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あの作品のキャラがルイズに召喚されました part34

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 14:12:29 ID:6n6+KF35
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。




あの作品のキャラがルイズに召喚されました part33(前スレ)
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1186809383/




まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/



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    _              ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
    〃 ` ヽ  .   ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
    l lf小从} l /   ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,.   ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
  ((/} )犬({つ'    ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
   / '"/_jl〉` j,    ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
   ヽ_/ィヘ_)〜′   ・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
              ・議論や荒らしへの反応は、避難所でやりなさい!



--------------------------------------------------------------------------------

     _
     〃  ^ヽ
    J{  ハ从{_,     ・ここは全年齢板よ。年齢制限に関わるものは避難所に来なさい。
    ノルノー゚ノjし      ・クロスはお互いを尊重しなきゃだめ。一方的なのはモテないわよ?
   /く{ {丈} }つ     ・不要な荒れを防ぐには、sage進行もいいんじゃないかしら。
   l く/_jlム! |      ・次スレは>>950から。お願いね?テンプレはwikiの左メニューを参照よ。
   レ-ヘじフ〜l




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2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 14:15:21 ID:6n6+KF35
まずは、前スレ埋めるか。

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 14:15:31 ID:25TYnfXp
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ー-..,_
::::::::::::::::::::::::::::::::::_,,..-----....;;;,,..
::::::::::::::,,..--''"~~     ,,,..,_____\.     人人人人人人人人人人
:::::::::/"))(()),,..---''''''"""::: : : : : . \    )
::::/(())/"":::::::: : : ;,--'''''''''''-....,,,,,_\.,,, < >>1よ乙だ!!
::/:.(/"::: ,,--''''''''""彡彡彡//-.._,,:ヾ、/ ノ
::l,,,/:::::/""/////ハ /| | // ..,ヾ.ヽ.ヽ, ⌒)人人人人人人人人人
^^l:::// / /l / l l ヽlヽ\ヽ-  "-`ヾ;;l,
 .l/l/l く < <\\\`ー-三二二ニ,=,._\、
\l,,_\二ー二二= ̄三=--';";;/( "'-.,ヽ.,,
)).lー==-'''''""てlll \二-''l"/l/-:-.,_ ` "'-..,,,  ヽ.、
(("l;::::::     \巛\\ l || ^''=:,;_l-'^"'''---.,_  "ヽ,,
(())ヽ,::   ,/  \\\\\ '"''..,r`      "'-.,,_ `ヽ,
))(())l=--",/,/  \\\\\-.ヽ.         "'-.,_ "' 、
(())((l_,-''" .,-"--x---> \.\.\"`ヽ,_         ,  "'-.,.)
))((/"-'",.--'((l::::::::::| ^"''--..,,ミミミミ ミミミ>---''';"""
((./'" /"/(())/::::::::::l     ~'-ミミ\,_,...--''"~
::/  " ./))((/:::::::::::/        ~'--


4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 14:16:32 ID:aSCV+ves
あなたに……>>1乙を…………

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 14:20:35 ID:EhA6qe7U
>>1
おお!!乙の戦士よ、安らかに眠れ

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 14:23:27 ID:4E8sSOIP
>>1       __ . -―-、____
            ア          `ヽ_    _               _
            //    / (/^     \/   \_______/:   ヽ、
.           | |  / /|     ヽ   \ 丶ヽ                     }
.           レ|l ∧\_l∧  , |ヽ _│  l l                   /
           ∧ :|{/迄rトハ 、j斗泛ト/|  l | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄フ    ./
          ノ :|ヽ| 戈ソ ノノ 弋ソ_ 彳 │ |           /   /
.      /  リ j/// ' //// /  / 八          /   /
.      / //  {   r〜‐ '⌒ヽ u/  ∧  ヽ、 ._.     /   /
   /  ./ /   \. `ー─ ---' /  / ヽ      \   /   /           |\
  (_  ヽ〈    ∨>,、_   -r<'  /   ヾ      }  ,'   /              |  \
     )  ハ    マ{ xヘ/ ̄/  {\__   }     /   i:  :{              |   ヽ
   /  ん-ヘ   ヽ//⌒ヽ,/    ∨:::::} ノ   /.   {  丶________.ノ    }
  /    {::::::::: 〉   ∧    /{.     \:::\   {     '.:                 /
/     }:::::/   /:::::\-/:::ヽ       \〈     ̄ `ヽ、\__________/
.       {/     /::::=-:::Y::::-=ニヘ      \        ヽ
     /    /::::::::::::::∧ ::::::::::::::\       ヽ        } か、髪が跳ねてるだけよ!


7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 14:27:04 ID:b6Ei3zCQ
>1
乙ですわ

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 14:27:31 ID:pE294TSq
こうなったらやけくそで>>1乙だ!

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 14:38:43 ID:P7YbRD73
うたわれるもののハクオロを召還してほしいな。
そして横暴な貴族社会に平民を率いて反乱してほしい。(ルーンの洗脳は見ない方向で)
よく考えたら、サイトなんて拉致された挙句下僕扱いだもんな。しかも最初は食料さえまともに与えないし。

まあ、オリジナルな話になりすぎて面白くするのは難しいだろうけど。



10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 14:42:07 ID:pE294TSq
才人の奴隷っぷりを見るにつけ、ヨーロッパの革命家たちはこういう風に権力者の恣意によって
市民の平和と安全と生命が脅かされない社会を目指して戦ったんだな、と感慨深い気分になる。
民主主義の芽が育つにはハルケギニアはあまりにも中世的すぎるとか、そんなことばかり考えてしまう。

いや、ゼロの使い魔はそんな真面目な事を考えながら読むラノベではないな。

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 14:46:49 ID:i+VJXvQi
取りあえずよく言われる言葉を贈ろう
>>9
「君の望む作品は君の脳内にしか存在しない。だれか書いてくれないかと言う前に自分で書くんだ」

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 14:49:31 ID:zzHFcmuV
ハルケギニアにおけるメイジと平民の差は産業革命以降の
ヨーロッパ人とそれ以外の人々並みだから民主化するには
まだまだ時間がかかるわな現代でもアフリカの(ry

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:04:18 ID:6n6+KF35
ぶっちゃけ民主主義がハルケギニアに成立するには、もう1段階「絶対君主制or中央集権」が確率して貴族の弱体化が起こる必要があらあな。
つまりアンリエッタが原作でやっているようなの。
逆にアルビオン共和国みたいな国だと、産業革命が起こって民衆が力を持っても、貴族や王室は資本家階級として生き残りそう。

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:07:33 ID:6n6+KF35
前スレ埋め立て乙!

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:08:21 ID:pE294TSq
「もってけ!水兵ふく」を読み、さらに歴史の教科書を開いて思う。

キリスト教は最高権力者を宗教的に洗脳することで古代ローマ帝国を合法的に乗っ取る事に成功し、
それ以後他の宗教を悪辣に弾圧し、その結果一つの帝国どころか文明まで手中に収めてしまった。
人間の信仰心や価値観といった精神的支柱を操るのだから、これほど効率的な侵略旗に類を見ない。
ぶっちゃけた話、そのキリスト教と、ハルケギニアを覆いつくすまでに広まった「萌え」文化は
どこにその決定的相違点があるのか。
異教徒を弾圧することと、主義主張の異なるオタク同士が徒党を組んで叩きあうのと、
それらに本質的な差異はないのではないか……

うん、いろいろ考えた結果、こんな無駄な考察は要らないわ。ただ萌えてりゃいいんだな。

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:09:09 ID:54DUdtvp
前スレ>>1000

コーティカルテは大人バージョンか炉バージョンなのかどっちなんだ?w

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:10:54 ID:b6Ei3zCQ
前スレ>1000
>当たりだから却下
ひでぇ!

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:12:09 ID:6n6+KF35
>>15

ヲタとクリスチャンの最大の違いは・・・
修道女は心清らかなイメージがあっても腐女子は・・・・

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:15:59 ID:aSCV+ves
1000取りに勝ったのはじめてだ……まぁ、このスレの1000は大抵実現しないけど。

>>16
炉も良いがスパッツにきっちりとラインが浮かぶ大人Verも良いと思う次第。

>>17
当たりを引いたらルイズがつんつんしなくなっちゃうじゃないか。

20 :ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ:2007/08/12(日) 15:16:22 ID:TeZ19cYk
ぺガス、予約セッタァーッ!

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:17:26 ID:aSCV+ves
>>20
ラーサ!

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:17:48 ID:Td+C2wjG
前スレ>>1000

ルーファだと画的には違和感ないな。
おなじ兎塚キャラだし。


23 :ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ:2007/08/12(日) 15:18:18 ID:TeZ19cYk
「ホントに良かったの?」
ワルドのグリフォンの騎上で、上目遣いにルイズは尋ねた。グリフォンの手綱を引く、ワルドへ向けてのものだ。
今ルイズはワルドに抱かれるような格好でグリフォンにまたがっている。
目的地は昨日彼が言ったとおり、ヴァリエール公爵領。ときどき休みながらの、ちょっとした旅行のようなものだ。
「何だい? 急に」
「だってワルド、ゼロ機関とかの仕事で忙しいんじゃない?」
「君の警護も立派な仕事だよ。それにミス・ロングビルは優秀だしね」
「そうなの。そういえば、どんな仕事をしてるのか知らないわ」
「ラダムへの対策が主な任務だけど……今は国中から戦力に使えそうなものを探す方が重要かな。
ミス・ロングビルは今日はタルブ村に向かうと言っていたね」
「タルブ村? そんな所に何かあるの?」
「確か……竜の羽衣の伝説がどうとか」
「竜の羽衣?」
「伝説だよ。本当にあるとは思えない」
緊張しているせいか、口数が多くなっている。ワルドもそれは分かっているので、笑いながら話に付き合っていた。
そうこうしているうちに、目的地は確実に近づいていた。
少しずつ、ルイズの顔がこわばっていくのが分かる。
「ほら、見えてきたよ」
地平線の向こうに、やっと領境が見えてきた。

ヴァリエール公爵領は広い。領境から屋敷まで普通の馬車で半日かかる。
ワルドたちはグリフォンをとばして来たが、それでも時間がかかることには違いない。
やっと吊り橋が見えてきた。
吊り橋は上がっていたが、ワルドのグリフォンの前には大した障害ではない。それを飛び越え、さらに走る。
屋敷の目の前まで来た二人はグリフォンを降りる。グリフォンを樹の辺りに待たせ、屋敷に向かう。
歩いている途中で、ルイズはふと顔を上げた。
「そういえば、ワルドは戻らなくていいの? 近くでしょ」
すると、ワルドは顔色を曇らせた。再会して以来、初めて見せる表情だ。
「ワルド?」
「いや、すまない。僕の領地は壊滅したんだ」
「壊滅!?」
意外な返事にルイズは素っ頓狂な声を上げた。それに対してワルドは努めて平静な感じで応える。
「ああ、ラダムの襲撃があってね。今はもうラダムの植物園さ」
「ご……ごめんなさい。わたし、そんなこと知らなくて」
「いいんだ。もう、過ぎたことだからね」
そう言って笑う。とても寂しげな笑いだった。かなり堪えているのは間違いない。
当然だ。貴族として、領地を失うのは身を切られるように辛いはずだ。
ルイズは自分の迂闊さを心の底から悔いた。

屋敷の大きな門をくぐったところでルイズは足を止めた。
緊張しているのは分かるが、ここまで来て……。
そう思ったワルドが彼女の手を引いて促そうとしたところで、ルイズは顔をうつむけ、言いづらそうにしながらも口を開いた。
「……ねえワルド。一つ、頼んでいい?」
「何かな、僕の可愛いルイズ」
少しでも彼女の気を紛らわせようと軽い調子で言うが、彼女は顔を上げなかった。
「テッカマンのこと、父さまたちには言わないで」
家族に心配をかけたくないということだろう。ワルドはおどけた調子で承諾、ひざまずいてルイズの手をとり、その手に接吻をした。
「承知いたしました。我が姫君」
ルイズは照れて顔を真っ赤にし、ワルドに怒鳴りつけた。


24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:19:11 ID:aSCV+ves
スパッツじゃなかったアルヨ、ついつい。

>>22
タバサの乳に風船を入れてアホ毛を追加するとルーファになるしな。

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:19:14 ID:AVoTj/yq
テッカマンはなんか『30分で暴走する不良品が云々』言ってたなぁ、くらいしか覚えてないけど支援〜

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:19:16 ID:6n6+KF35
グランゾート見ていてふと思う。

もしも魔導王召喚アイテムが召喚されたら
属性からいって ギーシュ マリコルヌ モンモランシーが乗ることに。
やあ、主人公がギーシュになっちゃうじゃん。
ルイズはどう見てもグリグリポジション・・・。

27 :ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ:2007/08/12(日) 15:19:49 ID:TeZ19cYk
ついに屋敷の目の前まで来た。来てしまった。
しかし、なかなか扉を開ける決心がつかない。手をつけただけで、そこから先に押せない。
ワルドはルイズが扉を開けるのをあえて待っているのか、何も手助けをしない。
「あなたたち、何をしてるのかしら」
そこへ後方から鋭い声が投げかけられた。ルイズは慌てて振り向くが、ワルドはそれを予期していたかのごとくゆっくりと後ろを向く。
そこでは、きつい目つきをしたブロンドの女性が杖をルイズたちに向けていた。
女性の姿を見て、いや見るまでもなく声だけでルイズはそれが誰か分かった。
「エ、エレオノール姉さま!」
紛れもなく、その女性はエレオノール・アルベルティーヌ・ル・ブラン・ド・ラ・ブロワ・ド・ラ・ヴァリエール。ルイズの長姉だ。
ルイズの顔と声を聞いたエレオノールは一瞬驚くが、すぐにいつもどおりの表情を取り戻す。
「あら、あなた……ちびルイズ?」
そしてつかつかと歩いてくる。懐かしさに抱きつこうとしたルイズは、いきなり頬を引っ張られた。
「どの面下げて、ここに顔を出しているのかしら〜」
「い、いひゃい! なにをひゅるの、ねえひゃま」
その様子を見ていたワルドは、くすくすと笑いを漏らした。その声にエレオノールはルイズから手を離し、ワルドの方に向き直る。
「あなた、ワルド子爵ね。……結婚の報告にでも来たのかしら」
「ち、違うわよ! ワルドはただここまで送ってくれただけで……」
「そう……まあいいわ。入りなさい」

大きな扉を開ける。その先では、ルイズとよく似た桃色の髪をした女性がしっとりと微笑んだ。
「ルイズ……、お帰りなさい、小さなルイズ」
「ちいねえさま!」
ルイズのすぐ上の姉、カトレア・イヴェット・ラ・ボーム・ル・ブラン・ド・ラ・フォンティーヌだ。まるで来るのが分かっていたか
のように、ルイズを出迎えた。嬉しさのあまり、ルイズは彼女のすぐ上の姉に抱きついた。今度は頬をつねられるようなこともない。
「お久しぶりですわ、ちいねえさま」
「ルイズ、お顔をよく見せて」
細く白い手をルイズの顔に添えて、顔を近づける。
「まあ、すっかりきれいになって」
「ちいねえさまったら。ね、お体の具合はいかが?」
「ありがとう、相変わらずよ」
ルイズが顔をうつむけたのを見て、カトレアはとりなすように言う。
「大丈夫よ。いつものことだもの」

そこで話題を変えようと、ルイズは別の質問をした。
「そういえば、父さまと母さまは?」
ルイズの質問に、カトレアもエレオノールも顔をそむける。カトレアが口を開こうとしたところで、エレオノールは手で制した。
「父さまは貴族として軍務に復帰して以来、連絡がつかないわ。母さまは……」
「お姉さま、それは……」
カトレアが制止しようとしたが、エレオノールは構わずに続けた。
「……母さまはあんたを探しに行ったきり、帰ってこないわ」
彼女の言葉に、ルイズは大きな衝撃を受ける。自分を探しに行ったということは、トリステイン魔法学院に……
「あの……姉さま、それってどういう……」
「魔法学院と連絡が取れなくなって、あの化け物が現れたでしょ。それで、あんたを探しに飛び出していったのよ」
「お姉さま!」
カトレアは珍しく声を荒げた。しかしエレオノールはその抗議を受け付けない。
「黙っていてもいずれ分かることよ。ならさっさと教えた方がいいわ」
「それは……ルイズ?」
ルイズは放心したように、両膝を地面に落としている。尋常ではないその様子に、カトレアはしゃがみこんで問いかけた。
「ルイズ、大丈夫?」
「わ、私のせいで……母さまが?」
「そんなことはないわ。あなたのせいではないのよ、ルイズ」
「ルイズ、話があるから後で私の部屋にいらっしゃい」
そんな二人の様子を見下ろしながら、エレオノールはきつい調子で言った。


28 :ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ:2007/08/12(日) 15:21:23 ID:TeZ19cYk
何とか自分を取り戻したルイズは、カトレアの部屋でドレスを選んでもらい、彼女自らに髪を整えてもらっていた。
心労のせいか、髪の毛はかなり痛んでいた。カトレアは優しく、自分とそっくりな色の髪に櫛を通す。
沈んだままの表情で、ルイズはカトレアに訊いた。
「……ちいねえさま」
「何? ルイズ」
「エレオノール姉さまって、やっぱりわたしのことを嫌ってるのかな?」
「何でそんなことを思うの?」
「だって、エレオノール姉さまったら昔からわたしにいじわるしてばっかで……母さまだってわたしのせいで……」
途中から涙声になっている。カトレアはルイズを後ろから優しく抱きしめ、ささやいた。
「そんなことないわよ。姉さまだってあなたのことが可愛くて仕方ないのよ。心配だから、ついついきつく言っちゃうの。
それに、魔法学院のことを聞いて真っ先に飛び出そうとしたのはねえさまなのよ?」
「え、うそ!」
「本当よ。けど、わたしをほうっておけないからって姉さまは家に残って……母さまが代わりに探しに行ったのよ」
ルイズはカトレアの話に聞き入った。昔から自分にいじわるばかりしていた長姉の意外な一面を初めて知った。
「だから、母さまのことはルイズのせいじゃないわ。むしろ、わたしのせいよ?」
「そ、そんなことない! ちいねえさまのせいなわけないじゃない!」
「ほら、誰のせいでもないでしょ? 母さまは自分で決断して出て行ったの。だから、あなたが気にすることじゃないわ。
分かった?」
「……うん」
長い沈黙の末、ルイズは頷いた。カトレアも満足そうに微笑む。そして再びルイズの髪の毛に櫛を入れた。
カトレアに再び髪を整えられる気持ちよさに身を委ねながらも、ルイズは思った。
誰のせいでもない。ちいねえさまはそう言っていたけど、本当はそうじゃない。
紛れもなく、ラダムのせいだ。そして、それを呼び出したのはわたし……。
カトレアに見えないところで、ルイズは強く拳を握り締めた。

「エレオノール姉さま、入ります」
カトレアと共に、部屋に入る。そこにはエレオノールだけでなく、彼女と対峙するような形でワルドまでがいた。
「あら、来たわね」
ルイズが入ってきたのを見たエレオノールはちょうどいい、とばかりに言った。
ここに何故ワルドがいるのか分からないルイズは、混乱する。
「お姉さま、これはいったい……?」
「ワルド子爵にも聞いてもらうためよ。あなたたち、さっさと結婚なさい」

あまりにも突然のことで、わけが分からない。ルイズは間抜けにも、呆けた表情となってしまった。
「……え? ええぇぇぇぇっ!!?」
やっと理解したルイズは、可愛らしい声を全開にして驚いた。
エレオノールは、ルイズが叫び終わって息を整えているのを見計らってから、発言する。
「もう学院もなくなってしまったことだし、おとなしくうちで花嫁修業でもしていなさい!」
「でも……」
「でも、じゃなくてはいでしょ! あんたたちは婚約者なんだから、別に今から結婚しても問題ないわ!」
しかし、あまりにも突然のことに、気持ちの整理がつかない。
「だって……そうだ! ワルドは、ワルドはなんて言ってるの!?」
突然話を振られたワルドは、ルイズのほうを見、エレオノールのほうへと向き直る。
「そうだね。僕としてはルイズと今すぐ結婚できるのは嬉しいよ」
「……だそうよ。ルイズ、文句はないわね!」
エレオノールは強い調子で断じた。あまりのことに、ルイズは惑うばかりだ。
「そんな……いきなり」

そのとき、ルイズは他のテッカマンの気配を感じた。すぐ近くにいるこれは、間違いなくダガーのものだ。
ルイズはエレオノールとカトレア、ワルドの顔を次々と見比べた。そして、ワルドの方に視線を固定させる。
彼女の視線に気付いたワルドは首をかしげる。
「どうかしたのかい?」
「ワルド、ちょっと来て!」
返事も聞かず、強引に引っ張って部屋を出る。ドアに差しかかった辺りで、カトレアが声をかけた。
「ルイズ、どうかしたの?」
そして、足早について来ようとする。ルイズは心の中で謝りながら、大きな声で言った。
「ごめんなさい、ちいねえさま! ワルドと二人っきりで話があるの!」


29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:21:35 ID:aSCV+ves
ハードだな……しかしカリン行方不明ってなんか物凄く「ぶるぁぁぁ!」な予感が支援

30 :ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ:2007/08/12(日) 15:22:50 ID:TeZ19cYk
廊下に出たルイズは、そのまま足早に外へ向かっていた。彼女の尋常でない様子と表情に、思い当たったことを訊く。
「ラダム、かい?」
こくりと頷く。ワルドは仕方ない、とでも言う風に肩をすくめた。
「お姉さまたちには、うまく言ってくれる?」
「分かったよ。君との結婚は当分先になりそうだね」
「え?」
「こんなんじゃ、結婚なんてとてもできそうにないからね。お姉さまたちにもそう伝えておくよ」
そう言って、ワルドは部屋へと引き返していった。後姿を見送ったルイズは、意を決して外へ向かって駆け出した。

領地内の森の中。そこで一人の少年がバラをくわえながら木にもたれかかっていた。
金色の巻き髪をした、美少年といってもいい顔立ちをしている。彼は何かを隠すかのように、常に顔の右側を右手で覆っていた。
そこに、小さな足音が響いた。木の根に足を取られないように気をつけ、飛び跳ねるようにして、ルイズがやってくる。
彼女の姿を見つけたギーシュは身を起こし、嬉しそうな声を発した。
「よく来てくれたね。嬉しいよ、ルイズ!」
「ギーシュ……!」
状況と台詞だけ取ってみると逢引のようにも見えるが、二人の間に流れる不穏な空気はそれを否定する。
そう。彼らの間にあるのは、殺意だけだった。
一方は裏切り者に対する蔑みと右目の傷に対する恨み。
もう一方は自分の大切な者を奪った存在に対する憎悪。
「この傷の恨み、受けてもらうよ」
ギーシュは右手にクリスタルを持った。それで初めて彼の顔があらわになる。
それを見て、ルイズは息を飲んだ。顔の右側に大きな傷跡が刻まれ、彼の顔を台無しにしていた。
そして、右手のクリスタルを天に掲げて叫んだ。
「テックセッター!」
システムボックスに包まれたギーシュの身体は人ならざるもの、ラダムの姿へと変わっていった。
「テッカマンダガー!」

それに対し、ルイズもクリスタルを掲げて叫んだ。
「テックセッタァーッ!」
ルイズの身体もシステムボックスに包まれ、ギーシュと同じような変化を遂げる。
実際、ギーシュとルイズはほとんど同一の存在だ。どちらも同じ物によって、同じ改造を受け、同じような姿へと変えられた。
唯一つの違いは、人の心が残っているかどうか。ただ、それだけだ。
だからこそルイズは今までギーシュを倒すことができなかった。
しかし、今は違う。母を奪われ、ラダムへの怒りと憎しみに満ち溢れている今なら。
「テッカマンゼロ!」
変身を完了したルイズ、テッカマンゼロはテックランサーを構え、かつての学友に飛び掛っていった。

二人のテッカマンは空中を自在に舞い、接近してはランサーを切り結び、高速で離脱してはまた切り結ぶ。
テッカマンが高速で飛び回るたびに衝撃波が発生し、木々をなぎ倒していく。
ダガーは魔法を使わないまま、テックランサーを駆使している。
彼には勝算があった。先の戦闘の経験から、ゼロがとどめをさせないと踏んでいたのだ。
だが、戦闘が始まってすぐにそれは誤算だと思い知った。ゼロの攻撃はいつになく苛烈で、迷いのないものだったのだ。
しかし、作戦には直接の関係はない。
ただゼロを罠にはめ、あの世に送り込むだけだ。


31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:23:12 ID:nq+MGIpD
>>26
グランゾートは火と土の二重属性だよ

つまりはコルベール先生が!

32 :ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ:2007/08/12(日) 15:24:17 ID:TeZ19cYk
幾度目かの衝突で、機会が来た。
低空で激突し、間合いが離れた瞬間、ダガーはランサーを変形させ、横に構える。
変形したテックランサーから反物質の矢、コスモボウガンを連続して放たれた。
ゼロはとっさに下に移動し、それをかわす。あまりに急激な回避は勢いを止めきれず、地面に足を着いてしまった。

それを見たダガーは、仮面の下で薄く笑った。罠にかかったのだ。
「いまだ!」
ダガーがバラの花を振る。と同時に地面から複数の手が飛び出し、ゼロの足を掴んだ。
「えっ!?」
その腕は土を吹き飛ばし、全身を現した。ワルキューレだ。
完全に虚を疲れたゼロは、四肢を完全に拘束されてしまう。

「これで終わりだ、ゼロ!」
ダガーはランサーの変形したコスモボウガンを連射した。ボルテッカには到底及ばないが、直撃すればただではすまない。
その寸前、かろうじてゼロは身体を動かした。
二、三発の矢が肩に突き刺さるが、心臓を狙っていた矢はコスモボウガンはゼロに突き刺さる前にワルキューレの背中を貫き、爆発した。
衝撃でワルキューレの拘束する力が緩む。その瞬間、ゼロは懇親の力で両腕の拘束を外し、右腕の自由を奪っていたワルキューレをダガーへと投げつける。
「なにっ!?」
二人の一直線上にワルキューレが割り込んだ。一瞬、互いの視界が遮られる。

ゼロは両肩の装甲を開き、全てのエネルギーを込めた。片側四つ、計八つのレンズ状の物体に光が集まる。
彼女の脳裏に母親のイメージが浮かんだ。そして、叫ぶ。
「ボルテッカァァッ!!」

今度は、迷いはなかった。ボルテッカは狙い違わずダガーに迫っていく。
もはやダガーに避ける術はなかった。
「うあああぁぁぁぁぁっっ!!」
断末魔の叫びを残し、テッカマンダガーはフェルミオンの奔流の中へと消えていった。
ゼロは両肩の装甲を収納する。
身体を拘束していたワルキューレたちは、崩れ落ちるように大地に消えた。
ダガーが滅びた何よりの証拠だ。
わたしは、ギーシュを殺したんだ……。

静かになったところで、ワルドはルイズがいると思われるところへ走った。
先ほど、凄まじいエネルギーの放たれたところだ。
果たしてルイズは、そこにいた。
桃色の髪をした小柄な少女は、手に持った何かを呆けたように見つめている。
「ルイズ、それは?」
彼女の手の中にあったのは、一枚のバラの花だった。それはやがて、溶けるように消滅した。
しばらくの間ルイズはそれを見つめ続けていたが、何かを吹っ切るようにワルドの方を向く。
「……ううん、なんでもない。それより、もう帰らないと」
「いや、それは……」
「ごめんなさい。今は、お姉さまたちと顔をあわせられない」
ルイズは下を向き、思いつめたような顔で言った。
その表情に何かを感じたワルドは何も言わず首を縦に振り、グリフォンのいた場所へと走った。


テッカマンオメガは、ダガーの消滅を知りながらも何ら動揺を見せなかった。
「ダガーが倒されましたか。ならば、次の者を送りこむだけです、ルイズ」
その時、テックシステムから一人の人間が解放され、新たなテッカマンが生み出された。

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:24:53 ID:aSCV+ves
ダガーならアレを仕掛けてるよな……支援

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:26:51 ID:aSCV+ves
って、変身不能に陥れるアレではなかったのか。GJ。
そしてオメガの中の人はやっぱり……次回もwktkして待ってる。

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:27:05 ID:T2K6mo34
なんというワルド間違いなくこれはきれいなロリド

36 :ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ:2007/08/12(日) 15:27:23 ID:TeZ19cYk
投下終了です。

最終回を見て涙が止まらなかったのも、今となってはいい思い出……

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:27:54 ID:xpTPioQI
>>10

革命は理想では無くて、主義思想が現実に優先した理性の破裂だよ。
フランス革命がもたらしたのは、自由、人権、平等では無く、革命派による恐怖政治と、血みどろの権力闘争だった。
革命を歴史的壮挙と無邪気に礼賛していたペーンが、その実態を知って、

「専制政治より残忍なるは、無政府主義である」

と絶望し、自殺しかけた程だ。

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:31:08 ID:EhA6qe7U
GJ
ミッシングリンクで誰がルイズを(ry

39 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:31:51 ID:6n6+KF35
フランス革命からこっちフランスがようやく安定したのは、ドゴール政権誕生してからだもんな。

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:32:18 ID:pD5qexqQ
だれがテッカマンレイピアのポジションになるのかwktk

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:34:33 ID:k1HUgcMC
ガンバを召喚。

学院の厨房で開かれているネズミ達のパーティ。
そこに傷ついたモートソグニルが転がり込んでくる。
残忍な暴力と恐怖でアルビオンを支配している
巨大な白イタチ「ノロイ」を倒す力を貸して欲しいというモートソグニルの
言葉にネズミ達は冷たかった。
しかしガンバを始めとする勇敢な7匹の仲間が集まり冒険の海へと船出する。

http://www.youtube.com/watch?v=BGYPJWeEfwg

42 :ゼロのぽややん:2007/08/12(日) 15:38:33 ID:PfQp0b9c
この後って誰か予約してる?
なければ投下したいのだが。

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:40:42 ID:EhA6qe7U
之より5121小隊に向けて航空支援をおこなう

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:41:10 ID:DmWXnben
>>40
お前は俺か?

まあ学園でルイズと交流があるとなるとキュルケだが、エビルポジションもかぶってるし、
タバサとシェスタは交流が無いし……

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:41:56 ID:6n6+KF35
テッカマンと言えば、最近昭和版テッカマンの最終回をようやく見る機会に恵まれたんだが、
ある意味ブレードより悲惨なラストだった。

主人公がラスボスと思って特攻を掛けている相手は所詮中間管理職だわ、
地球の滅亡回避の手段は見つかっていなくて、ようやく探査船の試験ワープ実験が行われる処だわ。

でもなにより悲惨なのは、タツノコキャラが総出演していたOVAに、テッカマンだけ出てきていなかった事かもな。
他のタツノコヒーロは出演して幸福なその後を披露していたというのに・・・。

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:41:56 ID:4hYHYR+S
ミッシングから神野三郎陰之召喚
「君の『願望』は――――何だね?」
駄目だ破滅まっしぐらになっちゃう

47 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:43:06 ID:4hYHYR+S
ぽややん支援

48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:44:33 ID:GFNAqgyl
>>46
真っ当にいくなら魔王閣下召還で神の頭脳なんじゃね?

49 :ゼロのぽややん:2007/08/12(日) 15:44:39 ID:PfQp0b9c
無いみたいなので、投下開始。

 アオとギーシュが決闘してから、一週間以上が経過した。
 
 決闘の後に何者かに倒され、重体の状態でギーシュ(なぜか裸足だった)が発見されたり、
 感極まったマルトーがアオの唇に接吻しようとして、シエスタを筆頭としたメイドたちがフルボッコにしたり、
 アオのお料理教室が大盛況になったり、
 カップリングは『アオ×ギーシュ』か『ギーシュ×アオ』かで、一大論争が巻き起こったりしたが。

 おおむね平和だった。

「決めた。明日、街に行くわよ」
 ある日の夜。ルイズは握り拳を握りながら、力強く言った。
「? どうしたの、突然?」
 アオは裁縫の手を休めて、ルイズを見た。
 ちなみに今は、お料理教室生徒百人突破記念グッズ、赤い短衣を着た大猫のぬいぐるみを大量生産しているところだった。すでに六十体を超えるぬいぐるみが部屋中にあふれている。
 ルイズも最初は、部屋が狭くなると文句を言っていたが、ここまでくると逆に諦めがつく。
 あと、何気に可愛いかったのだ。アオに献上された、ブータと名づけられた二倍の大きさを誇る特別版は、彼女のベッドのお供になるほどのお気に入りであった。
「あんた、あれだけ戦えるんだから、剣だって使えるでしょ? だから剣を買ってあげるわ。
 いつまでも石とか、そこら辺にあるもので戦わせてちゃ、わたしとしてもカッコつかないしね」」
 ここまでが建前。
 本音は、やたらとアオの人気が上がって、自分の主としての立場に若干の危機感を覚えた末、ここは一つ、ご主人様の度量の広さを見せねば、と計画した事だった。
 剣、すなわち武器を買う。
 その事について、アオはまったく異論はなかった。
 ルイズは知らないが、ギーシュとの決闘の後、正面切っての戦いでは不利と悟った男連中が、何度か闇討ちや奇襲を仕掛けてきた事があった。
 人の目も無いことだったし、そういった連中はきっちりと、死なないレベルで再起不能にしてやった。もちろん証拠を残すようなヘマはしてないため、文字通り闇から闇へだ。
 最近は、そういった手合いもいなくなったが、自分にとって未知である魔法を使う相手に、素手や環境利用で対応するにも限界がある。
 何時、強力なメイジを相手にするとも限らない。
 ルイズの提案は、まさに渡りに船だった。
「街か……楽しみだね」
「でしょ。思いっきり感謝しなさいね」
 だからもう寝るわよ、とブータを抱き締め、ルイズは目をつぶった。


50 :ゼロのぽややん:2007/08/12(日) 15:45:43 ID:PfQp0b9c
 次の日。
 虚無の曜日、すなわち休日である。
「はふぅ」
 枕を抱きしめたまま、キュルケはため息をつく。
 彼女は、最近眠れぬ夜を過ごしていた。
 原因は、はっきりしている。
 ルイズの召喚した平民の使い魔。
 アオ。
 その名を思うだけで、胸が高鳴る。
 ギーシュとの決闘で見せたあの強さ。素手でメイジを倒すだなんて。
 しかも、その後のモンモランシーの乱入時に垣間見せた、ユーモアに富んだ優しさ。
「ああ、ダーリン! あなたは、あたしに消えることのない火を点けたのよ。そしてそれは情熱という名の炎に変わったの!!」
 キュルケは生まれながらの狩人だった。本来なら、即アタックなのだが。
 正直、攻めあぐねていた。
 チャンスを狙おうと、ちょくちょくフレイムに監視をさせているのだが、アオの周りには邪魔者が多すぎて、全然独りにならない。
 あとルイズも、アオのそばをなかなか離れようとしないのだ。
「気持ちはわかるけどね」
 微笑ましくもあったが、しかし、そんな悠長な事を言っている場合ではない。
 キュルケは悶々とした挙句、
「よし、ルイズの部屋に行って、彼を口説こう」
 爆発した。
 そうと決めた彼女の行動は迅速だった。
 着替えを済ませ、化粧をし、そして、ルイズの部屋の扉を叩いた。
 が、返事が無い。 
 キュルケはなんの躊躇もなく、アンロックで錠前を外して部屋に入った。
 最初に、目についたのは大量のヌイグルミ群である。
「あの娘、趣味が変わったかしら」
 以前の殺風景さとはうって変わって、やけに乙女チックになった部屋を見回して首を捻る。まあ、誤解なのだが。
 だが、肝心のアオがいない。ついでにルイズも。
 ここで諦めるという選択肢は、キュルケには無い。

51 :ゼロのぽややん:2007/08/12(日) 15:48:11 ID:PfQp0b9c
 タバサは、薄い本を閉じて、顔を赤くして呟いた。
「新世界」
 本のタイトルは、『青の薔薇』
 著者はケティ。自費出版の本だ。
 ちなみに彼女は、今やギーシュ総受け派の旗手として、知る人ぞ知る人物であった。
 しばらくぽーっとしていたタバサだったが、はたと正気に戻る。
「これは違う」
 ぶんぶんと頭を振ってから、目を閉じて、思い出す。あの男、アオの事を。
 一体、何者だろう。
 錬金の授業で、ルイズを助けた時に見せたあの動きから、只者ではないと思っていた。
 ギーシュとの決闘で、それは決定的になった。
 彼は、強い。
 だから知りたいと思った……強くなるために。
 だが、観察すればするほど、彼の底が見えなくなる。
 決闘の時の彼と、料理教室で料理を教える彼。あまりにも違いすぎる。
 それに一つ、気になる事もあった。
 一度、自分の使い魔であるあの子、シルフィードに監視させようとしたのだが、できなかったのだ。 
 アオを見たあの子が、怯えてしまったから。
 もう、なんでもいいから彼の事を調べようと手に入れた本だったが、まさかこんな内容だったなんて。
 つい没頭してしまった自分に激しく自己嫌悪しながら、本の表紙を見るタバサ。
 最初は、綺麗な薔薇の装丁だと思っていたが、内容を知った今だと、ただただ妖しい。

 捨ててしまおうか。
 でも、本に罪はないし。

 タバサが本を手にそんな事を逡巡していると、どんどんとドアが叩かれた。

「タバサ〜、居るかしら〜?」
 キュルケがドアを叩きながら声をかけると、ドアの向こう、タバサの部屋で凄い音がした。
「ちょっと、どうしたのタバサ?」
 驚いたキュルケがさらに激しくドアを叩くが、返事がない。
 慌ててアンロックで鍵を開け、部屋に入ると、
「……なにやってんの?」
 ベッドの毛布に頭を突っ込んで、お尻だけこちらに向けているタバサを発見した。
「何?」
 毛布を被ったまま、タバサがぼそっと言った。
 キュルケは、そんな親友の姿を不審に思いはしたが、しかし、追求してる場合ではなかった。
「お願い、愛するダーリンがにっくいヴァリエールと出かけたの! しかも馬に乗って!」
 ダーリン……ヴァリエール……あの使いの魔の事か!
 キュルケが言い終わるまでもなく、全てを察したタバサが跳ね起きる。もちろん、どさくさに紛れて、本をベッドの下に隠す事は忘れない。
 そして窓を開けると、口笛を吹いた。
 彼女の使い魔、ウィンドラゴンの幼生、シルフィードが現れる。
「そうなの! あなたのシルフィードで追ってほしいのよ。話が早くて助かるわ」
 シルフィードは、タバサを乗せると、遥か上空に飛んで行った。
 キュルケを置いて。
「て、それじゃあ意味がないじゃない!!」
 程なくして、タバサが戻ってきた。
「どっち?」
 無表情のまま、短く尋ねる親友に、キュルケは苦笑いを浮かべることしかできなかった。


52 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:49:26 ID:mGwJdWSH
>>48
シェフィールド代わりは魔女か。
ルーンはヴィンダールヴ(但し操るのはあちら側に住む何か)とか。

そして支援

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:49:50 ID:DmWXnben
混乱しているタバサかわいい支援

54 :ゼロのぽややん:2007/08/12(日) 15:49:52 ID:PfQp0b9c
 トリステインの城下町を、アオとルイズが歩いていた。
 けっして広くない道が、人でごった返している。
「今日はお祭りか、何かなの?」
「いつもこんなもんよ。なんせ、ブルドンネ街はトリステインで一番大きな通りだし、宮殿にもつながっているんだから、当然といえば当然ね」
「へ〜」
 これで大通りなんだ、とか。
 狭い、とかは言わないでおいた。
 人ごみの合間、合間を、すり抜けるように歩くアオに比べ、ルイズはもみくちゃにされながら前に進んで行く。
 ぷぎゃ! とか、ふぎゅ! などの悲鳴も時折聞こえた。
 四苦八苦しながら前を行くルイズに、アオが声をかけた。
「ねえ、ルイズ」
「なによ」
「ここって、スリが多い?」
「まさか、あんた!」
 ルイズが血相を変えて、振り返る。
「大丈夫。お金は無事だから、安心して」
 アオは上着から、財布を取り出して見せた。ルイズから預かった、彼女の財布だ。
 それを見てルイズは、ほっと無い胸を撫で下ろす。
「もう、脅かさないでよね。確かにここはスリも多いから、気をつけてよ。まあ、魔法でやられたら一発だけど」
「えっ、貴族がスリをするの?」
「違うわよ。貴族は全員メイジだけど、メイジが全員貴族ってわけでもないの。なかには傭兵や犯罪者もいるわ」
「なるほど。ちょっと数が多かったけど、ある意味運が良かったのか」
「?」

 一方こちら、キュルケ&タバサの追跡組。
「これって全部、ダーリンの仕業よね」
 ゴクリと唾を飲込んで言ったキュルケの言葉に、タバサが無言で頷く。
 ルイズたちが通って行った後に、まるで目印のように所々で、人が倒れている。
 皆、昏倒しており、さらに一様に、片腕の人差し指、さらに片足の二箇所があらぬ方向に曲がっていた。
「ん」
 タバサの短い呟きに、キュルケは前を見た。 
 スリの男が、アオにぶつかり、その懐に指を忍ばせようとするところだった。
 アオは見もせずに、その指を掴むと、逆に反らす。男の体が前屈みになったところで、空いた手の親指と中指で、後ろから首の頚動脈をつまむ。それだけで、悲鳴も上げられずに男の意識が飛ぶ。同時に軸足の膝を横から踏み折り、地面に落としながら極めていた指を折る。
 一連の挙動を、アオは流れ作業のように澱みなく行なった。その間、一度も視線をスリに向けていない。
 注意深く見ていなければ、突然倒れこんだようにしか見えなかった。
 実際、前を歩いているルイズは、すぐ近くなのに気づいてもいない。
 それほどに素早く、静かだった。
「ギーシュってば、命拾いしたわけね」
 さすがダーリン、とキュルケが顔を火照らす。
 悩ましげに体をくねらす親友の隣で、タバサはそれを冷静に見ていた。
 たしかに凄い。けど、それ以上に。
 寒くないはずなのに、背中がゾクリと冷えた。
 どうしてあんな風に、何の意識も込めずに事を行なえるんだろう。
 

55 :ゼロのぽややん:2007/08/12(日) 15:51:21 ID:PfQp0b9c
「ここね」
 通りから外れた路地裏に、武器屋は在った。
 ルイズが石段を登り、羽扉を開けようと手をかけたところで、アオが止める。
「まって。どうせだから、一緒に入ればいいと思うよ」
「一緒に?」
 意味がわからず、怪訝な顔で聞き返すルイズ。
 アオは、路地の影に向かって手招きした。
 すると人影が二つ、こちらに近づいてくる。
「は、は〜い、ルイズ」
 バツの悪そうな顔をしたキュルケと、
「……」
 視線を合せないように、そっぽを向くタバサだった。
「ツェルプストー! なんであんたがここに!?」
「プレゼント作戦で、ダーリンの気をひこうだなんて。そうは問屋がおろさないわよ、ヴァリエール」
「だ、誰が気をひくですって! てか、ダーリンって誰のことよ」 
「も・ち・ろ・ん、この方。アオに決まっているでしょ」
 そう言ってキュルケは、アオの腕に自身の腕を絡ませようとする。
 ルイズは、その間に体ごと割って入って、阻止した。
「なにするのよルイズ」
「なにするのよ、じゃないわ! 人の使い魔に、なに手を出そうとしてるのよ!!」
「しょうがないでしょ、好きになっちゃったんだから。恋と炎は、フォン・ツェルプストーの宿命。ヴァリエール、あんたが一番ご存知でしょ」
「ぐぬぬぬっっ! よくもまあ、いけしゃあしゃあと」
 
 なるほど。彼女が宿敵というわけか。
 アオは、一歩ひいた状態でルイズとキュルケの舌戦を観戦しながら、以前聞かされた話を思い出した。
 袖を引っぱられ、視線を向ける。
「えーと、君は」
「タバサ」 
 タバサは、簡潔に自己紹介を済ませると、袖を引っぱったまま、店の羽扉を押し開いた。
 先に店に入ろうという事か。
 二人を見ると、さらにヒートアップしていた。
「そうだね、行こうか」
 アオの言葉に、タバサは頷くと、引っぱりながら店に入る。
「何時、気がついた?」
 タバサが、疑問を口にする。
 自分もキュルケも、気づかれるような失敗はしなかったはずなのに。
「草原を馬で走っている時に、視線を感じてね。あの竜? に乗っていたのが君たちだったんだよね」  
 そんな最初から……!
「そう」
 納得したタバサは、それ以上喋らなかった。
 かなり無口な娘だな。
 それがアオの、タバサへの印象だった。


56 :ゼロのぽややん:2007/08/12(日) 15:52:40 ID:PfQp0b9c
 武器屋の中は薄暗く、物が乱雑に陳列されている。
 アオは、どことなく裏マーケットを思い出していた。
「冷やかしなら、お断りだ。さっさと帰んな」
 店の奥でパイプをくわえていた親父が、チラリと一瞥しただけで、面白くもなさそうに言った。おそらく店の主人だろう、年齢より幼く見える小柄なタバサを連れたアオに対して、客だという認識は無い。
 そうこうしているうちに、羽扉を乱暴に押し開け、盛大に足音を立てながら、ルイズとキュルケが入ってきた。
「冷か」
「客よ」
 ルイズは主人の言葉を遮り、黙らせた。その迫力に、思わずパイプを取り落としそうになる。
 そこでようやく、彼女たちが貴族である事に気づいた。
「こ、これは失礼いたしました。いったい貴族さまが手前のような店に何の御用で?」
「わたしの使い魔に、剣を買いにきたの。適当に見繕ってくれないかしら」
「なるほど。ここ最近、暴れまわっている『土くれ』対策ですね」
「土くれ? なによそれ」
「あんた知らないの? 土くれのフーケっていえば、貴族のお宝を専門に盗んで回っている、メイジの盗賊のことじゃない」
 キュルケに小バカにされ、ルイズが顔を真っ赤にする。
「し、知ってるわよ、それくらい。だから、それがなんだってのよ」
「へえ、土くれを恐れた貴族が下僕にまで剣を持たせてるってぇ、小耳に挟みましてね。
 ……そちらの方でしたら、これがよろしいかと」
 そう言って親父は、細身のレイピアを倉庫から持ってきた。
「もっと太くて大きいのがいいわ」
 ルイズの言葉に、キュルケが大きく頷く。タバサは無反応だ。
「ですが、そちらの方ですとこの程度が無難かと」
 主人は小声で、素人が、と毒づく。
「ちょっといい」
 そう言ってアオは、レイピアを手に取った。
 剣を握ったとたん、体中に力がみなぎる。この感覚はウォードレスを装着した時と似ていた。
 アオは一瞬、戸惑いの表情を見せたが、こちらをじっと見るタバサの視線に気づき、笑って誤魔化した。
「振ってみてもいいかな?」
「ああ。かまわんですとも。店の物にぶつけんでくださいよ」
 主人はニヤニヤ笑いながら言った。完全にアオの事をなめている。
 ルイズたちに距離をとらせると、アオは素振りを始めた。
 最初は、感触を確かめるようにゆっくりと。一振りごとに、ギアを上げてゆく。
 一振り、二振りと数を重ねるにつれ、だんだんと主人の笑みが凍りつく。
 十から先は、誰にも数えられなかった。刃を肉眼で捕らえることができず、絶え間なく聞こえる風切り音だけしか聞こえない。 
「ふっ」
 アオは短く息を吐き、素振りしていた腕を止める。だが、超速の素振りからの急停止に、レイピアの細い刀身は慣性エネルギーを吸収しきれず、根元から折れた。
「ひっ」
 折れた刀身が、主人の頭のすぐ横に突き立つ。
 アオは折れたレイピアの柄をカウンターに置き、にっこり笑った。
「すいません。もっと丈夫なのをお願いします」
「は、はい、た、ただ今お持ちします」
 直立不動の姿勢から、大慌てで倉庫に駆け込む主人。
 折れた剣を手放すと同時に、あの不思議な感覚も消えた。
 試しにもう一度握ってみると、とたんにあの感覚が戻ってくる。
 他のはどうかと、乱雑に積まれた剣に近づくと、
「坊主。てめ、ひょろっちい体している割には、たいした腕じゃねえか」
 突然声をかけられた。
 辺りを見回す。
 ルイズ、キュルケ、タバサは首を横に振った。
「それ」
 タバサが杖で、一本の剣を指し示す。
 それは錆の浮いた、お世辞にも見栄えがいいとは言えない大剣だった。
「おう、俺だ俺」
「剣が喋った!」
 さすがに驚くアオ。

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:52:48 ID:mGwJdWSH
タバサ、801は非生産的だから良くない支援

58 :ゼロのぽややん:2007/08/12(日) 15:53:57 ID:PfQp0b9c
「あら、インテリジェンスソードじゃない」
 ルイズが物珍しそうに剣を見た。
「インテリジェンスソード?」
「意思を持った魔剣の事よ。にしても汚いわね、錆だらけでボロボロじゃない」
「んだと、このチンクシャ!」
「だ、誰が、チンクシャですってええぇぇぇ!!」 
 キュルケが、腹を抱えて笑っている。
「やい! デル公! お客様に失礼なことを言うんじゃねえ!」
 立派な大剣を抱えながら、店の主人が怒鳴り声をあげた。
「誰がデル公だ! デルフブリンガーさまだ! ボケ!!」
「あー、うるせえ! 商売の邪魔だ黙ってろ!!」
 主人はそう言って、デルフブリンガーを鞘に収めた。
 とたんに静かになる。
「いや、すいませんね。口は悪いわ、客に喧嘩を売るわで、こっちもほとほと困っているんですよ」
「そんな駄剣、さっさと処分しちゃいなさいよ!」
 怒り心頭のルイズ。
「いえね、こいつにも一応元手がかかっていますんで、はい。こうやって鞘に収めれば黙りますんで」
 頭を下げながら、デルフブリンガーを片付ける。
「旦那、先ほどは失礼いたしました。こいつがうち一番の業物。かの高名なゲルマニアの錬金魔術師シュペー卿が鍛えあげた、鉄をも切り裂く魔法の大剣でさ」
「あら、いいじゃない。これにしましょう」
 一番という響きが気に入ったルイズは、早速値段を聞いた。
「エキュー金貨で二千。新金貨で三千になりまさ」
「ぐっ、た、高い」
 想定以上の金額に、ルイズが思わず呻いた。
「そりゃ名剣ってのは値がはるもんですぜ」
「デルフブリンガーはいくらなの?」
「ちょっとアオ! そんな剣、イヤよわたし」
「まあ、あいつなら厄介払いの意味もあって、百でいいですが」
「や、安いわね」
 安さに心揺れるルイズ。
「で、でも、やっぱりイヤ。あんな暴言吐くうるさい剣なんて。静かで綺麗なやつがいい!」
 ルイズは、イヤイヤと、首を左右に振る。
 アオは、ルイズの肩に手を置くと、神々の心をも溶かすような笑顔を浮かべて、優しく言った。
「君にまた何か言うようなら、大丈夫。消してあげるから」
 主人から剣を受け取ると、鞘から抜き放つ。
「聞いてたろ? 僕は君を買う事に決めたよ。でもまたルイズに何か言ったら……折るよ」
「おもしれ! やれるもんならやって……」
 剣は威勢よく喋り始めたが、とたんに押し黙った。
 それからしばらくして、剣は小さな声でぽつりと言った。
「おでれーた。てめ、『使い手』か」
「『使い手』?」
「それにてめ、怖ええな。こんな怖ええやつあ、初めてだ」
 使い手? 怖い?
 何とか聞き取ったタバサは、剣の言葉に首をかしげた。
「いいだろ、てめに買われるなら文句はねえ。そっちの嬢ちゃんにも、なんも言わね。
 てめ、名は?」
「アオ、だよ。デルフブリンガー」
「アオか。俺のことはデルフでかまわねえ。よろしくな相棒」
 結局、デルフと投げナイフを十本買って、ルイズたちは店から出てきた。

「じゃ、ここでお別れね。また後でねダーリン」
 手をヒラヒラさせながらキュルケは、なにやら考え込んでいるタバサを連れて、去っていた。
「ツェルプストーのやつ。やけにあっさり引いたわね」
 まあ、学園に戻ったらまたちょっかいを出してくるだろうけど。
「あんた、キュルケには気をつけなさいよ」
 ルイズはアオに念を押すと、馬を預けた駅に向かって歩き出した。

 二人が完全にいなくなった後、密かに武器屋に入る赤い髪の人影が。
 その夜、武器屋の主人は自棄酒をし、涙で枕を濡らす事になるのだった。

59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:54:21 ID:GFNAqgyl
ケティは遠くへ行ってしまったんだね支援

60 :ゼロのぽややん:2007/08/12(日) 15:56:04 ID:PfQp0b9c
終了。
破壊の杖をなににするか、熟考中。

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:57:01 ID:X6HAGRr9
ぽややんは何気に凶悪だのぅ…

62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 15:58:58 ID:Wfyg2Hh7
>>60
N.E.P!N.E.P!

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:01:53 ID:b6Ei3zCQ
>総受け
おいケティ支援

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:02:56 ID:4hYHYR+S
デルフブリンガーになってないかな?
デルフリンガーだったはずだけど

65 :ゼロのぽややん:2007/08/12(日) 16:05:53 ID:PfQp0b9c
>>62
アレは確かに単発使い切りだけど、サイズでかすぎ
使えば使ったで、対象の存在を過去から改竄して
無かった事にするっていう極悪兵器だし。
……使ってみてええぇぇぇ!

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:06:22 ID:ngFaEA5I
ようやくできた・・
投下予約していいかな

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:07:16 ID:lh1UZ7XT
かもん〜

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:07:50 ID:X6HAGRr9
>>66
いま誰も予約してないみたい。ぽややんの人も待ち無しだったし

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:08:04 ID:pXRqimtF
>>65
問題は過去に一度は使われた事があるって事だな。

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:08:09 ID:AVoTj/yq
>>52
最初は無理でも地道に儀式を続けてあちら側の存在を大量に呼べるようになったらハルケギニア終わるNE

あとケティGJ

71 :ゼロのぽややん:2007/08/12(日) 16:08:35 ID:PfQp0b9c
>>64
やべ、ほんとだ!  
ご指摘ありがとうございます。

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:09:35 ID:mJz/WYs7
>>65
そんな便利なネームレス・ワンの特殊能力兵器が有るのか……

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:09:36 ID:ngFaEA5I
彼女の名はルイズ、ごく普通の落ちこぼれのメイジです。

彼女は春の使い魔召喚の儀で、
ごく普通に召喚し、
ごく普通に爆発し、
ごく普通に異世界の平民を呼び出しました。
でも、その平民は・・・・


その恐るべき事態は真夜中のルイズの部屋で起こってしまいました。
その平民はルイズの部屋でパンツ片手にひたすらに苦悩していました。
麻薬捜査のため、アンパンと牛乳片手に張り込み中のことです。
目の前に空間の裂け目のようなものが現れたかと思うと、それに飲み込まれてしまったのです。

   今の自分は麻薬売買捜査中での失踪ということになる。
   同僚たちは心配してないだろうか?
   捜査中にミスして捕まって東京湾に沈められたとか思われていないだろうか?
   職務中だったから労災は下りるのだろうか?
   妻と子は元気にしているのだろうか?
   いや、そもそも日本に帰れるのだろうか?
   僕は、生き残ることができるのか?

「ああ〜〜〜!なんてことなんだ〜〜〜〜!」

   そんな自分が今、異世界で魔法使いに平民呼ばわりされ、奴隷階級扱い。
   しかも帰ってもらうと困るから帰さないし、そもそも帰る魔法なんてありませんときたものだ。
   しかも寝床は床、食事は犬のエサ!しかも状況を適当に説明するが早いか自分はさっさと寝てしまう。
   そして使い魔としての初任務はというと、ロリッ娘のパンツを洗濯することだなんて…………

などとつらつらと考えていたら……………





「あ、被っちゃった」


74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:10:32 ID:lh1UZ7XT
誰だ?w
支援

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:12:05 ID:X6HAGRr9
え?誰?
刑事ナッシュ・ブリッジスだったらどうしよう支援

76 :493:2007/08/12(日) 16:12:31 ID:ngFaEA5I

      ドクンッ! ドクンッ!

            ドクンッ! ドクンッ! ドクンッ!

「フォオォォォォォオォ!!!!!」


「脱    衣!!!!
 (クロス!!アウッ!!!!)」

   色 丞 狂 介 は !
      変 態 仮 面 で あ る ! ! ! 
   彼がパンツを被る時、彼の血に流れるアブノーマルな性癖が頂点に達し、
   彼は、変態仮面へと変態するのである!!!!

「フオォォォオォォォ………気分はエクスタシィ……………」
その高まったテンションと共に変態仮面が変態的に身体をねじらせると、
元々空手で鍛え上げられていた彼の肉体はビキビキと音を立てて引き締まっていきます。
パンツに含まれるフェロモンの効果によりマックシングを起こしているのです。
ついでにブリーフの腰の部分を肩に引っ掛けて股間ピチピチ状態にまで持っていきました。

「このみなぎるパワーは……いつも以上だ」
言いつつも身体を微妙によじった変態的なポーズは崩しません。
姉妹スレの使い魔たちとは意外と話しが合うかもしれません。

「この心が震えるような感覚は最初にパンツを被ったとき以来か!!
 何たる量!何たる質!!」

何気に左手の皮手袋の下で使い魔のルーンが光っていたりします。
そもそもガンダールヴのルーンというものは始祖ブリミルの設計ではパンツで光るようにはなっていないのですが、ルーン自身はこの変態的なガンダールヴの肉体と虚無のメイジのパンツの組み合わせを立派な凶器だと判断したようです。
ちなみにこのパンツへの超反応はルーンの洗脳効果のおかげでパンツと変態仮面との親和率が上がっているからだったりします。

そんな風にベッドの横で雄たけびを上げたり服を勢いよく脱ぎ捨てたり変身したりしていたので、さすがのねぼすけルイズも起きてしまいました。

「ん〜〜〜なによ〜〜真夜中に騒がないでよ犬〜〜〜」
しかしルイズの寝ぼけ眼に入ってきたのは、自分の枕元で変態的なポージングでムキムキのピチピチのパンツ男!しかもブリーフの横っちょを肩に引っ掛けて股間部分がヤバイ感じです。
犬どころではありえません。
「きゅう」
お約束どおりですが、ルイズは白目を剥き、気を失ってしまいました。


77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:13:38 ID:7b5SWYqf
奴だぁぁぁぁあ!

78 :召喚!変態仮面!:2007/08/12(日) 16:14:30 ID:ngFaEA5I

「う〜〜んう〜〜ん」
「フム、よっぽど疲れているのだな。
 こんなにうなされている」
「う〜〜〜〜んう〜〜〜〜〜ん」
「仕方あるまい。私を召喚するまでに相当数の魔法を使っていたらしいからな」
「うう〜〜〜〜〜〜んう〜〜〜〜〜〜〜〜ん」
「よし、静かに寝付けるまで子守唄でも歌ってあげるとするか」


そういうが早いかシュパッとジャンプした変態仮面は天井にクモのように張り付きました。
どうやって張り付いているかはわかりません。たぶん変態的な何かでしょう。
そして天井に張り付いたまま回転しながら子守唄を歌い始めたのです。
なんの地獄絵図ですかこれは。




彼女の名はルイズ、ごく普通の落ちこぼれのメイジです。

彼女は春の使い魔召喚の儀で、
ごく普通に召喚し、
ごく普通に失敗し、
ごく普通に異世界の平民を呼び出しました。
でも、その平民は、変態仮面だったのです。




以上投下完了
ソードマスター以来相当時間かかりました
書いてるとハロワにも行かずなにやってんだろ俺はという気分になりますよね


79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:14:42 ID:GFNAqgyl
>>52
あやめはデフォでいてもいいけど、ガラスの獣と人狼の代わりを幻獣が勤めるのはよいかも。
魔女は聖地に封印された『かみさま』を起こそうとでもしてるのかな?
しかしこの流れだと、レコンキスタの兵士は、殆どが『そうじさま』っぽくて恐い………

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:17:43 ID:pD5qexqQ
これは悪夢だwwwwwwwwwww
小ネタでいいから、他のシーンが見たいぞwwwwww

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:19:01 ID:6u1Vh13o
大爆笑w
GJ!
月並みで芸が無いが、これぐらいしかいえないよ! 特に、天上に張り付いて子守唄が恐ろしすぎる

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:19:52 ID:HjoPgS/T
これは真面目な展開が予想できないww

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:20:09 ID:jcpKV6Ak
変態仮面www
しかも奥様は魔女風のナレーションwww
ヤヴァい、これはご立派様に匹敵するwwwww

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:21:21 ID:6NdnL6WC
ついに奴が来た……www
個人的には是非連載して欲しいネタだ。

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:21:57 ID:b6Ei3zCQ
その内キュルケの紐パンやタバサのお子様パンツにクロスアウッ!する日がくるんじゃろか

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:23:09 ID:6u1Vh13o
ギーシュ逃げてギーシュ

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:23:30 ID:mGwJdWSH
変態!変態!変態!
GJというより変態が褒め言葉に気さえするな。


>>79
生き返るウェールズもサウスゴータで裏切る兵隊も、
皆“そうじさま”に決まってるじゃないですか。
(異界の)常識的に考えて。

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:24:47 ID:GFNAqgyl
レス入れたら変態仮面が来てて、失礼ながら吹いたww
GJ!
あと、以後注意するます…orz

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:35:02 ID:CrQi/TbG
散さまとか覚悟が召喚されたら大変なことに……

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:37:10 ID:b6Ei3zCQ
>89
レコンキスタが戦術神風で瞬殺無音されそうだと思ったけど覚悟は人間相手には使わんな

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:38:46 ID:x7JXBdNk
GJ!
かつ 変態!
ついにきやがったかw
この先の展開がかつてないほど楽しみになったww

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:39:07 ID:h9Q4Cekx
これギーシュ戦でアレやるのか?

ギーシュが杖を振ろうとしたら

「 そ れ は 私 の お 稲 荷 さ ん だ 」  

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:39:55 ID:EhA6qe7U
>>60 GJ 
ノン・エリコール・ポトジブルはリミッター解除すればすべてを消し去ることができるからね
可憐の120mm砲か99式(零式)直接支援火砲(ミサイルランチャー)、騎兵砲(ショットランサー)あたりはどうでしょうか

94 :宵闇の使い魔:2007/08/12(日) 16:40:29 ID:USh9DPXp
今、予約無しでOKかな?

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:41:01 ID:CrQi/TbG
散さまの星義の名の元にトルネード螺旋

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:41:46 ID:X6HAGRr9
>>92
地面から出てきたベルダンディ

抱きけば お 稲 荷 さ ん

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:41:52 ID:EhA6qe7U
変体仮面で全力で吹きつつ支援

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:42:36 ID:h9Q4Cekx
>>60
ここはいっその事、破壊の衣とかに名前を変えて
MMD-001A/B モコス辺りをと言ってみる

99 :宵闇の使い魔:2007/08/12(日) 16:44:48 ID:USh9DPXp
いなそげなので投下します。
戦いになるまでは、あんまり虎の字っぽくなってないかもしんない。
----------------------------


私が呼び出した使い魔は、あろうことか平民。
しかも裸で出てくるという非常識っぷりの。
雰囲気と持っていた剣(あまり見た事が無い物だったけど)、身体中に刻まれている傷跡からして、
本当にただの平民を呼び出すという事態は回避できたようだけれど、剣が使えても所詮は平民だ。
やっぱり私は《ゼロ》なのか――
その時はまだ、そう思って悲嘆に暮れていた。


第弐話:異界の止り木


虎蔵が紫煙を燻らせながら、フレイムの頭を撫で回して遊んでいると、
ようやくルイズがキュルケと共に部屋から出てきた。
「なにやってんのよ、あんた」
「あら、フレイム――随分あっさりと懐いたのね」
キュルケが出てくれば、フレイムも彼女の元へと寄っていく。
虎蔵は肩を竦めて「丁度火が欲しかったんでな」と言って、
窓枠に押し付けて火を消してから、窓の外へと吸殻をポイ捨てした。

「でも意外ね。平民だから、もっと驚くかと思ったのに」
「傭兵だっていうんだから、サラマンダーくらいで驚かれても困るわよ」
喧嘩するほどなんとやらということなのか、その後は三人と一匹で食堂に向かいながら、
キュルケが呟き、ルイズがそれに答えねのが続く。
いちいち答えなくて済むのは楽だね、などと感じながら改めてフレイムを見る。

――まぁ、シホイガンでのアレらと比べればなぁ――

イドを発現させて"愉快なみてくれ"になった人間と比べれば可愛らしいものだ。
使い魔同士のシンパシーでもあるのか、向こうも速攻で懐いてきた事でもあるし。
とはいえ、フレイムを見ていると一つ懸念次項が浮かんでくる。
「傭兵ねぇ。確かに、昨日見た限りじゃ良い身体してたものね」
「ちょっと、朝っぱらから盛ってんじゃないわよッ」
なにやらまた盛り上がってきた二人に「なあ、ちょいと良いか?」と声を掛ける虎蔵。
今まで黙ってついて来ていた虎蔵に声を掛けられれば、
二人は「なによ」「あら、何かしら?」と振り返る。
「――まさかとは思うが、俺もコイツと同じもん喰わされるんじゃねーだろうな?」
だとしたらバックレよう。
そう心に決めながら問えば、
「流石に其処まではしないわよ。ちゃんと人間用の食べ物を出すわ」
キュルケの前でもあるし、主としての威厳とかそんな感じのものを示しておきたいルイズは、
ない胸を張ってそう答える。
「さよけ」
その尊大な態度から、だと良いんだがな、という言葉を飲み込んで肩を竦める虎蔵。

100 :宵闇の使い魔:2007/08/12(日) 16:46:02 ID:USh9DPXp
食堂。《アルヴィーズの食堂》などという大層な名前の付いた其処にたどり着くと、
キュルケはフレイムを使い魔たちを待たせる所に連れて行くとの事で別れた。
二人が連れ立って食堂に入れば、無数の視線がちらちらと向けられる。
堂々とからかってこないのは、パッと見の虎蔵の迫力のせいだろうか。
ルイズはもはや慣れたものであるし、虎蔵は無駄に長いテーブルと並べられた料理を見て辟易している様子で、
周りを気にしては居ない。
「朝からこれか?」
「礼儀作法の勉強でもあるの。この学院は魔法だけじゃなく、貴族たるべき教育全般をするのよ」
流石は貴族様だ、といった感じで肩を竦めるが、
「でもあんたはこっちだから。安心なさい」
とルイズに示されたのは、床に置かれた粗末なスープとパン。
「あ?」と、ルイズに嫌そうな視線を向けるが、彼女はさして気にした様子も無く椅子に座って
「当たり前じゃない。あんたは使い魔なんだから」
ツンとそっぽを向いてそう答えると、自分は優雅に食事をし始める。
なるほど、確かにその所作は貴族の物だろう。
それを見れば、虎蔵も肩を竦めてスープの皿を取り、さっさと飲み干してしまう。
パンは手に持って、先に出てるぜ、とだけ言い残して出て行ってしまった。
あまりの素早さ、手際のよさに、少し可哀想かなと思って自分の料理を分けてあげようとしていたルイズも声を掛ける事ができずに、
「あッ――」と呟くだけで見送ってしまったのだった。


「美味いことは美味いんだがな――喰うか?」
固いパンを齧りながら食堂を出ると、丁度フレイムを見かけたので、
パンの残りを押し付ける。
もふもふとパンを食べるフレイムを見ながら、2,3食は抜いたところでどうという事も無いが、
これからの事も考えるとどうしたものか――と悩んでいると、
「あら、トラゾウさん?どうかされましたか?」
と、背中に声が掛けられる。
振り向いてみれば、今朝のメイド――シエスタであった。
「あぁ、今朝の。いや、飯が足らんと思ってな――此処から街は遠いのか?」
「馬にでも乗らないと――それよりも、賄いでよろしければ如何ですか?」
「良いのか?ありがたいッちゃありがたいが、洗濯といい――」
「えぇ。と言っても、賄いですから、そんなに大した物じゃありませんよ?」
そう言って厨房へと向かうシエスタの後を追う虎蔵。
それほど律儀な性格では無いが、流石に何らかの形で返さんとな――などと考えたいた。


食後、厨房から出て紫煙を燻らせながら、在庫が少なくなってきたことに気付いた虎蔵。
さて、どうやって煙草なり葉巻なりを調達するか――と考えていたところをルイズに捕まり、
教室へと連行されてきた。
真面目に講義を聞く気なんぞさらさら無いので、ルイズに言われるまでも無く教室の後ろの窓際を陣取っては、
窓を僅かに開けて煙草を咥える。
暫くすると、教師らしき女性が入ってきて講義をはじめる。
まずは復習のようで、この世界の魔法について――属性とメイジのクラスについて簡単に説明し始めた。
この世界でも荒事に関わるなら覚えておくべきかもしれないのだが、四大元素説についてはあまり詳しくは無い。
火、風、水、土。
一方は虎蔵は五行思想の方が馴染みが深い。木気、火気、土気、金気、水気。彼は木気だ。
であるから、気にしなければいけないのはどの属性が金気になるか、だが――
――答えられる奴ぁ居ないだろうしなぁ――
もっとも、生物としてのポテンシャル次第では、相性の悪さも越えられる。
この世界の生物、そしてメイジが実際の所どの程度の強さなのかは解らないが、
「ま、なんとかなるか――」
と呟いて、《赤土》と名乗った教師からルイズへと視線を変える。

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:47:28 ID:GFNAqgyl
かわたれ時に宵闇投下とはこれ如何に支援

102 :宵闇の使い魔:2007/08/12(日) 16:47:44 ID:USh9DPXp
我侭ではあるが、真面目でもあるようで、講義は真剣に聞いている。
今までの知り合いには居なかった――しいて言えばどこぞの大陸マフィアの女香主が近いかもしれないが――
タイプであるだけに、多少は興味がある。
先程は《ゼロ》とからかわれて居たようだが、二つ名なのだろうか。
ゼロ、無属性?虚無は失われているとの事だから違うだろうが―――

などと窓の外に煙草の灰を落としながら考えていると、教室が俄かに騒がしくなる。
なにやら、ルイズが《錬金》を実践させられるようで、周囲から野次を受けながらも前に出て行く。

「なんだ――?」

ルイズの《ゼロ》を知らない虎蔵は、貴族の坊ちゃま方にしちゃ随分とガラが悪いね、
などと感じながらも、教室の後ろからは動かず、壁に背中を預けたまま眺めている。
一瞬、ルイズが視線をよこしたようにも見えたが、彼女は既に教卓の上の石に向けて意識を集中させている。
それに首を捻っていると、いつの間にか近くに今朝の女――キュルケがやってきていた。

「貴方、悪いことは言わないから、少し身を屈めているべきよ」
「は?」
「直ぐにわかるから、まぁ騙されたと思って。ね?」
なんのこっちゃねん、と心中で突っ込みながらも、今朝の様子とこの教室にルイズと訪れてからも、
少なくとも野次は飛ばしていなかったことを思い返して、一応従っておく。
「こっちの《錬金》は、そんなに派手な事になるのか?」
「まさか。ルイズだからよ――それより、こっちって何の」
キュルケが耳聡く聞きとめ問うが、その声を掻き消すように――爆発が起きた。

「ほらね――成功率《ゼロ》ってこと。っと、でも貴方を呼び出したんだからゼロではなくなったのかしら」
教室の後ろで、更にしゃがんでいた事で殆ど被害を受けなかった二人は、煙がはれるのを待ってからゆっくりと立ち上がる。
虎蔵はキュルケに、さてな、と答えながら教卓に視線を向ける。
ルイズは無事のようだが、そのすぐ傍に居た教師はぶすぶすと煙を上げながら気絶している。
教室も滅茶苦茶だ。
「大した威力じゃないか」
「でも失敗よ?」
「――なあ、《魔法》ってのは、失敗すると皆ああなるのか?」
「まさか。ルイズだけよ、あんなの」
キュルケは肩を竦めると、じゃまたね、と言って自分の席へと戻っていった。
彼女の席の周りの生徒の被害をみるに、此処まで逃げてきたのは正解のようだ。
見た目どおり――と言うのは彼女に失礼かもしれないが――要領が良い。

その後、爆発を聞きつけてやってきた別の教師によって場が納められ、生徒たちは解散。
ルイズは罰として教室の掃除を命じられ、使い魔である虎蔵も渋々ながらそれに付き合っていた。
無言で掃除をするルイズ。
当初は虎蔵に全てをやらせるつもりで居たようだが、彼がそんな作業をやるつもりがある筈も無く、
数分にわたる睨みあい――もっとも、虎蔵が本気で睨んだらルイズは怯えてしまうだろうが――の末、
ルイズは僅かに涙声で「もう良いわよッ」と言うと、自ら掃除を始めたのだった。
「んむ。自分のケツは自分で拭かんとな」
虎蔵はそれを見ると、ルイズの細腕では処理の難しそうな所だけ手伝い、
それ以外は窓際に立って相変わらず紫煙を燻らせる。
失敗魔法を見られ、挙句に睨みあいでも負けてたっぷりとプライドを傷つけられたルイズだが、
僅かながらの助力と、部屋を出て行かないではいることを見ると「ふんッ」と鼻を鳴らして掃除を続ける。


103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:48:46 ID:h8uCCBND
支援

104 :宵闇の使い魔:2007/08/12(日) 16:48:56 ID:USh9DPXp
そして長々と時間を掛けて掃除を終える頃になると窓の外は夕焼け。
それを見て思わず感傷的になってしまったのか、
「――何も言わないのね――」
そんな言葉がルイズの口から漏れた。
「――大した威力じゃないか、って言ったら怒るだろ?お前」
笑うでもなく同情するでもなく淡々と答えられれば、僅かに鼻白むルイズ。
くくっと肩を揺らして笑う虎蔵。
「まぁ、そもそもだ――俺には魔法っての自体良く解らんからな。
 ご主人様、の使い魔やんのに差し支えなけりゃどーでも良いさ。それともなんだ。
 笑って欲しいのか?同情して欲しいのか?慰めて欲しいのか?発破掛けて欲しいのか?」
ニヤニヤ笑いながら、畳み掛けるように言葉をぶつけられる。
だが――
「そんな訳ッ!あるはずないでしょッ!」
言われっぱなしは彼女のプライドが許さない。
相手が自らの使い魔――唯一の成功事例――であるなら尚更だ。
手にしていた石の破片を思いっきり投げつけてやる。
「なら良いじゃねえか。言わせたい奴には言わせとけよ。
 あぁ――さっきの爆発をお見舞いしてやるってのも愉快かもしんねーな」
視線を向ける事も無く片手で石をキャッチしては窓の外にポイ捨てすると、
にやっと意地の悪い笑みを浮かべて煙草を咥える虎蔵に、
ルイズは「ふんッ」と鼻を鳴らして顔を背けては、
「今日の夕御飯は抜きよ。手伝わなかった罰だからねッ!」
と言って教室を出て行く。
虎蔵は「へいへい」とおざなりに答えながらも、相変わらずニヤニヤと笑ってソレを見送るのだった。



夜。
夕食抜きを宣言された虎蔵だが、当たり前のように厨房で賄いを味わい、
更にはマルトーが持ってきたスコッチを酌み交わしている。
普通にしていれば割りと親しみやすい性格である虎蔵は、マルトーともあっという間に馴染んでいるようだ。
しかし、暫くするとなにやら食堂の方が騒がしくなってくる。
互いに「見てこいよ」といった感じで顔を見合わせた二人だが、食堂に入るならばコックのマルトーよりも
使い魔の虎蔵の方が最適なのは当たり前なので、渋々と立ち上がり、グラスを片手に食堂へと出て行った。

「どうしてくれるんだ?君のせいで二人のレディの名誉に傷がついたんだぞ!」

食堂へと出てきた虎蔵の耳に届いたのは、ヒステリックに叫ぶ少年の声だった。
発生源を探せば、人だかりの中心で身を縮こまらせては何度も謝っているシエスタと、
なぜか頬を軽く腫らした金髪の少年が見える。
人だかりの仲から口の軽そうな女生徒を見繕って話を聞いてみれば、
シエスタが少年――ギーシュというらしい――が落した香水を拾い届けたことで二股がバレてしまったらしい。
内容が内容なだけに、女生徒はギーシュに否定的であるようだが、かといって平民を庇うような真似をするはずも無く、
結果としてただ只管にシエスタが叱責を受けては、怯えているという図式になっているようだ。
全くもってあほらしい。が、彼女には借りがあるし、洗濯や食事の事を考えれば借りは増える一方だろう。
であるならば――

「おい、みっともないぞ、童貞――プレイボーイを気取るなら、もっと上手くやんねえとな?」


105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:49:31 ID:vt5DuLw0
ガンパレの人GJ!!
内容は結構真面目なのに……なんなんだこの違和感は!?
ケティの所から世界が歪み始めてるZE!
助けてHERO!!!www

変態仮面GJ!!!
これはいい邪教の儀式!

106 :宵闇の使い魔:2007/08/12(日) 16:50:36 ID:USh9DPXp
ギーシュの背後から近寄り、持っていたスコッチを頭から掛けてやる。
強いアルコール集が漂い、周囲の生徒たちが一歩引いた。
ギーシュも、彼に掛けられた言葉で虎蔵に気付いたシエスタも、
その余りにもな内容と行動に呆気に囚われ、何も言えないでいる。
「――ほら、見世物は終わりだ、終わり」
虎蔵はパンパンっと手を叩いてそう言い、シエスタを連れて厨房へと戻ろうとするのだが、
流石にギーシュもそれを見送るわけには行かずに声を掛ける。
「き、ききき、キミぃ。なんて事をしてくれるんだ――うわ、臭ッ」
「おう、酒臭ぇからさっさと風呂にでも入ってくるんだな。女の子も近寄ってこないぜ?
 滴ってるのが水じゃなきゃ、色男も台無しだからな」
薔薇を模した杖を持ち出して怒鳴りつけるギーシュに、シエスタは一層の怯えを見せるが、
虎蔵は気にした様子も無くニヤニヤ笑いながら軽口を返す。
周囲の生徒には多少なりとも受けたようで、笑いが漏れる。
しかし、ギーシュにはそれが溜まらなかったようで、カッとした様子で大声を叩きつけた。
「君は確か、ゼロのルイズが呼び出した平民だったね――
 最近の平民は貴族に対する礼儀を知らないらしい」
と、スコッチの滴る髪を気取った様子でかきあげる。
「貴族だろうが平民だろうが、不実はいかんよ。なあ?」
「不実ではないよ。薔薇は多くの人を楽しませるために咲くのだからね」
「いやいやいや――」
思いっきり呆れながら突っ込むも、彼は自分の世界には言って言ったのか気にする様子も無い。
虎蔵はフェミニストでこそ無いが、自らの失態を女に――しかも実質濡れ衣も同然――
被せるというのは腑に落ちるものではない。
とはいえ、ルイズの使い魔であることを別にしても今の所は平民の傭兵という体で通っている以上、
この場でずんばらりんという訳にもいかないだろう。
どうしたものかと考えながら、ガクガクと震えているシエスタの頭をぽんぽんと撫でては、
面倒そうな口調でギーシュに答えていた。
しかしそれも長く続けばうざったくなってくる。

――めんどーだなぁ。やっぱ適当に痛めつけるか?――

などと考えて始めたところで、適当過ぎる虎蔵の対応にギーシュの堪忍袋が限界を迎え、
「良いだろう、平民―――決闘だ」
パサ、と音を立てて、手袋代わりのハンカチが投げつけられた。
「決闘で君のその無礼な態度と口調を正してあげよう。
 もっとも、最後まで無事で居られれば、だがね」
「おー、はりきっちゃってまあ」
決闘。その言葉を聞いて更に顔色を悪くするシエスタ。
倒れるんじゃあるまいな。
ギーシュにおざなりに答えながらシエスタを見る虎蔵にギーシュは更に血圧を上げて、
「《ヴェストリの広場》で待つ。昨日持っていた剣でも持ってくると良い!」
そう吐き捨てると、肩を怒らせて食堂から出て行った。

「あぁ――トラゾウさん――なんてことに」
「ん?あー、ま、適当にうっちゃってくるさ。餓鬼の相手は苦手なんだがね」
と肩を竦めて、《ヴェストリの広場》とやらに案内してくれそうな生徒を探して辺りを見回す。
するとタイミングよく、人垣を掻き分けるようにルイズがやってきて、
「説明、してくれるんでしょうね。この状況」
実に不機嫌そうに睨みつけてきた。

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:51:09 ID:8lGGGxmt
「巨大で」「強力な」低気圧の出現支援

108 :宵闇の使い魔:2007/08/12(日) 16:53:11 ID:USh9DPXp
以上、二話ですた。
おつきあいどもです。

ちなみに低気圧モードは鬼過ぎるので暫く出てきません。
あしからずw

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:53:12 ID:IMpTgSa1
支援
そして>>16、ポリの精霊呼び出すのは良いがゼロ魔キャラに神曲奏でられるの居るのか?
居なかったら精霊発狂して終わりだから神曲楽士居ないと暴走した精霊と殲滅して終りと言うバッドエンドしかない…

……歌でも心が篭れば神曲になるからシルフィと契約ですかい?

110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 16:59:00 ID:7DznXWpJ
>>79
まあミョズニトニルンは魔王陛下の敵役である彼女が王道ですかねえ。
しかし十叶詠子はジョゼフをどのような名で呼ぶのだろうか。

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:01:00 ID:PkkJ77U3
>>23読んでてふと浮かんだんだが、
ルイズが最初に会ったのがワルドじゃなくてルイズを知らない人で、
Dボゥイと同じようにルイズが自分の事言わなかったら
「あのFガァルめ」
「Fガァル?」
「フラット・ガァルさ」
ってやりとりが見られたんだろうか

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:02:20 ID:mGwJdWSH
虎蔵まるいなぁ……まるいけどギーシュの命が命が大ピンチだ。
ぶっちゃけ低気圧に大うちわ無しでもワルドと十分にやり合える(分身あるしな)だろうし。
次回も期待して待ってる。
>>109
他三人はともかく、ルーファは神曲嫌いだから無しで進められそうだな。

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:05:56 ID:mGwJdWSH
あぁっ、>>111がボルテッカの直撃を喰らった!?
しかしテッカのワルドはバルザック+ノアルポジションだな。
どっちに転ぶのか……。

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:06:14 ID:GFNAqgyl
>>110
ジョゼフは自分から魔女に従ってそうだね。
呼び名は、さしずめ「ニンゲンの王様」って感じ??
それにしても、クロムウェルも『そうじさま』だとすると、あの顔で使途スマイルは恐すぎる……

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:09:58 ID:T95pEkkF
遅レスだけどぽややんの人GJ。
魔王速水がリタガン速水になろうとしてるのは感慨深いもんだね。

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:10:36 ID:IMpTgSa1
宵闇氏GJ!
そういや召喚の御蔭でお預け喰らって虎の字今溜ってる状態なんだよな……鬱憤晴らし兼ねられてギーシュヤバメだな
虎の字、シエスタとかロングビルを喰っちまいそうだ(無論、性的な意味で)

>>112
ポリ紅しか読んでないから自信無いけど精霊島が無くなった御蔭で精霊は神曲無いと消耗する一方じゃありやせんでしたっけ?

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:12:14 ID:bG+6diSG
宵闇さんGJです。

そして、異世界に行っても全く揺るがない虎蔵さんの漢気っぷりに惚れた!

118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:23:17 ID:mGwJdWSH
>>116
うあ、そうだったか(汗
2巻しか進んでないせいか、
青フォニカだと三味線から放たれる怪音波しか聞いてないはずのルーファが弱ってたのが、
食糧不足だったから無くても大丈夫かと思ってた(汗

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:26:32 ID:vAp7rl0F
>>108
というか低気圧モードはkm単位の爆発起こすから使ったら魔法学院が消し飛ぶんじゃね?

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:29:14 ID:4mw4q0md
そこでアルビオン5万ですよ

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:31:35 ID:GUGF5Bf2
宵闇氏GJ!


122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:34:24 ID:pXRqimtF
素朴な疑問なんだか、フーケのゴーレムって高さは30メートルだが重さってどんぐらいなんだろうな?

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:37:47 ID:IMpTgSa1
>>118
今手元に有ったビギニング・クリムゾンの一部を読み返してみたけどコーティが
「精霊島無き今、神曲が無ければこんなものか」って発言と10年ほど封印されてる間に消耗して子供の姿に変わったって描写が有った

>>119
低気圧モードって本当に暴走状態でその後復活しないんじゃなかったっけ…?

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:41:37 ID:/ll4jljP
>>122
380トンくらいあるんじゃね?
土と人体の密度が同じならの話だけど

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:42:46 ID:USh9DPXp
>>123
戦闘を続けていると低気圧ポイントが溜まっていって、
10点溜まると自動的に低気圧モードに移行。
ただし任意で10点まで引き上げることは可能。

で、更に戦闘を続けて低気圧ポイントが100点を超えると
この世界から永久に失われます、と。

あとがきの小ネタではあるんだけどねw

126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:46:20 ID:pD5qexqQ
砂利 単位体積重量=2.0t/m3 出典 港湾構造物設計基準

土砂なら水の倍くらいの重量になる
鉄なら7.86倍

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:50:33 ID:AjvJLrh+
>>124>>126を考慮すると、つまりざっと600〜700dくらい?

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:50:54 ID:RNTmL91O
>>116
シエスタはさすがにないだろう
虎の字あの手合いは苦手そうだし

フーケとか売女相手がせいぜいと思われ

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:53:40 ID:AjvJLrh+
ロングビルほどゼロ魔世界で虎の字とねんごろになっても違和感ない人はそうはいない。

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:53:48 ID:/ll4jljP
>>127
今計算しなおした
大体650dくらいになる

131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:54:09 ID:25TYnfXp
やっぱフーケのゴーレムは大きすぎるよな……土から作ったらそこにクレーターみたいな凹みができそう

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:55:33 ID:EhA6qe7U
コンバトラーより重いのか……さすが土塊の胎児

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 17:59:15 ID:AcdUdEjR
そうやって数値化するとどれだけゴーレムと戦う事に
勇気がいるのかが分かるな。サイトとルイズすげー

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:00:24 ID:GX76rnj1
ここはファンタジーっぽく
「全部土」じゃなくて「魔法の力」も混じってると換算しようぜっ

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:02:47 ID:EhA6qe7U
>>134
つまり魔法の力で圧縮されているから1000トン越えといいたいのですね

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:03:25 ID:Wck+W/td
実は中が空洞とか。
ほら、全部土が詰まっていると関節とかが動きがえらく悪くなりそうだし。

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:03:35 ID:GX76rnj1
そりゃ勿論。ただの土の積み重ねより圧縮して硬くなってないとね!!


あれ、余計に性質悪くね

138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:04:15 ID:pD5qexqQ
30m=10階建てのビルクラスの大きさ
鉄混じりなら1000トンクラスの質量

人間なんて、つつかれただけで死ねますな

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:05:11 ID:k6Yt5T1U
>>134
魔法の力をどうやって換算したら良いのかkwsk

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:05:32 ID:Wck+W/td
ギトー先生、やっぱり風絶対最強説は無理があります。
と言いたくなるな。

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:05:33 ID:lh1UZ7XT
それを破壊したドモンのゴットフィンガーって…
人間喰らったらぐちょぐちょじゃないかw

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:05:38 ID:GX76rnj1
何この「フーケって実は凄くね?」って展開。
事実彼女凄そうだけどさ。っていうかやっぱヤマグチ御大は何も考えずに30mって設定したんだろうか…

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:06:02 ID:USh9DPXp
むしろ自重でぶっ壊れないように、魔法で軽くしている可能性は?

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:06:48 ID:GX76rnj1
>>143
それなら自壊しないように魔法で支えてるという方が納得しやすくならない?

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:06:56 ID:/ll4jljP
>>140
カトリーナレベルの風を起こせれば、あるいは・・・

146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:07:44 ID:AVoTj/yq
正直フライやレビテーション、ロックアンロック辺りもちゃんと考えてるとは思えない

147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:07:54 ID:DUE01n3l
>>142
ちょっと前のレスにあった「現代日本のビル群と並べると30mくらいから巨大感がでる」
っての考えるとどうも現実世界侵攻フラグが見えてきてしょうがない

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:08:07 ID:AcdUdEjR
これはフーケにワルドが勝てるか怪しく・・・・
いや、実際戦ったら術者を狙うだろうけど

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:08:33 ID:6n6+KF35
単に宝物庫のサイズとかから考えたんかな〜

時にアニメ版だと体格もゴツイのでさらに重いかもな。
まぁ、頭部の目の部分が暗がりになってるから、中空という可能性も捨てがたいが。

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:08:41 ID:EhA6qe7U
>>141
ドモンはGFだから
倒壊したビルを蹴り飛ばしたり、生身で機動兵器(ガンダムヘッドほか)たおしたり
重力1000倍の空間でも立ち上がったりしてるから問題ないです(すべてアニメで出てきた表現)


151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:08:51 ID:lh1UZ7XT
>>147
地球VSハルケゲニアw

152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:09:22 ID:pD5qexqQ
その辺計算し始めると、いろいろ矛盾出るから・・・

30mということは、人間の18倍程度の大きさ
腕の直径もこれに比例するなら2mくらいになるんだが
デルフリンガーを先から根元まで使って切っても
一度に両断するには足りなくね? とか

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:10:16 ID:/ll4jljP
>>152
おまえ、斬鉄剣を否定する気か?

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:10:48 ID:USh9DPXp
>>144
それもそうか

てか、なんか力場で機体表面を覆って、
その力場で駆動させるロボットがあった気がするが……
そんな感じに見えてきたw

155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:10:53 ID:AcdUdEjR
>>152
気の力で全てが解決します

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:11:00 ID:IMpTgSa1
封神演技とか色んな作品で土系は地味で大雑把だが強力な系統って言われてるからなー

あと土を圧縮〜〜でエデンズボウイ連想した俺…

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:11:25 ID:AjvJLrh+
世の中にはつまらぬ物を斬ってしまったという慣用句があってだなぁ

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:12:29 ID:EhA6qe7U
>>152
空破斬とか剣閃とか魔法の力で見えない刃とか

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:13:30 ID:k6Yt5T1U
まあ、アレだな
おまいらみんな落ち着こうぜ

160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:14:00 ID:6n6+KF35
単に衝撃波とか真空の刃とかそういうのでいいやん。

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:15:25 ID:IMpTgSa1
>>154
フルメタのベヘモスやエデボのマリオネットなんかがソレ系だな

>>158
エデボのフィールド(力場)理論思い出した

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:16:21 ID:pXRqimtF
素朴な疑問のつもりで質問したつもりだったのに大変な事にwww
こう考えるとロケランで壊れると思えんな。
実は吹き飛んだのは土とか鉄とかではなく魔法が吹き飛んだんじゃないかと思ったり。


163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:16:46 ID:s7kJI8wg
>>154
∀ガンダムはそんな設定だったはず

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:17:15 ID:6n6+KF35
>>154

つ Iフィールドドライブ

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:18:03 ID:hBzR5KMz
>>140
和麻さんレベルの『風』を扱えればあるいは……。
だって、和麻さんの操る風の刃は光速より速いんだぜ?

な…、何を言ってるのか分からねーと思うが、俺自身何を言ってるのか分からなかった……。
頭がどうにかなりそうだった……。 物理法則無視だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
もっと恐ろしい俺TUEEEEEEEEEEEEEEEの真髄を味わったぜ……。

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:18:38 ID:EhA6qe7U
>>163-164
の連携が決まった!!

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:18:48 ID:AjvJLrh+
wikiのゼロのしもべ −「バビル2世」のバビル2世(山野浩一)
の山野浩一が山寺浩一に見えた。

ああ、妄想が広がってゆく……

168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:20:05 ID:DmWXnben
>>154
ターン∀もそうだぞ



169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:21:13 ID:ey6W/g2A
>>116

楽士と契約してなければ、日常生活分ぐらいのエネルギーは
人間と同じ食物から得られるって設定だったとおもう。


170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:22:18 ID:6n6+KF35
>>154
サイコアーマーゴーバリ・・・・うわっなにをkl;:あds

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:23:04 ID:RNTmL91O
もうS(すこし)F(ふしぎ)でいいよ

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:23:29 ID:USh9DPXp
あぁ、そうかヒゲだ、ヒゲ。
もんじゃもんじゃ、懐かしいw

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:25:25 ID:TnOrHVhr
>>163
たしか目に見えない糸みたいなのを機体の表面に展開して
操り人形みたいにして動かすんだったよな?

機体内部に駆動系統を組み込むより、場所取らないって理由だったと思う

174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:26:16 ID:6n6+KF35
ときに話は変わるが、エデンの林檎で収穫されたヒトヒトの実がモデル美少女で、
マリコルヌの手に渡ったらなんて考えるともう・・・

例1:使い魔のフクロウに食べさせてフクロウ美少女誕生

例2:マリコルヌが説明をよく聞かずに、食えばモテモテと思いこんで自分で食い、美少女に。
   中間形態は果たして・・・・

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:26:51 ID:Wfyg2Hh7
逆に考えるんだ、ハルゲキニアはトライアングルクラスのメイジ様ともなれば
「高さ30メイルを超える巨大ゴーレム」くらい倒せて当たり前な世界なんだ。
しかも吸血鬼すら葬った天才タバサも同行してるんだし。

176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:27:54 ID:X6HAGRr9
>>23-32
の ハルケギニアの騎士テッカマンゼロ はまとめwikiの「テッカマンゼロ-4」でいいのかな?
まだ誰も追加してないようだけど…ここに追加であってる?

177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:28:05 ID:b6Ei3zCQ
>174
顔がマリコと顔以外がマリコ
どっちが良い?

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:28:22 ID:AjvJLrh+
トライアングルだかスクウェアだかのゴーレム三体を瞬殺したどっかの王様の玩具とか凄いよね

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:29:06 ID:6n6+KF35
>>177
マニアックに ナリフタ美少女

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:29:50 ID:IMpTgSa1
>>165
アレは
火→威力最高、ただそれ以外は最低レベル
風→召喚速度最高で応用範囲広、ただ威力は最低レベル
土→最硬、地面と触れている相手に限り何k先でも探知可で回復能力も
水→水で包み込む事で他と断絶させ召喚の阻害等が可能、汎用製高し

こんな感じの設定だった筈。
ただ黄金を超えた"彩"付きのを出せるモノに限り意思が物理法則を超越すると言う設定で…正に俺Tueeeeeeee!!展開で(ry

>>169
マジカ…今度読み直してみる
>>174、例2
アルビダ初期形態とか言って見る

181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:30:21 ID:4mw4q0md
ヒトヒトの実って人間が食ったら『人と成る(成人するor正気にかえる)』んじゃなかったっけ

182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:31:12 ID:mGwJdWSH
>>176
有ってるはず。


後、光速の風とかそういうのは格付けスレで語る方が良いんじゃなかろうか。

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:32:15 ID:AVoTj/yq
ヒトヒトの実かぁ…。
フレイムとヴェルダンテが食べたのはモデルなんなんだろ?
両方変身できた以上それぞれ別々のモデルよね?

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:32:51 ID:EhA6qe7U
とりあえず、フーケのゴーレムはマジツエーでFA

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:33:46 ID:X6HAGRr9
>>182
ども。追加したっ。

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:33:49 ID:W9oGVzik
>>165
あれの元ネタの人は関東平野消滅させたからなー
あとは巨大な入り江になった

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:33:50 ID:6n6+KF35
というか、さすがトライアングルメイジ恐るべし ってことでFA?

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:36:38 ID:Wfyg2Hh7
>>184
しかし油まみれにされて火攻め喰らうとあっさり壊れる
それなんて藤甲兵?

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:37:23 ID:CQ73TiW2
ロケランでゴーレム倒せたのはフーケが破壊の杖の使い方を確認できたから
再生させなかっただけとしか思えないな、もう…

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:38:54 ID:EhA6qe7U
>>189
なるほどそういう考え方があったか

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:39:12 ID:9JfPW+43
>>189に説得力を感じてしまう…

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:41:33 ID:W9oGVzik
>>188
宿屋一つの油じゃ足りんよな

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:41:59 ID:GX76rnj1
>>189
なんかもうそれでFAでいいな。色んな意味で。
そういや殴るときに手を鉄に変えたりしてたが、流石に全身は無理なんだろうな

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:44:08 ID:rLG32RDP
>>189
ゴーレムの粉塵に紛れて何食わぬ顔で出てくる。そしてロケラン奪って…
マチルダさんSUGEEEE!でもけっきょく使えなかったので間抜けw

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:45:58 ID:TnOrHVhr
そりゃあロケランとかそういう系統の兵器を
初めて見た人間が一発しか撃てないってわからんよ。

しかもアノ世界では一応「杖」ってことになってるから
何度も使えると思ってたんじゃない?

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:47:37 ID:0XUFoJxw
>>186
あれは妹があっさり殺されたのがショックだったな。
つか、主人公、軽く100万人は殺してるよね、あれ。

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:47:38 ID:rLG32RDP
>>193
瞬間的にってなると限度あるだろうが、時間を掛ければできるかもな
…それが実用に耐えるかは疑問符だが

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:50:44 ID:EhA6qe7U
つまり、破壊の杖は「魔法が使えない平民が30m級ゴーレムを一撃で吹き飛ばすことができるようにな杖」とフーケが認識したということか
で奪って試し撃ちで、ルイズたちを皆殺しにしようとしたわけか、納得

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:50:56 ID:nq+MGIpD
しかし重力1000倍の重力でも動いたで気付いたが
もしかしてGFってスーパーサイヤ人並か!

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:51:50 ID:6n6+KF35
どっちも金に光ります。

201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:53:26 ID:GX76rnj1
>>197
確かに。
要するにスクウェアクラスの人は鉄のゴーレムを作れるということだな。
あの世界で鉄のゴーレムって相当強そうなんだぜ

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:53:32 ID:lh1UZ7XT
確かに金に光るw
ドモンとかもう戦略兵器だろどう考えても。

203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:54:00 ID:TnOrHVhr
ちょっと流れを切ってしまうが
ルイズはアニメ版を流し見しかしてないんで質問があるんだ

ドットとかラインって使える魔法の系統の種類で決まるんだろ?
でもあの世界だったら強さが
スクエア>トライアングル>ライン>ドット
みたいになってるけど、一つの系統を極限まで極めたりしてる人間はドットのままでも強いって事?

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:54:29 ID:GX76rnj1
>>202
というよりあの世界のGFは確実に全員戦略兵器。
ガイアクラッシャーは大地を砕くんだぜ。

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:54:31 ID:pE294TSq
フーケがキンタロスと契約。
キンタロスはフーケの境遇に同情して力を貸すが、お約束通り大暴走……というネタが浮かんだ。
でも最終的にどう落としたらいいか難しいな。人情話で片付けられるのだろうか。
それにTVで電王ソードフォームを圧倒するくらい強かったし、パワーバランス的にはどうなんだろ?

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:56:01 ID:GX76rnj1
>>203
その場合
土+土+土+土、というスクウェアクラスに相当する。

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:58:59 ID:rLG32RDP
>>201
まあ一番いいのは砂鉄の山を用意するor鉄鉱山で作るってとこなのかね

>>204
リアルタイムで見ていたがGFは人間じゃねぇっwていつも思ってた

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:59:17 ID:hBzR5KMz
>>199
ナメック星までの敵なら普通に勝てそうだな。
フリーザ様相手となるとちと厳しいかもしれんが。

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 18:59:41 ID:Bx8oINPD
唐突に思いついたので投下



 かくかくしかじかで行方不明になったルイズとその使い魔。
 ルイズの愉快な仲間たちは、いったん学院へ集まるのだが・・・。

「食べられたりしてなければいいが・・・」
「や、やめてよギーシュ!」
「大丈夫。彼女たちはそう簡単にモンスターに遅れをとりはしない」
「ああ、違う違う。メソがっていうか・・・

 ルイズがさ」

「・・・・・・・・・・・・」

『有り得る――!!』



「ゼロメソ」・完

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:00:53 ID:NWv0z6jA
>>209
それだー!
GJw

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:00:57 ID:GX76rnj1
>>207
チボデーあたりはなんていうかボクシングを極めつくした男だよなホントw
あいつが召喚されたらされたで、爆熱とは違った熱い展開になりそうだ。

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:02:31 ID:jeyYfsXf
>>73
麻薬捜査だの被るだのきいてでっきりこの人かと思ってました
http://jp.youtube.com/watch?v=vNX5K6dB1m0

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:02:42 ID:h8uCCBND
>>207
砂鉄や鉄鉱石って酸化鉄じゃなかった?

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:02:46 ID:rLG32RDP
>>209
これってルイズにもジッ(アリーヴェ・デルチ
>>211
その場合ピエロイベントはどうすんのかな?

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:03:20 ID:TnOrHVhr
>>206
そうだったのかー
いやぁ、アニメだけだとわからんことも多いのね

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:03:53 ID:AjvJLrh+
今川作品でここに出てきてないのは味っ子と28号か

217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:06:28 ID:DUE01n3l
>>203
種類の数じゃなくて一度に重ねがけできる属性の数、じゃなかったっけか



218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:06:35 ID:GX76rnj1
>>214
そういやピエロがトラウマなんだっけか>チボデー
どうしたもんか……

っていうか原作三巻までしかないからピエロイベントがわからない俺駄目人間

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:06:35 ID:EhA6qe7U
>>214
原作どおりどっかのサーカスの人にやってもらえばいいと思う、
特別ゲストで「早かったな俺の死も」の人か「すばらしい、トリステインはよい騎士(以下略)」とか

220 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:07:02 ID:Wck+W/td
味っ子の場合、やっぱギーシュは料理で納得させるんだろうか。
7万の軍勢もうまい料理で全員撤退?

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:07:51 ID:GX76rnj1
>>220
上手い料理食ったら背景に出てくるドラゴンやら衝撃波やら火山の噴火が七万の軍勢を圧倒するんだろ

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:09:32 ID:u9jAya6J
>>220
300人に料理を食べさせて怪獣化か

223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:13:53 ID://sg5ATt
>>222
それなんてドーピングコンソメスープ?
スパルタ兵はムテキだぜー

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:13:56 ID:e64c3W0m
中華一番でも出来そうな話だな。
その場合伝説の厨具とか出そうだが

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:15:11 ID:EhA6qe7U
だが、おいしんぼでは、無理だな

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:16:20 ID:6n6+KF35
山岡が敵司令部に押しかけてクロムウェルに飯食わせて説得します。w

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:17:01 ID:wHFp0gxm
秋山の場合、敵勢に飯を食わせて身動き取れなくして撃破

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:17:09 ID:vAp7rl0F
ガンダールヴに士郎、ミョズニトニルンに海原で戦争は至高と究極の対決にですね

229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:18:34 ID:jcpKV6Ak
味皇様は巨神兵並のビームを口から吐いてたなぁwww

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:18:40 ID:6n6+KF35
タバサのおかんも飯食っただけで正気にもどります。

231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:18:55 ID:b6Ei3zCQ
旧姓栗田ヴィンダールブが両方怒って仲直りか

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:18:59 ID:rLG32RDP
>>228
ある意味激しい戦いになりそうだな、財政的に考えてw

233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:19:22 ID:I5Ns8yH5
>>227
マジックマッシュルームを料理に使う男だからな

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:20:36 ID:u9jAya6J
山岡は料理を食わせることで『あらゆる問題を解決する』
というヘタな厨能力より凶悪な特殊能力があるからな

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:20:49 ID:Wck+W/td
>230
いろんな意味でおいしいな、それ
是非誰か書いてくれ

236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:20:55 ID:Du9LEPWX
ゼロのしもべが避難所で投下か・・・

237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:21:57 ID:KQvsl8tF
ついに雑談厨に嫌気がさしたか

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:22:02 ID:XsNyVVgC
ろくごまるに 空前絶後 の調味魔導の人を

239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:22:11 ID:hBzR5KMz
シャルロット母が毒杯をジョゼフに叩きつける姿が見えるぞ。


「この酒を出したのは誰だあっ!!」

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:22:19 ID:EhA6qe7U
あとは、コンブや虎ノ宮かな

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:23:01 ID:6n6+KF35
つか、投下が無いから雑談してるんだけどね。w

242 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:23:20 ID:rLG32RDP
>>237
PROXY関係で投下できんかったようだ。

243 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:23:40 ID:EhA6qe7U
ちょっとけじめつけるため吊ってくる

244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:23:56 ID:zk3IlIz7
読めればどこへの投下だってかまわないけどね

245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:26:32 ID:Np9hqTtr
俺は別スレに迷い込んだかとwww

戦うなら「クッキングファイター好」を忘れちゃ困るぜw

246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:26:59 ID:PkkJ77U3
>>227
実際秋山の爺さんは第二次世界大戦中に
食材を独占してる横暴な旧日本軍に飯食わせて動けなくさせて
食材略奪してるからな

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:30:16 ID:6n6+KF35
>>246
美少年な大谷日堂が出てくるお話ですね。
時期はずれの上海ガニ食わせてわざと食中毒を起こすという。

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:31:22 ID:bjIBvgj6
クロムウェル「いや、ウェールズを討ち取っただけでも十分だよワルド子爵」
ワルド   「ありがとうございます…ところで彼らは?」
クロムウェル「頼もしい助っ人さ」

コーウェン 「僕たちは皆さんと共に見届けたいのさ、世界最後の日を。そうだろ、スティンガー君?」
スティンガー「う、うん。そうだね、コーウェン君」

前スレで召喚云々て言われていたから呼んでみたけど、このポジションしか思いつかないなぁ。
となると、ルイズが召喚するのはあのキチガ「目だ!耳だ!鼻!」ぎゃあああああ!!

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:34:13 ID:wHFp0gxm
「あんた、誰?」
「私は神…神隼人!貴様に地獄を見せる男だ!」

と申したか

250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:34:43 ID:zk3IlIz7
ポポロクロイスのピエトロ王子(1の後くらい)とかいいなあ
竜と人間のハーフなのでシルフィードとフラグが立つ

251 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:35:11 ID:EhA6qe7U
>>248
間違いなく世界が滅ぶ
そしてルイズはフラットだから隼人は無視をするというわけか

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:35:37 ID:b6Ei3zCQ
>248
ルイズが武蔵召喚
着替えだなんだをやらされて我慢出来なくなって飛び掛ったところで
金的蹴り

253 :爆熱の使い魔:2007/08/12(日) 19:37:59 ID:hQRismqn
そしてこのタイミングで突然
レディー・ゴー!

254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:39:10 ID:6n6+KF35
きゅいきゅいがヒロインなラブロマンスは確かにええのお。

男ドラゴンって、他にどんなのあったっけ?
俺はエメドラの主人公や巣作りドラゴンの主人公しか思い浮かばないけど。

255 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:39:33 ID:pXRqimtF
みなさんお待ちかね!支援

256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:39:52 ID:Ihos1yFL
支援レディー・ゴー!

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:40:02 ID:GFNAqgyl
>>254
「ドラゴンレンズマン」ウォーゼルなんてどぉ?

258 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:40:19 ID:b6Ei3zCQ
支援!

259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:40:21 ID:EhA6qe7U
れでぃぃぃぃごぉぉぉぉ支援

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:40:37 ID:TnOrHVhr
ちょwキター!

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:41:02 ID:6n6+KF35
ドモンが同じく感情が力の源なルイズに明鏡止水伝授に期待な支援♪

262 :爆熱の使い魔:2007/08/12(日) 19:41:29 ID:hQRismqn
 フーケによって、トリステイン魔法学院より奪い去られた秘宝『破壊の杖』
 その秘宝を持ち去り逃げる大盗賊を追うは、学院より選ばれた勇気有る生徒たち!
 彼等の行く末に立ち塞がるは『土くれ』のフーケ渾身最大の、鋼で覆われし巨大ゴーレム!
 それはまだまだ未熟な彼等には、余りに荷が重き相手。然しながら彼等には一人の男がついています。
 力強きガンダムファイター、何者にも負けぬ、流派東方不敗のドモン・カッシュが!!

 それでは、機動武闘伝Gガンダム外伝『爆熱の使い魔』へ、レディーッ・ゴー!!



 一行は馬車に揺られる。馬車といっても、屋根無しの荷車のような馬車であった。御沿われた時に、すぐに外に飛び出せるほうがいいということで、このような馬車にしたのである。

 その馬車の上では、事情を説明されたモンモランシーが驚き通しである。
「な、なんで、そんな危険な事に当事者でも無いわたしが、説明も無しにいきなり連れてこられてるのよ!」
 そしてついに抗議の声をあげた。
 引き返せない段になって、あの土くれと戦う事になるかもしれないと言われれば、それは無理も無いことな訳で。
「丁度いいところで顔を併せたからな」
「た、たた、偶々顔を併せたから?それだけの理由?
 帰るわ。今から歩いてでも帰るわ!」
 結構な速度で走る馬車から飛び降りようとしたモンモランシーを、ギーシュが慌てて止める。その様子を見ながらルイズがドモンに問った。
「本当に、なんで連れてきたのよ」
「奴はかなり使える」
「どういうこと?」
「それは……なんだ、奴は俺が知る限り厄介なというかだな」
「歯切れ悪いわねぇ」
 どうにも言葉が的を得ないドモンにルイズは眉を顰めた。
 そしてその会話を耳にしたモンモランシーが、ドモンを指差しあーっと大声を出した。
「ま、まさか。あの時アレで倒したこと根に持ってるの!?」
「根に持ってなどいない!単にあれで貴様が、他の連中より使えると評価しただけだ!」
 少し感情を荒げたドモンを見て全員が不思議そうな顔をした。

「倒した?」
 タバサが本から視線を上げて疑問を口にした。
「モンモランシーが誰を倒したって?」
 ギーシュがきょとんとした。
「まさか……?」
 キュルケが驚いた顔でドモンとモンモランシーを見比べている。
「どういう事?」
 話しが飲み込めなかったルイズが首を捻っている。
「フンッ」
 ドモンが不機嫌に鼻を鳴らして顔を逸らした。
「ほー、無敵の相棒も、こんな小娘に負けることがあるんだぁな。こりゃぁ愉快だーね」
 ドモンの背でデルフリンガーが鍔をカタカタ鳴らして笑った。

「あ、ああー成る程。だから前に侮れんって」
 ギーシュが何かを思い出し、手をぽんっと打った。
「しかし……いったいどうやって。トライアングルメイジだって歯が立たないのに」
「判った。おそらくあの時のハシバミ香水」
 タバサが本のページを捲りながら言った。
 ルイズとキュルケは口の中に苦味を思い出して、思わず口元を押さえた。
「あれ作ったのあんただったの!
 お陰で空気の入れ替え大変だったんだから!」
「わたしは折角の計画が潰れちゃったのよ!」
 そして二人は、あの晩の事を思い出して叫び声を上げた。


263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:41:35 ID:lh1UZ7XT
ドモンきたああああああああああうわあやあああああああ!!!

264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:43:22 ID:bjIBvgj6
モンモン支援

265 :爆熱の使い魔:2007/08/12(日) 19:43:41 ID:hQRismqn
「憶えておくといい。あの手の物は策が伴えば、時に強力な火器や魔法を凌駕する威力を発揮する」
 ドモンが少しバツが悪そうな表情のまま呟いた。
「し、師匠。そう言うのは有りなのでしょうか?」
 ギーシュが手を上げてドモンに問い掛けた。
「別段、流派東方不敗は策略の類を否定してはいない。必要とあらば罠だろうが、爆薬だろうが利用する時はする。
 何れ八卦の陣に付いても話してやる」

「と、とにかく冗談じゃないわよ。わたし戦うのは無理だから!」
 抗議の声を上げ続けるモンモランシーを見て、ルイズが提案した。
「じゃあ、皆の意見はどう?それで決めましょう」
「ちょっ、ちょっと。それじゃわたしの権利は!?」
 しかしルイズはあえてそれを無視した。腹の中では少し意地悪してやれと思っていたとか、いないとか。

「ま……、水の系統での回復が得意なのが一人増えるのは心強いんじゃないかしら?戦ってくれる必要は無いわ。役割分担よ」
「同意」
 キュルケとタバサは同行に賛成の様だ。
「モンモランシー、きみは僕が命に代えても守るよ」
 ギーシュも賛成のようだ。もっとも心の中では、見直してもらうチャンスと気合を入れている様だが。
「あれだけの事が出来た上に、回復の術まで嗜むとは……連れて行くしか有るまい。サポートをこなせる人間は重要だからな」
 ドモンは勝手に評価まで上げている有様だ。
 サポートをこなせると言ったところで、ドモンは大切な人の事を思い出して、今頃如何しているだろうかと、まだ昼前の青い空を見上げた。

「じゃあ全員賛成って事で……」
「ま、まだミス・ロングビルがいるじゃない!」
 モンモランシーは決定を告げようとするルイズを慌てて止める。
 話しを聞いて微笑みながら、手綱を握っていたミス・ロングビルが、え?と振り向いた。
「そうですね。守ってやると言っている恋人さんもいるようですし、いいのではないでしょうか」
 にっこり笑って答えたその言葉に、モンモランシーは顔を真っ赤にして『こ、恋人なんかじゃないわよ』と否定して黙り込んでしまった。

 それからは暫らく、馬車の上は和気藹々な雰囲気となった。
 特に、ルイズ、ギーシュ、モンモランシーは不安に対しての逃避的な物も有ったのだろう。
「ミス・ロングビル、なぜ御者を自分で?手綱なんて付き人にやらせばいいじゃないですか」
 御者台の後ろでぼーっと空を仰いでいたキュルケが、話しかけた。
「いいのです。わたくしは貴族の名をなくした者ですから」
「だって、貴女はオールド・オスマンの秘書なのでしょ?」
「ええ、でも、オスマン氏は貴族や平民だということに、あまり拘らないお方です」
「差しつかえなかったら、事情をお聞かせ願いたいわ」
 ミス・ロングビルは優しい微笑みを浮かべてそれを返事とした。
「いいじゃないの。教えてくださいな」
 しかしキュルケは興味津々といった顔で、にじりよる。その肩をルイズが掴んだ。
 キュルケが『何?』と振り返るとルイズが睨み付けてくる。
「よしなさいよ。昔のことを根掘り葉掘り聞くなんて」
 そこに後をゆっくり付いてていたドモンが、風雲再起の速度を少し上げて、平走してきた。
「言いたく無いことは放って置いてやれ」
「何よダーリンまでえ」
 キュルケがちょっとぷーっと頬を膨らませた。
「誰でもってわけじゃないがな。時に言いようの無い過去を抱え込んでる人間もいるものだ」
 腹が立つのでルイズでもからかうか、とも考えたキュルケだったが、その時のドモンの瞳の輝きが気になってしまう。
 キュルケはルイズの相手をするのを止め、ドモンへ抱き付くようにして、直ぐ傍を走る風雲再起へと『フライ』を使って飛び乗った。
「ダーリンは、そういう昔がやっぱあるのかしら?」
「あ、あああ、あんたー!いきなり人の使い魔に何してんのよ!」
 突然のその行動に、ルイズが顔を真っ赤にして怒鳴り散らす。
 結局そのままの勢いでドタバタしたまま、馬車は森まで到達した。



266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:44:26 ID:TnOrHVhr
支援する!

267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:45:36 ID:50WbmsvJ
糞つまんね

268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:46:37 ID:TnOrHVhr
またドモンが大暴れすると思うと……
フーケ逃げて絵ええ

269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:46:39 ID:9JfPW+43
支援支援支援

270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:47:10 ID:LqQpeO0t
流派東方不敗が最終支援

271 :マロン名無しさん:2007/08/12(日) 19:47:41 ID:jy9w6x1S
支援

272 :爆熱の使い魔:2007/08/12(日) 19:47:53 ID:hQRismqn
 森に入って少し進むと馬車が通れる程の道幅がなくなり、そこでミス・ロングビルは馬車を止めた。
「ここから先は、徒歩で行きましょう」
 その場から小道が森の奥へと続いている。深く鬱葱とした森が、日の光を遮り薄暗く少年少女らの恐怖を煽る。
「う、うーむ。ほ、本当にこんな先なんだろうね?」
 生唾を飲みこみながらギーシュが、ミス・ロングビルに尋ねた。
「目撃者の話しでは、この小道の先にある廃屋で、黒ずくめのローブを纏った人影を見たそうですわ」
 風が吹き抜けると、不気味に木々がざわざわと枝葉が擦れる音を立てる。
 モンモランシーが不安そうに、後ろからギーシュにくっ付いた。
「よ、よし!いくぞおー!」
 空元気でギーシュが声を上げる。

「遅いぞ、さっさと来い!」
 ドモンの怒鳴り声にふと前を見ると……。
 ドモンとミス・ロングビルを先頭に、ドモンの腕にくっ付くキュルケ、それに食い下がるルイズ、無表情でぽてぽてと歩くタバサがギーシュらを置いて前をどんどんと進んでいた。
 そして、後ろから風雲再起に鼻で押される様にして急かされる。
「わ、判ったよ」
 どうやらしんんがりをつとめるつもりらしい、彼に押されてギーシュらも歩みだした。

 しばし進むと、開けた場所に出、そこには先程のミス・ロングビルの言葉通り、広場の中心に廃屋があった。
 元は木こり小屋だったのだろうぁ。朽ち果てた炭焼き窯と、壁板が外れた物置が隣に並んでいる。
 一行は、小屋の中から見えないように、森の茂みに身を隠したまま廃屋を見つめた。
「わたくしの聞いた情報だと、あの中にいると言う話しです」
 ミス・ロングビルが廃屋を指差して言った。
 どの様に攻めるか。その相談を開始した。
「フーケがあの中で寝てくれてればいいんだけど」
 ギーシュが茂みの隙間から廃屋を眺める。
「寝てても起きてても奇襲かけるのが一番よね」
 ルイズが顎に手を当ててうーんと唸る。
「小屋の中では土が無いのでゴーレムは作れない」
 タバサのその言葉にドモンが返す。
「だが、小屋に罠を張っている可能性も有るだろう」
 タバサが頷き更に続けた。
「だから何らかの形で誘き出し、出たところを魔法を使われる前に一気に攻撃する」
「師匠だったら慌てて作ったゴーレムなんか、物の数じゃないのでは?」
 ギーシュがその会話に異論を挟んだ。
 それはそうだと、ルイズとキュルケがうんうんと頷いた。デルフリンガーもドモンの背で同じく『大屋敷もバラバラにしちまうしな』と同意した。
 ミス・ロングビルが、少し慌てた顔で引き攣った様に微笑んだ。
「貴様等に実戦経験をさせる為の物でもあるんだ。俺に頼った考え方は止せ」
 ドモンのその言葉を聞き、タバサが地面に図解しながら更に続けた。
「偵察兼囮役が、小屋へ向かい様子を覗う。
 もしフーケがいたのならば、これを挑発する」
「フム。悪くは無い案だ。
 だがそれは必ずしも有効とは限らんぞ。いかに素早かろうが、接近に気付かれれば、逆に先手を打たれる可能性がある
 此処から小屋まで障害物は無い。つまりは丸見えって事だ」


273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:48:12 ID:TnOrHVhr
流派東方支援

274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:49:41 ID:0XUFoJxw
流派後方腐敗支援

275 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:50:34 ID:Ihos1yFL
支援

276 :爆熱の使い魔:2007/08/12(日) 19:51:18 ID:hQRismqn
 タバサが興味深そうに話しに耳を傾ける。
「素人相手で無い時、易々と接近可能な時、それは接近させる事自体が罠の一環である可能性は考えておくべきだ」
「成る程、とても参考になる」
「策は複数を同時にこなせてこそ意味を大きく持つ。
 偵察と囮。それも悪くは無い。だがそれはあくまでも別々の意図の元の行動だからな。
 敵が中に居れば外へ出す、同時に牽制攻撃を兼ねる、敵を無力化する、近寄らない事で危険度を下げる。
 これらの一貫した目的を併せた策がある。場合によっては人質を取って立て篭もられた時にも有効だ」
 その言葉に全員が、しゃがみ込んだまま興味深そうに顔を寄せてきた。
「モンモランシー、何かガスを発生させる薬を出せ。睡眠効果や催涙効果のあるポーションぐらい有るだろう。
 授業で聞いた事やこないだのアレから踏まえるに存在する筈だ」
「そ、そんな準備も無しに出たのにそんな都合良く持って無いわよ!
 常時持ち歩いていたら、わたしは何処の過激な危険人物か判ったものじゃないわ!だいたいねぇ……。
 あっ!そうそう、そうよ」
 突然話しを振られて、文句を言おうとしたところで彼女は何か思い出したように懐から小壜を数個取り出した。
「今朝タバサに渡したあれの原液と、最初に作った残りが有ったわ」
「上出来だ。できれば閃光を放つ物も有れば更に良いんだがな。覚えておけ」
 ドモンはそれを受け取り、光に軽くかざした。
「これをあの小屋の中にぶち込む。魔法で飛ばしても良いだろうが。感知の魔法も確か有った筈だ。
 それを避ける為に、弓矢の類を利用するのを勧めて置く。
 今回はその様な物は無い。だから今回は俺が投げ込む」
 淡々と説明をするその姿に、ルイズやギーシュ、モンモランシーはちょっと以外と言った顔をしている。
「必ずしも真っ向勝負が正しいとは限らん。俺もそれで師匠に、こてんぱんにのされた事がある。搦め手も時には重要だ。
 先日はうっかりしてやられたしな。初心は忘れるべからずだ」
 ドモンは真面目な顔をして、その表情に対して答えた。
 キュルケは『粗野に見えて、時に知的。ステキ』と顔を真っ赤にしてくねくねしている。
 タバサは興味深げに一連の話しを聞き入っていた。
 ギーシュは話しを聞いた後少し感動しているようだ。
「こんな物は、俺の世界じゃ初歩の初歩。まだまだ素人の範疇だ」
 言うとドモンはすっと立ち上がる。
「それでは作戦開始だ!」
 自分がかつて手痛い目にあった薬の入った小壜の蓋を緩め、それを握って振り被る。
「小屋に隙間が多そうだな、分量は多めのほうが良いか。
 とゥ!」
 押さえ気味の気合の声と共に、投擲された小壜が二つ、一直線に、小屋の窓へと飛び、窓を粉砕して中へと飛び込んだ。
 小さくかしゃーん、かしゃーん、と小壜が砕ける音が聞こえた。
「さて、少し様子見だ」
 再び、しゃがんだドモンが、全員を見回して言う。

「ところでドモン。もしフーケが出てこなかった場合あの小屋の中の調査はどうするのかしら?」
 ルイズがドモンのハチマキを、後ろからくいくいと軽く引っ張って尋ねた。
「誰かが中に入って調べるしかあるまい」
「誰が入るのよ。私は嫌よ?耐え切れずに飛び出すような凄いのが充満している密室に入るなんて絶対に嫌!」
 ドモンが少し、しまった!といった表情を見せた。
「確かに素人の範疇ね……」
 ルイズがヤレヤレと呆れた風に言った。
「ふ、普通はガスマスクなりなんなり用意する物なんだ……」
「意味判らないわ」
「その時はわたしが行く。
 あれは平気」
 ルイズに突っ込まれるドモンに、タバサが小声で探索係りを立候補した。


277 :爆熱の使い魔:2007/08/12(日) 19:53:35 ID:hQRismqn
 5分ほど様子を見たが一切反応が無いので、全員で素早く小屋の周りへと移動した。
 まずはタバサが小屋の外からドアに向けて杖を振り、魔法で罠の有無を確めた。その間にルイズが窓際へと行き中をそっと覗き込む。
「臭っ!苦っ!あ、う、うん。だ、誰も居ないわよ?」
 ルイズは慌てて鼻を摘んで、くぐもった声で報告をした。
「ワナは無いみたい」
 タバサはそう呟いてドアを空けて、首を少し伸ばして中をそっと覗き込む。
 臭いが漂ってきたので、総員一目散にドアから離れて逃げた。
 ミス・ロングビルは涙を流して、『この臭いには耐えられません!辺りを偵察してきます!』と叫ぶ様に言い残して駆け足で去ってしまった。
 皆その気持ちがとても理解出来た。兎に角離れていても苦味が口に広がる。
「わ、我ながらこれはきついわね」
 モンモランシーが懐から中和剤を取り出す。
「駄目ね。1回分って言うか、一人の臭いを消す分しか残ってないわ」
 その言葉にドモンとルイズは慌てて、タバサの後を追って小屋に入ろうとした風雲再起を押さえて止めた。
「ふぅー危なかった」
「や、やっぱ馬だから草の多少の苦味は平気なのかしら?」

 離れたところから暫し見守っていると、タバサが二メイル程の杖を抱えて出てきた。
「破壊の杖」
 モンモランシーに中和剤を振り掛けられながら、タバサはそれを皆にそれを見せる。
「うーむ……これが破壊の杖という物か?
 変哲の無い棒にしか見えんのだが」
 ドモンが不思議そうな顔でマジマジとそれを眺める。
「そうよ。あたし、見たことあるもん。宝物庫を見学したとき」
 キュルケが頷いた。ギーシュもうんうんと頷いている。
 その言葉を聞いてもドモンは何か釈然としなかった。何処か見覚えが有るような無いような。
 ルイズがその杖をタバサから取って、まじまじと眺めて言う。
「見た事あるって、あんた宝物庫入った事ないでしょう?」

 その時突然盛大にどかんと音を立てて、小屋が砕け散った。
 同時に小屋の中に充満していた、ハシバミ草の苦味溢れる臭いが辺りに広がった。
 総員、口元を押さえて慌てて小屋の周りから距離を取る。臭いを気にしないタバサはキュルケに引っ張られて宙を浮きながら共に撤退をする。
 下がる途中、もうもうと上がる土煙のに黒い影が揺らぐのが見えた。
 タバサが、ぷらぷらとぶら下げられ浮いた状態のまま杖を振るうと、竜巻が巻き起こる。
 それは土煙と臭いを巻き込みながらゴーレムへと直撃した。
「効いてない」
 地面にすとんと降り立ちながらタバサは感情も込めずにそう言った。
 続けてキュルケが胸に刺した杖を引き抜き、呪文を唱える。
 すると杖から炎が伸び、ゴーレムを火炎に包む。しかしそれすらもゴーレムには通用せずに、ゆっくりと此方へ迫り来る。
 現れたゴーレムは三十メイルを越え、全身のあちらこちらが、腕や脚が鋼鉄に覆われている姿であった。
「う、嘘ー。無理よこんなの!話しと違うわっ」
 キュルケがその姿に驚き叫んだ。
「げ、げえーっ!
 前の時と違う!」
 それを見たギーシュも叫び声を上げる。
 泣き言を言いながらもしっかりと、ワルキューレを『錬金』して皆の前方へと配置する……が、一瞬で殴り飛ばされ粉々に砕けて土に還ってしまった。
「足止めにもなって無いじゃないのよー!」
 モンモランシーが後退りしながらギーシュに抗議する。
「し、師匠が倒してたのよりも凄いんだよー!フーケは全力だッ!」
「退却」
 タバサがそう呟くと、キュルケ、タバサ、ギーシュ、モンモランシーは一目散に森へと逃げ始めた。
「やれやれ……。
 だが無理も無いか」
 ドモンは下がる四人を見て呟いた。
 そう、四人だ。逃げたのは四人である。
 ドモンが辺りを見回すと、ゴーレムの側面へ回り込み、杖を構えるルイズの姿があった。
 ルイズがルーンを短く呟き、杖を振りかざすと、巨大なゴーレムの表面で、何かが弾ける。
 しかしそれは傷をまともに負わせる事もできず、ルイズの存在を気付かせ、挑発しただけとなってしまう。
 ゴーレムはゆっくりと振り向いた、いやルイズには威圧感と恐怖で、そう振り向いた様に感じた。
 同時に鋼に覆われた腕をルイズへと振り下ろさんとし、空高くかかげる。


278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:53:55 ID:Ua5ssAnI
支援そして
>>254
ドラゴンと言うかDナイトならステぷりに…まあ後半現れるだろうゼフィリスとバトッて下さい
後はダイ大からダイ(ディーノ)とかバランとか?

279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:54:11 ID:LqQpeO0t
こうも搦め手というか手堅く行動されると、フーケも動きにくいな支援

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:55:07 ID:TnOrHVhr
ここから来るぞ〜
支援

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:55:54 ID:OLIE3lD/
第13回ガンダムファイトを乗り越えたらそりゃ成長もするわ支援

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:55:56 ID:tM09HQwr
そろそろドモンのはっちゃけタイム

283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:55:57 ID:ip9YVFNj
はいはい俺Tueeeeeタイム俺Tueeeeeeeeeタイム

284 :爆熱の使い魔:2007/08/12(日) 19:56:28 ID:hQRismqn
「ちっ」
 ドモンは舌打ちをし、振り下ろされる腕を掻い潜りルイズを小脇に抱えて一気にその場から十メイル以上も飛び退く。
「ルイズ、貴様は逃げないのか」
 ドモンのその言葉にルイズは唇を噛み締めた。
「逃げるわけ無いじゃないっ!あいつを捕まえれば、誰ももうわたしを馬鹿にしないわ。ゼロのルイズなんて呼ばないでしょ!」
 ルイズは再びゴーレムへと向き直る。
「心意気は結構だが、戦力差をわきまえろ!
 貴様等が無策で勝てる相手か!」
「さ、策ならあるわよ!」
 ドモンの言葉を無視し、ルイズは『破壊の杖』を手にゴーレムへと小走りで近寄る。
「ささやかだけど、プライドってものがわたしにもあるのよ!」
『破壊の杖』をぎゅっと強く握り締めながらルイズは吼える。
「わたしは貴族よ。魔法が使える者を、貴族と呼ぶんじゃないわ。
 敵に後を見せない者を、貴族と呼ぶのよ!」
 高らかに宣言し、ルイズはえいっと『破壊の杖』を振りぬいた。
 しかし何も起こらない。沈黙したままである。
「え?え?
 ほ、ほんとに魔法の杖なのこれ!」
 目算破れ、慌てるルイズへとゴーレムの鋼の腕が振り下ろされんとかかげられた。
「え?あ……」
 影がルイズの視界を覆い尽くす。巨大な腕が自分へ目掛けて迫ってくるのがゆっくり見える。
 慌てて身体を動かそうとするが、手も足も思うように付いて来てくれない。
 駄目と思った瞬間、思わず目は閉じ、身体は縮こまった。

「ば、馬鹿、あの子何をっ!」
 キュルケはゴーレムの前へと走ったルイズに一番最初に気付き、声を上げた。
 ルイズへと振り下ろされる絶望に悲鳴の様に高く声を上げた。
 タバサは立った今呼び出した、己の使い魔シルフィードを、キュルケに声に反射的に、助けに飛ばそうと足掻こうとする。
 到底間に合わない、魔法もシルフィードも。頭では直ぐに判ったがそれでも足掻いた。
 ギーシュは、モンモランシーは何も出来ず、思わず己の視界をを手で覆った。

 ずんっと重く硬い物が大地へと叩き付けられた鈍い音が響き、足元まで震動が伝わってくる。
 衝撃でもうもうと土煙が巻き上がる。

 しかし彼等はその瞬間の次ぎの瞬間には、頭が理解していた。また土煙は晴れていない。ルイズのいた辺りはもうもうと土煙に覆われている。
 一瞬の反応はただ今までの自分達の常識からのもの。
 追い付いてきた思考力は、大丈夫に決まっているじゃないか!と答えを導き出す。
 ギーシュは知っている。前より強力でも、いかにあのゴーレムは鋼であろうとも、信頼する彼は鋼鉄よりも強い事を。
 キュルケは信じている。大好きなあの人は何者にも勝る強さを持っていると。友のルイズがピンチの時、どんな時でも必ず助けに現れると。
 タバサは理解している。自分の常識を覆す力を持つあの男の強さを。
 モンモランシーは、嫌になるほどギーシュに聞かされた。こんなに目を爛々と輝かせる彼は初めてだった。だから今この危機をどうにかしてしまうと皆の表情を見て直ぐさま理解した。

「成る程、デスアーミーなどよりは、よっぽど手応えがある」
 聞こえた声にそっと目を見開いたルイズは見た。ゴーレムの鋼の腕を己の腕一本を持って受け止める、とてもとても強い自分の使い魔を。
 ……と、思った瞬間首根っこを何者か、いやもう一頭の自分の強い強い使い魔、風雲再起に加えられその背へと乗せられた。
「フン、無謀な事をする。
 だがルイズ、お前の心の叫び、そして覚悟は聞いた」
 呆然とするルイズの前で、どこか無茶に対する事で不機嫌な様で、力強くも優しさが伝わってくる声でドモンが語った。
「それとこれはお前等が思っているような物ではない。
 ああやって振り回しても何も起こりはしない」
 ドモンは足元に転がる『破壊の杖』を足で蹴り上げ、ひゅんひゅんと空で回転するそれを、ゴーレムを止めたのとは別の手に握り締めた。
 それと同時にガンダールヴのルーンが輝きを放つ。


285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:57:57 ID:h8uCCBND
支援

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:57:57 ID:RiEoyh8J
文句あるならNG指定して読まないきゃいいのに
可哀相な人だな

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:58:16 ID:TnOrHVhr
きたああああああああああああああああ
支援

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:58:27 ID:LqQpeO0t
Gガンで鉄の棒ってなんだっけか支援

289 :爆熱の使い魔:2007/08/12(日) 19:59:05 ID:hQRismqn
「これはこの様にして使う物だ」
 ドモンは『破壊の杖』を片手でひゅんひゅんと振り回し、ゴーレムの腕を突き打ち据える。
 続けて両の手でそれを持ち、捻りを加えながら軽快にタンタンタンリズム良くと『破壊の杖』で突いた。
 曲げる為強度の劣る肘を打ち抜くようになそれは、軽快な速さに反し強く力が伝えられている事が理解できる重い音を立てる。
 更にひゅんひゅんと振り回し、ゴーレムの肘へと叩き付ける。
「フゥー……」
『破壊の杖』を片手に持ち直し、タンッと地に立て、ドモンが息を吐く。

 僅かな時間のその一連の流れるような動作に、ルイズは魅入った。
 そしてその目の前でゴーレムの肘が砕け、下腕が崩れ落ちる。
「判っただろう。ただ空を切って何が起こるという物でも無い。
 まだこうした方が、マシだったな」
 言うとドモンは、『破壊の杖』をゴーレムの砕けていない腕の方の方へと投げつけた。
 鈍い音が響き、『破壊の杖』は貫通しゴーレムの肩が砕ける。
「再生速度が遅いな。フーケとやら、相当に無理をしてこいつを作ったのだろう」
 ゆっくりと砕けた腕を生やすその姿を見、ドモンは背負うデルフリンガーへと手を伸ばす。
「ま、まて相棒!硬いだろあれ!鋼鉄だぞ鋼鉄!ぜってー俺が壊れる。止めてェー!」
 デルフリンガーは泣き叫ぶ様に抗議した。
「心配するな。あの程度では壊れん!」
「あの程度って、あれは鋼鉄ううううううっ!!」
 ドモンは背より二振りの片刃をすらっと抜き放つ。デルフリンガーを左の手に、錆び刀を右の手へと握り締め、両の腕を開き、ハの字に構えを取った。
 それと共に、左の手のガンダールヴのルーンが、先程よりも強く眩く輝きを放つ。

「はぁぁぁぁっ!
  キング オブ ハートッ!!」

 ドモンの裂帛が気合の咆哮と共に、右の手の紋章が熱く輝きを放つ。
「うわぁぁぁ、ま、またいきなりきやがったぁーッ!
 だから何でこんな一瞬でおめーは心がー!
 た、高ぶるのォォォォ」
 刀身が熱くなるのを感じデルフリンガーは絶叫する。いきなり最高潮のパワーがやって来るのだ、これにはまだまだ慣れない。
 又己の意思とか関係無く刀身の錆びが消し飛ぶのを感じる。自分の身体が黄金色に輝くのが判る。
 右の手に握られる刀も同じ様に錆びが消し飛び黄金に輝いているので尚更の事実感する。
「それにしてもおめえ、二刀流もいけんのかよ!」
「当然ッ!!」
 黄金のオーラがドモンを輝かす、その全身を眩い太陽の如く!

「ギーシュッ!」
 ドモンに突然大声で名前を呼ばれ、ギーシュは思わず直立不動になる。
「一度見たいと言っていたな。今見せてやろう!」
 ギーシュは大きく『はい!』と答える。
「タバサッ!あれは本当だと見せてやろう!」
 タバサはその輝きを、我を忘れてぼぉーっと見つめた。
「キュルケッ!魔法では無いとその目で確めろ!」
 キュルケは頬を赤く染めてこくこくと頷いた。
「モンモンッ!」
「何でそこでわたしだけ略すのよ!」
「言い辛い!兎に角この俺を一度下したんだ、もう少し勇気を持ってもいい」
 モンモランシーは、はいはいと適当に答えた。
「ルイズ!」
 ドモンは最後にルイズへと声をかけた。彼女は声にならないままにこくっと頷いた。
「その貴族の誇りとプライド!確かに見届けた!
 この刃はお前のプライドと、そしてバカにされてきた過去への決別への決意!それと共にアレをたたっ斬る!!」
 ルイズは馬上であうあうと声に出来ずに顔を真っ赤に染めた。
「下がっていてくれ風雲再起」
 首を少し縦に振り『ぶるぶるっ』と鼻を慣らし風雲再起は応え、ゆっくりとその場を離れる。


290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 19:59:54 ID:pXRqimtF
ゴーレム>デスアーミーだったのねw
支援

291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:00:16 ID:Np9hqTtr
支援いきます!

292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:01:05 ID:TnOrHVhr
デスアーミーより強いゴーレムを作る
フーケって地味にすごくないか?

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:01:07 ID:OLIE3lD/
やっぱりドモンは爽快だ支援

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:01:59 ID:0XUFoJxw
モンモン光ってるなw

295 :爆熱の使い魔:2007/08/12(日) 20:02:12 ID:hQRismqn
「ひゅぅーっ、言うねぇ相棒ッ!俺まで心が震えてきたね!」
「そうか、ではいくぞデルフッ!!」
「おうよ相棒ッ!!あれだな!!」
 ドモンとデルフリンガーの声が重なる。

「「ばぁぁぁくねつッ!!」」

 左右に構える二振りを、ゆっくりと水平に持ち上げる。

「「ゴォッド・スラッシュッ!!

    タイッ!!フゥゥーーーン!!」」

 その魂の叫びと共に大回転が始まる。空気を巻き込み、吹き飛ばされた土砂が土煙となり、ルイズらが思わずスクウェアスペルと評した竜巻が巻き起こる。
 腕を半ば再生したゴーレムが、ドモンを捻り潰さんと果敢に襲い掛かる。
 両の腕と胴を使い、全身を持ってして押さえ込み押し潰そうと、その大渦へと圧し掛かる。

 間近で始めてみるそれは、カッタートルネードなんて物では無かった。巻き起こる風の威力、それは殺意有る真空の風に勝る物では無いかも知れない。
 だがその中心部に渦巻く黄金の輝き。眩く力強い光の渦!
 触れ掠めたそばからゴーレムの身体を鋼の装甲を易々と斬り刻む。
 三十メイルを越える圧倒的質量。それを平然と押し返す純然たるエネルギー。

 黄金に光り輝く二つの刃が描いた軌跡が、其の侭にゴーレムの全身に次々と走る。走る光の軌跡はどんどんを数を増やし、ゴーレムは動きを止める。否、動く事が適わなくなる。
 見る見る間にゴーレムは黄金光と大渦に飲み込まれていった。
 斬られ砕かれ、鋼は砂となり、光に照らされキラキラと輝く。さながらそれは光となって消えゆく様に。

 そして竜巻が一気にゴーレムを押し退け其の侭突き抜けた。
 竜巻が天へと過ぎ去り、残った風が吹き払い、土煙の中より二刀を横一文字に構え片膝をつき、マントをはためかせるドモンが姿を現す。
「ヒィィートッ!・エンドォッー!!」
 一声叫び、二振りの刀を背の鞘へと納める。
 チンッと鍔鳴り、残るゴーレムの残骸が粉々に砕け散った。


 唖然としていた。ルイズも、キュルケも、タバサも、ギーシュも、モンモランシーも、そして影でゴーレムを操っていた土くれのフーケも。

「は、『破壊の杖』……ってより『破壊の使い魔』?」
 モンモランシーがぽろっと漏らした。
「確かにねぇ……。『破壊の杖』よりダーリンの方が凄かったわね。もう本当の本当に惚れ直したわ!」
 キュルケはドモンの元へと、だだっと走った。
「ツェルプストーッ!」
 目の前でドモンに抱き付くキュルケを見て、ルイズが風雲再起から飛び降りて、反射的な動きで食って掛かる。
 タバサは、興奮してきゅいきゅい(すごいのすごいの)と声を上げるシルフィードの頭を撫でて嗜める。
 ギーシュはため息を付くばかりであった。結局自分等は殆ど何も出来なかった。確かに色々経験にはなった。百の訓練より一の実戦とドモンが語っていた事は理解できた。
 しかし自分達だけでは確実にフーケ一人に負けた。そう思うと悔しくて、しかしもっともっと強くなろうと思った。

「『破壊の杖』を回収しないといけない筈よね……って、あの二人は!
 なにしてるのよっ!」
 モンモランシーは草むらをキョロキョロと見回した後、ドモンの前で言い合いをするルイズとキュルケを見て怒鳴り付ける。
「ままま、あの二人は放っておいこうよ。きりが無いから」
 ギーシュはモンモランシーを宥めて一緒に、ドモンが投げ飛ばした『破壊の杖』を探し始めた。
 タバサも少し離れた場所をきょろきょろしている。
 落ち着いた様子のシルフィードは風雲再起ときゅいきゅいぶるぶると何か話している様だ。
「それにしても『破壊の杖』の使い方って何だったのかしら?
 特定の突き方をしたら、何でも破壊できるとか?」
 しゃがんだままモンモランシーが疑問符を沢山浮かべる。
「先でちょんちょんちょんっと突いてたけど。それで対象を破壊できるとか?
 ま……師匠の事だから違う気もす……って?」
 ふと顔を上げたギーシュの目には、『破壊の杖』を手にモンモランシーの背後より迫る、ミス・ロングビルの姿が映った。


296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:02:13 ID:b6Ei3zCQ
>言い辛い!
モン漏らしよりはマシだね支援

297 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:02:38 ID:LqQpeO0t
パワーだけなら、デスアーミー以上なのかな?
あれにはビームライフルもあったはずだし、
何より地を埋め尽くす大群で襲ってくるところが怖い代物だからな。支援

298 :爆熱の使い魔:2007/08/12(日) 20:04:14 ID:hQRismqn
「ご苦労様」
 彼女は『破壊の杖』をモンモランシーに突き付ける。
「ミス・ロングビル!!」
 ギーシュが驚いた様に叫んだ。
 その声にその場の全員がギーシュらの方を注目する。
「どういうことですか?」
 唖然としたルイズの問いに、震えるモンモランシーを『破壊の杖』を突きつけたまま引っ張り上げ立たせながら言う。
「さっきのゴーレムを操っていたのは、わたし」
「え、じゃあ……、あなたが……」
 ミス・ロングビルはメガネを外した。優しそうだった目が吊り上がり、猛禽類のような目つきに変わる。
「そう。『土くれ』のフーケ。
 全く驚いたわよ。力の殆どを注いで気合入れて作ったゴーレムを、剣二本でバラバラにしちゃうんだもの。噂は紛れもなく本当だったのねェ……。
 確かにあっさりと鋼の装甲までついた腕と肩をふっとばした『破壊の杖』の威力にも驚いたけれど。それ以上だったわ」
 タバサが隙を見てそっと杖を振ろうとした。しかしフーケは目ざとくそれを看破する。
「おっと。動かないで?『破壊の杖』はこの子の頭にぴったりとくっ付いてるのよ?余計な事をしたら、さっきのゴーレムの腕みたいに……フフフ。
 それが嫌なら全員杖を遠くに投げなさい。そっちのあなたは剣を捨てるのよ」
 しかたなくルイズたちは杖を放り投げた。
 ドモンはヤレヤレと呆れた顔をしている。
「つまりその『破壊の杖』とやらの使い方が判らなくて、俺たちを此処まで連れて来たって事か」
「そうよ。魔法学院の者だったら、知っててもおかしくないでしょう?
 ほら、それより早く剣を捨てなさいよ」
「フン、誰も知らなかったらどうするつもりだった?」
「その時は全員ゴーレムで踏み潰して……ってつもりだったのだけれど、無理だったわね。流石に諦めたかも知れないわね。
 正直あなたとは戦いたく無いもの」
 フーケが表情を崩してにっと笑った。
「あの時のあなたと話して笑ってたのは、別に嘘でも何でもなかったのよ。ちゃんと本音だったんだから」
「そうか。だが人質を取るやり方。俺は好かん」

 ドモンは一向に剣を捨てる気配が無い。ギーシュはそれを疑問に思った。
 何時も見ているあの目。それが決して恐ろしい物ではない。モット伯の屋敷について聞いてきたあの日の様な恐ろしさ等、微塵も感じられない。
 モンモランシーを人質に取った事への軽蔑の様なものは感じられるが、何処か余裕が有る。
 そしてギーシュは、ドモンの視線が此方へ向いている事に気付いた。
 フーケでも人質のモンモランシーでも無い、一番近くに立っている自分へと向いている。
 ギーシュがその事に気付いた瞬間、ドモンは目配せをした。

「まさか、あなたが使い方を知っているとは思わなかったわ」
「それは半分は当たっているが、誤解だ」
 フーケがドモンと言葉を交わし、一瞬気がドモンへと逸れた瞬間にギーシュは動いた。
「うわあああああああっ!!」
 大声を上げて、一気に駆け寄ってフーケに体当たりをし、フーケからモンモランシーを奪い、抱きしめて其の侭地面を転がる。
 フーケは素早く反応した。
「バカな事をしたわね!」
 叫び、そして確実に『破壊の杖』を見た通りに使い、小さくモンモランシーの頭を突いた。
 しかし何も起こらず、其の侭ギーシュに跳ね飛ばされた。


299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:04:36 ID:XsNyVVgC
デスアーミーは17m級だったかな
30m、1000d級のゴーレムのほうが
力は上になるんじゃなかろうか

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:04:48 ID:dd8aDAl0
デスアーミーの恐怖は最低限度の質と数。そして恐怖を知らない死兵であるということだよ支援。

301 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:05:12 ID:h8uCCBND
支援

302 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:05:12 ID:pXRqimtF
>>297
マスターアジアが弾丸受け止めてなかったけか?
支援

303 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:06:15 ID:jcpKV6Ak
ディマリウム合金で量産機としては歴代最強のデスアーミーより強いとか・・・
これがメイジの恐ろしさか、平民が勝てないわけだぜ

支援

304 :爆熱の使い魔:2007/08/12(日) 20:06:32 ID:hQRismqn
 フーケは転んだ拍子に一瞬目を閉じてしまう。そして視界を取戻したその時は、既にドモンに後ろから地面に押さえ込まれていた。
「ど、どういうことよ!」
 驚くフーケにドモンは淡々と答えた。
「貴様等が何をどう勘違いしていたのかは知らんが。
 あれは只の棒だ」
「はい?」
 フーケが困惑の声を出した。
「だから只の棒だ。少々頑丈な作りの長い棒。つまりは棍だな」
「じゃ、じゃあゴーレムの時のは……」
「棍の使い方の一つを実演したまでだ」
「よ、要するに、剣でゴーレムをやったのと同じって事?」
「そうだ。貴様が先入観で、勝手に魔法の杖と誤解していただけだ」
 それを聞いてフーケは、がっくりと項垂れた。

「ドモン?」
 ルイズ、キュルケ、タバサは目を丸くして、ぽかーんとドモンを見つめていた。
 ギーシュは緊張から開放され、声も出せずに涙を流すモンモランシーの背中を優しく撫でている。

「何処でどの様に誤解があったのかは判らんが。
 間違いなく『破壊の杖』とされている物は取戻したって事だ」
 ルイズ、キュルケ、タバサは顔を見合わせると、ドモンの元へと駆け寄った。

 フーケは、項垂れたまま小さく呟いた。
 「あは……負けたわ。けど最後の相手があなたで良かったかもね」
「あのゴーレムとの戦いは、良いファイトだった」
 ドモンはフーケを後手に抑えたまま、立ち上がらせながらその言葉に小さく返した。



爆熱の使い魔 九章『フーケの罠!巨大ゴーレムを打ち砕け!』

305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:07:14 ID:y0A/d/Ho
デスアーミーのほうが強いんじゃないかとか言ってる奴は魔法舐めすぎ

306 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:07:50 ID:N5wqyUf1
デスアーミーはあんなやられメカなのに、Gと∀を除くすべてのMSより強いらしいんだぜ

307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:08:33 ID:h8uCCBND
支援

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:08:35 ID:OLIE3lD/
デスアーミーにはいろいろバリエーションもあるから、汎用性ではちょっと上かもしれない。

309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:08:45 ID:Du9LEPWX
某元暗殺者の武器なのかな?>破壊の杖

310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:08:56 ID:TnOrHVhr
おつです

デスアーミーより強いゴーレムが普通にいる世界って
そりゃ貴族がのさばるわけだ

311 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:09:15 ID:PkkJ77U3
GJ。てか破壊の杖が唯の棍ってひょっとしてあれか、
それを使ってたのもガンダムファイターだったってことか?

312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:09:50 ID:6n6+KF35
しかし、この棍の持ち主が気になる。
やっぱ曼荼羅の人か?盲目の

313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:09:53 ID:jcpKV6Ak
>>306
そのとおりだぜ
ぶっちゃけデビガン細胞付きなんでGとターンエー以外は1機あれば滅ぼせる

314 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:10:18 ID:XsNyVVgC
強さの方向性が違うだけでどっちが上とか言う問題でもないぞ

単独なら雑魚デスアーミーよりもフーケのゴーレムのほうが力は上だろうし
DG細胞による自己生産による大地を埋め尽くす大群なんてデスアーミーにしか出来ん

315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:10:24 ID:pXRqimtF
石破天驚拳で壊すと思ってたのでチト残念。

316 :爆熱の使い魔:2007/08/12(日) 20:11:59 ID:hQRismqn
今回はこんな所ー。
最初は「アルゴ!技を借りるぞ!ガイアクラッシャー!」
とか考えてたけど、前のアレを実際に見せるって方向で、ワンパターンだけどタイフーンにしちまいました。
デルフと息を併せたセリフをやりたかったとも言う。

石破天驚拳はもうチョイ後って事で。

杖はまぁ持ち主の時間軸とかの整合性とかを合わせる方を優先。
まぁその辺は次回をお楽しみにって事で。

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:13:26 ID:LqQpeO0t
Gガンの世界は実はかなり科学が進んでいるからな。
軍が持っている量産機の時点で、DXとかウイングゼロに匹敵したような気がするんだが。
まぁ、本当に設定どおりの力を出されると、ドモンの力がどうしようもないことになるので、
そのあたりは調整ということなんだろうな。

318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:14:43 ID:o9zfxs0I
>>297
人間が操ってるから、意思のないゾンビ兵士が動かすデスアーミーよりマシな存在だと判断しただけだろう。
性能は別。

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:15:12 ID:6n6+KF35
その辺深く考えなくても良いんでね?
原作でも破壊の杖と龍の羽衣は同一の時代に来たってワケでもないようだし。
(記憶違いならゴメン)

320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:16:14 ID:jlzylY8j
GJ…なんというGガン節。
そして破壊の杖はキラルか、サイサイシーのものか、アルゴのあれか?

321 :爆熱の使い魔:2007/08/12(日) 20:17:05 ID:hQRismqn
あ、手応えはあくまでもパンチ力の話しで書いてます。
破壊の杖はオスマンのセリフの30年前とかそっちを優先したって事ね。
その辺はゼロ魔を重視したいなということで。

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:19:56 ID:bjIBvgj6
そういえば東方不敗が若い頃の物語があったな
棍はその頃のガンダムファイトの参加者のものだったりして

323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:20:21 ID:rLG32RDP
ドモンの人おじゅじゅしたー。

さて、しもべ氏の代理投下を敢行したく思います。後方支援をお頼み申す。

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:21:59 ID:EhA6qe7U
GJ、さすがどもん格闘馬鹿でも、科学者の息子だけあるぜ

よし、ラッシュで支援するぜ

325 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:22:07 ID:h8uCCBND
支援します

326 :ゼロのしもべ代理:2007/08/12(日) 20:22:46 ID:rLG32RDP
13

 ルイズを抱え上げた男は、身長180サントあまり。均整の取れた体つきをしていた。
 不思議なことに、その身体は女性のように柔らかかった。受け止められたルイズがついすぐ上の姉であるカトレアを連想してしまう
ような、柔らかい身体であった。よく考えれば胸もなく、あきらかに男の身体だというのに。
 ルイズにそう思わせたのは、男の筋肉であった。生ゴムのように柔らかで、しなやかな筋肉。猫化の猛獣を思わせる優れた筋肉が
男の五体を覆っているのだ。
 先ほどまでルイズを抱えていた張飛がブルドーザーやダンプカーだとすれば、この男はスポーツカーである。純粋に、速度のみを追
求した理想的なエンジンと、フレームの持ち主。そんな印象を受ける。
「おいおい/なに阿房みたいに呆けてやがんだよ/たすけにきてやったんだから、もっとよろこべってーの?/」
「で、デルフ!?」
 突如現れ自分をキャッチした男。その腰に挿された顔なじみの剣を見つけて目を点にするルイズ。
「おいおい、なんだよ/もしかしておれっちがいねーことに気付いてなかったのか?/」
 ぶっちゃけるとデルフのことなど完全に頭から消失していた。思わず、あはは、と苦笑いをするルイズ。
「……せっかく助っ人を連れてきたのに、なにそれ/ショックでけー/いいんだ、いいんだ/どうせおれなんて/」
 答えがないのは図星の証拠と、剣の癖にいじけるデルフ。土鬼と名乗ったその男は、デルフを腰から引き抜いてルイズに渡す。
 土鬼があごをしゃくって自分の後ろを指す。
「う、うま…?」
 血のように赤い、見事な馬がそこにいた。
「元相棒があのオッサンは引き受けてくれるからよー/その隙に赤兎馬で戻るぞ!/」
 腕の中でデルフがぎゃあぎゃあとわめく。それに答えるように赤兎馬がいななく。
 ルイズは傍によって赤兎馬を観察する。なんという見事な馬だろうか。ビロードのような毛並みは、血で濡れたような色をしている。
瞳はラグドリアン湖のように深く静かな光をたたえ、一点の曇りもない。ギリシャ彫刻を思い出させるそ身体は、神の作りだした芸術
品というしかなかった。
「見とれてる場合じゃねーぞ/俺や祈祷書を落とすんじゃねーぞ!/」
 デルフの言葉にへ?と首をかしげるルイズ。その瞬間、ルイズの身体は宙に飛ばされていた。
 男、土鬼がルイズを後方へ投げ飛ばしたのである。
「う、うわわわわわわ!?」
 突然の事態にパニック状態になるルイズ。
「ヒィィーン」
 それを赤兎馬が器用に受け止めた。
「おい、嬢ちゃん/手綱をとれ!」
 デルフの言葉に、慌てて手綱を握り締める。手綱を握り締めるや否や、赤兎馬は脱兎の如く駆け出した。
「な、なにこれ!?サラマンダーよりはやーい!??」
 一部の人間の心臓をえぐるようなコメント、ありがとう。しかしそのコメントにまけぬ見事な走りである。元々運動神経があり乗馬に
一家言のあるルイズでなければ、場合によっては振り落とされてもおかしくないだろう。
「させるかぁ!」
 だがそんな赤兎馬の前に立ちふさがろうとする一人の男がいた。山賊のような風貌の大男。
 張飛だ。
 その巨体に見合わぬ猛スピードで、赤兎馬の前に立ちふさがった。そして手にした槍で、赤兎馬の頭を貫かんとする。
ドスン
 だが、その槍を弾き飛ばすものがあった。
 土鬼だ。
 左手の甲が目も眩まんばかりに輝いている。まるで月の光、日の光だ。
 土鬼が猛烈な勢いで体当たりをかまし、そのまま腹部に2度、3度と拳を浴びせ掛けた。
「ぐあぁ!」
 張飛が吹き飛び、もんどりうって倒れる。
 よく見れば土鬼は何かを握っている。握ったそれで張飛を殴りつけたのだ。
 鋭い爪のついたグローブのようなものだった。
 張飛の腹部がぱっくりと割れている。鎧を貫通し、肉にまで爪が達していた。
「てめぇ、この張飛さまに傷をつけるとはいい度胸じゃねぇか」
 土鬼は赤兎馬を負わすまいと、ルイズの進行方向を背に張飛と対峙する。特別な構えをせず、ほぼ自然体で立っている。
 張飛が薬を取りだし、傷口にぶちまけた。見る見るうちに血がとまり、肉が繋がって傷跡がなくなる。水の傷薬を使ったのだ。
「てめぇをさっさとぶちのめしてから、あの女を追わせて貰うぜ!」
 張飛が吼えた。大気が、大砲をぶっ放した後のように振動する。それはまるで雷のような雄叫びであった。

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:23:02 ID:xZpz3hgP
支援だ支援 

328 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:23:21 ID:jlzylY8j
同時支援!

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:23:59 ID:h8uCCBND
支援

330 :ゼロのしもべ代理:2007/08/12(日) 20:24:30 ID:rLG32RDP
「ああ、ワルキューレが!」
 ギーシュの目の前で、最後のワルキューレが砕け散った。砂と化した肉体が、雨の中はらはらと舞い落ちる。
「千変万化諸行無常、形あれども皆消える。抵抗無意味を思うは必至。因果応報百薬長寿。」
 ギィィ、と唇の端をゆがめるクロムウェル。そこにもはやクロムウェルの面影はない。
「伸し烏賊、それ人生。末路の終着、同じ運命。」
 クロムウェルが足をあげた。精神力がほとんどなくなり、動くのもやっとというギーシュを踏み潰そうというのだ。
「ひぃぃっ!」
 地面を這ってでも逃げようとするギーシュ。「命を惜しむな、名を惜しめ」というが、踏み潰されて死ぬのは恥だと考えたのか。本能
のなせる業なのか。
 だが這う程度では移動距離も底が知れたもの。至近距離に最初の一撃が落とされる。
 直接触れていないにも拘らず、その威力に跳ね飛ばされ、地面を転がるギーシュ。慌てて空を見上げたギーシュの目に飛び込ん
できたのは…
「必殺必至是止め也。富と是李、仲良く喧嘩するべきか。米国漫画絵、潰れてなお生く!」
 もはや避けようもない、クロムウェルの踏み潰し攻撃であった。
 もうダメだ!そう観念した次の瞬間。
ゴガンッ
 と鈍い音。
 クロムウェルの巨体が吹っ飛んだ。
 恐々、うしろを向いたギーシュの目に飛び込んできたのは、鉄の巨人とその上に乗った
「ビッグ・ファイアくん!」
 そう、バビル2世だ。
「ポセイドン、なんともないか?」
 命を操り、触れただけで生命力を奪う怪物、命の鐘。もしかすればポセイドンといえども無事ではすまないかもしれない。そう考え
たのだが、見る限り以上はなさそうである。
『異常なし―全て正常作動中―』
 ポセイドンが発光信号を送ってくる。よし、と頷くバビル2世。
「だがあまり近づくな。万一ということもあるから、このまま遠距離から攻撃をするんだ。」
 バビル2世の命令に応え、ポセイドンが腕を突き出した。指先が輝き、光のシャワーがクロムウェルに飛来する。
「何事発生!?」
 起き上がろうとするクロムウェルの肉体を、強力なレーザー光線が襲う。すぱすぱと体組織が切断されていく。
「いいぞ、ポセイドン。だが今は雨が降っていてレーザーの威力が弱いはずだ。機関銃攻撃に切り替えるんだ!」
 たちまち鉛の雨がクロムウェルに襲い掛かる。レーザーで切断された痕が、再生する暇もなく破壊されていく。
「ギーシュ、今のうちに」
 モンモンが泥まみれで地面に転がるギーシュを助け起こす。モンモンの肩を借りて、ギーシュがよろよろと起き上がった。
「ギーシュ、すごいわ。あんな化け物に一人で立ち向かって……」
 モンモンが涙ぐんでギーシュを迎える。雨の中だと言うのに、体温は高く、頬は赤い。
「い、いや。貴族として当然のことさ。」
 あまり気障ぶる余裕もなく、ギーシュが応える。それを見てさらに頬を染めるモンモン。
「……でも、あんまり無理しちゃダメよ。」
 胸に顔をうずめて、モンモンが呟く。なんだかここだけ異質な空間が形成されようとしている。
「もうよいからこっちへこい、単なるものよ。我が沸騰してしまうではないか。」
 あきれたような水精霊の声。それを聞いて我に返ったモンモン。慌てて水精霊の入った瓶まで移動する。
「まったく。我の愛しい方の足元で邪魔をするでない。気持ちはわからぬではないがな。我も愛しい方とよく沸騰するような会話をか
わしたものじゃからな。」
 からかい気味の口調で、水精霊がモンモンを挑発する。でも本当にそんな会話があったのだろうか。水精霊は熱心にポセイドンの
姿を目で追っている。

331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:25:31 ID:xZpz3hgP
しえ☆すた

332 :ゼロのしもべ代理:2007/08/12(日) 20:25:57 ID:rLG32RDP
 モンモンと水精霊はポセイドンが地面にあけた穴に降ろされたのだ。それまで2人を守ってきたポセイドンが、バビル2世の帰還で
攻撃モードに移行したため、二人を隠す場所としてここに穴をあけたのだ。
「そ、それはそうとっ!」
 顔を真っ赤にしてモンモンが水精霊に言う。ギーシュは精神力を使い果たし、さらに安心したこともあってこの雨の中寝てしまって
いる。
「この雨何とかならないの?たしかに私は水系統の魔法を使うから良いんだけど、女王様も水を使ってるでしょ?ないほうが有利な
んじゃないかって思うんだけど……」
「できるが、やりとうない。」
 ポセイドンの勇姿に見とれている水精霊が、そっぽを向いたまま答える。
「雨が降るのは自然の摂理。雨が降らなくなれば、我も力を失う。あまり干渉したくはない。それに、どちらかと言えば、雨を担当し
ているのは風の精霊じゃ。大地へと振り落ちた水は我の管轄じゃが、それを他所へやればこの辺りの生態系が大きく崩れるぞ?
それはそのうち単なるものたちの同胞にも被害を及ぼすことになるじゃろう。それでもよいのか?」
 とても湖の水位を上げていたとは思えぬ発言であった。どの口からこんな殊勝な言葉が出るのだろうか。
「それに我が愛しき方ならば、この程度のハンデがあってちょうど良いじゃろうしな。うふふ。」
 こっちのほうが本音っぽいのは気のせいだろうか。
「……なんていうか、頭が痛くなってきたわ…」
 こんなやつのせいで家が貧乏になったのだと思うと、もはや笑うしかないモンモランシーであった。

「早い!早い!早ぁぁぁぁい!」
 今までにないスピードに揺さぶられ、脳が溶けてしまったかのように同じ単語を繰り返すルイズ。
「酔う!酔うって!なにこの馬!」
 猛然と進む馬の速度は、ひょっとしたらシルフィード並にスピードがあるのではないか。もちろんそんなことはないのだろうが、地面を
駆けているだけに体感速度が異常なのである。
「うっせーなー/いいから祈祷書をめくれってーの!/」
「め、め、め、めくれるわけがないじゃないの!」
 しがみつくのが精一杯なルイズ。どう考えても無茶です。この状態で祈祷書を開こうものなら、あっという間に後方に投げ落とされる
だろう。
「そ、それにいまさらめくらなくても、エクスプロージョンがあるじゃないの!」
「バカヤロー!エクスプロージョンは強力だけどよ、精神力を無茶苦茶消耗するんだ/今のお前さんじゃあ年に1発大きいのを打てれ
ばいいほうなんだぜ?/それでこのまま戻ったとして、花火程度のものしかでねーよ!それにだ、敵が使ってるのは先住やそれ以外
の魔法体系なんだぜ?エクスプロージョンが効くかどうかわっかんねーだろーが!」
「じゃ、じゃあ、おーすんのよ!」
 思わず舌を噛みそうになるルイズ。怒鳴り返すものの迫力がない。
「祈祷書のページをめくりな。こういうときのために、ブリミルは対策を練ってるはずだぜ。」
「だから無理だってぇぇぇぇ!」
 手綱を自分の身体に捲くりつけるルイズ。そうでもしないと風圧で吹っ飛ばされそうなのだ。
「今のうちに読んでおかねーと、向こうで読む時間があるかわかんねーぞー!」
「ひゃあああああ!!」
 なんとか祈祷書をめくったが、そのせいで身体が煽られ、吹っ飛ばされそうになる。
「なんだかんだで真面目だよな、おめー」
「うっさいわねー!」
 悪態をつくルイズの目に、エクスプロージョンとは別の、文字の書かれたページが飛び込んでくる。そこに書かれた古代語のルーン
を読み上げる。
「ディ、ディスペル・マジック?」
「そいつだ。『解除』さ。わざわざ水の精霊を探して作った薬と、理屈は似たようなもんさ。」

333 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:26:02 ID:h8uCCBND
支援

334 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:26:54 ID:jlzylY8j
デルフいいやつだな支援

335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:27:03 ID:h8uCCBND
支援

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:28:05 ID:h8uCCBND
支援

337 :ゼロのしもべ代理:2007/08/12(日) 20:28:14 ID:rLG32RDP
「クロムウェル様!」
 銃弾を浴び、殴りつけられて地面に転がるクロムウェル。そこへ駆けつけようとする偽ウェールズ。
「もうよすんだ。」
 ポセイドンの上で、バビル2世が静かに宣告する。
「おまえたちに、もう勝ち目はない。このままクロムウェルが命を食い尽くされるのを待って、おまえを倒せばいいんだからな。」
 ジリっとウェールズがたじろぐ。クロムウェルに対して、バビル2世たちは完全な包囲網を敷いている。右手側にセルバンテス。左手
側に残月。そして中心にポセイドン。クロムウェルの逃げ場はもうない。つまり、クロムウェルに偽りの命、かりそめの命を与えられた
ウェールズの命もあとわずかということだ。
「その通りだ。」
 残月がキセルをふかしながら詰め寄っていく。
「従姉妹は返してもらうぞ。」
 冷たい、刺すような視線を偽者に浴びせ掛ける。でも、そんな権利があるのだろうか。疑問は残る。
 フッフフ、と笑ってセルバンテスが近寄っていく。
「まさに袋のねずみ、といったところだねぇ。私にとっては、君が本物か贋物かはこのさいどうでもいいんだがねぇ。せめて利子ぐらい
でも返してはくれないかねぇ。」
 残月へ顔を向けるセルバンテス。そのゴーグルがギラリと輝く。
 なるべく顔をあわせないように、そっぽを向く残月。
「さあ、観念したまえ!」

338 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:29:19 ID:h8uCCBND
支援

339 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:29:37 ID:bvb5Uvog
ウェールズはつくづく自業自得な子 支援

340 :ゼロのしもべ代理:2007/08/12(日) 20:29:43 ID:rLG32RDP
 全員が声をはもらせた。ウェールズがじりっと後退した。クロムウェルが、やっとの思いで身体を起こした。
「否ッ!」
とクロムウェルが叫んだ。
「我消えずこの野望。もって成就すべき。真なるかな、新たな力!」
 そこへアンリエッタが飛び出す。
「さ、させません!」
 クロムウェルたちを守るように、大きく両腕を広げる。
「ウェールズさまを……もう2度と失いたくないんです!」
「そこにいるじゃないの。」とつめたい視線を残月に浴びせたのはキュルケ。当然、残月は挟み撃ちの形になって前後からダメージを
食らう。
「な、なにをいう。私の名は残月。ウェ、ウェールズ皇太子は死に申した。」
 震える手でキセルを扱う残月。動揺しすぎだ。
「はいはい。そういうことにしときましょ。」
 肩をすくめるキュルケ。それにしてもなんという勘の鋭さ。ヴァリエール家にツェルプストー家が勝ち続けてきた理由が窺えるというも
のだ。
「なにを言っているのか、よくわかりませんが……」
 アンリエッタが顔をあげた。呪文を詠唱し始めると、偽ウェールズがそれに加わった。
 水の竜巻が、二人の周りをうねり始めた。
 『水』『水』『水』、そして『風』『風』『風』。
 水と、風の六乗。
 王家の血のみが可能な、ヘクサゴンスペル。干渉しあう詠唱が、巨大に膨れ上がった。
 2つのトライアングルスペルが絡み合い、津波のような竜巻を作り出した。この一撃を受ければ、城でさえ一撃で吹っ飛ぶだろう。
「ポセイドン!」
 バビル2世がポセイドンから飛び降りて、命令をした。ポセイドンが身を低くして、竜巻に突進する。
 バババババババ、と竜巻とポセイドンがぶつかり合うすさまじい音が響き渡る。
「どうだ!?」
 だが、いくらポセイドンとはいえこの規模の竜巻には叶わないのか。飲み込まれて中で回転をはじめる。
 やがて外に弾き飛ばされて、地面に伏せた。
「こうなれば、私の魔法で!」
 残月がキセルを振りかざす。スクウェアレベルを凌駕するまでに成長した風をぶつけようというのだ。
「エア・ハンマー!」
 進行方向へ空気の塊を叩きつけた。わずかに竜巻がひるみ、速度を落とす。
「だめか!」
 だが、竜巻は一向に衰える気配がない。より勢いを増して、全てを飲み込まんと迫ってくる。
「さっきの戦いで精神力を使い果たしたぼくに、あれに対抗できる超能力が使えるだろうか。」
 いや、そもそも一切消耗していない状態でも怪しい。
 そこへ、
「バビル2世を倒すは是幸運。ヨミが願いは世界を支配。すなわち全てが万事に戻る!」
 竜巻をかきわけ、クロムウェルが現れた。現れたクロムウェルを見て、アンリエッタとウェールズが頷く。
 竜巻がクロムウェルの身にまとわりつき、鎧と化していく。クロムウェルの身体が渦に飲み込まれ、溶け合いっていく。
 やがて巨大な竜巻と、クロムウェルが完全に一体化をした。竜巻の表面にクロムウェルの顔が浮き上がり、周囲を睥睨する。その
中心部には、命の鐘が浮かんで怪しい光を放っている。
「野茂が竜巻、英雄天使!食われて同化は我が力!決着最終決戦を、ここでつけるが我が願い!」
 意思を持った竜巻が、バビル2世たちに襲いかかろうとしたそのとき、飛び出してきた赤い弾丸があった。
 血のように赤い馬に乗った、ルイズであった。

以上です。
お眼汚し失礼

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:33:08 ID:rLG32RDP
以上、ゼロのしもべ13でした

342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:34:44 ID:Li35BLuf
野茂ってトルネード投法かよw
しもべの人・代理人さんGJです!!

343 :しもべ中身:2007/08/12(日) 20:38:40 ID:Rxgs92I5
感謝感激ひた向きに代理担うは我が喜色
十人十色西方浄土文武両道すべからくあり

344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:39:03 ID:jlzylY8j
あの馬に乗って来たルイズ!
なんか横山絵で想像してしまうよ、あと水の精霊かわいいよ

345 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:41:02 ID:nXUjNKaS
ふぅー、プロローグを書き上げるだけでこんなに時間がかかるとは思わんかった。
1話と合わせねば形にならぬ。あとどの位かかるか・・・。

346 :宵闇の使い魔:2007/08/12(日) 20:53:32 ID:USh9DPXp
日曜日なので頑張ってみた。
予約無い……よね?
55分から投下します。

347 :宵闇の使い魔:2007/08/12(日) 20:55:46 ID:USh9DPXp
餓鬼のお守りに加えて餓鬼の相手とは――
なんだろう。京太郎の病気がうつったのか?
まぁ、餓鬼相手だ。段平の一本もぶん回せば十分だろう。
さて、どんくらい楽しませてくれるもんかね――


宵闇の使い魔
第参話:ヴェストリ広場の決闘


「説明、してくれるんでしょうね。この状況」

むすーっとした表情で現れたルイズに、虎蔵は肩を竦める。
――タイミング悪ぃなぁ――
「いやまぁ、なんだ。成り行き?」
「馬ッ鹿じゃないの!相手はメイジなのよッ!?
 幾らあんたが傭兵で戦い慣れしてるって言っても勝てるわけ無いじゃないの!」
「ほぉ、心配してくれんのか?」
ニヤニヤと笑いながら問えば、途端にルイズはムッとして、
「自分の使い魔がみすみす怪我するのを黙ってみすごすわけないじゃない!」
と睨みつけてくる。
また、シエスタもようやく喋れる程度に落ち着いてきたのか、
「そそ、そうです、トラゾウさん。貴族を本気で怒らせるなんて――
 殺されてしまいます!私が責任を取りますから――」
顔を真っ赤にしながら怒鳴るルイズと真っ青になりながら引き止めるシエスタに、やれやれと肩を竦める。
メイジの魔法とやらは、そんなにもヤバイものなのだろうか。
少なくとも虎蔵には、教師がルイズの爆発を防げずに気絶している程度なのだから、という認識しかない。
仮に、発動すれば強力なのだとしても、発動させなければ良い話だ。
「――まぁ、見てろって。ルイズ、お前さんの使い魔なんだ。少しは信用しろ」
どれだけ言っても泰然自若として答える虎蔵に、ルイズは
「もう良いわッ!かってに決闘でも怪我でもすれば良いのよッ!」
と怒鳴り、食堂を出て行った。
シエスタはオロオロとルイズの背中と虎蔵を交互に見るしか出来ずにいる。
虎蔵はやれやれと肩を竦めてから辺りを見回して、
「さて、ご主人様から許可も貰ったことだ――誰か、ヴェストリの広場とやらに案内してくれんかね」
そう声を掛けた。
――今の何処が許可なんだ?――
そんな視線が集まる中、虎蔵は久しぶりに身体を動かせそうな予感に、上機嫌に歩き出すのだった。



虎蔵が見知らぬ学生たちの案内で広場に着くと、既にギーシュと何人もの観客が集まっていた。
「待っていたよ、使い魔君。この青銅のギーシュから逃げなかったことは褒めてあげよう」
「あいよ。そりゃどーも」
相変わらずおざなりにしか答えない虎蔵に、ひくひくと頬を引きつらせるギーシュ。
「け、剣はどうしたのかね。よもや素手でやりあう気ではあるまい?」
「あぁ、直ぐに出す」
別に始まってから出しても良かったのだが、折角指摘されたのだから出しておくかと、袖の中からするりと刀を抜き出す。
観客の全員がぎょっとした様子でその動作を見つめた。
虎蔵は隠器術に驚くギーシュと観客に気付くと、
「あぁ――ま、手品みたいなもんさ。ほら、何時でも良いぜ。こいよ、お坊ちゃん」
そういってニヤリと、犬歯の見える獰猛な笑みを浮かべる。

348 :宵闇の使い魔:2007/08/12(日) 20:57:06 ID:USh9DPXp
何処から刀を出したのか全くつかめなかったギーシュだが、軽く咳払いをして立ち直ると、
「い、良いだろう。ならば僕も、華麗なる技を見せてあげないとね」
そう言って、薔薇の杖を振るった。
花弁が一枚散って地面に落ち、そこから青銅製の武装した乙女を模したゴーレムが生まれる。
「見たまえ。これが僕のワルキューレだッ!」
勝ち誇って告げるギーシュだが、虎蔵は「あぁ、さよか」と全く驚きも動揺もない。
どこぞの正義の味方な爺が呼び出す――ゴーレムと言って良いのかは疑問だが――偶神と比べてしまえば、
まさしく子供の玩具なのだから仕方がない。
「くっ――土下座をして謝ったところで止めはしないからなぁッ!」
此処にきて完全にブチ切れたギーシュが、槍を構えたワルキューレを突撃させた。


一方、人だかりから離れたところから二人の少女がその様子を眺めていた。
キュルケとその親友、青い髪と瞳の少女・タバサの二人だ。
「珍しいわね、タバサ。貴方がこういうのに興味を示すなんて」
「―――興味がある」
「決闘に――いや、ルイズの使い魔にかしら?」
キュルケの言葉に、こくりと頷く。
その時、タバサの視線の先で虎蔵が袖口から刀を抜き出した。
キュルケは丁度タバサの方を見ていたため見逃したが、目撃したタバサは再度、
「――興味深い」
と呟く。
タバサは召喚の儀式のときから既に、虎蔵からある種の匂い――荒事を生業とする者の――を感じていた。
そして恐らく、相当な使い手である事も。
他の学生や彼の主でさえも、彼が――平民がメイジに勝つとは思っていないようだが、
それは思い上がりであることをタバサは知っている。
その身で体験した事があるわけでは無いが、世の中には確かに《メイジ殺し》と呼ばれる実力者が存在しているのだ。
タバサは彼がその《メイジ殺し》に相当する実力を持っているのではないかとふんでいた。
「動くわね」
キュルケのその一言にこくりと頷き、彼の動きを見落とさぬように見つめるのだった。


突撃してきたワルキューレを、虎蔵は軽々と回避する。
「スピードもパワーも餓鬼の玩具にしちゃあ、過ぎるな。なるほどこれが魔法使いの力か」
シエスタの怯えようにも納得がいった。
「ふん。避けたか――だが、そう何度も幸運が続くものか。
 すぐにその餓鬼呼ばわりを訂正させてやる。ワルキューレ!」
ワルキューレが再び虎蔵へと槍を向け、僅かに腰を落した。
確かにドットのギーシュでこれならば、メイジと平民の間には決定的な壁がある。
だがしかし――

「―――まだまだだな」

その瞬間、ギーシュの目にも観客の目にも、虎蔵が消えたように見えた。
それほどの高速移動で、次の瞬間にはワルキューレと位置を取り替えて立っている。
元々からその程度は朝飯前であるため、虎蔵自身は調子が良いくらいにしか感じていないが、
ガンダールヴのルーンの効果も現れている。
ゴトリ――
まるで切られたことを後から思い出したかのように、ワルキューレが胴体から真っ二つに分かれ、崩れ落ちた。

349 :宵闇の使い魔:2007/08/12(日) 20:58:17 ID:USh9DPXp
『うおおおぉぉぉぉっ!!』
観客から大歓声が上がった。

「今の動き、見えた?」
キュルケの問いに首を横に振るタバサ。
間違いない、彼は一流の《メイジ殺し》だ。
タバサは確信した。

そしてまた、シエスタに引っ張られるようにやってきたルイズも、
それを目撃しては呆気に囚われていた。
彼女を引っ張って来たシエスタも同様に。
「嘘―――」

――まぁ、見てろって。ルイズ、お前さんの使い魔なんだ。少しは信用しろ――

虎蔵の言葉が頭をよぎった。
「凄い――」
シエスタの口から漏れた言葉は、誰しもが感じていたことだった。


単純にワルキューレが切られただけならば、まだ此処までの驚きはなかった筈だ。
だが、彼の見せた動き――それこそが周囲に彼の実力を植えつけたのだ。
――アレほどのスピードで動く相手に、魔法が当てられるのか――
――いやそもそも、唱える暇などあるのか――
この瞬間、観客として集まった生徒達のもつ、メイジの絶対優位という自身に僅かながら皹が入った。


「なるほど――確かに、君は平民にしては強いようだね。それも、かなり、だ。
 だが僕も、ドットとはいえメイジだ。青銅のギーシュとしての――プライドがある」
「そいつぁ重畳。見せてくれよ、そのプライドとやらをな」
くくっと笑みを浮かべて煽る虎蔵。
「ワルキューレ――行けッ!」
再度薔薇の杖を振るうと残っていた花弁が散り、6体のワルキューレが虎蔵を方位するように生み出される。
更に、間髪居れずに――あのギーシュがなんの前口上も無く――ワルキューレを一斉に突撃させた。


ワルキューレの出現から突撃までの動きは実に滑らかで、素早かった。
先程のような迎撃は出来ない――!?
「トラゾウ!」「トラゾウさん!」
そう感じたルイズとシエスタが悲鳴を上げる。

そして次の瞬間、ドスンッという鈍い音と共に、六本の槍が虎蔵へと突き刺さった。

350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:59:04 ID:bvb5Uvog
空蝉支援

351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 20:59:48 ID:EhA6qe7U
支・援

352 :宵闇の使い魔:2007/08/12(日) 20:59:51 ID:USh9DPXp

「嫌ぁぁぁぁッ!」
――勝った!
ルイズの悲鳴を聞きながら、ギーシュは心中で喝采を上げた。
――すまないね、ルイズ。君を再び《ゼロ》に戻してしまうが――
――全てはあの平民が悪――
「よっこらせ、と」
「なッ!?」
軽快な音を立て、ギーシュのモノローグを打ち切るようにワルキューレの頭に着地する虎蔵。
全くの無傷だ。
致命傷どころか、スーツに穴一つ開いていない。
「なッ――」
誰もが。
誰もが自らの目を疑った。
「バカな!?確かに槍が貫いたはずなのに――」
そう。先程のように目にも留まらぬほど速く動いたというどころではない。
なにせ、彼らの誰しもが六本の槍が突き刺さる瞬間を目撃しているのだ。

「うぅぅ――」
呻きながら、無意識の内に一歩下がってしまうギーシュ。
一方、ルイズとシエスタは虎蔵の声を聞くと恐る恐る目を開け、無事な姿を確認して胸を撫で下ろす。

「坊ちゃん、よーく狙わんとなぁ」
ニヤニヤと笑いながら、地面へと飛び降りる虎蔵。
皆が、では先程の槍に串刺しにされたのはなんだったのかと、ワルキューレ達の隙間から中心を見つめて、
「なぁッ!?」
驚愕の声を上げた。

「丸太だって!?そんな馬鹿なッ!!」
自らが変わり身に使った丸太を見て驚愕するギーシュに、意地の悪い笑みを浮かべてみせる。
――さて、そろそろ終わらせるか――
「喜べよ。大盤振舞だ――」
手にしていた刀を口に咥えると、ずるりと虎蔵の背後から三対六本の刀が現れる。
今まで何処に隠していたと言うのか。
背後から見ていた生徒にすら認識できていない。
そして――

一閃。
否、六閃。
あろうことか片手で三本、計六本もの刀を持った虎蔵は、一息に六体のワルキューレを切り裂く。
ゴトゴトと音を立ててワルキューレが崩れ落ちる頃には両手の刀は消え去り、
口に咥えていた刀を手にしている。
まるで散歩でもするかのようにリラックスした様子でギーシュに近づくと、
切っ先を眼前に突きつけた。

「あぁ――っぁ――」

ガクガクと震えながら、後ずさるギーシュ。
虎蔵は獰猛な笑みを浮かべながら観客に問うた。
「なあ、決闘ってのはどうやったら勝ちなんだ?」
笑みを浮かべたまま、もはや息を呑むばかりの生徒達に問う。
ちらりと覗く犬歯が、彼の獣性を象徴しているのかようだ。

「杖を――落したら――」

誰かが呟いた。

353 :宵闇の使い魔:2007/08/12(日) 21:00:56 ID:USh9DPXp
虎蔵は「そうか」と答えると、大上段に刀を振り上げる。
「ひッ!?」
恐怖に全身が強張り、逃げる事も出来ずに刀を見上げるギーシュ。
杖は握ってはいるが、もはや落したも同然。
物理的な恐怖よりも、虎蔵の発する濃密な死の気配に怯えきってしまっている。
しかし、
「なあに、腕の一本位――無くなっても死にゃぁせんよ」
と無慈悲に告げ、刀を――

「駄目ぇぇッ!」

ピタリ。
肩ギリギリ。
布を切り裂き、冷たい刃の感触が方にうっすらと伝わる。
「あ――ぁッ――」
声にならない声を漏らしながら、ギーシュがガクッと崩れ落ちた。

「ギーシュッ!」
観客の中から、金髪の少女が駆け寄ってきた。
二股のうちのどっちかだろうか。
虎蔵はそれを見ると、くだんね、と言わんばかりに肩を竦めて刀を納め、
最後の声の主――ルイズの下へと向かった。

「勝負は――ついてたわよ」
「かもな」
ルイズもまた僅かに恐怖を滲ませているが、気丈に睨みつけてくる。
虎蔵にはなぜかソレが微笑ましく感じられ、ニヤニヤと笑っては、
「此処で震えてなきゃ、もっと締まるんだがなぁ」
とからかって、人垣を割りながら立ち去っていく。

「シエスタ、俺ぁちと茶が恐いな」
「あ、はい。直ぐに用意します!」
建物の方へと歩きながら、普段どおりの声で注文をよこす虎蔵に、
ようやく正気に戻ったシエスタが慌てて追いかけていった。

「一体なんなんよ――あいつは――」
ルイズの呟きは、吹き抜ける風にかき消されるのだった。

354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:01:03 ID:h8uCCBND
支援

355 :宵闇の使い魔:2007/08/12(日) 21:03:12 ID:USh9DPXp
以上です。
お付き合いどもでした。
お盆休みではないので次はいつになるか未定ですw

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:03:19 ID:pOh9E4Nh
ちょw宵闇一日2話SUGEEEEEEEEEEえ支援

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:03:46 ID:zk3IlIz7
>「一体なんなんよ――あいつは――」

方言?

358 :宵闇の使い魔:2007/08/12(日) 21:05:48 ID:USh9DPXp
>>357
正:「一体なんなのよ――あいつは――」

しっかり見直したつもりだったのに最後の最後にこんな落とし穴があああorz
ちょっと埋まってくる。

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:06:26 ID:EhA6qe7U
GJ

つ饅頭とお茶

360 :装甲騎兵Zero:2007/08/12(日) 21:09:53 ID:geO5rphR
「装甲騎兵Zero!胸の谷間なんて飾りよぉ!!」(血涙)

キリコ:モノローグ
「突然異世界に呼び出された俺はある少女の使い魔をやることになった
戦争しか知らない俺が新しい生き方を見つけられるかもしれないと思ったが
世の中そう甘くはなかった…」

「いやあ参った参った隣りの神社とくらぁ」
知的でセクシーなミス・ロングビルからやさぐれまくったマチルダ姐さんにモードチェン
ジしたフーケが悪い知らせを持ってきた
盗賊時代のコネを駆使して近場の街で情報収集を行っていたフーケはトリスティン魔法学
院を脱出したキリコ達が身を潜めるタルブの村にバララントの機械化部隊が接近している
という話を耳にしたのである
ゴーグルに投影された視界の隅を身長より長い対ATライフルを軽々と担いだシエスタが
自分の持ち場を目指して走ってゆく
幼い頃から肉体労働に従事してきたシエスタは身体能力に限れば下手な貴族の軍人よりよ
ほどスペックが高い
メルキア軍でも新兵では持ち上げるのがやっとの対ATライフルを竹箒のように振り回す
シエスタを見てその場にいた全員がメイドの隠された実力に恐怖したものだった
村はずれの草原に現れるバララント軍の主力AT、B−ATM−03ファッティ(陸戦型)
左肩に三連ミサイルポッド、右肩にパイルバンカーを装備した強襲型が三機
パイルバンカーが無い代わりにミサイルが十二連装の支援型が三機
こちらの戦力は中古のスコープドッグ一機
正直逃げ出したくなる戦力差だ
だがキリコには作戦があった
六対一のギャップを埋めきれるかどうかは疑問だが
「ギーシュ、ウサギを放してくれ」
キリコの合図で動き出すどこか歪で不揃いな七機のスコープドッグ
その全てがギーシュの作り出したゴーレムでとても戦闘には使えない中身スカスカの張り
ぼてだが囮としては充分に役に立つ
あとはヴェルダンテの掘った落とし穴とフーケのゴーレム、そして以外にも射撃の名手だ
ったシエスタ(彼女の祖父は「ボブ・ザ・ネイラー」と呼ばれていたらしい)が持つAATR−98対ATライフルがキリコの手札の全てだった
実際キュルケやタバサが使う炎や氷の魔法は生身の人間ならともかく最大14〜16ミリ
の装甲を持つアーマード・トルーパーに対しては屁の突っ張りにもならない
ルイズのどの呪文を唱えても起きる謎の爆発もせいぜい目くらましがいいところだ
だがそんなことはもうどうでもよかった
余計な思考を締め出し一個の戦闘機械と化したキリコは囮に引っ掛り無防備に側面を晒し
たファッティの隊列にヘヴィマシンガンの照準を合わせると無造作にトリガーボタンを押
し込んだ

終了でーす

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:16:40 ID:zk3IlIz7
しもべ代理投下の人乙です

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:18:00 ID:vAp7rl0F
>「シエスタ、俺ぁちと茶が恐いな」
>「あ、はい。直ぐに用意します!」
ハルケギニアにも饅頭怖いに相当する逸話があるのか爺様が伝えたのか…

363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:18:55 ID:Li35BLuf
>>355
乙〜
宵闇好きにはたまらんとです。

今回は虎の字の十八番・雷撃と刀投げは無しでしたな。

364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:20:24 ID:PkkJ77U3
>>360
状況がカオスすぎるw面白いけどw

365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:23:59 ID:rLG32RDP
>>360
これはシエスタが最後に部隊長に裏切られるのか?

366 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:28:40 ID:Rxgs92I5
>なんなんよ―
ボンボン餓狼のテリーの台詞みたい

367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:29:53 ID:zDaCrgtD
しえ☆すた

投下しても大丈夫ですか?
クロス先はBOFで。

368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:31:13 ID:T95pEkkF
うおおおおおおおおおおおん!支援する!

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:31:49 ID:0AfTjiG3
>>367
バーニィの人?
今は投下予約なかったはず

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:32:13 ID:EhA6qe7U
こちら海兵隊、支援する

371 :ブレス オブ ファイア 0:2007/08/12(日) 21:33:19 ID:zDaCrgtD

ヒトは弱くて

『宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ!』


愚かで

『神聖で、美しく、そして、強力な使い魔よ!』


間違いを繰り返し

『私は心より求め、訴えるわ!!』


……そして美しい生き物だ――――――

『わが導きに応えなさい!!!!』


ブレス オブ ファイア 0   〜虚無ろわざるもの〜


ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールはかつて無い手ごたえを感じていた。
これまでの爆発とは規模の違う、天を覆いつくすような爆煙が上がり
その向こうに長い首をもたげ、翼をはためかせる白銀の巨躯を見たからだ。
煙の向こう側であり、未だにその姿は見えていないというのに強烈な威圧感を放つ、何者か。
その影、恐らくは、竜。

―――成功だ。

喜びで不意に涙がこぼれそうになるが、ルイズはぐっと奥歯を食い縛り耐えた。
『ゼロ』と呼ばれ続けた身なれど、だからこそ最後まで失態は許されない。
契約が終わるまでが召喚の儀式であるのだから。
今は地に伏せ、機を待つべき。

ゆっくりと煙が晴れ、彼女の使い魔が姿をみせて――――――

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:33:39 ID:EeMRMSw9
宵闇の人乙。これで雷撃・分身も有るからな……ワルドも大変だ。

そしてBOFがなんだかわからんんが支援する。

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:33:51 ID:T95pEkkF
Wか!Wなのか!支援

374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:37:01 ID:/sNfZQ1B
炎の転校生とのクロスなんて浮かんだ
けど、書けるか微妙

375 :ブレス オブ ファイア 0 2:2007/08/12(日) 21:38:15 ID:fbGirTcv


「……あんた……誰……?」

煙が晴れたその先には、銀髪の青年が横たわっていた。

「え……?は、裸の……平民?」
「へ、へいみ……ん?」
「は、は、はっはははは!!見ろ、ゼロのルイズが平民を!!平民を召喚し……た……ぞ?」
「いや、よく見ろ!耳がとがってる!エルフだ!!」
「な、え、エルフだってーー!?」

周りを取り囲む有象無象のざわめきを意識から追いやる。

「……ミスタ・コルベール、彼はエルフなのでしょうか?それとも……」
「ええ、ミス・ヴァリエール。使い魔の儀式は神聖なものです。呼び出したものが何者であれやり直しは出来ません。
 例え、その相手がエルフであったとしても。さあ彼が立ち直る前に、契約を」

先生から確認と許可を貰い、契約を急かされたのだが、聞きたかった意図は通じなかったようだ。
どうやら爆煙の向こうに見えた巨大な影は、近い場所に居た自分にしか見えていなかったようだった。
しかし、ドラゴンだろうが、エルフだろうがそんなことは彼女にとってどうでも良かった。
ルイズにとって重要なのは、目の前で億劫そうに頭を起こす自分の使い魔となる存在が
間違いなく神聖で、美しく、そして、強力な使い魔であるだろうということだった。
銀髪の青年の瞳が、こちらを射抜いている。

「オマエ、は……?」
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
 五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え、我の使い魔と為せ!」

一息で契約の呪文を唱え、サラサラの銀髪に指を入れアゴを持ち上げる。
さあ、神聖なる契約を。
目を瞑り、顔を近づけ、ルイズの唇は彼の唇へと――――――



376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:39:02 ID:T95pEkkF
>>372
ブレス・オブ・ファイア。カプンコから出てるRPGで今んとこ5まで出てる。
中々にダークな世界観が特徴。
特にWではやたらグロいダンジョンを踏破したら、実は怪物に改造されたお姫様の臓物でしたという鬱展開を披露した。
改造した張本人とは戦わないまま話が終わるのが後味悪い。

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:39:29 ID:8s2rN7AZ
ブレスオブファイア4か
支援

378 :ブレス オブ ファイア 0 3:2007/08/12(日) 21:40:12 ID:fbGirTcv

――――――あれっ?

手ごたえの無さにルイズは眉を顰めた。
そうか、目を瞑っていたから距離を誤ったのか、と自己分析する。
仕方が無い、これがファーストキスであるのだから失敗もするだろう。
今度こそ、と薄目を開けつつ顔を近づけ……
……また失敗した。
いや、違う。この男、キスを避けている!?

とうとうルイズの瞳は驚愕によって大きく開かれた。

「ん!ん!ん!んーー!」
「……」

こんな所で諦めてなるものか、とルイズは青年の頭部をしかと両手で固定し
契約のキスを、迫る!迫る!迫る!迫る!
負けじと青年も、避ける!避ける!避ける!避ける!

傍から見れば、今の彼女は血走った目で全裸の青年を押し倒し襲い掛かる女にしか見えないだろう。
エルフであるかもしれない、という恐怖から微妙な顔をしているクラスメート達の中で
ルイズにいつもちょっかいを掛けていたツェルプストーという赤髪の女生徒だけが
腹を抱えて笑い転げていた。

ぜぇぜぇと荒い息を吐きつつ、ルイズはもう何度目かになる契約に挑戦する。
頭をつかまれているので大きく避けることが出来ず、顔面を唾液まみれにされている青年はとても迷惑そうな顔をしていた。

結局コルベールに割って入られるまでルイズによるキスの応酬は続いたのだった。


379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:41:03 ID:jlzylY8j
支援!

380 :ブレス オブ ファイア 0 4:2007/08/12(日) 21:41:30 ID:fbGirTcv


「もうっ、信じらんない!貴族のキスを避けるなんて!しかもエルフじゃなくて、ちょっと耳が尖ってるだけの平民だなんて
 どういうこと!?」
「……さあな」

夜、ルイズの部屋にて彼女は青年と向かい合っていた。

契約失敗の後、コルベールからの質問によって彼はエルフではない、と判明したのだがそれからがまた大変だった。
ゼロのルイズが平民を召喚した、と囃す外野の声は以前に比べ、全く気にはならなかったし
契約には失敗したが、契約履行まで一年という猶予期間を学園長に与えられたので今すぐには留年の危機もない。
そんなことよりも、ルイズを悩ませているのはこの青年の突飛な行動にあった。
召喚された姿のまま、ぷらぷらさせて辺りをうろつこうとするし、何故か一般常識というものが悉く抜けていた。
いや、ヒトからどう思われようとかまわない、とでも言いたげな行動をとっていた。
今はまだ、必要最低限の文化的規範からは抜け出ていないが、放っておいたら何をするか解ったものではない。
とりあえずカーテンを裂いて腰に巻きつけてあるが、半裸のままである。
その滑らかな肌を持つ上半身に、いつの間にか魅入ってしまう。
いけない目の毒だ、とルイズは頭を振る。

「ねぇ、あんたホントに私の使い魔……なのよね?」
「……契約は為されていないが」
「なによ、私が呼び出したんだからあんたは私の使い魔なの!」
「……喚ばれるのは慣れている」
「うっさい!いいからキスさせなさい!!」

息巻いて飛び掛るが、またひょいと避けられ壁とキスするハメになる。
ひりひりと痛む鼻を撫でながら恨みがましい目を青年に向け、ルイズはまたかと歯噛みする。
何度もキスの機会を狙っているのだが、その度に避けられるという繰り返しである。
一年という猶予期間は設けられたものの、この調子では嫌がおうにも留年の危機を感じてしまう。
そもそも、この男は契約という縛りが無ければ自分の下から離れていってしまうのではないか。
早く契約を済ませなければ、もしくは自分の手元に置く手段を考えなければ。

青年はこちらの葛藤など関係ない、何処吹く風という様な態度でゆったりとルイズの与えた藁束の上に
座り込んでいた。
ルイズはその様があまりにも絵になっていてこの青年が、魔法を使えるかどうかは未だ解らないが
まさか何処かの貴族なのでは、とさえ思ってしまったほどである。

381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:42:48 ID:jlzylY8j
支援致す
キス魔ルイズの誕生かな

382 :ブレス オブ ファイア 0 5:2007/08/12(日) 21:42:50 ID:fbGirTcv

他にも使い魔たちが一斉に仰向けになり服従の意を示したりと、この青年は不思議な雰囲気を身に纏っていた。
使い魔達の中でもタバサという蒼髪の女生徒の使い魔、風竜のシルフィードの反応は特に顕著だった。

『ああああ〜〜!ちょっと!ぷらぷらさせてないで、早くこっちにきなさい!!』
『……あれは、竜、か?』
『はぁ、竜?特に珍しくも無いでしょ?だってあんたも……』
『きゅ、きゅいきゅい!?ほ、ほほほ本日はお日柄もよく御身もご立派にて―――!?』
『……喋っちゃダメ』
『で、ででででもお姉さま!こ、この方に挨拶しないのは失礼、ううん、声をかけるのすら恐れ多くって……
 きゅい!痛い、痛いのねお姉さま!きゅいきゅい!!』
『……喋っちゃ、ダメ』
『きゅいきゅいきゅいーーー!!ごめんなさ、痛っ、痛いのねーーーー!!』
『なんか、もう……いろいろありすぎて疲れたわ……』

昨日までのルイズなら間違いなく驚いたであろうが、今の彼女にとってはドラゴンが喋るということは些細なことでしかなかった。
周りに人影もなく、ルイズだけにしかその事実は目撃されなかったのでタバサにより口止めを求められ、それを生返事で了解した。
しばらくタバサはなんとも不思議そうな、いぶかしむ様な表情を青年に向け、次いでその視線が下にさがるや
顔を耳まで赤くして走り去ってしまった。
その時はカーテンを与える前だったので、青年の自身がぷらぷらとしていたからだった。

翌日から毎日シルフィードによって贈られてくる貢物、もとい、お供え物にルイズはまた頭を抱えることになる。


383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:42:59 ID:vAp7rl0F
呼び出されたのは皇帝のほうか

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:44:07 ID:T95pEkkF
初代皇帝フォウル支援

385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:44:53 ID:jlzylY8j
とんでもない人…じゃなくて竜…じゃなくて両方か。
とんでもないのを呼び出したなルイズは。

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:45:30 ID:Du9LEPWX
ギーシュ逃げてー!!それ以上にワルド逃げてー!!(下衆はテッテ的にやってしまうから)

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:45:56 ID:T95pEkkF
呪砲ぶちこまれた後のフォウルだとやばいなw

388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:46:30 ID:54DUdtvp
ご立派自重wwwww

389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:46:43 ID:EhA6qe7U
支援
シルフィードに萌た

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:47:20 ID:EeMRMSw9
>>376
成る程、感謝。

391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:47:29 ID:pOh9E4Nh
ハルキゲニア的には韻竜の皇帝になるんでしょうか…
しかしぷらぷら。されどぷらぷら。

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:48:09 ID:nu+Lbxxb
皇帝陛下じゃないですかwwww
レコン・キスタ皆殺し決定!

393 :ブレス オブ ファイア 0 6:2007/08/12(日) 21:49:20 ID:fbGirTcv

「……はぁ、もういいわ。ねえ、貴方の名前は?」
「フぉ…………ロンだ」
「ちょ!?今明らかに言い直したわよね!?ねぇちょっと、ねえ!?」

この犬!
と、普段のルイズなら激昂しただろうが彼女は何故か青年、
ロンをそう呼ぶことはできなかった。
確信はなかったが頭どこかで理解していたからだ、この男が竜の化身だということを。
召喚の煙の向こうに感じた気配、人の身の内にこのような圧倒的な気配は閉じ込められないだろう。

これから先、自分とロンにどんな出来事が待ち受けているだろうか。
ルイズは己の使い魔となるロンを視界に入れ、馬での遠乗りを楽しみにする子供のように
明日が待ちきれない、という気持を笑顔いっぱいに広げながらベッドの中に潜り込んだ。




――――――思えばこの時が、一番幸せだったのかもしれない。
何も知らず笑いあえていた時が。
ルイズとロンにとって。
否、人間もエルフも幻獣も、このハルケギニアに住まう全てのヒトにとって。
うつろうもの達にとって――――――

ルイズは瞑目し、目まぐるしく瞬く間に過ぎ去っていった大切な思い出を、
ロンと初めて出会った日の事を思い起こしていた。
ゆっくりと目を開ける。

「ここが……聖地……」

肉の森を抜けた先。
眼前には封印されし遺跡が、
始祖ブリミルが降臨せし聖地が広がっていた。



394 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/12(日) 21:50:05 ID:UHg7ASlW
予約して良いかな?
原作ブレイクなのはもう仕様です。

395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:50:23 ID:nu+Lbxxb
>>393
バッドエンドの予感www

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:51:33 ID:T2K6mo34
なんというキングクリムゾン…

397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:52:39 ID:5jlKz67u
とりあえず現在サガフロやってる支援。

目標は、幻魔月下美人二刀流アセルス。

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:52:50 ID:nu+Lbxxb
つか肉の森ってやっちゃったんですか〜!?呪砲!!

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:53:25 ID:EhA6qe7U
世界が違うがエロール神支援

400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:53:29 ID:jlzylY8j
支援!

401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:54:00 ID:SVSLRME8
BOF投稿終わったんかな?終了宣言無いけど

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:54:58 ID:4mw4q0md
まだだろう多分

403 :ブレス オブ ファイア 0:2007/08/12(日) 21:55:06 ID:fbGirTcv
以上前編です。
後編でおわりです。
皇帝様レコン一網打尽とか期待してたヒトゴメンね。
しえ☆すたも微塵も登場しませぬ。

ザクの続きは書けませんでしたー

404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:59:30 ID:z5Fn68Gt
神皇様召喚wktk

405 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 21:59:59 ID:nXUjNKaS
乙です。

プロローグだけでも投下して、今夜中に一章を書き上げるように自分に
プレッシャーをかけるか、1巻最後まで書き終わってから万端の態勢でするか・・。
難しいところだ。

406 :BOF:2007/08/12(日) 22:01:10 ID:fbGirTcv
えと、今回はこれまでなんで
ブルージュさんどうぞー

407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:01:11 ID:zpA8LheR
なんとゆー加速空間!
久しぶりにヒットしたと思ったのに・・・もうクライマックス目前
涙目だぁ〜ぜぇ〜

408 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/12(日) 22:02:29 ID:UHg7ASlW
では投下予告。
そして、書いては見たけど全員登場するかどうかは未確定。
まぁ、一人ちょっと書いちゃったから出ると思う。

409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:03:36 ID:jlzylY8j
支援予告

410 :ゼロの使い魔・開発二部:2007/08/12(日) 22:03:37 ID:UHg7ASlW
ルイズは夢を見ていた。
幼い日の頃の夢……まぁ、外見だけで言えば未だに幼いと言えるが。
夢の中のルイズは故郷の屋敷の中庭の池、そこに浮かぶ小舟の中にいた。
ルイズは、嫌なことがあると、この小舟に逃げ込むのだった。
その中でじっとしていると、霧がかかっている視界に、
マントを羽織った立派な貴族が現れる。
彼は、幼いルイズより10才は年上だろうか?
その男はルイズに近づくと、優しく語りかけた。

「ルイズ、泣いているのかい?」

ルイズは心臓が高鳴るのを感じた。

「子爵様、いらしてたの?」
「今日は君のお父上に呼ばれたのさ。あの話のことでね」

ルイズはそれがなんなのか知っていたので、顔を赤くした。

「子爵様は、行けない人ですわ」
「ルイズ、僕の小さなルイズ。君は僕のことが嫌いかい?」

いつもと変わらぬ口調……?で、目の前の青年が言った。

「いえ、そんなことはありませんわ。でも……わたしにはまだよくわかりません」

ルイズは恥ずかしがりながら言う。帽子の下の顔が笑う。あぁ……この笑顔が……?
あれ?この顔は……

411 :ゼロの使い魔・開発二部:2007/08/12(日) 22:04:44 ID:UHg7ASlW
「って、ルージュ?」
「探したよルイズ。こんな所にいたのかい?」
「え、えーと……ルージュこそ、何でこんな所に?」

言うが、答えが返ってくるまえに
遠くから声が聞こえてくる。

「ルージュ、ルイズは見つかったか?」

そういって近づいてきたのはブルーであった。

「ブルーまで、何でここにいるのよ!?」
「俺達だけじゃないが」
「ルイズ、こんな所にいたんだね」
「……アセルスさん?」

いよいよ訳がわからなくなってきた。
だが、更に声が聞こえてくる。

「ルイズ〜、こんな所にいたのか?」
「みんな心配してたぞ?」

なにやらツンツンした髪の少年と、
穏和な雰囲気をしている青年が、
よくわからない……ゴーレム?ガーゴイル?
とにかく、よくわからないものを連れてやってきた。

「あ、貴方達誰よ!?」
「酷いなルイズ。俺のこと忘れたのか?」
「ちょ、置いてかないでよー!」

後ろから……あれはタバサの使い魔じゃなかったか?が走ってきた。
え?何が起こってるの?何これ?

「あれ?ルイズ、泣いてたのか〜?
 なら俺が歌を歌ってやるよ――」

そこで目が覚めた。
がばと跳ね起き、辺りを見回してみる。あの妙な集団は居ない。
自分の使い魔は床で寝ている。
……ルイズは呟いた。

「何だったのかしら……今の……」

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:05:02 ID:jlzylY8j
ロリド支援!

413 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/12(日) 22:05:49 ID:UHg7ASlW
「ったく、あいつらは何だったってんだい……」

フーケは呟く。片方は自らの全力を込めたゴーレムを剣で切り裂き、
もう片方もとんでも無い剣の腕で、さらに得体の知れない魔法を使ってきた。
疑問に思うが、もはや彼女にとっては関係のないことでもあった。
ここは牢獄である。しかも、これ以上ないほど厳重な。
周囲には結界が張り巡らされ、金属の製品など一つも置いていない。
当然、杖も取り上げられている。もはや、死を待つ身である。
どうでもいい、取り敢えず眠るとするか――
そう考え、ベッドに腰掛けたとき、足音が聞こえてきた。

「おや、あんたは――」
「これで二度目、と言うことになるのかな、『土くれ』よ」

その男は、捕らえられたあの日に、彼女が偶然出会った男である。
黒マントに、長い杖。恐らくメイジなのだろう。ここまでなら、まだ十分あり得る。
だが、白い仮面などしていれば、彼女が妙な格好の男、と評するのもまあ無理はないだろう。
あの夜渡した剣を、杖の反対側に下げている。メイジにしては妙なことだ。

「なんだい?まさかその剣が値打ち物で、
 それを恩に助けに来てくれた訳かい?ま、そんなわけ無い――」
「助けに来た、と言ったらどうする?」
「何だって?」
「取り敢えず話を聞きたまえ。
 そもそも、あの夜でさえそのためにわざわざ会いに行ったのだ。
 我々の組織に雇われてみる気はないか?マチルダ・オブ・サウスゴータ」

フーケは、顔を青くし、驚愕に震える声で問い返す。

「……何者だい?」

それの問いに仮面の男が答えることはなかった。
代わりに続けてくる。

「おまえは優秀なメイジだ。当初は逃亡の援助を切っ掛けにするつもりだったが」
「へぇ?あれは秘密になってるかと思ってたんだがね」
「我々は何処にでもいるのだ」
「……その組織とやらの名前を聞かして貰えるかしら?」
「雇われる気になったのか?」
「まだ決めようがないね。取り敢えず、名前ぐらいは教えてくれても良いんじゃないかい?」

仮面の男は……と言っても、仮面でその口元は見えないが……
その口を開き、言った。

「レコン・キスタ」

414 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/12(日) 22:07:04 ID:UHg7ASlW
ギーシュは剣を振っていた。
あの後女子からフルボッコされた後、
何故かアセルスが謝りに来たので、ちょっと剣の腕を見せて欲しいと言ったのだ。
的としてワルキューレを出し、剣が折れてしまったというので『錬金』で剣を作り出して渡す。
すると、彼女はずいぶんと離れた場所に立って剣を構えた。
準備運動でもするのかと思って見ていたら、素振りをしたらワルキューレが切れた。

( ゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ

(;゚д゚)

(つд⊂)ゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚)

……えぇー!?ちょ、何したの!?
実はメイジ!?かと思ったけど、杖持ってないよね……
じゃあ純粋に剣でやってるよね……
あまりに驚いたので彼女に何をやったのか聞いてみると、こう返ってきた。

「え?慣れれば誰でも出来るって。皆伝技だよ?」

いや、そんなもの慣れた程度でやられたらメイジの立場がないよ!
まぁ、とにかくこんなものを見せられた後に
魔法の絶対性を信じろって方が無理があります。
そんなわけで、ギーシュは余り慣れない剣を振っているのであった。

「しかし、やはり剣を使うのは合わないんじゃ無かろうか」

自分に出来ることを考えてみるが、
錬金と、ゴーレム。
ゴーレムはああもあっさり切り裂かれると自信がなくなってくる。
錬金はそもそも実戦で役に立つのか?…………

   \  __  /
   _ (m) _  
      |ミ|
   / `´  \

「……今なんか来たような」

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:07:47 ID:5jlKz67u
仮面……
ジョーカーワルドか!!


そしてギーシュが閃いたwwww

416 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/12(日) 22:08:12 ID:UHg7ASlW
ところで、そのアセルスはと言うと。キュルケと対峙していた。
理由とは、取り巻きと化した女子生徒達にあることを聞いたのが切っ掛けである。

「ねぇ、あの青い髪の子、なんて言うの?」
「青い髪?……タバサの事ですか?」
「それがどうかされましたか?」
「いや、可愛いなと思っ――」

突如、赤い人影が疾走する。
それはアセルスに向かって駆け抜けると、途中で跳び、
両足を前に突き出し、助走と跳躍の勢いをその両足に乗せた。
ライダーキック?
まあとにかく、ジャストヒット。
半妖様吹っ飛ぶ。取り巻きが何か叫んでるが、まぁこれは大して関係ない。

「な、いきなり何をするんだ?」
「危ない人を蹴り飛ばしただけよッ!」
「私の何処が――」
「タバサがなんて言ってた?」
「いや、可愛いなって――」
「どう見ても危ない人じゃない!」

キュルケがなにやら凄い気迫なので、周りの取り巻きも黙り込む。
だが、それでも平然としていた半妖様は、少し考え込むとキュルケを見て呟く。

「そうか……」
「何よ?」
「君もタバサを」
「あたしにそっちの気は無いわよ!
 ただ純粋に友人として危惧しているのよ!」
「何を?」
「あなたの行動をよ」
「大丈夫、ちゃんと幸せに――」
「殺してでも止めるわ」

このアセルス、半妖と言うよりは3/4妖ぐらいじゃなかろうか。
とにかく、ここにキュルケとアセルスの敵対関係が成立した。

417 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/12(日) 22:09:32 ID:UHg7ASlW
教室のドアが開き、ミスタ・ギトーが表れる。
長い黒髪に、漆黒のマントを纏ったその姿は不気味で、
若いのに生徒達からは不人気であった。今は違う。
彼が口を開く。

「では授業を始める。私の二つ名は――」
「言う必要はありませんよ、ギトー先生」
「……知っているのかね?」
「ええ、『出戻り』のギトーと言ったら、もう有名です」

主に、笑いものとして人気であった。
ギトーが格好に似合わず顔を赤くして叫び返す。

「私の二つ名は『疾風』だっ!『疾風』のギトー!」
「『湿布』?ゴーレムに殴られて打撲でもしたんですか?」

生徒達が笑う。ギトーが黙り込んでも、その笑いは止まらなかった。
が、ギトーがある言葉を言う。

「所で私は最近雷を作り出す魔法を練習しているのだが、
 ……失敗して何処に飛ぶか解らんが、ここで一つ披露してもいいかね?」

黙り込む。笑われているが、メイジとしてのギトーの実力は確かである。

「よろしい。それでは、最強の系統は知っているかね?えーと……そうだな……そこの君」

そう言って、ブルーを指さす。
ブルーは何故俺が?と思いはしたが、取り敢えず思ったことを言う事にした。

「最強とか……中学生か?」

キングダムって中学校あるのかな?
シュライクあたりはありそうだけど。

418 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/12(日) 22:10:42 ID:UHg7ASlW
「…………仮定の上での話をしているんだ」

いちいち引っかかる……?言い方で話すギトーに、ブルーは更に続ける。

「ならその仮定は何だ?状況は?相手は?そしてその数は?味方は?」
「え、えーと……とにかく、最強は『風』なのだ!」

ギトーは過程をすっ飛ばした。
そして、続けて言う。

「試しに、君の得意とする魔法を私にぶつけてきたまえ」

ブルーは無言で『剣』を取り出す。

「……そう言えば、君はメイジではなく、ミス・ヴァリエールの使い魔だったか。
 まぁかまわん。それを投げてみたまえ」

ブルーは言われたとおり、『剣』を飛ばす。
ギトーがそれを見て詠唱を始めたあたりで、ボソッと呟く。

「『タイムリープ』」

『剣』がギトーの横を通り抜ける。
どすっとかいかにも物に何かが刺さったような音がした。
教室が沈黙に包まれる。どこからか失笑が漏れる。

「……それでは『風』が最強たる所以を見せてあげよう!」

ギトーは無かったことにした。
杖をたて、唱え始める。

「ユビキタス・デル・ウィンデ……」

流石に『サイキックプリズン』はやり過ぎか、と思いつつも考慮していると、
扉を開けて妙な格好のコルベールが表れた。
ロールした金髪のカツラを乗っけている。
ローブは普段よりも飾り立てられた物であった。
その様子を疑問に思いつつ観察すると、コルベールが叫ぶ。

「ミスタ・ギトー!失礼しますぞ!
 えー、今日の授業は全て中止であります!」

419 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/12(日) 22:12:03 ID:UHg7ASlW
教室中から歓声が上がる。
……一番大きな声を上げていたのはギトーだったような気がするが。
そんなに辛かったのか?が、調子を取り戻すとギトーは聞いた。

「しかし何でですか?ミスタ・コルベール」
「そうですぞ!それを伝えに来たのです」

コルベールがそう言い、勢いよく生徒達の方を振り向くと、その回転の勢いでカツラがずれる。
ギトーのおかげで愉快な空気だった生徒達は、笑った。
コルベールはカツラを元に戻すと、静かな声で言う。

「黙れ」

一気に空気が氷点下へ。
ある意味これって教師の鏡じゃね?
コルベールは咳払いをして、調子を元に戻すと言う。

「こほん。皆さん!本日はトリステイン魔法学院にとって良き日であります。
 始祖ブリミルの降臨祭に並ぶ、めでたい日であります」

調子を戻したものの、生徒達は黙り込んだままであった。
コルベールが少々焦りながらも続ける。

「……恐れ多くも、先の陛下の忘れ形見、我がトリステインの誇る可憐な一輪の花、
 アンリエッタ姫殿下が、本日ゲルマニアご訪問からのお帰りに、この魔法学院に行幸されます」

教室が流石にざわめいた。

「従って、楚々意宇があってはいけません。急なことですが、今から全力を挙げて式典の準備を行います。
 そのために本日の授業は中止。生徒諸君は正装し、門に整列すること!」

生徒達は頷いた。
その後は、いつもよりあわただしい時間となる。

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:12:17 ID:5jlKz67u
タイムリープとかwwwww

あとサイキックプリズン自重wwwwwww支援

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:12:32 ID:65zgeEp4
半妖様も青い子も自重ww支援

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:12:34 ID:jlzylY8j
ブルー大人気ねえ!
支援!

423 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/12(日) 22:14:04 ID:UHg7ASlW
終わり。
ギーシュは幻魔持ちワルドを倒すのに必要になりそう。

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:14:12 ID:nu+Lbxxb
アセルスSUげええええ!

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:14:38 ID:34+M5Oww
主人公勢全員そろえるのかいw
レッドとアセルスの従姉弟絡みに今からwktkしてよう

426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:15:16 ID:jlzylY8j
アセルスが使ったのは烈風剣か、飛燕剣か…

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:15:27 ID:Jh5EgEv1
> ブルー大人気ねえ!
ギトーがまず大人気ないからセーフだよ!
多分!

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:16:36 ID:LCbEFaLs
烈風剣は確か奥義だったはず
となると、飛燕かな

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:17:18 ID:65zgeEp4
>>423
magd?
ワルキューレを使った一人七連携を叩き込むのだろうか・・・

430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:18:17 ID:hBzR5KMz
神皇様じゃ! 神皇様のおなりじゃ!

431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:19:25 ID:EhA6qe7U
電球きたーGJ

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:19:42 ID:OLWKZ1Gg
無月散水やロザリオインペール使ったら、遍在と勘違いされるんじゃね?

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:20:03 ID:LqQpeO0t
時術は地味にいやな技が多いからな。
タイムツイスターとかも面白いかも。

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:21:47 ID:LqQpeO0t
遍在は―――ヴォーテクスで一発だからな。

435 :MtL:2007/08/12(日) 22:22:20 ID:AjvJLrh+
投下予告ー

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:22:46 ID:Jh5EgEv1
GO!

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:22:57 ID:5gMVYxa4
ブルージュ編ってwikiに載ってないね

438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:23:01 ID:5jlKz67u
>>433
地味じゃないwwwww


>>432
後陰術とか妖術でも代用できそうだな。
ルージュは妖術使えないけど。

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:23:56 ID:EhA6qe7U
盾持ち召喚で支援する(バント能力ってまだ存在してるのかな)

440 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/12(日) 22:24:32 ID:UHg7ASlW
>>434
(´・ω・)…………

>>438
『魔術師』……だよね?

441 :MtL:2007/08/12(日) 22:25:03 ID:AjvJLrh+
マジシャン ザ ルイズ (1)死者再生

神聖アルビオン共和国神聖皇帝オリヴァー・クロムウェルは、その胸を貫く剣により絶命した。


アルビオン貴族連合『レコン・キスタ』の長の命を刈り取った死神は薄く微笑んだ。
「さあ、お目覚めの時間だクロムウェル皇帝陛下」
子供のような無邪気さで詠うと、クロムウェルの亡骸に手を差し伸べ、呪文を呟く。
するとどうだろうか、先ほど確かに黄泉へと旅立ったクロムウェルの瞳が開いたのだ。
「おはよう、クロムウェル」
おぞましくも蘇ったクロムウェルは、殺人者/蘇生者である男に親しげに微笑む。
「おはよう、ワルド子爵」
果たして、クロムウェルを殺害し、それを今蘇生させたこの男こそ、ルイズの放った光の柱で消滅したと言われていたジャン・ジャック・ド・ワルドその人であった。


「ではまず。邪魔者を片付けるところから始めようか」

アルビオンの新たなる支配者ワルド、その目的を知るものはまだ誰もいない。




442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:25:40 ID:nu+Lbxxb
>>429
ビハインドビハインドビハインドビハインドビハインドビハインドサミングで決まりだな!

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:26:09 ID:jlzylY8j
ワルドが!?支援

444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:27:17 ID:h8uCCBND
最近sienがseinになる支援

445 :MtL:2007/08/12(日) 22:28:59 ID:AjvJLrh+


あのアルビオンでの脱出劇から、すでに2ヶ月が経過していた。
トリステイン王国王女アンリエッタと帝政ゲルマニア皇帝、アルブレヒト三世との婚姻が発表され、両国の軍事同盟が締結された。
当初、式は同盟締結後一ヵ月後に行われる予定であったものの、王女の健康上の問題から三ヵ月後と変更された。
アルビオン王国改め、神聖アルビオン共和国の新政府は、軍事同盟締結の翌日にトリステインとゲルマニアに特使を派遣し一年の期限付き不可侵条約の締結を打診してきた。
これを両国は協議の結果、受け入れる形で合意した。
トリステインとゲルマニア、両国の空軍力を合わせてもアルビオンの戦力に及ばないことを考慮しての戦略的判断である。
期限期間に軍備を整え、アルビオンに対抗しようと考える両国は、平時でありながら戦時さながらの緊張状態に入ったのであった。


トリステイン国内では、いたるところで来る戦争への準備が着々と進められていた。
それはここ、トリステイン魔法学院においても同じである。
普段通りの授業も行われているが、授業科目の中に軍事演習が設けられた。
有事の際には志願兵を徴募する旨の発表が王宮から出され、食料の常備蓄の量が増え、王宮から貴族子弟の護衛の為少数の兵が派遣された。
その他、戦争に関わるこまごまとしたものが変化した。
その中で、最も異様なものとしては、学院の塀を越えた隣の空き地では今まさにフネの建造が急ピッチで進められている。



最近、ウルザとコルベールによって占拠された炎の塔(勿論オスマンの許可を得ている)にあって、コルベールは苦悩していた。
自身が進めている研究、実験、そして計画、それら全てがやがて争いに使われることになるだろう。
自分の作ったモノが人殺しの道具に過ぎないことを、誰よりもコルベールが認識している。
しかし、ウルザによってもたらされる知識や技術は何より官能的で、コルベールのそうした葛藤すら時に忘れさせてしまう。

追い出され本塔や他の塔に研究室を移された教師達から、今や冗談交じりに「コルベールの塔」と呼ばれている炎の塔では、ウルザのもたらした技術によってスラン鋼なるものが精製されていた。
学院外から運び込まれる鉱物を、地下に用意された魔力炉を用いて精製されるスラン鋼、これを建造中のフネの材料として供給しているのだ。
また、ウルザとの共同開発で様々なアーティファクトや機械を開発した。
それらもまた、恐ろしい戦争の道具となる。
そんなことを考えるだけで、あの作戦の夜を思い出し、体中に震えが走るのだ。

「まだ苦しいかね、ミスタ・コルベール」
いつの間にか研究室の扉の前に立っていたウルザから声をかけられる。
「ええ、やはり自分の作ったもので誰かが死ぬかもしれないと考えると、たまらなく怖くなります」
疲れた顔で振り返りながらコルベールが答えた。
「何の為に作っているかが分かっていても、恐ろしいものは恐ろしいのです」
「しかし、やらねばらぬ」
研究室の窓、そこから見える建造中のフネを見つめながらウルザが呟く。
「わかっています……だからこうして、続けられます」
確かに憔悴しているコルベール、しかしその瞳は決して力を失ってはいない。
そのことを確認して、ウルザはゆっくりと頷いた。

「それにしても、よく王宮があのような予算をつけてくれたものですな」
「オールド・オスマンが決戦用兵器の研究開発という方便で取り付けてくれたようだ」
「ははあ、まああながち間違ってはいませんが」
ウルザが見つめるフネをコルベールも見下ろした。
「ところで、確認はしておりませんでしたが…あのフネ、名前はもうお決まりなのですかな?」
「ああ、それは既に決まっている………

                  ウェザーライトUだ」


                        死者が黙して語らないのは間違いだ
                        だからちゃんと語れるようにしてあげないとね
                                   ―――ワルド

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:29:03 ID:0ea5lJMQ
支援

>>440
遍在の代わりなら陰術のシャドウサーバント・妖術のミラーシェイド・秘術の魔術師では?

447 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:29:17 ID:5jlKz67u
>>440
ミラーシェイドとか妖術にあるのさ。
いや、魔術師の方が入手しやすいんだが。



448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:31:31 ID:jlzylY8j
ウルザは怖いな。
コルベール先生の葛藤が気になる。
GJ

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:32:27 ID:OLIE3lD/
なんと…ワルドが大物とは珍しい。GJ。

450 :MtL:2007/08/12(日) 22:33:24 ID:AjvJLrh+
投下終了です。
ここからは第三章 ブロージットです。
短めですが、であー。

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:35:13 ID:0ea5lJMQ
モンスター技のミニオンストライクも遍在もどきになるかな

452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:36:10 ID:EhA6qe7U
GJ
ウルザシリーズの塔、鉱山、魔力炉がそろったのですね

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:37:18 ID:XKxCUrGv
>>60
遅すぎだが99式熱線砲などどうだろうか?
40o高射機関砲もいいなと思ったがウォードレス無しでは多分持てない
ことに気づいた

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:37:43 ID:4mw4q0md
書き手によってワルドの扱いが全然違うなぁ〜

455 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/12(日) 22:38:24 ID:UHg7ASlW
使おうと思ってたネタがだんだんと言われていく。

そしてMtlさん乙

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:39:14 ID:T95pEkkF
それだとどっきりソルジャーもびっくりナイツも遍在に…

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:43:23 ID:km1ZRwsr
濁流剣とかロザリオインペールとか雲身払車剣とか無月散水とか喪神無想とか
一時的な分身なら5体や6体はめずらしくないからなサガフロ…

458 :マロン名無しさん:2007/08/12(日) 22:45:53 ID:PDbjhqKU
キュルケにアセルスの魅了がつうじないとは・・・・

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:48:08 ID:km1ZRwsr
>>458
アセルスのカリスマは妖魔化してない時は極端に強くはないだろう…たぶん

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:48:32 ID:PkkJ77U3
>>450
ブロージットと聞くとつい銀英伝を思い出す
まあそれはいいとして卿にブロージット

461 :平面+T-0:2007/08/12(日) 22:48:54 ID:GlX8RVfm
T-0の方ですが、52分から投下します。

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:49:15 ID:nu+Lbxxb
>>458
キュルケはアセルスの認める域に達してなかったんだよ。

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:51:13 ID:ngFaEA5I
アセルスのアレはお耽美系で女の子好きじゃないとダメだからね。アセルスの趣味も影響するだろうし
男好きで肉感的なキュルケは女の子じゃないな

464 :平面+T-0:2007/08/12(日) 22:52:24 ID:GlX8RVfm
「あ、あんた何言ってるのよ……?」 
 
 ルイズは立ち上がった男を見上げて、その迫力と威圧感にやや後ずさりしながら言った。
 全身黒尽くめのこの男は、立ってみるとその上背は2メイルにも達しそうなほど高く、
 それを足元から見上げるルイズには、男の頭がまるで天を衝いているかのようにも思えた。
 盛り上がった筋肉に広げられて大きく幅のある肩に、丸太のような太い腕がくっ付いている。
 また、胸板の厚さも半端ではなく、そこから上に生える――およそ顔より太い――首は大樹のようだ。
 しげしげと不思議そうにこちらを見下ろす目は、まるでガラス球のように綺麗なのだが、そこに生命の尊さは無いように感じる。
 「どことなく、悲しそうな目をしている」とルイズは思った。 
 
 それにしても、堂々と仁王立ちする姿はその体格もあいまってか、どこかの御伽噺に出てくる
 伝説の勇者や屈強な戦士を思わせる。……いや、黒尽くめな格好からして、もしかしたら悪役のほうだろうか?
 
 男はルイズの言葉に反応したのか、すばやく視線を落とすとルイズを見た。
 ルイズは大きな体からの鋭い視線に、反射的にびくっと体を震わせた。

「(この平民……平民の癖してっ。なんなのこの、威圧感は?)」

 威圧感を感じているのは、実はルイズだけではない。
 教師コルベールも、周りで茶化そうと構えていたギャラリー一堂も、その使い魔たちさえも、
 この場にいるほとんどのものが冷却施設にぶち込まれた食用の肉塊のように、見知らぬ圧力によって凍り付いていた。

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:53:38 ID:pOh9E4Nh
おおおT−0きたああああああ
たのしみにしていたっ!

466 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:53:58 ID:LqQpeO0t
しえんしえーん

467 :T-0:2007/08/12(日) 22:54:07 ID:GlX8RVfm

「きゅる! きゅるッ!」
「どうしたの、フレイム?」
 
 ギャラリーの中で、周りと同様に凍り付いていた主の袖を一匹の使い魔が強引に引っ張った。
 使い魔の名は『フレイム』。一部の者たちから値段も付けられないと言われるほどに血統の良い、
 由緒正しき火竜山脈のサラマンダーにして『微熱』の二つ名を持つメイジ、『キュルケ』という女性の使い魔である。
 このキュルケも名家の生まれであり、生徒でありながらトライアングルクラスのメイジというその名に申し分ない実力を兼ね備えた存在だった。
  
「フレイム?」 
 
 キュルケはフレイムの様子を窺う、今のフレイムの状態はなんと言えばいいのだろう?
 下品に言うなら鼻息を荒げている、と言うのが当てはまるだろうか? フレイムはルイズが召喚した男に対し、明らかな敵意を向けていた。
 身を低く構え、そこから男を睨み上げる。口の端から漏れる声は、つい先程自分を覚醒させた可愛らしいものとは180度違っている。
 フレイムは、とにかく地を揺らすように重々しい威嚇をあの男に対して先程から繰り返していた。
 
 キュルケはフレイムの視線の先にいる男を改めて見た。 
 ……確かに、巨きい。ただでさえ小柄なルイズが、男の足元にいる事で余計に小さく見える。
 いかにも傭兵やらボディガードやらをしていそうな屈強な男。
 ついでに、こうして見ていると、遠巻きながらも意外と顔も悪くは無いことがわかった。
 
「(おしいわ。もう少し顔がハンサムなら、声をかけたかもしれないのに……)」

 ふぅと息を漏らす。残念そうに目を泳がすその顔やしぐさは、完全に何時ものキュルケに戻っていた証だった。


468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:54:18 ID:GFNAqgyl
コナン・ザ・グレート支援

469 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/12(日) 22:54:36 ID:UHg7ASlW
(;・ω・)…………やっぱ書くの?

そして支援

470 :T-0:2007/08/12(日) 22:55:24 ID:GlX8RVfm
「きっ、きゃああっ!?」 

 ルイズの悲鳴が一閃した。
 男が突然左手を差し出し、ルイズの襟首を掴んで軽々と宙に持ち上げたのだ。 
 コルベールを含め、辺りに動揺が走った。ギャラリーたちはざわざわと騒ぎ出し、
 流石のキュルケも隣にいる青い髪の少女に慌てて振り向き、ややトーンの高い声で話しかけていた。

「ちょっと! 放しさいよっ!!」

 腕の先できーきーやかましく叫ぶルイズを無視し、男は興味の対象を変えたのか視線を左右に配らせた。
 一人一人確認するかのようにゆっくりギャラリーを睨んでいく男に、対象となった者たちはびくりと肩を揺らす。 
 そのうち全員を見送った男は、最後にまたルイズの方へと向きなおした。
 ルイズは何とか逃れようと必死に体を揺らして暴れているのだが、まるでオーク鬼にでも掴まれているように男と、男の腕はビクともしない。
 男が口を開いた。

「ここはどこだ。ここはどこで、西暦何年の何月何日なのか、教えろ」

 終始淡々としていた口調で言葉が終わると、男は強烈な力でルイズの襟首を締め始めた。 


471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:56:19 ID:h8uCCBND
支援

472 :T-0:2007/08/12(日) 22:56:31 ID:GlX8RVfm
 
「ミス・ヴァリエール!!」

 叫んだのはコルベールだった。
 彼はルイズの顔色が絞められる苦しみに変わる前に叫んでいた。
 とっさに杖を構え、ルイズを締め上げる男にその切っ先を向ける。
 そして、いざ呪文を唱えようとしたとき、自分の中にいる何かがそれを押しとどめた。
 
 確かにコルベールにはこの神聖な儀式の試験監督として、いざ――今のような状況――のとき、
 生徒たちを守らなければならない立場にある。しかし、本当にそれでいいのか――――?
 今ココで魔法を使い、あの男を打ち倒すのは容易なことではないだろう。あの男には、嘗て嫌と言うほど
 戦場で嗅いだ事のある独特のにおいがする。それも、その道を行くだろう極上のにおいが。
 ココで本気で戦っていいのだろうか? 
 オスマンのおかげで一教師として平凡な生活に移ることが出来た。
 大好きな研究に勤しむことが出来、生徒たちに信用されることも出来たという今まで築き上げてきたものが、
 戦う事で、嘗ての自分になる事で音をたてて崩れはしないだろうか?
 
 傍目から見れば愚かしい感情である事は彼にも十分わかっていた。
 だが、長い月日を戦場に縛られていた『炎蛇のコルベール』にとって、
 ようやく手にした幸せな日々はその愚かしい感情を生徒の命と天秤にかけさせるほど価値あるものだった。


473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:58:40 ID:h8uCCBND
支援

474 :T-0:2007/08/12(日) 22:58:40 ID:GlX8RVfm
「ここはどこだ?」 

 男は襟を絞める力を強めた。 
 木の枝のようにか細いルイズの首は、力に抗う事などできずに面積を減らし続ける。
 
「か……かはぁ……っ」

 息をするのもやっとになっていた。
 だがそれ以上に、動脈が絞められる事による血液の通行止めがルイズの意識をぼんやりとさせている。
 しかし、この男はルイズの意識が飛ぼうとしたときに、ほんの少しだけ締め付ける力を緩めて
 首と襟の間に指一本分ほどの空間をつくっては、一時的に呼吸と血液循環をさせていた。
 結果として、まさに生かさず殺さずの状態にさらされているルイズはその所業に苦しみ、使い魔(それも平民)相手に何も出来ない
 自分の無能さに心の中で涙していた――


「トリステイン……トリステイン魔法学院」


 ――そのとき、聞きなれない少女の声がルイズの耳に届いた。

475 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 22:58:51 ID:GFNAqgyl
オウレデターで支援

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:00:29 ID:h8uCCBND
支援

477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:01:19 ID:8OVD+Q/L
>>463
でもアセルスは金獅子姫に対して恋愛感情的なものは持ってなかったが憧れみたいなものは持ってなかったっけ?
金獅子姫の方も1回戦っただけでアセルスのことかなり気に入ってたし

478 :T-0:2007/08/12(日) 23:01:20 ID:GlX8RVfm
 男が声に反応し顔を向けた。そのせいか、ルイズの首を絞める力が呼吸できる程度に緩んだ。
 息絶え絶えの有様で、ルイズが視線を巡らせた先にいたのは、青い髪の少女だった。
 青い髪に自分とそう変わらないだろう体型、整った顔立ちに備えられた眼鏡が彼女を理知的でミステリアスに彩っている。
 見た事ある少女だ。ただ、名前がわからない。容姿を頼りにルイズは即座に記憶を辿った。たしか……、キュルケの隣に何時もいる少女だった気がする。
 彼女は男ににらまれても表情の一つ変えなかった。
 それどころか、強面な男の顔を真っ向から堂々と見上げ、何食わぬ顔で話しかけている。 

「ここはトリステイン」

 彼女は再び、同じ事を同じ表情同じ声色で言う。
 男はしばらく少女の目を見つめると、思い出したように唐突にルイズを手から放した。
 思わぬタイミングでの開放に、尻から地面に落ちたルイズは「きゃん!」小さい悲鳴を上げる。
 両手で咽喉をこすると溜まっていた咳が一斉にあふれ出し、ルイズはむせた。
 苦しみながらもちらりと片目で男を見やる、男はルイズに背を向け、少女の元へと腰を下ろしていた。
 
「…………」 
「嘘ではない様だな」

 相変わらず無言の少女の目を覗き込んでいたいた男がポツリと呟き、立ち上がって踵を返した。
 ルイズの前で立ち止まると、さっき少女がやっていたように腰を下ろし、目を覗き込んだ。

「私をココに送り込んだのは、お前か?」 

 しかし、ルイズは男の話を聞いていない。俯いて、なにやらぶつぶつと呟いている。
 ターミネーターの聴覚機能はその言葉を聞き逃さなかったが、言葉の意味はデータの中にあるどんな聖書の文とも一致しない、
 完全に聞いた事の無い言葉、文章形態だった。
 ターミネーターがこのことについて聴こうかと口を開こうとした次の瞬間、

 目の前の少女の唇は、自らの偽の唇に重ねられていた。

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:01:22 ID:jlzylY8j
支援!

480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:03:04 ID:mWip0LNu
キュルケのタバサへの想いが、アセルスの魅了を跳ね返したんだよ

481 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:03:18 ID:PMmB9TsD
手の皮はいだらルーンもとれるんだろうか支援

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:04:15 ID:c71O6Ylo
>>376
「その改造した張本人はアニメ版星のカービィの世界に行ったという裏設定になっている」
っていう噂を2chで見たことがあるが、誰が流したんだこんな意味不明な噂

483 :平面+T-0:2007/08/12(日) 23:04:32 ID:GlX8RVfm
投下終了。毎度の事ながら支援には感謝。
失敗したけど最初のタイトルはT-0ですので、
間違えないようによろしくお願いします。

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:06:25 ID:nu+Lbxxb
護衛対象にプログラムされてないと問答無用でぶん殴られそうだがそんなことはなかったな。

485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:06:48 ID:T95pEkkF
>477
ほら、金獅子姫は体育会系っぽから。
自分を倒せる女がいることか嬉しかったんじゃない?

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:07:01 ID:GFNAqgyl
支援でプレデターと打ったつもりが「オウレデター」に…orz
ともかく、小ネタで良い感じだったT−800召還が見られてうれしいです。
GJにつき、これからにwktk!

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:09:12 ID:jlzylY8j
GJ!
プログラムとかがどうなるんだろ、気になるな。

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:10:03 ID:agzvcrEk
妖魔エンド以外のアセルスは女にそんなすぐ手を出すようなマネはしないだろ…たぶん、うん、いや、きっと
幼心に憧れてた従姉弟のお姉ちゃんがそんなことになってたら、妖魔エンドほどではないがレッドが泣くぞ

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:14:45 ID:jlzylY8j
半妖として生きるアセルス
弟的な存在と、妹的な存在の間で心が揺れる
邪魔者はルイズ!

490 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:14:54 ID:pXRqimtF
>>486
おでれーたの発展型かと思った。

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:20:52 ID:ngFaEA5I
大丈夫だろ周りにももっと変な連中がわんさかいる
コスプレ逃亡者とかアル中侍とか超無口とかニートとか変身ヒーローとか

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:21:07 ID:bCjg/W+q
アセルスは元々素養があったっぽいんだよな。
シュライクだかの本屋でエロ本見てドキドキしてたし。

493 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:23:41 ID:Jbf1UzJD
オープン百合よりひょっとすると自分は百合かもしれないって思ってる百合の方が萌える

494 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:23:42 ID:jlzylY8j
そのイベントは、血が混ざった後じゃないっけ?

495 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:25:36 ID:AVoTj/yq
吊橋効果による勘違いから百合だと思い込んでしまう、っていうのも良い。

496 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:25:56 ID:9JfPW+43
>>493とはうまい酒が飲めそうな気がする

497 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:27:41 ID:OLWKZ1Gg
アセルスとレッドっていとこなの?幼なじみじゃなかったっけ?

498 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:27:57 ID:1+Nge8n9
>>491
周りが変人ばかりだからこそ記憶の中のまともな人の印象が強くなるのだよ

499 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:34:30 ID:Jh5EgEv1
自分はおかしいんじゃないだろうかと陰鬱としながらも好きな気持ちを抑えきれない……というのが好きだなおじさんは!

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:35:13 ID:1+Nge8n9
>>497
近所のお姉さんだな

501 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:41:26 ID:9JfPW+43
>>499みおん自重

502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:42:07 ID:5Pn8wPt2
>>499
 ヤ ン デ レ

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:42:39 ID:GFNAqgyl
>>499
そこもとは拙者か!?

504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:48:32 ID:NVG5svUZ
銀魂の坂田銀時で書いたんだけど投下しても良いですか。

505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:48:50 ID:jlzylY8j
どうぞどうぞ


506 :侍の使い魔:2007/08/12(日) 23:50:54 ID:NVG5svUZ
「くそー、あのじじい、今度あったらぜってえ殺す!!」
 江戸の侍こと坂田銀時は原付から投げ出され腰を抱えていた。
 原付を平賀源外に修理してもらって帰ろうしていた。
 後で源外が『修理代払え』と言ってたのは軽くスルーする。
 無線から源外の声が聞こえる。
『おい銀時、メータの横についてるボタンあるだろ』
「これか」
 そのままポチッと押す。
『それは絶対押すんじゃねえぞ、自爆するから』
「先に言え!!っていうかなんで原付に自爆装置!?」
 そのまま原付は吹っ飛び銀時は目の前に現れた光の鏡に吸い込まれた。 

 所変わって異世界はハルケギニアのトリステイン魔法学院前では
 春の使い魔召喚の儀式が行われていた。
「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ! 神聖で、美しく、そして強力な使い魔よ!
 私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!」
 桃色がかったブロンドの髪の少女、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは
 叫ぶかのように呪文を唱えた。
 この魔法を成功させて、今まで自分を馬鹿にしてた連中を見返してやるとの思いをこめて。
 爆発がおこり、そこにいたのは妙な格好をして髪の毛がモジャモジャで死んだ魚のような目を
 した男だった。
なにやら腰を抱えながらぶつぶつ言っている。

507 :侍の使い魔:2007/08/12(日) 23:52:35 ID:NVG5svUZ
「あんた誰?」
 ―何だこのガキ。
 ―髪の毛ピンク色だぞ。
 ―声誰か似てんな、すげー身近にいる奴だと思うけど誰だったけ。
 ―それとここどこだよ、江戸にこんなところあったか。
 ―周りの連中も変な格好しているし。
 ―ハ○ーポッターか?ハ○ーポッターファンの集まりですか!?
「誰って言われてもなー、つーかここどこだよ?おめえこそ誰だよ?」
「聞いてるのは私のほうなのよ、いいから答えなさい!!」
 ルイズの怒気のこもった声に押され銀時はしぶしぶ答えた。
「俺は銀時、坂田銀時だ」
「ギントキ、変な名前ね、どこの平民?」
「ほっとけ、っていうか俺の質問にも答えろよ」
 銀時の言葉も周りにいるルイズと同じようなハ○ーポッターの格好をしている少年少女達に
 かき消された。
「ルイズ、『サモン・サーヴァント』で平民を召喚してどうすんだよ」
「しかも見ろよ、そいつ、死んだ魚みたいな目してるぜ」
「平民でしかも駄目人間、ルイズにはピッタリだな」
次々とはやしたてる人垣にルイズは顔を真っ赤にして怒鳴る。
「う、うるさい!ちょっと間違っただけよ」

 ―何なのよもう!!
 ルイズは心底いらだっていた。
 今まで何度失敗してようやく成功した『サモン・サーヴァント』
 なのに出てきたのは全身から駄目人間オーラを放つ平民の男だった。
 期待してたぶん落胆も大きい。
「ミスタ・コルベール、もう一回やらせてください」
 ルイズは教師風の男に懇願する。
 ―何だあのハゲのおっさん、いい歳してコスプレかよ。
 銀時は前に出てきたコルベールを見て思った。
「それはできません、ミス・ヴァリエール、春の使い魔召喚は神聖な儀式だ。
 そう簡単にやり直しは認められない、いずれにせよ彼を使い魔にするしかない」
「でも平民ですよ」
 ―平民?使い魔?さっきから何言ってんだこいつら、春のなんだって、パン祭りですか、このやろうー。
「それでもだ、例外は認められない、さあさっさと契約したまえ、君のおかげで
 次の授業の時間がおしているのだよ」
「そんな・・」
 ルイズはがっくり肩を落とす。
 ―最悪・・

508 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:53:43 ID:hBzR5KMz
ヤマザキ春のパン祭り支援w

509 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:54:31 ID:jlzylY8j
銀色の支援

510 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:56:02 ID:Np9hqTtr
星降る夜に支援を込めて

511 :侍の使い魔:2007/08/12(日) 23:59:17 ID:NVG5svUZ
銀時は何か嫌な予感がした。
 生粋のトラブル体質である銀時はことあるごとにろくでもないことに巻き込まれている。
 扇風機買い行っては世界征服を企む悪の組織と戦うはめになったり、ゴミ捨て場でメイドロボの首を
 拾ってはメイドロボ軍団に襲われたりとろくな目にあったためしが無い。
「あんた感謝しなさいよ、普通平民が貴族にこんなことされるなんて一生無いんだからね」
 ルイズは銀時に近づいて目をつぶる。
「はっ?」
 銀時は間抜けな声を上げる。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
「うぉぉぉい!!何する気だ、銀ちゃんそっちの(ロリ)の趣味は無いから!!」
「いいから少し黙ってなさい!!」
 ルイズは怒りながら、自分の唇を銀時の唇に重ねた。
 ―え、なになに、おれキスされてるの!?
 銀時は混乱している。
 そして唇を離してしばらくたつと銀時の体が熱くなった。
「ぐぉ!アチチチチ、何この郷ひ○みもびっくりの熱さは!?」
 微妙に古いネタでたとえる銀時。
「使い魔のルーンが刻まれてるだけよ、あんた少しうるさいわよ」
 銀時の左手には文字が現れる。
 ハゲのおっさんことコルベールはものめずらしそうにそのルーンを見た。
「ふむ・・珍しいルーンだな」
「あんたら一体なんなんだ!」
「さてと、じゃあ皆教室戻るぞ」
 銀時の叫びは無視された。
「何これ、いじめ、いじめなのか、俺が天パーだからか、天パー差別だ、馬鹿野郎!!」

 コルベールをはじめ生徒達は宙にうき空をとんだ。
 ルイズだけがそのまま地上に残っている。
「ルイズお前は歩いて来いよ」
「あいつ『フライ』はおろか『レビテーション』もまともにできないんだぜ」
「その平民の駄目人間、あんたの使い魔にはお似合いよ」
 残されたのはルイズと銀時だけになった。
「うぉぉい!!今日びのハ○ーポッターファンは空も飛べんのか」
「うるさいわね、さっきからわけのわかんないことばかり言ってあんた一体なんなのよ!」
「坂田銀時、江戸で万事屋をやってるってそうじゃなくて、それよりここはどこでおめえは
 一体誰なんだ」
「そんなことも分からないの、田舎者ね」
「田舎?江戸は大都会だぞ、大江戸砂漠っていうくらいな、おかげで皆心が渇いちまった。
 あー潤いがほしい、特に髪に」
「あーうるさい、何なのよこいつ」
 こうして坂田銀時の使い魔ライフが始まった。


512 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/12(日) 23:59:29 ID:nXUjNKaS
支援。

プロローグ書いてみたら、大して量は無いくせに読みづらい・・・。
投下すべきか、しないべきか、それが問題だ。


513 :侍の使い魔:2007/08/13(月) 00:03:41 ID:NVG5svUZ
今回はこれで終了です。
すいません短い上に読みにくくて。
>>512は一瞬自分のこと言ってるかと思った。
支援ありがとうございます。

514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 00:04:40 ID:UhV21rwZ
いちいち入るつっこみが銀さんぽくていいな。
そーいや、くぎゅ繋がりなんだよねw

515 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 00:05:34 ID:EhwCxAxv
釘宮にあんなセリフを吐かせることができるのは銀魂だけだろwww

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 00:08:11 ID:FByAvARZ
確か片言日本語で喋るキャラだっけ>銀魂のくぎゅ

517 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 00:09:46 ID:aqWXk9RX
ブルージュの人へ

これはブルー編に入れていいのか?

518 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 00:30:04 ID:ZolWQaQ9
>>512
いい加減うっとおしい
不安なら避難所で投下してしまえばよいではないか

519 :ゼロの使い魔・ブルージュ編:2007/08/13(月) 00:31:42 ID:e/wY4DJx
むしろブルー編って名前がちょっとおかしかった気もする。
構わず入れてください。

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 00:42:27 ID:xN32Q5Ly
投下しても良いですかー?

521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 00:43:02 ID:FnLdNcm3
良いのであ〜〜る。いざいざいざぁぁ〜〜!!

522 :gta-0:2007/08/13(月) 00:44:42 ID:xN32Q5Ly
正直に言って、あんな変な奴を使い魔にする気は無かったけれど
コルベール先生は再召喚を認めてくれなかった。
なので「 本当に仕方なく 」使い魔にしてやろうと思った、その時

ブロロロロッ!

鉄の塊から聞いた事もない音が発せられ、その音を聞いた私は
恥ずかしながら驚いて体が震えてしまった。
そんな私の目の前で使い魔は窓のような物を閉め始める。
「ちょっと!何してるのよ!?開けなさいっ!!」
使い魔からの返答は無く、私たちを呆れたような目つきで一瞥。

ぷっち〜ん

擬音にすればこんな感じだろうか。私の堪忍袋の緒は切れた。
「ご主人様に向かってその態度はなんなのっ!!」
最早聞いてもいないらしい。顔をこちらに向ける事も無く鉄の塊を動かし始めた。

・・・全く、言う事を聞かない使い魔には「 躾 」が必要ね。


「なっ、なんという事を!!ミス・ヴァリエール!」
「ミスタ・コルベール。わたくしは自分の使い魔に躾をしただけで・・・」
私の弁明を聞く前に、コルベール先生は動く鉄の塊へと駆け出していた。

「ああっ!未知の技術がっ!」とか「まさか壊れてしまったのか!?」
などと独り言を言いながら狼狽するコルベール先生。
いい年の大人が何を慌てているのよ、情けないわね。

まあ、とにかく・・・「使い魔が逃亡」などという不名誉は避ける事ができたけど
あの使い魔は私の命令を無視している・・・再び逃げ出す様が容易に想像できるわ。
不本意だけど・・・そうなる前に急いで契約しないと拙いわね。
私はコルベール先生によって鉄の塊の中から外に運び出されている
「 礼儀知らずのバカ使い魔 」の傍へと近づいていった。

変な格好をした、訳の分からない言葉を話す、人相の悪い男。
よりにもよって、こんな奴に私のファーストキスを捧げる事になるなんて・・・。
私は自身の運の無さを呪い、コルベール先生に呪詛の念を送った。主に、髪に関して。



523 :gta-0:2007/08/13(月) 00:47:54 ID:xN32Q5Ly
!?
僅かな痛みを感じ取り、脳が覚醒していく。
俺は・・・そうだ、頭に何かをくらって・・・。
「やっと目を覚ましたわね。」
頭上から掛けられる言葉。女の、それもガキの声だ。

・・・?
何かおかしい。この声、まるで聞いた事のあるような、それも少し前・・・。
鮮明になっていく視界。最初に映ったのは・・・五月蝿いピンク頭。
「何だ・・・英語を話せるのか。」
そう呟いた俺にピンクは
「何よ・・・アンタ、ちゃんと喋れるじゃない。」
と返してきた。そりゃ俺の台詞だ。

「少し宜しいかね?」
いつの間にか居た禿げも英語で話しかけてくる。一体どういう事だ?
さっきまで何処かの外国語で話していた奴が急に英語で話しだす・・・不自然すぎる。
そんな事を考えていると禿げは俺の手に触ろうとしている。

「何してやがる」
さっと手を引き、禿げに不快感を表す。こいつホモか?ふざけやがって。
「あ、あぁ、すまなかったね。君の左手に浮かんでいるルーンを見せてもらえないか?」
ルーン?左手に視線を移すと・・・そこには謎の文字列が描かれていた。
「おい、これは何だ?」
率直に疑問をぶつける。こんな物はさっきまで無かった。
「ああ、それは使い魔のルーンでね・・・。」

ああ・・・面倒な事になったな。この禿げは気違いか薬中らしい。
禿げの話を適当に聞き流しているとピンクが
「そういう事よ!それとアンタ、さっきから平民のクセして何偉そうな口きいてんのよ!」

まったく俺も舐められたもんだ。
普段ならこんなふざけた奴等は蹴り飛ばすか無視するが・・・。
少々聞きたい事があるので、面倒だがこちらから質問する事にした。

「アンタ・・・名前は?」
「私か?私はコルベールと言ってこの学院の教師だよ。」
「そうか、それじゃあコルベール。」
俺はやおら起き上がると、コルベールという男に近づき

「・・・!!」
「あっ、あんた!何してんのよ!?」
「今から俺が聞く事に正直に答えろ。」
奴の喉下にナイフを突きつけた。

524 :gta-0:2007/08/13(月) 00:49:22 ID:xN32Q5Ly
投下終了

525 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ:2007/08/13(月) 00:56:55 ID:zktKM8ja
予約なければ投下いきます。

526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 00:57:38 ID:9LQeDgw4
短すぎるうえに、誰が召喚されたかもわからんのはどうかと思う

527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 00:59:46 ID:9RBi1EiW
>>526
まとめ見るといいよ〜

528 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第八話:2007/08/13(月) 01:00:18 ID:zktKM8ja
行きます。


ルイズとレクスが入り込んできたことをとがめる教師はいなかった。
いや、言いかけようとしたものの、しかしレクスの呼び出した召喚獣の事を思い出し、何かを考えたのか。
オールド・オスマンが憤懣やるかたないというミスタ・コルベールをいさめている。
事の起こりは、レクスとルイズが出かけた後だった。
巡回をしていた教師陣だったが、オールド・オスマンの立会いの下、宝物庫の巡回をした所
三時間前には無事だったはずの宝物庫の宝が荒らされていたのだという。
と、そこで学園から走り去るゴーレムを上空から確認したタバサとキュルケが学院長室に飛び込んできた、といった訳であった。
宝物庫の壁に書かれていたサインからも犯人は『土くれ』のフーケであると断定され
今はその対処をどうするのか、と悩んでいる最中であった。
捜索隊を出すべきだ、という話になりかけた頃、ミス・ロングビルがフーケの居所を掴んだ、と帰ってきたのだった。
既に時刻はティータイムになろうかという時間だったのもあり、これ以上遅くなっては夕闇が致命的になる、との判断で
志願したタバサとキュルケ、ミス・ロングビルが討伐隊として出立しよう、という時にルイズ達が帰ってきたのだった。
無論、その話を聞いたルイズはすぐさま志願した。
レクスにも異論はない。
あのようなゴーレムを作る相手を放置する訳にはいかないし、何よりマスターが行くというなら召喚獣が行くのは当然だ、と応えた。
『シュヴァリエ』の称号を持つタバサや、軍人の家系であり、トライアングルクラスであるキュルケはすぐさま認められたが
ルイズは最初、渋られた。
確かに、レクスの呼び出した召喚獣は強大な力を持つが
それだけであのフーケ討伐に行くのは如何なものか、という意見が出たのだ。
だが、ルイズは慌てなかった。
以前までであれば、意地になり、紅潮し、怒ったかもしれないが
今は違う。
ルイズは優雅に一礼をしながら

「恐れながら、友人が危険な任務に向かうというのに
友を置いて学院で震えるなど、貴族として出来るはずがありません」

ルイズが痛烈な嫌味と共に、確固たる意思を見せる。
生徒に任せ、自分たちが行こうとしなかった教師にとって、黙る他ない一言であった。
オスマンが馬車を用意し、五人がそれに乗る。
ルイズ、レクス、タバサ、キュルケに、案内役のロングビルだ。
馬車は二頭立てだったが、学院でも一番の名馬を馬車にしたてた特注品だった。
とはいえ、幌のない荷車のような馬車であり、乗り心地はお世辞にも良いとはいえなかった。
レクスにいたっては、朝も昼も馬で腰が破壊されたのに、また腰がガタガタになるのかとガックリ来ている。
ルイズは馬術が得意だというし、タバサも平気そうだ。
キュルケにいたっては『腰は鍛えてるから』などと言い放ってきた。
ロングビルに聞いた所、フーケの居場所までは四時間かかるのだという。
レクスは更にガックリと来た。
道中、ルイズがタバサのシュヴァリエの称号について聞き、驚いていた。
学院にも優秀な生徒というのはいたが、シュヴァリエの称号を持つほどの者はいない。
レクスがシュヴァリエの称号について聞いてきたが、
純粋な功績のみで与えられる称号なのだ、と言うと
レクスはルイズ以上に驚きを見せた。
タバサの外見が実年齢以上に幼く見えた所為だろう。
――尚、そのことでルイズに突っ込まれた。
一体自分たちを何歳に見ていたのだ、と。
レクスも自分の年齢を言っていなかった事を思い出し、十七歳だと伝えると
お互いが年齢差にびっくりしていた。
レクスはルイズが十七歳だということにびっくりし
――生憎と、彼の近くにいた妹は確りとした体型だったし、ルル・キャンベルという旅の仲間の少女は十一歳でタバサか、それ以上はあったためだが――
キュルケはレクスのようなしっかりとした体と、燃えるようなまっすぐな瞳が十七歳で得られるものか、とびっくりした。
余談ではあるのだが、かなり年下に見られていたルイズは、持っていた杖でレクスの後頭部を思い切り殴り飛ばしたため
結果としてレクスの腰はほとんど破壊されずに済んだ。
気絶していたから。

529 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 01:00:54 ID:6gluDsEo
しえん


530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 01:01:10 ID:7ddzdjTY
ターミネーターの人乙です。
続き待ってます

531 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第八話:2007/08/13(月) 01:02:14 ID:zktKM8ja
一向が森に入り、開けた場所に出ると、中心あたりに廃屋があった。
ロングビルによると、あれがフーケの居所なのだとか。
五人はここで悩む。
一体どう行動すべきか、と。
召喚獣を呼んで突撃してもいいが、余り強力なものだと破壊の杖なども一緒に吹き飛ばしてしまうかもしれない。
それに、召喚獣を呼び出せば大なり小なり音が発生する。
呼び出した途端に唸り声を上げるものもいるかもしれない。
召喚獣は呼び出せないと判断したルイズとレクスだったが、ではどうするか、と悩んでいると
タバサが、偵察作戦を提案してきた。
作戦自体はきっちりしたもので、ルイズ達はシュヴァリエの称号は伊達ではないのだな、と感心したものだった。
誰が偵察に行くか、という相談にはレクスが志願した。
少なくとも、魔法は使えないが、接近戦では一日の長がある。
土ゴーレムを使わせない算段ならば、剣を使える自分がいいだろう、という説明だった。
デルフリンガーも場所をわきまえているのか、大きな声では喋らなかったが

「任せとけ相棒、もし襲い掛かってきても俺様がたたっきってやっから」

などと頼もしい言葉を吐いてくれた。
ルイズやキュルケ、タバサはそれに懐疑的な目だったが、レクスにしてみれば、ここで勇気付けられる言葉を
吐ける、というのは相当に頼もしい。
レクスは早足で小屋まで近づき、そっと窓から小屋の中を覗く。
一部屋しかないのだろう小屋は、窓から覗くだけで全貌が見えた。
タバサが危惧していた

『床に穴があけられていたら、そこからゴーレムを作り出されてしまう。
すぐ逃げること』

という状態は杞憂だったようで、中にも人の気配はなかった。
レクスが合図を出し、四人を呼ぶ。
最初は恐る恐る近づいてきた四人だが、窓から中を覗くと何もないことに安心したのか、少し拍子抜けした様子だった。
とはいえ、中に何があるのかはわからない。
一人が見張り、一人があたりの偵察、そして三人が中の捜索、と割り振ると
ルイズが見張りを、ロングビルが偵察を。そして実力的に高いであろう残りの三人が中に入ることになった。
ルイズは少し不満そうだったが、こればかりは仕方ない。
むしろ、ロングビルが偵察を買って出たのが不思議だった。
中に人がいないとなれば、外にいる。
だとすれば偵察は危険性が高まってしまうのだ。
ロングビルは名をなくした貴族だと言っていたが、杖を持っている様子はなかったし、大丈夫なのだろうかとルイズは不安だった。

さて、レクス達の様子を見てみれば、恐る恐る中に入るものの
中には罠もなく、適度に人が歩いた埃があるだけ。
椅子すら使われないのか、蜘蛛の巣が張っていた。
タバサが怪しい、と呟くが――その他は何事もなく、調査を続行した。
そして、キュルケがチェストを開くと

「……何よ、これ」

そこには破壊の杖と、大きな書物が一冊、細々とした宝が詰め込まれていたのだった。
人のいないアジトに、罠のないアジト、無造作にチェストに詰め込まれた宝の数々。
一体フーケは何を考えているのやら。
レクスもその中身をみてびっくりしたのだが
とりあえずチェストごと運ぼうと、扉を開けて外に出ようとした時――

「きゃぁあああああ!」

ルイズの悲鳴が響いた。
驚いてチェストをその場に置き、外に飛び出る三人。
するとそこには――

「……ゴーレム!」

532 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第八話:2007/08/13(月) 01:03:54 ID:zktKM8ja
先日学院を襲った土ゴーレムが居たのだ。
ルイズがレクスの元に駆け寄る。
タバサが杖を振り、呪文を唱え、竜巻を起こす。
だが悲しいかな、ゴーレムはぴくりとも動かない。
ならば、とキュルケが胸から杖を取り出し、杖から炎を伸ばし、包むが――ゴーレムはそれを意にも介さず、大きな一歩をこちらに踏み出してきた。

「だから無理だってば!」

既に先日の一件でトライアングルクラスの攻撃では通用しないことはわかっていた。
しかし、ここにはそれを撃退した人物がいる。

「レクス、ターシェルを!」
「駄目だ」

しかし、キュルケとルイズの案は却下された。
キュルケは訳がわからず、ルイズにいたっては何を呆けた事を、と怒っている。
しかしレクスは悔しそうに歯噛みし

「召喚獣もヘルプカードも、一度呼び出して帰したら少し時間がたたないと呼び出せないんだ。
召喚獣が殺されればそれはもっと長くなるし、貝獣仙人の呪文は、一度使えば暫く充填が必要なんだ!」

つまり、ターシェルを巨大化出来ない、という事。
これでは幾らターシェルを呼び出しても、勝ち目はない。
召喚獣にすれば80P以上はあるだろうゴーレム。
更に恐ろしいのは、再生能力を有しているという事だ。

「な、ならレッドドラゴンは!?」
「そうよ、あのドラゴンなら倒せるんじゃないの!?」
「無理、周りは、森」

今度はタバサが二人の案を却下する。
レクスもそれに頷く。
レッドドラゴンを呼び出せば確かに倒せるだろう。
しかし同時に、あたりの森まで燃やしてしまうに違いない。
中庭ほどの広さがあるとはいえ、レッドドラゴンの大きさも、恐らくはそこから吐かれる炎の巨大さも
森にまで届くだろう。
もし、ここで森を燃やしてしまえば、幾らゴーレムを倒したとしても自分たちが閉じ込められてしまう。

「な、何か、ないの?」
「ドラゴンは、あるにはあるんだけど……」

レクスの持つカードに、ドラゴンはレッドドラゴンだけではない。
しかし、レッドドラゴンが一番相性が良いドラゴンである事には違いない。
だが、この状況下で一体どの召喚獣を使えば――?

「やい、相棒!
破壊の杖はどしたい!」

と、デルフリンガーが口を挟む。
あ、とキュルケが口元を抑える。
名前がそもそも破壊の杖、なるようなマジックアイテムなのだ。
あれなら召喚獣に頼らずとも倒せるかもしれない。
キュルケとタバサが頷き、レクスに目配せする。
ルイズはその意味が一瞬わからなかったが、駆け出した二人を見て、そういう事かと納得する。
時間稼ぎをしてくれ、という事だ。
レクスがデルフリンガーを手に取る。
と、左手のルーンが光りだし、少しだけレクスの髪が赤くなる。

533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 01:05:09 ID:6gluDsEo
支援!

534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 01:05:38 ID:7ddzdjTY
支援

535 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第八話:2007/08/13(月) 01:05:54 ID:zktKM8ja
「おでれーた!
なんだ、こりゃ。相棒!
余計なもんがひっついてねーか!?」

デルフリンガーが驚く。
レクスは恐らく、右腕の模様の事を言っているのだろうと思った。

「勇者の証さ」

格好をつけて、レクスが呟く。
デルフリンガーを両手で持ち、カードに集中する。
――だが、ドラゴンの影が見えない。
いや、それだけではない。高パワーを持つ召喚獣の姿が見えないのだ。
恐らくは魔法力の差だろう。
ならば、と。
あの巨大な相手を少しでも足止めできる相手。
――ぐ、と歯噛みする。
居るには居る。だが、その影が見えてこない。
しかし、そうも言っていられない。
ゴーレムの拳が唸りを上げ、レクスに襲い掛かる。
早い。デルフリンガーを前面に出し、それを受け止めようとするレクスだが、土ゴーレムのパンチは
青銅のワルキューレとは比べ物にならないほど威力が大きかった。

「だぁぁぁ!?
いでぇ、いでぇよ相棒!? 無茶すんなコラ!」

デルフリンガーが抗議の声を上げる。
だがレクスにしてみれば、今のゴーレムの攻撃で壊れなかったデルフリンガーに賞賛の声を上げたいくらいだ。
しかし、吹っ飛んだ衝撃で足は傷だらけであり、腕はしびれている。
けほ、と土煙にむせると、レクスはふ、と思いついた。
確率としては三分の一。
そもそも、これがあのゴーレムに効くかどうかはわからないが、やってみる価値はあるだろう。
時間稼ぎというのなら、十分だ。
レクスはデルフリンガーを構え、先端にカードを浮かべる。

「お、おお!?
な、なんだこいつぁ! 精神力じゃねーぞ!?」
「パワーブロッカー、召喚!」

カードから顔を帽子と口布で隠した女性が現れる。
お任せあれ、と出てきた女性は、右掌を大きく広げる。
――と、そこには目玉があった。

『パワーブロック!』

途端、ゴーレムの動きが鈍くなる。
鈍くなるだけで、完全に動きが止まった訳ではないのだが――しかし、十分だった。
元々は召喚獣のパワーが奇数二桁の時のみ、ガードする召喚獣。
だが、この世界でゴーレムという擬似生命体相手に通用するかどうかが怪しかったのだ。
結果としては半々。
ガードしきれないが、動きを鈍らせる程度は出来る、というものだった。
そこへキュルケが破壊の杖を、タバサがチェストの中身をごっそりと抱えて持って走ってきた。
だが困った様子をしている。
どうしたのか、とルイズが問いかけると

「使い方がわからないのよ!」

536 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第八話:2007/08/13(月) 01:08:26 ID:zktKM8ja
愕然とする。
タバサもキュルケも、成績は優秀だ。
特にタバサは何時も本を読んでおり、知識量も素晴らしいという事が簡単に想像できる。
それがわからない、となるとどうすれば良いのか。
タバサも他の道具が発動のキーだったのではないか、と持ってきたのだが何も反応しないという。
レクスも破壊の杖をじっくりとみたが、それが何か全くわからない。
筒のようにも思えるが、杖とされているからには杖なのだろう。
この世界の魔法だとするなら、レクスこそ全く手が出せないのだ。

「振ってみたの!?」
「振ったわよ! でも全く反応がないの!」

キュルケがブンブンとゴーレムに向かって振る。
ゴーレムは動きこそ鈍っているが、既に足を大きく上げており、あとは踏み潰すだけという体勢だ。
パワーブロッカーが必死に抑えているが、よく見れば汗が浮かんでいる。
本来、召喚獣でもない相手を無理やり押さえ込んでいるのだ。
当然といえば当然だが、ルイズ達にとっては致命的だった。

「貸しなさい!」

ルイズがキュルケから破壊の杖を奪い取る。
キュルケと同じようにブンブンと振るが、何も起こらない。
タバサもそうだったのだろう、焦ったように頷いている。

「このっ、このっ、この!」

ルイズが半ば意地で振り続ける。
角度を変え、持ち方を変え、呪詛を吐きながら振り続ける。
パワーブロッカーの腕がプルプルと震え始め、ゴーレムの動きが目に見えて早くなって来た。
タバサが急いでシルフィードという名のウィンドドラゴンを呼び寄せる。
キュルケとタバサがシルフィードの背中に乗り、レクスとルイズを急かす。
だが、レクスはパワーブロッカーを制御しているし、ルイズも意固地になって杖を振り続けている。

「ルイズ!」
「なんでなのよ、なんで何も起こらないのよ!」

ルイズが怒りの余り、涙を浮かべながらゴーレムと破壊の杖を睨む。
だが、時は残酷だった。

『く、ぁ』

パワーブロッカーのカードが裏返ったのだ。
元々ガード出来る対象が居なければすぐさまゾーンに戻ってしまう召喚獣である。
むしろここまでゴーレムを押さえつけたことに驚嘆すべきだろう。
しかし、今この場所ではその活躍も、驚嘆も罵倒にしかならない。
ルイズが死を覚悟し、破壊の杖を握り締めた。
すると――

キュボゥン

少し間の抜けた音がした。
だが、次の瞬間――

――ド、ゥゥゥゥゥ……ン

537 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 01:08:45 ID:6gluDsEo
しーえーん

538 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 01:09:07 ID:9LQeDgw4
支援

539 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第八話:2007/08/13(月) 01:10:18 ID:zktKM8ja
異常な光と爆音、そして熱風が四人に襲い掛かった。
これが破壊の杖の威力か。
ゴーレムの胴体を一撃で吹き飛ばす爆発が、破壊の杖から飛び出した。
ルイズが呆然とする。
既にゴーレムの足はレクスの頭上、三十センチまで来ていたのだ。
だがそこからゴーレムはピクリとも動かず、以前のようにサラサラと砂となっていく。
レクスは自分が助かった事を実感し、ルイズは破壊の杖から出た爆発を今更になって驚く。
キュルケも口を手に当て、破壊の杖と、消えていくゴーレムに驚き、タバサだけがあたりをキョロキョロと見回していた。
ゴーレムが現れた、という事は術者が近くに居る、という事。
逃げ出した前回とは違い、今回は現れてすぐだ。
ならばフーケが近くに居るに違いない。
その事に気付いたキュルケやレクスもあたりを見回す、と。

「皆さん、大丈夫ですか!」

ロングビルが息を切らせ、走ってきた。
その姿にほっとする一同。
恐らくは破壊の杖の爆発で急いで戻ってきたのだろう。
――ふ、と。
タバサはその事が気になった。
だが、今は怪しいものを調べるのが先決、と砂の小山を調べる事にした。
ロングビルがルイズをなだめている。
先ほどの威力に驚いているのと、抱きしめた途端に出た爆発の恐怖があるのだろう。
一歩間違えば自分の体が吹き飛んでいたのだから仕方ない。
ゆっくりとロングビルは破壊の杖をルイズから引き抜き、背中をぽん、ぽんと赤子をあやすように撫でた。
だが――

「げふっ」

ルイズの腹に、ロングビルの膝蹴りがめり込む。
小柄なルイズはそれだけで吹き飛び、地面を転がってむせた。

「何をするんだ!」

レクスがデルフリンガーを構えなおす。
だがロングビルはそれに答えず、ゆっくりとメガネをとった。
優しい眼は猛禽類のような眼に変わり、ルイズをなだめるために抜き取った破壊の杖を、レクス達に向ける。
ルイズは思わず距離を取り、しまったと気付いたときには、ロングビルも更に後ろに下がりつつあった。

「ふ、ふふふ。
ご苦労様。破壊の杖は凄いわね。一撃で私のゴーレムを粉砕しちゃったじゃない」
「私の……って、まさか!」
「そう、ミス・ロングビルの正体は私。『土くれ』のフーケ」

540 :ほしをみるひと:2007/08/13(月) 01:11:15 ID:1Qmmg0IX
支援しつつ予約。

541 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第八話:2007/08/13(月) 01:12:37 ID:zktKM8ja
クスクスと笑うロングビルことフーケ。
タバサが杖を振ろうとしたが――ぴったりと杖がこちらに向けられているのを見て、止まる。

「お利口ね、タバサちゃん。
動かないで。杖は貴方達をぴったりと狙っているわ」

ルイズ達が歯噛みしながら杖を捨てる。
メイジは通常、これだけで魔法が使えなくなる。

「そう……レクスといったかしら。
貴方は剣を捨てなさい。あんな化け物、呼び出されたら洒落にならないわ」

く、とレクスもデルフリンガーを地面に刺す。
相棒! とデルフリンガーが喚くが、仕方ない。
フーケが高笑いをして

「あの宝物庫、いやに守りが堅くてね。
本当はゴーレムで殴り飛ばすつもりが、鍵を盗むまでに時間がかかったわ。
火事を起こしてオスマンが鍵を取るまで見張ったりしてね」

フーケが悠々と語りだす。
余裕の表れなのだろう。
だが、こうなってしまっては仕方ない。
フーケが破壊の杖を発動させるだけで、ルイズ達の末路はゴーレムと同じなのだ。

「ふふ、経費も余分にかかったから駄賃代わりに色々と盗んだわ。
けど駄目ね。碌なものがありゃしない」

変な手甲に、古ぼけた書物。
重いけれど価値あればいいわね、とぼやく。

「でもいいわ。これだけの威力がある破壊の杖一本でお釣りが来る。
使い方がわからなかったけれど、ありがとうね」

クスリ、とフーケが笑う。
ルイズが悔しそうに睨む。
目にはうっすらと涙が浮かんでいる。
キュルケも悔しそうに唇をかんでいるし、タバサも動きたくても動けないというジレンマが体を震わせている。

「でも、お話もここまで。
私の正体を知っちゃったんだし、永遠に、さよなら、ね」

542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 01:13:20 ID:6gluDsEo
しえん?

543 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 01:13:49 ID:7ddzdjTY
支援

544 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ第八話:2007/08/13(月) 01:14:28 ID:zktKM8ja
レクス以外の全員が目を瞑る。
レクスは最後までフーケを睨み――
カチリ、と。
フーケが引き金を引いた。
――あたりを静寂が支配する。
何も起こらなかったのだ。
慌てたフーケは何度も何度も引き金を引くが、何も起こらない。
目を瞑っていた三人が、恐る恐る目を見開き――レクスはタバサの持ってきた宝の中から、見覚えのあった一つを手に装着した。
フーケが破壊の杖を捨て、杖を引き抜く。
だが遅い。
レクスは小手を左腕に装着し――

「……まさか使う事になるなんて、なぁ」

自分の頬を、思い切り殴り飛ばした。

「ぶげふ」

フーケが吹き飛ぶ。
レクスが本気で自分を吹き飛ばしたのと同じ痛みが、フーケに襲い掛かった。

「へ?」

ルイズが訳がわからないといった様子で、レクスを見る。
レクスは思い切り腫れた自分の頬をさすりながら

「これ……前の世界でも見た奴で、さ。
この小手で自分を思い切り殴ると、相手にも同じ痛みが行く、って奴なんだよ」

剣で行くには少し遠かったし、とレクスが呟く。
数々の戦いを勝ち抜き、ワルキューレのリンチをも骨折なしで乗り切ったレクスである。
そのレクスが本気で自分の頬を殴り飛ばせば、レクスには耐え切れる痛みであっても、フーケには耐え切れるものではないだろう。

「でも……破壊の杖が不発でよかったわ」
「……ああ、あれが発動していたらどうしようもなかった」

レクスは力が足りない、と痛感する。
この世界で、召喚術なしで戦える相手は、本当に少ないのだ、と。
――レクス達は知らない。
破壊の杖、と呼ばれるモノがM72ロケットランチャーと呼ばれるものである、などと。
しかし、レクスはこの時疑問に思うべきだったのだろう。
何故、かつてシェルドラドでみた小手があるのか、ということを。
疑問に、思うべきだったのだ――

545 :MOZ―ザ・ミラクル・オブ・ザ・ゼロ:2007/08/13(月) 01:16:12 ID:zktKM8ja
以上、第八話でした。
破壊の杖の正体に悩みましたが、結局元のまま、ということで。

後GTAの人、乙です。
あれも大概何でも乗りこなしたりしますよね。

546 :S−02 星の使い魔:2007/08/13(月) 01:25:12 ID:1Qmmg0IX
>ミラクルの人
乙!
えっと、私も落としていいのかしらん。

547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 01:25:37 ID:d4lDspgE
いいんじゃない?

548 :S−02 星の使い魔:2007/08/13(月) 01:26:37 ID:1Qmmg0IX
「朝だよ、ルイズ」
 肩を掴んで前後にゆさゆさと揺らす。

「ん〜、あと5分だけ……」
 起きない。




「ルイズ、起きろってば」
 ほっぺをペシペシと叩く。

「ん〜、姉様、ごめんなさぁい……」
 起きない。




「よっ、と」
 問答無用で毛布を剥ぎ取る。

「ん〜、ちい姉さま、あと10分……」
 起きない。



「……」


「しぇぁッ!」
 ゴスッ
「ごふぁッ!」

 肘が鳩尾に突き刺さり、ルイズはようやく目を覚ました。


「あ、あんたねえ……もう少し紳士的に起こしなさいよ……」
「だったら淑女らしくシャンと起きろよな。
 ええっと、着替えはクローゼットの中でよかったっけ?」

 起きたルイズと起こしたクロード、双方とも機嫌はすこぶる宜しくない。
 ルイズは絵に描いたような膨れっ面だし、
 クロードはクロードで着替えを淡々とベッドに腰掛けるルイズの横に置いていくばかり。
 本日、学院周辺に雷、及び血の雨警報が出ております。
 周辺住民の皆様、特にクロード・C・ケニー君は十分にご警戒ください。
 警戒しても回避できるかどうかまでは責任持てませんが。

「……」
「……」
「……何だよ」
「……着せて」
「……は? って、ちょっと待て! それは幾らなんでも無いだろ!?」

549 :S−02 星の使い魔:2007/08/13(月) 01:28:47 ID:1Qmmg0IX
 一瞬の空白を置いたのち、全力で抗議するクロードであったが、
 曰く、貴族たるもの下僕がいる場合は自分で着替えたりはしないということ。
 昨日の様子から『平民』であるクロードに対して、羞恥心など持ち合わせていないらしいこと。
 そして、トドメに飯抜きを条件に出されては従うしかなかった。

 その後の数分間、クロードは地獄だったのか天国だったのか、極めて判別しづらい時間を過ごすことになる。
 一つだけ言うなら、この着替え中ずっとクロードはルイズと目を合わせられなかった。

「ご苦労様、意外と手際がいいのね。
 褒めてあげるわ、光栄に思いなさい」
「そりゃどうも……」

 怪我人相手の看護訓練が役立ったとは流石に言えないクロードであった。
 朝っぱらから理性と本能のせめぎ合いに神経をすり減らしたクロードを尻目に、
 ルイズはさっさと部屋の扉を開けて出て行こうとする。



「あら、おはようルイズ」
 眉間に皺発生。

「おはよう、キュルケ」
「あなたの使い魔って、もしかして……」
 こめかみに青筋発生。

「そうよ。何か文句あんの?」
「あっははは! 何かの間違いとも思ったけど、
 ホントに平民を召喚するなんて、流石『ゼロのルイズ』は一味違うわね!」
 デコにも青筋発生。

「うっさい! で、何の用なわけ?」
「いえね、大したことじゃないんだけど。
 私のフレイムにあんたの使い魔を紹介してあげようと思って」
 デコの青筋追加。

 どう見ても遊んでます。本当にありがとうございました。
 ってか、これ以上はマジで勘弁してください。とばっちり喰うのはこっちですから。

 どうやらルイズのクラスメートらしい女子は、にやにや笑いながら火蜥蜴─────サラマンダーの頭を撫でている。
 その肌は健康的な褐色、燃えるような赤い瞳は、片方がこれまた赤い髪に隠されている。
 生来の気性なのか、それともルイズへのあてこすりだろうか、
 ブラウスの第一、第二ボタンは外され、ただでさえグラマラスな肢体がさらに強調されている。

 とびきり刺激的だったアノ着替えの直後にこれは拷問に近い。
 膝をついて半ば無理矢理に視線をサラマンダーへと固め、煩悩を必死に押さえ込む。

「あら、そっちの使い魔さんはやっぱり使い魔の方に興味があるのかしら?」
「う、うん。地球……僕の故郷には、こんな生物はいなかったからね」

 ちょびっと声が上ずっている。
 実はどこぞの惑星の生物図鑑で似たような代物を見たことはあるんですが、
 とりあえず今はそういうことにしておいてください。
 正直言って目の遣り場はここしかありません。

「……さっさと行くわよ。朝食に遅れちゃうじゃない」

 いつもの7割増しで不機嫌オーラを絶賛放出中のルイズがフンと鼻を鳴らす。
 それすらも今のクロードにしてみれば、この空間から解放されるという一点だけで福音に等しい。
 フレイムの頬をポンポンと掌で叩き、出来る限りキュルケに視線を向けないように立ち上がる。
 キュルケもルイズをおちょくるのに飽きたのか、じゃあね、と投げキッスを一つ残して悠々と去っていった。

550 :S−02 星の使い魔:2007/08/13(月) 01:33:11 ID:1Qmmg0IX
 思わぬ第2ラウンドに想像以上に精神力を消耗し、溜息を吐くクロード。
 それを聞きとがめたルイズがギン! と、凶悪な視線を向ける。
 ある意味、すこぶる全力全開絶好調である。

(あ〜、この様子だと朝食には期待しない方がいいかもな……)

 ドシンドシン、とでも足音を鳴らしそうな勢いで大股で歩いてゆく主の背を見て、クロードは漠然とそんなことを考えていた。


 果たして、その後の朝食はいかにも貴族らしい豪勢なラインナップ──────の横で、パン一つと塩味のスープポッキリ。
 流石にこれではこの後がキツいので、憂さ晴らしも兼ねて食べ残しを少々くすねておいた。
 どうせ貴族の残飯など行き先は一つ、バレさえしなければ文句を言われる筋合いも無いだろう。
 いざとなれば待遇の改善を訴えれば良い。バレるようなヘマをやらかしたつもりもないが。
 明日以降に彼女のご機嫌が上方修正されていることを祈ろう。
 なお、周りの目を盗んで拝借したおかずは、どこか懐かしい味がした。色々な意味で。






 さて、朝食を済ませた学生のすることと言えば決まっている。

 二人が教室の扉をくぐると、あからさまに煽り、野次が飛んでくる。
 クロードが召喚されたときに感じたそれと同質のものだ。
 今回は言語が通じるものの、クロードは我関せずとノイズ扱いで完全無視を決め込んでいる。
 長年の経験に基づく自衛策というやつだ。
 一方のルイズはと言うと、クロードとは対照的にわざわざ律儀に怒鳴り返している。
 おまけに頭に血が上っているのか、顔が紅潮している始末。

(……一々反応して、疲れないのかな)

 クロードはぼんやりと思う。
 良くも悪くも、クロードはこの手の煽り、誹りに免疫が付いている。
 付きすぎている、と言うべきかもしれない。

 彼女のように中途半端にムキになるのは下の下の悪手。
 ムキになるだけで火の粉が飛んでこないと解っていれば、相手は必ず図に乗る。
 こういう輩に対して有効なのは、最初から相手にしないか、有無を言わさぬ実力行使のどちらかだ。
 もっとも、それを口に出して十倍返しにされるも癪なので黙っているが。

 やがて教師が教室に到着し、教室は静謐な学びの空間の体を為す。

「おはようございます。春の使い魔召喚は、大成功のようですわね。
 このシュヴルーズ、こうやって春の新学期に、
 皆さんの使い魔達を見るのがとても楽しみなのですよ」

 教師の言葉に反応し、クラスメートの意識が再びルイズに向けられる。
 クスクスと笑い声を噛み殺しきれていない(あるいは殺す気がない?)者も少なくない。
 ギリ、とルイズは奥歯を噛み締めるが、クロードは何処吹く風といった様子。
 だが、その後すぐにミセス・シュヴルーズが統制を取ったので、それ以上のことは特に起こらなかった。
 そう、この時点では起こらなかったのだが─────

「では、まずは基礎のおさらいです。
 ええと、そこのあなた?」
「え?」

 ぎょっとした様子で自分を指差すクロード。
 教師は、確かにクロードを指名していた。

551 :S−02 星の使い魔:2007/08/13(月) 01:36:41 ID:1Qmmg0IX
「……まさか、僕ですか!?」
「ええ、そうよ。そこの少し変わった格好をした貴方。
 特に連絡は聞いていないのだけれど、留学生かしら?
 席も用意できなくてごめんなさいね。お名前は?」
「え、えっと、クロード・C・ケニーです」
「クロード……うん、良い名前です。では、魔法の四大系統を答えていただきましょう」

 穏やかにクロードに微笑みかけるミセス・シュヴルーズ。

 これはまずい。嫌な汗が背中を流れ落ちる。
 この教師、悪意が無いだけ余計にタチが悪い。
 クロードが使い魔であることを知らないのか、或いは馬鹿げた与太話として頭から信じていないのか。
 周りの生徒たちは好奇心からニヤニヤとこちらの様子を伺っている。

 ルイズにも視線を向けるが、あからさまに無視された。
 憂さ晴らしに恥の一つでもかかせようと言うのか、口元は意地悪そうに笑っている。
 その後に自分に飛び火する可能性にまでは頭が回っていないらしい。

(勘弁してよ……)

 クロードは天を仰いだ。
 ええい、こうなりゃヤケクソだ。

「ええっと、『火』『水』『風』『土』……の、4つですか?」

 最もポピュラーな組み合わせを適当に答える。
 教室からどよめきが起こり、ミセス・シュヴルーズは微笑んでみせる。
 どうやら正解だったようだ。今日はツイているかもしれない。

「その通り。以上の4つに、失われた『虚無』を合わせ、魔法には5つの系統が存在しています。」

 はぁ、と大きく息を吐き、脱力して座り込む─────やいなや、ルイズに襟を掴まれ引っ張られた。
 額がくっつきそうな勢いで詰め寄られ、クロードはどぎまぎする。

「あんた、何で知ってんのよ」
「ま、マグレだよ、マグレ」

 嘘付けこの野郎。
 眉間の皺にそう書いてあるのを見てとって、クロードの額にたら〜りと汗が流れる。
 さっきはツイてるとか思ったが、すまん。ありゃウソだった。


「あんたが知ってること、全部教えなさい」
「え、えっと、あのさ、ルイズ」
「教えなさい」
「その、授業はちゃんと聞いたほうが」
「教えなさい」
「いや、だから」
「教えなさい」
「先生が」
「教えなさい」
「その」
「 い い か ら 教 え な さ い 」





552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 01:38:35 ID:nBe5RPKL
スターオーシャン懐かしいなぁ。支援

553 :S−02 星の使い魔:2007/08/13(月) 01:39:48 ID:1Qmmg0IX

「実は、『火』『水』『土』『風』の4系統が世界の基本的な要素を構成するというのは
 地球でも古くからあった概念だったんだ。
 他の……いや、色々な地方で似たような概念はあったらしくてね。
 それでここもそうなのかな、と思って適当に言ったら、運良く当たっちゃったってわけ」

 結局、ルイズに押し切られる形でクロードは己の知る限りの知識を披露するハメになる。
 飯抜きを条件に出されては、流石に抗いようが無かった。人、それを問答無用と言う。
 これもある意味で命に関わる事態だから、情状酌量の余地はあるだろう、クロード君。
 最初はこの程度で何とか茶を濁すつもりだったのだが。

「……」
「……」
「……で、続きは?」
「……はぁ。ただ、この分類も場所によってまちまちでね。
 『木』『火』『土』『金』『水』の五行っていう分け方もある」
「『木』に『金』? ふーん、『地』の細分化かしらね」
「多分、それに近い感覚だったんじゃないかな。
 これはこれで五行相活、五行相克とか色々面白いんだけどね。
 それはさておき、現行の分類はどちらかと言うと前者の4系統が主流になってる。
 これを拡張する形で、今のおおまかな分類が出来上がっているんだ。
 もっとも、この分野の研究は始まったばかりだから、この先増減する可能性もあるけどね」
「ふんふん、なるほど。それで、その分類ってどうなってるの?」
「ええっと、それは……」

 先ほどまでの不機嫌オーラは何処へやら、目を爛々と輝かせてクロードの話に聞き入るルイズ。

 もともとルイズは魔法の実技以外の成績、すなわち歴史や概念等については優秀な部類に入る。
 自身の抱える問題の原因を調べるためにも、その手の学習にはかなり力を入れているのだ。
 しかし、どんなに探しても、求めても、魔法が失敗し続ける原因の手がかりは未だ得られていない。
 本学院では実技、実践に重きを置いていることも、ルイズにとって不幸だったかもしれない。

 そんなところに現れたのが、異邦人たるクロード。
 全く別の世界、別の角度からもたらされる未知の知識、解釈。
 彼の話から、自分の抱える問題点が見つけられるかもしれない。
 ルイズにとってクロードはまさに、地獄にもたらされた蜘蛛の糸となったのだ。

 一方のクロードも、目を輝かせる主に困惑しつつも、悪い気はしていなかった。
 彼女は、これまで自分が学んできた知識に興味を持っている。求めてくれている。
 何より、生徒のモチベーションは講師にも伝染する。

 彼女は、僕の話を元にどのような考えを得るのだろう。
 新たな知識から、どんな理論を生み出すのだろう。
 どんな魔法が生み出すのだろう。

 彼の身に半分流れる学者の血のなせる業なのだろうか。
 ルイズの情熱が、未開惑星保護条約というリスクを並べたクロードの天秤を振り切った。
 腹を括ったのか、小さく一つ息を吐くと、矢でも鉄砲でも持って来いという様子でクロードは話を続ける。



 ……でも、それ以前に何か忘れてやしませんか、二人とも?




554 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 01:39:49 ID:Mrex0NN5
四円

555 :S−02 星の使い魔:2007/08/13(月) 01:42:42 ID:1Qmmg0IX
「紋章術の属性についてだけど、さっき言った『火』『水』『風』『土』。
 加えて『雷』『負』『光』『闇』『星』『無』で、今のところはこの10種類に分けられてる。
 ただ、最後の『無』が、ここで言われている『虚無』と同一かまでは解らないな。
 現状では『他の属性に分類できないエネルギー』と定義されているらしいから」
「ふうん、だったら多分それは違うわね。
 『虚無』は全ての根源といわれる力だもの」
「いや、そうとも言い切れないな。
 相対性理論……えっと、この世界を構成しているものは全てエネルギーである、っていう理論があってね。
 それを下敷きにすれば、僕らの言う『無』=ここで言われてる『虚無』という考えも矛盾しないと思う。
 まあ、まだまだ研究中の分野だから何とも言えないけどね」


「……」
 お〜い、先生がこっち見てますよ。


「ただ、この分類からさらにはみ出しているものもあってね。
 治療呪紋、法術なんかがいい例だ」
「え? 何言ってるのよ、治療は『水』に決まってるじゃない」
「ああ、ここでは『水』なんだ……
 実は、治療呪紋は地方によって分類がてんでバラバラなんだよ。
 ここと同じ『水』はもちろん、『土』や『風』に『光』、『火』や『雷』まである。
 ひどいのになると、全く別の独立した系統の呪紋として扱われているケースまであるくらいさ」
「何それ、全然ワケわかんない!」
「今の研究では、これら治療呪紋は他の呪紋と一切干渉を起こさないことが確認されてる。
 そして、傷の治療や病気の治療、肉体疲労の回復に精神のリラクセーション……
 治療の内容によって各属性、呪紋によって向き不向きがあることも知られてるかな。
 何しろ学問としても新しい分野だから、まだまだわからないことだらけなんだ」
「ふーん……魔法が最先端の学問だなんて、何だか実感湧かないわね。
 私たちにとっては、この場にあるのが当然なんだもの」
「正確には魔法じゃないんだけどね。限りなく近いとは思うけど」


「「「「「………………」」」」」
 もしも〜し、クラスメートの皆さんも注目してますよ。


「それより、僕が気になるのはコモン・マジックって言われてる方だな。
 『レビテーション』に『フライ』……物理法則も何もあったもんじゃない」
「ブツリホーソク? ……よくわかんないけど、あのくらい、初歩も初歩よ」
「それだよ、それが一番わからない。
『飛ぶ』『浮かぶ』ってのは、僕たちの知る世界では物凄く難しいことなんだ。
 考えてもみて。君は魔法を使わずに、僕を持ち上げたり、投げたり出来る?」
「そんなの、無理に決まってるじゃない」
「だろ。でも、それを魔法を介することで、持ち上げることも投げることも出来ない僕を、
 飛ばしたり、浮かべたりすることが出来る。
 『火』『水』『土』『風』、何の力も使っていないのに、だ」
「確かにそうね。コモン・マジックに系統は関係ないもの」



「ミス・ヴァリエール!! それにクロード・C・ケニー!!」
「「は、はひぃ!?」」

 不意に落とされた雷にビクリと反応し、ひっくり返った奇声を伴い直立不動に立ち上がるルイズとクロード。

 ミセス・シュヴルーズがごっつええ笑顔をこちらに向けていた。
 ついでに、幾多のクラスメートたちもごっつええ笑顔をこちらに向けていた。

556 :S−02 星の使い魔:2007/08/13(月) 01:45:09 ID:1Qmmg0IX
「コホン……仲がよろしいのはたいへん結構ですけれど、今は授業中です。
 異性交遊は節度を守っておやりなさいね、ミス・ヴァリエール」
「そ、そんなんじゃありませんッ!」

 思わず机をバンッ! と叩いて怒鳴るルイズ。
 先ほどの話に加え、他の生徒たちの前で注意を受けて興奮しているのか、顔が赤い。

 駄目だこりゃ。これじゃ誤解してくれって言ってるようなものじゃないか。
 こめかみを押さえるクロード。
 まあ、原因の半分は自分にもあるのだが。

 果たして、教室中からはクスクスと含み笑いが聞こえてくる。
 これはクラスの噂のネタには当分困らないだろう。
 メディック、今日はやさしさを多めにブレンドしておいてくれ。

「ではミス・ヴァリエール、あなたには先ほどの授業の内容……錬金を実演していただきましょうか」

 一瞬で、教室から笑いの潮が引く。
 さらに教室内が突然ざわつき始め、周りを見ればクラスメートたちはやたらとそわそわしている。 

(……出来るの?)
(……出来るわよ!)
 ただならぬ気配にクロードがそっと耳打ちし、ルイズは強い調子で切り返す。

 ……嫌な予感。


「ミセス・シュヴルーズ、危険です。止めるべきです」
「あんたは黙ってなさい、キュルケ!」
 口を挟んだキュルケを怒鳴り、有無を言わせず魔法を使う体勢に入ろうとするルイズ。

 ……ごっつい嫌な予感。


「大変だー! ヴァリエールが魔法を使うぞおー!」
「ゼロ警報発令〜! ゼロ警報発令〜!」
「総員対ショック、対閃光防御!」
「使い魔たちは、至急非難を!」
 クラスメートたちはいよいよ一様にあたふたと騒ぎ始める。

 ……ものごっつい嫌な予感。






 この後の展開については、あえて詳しく語るまい。
 あえて一つだけ挙げるならば、クロードの予感は物の見事に的中し、授業は不成立となった、とだけ述べておく。






「……でも、爆発は予想外だったなぁ」
「うるさい! うるさい! うるさい!」

557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 01:46:24 ID:nBe5RPKL
クロード君饒舌だなぁw支援支援

558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 01:48:02 ID:cjPwsE78
因みに、ネーデ人は遺伝子が最も紋章術の行使に適しているために紋章を身体に刻まなくても紋章術を使え、他の種族には使えない回復呪文も使えます。
でもローク人も地球人も平然と使う辺り凄いよね保守。

ってかネーデ人は似非エルフ耳

559 :ほしをみるひと:2007/08/13(月) 01:48:05 ID:1Qmmg0IX
いじょ、投下完了。
盆には兄貴の運転で帰省するため、執筆ペースが落ちる可能性が高し。
創作意欲を高めるため、たまたま手元にあったTOAのサウンドモード垂れ流しにだったぜフゥーハハハァ−。

560 :るいとら:2007/08/13(月) 02:22:58 ID:bfgH/wrD
乙ですー。予約はないはずなので、続けて投下しますね

561 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:23:38 ID:K2XVrxPe
>>558
似非言うなよw

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:27:59 ID:itC+a7Mx
クロードとルイズ空気嫁wwwwwwwww

563 :るいずととら第三章:2007/08/13(月) 02:28:06 ID:bfgH/wrD

「なな、なによっ! ばかばかばか、とらのバカ! 変態! いい、いやらしい、いやらしいわ!」

さっきからルイズが手当たり次第に物を壁に投げつけるせいで、ルイズの部屋は竜巻が通ったあとのように惨憺たる状況となっていた。
ルイズの目は真っ赤になっている。鳶色の瞳には大粒の涙が浮かんでいた。

「……恋だったんだねえ娘っ子」
「うっさい!」

一声さけぶと、ルイズはデルフをぶん投げ壁に叩きつけた。ゴトンと床に落ちたデルフリンガーは「ぐえ」と一声呻いて、それっきり動かなくなった。
手に届く範囲のものを全て投げたルイズは、ふー……ふー……と荒い息をつきながら周りを見渡す。
……だが、そのうちにくにゃりと体から力が抜け、ルイズはベッドにへたり込んだ。嗚咽がこみ上げてくる。

シーツをぎゅっと握り締めて、ルイズは枕に顔を押し付ける。

(違うもん……恋じゃないもん……)

とらへの気持ちは、デルフの言うような『恋』ではない、とルイズは思う。

(そそ、そりゃあ、ちょっとだけ……どきっとしたりとかはあったわよ……でも、結局人間と幻獣だもの。それぐらい分かってるわ……)

ルイズにとっては、あの金色の使い魔はもっと大切なものだったのだ。
魔法が使えず『ゼロのルイズ』と呼ばれて馬鹿にされてきた自分を変えてくれたものなのだ。今ではもう、『ゼロのルイズ』と呼ぶものは一人もいない。
そのとらが、自分の手を離れることが怖いのだ。
強力な使い魔がいなくなれば、魔法の使えない自分は、再び『ゼロのルイズ』に逆戻りしてしまう……そう考えるのは、ルイズにとって何よりも苦痛だった。
……だから、あの竜に嫉妬しているのではなく――ましておっぱいが大きいからうらやましいとか、そんなことを考えているわけではないのだ、断じて。
ルイズはプライドにかけてそう自分を納得させた。

(……やっぱり、キュルケの言う通りだった。私、甘えてたのかしら……)

そう思いながらも、ルイズの涙はとめどなく溢れる。自分では気がついていない心のどこかで、やはりとらに憧れていたのだろうか。
人語を解する韻獣であり、風竜よりも速く空を飛び、スクウェア・クラスのメイジを越える炎と雷を放つ。

(その上、髪の毛で剣を自由に操り、呪文の詠唱なしで人間の姿に変化し、壁をすり抜け姿を消し……って、なにそれ。何でもありじゃない!?)

改めてとらの有能さに打ちのめされるルイズ。自分はどうだろうか……少しは成長しているだろうか……?

答えは否であった。
ルイズは机に頭を打ち付けはじめた。

そんなルイズを見かねたように、デルフリンガーが声をかける。

「おい、娘っ子……そんなに自分を責めるもんじゃないぜ……相棒の強さは並じゃねえ。そんな使い魔を召喚できたのはおまえさんぐらいだろうよ。
 だから……胸を張りな」
「デルフ……」

額を赤く染めながら、ルイズはデルフリンガーを見つめる。ルイズはそっと立ち上がると、インテリジェンス・ソードを拾い上げ、ベルトを自分の肩にまわした。

「おでれーた、何のつもりだ、娘っ子?」
「とらは使わないでしょ……せっかくだから、あたしが使ってあげる。もったいないし。いいことデルフ……」

ルイズは決意した表情で、すう、と深呼吸した。いやな予感がデルフの脳(どこかにあるとしてだが)をよぎる。


「今日からわたし、魔法剣士になるわ……!」


……まったく突然の宣言であった。
部屋に気まずい沈黙のカーテンがするすると下りる。やがて、言いにくそうにデルフリンガーが口を開いた。


564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:30:34 ID:ovDSGRPq
るいとら終わったら小ネタ投下するぜ支援

565 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:30:48 ID:N3uKqOl/
ルイズまさかの方向転換?支援

566 :るいずととら第三章:2007/08/13(月) 02:31:37 ID:bfgH/wrD

「……冗談きついぜ。おまえさんじゃ、満足に振ることもできねーよ……」
「う、うるさい! これから鍛えればなんとでもなるわよ。女剣士ならいくらでもいるじゃない! それとも、このまま埃かぶってるほうがいいってわけ!?」

どっちもどっちだなあ……、と嫌そうにぼやくデルフ。苦情には取り合わず、ルイズはごしごしと涙を拭くと、散らかした部屋の片付けを始めた。

「あらまあ……どうする?」
「どうしましょう……?」
「……どうしようもない」

ドアの外では、キュルケとタバサ、シエスタの三人が困ったように顔を見合わせていた。いや、あなたのせいでしょ、とキュルケがタバサの頭をポカと叩く。
シエスタは『お茶』を入れたティーポットにカップを持っている。タバサはキュルケに叱られ、ガリア王家の任務について白状させられた上で、ここまで引きずられてきた。
そして、ドアの前で鉢合わせしたところで、ルイズの『魔法剣士』宣言を聞いたのであった。

(ルイズ……あなたってバカね……ほんとに)

自分のアドバイスが友人をさらに迷走させていることに頭を痛めながら、キュルケはドアをコンコンとノックした。


タバサがカップをシエスタに差し出した。

「……おかわり」
「は、はい……どうぞ、ミス・タバサ」
「タバサ……あなた、それもう五杯目よ?」
「美味しいから」

まあ……ならいいけど、とキュルケは溜息をつく。シエスタの『お茶』は、大いにタバサの気に入るところとなったようであった。
キュルケはシエスタのほうを向いて、一つ咳払いをした。シエスタの『相談事』のほうは、さっきからタバサに腰を折られているのだ。

「コホン……それで、村に出る妖魔ってどんな奴かしら、シエスタ。続けてちょうだいな」
「はい……オーク鬼なんですが……少し様子がおかしいらしいんです」

シエスタは故郷届いた手紙に書かれた内容について話し始めた。

ラ・ロシェールを越えた草原が広がる中に、シエスタの故郷タルブの村はある。そして、オーク鬼は出没するのは村はずれの寺院であると言う。
その寺院は扉が閉ざされ、どうしてもあけることができないため、「開かずの寺院」などと呼ばれて近づく人もいない。
そんな見捨てられたような寺院の周りに、最近になってオーク鬼がうろつくようになったのである。
本来、オーク鬼は人を襲う。しかし、どういう訳か、その寺院の周りを囲むように集まるだけで、タルブの村を襲ってくる気配はない。
そのため、王宮に出した討伐依頼も、犠牲者が出ていないこともあって、かんばしい答えが返ってこないのであった。
しかし、日に日にオーク鬼の数は増え、村人は怯えている。一説には、その寺院が――

「……おかわり」
「タバサ。邪魔しないの」

カップを差し出すタバサの頭をポカリと叩くキュルケ。シエスタがタバサのカップに、ポットから『お茶』を注ぐ。

「一説には、その寺院の扉が開かなくなったのは、そこに女の『幽霊』が住み着いてからで――きゃあ、み、ミス・タバサ? ど、どうしたんです、カップをひっくり返して!?」
「……な、なんでもない」

カップのお茶を零し、カタカタと震えながら顔色を青くするタバサ。首をかしげながらも、テーブルを拭き、シエスタは説明を続けた。

「それから、寺院には誰も入れなくなったと言います。とにかく、そこにオークが集まってきて……もう五十匹近いって、手紙では知らせています」
「ご、五十ですって……」
「お、お願いです、助けてください! ミス・ヴァリエール、ミス・ツェルプストー、ミス・タバサ! 村を、私の故郷を救ってください!」

そう言ってシエスタは必死に頭を下げた。ルイズとキュルケは顔を見合わせる。正直、一生徒の手に負える数でもなかった。
ただ一人、戦闘経験の豊富なトライアングル・メイジの彼女を除いては……
ルイズはじっとタバサを見つめる。


567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:33:05 ID:orURBiPB
支援


568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:33:50 ID:N3uKqOl/
ルイズに支援だ

569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:35:38 ID:9SPiayv4
よたよたと剣を振るうルイズと
「うぁあやめて止めてぶつかる折れるぅ!?」
なデルフを想像した支援

570 :るいずととら第三章:2007/08/13(月) 02:38:10 ID:bfgH/wrD

「……どう、タバサ。私たちで戦えるかしら……?」
「無理。私行かない」

即答である。

「タバサ、あなた……オーク鬼のところよりも、幽霊の話で怖がってないかしら……?」
「ない」
「ひょっとして、タバサって怖がりなわけ? 呆れた……トライアングル・メイジなのにユーレイが怖いの?」
「違う」

口では否定するものの、よほど幽霊が怖いのか、頑として譲らないタバサである。シエスタが心配そうに見つめる中……キュルケとルイズがどうにも説得しあぐねていた、その時――
――どこからか、声が聞こえてきた。

『やーれやれ、心配ないぞう……』
『お役目さまは幽霊でも綺麗なお方だよぅ……』

「ひ」とタバサが声を漏らす。

「ル、ルイズ……どこから聞こえるの?」
「わわ、わかんないわよ……! ちょっと! 誰だか知らないけど、でで出てきなさいよ……!」

声を震わせながらも、ルイズとキュルケはキョロキョロとあたりを見回した。……と、壁から、ぬ、と細い腕が現れる。
唖然とするルイズたちの前で、まるで霧をぬけるようにやすやすと、『それ』は壁から現れて見せた。

その姿は、まさに妖魔――という言葉しか見つからなかった。
腕と足は三日月状の胴体から突き出ている……のだが、あろうことか、胴体は真ん中から真っ二つに分かれており、そこから二つ、頭が覗いているのだ。

『あたしは時逆……』
『そして、あたしが時順だよう。時の狭間を旅する妖怪さーあ』

その『頭』がそれぞれ自己紹介して、シエスタ、ルイズ、キュルケの三人は唖然とした。タバサに至っては、既に失神して意識は闇の中である。

「な……なにをしにきたの……何の……用……」

に、と時順が笑う。

『……そこにいるシエスタ嬢ちゃんと同じ用さぁ』
「え、え? な、なんで私の名前を……!」
『なーに、なんでも知ってるさ……生まれたときからずっとなあ。わしらは「時」を旅すると言ったろう……』

慌てるシエスタに時逆が言う。続けて時順が口を開いた。

『さーて、ルイズ嬢ちゃん、お前さんの「時」が来たよう。見るべきものを見、知るべきことを知る「時」がなぁ……』

そう言って、時順はルイズに向かってニヤリと笑って見せた……。


ごぉぉおぉおぉおおおぉう……


タルブの村に、唸りをあげて風が吹いた。
オーク鬼たちの間を吹き抜ける風は小石を巻き上げ、寺院の壁にパラパラと音を立てる。
ぶごぉっ……ぶぎぃ……
異形に取り付かれ、片目が巨大に膨れたオーク鬼たち――いや、かつてオーク鬼だったもの、というべきだろうか――は、村はずれの寺院の周りをうろつく。

――いるぞ……ここにいるぞ……壊せ、壊せ、白面の御方の御為に……
――嫌なもの、恐ろしいものがここにいる。この中にいる……

おぞましい婢妖たちの呟きが夜の闇を震わせ、やがて風に消えていった……。

571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:38:38 ID:7ddzdjTY
支援かしらー

572 :るいとら:2007/08/13(月) 02:40:19 ID:bfgH/wrD
ここまでです

573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:42:31 ID:nBe5RPKL
>>522-524
GTAの中の人、
wiki登録するのに文頭「・・・」が別の意味を持つ記号になっちゃってるので
「…」に変換して登録しましたよ。


574 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:42:57 ID:vAQbLyY2
あぁん良い所で
お役目様ってことは真由子顔二人目かぁ、そっから結婚の話までいったらまた荒れるんだろうなぁ

575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:45:16 ID:sl1sJbNe
幽霊ってことはジエメイがいるのか!?

576 :虚無(ゼロ)しんぼ:2007/08/13(月) 02:47:31 ID:ovDSGRPq
小ネタ行きます
途中から地の文なしの投げっぱだけど勘弁な

577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:48:59 ID:ovDSGRPq
アルビオンの城内にて。
説得を拒むウェールズに業を煮やしたルイズは、使い魔の山岡士郎に知恵を借りようとするが
当の山岡は突然、食べさせたい料理があると言い出し、ウェールズに厨房を使う許可を求めたのだった。
一国の王子に不遜な、などと憤りつつも今までの経験からそれを黙認するルイズ。
実を言うと、意気消沈していたこともあって彼女はロクに物を食べていなかったのだ。

そしてしばしの時が経ち。
厨房の外で待つルイズとウェールズの間に微妙な気まずさが漂い始めた頃、椀を抱えた山岡がやってきた。

「ちょっと、遅いわよシロウ!」
「まあまあ、とりあえずこれを食べてみてくれ」

そういってルイズとウェールズに渡された椀には、
麦粥か何か、半固体のスープに鈍い色のペーストのようなものの乗った、
お世辞にも貴族の食べ物に相応しいとはいえない、粗末な見目の料理が入っていた。
この男は一国の王子にこんなものを、とルイズは顔を上げたが、
そこに見えたのは、先ほどまで何か達観したような微笑みを浮かべるだけでしかなかった
ウェールズの、どこか喜色の混じった驚き顔であった。

「こ、これはまさか!?」

「アンリエッタさんから聞いたよ。
 あなたは食卓に出されるような豪華な食事より
 その裏でコックたちの食べるまかない料理の方を好んでいたと」

「た、確かにそうだ。王族である身として恥ずべきことではあるが、
 散々毒見のされて冷め切ったものばかり食べてきたせいか、
 どうにも豪華な食事というものに抵抗があってね……
 他所のパーティに出る裏で、そこの厨房のまかないを食べることが趣味になっていたんだ」

「まあ! そんな、ウェールズさまが!」

「大使どのには恥ずかしいところを知られてしまったかな。
 しかし、なかなかこれも切実な話なのだよ、ミス・ヴァリエール」

「アンリエッタさんと居たときにも、ちょくちょく厨房に顔を出していたそうだね」
「ああ、そしてこのまかない……僕について来たアンと二人で食べたのでね、今でも覚えているよ」
「姫さまもご一緒に!?」

「彼女もそのときのことをよく覚えているそうでね。
 今回の料理はそのときの、二人で食べたまかない料理を再現させてもらった」

「それにしても君、どうやってこの料理を?」
「確かに。アンリエッタさんから二人で食べたまかないの話は聞いたが、
 それだけでこれを再現できるほどに情報があったわけじゃない」

「なら、どうして」
「これは全くの偶然だったんだが……
 当時のまかないを作ったのは……今は魔法学院で料理長をしているマルトー氏だったんだ」

578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:51:57 ID:4JuuZJVb
しえん

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:54:38 ID:nBe5RPKL
山岡…w
ワインと豆腐には旅させちゃいけない支援


580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:55:21 ID:ovDSGRPq
あ、すまんこれで終わり
よく考えたらワルドが省かれたまんまだったけど素で忘れてた

581 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 03:02:17 ID:YMjf+/Xu
ワルドとデルフほど涙を飲んでるキャラも珍しいよな

582 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 03:03:30 ID:nBe5RPKL
えーと、虚無しんぼ、このままwikiにいれちゃっていいのかな?


583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 03:03:38 ID:K2XVrxPe
そこは、ワルドのお袋の味を再現だろw

584 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 03:12:30 ID:ovDSGRPq
>>582
もし続きを書くとしたらwikiの方修正するのでこのまま乗せてしまってOKです

585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 03:17:54 ID:+00rGSC/
SUGEEEEEE まじに美味しんぼがさいげんされていやがる。

第二弾として 「ダメだ!コレは本物の○○じゃない!!」もやってほしいやも

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 03:20:45 ID:ovDSGRPq
「こんなのは本当の寄せ鍋じゃないよ」とヨシェナヴェをさんざにけなしたりするわけか

587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 03:22:00 ID:qalJyhHm
山岡自重w

588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 03:23:30 ID:cjPwsE78
おk、なら俺は1upプディングでクッキングバトルに勝利して味魔王を倒した挙句ヤーマ食材セットを入手する。

589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 03:24:40 ID:qMEMY9zM
ギーシェ「こ この味は…」

590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 03:27:21 ID:nBe5RPKL
モンモランス「まるで口の中で踊っているようだわ…」

591 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 03:28:27 ID:UhV21rwZ
>>586
シエスタ親父ケイシー・ライバックに殺される山岡w

592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 03:34:23 ID:+00rGSC/
>>577 の少し前

山岡「1週間待ってくれ、必ず俺が再現してみせる!!」
ルイズ「無いわよそんな時間」

593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 03:50:32 ID:ovDSGRPq
アルヴィーズの食堂でのシーンで噛みつく山岡が容易に想像できてしまった


「山岡、もう一度言ってみなさい」
「滑稽だね、と言ったんだ」

「何が滑稽だっていうのよ!」
「貴族らしく、と言ったことさ」

「それのどこが――」
「何が貴族らしくだ。
 確かにここにある料理は豪勢で、ワインも最上級のものだが、
 肝心のそれを食べる人間が最低じゃ話にならないね」

「平民だろうと使い魔であろうと、傍に居る人間にこんなもの食わせて
 自分は平気な面してごちそうを食べる人間は最低だといったんだ」

「そもそも、これは単なる贅沢であって高貴といえるようなもんじゃない」

「本当の料理ってものを教えてやるよ」

しかし食材が違いすぎて死亡

594 :ドラ魔 ◆G7cjqMkpbg :2007/08/13(月) 03:52:01 ID:rEw9G7Ju
書きあがったので予約なければ投下させてもらう!

マタドーラ「今日は燃えるぜ!!」

595 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 03:54:09 ID:ovDSGRPq
ドラマタ支援

596 :ドラ魔 ◆G7cjqMkpbg :2007/08/13(月) 03:58:06 ID:rEw9G7Ju
「勝っちゃったのう…」
「勝っちゃいましたね…」
大鏡に映し出された光景を見てオスマンとロングビルは顔を見合わせる

「見ましたか!見ましたかお二人とも!やはり彼はガンダーr(ry」
「「うっさいコッパゲ自重しろ」」
地面にのの字を書いていじけるコルベール。本当にこの人教師なんだろうか
それを華麗というか素敵にスルーして二人は再び鏡に目を向ける

「…しかし、凄いもんじゃのう。「ドット」とはいえ、あのグラモンのバカ息子を叩きのめすとは」
「ええ、ミスタ・コルベールの言う通り、本当に伝説の…」

―――ッキィン

「む?」
「え?」
鏡から聞こえてきた音に目を向けると

『お、折れたァ!?』
第一話のブランク体龍騎のような事になっている、エル・マタドーラの姿がそこにあった

「…………」
「…………」
「……伝説の、何じゃね?」
「………聞かなかったことにして下さい…」
「……うむ、わかった…」
「…………」
「…………」
会話のあとに訪れた沈黙は、痛かった
とても、痛かった

話はいきなりすっ飛んで虚無の曜日
ルイズとマタドーラの二人は、並んで学院の廊下を歩いていた

597 :ドラ魔 ◆G7cjqMkpbg :2007/08/13(月) 04:01:21 ID:rEw9G7Ju
「いや、悪いなぁルイズ。俺のために無駄な出費させちまって」
「べ、別にあんたのために買ってあげるんじゃないからね!武器のない使い魔なんて
 しまらないから 特 別 に 買ってあげるんだからね!!」
礼を言うマタドーラと、己の存在意義とも言えるツンデレっぷりを発揮するルイズ
どうでもいいが、この作品のルイズ、ツンデレ分が少ないように思えるのは気のせいだろうか
と、そこに

「やあ、マタドーラにミス・ヴァリエール、二人して外出かい?」
「…おはよう、ギーシュにモンモランシー」
「よう、ギーシュ。まぁ、そんなもんだ」
女子生徒―― モンモランシーと言うらしい ――を連れたギーシュが親しげに挨拶をしてきた。マタドーラもそれに親しげに言葉を返す
何故、決闘をしたのにこんなに仲がいいのかと疑問に思う読者もいるだろう
その訳は、あの決闘のあと、マタドーラに二股した女子生徒(モンモンとケティ)とシエスタ、そしてルイズに
ギーシュが謝罪させられたところまで遡る

「お前、自分はバラだから多くの女性を楽しませるとか言ってるらしいがそいつは大きな間違いだ。
 いいか、よーく聞け。バラの「花」ってのは男がなっちゃあいけねぇんだ。男がなるべきなのは「花」じゃあなくて
 バラの「棘」だ。美しい「花」を守るための「棘」だ。バラってえのは遠くから見れば美しいもんだが
 手に取ってもっと良く見てみたいと思ったら鋭い棘の生えた茎に触らなきゃならねえ。普通の花は簡単に摘まれちまうが
 バラの花は摘もうとすると棘が刺さる。「棘」である「男」が「花」である「女」を摘もうとする男から守るからだ
 一人の女性を守ろうとする心が武器になり、盾になるんだ。二股なんかする男は「棘」じゃなくてただの「ささくれ」だ
 「ささくれ」も手を傷つけることはできるが、「棘」ほどの武器にはならねぇ。それどころか「花」にとっても邪魔だから
 取られちまうもんだ。そんなモンになっても意味ねぇだろ?だから男は「花」じゃあなく「棘」になるもんなんだ」
この言葉にひどく感動したギーシュは「弟子にしてくれ」とマタドーラに頼むも

「ヤだよ面倒くせえ」
と、あっさり提案を蹴られて落胆したが

「…ま、今までの自分の行動を恥じてそう言ってんなら、友達ぐらいにはなってやれるぜ?」
という彼の言葉に、喜んでそれを受け入れ現在に至る、というわけだ



598 :ドラ魔 ◆G7cjqMkpbg :2007/08/13(月) 04:07:55 ID:rEw9G7Ju

「ちょっと剣を買いに、な」
「ああ、このあいだの決闘で折れてしまったからね。アレは僕の責任でもあるし
 よかったら僕が錬金で…」
「せっかくだけども、断らせてもらうぜ。これだけはその場しのぎならともかく
 長い間使うものだから、自分で見て、触れてみないと解らねぇからな。」
「そうか…まぁ、しかたないな。君にいい剣が見つかることを祈ってるよ」
「おう…すっかりお前も「棘」らしくなったな。そっちの「花」を摘まれないようがんばれよ」
「もちろんだとも!僕の「花」は…モンモランシーは誰にも摘ませはしない!」
「アアン、ギーシュったら…」
マタドーラの言葉に右手で彼女を抱き寄せるギーシュと、顔を紅くし、頬に手を当て
いやんいやんと、まんざらでもなさそうに首を振るモンモランシー。

どう見てもラヴラヴカッポーです。本当にありとうございました

ギーシュたちと別れたあと、厨房でシエスタから手作り弁当を貰い、いろいろな経路を通過して
マタドーラとルイズはトリステインの城下町にあるブルドンネ商店街へとたどり着いていた

「うへぇ…ずいぶんと狭いな、ここ。本当に大通りなのか?」
「ええ、そうよ。宮殿につながる道でもあるからいつもこれだけ混んでるのよ」
「なるほど」
二人はそんな会話をしながら人の間を縫うように進んでいく

「これだけ人が多いとスリは楽だろうなぁ」
「財布は取られないようにしてよ」
「大丈夫だって。四次元ポケットに入れてあるから、取られる心配はねぇよ」
「ならいいけど…落ちぶれたメイジなんかがスリをやってるときもあるから気をつけなさい」
「へーい」

――まぁ、マタドーラならメイジ相手でも大丈夫かもね

そんなことを思いつつ、ルイズは目的の場所を探す



599 :ドラ魔 ◆G7cjqMkpbg :2007/08/13(月) 04:11:29 ID:rEw9G7Ju

「ビエモンの秘薬屋の近くだから…あ、あった」
探していた武器屋が目に入ると、マタドーラをつれてそこに入っていく

「へい、らっしゃい!」
ドアを開けると店主らしき男がカウンターからそう言った

「使い魔のための武器を買いに来たんだけど…」
「ああ、最近物騒ですからねぇ」
そんなことを話すルイズと店主をよそに、マタドーラは店の奥へと進んでいく

「剣、剣…っと、あった」
目当ての品である剣の立てかけられたコーナーにつくと見回し始める
ふと、立てかけられた一本の剣を持って振ってみる。左手のルーンが輝き、力が湧いてくる感覚が伝わってくる


「やっぱり、なんか違うな…」
その後も、何本か剣を振ってみるが、しっくりとくるものは見つからない
そして、とうとう最後の一本となった。錆だらけでとても丈夫そうには見えないものだったが、マタドーラは何かを感じた
それを手に取ろうと手を伸ばす…と

「おい、おめぇ」
「……へ?」
いきなり「剣」に話しかけられた



600 :ドラ魔 ◆G7cjqMkpbg :2007/08/13(月) 04:15:36 ID:rEw9G7Ju

「お前…喋れんのか?」
「おうとも。インテリジェンスソードのデルフリンガー様よ。それよりおめぇ
 早いところ俺様を手に取りやがれ」
「いや、言われなくてもそうするつもりで…!?」
「剣」…いや、デルフリンガーの言葉に応じて剣の柄を握る
今までと同じく、左手のルーンが輝き、力が湧いてくるのが伝わる。が今度はそれだけではなかった

「馴染む」のだ。

まるで、何年も使い込んできた剣のように、デルフリンガーは手に実に馴染むのだ

「へぇ…その手のルーンを見たときからなんとなく思ってたが、やっぱりお前さん、「使い手」か」
「「使い手」…?」
「ん、俺もよく覚えてないんだけどよう…とにかく、おめ、俺を買え」
「まぁいいけど…おーいルイズ!」
店主にエキュー金貨で二千、新金貨で三千もする大剣を(三百しか持っていないにもかかわらず)買わされかけていたルイズは
マタドーラの言葉に振り返る

「何よ?」
「こいつを買ってくれ」
そう言ってデルフリンガーを差し出す

「よう、店主。久しぶりだな」
「げ、デル公…」
デルフの声にあからさまにいやな顔をする店主


601 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 04:18:01 ID:mtEvKqDu
しえん

602 :ドラ魔 ◆G7cjqMkpbg :2007/08/13(月) 04:19:24 ID:rEw9G7Ju

「これって…インテリジェンスソード?」
「へぇ、ですが商売の途中でなんだかんだ客に文句垂れるモンで、扱いに困ってたところでさ」
しげしげとデルフを見ると、ルイズはマタドーラに問いかける

「錆びてるみたいだけど、これでいいの?」
「ああ、これっ位の錆ぐらいなら何とか落とせるぜ」
ふうん、と口元に指を当て、考え込んでいたルイズだったが、暫くして

「これ、幾ら?」
と、店主に聞いた

結局、厄介払いも含めてたった百で購入できたことだけ述べておく

「もう戻ってくんじゃねぇぞ、デル公!」
「俺は出所した罪人かよ!言われたって戻ってきてやるモンか!」
店主とデルフリンガーはそんなことを言いながら互いに別れを告げた

「ふん…ところで相棒、お前の名前はなんていうんだ?」
「俺か?俺はエル・マタドーラだ。よろしくな、デルフリンガー」
「デルフでいいぜ。ま、何はともあれこちらこそ…」

ドラが使い魔 「よろしくな、相棒!」


603 :ドラ魔 ◆G7cjqMkpbg :2007/08/13(月) 04:24:32 ID:rEw9G7Ju

・今日の○

「な、なんなんだ一体ーーー!?」
○は白い翼を背に生やし、手に日本刀を持った少女に追われていた

「黙れ!お嬢様の唇を奪った貴様に容赦はしない!!」
「いや、それは人違い…って言うか作品ちg(ry」
「問答無用!!このちゃんの仇ー!」
「ぎゃあああああああああ!!!」
○は少女の手により、天高く吹っ飛ばされた

「「「「ま、マンゴスチィィィィィン!!!」」」」

「マリコルヌだぁぁぁぁ!!!」

今日の死因・せっちゃん自重しろ(あと『三人』の作者さんゴメンナサイ)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

投下終了。あじゅじゅしたー


604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 04:34:33 ID:ROb4DMjU
本当に自重しろ

605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 05:17:34 ID:cjPwsE78
そういえばCWが開発されたのって大分昔なんだよな……
どうにか当時使っていた95からシナリオをサルベージしたいものだ。

606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 05:18:57 ID:cjPwsE78
誤爆だった。すまん。

607 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 07:48:00 ID:6YMsJrKO
                , ‐'´         \
             /            、 ヽ           「こっ、こっ、こっ、こっ、こっ、この…バカ犬っ!!!」
             |l l /〃 ヽ ヽ} |  l  ',
    \          .ljハ';.'___  _,,, リ │ ハ          免許ここに出せ 下北近くで
     \          l∧.トーj 'ーー r  ! ヽ \        ずっとホモビでいつもいつも盛ってなさい
      \ __  __ リ ハノL ヽ ノ" ト、  ヽ ヽ       よそ見してたでしょ?他の男の子(つよぽん)
        {心下ヽ /"   ヽ∀ /{   Vl   } }      お仕置きするぜぶらりぶらり不埒なモノは
        ゝ<}ノ \  (:::::Y Y:::::!   ヽヘ  { {       Don't touch 汚い穴ね!たまげたなぁ
           7´ ̄ )   )::∨::__::ヽ   }::\ \丶     Touch me 突かれたままで ねぇコレをしゃぶれよ
          /  /  /ィ'´ヽ:::::::::ノ  /:::::::::ヽ ヽ `ヽ
          ! ≦∠__ノ:::| /ハ::::/   ゝ、:::::::::`、 リ ノ    スキよ!…なんて嘘よ キライ!…それも嘘だわ
           |   .:.:::::::::::l  __ヾ\    ≧:::::::::'、ヽ {    アッー!アッー!アッー!なぜ男なんだ
          l_ .:.:::::::::/ >v'  l \::ヾ  ̄::::::::::::::::', }>   だからスキよ!ほら四つん這い
            ヽ.:::::::::V  |  ! l∧::::::::::::::::::::::::::::Vリ    アッー!アッー!アッー!勝手にイったら 絶対に許さないからな!
             i::::::::::::`ドー rL.」 厶::::::::::::::::::::::::::::!     だって…銃で撃たれちゃケツが痛いの
             l::::::::::::::j ̄ 7:::::├‐ ト、::::::::::::::::::::::::!     893事務所でチンポしましょ。
               \::::::/  :/::::::::::!   !:::`、:::::::::::::::::::!
               `/  :/ー‐‐┤  「¨¨ ヽ::::::::::/    「ホントは…ホントは…スキ…かも…」

608 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 08:42:08 ID:FByAvARZ
『ん?なんだぁ?投下も少ねぇし雑談もねぇ!スレの勢いが落ちてるじゃねぇか!』

『あんまり無茶な事を言わない方がいんじゃない、せ〜んぱい』

『住人は今、お盆で家におらんかもしれんしのぉ』

『アハハ〜♪海ぃ〜山ぁ〜楽しいね〜♪』

「そろそろここの住人が勘違いするから、みんな大人しくしようよ」


609 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 08:44:31 ID:lkAbw2Jd
マジレスすると、姉妹スレに鉄の人が来たから浮気中と思われ

610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 08:44:38 ID:PO92vHZ1
>>605
カードワース?
夢は南海を駆ける、鳥の歌が聞こえない、賢者の選択、押忍!男闘虎塾、月夜の晩に、あたりが好きだったな。

611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 08:56:58 ID:coYO5gfw
俺はぴかくぽらとか暗黒魔術師シリーズが好きだった。
昔のバックアップ探してみるかな

612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 09:38:07 ID:DfsXo1/P
>>610-611
あら?
何気にワーシストだった人多いんだな。

613 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 09:44:40 ID:cQGkM5+d
上のほうの料理人召喚ネタに触発された一発ネタ


私は召喚に成功した
私とそう変わらない年の平民の女だった
何が出来ると聞いても、料理くらいしかない女子高生だと

だが彼女の協力により、私は魔法を使えるようになった
彼女は料理人というより、医者や科学者のようだった


彼女は言う
「人間は、梅干しの味のするものを食べたとしたら、つばが出る。
 では、「筋肉を高速で収縮させる味」「反射能力を極限まで上げる味」
 「出血を抑える味」というものがあるとしたら?」


 それにはソボロの風味すら残っていなかった。ソボロが巻き起こせる不味さではない。
 恐怖小説の大家、ラヴクラフトならば『ああ、それは名状しがたき味をもって
 私の薄灰色の器官に忍び込んでいく』と表現したかもしれない。
 ソボロは、『さっぱりとしたアスファルト』もしくは『天津甘栗を作る機械の中で、
 栗と一緒にぐるぐる回っている石を柔らかくした物』の味がした


今日も私は泣きながら彼女の料理を食べる

ろくごまるに 「食前絶後!!」 調味魔導師降臨

614 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 10:02:20 ID:nBe5RPKL
>>613
この発狂して自分がチーズだと思い込んだ煎茶めw


615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 10:06:24 ID:pmQcFrHf
6502きたあああああああああああああああ!!!!!

616 :語り継がれし虚無の伝説:2007/08/13(月) 10:06:26 ID:zilOtnmD
二人の伝説がいた。
一人は失われし『虚無の魔法』を手にした。
一人は失われし『創造の魔法』を手にした。
一人は祈祷書を求めた。
一人は巨木を求めた。

全ては世界を救う為に。

少年時代は性別を持たざるアンヘル民族。
彼等の血を受け継ぐトリステイン王国唯一の貴族ヴァリエール家の末子、
、ヴァリエール家が末子、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが唱える召喚魔法の呼び声に、カレナック・ルシヨンが応えた。

始祖ブリミルに紡ぎ出されし夢の伝説、ルイズ。
エーベに語り継がれし赤き伝説、ナック。

二つの伝説が、今、邂逅する。

「きみ、誰だい?」
抜けるような青空を背景に、ナックの顔をまじまじ覗き込んでいる青年が言った。
青年は桃色がかったブロンドの髪を男子には似つかわしくないボブカットにあしらっていた。透き通るような白い肌を舞台に、鳶色の瞳が踊っている。
頭痛がしたカレナックは頭を降りながら、口を開いた。
「ぼくは、カレナック・ルシヨン……。あなたは?」
青年が微笑む。その表情は男にも女にも見え、どちらにせよ美しいとしか形容のない笑顔だった。
「ぼくは、ヴァリエール家が末子、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールだ。きみはどこから来たんだ?」
ルイズの声は、爽やかで澄み切っていた。
事態の把握がままらないカレナックは呆けたまま言った。
「……トリフェルズ魔法学院のはずですけど」
ルイズは眉をひそめる。そんな名前の魔法学院などトリステインには存在しない。
二人のやり取りを見守っていた褐色の肌をもつ美少女がナックに尋ねた。
「魔法学院?あなた、魔法を使えるの?」
「え、ええ、……まあ、いちおう」
褐色美少女の瞳が輝いた。
「ルイズ!私のルイズ!さすがだわ!まさか、メイジを召喚するだなんて!」
感極まった少女がルイズに抱き着く。
「な、なにをするんだ、ツェプルストー。子供の目の前で。それにミスタ・コルベールも見てる」
ルイズが彼女の体を押しのけると、少女は唇に人差し指を押し付け、寂しそうに言った。
「相変わらず、他人行儀ね……。いつも、言ってるでしょう。キュルケって呼んで」
ルイズは面倒臭そうに頷いた。
「わかったよ、ぼくのキュルケ……。だけど、今のぼくには、コントラクト・サーヴァントの方が重要なんだ」
キュルケが嬉しそうに笑う。
「もちろん。ダーリンの邪魔なんてしないわ。それに……」
キュルケが妖艶な笑みを浮かべた。
「男性同士のキス!ああ、これこそ、情熱だわ!」
どうやら、キュルケは同性愛に関して前衛的な考えの持ち主らしく、ルイズはうなだれるしかなかった。
「いいかい、ツェプルストー。ぼくは、いまだに中性だ、情けない話しだけどね。だから、あの少年とキスしようが深い意味はない」
「あら、絶対、男になるわよ。私の勘がそう告げてる。というより、男じゃなきゃ、私が困るわ」
キュルケは熱っぽい流し目をルイズに送った。
「全てはアンヘルの血のみぞが知ってるよ……」
キュルケの相手をするのに疲れたルイズはナックの身体を改めて眺めてみた。
「まぁ、今ほど女になりたいなんて思ったことはないけどね……」
ルイズは目の前にいる少年に目を向けた。
コントラクト・サーヴァントに必要なキス。
対象が男でも気恥ずかしい。
対象が女でも気恥ずかしい。
男でも女でもない自分は、いったいどういう存在なのだろうか。
トリステインに住む少数民族、アンヘル。
12歳までは男女の区別がなく、いわゆる中性とされ育った環境により、その後の性別が決まる。
ルイズは今年で十七歳になる。
しかし、訪れるはずの二次性徴は未だになりを潜めていた。

617 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 10:08:00 ID:bO7rPFG7
何が起きている

618 :語り継がれし虚無の伝説:2007/08/13(月) 10:10:22 ID:zilOtnmD
投下終わりです

619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 10:11:21 ID:nBe5RPKL
ゼロ魔クロスは大概がもう片方の元ネタわからなくても結構読めるからいいな…

620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 10:15:03 ID:SzoZnpuc
メインヒロインとくっ付かないと世界がバッドエンド(をい)なエーベルージュか……。


 全てがメインヒロインのためにあるゲームは珍しくも無いが、メインヒロインとくっつかないと世界がバッドエンドは珍しいよなぁ。

621 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 10:35:01 ID:j4JAVXUX
エーベのメインヒロインは自分とくっついてくれなかったからといって僻まずに主人公を祝福してくれる

しかしその場合世界は滅びる

622 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 11:09:50 ID:+00rGSC/
メインヒロインが幸福にならないと世界がバッドエンドゲー

つ デアボリカ

魔王ENDも後日端で世界がバッドエンドとアフター小説で発覚

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 11:11:01 ID:xyWdID+Z
旅行から帰ったらはだしのゲンかるろ剣あたりで書こうかなぁ

624 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 11:11:52 ID:+00rGSC/
ゲン書くというのなら、むしろ火垂るの墓で・・・。

625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 11:15:16 ID:07rYMEEV
るろ剣なら屯田兵になったでっかい人がいいなあ

626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 11:17:47 ID:4l/SvdY4
ルイズ!それはドロップやない!!

627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 11:21:41 ID:ROb4DMjU
屯田兵って、確か破軍の不二だっけ?
いざ、尋常に、勝負!のシーンはかなり燃えた

628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 11:25:52 ID:4Okm8MF5
>>627
……フーケのゴーレム相手にその名台詞が聞きたいナw

629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 11:27:58 ID:IGnwPUEk
 まとめで、不滅の使い魔と召喚!変態仮面を読みました。ボウケンジャーの活動はどうなるのか気になりますが、
すべての赤の戦士の能力が使えるアカレッドがいれば連れ戻せるから、問題ないですよね。
零戦で竜騎士隊を全滅できるなら、始祖の祈祷書でも4桁いくかどうかでハザードレベルは低いけど、
明石には冒険しがいがありそうでいい世界かもしれませんね。
変態仮面は‥‥‥デルブにとって、出番無しと彼の相手、どちらが嫌か聞きたいですが。
召喚したくない、あるいはしてはいけないキャラですね。ダーティペアや、仮面ライダー、それも洗脳が効かないであろうストロンガーや、
零号ライダーですがBlack、反則級のRX、シャドームーン、彼を召喚して洗脳して利用する者と組織を破滅させるギャレンこと橘さん、
よりはマシですけど。


630 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 11:32:45 ID:+00rGSC/
>>626
バックドロップや!!

(清太投げ飛ばされつつ)

631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 11:41:15 ID:pmQcFrHf
>>626>>630
お美事、お美事でござる…

632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 11:45:29 ID:GNLupKkm
>>599
ん?ピエモンじゃないっけ?

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 11:47:01 ID:FByAvARZ
>>630
そりゃないだろうw


634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 11:48:32 ID:gloQm/ij
>>630
意味やっとわかったwww
やめれwww感動台無しだwwww

635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 11:53:52 ID:+00rGSC/
こういうノリなら「はだしのゲン」も結構面白くなりそうだな、
しかし、改めて考えて気付いたんだが、ルイズって英子ねえちゃんと年かわらんのだな。
さらにゲンがタバサより年下と気付き・・・・。う〜む

636 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 11:58:22 ID:Bv9pQmRE
あれを呼んでなにしろっつうんだ
ギギギっていいながらギーシュに噛り付くのか?

「シゴウしたるけえのう!」

637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:03:16 ID:+00rGSC/
卑猥な歌を歌いながら練り歩いてルイズに吹っ飛ばされる。
まあ、しぶとさならサイトに勝っているか。


と、635のつづきだが、英子って、調べたらタバサより年下かぁ。

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:19:52 ID:nBe5RPKL
続きまして、投下直後の広島市丸ごと召喚をお楽しみください。

639 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:23:00 ID:+00rGSC/
コルベールトラウマもあって救援に奔走。

そのおかげもあって数年後、学園の生徒一同、放射線障害で全滅

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:25:30 ID:boh5t82a
保育所の頃から毎年夏になると原爆映画見させられたトラウマが蘇るんで
勘弁してくださいorz

641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:26:51 ID:ZolWQaQ9
広島がダメなら長崎を召喚しませう

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:28:23 ID:uOBGMLz8
>>640
僕も同じようなトラウマがあります。

643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:30:08 ID:07rYMEEV
>>640
それ普通に虐待じゃね?

644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:31:07 ID:xItV4tOe
アニメのゲンのグロさは異常

645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:31:44 ID:mt5I8vm+
何このテラ不謹慎な流れ

646 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:32:09 ID:boh5t82a
>>643
広島じゃ原爆映画と原爆追悼式典の中継は夏の風物詩っすよ

647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:36:12 ID:EhwCxAxv
5歳児にあれはまずいだろう
未だに頭の中にこびり付いてるんだけどw

648 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:44:41 ID:+00rGSC/
流れ変えるか。
ちと避難所見ていて登録されていない長編があったから登録してきた。

ゼロのイチコ ・・・・・・ 幽霊か

649 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:48:37 ID:+00rGSC/
と、ちと落ち着いたから読み直して・・・・

ダメだ、コイツデルフを持つ事すら出来ない。ギーシュに決闘で負けているし!!
あ、でも原作の能力でルイズと合体できればルイズのバストアップが可能か・・・

650 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:54:28 ID:gyTtPC5P
広島・長崎は流石に不謹慎だって




サイレントヒルにしとこうぜ

651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:55:21 ID:pmQcFrHf
デットライジングでも

652 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:56:13 ID:xItV4tOe
ショッピングモールか

653 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 12:57:37 ID:s68hyvc6
ルイズの劣等感情が産み出した三角様がクラスメートをずばァーずばァーと

654 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 13:00:07 ID:vSBVJh+K
不謹慎で思い出したがヨーロッパでヘルシング読めるの?

655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 13:01:54 ID:+00rGSC/
ドイツのイベントでヘルシングのコスプレしている奴がいたのは確かだが・・・原作はどうだろ?

656 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 13:02:00 ID:xItV4tOe
ヲタさんに大人気だよ
とくにナチさんが

657 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 13:09:36 ID:sl1sJbNe
欧州はカトリック系だから大丈夫だろ。
プロテスタント・清教徒・ユダヤ系のアメリカでも
エクソシストが放映できるんだから大丈夫なんじゃね?

658 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 13:17:39 ID:ZolWQaQ9
>>655
確か鈎十字の線を繋げて『田』をナナメにしたマークに変えて売ってるよ

659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 13:47:21 ID:K2XVrxPe
>>657
だから普通にやばいんだろうが・・・

660 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 13:49:08 ID:mrIEb8KD
「ねーよwww」って思いながら見てるだろう

661 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 13:51:55 ID:qalJyhHm
原作一巻のルイズの「使い魔を見捨てるメイジはメイジじゃない」って発言だけど
前からその裏に残酷な示唆があるような気がしてならなかったんだ。
最近になってやっとその違和感みたいなのがわかった。
原作の世界観とルイズの行動を考える限り、「使い魔を蔑ろにする奴にメイジの資格はない」が、
「平民を虐げる貴族は相も変わらずのうのうと貴族でいられる」って意味が隠されているんだ。

この手のラノベに中世の貴族社会の残酷さみたいなのを見出して気にしてしまう俺は
やっぱりひねくれた読み方をしているんだろうか……

662 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 13:51:56 ID:zPNLiJSo
 いやそもそも、ヨーロッパ(特にドイツ)でナチスを書くだけでヤバイんだ
ドイツじゃ鈎十字を公共の場で書いたら逮捕されるんだぞ
 


663 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 13:53:51 ID:gloQm/ij
>>661
いや、面白い考え方かと思うぜ。

664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 13:54:25 ID:gFWPVDGi
>>655>>658 マーティーがそんな感じのTシャツ最近着てる。SSのマークと思うが。

665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:02:25 ID:qalJyhHm
>>663
ああいう社会における平民ってのは労働と納税で王や貴族を養うためにいるようなもんだから、
平民は貴族に100%奉仕できて当たり前、できなければ家畜以下……という価値観が貴族連中にはあるんだよ。
貴族の子弟が集まってるトリステイン魔法学院においても、程度の違いこそあれ、生徒はみんな
こういう風に思ってることはほぼ間違いないし、それを踏まえると物凄い嫌な世界観が垣間見えるんだよね。
ルイズ好きの友達にこの話をしたらかーなーり嫌な顔をされたし……

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:05:17 ID:E8ymIwzX
>>661
そういう社会システムなんだからしかたない
むしろリアルの中世平民より、遥かに豊かで尊重された暮らしをしてると思うぞ、あの世界は

667 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:10:17 ID:gFWPVDGi
なんつーか、サラリーマン金太郎が召喚されたら金ちゃん大暴れするの間違いなしな世界だな。ルイズ真っ先に頬叩かれる>今、米国留学編読んでて


668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:10:26 ID:GNLupKkm
フィクションとして楽しんでるもんにそんなうっとおしい考察持ち込むなよ
冷めるわー空気嫁よ

と友達は思って嫌な顔をしたんじゃないだろうか

669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:11:56 ID:djLTmCuu
まあ、クロスだったらそこら辺をあえてクローズアップするのもいいかも
召喚する相手によりけりだけど

670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:12:13 ID:zPNLiJSo
 そういえば、あの世界魔法を使える条件って何だろう?
平民が使えないのはオーフェンの世界観みたいに遺伝子的な問題なのか?
良くあるファンタジーのように学ぶ機会さえあれば使えるのか?よくわからないよな

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:13:29 ID:gloQm/ij
魔法が使える使えないは生まれつきみたいだから
遺伝子的なものじゃね?まあ原作で詳しい説明ないからなんともいえないけど。

672 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:14:26 ID:qalJyhHm
遺伝子によってメイジと平民とが選別され貴族になるんなら、
「遺伝子こそ絶対」みたいな風潮が広まってそうだな。
貴族の子に先天的な知的障害なんかがあることが発覚したら
優秀な遺伝子を持ってるはずの王侯貴族から白痴が生まれることは
望ましくないから生まれなかったことにして闇に葬るとか……

673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:14:53 ID:9SPiayv4
モット伯みたいのがいるから貴族の血が拡散しててもおかしくはないよな
ひょっとしたら10人に1人くらいは教育を受けて使えるようになるかもしれない
ないか

674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:18:25 ID:mk1Vqrap
知識独占説とかもあったかな

675 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:24:07 ID:aAO2IYgW
魔法を使えるゴロツキの類いは珍しくないみたいだから素質有りはそこまで少なく無いだろうが、やはり教育の問題か…

676 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:26:29 ID:UxNOlT8U
没落貴族がゴロツキとか傭兵になってるだけだぞ。
生粋の平民が魔法使えるって描写はまだ無かったはず。

677 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:26:35 ID:DFhTokII
詰まるところ、キュルケは良い娘
ということだな?

678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:26:43 ID:ZYAssSII
六千年間で没落した貴族がいっぱいいそうだから

遺伝で決まるなら、平民に拡散してそうだけどな

679 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:26:44 ID:tD801gc9
虚無が遺伝なんだから基本は遺伝なんじゃ無いの
遺伝+教育で伸ばす
例え遺伝が紛れ込んでても誰が持ってるか判ったものじゃない平民を一々選別して教育する金はないだろうが

680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:26:55 ID:N7uJ6MEu
普通に考えれば原作ルイズのやってることはひど過ぎるのが多いしスルーしたほうがいい。

681 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:29:28 ID:gloQm/ij
>>677
少なくとも現代的な良心感覚で見ればルイズよりもいい子。
こっちの感覚当てはめる事自体邪道なんだけどね。

682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:31:42 ID:376FLwXs
6000年も経ってることを考えると、遺伝子のみ依存なら、その辺の平民に魔法教育施してもまず魔法使えるようになると思われる。
血の濃さが必要とかいっても、6000年ってよっぽどだぜ?

まあ、十中八九ヤマグチノボルが深く考えてなかっただけだろうが。

683 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:34:14 ID:4l/SvdY4
でも外人は劣化が激しいからな

ルイズだって2〜3年経ったら・・・

684 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:37:45 ID:E8ymIwzX
あの世界の文明や社会システムの根幹には、魔法と身分制度の存在があるからな
むしろ身分制度をはっきりさせることが悪いこととは言い切れないだろう

685 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:40:04 ID:N7uJ6MEu
キュルケがルイズが嫌になったらこっちにこいと誘いかけてたシーンがあったきがしたけど、あれにあっさりなびくのも面白いな。
善悪ではないけど現代的な感覚のやつがサイトみたいに扱われたらどう思うかって考えるとな。

686 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:40:15 ID:YILGX/Gk
つまり日本人の血が入ってるシエスタは劣化が少なくて蝶サイコーってことだな。

687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:41:15 ID:qIaN8scu
素人考えだけど6000年経ってるのに文明が中世レベルって無理ないの?

688 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:41:45 ID:FByAvARZ
虚無が遺伝だって!?



ルイズは遺伝確率250億分の1の異能者なのかw

689 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:45:55 ID:3QEau9Rw
そういえば、あの世界でメイジ倒せる平民ってどんぐらいいるのかな?
サイトはルーンの能力だし論外だが。

690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:49:21 ID:PCDI2+Mn
ゼロのイチコ、最初にタイトル見たときヤングアニマルで連載してる
『マジカルストロベリー』の主人公が召喚されたのかと勘違いした

691 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:50:08 ID:N7uJ6MEu
不意打ち闇討ち騙まし討ちならどんなメイジでも普通に倒せるんじゃないか?

692 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:52:20 ID:mk1Vqrap
暗黒武戦会式で戦わされたら平民全敗しそう。

693 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:53:23 ID:UbDp9Xuz
中世世界で日本人とか考えてたらみつめてナイトの東洋人が………

奴ならどんなヤバい台詞でも平然と言い放ってくれるだろうな

694 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:54:43 ID:s68hyvc6
みつめてナイトっつーとそういやなんかギーシュっぽいのいたような記憶が…

695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:55:13 ID:4l/SvdY4
貴族が食べる食事に遅効性の毒を少しづつ入れてくとか
別の貴族を抱きこむとかいくらでも方法はあるし

ほんとにひどい貴族はなんだかんだで殺されるんじゃないの?

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:55:51 ID:vSBVJh+K
価値観のちがいって難しいよねたとえば中国の伝説の殷の紂王なんて
いけにえの人骨が墓からごろごろでて酒によってトランス状態になる
宗教国家を周の時代の価値観で書いただけだし
ルイズも平民相手だとあれだけど貴族同士だと
無能だのできそこないだのいわれても実家の威を借りて仕返ししない
あたりむしろあっちの価値観でいえばよく出来た人物なわけで
まあサイトが郷に入って郷に従わなきゃいけないわけじゃないが。



697 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:58:51 ID:9SPiayv4
作品中でハッキリメイジ殺しまたはそれに準ずる平民の実力者ってどんだけいる?
アニエスがそれだっけ?

698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:59:37 ID:NAh0pe4v
FFTからキャラが召喚されると面白いかもね

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:59:44 ID:E8ymIwzX
>>687
6000年前が石器時代レベルだったのかもしれんな
それか定期的に月光蝶が発動するのか
あるいは魔法に頼った文明の発達が、あのレベルで限界なのか

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 14:59:46 ID:mgrt9pml
>>687
何百か何千年に一度、文明を破壊するような災害か侵略者が来てある程度リセットされるとか
無理あるか

701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:02:18 ID:pHP09r80
アニエスは違わないかな。
シェフィールドの所有する“スキルニル”はいずれもメイジ殺しと呼ばれた剣士や戦士のコピー人形らしいけど。

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:02:40 ID:N7uJ6MEu
魔法に取って代わる技術の発達を、魔法が権力基盤の支配層が黙ってみているとも思えないけど原作はたぶん何も考えてない。

703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:03:30 ID:djLTmCuu
魔法に頼るって事は家内制手工業止まりって事だからな
あながち無いとはいえないかもしれない。
魔法なしの家内制手工業よりははるかに効率いいだろうし。
それで、十分な量を生産できるのなら満足して進歩も止まるかもしれん

704 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:03:39 ID:pHP09r80
>>700
そんな設定、デュエルセイヴァーとか言うタイトルのエロゲに有ったな。
そのせいで文化的には中世ぐらいなんだっけか。

705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:04:20 ID:uOBGMLz8
>>687
魔法に頼りすぎているのだと思う。
コルベールがエンジンを使って車や船を動かすといったときもそんなもの魔法で動かせばいいといわれていたし……

706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:05:14 ID:mgrt9pml
>>704
ははは……ごめん自重する

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:05:16 ID:3QEau9Rw
>>691
あ〜。
まあ、そういちゃあ〜そうなんだが。
つまり、ゼロのしもべみたくさ。
人間としての能力を極めたりとか、武器や道具を使いこなすとか、超能力みたいに魔法以外で精神力を使う方法があってもいいんじゃないかなーと思ったり。

708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:07:08 ID:UbDp9Xuz
>>694
ジョアンと言うマザコン貴族が……

そういやアイツも薔薇持ち歩いてる

>>700
廃棄王女のピースメイカー思い出した

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:07:15 ID:ZYAssSII
でももう銃つかってるからメイジの優位も崩れるのも時間の問題ぽいけど




710 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:08:33 ID:qIaN8scu
>>699,700
やっぱりそういう説が出てきますよね…。
系統魔法がエルフっていう天敵相手には役不足である以上他の力を求めたりしそうだし。

711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:11:36 ID:pHP09r80
>>706
そこまで恐縮されても、何だ。言ったこっちも困る。


ところでルイズが記憶を失った場合、それはルイズなんだろうか。
ゼロゼロ言われてる記憶も、プライドであった貴族としての記憶も失ったルイズは果たしてルイズ足りえるんだろうか。
何よりツンデレのままなのかが問題だ。

712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:12:52 ID:UhV21rwZ
>>701
違うも何も、実際にリッシュモンぶち殺してますが何か?

713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:13:47 ID:4Okm8MF5
>>707
むしろ、亜人とか竜とかが居る世界で国を作るほど人が繁栄してる理由が
魔法によるものなので、それ以外の力が有るならソレを使った文化圏が形成される気がする。


714 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:13:50 ID:uOBGMLz8
>>709
確かに機関銃とまではいわなくても、リボルバーやオートマチックが出てくればメイジの優位性は崩れるかもしれませんが、
コルベールでも薬莢の作成ができなかったのですよね。


715 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:14:36 ID:E8ymIwzX
>>711
なにを言いたいのかわからんが
そんなのはルイズじゃないって言うやつは居るかもな
で、それがなにか

716 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:15:27 ID:tD801gc9
銃が普及しても
銃も使えるメイジの方が銃が使える平民より怖いけどな

717 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:16:40 ID:4Okm8MF5
>>714
メイジの優位性を崩すためのそれを作れるのが、メイジだけって矛盾もあるしなー
メイジの作る火の秘薬が無ければ、ただのガラクタだからな。

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:18:36 ID:qalJyhHm
ヤマグチノボルも厄介な世界を創造してくれたもんだぜ……

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:22:41 ID:3QEau9Rw
メイジの優位性はなかなか揺らぐもんではないか。
主人公で平民のサイトに平民の戦友がいない時点で気付くべきだったか。

720 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:26:43 ID:QMzgLwyd
科学文明は魔法があるから育ってないだけで
魔法が科学の代わりを果たしてるよね。
飛行機とかも船とか竜がいるから必要ないし医者も水系統の魔法使いがいる。
中世レベルってのもまた違うような気がする

721 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:27:14 ID:N7uJ6MEu
貴族を打倒したいなら、貴族に決闘で勝てる戦士じゃなくて平民の軍を率いて勝てる軍師が現れないとダメだな。

722 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:27:26 ID:4PudSiQb
>>698
たとえばムスタとか?
コッパゲとまず間違いなく意気投合するし銃器の進歩も加速するだろうな。
問題は魔法銃が出るとメイジの優位が維持されてしまう点だが…
遺伝的に潜在的なメイジがかなりの数居るならそうとも言い切れんか?

723 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:27:53 ID:qalJyhHm
平民で使い魔って複雑な立ち位置が貴族≒メイジのダブルスタンダードを浮き彫りにするんだよな。
使い魔を蔑ろにするのはNGで、平民は割とどうでもいい感じ、という。
まあ人間が召喚されるって時点でかなり想定外の出来事だから無理もないが。

724 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:28:15 ID:SWdcoDSF
>>573
返事が遅くなって申し訳ありません…
登録&変換ありがとうございました

725 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:29:07 ID:rIV7E63G
ちょいと失礼いたします。
これから一つ、SSを投下したいのですが……予約、よろしいでしょうか?
もしよろしければ、時刻は15:35からと言うことで。

726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:29:33 ID:QMzgLwyd
ところでトリステインとかって宗教国家に近いよな?
始祖ブリミルの血族が治めてんだし
あの世界ってブリミルが神様のようなもんだろ?

727 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:29:43 ID:7ddzdjTY
>>704
古典SFの「夜来たる」がそんな感じだった気がする

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:30:49 ID:kHlR1WZI
>>725
バッチコイ!

729 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:30:54 ID:QMzgLwyd
>>725れっつらごーごー

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:31:03 ID:qalJyhHm
古今東西、金持ちなんて貴族か地主か寺院と相場が決まってるんだよな

731 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:31:36 ID:qIaN8scu
>>721
貴族を打倒する、ってだけならエルフと手を組むのが一番簡単そう

732 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:32:01 ID:QMzgLwyd
>>730現代にもあてはまる事だなw

733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:32:09 ID:PCDI2+Mn
>>725
遠慮はいらん!まとめて持って来い!!

734 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:32:23 ID:ZolWQaQ9
>>700
スターオーシャンブルースフィアの惑星エディフィスってそんな感じだっけ

735 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:32:39 ID:YpH/8x9V
>>731
対等な立場での共同戦線が可能だろうか?
エルフに利がないようなきもするし

736 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:33:21 ID:4Okm8MF5
>>720
中世っほいのは、情報の伝達が未発達なのもあるかもね
お茶の間のテレビとは言わないまでも、電話とか電報でもあれば
統治に領主を置く必要が少なくなって貴族とかも無くすことが出来るんだけど……

いまだと、仮に貴族が居なくなっても、代わりに領主とか小国の王がポコポコできるだけだろうなー
(情報の伝達が遅れるために、直接統治できる範囲が狭いため)

737 :725:2007/08/13(月) 15:34:10 ID:rIV7E63G
Sir,  Yes  Sir.  Thread  People!

はい、畏まりました。スレ住人!

それでは、しばしのお待ちをば。

738 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:34:52 ID:uOBGMLz8
>>734
そんな感じだったな。

>>726
国家宗教としてあるけど、あの世界で始祖ブリミルのことを信じていない人間はいないような気がする。


739 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:37:16 ID:qalJyhHm
じゃあ坊主がかなり幅を利かせることのできる世界ってことになるよな

740 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:37:19 ID:QMzgLwyd
>>736遠見の鏡も限られてるしな

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:37:21 ID:EyzTVwAB
>>735
メイジ全滅させれたら
虚無筆頭にしたシャイターンに至る血族を全滅させれるじゃあないか
良くわからんが嫌いなんだろエルフどもは虚無が?

いや、俺はそういうルートは好かんが

742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:39:18 ID:QMzgLwyd
そういやルイズって王位継承権何位ぐらいなんだろな?
一応王族の縁者だし下の方だけど王位継承権あるだろ

743 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:39:42 ID:qalJyhHm
公爵家の三女だし、微妙なところだな

744 :Bullet Servants:2007/08/13(月) 15:40:36 ID:rIV7E63G
――退屈な時は、異なる世界の唄を歌おう。

我々とは森羅万象の法則が似て非なる世界、
近しくも異なるものたちが生きる世界の唄を。



神の左手ガンダールヴ。 勇猛果敢な神の盾。
左に握った大剣と、右に掴んだ長槍で、導きし我を守りきる。


神の右手がヴィンダールヴ。 心優しき神の笛。
あらゆる獣を操りて、導きし我を運ぶは地海空。


神の頭脳はミョズニトニルン。 知恵のかたまり神の本。
あらゆる知識を溜め込みて、導きし我に助言を呈す。



そして最後にもう一人……。 記すことさえはばかれる……。


四人の僕を従えて、我はこの地にやってきた……。





――トリステイン魔法学院。
春の進級行事・使い魔召喚に沸き返るこの地にて、この物語は始まりを迎える。


745 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:41:09 ID:4Okm8MF5
>>742
原作最新巻だと1位(次期候補)だな。

746 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:41:44 ID:uOBGMLz8
支援

747 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:42:14 ID:QMzgLwyd
支援

748 :Bullet Servants:2007/08/13(月) 15:42:16 ID:rIV7E63G
「おおっ! やっぱ爆発だぜ!」
「これで一体何十回目だっけ?」
「さっすがゼロのルイズよねー!」
「見てみろよ、おい!
 あの煙の中から出てるの、どう見ても人間だよな……!?」
「やだー、かっこわるーい」
「どう見たって人間だよ。
 さすがゼロのルイズだな! よりによって魔法がロクに使えないからって、平民を―――」

そこで、嘲りの波は消失する。

騒ぎの中心の爆発煙が晴れ始め、そこからのぞく、黒のスラックスを穿いた2本の足。
爆発により少々すすけている、黒のスーツ。
眼鏡をかけた端正な顔。
               
そして――――くすんだ金髪に、“人より長く伸びた耳”。




「エ、エルフだぁああああああああああああああああああああああああああっ!!!」
「あの、ゼロのルイズが……!?」
「よりによって、なんてモノを……!」

749 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:42:36 ID:PCDI2+Mn
継承権あったとしても一桁、というのはちょっと無いかなと思う。
ただ、先王が崩御した後アンリエッタが王位に付くまで空位だったから直系の継承者は居ないんじゃないかな。
たとえば王弟とか。

750 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:43:05 ID:OvbpfW+x
エロゲ原作か……一応避難所の方がいいんじゃね? と言いつつ支援。

751 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:43:07 ID:4Okm8MF5
支援
投下きたー

752 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:43:17 ID:uOBGMLz8
支援

753 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:43:42 ID:QMzgLwyd
>>745マジ?虚無だからか??

754 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:43:47 ID:ZolWQaQ9
>>745
つまりビッチ女王死亡フラグか

755 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:44:19 ID:gloQm/ij
>>754
むしろ対立フラグかと。
支援

756 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:44:49 ID:PCDI2+Mn
>>745
そーだった、11巻でアンリエッタが王位継承権を与えたんだった…orz
ともあれ支援

757 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:45:18 ID:YpH/8x9V
>>741
確かに嫌いみたいだが
虚無に対しての嫌悪で行動に移るにしても
今まで全面的な抗争みたいなんがほぼなかったんじゃないかな
結局絶対数がたりなきゃ戦線維持できないかも、って思ったんだ

まー、アルビオンでも正面衝突だったし考えんでもいいかもしれんが

758 :Bullet Servants:2007/08/13(月) 15:45:44 ID:rIV7E63G
――始まりは、とても唐突なものだった。

シド・フォルテンマイヤーとその執事アルフレッドの巻き起こした、オセロットシティでの反乱事件が全て終結したころ。
事後処理もひと段落し、我らも含め皆のスケジュールを必死に調整し、ようやくまとまった仲間達との楽しいピクニック。
ルダに恫喝交じりで促され、私もお嬢様とともに午睡を満喫していた――はずだったのだが。


「う、ん…………むにゃ……お嬢、様……?」
「……ック、リック! のんきに寝てる場合じゃないわよ!? 早く起きなさいってば!」

ホルスターの中に納まっている白銀の魔銃――ルダが、慌てた様子で私を呼ぶ。
普段は沈着冷静なはずの彼女が、ここまで取り乱すとは何かあったのか……?


「……ル、ダ? どうしたんです?
 そういえば、私は――――――――はっ、お嬢様!?」

急激に意識が覚醒する。
ルダの言葉に跳ね起き、辺りを見回すと――世界は一変していた。


まず、景色が違った。
そこは見慣れたトリスアの森ではなく――巨大な石造りの塀に囲まれた、大きな広場のど真ん中。

次に、人々が違った。
そこにいたのは、主の親友の少女とその忠実な女執事でも、私の親友や慣れ親しんだ同僚のメイドでもなく、
まして世話になった年長の戦友たちや、護衛のFBI捜査官でもない。
私たちを遠巻きにして不穏な表情を浮かべている、見知らぬ少年少女たち。まさか幻覚の魔法か?
そして――


煙が晴れていく。
私の隣にいた筈の、大地に横たわる少女の姿が少しずつ露になっていく。

「うう……こほ、けほ…っ」
「お嬢様、しっかりしてください! お怪我はございませんか!?
 聖導評議会の奇襲かもしれません、すぐにアッシュ達を呼んで―――――お、お嬢……さ、ま?」


「ああもう……! 酷い目にあったわ! 今度こそ成功したと思ったのに……!」


――そして何より、隣にいた筈の少女が、決定的に違っていた。


声が違った。
背丈が違った。
髪の色が違った。
胸の大きさが違った。
瞳が違った。
衣服が違った。

気品を感じさせる口調と性別以外、何もかもが、私のお嬢様とは異なっていた。

759 :Bullet Servants:2007/08/13(月) 15:47:16 ID:rIV7E63G
「ところで、あんた誰…………って、まさか、エルフ!?」


…………………眉間を揉み解す。
落ち着け、執事。
落ち着け、リック・アロースミス。

「……ルダ。
 差し支えなければ今我々の身に何が起こっているか、詳しく説明してもらえると有難いのですが?」
「ごめんなさい、無理」

すげない愛銃の回答に脱力しながら、お嬢様と入れ替わりに現れた、眼前の少女に意識を戻す。


「この私が呼んだ使い魔が、こんな、まさか、エルフだなんて…いや、でも、並の使い魔よりある意味……」



「……何かブツブツ呟き始めたわよ、あの子」

「無理もないと言えば、そうなのかもしれませんが……
 あの、すみません。ここは一体ど――」


そう、目の前の少女に尋ねようとした瞬間。
何かの一大決心をしたような表情で、両頬を手で押さえられた。

「……か、かか勘違いしないでよね? あんたが、わたしの使い魔になるから、仕方なく、するんだから」
「ま、ま……待って下さい? あの、貴女、いったい何を―――――?」


「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
 五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」


魔法の詠唱のような、誓約の言葉。
それを訝る間もなく――――
私の唇に、目の前の少女の唇が触れていた。


「………!?」
「あら、大胆」
……混ぜっ返さないでください、ルダ……!



口づけが終わる。
混乱する私には一瞥もせず、指導者と思しきローブ姿の男性に事務的に、少女は話しかける。

「――終わりました。ミスタ・コルベール」
「よく出来ました、ミス・ヴァリエール。
 まさか、使い魔がエルフだというのも、前代未聞ではありますが……
 これで、春の使い魔召喚は無事終了、ということになりますな」

760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:48:15 ID:uOBGMLz8
支援

761 :Bullet Servants:2007/08/13(月) 15:49:15 ID:rIV7E63G
「……?」

話の脈絡が、上手く把握できない。

使い魔。ヴァレリア様の可愛がっているフクロウのウォーレスのように、魔法使いの使役する生物。これは理解できる。
エルフ。私はハーフエルフなのだが、一応私のことだと納得は出来る。
しかし――召喚?
ここだけが、上手く繋がらない。

とにかく今は与えられた情報が少なすぎる。
少しでも今の自分達の状況を把握せねば――――そんな思いに駆られ、周囲の風景を再度見回す。


私とピンクの髪の少女を取り囲むように立っている、周りの少年少女。
黒のマントに白のブラウス、そして黒の――男子はスラックスに、女子はスカートと、一つに統一された装い。

そしてもう一つの共通点――みな一人一人が、それぞれ種々雑多な動物を脇に侍らせている。
先刻の中年のローブの男性の言が正しければ、使い魔なのだろうが――
ならばここにいる私以外の人物は皆、魔法使いと言うことになるのだろうか?

それにしたって、魔法使いは――少なくともアーク・メリアでは徒弟制度で育成されるのが常識だ。
                       
こんなにも大規模な人数の『見習い』を一度に――“それこそ学校のように”育てるなんて、見たことも聞いたこともない。



本当に、一体ここは何処なのか。
そして、彼らは一体何者なのか――そこまで考えたところで、思考が無理矢理中断された。
左手の甲の、焼け付くような痛みによって。


「………!? ぐ、ぁああああ……!」
「――リック!? リック、どうしたの!?」
「手が、左手が……焼けそうに、熱くて……!」


「……心配ないわ。使い魔のルーンが刻まれているだけだから、すぐに収まるわよ」

私の苦鳴とルダの驚きに反し、
少し緊張した表情を浮かべ、固い口調で目の前の少女は告げる。


「ルーン? 使い魔の…………私が?」

「彼女の言葉通りですぞ。ルーンが完全に刻まれれば――『コントラクト・サーヴァント』は終了し、その痛みは消えます。
 ……と、これは――――なんとも、珍しいルーンですな」

ローブの中年男性――おそらく教師に相当する魔法使いなのだろう――が、珍しそうに私の左手を覗き込む。
あわてて視線をそちらに移し、手袋をとると――そこには、見たこともないルーン文字が火傷の様に刻まれていた。

「よくできました、ミス・ヴァリエール。
 さあ、これで春の使い魔召喚は終了です。皆さん、校舎に戻ってください。
 次の授業に遅刻しないように!」

762 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:52:20 ID:uOBGMLz8
支援

763 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:52:48 ID:PCDI2+Mn
支援支援

764 :Bullet Servants:2007/08/13(月) 15:53:47 ID:rIV7E63G
教師役の魔法使いは私の手に刻まれたルーンを見て満足げにうなずくと、
こちらに背を向け、他の大勢の生徒達に撤収を呼びかけた。
その直後、いかにも授業終了後の学生と言った風情で三々五々、生徒達が『校舎』――石造りの建物のほうへ去っていく。
各々の使い魔を抱え、歩かせ、あるいは一緒に並んで――――自分達は空を飛びながら。
どうやら彼らは皆、『飛翔(フライ)』の魔法は習得済みらしい。

「“ゼロのルイズ”! お前は歩いて戻って来いよ!」
「あの子、『フライ』どころか『レビテーション』すらまともに使えないのよ?」
「いやあ、今度ばかりは飛んでくるんじゃないのか? あのエルフにお願いしてさ」
「ありえるー! ぎゃはははははははっ」


「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
「…………?」
「……なんなのよ、一体」
苦虫を噛み潰したかのような表情の少女。
訳もわからず、首をかしげる私とルダ。

詳しくはわからないが、我々に対して侮蔑的なニュアンスが含まれた言葉を投げかけ、生徒達が去ってゆく。
広場に残されたのは、私と少女の、二人だけ。

765 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:54:25 ID:uOBGMLz8
支援

766 :Bullet Servants:2007/08/13(月) 15:55:17 ID:rIV7E63G
「……エ、エルフ……!」
 
広大な広場で、見知らぬ男(つまり、私の事だ)と一対一で
向き合うことになり、先ほどよりいっそう表情を強張らせる少女。
色々と整理しなければならないことは山程あるのだが――まずは、そのきっかけを掴まねばならない。


「……あの、申し訳ありません。
 私、アーク・メリア連邦国はフォルテンマイヤー家の執事、リック・アロースミスと申します。
 失礼ですが、ここは何処で、貴女はどなたなのか。
 そして私が今置かれている状況について御説明願えれば、大変助かるのですが」

会話の糸口は、私から切り出すことにした。
アーク・メリアに、こんな学校じみた魔法使いの育成制度はない。とすれば、ここは国外の可能性もある。
そして何よりいま話に持ち出した、私の仕えるフォルテンマイヤー家は、いわずと知れた
ゴルトロックの全世界で信仰される『生きた伝説』――八英雄の末裔、ミスティック・ワンの家系だ。
何より我が主たるセルマお嬢様は、その当代の継承者でもある。
これだけ有名なキーワードを持ち出せば、それなりの答えが戻ってくると思っていたのだが――


「……はぁ?」

帰ってきたのは、少女のじとりとした、胡散臭げな相槌だった。

「アーク・メリア連邦? それに……フォルテンマイヤー家?
 何それ? 一体どこの国の貴族なの?」



………………はい?

767 :Bullet Servants:2007/08/13(月) 15:56:19 ID:rIV7E63G
あまりといえばあまりにもあまりな返答にずれかかった眼鏡をかけなおし、深呼吸。
……落ち着け、執事。
……落ち着け、リック・アロースミス。

「いや、あの、その…………冗談、ですよね?
 不死の王退治の伝説の、八英雄の一角を成す、あのフォルテンマイヤー家なのですが……」

「不死の王退治? 一体どこのおとぎ話よ、それ。
 第一フォルテンマイヤーなんて貴族、トリステインどころかゲルマニアやガリアでも聞いたことないし。
 何より、エルフなんて危険な存在を執事にするなんて、前代未聞よ」

ゲルマニア、ガリア、トリステイン……いずれも、ゴルトロックの地図にはない地名だ。
ますますもって私の常識と乖離した情報に、混乱は極まる一方だ。

「ま、まあ、あんたたちエルフの住むっていうロバ・アル・カリイエなら、そんなのあるのかもしれないけど。
 ……ともかく人間の常識知らずのあんたに、教えてあげるわ。
 ここはトリステイン王国の、かの高名なトリステイン魔法学院」

……いや、『人間の常識知らず』て。
酷い言われようであったが――――それを遥かに超える酷さの、非常識爆弾発言が。
精一杯の威厳を保とうとして、ささやかな胸を大きく反らせた、目の前の少女から言い放たれた。


「そしてわたしは、二年生のルイズ・ド・ラ・ヴァリエール。
 きょうからあんたのご主人様よ! 覚えておきなさい!」

…………え?



「えええぇぇぇぇええぇえぇぇぇええええええええええっ!!?」


――セルマお嬢様、お許し下さい。
あまりの事態に呆ける脳のどこかで、そんな言葉が出力される。

これが、期せずして私が仕える事となってしまった“もうひとりの主”。
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールとの、最初の出会いだった。

768 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:58:08 ID:uOBGMLz8
支援

769 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 15:58:31 ID:PCDI2+Mn
支援支援さらに支援

770 :Bullet Servants:2007/08/13(月) 15:59:08 ID:rIV7E63G
………『はじめてのとうか』、無事(と言えるのかどうか)終了です。

いろいろと初めてなだけに拙い所もあったかもしれませんが――
無作法、お許しあれ、です。

771 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:00:40 ID:gloQm/ij
元ネタわからないけど期待してるぜ!
GJ!

772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:01:27 ID:Qkk5h5IY
おぉぉ、弾丸執事が……GJでした。
続きも期待してます。

リック以外にもアルフレッドとかガラ・ラ・レッドウッドでも良さげかも。

773 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:03:13 ID:uy5+Ml6v
阿部高和「おや?ここはどこだ?俺は公園のトイレの前のベンチに座っていたはずだが!」

774 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:05:13 ID:ZolWQaQ9
>>773
ギーシュが掘られる!

775 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:05:46 ID:376FLwXs
GJ!
面白かったし、続き読みてえ……がッ!
元から主人いる奴やらに当たり前のように傲慢かますルイズに納得イカねえええッ

憎むべきはルーンの洗脳効果か……リックたちがどういう風に反応していくかが気になるところです。

776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:06:36 ID:07rYMEEV
恐怖の代名詞的なエルフにまで高飛車な態度とれるルイズはすごいな

777 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:07:15 ID:wuHuHyvz
阿部とバンコランのタッグが今、トリステインを(主に後ろから)襲う!www


>>734
あれは「文明は発展しすぎると自分を滅ぼす」っていう論理だったな
アトランティス人も随分と不良品なコンピューターを作ったもんだw

何となくハルケギニアは「王侯貴族の封権制度を維持するために、科学・魔法文明の発展を犠牲にしている」って気がする

778 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:07:24 ID:QMzgLwyd
>>773伝説の魔神現るww

779 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:08:00 ID:7ddzdjTY
>>771
ぐぐった。これだな。
http://www.girls-style.jp/ikemen/200707/19/01bbs_pr.php

>>770
元ネタよく知らんけど面白そう。続きに期待してます。


女性向けゲームならアンジェリーク(初代)か王子さまLv1とのクロス見てみたいなー

780 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:10:28 ID:uy5+Ml6v
阿部さんとルイズだったらどんなコンビになるんだろう

>>774
間違いなくギーシェは喰われるな

781 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:11:53 ID:4Okm8MF5
>>779
こっそり惑星や文明を創造出来るよーな方々を呼ぶのはどーかと思う。

782 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:12:16 ID:gloQm/ij
>>779
把握した。ありがとー。

783 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:13:03 ID:bO7rPFG7
>>773
コズミック・イラでも絶好調だったもんなwwwww

784 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:14:59 ID:7ddzdjTY
でも>>779のページ見るとリックって奴が持ってる銃は
「ルダ・グレフィンド」じゃなくて「ベイル・ハウター」になってるんだけど。
その作品中で持ち替えたのか?

785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:20:51 ID:E8ymIwzX
文明が魔法に依存している以上、貴族の方が圧倒的に社会に貢献してるんだよな
それが貴族の特権の根拠にもなってるんだろうし
で、あの文明レベルで、普通の平民にできるわかりやすい社会貢献っていえば

 徴  兵  制  だ

で、魔法が使えない人たちは、相手の魔法が打ち止めになるまで人海戦術で突っ込む戦い方しかない、と

下手に身分制度を弄るとそういう世界になることもありえる
ファンタジー世界でそこまで考えるのも何だがな

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:23:50 ID:4Okm8MF5
>>785
いや、ソレは無いから、魔法とか亜人とか空飛ぶ船が闊歩してる中に
素人の一般人を投入しても意味ないから。

原作一巻のあとがきで、貴族は戦場で内心は恋人や家族のためにと思いながらも
国と名誉のために戦って死んでく世界だと作者がかいてるし。

787 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:26:32 ID:7ddzdjTY
>>781
まあ確かに。
守護聖は宇宙の属性を司る存在だもんな。
人格的にはそういう超越した感じは全然しないんだけど

788 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:27:12 ID:14J93aK2
>>773( 使い魔 )や ら な い か

789 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:28:55 ID:3QEau9Rw
もう初期の神隼人に来てもらって革命を起こすしかないな。

790 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:31:06 ID:7ddzdjTY
>>788
「う〜〜使い魔使い魔」
今使い魔を求めて全力召喚している私は魔法学校に通うごく一般的な貴族
強いて違うところをあげるとすれば魔法が使えないってことかナー
名前はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール

791 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:31:32 ID:djLTmCuu
星野鉄郎召喚ってのを考えてみた。
ほら、戦士の銃なら残弾気にしなくていいはずだし

792 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:33:05 ID:boh5t82a
>>789
ゲッターの代わりに魔法に取り付かれるんじゃね?

793 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:33:32 ID:4Okm8MF5
>>787
ルイズに召喚されてのほほんと使い魔になって、イロイロとイベントこなしてルイズと仲良くなったら
うっかり惑星を作り上げてルイズにプレゼントする地の守護聖さまが思い浮かんで困る。


794 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:33:43 ID:Mrex0NN5
>>779
えーと、もしかしなくてもエロゲだよな、それ。
こっちでやって大丈夫かいな?

795 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:34:19 ID:pqaRqhhM
避難所でやるべきだな。

796 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:35:32 ID:7ddzdjTY
>>791
ちょっと読んでみたいな。
でも特殊能力持ってるわけじゃないからネタ切れしていきそうな気も。


>>793
地を司る存在に対して土から練成したゴーレムで戦いをしかけるギーシュやフーケカワイソス

797 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:39:22 ID:FnLdNcm3
バレバトは内容自体はほぼエロゲじゃないし大丈夫じゃね?

798 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:41:18 ID:pqaRqhhM
>>797
馬鹿か

799 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:41:42 ID:7ddzdjTY
>>794
>>779のページに18禁って一言も書いてなかったけど、アマゾンだと18禁扱いになってるな。

・ここは全年齢板よ。年齢制限に関わるものは避難所に来なさい。

というあいまいなルールしかないので、それを作者がどう解釈するかだな。

>>797
「内容がほぼエロゲじゃない」でも、18禁ソフトとして売られてる以上
扱いはエロゲと同じでいいんじゃね?

800 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:41:52 ID:djLTmCuu
>796
じゃあ、ハーロック召喚とか
2巻後半のあたりから、レコンキスタに対して海賊戦仕掛けるようになります。
しかも、イーグル号でレキシントンに勝ちそう

801 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:41:55 ID:sl1sJbNe
もう面倒だからエロゲ作品とのクロスは全部避難所でいいんじゃないか?
基準とか考えるよりよほど楽だぜ?

802 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:41:56 ID:N7uJ6MEu
漫画化アニメ化コンシューマ化されてる作品ですら荒れる元だってのに。

803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:41:58 ID:4Okm8MF5
>>797
それを言ってしまうと、エロゲの4割くらいは大丈夫になってしまいそうでわ?

804 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:43:31 ID:ZolWQaQ9
あれ?宵闇もエロゲじゃなかった?

805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:43:41 ID:FnLdNcm3
言われれば難しい話か……

806 :Bullet Servants:2007/08/13(月) 16:44:21 ID:rIV7E63G
「無作法お許しあれ」……って早速無作法してしまいました。
申し訳ありません。
次回からは避難所に落とすことと致します。 失礼しました。

807 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:45:44 ID:N7uJ6MEu
宵闇がエロゲだって?
そんなゲームあったら欲しすぎるわ。

808 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:45:46 ID:7ddzdjTY
>>804
たしか漫画

809 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:47:29 ID:Vu/5gtdy
>>806
気にしないでいいと思う
一部の過剰反応する可哀想な奴がいけないときに思う



810 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:48:45 ID:gloQm/ij
>>806
まあ荒れないためにはそれが無難だね。
期待して待ってるぜ。

811 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:49:13 ID:3QEau9Rw
それにしてもエロゲからの召還が多いな。
ゼロ魔との相性が良いのか?
それともゼロ魔と客層が重なっているのか?

812 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:49:37 ID:7ddzdjTY
>>801
その辺のルール制定の話し合いは避難所の議論スレで。

813 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:50:06 ID:djLTmCuu
いじれるキャラの頻度が高いからじゃないか

814 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:50:45 ID:ZolWQaQ9
>>808
すまん、目か頭のどっちかもしくは両方が悪いみたいだ

815 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:50:50 ID:7ddzdjTY
>>811
ゼロ魔の作者はエロゲーシナリオライター

816 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:51:25 ID:TsdcAzVP
>>811
其処まで多いか?
エロゲはエロゲ全体。他のは作品ごとにって分け方すれば、確かに多く見えるかもしれんが。

817 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:52:12 ID:7ddzdjTY
>>814
どちらも医学や努力で矯正できるのでドンマイ

818 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:53:37 ID:pqaRqhhM
ユーザーが重なってるだけだろ。

角言う俺も(ry

819 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:55:21 ID:+00rGSC/
18禁ゲーも色々あるからな。
エロゲ会社から発売されているけど、18禁な理由が残虐シーンな
「デアボリカ」
同社から発売されていて、単体だと全年齢向けでその手の描写が無いけど追加ディスクでエロゲになる
「王子様LV1」シリーズ

さて、どの辺で線引くかねえ?

820 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:57:01 ID:tD801gc9
スレのローカルルールじゃなくて板のルールなんだから、線を引くも何も。
18禁として発売されていればオール禁止としか言えない気が。

821 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 16:57:16 ID:7ddzdjTY
>>819
せっかく議論スレがあるんだからそういうのは議論スレでやったほうが有益じゃね?

822 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:00:30 ID:7ddzdjTY
ここな。

運営議論スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9616/1184556091/l50

>>1にも
・議論や荒らしへの反応は、避難所でやりなさい
と書いてあるんだし

823 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:00:47 ID:pqaRqhhM
18禁は荒れるから避難所でやるか、避難所で指示を仰げ。
十中八九避難所でやれってなるし。

824 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:03:11 ID:376FLwXs
ラインとか引かんでも、疑わしきは避難所で良いだろう。

825 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:03:27 ID:7ddzdjTY
>>823
だからそういう議論こそ避難所でな。

>>1にも
・議論や荒らしへの反応は、避難所でやりなさい!
って書いてあるんだから

826 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:06:09 ID:eadfzt4g
流れを変えるために・・・ここはぽてまよを召喚

827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:08:23 ID:Vu/5gtdy
テンプレとか読んで無い奴多過ぎでワラタwww

828 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:10:39 ID:pqaRqhhM
・ここは全年齢板よ。年齢制限に関わるものは避難所に来なさい。


これを無視してる時点で(ry

829 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:12:05 ID:4l/SvdY4
めんどくさいから女と男がいっしょにいる描写は避難所でいいんじゃない?

830 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:14:06 ID:3cSeduaE
>>789
召喚して
竜馬「一体どういうことだ!?俺にわかるように説明しろぉぉぉぉぉ!!!」
隼人「ひゃははははは!!こいつ(ルーン)は俺の、俺の力だぁぁぁ!!!」
弁慶「竜馬!隼人!これは幻影だ!!」

そしてシエスタのおじいちゃんは来栖丈。名前だけでまたもや出番なし。
竜の羽衣は真ドラゴン。大決戦版かと思いきやチェンゲ版

831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:16:16 ID:630Ps+QZ
>>829
うほっ、な話は?

832 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:16:30 ID:7ddzdjTY
>>828
あいまいな表現だから受け取り方に議論の余地があるのさ。
運営議論スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9616/1184556091/l50

833 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:16:35 ID:4Okm8MF5
>>830
……ゼロ魔世界でやる意味は?

834 :平面+T-0:2007/08/13(月) 17:19:46 ID:awXobe6C
だいぶ後になるけど、30分からT-0投下。


835 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:20:56 ID:3cSeduaE
>>833
ないな、すまん。虚無つながりの小ネタにも出来そうにないし

836 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:21:38 ID:tD801gc9
>>833
ブチキレ発言に全力で引いたり、ゲッターの力で現れた亡霊に全力で驚くタバサを見てハァハァできる

837 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:22:59 ID:+00rGSC/
「ぽてまよ」から「まめ」召喚

ルイズにひっついて「かかさま〜」と叫びます。

838 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:25:35 ID:4l/SvdY4
>>831
男同士の美しい友情に年齢制限なんかないからね!

男と女の恋愛ごっこは最終的に交尾が目的だから避難所行きでいいんじゃないかな?

839 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:28:37 ID:sl1sJbNe
>>838
昔、朝日かどっかの新聞の投稿欄で
BLが18禁でない理由にそういう理論を展開してる腐女子がおったなw

840 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:29:36 ID:ZolWQaQ9
ルイズが召喚する以上
うほっな話は書けず百合な話でないと全部避難所行きになるわけだが

841 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:30:23 ID:4l/SvdY4
男同士だって子供が出来るだろうにね

842 :平面+T-0:2007/08/13(月) 17:30:55 ID:awXobe6C
投下させて頂く。



 一瞬、ターミネーターは唇を合わせる行為に対して微かに驚き、しかしすぐさま答えを導き出した。

 メモリ・バンク(要するにデータフォルダ)に記録されている事項では、これはキスと言うもののはずだ。
 主に、「人間の感情の中で最も理論的ではない『愛』と呼ばれるものを持つもの同士が行う」、と彼のデータにはあった。
 それ以上は、解らない。
 自分は元々殺人用に作られたマシーンだ、必要ないものがプログラムされている事はない。
 
 潜入用に製造されたとはいえ、主な仕事はT-600シリーズと同様に反乱軍のアジトに人として侵入し、
 入るなりプラズマ・ライフルを撃ち、無差別に虐殺していくことが任務。彼の根底にある存在理由――プログラム――だ。
 更なる隠密行動用にはスカイネットが別の機体を作り上げている。一つはターミネーターと同じT-101型の改良戦士【T-850】。
 外観はT-800と変わらないものの、そのボディ強度、パワー、持続性、インテリジェンスはどれをとってもT-800より上になっている。
 さらに心理学や、いわゆる人間の男女間の力学についてなどが新たにプログラムされ、T-800より人間くさく行動する事が可能だ。
 だが、まだ完成していない。このT-850は彼が1994年に送り込まれる際、タイムワープに必要な機械を奪うために占領したスカイネットのアジトから設計図が見つかっただけだ。
 特に量産する予定もなく、どうやら反乱軍の要人のみを殺すように仕向けるらしいが、アジトが爆破された今となってはそれが誰か分かるはずも無い。
 もう一体は、彼が1994年の世界で戦ったターミネーター【T-1000】。
 液体金属のボディを持ち、自分の体躯のものにならなんにでもそっくり変身する。打撃も銃も聞かない、まさに暗殺の為に作られたターミネーターだ。
 過去世界で勝てたのは送られて来たT-1000がプロトタイプであったからだろう。もし完全な奴だったら、勝てる可能性は格段に低くなっていた。 
 

 唇が離れるまで、ターミネーターは何もしなかった――――いや、何もできなかったと言うべきなのか……
 決して彼の反射神経が鈍いわけではない。むしろ、人の何倍ものそれをターミネーターは持っているのだが、
 彼だって、不意打ちを食らう事はあるのだった。


843 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:32:16 ID:14J93aK2
>>838
おいおい、ゲイもレズも目的は一緒だろうがwそういう訳だから や ら な い か。

844 :T-0:2007/08/13(月) 17:32:27 ID:awXobe6C

 彼のCPUに熱がほとばしった。
 それは一瞬で、流石のターミネーターも捕らえられないほど短く、気のせいだと認識するほど微かなものだった。
 パチッ、と次には音がした。なにか電子回路がショートしたような不吉な音だ。

 パチッ! 

 再び、音が鳴る。今度は逃すまいとターミネーターの聴覚は発信源を掴んだ。
 音は自らの体内――――思考機能を集めたモジュール及びCPU――――から発生していた。
 
 ターミネーターは即座に全ての回路を検査し始めた。
 一つ一つの機能を高速で、しかし確実に確認していく。そして最中、前方表示画面に突如としてみた事もない文字の、記録にもない羅列が映りこんだ。
 ターミネーターの思考回路はそれらをウイルスだと認識した。今まで見た事もないウイルス。
 駆除するために排出したはずのバスターソフト及びワクチンが次々とウイルスに飲み込まれ、姿を変えていく。
 止められない。送り出すデータや身体機能を丸々飲み込んで形を変えていく。
 これは、まるで【スカイネット】そのものだった。
 前方表記には既に警告が映り、赤い画面がちかちかと点滅を繰り返している。  
 止められない! ターミネーターの頭が痙攣を起こしたように揺れた。
 
 彼の目の前に、今一度サラ・コナーとジョン・コナー、そして『彼の妻』の姿が背景を黒にそれぞれ並んで映った。
 皆が皆、苦笑とも取れる顔をしている。サラは最後に握手を交わしたときの、ジョンは自分を送り出すときの、彼の妻もまた、私を送り出すときの顔。
 しかし、記憶回路が犯され始めたのだろうか、彼らの画像にひびが入ると一斉に粉々に割れた。
 ターミネーターの目の前には、もう暗闇しか映ってなかった。
 彼はその中で、自分の任務に関するプログラムがなんの機会媒体も通さずに、新しいものに書き換えられている事に気づいた。

 両膝を突き、崩れるように前のめりに倒れれる。
 最後に、目の前にいた『ルイズ』という名の少女の、小さな悲鳴が耳に届いた。
  
 ターミネーターは再び、つかの間の闇に意識を落とした。


845 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:33:52 ID:DfsXo1/P
支援

846 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:34:40 ID:RxW7hy0G
思い出になんてことを、酷いよルイズ( TДT)支援

847 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:35:19 ID:ZolWQaQ9
ルーンの洗脳効果はコンピューターまで侵すのか…

848 :T-0:2007/08/13(月) 17:36:04 ID:awXobe6C

「な、なんなのよ。こいつ……」

 しりもちをついたままのルイズは、自分の目の前で突如として倒れこんだ男を見た。
 あれほどの力を持っていた男が、イキナリ力なく崩れ落ちた事に疑問を感じつつ、

「(もしかして私のせい? ……私が『コントラクト・サーヴァント』しちゃったせいなの?)」と思う。

 コントラクト・サーヴァントでルーンが焼きこまれる際に、相応の痛みが使い魔を襲う事は認知していたが、
 まさかそれで気絶(?)してしまうとは思ってもみなかった。念のためにつんつんと足先で男の肩をつついてみるが、
 足の指に硬い金属に当たったような刺激がくるだけで、男の方に動く気配はない。
 男が倒れる前に、左手に光が走りルーンが出来上がったことはわかっていたので、一応これで主人に危害を加えることはないとは思う。
 でも、この男の無機質な目を思い出すとどうしても信用できない。
 ルイズは、男の目が人を人と思っていない、まるで感情や心が抜け落ちた亡霊のようだったと思い返した。

 上から、ルイズを覆うようにして影が現れた。
 コルベールだった。彼は心配そうに眉を曲げてルイズを見た後、男の左手に駆け寄った。
 恐らく、刻まれたルーンを確認するために。

「ふんっ! ……なんだ、やけに硬くて……重いなッ!!」

 だが、コルベールがいくら力を込めて体を動かそうとしても、男の体は凍りついたように動かなかった。
 渾身の力を込めても、やはり微動だにしない。人間の重さじゃあないぞ! こいつは。
 仕方ないので、しぶしぶ腕を持ち上げて覗き込むことにしたのだが……

「(な!? やはり重いっ……?)」 

 しかし、それも中々に難しい事だった。 
 コルベールは両手で、やっと持ち上げた。人間の腕を持ち上げていると言うより、この大きさの鉄の塊を持ち上げてると言ったほうが
 いくらか現実的に思えるほど男の腕は重かったのだ。それは丸太のような見た目からしてもわかりそうな事だったが、それを含めた上で異常に重いのだ。
 それでも何とかルーンを覗き込んだコルベールは、一息つけると同時に腕を落とした。
 
「はぁ、はぁ……珍しいルーンだ……はぁ、はぁ」 

 汗をたらし、息を切らしながらコルベールは言った。
 全く、コレだけの感想を言うために、なぜこれほど疲れなければいけないのだ?
 なんだか無性に腹が立ってきた気がするが、仮にも生徒の前で倒れている男を蹴り飛ばすなんて真似ができるはずもなく、
 両手を叩いて未だにざわめきの収まらない生徒たちの意識を自分に集めた。
 

849 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:36:44 ID:PCDI2+Mn
つくづくこの使い魔のルーンはひどい洗脳効果をもたらしますね支援

850 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:36:50 ID:eketWSgP
そりゃターミネーターは重いだろうなw

支援

851 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:36:55 ID:kHlR1WZI
こんなにコントラクト・サーヴァントが下衆な魔法に見えたのは初めてだ支援

852 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:36:59 ID:14J93aK2
支援

853 :T-0:2007/08/13(月) 17:38:08 ID:awXobe6C

 近くにいるはずのコルベールの声が、なぜか遠くに聞こえた。
 ルイズはしばらく腰が抜けて立てなかったが、持ち前のプライドと気力でふらふらしながら立ち上がる。
 そして、男を見下ろした。男はまだうつぶせに倒れ、眠るようにと言うか、死んだようになっている。
 さすがにもう、あの威圧感は感じられない。
 ルイズは睨みつけるようにしばらくそうしていたが、もはや雑音と化したコルベールの声が聞こえなくなってようやく踵を返した。
 そして、近くにあの青髪の少女を見つけると、大股で近づいて背後から肩を叩いた。

「……ありがと」

 振り返った少女は最初不思議そうに顔を傾かせたが、言葉の意味を理解したのか一言だけ、ルイズに聞こえる程度に呟いた。

「どうも」

 青髪の少女は言い終わると背を向けてきびきびと歩き出した。
 小さくなる背中を見つめながら――こんな事を言うのは失礼なのだが――ルイズは名前の解らないあの少女の消え入りそうで、無関心な目がしたどことなく、
 背後でいつの間にか立ち上がっていた男の目に、似ている気がした。


854 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:40:08 ID:Vu/5gtdy
コントラクト・サーヴァント・・・
まさに吐き気をもようすほどの邪悪な魔法だな

855 :T-0:2007/08/13(月) 17:40:22 ID:awXobe6C

「タバサ。あなたったら、やっぱりすごいわね」

 背後から聞こえてきた声は、気配と共に誰なのか考えるまでもない。
 タバサは振り返りもせず、歩きながらも器用に読み進める本から目を離さなかった。
 
「何が」

 ただ、ちゃんと受け答えだけはする。
 彼女は学院での、数少ない友達と呼べる存在だから。
 
「あんな不気味な存在相手に真っ向から話せるんだもの。私だったら、うーん、ちょっと出来ないわね」

 タバサの眉がわずかに揺れ、ページをめくる手をピタリ止めた。
 意外だ。何であろうとキュルケが男に対し、冗談でも『不気味な存在』などと恐怖めいた感情を口にするのは。
 ちらりとキュルケを一瞥する。彼女はやや身を捩じらせて、奇妙なポーズをとっていた。

「(あれは……)」

 視線をキュルケから外し、首を回して後ろへと注意を向ける。
 まざまざと動揺の見て取れるルイズが、起き上がったあの男に驚きにうまくロレツの回らない口で一生懸命に何かを話していた。
 きーきーうるさいだろう言葉を、男は黙って聞いている。
 不意に、男の目がタバサの目を覗き込んだ。それはほんの一瞬だったが、あの男は確かにこちらを見た。
 キュルケは自分の話に熱が入りすぎて気づいていない。
 タバサは目を細めて、まるで威嚇するように男をにらんだ。しかし、元々目が合ったのは一瞬だっただけに、
 男の鋭い視線は既にタバサから逃れ、下方にいるルイズへと向けられていた。 


856 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:40:40 ID:gFWPVDGi
この世界では誰がTに服取られるんだろ・・・

857 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:40:44 ID:7ddzdjTY
ターミネーター支援

>>841
パタリロではできてたな

858 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:40:50 ID:iFTOv9nP
なんて酷い魔法だ……と初めて思った。
よくよく考えなくてもすげー魔法だな。コントラクト・サーヴァントって

859 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:41:30 ID:TsdcAzVP
久しぶりに最低の魔法だと言うことを実感したぜ支援

860 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:42:41 ID:uOBGMLz8
支援

861 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:42:42 ID:EyzTVwAB
いや、本編ではこー言う効果じゃないからさwww
これはここのところ限定の効果だろ冷静に考えて、そもそもここまで劇的じゃないからすごいわけで
どれくらい劇的じゃないかというと、本編では実は洗脳効果なんてなかったんじゃないかというくらい劇的じゃないわけで
……ひょっとしたら、本編のアレって洗脳じゃなくて勘違いだったのかもしれないね?

862 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:43:16 ID:gloQm/ij
あんまり実感ないけど
強制で呼び出して洗脳する魔法なんて外道極まりないな。
支援

863 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:43:56 ID:3cSeduaE
州知事支援

実際はサブリミナル効果だもんな。そっちの方がよっぽど悪質な洗脳だけど

864 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:44:48 ID:4Okm8MF5
支援
このクロスでの洗脳怖いナw
……キュイキュイもタバサにこの勢いで洗脳されてるんだろうなー

865 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:45:20 ID:PCDI2+Mn
まあ、劇的じゃないから余計にえぐいという意見もあるわけで支援
タバサをノシたエルフがきゅいきゅいに向かって「とりこまれたか」みたいな台詞を
言ってたから、やっぱり洗脳効果あるんじゃないのアレ。

866 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:47:11 ID:pHP09r80
それでもT−0のコントラクト・サーヴァントは恐ろしい威力だな。
人というより機械に近い存在だからより強く働きでもしたんだろうか。

867 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:48:38 ID:EyzTVwAB
あれ? そうだっけ?
あれってサブリミナル効果じゃなくて、術者の思考に円滑に近づく為の翻訳機構が見かけ上外からは
洗脳されたみたいに見えるんじゃなかったっけ?

まあ、エルフの場合は、単に人間の軍門に下ったか的な意味で言ってるような気もするが
と、いうかそもそも呼び出した後から使い魔になる前までに
通常は無抵抗の時点で呼び出しの時点である程度の選別してるとしか思えない

868 :T-0:2007/08/13(月) 17:50:46 ID:awXobe6C
投下終了。支援と共に意見に感謝。
書いてるときは気づかなかったが、コントラクト(略)確かに恐ろしい。
でもターミネーター使い魔にするんならやはりこのくらいしないとダメだと思ったので……

>>856
申し訳ないんですけど、このT-800は服、着てます……
まとめにある1と2を参照して下さい。

869 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:51:03 ID:eketWSgP
よく考えてみたら
いきなり呼び出しといて無理矢理使い魔にするって
かなりサイト本当に不憫だよな

870 :宵闇の使い魔:2007/08/13(月) 17:52:27 ID:Qkk5h5IY
>>807
遅反応だが俺も欲しいw

さて、昨日「次は何時になるか」などと書いておきながら、
暇だったので仕事中に書き上げたので投下します。
今回は前回のようなミスは無いと思いたい……(見直し三回)

871 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:52:36 ID:4l/SvdY4
服どころか肉すら着てなかったら・・・

872 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:52:57 ID:y4+w4R/5
まあ、召喚なんてそういうもんだと思うけどな
向こうの価値観では何気ないことなんだろうな

メガテンみたく命をもてあそぶってレベルじゃないこととかやりまくってた世界もあるんだし
たかだが洗脳ぐらいでとも思えてしまう

873 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:53:25 ID:kHlR1WZI
>>870
すげえ執筆速度に感動支援!
本当に凄い……。

874 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:53:44 ID:6FWyFeD1
よく考えるとコントラクト・サーザントって
相手の都合を考えず無理やり呼び出して
一方的な契約をし、使役する魔法なんだよな

外道だな・・・

875 :宵闇の使い魔:2007/08/13(月) 17:53:45 ID:Qkk5h5IY
トラゾウがギーシュを圧倒した事で、私への視線にも少し変化があった。
けど、それ以上にトラゾウの周りが――
キュルケは何時ものこととしても、あのメイドに――タバサまで!?
どういうことなのよ、これって。
アイツは私の使い魔なんだからッ!


宵闇の使い魔
第肆話:微熱の誘惑


虎蔵とギーシュの決闘。
オスマンとコルベールは、学長室の壁に掛けられた遠見の鏡でそれを眺めていた。

「ふむ―――勝ったか」

オスマンが軽く杖を振ると、効果が切れて普通の鏡に戻る。
コルベールがやってくるまでロングビルにセクハラを働いていた好色爺とは思えぬ、
真剣な様相で椅子に身体を深く沈めた。
「やはりあの使い魔がガンダールヴであることは、間違いないようですな」
「確かにのう――あの動きを見てしまえば否定は出来まい。しかし――」
何か言いたげなオスマンに、コルベールが鸚鵡返しに問う。
「しかし、いかにガンダールヴと言えども、あの動きは尋常ではあるまい。
 最後の六体のゴーレムの攻撃を回避した手段も不明であるしの。
 時に――お主、奴と一対一で勝てる自信があるか?」
オスマンの言葉に、コルベールは黙り込み、思考の海に沈む。
確かに、あのスピードは異常である。
少なくとも魔法を唱える隙は与えられないだろうし、並みの魔法では当てる事も出来まい。
本気で勝とうとするならば不意打ち――それも広範囲の魔法で一気に殲滅するしか――
と、其処まで考えたところでコルベールは頭を振ってその思考を振り払う。
「勝てる勝てないで言えば、勝つことは不可能ではないでしょう。
 しかし、彼はミス・ヴァリエールの使い魔です。そのような必要性がありましょうか?」
「お主の言いたい事はわかる。だが、見たろう。あの笑みを――あれは人が浮かべる類の物ではない」
ぬぅ――と、コルベールも唸るしかない。
それ程の恐怖が、威圧感があの笑みにはあった。
近くに居た生徒たちは何も感じなかったのだろうか。
あれは獣の――それも生きるために戦うのではなく、望んで戦い、殺戮する獣の笑みだ。

「とはいえ、確かに最後はミス・ヴァリエールの言葉に従っていたようじゃな」

そう、ルイズの最後の叫び――あれが無ければ、ギーシュの片腕は容易く宙に舞っていた。
あの使い魔は確かに、ルイズには従ったのだ。
コルベールはオスマンの声でネガティヴな想像を振り切る。
「まぁ、暫くは様子見しかあるまい。厄介ごとが他に無いわけでもないからの」
「《土くれ》ですか」
コルベールの出した名前に、オスマンは面倒そうに頷いた。
「まあ、学院の宝物庫ならば問題は無いと思うがのう――」



876 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:54:15 ID:mSU1SOdx
名前からしてサーヴァントだからな
便利な強制奴隷化魔法

877 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:54:18 ID:uy5+Ml6v
召喚されたら確かキスするんだったよな?
阿部さんとルイズが………

878 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:54:27 ID:z98FfmWd
次元規模での誘拐集団としてレンズマンに壊滅させられるハルケギニアの姿が!

879 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:54:31 ID:4Okm8MF5
>>871
逆に大当たりと思われるのではなかろうか? アイアンゴーレム的に。

880 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:54:42 ID:uOBGMLz8
支援

881 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:55:33 ID:4Okm8MF5
支援

>>878
いや、同じ世界のしか本来呼べないから。

882 :宵闇の使い魔:2007/08/13(月) 17:56:10 ID:Qkk5h5IY

一方、オスマンとコルベールが深刻な話をしているのと同刻。
既に人が立ち去った広場では、キュルケとタバサがあの決闘の検証をしていた。

「うーん――確かに彼は此処に居て、六方向からワルキューレの槍で刺された。
 それは間違い無いと思うのよ」
腕を組みながら、虎蔵が変わり身を使った場所に立つキュルケ。
タバサもそれには同意する。確かに、見たのだ。
「けど、次の瞬間には彼は――上から降りてきて、ワルキューレの頭の上に立った」
と、今度は空を見上げる。
室内や森の中というわけでもない。
上には双月が浮かんでいるだけだ。
「で、その時には――槍が刺さった方の彼は、こいつになってた」
といって杖で六の槍痕が残る丸太をコンコンと叩く。
ただの丸太だ。
「どーいうことよ。これ」
お手上げ、と言わんばかりに肩を竦めるキュルケ。
タバサは僅かに考え込んで、
「――可能性としては――」
と呟き始める。
「彼が風のスクエアクラスであること」
「遍在!」
パンっと手を叩いて、それがあったわね、と納得するキュルケ。
そう。誰しもが彼を平民だと思い込んでいるが、もしメイジであるならば――
「けど、それは無いと思う」
と、タバサの言葉がキュルケの思考を遮る。
なんで、と首を傾げるキュルケに、タバサは相変わらずの表情で、
「メイジであることを隠しているとすると、色々と不自然。
 例えばもし、何か罪を犯していて正体が割れたくないメイジなら、あんな奇抜な方法で勝っては目立つ」
と、何時もよりだいぶ饒舌に喋る。
「それに――あの身のこなしのこともある」
なるほど、とキュルケも頷く。
魔法衛士隊ならあのような動きが出来るのだろうか。
難しいと思う。
なにせ目で捉えきれない程の超スピードだ。
「まったく、本当に何者なのかしら。流石にルイズも気になってたようだし」
「――解らない。でも、興味はある」
――ただの《メイジ殺し》ではない。それ以上の何か――
キュルケの呟きに答えながらも、タバサはそう考えていた。

「うーん、いけないわね。火が付いちゃったかも――
 タバサ、もしかして貴女もって事は無いわよね?」
歩き始めたタバサの後ろを歩きながら、自らの身体を抱きながらキュルケが言う。
親友の相変わらずの調子に、タバサは深い溜息をつくのだった。

883 :宵闇の使い魔:2007/08/13(月) 17:57:28 ID:Qkk5h5IY
夜。
虎蔵は昨日に引き続き、テラスに出てきては紫煙を燻らせていた。
あの後、厨房で茶を――もっとも紅茶だったが――を飲んでいたら、
決闘の話を聞きつけたマルトーが「我らの剣」だとか言って抱きついてきたり、
シエスタがやたらと世話を焼きたがってきたりと大変だった。
そして酒の匂いをさせてルイズの部屋に変えれば、
やたらと不機嫌なルイズに行動を咎められるわ、最後の変わり身を問い詰められるわで、
はっきり言って決闘が終わってからの方がよっぽど疲れたものだ。
ちなみにルイズは決闘時の精神的な疲労か説教疲れか、倒れこむようにベットに突っ伏している。

「あ゛ー。畳が恋しい――」
妙な疲れを感じて呟けば、随分と長くあの感触を味わってないことを思い出す。
ふぅ――と煙を輪っかにして吐き出す。
床に毛布だけで寝るのも別に平気ではあるのだが、こう、十分なリラックスは出来ない。
「さっきの餓鬼の部屋を借りるか?」
腰を抜かしては、同じ位の年頃に見える金髪の少女に解放されていた姿を思い返す。
――まぁ、今日はきっと連れ込んでいることだろうから勘弁してやるか――
ギーシュの名前も思い出せないままそう決め付けると、よっこらせ、と声に出して立ち上がる。
煙草を地面に落して踏みつけると、のんびりとルイズの部屋へと戻っていった。



翌日から、虎蔵とルイズの周りには妙に人が集まるようになって来た。
もともとキュルケは、学院の生徒の中では比較的ルイズにちょっかいを掛けてくる方であったが、
最近はやたらと虎蔵の事を聞いてくる。
もっとも、聞かれたところでルイズにも答えられないので、人の使い魔にちょっかいを出すなと釘を刺し続けている。
まつたく聞いては居ないようで、ことあるごとに虎蔵に絡んでいってるのだが。

また、キュルケの友人であるらしいタバサからの視線も気になる。
彼女の場合、キュルケが送ってくるような質の物ではないだろうが、
何か虎蔵を探るような感じを受ける。
彼女自身、あの日以来、虎蔵の正体が気になって色々と問い詰めてはいるのだが、
あの手この手でかわされてしまっているのが現実だ。
飄々とかわされては、気がつけば居なくなっていたり戻ってきていたりするのだから、
あまり強く出たところで意味が無いのは数日で理解した。

他の名前も知らない女生徒のなかにも、僅かながらだがファンが居るらしい。キュルケ曰く。
確かに、顔は悪くないし、そこらの男子生徒より背も高く、なにより強い。
なるほど、平民とはいえ多少は人気が出るのかもしれない。
さらに平民からはやたらと人気が出ているようで、食べ物はあのメイドが作っているらしい。
コックの連中からもやたらと好かれているようで、厨房に行っては酒を飲んで返ってくる事が多い。
相手がメイドでは内容なのが救いだが。
――救い?――
救いとはなんだ。別に自分は、彼が誰と何していようとも、使い魔としての本分を果すならば構わないはずだ。
他意は無い。

後はギーシュがやたらと懐いているように見える。一方的にだが。
彼は全く良いところ無く負けた事で、女性とからの人気は地に落ちたようだが、
それが逆に幸いしてモンモランシーとは復縁できたようだ。
まぁ、これはルイズに関係の無いことなのであっという間に頭から消え去った。

884 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:57:45 ID:7ddzdjTY
宵闇の次に「ゼロのしもべ」の代理投下予約

885 :宵闇の使い魔:2007/08/13(月) 17:58:35 ID:Qkk5h5IY

「はぁ――」

ルイズはベッドに横になり、天井を眺めながら溜息をつく。
彼は今夜もまた、ふらっと部屋を抜け出していった。
問い詰めたところによれば、テラスで煙草という細い葉巻のような物を吸っているのだという。
まぁ、部屋の中で座れるよりはマシなのだが、ここ数日の事を考えると、
こう頻繁に目の前から消えられるのは気分の良い物ではない。
再び溜息をついたて寝返りをうとうとしたところで、隣の部屋が僅かに騒がしくなッた。
またキュルケが男を連れ込んでいるのだろう――
と、何時ものように無視しようとしたのだが、
「まさか――」
ほんの僅かにだが嫌な予感を感じると、ルイズはベッドから起き上がった。



少し時間を遡る。
虎蔵がテラスに出て残り少ない煙草を咥えていると、何処からかフレイムがやってくる。
最近は妙にキュルケが絡んでくるのでよく見かけるが、この時間に見たのは初めてだった。
「何の用だ――って、言葉通じてんのか?」
自分とルイズが出来ない為か、主と使い魔の感覚共有はすっかり忘れている虎蔵は、
フレイムの頭をぽんぽんと叩きながら口にする。
すると、フレイムは虎蔵の袖を甘噛みして、建物の中へと連れて行こうとする。
「こら、引っ張んな。んだよ、ついて行けば良いのか?」
何の用だかと呟くが、キュルケの部屋はルイズの部屋の隣りなのだから、
別に無駄足になるわけではないか、とフレイムの後についていった。

ふむ、とルイズの部屋を一瞥してからキュルケの部屋のドアを開ける。
ノックなどするタイプではない。
「邪魔するぞ」
と、声だけは掛けて、ずかずかと踏み込んでいく。
部屋の中は暗かったが、窓から月明かりが入ってくることもあって、部屋の奥にキュルケが居ることは見えた。
「扉を閉めて貰える?風が入って寒いから」
そんなか?と、首をかしげながらドアを閉める。
すると、どこか嗅ぎ慣れた香りが感じられた。何か香でも焚いているようだ。
「これで良いだろ。俺ぁそろそろ寝ようと思ってたんだが――」
「あら、そうなの?なら丁度良いタイミングよ。こっちにいらっしゃいな」
虎蔵の言葉を遮るようにキュルケがそういうと、ランタンに火が灯り、彼女の姿をぼんやりと映し出す。

ベッドに腰掛けたキュルケはベビードールだけを着けた悩ましい姿を晒していた。
ルイズと同じ学院の生徒だとは思えないスタイルで、別にまったく似てはいないのだが、
召喚される直前まで抱いていた娼婦を思い出す。
「貴方はあたしをはしたない女だと思われるでしょうね。あたしの二つ名は『微熱』。
すぐに燃え上がって『情熱』に変わってしまうの」
くすりと艶美に笑いながらベッドから立ち上がると、虎蔵にしなだれかかってくる。
彼女自身からも甘い香りがした。
「なるほどな――」
虎蔵がそう呟くと、ポケットに突っ込んでいた手でキュルケの顎を押さえて軽く上を向かせると、
やや強引に唇を奪う。
「んッ!?」
流石のキュルケも、あっさり乗ってくるどころか彼の方から手を出してくるとは思って居なかったようで、
僅かに目を見開いて驚きを示す。
抵抗も拒絶もしなかったが。
暫くして開放されると、キュルケは先程よりも上気した表情で少し拗ねて見せる。
幾つか用意していた口説き文句も全て無駄になってしまった。
「思ってた以上に強引なのね」
「この時間に、んな格好で誘っておいて強引もなんもねーだろ」
キュルケは「それもそうね」と言って、押し倒されるように、しかし自らベッドに倒れこむ。

886 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 17:59:42 ID:TsdcAzVP
さすが虎さん。据え膳を食うねっ!

887 :宵闇の使い魔:2007/08/13(月) 17:59:44 ID:Qkk5h5IY
虎蔵にしてみれば、まあ悪くはない提案である。
昼間には、講義を抜け出してギーシュのベッドを借りて惰眠を貪ってはいることもあるが、夜は相変わらず床に毛布である。
加えて、召喚直前からお預けを喰らっていることを思い出せば、キュルケの提案は十分に魅力的だ。
最近随分と世話を焼こうとしてくるシエスタは、下手に手を出すと面倒なことになりそうではあるが、
こっちならばそういった事も無さそうで、こう言ってはなんだが都合が良い。
ベッドに倒れたまま上気した表情で見上げてくるキュルケを眺めつつ、自らもスーツを脱ごうと手をかけるが――

「見られて興奮する趣味は無いんだがな――」

虎蔵がそう言いながら上体を起こす。
キュルケは、「え?」と表情を変えると、彼の視線を追って窓を見た。
「キュルケ!待ち合わせの時間に君が来ないから来てみれば」
窓の外に少年が一人。
どうやら先約があったようだ。
やれやれ、と肩を竦めてベットから降りる虎蔵。
「あ、ちょっとトラゾウ―――えぇと、ベリッソン、二時間後に」
「何を言ってるんだ、だいたいそんな平民の男に――」
二時間と言う言葉に、くくっと笑いながらドアへと向かう。
身体を動かした挙句に、ベッドから追い出されるのが確定しているのに、わざわざ乗る必要はない。
「あっ、ちょっと待って!あぁん、もう――」
「悪いが、制限時間付きは嫌いなんでね」
そう言い残すと、あっさりと出て言ってしまった。
「キュルケ!」
相変わらず食い下がるベリッソンに、「もう!」と苛立ち紛れに魔法をぶつけるのだった。


-------------------------
以上です。お目汚し失礼。
バトルなしの回は虎の字っぽくなってるか毎回不安とです。

888 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:00:16 ID:y4+w4R/5
>>883
上から6行目
変えれば→帰れば
となるのかな?

889 :宵闇の使い魔:2007/08/13(月) 18:01:42 ID:Qkk5h5IY
>>888
Yes,Yes,Yes!!

俺のうっかりっぷりは八兵衛級らしい。
今日も埋まってくる。

890 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:01:44 ID:7ddzdjTY
じゃあゼロのしもべの代理投下を始めます

891 :代理:2007/08/13(月) 18:03:08 ID:7ddzdjTY
164 :ゼロのしもべ:2007/08/13(月) 12:48:49 ID:kN9/wChg
 空にそびえる水神(わだつみ)の城♪
 とか替え歌を歌いたいような、うねる巨大な水の竜巻が出現した。まるで、水の城だ。
 完成した城は、おまけに命の鐘の力をもって意思を得ている。やばさは尋常のものではない。いうなれば意思をもった大量殺戮
兵器である。
 土砂を吸い上げながら、その城は進軍を開始した。触れるもの全て飲み込み、破壊していく。凶悪なミキサーであった。こんなも
のに襲い掛かられては、人間の作ったものは城であろうとなんであろうとひとたまりもないだろう。
「我に仇為す不届きものども!命を食らえば現世を失う!春夏秋冬万物流転!消滅尚もて往生せ!」
 水竜巻がけたたましい笑い声をあげる。竜巻表面に浮きでたクロムウェルの顔がぐじっと醜く歪んだ。嗤っているのだ。
 その大きさからは想像できぬほど、速い。人間の全速力などナメクジほどでしかないはずだ。バビル2世は逃げ出せても、キュル
ケやタバサは逃げるのが間に合わないだろう。つまりここで迎え撃ち、その間に2人を逃がすしかあるまい。
「なれば、数で威力を削り取る!」
 残月が叫び、キセルを振った。水竜巻を取り囲むように、6個の小竜巻が発生した。
「往生!」
 6個の竜巻が同時に水竜巻に踊りかかった。唸りをあげて、独楽のようにぶつかり、その威力を削ろうとする。
「笑止千万抱腹絶倒。無意味なりて我を止めるは無駄行為!」
 水竜巻が叫ぶと同時に、小竜巻は消え去った。まるでハエを追い払う牛のようだ。
 これでは時間稼ぎにもならない。
「いかんな。このままではシャルロット君たちを脱出させようにも…ッ」
 ぐぬう、と歯噛みするセルバンテス。マントを振ると、その下からマジックミサイルが何十発と現れて、水竜巻めがけて襲い掛かる。
雨あられとマジックミサイルを食らっても、竜巻の威力は少しも変わらない。
「我々では足止めにもならぬか。」
 せめて竜巻に対抗できる技を得意とするものがいてくれれば、と後方をちらりと窺うバンテス。
 そんな抵抗など無駄無駄ァ!とあざ笑うように、水竜巻はさらに激しくうねる。
 まさにバビル2世たちを竜巻が飲み込まんとするとき、飛び込んできたのは赤い馬。
 上にピンクブロンドの髪の少女を乗せ、竜巻の前に立ちふさがった。
「ルイズ!?」
 代わりに答えるかのように、赤い馬がいなないた。上には半死半生の態のルイズが。
「し、死ぬかと思ったわ……」
 真っ青な顔をして、今にも落馬しそうだ。
「どうしたんだ!?いったいこの馬は?何があったんだ!?」
「その話はあとだ/今はこのピンチをどーにかするのが先決じぇねーのか?/」
 代わりに答えたのは、ルイズが背負ったデルフであった。カタカタと刀身を揺らしている。
「デルフ!?」
「おうよ/デルフさまよ/忘れてた、なんていう悪い子には知恵をかさねーからな/」
 忘れてはないけど、いらない子なのは間違いない。という言葉を全員が飲み込んだ。デルフ、不憫な子。
「このピンチをどうにかする。まさか…」
 ハッと気付いたバビル2世の、顔が青ざめる。
「虚無の魔法を使うと言うんじゃないだろうな。」
 脂汗をかき、デルフを問い詰める。あの巨大な光を間近で見た人間にとって、地上で虚無を使うと言うことは恐怖以外の何もので
もない。下手なことを言えば刀身をへし折るぞと言わんばかりの勢いで、デルフに詰め寄る。
「安心しろ、現相棒/エクスプロージョンじゃないからよ/こういうときにうってつけの魔法があるんだっての/おでれーたか?」
 デルフに顔があればおそらくにやりと笑ったことだろう。自信満々なデルフの態度に、バビル2世は身を引いた。
「いいだろう。相棒としてデルフ、きみを信じようじゃないか。それで、ぼくたちは何をすればいい?」
「決まったことよ。いつもどおり、詠唱が終わるまで、竜巻を押さえ込んでくれ。」
「無茶な!」
 残月が叫ぶ。
「それができるならば当の昔にやっている。それができないから、我々は困り果てているのだ。」
「だけどよ、やるしかねーぜ?」
 デルフの言葉にバビル2世が頷いた。
「わかった。やってみよう。」
 水竜巻に向き直る。

892 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:03:22 ID:gloQm/ij
乙&GJ!
なかなかストレートに行くキャラは少ないからな。

893 :代理:2007/08/13(月) 18:05:30 ID:7ddzdjTY
165 :ゼロのしもべ:2007/08/13(月) 12:49:32 ID:kN9/wChg
「ぼくの超能力をフルに使えば、なんとかなるかもしれない。」
 すでにルイズは詠唱をはじめている。雨音に混じって、ルイズの詠唱があたりに響く。
 なんという心地よい旋律だろうか。
「おい、相棒/」
 デルフがバビル2世を呼び止める。
「おれを忘れるなってーの/こう見えても、ある程度の魔法なら吸い込めるんだぜ/」
「それはいいことを聞いた。」
 デルフを鞘から抜いて、握るバビル2世。左手甲がまばゆいばかりに輝きだす。
「あの竜巻を全部吸い込めるかい?」
「うーん、微妙だな/でも、ま、言い出しっぺだし、折れない程度までならやったるけどよー/」
「折れるまでやれ。」冷たく言い放つバビル2世。
 デルフを構えて、バビル2世が竜巻へと歩を進める。
「精神動力をフルに使って、ぼくが削れるところまで削ろう。あとはデルフに任せた。」
 バビル2世の髪がたなびいた。
 大地が鳴動をはじめ、地割れが起こる。
 土砂や岩が浮き上がり、渦を巻いていく。
 猛烈な勢いで回転する力の渦がバビル2世を中心に巻き起こったのだ。

 精神動力と竜巻が真正面から激突した。
 はじける。
 削れる。
 ぶつかる。
 うなる。
 のみこむ。
 締め上げる。
 えぐり、ひきさき、ぶちかまし、吹っ飛ばす。
 それは巨人同士の取っ組み合いにも似ていた。隙あれば組み伏せ、相手を踏み潰し、ひねり殺そうとする。
 技、などというものは一切入る余地のない。純粋な力と力の激突だ。
 そういう意味ではバビル2世は不利である。
 なにしろ先ほど地球監視者No.1と、念動力対決を行っていたのだ。それでかなりの消耗をしている。
 加えて敵はトライアングル同士によるヘキサゴン・スペル。通常の威力の六乗にまで達した魔法の塊だ。さらに命の鐘の力まで
が加わっている。
 消耗した力と、通常の六乗にまで増加した力+α。勝敗はだれが見ても明らかである。
 やがて予想通り、精神動力が押され始める。全体を竜巻で削られ、どんどんやせ細っていく。
「ぐ、ぐうぅ…」
 脂汗をかき、懸命に力を振り絞るバビル2世。だが、このまま行けば遠からず力を使い果たし、竜巻に飲み込まれるだろう。
「おいおい、現相棒/まだこの程度じゃおれは全部吸いきれないぜ!/」
 焦ったようなデルフの声。命の鐘の力が加わったことにより、竜巻の威力が予想以上なのだ。通常のヘキサゴンスペルであれば、
飲み込めたに違いない。しかし、それに加わって命の鐘の力まであるとなれば、さすがのデルフリンガーと言えども吸収限界をオー
バーしていておかしくはない。
 そうしている間にも、精神動力はどんどんか細く、弱くなっていく。なにか契機があれば一気に飲み込まれてもおかしくはない。
「是即ち終結。覚悟を決めるはバビル2世!勝利を決めるは命の鐘よ!」
 水竜巻表面の顔が、大口を開けて笑った。
 次の瞬間―
「否ッ!」
 水竜巻の巻き込んだ水が逆回転をはじめた。竜巻の流れに逆らうように、暴れまわり、踊り狂っていく。
「何事在るは我報告!?」
 あわてて周囲を見回すクロムウェル。その目に飛び込んできたのは…
「あそこにビンあるは水が精霊!」
 ビンの中で、怒り猛った水の精霊であった。
「よくも……よくも我が愛しき方を!!」
 完全にぶちぎれた水の精霊が、ビンの中で吼えた。全身を輝かせながら、周囲の水を水竜巻に叩きつける。
「否ー!?」
 水に翻弄され、クロムウェルが大きく揺らぐ。
「よくも我が愛しき方を痛めつけてくれたな!100倍、いや1000倍にして返してくれよう!」
 ポセイドンを吹っ飛ばされたことで、水の精霊がプッツンきたのだ。周囲の影響云々はどこへ行ったのか、あたり一面の水をありっ
たけ竜巻に叩きつける。

894 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:05:44 ID:aAO2IYgW
折角だから俺は支援するZE!

895 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:06:19 ID:uOBGMLz8
支援

896 :代理:2007/08/13(月) 18:06:58 ID:7ddzdjTY
「……怖…」
 脅されて、ビンをここまで運んできたモンモンが物陰で怯えている。よく自分の先祖はこんな水の精霊と契約できたのだと改めて
感心していた。同時に、「水の精霊の前でされた誓約はたがえられない」という言い伝えは、この性格に由来するものなんじゃない
かと考えてもいたりした。
「こうなれば私も気絶するまで魔力を使いきらせてもらう!」
 残月が、空気の塊を何十個もぶつけていく。水の塊を喰らってふらついていたところにそのようなものを浴び、さすがの竜巻も威
力が落ちていくではないか。
「いまだ、現相棒!/」
 デルフが叫んだ。この勢いならば、充分に吸収できると踏んだのだ。
 バビル2世が竜巻にデルフを突き刺した。荒れ狂う竜巻が、デルフを中心に回転し始める。クロムウェルの苦痛に満ちた叫び声が
周囲に響き渡る。
「行けるぞ、現相棒!/このままなら竜巻を飲み込めるぜ!/」


166 :ゼロのしもべ:2007/08/13(月) 12:51:10 ID:kN9/wChg
 だが、
「否!ここで滅せずとも我が命ぃッ!」
 クロムウェルが吼えた。懸命に体勢を立て直し、改めて回転速度をあげていく。
「我にたてつく無法がものども!所業を返せば現世に帰る!」
 がおおおおおん、と叫び、ルイズを睨みつけた。
「汝が希望は我滅す!すなわちこの娘の魔法を頼りで皆守る!始末すること我が勝利也ー!」
「な、なんじゃこりゃー!/」
 デルフが竜巻の速度に耐え切れず、吹っ飛ばされた。バビル2世が巻き込まれ、空中に跳ね上げられた。
「ビッグ・ファイア様!」
 残月が思わず目でバビル2世の行方を追う。次の瞬間、腹に重い衝撃を受けて後方に飛ばされた。
 岩だ。
 飲み込み、巻き上げていた岩を、周囲にはじき出しているのだ。
「危ない!」
 詠唱中でトランス状態のルイズ。そんなルイズめがけて吹っ飛んできた岩を、バンテスが身体で受け止めた。ゴーグルがはじけ跳び、頭から血が吹き出る。
「ぐぅぅ…なんという威力…ッ」
 ルイズを守るように前に仁王立つバンテス。その身体に大小の石つぶてが襲い掛かる。
 そのこと如くを身体で受けとめ、ルイズを守る。
「セルバンテスさん!」
 着地したバビル2世が駆け寄ろうとする。が、精神力をフルに使ったバビル2世に動く余裕はない。デルフを杖代わりに、立ってい
るのがやっとというありさまだ。
「だ、大丈夫だッ…。」
 笑みを浮かべるセルバンテス。だがその身体には容赦なく岩が叩きつけられていく。
「娘を守るは感心なれど、所詮は無益が抵抗よ!今が我が身を賭ける時也!」
 クロムウェルの目が光る。衰えていた回転速度がにわかに増し、威力を挙げていく。
 全ての力を振り絞って、最後の賭けに出たのだ。
 狙いは、呪文を詠唱するルイズただ一人。さすがのセルバンテスといえども、この竜巻を受け止めることは不可能だ。
 水の精霊といえども風の勢いばかりはどうにもしようがない。
「絶命覚悟が汝は人生ッ!」
 轟、とうなりをあげる竜巻。
 竜巻が、ルイズに襲い掛かった。

897 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:07:38 ID:uOBGMLz8
支援

898 :代理:2007/08/13(月) 18:08:07 ID:7ddzdjTY

「甘い!」
 竜巻がルイズを飲み込もうというまさにそのとき、赤い風がクロムウェルに襲い掛かり、進行を阻んだ。
 進行を阻むのみならず。なんと竜巻を押し返していくではないか。
「汝が何奴これ我が疑問!?」
 クロムウェルが、赤い突風・衝撃波の現れた方向を見て叫ぶ。
 そこにいたのは、そう。間違いない、
「名前など我々には存在しない!」
 地球監視者No.3だ。
 竜巻に飛び掛る地球監視者。両腕を中に突っ込んで、衝撃波をほとばしらせる。
「否!否!否!?」
 No.3が竜巻の中に飲み込まれた。飲み込まれたかと思うと、全体に赤い衝撃波が広がっていく。
 自らの肉体を、衝撃波に変えたのであった。
 赤い衝撃波は竜巻と逆回転を始める。竜巻内部で火花が起こり、風の勢いをどんどん飲み込んでいく。
「No.3、そのまま押さえ込めておけ!」
 No.1が精神を集中させる。竜巻のすぐ真下の地面を地割れさせ、持ち上げていく。
 竜巻の中に、見る間に岩の塔がいくつも出来上がっていく。岩の塔にぶつかって、竜巻の威力がどんどん衰えていく。
 衝撃波旋風と、岩の塔がこれでもかと竜巻を痛めつけるではないか。
「あ、あなたがたは……」
 バビル2世が問うと、No.1は照れくさそうに、
「先ほどはご迷惑をおかけした。悲しいかな、われら二人。己の過ちを知らず、何が真で何が偽か、気づくことなくここまできた。」
 衝撃波となったNo.3が続ける。
「左様。たとえ我々が人にあらず、人工のものなりといえども、過ちを見抜く目を持たねば地球人類の性質の善なるか悪なるかを判断することはできぬ!」
「これ我ら二人の罪なり!罪にして誤りなり!」
「罪を禊ぎ、誤りを正さんとす!」
「孔明殿の言葉感じ入った。なれば、その説得に応じよう!」
「左様、我ら二人」
「「助太刀させていただく!」」
 その様子を後方で伺う男が一人。傍らに赤いよろいを着た男を引き連れている。
 そう、孔明だ。
「価値観を否定し、心理を不安定にさせておき、そこに新しい価値観を叩き込む。さすれば、人はわが思いのままとなる…」
 はるか後方で孔明が扇を掲げた。
「これまさしく策士の技」
 ぐへへ、といやらしく笑う。どうやら孔明があの二人に対してなにかしでかしたようであった。


167 :ゼロのしもべ14(終):2007/08/13(月) 12:54:16 ID:kN9/wChg
 そうこうしている間にも、岩山は竜巻を削り取り、衝撃波は威力を飲み込んでいく。
 徐々に竜巻は回転力を失い、勢力を弱めだす。
 つむじ風となり、先細って行き。
 やがて、消え去った。
 巻き上げた泥水が巨大な滝のように地面にばっしゃーんと崩れ落ちる。その中からNo.3が元の姿となって飛び出し、くるくると回って着地する。
 呪文を完成させたルイズが、崩れ落ちる水の隙間から、クロムウェルとウェールズめがけ、『ディスペル・マジック』を叩き込んだ。

 アンリエッタの周りに、眩い光が輝いた。
 すぅっと、隣に立ったウェールズの身体が地面に崩れ落ちる。アンリエッタは駆け寄ろうとするが、精神力を消耗しきっていたお
かげで意識を失い、地面に崩れ落ちる。
 辺りは一気に静寂に包まれた。

899 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:10:15 ID:7ddzdjTY
代理投下終了です

900 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:11:43 ID:gmg1xhqr
ちょwww孔明ルーンの洗脳並wwww

901 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:11:56 ID:PCDI2+Mn
孔明、あんたなにやったー!?でも面白かった

902 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:13:15 ID:9SPiayv4
乙です
ジャイアントロボの影響でステキ走りの基本・上体を揺らさず走るを習得したぜ
不気味だから勘弁してくれと言われたぜ

903 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:16:01 ID:sg2ebN7b
乙です
>>902
どうやって取得したんだwwwwww
教えてくれ

904 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:17:08 ID:Dn7NF2x7
唐突にだけどフーケ追跡で何でシルフィードじゃなくて馬車で追ったんだろ?
目立つからか?でも普通に連れてきてたよね?

905 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:17:16 ID:4l/SvdY4
ある程度腰を落として膝をつかって高さを調節する感じで走るんだよ

906 :新感覚本格派愉快型魔法少女:2007/08/13(月) 18:19:49 ID:h8RHqV6r

「はぁい!お待たせみんな!愛と正義の執行者。カレイドピンクのプリズムメイクがはじまるわよ(はぁと)」

普段無感情なタバサでさえも、あまりにも痛々しいその光景を見ては顔を顰めざるを得なかった。



プロットは立てたもののここまで書いて断念した。
ルビー様を表現するのは平民にはとても畏れ多くて無理…

907 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:20:46 ID:PCDI2+Mn
なにカオス発生装置を呼び出そうとしてますかあなたw

908 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:24:42 ID:7ddzdjTY
>普段無感情なタバサでさえも、あまりにも痛々しいその光景を見ては顔を顰めざるを得なかった。

なんとなくシグルイっぽい文章だな

909 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:25:40 ID:9SPiayv4
>>905

あら同類発見
ちなみに普通に走るより疲れると思うので練習するなら程々に
あと足首や腰の辺りも色々工夫してみると段々揺れないコツらしきものが分かってくる
……意外とステキ走りの出来る人間は多そうだな

910 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:26:38 ID:kHlR1WZI
>>909
実は俺も出来る。
足腰の鍛錬には丁度良いし。

911 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:31:12 ID:4l/SvdY4
NARUTO走りも練習中

912 :ゼロのアトリエ:2007/08/13(月) 18:31:18 ID:dq8yqeA4
投下するます

913 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:31:24 ID:boh5t82a
みんなステキすぎるw

914 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:31:45 ID:gloQm/ij
投下キャモーーーーーン!

915 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:31:48 ID:3cSeduaE
ぬう、素敵走りは未だに無理だ。パタリロのゴキブリ走法は出来るんだが・・・

916 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:32:21 ID:PCDI2+Mn
支援!待ってましたの支援!

917 :ゼロのアトリエ(1/3):2007/08/13(月) 18:32:27 ID:dq8yqeA4
「さてと、皆さん」
この間まで、城下に裏切り者が!すわトリステインの一大事!と怯えていたコルベールも、
最近はようやく落ち着きを取り戻して、いつもののんきな彼に戻っていた。
もともと彼は政治や事件にはあまり興味がない。
興味があるのは、学問と歴史と…研究である。
だから彼は授業が好きだった。自分の研究の成果を、存分に開陳できるからである。
そして本日、彼は嬉しそうに、でんっ!と机の上に妙なものを置いた。
「それはなんですか?ミスタ・コルベール」
生徒の一人が質問した。
果たしてそれは、妙な物体であった。長い円筒状の金属の筒に、これまた金属のパイプが延びている。
パイプはふいごのようなものに繋がり、円筒の頂上には、クランクがついている。
そしてクランクは円筒の脇にたてられた車輪に繋がっていた。
そしてさらにさらに、車輪は扉のついた箱に、ギアを介してくっついている。
一体何の授業をおっぱじめる気だろう?と、生徒達は興味深くその装置を見守った。
「えー。『火』系統の特徴を、誰かこの私に開帳してくれないかね?」
コルベールはそう言って、教室を見回す。教室中の視線がキュルケに集まった。
ハルケギニアで『火』といえばゲルマニア貴族であり、その中でもツェルプストー家は名門である。
彼女自身も『微熱』という二つ名が表す通り、『火』の系統が得意なのであった。
キュルケは授業中だというのに爪の手入れを続けながら、気だるげに答える。
「情熱と破壊が『火』の本領ですわ」
「そうとも!」
自身も『炎蛇』の二つ名を持つ、『火』のトライアングルメイジであるコルベールは、にっこり笑っていった。
「だがしかし、情熱はともかく、『火』が司るものが破壊だけでは寂しいと、
このコルベールは考えます。諸君、『火』は使いようですぞ。使いようによっては楽しいことができるのです。
いいかねミス・ツェルプストー。破壊するだけじゃない。戦いだけが『火』の見せ場ではない」
「トリステインの貴族に、『火』の講釈を承る道理がございませんわ」
キュルケは自信たっぷりに言い放つ。しかしコルベールは動じずに、笑顔を浮かべるだけだ。
「でも、その妙なからくりは一体何ですの?」
実は気になっていたのか、キュルケが机の上の装置を指差す。
「うふ、うふふ。良くぞ聞いてくれました。これは私が発明した、油と火の魔法を使って動力を得る装置です」
クラスメイトはぽかんと口を開けて、その妙な装置に見入る。
ヴィオラートは持ち前の好奇心を発揮し、身を乗り出してその未知の機械を注視した。
「まず、この『ふいご』で油を気化させる」
コルベールはしゅこっ、しゅこっ、と足でふいごを踏む。
「すると、この円筒の中に気化した油が放り込まれるのですぞ」
慎重な顔で、コルベールは円筒の横に開いた小さな穴に杖の先端を差し込み、呪文を唱える。
すると、断続的な発火音が聞こえ、発火音は、続いて気化した油に引火し、爆発音に変わった。
「ほら!見てごらんなさい!この金属の円筒の中では、気化した油が爆発する力で上下にピストンが動いておる!」
すると円筒の上にくっついたクランクが動き出し、車輪を回転させる。
回転した車輪は箱についた扉を開く。するとギアを介して、ぴょこっぴょこっと中からヘビの人形が顔を出した。
「動力はクランクに伝わり車輪を回す!ほら!するとヘビくんが!顔を出してぴょこぴょこご挨拶!面白いですぞ!」
生徒達は、反応薄げにその様子を見守っている。ヴィオラートだけが、熱心にそれを見ていたようだ。
誰かがとぼけた声で感想を述べた。
「で?それがどうしたって言うんですか?」
コルベールは自慢の発明品が、ほとんど無視されているので悲しくなった。咳払いを一つして、説明を始める。
「えー、今は愉快なヘビくんが顔を出すだけですが、たとえばこの装置を荷車に載せて車輪を回させる。
すると馬がいなくても荷車は動くのですぞ!たとえば海に浮かんだ船の脇に大きな水車をつけて、
この装置を使って回す!すると帆がいりませんぞ!」
「そんなの、魔法で動かせばいいじゃないですか。何もそんな妙ちきりんな装置を使わなくても」
生徒の一人がそう言うと、皆そうだそうだとばかりに頷きあった。
「諸君!よく見なさい!もっともっと改良すれば、何とこの装置は魔法がなくても動かすことが可能になるのですぞ!
ほれ、今はこのように点火を『火』の魔法に頼っておるが、例えば火打石を利用して、断続的に点火できる方法が見つかれば…」
コルベールは興奮した調子でまくしたてたが、生徒達はまったく興味なさげに囁きあうだけ。

918 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:33:03 ID:S7WCmboC
十傑集予備軍が集うスレは此処ですか?支援

919 :ゼロのアトリエ(2/3):2007/08/13(月) 18:33:34 ID:dq8yqeA4
コルベールの発明のすごさに気付いているのは、教室中捜してもヴィオラートのみであったようだ。
「コルベール先生、それ、すごいです!その発明は、世界を変えるかもしれません!」
ヴィオラートは思わず立ち上がって、叫んだ。教室中の視線が一気に注がれる。
「おお、ミス・プラターネ!やはり、気付く人は気付いておる!」
コルベールは、彼女が確か伝説の使い魔『ミョズニトニルン』であったことを思い出した。
フーケの騒ぎで、しばらく記憶の奥底にしまわれていたが…
コルベールはあらためて、ヴィオラートに興味を抱いた。
「その車輪を回す仕組みは、水車だけじゃなくて滑車、歯車にも応用できます」
「おお、さすがですな!一見しただけでそこまで解って頂けるとは!」
ヴィオラートの意見に、コルベールは目を輝かせて感嘆の声を上げる。
コルベールの発明を理解し、なおかつそれを補足してくるような女性はこの世界には、
すくなくとも彼の周りには存在しなかった。あまりの感動に、思わずコルベールは目を潤ませて言う。
「失礼、続けてください」
彼が目頭を押さえる様子を不思議そうな顔で見守っていたヴィオラートが、さらに言葉を重ねる。
「その発明は、二つの点で今までになかった効果をもたらすと思います」
「ほう、二つの効果とは?」
「一つは、燃料さえあれば休みなく同じ仕事をしてくれるという事。例えば…そうですね、
溶鉱炉と繋げれば、大量のインゴットを休みなく得ることができるかもしれません」
「うむうむ」
「もう一つは、魔法がいらないって所です。魔法の使えない…平民の方々だけで、何かを創りあげる事ができます」
「いやいや、さすがにそこは手助けが必要ではないかね?」
「必要なのは経験と、知識だけです。この装置が完全なら、手助けは必要ないとは思いますが…」
「ん?」
「この発明の重要なポイントである、魔法がいらない…という部分が中途半端な完成度になっています」
「む…」
「そこを省略しては、この発明の価値が半減すると思うんですけど…」
「うーむ…」
コルベールは思わず唸った。ヴィオラートの指摘は、まさに彼が後回しにした箇所だったのだ。
上手い具合に点火する方法が、いくら考えても思いつかなかったからなのだが…
「それで、ですね…火をつける手段なら、いくつか知ってるので…」
ヴィオラートは黒板に装置の概観を書き、その脇にいくつかのアイテムとその名前を並べ始めた。
「これと、これを組み合わせて、ここに歯車を使ったら…でも、問題点がいくつかあって…」
コルベールは立場を忘れ、思わずヴィオラートの解説に聞き入ってしまう。
「で、これはタイタニウムを使えば解決可能なので…」
「ほう、タイタニウムとは何だね?」
授業そっちのけで独演会を始めてしまったヴィオラートと、
それを止めもせず逆に教えを請うかのように拝聴し、ついには技術者二人による検討会に突入したコルベール。
二人が我に帰ったのは、次の授業が始まり、入ってきたギトー先生が青筋を立てて怒鳴り散らした後だった。


ゼロのアトリエ 〜ハルケギニアの錬金術師27〜

920 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:34:05 ID:TsdcAzVP
6〜8年前は俺も出来た。だが、誰も元ネタをわかってくれなくて寂しかった覚えがある。

921 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:34:07 ID:uOBGMLz8
支援

922 :ゼロのアトリエ(3/3):2007/08/13(月) 18:34:40 ID:dq8yqeA4
アルビオンから帰還した後、ルイズは今まで以上に積極的に錬金術を学ぶようになった。
ヴィオラートに対してわずかに保っていた貴族としての体面や対抗意識が完全に打ち砕かれ、
錬金術だけではなく人生の師としても学ぶものは大きい、という結論に達したのがその理由だ。
今までは嫌がっていた土に触れる作業や溶鉱炉を使う作業も、むしろ楽しそうにこなすようになった。
その結果、ルイズはインゴットや宝石の加工に意外な才能を発揮することになる。
「できたわ…完成よ!」
ルイズの目の部分に、極上品のメルクリウスの瞳がかけられていた。
「ルイズちゃんすごい!こんなに早くメルクリウスの瞳を作れるようになるなんて、あたしよりすごいかも!」
「そ、そう?」
ヴィオラートの賞賛の言葉に、顔を赤らめて答えるルイズ。
しかし次の瞬間、何かを思いついたような顔になってヴィオラートをじっと見つめる。
「どうしたの?」
怪訝な顔をするヴィオラートに、ルイズはにやりとした笑みを向けて言い放つ。
「ヴィオラートの、体重はよんじゅう…」
「わわわっ!だ、駄目だってば!ルイズちゃん!」
慌てふためくヴィオラートの様子を見て、ルイズは屈託のない笑い声を上げた。
「もー、ルイズちゃんったら」
思わず二人が笑いあったとき、声がかけられる。
「ヴィオラート、できたわよ、ほら」
赤い爆弾を三つほど小脇に抱えたキュルケだった。
その脇には試験管を持ったタバサと、バスケットを持ったシエスタが控えている。
ヴィオラートはまずキュルケの持った爆弾を注意深く受け取ると、あちこちひっくり返して点検を始めた。
「範囲を広くする効果がついてるね」
「そうよ。どうせなら一つで全部終らせたいじゃない?」
「この上の調合を考えると、広くするより狭くする効果をつけた方が便利なんだ。これも駄目って訳じゃないけど」
「へえ、そうなんだ。じゃあ上を見据えて、作り直してこようかしら…」
キュルケは爆弾を回収すると、作業場に戻って行った。

タバサは無言で、たった一つ琥珀色の液体の入った試験管をヴィオラートに手渡す。
「もう琥珀湯は完璧だね。次は…『たしなみ』でも作ってみようか?」
ヴィオラートのその言葉に素直に頷き、タバサは時間を惜しむように作業場へと戻る。
タバサは薬に一種異様なまでの関心を示し、めきめきと薬作りの腕を上げていた。
ヴィオラートはその熱意が加熱しすぎないように、うまく加減して技術を伝える事にしている。
「あ、あの、ヴィオラートさん、本当に私なんかが参加させていただいて…いいんでしょうか?」
遠慮がちに発言するシエスタに、ヴィオラートは優しく声をかけた。
「うん。むしろシエスタちゃんにはぜひ参加して欲しいんだ。錬金術に身分は関係ないってこと、証明して欲しいから」
「は、はい!頑張るます!」
気負いすぎた返事を返して、シエスタはバスケットを突き出す。中には、ミルクを使ったケーキが並べられているようだ。
「うん、いい小麦粉を使ってるみたいだね。品質もいいし、これなら一気に疲れが取れる効果があると思うよ」
「ほ、本当ですか?本当に私がそんな、立派なアイテムを…」
「そうだよ。ちょうどいいから、みんなが戻ってきたら休憩にしよっか?」
「はい!」
シエスタはテーブルの上を片付けてケーキを五つ並べ、用意していた紅茶をバスケットの底から取り出す。

「ねえ、ヴィオラート」
ルイズは紅茶の用意を始めたシエスタをちらりと見た後、錬金術書を広げて言った。
「ん?何かな?」
「次は、これを作ってみたいんだけど…」
ルイズがそう言って指差したのは、高度な技術を必要とする『カリヨンオルゴル』。
ルイズの今のレベルだと、『多分大丈夫だと思うんだけどな』というぐらいの難易度のアイテム。
「ルイズちゃん、失敗するかもしれないよ?」
一応、ヴィオラートはそう忠告するが、ルイズの決意は予想以上に固かったようだ。
「決めたわ!何だかこれを作らなきゃいけない気がするもの!」
目を爛々と輝かせて主張するルイズを止める気にはならなくて、ヴィオラートは結局やらせてみることにする。
自分だって、何回も失敗して技術を磨いたのだ。もし失敗しても、それはきっとルイズの糧となるはず。
そう考えた自分の思考に、なんだかまるで自分が先生になってしまったような気がしたので、
ヴィオラートは自嘲気味に笑ってルイズを見つめる。
ルイズは張り切って、錬金術書をめくり続けていた。

923 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:34:43 ID:9SPiayv4
スレ住人達が勢揃いして一糸乱れずステキ走りで太陽に向かって疾走する様を妄想しながら支援

924 :ゼロのアトリエ:2007/08/13(月) 18:35:46 ID:dq8yqeA4
投下終るます

925 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:36:52 ID:3cSeduaE
素敵走りの練習をしながら錬金する支援

926 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:36:55 ID:7ddzdjTY
アトリエの人乙です。
やっぱコルベール先生はこういうときにイキイキしてて読んでて楽しいな

927 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:39:55 ID:PCDI2+Mn
GJでございますでした。
ルイズは失敗しても諦めないタイプだから錬金術を学べば伸びるでしょうねー。

928 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:41:31 ID:9SPiayv4
乙です
マリー+エリーやってて武器屋の親父イベントで盛大に吹いた
なにあのヒップホップ

929 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:42:31 ID:+00rGSC/
GJ!久方ぶりに見れた錬金術シーンに感激。
ところでゲームやってないんでわからんのですが
カリヨンオルゴルについてヒントを誰かおくれ

930 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:43:24 ID:gloQm/ij
乙!アトリエの人のこーゆー話が好きだ。
ルイズは努力家だからやれば伸びる子。

931 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:43:28 ID:PCDI2+Mn
マリエリの武器屋の親父はユカイなイベントが多いと聞く。
例えば育m(刺されました

932 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:43:32 ID:VE1fJYCv
コッパゲがヴィオラートに惚れるフラグが立った気がした

933 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:49:22 ID:07rYMEEV
虎蔵は

修験者系の術者で
忍者じみた技使って
五行に通じて
暗器術できて
羽生やせて
右目から大うちわ出せて
嵐を呼べて

本当に多芸だなあ

934 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:49:42 ID:z6Ppol9E
>>906
実は「破壊の杖」の正体がそれで、うっかり持ってしまったフーケ姐さんがプリズムメイク
当然のように決め台詞の所でサイト達にばっちり見られる。

サイト「使った奴のキャラクター性とか人としての尊厳とかをぶっ壊すから『破壊の杖』…ってか?」
ルイズ「まさに禁断のマジックアイテムね…」
フーケ「あははははははh…しくしくしく」

935 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:54:16 ID:v2cnXZwE
>>934
避難所に投下された禿カツラ並に危険だなw
ワイバーンをどんな風に倒したのか是非オスマンに語ってもらいたいww

936 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:55:42 ID:07rYMEEV
>>935
あまりにもいたたまれなくなったが故に、空気読んだワイバーンが自主的に退散したのだ。

937 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:55:51 ID:VI6vE6sq
アトリエの人GJ
報われなかった魔法の努力を延々と繰り返してた過去に比べれば、失敗しても
確かな糧になる錬金術は遣り甲斐があるだろーな。

938 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:56:19 ID:/KVKzDif
ルーンの洗脳効果について11巻読み直してきた。
該当する場所抜き出してみる。
因みにタバサの台詞ね。

「使い魔は、主人の都合のいいように”記憶”を変えられる。記憶とは、脳内の情報全てのこと。あなたが簡単な勉強で、私達の文字を覚えたのもそう。あまり故郷の事を思い出さないのもそう」
「”ガンダールヴのルーン”はあなたの心の中に『こっちの世界にいるための偽りの記憶』を作ったのかもしれない。あなたは本当の気持ちをごまかされてる可能性がある。”こっちの世界で何かしたい”。そう思わされる事で、本当の気持ちが見えなくなっているのかもしれない」
「その効果は、時間が経つにつれ、強くなる。使い魔が徐々に慣れ、最後には主人と一心同体にもなるのは、そういうこと」

一番上の台詞の後、才人が「そんなことはねえよ。俺だって、たまには故郷を思い出して…」と言うがタバサに「そのとき、そばにルイズはいた?」と切り返されて呆然としてる。
現状だとルーンがある限り「ハルケギニアに居る為の動機」が本人の意思とは無関係に与えられ、かつ主人のそばにいればいるほどその動機が本人にとって自然なものとなっていくと考えられる。
しかも本文中を見る限り、ガンダールヴのルーンに限らず使い魔として召喚されたものは全て同様の効果を受けてるっぽい。
これ、洗脳どころじゃない外道な魔法じゃないかって気がするんだが…。

939 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:56:24 ID:+00rGSC/
>>935
残念ながら使ったのはオスマンではなくオスマンの恩人だろう、原作準拠なら

940 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:56:24 ID:TsdcAzVP
>>935
何代か前のトオサカがフリフリドレスにハイテンションでまじかる☆ビームを乱射。
オスマンはそのマスコット。

941 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:56:54 ID:PCDI2+Mn
>>936
ワイバーンやさしいなw

942 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:57:32 ID:vuar6C85
是非ともマリエリが終わったらリリーもよろしく
君はゲルハルトに涙する

943 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 18:59:40 ID:CxQVlQ/H
先生「はい、二人組作って〜」
ルイズ「・・・」

どうでもいいけど、コントラクトサーヴァントでうっかり人間を呼んじゃった
ルイズ・フランソワーズさんの日常ってこんな感じなんだぜ…

944 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:00:42 ID:aeU6ReEs
>>932
まあ元々人間以外の猛獣だの幻獣だの手懐ける魔術だしな

945 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:00:48 ID:YpH/8x9V
>>943
な ぜ か 既 視 感

946 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:01:46 ID:aeU6ReEs
間違えた
>>932じゃなくて>>938

947 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:02:47 ID:v2cnXZwE
>>938
言語以外に関してはタバサの推測で
「もしかしたらただの無意識による心の防御作用かもしれない」
とも作中で語られていることも持ち出さないとフェアじゃないぞ。

948 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:03:54 ID:+00rGSC/
>>946
嫌な間違え方だ。
ワロタw

猛獣コルベール・・・・・

949 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:05:04 ID:NrqRNdiP
>>878
エッドア人によって次元の果てに飛ばされたキムボール・キニスン。
彼が目を覚ましたのは、魔法が支配する異世界ハルケギニアだった!
使い魔レンズマンとなったキニスンは、悪の野望渦巻くハルケギニアに平和をもたらし、地球に帰還することができるのか?

レンズマン的にこうだろ。どうやってもキニスンtueeeeeeeeeeeeになるけど。

950 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:05:57 ID:iFTOv9nP
>>943
あれ……俺…・・・?
そういやそろそろ>>950ですよ。
>>950さん新スレよろしく何だぜ!

951 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:06:21 ID:7ddzdjTY
レンズマンだのペリーローダンだのは反則級だな

952 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:06:43 ID:boh5t82a
>>950
よろしく頼む

953 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:07:24 ID:gloQm/ij
>>950
なんという未来予知www
頼んだぜ

954 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:07:35 ID:7ddzdjTY
>>950
新スレよろしくなんだぜ

955 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:07:38 ID:07rYMEEV
>>950
よろしくw

956 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:08:38 ID:PCDI2+Mn
>>950
…ごめん、まじめに突っ込んで良いのか迷ったw
ともあれ頑張れ。

957 :ルイズのおとーさん ◆HrwJDuCDSA :2007/08/13(月) 19:08:50 ID:9RBi1EiW
>>950
よろしく〜


958 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:09:58 ID:/KVKzDif
>>947

そのあとにテファによる記憶消去(虚無の効果は虚無でしか消せない)でガンダールヴのルーンによる記憶への干渉部分を消去してる。
だから少なくとも才人に関してはガンダールヴのルーンによる脳内情報改変が相当な影響を与えていたのは間違いないはず。

959 :950:2007/08/13(月) 19:12:03 ID:iFTOv9nP
orz

あの作品のキャラがルイズに召喚されました part35
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1186999840/

というわけでさくっと埋め埋めしようぜ

960 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:13:12 ID:e/wY4DJx
>>958
その後サイト自身が「心に鍵をかけていただけなのかもしれない」と自分自身思っていたけどね。

961 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:13:21 ID:cQGkM5+d
>>949
レンズマンの精神力に洗脳効果で上書きできるのか?

962 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:13:48 ID:7ddzdjTY
>>959
乙なんだぜ

963 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:17:44 ID:z6Ppol9E
>>961
効かないどころか逆にルイズを洗脳し返しかねんw

964 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:17:57 ID:PCDI2+Mn
>>959
お疲れ〜

しかし、ルイズは失敗した後、何故失敗したかをしっかり分析できるんだろうか
まあ、魔法の失敗は本気で予想外な要因だったから分析できなくてもおかしくなかったけど

965 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:19:05 ID:SzoZnpuc
 つーかさ、腕にレンズが付いてる時点で洗脳はきかないだろ?
 常識的に考えて……。


 スペオペ連中召喚は辛いよな。
 凄い勢いでハルケギニアが文明化されて終わりとか、普通に有りそうだし。

966 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:19:23 ID:/KVKzDif
>>960

タバサは脳内情報の改変そのものを推測ではなく「事実」と言ってるんだけど…。
11巻211ページのラスト2行ね。

967 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:19:25 ID:NrqRNdiP
>>959


>>961
そういう事も含めてtueeeeee

968 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:20:11 ID:07rYMEEV
>洗脳効果
そこまで知能が高くなさそうな小動物まで使い魔に出来るあたりを考えると、
強力な洗脳効果はなくてもある程度の強制力がないとまずかろう。
主人と一緒にいたいなーとか主人の言うこと聞きたいなーぐらいの。


969 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:22:31 ID:3cSeduaE
ルーンの洗脳を話の中心に書いているけど面白いくらいネタが湧くな
何せ内面心理の葛藤部分とかで大分表現の余地が膨らむ

召喚された奴にとっては不憫でしかないんだがなw

970 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:23:09 ID:FnLdNcm3
マスターテリオンとかとらとかドモンみたいなヤバイ奴等にルーンは効果なんてあるのか?

971 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:24:51 ID:gloQm/ij
>>970
作者さん次第さね。

972 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:25:10 ID:9SPiayv4
呪文唱えるまではわかる
何故キスが必要なんだろう
魔法円ぶわぁぴかぁでもいいじゃん


973 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:25:16 ID:cQGkM5+d
何でそんな凶悪な洗脳効果が必要だったか

始祖ブリミルは30歳童貞の魔法使い、しかも
ネット弁慶の引きこもりで対人恐怖症だった
洗脳(*'Д`*)ハァハァとか言ってんの

974 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:25:25 ID:1nHnPa+P
テリオンの場合でそんな効果が出たらナコト写本がルイズにアブラカタブラだな。

975 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:25:26 ID:NrqRNdiP
テリオンは知らんがとらは洗脳、ドモンは催眠術を食らって操られたことがある。
その後二人とも跳ね除けたけど。

976 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:26:22 ID:07rYMEEV
>>973
雑談&毒吐きスレ3の102かお前はw

977 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:27:21 ID:4Okm8MF5
>>970
理論上は全く効かないなら言葉が喋れないな
言葉が理解出来るなら魔法の影響下にあるので
大なり小なり影響はあるだろ、猛獣が召喚主を食わないくらいのレベルで。

978 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:28:08 ID:FnLdNcm3
>>975
じゃあ洗脳耐性付いてる可能性あるのか……

979 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:28:35 ID:4Okm8MF5
>>973
……獣まにあ?

980 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:29:25 ID:9SPiayv4
>>974

アブラカタブラじゃなくてアブラハダブラじゃなかった?
前者が雷石を投じ死に至らしめよで後者が死に雷の洗礼をだったっけな

981 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:29:46 ID:07rYMEEV
>>975
とら洗脳されたっけ? どの辺?

982 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:30:19 ID:tD801gc9
>>970
ドモンは何度もルーン絡みのネタ振りはされてる気が
デルフも疑問に思ってる描写とか

983 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:31:31 ID:NrqRNdiP
>>981
小説一巻。

984 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:32:38 ID:zSH0tDH8
やがて使い魔は、すべてを忘れていくのです。
米の味も、排気ガスの匂いも、故郷の名も、月が一つだったということも、
自分の苗字さえも…
残るのは主人に対する、絶対の忠誠のみ。

985 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:32:50 ID:07rYMEEV
>>983
とらってうしおととらのとらだよな。
小説なんてあったのか。

986 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:33:35 ID:z6Ppol9E
あからさまに「洗脳されてる」とわかる洗脳より、
本人は正気だと思っている裏で判断基準が徐々に歪められていく洗脳の方がずっとタチが悪いわな。
そういう洗脳を別の言い方では「教育」というけど。

987 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:35:22 ID:EhwCxAxv
マインドコントロールとも呼ばなかったっけ?

988 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:35:24 ID:WnybLfPl
竜的には幼いらしいきゅいきゅいがああまで懐いてるのを考えると
知能じゃなくて自我が強い程効きが遅い、ってのはありそうだがどうだろう

989 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:35:39 ID:iFTOv9nP
要するに鞭で叩かれるたびに現実世界での記憶を一つ失うサイト。
つまりはそういうことですか

990 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:36:00 ID:e+6dz+oY
>>983
確か刀に妖怪が憑依してて、その刀を手に取ると操られるアヌ○ス神みたいなやつが出てきた話だったっけ?

991 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:36:47 ID:+00rGSC/
>>989
そしてその一方でイケナイ快楽に目覚め、そして依存していくと・・・

992 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:36:48 ID:N3uKqOl/
昔のSF映画「ゼイリブ」だと普通には見ることの出来ない
サブリミナル効果を利用して価値観を少しずつ変えられていってましたね
しかも世界規模での洗脳

993 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:37:37 ID:NrqRNdiP
千だったらツンデレ烈海王召喚

>>990
そう。

994 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:38:08 ID:Dn7NF2x7
>>1000
なら俺が虚空からの使者を召還してやるぜッ!

995 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:38:27 ID:iFTOv9nP
>>1000ならZoZ連載再開

996 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:38:34 ID:cQGkM5+d
>>1000なら、契約魔法を作ったのは洗脳(*'Д`*)ハァハァという変態

997 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:38:46 ID:eadfzt4g
>>1000なら非戦闘キャラ召喚が増える

998 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:39:04 ID:+00rGSC/
1000なら マシロきゅん召喚してやる!

999 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:39:05 ID:tYKeLqBp
>>1000ならウォルフハーゲンとアーネウス召喚

1000 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 19:39:07 ID:CxQVlQ/H
1000なら>>906が思い直して執筆開始

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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>>1は自分の存在を確認できる。だから、手伝って。助けて。>>1を認めて。
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