目の前にある。
炎が得意なキュルケはその内容を残念にも僅かに肯定し、風上のマリコルヌは自分の魔法がその領域まで達していない事を悔やむ。
『風は全てを吹き飛ばす。故に風は最強である』
だがその言葉が本当に似合うのはギトー自身ではない。
生徒とは言え数十人のメイジの魔法を容易く捻じ曲げ、壁が無ければ頭すら上げさせない眼前の風竜にこそ相応しい。

何者も寄せ付けない風の鎧「龍風圧」を身につけた古き鋼龍。かの世界では天候すら左右し、この龍がいる場所には常に嵐があると恐れられた。
ある人物にその名を聞かされるまでは誰も知る事がないのだが、この古龍種は「風翔竜 クシャルダオラ」と言った。





89 :モンハンで書いてみよう! 風翔龍編:2007/08/05(日) 20:53:54 ID:DwDC0ygl
強い! とても強い! 素晴らしい! とても素晴らしい!!
何度目かの魔法が曲げられ吹き飛ばされ、その巨体が似合わない速度で飛翔し、爪や尻尾が自分に振り下ろされるたびにタバサはそう感じる。
なんと言う力にして能力! コレを手に入れることが出来れば目標には大きく前進する。
そのために必要なのはこの風竜の撃破ではない。キスすること……正確にはコントラクト・サーヴァントの呪文を唱え、唇を奪う事だ。
人間相手にやると確実に犯罪だが、相手はこの強力な風竜……いや風韻竜?には関係ないはずだ。
どうでも良いがメスだろうか? オスだろうか? メスだったら「お姉さま」とか私を呼んで「キュイキュイ」と鳴くのだろうか?

「ウィンディ・アイシクル」

完成された魔法が氷の矢を数多飛ばすが風の鎧により威力を失い、当たった物も小さく削られ、硬い表皮に難なく弾かれた。
やはり正攻法では駄目だ。振り下ろされた爪をドラゴンが起こす風に己の風を乗せた勢いにより距離を取る。
此方の攻撃を容易く弾き、数回の攻防で読み取った弱点らしい頭への攻撃も試みるが、やはり威力不足。
ならば……長い呪文の詠唱により回避運動が疎かに成らない様、細心の注意を払いつつ最近習得した魔法を唱える。

「ユビキタス・デル・ウィンデ」

自分が分かれる奇妙な感覚。これこそ風の偏在が起こす意識と力ある分身。
まだ慣れていないことから出せる分身は二つ程。本体を含めて三つのタバサの内、二つの分身を劣り使い撹乱。
本体がコントラクト・サーヴァントを完成させる。そういう予定だったのだが、ドラゴンがソレを見て笑った。
良く見たら片目は何かによって潰されているらしく開かないが、片目が嗤っているのを確かに感じる。
それくらい予定の範囲内とでも言うのか?

「「「マズイ!」」」

三人揃って危険を叫んだところで意味は無い。広げられた大きな翼が風を捕まえ、フワリと竜の巨体が浮かぶ。
次に巨大な口を開くのが見える。突進からの噛み付き? そう考えたがそれは間違いだった。開かれた口から風が音を立てて吸い込まれていく。
ドラゴンの特徴と言えば? 飛行能力……頑強な体……そしてブレス! 炎のブレス? 違う! 自分の風が邪魔をする。ならば?
答えは直ぐに来た。口から吐き出されたのはその形すら見て取れる勢いを与えられた風。
滞空し首を振って連射する事で射程を広げ、放射状に薙ぎ払う暴風……いや『恐風』。回避は不可能と判断し、せっかく作った分身を盾にする。
だがそんなものでは大した防御にはならない。容易く消し飛ばされる分身……ゴミのように飛ばされる私。


90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:53:58 ID:cpPBdQri
モンハン知らないが轟龍編の時記述されてたクシャルダオラとやらか支援

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:53:59 ID:3kEcXLd9
古龍はやっぱ圧倒的だなぁ支援

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:54:22 ID:zeVHDaws
天使さんがいきなり重くなったぜ!だがそれがいい。
続いてモンハン支援!

93 :モンハンで書いてみよう! 風翔龍編:2007/08/05(日) 20:55:04 ID:DwDC0ygl
「タバサ! ゴーレムで回収してきて、ギーシュ!」
「レディの為だ。無茶もしよう!」

吹き飛ばされてゴロゴロと転がり、動かなくなった小さな体を見て、キュルケが叫んだ。
自分で助けに行きたいが、この風ではあそこまで行くのも骨が折れる。彼女を背負って帰ってくるのも大変だ。
そこで重さがある程度あり、疲れないゴーレムの出番となる。ギーシュのゴーレムが青銅である事は少々心許ないが、ワガママは言えない。
心配そうに見つめる生徒達の視線の先で隊列を組んで進むワルキューレが進む。2体ほど風に飛ばされて脱落したが、何とかタバサを回収して戻ってきた。

「タバサ……衛生兵! モンモランシー!!」

小さな体は何時も以上に軽く感じ、あちこちに切り傷と打撲が見えた。血の気が薄いのは気のせいではなく、純粋な血液不足だろう。
衛生兵は残念ながら居ないが、学生とは言え水のメイジは居る。塹壕の中を駆け回るように衛生兵の如く、到着した金髪の少女が治療を開始。

「もっとスゴイ使い魔がいいな〜なんて思ったけど……私はロビンで良いわ」
「私も……高望みはケガの元みたいだから……ねえ? タバサ」

水の魔法を使いつつ、肩に乗っているカエルの使い魔に引き攣った笑みを浮かべるモンモランシー。
それに同意を示すキュルケは、タバサの顔を覗き込む。だが返事が無い。目はしっかり開いているのに返事が返ってこない。

「タバサ?……タバサ!!」
「なに?……聴こえない」
「タバサが脳を負傷した〜!!」

ワ〜ン!と盛大に泣き始めたキュルケをしっかり無視して、コルベールがタバサの耳元で確認。

「風の音と衝撃で鼓膜がやられましたな……ミス・タバサ! まだやりますか!?」
「やる……」

鼓膜が破れた教え子は未だに闘志の色を消していない事を確認し、コルベールはため息をついた。
やると言う以上はやらせてやりたいが、相手が相手だ。このままでは収拾がつかない。

そう思った時、変化があった。地面に伏せていた者も、遠くに避難していた者も、錬金の壁に隠れていた者も一同に顔を上げる。
その視線の先では闘志を撒き散らし、暴れまわっていたドラゴン クシャルダオラが動きを止めていた。



94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:55:36 ID:U/f1G/dh
でかくて早くて技モーションも少ないクシャ支援

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:56:25 ID:3kEcXLd9
でも街でバリスタにふるぼっこされるダオラ支援

96 :モンハンで書いてみよう! 風翔龍編:2007/08/05(日) 20:56:44 ID:DwDC0ygl

風が不意に止んだ。天を覆っていた黒雲が晴れ、動きを止めたクシャルダオラに日光が降り注ぐ。
風の轟音が止むと、自然の音が鮮明に聞こえてくる。『ビシリ』と言う金属が割れるような硬くて重い音。それが連続して響く。
発生源は? 誰もがソレを探している中、タバサが立ち上がった。キュルケが追い縋る手を振り払い、走り出す。
「今なら契約できる」と感じたからである。その視線の先でクシャルダオラの背にヒビが入ったのが見えた。

「そうか……脱皮か……」

コルベールの呟きが宙に解けた。茶色の体色はまさに錆、しかもこの状態であるクシャルダオラは生息地を離れ、無差別に各地を襲撃すると言われている。
鋼の肌に錆が覆われるには悠久の時間がかかる事から、脱皮は極めて珍しい。
それが多くの人間の前で行われるのは異例の事態だろう。呆然とする観衆の目の前で、神秘の行動は続く。
崩れ落ちる茶色の抜け殻から、身を引き抜き大きな翼を広げるクシャルダオラは白銀に煌いていた。

「キレイ……」

誰とも知れない呟きの中、白銀の体色は日光を受けてキラキラと輝く。さらにその体色は末端から黒に染まる。
だが決して汚い色ではない。黒真珠と表現しようと言いすぎではない、輝く澄んだ黒味の強い灰色。
呆然とする観衆の中、クシャルダオラは脱皮を終えた事に歓喜する叫びを上げ、バサリと翼を羽ばたかせ……唇を奪われた。


97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:57:15 ID:cpPBdQri
すんなり契約出来ずに暴れる使い魔って結構珍しいよね支援

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:57:33 ID:EbR5JrN3
脱皮に入ったかな?

99 :モンハンで書いてみよう! 風翔龍編:2007/08/05(日) 20:57:54 ID:DwDC0ygl

「やった……」

いつの間にか背中から上っていたタバサはそう呟くと、力を無くして崩れる。意識まで手放そうとした時、不意に声が聴こえた。

『何をした小娘……私が人の言葉を介するとは……』

重い声だ。悠久の年月を感じさせながらも、闘争の意思を失わない緊張感を宿している。誰の声かなど己ずと解った。

「契約の儀式……貴方は私の使い魔」
『見知らぬと土地に呼び出しておいて無礼な人間だ。しかし此方では魔法が現役と見える』
「貴方の居た場所では違うの?」
『私が若い頃にはまだ魔法使いが居たが……それにしても我ら『神の末端』を使い魔にするとは……』

それは間違いなく自分が乗るドラゴン クシャルダオラのものだ。本人曰く契約の影響らしい。
理解するとは言わず介すると表現していた所から、前から理解はしていたようだ。やはり古い竜の血族で間違いないだろう。

「使い魔になって欲しい。私には貴方の翼と風が必要」
『ふん……人間が向かってくる事は多々あったが、そんな事を頼まれたのは初めてだ』
「お願い……」
『まあ良いだろう。どうせキサマ等我らの時からすれば一瞬で朽ちるのだ。お遊び程度に付き合ってやろう』

お遊び等と言う獣を超越した思考を有するタバサの使い魔は、脱皮しても尚潰れたままの瞳を歪ませて笑う。
タバサもその背に再び身を預けて、今しがた鮮やかになった鋼の肌へと唇を付ける程の距離で言葉を繋ぐ。

「私は……今のところタバサ。貴方は?」
『名前か?……私は私以外のナニモノでもないのだが……』
「それじゃあ呼びづらい。だから名前を上げる……貴方は……シルフィード……ちなみに貴方はメス?」
『メスだがなにか?』
「百合萌え……」
『?』



この契約から数年後、某国の王座についた青い髪の女性。その女性は風を操る鋼の竜を従えていた。
某国はその女王が亡くなるまで繁栄と勝利の追い風が止む事がなかったそうな……


100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 20:58:51 ID:3kEcXLd9
擬人ダオラ百合フラグ乙でした

101 :モンハンで書いてみよう! 後書き:2007/08/05(日) 20:59:22 ID:DwDC0ygl
そして終了〜途中で笑いに走ったりしてみたw
ところで最後喋ってますが、皆さん的にはどんなものなのでしょう?
あんまり問題が無いのなら、これの続編として狩人編があったりするのですが……

102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:00:12 ID:cpPBdQri
>「百合萌え……」
タバサ自重w そしてあなたにGJを。

103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:00:15 ID:W9PzG7Az
>某国はその女王が亡くなるまで繁栄と勝利の追い風が止む事がなかったそうな……

ということはタバサが死んだら繁栄は終わったって事だな

104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:01:01 ID:OkaDQbkz
百合萌え超GJです
これは良いタバサ


105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:01:05 ID:zeVHDaws
百合萌えじゃねえよwww
おもしろかったぜ。GJ!

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:01:24 ID:rgHm1j0u
>>101
古龍だから喋れてもおかしくないと思う。
狩人編希望なんだぜ

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:02:18 ID:ckXL24iO
タバサ自重wwwwww
それとGJ!

108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:02:58 ID:KJ+aBjoT
前スレでパタリロの名があがってたけど面白いかもなww

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:03:36 ID:Is4/SD1i
モンハンから召喚すると皆どっか壊れるのかwww
だがそれが良い!!!毎度ながらGJ!!!!!

110 :MtL:2007/08/05(日) 21:04:56 ID:J3QKGhlz
改めて投下予約ー。

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:05:45 ID:EbR5JrN3
モンハンの人GJ
この次はキュルケに恐妻家とその妻を召喚させて欲しいな

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:07:22 ID:cpPBdQri
>>110
道が空いてるんじゃないだろうか。

113 :MtL:2007/08/05(日) 21:07:43 ID:J3QKGhlz
もしかして予約ありませんかね?
投下おけー?

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:08:23 ID:pLi8PlBg
使い魔(ヒト)は誰も喚ばれた意味を探して時を求めさまようの
忘れないで二つの月が重なり合うときを♪

115 :MtL:2007/08/05(日) 21:08:57 ID:J3QKGhlz
マジシャン ザ ルイズ (12)上天の月光

「ミス・ロングビルがフーケだったとはのぅ………」
トリステイン魔法学院、学院長室。
オスマン、コルベール、そしてフーケを捕らえた四人。
事務机に座るオスマン、事件の解決を喜ぶ一方で、手放しに喜ぶ気にはなれない。
コルベール、右に同じく。

「学院は君達の功績を称えたいと思う、すでにミス・ヴァリエール、ミス・ツェルプストー二名の「シュヴァリエ」の爵位申請を宮廷に提出しておいた。
ミス・タバサは「シュヴァリエ」の称号を持っておるからの、「精霊勲章」の授与を願い出ておいたぞ」

「シュヴァリエ」の称号、自分がただのゼロのルイズではないという、確かな証。
しかし、ルイズのその顔色は冴えない。

「んん?ミス・ヴァリエール、どうしたのかね、何か悩みでもあるのかね?」
「オールド・オスマン。ミスタ・ウルザには何も無いのでしょうか………
 今回、フーケのゴーレムを倒したのは彼です。
 それに、『禁断の剣』は、その……壊してしまいましたが、あれは『禁断の剣』を使おうとしたフーケから、私達を守ろうとしてのことだと思います」
「うーむ…しかし、彼はのぅ…そのことを抜きにしても、素性が分からんからのぅ」
「でも!ミスタ・ウルザがいなければ私達は……っ!」

「私は構わんよ、ミス・ヴァリエール」
杖を手にした――デルフリンガー、シュペー卿の魔法剣はルイズの部屋――初老の男、ウルザ。

「ほれ、彼もこう申しておるしのぅ」
「む、むぅぅ………」
「そんなことよりも、さあさあ、今日の夜は『フリッグの舞踏会』じゃ、諸君らは支度を済ませねばなるまい。
 今日の主役は君達三人じゃ、張り切って着飾るのじゃぞ」
オスマンがパンパンと手を打つ、解散の合図。

「ミスタ・ウルザ、あなたには残って頂きたい」



生徒達三人が下がった院長室。
そこに残るのは、オスマン、コルベール、ウルザ。
ウルザの秘密を知る三人である。

「さて、これでゆっくりと話が出来るじゃろう。
 『禁断の剣』、何ゆえ破壊せねばならなかったのじゃ?
 罪に問う気は無いが、あれは学院の宝物、理由くらいは教えてもらいたいところじゃな」
「そうです、ミスタ・ウルザ。あれは貴重な資料なのですぞ。それを破壊など………」
フーケを無事捕らえたウルザ。しかし、その際に梅澤の十手を破壊したことが問題視されているのだった。

「あれは『ハルケギニア』とは異なる世界『神河』のアーティファクト。元々、この世界のものではない」
「『神河』?ミスタ・ウルザがいらっしゃった、『ドミナリア』とは違うのですか?」
「『ドミナリア』も『神河』も、そして、この世界『ハルケギニア』も、多次元宇宙『ドミニア』に存在する世界だ」
「ふむ、ミスタ・ウルザ、その『ドミニア』というのは何じゃ?」

―――多元宇宙世界ドミニア。
独自の世界を持つ次元が、多重に重なり合い存在する、包括的世界である。
そこには『ドミナリア』『神河』を初め、星の数ほどの世界が含まれる。
この幾つもの世界を渡り歩くものこそ、プレインズウォーカーと呼ばれるものである。


「分かりました、ミスタ・ウルザ。
 しかし、そのことがなぜ『禁断の剣』破壊と結びつくのですか?」
応えてウルザ、色眼鏡の奥の瞳を閉じて巌の構え。

「あのように単体で強大なアーティファクト、使い続ければ、必ずやあれに悟られることとなる」

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:09:05 ID:Uk2G5JJc
>>114
カツミさん召喚するつもりですか

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:09:13 ID:LKPZ0Ugi
圧倒的すぎてどう契約するのかと思ったが、脱皮かあ。爬虫類だもんなあ
そしてウルザGO!

118 :MtL:2007/08/05(日) 21:11:18 ID:J3QKGhlz
「あれ……というと、先日話しておられた『ファイレクシア』のことかの?」

ファイレクシア。遠い昔、ウルザの弟ミシュラを利用し、兄弟戦争の原因となった暗黒の次元ファイレクシア。
機械生命の次元ファイレクシア、侵略者ファイレクシア、憎むべき宿敵ファイレクシア!
その名を聞く、ウルザの相貌が燃え上がる。

「あれは正に『禁断』の剣、使ってはならぬアーティファクトであった。
 しかし、確かにあれは、何らかの意志によって、この世界に持ち込まれたものであったはずだ。
 誰によって、どのような目的で呼ばれたものか………オールド・オスマン、私はそれを知らなければならない」
プレインズウォーカーとなり、いかほどの時が流れようが、ウルザのその妄執が途絶えることなど、あり得はしない。

「あれは、古くこのトリステイン魔法学院創設時から伝わる宝物、世界の均衡を破壊しかねない剣。
 しかし、どのような由来を持ち、誰が持ち込んだのか、その他一切のことは現代に伝わっておらん
 残念ながらミスタ・ウルザ、わしは貴方の疑問に答える術を持たぬようじゃ」

「………そう、か」
執念の異邦者、その怨念にも近い濃密な意志の気配が薄れる。

「分からぬ………わしにも分からぬことばかりじゃ。
 しかし、もしかしたらミスタ・ウルザがこの世界に呼ばれたことと、そのガンダールヴの印は何か関係しているのかも知れんのぅ………」



夜、アルヴィーズの食堂二階、「フリッグの舞踏会」。
ホール。煌びやかに着飾った少年少女、貴族の子弟達による将来のささやかな予行演習。
テラス。上天にて輝く、闇を照らす双月、それを睨む男、ウルザ。

「おじさま!こんなところにいらしたのね!」

美しく華やか、成熟しつつある女性の気配、力強くしなやかな猛禽類の趣、キュルケ。
「……ふむ、素敵なドレスだミス・キュルケ」
「うふふ、お褒めに預かり光栄ですわ。
 今夜は折角の舞踏会、こんな寂しいところになんていないで、一緒に中にはいりましょ!」
「………ふふ、しかし私のような年寄りでは君達のような若者には釣り合わんよ」
「そんなこと言わないで、おじさま。おじさまはこの会場のどの男子よりもセクシーでダンディですわ!」
キュルケに手を取られ、ウルザはホールへと導かれる。

ざわめくホール。
調度誰かが出てくるところのようであった。


「ヴァリエール公爵が息女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール嬢……おなぁぁぁぁぁぁりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」


「あ!ルイズじゃない!……ふぅん、あの子にしちゃ綺麗じゃない、馬子にも衣装ってとこかしら」
美しく結い上げられた桃色の髪、それにマッチするように選ばれた極上のドレス。
キュルケとは違う、ふくらみかけ、花開く直前の蕾のような生命力の少女。

その視線がウルザを一瞬捉えた。
「あ、おじさまっ!どこへっ!」
背後からキュルケの声、重なるように彼女をダンスに誘う男子生徒の声。

119 :MtL:2007/08/05(日) 21:13:09 ID:J3QKGhlz
再びテラス、変わらず天を望むウルザ。
それは一つの絵画のような情景。
そして、静止した男に、娘が声をかける。

「ミスタ・ウルザ」
天上の月から視線を落とし、振り返るモノクロの男。
正面には地上の月、ルイズの姿。

「何かね、ミス・ルイズ」
「あなたは、何者?」



アーギヴィーア暦AR021年、若き日のウルザ。
彼はヨーティアの首都クローグにあるラスコー時計店に住み込んでいたが、そこで王女カイラと出会い、結ばれる。

ウルザが21歳の時、クローグでは王女の婿探しの儀が執り行われた。
王女の婿探し、それは「広場の中央にある翡翠の巨像を動かしたものが、王女と結婚できる」というもの。
当初、王女カイラとの結婚に何の魅力も感じなかったウルザであったが、王女の婿に与えられるという宝の山の中に古代文明「スラン」の秘本であるジェイラム秘本が含まれることを知る。
これを知ったウルザは、自らのアーティファクト製作の技術を用い、機械人形を製作する。
機械人形を使い翡翠像を動かし、見事王女の婿の座を射止めるウルザ。

しかし、この時もウルザにカイラへの愛情は無く、カイラもそれを理解していた。
省みられることの無いカイラであったが彼女は良くウルザを愛した。



若き日の幻影。過ぎ去った日々の幻視。
目の前の少女、あの日のカイラを思い出す。
彼女を利用する為に結婚した、カイラを省みることの無い若き日の自分。
4200年の歳月を生きた。
しかし、一体今の自分と過去の自分は何が違うと言うのだろう。
自分はまた、彼女を………



「何かね、ミス・ルイズ」
「あなたは、何者?」
「君を導く者だ」
即答。

「導く?私を?」
「ああ、私は君を更なる高みへと導く者だ」
「あの時のように?私をゼロから救い出してくれるの?」
「その通りだ、私は君の先にあるものを知っている」


月光は何も語らず、ただ照らすのみ。


                    戻れない、私は進むことしか出来ないのだから
                             ―――ウルザ

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:13:54 ID:SfjMx/pw
レガシー兵器分割してたんだっけ

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:13:56 ID:W9PzG7Az
>>114
サイレントメビウスかよw
二つの月ってところは合ってるけどな

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:15:36 ID:3hy/6oVn
北のパンチョ伊藤はカツラ〜 

123 :MtL:2007/08/05(日) 21:16:13 ID:J3QKGhlz
投下終了です。
ここまでで一章終了です。
であー。

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:18:55 ID:cpPBdQri
GJ。やっぱりウルザさんは復讐の念に取り憑かれたヤバイ人だぜ。
しかしルイズ見て過去を思い出す辺り、少し揺らいでる?

>>120
ウェザーライト+ウルザの両眼であるパワーストーン+キャパシェンの血脈であるジェラード
で発動するのがレガシーの兵器だったか。
スカイシェイパーとかレイモスシリーズも有ったとは思うけど。

125 :夜明けの使い魔:2007/08/05(日) 21:19:45 ID:EpLmKyR3
予告をしよう。予約が無ければ15分後に投下する。
全然筆が進まんから、他の作者さんが神か化け物に見える。

126 :モンハンで書いてみよう!の人:2007/08/05(日) 21:21:53 ID:DwDC0ygl
キュルケじゃないけど、真面目にダンディーだ〜GJです!
そしてあんまり不評じゃないようなので、喋るクシャを使ったプチ続編 狩人編を書いていきたいと思う。
あと壊れているのは私の使用です。モンハンは悪くないw

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:21:58 ID:cpPBdQri
ならば支援の為にフレアを投げる。

※フレアを投げる=カオスフレアは面白いと思った相手のロールプレイに対してトランプを渡す事が出来る。
このトランプをゲーム中ではフレアと呼称する。
プレイヤーキャラクターはそのフレアを使って限界以上の力を出せたりする。などと補足にならない補足をしてみる。

128 :サテライト60:2007/08/05(日) 21:23:51 ID:OkaDQbkz
夜明けの人の次に予約おねがいします

実はちょっと呼吸器官の病気で幼女を見ると息が荒くなるので、
前スレ929には凄く期待している

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:24:30 ID:DJ4C107u
へっぽこーずのチビーナ召喚。
ギーシュ戦で「泣いて」しまい、まわりの人間全滅。

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:24:38 ID:W9PzG7Az
>>128
それは呼吸器ではなく精神系の病気だ

131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:31:15 ID:8ql9RJ9y
>>128
だったらヴィクトリア召喚書けば良かったのにwあるいは毒島とか

胸だけなら斗貴子さんでもいいが

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:32:55 ID:cAcx8K0J
>>131
ストッパー毒島だと!?

133 :サテライト60:2007/08/05(日) 21:33:06 ID:OkaDQbkz
>>131
しゅ、主人公は作者が自己投影できないと意味ないんだぜっ

斗貴子さんには是非罵ってもらいたい

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:33:26 ID:Ym0tq89l
>>125
おk。
つ無言のエール
つ大魔王
つ7番

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:33:39 ID:cpPBdQri
あぁっ、>>131がハラワタをぶちまけたっ!?

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:33:49 ID:cyGc1Oa7
>>128
おまえがいま感じている感情は精神的疾患の一種だ。
しずめる方法は俺も知らない。 介錯は俺に任せろ

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:35:51 ID:iuOjR0Qf
斗貴子さん読んだらギーシュの目がやばくなりそうだな。
目つぶしで。

138 :夜明けの使い魔 1/5:2007/08/05(日) 21:35:57 ID:EpLmKyR3
 朝食だと言って食堂に向かうルイズの後ろを歩きながら、才人は心の中で独りごちる。
 昨日はちょっとしか顔見なかったから分からなかったけど、案外可愛い。意外と可愛い。
 胸は流石に信長やキュルケほどでは無いにしても強気な雰囲気を醸し出す整った目鼻立ちと言い庇護欲をそそるような小柄な身体と言い、かなりの美少女だ。
 小さいと言えばイリアだが、イリアのように恋愛対象にならないほど小さいわけでもなく、突然に殴り飛ばしてくることもなかった。
 ここで一生、と言うのは流石にごめんだが、しばらくいる分には最高なんじゃないだろうか。
 と言うか、考えてみればこの世界に来てからこっち会う女性会う女性美人に美女ばかりだ。
 自分一人じゃ元の世界に帰る方法も分からない。
 だから、ここは一つ前向きに楽しんでみるのも手だ。
 そう思ってみればこの見知らぬ学園もずいぶんと明るく見える。
 通り過ぎる人を見ればそれぞれに杖を手に生き物を従えて歩いている。
 蛙もいればネズミもいる。
 黒猫もいれば黒犬もいる。
 蛇がいたかと思えばフクロウだっている。
 見ているだけでも面白い。そのどれもが決まった主の後ろを離れない。
 そういえば、と少し前にいるキュルケに目を向けてみると、その後ろにはトカゲだか炎の化け物だかよく分からないものがいた。
「なあ。あれ、何?」
 つい、そんな言葉が口を突いて出ていた。
 相手はもちろんルイズである。
 コルベールがいればそっちに質問したのだろうが、彼は彼でまだ用事があると言ってそそくさと去っていったのだ。
 才人の言葉と指し示しているものを確認して、ルイズは才人の顔をまじまじと見つめた。
「サラマンダー、見たことないの?」
「サラマンダー?」
 見たことなんてあるはずがない。
 才人の暮らしていた世界ではサラマンダーなんて空想の産物だ。
 ふるふると首を振った。
「そう、そう言えば別の世界から来てたんだったわね」
 少しの間思案顔でいたかと思えば、ルイズは一人頷いた。
「そうね。別世界の人間だとしても、私の使い魔が常識知らずでしたってのはダメね。色々教えてあげるわ」
「お、ありがと。そんじゃサラマンダーって何なんだ?」
 ルイズは指を立てて、ふふんと自分の知識を誇るように胸を張る。
「サラマンダーって言うのはね、炎の中にすむトカゲなの。普通はあそこまで大きくないんだけど……だいたい火山なんかによく棲んでるわ。
 身体は熱いし、炎のブレスを吐くから気をつけるのね」
 ルイズ先生の豆知識講座を受けて、才人は感心していた。
「はー、そう言うの、よく知ってるな」
 純粋な感嘆である。
 その言葉を受けながら、ルイズは満更でもない顔をしながら謙遜してみせる。
「普通よ、こんなの。真面目に勉強してたらすぐに覚えられるもの」
「……真面目に勉強か」
 その言葉自体十分凄いと思いながら、才人は頷く。
 むしろ、少々耳が痛い。自分はそんなに真面目に勉強していただろうか?
「あー、じゃあアレは?」
 話を逸らす意味も込めて別の物を指差す。
 ルイズはそちらに視線を向け、更に講義を始める。
「あれはね……」
 平和な光景だった。

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:37:11 ID:iuOjR0Qf
H8フレア支援

140 :夜明けの使い魔 2/5:2007/08/05(日) 21:37:34 ID:EpLmKyR3

 アルヴィーズの食堂に着いても、ルイズ先生の小講座は続いていた。
「ここに並んでる三列のテーブルにそれぞれの学年が並ぶの。見れば分かると思うけど、学年毎にマントの色が違うからすぐ分かるわね」
 言葉通りに三列並んだテーブルは、一つのテーブルには同じ色のマントを着た学生しかいない。
「真ん中のテーブルが私たち二年生のテーブルね」
 言いながら、真ん中のテーブルを指差す。
 先に食堂に向かっていたキュルケが座っている。
「同じ学年なんだ」
「そうよ」
 意外そうな表情の才人を尻目に、ルイズは歩みを進める。
「ちなみに先生方はあっちのロフトで食事をするの。コルベール先生は知ってるでしょ?」
 教師の座るテーブルがあるロフトを差して教える。
「あ、ホントだ」
 コルベールを見つけたのか、才人はそんな声を上げた。
 開いている席に向かいながら、ルイズはついでに壁際に置かれている小さな彫像を指し示した。
「この食堂は『アルヴィーズの食堂』っていうんだけどね、その名前の由来はあそこにおいてある人形なの。
 アルヴィーズを象った人形で、夜になると踊るのよ」
 初めて知る知識ばかりだからか、才人は合間合間に凄い凄いと感嘆の言葉を口にしていた。
 そんな才人を見て、ルイズはいくらかの満足を得る。
 誰にしたって、賞賛は心地良い物だ。
 普段そこから遠いルイズにすれば、尚更。
「椅子をひいてちょうだい」
「おう」
 空席の前に立って才人に言うと、すぐに椅子を引いた。
 腰掛けると、才人も隣に座ろうとする。
 そこでふと気付いて、制止を掛けた。
「あんたはここじゃないの」
「は?」
 才人の身体がぴたりと止まった。
 その気持ちはルイズにも分かる。
 テーブルの上には豪勢な朝食が乗っているのだ。
 ローストチキンやマスのパイ包み、柔らかく焼き上げられたパンに食前酒のワインまである。
 炙られた油の匂いや香草の匂いが否応無しに食欲をかき立てる。
 その状態でお預けされれば相当に厳しいだろう、精神的に。
 とは言え、仕方がない。
「ここはね、貴族だけが食事をとるところなの。だから平民がここで食べてたりすると、それだけで周りが文句を付けに来るわ」
 内心で、私もそうだけど、と付け加える。
 才人の眉がむ、と寄せられる。
「でもね、朝食を食べるなとは言わないわ」
 昨夜の信長達との話し合いの中でそう決まっているのだ。
 曰く、衣食住は最低限まともな物を与えること。
 言うまでもないが、異国の王女を使い魔にしていた場合を考えると当然のことだ。
「給仕をしているメイドに頼んで厨房で食事を取らせてもらうようにしなさい。私の名前を出していいから」
「なんだ、そっか。てっきり犬の餌みたいなの出されるかと思ってた」
「そんなこと、出来るわけないでしょ」
 一応取り決めなんだから。
「食べ終わったら食堂の入り口で待ってなさい」
 おう、と答えながら才人は近くで給仕をしていたメイドのところに向かった。
 その背中を見送って、ルイズはテーブルに向かう。
 折しも、祈りの言葉を唱えられる時間だった。

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:38:54 ID:cpPBdQri
支援砲火

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:39:30 ID:eYCIZ1pk
基本ガンナーの俺にとってクシャルダオラは天敵以外の何者でもない
つーかバリア持ちの古龍種は大っ嫌いだあああああ!!www
ふと思ったのだがキリンの雷属性はハルケギニアではどう分類されるのか

143 :夜明けの使い魔 3/5:2007/08/05(日) 21:39:56 ID:EpLmKyR3

 周りでは朝食前の祈りの言葉が流れている。
 キリスト教が食事の前にアーメンとか言ってるのと同じようなものだろうか。
 それにしてもこれがささやかな糧か、貴族ってのは凄い金持ちなんだなぁ。
 そう考えながら、給仕を終えて厨房に引っ込もうとしているメイドの一人に声を掛けようと近寄る。
「あ、ちょっと良いかな」
「はい、何でしょう?」
 才人の声に、メイドはくるりと振り返る。
 柔らかそうな大きな二つのふくらみが揺れる。
 またコレだ、と才人は思った。
 巨乳、美人。こっちに来てからそればっかり。
 一名例外で小さいのがいるが、それはそれで悪くない。
 何というか、当たりくじを連続で引き続けている気分だ。
 柔らかで和やかな雰囲気をまとっていて、可愛らしいと言う形容詞がぴったりくる。
 純朴そうで、カチューシャで黒髪をまとめているところもぐっと来る。
 前向きに行けそうな気がした。
 そんなメイドに向かい、才人は口を開く。
「あー、俺、ルイズって奴の使い魔なんだけど、こっちで飯を食わせてもらうようにって言われてさ」
「あら、そうなんですか。貴族の皆様の食事と同じ物ではありませんが、構いませんか?」
 その言葉に、一も二もなく頷く。
 よく考えれば昨日の夕食も食べていない。
 何もあんなに豪勢じゃなくて良い。
 とにかく腹一杯にしたい。
「それでいいから、頼むよ」
 その動作がおかしかったのか、メイドはくすりと笑った。
 笑われて、不思議そうな顔をする。
 俺、何かおかしいことをしちゃったか?
 その表情を見て、メイドは微笑む。
「申し訳ありません、何だか可愛らしくって」
「可愛らしいって……」
「すみません。それではこちらに」
 促されて、才人はメイドに案内されて厨房へ向かう。
 ふと、思いついて声をかける。
「あのさ」
「どうかしましたか?」
 振り返って、メイドは才人に問いかける。
 うん、と頷いて。
「俺、平賀才人。よろしく」
「ヒラガサイト……変ったお名前ですね。私はシエスタって言います」
 二人は、並んで厨房に向かった。

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:40:57 ID:OkaDQbkz
一部例外支援

145 :夜明けの使い魔 3/5:2007/08/05(日) 21:41:26 ID:EpLmKyR3

 唐突だが、イリアの好物はアジサンドである。
 正確には好物と言うか毎日食べているものではあるが。
 原因は貧乏!
 その一言に尽きる。
 いつしかそれが癖となり、友人の国に行った時もついつい頼んでしまっていたくらいだ。
 だから、今日もいつもと同じようにそれを頼む。
「アジサンドと出がらしのコーヒー。アジサンド焦げたやつな!」
「少々お待ちください」
 場所はトリステイン魔法学院の厨房。
 声を掛けた相手は付き人である魔王ミステル。
 にっこりと笑顔を向けて調理台に向かう。
 周囲では呆れた顔をしたコック達が二人を見ていた。
「どうせなら俺たちの作った飯食えばいいのによぉ」
 そんな呟きもどこ吹く風で、イリアはミステルの料理を待つ。
 こうなった経緯は簡単だ。
 『粉雪』にも主計課はいるしそもそも中でそれなりの数の非戦闘員が生活している。
 つまり艦内で十分食事は賄えるのだが、それではいつ食料が尽きるか分からない。
 また、出来るだけこの地に住む人々とのコミュニケーションを、と言うことで、出来るだけ艦を降りて食事などを行うことになった。
 その交渉は小澤やコルベール、この学院の長であるオスマン老との間で行われ昨夜のうちに許可が出ていたのだが、コック達にその話をしにイリアが訪れたのだ。
 それなら今からでも食っていけば良い、と言われて飛び出たのが、アジサンドと出がらしのコーヒーと言う言葉だった。
「悪ぃな。こいつはあたしのポリシーでね」
 身に染みついた貧乏性をそんな言葉に置き換えてみる。
 それを聞いて、コック長のマルトーは肩を揺らして笑い始めた。
「ぶっ……ふ、はははははは! 嬢ちゃん、小さいわりには一端の口利くじゃないか。気に入った!」
「ありがとよ」
 ニヒルに返したイリアの前に、ミステルがアジサンドとコーヒーのカップを置いた。
「お待たせいたしました」
 皿に乗せられているアジサンドを一つとり、かじる。
「相変わらず不味ぃな」
「ありがとうございます」
 噛み合わない会話に、コック達がまた笑う。
 その笑いの合間に、シエスタと才人が厨房に入ってきた。
「マルトーさん」
「ん? どうしたシエスタ」
 笑い終えて、一息吐いてからマルトーはシエスタに応える。
 その視線が動いて、後ろの才人を品定めするように眺めながら、シエスタの返事を待つ。
「こちらのサイトさんに食事を出してあげてください」
「あん? そりゃ別に構わないが……見ない顔だな、兄ちゃん」
「あ、はい。使い魔の召喚で呼び出されたんで……」
 なるほど、とマルトーは手を打った。
「あの船に乗ってた奴だな?」
「え、あー、はい」
 その言葉に、マルトーは豪快な笑みを浮かべた。
「よし、そんなら任せてな! あの嬢ちゃんの仲間なら腕によりを掛けて作った飯を食わせてやるよ」
 言いながら、マルトーは調理台に向かう。
 あの嬢ちゃん、と言われてイリアに気付いた才人は、マルトーを目で追いかけた後、イリアに近付いた。
「よう。上手いか、それ?」
 才人が指差しているのはアジサンドだ。
 眉をしかめながら、肩をすくめる。
「最悪な味だよ。お前の方は使い魔になってどうだ?」
「案外悪くないな。結構良い感じだぜ」

146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:42:16 ID:0DmsV72M
>>142
ライトニング・クラウドがあるから風系統じゃね?

147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:43:01 ID:cpPBdQri
クラブの10支援

148 :夜明けの使い魔 3/5:2007/08/05(日) 21:43:23 ID:EpLmKyR3

 大部分の生徒達が食事を終えた頃、オスマンがテーブルを立ち、食堂に響くような声をあげた。
「今日は君らに話しておかねばならんことがある」
 何事だ、と生徒達はオスマンへと視線を集める。
 それを受けながら、オスマンは一度頷いて言葉を続けた。
「昨日、一隻の船が当学院の上に現れたことは、だいたいの者が知っておることと思う」
 二年生は知っているどころではない。
 何しろ突然目の前に現れたのを見ていたのだ。
 彼らは一様にオスマンの言葉に頷いたり、近くの生徒と確認しあったりした。
「彼らは異国の者であったのじゃが、とある偶然でこの地に……えー、なんじゃったかの、ミスタコルベール」
「転移です」
 後ろのコルベールに確認しながら、オスマンは言葉を続ける。
「そう、えー。偶然にもこの地に転移してきたのじゃ。わしはその艦の艦長と話し合い、彼らがしばらくこの学院にとどまることを認めた」
 その言葉に、生徒達がざわめいた。
 何故異国の艦をわざわざ置くのだろう?
 そんなことをせずに、元の国へ帰ってもらえばいいのに。
 もしかして、犯罪者をかくまっていたりするのだろうか? それともクーデターから逃げ出した王族か?
 囁きが交わされた。
 その様子を見下ろしながらも、オスマンは言葉をつなぐ。
「諸君! わしは諸君を信頼しておる。異国の者とは言え彼らを侮りはせんとな」
 そして、ゴホンと咳を一度。
「なお、彼らの艦には幾人か貴人が乗っておる。決して粗相の無いように。よいな。……よし、話はこれまでじゃ」
 そうしてオスマンは席に戻る。
 生徒達は口々に憶測を語りながら席を立つ。
 異国の貴人がやってきたという事実に、どこか祭りのような高揚感を感じているらしい。
 そんな中。
 ただ一人、ルイズだけが暗い顔をしていた。

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:43:37 ID:Lx8WdIed
モンハンの作者へ、GJ!

遊んでる人間としても話しを楽しめたよ、次回も期待してます!


150 :夜明けの使い魔 6/5:2007/08/05(日) 21:45:24 ID:EpLmKyR3
番号振ってても数直し忘れてたら意味がないだろ常識的に考えて……
本日の投下終了。

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:46:48 ID:Ym0tq89l
おぉ、こういう展開かー
イリアが良い味だしつつも何気にサイトがまともな扱いをw

つヴィンランドワイン

152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:47:34 ID:cpPBdQri
GJ。
まだコーヒーなさそうなハルケギニアでコーヒーが有るのは造物主の陰謀か。
ゲーム的にはゲームマスターの許可を取って判定に成功すればダンジョンであろうと何処であろうと食べ物購入出来るから、
きっとそうなんだと思ってみる。

153 :サテライト60-4:2007/08/05(日) 21:51:15 ID:OkaDQbkz

「ええと、ミセス……ミセス・シュヴルーズ、今日の授業はどうなさったのですか?」
 講堂のドアを開けてみると、中には授業道具の片付けを行っている教師が一人だけだった。
「本日は全学年、全授業が休みです。食堂側のドアには張り紙をしたのですが。
 私は見ての通り、早めに用意していた道具を片付けなければなりませんので……。
 おや、変わった使い魔を召喚しましたね、ミス・ヴァリエール」
「あ、はい。ムーンフェイスといいます」
 それからルイズは、彼が人語を話せること。人間よりも頭が良いかもしれないこと。膂力が非常に優れていることを文字通り我が事のように説明した。
 息が弾んでいるルイズを微笑ましそうに見守るシュヴルーズの耳には、ルイズはとても努力家、勤勉な生徒として聞こえてきている。教師として、生徒の努力が実を結ぶ様を見ているのは気持ちの良いものなのだろう。
 一度手を止めると、ルイズに向かってこれからも頑張りなさい、と言った。
「ミス・ヴァリエール、才ある努力とは必ず実に繋がるものです。
 私は昔、非常に出来の悪い生徒でして……、よく先生方に迷惑をかけたものです」
 ですが今ではトライアングルとして、歴史あるトリステイン魔法学院の教師をさせていただいています。
 あなたもいつか辛いこと、苦しいことに出会う日が来るでしょうが、そのときはその素晴らしい使い魔を思い出して、自分を励ますのですよ。
「はい、頑張ります」
 ルイズは手応えを感じていた。目の前で自分に(少々恥ずかしい)過去を語りつつ声援を送ってくれたのは、二年生から授業を受けることになったミセス・シュヴルーズだ。
 彼女はルイズの事を知らない。ゼロのルイズという渾名も知らない。
 知らない人間、他人の事は教師であれど簡単に評価できるものではない。ならばなぜ。
 メイジを計るにはその使い魔を見ろ。
「では、失礼します。ミセス・シュヴルーズ」
「ええ、それから、浮いた時間は自室で自習すると良いでしょう。
 できるだけ部屋から出ないように」
 ルイズはドアを閉めてから、だらしなく口元を緩めた。後ろの男が堪らなく誇らしかったのだ。

154 :サテライト60-4:2007/08/05(日) 21:53:04 ID:OkaDQbkz

 モンモランシーは先ず自分の奥歯を殺した。それから下唇を殺した。固く作った拳の内側も殺した。
 垂れた血液の滴を飲み込んで、血液を頭蓋骨に注入した
 右手と左手と右足と左足の先から順々に、搾取した血液を頭蓋骨に注入した。
 顔が焼けると同時に、脳が白く抉られる。
 目の前では、ギーシュ・ド・グラモンが自分以外の女のために泣いていた。

 この腕は、一年生のケティ・ド・ラ・ロッタのものらしい。
 全員の点呼はまだ行われていないようだったが、行方不明者の報告(友人、隣室の者から)と、身元不明の破損部位が同時に現れたのなら、自ずと結論は出る。
 以前似たような事件が起こったことを知っている教師、覚えている教師も居て、そう複雑な事件にはならないだろう、という雰囲気が蔓延していた。
 ロッタの家が勲爵士(最下位の貴族)であったことも理由の一つだったし、恐らく責任を取って引っ立てられるコルベールは教師の中でも変人扱いの嫌われ者だというのも理由の一つだった。
 ただ、それらの理由は決してギーシュを納得させるものではない。彼は悔しくて涙を流した。
 同時に、廊下の曲がり角から忍び足で彼を伺っていたモンモランシーは、この場に居ても得る物などないだろう、そう自分に言い訳して立ち去ることにした。


155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:53:09 ID:cpPBdQri
むーん支援

156 :サテライト60-4:2007/08/05(日) 21:54:20 ID:OkaDQbkz

 ルイズは自室に戻る途中、顔全体を満遍なく土気色で塗りたくったモンモランシーと遭遇した。彼女との奇妙な友達意識がルイズにはあったし、それを差し引いても彼氏の二股は同情すべきことだ。
 傷心の友人を前に簡単に挨拶をして通り過ぎるのは、貴族としていただけない、そう思うと思わずルイズの足は止まってしまった。モンモランシーも、釣られるように足を止める。そのまま数秒の時を挿んで、居た堪れなくなったルイズが先に口を開いた。
「その、モンモランシー、ええと、ギーシュの事は本当に残念だったと思うわ。
 でもあなたは……優秀なメイジだし、背も高くて美人だし、その……ムーンフェイスも何か言ってあげてよ」
「ムゥーン。そうだね、一言。
 今君の胸をかき回しているものが何か考えてから、それを"解決"してしまえば良い。
 そうすればその辛さもなくなる」
 苦し紛れに話を振ったこともあり、ルイズはムーンフェイスにはあまり期待していなかったのだが、彼の言葉を聞いたモンモランシーははっとしたように顔を上げ、そのまま涙を拭ってくすりと笑った。
「そう、そうだったわ。解決、解決してしまえば良いのよ。
 食事にでも誘おうかしら。気化するように調節してから香水も良いわね。
 適当な品目をつけて錠のまま渡すのも良いかしら……。
 ねぇ、ルイズはどれが良いと思う?」
 突然語り出したモンモランシーを前に、うなじに少し嫌な汗を掻いた。
「ど、どれって?」
「この薬をギーシュに飲ませる方法。ギーシュの体格なら、4錠で致死量の筈なの。だから、そんなに難しくないと思うんだけど」
 解決。致死量。
 ルイズはなんとか悲鳴を噛み殺した。至極全うな顔をして、目前の級友は人一人殺す算段を立てている。しかも今朝まで恋人だった相手を。
 胸を煩わせるから殺す、この理念も理解できないし恐ろしいものだった。解決、の言葉一つでそれを思いつく思考回路も。
 しかしルイズが最も恐ろしかったのは、先ほどまで土気色をしていたモンモランシーが、男性の手に触れた生娘のように頬を染め、艶やかさすら含みつつある声でそれを自分に語ったことだった。
「あ、あの、ね……モンモランシー、私はそれ、ええと……ムーンフェイス!
 お願い、何か言ってあげ……ぁ……あ……」
 自分の使い魔が、モンモランシーと同じ目をしている。すぐさまルイズは、二人の間の"解決"に、齟齬が生じていたという自分の解釈が間違っていることに気づいた。
「本当のところを言うとルイズ、私は彼女と比べて、君にはちょっとがっかりしているんだ。
 主人と使い魔は似た者同士が多いという話だったのに、ね……ムーン!」
 がっかりしている。
 ルイズは胸の中のぽかぽかした気持ちが剥がされていくのを理解した。それも瘡蓋を乱暴に爪で剥ぐような形でだ。
 駄目、駄目だ。この気持ちを失ってはいけない。ルイズは必死に暖かさの因を思い出す。たった数分前に会ったばかりの、ミセス・シュヴルーズが褒めてくれた。認めてくれた。
 彼女は私のことを、私の使い魔のことを、素晴らしいと言ってくれた。
 ルイズは青ざめた。
「ね、ねぇ、ムーンフェイス。私、駄目なの? がっかりする? 悪いところがあったら言って頂戴!
 何でも、どんな事でも直すから、貴方に相応しいメイジになるから、頑張るから……。
 それに貴方、あのとき、最初のとき、良い目をしているって褒めてくれたじゃない! 良い目をしているって、あのとき、良い目を、良い目……」
 ムーンフェイスは答えない。ただ、無味乾燥な顔をしてルイズを見返しているだけだ。ただ、その目をしてルイズを見返しているだけ。
 丁度後ろでもモンモランシーが彼と同じ目をしている。
 ルイズははっと息を呑んだ。
「解った、私、ギーシュのこと、殺してくる。
 魔法は失敗してばかりだけど、頑張る。先ず首を両側から裂くわ。ぱかっと開いたら、声を出せないように詰め物をするの。詰め物は何が良いかしら。あまり適当なものを詰めると駄目ね、足がつくわ。ええと」
 ルイズは自分の言葉に手応えを感じていた。少しずつ、解る。ムーンフェイスの閉じられた大きな口が、端の方から段々と釣り上がって来ている。ルイズの確信を裏付けるように、彼は愉快そうに声を上げた。
「ムーン、心配ご無用。私がそっくり食べてあげよう」
 ルイズは心の中で自分に喝采を送り、そして必死に目を逸らし続けた。
 この嘔吐感を悦楽に変える必要があった。


157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:54:57 ID:W9PzG7Az
コルベール先生責任を取らされるのか
大変だなー

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:55:18 ID:eYCIZ1pk
>>108
冗談で言ったけど自分でもちょっと見たくなってきたw
使い魔としてはハイスペック・ハイリスクだから短編向きか?

マイクロウェーブ、来る!支援!

159 :サテライト60:2007/08/05(日) 21:56:34 ID:OkaDQbkz
ここまでです
行が沢山入るのは嬉しいけど、一行が長すぎますって毎回出てくるのがorz

この話って実はモンモンが主人公のような気がしてきた……

160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:56:45 ID:3hy/6oVn
>>158
対策としてバンコラン呼んで ギーシュが ア〜

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:57:40 ID:cpPBdQri
黒い、黒すぎる、真っ黒だ。このルイズはどんどん坂道を転げ落ちていくのだろうか。
余りにも黒いっ……乙ッ……乙ッ……。

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:58:37 ID:Ym0tq89l
黒い……
これは造物主の陰謀か!!

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:59:13 ID:yaz2TNQy
GJ。もうどんどん救いがなくなっていくなw

>>131
毒島獣太召喚?弘に続いて夢枕キャラ二人目か

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 21:59:21 ID:8ql9RJ9y
>>161
とらの人自重汁w

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:00:03 ID:W9PzG7Az
黒いなぁ
「牙狼〜黄金の遣い魔」のページみたいに注意文をつけといた方がいいかもしれんね

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:00:24 ID:hNnkdu96
ルイズがドブ川の腐ったような色の目になりそうだな。
モンモンは手遅れだ…

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:00:33 ID:cpPBdQri
>>164
すまん、とらの人じゃない。まだあのインパクトに引き摺られてるだけの何かです。

168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:02:15 ID:W9PzG7Az
現在166で108KB
単純に5倍すると830くらいで500KBオーバー書き込み不能

初の1000行く前に容量オーバー、になるかもな

169 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ:2007/08/05(日) 22:03:53 ID:m5fYDAd1
素敵な作品が次々と来ていて、今更ながらにレベルの高さにガクブル。
しかし挑戦する。
予約なければ投下宜しいでしょうか?

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:06:06 ID:W9PzG7Az
予約は無い たぶん

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:07:13 ID:3hy/6oVn
カムカムプリーズ

172 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第二話:2007/08/05(日) 22:09:37 ID:m5fYDAd1
結局、床で寝るのも廊下で寝るのもほとんど変わらず、痛む体をペキポキと動かし
レクスは目覚めた。
朝も五時がいいところだろうか。日が昇るかどうかの時間帯だ。
レクスはあたりを確認すると、昨夜の事が夢ではない、と再確認してため息をついた。
それもそうだろう。
レクスの素性は、父亡き後の大地の国、アースンという国を継ぐ予定の王子なのだから。
それが今は使い魔、雑用扱いで廊下で毛布一枚で寝ていたのだ。
落差というのは余りあるだろう。
それに、今もう一つ、レクスには心配事があった。
魔法の事である。
実は、昨夜ルイズからメイジについての説明をされた際
よっぽど自分は魔法を使える召喚師である、と説明しようかと思ったのだ。
――レクスは召喚術、という魔法を使う。
カードを使い、そのカードと心を通わせ、モンスターを呼び出す。
この世界と同じように、魔術師とはあらゆる職の高位に存在する上に、最高位の魔術師によって国は治められている。
レクスも、カードは常に手元に置いてあるし
今の自分ならば召喚剣――剣術と魔法をあわせた幻の魔導剣術――も使いこなせる、はずだったのだ。
だが、しかし。
いざカードを手に持っても、声が聞こえるどころか、モンスターの影すら頭によぎらなかったのだ。
不安に思い、召喚しようとしても――魔法力が高まらなかった。
魔法が使えない――無論、剣の腕に関しても一流の域にあるレクスではあったが
魔法を使う――それが自分の世界とは違う魔法ではあっても――相手に対して、剣だけで対抗出来ないのは身にしみてわかっている。
だからこそ、自分はメイジではない、と伝えておいた。
故にルイズは物盗りにしか役に立たない、などと言ったのだが――さて。
とりあえず、自分が召喚獣になるとは思わなかったな、と苦笑いをするレクスであった。

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:09:42 ID:Lx8WdIed
火力支援要請

174 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第二話:2007/08/05(日) 22:11:32 ID:m5fYDAd1
しかし、とりあえずレクスは目の前の問題を一つずつ片付ける事にした。
そう、洗濯物、である。
下着だけではない。放ったらかしにされたルイズの上着なども洗わなければならないだろう。
昨夜の説明で、貴族社会だという事はわかった。
自分も王城にいた身分なのだ。メイドやお手伝いくらいいるだろう。
全部任せる訳にはいかないが、洗濯場所くらい教えてもらわねば――そう考えて、早朝の学院をレクスは歩き回る事にした。

トリステイン魔法学院、メイドのシエスタは毎日朝の慌しい時間に備えていた。
無論それは、朝の清掃であり、朝の洗濯であり、朝食の準備、更には自分の身支度である。
貴族であるメイジの集うこの学院では、例え平民といえど乱れた身だしなみは許されない。
とりあえずは洗濯に使う水を溜めておかねばならない。
既に料理長のマルトーは朝食の仕込みに入っているし、早く済まさねば準備が滞る――と。
シエスタはそこで、何故か女性物の服を抱え、キョロキョロと敷地をうろついている青年を見かけた。
一瞬泥棒! と叫びかけたシエスタだが――よく見ればあのマント、もしかして貴族様のご兄弟か何か――などと思い

「あの……どうされました?」

とりあえず、声をかけてみることにしたのだ。

「あ、ああ。実は召喚師(マスター)……じゃなかった、ご主人に洗濯を頼まれてね。
けどどこでするのかわからなくて、迷ってたんだ」

と、青年――レクスは頭をポリポリと掻いた。
成る程、とシエスタは納得する。
これが噂の、ミス・ヴァリエールの使い魔さんか、と。

「貴方が噂の、ミス・ヴァリエールさんの使い魔さんですか?」
「え? あぁ、うん。そっか、知られてるんだ」
「えぇ。平民を呼び出したなんて前代未聞だ、って噂ですよ」

シエスタはクスリと微笑む。
貴族だらけの学院において、平民が増える、というのは少し心が安らいだ。
毎日気を使わなければいけない中で、同じ境遇――とは言い難いが、似たような境遇の人物が増えるのは
何やら味方が増えたような心地なのだ。

「そっか。まぁ、魔法が使えないし、軍人でもないしね」

王族ではあるけど――世界が違うしなぁ、とレクスは心の中で呟く。
貴族はメイジである、というのがこの世界のルールである以上
魔法が使えない今の自分は平民でしかないだろう。

「そうそう。俺はレクス、っていうんだ。
それで……忙しそうなところ、申し訳ないんだけど、洗濯する場所って……あるかな?」

はい、とシエスタが微笑んで案内する。
とはいえ、水場というだけの事で、タライと洗濯板を渡されたレクスは早速タライに水を張り始めた。
食事の支度がありますので――と言って去ろうとするシエスタに対し

「あ……それと、本当に申し訳ないんだけど。棒か何かないかな?」

何に使うのか? とたずねたシエスタだったが、ちょっとね、と笑うレクスにさして疑問も持たず
壊れたものでよければ――と、先端の部分がボロボロになり、既に箒としては役に立たない箒を持ってきてくれた。
レクスはそれに感謝を述べ、シエスタを見送ったのだった。

175 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第二話:2007/08/05(日) 22:13:35 ID:m5fYDAd1
――ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが春の使い魔召喚の儀式を成功させた翌朝。
本来ならば自らの呼び出した神秘的で、荘厳で、威厳ある素晴らしい使い魔に呼び出される清々しい朝のはずがしかし
ルイズが迎えたのは汗を流し、壊れた箒――というか、既に棒を持ち、悔しそうな顔をして起こしに来たレクスだった。

「……何よ、それ」
「洗濯してたんだよ。ついでに、使い魔なんだから、ちょっと剣の修練を」

と、苦笑いを浮かべるレクスではあったが、内心は忸怩たる思いでいっぱいであった。
細心の注意で洗濯を済ませ――力加減を間違え、危うく破れそうであったというか、確実に生地は弱ったのだが――棒を持って
素振りをしようとしたレクスだったが
しかし、かつていた世界で国一番といわれ、何度も剣術大会で優勝した自分の剣技は全くと言って良いほど冴えなかったのだ。
神風――瞬間移動のように高速移動を行い、移動する技を使えば途中で躓いてこける。
地走という、剣で地面を切り裂き、衝撃波を相手にぶつける技を行おうとすれば、そもそもがうまく削れない。
自らの技術そのものには錆びはなかったのだが――何故か、全くと言って良いほど肉体が経験と知識に追いついてこないのだ。
魔法が使えないばかりか、剣術まで封印されたに等しい。
使い魔がどういうものか――それはよくわかる。
自分を召喚獣というにはアレだが、しかし、呼び出されたのなら召喚師を守るが定めだろう。
それも満足に行えないようでは、もし、この世界から帰ったとしても先が思いやられてしまう。
――レクスは知らなかっただろう。
かつて幻大陸シェルドラド――レクスが元居た世界に最初に召喚された時は赤ん坊だったのだから。
だが、実はこれは定めでもあったのだ。
レクスのようなシェルドラドに呼び出された――または、シェルドラドから呼び出されたものは、その肉体が極端に弱まる。
そう、レクスもルイズも知らないが
ゲームでいえば、どのような勇者であれ、最初はLvが1になってしまうようなもの、なのである。

「……まぁいいわ。とりあえず着替えさせて」
「……へ?」
「服……よ。後、下着」

気だるそうに、眠そうに――というよりは、本当に眠いのであろう。
軽いあくびをしながら、ルイズがネグリジェを脱いでいく。

「そこ……一番下に入ってるから」

慌ててレクスはクローゼットの引き出しをあけ、下着を渡し――本当に一杯あって、どれを選べばいいのかわからなかったのだが。
だがルイズは下着を身に着けると服も、と要求してきた。
学生服はルイズの近くにあるし、流石にそれは自分で着ろ、というと

「平民のあんたは知らないだろうけれど、貴族は下僕がいるときは自分で着替えないものよ」

レクスは全力で嘘だッ!と叫びたくなった。
仮にも王子であるレクスだが、流石に着替えは自分で行っていた。
妹がいたのだが――その彼女も、確か自分で着替えていたと思う。
だがそれは自分の世界の事で、こちらでは貴族とはとてもワガママなものなのだろうと諦め――ため息をつき、渋々ながら着替えさせる事にした。
尚、余談だが、レクスは女の子というものに免疫があまりない。
下着姿の女性を着替えさせるのに、何度もブラウスのボタンを掛け違ったりしたのは、決して彼の責任だけに出来るものでは、ないだろう。

176 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第二話:2007/08/05(日) 22:14:55 ID:m5fYDAd1
何とかルイズを着替えさせ、扉の外へ出ると、そこには『微熱』のキュルケが立っていた。
恐らくはルイズに自分の使い魔を自慢しにきたのだろう。
事実、人間を呼び出した、とレクスを指差し、笑っていた。
だが、それもさもあらんと言えるほど、横にいたサラマンダーは立派な存在だった。
一頻り自らのサラマンダーを誇った後、人間を呼び出したルイズの不手際を笑う。
ルイズはそれをとても羨ましがり、同時に貶された事に怒ったが――レクスは、サラマンダーを撫でて、ふと思う。

(そういえば、サモン・サーヴァントはハルケギニア大陸の動物なんかを呼ぶ魔法だって言ってたよな……
召喚術はゾーンから召喚獣を呼び出す……もしかして……)

ゾーン。それは召喚獣が住まう世界の事である。
――レクスの使う召喚術では、その場所よりカードを通じて呼び出すのだ。
シェルドラドではゾーンに通じたかもしれないが、このハルケギニアでは通じないのかも、知れない。

「行くわよ、レクス! キュルケなんかにかかわってたら朝から気分が悪いわ!」

ぐい、とレクスの手を引っ張ってグングンと進むルイズ。
キュルケはそれを高らかに笑い――流石はゼロのルイズだと、言っていた。
残念ながら、レクスはサラマンダーと、召喚術の事を考えていたために、それが何かと疑問にも思わなかった訳だが。
――しかし、少なくともこの朝の出会いは、朝食においてルイズの機嫌を著しく損ね――

「こ、これが、朝食?」

レクスの目の前に置かれた朝食は、それはもう粗末なものだった。
机の上には豪華な食事が並んでいる。
以前の世界での王宮でも、これほど豪華な食事はあまり見られない。
この世界では毎日がパーティーなのだろうか。
しかし、自分は、といえば床に置かれた薄い平たいスープ皿に、恐らく切れ端だろう肉が二かけらだけ浮かんでいる。
カレーを食べるようなスプーンであれば、六口程度で終わりそうな分量だ。
横には、これまた手のひらより小さなパン。
しかもこれまた切れ端であり、二つあわせてレクスの拳にも満たないだろう。
子供の修行僧が食べる、というのならまだ理解出来なくもないが
仮にも青年と判断出来るレクスが食べる量にしては、少ない。
だが、レクスが呆然としている間にもルイズ達は朝の祈りを始めてしまう。

「ちょ、ちょっとルイズ!」

慌ててレクスがルイズに呼びかける。
呆然としていたためか、ご主人やら、ご主人様と、もしくは召喚師(マスター)、と呼ぶべき所をルイズと呼び捨てでよんでしまったほどだ。
祈りこそ終えたものの、さぁ今から食事と思考を完全に切り替えていたルイズは、その呼びかけに不機嫌に応じ

「何よ」
「い、いや……その、食事があまりにもアレなんだけど」

しかし、そのレクスのささやかな苦情はルイズに聞き入れられることはなかった。
曰く、ここは貴族だけが本来は入れる場所だ。
曰く、そんな中、平民とはいえ、私の使い魔だから入れている。
曰く、せめて用意しただけでも感謝をしてほしい。
レクスはとことんまでガックリときた。
レクスが今までに会ってきた王族、というのは皆人格者だったため
ここまでわがままな――意地悪な王様、というのはいたが――貴族というのは初めてだったのだ。
しかし、ここで納得しても今後、こんな食事が続いては剣の修行にしても、魔法力を取り戻すにしても、どうしようもない。
魔法力の事は話さなかったが、さすがにこんな量ではいざというときに剣を振る力が出ない、とレクスはルイズに言うと

「じゃあ厨房にでも行って余り物でも何でも恵んでもらいなさいよ……!」

周りに聞こえないように、ルイズは小声でレクスを大きく怒鳴るという神業を行った。

177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:14:57 ID:OkaDQbkz
レナ自重支援

178 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ:2007/08/05(日) 22:16:30 ID:m5fYDAd1
第二話は以上です。
勇者はゲーム開始時には弱いものですよ、という事で色々と調整中。
駆け足気味で突っ走ってます。

次回でようやく序章に追いつける……かも。

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:25:05 ID:Eq9mUPQG
できれば今夜投下したい。
が、前より1レスの行数が多いだけに分量考えると厳しいかも。
さ〜て、もうちっとがんばりますかね。

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:39:46 ID:W9PzG7Az
MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ乙です
元ネタ読んだことないけど結構面白い

181 :夜明けの使い魔:2007/08/05(日) 22:43:21 ID:EpLmKyR3
>>152
コーヒーはミステルが常にインスタントの袋を持っており、いつでもイリアの為に淹れられるようにしているのです。
そのことを記述した瞬間、愛と平和を振りまく魔王ラブリーミステルは
「別に姫様の為にコーヒーを淹れているわけではありませんわ」
などとツンデレのテンプレート的な台詞を吐きながら≪完全偽装≫を使用したと言う事実はなく
単純に書き忘れてしまっただけです。描写不足で申し訳ない。

182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:48:56 ID:aNwJC3TL
そういや、レクスは召喚剣と召喚剣-オーラブレイドの二つの武器を使えましたが
どちらが使えるときに呼び出されたのでしょうか?

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:57:19 ID:kk0arLHM
>>163
いや話の流れから言えば武装錬金のガスマスク標準装備でその下は美少女の毒島だと思われ。
いくらなんでも夢枕獏じゃ話が飛びすぎるし

184 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ:2007/08/05(日) 22:58:11 ID:m5fYDAd1
>182
召喚王レクス2終了後です。
今使えるかどうか、は。本編参照ということで。

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 22:59:28 ID:0goS+1X3
ああ、しかしボンボン休刊というこの衝撃。

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:02:01 ID:Ym0tq89l
なら、俺はスターオーシャンを万歳する。

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:03:04 ID:Ym0tq89l
すまん、誤爆

だがスターオーシャンはマジで俺好きなんだ。
3? オラクルルームを信じているのでアレは単なる異次元ですよ。

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:05:57 ID:tcQyfLsa
今日はアトリエこないのかな。
続きが気になる

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:06:37 ID:ks1jWk/f
スターオーシャン?
2が毒殺ゲーで3が精神破壊ゲーだというイメージしかないな

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:09:29 ID:W7JR/qpn
2はラスボスも一撃だったなw
無人くんとか召喚されたらコッパゲ狂喜するんじゃない?

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:11:10 ID:Ym0tq89l
1と2は俺のビューティフルワールドな世界。
毒殺? 知ったことか! 音楽世界その他俺の好み過ぎる。

だから、成績がまともになって退学しなかったら小説書くんだ。
無理。

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:13:10 ID:e6x9YF++
SOシリーズは好きだった。つける文句も色々あるがな。
1のリメイク?ギャルゲみたいな会話画面で興味失せたさ

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:16:41 ID:Ym0tq89l
>>192
俺はAAAを信じるぜ。
大丈夫。今度はドーンも好物を食えるし、ジエはジェと間違われない。
さらに言うと削られたイベントは軒並み復活し、俺は大満足。
信じている。

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:21:07 ID:AKiLucrk
とりあえず書いたので見直しします。
予約が無ければ40分から投下します〜

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:25:12 ID:Gql6qiYb
SOの3は、黒歴史というのはみんな同じなんだな。
SF風ゲームで、しかもベタな落ちを使ったのに、そこからひねりや切り返しが皆無だったのが痛いよな。
あの手の話で、もっと予想できない落ちの話なんていくらでも転がっているのに。

せめて、エンディングの
「確固たる自意識を持った世界は、元が空想であろうともその時点で並行次元として確立する」
という落ちを最終決戦前に持ってきて、
元宗主次元と次元間戦争を行う、ぐらいののりなら読めたんだが。
―――というか、プレイ中はそれぐらいはひねるだろうと予想していたんだけどな。

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:26:57 ID:DRmpfvbl
AAAのゲームはセラゲを楽しむものだと思ってる俺は異端ですか?

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:27:13 ID:Ym0tq89l
>>194
ドンと来いだぜ

>>195
とりあえずさらに問題点を挙げるとすると、エナジーネーデのバリアの方が攻撃よりもエネルギーレベルが高かったりする。
小説だと微妙に設定が違うとか聞いたが呼んでいない。
あとアイテムクリエーションは1が一番好き。

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:27:57 ID:W7JR/qpn
3はある意味予想の斜め上をいかれたよww
調子乗って考えなしに続編作って失敗した例だね?

>>194
支援するー

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:28:25 ID:per2/9JA
AAAのストーリーなんてただのオマケですよ
戦闘とキャラ同士の絡みが楽しめればそれで良し
…まあキャラ同士の絡みも3はちと微妙だった訳ですが…戦闘が神だったから良し

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:29:23 ID:Ym0tq89l
>>199
3はスターアニスとクレアとネルとミラージュとかがいればおk
でも辞書は好きだった。万歳。

201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:30:08 ID:I+pnc03h
僕はSO世界がシミュレーターの中の世界であっても別にかまわないと思うのだが、
どうもエンディングがよく理解できない。何で銀河系が消えなかったのかがよくわからない。
そこが一番気になる点だと思っている。

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:31:00 ID:DRmpfvbl
>>199
ディレクターズカットで追加されたおっさんが好きだ。
あのガタイ、あの武器、あのビジュアルで魔法使いキャラ。しかし体当たり系の物理技も持っているなんて!

203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:31:06 ID:0z+v1vRJ
>>201
制作者も考えていないと思うぞ。

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:31:15 ID:3hy/6oVn
アレクサンデル・T・オヤジーデ召還

1:ルイズそっちのけでタバサに夢中
2:魔法使いで自称男爵かつ一応大臣らしいのでコルベール頭抱える
3:ギーシュとの決闘でバラの乱舞
4:ワルドとしぶいオヤジ対決
5:実は結構強かった事が発覚して周囲びっくり
6:タバサ救出編で一番ノリノリで大活躍?

結構面白くなるか?

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:32:18 ID:Ym0tq89l
>>201
恐らくはそう認識することによって世界が定義されたということ。
例を挙げるならば、目隠しした人に熱した鉄棒だと言って押し付けてやけどになる奴の全人類拡大版

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:33:47 ID:Y1yCqbYV
七星ー双ぉー破斬ーっ

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:34:44 ID:yaz2TNQy
SO2は終盤で本格的にレベル上げしないと
ラスダンの雑魚にやられるようなバランスを除けば結構好きだった。
3は……戦闘のバグに耐えながら話進めたのしか記憶に無いな

208 :零の人 ◆Locke32COo :2007/08/05(日) 23:35:11 ID:Eq9mUPQG
では >194 の次を予約。
多分2レス...orz

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:36:29 ID:2apC9DY0
そういえばアメコミヒーローが召喚されるってのは誰も書いてないのか?
真っ先に思いついたのがエイジ・オブ・アポカリプスな展開な俺が言うのも何だが。

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:37:02 ID:per2/9JA
>>202
スピキュールが使える事に感動した。
2でミカエルに何回瞬殺されたことか…

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:37:37 ID:e6x9YF++
>>205
とりあえず目隠しじゃなくて深催眠状態な。

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:37:44 ID:3hy/6oVn
>>209
専用スレあるからねえ。
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1183530638/

213 :ゼロのアトリエ:2007/08/05(日) 23:38:03 ID:lfdm6YxB
投下全部終わった5分後くらいに投下

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:38:53 ID:yaz2TNQy
>>209
専用スレが立ってたりする
確かスポーンとウルヴィーが連載中

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:39:36 ID:DRmpfvbl
SO3でバグに遭遇したこと一度もないんだけど、珍しいのか?
友達は嘘だろって驚いてたけど。

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:39:57 ID:W7JR/qpn
偽造レベルアップしまくったのは秘密だ

>>213
キター!

217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:40:27 ID:2apC9DY0
>>212
おお、専用スレがあったとは知らんかった。
後で見てみます、ありがとう。

218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:40:55 ID:Gql6qiYb
>>201
それはあるな。
SF読みからすると、理由は>>195
>「確固たる自意識を持った世界は、元が空想であろうともその時点で並行次元として確立する」
だと言うのがほとんど常識なんだが、SF読まない人にはわからないかもなぁ、説明一切なかったし。

SFだと、「もし〜だったら?」と、世界中の誰かが思いついたら、その時点でその世界は並行次元として誕生する、
という設定は、古典的な部類でな。
コンピュータ上からデータを削除されても、一度生まれた次元は、並行次元として確立している=現実として存在しているから消えない、
というのがあの落ちの理由だ。

そんなもの、SFが好きな人からすると中盤で予想できているわけだから、そこからさらに一工夫ほしいんだよ。

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:41:52 ID:I+pnc03h
>>205
なるほど。
今思いついたのだが、スフィア社が作ったエターナルスフィアのデータが設計図となって、実際に宇宙がひとつできてしまった。
エターナルスフィアのデータつまり設計図を書き換えることによって、エクスキューショナーなどをを世界に追加することはできたが、
データそのものを消去しても、設計図が消えるだけで、すでにできてしまった世界は消えなかった。
というのはどうでしょう。

220 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:42:36 ID:D6LbupVD
>>218
SF好きとして気持ちはわからんではないけど、程ほどにしとけ。

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:44:15 ID:Ym0tq89l
>>219
多分それでいいと思う。

俺的には、単に作った設計図が元々存在している次元と酷似していて、偶然繋がっただけとかと妄想。

だって造物主はオラクルルームにいるんだぜ?

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:45:25 ID:tcQyfLsa
>>213
オホ

223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:45:52 ID:AKiLucrk
問題点があって修正します。迷惑かけてすみません

他に投下予定の方お先にどうぞ

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:46:24 ID:W9PzG7Az
今まとめ見てたんだけど、ジャンプ系は

武装錬金
ドラゴンボール
ダイの大冒険
ブリーチ
封神演義
ワンピース

意外と少ないな

これからもっといろいろ出てくるかもな
聖闘士星矢とか北斗の拳とかるろうに剣心とか幽々白書とか仏ゾーンとか
忍空とかぬ〜べ〜とかついでにとんちんかんとか地獄戦士魔王とか

225 :零の人 ◆Locke32COo :2007/08/05(日) 23:48:44 ID:Eq9mUPQG
私でいいのかな?

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:53:03 ID:92I2ImXU
194来ないみたいだしいいんじゃね?

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:53:26 ID:Hez+REG8
とりあえずSOの内容云々はスレ違いジャネ?

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:53:34 ID:nOH8TkZO
SO3のそこらへんの理由は小説版で明らかに説明されている
ブレア曰く「私達が世界を作ったのではなく、作ろうとしていた世界と似た並行世界を作ったのではないか」
その証拠としてルシファーがエターナルスフィア内に自分専用のデバックルームを作ったのは
・自分の世界→創造した世界、ならいくらでも干渉出来るけど限度が見え始めていた。つまり自分の制御下ではない=平行世界だった
・その事実を薄々気付いてはいたが、自分が創造主でないことを認めたくなかったのでデバックルームを作って抵抗した

「(プログラムの)エターナルスフィアを作ろうとした」ことで実在するエターナルスフィアという平行世界も生まれた、って事らしい

229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:53:42 ID:Ym0tq89l
>>227
そうだな。
すまん。

230 :零の人 ◆Locke32COo :2007/08/05(日) 23:54:00 ID:Eq9mUPQG
では投下行きます。
1レスにもうちょっと入ると思うんですが。

─────

1/3

スクライド・零 17


「おいでなすったな」
ゴーレムを目に入れたカズマが凶悪な笑い顔でアルターを発動させた。

まず最初に仕掛けたのはタバサだ。自らの身長より大きな杖を構えルーンを唱えると
巨大な竜巻が発生しゴーレムにぶち当たる。
続けてキュルケが胸元から杖を引き抜きルーンを唱える。杖から伸びた火焔は
狙い違わずゴーレムを捉えた、が。
「効いてない!?」
「前より頑丈」
「上等ぉ!」
二人を飛び越えシェルブリットの一撃。
さすがにこいつはゴーレムも腕でかばう。しかしまたも崩れるのはその部分だけで
その腕もやはり瞬く間に修復されてしまう。
「相変わらずかよ」
忌々しげにつぶやくカズマ。
「術者を倒さないとどうにもならないわよ〜」
魔法の炎を振りまきながらキュルケがのんきに声を上げると、タバサの指笛が響き渡った。
「杖は取り返した。退却」

それに異をとなえる者がいた。
「ダメよ、ミス・ロングビルが無事かもわからないのに」
ルイズである。彼女も魔法を唱えてゴーレムに攻撃している。もちろん不本意ながらの失敗魔法なのだが、
その爆発は修復こそされるモノのキュルケの炎などと違い確実に表面をはじき飛ばしている。
「大丈夫」
タバサが言う。
「もしフーケに捕まっているなら、私たちが抵抗しないように人質として連れてくるはず。
だからきっと大丈夫」
納得していない表情のルイズにカズマが叫ぶ。
「そんなに気になるなら自分で探してこい。こいつはオレがぶちのめす!」
「ダメよ、そんなの。使い魔を見捨てるようなことができるわけないじゃない」
この間にもゴーレムの攻撃は続いている。
全力で破壊してしまってはまたその隙に反対の腕が襲ってくるため、
カズマのシェルブリットは速い回転でゴーレムをいなすようにさばいていたが、
それを真っ正面から受け止めて振り返る。
「そんなん知るか!じゃあテメーはどうしたいんだ」

そうこうしているうちに上空に影がよぎる。タバサの使い魔である風竜のシルフィードが
呼びかけに応じて現れたのだ。そして滑空に遷り超低空でタバサをかっさらうと、
さらに返す刀でキュルケもすくい上げた。
「ちょっとタバサ、あの二人も助けないと」
「無理、ゴーレムに近すぎる」
そんな、とつぶやくとキュルケはシルフィードの背で怒鳴る。
「ルイズ! カズマ! 援護するから離れて」

231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:54:03 ID:Gql6qiYb
>>220
すまん、つい熱くなった。

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:55:54 ID:I+pnc03h
>>221
なるほど、確かにそのほうがしっくりきますね。

233 :零の人 ◆Locke32COo :2007/08/05(日) 23:56:00 ID:Eq9mUPQG
2/3

カズマは相変わらずルイズと向き合っていた。
ゴーレムが強引に腕を引き抜き反対側で殴りかかるのを、見もせず受け止めルイズを見つめ続ける。
「え、どうすんだ、ルイズよぉ」
ゴーレムの腕は縫いつけられたように、つかんだまま握りこんだカズマの拳から離れることができない。
反対側の腕で手首あたりを殴りつけ、自ら破壊して脱出する。
修復するまで使えない腕の代わりにその足をおろす、それもルイズに向かって!
そう、30メイルものサイズの歩幅からするとカズマを踏みつぶすのもルイズを狙うのも
なんら変わらないのだ。しかもカズマだとその足をつぶされる可能性の方が高い。
「なにぃ!」

「ルイズ、手を!」
キュルケの声。
シルフィードが舞い降りること三度目。間一髪ルイズはゴーレムの足の下を逃れ
キュルケの腕に抱きかかえられて空へ。
「余計な色気出してんじゃねぇぞ、コラ」
その踏み込んだ足はカズマの一撃で粉々に砕かれ、結果自分で殴り壊した腕の修復が
完了していなかったゴーレムは、長さの食い違う手をついたせいで転倒する。

「今だわ」
ルイズはキュルケの腕を振り払うと、破壊の杖をひっつかんでシルフィードの背から飛び降りる。
「ちょっとルイズ、何やってるのよ!」
「レビテーション」
タバサの魔法により、からくもルイズと地面の激突は避けられた。
「お前、何しに来た」
「決まってるでしょう。あのゴーレムをやっつけるのよ、この【破壊の杖】で」
決意に満ちたルイズの目。すでに先ほどカズマに『どうしたい?』と問われたことは
頭から消し飛んでいる。
だがそれを聞いて腰が砕けたカズマ。
「ルイズ、それ使い方わかってんのか?」
若干呆れが声に潜んでいる。
「わかんないけど、でも、それでも私は貴族なの。魔法が使える者を、貴族と呼ぶんじゃないわ」
カズマはその声を聞いている。
「敵に後ろを見せない者を、貴族と呼ぶのよ!」
そう言って【破壊の杖】を振るった。

「なんで、なんでよ?」
どんなに魔法を使う要領で【破壊の杖】を振り回しても何も起きない。
私では使えないのか、やはり自分は『ゼロ』なのか?
そこへカズマが声をかけた。
「ルイズ、お前の『弱い考え』はなんだ」

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:57:00 ID:LKPZ0Ugi
支援!

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/05(日) 23:57:16 ID:I+pnc03h
>>227
すみません、そのとうりです。

236 :零の人 ◆Locke32COo :2007/08/05(日) 23:58:12 ID:Eq9mUPQG
3/3

「なによそれ。そんなことが今なんだって言うのよ」
ゴーレムの手足の修復はもう終わる。
「答えろ!」
「わかんない! そんなの!」
「いいから答えろ!」

ルイズは思う、こんなじれったいことしていられないのに!
だがカズマの目はそらすことを許さない。
「それは、ここで負けてみんなやられちゃうこと」
なんとか言葉をひねり出す。が、
「違う! オメーにはもっと『弱い考え』があんだろうが」
一言の元に否定される。しかし冷静に考えれば惨(むご)いセリフではある。
「違うとは言わせねぇ。テメーにはあるはずだ。お前はもうそれに『反逆』してるはずだ!」
もうゴーレムは起きあがった。だがやはりカズマはルイズから目を離さない。

「認めろ、ルイズ」

「お前は」

「『ゼロ』と呼ばれ続けることに」

「とっくに反逆してる」


─────

すみません、ちょっと中途半端かもですがここで切りたかったので。
ゴーレムを倒す手段はとっくに考えてありますので...。

237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:02:01 ID:MPSdHJCP
お疲れ様です

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:02:12 ID:0lpfYHYA
ターニングポイントですな。GJ

239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:02:12 ID:hLamzzeN
>>215
僕もバグに遭遇したことは無い。

240 :ゼロのアトリエ:2007/08/06(月) 00:03:32 ID:lfdm6YxB
それじゃあ投下しますね

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:03:50 ID:mQYY+wqV
支援

242 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:03:56 ID:KWodqBme
乙じゅしたー

カズマカッコイイよカズマww

243 :ゼロのアトリエ(1/3):2007/08/06(月) 00:05:05 ID:lfdm6YxB
アルビオン大陸のサウスゴータ地方、シティオブサウスゴータと港町ロサイスを結ぶ街道の枝道。
普段は誰も通らないその枝道を、土くれのフーケが歩いていた。
顔や手足につけられた無数の傷、それに対する応急処置が未だ生々しい痕としてその姿を晒している。
「さて、あの娘は元気にしてるかね」
ようやく森の中の集落にたどりつき、フーケはいつものように遊んでいる子供達に挨拶した。
「よう」
しかし、帰ってきた答えはフーケの触れてはいけない傷に触れてしまう。
「マチルダのおばちゃん!」
フーケの全身が一瞬固まり、しかるのちにゆっくりと手が伸びて、
その許しがたい発言をした子供の頬が掴まれ、愉快な顔が形成される。
「私はまだ二十三よっ!言ってあったよねえ?今度言ったらコロスってさあ」
あまりの迫力に恐怖を感じたその子供は、驚愕に目を見開く。
「あーごめんごめん、お姉ちゃんちょーっとやりすぎちゃったかなー?」
穏やかな笑みを浮かべるフーケだが、子供は目の端にいっぱい涙を溜めて、
フーケが手を離すと同時に大声を上げて火のついたように泣き始めた。
「うえ゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙え゙!!」
「あー…その、何だ…」
さすがに後悔して何とか泣き止ませようとしたフーケだったが、
あやせばあやすほど泣くばかりでちっとも要領を得ない。

泣き声を聞きつけたのであろうか、誰か一人、駆けてくる姿があった。
草色のワンピースに流れるような金色の光をのせて必死に駆けてくるその少女は、
まるで絵画の世界から飛び出してきたような、凄絶なまでの美しさを放っている。
その少女はフーケに気付き、花咲くように破顔してその胸に飛び込んだ。
「マチルダ姉さん!」
フーケの頬にかかったその耳が、彼女にエルフの血が混じっている事実を思い出させる。
「ティファニア」
フーケもようやく、外に向けての『土くれのフーケ』としての鎧を解いた。

「もう、マチルダ姉さんったらまた無茶したの?」
「ああ、ちょっとドジっちまってね」
傷だらけのその様子に、ティファニアは咎めるような調子で指をさす。
「だから使い魔を使ってってアレほど言ったのに」
「言ったろう?あんたの『お友達』が見つかるまでは、私も使い魔を使わない、ってね」
「もう、変なところで律儀なんだから」
ティファニアはマチルダ姉さんを心配して、ことあるごとに使い魔を使うように忠告してきたのだが…
マチルダ姉さんは『自分が使い魔を召喚するのはティファニアの後』という幼い日の約束を守り続けている。
「けど、無事でよかった」
「使い魔が必要なのは私よりも、あんたの方だと思うけどねえ…」
「いいんです、何も憶えてないなんて、きっと大切な事じゃなかったんです」
マチルダ姉さんの勧めに、きっぱりと答えるティファニア。

ティファニアは、召喚したはずの使い魔と、使い魔に関する記憶を全て失っていた。
『マチルダ姉さん』とて、ただ、ティファニアの書いた一通の手紙で知っているだけだ。
『お友達』を召喚しようとしたら、平民を召喚してしまった事。
その左手に、見たこともないルーンが刻まれた事―――そしてその手紙の後、
ティファニアの使い魔などまるで初めから存在しなかったかのように消えてしまった事。
「私は、ただここでひっそりと生きていければいいんです」
「そうかい。まあ、私はあんたが良ければそれでいいんだけどね」
状況がそれを許してくれる限り、この娘には平穏の中で生きていて欲しい。
『マチルダ姉さん』は、柄にもなく始祖ブリミルとやらに祈りたい気分になった。


ゼロのアトリエ 〜ハルケギニアの錬金術師24〜

244 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/06(月) 00:05:56 ID:kaBPRcuR
乙です!
後K1伝説に感想を書いてくれた方々、ありがとうございました〜
一応30分後に予約したいのですが、最近列に並ぶ方式になっているのでどうしましょう……?

245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:06:34 ID:cJAbnNJp
アトリエ支援。
この後って予約ある?無ければ投下したい。

246 :ゼロのアトリエ(2/3):2007/08/06(月) 00:06:41 ID:lfdm6YxB
「ちっ!」
不利を悟ったワルドが、ヴィオラートたちから距離をとり始める。
「今日の所は引こう。だが勝利を収めるのは我々『レコンキスタ』だ」
ワルドは素早く『フライ』のルーンを詠唱し、礼拝堂のステンドグラスをぶち破って…逃げた。
「逃がさないよっ!」
ヴィオラートが反応し神聖文字を飛ばすが、わずかに届かず…ワルドは、礼拝堂の外へと逃れる。
「おのれ!待て!」
ウェールズが後を追おうとするが、
「待ってください」
ヴィオラートがそれを引き留めた。
「ウェールズさんには、これから果たすべき義務があるでしょう?」
ウェールズは我に返り、ヴィオラートに向き直る。
「それに…『遍在』を追っても、あまり意味がないんじゃないですか?」
「そうだった。裏切りに目を奪われ、我を忘れていたようだ。礼を言う、ヴィオラート殿」
落ち着いたウェールズに、ヴィオラートは三つほどのケーキが入った袋を渡し、
「あたし特製のケーキです。何て言ったらいいのか、わかりませんけど…」
そこで言葉に詰まり、心の底から搾り出すように言葉をつむぎ出す。
「憶えてますから。それで、ちゃんと伝えますから」
ウェールズは悟りきった目線をヴィオラートに贈り、
「アンリエッタには、ウェールズは最後まで勇敢に戦って死んだと。そう伝えてくれ」
それだけ言い残し、ヴィオラートたちの元を去っていった。

これをもって、ようやくヴィオラートの策全体が完全なる終焉を迎えることとなる。
もしこのワルドが本体で、なおかつ十分な行動力を保持したまま捕まるような事があった場合、
ヴィオラートの嘘が証明される…このワルドが本体である事が証明される確率が万分の一でも発生する。
そのリスクを、ほんのわずかな綻びを作らぬために、ワルドはここで取り逃がす必要があった。
一度取り逃がせば、ヴィオラートが、ルイズが、ウェールズが次に会うワルドが本体であっても、
今現在取り逃がしたワルドが本体である事を証明する機会は永遠に失われる。

ヴィオラートの完全勝利が確定した瞬間であった。

247 :糸色望の使い魔:2007/08/06(月) 00:07:08 ID:YjcGD2b3
予約しますー
今予約状況どうなってるかな?

248 :ゼロのアトリエ(3/3):2007/08/06(月) 00:07:55 ID:2vNCMip0
「ルイズちゃん」
結婚式を挙げようとした婚約者が『遍在』で、皇太子の暗殺を企んでいた。
放心するルイズに、しかしヴィオラートは声をかける。急ぐ必要がある。
「ヴィオラート…」
ルイズは何もかもがないまぜになった顔でヴィオラートに振り返った。
「ルイズちゃん、色々お話したい事はあるけど、今は時間がないの」
「時間?」
本当は時間を取ってあげたいが、ここで時間をかけると全てが水泡に帰してしまう。
とりあえずルイズを生きながらえさせるために、ヴィオラートは渾身の力を込めてまくし立てる。
「そう。ワルドさんが敵で、罠を仕掛けたとすると、もうすぐ敵がやってくるんだよ」
「え?え?」
「だから、早く出ないと。アルビオンを」
「どうやって…グリフォンは使えないし、船はないし…」
「大丈夫!これがあるじゃない!この小ささなら、敵も見つけられないと思うよ!」
そう言って取り出だしたる物体は、ああ、見慣れたホウキとフライングボードではないか。
「え、いやでも、それじゃあアルビオンを出るなんて…」
「フライングボードはともかく、ホウキでこんな高い空を飛んだことはないけど…」
「ちょ、ないって、それじゃあまるで実験飛行ってことに…」
「大丈夫!あたしがホウキに乗るから、ルイズちゃんはフライングボードにつかまってればいいよ!」
「そ、そう言う問題じゃ…」
「滑空するだけなら全然問題ないよ!むしろ楽しいかも!」
ルイズの命を守る為、ヴィオラートは半ば強制的にルイズをフライングボードに乗せ、
思いっきり加速度をつけて押し出した。黄ばんだ部分を押されたフライングボードは勢い良く飛び出し、
あっという間にアルビオンの蒼空の中の黒い点となって消える。
「さて、あたしも行こうっと」
ヴィオラートはホウキに乗って思い切り駆け、そして飛んだ。いや、発進した。

「ひーーーーーーーーーーーーえーーーーーーーーーー」
「わー!たのしーなー!ねえ、ルイズちゃん!こんな体験めったに出来るものじゃないよ!」
人間の体感する速さではない…少なくともこの時代の人間が体感したことのない速さに、
完全に恐慌状態に陥るルイズと、レアな体験とばかりに大はしゃぎで、
見たものがそれだけで癒されるような満面の笑みを浮かべるヴィオラート。
「あっちがラ・ロシェールって街かな!樹が見えるよ!ねえ、ルイズちゃん!」
高揚するヴィオラートは、とりあえず相手が話を聞いているかどうかは関係ないようで、
見たものや感じた事をいちいちルイズに報告し始めた。
「いーーーーーーーーーーーーやーーーーーーーーーーーー」
ルイズの悲鳴が、いつまでもアルビオンの空にこだまする。

「あら?」
「どうした?何かあったのかい?」
シルフィードに揺られ、アルビオンを目指していたキュルケは、
何か凄く速くて小さい桃色のものとすれ違った事に気付いた。
「ちょっと、あれヴァリエールじゃないの?」
「?」
そう言った時には既に、ルイズは空の彼方へと吸い込まれていた。
「何か小さい点が見えるけど…これじゃ何なのか判別できないね」
「何かあったのかしら。ヴァリエールだけがあんな…」
キュルケの発言を遮るかのように、今度は錬金術師の能天気な声が空から降ってきた。
「うわーい!皆来てくれた…」
全部言い切らぬ間に、そのホウキも遥か彼方へと消えてゆく。
「なんにせよ、合流した方がいいでしょうね…」
キュルケはタバサを促し、二人の消えた方角…ラ・ロシェールへと進路を向ける。

今回。ルイズは体を張って、二つの教訓を得た。
まず一つは、ヴィオラートの楽しいと他の人の楽しいはかなり違ったものである、という事実。
もう一つ、ヴィオラートには二度と逆らわないでおこう、という真理。
この二つの教訓はルイズの深い深い心の底に刻み込まれ、生涯上書きされる事はなかった。

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:08:42 ID:b2zXMAXo
>>244
時間が無いなら、避難所の代理スレという手段がある

250 :ゼロのアトリエ:2007/08/06(月) 00:09:04 ID:2vNCMip0
とうかしゅうりょうだえ

251 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:09:34 ID:gaBSk5hs
予約は
主→糸色
でいいんじゃないかな?

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:09:53 ID:zUJfYjyx
直前まであんな黒い面を見せておきながらこのオチかい!大好きだ!

253 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:12:42 ID:cJAbnNJp
アトリエさん乙。
相変わらずのクオリティw
次回も楽しみにしてる。

>>251
じゃあそれの最後に予約したい。


254 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/06(月) 00:12:47 ID:kaBPRcuR
あーではすぐに投下できるようになったら予約しますので、キャンセルしますね

255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:13:53 ID:KWodqBme
アトリエ氏乙じゅしたー
黒→白の切り替えがナチュラルw
最近シリアス続きだったので和んだわーww

256 :MtL:2007/08/06(月) 00:14:34 ID:1Bx/xsEn
スレをざっと読んできた、
つまり、スタートレックのボーグを召喚して欲しいということだな!

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:14:42 ID:Yra5sodM
ややこしいな
糸色→cJAbnNJpでおK?

258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:14:45 ID:gaBSk5hs
と言うことは
糸色→253→主(空き待ち?)
ですかな?

259 :糸色望の使い魔:2007/08/06(月) 00:15:15 ID:YjcGD2b3
了解しました、それでは最終回の投下を開始します。
ちょっと長いかもー

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:15:35 ID:1Bx/xsEn
消し忘れ…

261 :糸色望の使い魔:2007/08/06(月) 00:16:43 ID:YjcGD2b3
ゴトゴトと馬車が揺れる。
私たちは学生からロングビルが向かったという証言を得て、大体の方向へと進んでいた。
さらにすれ違う人々、道沿いにある建物はすべて尋ねてロングビルの目撃証言を得た。
それによると今走っている森の中にいるらしいことが分かった。
これだけ簡単に見つかるというのに騎士団は何をしているのだろうか。
盗賊一人程度と軽く見られて誰も動いていないのかもしれない。

「あのー」
「何よ?」
隣に転がしているイトシキを見る。
「何故、わたしはロープでグルグル巻きにされて馬車に乗せられているんでしょうか?」
「逃げるからに決まってるじゃない」
「くっ……絶望した! 使い魔の扱いに絶望した!!」
「はいはい」
その言い回しも聞きなれた。
「しかし、そろそろロングビル……いやフーケと出会ってもおかしくない。解いてあげないと危ないのではないかね?」
とギーシュが言った。彼の足元には使い魔であるジャイアントモール、隣にはコルベール先生が座っている。
キュルケとタバサは風竜で上空を飛んでいる。運がよければ見つけてくれるはずだ。
私はロープを解きながらギーシュに聞いた。
「そう言えば、なんでアンタが居るの?」
「なぁに、友人の危機とあれば火の中にも飛び込むのが貴族というモノさ」
「友人……って誰が?」
「君が」
とギーシュの指が私に向けられる。私がギーシュの友人?
いつのまにそんな事になったのだろうか。
「偶然とはいえ、君のおかげで僕のカワイイ妖精たちを泣かせることが無かったからね。借りは返すさ」
モンモランシーと下級生のケティとか言う子の事だろう。
なるほど、そう言われると納得できる。
「ベルダンディー君、主人を交換しませんか?」
解いたロープを首にかけると思いっきり引っ張った。

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:17:18 ID:cJAbnNJp
>最終回の投下
終わるのか、勿体無いw
支援だ。

263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:19:20 ID:Yra5sodM
>最終回
な、なんだってー!(AA略

264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:19:21 ID:KWodqBme
ギーシュいいヤツになってるww支援

265 :糸色望の使い魔:2007/08/06(月) 00:19:56 ID:YjcGD2b3
「おや、シルフィード君が降りてきますよ」
イトシキの言葉に空を見上げると、青い鱗の竜がゆっくりと降下してきた。
大きな翼で砂や木の葉を巻き上げながら、馬車の横に着地した。
その背からタバサとキュルケ、それと意外な敏捷さでキュルケの使い魔が飛び降りてきた。
「何か見つかったかね?」
「ぇえ、この道をまっすぐ行ったところに小さな小屋が一軒」
コルベールの問いにキュルケが答える。
「人が居たかどうかまでは分からなかったわ」
「そうか、ならココからは馬車を降りよう。出来れば気づかれずに近づきたい」
その意見に誰も異論は無く、馬車を降りる。
ここでまた行かないとか言うかと思ったのだが、イトシキも素直に馬車を降りた。
やっと覚悟を決めたのだろうか。と思ったらおもむろに口を開いてこう言った。
「みなさん、ここで一つ確認したい事があります!」
「言っておくけど、ここで兵士を呼びに帰るってのは却下よ」
言いそうな事を先回りして言った。だがイトシキは首を振って話を続けた。
「いくら私でも、ここまで来れば引き返せないことは分かります。それよりも確認したい事はこの中の誰がリーダーかと言うことです」
「コルベール先生じゃないの?」
残りの三人にも視線を送った、ギーシュは首を縦に振り、タバサは無言で肯定を示した。キュルケは微妙な顔をしているが口に出しては何も言わないので、まあ文句は無いのだろう。
「そうです、私たちはそれを絶対に心に刻み付けなければならないのです。戦場において一人の身勝手が全員を危険に巻き込むなんて事はよくある事。
 これから私たちはコルベール先生がカラスの色は白と言えば白だと言わなければなりませんし、ネコの鳴き声がワンだと言えばワンだと思い込まなくてはならないのです!」
そう言ってコルベール先生を見た。つられて私たちもコルベール先生を見る。
「えぇ、皆が認めてくれるのであれば、私の指示には従って欲しい」
と自らが指揮を執ることを了承した。しかしイトシキの熱弁は止まらない。
「キュルケ君も了承してくれますか?!」
「ぇ、えぇ」
「本当ですか、もしもコルベール先生がその場で三回まわって『ワン』と言えと言えばやりますか?」
「なんで私がそんな事をしなくちゃいけないのよ!」
あまりの例えにキュルケは顔を赤くしとっさに否定した。私に言われてたのであれば同じ言葉を返したと思う。
「それはいけません、ここから先は貴女が『ワン』と言わなかったせいで誰かが死ぬかもしれないんです。コルベール先生の言うことならばその場に残って一人で死力を尽くし戦う覚悟すらしなければならない、分かりますか?!」
「……死の覚悟はしてるわ、でも誇りを捨てる気は無いわよ」
大体イトシキの言いたいことが伝わったのか、キュルケはいつもの余裕の表情に戻った。
そう、この任務はもしかしたら死ぬかもしれないのだ。
でも私たちは貴族だ、死はとうに覚悟している。それはタバサやギーシュも同じだろう。
対してイトシキの顔が真っ青に染まっていく。
「イトシキ、どうしたの?」
今までの強気なフリから急に弱弱しい雰囲気になっている。
「今の理論からいくと、もしコルベール先生が私に死ねをおっしゃったら私は死ななくてはいけません」
「そういう事になるわね」
「絶望した、軍隊の規律に絶望した!!」
「いや、アンタが言い始めたんでしょう?!」
再び「帰る」と言い始めたイトシキを押さえ付け、ギーシュが帰してやればいいじゃないかと無責任に言い放つ。
ギーシュもタバサもほぼ同意見、だけど使い魔として主人の危機に逃げ出すなんて許されない。
結局はコルベール先生の
「生徒たちにそんな危ないことはさせない、もし一人で戦うなら私が残るよ」
という台詞でなんとか収まった。

266 :ルイズのおとーさん:2007/08/06(月) 00:20:05 ID:qnzNebcc
なんとか修正終わりました

予約最後に入れます。色々迷惑かけてスマソ

267 :糸色望の使い魔:2007/08/06(月) 00:21:43 ID:YjcGD2b3
小屋の周りの木陰に隠れ、コルベール先生とタバサの様子を見守る。
小屋に突撃するのがコルベール先生とタバサ。シルフィードは上空で待機。小屋の左方の木陰に私とイトシキにギーシュ、右方の木陰にキュルケが隠れて犯人の逃亡を阻止する予定だ。
人数の偏りは戦力の関係らしい。自分が魔法を使えないのがとても悔しかった。
だが、小屋に入って数分、扉からタバサが出てきてこちらに手招きをする。
「どうしたの? フーケは?」
草群から飛び出すとタバサに問いかける。
「居ない、でも破壊の杖はあった」
「どういうこと?」
ドアが開いてコルベール先生も出てくる。
「どうやらフーケが留守の時に来たようだね」
何か大きく円筒状の鉄の塊を持って出てきた。
「それが破壊の杖ですか?」
「杖には見えないわねぇ」
集まってきたギーシュとキュルケが各々に感想を漏らす。
私の目からもそれは到底杖とは言い難い物に見えた。
「まるでロケットランチャーみたいな形ですね」
とイトシキが手を顎にあてて言った。ろけっとらんちゃー?

その時、地面が大きく揺れた。



木が揺れて葉がザワザワと音を立てる。驚いた鳥たちが一斉に空へと飛んでいった。
大きな足を振り下ろし、無骨な岩の胸板を張り、学園に居たゴーレムは再び私たちの目の前に現れた。いや、森の土を使ったせいか学園のゴーレムよりは少し赤みを帯びているかもしれない。
見上げると、あらためてその大きさに気が挫けそうになる。
「タバサ君とわたしは前へ、他のみんなは後方支援」
事前の打ち合わせどおり、コルベール先生が指揮をとりゴーレムへと駆け出していく。
フーケの姿が見えない、だがゴーレムが居る以上はそう遠くない位置にいるはずである。
「何ぼーっとしてんのよ、行くわよ!」
キュルケの声にはっとなって私も動く。
「イトシキ、あんたは破壊の杖を持って離れてなさい」
そこに置かれた杖を指差し、キュルケの後を追った。
何か言っていたようだったが今は構ってる場合ではない。私にだって失敗だけど爆発させることぐらいはできる。
いや、この戦いの中で何かひとつでも呪文を使いこなして見せる。
杖を取り出すとぎゅっと握り締めた。

ゴーレムはすでにボロボロに見えた。
コルベール先生とキュルケの炎に焦がされ、タバサの放った氷の矢が何本も体に刺さっている。私の魔法もゴーレムの体に複数の穴を空けている。ギーシュのゴーレムは……ほぼ大人と同じ程度の大きさのせいであまり役に立ってないけど。
だが、あまりの大きさに体の芯まで攻撃が届かず、ゴーレムはまったく衰えることなく動き続ける。
これでは埒があかない。フーケ本人を見つけたほうが――
そう考えていると、ゴーレムがある一点を見てぴたりと動きを止めた。チャンスとばかりにタバサの風が襲い掛かり左手首を切断した。
だが落とされた手に目もくれず、ゴーレムは急に走り始めた。走るといってもその動きは歩いてるようにしか見えないが、一歩が大きいためすごい速度だ。
「逃げろ!」
コルベール先生の声でゴーレムの進路上に居た私とギーシュは間一髪で振り下ろされた足から身をかわした。
それでもゴーレムは止まらず、まっすぐに走っていく。
どこへ?
そう思ったのもつかの間、ゴーレムの進路上には必死に走っているイトシキが見えた。
しまった、破壊の杖を持たせたのは失敗だった。破壊の杖を取り返すことを優先するのは考えれば分かることなのに。
ゴーレムがイトシキまであと一歩のところまで迫った。
「イトシキぃ!」
私は叫んでいた。

268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:22:03 ID:hLamzzeN
支援

269 :糸色望の使い魔:2007/08/06(月) 00:23:09 ID:YjcGD2b3
踏み潰された、そう思ったのだけどイトシキは生きていた。
ゴーレムはイトシキを超えるとその進路を塞ぐように止まっていた。そうか、破壊の杖を持っている以上は彼ごと潰すわけにもいかないのだ。
今、ゴーレムに一番近いのは私とギーシュ。行くしかない。
近いといってもその距離はゴーレムが8歩も歩いた先だ。人間の足ではかなり遠い。間に合うだろうか?
「止まりなさい、ミス・ヴァリエール」
コルベール先生の指示だったが無視して走り出した。
私の使い魔だ、私が助ける。

イトシキは体の震えを抑えながら杖をゴーレムに向けていた。
だがメイジではないイトシキがいくら杖を構えようが魔法が出るわけが無い。
杖は何も反応しない。
「ロケットランチャーの使い方なんか知るかぁ!!」
こんな時にまで訳の分からない事を。
まだ距離がある、でもこの距離なら魔法がなんとか届く。ともかくゴーレムの注意をこちらに向けないと。
炎の魔法を唱える、だけど失敗してゴーレムの左肩が爆発する。ゴーレムはこちらを向きもしなかった。それどころか穴がどんどん塞がっていく、切り落とされた左手も再生した。
だめだ、私の失敗魔法じゃあゴーレムの気を惹くことすらできない。
ゴーレムは無事な右手をイトシキへと伸ばす。そして手のひらを上にするようにして彼の目の前で止めた。破壊の杖を渡せと言うことだろう。
「ダメよ! イトシキ!」
渡せばイトシキを殺さない理由が無くなる。他のみんなもすぐ傍まで走りよってきている。数秒でいいから時間を稼いでくれれば……
「どうぞ」
とあっさりとゴーレムの手に破壊の杖を渡していた。
「ば、バカぁ!!」
素直に渡せば何もされないとでも思ったのか、そんな甘い相手ではない。
ゴーレムは破壊の杖を握りしめ、右手の中に覆い隠すと。
次の瞬間、左手を振り下ろしてイトシキを潰した。

270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:23:46 ID:cJAbnNJp
支援

271 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:24:24 ID:tmik5qUM
ああ、本当にさよなら絶望先生にッ
支援

272 :糸色望の使い魔:2007/08/06(月) 00:24:24 ID:YjcGD2b3
「……ぁ」
と、まぬけな声が喉から漏れ出た。
死んだ、私の使い魔が
まだ出会ってから一ヶ月も経ってないのに。やっとアイツとの生活も慣れてきたところなのに。
なのにあっさりと。簡単に死んでしまった。
連れてこなければ良かった? 帰りたいといった時に返せば良かった? いや、使い魔は主人とあるもの。
それじゃあ破壊の杖なんか持たせなければ良かった?
もしもを考え、そんな事を考えても目の前の現実は何も変わらなかった。
いや、そもそも……
「あなたなんかが居なければ!」
杖を振る、ゴーレムの頭の一部が欠け飛んだ。
それでも私には彼の仇に一矢報いる力すら無い。
悔しい、なんで私は魔法を使えないのよ。
足から力が抜けてその場に座り込んだ。
情けない、自分が心底なさけなかった。
「下がってなさい」
そこへコルベール先生たちが駆け寄ってくる。そのまま私を追い抜きゴーレムへと接近した。
「あとは任せたまえ」
ギーシュが真剣な顔をして走っていく。
「……」
タバサが無言で駆け抜けていった。
「ルイズ、そんなところに座り込んだら邪魔よ!」
キュルケが追い抜いていく。火トカゲのフレイムが私の横で止まってキュルケを一緒に見送った。
目を向けるとギュルギュルと喉を鳴らした。護衛ということだろうか?

コルベール先生の杖から放たれた炎が蛇のようにゴーレムの左腕に絡み付いて、肘から先を落とした。
さらにタバサとキュルケの魔法がゴーレムを襲う。ギーシュの青銅人形がゴーレムに剣を突き立てる。
コルベール先生の魔法だけがさっきと比べて上がっているような気がする。
再び先ほどと同じような形へと戦況がスライドしていた。
ただ違うのはゴーレムの右手に破壊の杖が握られていて、イトシキがもう居ないこと。それと私がその場に座り込んで動かないこと。
あの馬鹿、なに勝手に死んでるのよ。
これからあのネガティブな根性を叩きなおしてあげようと思ってたのに、死んでしまったらそのままじゃない。
そのままじゃあ絶対に死後は始祖ブリミルの御許になんか行けないわよ。
イトシキの辛気臭い顔が頭に浮かんでは消えた。

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:24:41 ID:zAvtCubQ
先生\(^o^)/

274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:26:01 ID:hLamzzeN
支援

275 :糸色望の使い魔:2007/08/06(月) 00:26:08 ID:YjcGD2b3
「あ〜、死ぬかと思いました」

そしていきなり目の前の地面からその顔が生えてきた。
「……へ?」
首が生えている、もといイトシキの顔が地面から生えていた。
なんだろうコレは、死んでから転生したイトシキの生まれ変わりの植物だろうか?
とりあえず頬を引っ張ってみた。
「いたいいたい……なにをするんですか!」
イトシキの頭はそのまま身をよじらせて地面から這い出てきた。
着ている服もイトシキそっくり。というよりもイトシキ本人だった。
あまりに信じられなくてさきほどイトシキが潰されたと思われる方を向く。
そこには焦げて崩れた岩と人が一人入りそうな黒い穴が空いていた。
イトシキが出てきた後ろから、ギーシュのモグラが出てきた。この子が助けてくれたのか。
「い、生きてる?」
「あまり無事とは言えませんが。正確に言うと前進あざと擦り傷だらけです」
あの状態から言えば奇跡的だ。
「ばかっ! 心配させるんじゃないわよ!」
「ぇ、心配してくれたんですか?」
真顔で聞き返された。
「う……」
そのあまりの言葉に頭に血が上った
「うるさい、うるさい、うるさい、うるさい!」
あまりに頭に血が上って他に言いたいことが浮かんでこない。
「ともかく、アンタはこの火トカゲの横でじっとしてなさい」
杖を掴んで立ち上がる。ゴーレムはまだ倒れてないのだ。当の本人のフーケもどこかでこの状況をみてほくそえんでいるに違いない。
イトシキが無事なら、ここで座り込んでいる理由なんか無い。私も参戦しなくては――

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:27:36 ID:hLamzzeN
支援

277 :糸色望の使い魔:2007/08/06(月) 00:27:47 ID:YjcGD2b3
「え……はぁ、そうですか。なるほど」
駆け出そうとしたところでイトシキのよく分からない台詞が私の足を止めた。
「え? 何か言った」
振り向くとイトシキは私ではなくギーシュのモグラと顔を突き合わせていた。
そのままボソボソと会話を交わすとモグラは再び地面に潜っていった。
「何してるのよ? もしかして頭でも打った?」
「突然失礼な事を言わないで下さい。ベルダンディー君から作戦を聞いただけです」
「へ?」
ギーシュのモグラから? 使い魔は主人とは意思を疎通できるけどその他の人間とは話すことはできないはずだ。
本当に頭でも打っておかしくなってしまったのだろうか。おかしいのは元々な気もするけれど。
「あんた、本当にだいじょ――」
そこで彼の右手が光ってる事に気がついた。
イトシキの使い魔のルーンが光っている。
「フレイム君、今からベルダンディー君がゴーレムの動きを止めてくれます。君なら……悪く見積もってもゴーレムの腕を吹き飛ばせますよ」
フレイムの背中に手をのせた。ますます右手のルーンが強く輝き始める。
「火は沢山溜めるのではなく、最小限に、喉で絞るように集めるんです。そう、上手いですよ」
まるで教師が教え子に勉強を教えるのように、やさしく力強い声で語りかけている。
その時、ゴーレムが大きな音を立ててバランスを崩した。
それは誰かが魔法で足を崩したからではない。ゴーレムの足は大きな穴に捕らわれて居た。近くの地面からギーシュのモグラがひょっこりと顔を出す。まさかあの大穴をこれだけの短時間で掘ったというのか。
そのときキュルケが驚いた様子でこちらを見て、その目が信じられないものを見たように見開かれた。そして慌てて叫ぶ
「みんな、離れて!!」
その剣幕に危険を感じた、ゴーレムの近くに居たコルベール先生とタバサはゴーレムから離れる。
「今です!」
イトシキの言葉と同時に、フレイムの口から小さな、木の実ほどの大きさの火の玉が飛び出した。
それは銃弾のように曲がらず、真っ直ぐに飛んだ。あまりの速さに私にはオレンジ色の線にしか見えない。
それがゴーレムの胸に突き刺さる。一瞬だけの間。吸い込まれるようにゴーレムの胸に収まった。ゴーレムの体を貫くこともなく橙色の線が途切れる。失敗か?
そう思ったその直後にゴーレムは内部から大爆発を起こした、ゴーレムの体はいく百にも分解され、四方に飛び散り、まるで太陽のように強い光が私たちを襲った。
最後に残ったのは、突然胴体を失って立ち尽くす足と、爆発の勢いで飛ばされた両腕だけだった。

278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:29:47 ID:FSqbGH+Z
支援

279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:29:54 ID:TLOShXoQ
そして支援!

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:30:15 ID:x2go7gJ+
支援するぜぃ

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:30:25 ID:tmik5qUM
さらに支援!

282 :糸色望の使い魔:2007/08/06(月) 00:30:27 ID:YjcGD2b3
破壊されたゴーレムはその後破片も全て土へと還った。
幸いな事に右手に包まれていた破壊の杖は爆発の直撃を避け、無事に回収することが出来た。
フーケは、結局最後まで姿を見せずにそのまま行方知れずになった。まあ、あれほどの強力なフレイムの火球を見たら姿を出す勇気は無かっただろう。
学院に戻り、破壊の杖を取り戻したこととフーケを取り逃したことを告げた。
コルベール先生が居たとはいえ、ほとんど学生だけの、しかも決め手がギーシュとキュルケの使い魔と言うことで学院長はフーケを取り逃がしたにも関わらず手放しに私たちを褒めてくれた。
破壊の杖は再び宝物庫へ収められ、今後は複数の先生が同時に呪文を唱えなければ開けられないように変更するらしい。そう言えば学院長が宝物庫を不用意に開けなければ今回の事件は起きなかったのである。

この話はいっきに学院全体へと広がった。
目立ちたがり屋のギーシュがここぞとばかりに自分たちの活躍を広めたせいだろう。多少ギーシュの美化がすぎる話があったが、そこはご愛嬌。実際ゴーレムに最大の隙を作ったのは彼の使い魔なのだから特に文句は無い。
だけど珍しいことにキュルケはこの騒ぎにあまり参加せず、適当にクラスメートをあしらっていた。私は結局最後まで活躍らしい活躍はしていないし、タバサは無口で喋らないので結果ギーシュに人が殺到することになった。

そして今夜は舞踏会。
やはり話題の中心になってるのはギーシュとキュルケだ。主に女生徒がギーシュに男子生徒がキュルケに集まってる感じになっている。
ギーシュに関してはモンモランシーとケティが両腕を占領して周りの女生徒と険悪な状況になってるので、舞踏会を楽しんでいるという状況ではなくなっているが。
タバサにも人は集まってる、当然のごとく無視しているので何人もの男子生徒が涙を飲んだようだ。さらにコルベール先生にも人が集まっている、ダンスの誘いまで受けていたのは少し驚いた。まあ深い意味は無いのだろうが。もちろん私にも誘いは来たけれど全て断った。
確か先に来るように言っておいたのだけど、イトシキの姿が見えない。
そう思って探し回っているとバルコニーに一人立って居た。ロープを木に括りつけて、手すりの上に立っている。
無言で近寄ると、スカートの端を持って前足蹴りで突き落とした。

「うわぁああ!!」
下を見ると、まだ首にひっかけていなかったようで。手でロープに必死にしがみついていた。
「探したじゃない、何してるのよ」
「あなたに突き落とされて墜落死寸前なんです!!」
二階から落ちた程度じゃ死なないだろう。

283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:31:34 ID:hLamzzeN
しえん

284 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:31:38 ID:cJAbnNJp
支援

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:32:09 ID:YjcGD2b3
「死んだらどうする!」
なんとかバルコニーに這い上がって来た彼が言った。
「ゴーレムに潰されて死なない人間がバルコニーから落ちた程度じゃ死なないわよ」
「それはベルダンディー君が助けてくれたからで、私自身はどこにでも居るひ弱な一般市民です!」
いつもどおりの言い合い。
だんだんこの関係に慣れ、居心地がよくなってるような気がする。
「あら、ここに居たのね」
「キュルケ」
真っ赤なドレスを着たキュルケがバルコニーに現れた。
「ダンスの相手はほったらかしでいいの?」
「いいのよ、それよりアンタの使い魔……えっとイトシキだっけ?」
とイトシキの目の前まで近寄った。
「はい、なんでしょうか?」
「盗賊退治のときは助かったわ、ありがとう。それだけが言いたかったの」
それだけ言うとそうそうと踵を返して行ってしまった。
キュルケも気がついて居たみたいだ。それもそうか、使い魔とは感覚を共有できる。フレイムにイトシキが何をしたかについては私よりも詳しく知っているだろう。
そしてキュルケの言葉で確信した。あまり信じられなかったのだけれども、イトシキは何か特別な力を持っていると。そしてその力でフーケのゴーレムを退治したのだと。
「……私、盗賊退治のときには何も役に立ってなかったと思うのですが」
「あんた、自覚ないの?」
もしかして、この男は自分が他の使い魔と会話できるだけだとでも思っているのだろうか。
フレイムのあの炎は明らかに野生のサラマンダーに出せる力ではない。
「まさか、これが舞踏会の罠!? 上っ面で笑顔と賛美を送りながら腹の中ではいかに相手が何を考えて、どう利用できるかを考え続ける舞踏会の手管……」
「あんたねぇ」
もしかして、それがさっき自殺しかけてた理由か。あいかわらずバカバカしい。
「ところでイトシキ、何か言うことは無いの?」
せっかく私が他の男のダンスの誘いを蹴ってここまで来たのだ。
服が似合ってるとかカワイイとか言うとか、ダンスに誘うとか。
それが男の役目というものじゃないだろうか。
「絶望した、舞踏会の裏側に絶望した!!」
「違うでしょ!!」
今度こそバルコニーから完全に突き落とした。
まあ、死なないわよね。



――完――

■■■■■■■■■■■■■■

●あとがき
えっと、いろいろとごめんなさい。
急にはじまって急に終わってしまいました、絶望した方は絶望したと叫んでください(汗
見切り発進の思いつきではじめたもので、今は勢いで進んでますが、これは長編になると途中で間違いなく失速すると言うことに気がつき。フーケ編で終わらせてしまいました。
ツッコミどころ満載ですが、それでもこの凸凹コンビが好きだと言ってくれた人に感謝を。
ワルドとの絡みを期待していたかたに謝罪を
それでは・・・

ちなみに次も弱キャラでやりたいなぁ・・・弱キャラ大好きです。
次の方どうぞっす

286 :ルイズのおとーさん:2007/08/06(月) 00:32:33 ID:qnzNebcc
>>285
乙〜

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:33:35 ID:wlMjvU2x
っていうか、ベルダンディーなのか!
支援

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:33:47 ID:TLOShXoQ
絶望した!もう続きが読めないことに絶望した!
乙!

289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:34:07 ID:Yra5sodM
絶望した!最終回に絶望した!

だがGJ!!

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:34:43 ID:zAvtCubQ
ここで完結しちゃうのか、今まで楽しかった。GJ!
お疲れ様

291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:34:54 ID:cJAbnNJp
絶望先生乙です。
ルイズひでえ。
次の弱キャラは誰だw

終わってすぐってのもアレなので、五分後くらいに投下予定。

292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:35:29 ID:KWodqBme
絶望した!打ち切りに絶望した!
乙じゅしたー

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:36:27 ID:LHZQUr2f
GJ

零の人を見習って、その弱い考えに反逆するんだ!

……絶望した! 糸色が弱い考えにしかたどり付く所しか思い浮かばない自分の妄想力の弱さに絶望した!

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:37:25 ID:wlMjvU2x
糸色望の絶望が世界を救うと信じて…


295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:37:33 ID:LHZQUr2f
絶望した!しかも、下げ忘れた自分に絶望したッ!

ごめん

296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:37:46 ID:36k1esKA
絶望した!こんなありえないネタを見事に書ききった作者に絶望した!!

御見事

297 :ゼロのしもべ:2007/08/06(月) 00:37:47 ID:/Cc6q3Fv
さて。行く予定はほかにあります?

298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:38:50 ID:vpdH2f9S
乙だ〜
原作じゃ最近吊ってないからいい感じに糸色だった


299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:40:05 ID:TLOShXoQ
>>297
投下予約→キャンセルが多すぎて整理しきれない。わからん

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:41:43 ID:TLOShXoQ
>>223 >>244 >>245 >>266 >>291

おk、ここまで予約宣言がある

301 :斬魔の使い魔:2007/08/06(月) 00:41:45 ID:ulNMOQl/
では、しもべさんの後に投下しますか?

302 :ハルケギニアの鬼が島:2007/08/06(月) 00:42:35 ID:cJAbnNJp
ではそろそろ投下します。

――
 今年もトリステイン魔法学院の入学式は無事に終了した。途中、学院長のオールド・オ
スマン氏が派手なパフォーマンスを行おうとして失敗して大怪我を負って、式の行われて
いたアルヴィーズの食堂は一時騒然としたが、毎年の事なので教師が手早く介抱し、事
無きを得た。その後、教師の説明で新入生はソーン、イル、シゲル、とそれぞれ伝説の聖
者の名が振られた三つのクラスへと振り分けられた。自分達のクラスへ向かう途中、ある
生徒は隣り合って初めて知り合った者と、またある生徒は以前からの知り合いと、それぞ
れがこれからの学院生活への展望や夢を語り合っていた。皆の顔は晴れやかで初々しく、
生気がみなぎる様子に傍から見守る教師達の表情も柔らかい。
 新一年生を迎えたイルのクラス。そこでは担当の教師が声を張り上げ、生徒達に学院心
得を説明しているのだが、何故か皆の反応が薄い。それを奇妙に思った教師は、教壇から
訝しげに生徒達の席を見渡すと、ある一角だけが空洞となっていた。そして周りの生徒達
はそこに目をやり、ひそひそと話し合っているではないか。何事かとその一角を見ると、教
師は「成程」と納得した。服装の統一された一年生ばかりいるこの教室内で、彼女の格好、
特にマントの色がおかしい事に気付いたのだろう。さらに彼女のやたら険しい表情で黙りこ
くる様子に、先程まで脳が天気だった生徒達は、そんな空気の違いに戸惑っているのだ。
教師は嘆息すると、この雰囲気の原因となっている、自身も『一年前』からよく見知ってい
るその生徒に声を掛けた。

「あー、ミス。ミス・ヴァリエール。新しいマントは支給されたはずでしょう。一年の始めから
 団体生活の環を乱すのは感心できない。着替えてきたまえ」

 教師に注意された生徒は、陰鬱な表情で「はい」と答えると、素早く立ち上がり退出した。
途端ざわめきだす教室に、教師はうんざりとした表情で教卓を叩いた。その音に一旦は静
寂を取り戻したものの、落ち着きの無い貴族の子弟らはまだひそひそと話を続けている。
再び教師は嘆息し、彼女――ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの事
を生徒らに説明した。

「彼女のマントの色が違っていたのは留年した生徒だからです。本人はその事をいたく気に
 している様なので、決してからかったり、変に同情したりしない事。以上。それでは講義の
 説明に移ります。まずは――」

 自室へと歩を進めるに従い、段々と教室の喧騒が遠ざかっていく事に、ルイズは疲れた表
情で項垂れた。彼女にとって周りは知らない顔ばかり。先程は怪訝な表情をしていた彼らだ
が、きっと一ヶ月もしないうちに、それは侮蔑と嘲笑に変わるだろう。何故ならルイズは、貴族
が貴族足りえる証の魔法を使えない『ゼロ』だから。誰でも成功させるはずの「サモン・サーヴ
ァント」にさえ失敗し、二年への進級を取り下げられた『ゼロのルイズ』だから。その事実に、
暗かった彼女の顔はさらにどんよりと曇り、足取りは重くなるのだった。
 ルイズは部屋に戻ると内側から鍵を閉め、ベッドへと身を投げてうつ伏せになった。去年か
らの一年間、ずっと使ってきた柔らかい高級羽毛枕に顔を埋め、肩を震わせて嗚咽を漏らす。
暫くそうしていた彼女だが、段々とそれにも飽きたのか、今度は起き上がって枕を両手に持ち、
ベッドにばしばしと叩きつけ始めた。枕に八つ当たりするその姿は滑稽だったが、誰も見ている
ものはいない為、遠慮など無い。彼女は悔しげに歯を食いしばり、目には涙を浮かべて叫んだ。

「このっ、このっ! 何で私がっ! 誇り高き公爵家のっ、この私がこんな目にぃっ!!」

 ルイズは泣き叫びながら、先日の出来事を思い返していた。ニ週間前、二年生に進級する
際に行われる、春の使い魔召喚儀式において、ルイズ・ド・ラ・ヴァリエールは通算百二十
九回目の挑戦を行っていた。既に空は朱に染まり、傍にいるのは担当のジャン・コルベール
師のみである。彼は既に召喚を終えて、ルイズを嘲笑しながら去る生徒達を見送り、熱心に
呪文を唱える彼女を見守り続けていた。しかし、いい加減に儀式の終了を学院に伝えなけれ
ばならない。彼の報告が終わって初めて、生徒らが二年生に上がることが出来るのだ。たっ
た一人の為にこれ以上の時間を割く事は出来ない。夕焼けに染まるルイズの横顔を見たコル
ベールは、苦渋の表情で彼女に告げる。今回はもう諦めたまえ。機会はこれだけでは無い、と。

「まだです! きっと成功します! だから、だからもう少しだけ待ってください!」

303 :斬魔の使い魔:2007/08/06(月) 00:43:07 ID:ulNMOQl/
と、思いましたけど、ここまで予約があるのなら、また明日にします。
正確には今日のいつかですかね。
では。


支援

304 :ゼロのしもべ:2007/08/06(月) 00:43:33 ID:/Cc6q3Fv
>>299
むむむ。
待つべきだなー

というか名前がないと次が誰なのかわかりづらいな…

305 :ルイズのおとーさん ◆HrwJDuCDSA :2007/08/06(月) 00:43:40 ID:qnzNebcc
>>223は私なので抜いてください

306 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:44:07 ID:TLOShXoQ
で291は245なので
>>245 >>266 しもべ 斬魔
で、こちらはキャンセル組
>>223 >>244

307 :DOD&M:2007/08/06(月) 00:44:54 ID:sg83hAH3
その最後に予約入れさせてください支援。

308 :ハルケギニアの鬼が島:2007/08/06(月) 00:45:19 ID:cJAbnNJp
 涙を流しながら、必死に訴える彼女の表情に、コルベールも良心が痛んだのか、最後の機
会を与える事にした。次の一回で使い魔を召喚する事、結果の如何を問わず、それで儀式を
終了する事を宣言し、彼は静かに一歩下がる。師の厳しい返答に、ルイズは鼻をすすって目
をこすり、両手で頬を張って気合を入れた。次が最後。次で決める。硬く決心した彼女は、大
きく深呼吸し目を瞑ると、片手に持った杖に精神を集中させた。そして高らかに呪文を唱える。

「宇宙の果てのどこかにいる私の僕よ! 神聖で美しく、そして強力な使い魔よ!!  私は
 心より求め、訴えるわ! 我が導きに、答えなさいっっ!!」 」
 
 広場に響き渡る巨大な爆音。それと共に濛々と広がる大量の『霧』に、ルイズとコルベール
の二人は咳き込んだ。続いて轟々と唸りを上げる爆心地に、ルイズははっと目を向けて歓喜
した。手応えありだ。間違いなく成功した。召喚を確信したルイズは『霧』が晴れるのを待つ。
後ろにいたコルベールは目を丸くしてその様子を見守っている。やがて『霧』は渦を巻き始め
て、やがて大きな風を起こして破裂した。その『霧』を含んだ風はやたらに酒臭く、二人は疑
問に思ったが、そんな事はどうでもいいと、すぐに意識を爆心地へと向ける。使い魔を確認し
なくてはならない。そして目を向けたその中心には――何も無かった。

「は?」
「おや?」

 やたらと派手な現象を起こしたにも関わらず、結局そこには何もいなかった。つまり、召喚
は失敗したのだ。呆然として膝をつくルイズに、頭を抱えて天を仰ぐコルベール。そして長い
時間、痛い沈黙が辺りを支配した。暫くするとコルベールはルイズへと向き直り、近づいた。
その足音にびくりと肩を震わせたルイズは、ゆっくりと彼のいる方向へ振り返る。既にお互い
から五歩程度の距離しか離れていなかった。二人は目を合わせる。懇願の意を視線に含める
彼女に向かって、彼は目を閉じて首を横に振る。春の使い魔召喚儀式は、これをもって終了し
たのだ。たった一人の落伍者を出して。

 回想から戻ったルイズは、ベッドから立ち上がり窓を開けた。既に時刻は夕方となっていた。
思いのほか長い間、思索に耽っていたらしい。これはいけないと頭を振って気を取り直すと、
ルイズは自分に言い聞かせる。公爵家の娘はへこたれない、こんな逆境など屁でもない。既に
空には一番星が見える。その星の向こうに、遠くはなれたラ・ヴァリエール公爵領で静養して
いる優しい姉の姿を垣間見たルイズは、拳をぐっと握って誓いを立てる。サモン・サーヴァン
トは来年の今頃になってしまうが、次こそは絶対に成功してみせると。公爵家の名にこれ以上
泥を塗るわけにはいかないのだ。そう硬く心に決めたルイズは、キラキラとした瞳で再び一番
星を見上げる。すると今度は優しい姉の横に、自分をいじめる恐ろしい姉の姿も見えてしまい、
やる気が一気に萎えた。まだ連絡は無いけれど、留年した事は実家からかなりお叱りを受ける
に違いない。げんなりとしたルイズは、溜息をついてこれからの生活を思い、憂鬱になった。

 ベッドに戻って、夕食もとらずに早めの床に着いたルイズは、耳をつく喧騒に顔を顰めて起
き上がった。アルヴィーズの食堂から聞こえてくる音だ。彼女が夕食にいかなかったのは空腹
ではないからとか、二年にあがった元同級生と顔を合わせるのが嫌だから、という理由ではな
い。ここ最近、やたらと頻繁に開かれるパーティに嫌気が差していたのだ。
 最初は使い魔召喚に失敗した夜、ルイズを励まそうと怨敵キュルケが残念パーティを主催し
た。大きなお世話だ、と思いつつも、悪友の心遣いに感謝してグラスを傾けていたルイズだが、
時間が経つにつれ場の雰囲気が怪しくなってきた。最初は一クラスだけの立食パーティだった
はずが、何故か学年全体、次第に教師も含めた学院全体の大規模なものへと変貌していたのだ。
流石に不審に思ったルイズは、キュルケの姿を探し出し、問い詰めた。

「ちょっと、キュルケ……何だってこんなにも人がいるのよ?」
「えぇ〜? あんだって〜?」


309 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/06(月) 00:45:41 ID:kaBPRcuR
ではDODさんの後に予約入れますしええん

310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:46:34 ID:TLOShXoQ
>>245 >>266 しもべ 斬魔 DOD&M 主
これであってるはずだ!支援!

311 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:49:27 ID:FPOHxn+Z
西瓜たんか!支援

312 :ハルケギニアの鬼が島:2007/08/06(月) 00:49:47 ID:cJAbnNJp
 酷く泥酔した悪友のその様子に、唖然としたルイズ。彼女は果たしてこんなにも酒に弱かっ
たか? そう思い周囲を見渡して、さらにルイズは驚いた。かなり強い酒のボトルが十数本空
となっていたのだ。そしてキュルケの隣には、ルイズの知らない青髪の小柄な少女のみ。そし
て彼女もまた目が座っている事から、相当な量を飲んでいることが伺える。つまり、たったの
二人でこれだけの量を飲んだという事か? あっけを取られたルイズを無視して、キュルケ達
は千鳥足でその場を去っていった。確かにパーティの初めに、やたらと多く用意された酒があ
ったがこんな事になっていようとは。
 嫌な予感がして、他の人間を見ると、やはり皆泥酔している。酔っ払った貴族の子弟達は、
大声で笑いあい、殴り合い、時には泣いて絡み酒。とんでもない大騒ぎだ。最早これは貴族の
開くパーティなどではない。下々の平民が酒場などで行う『宴会』だった。主賓のはずのルイズ
は既に忘れ去られ、酒を飲むことに執心する彼らに、ルイズは呆れて部屋に戻った。もう付き
合ってはいられない。

 そしてその三日後である。ちょっと前にパーティを行ったばかりだというのにまたパーティが
開かれるというのだ。それは、やはり以前と同じく酒にまみれた凄まじいもの。開催の名目を聞
いてみると三年生と二年生の進級パーティだそうだ。実に阿呆らしい。全く関係の無いルイズは
その場を離れると、部屋に帰って不貞寝した。さらにその三日後、夕食のために食堂を訪れた
ルイズは、扉の向こうの喧騒に驚いた。案の定、中では既にその週で三度目のパーティが開
かれていた。流石にこれはおかしいと思ったルイズは、忙しく走り回っていたメイドの一人を捕
まえて問いかける。これは何の騒ぎか、と。メイドはこう答えた。

「学院長の……その、水虫が完治した記念だそうです」

 あまりと言えばあまりの内容に絶句したルイズを尻目に、忙しさを理由にしてメイドは一礼する
とその場を去った。それからは大体において三日、或いは二日置きにパーティは開かれている。
最初は「コルベールの額が広がった記念」だの、「ロングビルのお尻に三秒触れた記念」だのと、
実にくだらない理由で開かれていた。しかし、既に理由を考えるのも億劫になったのか、最近は
何の言い訳も無く、パーティが開かれるようになった。
 これは異常事態と言っても良いのではないだろうか。預かった貴族の実家から多大な出資を受
けているこの学院だが、そんなくだらない理由でパーティばかり開いていては、予算などすぐに
尽きてしまう。遠からず学院幹部の責任を問われる事となるだろう。そんな事になっては国家の
恥となる。なのに、学院長を初め、教師と生徒は何の危機感も覚えていないらしい。三日おきに
何かに誘われるように、ふらふらと食堂へ向かう彼らに異常を感じているのは、どうやらルイズ
一人のようだ。

 きっと今もパーティは開かれているだろう。しかも今度はちゃんと理由がある。新入生歓迎パ
ーティだ。すぐに新入生達も、三日おきのパーティに疑問を持たないようになるのだろう。解決
する術を探そうにも、頼るべき師達は酔っ払い、級友たちも以下同文。現状においてルイズに出
来る事は何も無かった。

「はぁ……一体どうしちゃったのかしら、ここは」

 暗い面持ちで耳を塞ぎ、ベッドに潜り込んだルイズは、召喚の呪文と共に現れたモノを思い出
していた。全ては使い魔召喚の儀があった日から。やはり、あのやたらに酒臭い霧の様なものが
何かに関係しているのではないか、そんな考えを抱きながら、ルイズは段々と微睡み始めていく。

 薄れる意識の中で、ルイズは視界の端に『角の生えた少女』を見たような気がした。


──
ここまで。久しぶりなので緊張するぜ。
クロス作品はマイナーかもしれない。全3〜4回予定。
次の方どぞー。

313 :ルイズのおとーさん ◆HrwJDuCDSA :2007/08/06(月) 00:51:08 ID:qnzNebcc
>>312
乙〜

314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:52:39 ID:qVUvzfHD
>>312
クロスもとの名前伏せられると、まとめにもいれられないのでちうい

315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:53:32 ID:NrTu5Cr6
何とクロスかわからない支援

316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:54:19 ID:cJAbnNJp
>>314
ぬふぅ。
東方萃夢想の伊吹萃香たんです。
googleでイメ検するといっぱい出てきます。

317 :ルイズのおとーさん ◆HrwJDuCDSA :2007/08/06(月) 00:55:32 ID:qnzNebcc
では、ぼちぼち投下しま〜す

318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:57:06 ID:kFF8Yblh
鬼……鬼といったら節分。

ダムダムゾンゲルゲか!!

319 :ルイズのおとーさん ◆HrwJDuCDSA :2007/08/06(月) 00:57:31 ID:qnzNebcc
おとーさんがルイズに怒られながら机を拭いている時、外の方からおとーさんを呼ぶ声がしました。
「おまいさん、帰ってるんなら風呂用の薪でも作っといておくれよ」
明らかに女性の声でした。その声を聞いておとーさんは外に出ていきました。
ルイズは、おとーさんの家族について来る前に少し考えていました。
おとーさんから名前だけは聞いていたのですが、姿形はたぶん同じようなゴーレムだろうと考えて聞きませんでした。
色は白だろうか、黒だろうか、ひょっとしたらピンクかもしれない・・・・そんな事を考えていました。
「おや、いらっしゃい。たしか『ルイズ』さんだったかねぇ、うちの宿六から話は聞いているよ」
おとーさんの奥さん「おかーさん」が入ってきました。おかーさんを見たルイズは固まってしまいました。ルイズが考えていた斜め上を行っていたからです。
身体の色は紫で、形は丸くフワフワモコモコです。身体の大きさも座っているルイズ位です。ゴーレムと言うよりも生物、もっと言えばネズミの様な姿をしていました。
「ター坊やジョンの奴がなんか迷惑かけたみたいだけど、人んちを覗く方が悪いのさ。まぁ、御相子ってとこだろうね」
お茶を入れながらおかーさんはルイズに話しかけますがまだ理解できていないようで口をパクパクしています。
その様子を見てお茶をルイズに差し出しながらおかーさんはこういいました。
「まぁ、私たちの事は後でゆっくり話すとして。その前にルイズさん。うちの宿六と何があったのか・・・聞かせてもらおうかねぇ」
ルイズは戸惑っていましたが、あまりの出来事の連続に反発する事も忘れ素直に話始めました。


320 :ルイズのおとーさん ◆HrwJDuCDSA :2007/08/06(月) 00:59:11 ID:qnzNebcc


ハルケギニアやトリスティン魔法学院の事
自分がおとーさんを召喚した事
おとーさんと契約して使い魔にした事
使い魔とはどういうものなのか
召喚してから今までの出来事・・・


ルイズの話を聞き終わったおかーさんは、確認をする様に質問しました。
「そうだったのかい。使い魔の契約だっけ?それ自体も解消できないんだね?」
ルイズが頷くとため息をつき少しの間考えるように遠くを見ていました。
おかーさんはルイズに静かに話し始めました。
「仕方ないか・・・。あたし達にかかわっちまったし、こっちの事も話さないとねぇ・・」


宇宙船同士の接触事故
相手の宇宙船が惑星アニカへ墜落した事
そのなかで一人だけ生き残った赤ん坊の事
そして・・・


「おかーさん、ただいま〜〜!!」
可愛い人間の女の子が元気よく帰ってきました。おかーさんが女の子の方へ行くとおとーさんとお風呂へ入るように言いました。
戻ってきたおかーさんはお茶を飲むとため息をつきまた話し始めました。
「帰るところがわからないあの子の為にニセの家族をでっちあげて暮らしてるんだよ。せめて迎えが来るまで育てることが死んだあの子の両親への罪滅ぼしだって思ってるのさ・・・」
おかーさんは思いつめたように話します。ルイズは一部わからない単語等ありましたが大まかにおかーさんの話を理解しました。
「ルイズさん、あんたの話もわかったし協力できる所は協力するよ。ただ、あの子の為にルイズさんにも協力してもらえないかねぇ」
ルイズは少し考えましたが、ウンと頷くと優しく微笑んで快諾するのでした。
安心したおかーさんでしたが、あることを思い出しルイズに尋ねてみるのでした。


321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 00:59:15 ID:b2zXMAXo
>>水虫が完治

お薬塗布!のアレが思い浮かんだww

322 :斬魔の使い魔:2007/08/06(月) 00:59:26 ID:ulNMOQl/
私もキャンセルです。


323 :ルイズのおとーさん ◆HrwJDuCDSA :2007/08/06(月) 01:01:15 ID:qnzNebcc
「ところでルイズさん。うちの宿六なんだけども、あたしが考えるにたぶんあんたの事『娘』だと思ってるみたいだねぇ。心当たりとかないかい?」
おかーさんの言葉にキョトンとするルイズでしたが、色々思い出しているうちに顔が赤くなってきました。
「たたた、確かに。そそそんな気もするかも・・・」
おかーさんはルイズの様子を見ながらさらにこういいました。
「やっぱりそうかい。あの宿六が単なる契約ごときで仕えるとは思ってなかったからね」
お茶を飲みながらルイズに話終わったおかーさんから夕食でも一緒に食べないかと提案がありました。
最初、遠慮していたルイズでしたが材料も用意してあるからとおかーさんに押し切られる形で一緒に食べる事になりました。
本当は、話している最中にルイズのお腹が鳴ったのでおかーさんが気を使ってくれたのでしたが。
おかーさんが台所に行くとおとーさんと女の子がお風呂から上がってきました。
すでに着替えを済ませていておとーさんと話をしながらルイズが居る部屋まで来ました。女の子はルイズを見るとすぐに挨拶しました。
「あたしコロナ!おねぇちゃんはだ〜れ?」
「私は、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。長いからルイズでいいわよ。ヨロシクね」
それからルイズは、コロナとたわいも無い話をしていました。
ヴァリエール家の三女だったルイズは妹が欲しいと思っていた事もあったのでコロナとの話は凄く楽しかったのでした。
その後の、四人での夕食もルイズにとっては決して豪華というわけではありませんでしたが温かいものでした。
コロナとまた遊びに来ることを約束してルイズは部屋に戻りました。おとーさんはそのまま扉を閉めようとしましたが、ルイズが話があるからと部屋に招き入れました。
「おとーさん、私の事・・・娘だと思ってるの?」
ルイズは意を決しておとーさんに尋ねました。ルイズの問いかけにおとーさんは頷くとこう言いました。
「・・・ルイズもコロナも娘」
ルイズはやっぱりと考えながらこう言いました。
「本当は、私はおとーさんの主人なの。おとーさんは私の使い魔なの」
ルイズの言葉にしょんぼりするおとーさんでした。そんなおとーさんにしゃがんで目線を合わせたルイズはこう続けました。
「でも、コロナちゃんの事もあるし特別に娘って事でいいわよ」



それを聞いたおとーさんはとても嬉しそうでした・・・・


324 :ルイズのおとーさん ◆HrwJDuCDSA :2007/08/06(月) 01:02:21 ID:qnzNebcc
以上で投下終了です

次の方どうぞ〜

325 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:02:42 ID:3DFLi9AN
おとうさん支援

326 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:05:45 ID:Jy4nQYVc
いろいろ支援

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:06:05 ID:qfR+Npc9
GJ!
おとーさんかわええwwwwww

328 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:06:52 ID:TLOShXoQ
乙!
しもべ 斬魔 DOD&M 主
今夜も長いな!

329 :ゼロのしもべ:2007/08/06(月) 01:08:59 ID:/Cc6q3Fv
そいじゃ行きます。
色々暴走中につき注意。
8話


 日もとっぷり暮れて、翌日に近いヨルー!
 なぜか谷岡ヤスジっぽく夜がやってきた。緊迫感が欠片もないのはどういうことだろう。
 理由は簡単。昼間の幽霊騒動のせいで、女衆は襲撃者よりも幽霊のほうに怯えているからだ。モンモンなぞギーシュの腕にすがり
つき、ガタガタと震えている。「大丈夫。僕がついてるじゃないか。」と慰めるのはギーシュ。増水した湖さえ干上がりそうだ。
 一方ルイズはというと、
「ゆ、幽霊なんて、こ、こ、怖いわけないじゃないの。モ、モンモンモンモランモンシーも、た、たいしたことないわねっ!」
と精一杯虚勢を張っていた。誰だ、そいつは。
「ひ、昼に見張りましょうよ!昼に!」
 こんな意見も出たのだが、当然却下された。襲撃者は夜来るというのに昼見張ってどうするのだ。そういうと、
「おっちょこちょいな襲撃者がいて、間違えて昼に来るかもしれないじゃない!」
 断言する。そんな襲撃者はいない。このカシオミニを賭けてもいい。
 見張り始めて1時間経ったころだろうか。岸辺に2つ、人影が現れた。漆黒のローブを身に纏い、深くフードをかぶっているので男か
女かもわからない。アボット&コステロを思い出させる凸凹コンビだ。つまりノッポとチビである。
 でっきるっかな、でっきるっかな、と凸凹コンビが杖を掲げ、呪文を唱え始めた。間違いなく、襲撃者だ。
「……どう、ビッグ・ファイア?」
 襲撃者の心を読んでいたバビル2世にルイズが訊ねる。訊かれたバビル2世は当惑した表情を浮かべていた。
「いや、なんであの2人が?」
 その言葉に疑問符を浮かべるルイズ。バビル2世がスックと立ち上がった。
「あっ!こら!」
 無防備に姿をさらすバビル2世を諌めるルイズ。ギーシュとモンモンのあわてている姿も見える。
「いや、大丈夫だよ。なぜならあの2人は―――」
 バビル2世に凸凹コンビが気づいた。慌てて杖を掲げて構える。が、すぐに構えを解いて、首を捻りながらフードを取り払った。
「あなたたち、どうしてこんなところにいるの?」
 ノッポのほうの、フードの下から現れたのはキュルケの顔であった。

 真実とは、問いかけることにこそその意味もあれば価値もある。
 托塔天王晁蓋こと、ガリア王ジョゼフにとって、それは魂の叫びであった。
『この世界には、なぜ真実を知ろうとしない人間がこれほど多いのだ。』
 ジョゼフの半生は、みじめの一言に尽きた。
 ブリミル直系の4王家の嫡子として生まれながら魔法が使えない。すぐ下には天才と呼ばれる弟。性格が歪んでいくには、これ以上
ない環境といえた。このような設定を与えられて、まっすぐに育つ人間がいるものか。ブスはブスと罵られるため、性格もブスになると
いうが、ジョセフはまっすぐに育つ機会を得ることなく長じたのである。
 そんな彼が熱中したのは、魔法を必要としない詰めチェスや、ボードゲームなどの1人遊戯であり、あるいは世の中を呪うことであっ
た。
『この世界にはなぜ真実を知ろうとしないのだ』
という思いはそんな彼の青春時代に培ったものである。魔法が使えないゆえに、彼は逆に「なぜこの世界に魔法などが存在するの
だろう」ということを考えた。ガリア王家に伝わる古文書を読み漁り、あらゆる学者に問い、メイジたちを観察した。
 だが、何一つその理由はわからない。当然だ。メイジにとって魔法ははじめからあるべくしてあるものであり、なぜ使えるのかなど
ということを今までに考えたものはいないからだ。あえていうならば、メイジであるからだという観念論的な答えに終始するだろう。
 いや。ただ唯一、そのことを考えていた人間たちがいた。
 職人である。
 ご存知のようにいくら錬金という魔法技術があるといっても、精密な細工や精巧な仕掛けに限っていえば、魔法は職人の持つ技術
に勝ち目はない。メイジがいくら努力をしようとも作れぬ芸術作品を作ることのできる人種。それが職人である。
 そのため職人の中にはメイジなにするものぞという気風があった。職人にとってメイジは「偶然妙なことができる家に生まれた人間」
であり、魔法というものは「便利な技術」に過ぎない。なぜ使えるのかと問われれば、彼らはこういうだろう。
「ノミの尻をハンマーで叩けば、刃先が木に潜り込む。魔法というのは目に見えないノミの尻を、呪文で叩いてるだけでしょう。」
 人間不信に陥りかけていたジョゼフにとって、この答えは天啓であった。なんという理論的な答えだ。使えるから使えるのだ、という
だけの国有数の学者だというメイジよりも、市井に住む職人のほうが賢いではないか。

330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:09:46 ID:lZr7Nwoe
>>328
斬魔の人がキャンセルしたから
しもべ DOD&M 主
かな?

331 :ゼロのしもべ:2007/08/06(月) 01:10:31 ID:/Cc6q3Fv
 そう考えるならば自分が魔法を使えない理由もおぼろげにわかる。自分は単に目に見えないノミを叩く技術を身につけていないだけ
なのだ。あるいは自分のノミは他のメイジが使っているノミとは別種のものなのかもしれない。
 以降、ジョゼフは職人の持つ技術理論にのめりこんでいくこことなる。
 職人の技術は嘘をつかない。職人の技術にはごまかしがない。職人の技術は理論的だ。
 また、こうも考えた。メイジの中には、職人が天職と言ってよいほど手先が器用なものがいる。そんな連中の中には、こっそり職人の
真似事をしたり、偽名を使って金銀細工を作っているものすらいるという。ならば逆に、平民の中にメイジが天職と言ってよいほど魔法
技術に秀でたものがいてもおかしくないではないか。今、メイジになるものがメイジの血筋なのは、そういった連中を見つける努力を
放棄しているからではないのか。
 そんなとき、彼は王に出会った。
 王を呼び出したのだ。
 王はメイジではなかった。だが不思議な力を持っていた。なにより、人を区別しなかった。差別しなかった。あらゆる人間を平等に扱
い、愛していた。
 それはすさまじいカルチャーショックであった。頭の中では平民にもメイジになる可能性のあるものがいると思っていても、身体が拒
絶していた。王族に生まれたというプライドが、平民と貴族を分けて考えさせていた。
 なにより、王の部下は自分の理論を実証するように平民でありながら不思議な力を持っていた。生まれながらの力ではなく、懸命な
努力とたしかな技術体系によって身につけた能力。天才ではなく、努力の人々。
 王は、王を統べる王を見つけたのだった。
 王という字を分解するとヨミとなる。ジョゼフが見つけた王を統べるもの、その名をヨミと言った。

 ジョゼフは充実したときを過ごしていた。
 彼はうまれてはじめて友を得ていた。傍にいるのはメイジではない。かといって平民でもない。不思議な力を努力で手に入れ、実力
を身につけた英傑・好漢である。偶然力を行使できる立場におかれて生まれただけで、使えない人間を虫けらのように扱うような野蛮
きわまりない生き物ではない。確立された技術体系を持ち、メイジをはるかに凌駕する力を持つ男たちである。
 ジョゼフは夢を見ていた。それはハルケギニアにおいて、図法もない夢である。
 メイジであるとか、平民であるとか、亜人であるとかそういったすべての垣根をなくして、平等とする国をこのハルケギニアに建国する
という夢である。すなわち、あらゆる身分差を消失させて、あらゆる人間を平等とし、それぞれの持つ人格や技術によってのみ評価を
行う国を打ち立てるという夢だ。
 梁山泊を建立したのはその伏線であった。ここにあらゆる技術に秀でた英傑好漢をエキスパートとして集結させ、全ハルケギニア
を統一するという大計画を打ち立てたのであった。そして別の世界をも侵略し、ヨミの名の下にあらゆる差別や垣根を取り払うという
夢を抱いたのだった。
 だが、それを邪魔しかねない懸念がバビル2世以外に一つあった。
 実弟、オルレアン公シャルルである。
 一般的に世間では天才魔法使いの名で通っている。事実、わずか12歳でスクウェアクラスに到達したほどであった。頭脳明晰で
人望厚く、善良にして高潔。周囲からはジョゼフを廃してむしろオルレアン公こそが王位を継ぐべきと囁かれた人物であった。
 が、それはあくまで現支配階級であるメイジの目から見ての話である。幼少期からの体験でメイジと平民という身分差について疑
問をもち、ヨミとの出会いで近代的人権の思想に出会ったジョゼフにとっては、メイジと平民という階級差別に何の疑問も持たず、与
えられた力を振りかざすだけのオルレアン公は守旧的な抵抗勢力でしかなかった。
 ジョゼフは兄としての直感で、もし自分がメイジ制度を廃してガリア国に平等という概念を持ち込もうとすれば、オルレアン公こそが
率先して杖を自分へ向けてくるだろうことを確信していた。守旧派に担ぎ上げられて自分には歯向かう急先鋒となるだろうことを予想
していた。
 それを取り除くには一つの方法しかなかった。
 そのことは充実したときをすごす托塔天王晁蓋の心に突き刺さったトゲとなっていた。
 だがやるしかなかった。それ以外に夢を現実とし、理想を形とする手段はなかった。
 家族をも皆殺しにしようとした。それは今後の改革で、守旧派がオルレアン公の血筋のものを担ぎ上げぬようにするためであった。
この国には自分のシンパよりもよほど公派の人間のほうが多いのだ。苦渋の選択であった。

332 :ゼロのしもべ:2007/08/06(月) 01:11:33 ID:/Cc6q3Fv
 だが、失敗した。
 確実に姪を始末するつもりであったが、公妃の命をかけた嘆願によりそれを中止せざるを得なかった。
 それだけではない。自分へも多額の援助を行っている、大口スポンサー『幻惑のセルバンテス』が、姪を始末せんと開いた会食場に突如として現れ、公妃の嘆願の見届け人となったのだ。ガリアだけでなく、いくつもの国に強い影響力を持つセルバンテスが見届け人
となっては、約束をたがえるわけにはいけない。
 あとで知ったことだが、セルバンテスが駆けつけたのは公妃最後の策略であった。自分が死ぬ、もしくは死んだも同然となった後、
娘を守る盾がいる。そこで烈々たる庇護を願った文章を手紙として送ったのである。セルバンテスはそれに応え、オルレアン公の娘
シャルロットの庇護者にして保護者となったのであった。

 キュルケが昨晩セルバンテスから説明を受けたのはあくまで『王弟を憎んでいた現国王ジョゼフが卑劣にもオルレアン公を闇討ち
にし娘シャルロットの命までも奪おうとした。しかしそのことを察知した公妃によってセルバンテスが呼ばれ、暗殺は防がれた。だが、
娘の身代わりとなった公妃は正気を失い、この屋敷に閉じ込められた』ということである。
 また同時に、なぜタバサなどという猫にでもつけるようなものを名乗っているのかということ。ときどき学院を抜け出し、帰国していた
のかということを知った。
「ジョゼフ王は、なんとしてでもシャルロット君を抹殺する腹積もりなのだ。そのために、幾度となく生還困難な任務を与えたのだ。もし
任務を果たせず殉職するのならば、『シャルロット君には以降絶対に手出しをしない』という私が見届けた誓約を破ることなく、目的を
果たすことができるからねぇ……。」
 悔しげに言うセルバンテスの姿が強く印象に残っている。聞けばこの屋敷の維持費、唯一残る使用人、正気を失った公妃の治療費
や生活費などはすべてセルバンテスが用立てているのだという。ジョゼフは目的を達成するために屋敷を完全に閉ざし、収入を一切
消滅させ、不名誉紋まで刻んだのだという。
『そういえば、門に×印が刻んであったわね…』
 この屋敷へやって来たときのことを思い出すキュルケ。王族の証である杖を交差させた紋章に刻まれた、紛れもない傷痕を。
「わたしはあくまで庇護者でしかない。王がシャルロット君へ危害を加えないようにするための防波堤だ。だが、防波堤はあくまで波
を防ぐための堤に過ぎない。シャルロット君には、波をものともせぬための支えが必要なのだ。キュルケ君。君という友達があの子
にいてくれてよかった。シャルロット君のあんなに嬉しそうな顔を見たのは公が死んで以来だ。」
 強くキュルケの手を握り締めるバンテス。
「きみが信用できる人物だと思ったからこそ、全てを隠さず話した。あの子を……シャルロット君をよろしく頼む。」
 バンテスのゴーグルが、白く曇ったようであった。

 そのタバサは今、キュルケの横にちょこんと座っている。相変わらず無表情だ。
「なんであなたたちは水の精霊を守っているの?」
 場面は変わって深夜。湖のほとり。つまり襲撃者の正体がキュルケとタバサと判明した後である。
「説明すると長くなるんだが。」
 かくかくしかじかと説明する4人。
「ふーん、惚れ薬ね。ま、アタシには無縁よね。」
 胸を強調した、色っぽいポーズをとるキュルケ。思わず愚息がご立派になりそうだ。

333 :ゼロのしもべ:2007/08/06(月) 01:12:40 ID:/Cc6q3Fv
「でも世界には特殊な趣味の人がいるし。わからないんじゃないかな?」
 あー、そうね。と思わず納得するキュルケ。脳裏にゴーグルをつけ、ドジョウ髭を生やした男の姿が浮かぶ。
「誰を想像しているのだね、キュルケ君。」
「きゃー!」
 ずざざざざ、とフナ虫が真っ青になるような速度で後ずさるキュルケ。いつの間にかセルバンテスが横に立っていたのだ。ふっふっふ
と笑みを浮かべるセルバンテス。
「バンテスおじさん。」
 4人が尋ねる前に、タバサが紹介した。紹介しなければあっというまに警察を呼ばれるような怪しい風貌だ。
 ギーシュとモンモンはセルバンテスと知ると、目を輝かせた。
「え、あの幻惑の?」
「フッフッフッ。その通り。君はたしか、グラモン卿の四男で、名前はギーシュ・ド・グラモン君だったね。そちらのレディはモンモランシ家
の、モンモランシー・マルガリタ・ラ・フェール・ド・モンモランシ君。あちらのピンクブロンドの女性はヴァリエール家のルイズ・フランソワ
ーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール君……。」
 いずれもパーティで大昔に1度紹介されたかされていないかという人間だろう。それをすべて完璧に記憶している。これほどの人間
でなければ、一代で財産を築けぬということなのだろうか。
 グラモン家、モンモランシ家ともにセルバンテスから多額の借金がある。ヴァリエール家は借金こそないものの、いくつかの事業を
共同で行っている。たしかに知っていてもおかしくはないが、異常な記憶力と言ってよいだろう。
「ふむ。そちらの少年は?」
 バビル2世について訊ねるセルバンテス。ルイズがかしこまって
「わたくしめの使い魔、ビッグ・ファイアでございます。」
と答える。使い魔にまで丁寧にお辞儀をするセルバンテス。
「今までの話を失礼とは思ったがすべて聞かせてもらったよ。人類は滅亡する!ではなくて、だ。水の精霊は襲撃者がいなくなれば
満足するというのだろう?」
「ええ、そうですね。」
 と言ってももう一つのほうが精霊にとっては大切そうなのだが。
「ならばこれで解決だ。私が責任を持って、密売ルートと話をつけておこう。これで襲撃者は現れぬはずだ。明朝にでも精霊を呼び出
して、襲撃者はいなくなったと言えばよい。」
「昼じゃないと納得しない気がするわね。」
「ああ。」
 ルイズの言葉に頷く残る3人。よくわかっていないキュルケたちは疑問符を浮かべる。
「ふむ。なにか理由があるようだねぇ。昼に呼び出すほうがよいというのならばそうすればよいだろう。今日はもう遅いし、屋敷にでも
泊めてあげたらどうだい、シャ……タバサ君。」
 セルバンテスの言葉にシャルロットが頷いた。この男、タバサにこんなに多くの友達がいると知ってほっとしたらしい。内気な子供を
持つ母親のようだ。
「フッフフ。それじゃあ行こうじゃないか、諸君。」
 マントを翻し歩き出すセルバンテス。その後を全員がついていく。

 深夜。
 ラグドリアン湖を望む、オルレアン公の屋敷のバルコニー。
 二つの月に照らされる、1人の男の姿あり。
 ワイングラス片手に、遠い世界を見つめてる。
「いくつもの並行世界を渡り歩き、ようやく辿り着いたこの世界。ついに、望みを見つけた。バビル2世様を、見つけたのだ。」
 セルバンテスは双月めがけ高々と右手を掲げた。

「 すべては 我らがビッグ・ファイアのために! 」





以上です。
お目汚し失礼

334 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:14:46 ID:nJJSv1jZ
鬼といったら・・・
斬鬼さん。。。。



音撃斬・雷電斬支援!

335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:15:07 ID:TLOShXoQ
ばばばばばバンテスおじさん平行世界とかなにやらかしてんのー!?

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:17:35 ID:lZr7Nwoe
投下遮ってしまって申し訳ないです

この世界・・・ヨミに統治された方が幸せなんだろうな・・・

337 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:18:14 ID:0dTubi4e
>>335
戸田版GRではバンテスおじさんは平行世界へ渡る能力を有しているのさ。

そしてGJ……ジョゼフ側もタバサ(バンテス)側も偏った見方してて胡散臭い香りがぷんぷんするぜ。

338 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:18:31 ID:GWqNl0Ot
原作だとはっきり敵にされてるからフィルターがかかるけど、エルフとも比較的落ち着いて交渉できるし暗黒面さえ堕ちてなければ
後の歴史にも名君と呼んでいいくらいの王様だよなぁ>ジョゼフ王

339 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:21:59 ID:T2kPgm5a
しもべの人乙

>「 すべては 我らがビッグ・ファイアのために! 」

やっとキターー!!

340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:23:23 ID:6Yj0AjcD
>>337
バンテスおじさんって戸田版だし絶対なんか裏あるよな…。

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:24:09 ID:LHZQUr2f
明らかにジョセフとヨミに支配されたほうが、人々は幸せに暮らせそうな気がするのがあれだな、うん。

しもべの人GJ

それから、一番最後に予約入れていいですか?

多分、後一時間もあれば書きあがると思うんですが。

342 :DOD&M:2007/08/06(月) 01:24:14 ID:sg83hAH3
あ、次もしかして俺?

343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:24:59 ID:0dTubi4e
>>342
そうみたいですよ。

344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:26:31 ID:zUJfYjyx
ヨミ→王
吹いたw日本語つかっとんのかい

345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:27:26 ID:yDNhmY2I
鬼が島って書いてるから桃太郎伝説からの召喚かと思ってしまった
夜叉姫あたりとか

346 :DOD&M:2007/08/06(月) 01:27:37 ID:sg83hAH3
ういす。じゃ、行きます。

 時間は有意義に使うべきである。そう考えたアンヘルは、キュルケ達が食事をしている間、ニューカッスル城周囲の状況を調べる為に偵察飛行を行っていた。
 偵察と言えば聞こえはいいが、実際の所は暇潰しの側面が強い。

「おぬしはモールだと言うのに、空も好むのか?」

 自身の背で気持ちよさそうに寝そべるヴェルダンデに、アンヘルは呆れた様な声で言った。返って来るのは、間の抜けたモグモグと言う声。
 どうやら、空と言うよりは地中の様に暖かいレッドドラゴンの体表がいたくお気に入りの様である。考えてみれば、ラ・ロシェールにいた頃からよく引っ付いていた。
 建前とは言え、偵察を行っている以上、こうものんびりとしてていい物かと、アンヘルは思う。

「アンヘルお姉さまー」

 その後方から、間延びした声がかけられる。振り返るまでも無くシルフィードの物と分かった。
 程なくして自身と並んだシルフィードに目を向けると、どうも怒っている様子である。

「シルフィだけ置いてきぼりだなんて、ひどいのね!」
「……おぬしはぐぅぐぅと眠っておったではないか」
「起こして欲しかったのね! きゅい!」

 随分と長距離の飛行をしてきた為、疲れているであろうと言うアンヘルの配慮だったのだが、どうやらそれは裏目に出た様だ。

「だが、ここが良く分かったな?」
「お姉さまに行き先は聞いてたのね」

 ふふんと鼻を鳴らしてシルフィードは言う。
 既にニューカッスル上空まで辿り着いていた。アンヘルらは手分けをしながら、本来の目的である周囲の偵察を行い始めた。
 予想通りだが、城の周辺には隙間など見当たらないくらいにぎっしりと兵士達が列を為し、陣を展開している。その後方では詰め所らしき物があり、待機中の兵が武具の手入れ等をする姿が見られた。
 空の方は、辺りを哨戒する武装船が多数存在していた。先よりもその数は増えている様だ。
 再び合流したシルフィードと状況を説明し合ったが、やはり彼女の方も芳しい結果を得る事が出来なかったらしい。現状が手詰まりなのには変わりがなかった。

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:29:25 ID:fBN01ddD
しもべの人投下乙です。

>>338
少なくとも自らの目的のためトリステイン・ゲルマニア・アルビオンの3国を掌の上で操り、ロマリアや
エルフとも牽制し合いながら、太いパイプを維持している政治的センスは作中の政治家では随一だね。
まあ、なんだ。 バビル2世敗北ENDを期待しても構いませんねっ!?

348 :DOD&M:2007/08/06(月) 01:29:36 ID:sg83hAH3
「ふむ……どうやらこの任務、ルイズらに任せるより他ないやも知れぬな」

 溜息混じりにアンヘルは言った。ここまで厳重に兵を張り巡らされていては、やはりどうしようも無い。

「きゅい……あんまり長居するのも良くないのね。そろそろお姉さま達の所に戻りましょう?」
「うむ」

 シルフィードと二人して頷き合い、アンヘルは進路を元来た方向へと変えた。あの二人が無事であれば良いが、そんな事を考えながら。

 村に戻ったアンヘル達を迎えたのは、家の脇に積み上げられた薪の上に腰掛けた、ティファニアが奏でるハープの音だった。その傍らでは、それに聞き入るキュルケと、彼女の膝枕で眠るカイムの姿がある。

「あ、お帰りなさい」

 アンヘル達の帰還に気付いたティファニアは、ハープの演奏を中断し、それを脇に置いて言った。同時にキュルケも振り返り、「ご苦労様」と短く労いの言葉をかける。

「ただいま戻った。やはり、あそこに乗り込むには無理があったな。っと、許せ、ティファニア。邪魔をした様だ」
「そ、そんな事ないよ? 気にしないで!」

 アンヘルの言葉に、手をぶんぶんと振って答えるティファニアの姿を見て、キュルケが苦笑を漏らした。

「他の者はどうしておる?」
「ご飯食べてから、子供達と一緒になって昼寝よ。昨日の疲れを引きずってるのかしらね」
「……成る程な」

 昨日はあまり睡眠時間が無かった。そんな状態で腹に物を詰めれば、眠たくなるのも無理からぬ話だろう。どちらにせよ今の自分達が任務の為に出来る事はそう無い。このくらいの休息は構わぬか。そう思い、アンヘルは頷いた。

「ところで、テファ。演奏の続きをお願いできるかしら? アンヘル達にも聞かせてあげたいわ」
「あ、うん。いいよ。じゃ、いくね」

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:31:06 ID:0dTubi4e
乳エルフ癒し系支援

350 :DOD&M:2007/08/06(月) 01:31:34 ID:sg83hAH3
 キュルケに促され、ティファニアは再びハープを手に取ってそれを奏で始める。
 どこか物悲しさを感じさせながらも、心地の良いその旋律は、聞く者に望郷の念を与える様だった。音色がまるで、直接心の中にまで響いてくる様な感覚を思わせる。
 眠っているカイムの目に一筋の涙が浮ぶ。夢の中にまでこの曲が届いているのだろうか?
 アンヘルはカイムの涙を見て、彼と共に通り過ぎた時間を思い返した。楽しかったと言うには語弊があるが、充実した時だったのは確かだ。最早帰る事の叶わぬ世界を想い、涙するのもまた良かろう。そう思い、アンヘルはカイムの寝顔に視線を落とす。
 キュルケは、カイムの涙に濡れた頬をそっと指先で拭い、膝に乗るカイムの頭を撫でながら音楽に聞き入る。
 一通りの演奏が終わると、ティファニアはハープを脇にしまい、ぺこりとキュルケらに一礼した。それに対し、キュルケは小さく拍手して応え、アンヘルは「見事だった」という言葉を贈った。
 シルフィードとヴェルダンデは、音楽がよほど心地よかったのか、アンヘルの身体にもたれかかり、小さな寝息を立てている。

「素敵な演奏だったわ」
「そう言われると照れるわ……」

 キュルケに言われ、ティファニアは照れ隠しの笑いを浮かべて頬をぽりぽりと掻いた。

「何から何までされっ放しってのは、性に合わないわねぇ。あ、これ借りていい?」

 そう言って、キュルケはティファニアのハープを指差した。
 その行動にアンヘルがほう、と息を漏らして言う。

「おぬし、ハープの心得があったのか?」
「意外って感じね。これでもちょっとしたもんなのよ?」
「へぇ、それは楽しみね。キュルケ、はいこれ」
「よしきた」

 拳で胸をどん、と叩き、ティファニアから差し出されたハープを手にすると、その弦にそっと指をかけた。

「じゃ、行くわよー」

351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:32:45 ID:lZr7Nwoe
支援します

352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:33:30 ID:Po1Y5G1m
カイムめうらやましいポジションを

353 :DOD&M:2007/08/06(月) 01:34:15 ID:sg83hAH3
 時は過ぎ、夕刻。
 事態の打開が出来ぬ為、動きを取る事が出来ずにそのまま村に居続けている一行。

「今まで歳の近い人と接する事があんまりなかったから、凄く新鮮で楽しいわ。お昼ご飯だけじゃ、ジムを助けてくれた事と割が合わないし、良かったら泊まって行って」

 こうティファニアに言われては、そのまま滞在したくなるのも不思議ではなかろう。
 とりあえず、アンヘルに状況確認は小まめに行うように頼み、ニューカッスルの方で動きがあり次第ここを発つ、と言う結論に落ち着いていた。
 夕暮れの中、ギーシュは外で子供達と共にヴェルダンデと戯れ、タバサは宛がわれた部屋で読書をし、カイムは森の中で一人剣を振っている。

「ところでさぁ、テファ」
「何?」

 家の中、ティファニアが夕食の準備に勤しんでいるのを横目に、テーブルで頬杖をつくキュルケが不意に尋ねた。ちょっとした疑問があったのだ。

「あなたのその格好に、その指輪って、割とアンバランスよね」

 彼女のしている指輪を指し、キュルケは言う。どう見てもティファニアの格好は村娘のそれなのだが、彼女の言う通り、その指輪だけが一際異彩を放っていた。古ぼけてはいるが、尋常な物ではないのが分かる。

「これ? ……死んだ母の形見の品なのよ」

 そう返したティファニアに、キュルケは迂闊な事を言ってしまったと悔やんだ。

「あ……その、ごめんなさい」
「いいのいいの。そんなかしこまらないでよ」
「でもねぇ」

 もじもじとするキュルケに対し、笑顔でティファニアは言う。

「気になるのは分かるわよ。珍しい物だからね」

 指輪をした手をひらひらと振り、続ける。

「先住の魔法の水の力が込められた指輪でね? 大抵の傷ならこれで治せるの」
「へぇ、凄いのね……」

 エルフは、と言いかけたところでキュルケは言葉を飲み込んだ。

「もし大怪我をする事があったら、わたしの所に来てね?」

 冗談めかして言うティファニアに苦笑を返すと、キュルケは言った。

「そうならない事を祈るわよ」

 こんな他愛のないやり取りをしながらも、時は過ぎる。
 結局、アンヘルからニューカッスルでの動きが報告されたのは、翌日、太陽が昇りかけた頃合だった。

354 :DOD&M:2007/08/06(月) 01:36:11 ID:sg83hAH3
今宵はここまでにござる……今宵はここまでにござる……。
あじゅじゅしたー。

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:36:37 ID:0dTubi4e
あじゅじゅしたー。
vs7万後のフラグがどんどん立っていくな……そしてキュルケがどんな弾き方をしたのか気になる俺、参上。

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:37:13 ID:1Bx/xsEn
出来ておる

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:38:04 ID:/Cc6q3Fv
乙です

>>347
しかしすべて孔明の策略のうち

358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:38:58 ID:36k1esKA
あじゅじゅしたー。

これなんて癒し系?

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:39:51 ID:9pEySS3j
あじゅじゅしたー
エルフ…子供たち…DOD
この前から嫌ーな予感が止まらないんだぜ。

360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:40:42 ID:0dTubi4e
>>359
言うなっ、その先を言うなーっ!?
……いや、実際テファが召喚するのなら4人目の使い魔だろうから怖いんだよ。

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:41:31 ID:VgIibmqT
他の十傑衆はほとんどが元ネタの方のキャラとして登場してるのにセルバンテスはジャイアントロボ世界からきてるのか!?
これは物語が大きく動くかもわからんね

362 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/06(月) 01:42:11 ID:kaBPRcuR
それでは投下いきますー

363 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/06(月) 01:43:45 ID:kaBPRcuR
「あの……これ、トウマさんにと思って!」
シエスタが顔を伏せながらも勢いよく、手に持っている包みを前に出す。

ここはあまり人が来ないヴェストリの広場。当麻達は無事魔法学院へと戻ったきたのだ。
と言っても、学院はいたって普通であった。戦争など無縁と言わんばかりの雰囲気を持っていて、帰ってきた当麻らを驚かせた。
ハルケギニアの貴族にとって、戦争は年中行事と言っていい程多々起きている。
なので、戦況が落ち着いた今は別に騒ぐ必要がないらしい。

そんな次の日、シエスタにこの広場のベンチに呼ばれた当麻は、こうしてプレゼントを貰う事になったのだ。
彼自身あまりそういったのを貰った事がないので嬉しい。嬉しいのだが……、
やはり別世界から来た人間としては、ちょっと後ろめたさが残る。
彼女が送る笑みは本当に自分なのだろうか? この世界の、どこか別のいる人間に向けられるものではないのだろうか?
しかし、思ったとしても今は仕方がない。せっかくシエスタが渡してくれたものを、断ってしまうのもどうかと思う。
当麻は素直な笑みを浮かべながら、包みをシエスタから貰う。

「これ、開いたらびっくり箱でしたーっていうオチはないですよね」
「もう! そんな事ないですー」

シエスタは、プクーと頬を膨らませてそっぽを向く。しかし、ちらりとこっちを見るのはやはりと言うべきなのだろうか。
当麻はそんなシエスタに、内心笑みを浮かべながらも包みを開いた。
ガサゴソっと、中に入っている物を取り上げて内容を確認する。
見ると、それはマフラーであった。しかも、見た感じなのだが、どうやらお手製の物のようだ。

「うお!? こりゃ凄いな!」

シエスタの事だからまさか……とは思ったが、本当に手作りのプレゼントをしてくれるという行為に対して、当麻も純粋に喜ぶ事ができた。
シエスタの表情が明るくなって、頬を朱に染め、恥ずかしがるように答えた。

「タルブ村での……せめてものお礼です。えと、ほら、竜に乗るとき寒いでしょ?」
「だなー、というか寒い日に全然使っても問題ないですよ」
雪みたいに、柔らかいイメージを与える真っ白なマフラー。シエスタのイメージがそのまま反映しているようだ。

364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:44:09 ID:Yra5sodM
来いっ…!

365 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/06(月) 01:45:44 ID:kaBPRcuR
今は初夏、どちらかというと温度は上がっている。しかし、高度二千メイルともなれば話は別だ。黒の学生服が体を温めるが、首周りは冷える。
なので、こういった防寒具は本当に色々と嬉しい。もっとも、普段飛行するのにはもっと低い位置で飛行するのだが、
そんな些細な事実は気にしない――もとい、わからない二人であったりする。

当麻は早速マフラーを拡げてみた。予想外に大きかったのか、一人両手を広げても長さが余ってしまう。
そんな中、真っ白なマフラーに、模様が施されているのに目に入った。
「えーと、なんて書いてあるだ?」
多分文字だと当麻は思うのだが、いかんせんなんて書かれているかはわからない。
シエスタはちょっと教える立場になったのが嬉しいのか、エヘヘと笑みを浮かべた。

「えーとですね。これはこっちの文字でトウマと書くんですよ」
へえ〜、と感心しながらももう一度目をやる。なるほど、これが俺の名前なんだなー
「んじゃまあ早速着てもいいですかね?」
はい、と満面の笑みを浮かべてくれるので、遠慮なくそれを首に巻く。
と、気付く。どう考えてもこれは少し長いのでは?
後一人分の量が残っている。丁寧に作られているので考えにくいが、単純に間違えたのだろうか?

「シエスタ? これ、ちょっと長くないか?」
待ってましたと、言わんばかりな表情を浮かべたシエスタは、マフラーの片端を持つ。
「これはですねー。こうするんですよ〜」
そう言って、自分の首にもマフラーを巻いた。なるほど、確かにこれならちょうどよい長さである。……ある?

「って二人用!?」
「はい。あ……もしかして迷惑……でしたか?」
しゅんとうなだれるシエスタに、当麻は慌てて両手を振った。
「いやいや、ちょっとびっくりしただけで全然問題ないですよー。ん、じゃあこの文字は……?」
当麻は気付く。シエスタに巻かれた方に、何やらもう一つ単語が縫ってある。大体は予想できるが……

「はい。わたしの文字も縫っちゃいました」
はにかんだような笑みをシエスタは浮かべる。いや、そしたらこれ二人で乗らなきゃ意味ないでしょーが! と突っ込みたくなった。
でも、と考える。二人用というのならば、倍手間がかかるのでは?
「あー、これ編むのそうとう苦労したんじゃ?」

366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:46:52 ID:mwDxhqTh
チクショー!甘いんだよチクショー!
支援

367 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/06(月) 01:47:22 ID:kaBPRcuR
そんなことないですよと、小さく笑うと視線を当麻から外した。

「トウマさんは私たちの命の恩人なんです……。それに、全然苦労しなかったですよ? むしろトウマさんが喜んでくれるかなーって思ったらあっという間に終わっちゃいました」
テヘッと笑うシエスタに、不覚にもドキッとしてしまった。ここまで何の意図もなく素直に言われると、逆にこっちが照れてしまう。
そんな照れを隠すかのように、当麻は話を進めた。

「あー、じゃあなんか代わりにお礼の品あげるよ。何がいい?」
へ? と、シエスタは当麻の言葉がわからずきょとんとした目になった。
「お礼……ですか?」
ああ、と頷く少年。凍り付いたシエスタの思考がゆっくりと溶かされていく。
しばらくの沈黙後、ボンッ! と爆発したかのように顔全体が真っ赤に変わった。慌てて否定の意を示すため、両手を左右に振る。
「そそそそんな! トトトトウマさんからプレッ、プレゼントをももも貰うなんて、だだだ大丈夫ですよ?」
「いや、やっぱり貰っただけはよくないだろ? なんか欲しいものはないのか?」
この少年もまた、素で言っている発言なのだから困ったりする。
シエスタは、う〜〜〜〜と困りながら視線が泳ぐ。言うべきか言わないべきか凄く悩んでいるようだ。
やがて、小さく小さく顔を俯かせて、ぽつりと呟いた。

「か、可愛いお洋服が、欲しいかな……」
「ん、洋服かー。オーケーじゃあ今度――――」
ガァン! と鈍い音が響いた。
キャッ、と小さい悲鳴をあげ、シエスタは思わず目をつむった。
辺り一帯沈黙が場を支配する。
少年から何も言葉が発せられない。どうしたんだろ、と思い恐る恐る目を開けると、
少年が倒れて気絶していた。

「トトトトウマさん!?」
驚きながらもシエスタは当麻を抱き抱えるが、意識が戻るのにはしばらく時間がかかるようであった。

368 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/06(月) 01:49:04 ID:kaBPRcuR
「なによなによなによ! なに二人であんないい雰囲気を生み出してるのよ!」
プロ野球選手並のコントロールを用いて、ルイズは当麻の頭に石をぶつけたのであった。
ここは当麻達がいる場所から後方十五メイル程離れた地下。なぜ地下にいるかというと、ギーシュの使い魔であるヴェルダンデに穴を掘らせたからだ。
ルイズは自分の使い魔が気絶した事を確認すると、再び穴の中に隠れた。
「トウマさん!? トウマさん!?」と聞こえてくるが、気にしない事にする。
そして思い出す。あのマフラーの出来の良さを。
正直勝てないと、わかってはいるが、女の子として認めるわけにはいきたくない。

「なによ! わたしよりちょっと上手いからって調子に乗って!」
ポカポカと壁を叩くが、しばらくしてむなしい事に気付いたルイズは、結局愚痴を吐くしかない。
「そ、それにわたしよりむむむ胸があるからって生意気よ!」
そう言って気付く。自分はあのメイドと比べて何が勝っているのだろう?
確かに虚無という魔法が使えるが、それじゃあ当麻は振り向いてくれない。
二人がタルブの村で、誰にも話してはいけない会話を思い出すと、頬を染めた。
負けてはならない。負けてはならないのだ。
絶対にあのメイドだけには負けたくないと誓ったではないか、でも……
どうすればいいんだろ?

少女は、自力では解けない問題にただ、悩むしかなかった。



朝を迎えて、ワルドは目を覚ました。
太陽の日差しが心地よいのだが、彼自身の心は曇っていた。
それもそのはず、勝てる戦であったはずなのに敗れたのだ。一軍の兵士であるワルドでも事の重大さがわかる。
そして、とある少年に再び敗北してしまった事。
ギリッと奥歯を噛み締める。『閃光』という二つ名が廃る。あの少年の強さは一体どこから出て来るのだろうか?

「おや、起きたかね」
「土くれか」
ノックもせずにずかずかと部屋に入ってきたのは、ここまでを案内してくれたフーケである。
ワルドは怒りの感情を押さえ込み、平然とした態度に戻った。

ここはアルビオンにあるロンディニウム郊外の寺院。敗軍の将となった二人は、トリステインの者に捕まることなく、なんとか戻る事ができたのだ。
フーケは朝ごはん用のスープをワルドに手渡すと、壁に寄り掛かった。

369 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/06(月) 01:51:28 ID:kaBPRcuR
「しっかしまあ、あの使い魔と主にまんまとやられたね」
フーケの言う通りであった。順調に進んでいた作戦に、イレギュラーが起こったのは彼らによるもの、それもたった二人の。
ワルドはイレギュラーである、あの小さな光り輝く太陽を思い出す。
あれは一体なんだったのだろうか?
あれがルイズの才能……、手に入れたいと願った才能なのか?
何もかもが謎に包まれて、ワルドは舌打ちをした。

「ほら、スープが冷めちまうよ」
せっかく持ってきたフーケの身としては飲んでほしい。考え事をしているワルドにそう促した。
ああ……、とワルドはあまり乗り気でなかったが、朝食を食べないわけにはいかない。
少し間を置いた後、手と口を動かし始めた。

「しかし……こちらの野望が初手から躓いたのだから、閣下はどうするおつもりなんだ?」
確実とも言える勝利を覆す力を、トリステインは何らかの形で手に入れたのだ。これから戦う際にも、重要視しなければならない問題である。
すると、フーケは何かを思い出したかのように、あっ、と呟いた。
スプーンを動かす手を止め、ワルドは視線を向けた。

「そういえばさっきクロムウェルの使者が来てね、どうやらアンリエッタ王女を狙うことになったらしいよ」
フーケはさらに続ける。
「んで、どうやらその役目にウェールズが抜擢されたらしいね。死んだ恋人を餌に残された恋人を釣り上げるなんてどうかと思うけどね……っておい」
ワルドは既に立ち上がっていた。スープを直接一気に飲み干して、いつでも出発できると言わんばかりの状態である。

「どうする気だい?」
「じっとしていられんタチでね。死人なんぞに仕事をとられたままってのは許せないんだ」
不敵な笑みを浮かべて、彼は部屋を出た。呆然と見ていたフーケははっとなり、慌てて後を追いかけた。

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:53:53 ID:6Yj0AjcD
なんかこのワルド、すごくタフだな支援

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:55:50 ID:0dTubi4e
このワルド……並のワルドじゃない。ライバルフラグを勝ち取ろうとしてやがる支援

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:56:08 ID:sg83hAH3
支援せざるを得ない

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:56:45 ID:zUJfYjyx
ヴェルたんド萌え支援

374 :使い魔と主 ◆l.31uNGyUE :2007/08/06(月) 01:57:43 ID:kaBPRcuR
甲高い口笛が耳に入る。見ると、ワルドは既に寺院を出てグリフォンに跨ごうとしている。

「待ちな!」
「止めようとしたって無駄だぞ。俺は――」
「全く……誰が止めると言った?」
これだから男は自分勝手なのよね、と文句を言いながらワルドの目の前へと歩み寄る。

「あんたは弱い男なんだ。一人で立ち向かおうとするな」
そう言うと、にっこり笑いワルドを抱きしめた。
我ながら積極的だね……と、内心苦笑する。
「あんたは一人じゃないんだ。あんたが抱えたものがなんなのかはわからんけど、一緒に立ち向かうことぐらいしてやるよ」
それから、ワルドの唇に、自分の唇を重ねた。これからずっと戦うと、約束するかのように。

キスは一瞬で終わった。どちらも顔を赤める事なく平然としている。

「後悔してもしらんぞ」
「あんたのそういうとこ、嫌いじゃないよ」
二人は出発する。再び、トリステインへと向かう為に。



以上っす
このワルドとフーケにはぜひぜひ頑張って欲しい限りです
さてフーケの魔法を考えなくては……

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:58:35 ID:sDIWPOmC
馬鹿な。当麻は一度戦った敵とは基本戦ってないのにその幻想を殺そうというのか

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 01:59:27 ID:Jy4nQYVc
脱・ロリワルド支援

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:00:33 ID:Yra5sodM
こんなカッコイイワルドなんてワルドじゃない!ワイルドだ!


>>375
既にワルドとは二回戦ってる件
まあ二回目は一瞬で終わったけど

378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:01:38 ID:6Yj0AjcD
GJ!
よくわからんがこのワルド。
すごくマッチョな気がするぜ!

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:08:06 ID:0dTubi4e
ワルドもやはり当麻に感化されてきてる気がするよ。GJ。

そして予約状況は>>341氏のみ、かな。寝落ちとかしてるかもしれんが。

380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:12:08 ID:LHZQUr2f
え? 
じゃあ、投下していいのか?

後一人二人いたような気がするんだが……

381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:14:57 ID:95TACsqp
取り合えず確実に投下できると判ってるときだけ予約しなさいと言いたい
急用で無理になったなら兎も角、納得できないから撤回とかは何考えてるんだと
納得できてから予約しなさいよ

382 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:15:34 ID:0dTubi4e
しもべの人→DODの人→主の人、で斬魔の人キャンセルで
他に予約入ってないようだし、空いてると思ったんだが……。

383 :341 ゼロの御使い:2007/08/06(月) 02:18:46 ID:LHZQUr2f

……んじゃ、25分から投下するよ。

いいんだよね、だめだったらそれまでに言ってね

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:20:10 ID:Yra5sodM
上手いこと言ったつもりがスルーされるとすっごい恥ずかしい

385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:20:54 ID:mkYUkg2T
とりあえず、ざっと見直して今確実に投下できるのは>>380(ID:LHZQUr2f)さんだけみたい

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:21:50 ID:ZoRDgDGb
        r'[ニ@ニ]   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       / [;゚◇゚] < すまんな。うちの>>381が迷惑掛けて
  -=≡  ∇l二II二l∇ \_______
.      /| |l=韮=| |
 -=≡/. \ヽ/\\_
    / /  ヽ⌒)==ヽ_)= ゞ ノノハミ
-= / / /⌒\.\ ||  ||  ル `∇´ハ
 ん〜'/    > ) ||   ||  (つc凵O
  / /〜〜〜/ /_||_ || と_)_) _.
  し'     (_つ ̄(_)) ̄ (.)) ̄ (_)) ̄(.))




387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:24:02 ID:mQYY+wqV
糸色望の作者さんおつです。
すごく面白かった。

388 :ゼロの御使い:2007/08/06(月) 02:26:33 ID:LHZQUr2f

 マイナー好きな俺が投下しますよ。
 お気が向かれたら支援お願いいたします。


 目を開くと、青空が見えた。
 頭は何か柔らかく、温かな物の上にあり、額の上がひんやりと冷たく心地いい。

「ここは……」

 そう呟いた少年――平賀才人――は、次いで心配そうに自分の顔を覗き込んできた金髪美人の顔に気付いた。

「良かった……気付かれたようですね」

 位置から考えてサイトの額に当てられているのは、目の前の美女の掌だろう。
 心配そうに、それでいて嬉しそうに、覗き込む女性の顔の、その下の方に実るたわわな二つの塊を見上げ、サイトは思わず唾を飲み込んだ。
 この姿勢に、頭の下の感触――間違いない、自分はこの金髪美人に膝枕されているのだ、と……。

「あの、お体の方は大丈夫ですか?」

 衝撃的な事実に慄然とするサイトに、涼やかな、どこか幼さを残した声がそう語りかけ、我に返った少年は、思わずその体を硬直……全身を襲った痛みに、苦鳴を漏らす。

「あんた……」

 そして、その痛みが頭を覆う霧を晴らしたのだろう、サイトは同時に気付いた。
 目の前に突然現れた鏡の様な物に、入ろうか、止めようかと思案していたサイトの背中を押した、まだ若い女性の、優しい声。

「あんた、さっき鏡越しに声をかけてきた……確か、アネメアって」

 今、自分を膝枕してくれている女性の声は、その声に良く似ているように思えた。
 だから、そう問いかけたサイトに、アネメアは頷く。

「はい、先程は本当に申し訳ありませんでした。
 ……貴方の事は、必ず故郷に送り届けますから、今しばらく私と一緒に暮らしてはいただけないでしょうか?」


389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:26:47 ID:DArK37RS
今手元に小説がないんでちょっと質問
ハルケギニアの軍隊の階級って地球と同じだっけ?大佐とかそういうの

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:27:13 ID:SAZQnRea
支援

391 :ゼロの御使い:2007/08/06(月) 02:28:36 ID:LHZQUr2f
 形良い眉を愁眉に歪め、そう問いかけけてるアネメアの言葉を、サイトは初め理解できなかった。
 『え、なにそれ、俺どうなったんだっけ』等と思いつつ、サイトはきょときょとと周囲を見回し、自分の体が緑豊かな草原の中に横たわっている事を認識する。
 それでようやく、『ああ、そう言えば、ここは何処なんだろうか』とか思いついたサイトだが、今度はその疑問を口にする事が出来なかった。

「ちょっと、そこのエロイヌ!」

 乱暴な言葉と同時に、少年とアネメアの上に影がさす。

『……え、ピンク?』

 なんだと見上げたサイトの目に最初に映ったのは、豊かな桃色の髪の毛だった。
 白く透き通るような肌と、大きくて良く表情を映す、鳶色の瞳……しかし、明らかに西欧の人種に見える顔立ちに反し、身長は150代の半ばだろうか?

「気が付いたんだったら、さっさとアネメアお姉さまの膝から降りなさいよ!」

 ほそくてうすくてぺったんこな、少年染みた体型の少女は、外見が髣髴とさせる通りの活発さで、アネメアの膝の上に頭を乗せたままのサイトを立ち上がらせようとした。

「あの、ルイズさん、この方は、まだ、体が本調子ではないのですから……」

 流石のアネメアも、それこそ体格さえ良ければサイトの胸倉掴んで持ち上げかねない勢いのルイズには困ったような表情を作り……気付いたように再び少年の顔を見下ろす。

「……ええと、そう言えば、まだお名前も伺っておりませんでしたわね」

 そして、にっこり笑いながらそう尋ねかけるアネメアに、サイトの顔が真っ赤に染まった。
 アネメアは良く見なくても美人だったし、その柔らかな雰囲気の声音は耳にも心地いい。
 その上、サイトの頭は柔らかな膝の上にあって、すぐ上にはもっと柔らかいだろう二つの膨らみがこんもりと盛り上がっているのだ。
 驚きの先行で、今までは実感がなかったが、この嬉し恥しい状況に思春期の青少年が赤面するのも無理はない。

「え、あ、俺は平賀才人」

 そして、恥しげにアネメアの顔と胸とを見比べながら、そう名乗った青少年に、傍らで眺め下ろしていたルイズの口から少々下品な舌打ちが漏れた。


392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:29:12 ID:mQYY+wqV
>>318
なるほど、全生物死滅砲とか作成しちゃう博士を召喚したいと。
もしくは不死身の探偵。

393 :ゼロの御使い:2007/08/06(月) 02:29:50 ID:LHZQUr2f
「アネメア姉さま、幾らこのエロイヌがお姉さまの使い魔かもしれないからって、そうやって膝枕までしてあげる必要はないわよ!」

 流石に、目の前の二つの膨らみを凝視していたとあっては反論も出来なかったし、また、目の前の美女にまで軽蔑されたくもない。
 多大な意志の力を動員して、サイトは目の前の魅惑の膨らみから視線を外し、声の主を再び見上げた。
 目の前には、雄雄しくも仁王立ちのルイズ嬢。
 その服装は、前止めのシャツに、少々短すぎる感のあるスカート、ニーソックス、マント。

「……白か」

 反射的に呟いた正直者の、その米神に少女の優美な爪先が叩き込まれたのは、それから0.2秒後の事だった。
 ――ラッキースケベ、本日昇天二度目。
 既に残機は一、もう後は無い。

「……サ、サイトさんッ!?
 だ、大丈夫ですか、サイトさん」

 アネメアは、白目を向いて投げ出されたサイトに駆け寄ると、慌てて少年をその胸に抱え込んだ。
 サイトの米神に出来た瘤を撫でると、まずそこが骨折したりしてない事にまず安堵……氷結術(シュラス)で氷でも出して冷やしてみようかしらなどと、素人療法を色々と頭に浮かべる。
 過去、激しい戦いを生き抜いたアネメアではあるが、彼女の主に使う回復手段――癒核――は、破壊されたメア構造を再組織化する能力を持つ魔力結晶であって、御使い及び、メアの防壁でその身を鎧う『魔法使い』にしか効果が無かった。
 また、イブリースとの戦闘において、メア防壁の完全消失は死と等号で結ばれる事象である為、本格的な傷の手当て等の技術や経験は、そう多いわけではない。
 趣味の関連もあって、薬草等には造詣が深かったが、流石に頭に強い衝撃を受けた時の対処法など良く知りはしなかった。
 『まずは保健室に……けど動かしてよいものかしら』等とただおろおろしながらサイトを抱き抱えているアネメアの姿に、ルイズは苦虫を噛み潰したような顔でこう口を開く。

「アネメア姉さま!
 そんなエロイヌを介抱する必要なんて無いわッ!
 召喚されてまだ一時間たってないのに、アネメア姉さまに抱きつくわ、私のスカートの中を覗くわ……やりたい放題じゃないッ!」

 恐ろしい事に、それら全ては偶然のなせる業で、特に後者は、ルイズが自ら見せたに近い状態だったりするのだが、膨れ上がった乙女の嫉妬と嫌悪は、その程度の事実で阻めるものではなかった。
 こんな平民死んでもいい、いや、むしろ一歩前に進んで、私が殺してアネメア姉さまの不名誉をかけらも残さず消し去ってやる位の勢いで仁王立ちなルイズに、アネメアは思わずサイトを強く抱きかかえる。
 そして、ルイズに頭を蹴られ、意識朦朧としていたサイトが目覚めたのは、まさにその時だった。


394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:30:10 ID:6Yj0AjcD
しかしあれだ…。
こうも夜中に次々と良作がくると…。

テンション上がってなかなか寝れん!!
そして支援!!

395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:30:33 ID:SAZQnRea
ルイズ抑えるんだルイズ、けど気持ちはわかる。

396 :ゼロの御使い:2007/08/06(月) 02:30:57 ID:LHZQUr2f
『苦しい、痛い、気持ちいい?』

 目を開けると、目前には顔に押し付けられる柔らかな双丘、寒気を感じて視線を動かせば、怒りに髪の毛を逆立てたルイズの、爛々と光る双眸――前門の女神、後門の鬼神となれば、目を覚ましたサイトが女神を頼ろうとするのは当然であろう。

「ヒィッ!」

 目の前のルイズの放つ、殺意の波動に押され……意味もわからずサイトは、ただ幼子の様にぎゅっとアネメアの体を抱きしめ返していた。
 それがルイズの逆鱗を逆なでにし、怒りに膨れ上がった髪の毛は、ゴルゴーン三姉妹の如くゆらゆらと揺れ動く。

「ルイズさん、おやめなさい」

 そんなサイトの抱く腕に力を込め、アネメアはルイズにそう言った。
 静かな、しかし、力の篭もった静止の言葉に、ルイズが纏った怒気が萎む。

「……アネメア姉さま、何でさっきからそのエロイヌの肩ばかり持つのよ……」

 アネメア・グレンデルは、悪意に対して鈍感で、自分の価値に無頓着な――と言うか、酷く過小評価する悪癖を持つ――上に、大抵の事は何とかしてしまえる能力の持ち主と言う、どうにも手の打ち様がない御人好しである。
 また、内向的な性格と、趣味、それに、早くに両親をなくし、周囲にいるのは最上級の能力を持った大人達だけだったという特級に突き抜けた家庭環境から、特に男女関係とかそう言ったものには疎かった。

「ですからルイズさん、それは誤解なんです。
 先程、サイトさんは私に抱きついたのではなく、気絶して倒れこんできただけですし……それにその、私も先程の発言はどうかとは思いますけど、ルイズさんの下着を覗いた事自体は、どう考えても故意ではなく事故でしょう?」

 そして、アネメアのそんなところが、ルイズには恐ろしい。
 育ちが良いせいか、倫理観は確かだし、貞節もきちんとしているのだが、その反面奇妙に無防備で、相手の腕の中に無造作に入り込んでしまう様な所が、アネメアにはあった。
 だからルイズは、自身の魔術の師であり、姉と呼び慕っている女性のそんな所を、自分が守らねばと考えている。
 特に、目の前の男はヤバイ、特級にヤバイ、あれはイヌの目だ。
 どうしようもないエロイヌの目だ。
 あんな男がアネメア姉さまの使い魔になったら、自分の立場を利用して、淫行の限りを尽くそうとするに違いない。
 そんな事を考えながら、ルイズは視線で人が殺せるものなら大量虐殺出来そうな熱視線で、サイトをこのエロイヌがぁ!と睨め付けた。

「………」

 自分を庇うアネメアに強気になったのか、今度はサイトもそんなルイズを睨み返す。
 アネメアはそんな二人を困惑した目で交互に眺め……

「……ああ、ミス・グレンデル。
 時間も押している事だから、そろそろコントラクトサーヴァントを……」

 そして今まで空気だったコルベールが、その混沌とした状態に酷い劇物を投げ込んだ。

「……コントラクトサーヴァント?
 アネメア姉さまがこのエロイヌと?
 反対、反対、絶対反対!」

「いや、しかしだね、ミス・ヴァリエール。
 使い魔召喚の儀式は神聖なものであり、やり直しは聞かないんだ」

 ルイズが叫び、コルベールがなだめる。
 アネメアは少し顔を染め、それは困りましたねと呟くと、サイトに立てますかと尋ねた。
 その言葉に、流石に抱きしめられっぱなしが恥ずかしかったサイトもうんうんと力強く頷き、痛む全身に顔を顰めつつ立ち上がる。


397 :ゼロの御使い:2007/08/06(月) 02:33:21 ID:LHZQUr2f
「サイトさん、つかぬ事をお聞きしますが、貴方は動物か、それに準ずる意思ある存在をお持ちではありませんか?」

 そして、続けて尋ねるアネメアに、サイトは首を横に振った。
 正直、サイトには彼女の質問の意味が良く判らなかったが、今の彼の持ち物と言えば、修理されたばかりのノートパソコンくらいしかない。
 自分がそんな特殊なものを持っていない事は明らかだ。

「……なるほど、では、私の術でサイトさんが呼び出された事だけは間違いないわけですね」

 アネメアは、そう誰に言うでもなく呟くと、真顔でサイトを正面から見据える。

「サイトさん、呼び出されたばかりで混乱しているだろう貴方に言う事ではないとは思いますが、今は時間が余りありません。
 すみませんが、私の使い魔になってはいただけませんか?
 変わりに貴方の衣食住は私が保障いたしますし、まだいつになるかはわかりませんが、必ず貴方を、故郷にお送りいたします」

 次いで、かけられた質問の意味も、サイトには理解できなかった。
 サイトは、ちょっと負けず嫌いで好奇心が強いだけの普通の高校生であって、所謂オタクのように、若者向けの小説やらマンガやらに耽溺しているわけではない。
 ハリー・ポッターの映画くらいはテレビで見たが、サイトのファンタジーの知識は『そもそも使い魔って何?』位なレベルでしかなかった。
 だが、そんな理解できないアネメアの言葉に、サイトは無言で頷く。

「……ありがとうございます。
 サイトさん、貴方の事は、私が責任持ってお守ります」

 正直、サイトは今の状況も、彼女の言葉の意味も理解できてはいなかった。
 今の彼に理解出来ているのは、あのルイズとか言う少女が自分を嫌っている事と、その理由位なもので……そこまで考えてサイトは、
自分が自分を嫌っている相手とだけ、自分を嫌っていると言う一点で繋がっているような気がして、少しばかり嫌な気分になったが、まあ、それはこの際どうでもいい。
 とにかくサイトにも、理解できないなりにアネメアが自分に真摯に向き合っている事は判ったし、そんな彼女が信頼できると感じてもいた。
 そして、サイトがアネメアの問いに頷く事が、さっきから彼を睨んでいる少女への意趣返しとなる事は、この上なく理解できている。
 アネメアの提案を、負けず嫌いで思慮が浅く、しかも、好奇心旺盛な平賀才人に受け入れさせるには、ただのそれだけで十分だった。

「お姉さま、止めてください!」

 なんとも心和むルイズの叫び声をバックに、サイトはアネメアを上から下まで眺めてみる。
 柔らかでふわふわとした金髪と、もっと柔らかな雰囲気を湛えた美貌、少々やせ気味だが、出るところは出て、引っ込むところは引っ込んだ肉体……刺激を求め出会い系サイトに登録したりしていた彼だが、
どんな幸運に恵まれたとしても、それでアネメアのような美女と知り合うことは出来なかっただろう。

『そう言えば、さっき、俺はこの人に抱きしめられてたんだよな。
 その前は膝枕だったし……』

 『うぉ、もしかして俺ってラッキー?』と、少年の顔がにやけ掛け、『このエロイヌがぁ!』と睨め付けるルイズの視線に、サイトは慌てて緩んだ口元を抑えた。
 抑えきれぬ激情に、口元がピクピク引き攣っているのはご愛嬌――何とか真面目な顔を作ったサイトの目の前、
アネメアは頬を微かに染めながらその両手を少年の頬へと伸ばした。

「我が名はアネメア・グレンデル」

 そう謳うように唱えるアネメアの手が、サイトの頬に触れる。

「五つの力を司るペンタゴン」

 上がるルイズの悲鳴……サイトが『え、これ何、もしかしてもしかするの』と動転する中、アネメアの顔はゆっくりと、しかし着実に少年の顔へと近付いていった。

「この者に祝福を与え、我が使い魔となせ」

 混乱に目を丸くするサイトの唇と、恥じらいに顔を赤らめるアネメアの唇とがさっと重なり、すぐに離れる。
 ……因みに、直後逆上したルイズに蹴り飛ばされ、このラッキースケベが原作どおりに昏倒した事は言うまでもない。

 


398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:33:29 ID:mQYY+wqV
>>321
乱世に生きたあの人なら7万人相手の戦争の真っ只中でも水虫を治してそうだ

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:34:00 ID:SAZQnRea
>>389
トリスティンはそこらへんあんまり無かったような?

そして焼餅ルイズ可愛いよ支援

400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:36:54 ID:SAZQnRea
GJ。
なんというらき☆すけ、このサイトは間違いなくエロイヌ。

401 :ゼロの御使い:2007/08/06(月) 02:37:41 ID:LHZQUr2f

 今回はこれで終了です。
 元ネタ判らん人でも、ある程度わかるように書いてるつもりですけど、どうでしょう。 
 ……まあ、今回はトリコロールクライシスはあんまり関係ないですが……。
 どうでもいいですが、ウチはアネメア囲んでルイズとサイトのダブルツンデレ体勢で行く予定です。


 トリコロ用語集

 ○癒核
 壊れたメア構造を再構築する能力を持つメア結晶。所謂、回復アイテム。
 説明を読んだ限り、ムーンストーンに似ている。

○メア防壁
 魔法使いが自然と身にまとう防御壁。
 これのおかげで、トリコロの世界の魔法使いはイブリースと戦える。

 わかんないことがあったら言ってくれれっば説明しますです。
 


402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:39:08 ID:mQYY+wqV
おとーさんの人乙です
この話はほのぼのしてていいな

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:39:19 ID:+TFwmk6L
今予約状況どうなってる?
空きがあるようなら投下したいんだが

404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:42:43 ID:SAZQnRea
>>401
今夜はアナタとわたしでダブルツンデレだからね!という事か……良いじゃないかっ。
後、元ネタわからないけど楽しく読んでますよ。

>>403
予約状況は空のはず。

405 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:44:17 ID:+TFwmk6L
>>404
情報提供多謝
では02:50から爆撃開始

406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:44:39 ID:mQYY+wqV
しもべの人乙です。毎度毎度異常にクオリティタカスですね

カシオミニを賭けてもいい…
漆原教授か


>>336>>341
確かにねえ
持っている理想はヨミ側の方が高いように見える
でも手段とかそういう点で悪役なんだよなー

407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:47:37 ID:t5HiLkuS
支援

408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:47:38 ID:6Yj0AjcD
>>401
御使いGJ!
この場合、サイトは虚無の使い魔の使い魔って事になるのかな?

原作やってみたいなぁ…。

409 :ゼロと竜騎士:2007/08/06(月) 02:50:45 ID:+TFwmk6L

 キュルケ曰くの「作戦会議」はアルヴィーズの食堂で開かれた。
 夕食前の時間であるせいか、ホールに人の姿は殆どない。
 食堂を管理する使用人たちも、みな厨房に入ってるようだった。
 テーブルクロスの交換にやってきた黒髪のメイドがルイズら一行に気づいてお茶を用意してくれたが、見当たる人影と言えばその程度だ。
 ティーカップに注がれた紅茶で一息ついた後、最初にキュルケが言ったのはこんなことだった。
 
「ところで、競技会って実際なにをやらされるわけ?」

 至極真面目な顔で言うキュルケに、呆れたのはルイズだ。
 作戦会議なんてことを言い出すから何か考えがあるかと思えば、所詮こんなものか、と。

「学院長が仰ってたでしょ? 四系統魔法を象徴するような障害物を乗り越える、障害物競走よ」
「そんなことは分かってるわよ。私が言いたいのはね、ルイズ、その障害物競走ってので、具体的にどんな障害があるのかってことなの」
「どんなって、それは――」

 言われてみればそこまでは説明されていない。
 そこも気になるが、いつの間にかキュルケが自分のことをファーストネームで呼び捨てにしているのに気づいて、ルイズは何だか落ち着かない気持ちになった。

「ね? 問題はそこなわけ。具体的に何をやらされるのか分かってなくちゃ、作戦なんて立てようがないのよ」
「だったらこんな集まりなんて無意味じゃないの」
「そう言われちゃあ返す言葉もないんだけどさ、無意味にしない為にも考えを出し合おうじゃないの」

 そんなざっくばらんにまとめられてもなぁ、とルイズは天井を仰いだ。
 もちろんそんな投げやりに天井を仰いだところで名案が浮かぶわけでもない。
 微妙な沈黙だけが場を支配して、ふとビュウを見れば彼は普段通り平素な顔をしていた。
 
 ひょっとしてチャンスだろうか、とルイズは机の下、小さくコブシを握る。
 ビュウとの日常的な会話というのはまだ遠慮してしまう心が勝ってなかなか難しいが、こういう状況であれば話が出来るはず。
 なにせ話題はお互いにとっての懸案事項、一方的にルイズが彼を巻き込んでという形になってしまっているのは心苦しいが、どんな形であろうと会話は会話、基礎の積み上げが更なる発展を生むのだ。
 ルイズは小さく深呼吸をして、ビュウに話しかけた。

「ねぇビュウ、あなたには何かいい考えってない?」

 そして小さくガッツポーズ。
 よし、ごく自然に話しかけられたぞ、と。

「そういえばそうね、竜騎士さんって、お国じゃ竜騎士隊の隊長さんなんでしょ? こういう作戦会議なんてお手の物なんじゃなくて?」

 キュルケもポンと手を打って同意する。
 とはいえ話を振られたビュウは少し困った。
 確かに作戦会議とかの経験もないわけではない。
 が、反乱軍時代、オレルス救世軍時代を通してまともな作戦会議が開かれたことなんて、正直ほとんどなかったと言っていい。
 だいたいがマテライトによる大雑把な指針の決定が行われた後、ゼンダックがそれを方向修正し、ヨヨがそれを承認して、細かなところの内容は殆どビュウが一人で決定していたというのがオレルス時代の実情だったのである。
 それに、当時の仲間は色々と癖の強い面子ばかりであったが、なんだかんだ言ってみんな優秀だった。
 翻って今の仲間、というよりはこの度の競技会に参加する相棒であるルイズを見てみる。

「……ビュウ、どうかした?」

 うかつなことを言ってしまっては彼女を傷つけるだけだ。
 そう思うと何時もの様に苦笑いのような愛想笑いをするしかない。

(とはいえ、ヘラヘラしてても話は進まないか)

 若干の諦観を交えつつ口を開くことにした

410 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:51:03 ID:mQYY+wqV
>>350
そういえばキュルケの特技ってハープだったな。
特技や好物の設定を生かした話ってほとんど読んだことないけど。

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:51:21 ID:Jy4nQYVc
原作がどんな内容だったのか忘れてきてる俺がいる

412 :ゼロと竜騎士:2007/08/06(月) 02:51:47 ID:+TFwmk6L

「作戦を立てるに当たって考えることは幾つかある。その一つが自分たちが達成すべき作戦目標はなにか、ということだ。
 今回の場合はこの作戦目標が競技会でギーシュに勝つ、ということになるんだけど、それは分かるね?」
 
 そんなの当たり前じゃない、とルイズが頷く。
 
「じゃあ次に考えることは、どうやってそのギーシュに勝つのかっていうことだ。
 ギーシュに勝つという目標を達成するにはにはどんな問題があって、その問題を解決するにはどう対処しなくてはいけないか、まずはそれを整理する必要がある」
「どんな問題があって、どう解決するか、ねぇ……っていうかさぁ、竜騎士さん?」

 一瞬頷きかけたキュルケが眉をひそめる。
 何かに気づいたのだろう、その隣ではルイズも同じことに思い至ったようで、彼女も眉をひそめていた。

「それって結局は、何をやらされるか分かってなくちゃ、その対処法が分からないってことなんじゃない?」

 それじゃ言葉を言い換えただけで何の問題も解決してないじゃないの、とぶちまけた。
 そうなのだ。
 問題としているのは競技会でどんな障害が出るのか、という点であり、ビュウが迂遠な言い回しで示したのも、結局は同じことである。
 キュルケは期待はずれといった視線をビュウに向けるが、ビュウは苦笑しただけで話を進めた。

「そこまで分かってるなら後は行動に移すだけなんじゃないか?」
「行動って? いや、だから、障害がなんなのか分からないから、どんな対処も打てないって言ってるじゃないの」
「障害がなんなのか分からなくて、それで対処が出来ないんなら、実際にこれまでの競技会でどんな障害が出題されのか、それを調査すればいいんだろう?」

 ビュウの言葉にルイズとキュルケはきょとんとした顔をして、それから項垂れた。
 ビュウの言ったことは極当たり前のことだ。
 だがその当たり前のことを見逃していた自分たちに呆れてしまったのである。
 キュルケは首を振り振り苦笑して、

「目標が単純化されてると視野狭窄に陥りやすいって言うけど……」

 今回の場合は競技会でギーシュに勝つ、という単純化された大目標に目を晦まされていた。
 分からなければ調べる、というのはメイジの領分で、当たり前の常識だ。
 そんなことも忘れるほど混乱していたとは思いたくはないのだけれど、とキュルケは自省する。

 ルイズも同じだ。
 魔法が使えないだけにその足りない部分を学科で補おうと、分からないことがあれば必死で調べて勉強していたのは、ルイズにしてみればそんなものはこの学院での生活そのものだったはずだ。
 ビュウを呼び出してからは心理面で色々と追い込まれて、あまり熱心に勉強していなかったのだが、調べて補う、それはまさにルイズの領分であったはずなのだ。

「問題を整理するっていうのは、そういう小さな見落としを一つ一つ拾い上げていくことなんだよ」

 ビュウは紅茶を啜って、話を続けた。
 作戦目標を敵城の陥落だと設定する。
 その場合、敵城を落とすには、城に居座る将軍を排除しなくてはならない。
 敵将を排除するには、まず敵将の下へ辿り着かなくてはならない。
 敵将に辿り着くには、城を守る防壁を破壊しなくてはならない。
 防壁を破壊するには、防壁を守る敵軍を撃退しなくてはならない。
 敵軍を撃退するには、敵軍の布陣状況を把握しなくてはならない。
 敵軍の布陣状況を把握するには、偵察を出して調査をしなくてはならない。
 目の前の問題を一つ一つ解決していくことの積み重ねが、作戦目標への達成へと繋がるのである。

「その問題の解決方法を、最終目標達成まで順番に並べたものがあなたの言う『作戦』ってわけね」

 その言葉にビュウは頷く。
 今言ったそれは所謂正攻法に基づく考え方だが、それが通じなかったときにだけ奇襲や奇策というものが必要とされるのだ。
 今はまだその段階ではない。
 ならば当たり前の方法を積み重ねることで、目標達成に向けて邁進するのみである。
 キュルケがよし、と一つ頷く。


413 :ゼロと竜騎士:2007/08/06(月) 02:52:48 ID:+TFwmk6L

「それじゃあとりあえずこれからやることの一つは見えたわね。競技会についての情報収集、まずはこれだわ」
「でも情報収集って言ってもどうするのよ、ツェルプストー。学院長先生の話を信用するなら、競技会が最後に開かれたのは数十年前ってことになるわ。その頃の資料なんて、残ってるのかしら」
「ううん……それもそうよねぇ。タバサ、残ってると思う?」

 実際にそうした資料が残されているとしたら、それは学院の図書館だ。
 そして図書館といえばタバサである。
 読書好きのタバサは、一年の頃は暇な時間、いつだって図書館に篭っていた。
 最近はシルフィードを召喚したこともあって、図書館で借りた本をシルフィードを背もたれにして屋外で読む、というスタイルに変わったようだが、それでも図書館と言えばやはりタバサが第一人者だろう。
 そのタバサは例によって読んでいた何かの本から僅かだけ視線を上げ、答えた。

「少なくとも、一つ残ってるのは確実」
「あら、ほんと?」
「学院長の持っていた本。あれが第一」
「ああ、確かにそりゃそうよね」

 オスマンの持っていた本とは、あの埃まみれの「競技会運営要綱」のことである。
 運営するための要綱であることを考えれば、あれ以上に分かりやすい資料はないと考えていいかもしれない。
 しかしそれに異論を挟んだのはルイズだ。

「でもそれって、私たちが言って貸してもらえるものなのかしら? だって私、出場者なのよ?」
「まあそうよねぇ。でもルイズ、言うだけならタダなんだし、言うだけ言ってみたら?」
「言うだけならタダって、そんな乞食みたいな考え……」
「気持ちは分かるけどさ、調べなきゃ始まんないんだし、なんの事前情報も準備もなしで、あんたギーシュに勝てると思ってんの?」
「それは……」

 下唇を噛む。
 勝てるはずがない。
 ギーシュはあんなだが、あれでれっきとしたドットメイジである。
 それにギーシュの操る青銅のゴーレム、ワルキューレの七姉妹はドットメイジの扱う魔法としては破格だ。
 七体のゴーレムを同時に、あれだけ器用に扱うという点について、ギーシュの教師陣からの評価は高い。
 対するルイズは魔法らしい魔法なんて口頭魔法しか使えないのだ。

「分かったわよ、行けばいいんでしょ?」
「そういうこと。じゃあルイズはとりあえず学院長室ね。私はタバサと一緒に図書館を当たってみるわ」
「なんであんたが仕切ってるのか、その辺がちょっと釈然としないんだけどね……」
「あんたが仕切れるんならそれでもいいんだけどね。なんならやってみる?」
「もう大体決まっちゃってるのに、いまさら何を仕切りなおせってのよ」
「競技会についての調査が一通り終わった後にもまた作戦会議はやるでしょ? そのときに司会したらいいじゃない」

 司会と言われると何か違う気がするのだが、ルイズはむぅと唸ってそれ以上の反論は控えた。
 ともあれ一応の方針が決まった以上、後は動き出すだけである。
 キュルケはタバサを連れて図書館へ向かった。

 ルイズもビュウに声をかける。
 緊張してしまうのは相変わらずだ。
 それでも、と小さく深呼吸をしてビュウへと振り返る。

「それじゃビュウ、私たちも行きましょ? まずは学院長室よ」
「素直に借りられるといいんだけど、どうなるかな」
「とりあえずは当たって砕けろの精神で行くしかないわね。借りられなかったら、そのときはまた考えたらいいわ」
「了解」

 よし、ちゃんと話せた――ルイズは内心で、また小さくガッツポーズ。
 こういう当たり前を繰り返して、積み重ねていけばきっと、そう遠からずいつかはビュウとだって当たり前に会話を出来るようになれるだろう。
 そのためにはこの共同作業、競技会へ参加しギーシュを倒すという分かりやすい共通目標を持てたのは、返ってよかったのかもしれない、とルイズは思う。

(そうよ、悪い方悪い方に考えててもしょうがないんだから)


414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:53:40 ID:FPOHxn+Z
御使いの人はテンプレ的な関係にはなりそうになくて凄くGJ!!!

それはそうと戦国ランスの戯骸関係のイベント見直してたら真面目にホモ焼き鳥召喚書きたくなったな…。
誰を生贄にしよう?

415 :ゼロと竜騎士:2007/08/06(月) 02:53:52 ID:+TFwmk6L

 ビュウを引き連れて学院長室を目指す。
 学院長のオールド・オスマンが競技会運営要綱を貸してくれるかどうかは確かに気掛かりだったが、
 ビュウとの契約以降ずっと解決できずにいた懸案事項に一筋の光明が差してくれたようで、歩む足取りそのものは軽快だった。





 図書館は古い紙の匂いと埃の匂いが混じりあった一種独特な匂いに満たされている。
 それは決して不快な匂いではないのだが、どこか陰気臭い雰囲気ばかりが鼻について、やはりここは自分の性には合わないな、とキュルケは思っていた。
 それに対してタバサはと言えば、その独特な匂いに包まれて、そこはかとなくリラックスしているように見える。

(この子、やっぱり本が好きなのねぇ)

 シルフィードと契約して以降はよく屋外でも姿を見かけるようになって、これはいい傾向よねと思っていたのだが、またいつちょっとした切欠で本蔵篭りの本の虫に戻ってしまうか分からない。
 まだまだ目が離せないなぁ、なんて保護者でもないのにそんなことを思ってしまう自分に、キュルケは小さく苦笑した。

「ところでどう、タバサ? お目当ての本はあった?」
「……」
「タバサ?」
「――まだ、見つからない」

 お目当ての本というのは、オスマンが持っていたのと「競技会運営要綱」の本である。
 オスマンが所有していたものとまったく同一のものが見つかる可能性は低いが、あれが運営の「要綱」であるのなら、当時の他の教員が所有していたものがきっと他にもあるはずだ、というのがタバサの意見だった。
 その教員が学院を去る際に、要綱もまとめて持ち帰ってしまったという可能性もある。
 だが、そうでないなら焼いて捨ててしまうか、或いはここ、図書館の教員用書架に置き捨てていったという可能性も決して低くはないだろう。
 そんなわけでキュルケとタバサの二人はこの教員用書架を漁っているのだが。

「ん〜、駄目ね。こっちの列には無さそうだわ。タバサ、そっちは?」
「こっちも、まだ」
「そう……そうそう上手くはいかないものね」
「……」
「ルイズと竜騎士さんの方はどうなってるかしらね」

 言いながら隣の書架へ。
 教員用の書架というのは普段生徒には公開されていない。
 今日だってタバサが司書に仲介してくれなければ、教員用書架の区画に入ることも出来なかっただろう。
 普段入らない区画だけに、題名をざっと流し見ているだけでもそれなりに興味深いタイトルが幾つか目に付いたりする。
 時折手にとってみたい衝動に駆られたりもするが、今はそういう時ではないと我慢するのだ。
 それでもやはり、この図書館の陰気臭さはキュルケの性分には合わないのだけれど。
 だから、というわけではないだろうが、今まであえて口にしてこなかった思いが、するりと漏れてしまった。

「ねぇ、タバサ」
「……」
「正直なところ、どう思う? ルイズはあのギーシュに勝てるかしら」

 その疑問を今まで口にしなかったのは、やはりルイズには無理だ、という思いがあったからだろう。
 確かに今のキュルケはこれまでの二人の係わり合いが嘘だったかのようにルイズに肩入れをしている。
 しかしやはり心の奥底、冷静な部分ではゼロのルイズが青銅のギーシュに勝てるなんてことは無理だ、とそう考えていたのだ。
 だが、実際にルイズがギーシュに敗北するようなことになれば、ルイズは再び立ち直れないかもしれない。

 ルイズどころかその使い魔であるビュウのことまで侮辱したギーシュの発言は、一面で正しくもあるのだ。
 いくらビュウが竜騎士だと名乗ったからといって、彼はその証拠たるものをこれまで一切示してきてはいない。
 カーナという彼の故郷のことをキュルケは知らないし、恐らくタバサも知らないだろう。
 どうも見ていると、学院長であるオスマンでさえも把握していない節がある。
 

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:54:35 ID:SAZQnRea
???ヒット支援

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:56:00 ID:DArK37RS
グンソーの×××支援
パタリロ!のプロットは溢れ出る様に思いつくのに形にするのが難産・・・

418 :ゼロと竜騎士:2007/08/06(月) 02:56:04 ID:+TFwmk6L

 だが彼が、ビュウが竜騎士であるということは、今のルイズの自尊心を支えている柱でもあるのだ。
 竜騎士というのは選ばれたエリートである。
 そのエリートをゼロと蔑まれてきたルイズが召喚したという事実は、学院の生徒たちにとって大きな衝撃であったが、それは他ならぬ誰よりも、召喚者であるルイズにとって大きな意味を持つ事実だった。
 
 コモンマジックの魔法とはいえ、使い魔召喚と契約、両方の儀式に成功した。
 そしてその結果、竜騎士というある意味選ばれた存在を使い魔にすることができた。
 ならば自分に魔法の才能がないなんてことはないはず、ゼロなんて汚名を返上できるのも、そう遠くないはず――。
 
 その彼、竜騎士ビュウを否定するということは、すなわち今のルイズを否定するに等しい。
 だからこそルイズは怒ったのだろう。
 貴族の男子の面体に平手を張るだなんて、最悪の侮辱をしてまで怒りを示したのだろう。
 そのギーシュに敗北してしまうということが、今のルイズにどういう影響を与えるのか――、キュルケは想像するだけで胸が痛む。
 思い出されるのは、召喚に失敗したと思い込んで泣き腫らした、あの日の折れそうな程にか細い背中だ。

「多分、勝てない」

 タバサから何の温度もない返答が返されたのは、キュルケが無意識に自分の肩を抱いたときだった。
 その答えに心寒さはいっそうに増したようで、キュルケの表情は沈む。

「やっぱり、そう思う?」

 キュルケの縋るような問い返しにタバサは当たり前のように頷いた。

「――でも」
「でも?」
「あの人がどういう人かで、まだ話は変わる余地があると思う」
「あの人って……竜騎士さんのこと?」

 タバサはまた、いや、今度は僅かな逡巡とともに頷いた。

「あの人が優秀な竜騎士なのは、間違いないと思う」
「なんで?」
「シルフィードが一目で懐いた。あと、あの人の持ってる剣と鎧、凄く高度なアーティファクト。ちょっと普通じゃない。あれだけの物、なかなかお目に掛かれないから」
「タバサが見てもそう思うの? だとしたら、それだけの代物を持ってる人がただの役立たずってことはないと思うけど……でもあの人、魔法は使えないんでしょ?」

 タバサは「わからない」と首を振る。
 本人が言うのだから魔法は使えないのかもしれない、しかし、魔法も使えない、なんの取り得もないという人間が竜に無条件に好かれるとも決して思えないのだ。
 あの竜騎士にはまだ分からないことが多い。
 そして、分からないことがあるなら、メイジがすることなんて一つしかない。
 先ほどはそのおかぶを件の竜騎士に奪われもしたが――、そのタバサの意見にキュルケはなるほど、と納得とした。

「作戦を立てるために情報が必要っていうのなら、あの竜騎士さんに何が出来て何が出来ないのか、そういう情報も必要よね」
「そう。それ次第では、まだ勝ちの目が拾えるかもしれない」

 ならば、とキュルケは再び書架に向かう。
 まずはルイズを勝たせるために必要な情報を集めることが先決だ。
 それが終わったら次はあの竜騎士になにができるのか、そこを吐かせるところから始めるのもいいだろう。
 タバサが一目見て普通じゃないと感じたという剣と鎧、簡単に初見の竜を懐かせたという手腕。
 多少の期待を抱いてしまう。

(せいぜい期待に応えてよね、竜騎士さん)

 ルイズをまた泣かせるような、そんな情けない力量だったら許さない、二度といい加減なことを口走れないように、その口を縫い付けてやる。
 書架に詰まった本のタイトルを一通りチェックしながら、キュルケはそんなことを思って本の捜索を再開した。

--------------------
今回はここまで。
そしてシエスタの出番もここまで。
二巻になれば、きっと、きっと……!

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:58:06 ID:LHZQUr2f
GJです。

そう言えば、使い魔のなんたら会ってアニメ版の話だったんですね、道理で原作ひっくり返しても出てこないわけだ……。

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:58:11 ID:SAZQnRea
装備……気にしてなかったけどもしかして双剣騎士最強装備か?

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 02:59:18 ID:mQYY+wqV
トリコロの人乙です

癒核を一瞬だけ痔核って読んじゃったのは内緒なんだぜ

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 03:00:02 ID:DArK37RS
ドレッドノートとマクシミリアンだっけ?
そういえばフレイムはサラマンダー・・・マスタードラゴンにすれば無敵か!

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 03:00:21 ID:SAZQnRea
GJ。
確かガンダールヴで有る程度〜ヒットが撃てるのは保障されてたんだっけ。
それは置いておいて、準備をしっかりする亀が準備を怠る兎に勝てぬ道理なし。
次回も楽しみにしてます。

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 03:03:08 ID:SAZQnRea
>>422
グナイゼナウorシャルンホルスト&インペラトールorブラックプリンスかな。
攻撃力&防御力だけ見ればドレッドノートとアルマダメイルが有るけど。

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 03:07:07 ID:t5HiLkuS
フレイムタンとかアイスブランドでも魔法剣だから充分レアな域に入っていたりして

426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 03:11:13 ID:mQYY+wqV
ビュウの人乙です。
オリジナル展開なのにかっちり破綻なく進んでてさすがです。
ビュウの作戦会議についての回想とか城攻めの例えの台詞にも説得力があるし。

> ルイズをまた泣かせるような、そんな情けない力量だったら許さない、二度といい加減なことを口走れないように、その口を縫い付けてやる。
やっぱりキュルケはルイズ好きだなぁ

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 03:14:59 ID:mQYY+wqV
>>414
そのSS自体に18禁展開が無いならかまわないと言う考え方もあるけど
アダルトゲームをクロス元にするなら軋轢を避ける意味でも避難所投下した方がいいかもよ

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 03:19:26 ID:sg83hAH3
竜騎士の人GJ!
魅力的なキュルケを書く人は問答無用で俺の嫁。

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 03:32:03 ID:mQYY+wqV
お。水銀燈が来てる

430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 03:34:46 ID:mQYY+wqV
アーカードも来てた

431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 03:51:30 ID:LMFfTNCo
どこかにリナ・インバースを召還してくれるルイズは居ませんか?

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:01:59 ID:UkyunTls
リナはしっかり双方の世界観とか設定とか把握してる人でギャグが上手な人が書いたら面白いと思うけど
変にオリジナル要素入れ過ぎられたり、把握してない人が書いたら面白くなくなりそうな予感がするね。

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:06:02 ID:LMFfTNCo
問題はリナがおとなしく使い魔になってくれるかだけど・・・
公爵家の財産で釣るしかないのかな

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:07:34 ID:z4X86s9y
ってか、専用らしきスレが漫画サロンにあるんだが
ゼロのルイズが魔法使いを〜って奴

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:08:41 ID:mQYY+wqV
>>431
前に誰か言ってたけど、魔族の力を借りてる黒魔法は使えなくなるんだっけ?
精霊魔法は使えるんだろうけど


>>422
IDにDARKって入っててちょっとかっこいいな

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:14:34 ID:ed/583Bg
もしカミナの兄貴が召喚されたら…

ルイズ「カミナは死んだわ!私の使い魔はもう居ないっ!だけど……
私の背中に、このちっちゃい胸に! 一つになって生き続ける!!
失敗するなら大爆発! 成功率ゼロでも、全部吹き飛ばせばあたしの勝ち!!」

ワルド「なんだ?何を言っている!?」

ルイズ「私を誰だと思っているの! あたしはルイズ! 
カミナの馬鹿使い魔じゃない!
私は私だ! ゼロのルイズだ!!」

みたいな感じにルイズが成長してくれるのだろうか

437 :sage:2007/08/06(月) 04:27:24 ID:q+3h+aEF
スレイヤーズの世界の魔法って何気に人間相手ならオーバーキルな物ばかりだよね。
ゼロ魔の世界なら、ディルブランドでも打ち所が悪ければ死にそうだし。

438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:28:20 ID:LMFfTNCo
>>435
リナの世界って多世界理論だし世界跨いでも黒魔法使えるのでは?
最悪でもロードオブナイトメアの力を借りた魔法は確実に使えるはず。

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:30:34 ID:LMFfTNCo
>>437
確かにサイトには無理だった7万の敵軍もドラグスレイブ連射で掃討しそうだな。

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:34:21 ID:OuWXmUYU
>>439
ドラスレは反則だろ。
あれは確か、山ひとつ吹き飛ばすぞ。
作動原理も、物質の純エネルギー化だし、虚無と微妙にかぶる。

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:35:50 ID:LMFfTNCo
>>440
虚無のルイズが呼ぶに相応しいかとw

442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:37:40 ID:ApNYFGOY
異世界の戦争とか知ったこっちゃないだろうし普通に逃げそうだけどな。

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:42:04 ID:mkYUkg2T
じゃあゼルの旦那はどうだ?自分の体を元に戻す秘薬探しとか言い訳も立つし

444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:46:57 ID:ApNYFGOY
契約の為に近づいてきたルイズを人質にして、そのまま魔法学院から大脱出を敢行しそうなんです。

445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:47:55 ID:OuWXmUYU
リナは結構義理堅いから、巻き込まれた以上は逃げ出さないと思うが―――
巻き込まれる前に逃げ出す可能性は高いけど、アルビオンの一件なんかは、
普通に手紙を受け取るだけのはずがとんでもないことに巻き込まれた例だし、
ああいう流れならリナが戦ってもおかしくない。

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:50:22 ID:LMFfTNCo
>>442
もちろんリナがタダで動く訳がなく、
7万のアルビオン軍を壊滅させてからトリスタニアとゲルマニアから大量の謝礼金を押収するんですよ。
そしてトリスタニアとゲルマニアの財政が傾くと・・・。

447 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:51:05 ID:UkyunTls
>>438
黒魔法は魔族の力が届かないから無理。ルビーアイとかクラスの魔王でも無理。
一度使えたのは其々を象徴してる石を境界が薄い場所で使ったから。

で、たゆたいし混沌の上にある多重世界の中ならL様の魔法は使える。
その世界から外れてたらアウト。力が届かないから。
多重世界理論だけど、それだけに意外としっかり世界の範囲が設定されてる。

まあその世界の範疇を越えて飛ぶ訳だから黒魔法系は基本そのままじゃつかえんでしょうねって事。

召喚ゲートとか日食で開いた空間とか利用すれば使えるかもなー。

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:52:34 ID:Jy4nQYVc
ガウリィなら原作同様護衛フラグが出来るか・・・

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:55:32 ID:UEWnHcrH

http://www.leah-d.com/index412.php/?na=412

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 04:58:44 ID:mkYUkg2T
>>448
まぁ無難だな。あとは光の剣の扱いをどうするか…

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:01:19 ID:LMFfTNCo
ガウリィは方針を決めたり指示してくれる相方がいると
どんどん脳みそがプリンになっていく件について

452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:04:34 ID:OuWXmUYU
光の剣も斬妖剣も超一級の武器だから、デルフが限りなくいらない子なんだよな。
どちらの武器でも、魔法ぐらいなら普通に切り裂けるだろうし。

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:04:55 ID:wVUuZNcm
ガウリイは光の剣じゃなくてブラストソード装備の方が好きだな

でも、召喚されるのは、単純に強いキャラよりもキワモノ系の方が読んでて楽しいよね。

454 :F-4EJ改:2007/08/06(月) 05:05:41 ID:1Y9Wrayv
なんとなく考えてみたが、もしも、Fateのランサーが召還されたらどうなると思う? 

455 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:08:30 ID:UkyunTls
ガウリィはその場その場で手に入れられる武器を使いこなして見せてこそガウリィだとも思う。

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:09:25 ID:JY8LHttz
固有の剣を持つキャラが召喚されるとデルフの「俺要らない子」発言が映えるのでそれはそれで

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:10:49 ID:Jy4nQYVc
あるいは、光の剣消失後、ブラストソード入手前



458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:11:36 ID:HZchNTb3
>>447異世界でも使えるんじゃね??

別の魔王の魔法が使えたのは精神世界に近い場所だからってのはわかるけど
リナ自身が完全に理論理解した上で呪文を組み立てて魔法を使ったんじゃなくて
石の力と精神世界だったから魔法が使いやすくなってたからって事だろ?
ちゃんと研究してたら異世界の魔王の呪文も使えそうだけどな


呪文を必要としなくて力を借りる対象の名前と簡単な単語で発動してたし


精霊魔法はどこでも使えそうだな

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:11:39 ID:mkYUkg2T
ガウリィって使う剣が結構変わったんだよな。3、4回変わったんだっけ?

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:11:50 ID:LMFfTNCo
>>454
女運悪いランサーたんはまた女で苦労するんですか?

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:13:42 ID:OuWXmUYU
>>457
そのタイミングだと、リナと一緒にいるところを呼び出すことになるが―――
三歩歩けば忘れるから問題ないな。

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:14:46 ID:UkyunTls
>>458
力が届かないと、力を借りる類の魔法が使えないのは原作で言及されてるんだ。理論の問題じゃなくて、力の元と繋がらないって事。
だから神の側の魔法が使えないでいた。
でもってその境界を作ってた結界が壊れてからは使えるようになったって説明もある。
誰も気付いてないから使えないままだったけど。

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:15:33 ID:ApNYFGOY
つか主要キャラ召喚って発想から抜け出そうぜ。
ネタスレなんだからヌンサとかでもいいじゃない。

464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:17:08 ID:LMFfTNCo
んじゃセイルーンのおうぢさま呼べばどうよw

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:17:47 ID:z4X86s9y
ルイズが死ぬほど契約を嫌がりそうだなヌンサw
そこはフィリオネル王子辺りにしてやれよ……そっちも凄い反応引き出せそうだけど

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:18:07 ID:Jy4nQYVc
お(う)ぢさまかw

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:18:54 ID:HZchNTb3
>>463ジョセフィーヌさんとかかww

>>462それなら黒魔法はかなりパワーダウンしてるとかいいかもしれんな

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:18:59 ID:VDdojR49
フィリオネルかゼロスあたりは個性が出せるかな

469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:19:41 ID:LMFfTNCo
フーケのゴーレムあたりなら平和主義者クラッシュで余裕で倒せるだろうな。

470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:21:30 ID:mkYUkg2T
スレイヤーズの脇はギャグ短編向きかもなwあ、ナーガ忘れてた

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:22:04 ID:UkyunTls
王子さまはデルフがまさにいらない子w
ゴーレムも遍在も全部正義の鉄拳制裁
破壊の杖も正しい使い方せずにただ殴りつけてもおかしくないな

>>467
パワーダウンっつーかそういう状況では黒魔法は無理と断言されてた気がする。

472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:23:11 ID:mQYY+wqV
神坂一といえば日帰りクエストで書き始めた人はどうしたんだろ

あれって、日帰りクエストと同じように
好きなように元の世界に行き来できる設定にしとけば
通商とか始まりそうで面白くなったと思うんだけどなあ

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:24:38 ID:HZchNTb3
>>471まあ精霊魔法でも人間相手なら十分強いだろな
ファイヤーボールで鉄溶かすぐらいだし消炭になるからなw

474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:24:46 ID:Jy4nQYVc
邪眼のミネルヴァが召還されたら…いきなり主要キャラ全滅だな…。

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:24:54 ID:OuWXmUYU
>>458
精神世界は、ほかの世界と近い場所だから、ほかの魔王の力が使える、ということになっていたはず。
まぁ、ほかの世界と近いだけでその世界そのものじゃなくても使えた以上、
魔族の力は並行世界方向にも伝達するので、完全な異世界にもわずかには届く―――かも。

>>459
光の剣の後は普通の剣で、その後斬妖剣を封じた剣、残妖剣の順番かな?
普通の剣はただのつなぎだし、斬妖剣を封じた剣と斬妖剣を分けるのも微妙だから、
二つといってもかまわないと思う。

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:25:45 ID:wCRrhbnV
そういえばガーヴが死んでからガーヴフレアでしたっけ?使えなくなってた記憶があるな〜

477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:26:10 ID:z4X86s9y
とりあえず、誰が相手でもギーシュの決闘がギャグになるなw
ガウリイ辺りなら、わりかし真剣にやってくれるかもしれんが。
というか……ガウリイにガンダールヴついたら反則じゃね?

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:26:37 ID:mQYY+wqV
>>469>>471
平和主義者クラッシュが効いたレッサーデーモンは
確かに強敵ではあるけど質量はそんなに大きくないし生物っぽいものではあるわけで。
だからこそ効いたんだと思う。

さすがに無機物でできた巨大ゴーレムには通用しないと思うぞ

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:27:54 ID:ApNYFGOY
つ 地精道

480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:28:41 ID:VDdojR49
>>477
ガウリイにガンダールヴは凄すぎて逆に想像できない

481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:28:59 ID:HZchNTb3
>>478いや、殿下なら難なくやってくれるはずだww

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:29:53 ID:LMFfTNCo
レミー登場。デルに勝手に違う名前を付けたりして嫌がられそう。

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:31:17 ID:mQYY+wqV
>>477
ガウリイって野生のカンが鋭いから、
ワルドのたくらみとか見抜きそうだな

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:31:42 ID:UkyunTls
きっとガウリィは気づかないだろうな、ガンダールヴの力に。
あれ?今日凄い調子良くね?ぐらいで片付けそうだ

485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:32:08 ID:VDdojR49
>>483
見抜いても言わないのがガウリイですw

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:33:02 ID:LMFfTNCo
ガウリィはいつもアンリエッタ様に会うたびに顔を忘れていてルイズにけりまわされると。

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:33:32 ID:UkyunTls
>>485
後でお前等気付いてなかったの?と平然と言うのがガウリィですw

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:34:20 ID:mkYUkg2T
>>454
まず避難所送りだな。あとはやり方次第。
>>483
具体的に何をやるかまではわからんだろうから計画に支障なしw

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:34:45 ID:OuWXmUYU
メフィを召喚。
素で魔法が効かないし、そもそも剣使わないしでデルフ涙目。

490 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:36:38 ID:HZchNTb3
アメリアならギーシュとの決闘でもちろん塔から飛び下りて着地失敗だな

ゼルは魔法の資料を見せてもらう条件で使い魔に協力しそう
ジョフリーと契約しようとしたら一緒に召喚されたジョセフィーヌさんが後からルイズの頭に鉄槌が下るww

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:36:40 ID:LMFfTNCo
>>489
メフィさんが召還されたら魔法が効かない云々より
学院中大騒ぎになりますが。
エルフ的に。

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:37:41 ID:mQYY+wqV
オーフェンのSSは三本もあるけどスレイヤーズのは無いんだなあ

そういえば、魔法関係の考察を考えるならオーフェンもハルケギニアでは
魔術使えないはずなんじゃないのかな。
始祖魔術士であるラモニロックが存在しない世界なんだから。

493 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:38:23 ID:HZchNTb3
>>491決闘で学院が光線で破壊されるだろなww

494 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:38:36 ID:UkyunTls
>>490
取り合えず決闘に向うのに何故か塔へよじ登ろうとしてるのが見付かったりもするんだよ

495 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:39:50 ID:VDdojR49
ガウリィは信頼してさえいれば
野生のカンを含めてものすごく役に立つ使い魔になるな

ルイズの信頼によって使い魔としての価値が
段々と変わっていくキャラも面白そうだ

496 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:39:53 ID:LMFfTNCo
アメリアは確かに黒魔法使わないから問題ないんだよな。

497 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:41:13 ID:mQYY+wqV
>>491
エルフ、もしくはエルフと間違えられるような外見のキャラが
召喚される話を読みたいんだけど、無いね。
指輪物語のレゴラスとかロードスのディードリットとか

498 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:41:20 ID:mkYUkg2T
>>496
ゼロ魔だはある種の水魔法使いってとこか

499 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:42:22 ID:OuWXmUYU
>>490
アメリアって、そんなにどじっ娘だったっけ?
正義オタクではあるけど常識あるし、何よりかなり思慮深い性格だったと思ったけど。
冥王のたくらみを知っていたら、リナと戦ってでもガウリイを見捨てると公言するあたり、
大きな正義をなすために、小さな悪が必要なら、それを厭わないというか、しっかりしているなと思った。

>>491
それもそうだな。
じゃ、でっかいトカゲの偉い人で。


500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:42:52 ID:HZchNTb3
リナならルイズと胸の事でのみ意気投合するだろね

打倒キュルケ、シエスタ、ナーガみたいなww

501 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:43:32 ID:VDdojR49
アメリアは小説とアニメでキャラがかなり違う

502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:45:30 ID:ed/583Bg
>>497
エルフと言えばやはりコモンエルフの長、大魔法使いセルシア様であろう。

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:45:55 ID:UkyunTls
アメリアは見栄を切ったり語りかます時は高い所へ昇らないといけない人だからな。
そして最後に飛び降りないといけない。
時々その高さを誤るけど気にしてはいけない

504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:47:44 ID:HZchNTb3
>>499盗賊とかの雑魚相手ならお気楽ドジっ娘ですよw
世界の存亡がかかってたからリナに対しても正直に言ったんだと思う
一人の犠牲で世界が滅びずにすむならって考え
一応王族だしその辺シビアな考えの持ち主なんだと思うよ

505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:51:01 ID:HZchNTb3
>>499でっかいトカゲの人は一応竜族の長で水竜王の神官だっけ??
彼のギャグについていけるのはゼロ使なら同じ竜である彼女だけだろうなw

506 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:53:37 ID:zAvtCubQ
>>502
だが見た目は犬かパンダかアホウドリw
エルフだと必死で主張しても信じて貰えない展開だけで短編が書けそうだな。

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:54:07 ID:mQYY+wqV
>>502
あの人バカでマヌケなせいで実力がよくわからんからなあ
書きにくいんじゃね?

ミケか淳平か、コスモス荘の住人たちの誰かの方がまだ適してそう

508 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:54:37 ID:UkyunTls
恐怖の対象のエルフなのにエルフと主張して信じてもらえないとか新しすぎる

509 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:56:17 ID:LMFfTNCo
この早さなら登場できる!乙女の心を持つリビング・メイルことナタリーちゃん!

510 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 05:56:31 ID:0lpfYHYA
ギャグでスレイヤーズキャラなら、短編で以前出てきていた
『老人性痴呆症エルフ』が召還されるといいなと。
当然娘の方も、他の誰かが召還している感じで

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 06:01:26 ID:HZchNTb3
>>502やはりエルフではなくて変身状態なんだなww
ヒゲ犬か男らしいアホウドリがいいw

512 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 06:01:37 ID:ed/583Bg
なんか犬に化けていたところ召喚されて、ガンダールヴのルーンのせいで元に戻れなくなるセルシアを妄想してしまった。

513 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 06:22:58 ID:OuWXmUYU
ナーガを召喚したら、使い魔とは仲良くなりそうだな、人望で。

514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 06:26:20 ID:LMFfTNCo
>>513
いやそれ"人"望じゃないからwww

515 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 06:31:24 ID:QCA3L/Yk
>>492
オーフェンを召喚できてる時点で世界はつながってるんだから使えるんじゃない?

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 06:33:12 ID:5XnXFVSD
>>447
逆に考えるんだ。その世界のものからなら力を借りられると考えるんだ。

…ブリミスレイブかっこよくね?

517 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 06:34:27 ID:HZchNTb3
>>513ナーガは召喚じゃなくて迷い込んだっぽくしてほしい
そして魅惑の妖精店で働いててNO.1でww

518 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 06:37:21 ID:z4X86s9y
いや、多分引かれると思うw
ある意味名物になるかもしれないが

519 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 06:40:35 ID:OuWXmUYU
ナーガはレコンキスタに所属していそう。
そこらで高笑いをしていたからとか、そういう理由で。

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 06:43:28 ID:HZchNTb3
>>519普通にありそうだw

>>518貴族相手には高尚なファッションセンス、洗練された高笑いとウケがいいんですよww

521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 07:16:24 ID:+W1ugYAd
貴族社会ってのはなんて退廃してるんだ

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 07:17:44 ID:e54VXC1Z
うわぁ鉄神きた!!

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 07:18:29 ID:ed/583Bg
何故かナーガはルイズを永遠のライバル認定するわけだなw

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 07:19:58 ID:e54VXC1Z
ゴメン誤爆…

525 :斬魔の使い魔:2007/08/06(月) 07:23:22 ID:Hr2TjlAz
今の時間なら投下しても大丈夫そうですね。



526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 07:24:25 ID:/Cc6q3Fv
どんとゆけ

527 :斬魔の使い魔:2007/08/06(月) 07:24:28 ID:Hr2TjlAz
 学院と言うだけあって、無論、授業もある。
 包帯の数が増えた九郎は、ルイズに連れられて教室に入った。
 大学の講義室のような造りに、一瞬、ミスカトニック大学に来てしまったのかと言う錯覚に陥る。
 二人の姿を見かけた生徒からクスクスと笑い声が起こる。
 明らかにこちらを見て笑っている。
 ルイズは我冠せずといった様子で歩いていく。
 微妙に肩が震えているところから、我慢しているのが見て取れる。

(なんだかなあ……)

 こういうのは嫌いだ。何とかしてやりたいと思うが…
 明らかに自分のせいで笑われている。
 他の生徒たちが連れている使い魔は、幻獣や動物など多種多様な生物。
 人間は九郎ただ一人。
 どうすることもできないもどかしさを感じた。


 ルイズが席の一つに腰をかけた。
 その隣で九郎も席に着く。ぎろりと睨むルイズ。

「そこはメイジの席。使い魔は床に座るの」
「いやぁ、私の身体では無理があると思いますですよ、はい」

 九郎をじろりとねめつける。
 確かに九郎は意外と体格がいい。ただでさえ狭い机と机の間に座るのは無理があるだろう。

「しょうがないわね。特別よ」
「はい、ありがとうございますぅ」

 にこやかに答える九郎を不思議そうな目で見るルイズ。

「何か随分と楽しそうね」
「え? だって学校なんて久しぶりだから、懐かしくてつい」
「ふうん、貴方の故郷にも学校なんてあるんだ?」
「ああ、ミスカトニック大学っていって、でっかい時計塔が特徴なところさ」
「ふうん、聞かない名前ね。よっぽどの田舎の学校なのね」
(まあ、別の世界の大学だからな……)

 九郎は思ったが口には出さない。
 混乱を避けるために異世界から来たと言う話はしていない。しても、信じないだろうが。
 と、急にルイズの表情が不機嫌になり、


528 :斬魔の使い魔:2007/08/06(月) 07:25:57 ID:Hr2TjlAz

「またタメ口を聞いた! ご主人様には敬語を使いなさい!」
「――えっ? あ、はい、分かりましたぁ!」

 そうこうしているうちに扉が開いて、教師のシュヴルーズが入ってきた。
 子供の絵本に出てくる、優しい魔法使いのおばさんという感じの女性だ。
 教室を見回すと優しく微笑み、

「どうやら皆さん、使い魔の召喚には成功したようですね。おや、ミス・ヴァリエールは変わった使い魔を召喚したようですね」

 教室が笑いに包まれる。

「ゼロのルイズ! 召喚できないからって、その辺歩いていた平民を連れてくるなよ!」
「違うわよ! ちゃんと召喚したわよ!」
「嘘つくな! サモン・サーヴァントができなかったんだろ!」

 さらにクスクスと嘲笑が漏れる。
 何事か言い返そうとしたとき、笑っている生徒の口に赤土の粘土が押し付けられた。
 教壇ではシュヴルーズが杖をふるっていた。

「お友達を馬鹿にしてはいけません。貴方達は、その格好で授業を受けなさい」

 教室が静まり返る。
 九郎はシュヴルーズを何ともいえない表情で見た。
 最初に余計なことを言ったのはそっちでは、と思ったが、口には出さなかった。
 この世界では異邦人である九郎。そこまで深く関わるには、まだ日が浅すぎた。


 コホンと咳払いをして、シュヴルーズの授業が始まった。
 先ほどの騒動はさておき、九郎にとって異世界の魔法の授業と言うのは興味を惹かれるものだった。
 元の世界との相違。似ている部分、違っている部分。
 色々と学ぼうと決めていた。

 いつか来るべきマスターテリオンとの闘いに備えて。

 魔法の四大系統、失われた五つ目の系統『虚無』、メイジ各々の属性。
 メイジのレベルを決める呼び名『ドット』『ライン』『トライアングル』『スクウェア』。
 とりあえずこれらがこの世界の魔法形態の初歩的なことらしい。
 そして、シュヴルーズは土系統のトライアングルとのこと。
 九郎の世界でも、魔術師の位階を表すための呼び名があった。
『アデプタス・イグゼンプタス』『アデプタス・メジャー』『アデプトクラス』など。
 この世界のスクウェアはどれに相当するのか?
 学ぶべきことは多い。

 授業は実演になった。
 シュヴルーズが石ころを光る金属へと変えた。
 キュルケが身を乗り出した。

「ゴゴ、ゴールドですか!? ミセス・シュヴルーズ」
「いいえ違います、これはただの真鍮です。ゴールドを錬金できるのはスクウェアクラスのメイジだけです。
 私はただの……トライアングルですから」


529 :斬魔の使い魔:2007/08/06(月) 07:27:12 ID:Hr2TjlAz

 その様子を見ていた九郎は、ふと思いたち、ルイズに尋ねる。

「あのぉ、ご主人様のレベルは何でしょうか?」
「……なんでそんなこと知りたいわけ?」

 凄まじく冷たい視線を向けてくるルイズ。
 やべ。何か地雷を踏んだ?

「いやあの……使い魔として知っておいた方がいいかなあと……」
「いちいち知る必要はないの。そんなこと気にしないでよ」
「は、はい……」

 何故怒っているのか理解できず押し黙る九郎。

「ミス・ヴァリエール! 授業中の私語は慎みなさい!」
「は、はい! すいません!」

 シュヴルーズに見咎められた。
 貴方のせいよと言わんばかりにこちらを睨みつけるルイズ。
 その様子を見ていたシュヴルーズがさらに続ける。

「使い魔と貴方にやってもらいましょう」
「――えっ? 私ですか?」
「危険です!」

 キュルケが立ち上がり叫んだ。顔面が蒼白だ。

「危険? どうしてですか?」
「先生はルイズを教えるのは初めてですよね」
「ええ、でも彼女が努力家だと言うことは聞いています。ミス・ヴァリエール、気にしないでやってごらんなさい。
 失敗を恐れていては何もできませんよ」

 促すシュヴルーズ。
 口々に静止の言葉を口にする生徒。
 訳が分からず目を丸くしている九郎。
 そして、ルイズは、

「やります」



530 :斬魔の使い魔:2007/08/06(月) 07:29:11 ID:Hr2TjlAz
おっと、誤字発見

「使い魔と貴方にやってもらいましょう」→×
「使い魔とお喋りしている暇があるのなら貴方にやってもらいましょう」→○


 立ち上がり、教壇まで降りた。
 その間に、生徒達は机の下に隠れるなどをし、身を隠した。
 シュヴルーズの隣に来ると、教卓に置いてある石ころに向かって杖を構えた。

「ミス・ヴァリエール。錬金したい金属を、強く心に思い浮かべるのです」
「……はい!」

(大丈夫……私はルイズ。やれば、できる!)

 ルイズは目を閉じ、短くルーンを唱え――

 ――!?
 突然、身体の中から魔力があふれ出す感覚が湧き起こった。
 その感覚を放出するように素早く杖を振るう。

 次に起こる惨劇を予想し、身構える生徒達。
 石ころは光り――


531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 07:29:17 ID:Zsnfspgu
無垢なる支援

532 :斬魔の使い魔:2007/08/06(月) 07:30:21 ID:Hr2TjlAz



「素晴らしいです! ミス・ヴァリエール!」

 教室にシュヴルーズの賞賛の声が響いた。
 何事かと身を起こす生徒達の目に映ったのは、笑顔のシュヴルーズ、驚いた顔で固まっているルイズ、そして――

 ――銅へと変化した石ころだった。


『工エエェェ(´д`)ェェエエ工』

 生徒達の驚愕の声が一斉にこだました。

「嘘だ!」
「ゼロのルイズが成功した!?」
「夢だ! ええい! 早く覚めろ!」

 呆気にとられる者。
 頭を抱える者。
 頬をつねる者。
 多種多様な行動を取る生徒達。
 シュヴルーズの制止の声も届かない。
 そんな中、当のルイズはと言うと、自分が錬金させた銅を見ながら、未だ呆然としていた。
 まだ頭の中で、目の前で起こった現実を理解できずにいる。
 しかしそれも束の間。
 目の前の現実を理解すると、左手は可愛く握りこぶしを作り、右手は持っていた杖を強く握り締め、その口元には笑みが浮かぶ。
 そして、

「やった―――――っっ!!」

 文字通り、飛び上がらんばかりに喜んだ。
 そのまま走り出しかないほどの様子だ。


 その様子を複雑な目で見ているものが二人いた。

 豊満な胸を反らして、大きく溜息をつくキュルケ。

「あーあ、とうとう成功させちゃったか。つまんないのー」

 そして、誰にも聞こえないほどの小さい声で呟く。

「ま、とりあえずはオメデト、ルイズ」


 そして、もう一人。大十字九郎。
 観察するような、睨むような、そんな目でルイズを見ている。

(ルイズが錬金をした瞬間に感じたのは……)

 それは、とても懐かしい気配。
 それは、とても力強い気配。
 それは――

(何で、あいつから……?)

 彼のパートナー、アル・アジフの気配。


533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 07:31:30 ID:Zsnfspgu
ルイズの錬金が成功したー!?

534 :斬魔の使い魔:2007/08/06(月) 07:31:44 ID:Hr2TjlAz
以上です。
投下してから誤字を見つけるとは・・・反省

535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 07:34:46 ID:Zsnfspgu
この時点で錬金成功するルイズは初めて見た

536 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 07:43:34 ID:E30jb4hg
魔導書の力が入ってるだけあって失敗はしないか

537 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 07:54:43 ID:JY8LHttz
ルイズ魔導書手放すのしぶるかな
それとも自分の力じゃないと否定するのだろうか

ともあれGJ

538 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 07:57:41 ID:IyGmrgEc
くそみそテクニックの阿部高和が召喚されたらどんなんだろ?


539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 07:58:46 ID:z4X86s9y
それ、前にこねたであった

540 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 08:00:00 ID:U9BNVM81
魔法じゃなくて魔術で練成したってわけか
GJ

541 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 08:06:41 ID:tmik5qUM
斬魔さんGJでした
一つ気になったのは、アデプタス・イグゼンプタス、アデプタス・メジャーと並べるなら、アデプタス・マイナーになるんじゃないかなあというところですが。
デモベの位階はGD系の魔術結社に準じてるようですが、セカンド・オーダーは全部アデプトクラスと呼べた筈です。

542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 09:12:38 ID:A1POmpKa
なんかリナ召喚なら海賊やってるウェールズ王子がドラスレで空の藻屑になりそうなんですが
あとはシエスタのひいじいちゃんがブルーリバーとかスターゲイザーとかいう名前になってたりしてな!

543 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 09:16:01 ID:+W1ugYAd
てことは、竜の羽衣は宇宙船か
でも宇宙船が隠されているとひいじーちゃん、かえれなくなったんじゃなくて移住したんじゃねーかってなるな

544 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 09:48:21 ID:acvV5vKJ
斬魔さんルイズの初錬金GJ!
ちなみに亀ですが、九郎が魔道書抜きで使えた魔術はダウジングとちょっとした
弾道の操作、飛翔の頃(もしかするとアルEND直後かも)になると普通の銃を
魔銃に錬金出来るようになります。
さらにバルザイの偃月刀があればもうすこしマシなことも出来るようになるかも。

545 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 10:21:27 ID:K4bbKeBa
一応アルルートのED近くなら、曲がりなりにもテリオンと渡り合えるわけだし
書ナシでもちょっとしたドットレベルの魔術なら行使できるかなと思うのは
俺の過大解釈かなぁ。とか思ったり思わなかったり

546 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 10:37:10 ID:kEhFNXbb
島田紳助がオールスターの皆様にアニメ界の厳しさ教えますスペシャル!
出演者 烏丸ちとせ、芳乃さくら、渡良瀬準、涼宮ハルヒ、柳慎一郎、鳳仙エリス、深峰莉子、川平啓太、野原ひろし、四月一日君尋、
月宮あゆ、北川 潤、月島 唯、碇シンジ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、可憐、佐々木まき絵、来栖川姫子、姫宮千歌音、
CAST 後藤沙緒里、釘宮理恵、清水 愛、藤原啓治、福山 潤、関 智一、谷山紀章、田村ゆかり、
堀江由衣、名塚佳織、桑谷夏子、結本ミチル、平野 綾、緒方恵美、下屋則子、川澄綾子
中継クイズ・私はだあ〜れ? 
大型テレビを設置したトラックを住宅地などへ走らせ、スタジオと中継し、一般人に出演パネラーの名前を当ててもらう。当ててもらえなかったパネラーは無名地獄に入る。
クイズあわせて100% 先にスロット抽選で有名人を一人決めた後、各自リストの中からもう一人の有名人を選択して、
(有名人の知名度が事前に老若男女から調査済みで”○○は何%”という結果が出ている)アンケートでの2人の認知度の合計が80〜100%になるようにする。
有名人のまちがい探し 有名人の顔写真のCGで加工して作られた間違いを、フリップの空欄を埋めて当てる(例:「目」が本人よりも「上にある」)。
クイズ1人しか言いませんでした(クイズ100人に聞いたら1人しか答えませんでした)
 「○○(有名人の姓名、名字、漢字など)で連想される有名人は?」という質問を100人に聞き、一人しか答えなかった答え(ごく少数派意見)を当てる。
抱かれてみたいのはどっち? 出演パネラーの一人が、ライバル五人の中から、20人の一般人の内自分の方に抱かれたい(他のテーマの場合もあり)と投票してくれそうなのを選ぶ。  
ライバルそれぞれに倍率と必要最低票が設定されており、
必要最低票の数以上投票されていれば、投票数×倍率の得点を獲得。必要最低票未満であれば減点。  ライバルは、勝つのが難しい見た目が良い芸能人程倍率は高く、必要最低票は少なく設定されている(5人とも同レベルだと思われる場合は、20倍・10票必要で統一されている)

547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 11:23:15 ID:VoVkMVie
>>542
ヴォルフィードはともかくデュグラディグドゥは危なすぎだろw

548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 11:34:55 ID:AqORQrFE
EAT-MANで書いてみようと思ったがコミック紛失して参考に出来ない…

549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 11:41:24 ID:QUBiLU6P
>507
実力は文句無く凄まじいだろう。半ギャグだったけど、惑星真っ二つにするほどデカイ隕石落としたくらいだからな。他にも目立たないが街を壊滅させてたりもしたし。

550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 11:57:37 ID:acvV5vKJ
>>545
あ、そっか。激戦でちんけな術を紡ぐ余裕が無かっただけで、
やろうと思えば出来るくらいの実力はついてたのかも。

551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 12:00:38 ID:+W1ugYAd
セルシアがルイズをかんしゃく起こす相手にできるかどうかによるかも
いっそのこと4人全員召喚してやれ
問題はあの世界では誰を脱がすかだな。
エルフは行動範囲内で少なすぎるから貴族か?

552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 12:03:12 ID:qVUvzfHD
>>548
その辺の鉄屑で弾丸作れそうなボルトには
デルフはテロメアポジションじゃないとホントいらない子。

553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 12:08:30 ID:e7ipCUzT
>>552
体内に宇宙を内包できるぐらいだからな
ある意味、無尽蔵に溜め込んでるはず
不死身じゃないけど内的な要因では死なない創造者の一人だったか?


554 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 12:12:09 ID:AqORQrFE
>>552
デルフリンガーを食うが、逆に体を半分乗っ取られるなんて展開もありかも。

555 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 12:43:30 ID:FhlynU4S
そういえば
せっかく「雪風」のタバサがいるのに
戦闘妖精の方の「雪風」とかが召喚されたことは一度もないな。。。

やっぱり神林キャラは動かしにくいからか?

556 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 12:47:13 ID:QwtQZrAV
神林キャラは動かしにくいとかそういうレベルじゃないだろ。
精密機器の塊を呼び出して、あとどういうフォローするんだよ。

557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 12:50:50 ID:ydkH7ZmE
そこで
戦闘妖精少女 たすけてメイヴちゃん
から召還するのだ

558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 12:55:51 ID:FhlynU4S
だめだ!メイヴちゃんのキャラなら動かしやすいだろうが
メイヴちゃんにはレイフとフリップナイトが出てきていないんだ!

559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 12:57:04 ID:mkYUkg2T
>>557
ゼロ魔アニメ準拠だとちゃんと帰れるから召喚の字が間違ってても問題ないなw

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:00:07 ID:lgkzW05j
D‐LIVEから斑鳩悟召喚


だが、のりものがないと全くつかえない

561 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:02:43 ID:QRWNH+wS
タバサがシルフィードちゃんを、キュルケがスーパーシルフちゃんを、ルイズがメイヴちゃんをそれぞれ呼び出すわけだな。
破壊に杖の代は前に来たファーンTちゃんが置いてった空対空ミサイルで、ゼロ戦の代わりはファーンUちゃんか。

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:02:53 ID:YytEfokb
>>560
ダメじゃん

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:04:18 ID:FhlynU4S
>>561
バンシーの二人組はどうなるんですか!?

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:08:41 ID:QRWNH+wS
>563
アレはレキシントンの代わり。

565 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:09:02 ID:hV1EAOrQ
自分も考えたことがある<斑鳩召喚
ただ、ゼロ戦出て来るまで見せ場がない。

御神苗召喚ならアリかな。オリハルコンナイフ装備で。

566 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:10:37 ID:mkYUkg2T
御神苗ってちょっと性格把握しづらくないか?そう思うのは俺だけ?

567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:11:07 ID:lgkzW05j
>>562
エンジン付いてる乗り物があれば滅茶苦茶強いんだけどね
どんなものでも超一流も技術で乗りこなすし

568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:14:16 ID:mwDxhqTh
>>567
ゼロ魔世界と相性悪すぎるw


569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:15:23 ID:9GI59WKg
>>560>>562>>567
いやゼロ魔の原作のサイトですら活躍できたんだ
オタクよりも体力あるであろう斑鳩悟がまったく使えないと言うことは断じてない!
最低でもサイト並の活躍はするさ

570 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:16:12 ID:LMFfTNCo
バスターマシン7号が召喚されました・・・アルビオン軍は気合い一発バスタービームで宇宙の藻屑になりましたとさ。

571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:16:25 ID:mwDxhqTh
>>569
だろうけどせっかくの能力がゼロ戦まで活きないw

572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:17:25 ID:kqGyDUPF
馬鹿何いってんだ
フーケ捜索の時の馬車をきっと凄い乗りこなせるに決まってる

573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:17:35 ID:JUFq+gN+
>>555

シエスタが例のチキンブロス作るんですね!

574 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:19:20 ID:LMFfTNCo
トップをねらえ2のノノが召喚されたとしたら宝物庫に保管されていた「破壊」シリーズアイテムはバスターマシン3号になるのかな?

575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:19:55 ID:zUJfYjyx
遠目アングルでワルキューレにどつき倒される斑鳩が見えた。

馬とか生き物はどうなんだろう斑鳩って。やっぱ違うか。
あれだ、破壊の杖の代わりにバイクが宝物庫に納められてればいいんだ。仙雲車とかの名前で。

576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:21:31 ID:i+05Cg6S
>>570
アルビオンに宇宙怪獣出現フラグwww

577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:23:31 ID:LMFfTNCo
問題はフーケがどうやってバスターマシン3号を持ち運ぶかだ。

578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:23:40 ID:QRWNH+wS
>574
バスターホームラン用のバット

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:24:02 ID:hV1EAOrQ
逆に言えば、ゼロ戦登場の場面まで持っていければ、
神クラスの大活躍を描けそうなんだけどな〜。
馬車は…エンジン付いてるもの限定じゃない?イカルガンの能力って。

>>566
自分は王道な熱血少年漫画系主人公だと思った。
戦闘狂ってとこまでいかないけど、強いヤツと戦うのは好きって感じの。

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:26:48 ID:Tc6E2Ah5
>>560
そこで「破壊の杖」に変わる「鋼鉄の馬」の登場ですよ。
オスマン助けたのはお父さんってことで

581 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:29:42 ID:LMFfTNCo
レビテーションって対象の重さとか関係ないんだっけ?

582 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:31:11 ID:kqGyDUPF
>>579
フム、じゃあガンダールヴじゃなくてヴィンダールヴでってのも面白そう。
それなら動物も同じ様に乗りこなしていける

583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:35:02 ID:x5dlQ9TC
>>573
チキンではなくギーシュのお肉が入ってるんだな

あと原作準拠だとシエスタの乳首が噛みちぎられるぞ・・・

584 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:35:31 ID:YytEfokb
斑鳩は確か着やせするタイプだ
服の下はガッチリマッスル。

585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:38:14 ID:sg83hAH3
乳首を千切ると言うと、虎眼先生しか浮かばない俺ガイル。
星流れでギーシュの両目が切られる場面がちらついて仕方ねぇ。

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:41:08 ID:YytEfokb
・・・げ、半分ちょっとのレス数で300KB以上か

1000まで容量がもちそうにねーな

587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:42:58 ID:nKeOC0KR
>>556
神林キャラでも黒猫型宇宙人なら・・・

588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:43:13 ID:lgkzW05j
>>572
斑鳩は、エンジン付いてるものじゃないとダメなんだ
エンジン付いてたらバイク、潜水艦、ロケットと何でもござれなんだけど

589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:43:29 ID:mwDxhqTh
シグルイは強さ云々じゃなくてキャラが厳しいwww
それこそ避難所行きになってしまう。

590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:46:02 ID:jNct5kHk
>577
バスターマシン三号が入る宝物庫っていったい・・・

591 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:46:58 ID:EA+8hPAB
一日のうち何時間かしか正気に戻らない使い魔。
斬新すぐる

592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:48:06 ID:LMFfTNCo
>>590
バスターマシン3号の大きさはたしか木星より大きかったはずですよ。
フーケには使い方分からないだろうからやっぱりノノたちがおびき出されることになります。
それでフーケ戦で使用・・・していいのかな?

593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:48:53 ID:x5dlQ9TC
>>587
かなり前のスレでも出てたが
あいつなら比較的動かしやすいし、能力も高いから活躍できる。

見た目は黒猫だから「平民を召喚した」とか言われずに済むし
しゃべれるから意思疎通も出来る。

だけど、食堂の食べ物がすべて食い尽くされたりとか
決闘を挑んできたギーシュを喰い殺したりとかしそうだ

594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:49:10 ID:sg83hAH3
二巻で、ルイズとワルドの結婚を前にして、一人イーグル号に乗り込む藤木の姿まで浮かんだぜ!
「今宵はめでたき日にござる……今宵はめでたき日にござる……」って。

595 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:50:10 ID:i+05Cg6S
盗賊相手にカルネアデス計画発動ですか。あの星を中心に銀河に穴があくな

596 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:50:53 ID:wv9v2E42
伝勇伝のライナとかいいかも
と思ったけど複写眼があの世界では強すぎるか

597 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:52:29 ID:sg83hAH3
ガンダールヴのルーンは、源之助を見放してはいなかった。
偏在を操るワルドに対し見せたその新手は奇しくも、虎眼流が秘奥、星流れの握りに他ならなかったのだから。

いかん、妄想がはびこる。

598 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:53:06 ID:Tc6E2Ah5
>>596
ただのアルファスティグマじゃないから問題あるんじゃね?
っつーかあそこまでかけてプロローグとかまじ壮大が過ぎるぜ。

ここはおとなしく散人左道からフブキでも召喚してヘタれっぽく動いてもらおうじゃn(ry

599 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:55:00 ID:EA+8hPAB
シグルイは状況説明をすんなり入れられるから、SSにすると読みやすそうではあるよね

600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:55:25 ID:Tc6E2Ah5
>>599
っつーか原作が小説だからな

601 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:56:02 ID:EA+8hPAB
あれを原作と言っていいものなのかwww

602 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:57:16 ID:Tc6E2Ah5
まぁかなり覚悟のススメ的なアレンジっつーかいろいろと脚色が入ってるけど
原作だといっても差し支えはないだろwww

603 :MtL:2007/08/06(月) 13:58:42 ID:EA+8hPAB
虎眼「ルイズめ・・・・・・ようやく器が整いおった」

604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:59:43 ID:EA+8hPAB
またか…別の専ブラ探してくる…

605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 13:59:47 ID:sg83hAH3
……ぷにえの小ネタを書こうと思ってたが、路線変更でマジやってみるか。シグルイ。

606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:00:05 ID:Tc6E2Ah5
た、たねぇ……
虎眼先生はいろいろとカオスがすぎるんじゃないだろうかw 普段は気狂い?ですがなwwww

607 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:02:34 ID:jNct5kHk
>605
修羅道を進むというか

608 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:05:48 ID:EA+8hPAB
読める、読めるのだっ!

>>605
期待

609 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:05:54 ID:nKeOC0KR
かなり昔にシグルイは一発ネタであったな

610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:08:06 ID:9pEySS3j
虎眼化したオスマンなら姉妹スレに居たな。

611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:10:13 ID:Tc6E2Ah5
何そのセクハラが無条件で許されるオスマン

ぷにえ短編を書こうとした人間はシグルイ短編を書けるのか?
書ける。書けるのだ!

超期待

612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:10:45 ID:mkYUkg2T
>>610
ミドラーか
ってかゼロ魔×シグルイスレ別になかったかな?

613 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:11:55 ID:sg83hAH3
シグルイの合間にDOD書きます!

614 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:13:56 ID:A5FKBoP/
あんたかよw

615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:13:56 ID:TSZEZMBL
>>612
ここね。
ttp://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1182505775/

現状としてはSSスレというよりネタスレのようだが。

616 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:13:58 ID:mkYUkg2T
じゃあぷにえあ急筆?まぁ面白いからいくらだって松けどな!

617 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:15:20 ID:9GI59WKg
シグルイはこっちでな
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1182505775/l50

618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:15:27 ID:mwDxhqTh
>>613
ちょwwwDODしっかりしてwww
あんたに誘発されてDOD買ったぜぇ!
PAR使いまくってエンディング余裕だぜええウエッヘッヘ〜








へこんだ。大いに凹んだ。なにあのエンディングorz

619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:16:50 ID:mkYUkg2T
>>615
d
どんだけ誤変換してんだOTL>>616は休筆ね

620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:18:21 ID:Tc6E2Ah5
そういや例えば六門のキャラを呼んだとして、そいつは六門のモンスターを呼べるんだろうか。
可能ならイエルだのエルリクだのを出したのを書いてみたい読んでみたい

621 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:21:26 ID:Tc6E2Ah5
>>617のリンク先が想像を絶するカオス空間な件について

622 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:22:55 ID:sg83hAH3
>>618
嬉しい事言ってくれるじゃないの。それじゃあ、とことん(ry
俺もあのエンディングに凹んだ経験のおかげでこうして物書いてるんだけどさ。

>>617
これ、SS投下していい雰囲気がすげぇ悩むが……。ここに迷惑がかかるならそっちでやる。d

ぷにえネタはぶっちゃけ前に書いた一発物が一杯一杯な気がしたんだ。

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:29:12 ID:mwDxhqTh
ぷにえもアンタなのかwww
なるほどDODのあの救いようのないEDがやる気にさせたってわけだね兄貴!
新宿EDの続編と推測する!wwww

違うかw

624 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:34:55 ID:i+05Cg6S
俺なんか触発されてDODとLIVEALIVEとバハラグを久しぶりに引っ張りだしてプレイしているぜ!



うわあああああああああああああああああああああああああ!!!!!

625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:36:13 ID:Tc6E2Ah5
新宿END+わび続け+ヨヨビッチ乙

626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:38:22 ID:jNct5kHk
>624
ここにもまた修羅道を突き進む者がおったか

627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:44:26 ID:OjNB8yW1
あの世で詫び続けろキュルケー!

628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:46:08 ID:mkYUkg2T
>>624
■三大悪女に触れたか・・・・
>>627
ちょっと待て誰が何を詫びさせるんだw

629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:47:03 ID:Tc6E2Ah5
ルイズが乳のサイズに関して

630 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:47:31 ID:/g0NWEe0
>>628
サイトを部屋に誘った時に来たペリッソンとかそこらへん?

631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:49:33 ID:mkYUkg2T
>>629
いやストレイボウの立ち位置的に考えてタバ(ry

632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:53:01 ID:JsUSJVFB
>>627
すまぬ、それは俺がやっちまった!

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:53:12 ID:Tc6E2Ah5
>>631
それは原作に並ぶ強烈な展開になりそうだなwww
あの淡々とした様子と声色で胸に対する語りをするのか、タバ(ry

634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:55:01 ID:EA+8hPAB
そしてキュルケが魔王に…
色々な世界から貧乳が呼び出され一同に会する最終編

635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:56:22 ID:VeI38eKl
FF5のバッツなら周りが王族しかいない状態での
 異世界冒険(もともと1つの世界だったが)を経験している
 平民だから面白そうな話になりそうだと思った。
 …が自分は書けそうにないOTZ

…誰か書いてくれないかなぁ(他力本願)

636 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:59:23 ID:Tc6E2Ah5
>>635
その場合クリスタルによるジョブチェンジは出来るのかだとかいろいろとあるんじゃね。
とか思ったがすっぴんが最強なのでアビリティをつけかえるだけで何とかなるのか。

ものまねでワルキューレを出すバッツ

637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 14:59:51 ID:sg83hAH3
>>635
男は度胸。何でも試してみるのさ。

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:01:52 ID:kqGyDUPF
ものまねであらゆる属性のスクウェアスペル再現したりして混乱を招きそうだなw

ゴーレムにゴーレム出されてフーケ涙目
と思ったがゴーレムにはオーディンを召喚するのがマナーだと聞いた

639 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:02:58 ID:Tc6E2Ah5
>>638
斬鉄剣ではなくグーングニルと申したか。

でもそれって確実に典型的な「俺TUEEEEEEEEEEE」になるね。いじらないと。

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:03:13 ID:LMFfTNCo
>>638
ゴーレムはデブチョコボで踏み(?)潰せば?

641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:04:00 ID:i+05Cg6S
久しぶりとは言え一度に■3大欝ゲーをプレイするのは流石にきつかったぜ・・・
落ち込んでいたら友人が気分転換にギャルゲーを勧めてくれたからやってみるよ


えーと、「スクールデイズ」と「君が望む永遠」と「沙耶の唄」か。どれどれ・・・

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:04:39 ID:Tc6E2Ah5
沙耶の唄は純愛ゲー

誰がなんと言おうとも事実

643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:04:58 ID:7Na1cu3x
沙耶の唄は大丈夫だッ

644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:05:31 ID:mwDxhqTh
>>641
ドMかオヌシはw
なぜかトラウマゲーとわかっていても特攻する不思議な心理

645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:05:42 ID:/g0NWEe0
>>641
その友人は鬼かwww

646 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:05:51 ID:lmZ5nF98
>>557
ちょっとメイヴちゃん見てきた・・・

な ん ぞ こ れ ?

召喚にはスーパーシルフちゃんを1票だ

647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:05:52 ID:LMFfTNCo
君が望む永遠ってゲームをやって緑色の髪の看護婦さんを追っかけるとラブラブなあまーい展開になりますよ

648 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:06:42 ID:ISHN4tkb
本人が幸せなら、それは鬱ではないのだ!

649 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:08:19 ID:2au3yI4M
ゼロの使い魔 RSR

650 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:18:24 ID:R9xGe3k3
マブラヴをお勧めする

もちろんオルタまで一気な

651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:19:42 ID:lgkzW05j
パワプロの主人公召喚とかとんでもないアホなこと考えてしまった

652 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:20:35 ID:Tc6E2Ah5
>>651
もちろんパワポケだろうな
改造人間っていうオチだな!

653 :635:2007/08/06(月) 15:20:58 ID:VeI38eKl
>>637 に言われ少し考えたが…
 怒ったルイジに対して「なだめる」を使ったりキュルケの誘惑を「リボン」
 で抵抗しながら逆に「いろめ」を使うとかの小ネタは思い浮かぶが文章にする
 と「俺TUEEEEEEE!」の駄文になりそうで書けそうにないOTZ
 …薬士のアビリティと白魔法をフルに使えばタバサのお母さんやちい姉さまを
 なおせるのかなぁ?

654 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:21:15 ID:nEghggYC
メイヴと聞くと珪素生物を思い出してしまう

655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:22:13 ID:JsUSJVFB
>>653
緑色の弟をなだめると申したか

656 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:24:36 ID:R9xGe3k3
>>655
ムラサメライガーに乗るショタじゃね?

657 :635:2007/08/06(月) 15:25:33 ID:VeI38eKl
しまった!!文章を見直しながら書いたつもりなのに「ルイズ」を「ルイジ」
と書いていてしまったーーーーーーーーーーーー!!OTZ 
こんな恐ろしい間違いをする俺にはやはりSSを書くのは無理だOTZ

658 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:25:52 ID:W3doj7pZ
>>418
許さないとか、なんという一方的な物言い・・・キュルケひでぇ

659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:27:45 ID:JsUSJVFB
>>657
落ち着くんだ!俺もよくやるこそさ!だからちょっと気をつければ……


名前間違ってるーー!(ガビーン)

660 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:28:40 ID:kqGyDUPF
ちいねえさまは何の病気かにも寄るだろうなぁ
癌とかだったら、薬士じゃ手におえないかもな
白魔法でどうにかなるなら水魔法でどうにかしてるだろうし。
あれだけの大貴族、多分水のスクウェアとか色々当たってるだろ

661 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:30:21 ID:jNct5kHk
それこそスーパードクターかブラックジャックを呼んでこいだな

662 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:31:30 ID:RYEfA2uM
>>657
つ Bダッシュ

663 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:32:40 ID:mkYUkg2T
そういえばマリオは挙がらないな。
ボンボンの方かコロコロの方かでだいぶキャラが違うからか。

664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:33:38 ID:Tc6E2Ah5
>>663
映画Verという選択肢も忘れてはならない

665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:34:23 ID:W3doj7pZ
実写映画のマリオ、レンタルで探しても見つからないんだが・・・

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:34:46 ID:RYEfA2uM
>>663
ドット絵だろ?

667 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:35:37 ID:+M09Gna8
エロゲ厨マジ自重しろ

668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:37:33 ID:QCA3L/Yk
ラノベ厨マジ自重しろ

669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:39:28 ID:mkYUkg2T
>>666
いや、漫画じゃないとダメかと思って。

任天堂キャラだと今までに挙がったのはフォックス・リンク・スペランカー先生
あと誰だっけ

670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:39:51 ID:OjNB8yW1
ターちゃんが召喚されたらヴィンダールブなんだろうなぁ

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:42:16 ID:sLmhuPF9
フォックスはゼロ戦が燃えるな

672 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:43:05 ID:jRXSYCN1
水を操っての治療と白魔法じゃ根本的にチガウダロ

673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:51:38 ID:TSZEZMBL
>>654
霧亥ならガンダールヴなしで7万にも勝てるな。
契約時に射殺されなければだが

674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 15:58:40 ID:LMFfTNCo
ハルカ・アーミテージ准将が召喚されたらアルビオン軍に正義の鉄槌を下してくれるのかな。

675 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:00:21 ID:lmZ5nF98
無駄に熱いキャラで浮きだが・・・マテリライズはどうすんのさ?

676 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:04:51 ID:mQYY+wqV
>>669
スペランカーは任天堂じゃなくてアイレムだ

任天堂キャラならカービィとかミドナとかも挙がってたかなあ
あと今連載中のMr.ゲーム&ウォッチ

677 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:06:57 ID:sLmhuPF9
カービィは漫画とアニメとゲームだとキャラが微妙に違うよね?

678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:11:50 ID:Tc6E2Ah5
時に今投下しても大丈夫だりますか?
DX2ndの高崎隼人が召喚される奴を書いたのですが。
大丈夫そうなら16:15ごろに投下しますー

679 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:11:59 ID:e7ipCUzT
>>677
たしかに設定が全然ちがう

アイレムキャラで召喚…
バイド?世界終わるから却下だな

680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:12:36 ID:mQYY+wqV
>>673
ネットスフィアがサポートできない世界で重力子放射線射出装置が
正常に機能するのかどうかが問題だ
ネットスフィアが干渉できない状態の東亜重工の中では使えてなかったし。

あとBLAME!の世界は無菌状態らしいが、そういう状況に置かれてたやつが
突然細菌ウジャウジャの世界に放り出されたらかなりまずいことになるんじゃないだろうか

681 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:13:43 ID:LMFfTNCo
>>675
ルイズと契約して貰うしかないだろうな。

682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:16:24 ID:LMFfTNCo
>>661
ブラックジャックはともかく
スーパードクターKが召喚されたらメスで戦うのか?

683 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:17:14 ID:QCA3L/Yk
モンハンの人応援したい

人間以外の動物系だと直接言葉が通じないせいかルイズがやさしい気がする

684 :ダブルクロス ゼロ 1/3:2007/08/06(月) 16:17:36 ID:Tc6E2Ah5
大丈夫っぽいので投下します。
しのとうこさんのイラストを頭に浮かべながら読んで頂けるとDX2ndっぽさが出るかと。


 ――ダブルクロス。それは裏切りを意味する言葉。

 何を持って裏切るのか。何を持って裏切られるのか。
 その存在が人類に対する裏切りなのか、その嘘が自身に対する裏切りなのか。
 それは誰も知らない。知ることはない。ただダブルクロスという言葉はそこにある。
 レネゲイドウィルスを宿す超越者の胸に、ただ只管に存在する。


 さて何がどうなっているのか。彼は混乱していた。

 まず風景が違った。
 先ほどまで見ていたのはビルの乱立する、いわばコンクリートジャングルと呼ぶべき世界だったが、今見えるのはどこぞやの広場のようだ。
 次いで状況が違った。
 自分はジャームを相棒とともに追い回していたはずだが、今は見知らぬやたら変な格好をした人々に囲まれている。
 そして相対する相手が違った。
 追いかけていたのは未だ人の形をしたジャームであったが、少なくともここまで小さくはなかったし、そもそも女性ですらなかった。
 よく見てみればまず服装が変だ。状況の変化が激しすぎて彼はさらに混乱した。

(なんだ? 何がどうなってる。ソラリスの幻覚か? にしちゃ、草の感覚がリアルすぎる……ような?)

 まずは落ち着こう。そう思った瞬間、ドッと周囲から笑いが漏れた。

「さっすがゼロのルイズだな!」
「平民を召喚するとは誰にも真似できないぜ!」
「変な格好の使い魔さんですこと!」

 召喚だの平民だのと何を言っているのかさっぱりであったが、その笑い声は彼にとってある程度聞きなれた種類のものであった。
 要するに嘲笑である。そしてその矛先はどうやら自分の目の前にいる少女に向けられているらしい。

(っていうか召喚? 使い魔? 血の従者のことか……上からの情報にんなシンドローム持ってるなんて聞いてねぇぞ!?)

 状況が掴めない。
 こういう時に頼りになる冷静な相棒の姿は周りには見えない。同じように幻覚攻撃に囚われているのか?
 そうならば自身がこの状況を打開せねばなるまい。いつだって無茶をするのは自分のほうだ。
 左の胸ポケットに手を当てる。この状況でシンドロームを使うことが出来るのか? という疑問もあったが、あたって砕けるのはいつものことだ。
 意識を集中する。自身に眠るレネゲイドウィルスを活性化させ、その能力を使おうとする。

「ミスタ・コルベール! やり直しを要求します!」

 と、そこで嘲笑を受けていた少女が後ろに向かって叫んだ。そちらに視線を向けると、少し頭の禿げ上がった男性がいる。
 無論格好はどこかファンタジーじみたものである。ここまで徹底してるとなると逆に凄まじい。

685 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:18:50 ID:DpNmA80t
タキシード仮面を召か…なんでもない支援

686 :ダブルクロス ゼロ 2/3:2007/08/06(月) 16:18:53 ID:Tc6E2Ah5
 彼は戦慄した。いったい何が目的かわからず、しかも支離滅裂ではあるが、ここまで徹底した幻覚を使うジャームを警戒した。

 しかしそんな警戒をよそに、目の前にいた少女はコルベールと呼んだ男性と一言二言言葉を交わし、こちらを向いた。
 何が来る。彼は再びレネゲイドを集中し――

「感謝しなさいよね、貴族にこんなことされるなんて、一生ないんだから」

 あまりにも無造作に接近してきた少女に対する反応が一瞬遅れてしまった。

「は?」

 と声を上げる間もなく、少女の唇と彼の唇が重なった。


 ダブルクロス。それは裏切りを意味する言葉。
 彼、高崎隼人は、
 ”幻覚とはいえこれはなんというかどこかの誰かに対する裏切りになるんじゃないか”
 などと、日常を守ると誓った一人の少女の顔を思い出しながら、左手に走る激痛に一瞬顔を顰めた。



  使い魔はファルコンブレード 1



「月が……二つかよ」

 眩暈を感じて隼人は両目をぐっと押さえた。
 キスされた後に多少放心したが、彼はすぐさまに反応した。
 左手に走った痛みも気になったが、何が悲しくて小さい女の子にキスをされる幻覚を見せられなければならないのか。
 何しやがんだ! と叫ぶものの、殆ど相手にされず、しかもとんとんと話は進み、キスした少女以外の人々が空を飛んでどこかへ行ってしまった。
 まさか全員オーヴァードないしジャームなのか!? というより攻撃なのになんで立ち去るんだ!?
 正しく混乱の極みであった。

 その状況から隼人を助けてくれたのはキスをしてきた少女、ルイズだった。

 曰く、ここはハルケギニアという世界であるということ。
 曰く、彼女たちは貴族であり魔法使いであるということ。
 曰く、此度行われたのは使い魔召喚の儀式であり、それによって隼人が召喚されたということ。
 曰く、先ほどのキスはその契約のためであり、キスとしてはカウントしないから勘違いしないでよね! とのこと。
 曰く、っていうかあんた名前何なのよ、平民。

 そこで二人は初めて自己紹介をした。

「ふぅん。タカサキハヤトね、変な名前」
「やかましい」

 杖で殴られた。

 それはそれとして隼人も質問を始めた。

 この攻撃の意図は何だ。
 椿はどうした。
 いったい何が目的だ。
 ソラリスの能力にしては尋常じゃない再現率だな。

 しかしその質問は全くルイズにとって理解できないものだった。
 それも当然、そもそも二人が主眼においている話題は悲しいほどにすれ違っていた。
 ともかく状況の確認が第一である。幻覚に惑わされるのは不本意だったが、隼人はルイズに従って学院とやらに向かうことにした。

687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:19:23 ID:kb9bzQpW
スーパーソニックスーパースター支援

688 :ダブルクロス ゼロ 3/3 :2007/08/06(月) 16:20:17 ID:Tc6E2Ah5
 そして使い魔だの魔法だの二つの月だの常識の食い違いだの。
 そこまで話して隼人はやっと理解した。というより理解せざる得なかった。

(ソラリスの攻撃でもオルクスによる結界でもなんでもねぇ。ここは本気で異世界って事かよ)

 オーヴァードの能力を使い、ユニバーサル・ガーディアンズ・ネットワーク、通称UGNに所属して、様々な超常現象と戦い続けてきた隼人をもってして、全く理解の出来ない、というよりしたくない状況だ。
 人知を超えた能力を持つ自分がいるのだ。異世界があって、魔法使いがいて、自分が召喚される、何てこともありえなくはない。
 そう考えないと狂っちまいそうだ、と隼人は呟く。


 自分を呼び出した少女は既に寝入っている。隼人にはおやさしいことに藁のベッドをあてがってくれた。
 しかも何ということか、自身の下着やら服を洗濯してこいという命令までくれてくれた。
 UGNで受けた理不尽な命令のほうがまだマシだ。隼人はそのまま頭を抱えた。

(椿は無事だろうか。まぁあいつの事だからなんとかやってるだろ。UGNの結構でかい作戦だったからほかにも頼れる奴等がいたしな)

 頭の中に自分の教官の顔が浮かんだが、軽く頭を振ることで追い出した。
 ああ、あいつならきっとこの状況も楽しむに違いない。自称太古から生き続けたオーヴァードだ。こんな状況、屁でもないだろう。
 椿はどうだろう。あいつはあいつで冷静に見えるが突発的な事態に弱い。きっと混乱してあたふたするに違いない。
 イサムならもう彼女に会えないことを嘆くだろう。ついで、こっちでロックというジャンルを開拓するだろうか。
 狛江ならどうする? ここでもオーヴァード空手だのなんだのいって、馬鹿をやるんだろうな……
 聖音はどうするだろう。支部長は……これないか。伊織なら? 霧谷さんならどうするだろうか。
 そこまで考えて隼人は自身が想像以上に参っていることに気づいた。
 仲間がこっちに来た時などを考えてどうする。隼人はもう一度頭を振った。違う、今考えることはそんなことじゃない。
 胸ポケットから写真を取り出す。こんな場所に来ても色あせることのない日常の欠片。
 それを見ながら隼人は決めた。


(――帰ろう。帰ってやる)


 そうさ、帰ってやる。このふざけた世界から自分の”日常”へ。守る世界へ帰ってやる。
 それまでどうするか。ともかく情報が必要だ。自分のように人間で召喚された人間はいないか? この世界の状況は?
 腐っても隼人はUGNチルドレンと呼ばれる戦闘員だ。もし孤立してしまった時を想定した訓練も無論受けている。
 この場合”孤立”というよりは”転移”なのだが、それはおいておこう。
 今頼れるのはこの少女だけだ。自分はこっちに来たばかりでコネも何もない。あるとしたら「使い魔」だなんていうよくわからないものだけだ。

 納得しよう。理解しよう。把握しよう。

 高崎隼人は決意した。”日常”を守るために、”日常”へ帰る。

「とりあえず最初にやること、っつーと」

 ちらりと視線を下に向ける。そこには詰まれた洗濯物がおいてある。

「…………洗濯、か」

 あまりの情けなさに隼人は泣きたくなった。泣きたくなったが、泣かなかった。だって男の子だもの。



 彼の名前は高崎隼人。コードネームはファルコンブレード。
 ”想い”を刃に変え、日常を守るために戦うUGNチルドレンの一人。

 そんな彼のハルケギニアでの最初の敵は、割と多めな洗濯物であった。

「情けねぇ……」

 やっぱり少しだけ泣きたかった。

689 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:20:32 ID:sg83hAH3
滅茶苦茶短いつかみだけ書いてスレに投げたが、書き続けると時を忘れそうでハッとした。>シグルイ

690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:20:47 ID:jNct5kHk
支援

ついでに
>682
あいつは腕力すごいから素手でも何とかなる
サイトと同じく剣持たせてもいいし

691 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:21:34 ID:Tc6E2Ah5
以上です。失礼しました

692 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:21:34 ID:mQYY+wqV
>>661
内科疾患だったらブラックジャックはあんまり役に立たないぞ
手術でどうにか出来る病気じゃないと。

693 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:22:42 ID:kb9bzQpW
ファルコンブレードGJ
しかしレネゲイトウィルスがハルケギニアに蔓延しないかが心配だ。
下手すると魔法使いの優位性が無くなりそうだ。

694 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:24:12 ID:CcrKOXO/
仮面ライダー電王のデネブを呼び出せば、ゼロライナーに乗れるかしらん。
いや、ゼロってだけなんだけど。

695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:25:08 ID:pNu+QyMG
>>670
こんな感じか。


ターちゃん「ぬわぁぁぁぁ! な、何なのだぁぁぁッ!?」
ルイズ「ルーンが刻まれてるだけよ。 少しの間我慢なさい」
ターちゃん「だ、大事なタマタマに焼け焦げてしまったのだッ!」
ルイズ「って、そこに刻まれたんかいっ!?」

――第四の使い魔、記すことさえはばかられる。

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:29:40 ID:lmZ5nF98
ぶはwwwwwwwwwwwお茶ふいたじゃねぇかwwwwwwwwwwww

697 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:32:28 ID:YjcGD2b3
>>695
ぇ、つまり戦闘のたびに股間が光る使い魔?!

698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:34:42 ID:OjNB8yW1
>>695
そんな神の股間、ヴィンダールヴはイヤだ!w

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:34:52 ID:kb9bzQpW
ルーンが日常的に発動する場合、戦闘のたびどころじゃなくて常に光りっぱなしだな

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:36:30 ID:Jy4nQYVc

輝ける金の玉 支援

701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:36:50 ID:jNct5kHk
他のキャラならズボンはけ、と言うところだな

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:37:19 ID:vpdH2f9S
避難所行きだなw
ご立派の後継作に

703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:37:24 ID:m+Ubw55A
>>660
ちいねえがよくならないのはそもそもゼロ魔の世界は魔法に頼りすぎで
病気について詳しい専門の人がいないからだと思う。
世界観的にもそれほど医療技術が発達してるとも思えないし、治癒の魔術も
取り合えず体をいい方向に持っていくだけで個々の病気に対応した専門の治療が
できてはいないんじゃないかと

704 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:39:35 ID:A5FKBoP/
しかし何で仕事の息抜きに書くとこんなに筆が進むのに
休日にPCに向かうと全然駄目駄目なんだろう支援

705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:40:01 ID:LMFfTNCo
>>704
それを人は現実逃避という

706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:40:24 ID:QCA3L/Yk
ちいねえあれじゃね?

水虫じゃね?

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:40:43 ID:/t7WKCGW
魔法に頼りすぎてると病気に詳しい専門家がいないて支離滅裂なんですけど
ちゃんと治療を専門にしてるメイジだっているだろ

708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:41:09 ID:jNct5kHk
確かに水虫も激烈に酷くなると体全体に影響が出るが・・・

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:42:05 ID:QCA3L/Yk
すべての病は足からくるというし

710 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:43:04 ID:2GBWreA+
隼人の人GJ。
DXの世界だとレネゲイドはほぼ全ての人が感染済み→後は発症するかしないかだったが……アウトブレイクしたら大変だろうな。
真っ先に発症しそうなのは粘膜を触れ合わせてしまったルイズなのは間違いないけど。
後、しのとうこ先生の絵ではなくて佐々木あかね先生の絵が思い浮かんでた俺は駄目かもしれぬ。

711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:43:34 ID:A5FKBoP/
魔法でどこまで治せるのか明記されてないですしね
そもそも魔法で起こる病気(呪い?)とかだったら医学もくそもないし

でも外科的な医療技術はやっぱりないからそっち方面は駄目だろねぇ

712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:43:33 ID:MW2889yu
ゴジラの芹沢博士が召還されるってネタ考えた




ただし、ゴジラジェネレーションズ仕様が

713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:45:29 ID:kb9bzQpW
>>710
>粘膜を触れ合わせて
不埒なことを考えてしまった俺はもう侵食率100%越え

714 :MHネタ:2007/08/06(月) 16:45:35 ID:2QjnfQ4F
*モンハンはこの板に名手がいるので書きづらいのですが、ネタに近いモノを私も書いてみました。よろしければお付き合いください。

『ゼロの狩人』

 −プロローグ−

「来たぞ、ルー!」

 岩影に隠れた相棒が囁く。

「さっき千里眼の薬飲んだんだから、わかってるわよ。援護お願い。このあいだみたいにドジ踏んで散弾当てないでよ?」

「モチのロン。じゃあ、いまのうちに残った拡散、撃っとくか!」

 彼女の相棒が愛用しているクロノスグレネードは、使える補助弾の種類こそ少なめだが、攻撃力と装填速度に関してはかなり優秀だ。もちろん、それだけの武器を作れるハンターなのだから、腕前の方も相応に信頼できる。

 互いにアイコンタクトで意志を通じ合うと、別々の方向に飛び出し、武器を構える。

(やっと、会えたわね……)

 ようやく、因縁深い相手と対等に戦えるだけの力を得たのだ。微かに感傷的な気分が彼女の中に沸き上がったが、ここは戦場の真っ只中だ。すぐさま思考を切り替える。

「喰らいやがれ!」

 相棒の放った拡散弾が、敵の背中に命中する。
 上手い! バラ巻かれた小型爆弾は残らず敵にダメージを与えたことだろう。

「雄オォォォォォォォォォーーーーーーーーッ!」

 それを冷静に確認すると、いまや少女の領域を脱しつつある若い女性ハンターは、雄叫びを上げつつ、巨大な敵影へと突っ込んで行った。

715 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:46:19 ID:mkYUkg2T
>>711
ディテクトマジックがあるし解剖学方面は大丈夫じゃね?
むしろ問題なのは平民の医療技術だと思う。

716 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:47:21 ID:jNct5kHk
>711
外科行ったって内科全く知らんわけじゃないし
南方仁を召喚はどうだ
江戸時代でペニシリン作ったりするし

医療キャラを呼び出すと第1話から実家に行く展開になりかねんな

717 :MHネタ:2007/08/06(月) 16:47:54 ID:2QjnfQ4F
 −発端− 

 その日、ミス・ヴァリエールこと”ゼロのルイズ”は不運だった。

 皆さんご承知のとおり、数多の平行世界において、数多のツンデレ魔法少女が、多種多彩な”使い魔”を召喚している。

 宇宙さえ揺るがすテリオンのような亜神クラスは別格としても、字伏や最終皇帝、バビルの後継者といった、個体戦闘力として最強クラスの使い魔を呼び出せたルイズは大当たりなのだろう。
 もっとも、強いとはいえ、ドモンやカイン、アマテラスなど、あまり主人の言うことを聞かない使い魔もいるが、それにしたってメリットがデメリットを遥かに上回っている。

 また、塔の主や月天、癒し手といった、”ちぃねぇさま”似の同性を呼び出せた場合も、じつはさびしんぼうで甘えたがりなルイズにとっては当たりと言える。
 そういう意味では、ヴィオや遊羽、水銀燈のような友達タイプも、ルイズの精神状態にとっては大いによい影響をもたらすだろう。某家庭教師や某隠者のような保護者タイプも、なんだかんだ言って相性は悪くない。

 ――いや、この際、どっかのヲタク少年でも、万年煩悩少年でも、怠惰な殺人鬼でも、この話のルイズが呼んだ相手よりは、遥かにマシだったかもしれない。

 「宇宙の果てのどこかにいる(以下略」

 ”ゼロ”のルイズにしてはちょっとばかし気張り過ぎたのが原因かもしれない。

 不倶戴天のライバルであるキュルケとその親友タバサが、それぞれ見たこともないような火竜と風竜を召喚し、使い魔にしたことに大いにコンプレックスを刺激されてしまったのだ。
あろうことか、あのキザ男のギーシュまでが、地竜―決して土竜(モグラ)ではない―の幼生体を召喚してのけたのだから、なおさらだ。

 そして……彼女が唱えたサモン・サーバントの魔法によって形成された銀色の鏡―召喚のためのゲートは、前代未聞の大きさだった。

 (イケる! これはアタリの手応えだわ!)

 今まで散々バカにしてきた級友たちをこれで見返せるとばかりに、ルイズはますます力―魔力を込めた。

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:48:35 ID:2GBWreA+
>>713
嫌らしいヤツめっ!もはや100%ではなくて120%越えだッ! そして……支援?

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:51:48 ID:mQYY+wqV
サモン・サーバントじゃなくてサモン・サーヴァントだよ。

ガンダールヴをガンダールブって書いたりする人もいるが、
bとvが隣りあってるから押し間違えるのかな?

720 :MHネタ:2007/08/06(月) 16:51:51 ID:obpn+G9t
 自他共に認めるルイズの天敵、キュルケは無事に使い魔召喚の儀式を終えて、新たに自らの相棒となった、くだんの”火竜”と会話を楽しんでいた。

「へ〜、それじゃあ、貴方、別の世界から来たって言うの?」

 <うむ。異世界に呼ばれて使い魔となるなど、何百年ぶりのことかのぅ>

 全長20メイル以上の巨体と燃えるような(実際、彼が本気になれば、体表部を発火させることも可能だ)真紅の体皮を持つわりに、キュルケの呼び出した”火竜”は知的で、老練な性格の持ち主のようだった。

 <そう言えば、お主の隣にいる小さき娘が呼び出したのも、我と同郷の龍じゃぞ?>

 言われてタバサの方を振り返る。

「あなたの呼び出した風竜と私の火竜って、同じ世界の出身らしいわよ?」

「―そう?」

 タバサは、ほんのわずかだけ興味を惹かれたように、自らの使い魔に視線をやる。

 <きゅいきゅい、お姉さま、そのとおりなの。シャルと炎王龍のおじさまは、住んでいる場所は違うけど、同じ世界から来たのね>

 ふたりは……いや、この学院の人間は知らぬことではあったが、かの竜たち別世界においては”古龍”と呼ばれる存在。数千年に及ぶ寿命を持ち、人や竜よりもはるかに高等な生命体だった。

 もっとも、キュルケの炎王龍テオ・テスカトルは同族の中でもかなり古参の実力者であり、他方タバサと契約した風龍クシャルダオラは、まだ幼生体といってもよい年齢(それでも100年近くは生きているが)だ。
本来、標準的なクシャルダオラは、テオ・テスカトルの5分の4くらいの体長を持つが、このシャルはせいぜい10メイルほどしかない。

 そのあたりの事情を聞いて、興味を持ったキュルケは、さらに質問を続けようしたが、突然、炎王龍が切羽詰まった思念を発する。

 <いかん! あるじよ、あの少女を止めさせろ!!>

721 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:52:27 ID:A5FKBoP/
そうか、平民は問題でしょうな。高度な魔法は腕だってつなげそうだが平民にそういうあてはないだろうし。
身分の違いで医療格差支援

722 :MHネタ:2007/08/06(月) 16:54:56 ID:2QjnfQ4F
 おかしい。確かに、銀色のゲートの向うに、何かすごい力を持った存在が感知できるのに、一向にこちらに出て来る気配がない。

 業を煮やしたルイズは、ついにそのままの状態で再び詠唱を開始した―してしまった!
 本来そんな危険な行為を止めるべきコルベールも、ちょうど他の生徒の使い魔に気を取られ、注意が疎かになっていたことが災いした。

 ルイズの詠唱に伴い、巨大なゲートは波打つように歪み、乱れる。そのエネルギーはこちらの時空にまで歪みをもたらす。

 だが、このときのルイズは、まさに視野狭窄としか言いようのない歪んだ優越感に支配されていた。そのために、仮にも魔法学院の生徒なら、当然感じてしかるべき、空間に満ちた魔力の異常や、その空間自体の歪みにすら気づくことはなかった。

 ゲートの向うにギョロリとした何かの”両瞳”が見える。竜か何かだろうか。その大きさたるや、先程呼び出されていた火竜の10倍近くはありそうだ。

 (嗚呼、いよいよ、大きくて強くて雄々しい使い魔が、私の元に来るのね!)

「ちょっと、ルイズ、召喚の重ねがけなんてやめなさい!!」 

 青髪の少女と2体の古龍を連れたにっくきツェルプストーの女が何か言ってるが、気にすることはない。大方、彼女より大物の使い魔を呼び出せそうになっている自分に、嫉妬しているのだろう。

「うるさい、ツェルプストー! 見てなさい、今、真の使い魔というものを……」

 ルイズがその続きを言い終えることはできなかった。

 限界に達した空間が”破れ”、こちらに”何か”を招き入れようとしていた”力”が逆転し、”何か”の方へとルイズの身体を吸い込み始めたのだから。

「え? え? ……えぇーーーーっ!?」

 銀灰色のゲートに飲み込まれる瞬間まで、ルイズぱ一体何が起こったのか理解することはなかった。

723 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:54:57 ID:mQYY+wqV
>>716
南方仁を召喚したら、平民にも医療を施す診療所を開設しそうだな。

724 :MHネタ:2007/08/06(月) 16:55:56 ID:2QjnfQ4F
 −応報−

 さて、賢明なる読者の皆さんは、おおよその見当はついていることだろう。

 ルイズ嬢は、かの異世界においても最大クラスの古龍ラオシャンロン、しかもその中でもとくに強力な亜種”岩山龍”と呼ばれる個体を召喚しようとしていたのだ。
 ラオシャンロンの全長はおよそクシャルダオラの10倍、体重に至っては1000倍ではきくまい。ただ歩いているだけで、家は愚か城塞すら軽く踏みつぶせるほどの巨体と怪力の持ち主だ。
 実際、かの世界においてはラオシャンロンの進路上にあった村が毎年2つ3つは壊滅している。
 契約に成功できていれば、間違いなく史上最強クラスの使い魔ではあったろうが、あいにく”サモン・サーヴァント”は、こんな怪獣の召喚を想定して作られた魔法ではない。

 ひどく乱暴な例えをすれば、投げ縄の片方に使い魔となる生物を引っかけ、召喚主の元へ引きずりこむのが、サモン・サーヴァントの魔力だ。

 だが、その縄を引っ張る力より遥かに強い力を相手が備えていたら?
 いちばん考えうる事態としては、縄が引っ張る力に堪え切れず、プチンと切れてしまうと言うケース。この場合、サモン・サーヴァント自体は失敗に終わるわけだが、召喚者、被召喚者ともに大した被害はない。せいぜい精神的にちょっと不快になる、という程度だ。
 しかし、不運なことに、このルイズ嬢、”縄”を形成するべき魔力の貯蔵量だけは、なかなか大したものだった。
ふつうそれだけの魔力量を備えていれば、縄を引く方の力―つまりは魔法行使の実力も相応のレベルにあるのだが、さらに不幸なことにルイズはそのあだ名”ゼロ”からもわかるように、いまだほとんど魔法に成功したことがないという未熟者。

725 :MHネタ:2007/08/06(月) 16:57:10 ID:obpn+G9t
 ……となると。

「つまりは、より力の大きいほうに引っ張られて、そちらにスポーンと引きずられていく、というわけであろうな」

 暖炉に照らされた一室に集った人々に、赤い髪をした壮年の男性が説明している。
 あろうことか、この男性、キュルケと契約を交わした火竜――こちらの世界では”炎王龍”と言うらしい――の変化した姿だと名乗った。
 優れた韻竜の中には、人間に変身する先住魔法を使う者もいると言うから、その点については信じてもいいのだか……。

「だから、ここがその異世界だって言うの!?」

 ついに爆発するルイズ。

「我らにとっては、こちらこそが故郷なのだがな」

 肩をすくめる自称・テオ・テスカトル。

 ちなみに、ここは辺境にある新興の村、ジャンボ。
 時空を飛び越えたルイズ……と、なぜかそれに巻き込まれたキュルケ、タバサ、ギーシュ、モンモランシー&彼らの使い魔は、呆然としていたところを、この村に所属する狩人に助けられ、村長の世話になることとなったのだ。

 最初は使い魔とはいえ、古龍や飛竜を連れて入ることに、さすがの豪胆な村長も難色を示したのだが、事情が事情だけに古龍たちが人化の秘術を披露して、行動を共にすることとなった。
(ちなみに、この若い村長、竜が人間になるという非常識な光景を目にしても、「驚いたなぁ」とちっとも驚いてない口調で言うだけで、あっさりそれを受け入れていた。トリステインの王都にいるオンボロ魔法剣とは話が合うかもしれない)

「怒鳴ったって仕方ないでしょ、ルイズ。それにアンタだけなら自業自得だけど、私たちまで巻き込まれてるんだから、ちょっとは責任を感じなさいよね」  

 キュルケの理性的な指摘にも、流石にわずかな棘が混じっている。
 まあ、不可抗力とはいえ、異世界に飛ばされるという前代未聞の事故に巻き込まれたのだから、当然と言えば当然だが。
 本来、その手のシビアな指摘をする係であるタバサも、今回ばかりは元気がない。故国で心を病んでいる母のことでも思い出しているのかもしれない。
 ギーシュやモンモランシーも似たようなものだ。
 キュルケだって、あまり仲が良くないとはいえ、ゲルマニアに家族は健在だ。彼らと二度と会えないともなれば、少なからず気が滅入る。

「まぁ、主よ、そう責めるな。確かに最後の引き金を引いたのはこの娘だが、そもそも主らが我ら古龍をこの世界より続けて何体も召喚していたことも、無関係ではないのだぞ?」

 おそらく、同一世界から召喚を重ねることによって時空間の壁を”破れ”やすい状態にしてしまったのだろうとのこと。それが真実なら、キュルケやタバサ、モンモランシーにも責任の所在は少なからずあるだろう。
 ちなみにモンモランシーが召喚したのは、霞龍ことオオナズチ……の幼生体。それもシャルよりさらに幼い、人間ならよちよち歩きの幼児といってもよい個体で、全長5メイルほどしかない。
 モンモン曰く、てっきりジャイアントカメレオンを使い魔にしたのかと思っていたとのこと。一応、知性も人間の幼子くらいはあるはずなのだが……。


726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 16:57:30 ID:kqGyDUPF
よっぽど高度に医療が発達して無い限り、魔法が無くても医者は中々いない物だよ。
むしろ発達してる現代社会ですら中々医者にかかれない社会が多いぐらいだ。

医療に携わるのがメイジだろうが医者だろうが、僻地に住んでる人が大変なのは変わらんだろう。
別にメイジが平民相手に治療しないって描写は全く無いし。
魔法の為の費用分の金さえ払えばメイジは平民相手にするって事はゼロ戦の固定化でも判ってる。
現実の医療でも保険とかがよっぽどがっちりして無い限り、医療費払えない一般人なんて図式ざらにある。


727 :MHネタ:2007/08/06(月) 16:59:11 ID:obpn+G9t
「……そう言えば、私たちの中では、最初にギーシュが地竜の子を召喚したのよね」

 ふと気がついて呟くモンモン。

「ふむ、鎧竜グラビモスの仔、岩竜バサルモスか。もしかして、そやつを召喚したことで、この世界と主らの世界とのあいだに”道”ができて、我らを召喚しやすくなったのやもしれぬな」

 召喚した順序は、バサルモス/オオナズチの子/未熟なクシャルダオラ/逞しいテオテスカトル/ラオシャンロン……と徐々に大きくなっているので、確かに筋は通っている。

「「「…………」」」 ジーーーッ。

 何となく非難するような3対の視線にさらされて、慌てるギーシュ。  

「ま、待ちたまえ! その竜の言う推論が正しいと決まったわけではあるまいし、第一、サモンサーヴァントの魔法では、対象を指定できないことは、みんなも知っているだろう?」

 まぁ、確かにそれはその通り。
 さらに、ここにいるメンツは知らないことだが、ギーシュより先に、風っぴき……もとい風上の異名を持つ少年が、この世界から巨大蜂ランゴスタを召喚していたことも、彼の名誉のために付け加えておこう。
 不幸にして、マルコリヌの使い魔は、あのルイズの召喚騒ぎの際、空間断裂の衝撃に堪え切れず、短い命を散らしていた。もっとも、そのお蔭で彼自身は異世界に来ないで済んだのかもしれないから、むしろ幸いとも言えるが。

「それに、いかに僕らの召喚によるツケが溜まっていたとは言え、最後に風穴を開けたのは、やはりミス・ヴァリエールの召喚だろう?」

 確かにそれは事実かもしれないが、もう少し空気を読んで発言した方がいいぞ、ミスター・グラモン。

「まぁまぁ、来ちまったものは仕方ないさ。で、お前さんたち、今後はどうするつもりなんだい?」

 気まずい空気をものともせずに、彼らの恩人―年若いジャンボ村の村長が、陽気な声をかける。

「明日明後日くらいは、お客さんってことで休んでてもらってもいいが、何せここもまだまだ発展途上の貧乏な村でね。あいにくタダ飯食らいを、いつまでもたくさん抱えておくわけにはいかないんだが……」

 言ってることはけっこう辛辣なのだが、この男が言うと不思議と嫌味に聞こえない。

「何よ、平み……」

 やや元気を取り戻したのか、早速ルイズがいつもの調子で噛みつこうとするのを、慌ててキュルケとタバサが押さえた。
 確かに、自分たちは元いた世界では相応の貴族の家柄の子女だが、こちらの世界においてはそんなバックボーンなど、おそらくバナナの皮ほども役には立つまい。
 むしろ、ほとんどこの世界の常識を知らない、若いだけが取り柄の世間知らずのガキ……というのがせいぜいだろう。
 伝統あるトリステイン貴族のお嬢ちゃん坊ちゃんとして過保護に育てられてきた3人と異なり、金で貴族位を買えるゲルマニア出身のキュルケや、若い身空で危険な仕事に手を染めてきたタバサは、そのあたりの割り切りを心得ていた。

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:00:29 ID:ApNYFGOY
支援

729 :MHネタ:2007/08/06(月) 17:00:37 ID:obpn+G9t
「―働き口の心当たりがある?」

 ポツリと呟いたタバサの言葉に、ニヤリと笑う村長。

「まぁね。アンタらが本物の魔法使いだって言うんなら、うってつけの仕事があるぜ」

「それは……ハンターのことか、若僧?」

 人化した炎王龍はギロリと村長を剣呑な目つきで睨むが、竜人族の若者はどこふく風と

受け流す。
 この若さで、人跡未踏の地に新たな村を作ろうと考え、それを実現するだけの器量と気

概を持った人物だけあって、それなりに肝はすわっているようだ。

「おうさ! それにアンタら古龍の面々がついてりゃ、そうそう飛竜にだって遅れはとら

んだろ?」

 あくまでポジティブな村長の言葉に閉口しつつ、炎王龍も彼の提案の正しさを認めざる

を得ない。
 この世界において、身元不肖の若者が、手っ取り早く財をなし、名を売るためには、狩

人――モンスターハンターとなるのが一番近道なのだ。

 もっとも、近道ではあっても決して楽な道ではない。
 たとえば、大都市ドンドルマでは、毎年1000人を越えるハンター志願者がデビューする

が、1年後、一人前のハンターに成長しているのはじつに50人にも満たない。
 残る95パーセントのうち、半数は帰らぬ人となり、さらに残りの半数は死と隣り合わせ

の仕事に嫌気がさして廃業してしまう。
 残りのうち200人ほどは芽が出ず、ごく初歩的な依頼にしか手を出せないため、いずれは

辞めていくだろう。さらに残りのわずかな人数は、それなりに進歩したものの、未だ一人

前の領域には手が届かず、日々精進中といったところか。

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:03:10 ID:Iw4CoIOD
他SSのネタにして出すのはどうよ?

731 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:04:08 ID:ApNYFGOY
規制引っかかったか?

732 :MHネタ:2007/08/06(月) 17:04:35 ID:2QjnfQ4F
 それほど過酷な仕事ではあるが、反面、本人にやる気と根気と才能の3つが揃っていれ

ば、年若くとも出世していくことは不可能ではない。現在のこの地において、高ランクの

ハンターと言うのは、下手すると王国騎士団の精鋭よりも、人々の尊敬と信頼を集める強

者なのだ。
 また、ハンターとして名前が売れれば、古龍観測所の面々や大長老とも親しくなれよう


 彼らはこの世界におけるさまざまな”知恵”の集大成とも言うべき存在だから、彼女た

ちが元の世界に帰るための手掛かりを与えてくれるかもしれない。

 300年ほどまえ、興味本意で人間のあいだに紛れ、あろうことかハンターを職業にしてい

た経験があるこの炎王龍には、そのあたりの事情はよくわかっていた。

「しかたないのぅ……主よ、この者の話をよく聞いたうえで、判断してみてはくれぬか?



 ――つづく――

以上です。
すみません。投下宣言し忘れてました。前後編で、後半部は近日投下します。

733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:04:58 ID:mQYY+wqV
>>712
ゴジラシリーズだったらそのままゴジラ召喚を見てみたいけどなあ
ゼロ魔世界だって地下にウランやプルトニウムの鉱脈はあるだろうから
食料の問題も結構なんとかなるんじゃね?

734 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:06:31 ID:mQYY+wqV
>>730
俺はあんまり好きじゃないけど……まあ好みの問題じゃないの

735 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:09:23 ID:g6IHCDry
MH>これはどちらかといえば避難所向きの話なのでは?
ゼロ魔の世界に、ではなくMHの世界にルイズが召喚されたって話だからな。
作品の出来はいいみたいだから、向こうで連載してほしい。

736 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:09:50 ID:6K4T5Tuu
乙! でも途中から改行おかしくなってない?

737 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:10:11 ID:Iw4CoIOD
>>734
でも何メタ的なこと書いてんの、こいつ?と思っちゃう。
ぶっちゃけそのSSそのものと全く関係ねえし。

738 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:14:25 ID:A5FKBoP/
クオリティは高いんでいい感じだと思うけど、逆召喚だから避難所のほうが良くない?

あと他の方もいってるけどメタな部分は削ったほうが吉

739 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:15:28 ID:2GBWreA+
メメタァ!な部分もな……これはスレ違いか。

740 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:16:47 ID:mQYY+wqV
>>735>>738
うーん、確かに逆召喚はね……
これ一つならいいけど、ルイズが逆に別の世界に行く話が増えすぎるとどうかな
スレのまとまりがなくなるというか、収拾がつかなくなるかも

でも、現状その辺をルールとして決めてるわけじゃないんだよね。
ルールとするかどうか、避難所の議論スレで話し合ってみる?

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:16:52 ID:YytEfokb
オリ設定が入ってるっぽいし
やっぱ避難所向けかねー

742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:19:15 ID:/0264It8
>723
その展開ありかもな。
レコンキスタの後なら姫様が平民の支持を取り付けたいような感じもあるからそれまでに実績示していればけっこう簡単に支援も取り付けられそう。
ただ・・・ルイズがいらない子になる

743 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:19:29 ID:k2G0Avrd
逆召喚は避難所で、てのがこういうとこの通例ではあるな。
スレタイも「〜がルイズに召喚されました」なわけだし。

744 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:20:13 ID:VDdojR49
主題が逆召喚ならゼロ魔のキャラを借りてきただけなので
避難所向きだろう

745 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:21:15 ID:QCA3L/Yk
いったん相手を召喚した上で世界を移動する場合はどうなのかな?

746 :MHネタ:2007/08/06(月) 17:21:56 ID:2QjnfQ4F
いろいろご意見ありがとうございます。
続きは避難所投下させていただきます。

747 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:23:05 ID:/g0NWEe0
マリコルヌカワイソス。
召喚したばかりのランゴスタ死んでるし。

748 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:24:10 ID:NieMqQ6a
> メタ表現
引き合いに出されなかったら出されなかったでさびしかったりする俺参上

749 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:24:30 ID:VDdojR49
>>745
あくまでゼロ魔世界がメインで
途中のイベントなどで被召喚者の世界に行くのはありだろう

750 :MtL:2007/08/06(月) 17:24:45 ID:EA+8hPAB
投下したいのですが、よろしかなー?

751 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:26:24 ID:mQYY+wqV
>>743
でもDOD&Mとかだとキュルケが召喚してたりする

752 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:26:52 ID:k2G0Avrd
よろしよー

753 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:26:54 ID:sg83hAH3
>>748
言うな、スネーク!

754 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:27:26 ID:QCA3L/Yk
タバサ&シルフィードin新宿上空

755 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:27:57 ID:2GBWreA+
>>750
時間カウンターは既に0個だぜ!

756 :MtL:2007/08/06(月) 17:28:03 ID:EA+8hPAB
今回から2章、「ルイズ ザ サーガ」に入ります

757 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:28:16 ID:/g0NWEe0
>>754
速攻撃墜。
その後東京タワーに突き刺さるきゅいきゅいを見るタバサ。

救いがねえ。

758 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:29:29 ID:7cl+7Bei
魔法でどうにかできんようなものを知識があったとこで平民にどうにかできるとは思えん
道具と設備がなきゃどう考えても魔法以下だろ

759 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:29:32 ID:sg83hAH3
>>751
常々思いながらも突っ込まれずにいたんで本スレに投下してましたが、やっぱ避難所行った方がいいすかね?
支援。

760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:30:11 ID:2GBWreA+
という事は3章になるとルイズ ザ レガシー、4章ならルイズ ザ デスティニーになるわけか。

761 :MtL:2007/08/06(月) 17:30:23 ID:EA+8hPAB
マジシャン ザ ルイズ (1)堅牢なる監獄チェルノボーグ

チェルノボーグ監獄。
トリステイン城下において、最も厳重な警備と監視が行われている犯罪者の収容施設。
今、土くれのフーケはそこにいた。

「土くれのフーケ!裁判は来週中に行われる予定だ。
 お前もチェルノボーグ監獄の噂くらいは知っているだろう。
 妙な気など起こさず大人しくしていることだ!」
「……杖が無くちゃ、何も出来ないわよ」
看守に返すフーケの口調も何処か弱々しい。


ベットで横になる、その頭に過ぎるのは先ほど自分が言った言葉だった。
(杖が無くちゃ、魔法は使えないわよ……なのに、なぜあの男は使えたの?)
脳裏に過ぎるのは、この場所に来る直接の原因となった男の姿。
あの時、ウルザは確かに背にした杖を地面に捨てていた。
その上で、徒手のまま呪文を唱え、フーケの手の中にあった『禁断の剣』を破壊したのだ。
(まさか、別の杖を隠し持っていたの?………いいえ、違う、そんな仕草は無かった。では奇術?呪文を唱えるようにして、剣に細工して破壊した?)
これならば有り得そうな話である。
しかし、彼女の直感は、あの時ウルザが魔法を使ったと感じている。
フーケは自らの感じたことを蔑ろにしない。これまで、それに何度も命を助けられ、盗賊となった後も自分を良く助けてくれている。
人間の直感は、時に冷静な思考よりも、的を得た回答を導き出す。
彼女はそれを経験から学んでいた。

「ああ、もう分からないことだらけねっ!
 大体何なのよあの爺さん。 メイジの癖に両手に剣を持ってゴーレムと戦ったり、変なもの呼び出したり。
 歳とは思えないほどすばしっこかったり、最後は別の世界がどうとか……全然、意味わかんないわ」


「何が、分からないのかな?土くれ」
「っ!!!」

自分の考えに没頭しすぎていたのだろうか、気付いた時には、牢の前には影一つ。
長身をローブで覆っている、手には杖、顔は白い仮面で分からない。
「警備厳重なチェルノボーグ監獄まで来ていただいて残念ですけど、ここには客人をもてなすような気の利いたようなものはございませんの」
「では、そのように不便なところから出たいとは思わんかね?マチルダ・オブ・サウスゴータ」
「!」

再びフーケの絶句。
かつての自分の名前を知る人間が、なぜトリステインに?そして、知っているならなおさら、何の為にこんなところに?

「あんた………何者?」
「我々は国の将来を憂い、国境を越えて繋がった貴族達の連盟」
「まさか…王家に楯突く気?正気じゃないわ」
「………その通り、我々の目的は革命だ。
 無能なアルビオン王家は近く倒れる。
 そして我々の手でハルケギニアは統一され、エルフどもから始祖ブリミルの光臨せし『聖地』を回復するのだ」
「………で、ご大層な理想を掲げるお貴族様達が、こそ泥風情に何の用かしら」
「我々は優秀な同士が一人でも多く欲しい、協力してくれないかね?」
「………断ることなんて出来ないんでしょ……わかったわ、協力する」
「さすが土くれ、分かってくれたか」
「それで、あんた達の連盟とやらはなんて言うのかしら?」

「レコン・キスタ」

762 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:30:53 ID:RYEfA2uM
さて、読んだことのない逆召還物を求めて避難所に行ってみるか

763 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:31:10 ID:YytEfokb
>>759『何をいまさら』って感じが蔓延するのでこのままで問題無し

そして支援

764 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:31:12 ID:VDdojR49
>>759
召喚主が変わるぐらいは世界観に大きく作用しないので大丈夫かと

765 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:31:38 ID:zCKAPmHu
アザゼルを召喚してみんなARMS!!!!
とか考えた俺はダメ人間支援

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:31:38 ID:3DFLi9AN
ルイズ神話と来たか!
支援

767 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:31:56 ID:7Na1cu3x
2章開始支援

768 :MtL:2007/08/06(月) 17:32:04 ID:EA+8hPAB




小船の上、小さなルイズが膝を抱えて丸くなっている。
―――上の二人のお嬢様はあんなに魔法がおできになるっていうのに……
   ―――ルイズお嬢様は難儀ねぇ
―――まったくね貴族なのに
   ―――魔法が使えないなんてね

水に浮かぶ小船、そこはルイズのたった一つの安らげる聖地。

「お父さまは毎日お忙しくしているし…お母様もお話してくださるのは魔法のことだけ…
 お姉さま方はお勉強ばかりで、相手にしてくださらない…
 私はここで…一人ぼっち…」

―――ルイズ、どうしたんだい?

「え!?」

驚いて顔を上げるルイズ、そこには何処か懐かしい、見覚えのある青年の姿。
「泣いているのかい?」
「―――子爵さまっ!」

慌てて起き上がり、身だしなみを整えるルイズ。
子爵と呼ばれた男は、記憶のまま、柔らかな微笑みで少女を見守っている。

「い、いらしてたの?」
「ああ、君のお父上に呼ばれたのさ。あの話のことでね」
「あの話…って、いやですわ、子爵様ったら」
「ははは、ルイズ、僕の小さなルイズ…君は僕が嫌いなのかい?」
「そ、そんなことはありませんわ…でも、私はまだ小さいし、よく分かりません…」
頬を染めるルイズ、そこへ手を差し伸べる青年。
「行こうかルイズ、晩餐会が始まるよ。きっと皆待っている」
「―――でも」
やさしい目のまま、語りかける子爵。
「また怒られたんだね?
 安心して…ぼくから、母上にとりなしてあげるよ。
 ほら、掴まって、ミ・レディ」

「はい…!」


突然の風。
子爵の帽子が空を舞う。


髪を押さえて伏せていたルイズが、面を上げるとそこには子爵の姿は無い。

「おいで、私が君を導いてあげよう、ミス・ルイズ」
手を差し伸べている白い髭を生やした色眼鏡の男、ウルザ。

769 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:32:42 ID:2GBWreA+
霧中の到達支援

770 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:32:52 ID:sfCdOnqx
>>765
力が欲しいか?

771 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:33:24 ID:RYEfA2uM
ダークドリーム支援

772 :MtL:2007/08/06(月) 17:33:46 ID:EA+8hPAB





「―――――――っ!!!!」
ばね仕掛けの人形のように、ベットから飛び起きるルイズ。
ここはトリステイン魔法学院、ルイズの自室。
暗い闇夜、煌く星々。窓の外は今が夜であることを示している。
「………夢?」

「今日は随分と早起きではないかね、ミス・ルイズ」

部屋の隅の机、振り返ることもせずにウルザ。
「今しばらくの間、寝ているといい。朝になれば私が起こそう」
「……ミスタ・ウルザ、あなたは寝ないの?」

「………もう暫くしたら、眠ることにするよ」


                チェルノボーグ監獄には、脱獄を成功させたものは誰一人として収監されていない
                              ――――チェルノボーグの監視者

773 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:33:55 ID:2GBWreA+
深遠の覗き見支援

774 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:34:12 ID:FPOHxn+Z
>>756
エ○セル・サーガを想像した私は間違いなく少数派支援

775 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:34:40 ID:mQYY+wqV
>>759
個人的には別にアンリエッタが召喚しようがワルドが召喚しようがどうでもいいと思う
今後本格的に問題視する人が出てきたら議論スレで議論すればいいことじゃないかな

776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:34:41 ID:NieMqQ6a
>770
是非ください

777 :MtL:2007/08/06(月) 17:35:47 ID:EA+8hPAB
投下終了
出だしなので、まったりと。
であー。

ちなみに一章は「ワールド・シフト」だったりしたんだよぅ

778 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:36:23 ID:QCA3L/Yk
>>776
ざんねん それはおいなりさんだ

支援

779 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:36:24 ID:2GBWreA+
乙。
発端って感じだが、さてアルビオン行きはどうなる事やら。
空飛ぶ船を見てウルザが思い出しそうなのは例の飛翔艦だと思うんだけど。
次回もwktkして待ってる。

最後に砂のふるい分け支援して忌話図呼んでおきますね。

780 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:41:01 ID:mQYY+wqV
この前テレビで、的を得るじゃなくて的を射るが正しいって言ってたよ

781 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:43:17 ID:QCA3L/Yk
言葉の成り立ちから言えば現代では的を撃つでもいいのでは?

782 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:46:08 ID:EA+8hPAB
あ、確かに。
以後注意、感謝

783 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:46:19 ID:3ayZUPqB
予約あるかしら。

784 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:46:57 ID:mQYY+wqV
ないんじゃないかしら。

785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:47:28 ID:MNpReIk1
その場合、当を得るが正しいな

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:47:35 ID:zCKAPmHu
なくってよ

787 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:47:49 ID:2GBWreA+
ないんじゃないかな。後、今見たらIDがマナコストっぽい。
無色2、緑1、黒1、白1のマナコすとの呪文なんて見た事ないけどさ。

788 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 17:48:39 ID:3ayZUPqB
では55分から投下しますわ。

789 :ハルケギニアの鬼が島:2007/08/06(月) 17:55:36 ID:3ayZUPqB
 魔法学院の学院長オールド・オスマンは、学院本塔の最上階、学院長室の机で頭を抱
えていた。原因は目の前に積まれた大量の請求書と、二日酔いの頭痛。請求書の内容
は、そのほとんどがここ最近で購入した酒類のものである。このトリステインに限らず、
アルビオン、ゲルマニア、果てはロマリア、ガリアなど、近隣の国からも取り寄せに取り寄
せた酒の代金がとんでもない事になっているのだ。そしてその代償とも言うべき頭痛と吐
き気。ここ最近の学院は何かがおかしい。その事にオスマン氏は気付いていた。恐らく他
の教師や、実力のある生徒にもこの事態に気付いている者がいるだろう。原因は、アレだ。
オスマン氏は開かれた窓から空を眺める。そこには薄く広がった白い霧がかかっていた。
 何時からか学院の周囲を取り巻くように現れたその霧は、一定の期間をおいてオスマン
氏をして理解できない、謎の力を発し、学院の人間達を宴会へと誘うのだ。全く意味不明
であった。自分達に危害を加えるでもなく、ただひたすらに宴会を開かせるという行為に、
何の意味も見出せない。いや、危害はあった。学院の懐だ。ともあれ、これ以上の出費は
学院長として容認できないし、連日酒ばかり飲まされていては全員の肝臓が危うい。だが
しかし――

(自覚があっても、逆らえんしのお)

 例の白い霧が発する力は、まるでリンゴが大地に落ちるかのように、自然と彼らを引き
寄せるのである。最初は体内に魔力を循環させ、抵抗を試みた。そして原因を探ろうと外
に出た。しかしすぐに霧の発する力に負けて、気付けば宴会に参加している自分がいた
のだ。やれやれ、歳は取りたくない。全盛期ならば何とかなったかも知れないというのに。
そう彼は嘆息した。
 とりあえず霧の事は置いておこう。まずはこの大量の請求書を何とかしなければならな
い。学院の歳費でこれ以上の金額を落とすのは却下だ。ならばどうするべきか。教師の
給料を下げる? いや、暴動が起こってしまう。酒は各自持ち寄りにする。これはいいかも
しれない。どうせ金持ちの貴族達だ、自分達が楽しむためならばケチは言うまい。

「いかん、金の工面がいつのまにか酒の工面に変わっておる」

 頭をばしりと叩き、机に置いてあった酔い覚ましの水をぐっと飲む。酩酊していた意識
がはっきりしてきた。さあ金の問題だと、オスマン氏が真剣に考え始めたその時だった。
本塔に地響きのような音を立てて揺れたのだ。すわ何事かと目を丸くしたオスマン氏。
暫くすると学院長室にノックの音が聞こえてきた。入ってきたのは彼の秘書、ミス・ロング
ビルであった。

「今の音は何じゃね、ミス・ロングビル」
「生徒同士の決闘です。魔法がこちらの方まで飛び火したものと思われます」
「……昼間から酔っておるのか、生徒達は」
「……私達も、人の事は言えないと思いますが」

 話し合う二人の顔は青い。オスマン氏と同じく、ロングビルも昨日の酒がまだ残ってい
るからだ。何にしても貴族同士の決闘はご法度であるため、止めなければならない。そう
思ってロングビルに事の仔細を求めたオスマン氏だが、何と既に決闘は終わってしまった
らしい。勝負がつく前なら何とでもうやむやに出来たというのに、新たに問題が発生して
しまった。貴族は面子がどうのと五月蝿いため、お互いの家同士でいざこざが起こるかも
しれない。自身も貴族である事を棚に上げたオスマン氏は、疲れた表情で溜息をついた。
困った事になったが、とりあえずは当事者に処分を下さなければならない。彼は秘書に、
事態を引き起こした生徒達の名前を尋ねた。

「一人はギーシュ・ド・グラモン。もう一人はルイズ・ド・ラ・ヴァリエールです」
「グラモンのとこの馬鹿息子と、確か今年留年した生徒じゃったかの。片方はあの女好き
 の家系じゃ……大方女性問題か、気位の高いヴァリエールを馬鹿にでもしたんじゃろ」
「両方だそうです。現在は二人とも医務室ですが、お互い軽症でしたし、今頃は双方の傷
 も癒えているでしょう。今すぐに呼びますか?」

 その質問に頷いたオスマン氏に一礼し、ロングビルはすぐに背を向けて歩き出した。そん
な彼女の尻を眺めながら、オスマン氏は彼女に一つ聞き忘れた事に気が付いた。本塔の
どこに被害が及んだのかだ。しかしこれについては大した心配はあるまい。本塔の防御は
他とは比べ物にならない、強力な固定化がなされている。未熟な魔法では傷一つ付くまい。
楽観視したオスマン氏は、決闘の当事者を待つ間、ずっと机の上の請求書を眺めていた。

790 :ハルケギニアの鬼が島:2007/08/06(月) 17:58:21 ID:3ayZUPqB
 朝、眩い日差しに目を覚ましたルイズは大きく伸びをして、年寄り臭く首をコキっと鳴らした。
窓を開ければこんなにも爽やかな朝だというのに、気分は晴れない。何故ならば、今日から
また一年生の教室で講義を受けなければならないからだ。見知らぬ顔ばかりの教室にいくの
は気が引けるし、その中で何度も復習した範囲の講義を再び受けるのも彼女にとっては苦痛
である。昨日、姉に誓いを立てたことが一晩眠ればすっかり頭の中から消え去っていたルイズ
だった。

「いっそのこと、サボっちゃおうかしら……?」

 どうせ、午前中はパーティの後遺症で講義になるまい。本来勤勉な彼女だが、自らを取
り巻く周囲の環境と現在の状況を鑑みて、午前中はサボタージュすることを決定した。それ
に一年生の講義は座学が多いため、実技以外が優秀な彼女にとってはあまり出る必要性
が無い事もある。出席せんでもレポート書きゃなんとかなるべぇ、などと異世界の駄目大
学生の様な思考で、彼女は二度寝を決め込んだ。
 そして昼。いい加減気温も上昇し、寝苦しくなってきたところでルイズは目覚めた。大
きく欠伸をしながらも、下着を履き替え、ブラウスを身に着けてスカートを履く。そしてい
つもの着慣れたマントを羽織って部屋を出た。朝食を抜いたために、先程からお腹から
ドラゴンの鳴き声のような途轍もない音が絶えない。羞恥心からか頬を若干赤く染めて、
ルイズはアルヴィーズの食堂へと足を進めた。

 食堂はいつもの賑わいに溢れていた。メイジたちは歓談しながら食事を進めている。自
分もその中に加わろうとしてルイズは困ったことに気が付いた。三つあるテーブルはそれ
ぞれ学年別に分かれている。当然留年したルイズは一年生のテーブルに座るべきなのだ
が、うっかりしていてまた去年のマントを着けてきてしまった。
 生徒に配布されるマントは三年間変わる事は無い、単に区別の為なのだから当たり前な
のだが。マントは一年からずっと同じ色のそれを着続け、新学年にはまた違った色のマン
トが配布される。そして現在の一年生は茶色のマント。自分が着ているのは黒のマントで、
現在の二年生のものだ。そのまま一年のテーブルにつけば、また不躾な視線に晒される事
だろう。一度着替えてくるべきかと思案顔のルイズの耳に場にそぐわない罵声が聞こえて
きた。

「きみぃ、きみのおかげで二人のレディの名誉が傷ついた。一体どうしてくれるんだねぇ」
「申し訳ありません! 申し訳ありません!」

 一人は自分も良く知っている女たらしの元同級生、もう一人は名前は知らないが、何度
か顔を見かけたことのある使用人の娘だった。聞こえてくる会話からすると、どうやらギ
ーシュが二股の責任を娘に擦り付けているらしい。しかも赤ら顔で、酔っ払っている。彼
は迎え酒と称して昼間から酒をかっ食らっているグループの一人でもあるのだろう。実に
性質が悪い。ルイズはそれを見かねて、注意する事にした。

「ちょっと、止めなさいよね。二股はあんたのせいでしょ? みっともないと思わないの」
「そーだそーだお前が悪い!」

 周りの酔っ払い達もルイズの言葉に同調し、ギーシュを囃したてた。それに怒ったのが
が当のギーシュである。

「何だね、留年したゼロのルイズじゃないか……ひっく。魔法も使えない似非貴族は礼を
 知らないようだね」
「……今、なんていった?」

 ギーシュの暴言にルイズは歯を食いしばり、静かな怒りを込めて彼を睨みつけた。酔った
ギーシュは彼女のそんな目にも気がつかないのか、ぺらぺらと相手の神経を逆撫でる言葉
を吐き続けた。段々と目が据わっていくルイズに漸く周りの生徒達が気付き始め、ギーシュ
を肘で小突いたが、彼の勢いは止まらない。酒の勢いもあって、どんどんと言葉が加速する
ギーシュと、俯いて怒りのオーラを増大させていくルイズから、周囲の人間はどんどんと遠
ざかっていく。そしてとうとう堪忍袋の尾が切れたルイズは、懐から杖を取り出してギーシュ
へと向けた。

「決闘よ!」

791 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:00:02 ID:2GBWreA+
支援

792 :ハルケギニアの鬼が島:2007/08/06(月) 18:00:51 ID:3ayZUPqB
 「火」と「風」の塔の間、学院敷地内の西側にあるそのヴェストリの広場は、日中でも日
が差さない為、決闘にはうってつけの場所であった。そこは噂を聞きつけた生徒達で溢
れかえっていた。集団の真ん中にいるのは、険しい表情のルイズと、顔を若干青くしたギ
ーシュ。
 彼は決闘を持ちかけられた時、酔いの勢いもありでノリノリで受けたものの、時間が経っ
て冷静になってみるとこの状況は不味いと思い始めた。重大な校則違反の上、相手は魔
法をまともに使えないゼロとは言え、公爵令嬢だ。下手に傷つけては問題になる。話合お
うにも、彼は酔っていた時に相当酷い事を言ったらしく、とても和解は出来そうに無い。

「えーと、ルイズ。この辺で手打ちにする気は――」
「黙れ犬」

 この様に取り付く島も無い。しかも犬呼ばわりだ。こうなっては仕方が無いと、懐から
一本の薔薇――自らの杖を取り出したギーシュは覚悟を決めた。なるべく怪我をさせずに、
適度に痛めつけてから降参させよう、と。迎え酒のせいか、二日酔いの頭痛がさらに増し
て、普段通りの魔法を使えそうにはないが、まさかゼロに負けるはずも無い。ギーシュは
青い顔に笑みを浮かべて杖を構えた。決闘開始だ。

 当初、ギーシュの圧倒的勝利を疑っていなかったギャラリーだったが、実際に繰り広げ
られた余りに意外な展開にどよめきを上げていた。ルイズが有利なのだ。酔いのせいか得
意のワルキューレも三体しか出せず、しかも動きの悪いギーシュに、ルイズは容赦無く失
敗魔法を浴びせ続けた。何でも爆発させるその魔法は、威力だけを取れば強大極まりなか
ったのだ。
 ロックやアン・ロックなど、一言ですむような簡単なスペルを唱え、ギーシュとワルキュー
レに爆発を浴びせるルイズの顔はやけに晴れやかだった。自らの放つ爆発に巻き込まれ
つつも、全く気にしていない。まるで溜まったストレスを一気に解消しているようでもあった。
一方のギーシュは堪らない。青銅の戦乙女は既にボロボロで、自身も既に何度も爆発を
受けてほうほうの体だった。そしてついに戦乙女が木っ端微塵となり、ギーシュは膝をつい
た。そんな彼に向けて、ルイズはさらに呪文を唱える。今度は詠唱が若干長い。止めを刺す
気満々の彼女に向けて、ギーシュは慌てて口を開いた。

「ちょっ! ちょっと待ちたまえよルイズ!」
「黙れ酔っ払い――ファイヤーボール!」

 流石にこれまでか、と諦めかけたギーシュだったが、そこはゼロのルイズ。期待を外さ
なかった。火球は発生せず、爆発がギーシュを包み込むと思われたが、実際には少し離れ
た場所から爆音が響いてきたのだ。ファイヤーボールは特に難易度の高い呪文ではない。
しかしゼロのルイズには荷が重かったようで、的を大きく外して本塔の一部で爆発を起こ
したのだ。そこで、周りの観衆達の注意が反れ、これ幸いと外周から事態を収めようとし
ていた教師達が雪崩れ込んできた。あっという間に二人は取り押さえられる。どうやら、
決闘はこれでお終いのようだ。ほっ、と安堵の溜息をつくギーシュとは対照的に、舌打ち
をするルイズはどこまでも不敵だった。

 連行されるルイズの耳には、遠くの方から酷く嬉しそうに、大笑いしている幼い声が聞
こえてきたような気がした。 

793 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:03:34 ID:FPOHxn+Z
幼女支援

794 :ハルケギニアの鬼が島:2007/08/06(月) 18:05:11 ID:3ayZUPqB
 学院長室に呼び出された二人は、決闘の理由をオスマン氏に説明し、叱責と謹慎処分
を受けることとなった。互いの事情を鑑みて、侮辱した事はギーシュに、決闘で相手を痛
めつけた事でルイズにと、それぞれ非がある事を指摘され、互いに水へ流す事を約束させ
られた。ギーシュは少し不満そうだったが、ルイズはむしろ望むところだった。一年生の
教室には行きたくなかったし、元同級生達とも顔をあわせずにすむ。悠々自適と自室で謹
慎生活を送るつもりだったルイズが、する事が無いため就寝しようとランプに手を掛けた
時だった。普段は来客の少ないルイズの部屋に、ノック音が響いたのだ。
 
 ルイズが面倒臭そうに扉を開くと、その向こうにはキュルケがいた。彼女の手にはグラ
スが二つとボトルが一本。また呑むのかとルイズはうんざりしたが、そういえば今日は恒
例となったパーティは開かれていない。恐らく普通に話をしに来ただけなのだろうと当た
りをつけた。そして退屈を覚えていたルイズは、暇つぶしでもなれば良いと思い、キュル
ケを部屋に招きいれる。

 チン、と軽くグラスを合わせ乾杯する二人。考えるとこのようにして向き合うのは初め
てかもしれない、とルイズは思った。お互いの家は仇敵といってもいい間柄で、一年生の
頃はクラスが違えども、会う度に衝突していた。だというのに、今この場に流れている雰
囲気は酷く穏やかだ。黙々と酒を進めるルイズを見て、キュルケはゆっくりと口を開いた。
先日のパーティの謝罪だった。最初は本当にルイズを励まそうとしていたはずなのに、何
故か途中からは、パーティで騒ぐ事のみに意識が萃(あつ)まり、結局収集がつかなくな
ったらしい。原因に何となく心当たりの会ったルイズだが、上手く言葉に出来なかったた
めその事は口にせず、ただ気にしていないという旨のみを伝えた。

 その後は大した話はしていない。ただいつものように悪口の言い合いや、軽口の叩きあ
いになっただけだ。ただ、ギーシュとは違って、キュルケの言葉の裏にはルイズへの遠ま
わしな励ましや、心配する様子が見て取れたので、ルイズの心は何となく温まった。
 ボトルの酒も尽き、そろそろお開きにしようとキュルケが立ち上がった時である。突如
ずしん、という音と振動が寮に届いた。しかも音は連続で聞こえてきて絶える様子が無い。
これはただ事ではないと、二人は慌てて外の様子を見ようと部屋を出た。

「何でルイズまで来るのよ。謹慎中でしょ?」
「緊急事態よ」

 二人が外へ出たときには、既に事態は取り返しの無い事になっていた。小山のような巨大
な土ゴーレムが本塔の宝物庫付近に手を突っ込んでいたのだ。唖然とその様子を見守る事し
か出来ない二人を他所に、土ゴーレムの手の先から黒いローブの人物が飛び出し、ゴーレム
の肩に乗った。そのままゴーレムは学院敷地内から出て、草原まで行ったところで崩れ去っ
た。後に残ったのはゴーレムが崩れ去ったために残った大量の土のみ。黒ローブの不審者の
姿はどこにも無かった。

 翌日、破壊された宝物庫の壁に、犯行声明が刻まれているのが発見された。
 『破壊のカード、確かに領収いたしました。 土くれのフーケ』



投下終了。次で完結。早ければ今夜にでも。
今回萃香いないけど次はちゃんと出ます。


795 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:05:30 ID:2QjnfQ4F
ちょっ……スイカかーーっ!

796 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:10:16 ID:FPOHxn+Z
スペルカードって本人以外に使えるのかなぁ、と思いつつGJ!!!
トリガーハッピー状態なルイズ萌え。

797 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:16:01 ID:usWlTeMJ
カービィ召喚したら食事どうすんだろう

798 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:18:44 ID:a7Qjm4GL
>>796
スペルカードは能力が封じられたカードじゃなくて、
弾幕ごっこする為に作り出されたルールみたいなもんだから当然他人には使えない。

799 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:26:05 ID:/eajPm6w
>>797
生徒の食事をスゥーッと吸い込む姿しか思いつかないw

スーパーDX面白かったなぁ。よくデータがとんだけど。
コピーの元DXが全部揃ってたら俺TUEEEどころじゃないな。

800 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:27:24 ID:YytEfokb
スパデラは屈指の名作

801 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:29:25 ID:k2G0Avrd
乙っしたー
次でようやく拝めるか、幼女の癖に大酒豪

>>780
なんか引っかかったのでググってみたところそうでもないらしいことが分かった。

そのサイトによると元々「得」という漢字には
「当たる」という意味が含まれているので、
従って「的を得る」は誤用ではない。らしい。
そして「射」は主に動作を指し「得」は当たった結果を指すので
的を得る、の方がより相応しいのではないか、とも。

的を得る、という語呂が好きな俺はこれで胸を張って使えるわけだ。
今時テレビで言うことが間違ってるはずはないなんて、誰も思ってはいないだろうけどね。

802 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:32:15 ID:zUJfYjyx
パパス陛下が火だるまの状態で召喚されました

803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:33:46 ID:ocXX5HLg
>>801
そのサイトの信用性は?
こういう風にその程度のことをさも偉そうに言って調子に乗ってるおまえの方が阿呆だよ。

804 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:34:38 ID:kFF8Yblh
だれか一緒にSRSとのクロスを作らないか。
零魔SRS

805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:34:42 ID:s8rcRMj2
ビースト・ザ・ワンと一緒に召喚されたネクストと契約するルイズ。
一方、ザ・ワンは王女を取り込んだ後住民を喰いながら成長を続けていた。
王女を見つけ出したルイズはネクストに変身して、使い魔達を吸収したザ・ワンと
空中戦を繰り広げる。
「飛べる!私、この空を自由に飛べるわ!」

という妄想。

806 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:34:56 ID:2f9OeVpx
>>801
馬鹿の代名詞みたいな文章だな。

807 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:34:59 ID:YytEfokb
>>803
まァ待て、落ち着け
全く関係ない話題ジャマイカ

808 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:35:16 ID:VDdojR49
>>801
引用元は広辞苑とかにしてくれ

809 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:37:18 ID:RYEfA2uM
>>803
そのサイトは知らんがTVで似たような事言ってたな

810 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:39:29 ID:kb9bzQpW
>>804
SRSがスタンダードRPGシステムなら……SRSとのクロスってどうやるんだ?
アルシャードとか天羅WARとかとのクロスって意味なのか?

もしゼロの使い魔をSRSにするなら、悪いことは言わん。
卓ゲ板に行くんだ。

811 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:40:04 ID:2GBWreA+
>>804
零魔スタンダード・ロールプレイング・システム?

>>805
さりなげくアンリエッタを殺そうとするなよw
……まぁルイズ→タバサ→キュルケと受け継がれていくデュナミストの資格は見て見たい気もするが。

812 :使い魔の夢:2007/08/06(月) 18:41:48 ID:qkjUfglu
予約なかったら
5分後に投下しまーす。 

813 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:42:29 ID:kFF8Yblh
>>810
うわ、書かないかが無意識のうちに作らないかになっている。
これはもう俺は作ってくる。


あえて風の聖痕クロス。
いや、ルルブ見ていたら精霊術師とメイジって似ているなぁと電波を受信した。

814 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:43:57 ID:2GBWreA+
>>812
Standying by!!

>>813
和麻は俺Tueeeeを素で行くからなぁ……。

815 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:44:06 ID:kb9bzQpW
>>812
よし来い!

816 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:45:04 ID:j1uSt/ZS
風の聖痕ってあの風使いのパクリ漫画?

817 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:46:51 ID:roSiyvvG
>>816
漫画版もあったかもしれんけど漫画じゃねーな

818 :使い魔の夢 1/6 :2007/08/06(月) 18:47:28 ID:qkjUfglu
『サモン・サーヴァント』で呼び出され、
『コントラクト・サーヴァント』によってルイズの使い魔となった乾巧の朝は早い。 
 
 水汲み場で洗面器に水を汲む。ルイズの顔を洗う為のものだ。
 ルイズを朝起こすためにも日が昇ってすぐに水汲み場にダッシュし、駆け足で戻らなければならない。
 東京にいた時は早起きなんて滅多にしなかったし、水汲みするなんて機会はまずなかった。
 こんなシンドイ事、よく我慢して毎日続けているものだと自分でも思う。

 こういったことを考えられるようになったのも
 異世界に飛ばされたという環境に慣れて余裕が出来たからなんだろうか。
 それにそうだな、この分だと今日は何事もなく終われそうだか……
 
 その時、背後から突風が襲ってきた!
 
 反応するも時既に遅く、大きく吹っ飛ぶ巧。

(こいつは……) 
 何度も喰らってきたのでもう覚えた。
『ウィンド・ブレイク』とかいう風属性の初歩の魔法だ。

「『ゼロ』のルイズの使い魔だな」
 そこには杖を構えた少年がいた。さっきの魔法はこいつが撃った奴か。
 
 ポケットからファイズフォンを取り出し、フォンブラスターに変形させる。 

『Burst Mode』
 
 チッ、今日もこんな始まりか。

819 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:47:37 ID:zCKAPmHu
落ち着いてジョナサン。あれはラノベよ

820 :使い魔の夢 2/6 :2007/08/06(月) 18:49:02 ID:qkjUfglu
「で、そいつの相手をしてたから遅れたわけ? 」
「ああ」

 ギーシュとの決闘から早数日。
 学院の生徒達の巧に対する評価は真っ二つに分かれていた。
『あの平民がギーシュに勝てたのは持っていたマジックアイテムのおかげだろう』
『いいや、ギーシュを打ち負かしたのはあの平民自身の実力の賜物だ! 』
 前者は別にいいとして、面倒なのは後者の中にいる一部の連中。
 何でも貴族というヤツは厄介で、強いか弱いか気になるとどうにもならなくなるらしい。
 ギーシュに勝利した翌日から立て続けに巧に決闘の申し込みが相次いだ。
 そこでやんわりと下手に出て断りを入れれば幾つかは回避できた物を、
 直情径行な巧の態度は、彼等の燃え滾る闘志に油を注ぐ結果になってしまった。

「そいつはどうしたの? 」
「杖をなんとか撃ち落とすだけしたら泣いて逃げてった」

 主に巧に挑んでくるのはラインレベルといわれるメイジ達だ。
 この世界の魔法使いは力量によってドット、ライン、トライアングル等、と分けられており
 あれだけ苦戦したギーシュですら最も位の低いドットレベルらしい。
 ワンランク上の奴等は巨大な火球やら降り注ぐ氷の槍やら手加減なしにぶつけてくる。
 あんなもん生身のままで受けたら確実にお陀仏だ。銃一丁でよく凌げているなと思う。
 シエスタの言ってた魔法の使えない平民が貴族を恐れるってのがよく解った。

「大体ね、あんた変身すればあんな奴等一発なんだからベルト持って外出なさいよ! 」
「イチイチ面倒なんだよ」

 ここ最近ルイズの部屋に戻ってくる時、必ず巧はボロボロになって帰ってくる。 
 確かに変身して相手をすればこうも傷つくことなく片がついていることだろう。
 しかし、メイジとはいえ人間相手に変身するのはやはり気が引ける。
 ま、ギーシュの時は状況が状況で、人形相手だったから遠慮をしなかった訳だが。

「身が持たないわね」
「ああ、まったくだ」
 
 ルイズは巧の顔を覗き込み睨みつけて言った。

「私のね」

 ルイズもまたこの現状には限界に来ているようだ。
 洗濯を頼めばお気に入りの下着もズタズタの布切れにしてきて、
 さっき行った水汲みも砕けた洗面器の欠片を持って帰ってくる始末である。

「次、物壊して帰ってきたら承知しないって言ったわよね? 」
「ああ」

 ルイズはこの上なく冷め切った目で巧に通告した。

「という訳だから、アンタの朝ごはん抜きね」

 使い魔の夢

821 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:49:29 ID:2GBWreA+
このルイズは実にサドいな支援

822 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:49:59 ID:kb9bzQpW
急にパクリとか言い出すのに反応する必要はないと思うよ

>>820
杖だけ打ち落とせるってたっくん凄いな支援

823 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:50:51 ID:mQYY+wqV
「今用事があるから後にして」って断ればいいのに 支援

824 :使い魔の夢 3/6 :2007/08/06(月) 18:50:55 ID:qkjUfglu
 広場に寝転がる。見渡すと他の使い魔達の姿がどこにもない、どうでもいいことだけどな。
 こんな目にあうのも何回目になるだろう。
 だが正直、良かったと思っている。空腹より疲労の方が体に堪えていたからだ。
 連日連夜決闘だのこき使われだので幾ら寝ても疲れが一向に取れやしない。
 ルイズもメイジの連中も食事中に巧をどうこうしようなんてことはしない筈だ。
 誰にも邪魔される事なく眠りに付く事が出来る。
 
 空には燦燦と太陽が輝いていて、見てるとコルベールの事を思い出す。あいつハゲだし。 
 決闘の日の晩、馬小屋にて一月もの入院を余儀なくされるほどの怪我を負った状態で発見されたらしい。
 今のところは老朽化した屋根の倒壊に巻き込まれたという形になってはいるが……
 真相は絶対『あの時のアレ』によるものだ。見つかった場所と時間帯からして間違いない。
 そう考えてみると責任の一端は『アレ』の所有者の自分にあるので
 さすがに詫びの一つでも入れに行ったほうがいいんじゃないかとルイズに相談すると、
『絶対ダメだからね! そんなことをしてホントのことがバレちゃったら、
 諸々があんたのせいで、ひいては主人の私が責任を取る羽目になるでしょうが! 
 ……あんた自身が責任丸々全部受けてくれるっていうんなら行ってもいいけど? 』
 と言われて踏みとどまった。ルイズの言う事ももっともだ。責任を取れる自信はない。
 ま、殺しても死にそうにない奴みたいだからこうも心配する必要はないんだろう。
 放っておく事にする。
 
 それにしても相当疲れてるはずなのに寝付くことができない。
 遠くから焼きたてのパンの匂いがするからだ。疲れていても体は正直で、空腹には敏感に反応する。
 外で食事をとっている貴族とかでもいるのか、全くいいご身分だな。俺なんて朝飯抜きだぞ。
 足音がすると共に匂いが近くなってきた。見せびらかしにでも来たのか、それとも決闘の申し込みか。
 すぐ近くまで来たのか、足音が止まった。一体何処のどいつだ。
 面を拝んでやろうと顔を上げると、

「タクミさん? 」

 そこにはパンを詰めた籠を下げたシエスタがいた。
 なんだかここの所、こんな形で誰かと会う事が多い気がする。

 差し出されたバケットを一撮み摘んで口に入れる。そういえば……
「給仕の方はいいのか? 」
「ええ、手が空きましたから。それより……ご飯抜きにされたんですか? 」
「ああ」
 巧の横に座り込んだシエスタは窘めるように言った。
「駄目ですよ、タクミさん。ちゃんと朝ごはんは食べないと。
 厨房に寄って下されば、賄いの物で良ければ幾らでもお出ししますから」
「いや、そっちに迷惑がかかるだろ」
「そんなことありませんよ、マルトー料理長も厨房のみんなも
 皆さんタクミさんのファンなんですから」

 俺にとっちゃそっちの方がキッツイんだよ、嫌われている方がまだ気が楽だ。
 乾巧が五百の職を転々としてきた理由の一つは年長者との軋轢が絶えなかったからだ。
 元いた世界では、あの手の親父共とは怒鳴り怒鳴られの関係こそが当たり前だった。
 好意と憧れを持って接してくるマルトー達とどう付き合って行けばいいのかわからない。


825 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:51:08 ID:zCKAPmHu
何故かジャガーさんに出てくるあの女の人の蔑んだ目をしたルイズが頭に浮かんだ支援

826 :使い魔の夢 4/6 :2007/08/06(月) 18:52:52 ID:qkjUfglu
「……でしたらまず私に言ってください。私がタクミさんのお料理を用意しますから」
「いいのか?」
「ええ、タクミさんのお役に立ちたいから……、あ」
 急に俯くシエスタ。 
「いいえ、ホントはこんな事言いにきたんじゃないんです。謝りたくって来たのに……、私ったら……」
「謝るって何のことだよ?」
「ギーシュさまとの決闘の時、逃げちゃったことです。
 ごめんなさい、タクミさん私を庇ってくれたのに。あの時、本当に怖かったから……」
「別に気にしちゃいない」
「で、でも……! 」
「いいって」
 シエスタが顔を上げて言った。
「……タクミさんは立派ですね」
「んな大したモンじゃないさ」
「だって、あの時だけじゃなくてこれまでも皆の為に必死で戦ってきたんでしょう? 」
 何でシエスタが知ってるんだ、俺がここに来るまでのことはルイズにしか話していないのに。
「もう一つ、謝らないといけません。
 ……すいません、聞いてしまったんです。ミス・ヴァリエールとのお話」
 何だ、そういうことか。
「私、自分が恥ずかしいです。世の中にはタクミさんみたいに貴族を敵に回してでも
 皆を守ろうって一生懸命戦っている人がいるのに、怯えてばっかりで……」
「だから、大したもんじゃなく「大したことですっ! 」」
 シエスタの顔は真っ赤になっていた。
「タクミさんは私たちに教えてくれました、とっても大切なこと。
 だ、だから、わ、私は……、そんなた、タク、タクミさんが……」
「お話はその位にしてもらえるかしら? 」

 いつの間にやらそこには物凄い形相をしたルイズが立っていた。
 驚きのあまり固まったままのシエスタを一瞥すると、
 巧の首根っこをつかまえて、そのままどこかへと引きずっていった。

「痛いんだよ、放せこのバカ! 」
「バカはアンタの方でしょーが!
 ちょっと目を離したら何、アレは!? 餌がもらえるんなら誰にでも尻尾を振るのね!
 そうね、忘れてたわ。あんた犬だもんね。イヌ・イタクミだもんね! 」 
「変な所で区切るんじゃねぇ! 俺はいぬい・たくみだ! 」
「どっちだっていいわよそんなの! さっさと『ばいく』のある場所に案内しなさい! 」 
「何でだよ!? 」
「今すぐ街に行って買わないといけない物があるからよ! あー、もう時間がないわ!
 詳しい事は道すがら説明するから、早く案内して! 」

 結局、丸一日こいつのお守りか。かったりぃ。

827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:54:56 ID:2GBWreA+
不器用なヤツめ支援

828 :使い魔の夢 5/6 :2007/08/06(月) 18:54:57 ID:qkjUfglu
 トリステイン王国の首都トリスタニアにある王立銀行は、
 今日もまた日中にも関わらず厳重な警備体制が敷かれていた。
 賊というものは深夜ばかりを狙う訳ではないと身をもって知ったからである。

 その教訓を教えてくれた怪盗『土くれ』のフーケはトリスタニア郊外の森の中にいた。

「ここまでだ、観念しろ、『土くれ』! 」
「お前にやられたマルコの借りを返させて貰うぞ! 」 
「この人数相手にゴーレムを出して逃げ切れると思うな! 」    

 周りを囲むのは五十人余りもの魔法衛士達。
 前々からの反省を活かして、その数倍にも及ぶ人数を追跡にあてて来た。
 
 全く、か弱い女一人に大の男どもが寄ってたかって恥ずかしくないのだろうか。
 だが、一部の衛士達が纏うマントは今までに見たことがない代物だ。
 恐らくは自分と同じトライアングルクラスかそれ以上に違いない。
 確かに『錬金』でゴーレムを出した所でこの状況から逃げ切るのは困難だろう。
 
 まぁいい。
 そんなものに頼らなくても自分にはこれがある。
 
 右手に持った解放の錠を口にあて、『あの言葉』をそっと囁く。
「ヘンシン」
 知性を持っているであろうその錠から声が聞こえてきた。
『Standing By』

 そして、解放の錠を腰に巻いた『狂乱の環』の窪みに差し込む。

『Complete 』

『狂乱の環』から青白い光が発せられると共に、青色のラインがフーケの体を流れていく。
 
「な、何だ!?」

 突如、放たれた光の中から現われたのは―――

 黒地に幾重にも張り巡らされた白の線、顔に映えるのは橙色の双眼。

『狂乱の環』が生み出した鎧を全身に纏うフーケの姿だった。   

829 :通常の名無しさんの3倍:2007/08/06(月) 18:56:43 ID:2pct1BKS
えっ!ちょっまち!この人オルフェノクだったの!?

830 :使い魔の夢 6/6 :2007/08/06(月) 18:56:52 ID:qkjUfglu
「クッ、小癪な真似を! 」
 隊長らしきメイジの指揮の元、数十ものマジックミサイルがフーケに向かって飛んでいった。 

 そして、城壁をも打ち破る程の爆発が炸裂した!

「世間を賑わせた『怪盗』の末路としてはあっけないものだったな」
 奴がどのようなマジックアイテムを使おうが、これを喰らって生きては――――

「何をしたって無駄よ、この私の玉のような肌にはね」  
 フーケは平然と佇んでいた。
 身に纏った鎧には何一つ傷がついていなかった。

「じゃ、今度はこちらから行きましょうか」 
 フーケはそこから矢のごとき速さで駆け出すと、 
「グガッ! 」
 一番近くにいた隊員の首を右手で軽くへし折った。 

「モ―リス! モーリス! うわぁぁぁ!  」
「いちいちうるさいよ、一人死んだ位で」
 解放の錠とベルトの右の窪みからできる銃を構えて
「ッ! 」
 亡骸を抱え泣き叫んでいるそいつの眉間を撃ち抜いた。

 惨状を目の当たりにした残りの衛士隊員が次々と雄たけびをあげる。
「き、貴様ァッ! 」 
「殺してやる、この『悪魔』め! 」

「……クックックッ」

 フフッ、『殺してやる』ねぇ……
 何で私は今までこんな簡単な事に気付かなかったんだろう。

 そうだ、逃げるのが困難なら全員『殺して』押し通ればよかったのだ。

「……クックックックッ、アーハッハッハッ、アーハッハッハッハッ! 」
 
 最後に残った衛士に銃で止めをさし、
 断末魔が森に木霊するのを聞くと共に『ヘンシン』を解除した。
 それにしても血生臭いねぇ、全部自分で殺してきておいて言うのも何だけれど。
 しかしこの『狂乱の環』の力は凄い、今までで一番の当たりクジじゃないだろうか。
 この力さえあればトリステイン王家のボンクラ共は愚か、
 自分を今の境遇に追い込んだ憎っくきアルビオンの連中に復讐することだって夢じゃない。
 今すぐにでもアルビオンに行ってあの忌まわしい王の首を……、

 いや、そんなことをしても何の意味もない。
 例え行ったところでこんな弱い衛士隊をいたぶるのと同じ程度の楽しみしか味わえないだろう。
 どうせならこの力を愉しむに相応しいもっと強い相手と戦ってみたい、勝利してみたい。
 
 ああ、あの男がいい。
 ミス・ヴァリエールの使い魔のあの男。
 自分と同じような『環』を持ち、虫の好かない貴族の坊やを叩きのめした強者。
 自分にこの『狂乱の環』の使い方を教えてくれた掛け替えのない恩人。

「近いうちにでもちゃんとお礼をしないと……」 

 狂気に満ち溢れたその目は、すでにかっての『怪盗』のものではなかった。

831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:57:33 ID:roSiyvvG
デルタは人間でも変身できるよ支援

832 :通常の名無しさんの3倍:2007/08/06(月) 18:58:11 ID:2pct1BKS
まじっすか支援


833 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:58:22 ID:2GBWreA+
とうとうΔ登場か……フーケさんに死亡フラグが立ったな。

834 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 18:58:46 ID:mQYY+wqV
あーあ。マチルダ死んだなこりゃ
マチルダが死ぬとティファニアも困窮して死ぬかも

835 :使い魔の夢:2007/08/06(月) 18:59:24 ID:qkjUfglu
以上です。
立ち聞きとすれ違いは555の華よ、と 
支援の方、ありがとうございました。 

836 :通常の名無しさんの3倍:2007/08/06(月) 19:00:15 ID:2pct1BKS
巧が今のフーケに勝つにはアクセルフォームにならなきゃな

837 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:01:26 ID:roSiyvvG
ファイズ 人間だとエラー
カイザ  人間だと変身後灰化、草加は半オルフェノクだったので例外
デルタ  人間でも変身可能

こんな感じだったかと

838 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:01:36 ID:2E6SJiWl
>>820
デルタギアはオルフェノク適性が無くても変身可能。
ただしデモンズスレートの効果で凶暴性が増幅され、精神に異常が生じる。
……ただし、ごく稀にデルタギアを使っても凶暴化しないヘタレもいる。

839 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:01:56 ID:2GBWreA+
>>835
偶然オルフェノクに遭遇もだな。GJ。
しかしマルトーたちと仲良くならないのは非常に珍しいというか。

840 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:03:21 ID:roSiyvvG
つまりギーシュかマルコメあたりならデルタギア使っても凶暴化しないわけだな

841 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:04:10 ID:2GBWreA+
>>838
デモンズストレートのおかげで妙な力を使えるようになったりもするな。
だが常人なら凶暴化する所をしなかった所は三原を誉めるべき所だと思う俺。
まぁ単独で戦うと弱いヘタレだけどさ。

842 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:06:33 ID:sg83hAH3
誰か、小説版の仮面ライダーで書いてくれないかな。
……ネタ元がマイナーすぎて、結局自分が書く事になりそうだが。

843 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:07:33 ID:uTBLSnXj
デルタは一般人でも変身できる代わりに
変身=死亡フラグだからなぁ……
マチルダさん南無。

844 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:08:13 ID:mkYUkg2T
>>842
シグルイもあんだろ?無茶すんなwww

845 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:09:31 ID:/Cc6q3Fv
>>842
ゾル大佐がかっこよすぎて無理だぜ

846 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:11:22 ID:pNu+QyMG
>>834
身売りするからきっと大丈夫だよ。

847 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:11:50 ID:2E6SJiWl
まあ、小説版だとドラゴンオルフェノクな人は、凶暴化もせず使いこなしてたけどな。

848 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:14:39 ID:wUKF2+w3
予約ないようなので投下してもいい?
使えない使い魔を。

849 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:15:16 ID:3DFLi9AN
>>823
それで待ってくれるような貴族のぼっちゃんが居たら好印象じゃね?支援

850 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:19:24 ID:A5FKBoP/
投下はまだですか支援

851 :引換券:2007/08/06(月) 19:20:23 ID:wUKF2+w3
最も恐ろしい呪文。
大抵の人はザキ系統を挙げるだろう。威力の大きいメラゾーマかもしれないし、ニフラムかも知れない。
ただ、彼の場合は違った。誰も恐れないであろう呪文を恐れていた。
その呪文は・・・バシルーラ。
この呪文を使うサイレスなどとは絶対に戦わなかった。というよりモンスターと戦ったこと自体あまりなかった。
そして彼は思いがけないところでこの攻撃を食らうことになる。

テリーは バシルーラを 唱えた!
ひかりのカベが じゅもんを反射した!
テリーは とおくへ 弾き飛ばされた!

冷遇はされていなかった。バトルマスターと魔法戦士も極めさせてもらえた。装備は全部ひっぺがされたが。
今は魔物使いとなり、仲間になるモンスター相手の時だけ戦闘にかり出されている日々だった。
しかし、この役目は代わりが誰にでも務まる。すでにレンジャーになっていたアモスを使えば良いだけである。
そんな彼にとってルイーダ送りが意味するものはただ一つ。
・・・物語からの永久追放。
(オレはここまでか・・・。オレの代わりには誰が入るんだろうか?キラーマシン2かな?
 ボッツ、ハッサン、ドランゴ、チャモロ、バーバラ・・・そして姉さん。
 必ずデスタムーアを倒してくれ・・・。)
こうして青い閃光、自称凄腕の剣士・他称ドランゴ引換券テリーは、物語から・・・いや、その世界から姿を消した。

ゼロの引換券 一枚目


852 :引換券:2007/08/06(月) 19:21:37 ID:wUKF2+w3
「あんた誰?」
気がつくとテリーはルイーダの店ではなく野外にいた。
自分をのぞき込んでいるのは桃色の髪の少女。ルイーダではない。
「お、お前が誰だ。」
テリーはとっさに切り返しながら状況を整理した。
ここはルイーダの酒場ではない。間違いない。
周りには変な服装の少年少女達。かなり怪しい。
杖を装備しているので魔法使いだろうか?だとしたらマズイ。この人数でメラミを撃たれたら魔王でも無事ではすむまい。
テリーは用心のためマホトーンを唱えておくことにした。
「マホトーン!!」

「ゼロのルイズが平民を召喚したぞ!」
「こいつはすげぇや!www」
「見ろよあの平民!何とも情けないツラをしてやがる!」
周囲の嘲笑に対しルイズが反論している。
しかし、テリーはそれどころではなかった。
「呪文が・・・出ない!!」
効いていないのではない。呪文が出ないのである。
「イオラ!メラミ!ヒャド!・・・何で一個も出ないんだ!?」
テリーが不審に思って呪文のリストを見てみると・・・
「な・・・!呪文が・・・ない!!」
そこには覚えたはずの呪文が無かったのである。なぜかドラゴラムだけは使えるようだが。
特技欄を確認すると特に異常はない。火炎の息だって吐ける。
「どういう事だ?なぜ魔法が無くなっている・・・?」
ステータスも正常である。MPがゼロだとかそう言う問題ではない。魔法が使えないのだ。
テリーがうろたえているところへ、先ほどの少女が戻ってきた。

853 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:21:40 ID:Oy/0bO2P
投下してもいいじゃない。
投下するが正しい支援

854 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:22:31 ID:aqLbShwB
Δはへたれか元々狂気に満ちあふれてないと使いこなせないからな

よし、ギーシュだ。

855 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:22:58 ID:sg83hAH3
シグルイを書きながら、小説版ライダーのハヤトか大佐かどちらを召喚させようかと夢想しながら支援。

856 :引換券:2007/08/06(月) 19:23:09 ID:wUKF2+w3
「あんた・・・名前は?」
「テリーだけど・・・今それどころじゃないんだって!」
「テリーね、わかったわ・・・。」
少女は深いため息をつくと杖を構え、呪文を唱えた。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え我が使い魔となせ。」
そして少女は呆然としているテリーに口づけをした。
「・・・・・・」
「お・・・終わりました、ミスタ・コルベール。」
「な・・・いきなり何をするんだ!」
「コントラクト・サーヴァントの儀式よ!私だってしたくてやったわけじゃないんだから!」
「は?なんだそれ・・・って熱ッ!ひ、左手が・・・!」
テリーが手袋を取るとすでに使い魔のルーンが刻まれていた。ワンテンポ遅れていたわけである。
「ふむ、珍しいルーンですね。それでは戻りましょうか。」
中年のオッサンがテリーの手を見て感想を述べた後、周りの若者達に合図した。
するとそいつらが飛んでいったのである!
まぁ、テリーにとっては人が飛ぶなど見慣れた光景なのでどうでも良かったが。

857 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:23:19 ID:sMvJ4Fi2
ふしぎなおどりを踊りつつ支援

858 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:24:12 ID:s8rcRMj2
>842
死神博士が酢漬けだから無理。

859 :引換券:2007/08/06(月) 19:24:16 ID:wUKF2+w3
「なぁ・・・お前は飛んでいかないのか?」
「うるさい!それにあんた!ご主人様をお前とはどーゆーつもり!?」
「ご・・・ご主人様ぁ?だいたい名前まだ聞いてないし・・・」
強気で来られるとついつい萎縮してしまう。
「そうだったわね。いい?一度しかいわないわよ。私はヴァリエール公爵家が三女
 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ!ルイズ様かご主人様とお呼び!」
「じゃあルイズ。状況がうまく理解できないので説明してくれ。」
「はぁ・・・解ったわよ。後でね。」
こうしてルイズは何とも微妙な使い魔を召喚したのであった。

現在のテリーの装備
E.ぬののふく

860 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:25:00 ID:Oy/0bO2P
リメイクおめでとう支援

861 :引換券:2007/08/06(月) 19:25:18 ID:wUKF2+w3
以上です。
ちなみに最初のほうはノンフィクションです。

862 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:27:34 ID:zUJfYjyx
テリー!ぶどうかをマスターしてないせいですっかり微妙なテリーじゃないか!

だれぞボンテリで一発ネタでもやらんかにゃー。

863 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:32:23 ID:YAPZxGZH
GJ。
ガンガンの漫画で主人公ボッツの名前を見たときに感じた微妙感を思い出す。
もーちっとカッコイイ名前はなかったのかと。

864 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:36:46 ID:s8rcRMj2
だれか、一刻も早くマルトーの料理にケチを付ける山岡さんネタを!

865 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:42:13 ID:kFF8Yblh
テリーつながりで、
ドラゴンクエストモンスターズ+からクリオを召喚する奴は無いかな?
いや、マジ名作

866 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:44:27 ID:Nf5MFMxa
>>864
わざわざ調理場にいるマルトーを呼び出して
「このスープは出来損ないだ、食べられないよ」か

867 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:44:40 ID:xungJjfu
小説版5から、腐った死体のスミスを召喚とか。
ピエールでもいいなぁ。

868 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:45:30 ID:RYEfA2uM
>>864
雑誌で紹介されたりして天狗になってるタイプじゃないしなぁ…

869 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:47:07 ID:zCKAPmHu
DQM+は神だったなぁ。DQ2のあたりが特に

870 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:47:13 ID:kFF8Yblh
山岡
ミスター味っ子
コンブ


この四人召喚すればいいんじゃね?

871 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:47:55 ID:OjNB8yW1
>>870
コンブは明らかに人選ミスw

872 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:48:56 ID:zCKAPmHu
秋山ジャンを忘れてるぜ?

873 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:49:21 ID:bixPjKlh
ここはクッキング親父もぜひ

874 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:49:57 ID:mkYUkg2T
>>871
じゃあコンブの親父だな。まともに作ればめっちゃ上手いし

875 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:51:48 ID:W2/jERLo
>>872
ジャンなら戦闘もこなせるから面白いかも
シエスタ以外の学院の連中が一服盛られるのは間違いないがなw

876 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:54:08 ID:r3rXXEJ6
>>866
あらためて初期山岡は無礼きわまりない存在だということを思い出した

877 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:55:06 ID:0L9Ghflk
沙耶は既に登場してしまったみたいなので、
国産BMか風龍のゼノでお願いします。

878 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:58:11 ID:RYjOvXuC
海原雄山
味王
大谷日堂
服部校長

この四人でいいんじゃね?

879 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:58:17 ID:kFF8Yblh
>>869
化け物と呼ばれた王子はカッコよかったな。
てかかなりの意味でとても強いと思う。

>>871->>873
分かった。
つまり

山岡
海原
味っ子
味っ子二世

一本包丁万太郎
秋山
クッキング親父
スーパーくいしん坊
将太
ナオキ
劉昴星
一馬
トニオ・トラサルディー
味沢匠
EMIYASHIROU
SWのなんかゲテモノ料理作った奴
ヤーマ

これだけ召喚すれば満足か?

880 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:58:18 ID:pNu+QyMG
>>874
コンブの親父ってキンタマ掻き毟った手で平然と料理をしてのけるんだよな?
そこに痺れるぅ! 憧れるぅ!

881 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 19:59:36 ID:zCKAPmHu

>ちなみに、女装すると意外に美人でもある。

鉄鍋のジャンの秋山の項目で見てはいけないものを見てしまった気分になったんだぜ……?

882 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:01:21 ID:/gRBv2+4
内原富手夫もお忘れなく

883 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:05:15 ID:RYjOvXuC
>>879
何そのスーパーお料理大戦
江戸前の旬や音やんやバンビーノも参戦させてやれ

884 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:05:24 ID:s8rcRMj2
カレー将軍・鼻田香作のブラックカレーでみんなカレー依存症に。

885 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:10:50 ID:/S+KKcVO
召喚されたのがガイキングの大哉。
遺されてるのはゼロ戦ではなく大空魔龍。

886 :マロン名無しさん:2007/08/06(月) 20:11:43 ID:WyB3azCg
>>588
斑鳩はバイクは上手くても、自転車には乗れないかも知れないな。

ところで斑鳩はあの世界の空飛ぶ船は操れるのだろうか?
風石という動力を使ってるようだけど……
「オストラント号」なら間違いなく操れるのだが……

887 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:12:10 ID:+yWO2i5A
山岡がシエスタのヨシェナヴェを作り直すSSキボン

888 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:15:49 ID:zCKAPmHu
>>886
……ん? そういや自転車はなかったっけか……?
小型二輪自動車はやたらと目に付いた覚えがあるんだが、自転車乗りこなしてた気がするんだがなぁ

889 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:22:25 ID:MNpReIk1
ママチャリには乗れなくても、ロードレーサー仕様なら乗れそうだな<斑鳩

890 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:22:30 ID:MLjj2o3F
>>882
まさか学園中の使い魔をイカモノ料理の材料にする気か!
するとギーシュのヴェルダンディが犠牲者第一号か…

891 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:24:34 ID:Hr2TjlAz
「ヴェルダンディーを調理の材料に・・・ゲテモノだわ」

「この世にはな、ゲテモノなんて存在しねえんだよ!
ウマイかマズイか、二つに一つだ!」

892 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:25:34 ID:zCKAPmHu
「…………マズっ

893 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:27:37 ID:deso/t3O
避難所にある、バキのナレーションで各使い魔紹介のネタ思い出した。

894 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:28:25 ID:0lpfYHYA
それだけ揃うと

きゅいきゅい達大ピンチですな。
「未知の食材の探求」とか言って

895 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:28:33 ID:pNu+QyMG
「カカカカカカッ! これが! ギーシュの! 活け造りだッ!!」

896 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:31:33 ID:nJJSv1jZ
料理漫画な流れに軽くビックリしたよ。
戦う料理漫画つったら・・・

鉄鍋のジャン
中華一番
クッキングファイター好

・・・くらいか。
関係ないがマガジンで一時連載されてたエロい料理漫画『味○介くん(タイトル忘れ)』は俺の大好物だがw

>>884
ビッグ錠先生の味平だっけ?マニアック過ぎるwwwww

897 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:31:45 ID:ebVOfpJ8
もょもとはロトの血を引く者の中では唯一魔法が使えないからいいかもな
ただ、あれはそんなことで劣等感なんて抱いてそうにないし実際魔法使えるやつらよりよっぽど強いんだがw

898 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:32:23 ID:0lpfYHYA
むしろギーシュは五行膳の餌食が似合いそうだ。

「ぐぁああ。フォークとナイフがとまらない!!!」

899 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:33:19 ID:zUJfYjyx
次々と料理の具材にされ姿を消す使い魔たち

900 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:34:27 ID:0lpfYHYA
ギーシュが鍋食ってたら中からヴェルダンデの頭が・・・・

901 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:36:26 ID:e54VXC1Z
>>879
格闘料理人ムサシ
レミーのおいしいレストラン

も混ぜてくれ




902 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:36:51 ID:W2/jERLo
ジャンが召喚されたらルーンの洗脳がある程度進むまでルイズの言う事全然聞かないだろうなw
本当に毒に近い食材使ったり、使い魔を食材にしかねん

903 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:37:26 ID:BK5mziby
>>879
ランチくんもよろしく

>>897
すけさんの微妙っぷりは異常w
しかも「さん」まで名前だから買物すると、すけさんさんw

904 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:39:04 ID:Mh8Az/tU
シエスタは小此木ポジション

「こんな料理の基本もわかってないくせにメイドが不向きだとか言い出すから笑ったんだよ」
「アキヤマさん…!」

しかしマルトーはミスター望月

905 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:39:54 ID:e54VXC1Z
まぁ最強のコックはケイシー・ライバックなわけですが

906 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:41:42 ID:zUJfYjyx
零の沈黙ですか?

907 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:43:15 ID:INAOu0gw
サマルの成長限界付近での能力値の伸びは異常
その能力値の伸びのまま限界レベル突破して成長続けたのがDQM+のサマルなんだよな
冒険が終わって戦う必要がなくなってから突然強くなりだす男サマルwww

908 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:43:58 ID:deso/t3O
包丁無宿…知らないか。

909 :蒼炎の使い魔:2007/08/06(月) 20:49:51 ID:vRN4L2qJ
おひさです。
気づいたらかなり置いてかれちゃいました。
あはははははははははは。

投下良いですか?

910 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:50:36 ID:qVUvzfHD
ばっちこーい!

911 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:51:06 ID:JsUSJVFB
>>909
来たまえ、相手になろう!

912 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:51:21 ID:mwDxhqTh
こいやー!

913 :蒼炎の使い魔:2007/08/06(月) 20:52:25 ID:vRN4L2qJ
ルイズたちが街に降りているころ。
一人の生徒が意識を取り戻した。

救護室

「はっ!!」

ギーシュは誰かに愛のボディープレスをされる夢に驚いて目を覚ました。
知らない天井、ではなく周りをよく見ると医療の道具が置いてあった。
救護室にでも運ばれたのだろう。

ギーシュは最近までの記憶をよく覚えていない。
決闘中にいたってはほとんど理性は残っていなかっただろう。

始まりは小さな種子だった。

朝何気なく散歩をしているとそばにいた使い魔が突然一点を見て異常におびえていた。
ギーシュが目を向けると、何か黒い点が泡のように蠢いている。
何となく「それ」近づいてしまったときにはもう遅かった。

「う、うわああああああ!!」

突然彼の体に入り込み、全身を何かに包まれた。

914 :蒼炎の使い魔:2007/08/06(月) 20:53:52 ID:vRN4L2qJ
やがて苦痛が治まると彼は頭に鈍痛を覚えたが、代わりに異常な高揚感が湧き出ていた。
いやらしい笑みを浮かべると、その場でゴーレムを召喚した。

凄い。

詠唱も、威力も、何もかもレベルが上がっているのだ。
この時に誰か彼を助ける事が出来た者がいればこのようなことにはならなかっただろう。
しかしそれももう遅い。
彼はこのとき『黒点』の正体、『AIDA』によって感染してしまったのだ。

そのことを思い出すと次に決闘を思い出していた。
そうだ、あれは食堂で。
そこで1人の貴族を馬鹿にした。
思い出したくなくても頭に響く。

『おや、これは『ゼロ』のルイズ』

やめろ!

『平民の盾になろうとするのはどういう風の吹き回しだい?』

やめろやめろやめろ!!

『君は貴族の誇りもゼロのようだな』

嫌だ、嫌だ、嫌だ!

915 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:54:35 ID:mwDxhqTh
アイダキターーー
支援

916 :蒼炎の使い魔:2007/08/06(月) 20:55:09 ID:vRN4L2qJ
「僕は、なんて、ことを・・・!」

自分はなんてことを言ってしまったのだろう。
守るべき存在である女性に。
貴族の誇りを自分が言える資格などないのに。
そのときの光景がよみがえる。

なぜだ、なぜ周りも止めない。

その光景を頭から離そうと彼は壁に頭を打ち付ける。
血が流れたが、彼はそれに気づかない。
先ほどのギーシュの叫びによって一人部屋に入ってきたものがいた。
「ちょっと、何しているの!?」
「・・・モンモラシー」

入ってきたのは先日愛想をつかれたはずのモンモラシーであった。
自己嫌悪の渦に入っていた時に誰か来てくれたのは彼にとって救いだっただろう。

917 :蒼炎の使い魔:2007/08/06(月) 20:56:14 ID:vRN4L2qJ
「ああ、モンモラシー。心配かけてすまない。」
「え?いや・・・その」

彼女は何か言いたげだったが、かまわず彼は続ける
「僕は何か夢から覚めた気分だよ。頭の中がすがすがしいんだ」
「その、頭・・・」
彼は何かを思い出したかのように声を出す。
「そうだ、ミス・ヴァリエールに謝らなければ」
そういって、立ち上がろうとする。
慌てて彼女はギーシュを止めようとする。
「ちょっ、ギーシュ!待って!」
「すまないが後にしてほしい」

気づいてないの?

「その前に頭の治療よ」
「へ?」

その後錯乱したギーシュを殴って気絶させると頭の治療を適当に始めた。

918 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:57:19 ID:JsUSJVFB
モンモン怪我人はいたわれ支援www

919 :蒼炎の使い魔:2007/08/06(月) 20:57:24 ID:vRN4L2qJ
ふとモンモラシーは彼の頭に包帯を巻いているときに違和感に気づく。
ギーシュから魔力が感じられないのだ。
正確に言えば彼に異常が起きてから『急に上昇した力』であるが。

数分後

再び目を覚ましたギーシュに、質問する。
あの異常な力はどうしたのかと。

「え、何のことだい?」

彼の脳はAIDAによって侵食されていた。
だから彼の頭には感染直後の事はほとんどおぼろげだったのだ。
彼は続ける。別にいつもどおりだと。

異常が起きる代わりに力が手に入る。
どの世界でも大きな力には大きなリスクがある。
彼が『本当』に暴走する前に助かったのは正に奇跡といえた。

元に戻ったと思ったら力が消えたのではなく、
力が消えたおかげで彼は助かったと彼女はそう結論した。
最初は意識不明にさせた『ゼロの使い魔』を殺したいほど憎んだが、
今ではきっと感謝の言葉を言うだろう。

さあ、この問題はこれで終わり。
だが彼女にとってもうひとつ大きな問題がある。

920 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 20:58:52 ID:qfR+Npc9
ギーシュ逃げてえええええええええええええええええええ

921 :蒼炎の使い魔:2007/08/06(月) 20:59:23 ID:vRN4L2qJ
それは、

「あなたに聴きたいことがあるんだけど」
「ん?」
「あなたが私に言ったあの言葉は嘘だったの?」
「え”」

彼には浮気癖がある。それは認めよう。
でも今回は我慢できたが、今度は許さない。
彼は延々とモンモラシーの説教を聴く羽目になった。
怒る彼女にギーシュは謝ることしか出来ない。

ギーシュにとっての平和はまだ遠いだろう・・・。

922 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:01:22 ID:6K4T5Tuu
蒼炎さーん、モンモラシーじゃなくてモンモランシーですよー。

923 :蒼炎の使い魔:2007/08/06(月) 21:01:29 ID:vRN4L2qJ
今回はここまでです。
最初は能力を初期化させようと思いましたが、
なんか勿体無いので感染前のレベルに戻しました。
ステータスは原作と一緒です。

それでは、また。

924 :蒼炎の使い魔:2007/08/06(月) 21:04:05 ID:vRN4L2qJ
>>922

やべ、間違えた。
すいません。
指摘ありがとうございます。

925 :635:2007/08/06(月) 21:09:59 ID:VeI38eKl
蒼炎さんGJです!
 ・・・>>637>>659さんの声で一か八かFF5のバッツ召喚を自力で書いてみた
投下してもよろしいでしょうか?

926 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:20:34 ID:jNi3/X6V
蒼炎さん乙でした


ドクロちゃん召喚とか言う電波を受け取った
あれ?すぐに契約切れちゃうんじゃね?w

927 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:22:34 ID:Fj7iixpu
1日だけしか来てないのに流れ早すぎワロタw

928 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2007/08/06(月) 21:24:52 ID:WyB3azCg
いま、D-LIVE!!を読み返していたのだが、自転車に乗っているシーンはまだ見つからない。
ただ、いわゆるエンジンだけでなく、モーターで動く電車も操縦しているので、
たぶん風石を動力にしていても操れるだろうとは思う。

929 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:25:45 ID:Fj7iixpu
今予約ない?

930 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:28:10 ID:qVUvzfHD
>>925
に先に投下していただきたい

931 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:28:33 ID:Fj7iixpu
>>930
了解

932 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:29:49 ID:mwDxhqTh
>>929
オヌシは次スレに投下したほうがいいかもしれない。

933 :635:2007/08/06(月) 21:30:49 ID:VeI38eKl
それでは投下します!

934 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:31:40 ID:mwDxhqTh
かもん!

935 :無から来た使い魔:2007/08/06(月) 21:33:08 ID:VeI38eKl
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。
 我の運命に従いし、使い魔を召喚せよ!」
 
 ルイズはサモン・サーヴァントの呪文を唱えると白く光る鏡のような形をしたゲートが現れた。
…ただし2メイルほどの高さでしかも横になった状態である。
 しかしルイズは初めて魔法が成功したことに喜びを感じていた。
「やった!わたしはもう「ゼロ」じゃないわ!」

 しかし現実は無常であった。
「ふにゃ…ふにゃ!?」
ドン!
 ゲートから現れた…いや落ちてきたのはどう見ても幻獣などの類ではなく人間であった。

936 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:35:13 ID:Fj7iixpu
>>932
了解しつつ支援

937 :無から来た使い魔:2007/08/06(月) 21:35:34 ID:VeI38eKl
時は少し(?)戻る

 何とかネオエクスデスを倒し、クリスタルも無の力、クリスタルのかけらに残った力、そして光の四戦士達
の心が合わさることによって世界とクリスタルは再生され彼らも今は亡き暁の四戦士とタイクーン王の力に
よって呼び出されたバル城の飛竜によって再生された世界へ帰れるはずであった。しかし、
「もうだめだ…眠いよ・・・」

 ネオエクスデス戦で気力を使い果たしたバッツはそう呟くと飛竜とは逆のほうに流され行く…レナ達は何か
叫ぶがその声を聞き取れるほどの気力は彼には残っていなかった。そしてレナ達が乗った飛竜は無常にも
再生された世界へ向かい飛び立ちどんどん小さくなっていく…
 完全に飛竜が見えなくなるのを見ながらバッツは眠りについた。
それからどれだけ時間が経っただろうか?バッツに懐かしい声がかけられる。
『まだその時ではない…』
「おやじ?それにガラフも?」

 その声の主が自分の父親であるドルガンと共に旅をした仲間の一人であるガラフだと認識し声をかけよう
としが彼の体は謎の光が覆いどこかへ連れてゆく…


938 :無から来た使い魔:2007/08/06(月) 21:38:24 ID:VeI38eKl
「あれは…ファリス、レナ、クルル!?」
 バッツの体を覆った光が連れて来た先には花畑の上空であった。
しかもその付近には懐かしい仲間達のいた。
このまま光に体を身を任せれば仲間達の下に降りると思ったが次の瞬間彼と花畑間に白く光る鏡のような形
をした何かが現れた。
「な!?」
『バッツ!?』

 バッツはあわてて白く光る鏡のような形をした何かを避けようとするがいくら竜騎士の力を借りたジャンプであ
ろうと落ちている途中しかもナビゲート付きでは方向転換はできるはずもなく彼は無常にも白く光る鏡のような形
をした何かに吸い込まれ再び意識を失うのであった。


939 :無から来た使い魔:2007/08/06(月) 21:39:57 ID:VeI38eKl
そして冒頭へ戻る

 ルイズは混乱していたなぜならサモン・サーヴァントが成功したと思った次の瞬間ゲートから現れた…いや落ちて
きたのは人間、身につけているものからしてただの平民ではなく傭兵であるとは思うのだが杖もなければ武器らしい
武器も持たずあるとすれば腰の辺りに付けているナイフくらいであった。
それに追い討ちを掛けるように回りの級友の声が聞こえてくる…
「おいおい、ルイズのやつ平民を呼びやがったぜ?」
「いや、あいつ平民か?平民にしては身につけているのが豪華じゃないか?」
「でも杖を持ってないから貴族ではないことはたしかだな!」
「じゃあ、あいつは傭兵か?」
「でもよー身につけている防具はすごそうだけどあいつの持ってる武器なんてあんなちゃっちぃナイフ位だぜ?」
「じゃあきっと戦うことが怖い臆病者の傭兵だぜ!」
「ゼロのルイズが臆病者の傭兵を呼びやがったぜ」
『ははははは』


940 :無から来た使い魔:2007/08/06(月) 21:41:38 ID:VeI38eKl
反論をしたくても肝心の呼び出されたバッツは落ちた衝撃で伸びているので反論できる材料はない。
「ミスタ・コルベール!もう一度サモン・サーヴァントをやらせてください!」
「ミス・ヴァリエール、これは神聖な儀式であなたは無事にサモン・サーヴァントを成功させました。召喚に失敗したのなら
ともかくあなたは無事に彼を召喚しましたやり直しを認めるわけにはいきません彼に【コントラクト・サーヴァント】を行って下さい」
「そんな!?人間ですよ!?」
「召喚されたのであればなんであろうと関係ありません。たとえ召喚されたのが召喚主が苦手とする生き物であろうと、未知の
生き物であろうとコントラクト・サーヴァントは行ってもらってるのですから」
「くっ、 分かりましたミスタ・コルベールコントラクト・サーヴァントを行います…」

ルイズはがっくりとうなだれながら今だうつぶせになって倒れているバッツに近づき仰向けにする。
「感謝しなさいよ、貴族にこんなことされるのは一生ないんだからって気絶してるんじゃいっても仕方ないか…
 我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、
我の使い魔となせ!」
ルイズはコントラクト・サーヴァントの呪文を唱え今だ気絶しているバッツに口付けをしようとするが…

941 :無から来た使い魔:2007/08/06(月) 21:43:04 ID:VeI38eKl
ゴン!
彼の頭があったはずの空間を通り過ぎそのまま彼の持っていた盾に彼女は頭をぶつけるのであった。
「おいおい、せっかくサモン・サーヴァントに成功したのにコントラクト・サーヴァントに失敗するか?」
「いやいやきっと臆病者の傭兵とキスするのが嫌でわざとはずしたんだろ?」
「ミス・ヴァリエール!これは神聖な儀式なんですよ!悪ふざけはよしてください!」
「いえ、ミスタ・コルベール!私はふざけていません!この使い魔、いえまだコントラクト・サーヴァントを行っていませんが…
と、とにかくこの使い魔が私を避けたんです!」
「?なにを言っているのですか?ミス・ヴェリエール彼は気絶していて少しも動いていませんが?
「へ?」
ルイズはすぐにバッツのほうを見ると、仰向けにした状態から代わりのない彼の姿あった。
「あれ?」
 しかしこれは仕方のないことであった彼、バッツが着ている服は【ミラージュベスト】分身を作り出し物理的な攻撃(この場合
はキスなのだが)を本人の意思と関係なく避けられるのである。しかしそれを知らないルイズ達は【ルイズがわざと彼にキスを
せずに盾に頭突きをしたとしか見えなかったので周りの生徒達はルイズをからかう。
「ふにゃ…ふにゃ!」

そんな周りのからかう声でバッツは目をさますのでった。

942 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:43:05 ID:wAAKuDrr
支援しま

943 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:44:50 ID:zUJfYjyx
この召喚時期ならチェンジは出来んか。すっぴん支援

944 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:45:10 ID:Fj7iixpu
支援

945 :無から来た使い魔:2007/08/06(月) 21:45:27 ID:VeI38eKl
以上です。 
呪文は手元にあった8巻の呪文を使いました…アニメ見てないんですOTZ
あと最後の
>>「でった」は「であった」に脳内変換お願いしますOTZ

946 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:46:10 ID:mwDxhqTh
乙!後その文章の量だったら二個を一個にまとめられるぜ。

947 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:46:54 ID:qfR+Npc9
GJ!
ただこのバッツはSFC版かGBA版のどっちだろう?

948 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:47:17 ID:mkYUkg2T
投下乙!あとは句読点も付けた方がいいんだぜ

949 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:48:18 ID:jhVPerbX
臆病者の使い魔…
装備しているナイフが『アレ』だとするなら間違っていない事は無いがw

950 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:49:08 ID:Zkr8KsFk
見やすさから言うと、もうちょっと句点「、」を多くしてほしい
あと改行は長さで揃えるよりも、文の内容的にキリのいいところで改行してほしい

951 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:49:37 ID:r3rXXEJ6
>>949
たしかにアレなら間違ってないwww

952 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:49:49 ID:32fxfdq2
勇気より臆病の方が強いと言うのは当時首を傾げたものだ

953 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:50:29 ID:EA+8hPAB
臆病なくらいの方が……戦場では生き残れるのさ

954 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:50:45 ID:zUJfYjyx
もともとオーソドックスなプレイヤーの分身系主人公だから
難しいと言えば難しいし、なんとでもなるっちゃなる。期待しとるぜよ。

955 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:50:59 ID:Zkr8KsFk
950とっちゃったけど俺今携帯なんでWIKIからテンプレをコピペできません。
すみませんが他の方よろしく

956 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:52:18 ID:sg83hAH3
シグルイで冒頭を書いたはいいが……。何と言う微妙さ。orz

957 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:53:45 ID:deso/t3O
>>953
マスターキートンでそんな話あったなぁ。アンゴラの白い豹だっけ。

958 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:55:55 ID:qVUvzfHD
>>955
なら立ててくる

959 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:56:29 ID:DCh5cm8o
>>957
いや、別にマスターキートンでなくてもいっぱいある話だから

960 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:57:54 ID:OuWXmUYU
FFVか。
ゼロ魔世界で「ミュート」は反則過ぎないだろうか?

961 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 21:58:28 ID:GsotmUQn
>>957
カイ・シデンも言ってる

962 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:00:29 ID:qVUvzfHD
次スレ part 29
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1186405120/

963 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:01:05 ID:RYjOvXuC
ミラージュベスト着てクリアしたのかw
ネオエクスデス相手に一回だけブリンクなんてあんま意味ないだろw

964 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:03:07 ID:mkYUkg2T
>>962


この状況だとクリスタル無いしこれからどうするんだろう?

965 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:03:24 ID:qfR+Npc9
>>962
乙です

966 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:05:34 ID:deso/t3O
>>959
む、こりゃ失礼。浮かんで来たのがそれだったんで。

967 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:05:52 ID:qfR+Npc9
>>962
乙です

968 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:08:10 ID:deso/t3O
>>959
む、こりゃ失礼。浮かんで来たのがそれだったんで。

969 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:08:19 ID:RYjOvXuC
>>962      __ . -―-、____
            ア          `ヽ_    _               _
            //    / (/^     \/   \_______/:   ヽ、
.           | |  / /|     ヽ   \ 丶ヽ                     }
.           レ|l ∧\_l∧  , |ヽ _│  l l                   /
           ∧ :|{/迄rトハ 、j斗泛ト/|  l | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄フ    ./
          ノ :|ヽ| 戈ソ ノノ 弋ソ_ 彳 │ |           /   /
.      /  リ j/// ' //// /  / 八          /   /
.      / //  {   r〜‐ '⌒ヽ u/  ∧  ヽ、 ._.     /   /
   /  ./ /   \. `ー─ ---' /  / ヽ      \   /   /           |\
  (_  ヽ〈    ∨>,、_   -r<'  /   ヾ      }  ,'   /              |  \
     )  ハ    マ{ xヘ/ ̄/  {\__   }     /   i:  :{              |   ヽ
   /  ん-ヘ   ヽ//⌒ヽ,/    ∨:::::} ノ   /.   {  丶________.ノ    }
  /    {::::::::: 〉   ∧    /{.     \:::\   {     '.:                 /
/     }:::::/   /:::::\-/:::ヽ       \〈     ̄ `ヽ、\__________/
.       {/     /::::=-:::Y::::-=ニヘ      \        ヽ
     /    /::::::::::::::∧ ::::::::::::::\       ヽ        } か、髪が跳ねてるだけよ!

970 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:09:45 ID:RYjOvXuC
>>962      __ . -―-、____
            ア          `ヽ_    _               _
            //    / (/^     \/   \_______/:   ヽ、
.           | |  / /|     ヽ   \ 丶ヽ                     }
.           レ|l ∧\_l∧  , |ヽ _│  l l                   /
           ∧ :|{/迄rトハ 、j斗泛ト/|  l | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄フ    ./
          ノ :|ヽ| 戈ソ ノノ 弋ソ_ 彳 │ |           /   /
.      /  リ j/// ' //// /  / 八          /   /
.      / //  {   r〜‐ '⌒ヽ u/  ∧  ヽ、 ._.     /   /
   /  ./ /   \. `ー─ ---' /  / ヽ      \   /   /           |\
  (_  ヽ〈    ∨>,、_   -r<'  /   ヾ      }  ,'   /              |  \
     )  ハ    マ{ xヘ/ ̄/  {\__   }     /   i:  :{              |   ヽ
   /  ん-ヘ   ヽ//⌒ヽ,/    ∨:::::} ノ   /.   {  丶________.ノ    }
  /    {::::::::: 〉   ∧    /{.     \:::\   {     '.:                 /
/     }:::::/   /:::::\-/:::ヽ       \〈     ̄ `ヽ、\__________/
.       {/     /::::=-:::Y::::-=ニヘ      \        ヽ
     /    /::::::::::::::∧ ::::::::::::::\       ヽ        } か、髪が跳ねてるだけよ!

971 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:15:01 ID:JsUSJVFB
>>962
乙よぉ〜

972 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:21:11 ID:tmik5qUM
>>964
ヒント『すっぴんは最強のジョブ』

973 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:22:33 ID:jhVPerbX
>>962乙。
とりあえず今回も1000まで行けそうだな。

鋼の13世召喚で小ネタでも良いから書けないか色々考えてたんだが、
何気にルイズよりジョゼフの方が相性良い気がしてきた。
オルレアン公を14世、フィリップのどちらに重ねるかで敵対、共闘どっちの路線もいけるっぽいし…

974 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:24:11 ID:tmik5qUM
>>964
ヒント『すっぴんは最強のジョブ』

975 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:27:46 ID:mkYUkg2T
>>972
いや、今までに憶えたアビリティとかはどうなるのかと思って

976 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:28:36 ID:5U+vAWQ0
正直ギュスとルイズでは相性が最悪に近いと思う
ジョゼフの方がいいってのは英断でないかと

977 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:29:14 ID:mkYUkg2T
>>972
いや、今までに憶えたアビリティとかはどうなるのかと思って
しかし鯖の調子が悪いな

978 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:29:38 ID:5U+vAWQ0
正直ギュスとルイズでは相性が最悪に近いと思う
ジョゼフの方がいいってのは英断でないかと

979 :972:2007/08/06(月) 22:31:00 ID:tmik5qUM
多重レスすまん。吊ってきま

980 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:31:02 ID:mkYUkg2T
>>972
いや、今までに憶えたアビリティとかはどうなるのかと思って
しかし鯖の調子が悪いのかな、なかなか書き込めない

981 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:34:51 ID:5U+vAWQ0
やば、間違えて二回書き込んじまったorz

982 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:38:22 ID:EA+8hPAB


983 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:40:17 ID:mkYUkg2T
さ、三回も…ちょっと樹海行ってくる………

984 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:41:28 ID:EA+8hPAB


985 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:42:30 ID:tmik5qUM
>>975
クリスタルの効果って、クリスタルの中で安らいでる英霊の力を借りて云々って説明だったよね、確か。
覚えたアビリティ自体はクリスタルじゃなくて本人に依存するんで無い?

あ、でもそういや。一人異世界に帰ったガラフが普通にジョブチェンジしてたっけ。
物質として欠片持って無くてもジョブチェンジできるんじゃ。

986 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:48:39 ID:uFQZsCr3
欠片から一旦力を受け取ったら、後は欠片が無くても大丈夫。とか

987 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 22:56:47 ID:aqLbShwB
なぁ、ハルキゲニアって昼間から月出てたっけ?

988 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:03:14 ID:OuWXmUYU
>>987
夜しか出現しない天体が、天文学的に想像できんのだが。

昼しか出現しない天体は存在するがね。

989 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:05:54 ID:0BtDVexS
>>987
目の良いやつなら昼間でも月は見える。
遊牧民は昼間でも星すらみえるそーだ。

990 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:07:54 ID:uFQZsCr3
>>988
肉眼で観測できるかってことだろ。

991 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:08:13 ID:VoVkMVie
月だって夕方になったら見えたりするしなぁ。

992 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:08:34 ID:Zl8nvWo9
出てたような

993 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:09:58 ID:aqLbShwB
いや、月が二つ消えない空って位だから昼間も出てんのかなーって。

994 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:16:01 ID:cimqJCiY
昼間でも普通に白い月は見えるだろ。

ttp://images.google.com/images?q=%E6%98%BC%E3%81%AE%E6%9C%88&btnG=%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%A4%9C%E7%B4%A2&svnum=10&um=1&hl=ja&client=opera&rls=ja

995 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:24:45 ID:32fxfdq2
話は変わるがレベルジャスティスのDr.ヘルナイトがいたらどうなるのだろう?
コッパゲと組めば・・・!

996 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:24:53 ID:Mh8Az/tU
まさに白昼の残月

997 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:26:46 ID:YytEfokb
朝方か夕方が1番見やすい

998 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:31:57 ID:1pJX40e5
1000ならワイアルド召喚

999 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/06(月) 23:34:36 ID:TLOShXoQ
>>995
怪人作るのに18禁行為が必要だぞ

1000 :988:2007/08/06(月) 23:34:38 ID:OuWXmUYU
すまん、よく考えたら天文学的に、夜しか観測できない天体は存在するわ。
恒星と観測者惑星に対して、L2に安定する惑星が存在すれば、それは夜しか観測できない。

ただ、二つの衛星が同時にそのポイントにあるというのは考えがたいし、
仮に双方そのポイントにあると、常に夜空には二つの満月が存在することになる。
これは、ハルケギニアの設定と矛盾する。
よって帰納的に考えて、昼間も月は出ることがあるのは間違いない。

ハルケギニアで昼月が観測できるかは、いろいろな条件が関係してくるので一概には言えないな。
明るさが十分なら観測できるはずだけど。

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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