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あの作品のキャラがルイズに召喚されました part47

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:13:10 ID:aVpToDsK
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。


あの作品のキャラがルイズに召喚されました part46
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1188207196/

まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/

--------------------------------------------------------------------------------

    _              ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
    〃 ` ヽ  .   ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
    l lf小从} l /   ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,.   ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
  ((/} )犬({つ'    ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
   / '"/_jl〉` j,    ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
   ヽ_/ィヘ_)〜′   ・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
              ・議論や荒らしへの反応は、避難所でやりなさい!

--------------------------------------------------------------------------------
     _
     〃  ^ヽ      ・クロス元が18禁作品であっても、SSの内容が非18禁である場合は本スレへの投下で問題ないわ。
    J{  ハ从{_,     ・SSの内容が18禁な展開をする場合はクロス元に関わらず、本スレではなく避難所への投下をお願いね?
    ノルノー゚ノjし      ・クロス元が型月作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。やめておいてね。
   /く{ {丈} }つ     ・クロスはお互いを尊重しなきゃだめ。一方的なのはモテないわよ?
   l く/_jlム! |      ・不要な荒れを防ぐには、sage進行もいいんじゃないかしら。
   レ-ヘじフ〜l         ・次スレは>>950から。お願いね?テンプレはwikiの左メニューを参照よ。





2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:17:13 ID:6QbCKcW4
>>1


3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:18:23 ID:daF0Gn8G
新スレ突入成功

此より乙撃を開始する

4 :真白なる使い魔  :2007/08/29(水) 00:18:54 ID:ZavmQTgB
乙 >>1

                /   /                 Vハ  ヽ.
             /   :/           ヽ.  ∨勹   '.
         _rくV    /       |     |    '.   マ7   !
          レ'7   | |  :|   :| |  |   | i   マ}   !
        〈/  | | /|   :| |  |   | |   :トミ、  !
        |  | :| 大卜\   | |  |   | |  〈:|:|:.:〉 |
        |  |、:!{ __  `ヽ| ∧-‐l‐-、 |     `!V  !
        |  | | 〃下癶   ヾ \!\. \ !  | |:.| |
           '.   !   弋tり       __ ヽl:! | |!`  :!
    /⌒{     \N ' '          ´ ̄`ヽ | /   ! ! __ |
  /    \     !|ヘ     、          ☆/ |  :| |/ /|
. /        \  .! !:\  、_         ,___|  :|/ /| |
 f        \| |  |.ヽ.   ̄     / ハ.|   / / :| |
 |            :| |  |{___\___ ..  イ-、_ム/  / | :| |
. '           | |  |廴_|    _r‐|  レ' ´ ̄``ヾ. ̄ ̄
 ∧         i    !:.〈_`|    厂   と´_,. -―-、__  }
 | \        /l   ./,ィヘ|`!_厂__ ___ム  . -‐ ´   ヽ
_{>'´ 、_.     /:.:! .//_|__:.:V_/:.:.:マ¨ア´と´ -‐ァ''´ ̄   }
     ヽ::}.   /:.:/ /バ:.:-‐:.:.:-―:.:.:} /:.:.:∧ と´_,. -┬―./
         i:.:/ /.:!  \:/:|:!:.ヽ:_ノ/:.:.:/  \    ` ∧ <
\       |/  |.:.:|   /.:/:厂´ /:.:.:/     ヽ   _/ /

時に予約は無いのだよね?

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:19:22 ID:V2AiSbgk
>>4
なかったはずです。

6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:19:39 ID:2hTCoHCT
新スレ発見!>>1乙を開始する!

7 :真白なる使い魔  第3話:2007/08/29(水) 00:20:42 ID:ZavmQTgB
とりあえず25分から投下開始いたしますので支援の程ヨロシクお願いします。

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:20:50 ID:aVpToDsK
>>4
無いッ!
存分に投下してくれッ!!

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:23:31 ID:RuhUOstv
>>1
>>7支援

10 :真白なる使い魔  第3話:2007/08/29(水) 00:25:04 ID:ZavmQTgB


「足の付け根がイタイ・・・・」

 疲労を隠しもせず、マシロは僅かながらこの木々に覆われた野道の先を行くルイ
ズの姿を必死になって追いかけていた。「女の子のルイズちゃんが平然と歩いてい
るのに、男の自分がこんなにもバテバテだなんて恥ずかしい限りだ」と心から思う
マシロ。
 一方のルイズはと言えば、マシロより早いペースで歩いているのにも関わらず、
時折後ろを振り返ったり立ち止まったりしてマシロを気遣う程の余裕を見せている
。そんなルイズの健脚ぶりには頭が下がる思いだ。
 しかし、ココで弱音を吐くわけにはいかない。これはいわばマシロにとってとあ
る目的を果たすための一つのチャンスであったからだ。そもそもの事の起こりは数
十分前にさかのぼる。



 名門魔法学校であるトリスティン魔法学院は、大きく分けて、外界と学園の敷地
を別ける外壁に覆われた外周部と、各種教室や寮といった学院施設の集まった中心
部から成る。 中心部中央には、食堂や学院長室や各教員の待機室といった管理施
設や数多の宝物の納められた宝物庫のある中央棟、その周囲には各種教室のある教
室塔、生徒達が寝起きする学生寮といった、5つの尖塔が中央棟を取り囲むように
五角形の頂点の位置に立ち並び、中央棟とそれぞれの塔を繋ぐ回廊、五角形の頂点
である5つの塔を繋ぐ辺のように壁がそびえ立っている。
 一時間程も中央棟や寮を一通り見て回り、二人は今、中央棟と教室塔の中程にあ
る庭園で休憩を取っていた。

「コレが私達が学んでいるトリスティン魔法学園です。一通り見て回ったわけです
が、何か質問はございますか?マシロ様」

 先程、召喚の儀式の行われた広場の時とは打って変わった丁寧な言葉遣いのルイ
ズに、マシロは正直どうしたものかと思い悩む。やはり王であるということで気を
遣ってくれているのであろうかと思い、答える。

「質問は特に無いんだけど、そのマシロ様っていうのは止めてほしいかな。え〜と
ルイズ・・・・様でいいんだっけ?」
「い、いえ。様は要りません。それに一国の王を呼び捨てだなんて。」
「でも、ボクはルイズちゃんとは友達になりたいんだから。だからマシロでいいよ
。」
「うん、マシロ」

 様付けでなくて良いなんて最初から解っている。だけどこの際である、それを利
用させて貰おうと、マシロはあえてそう答えたのだった。思ったように会話が転が
り、マシロは胸の中でガッツポーズを取る。ルイズはと言えば「そっかマシロって
呼べばいいのか」と小声でつぶやいている。そして意を決し、ルイズはマシロに一
つの提案をした。

「それでなんだけど、マシロ。まだまだ時間はあるみたいだから、少し門の外を見
て回らない?。」
「外?」
「ええ、門を出て少し行ったところに、見晴らしの良い場所があってね、友達だっ
たら紹介しておくべきかなって。」

 まだ多少は態度に硬いところがある様なルイズではあるが、その申し出は正しく
友人としての物であり、その事にマシロは喜びを感じ、「うん。一緒に行こう」と
元気に答えたのだ。

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:25:35 ID:aVpToDsK
キュン?支援

12 :真白なる使い魔  第3話:2007/08/29(水) 00:26:09 ID:ZavmQTgB

 そんな事情もあって、無理にでも後を追いかけ、歩き続けるマシロだったが、遂
にというか、木々のすこし開けた辺りまでたどり着いたところで、ルイズの方が『
見ていられない』とばかりに歩みを止め、そしてマシロの方へと駆け寄ってきた。

「ダメじゃない。疲れたなら疲れたと言わないと。
 無理して歩く必要はないの。休み休みで構わないのよ?、時間はたっぷり残って
いるんだし。そもそももう着いたわ。」
「ええ!?あ、ああ、そうだったの?。」

 森の木々の間から覗くのは、蒼天の輝きを映した澄んだ水辺。サラサラと流れる
水音が聞こえてくる。そこは、砂漠化の進むエアルでは余り見かけることのない自
然の恵みに抱かれた泉であった。ルイズ手を引かれてその光景を目の当たりにした
マシロは、感動と共に両の瞳を見開いた。

「キレイだ・・・・・・。」

 ただ一言そう言うと、マシロは草の上に仰向けで倒れ込んだ。そよぐ風が纏う草
の香りがマシロの頬をなで、一抹の爽快さをもたらす。木々の葉の間からこぼれる
陽の光は、風に揺れる葉の影を大地の上に映しだし、その場の安らぎを演出してい
た。大地のひんやりとした感触を感じながら優しく目を閉じる。そんな愛らしい少
女の仕草に、ルイズはクスリを笑みを浮かべ、そのすぐ隣に腰を下ろすのだった。
 見上げれば、青々とした大空。空そのものが舞い降りてきそうなそんな広がりを
感じる大空。その群青をところどころ淡く彩るのは、かすれるような白い雲。まる
で空に掛かる一筋の道の様なそんなうっすらと長く流れる雲だ。どこからか聞こえ
てくる小鳥の囀りが、何とも心地よく響いている。
 何を考えるでもなく、二人は穏やかな時に身をまかせていた。
 ふと、マシロは目の前に広がる雄大な大空の中で、気になる一点を、その白魚の
様な指で指し示した。

「ねえ、アレって月?」
「ええ、そうだけど。どうしたの?」

 何を当たり前の事をという表情のルイズに、マシロはさらに問う。

「じゃあさ、アレは?」

 先程指し示した昼の青い空の中で、一際大きく白くその姿を浮かべる月の少し脇
に、そのうっすらと紅く輝く円形を指さす。

「月よ。」
「月?月はあっちの大きくて白いのじゃないの?」
「何言ってるの?月っていったら大きい月と小さい月の二つでしょうに。」
「いや、ボクの居たエアルじゃ月は一つだったんだけど・・・・・・。」

13 :真白なる使い魔  第3話:2007/08/29(水) 00:27:16 ID:ZavmQTgB

 ルイズは不思議そうに二つの月を見比べるマシロの顔を覗き込む。それは到底ウ
ソ偽りを言っているようには見えなかった。

「あなたって、随分変わったところから来たようね。そう言えば、始祖ブリミルも
聖地の門からこの世界に降臨したって聞いたこと有るけど、もしかして貴女と同じ
所からきたのかしら?貴女だったらそういう神秘的な背景とか似合いそうだわ。」
「ルイズちゃん。ソレ、言い過ぎ。ボクは普通の人間だよ。」

 困った様な表情で照れ、ポニーテイル状に結った頭を掻くマシロ。そんな彼女の
姿に好ましい物を感じ、自然ルイズはちょっとした説明を。

「変な事言ってゴメンね。
 それで、少し二つの月について説明すると、月はどちらも魔法にとって重要な意
味を持つのだけど、小さい月の方は『より魔法に関係が深いのでは?』っていう学
者も居るようね。少なくとも確実なのは、天に浮かぶ大陸である、アルビオンは、
二つの月が重なるときに、このトリステインに最も近づくと言う事かしら。」

 そんなルイズの言葉にひたすら関心していた。だがソレと同時にマシロは一つの
存在に思至る。即ち伝承にある二つの貴石の源、世界を作り出す力を秘めた星と伝
えられる『媛星』の事を。移民歴以前の大崩壊よりさらに昔、空にもう一つの月と
でも言うべき『媛星』が未だ存在した時代のエアル。それはここハルケギニアと同
様に魔法や幻想的生物の存在した世界だったのかもしれないと。だとしたら、自分
たちにとってルイズ達の住むこのハルケギニアと呼ばれる大陸の営みは、かつての
失われた時代の写し鏡のような物なのかもしれないと、ある種のロマンをマシロに
抱かせるのであった。とはいえ、そんな事はさして重要でもあるまい。そう思い、
マシロは身体を起こす。

「そう言えばさ、ココってルイズちゃんの言ってた『見せたい所』なワケだよね。
スゴくキレイだね。」
「ええ。そう言ってもらえると嬉しいわ。」

 言葉と共に浮かんだ笑みは、やや重い。

「ココはね。私の実家ヴァリエール家の付近にある私のお気に入りの泉と、なんだ
か良く似ているのよ。」
「思い出の場所と同じ光景ってワケなんだね。」
「ええ、」

 染み渡る様な、憂いを秘めた眼差しのルイズ。ふと気付き、その横顔をマシロは
見つめ続ける。白磁の頬に朱の唇。こうしてよく見れば尚更にルイズは美しい少女
だ。だからこそ、その憂愁に沈む彼女から、マシロは目が離せない。

「昔から怒られたり悲しいことがあると、泉に行ってね、そして小船の中に寝転が
って、こんな感じで空を見上げたっけ。学園に来てからも、一回も魔法が成功しな
くてゼロだなんて呼ばれてさ、ココを見つけてからは、結構似たようなことしてた
。・・・・・・」

 そう言ったルイズの語尾が微妙に震えている。目元にはうっすらとした涙が夜空
を流れる星の如く、銀に輝き流れ落ちた。それを合図とするかの様に、ルイズの中
で感情が荒れ狂う。「どうして、どうしてこんな風になってしまうの」と何よりそ
の瞳が訴えている。マシロはそんなルイズをただ見ていることが出来なくなり、抱
きしめた。

「ルイズちゃん?何か思うところがあるなら吐きだして良いんだよ。友達でしょ?


 マシロの呟きがルイズの耳元で優しく解き放たれた。

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:27:45 ID:n5Yfrchr
そっと支援

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:28:18 ID:+nNdbutQ
何でマシロが男なんだよ!ふざけんな!
そう思っていた時期が、俺にもありました支援。

16 :真白なる使い魔  第3話:2007/08/29(水) 00:28:26 ID:ZavmQTgB

「わたし、使い魔を持てないから進級できないの。」

 その一言を切っ掛けに決壊したルイズの心が溢れ出す。己の側、肩を寄せ合うそ
の優しい少女に対する相反した思いが。

「生まれて初めて魔法が成功したのに、何度も失敗して繰り返したあげくとはいえ
、使い魔を召喚する呪文はうまくできたのに、人間を呼び出しちゃったから、契約
出来ないから、このままじゃ進級出来ない。呼び出しちゃったのが王族のマシロだ
から契約できないの!!。でも、なんでこんなに優しいの?なんで恨む事も出来な
いのよ。私が悪いのは解ってる。でも、でもぉ」

「ごめんね」

 抱きとめたルイズにただ謝るマシロ。

「せめて、この後で学院長って人に会ったときに頼んでみる。契約はきちんと結ん
だんだからルイズちゃんには進級する資格があるって。確かにボクは王様だからこ
のまま一生守ることは出来ない。でも、戻る方法が見つかるまでは、使い魔として
ルイズちゃんを守り抜く。約束だよ。」
「約束?」
「うん、約束」

 儚げに漏れるは震える声。それを受け止めるのは、陽のぬくもりの優しい声。少
女は少女の胸へと貌を埋め、声を上げて泣き出した。水面の目映い照り返しの中、
二人の影は一つに重なる。

17 :真白なる使い魔  第3話:2007/08/29(水) 00:29:27 ID:ZavmQTgB

 陽は傾き、そして沈む。学院外周部の泉から戻り、ようやく校舎のある中央施設
にたどり着いた二人だった。もう、オスマン学院長も戻った頃かもしれない。急い
だ方がいいのは解っていても、特に明確な時間指定は無かったのだからと、ついつ
いその足はさして速まりもせず、ごくごく普通に進むだけ。しかも、学院長室のあ
る中央棟ではなくルイズの自室のある、寮である塔へ。
 本当の気持ちを吐きだした後だからであろうか、ルイズのマシロへの親しみ様は
まるで長年の親友に対する物のかのようだ。友情は時間ではない。それはただ、如
何に深いところで絆が結ばれているかという事なのかもしれない。

「到着♪」

 ルイズは先程の泉での出来事など無かったかの如く、いやさ、その出来事を振り
切るが如くであろうか、元気よく部屋の扉を開けて、ベットへと腰掛ける。その右
の手にはしっかりと繋がれたマシロの手。彼女はその親愛の情を余すことなく表現
するかのように、マシロを自分のベットへと誘い座らせた。ルイズはベッド脇の水
差しから水を汲むとコップを差し出し、自分もまた別のコップを取ると水を喉へと
注ぎ込む。

「まあ、オスマン学院長の所に行くのは少し休んでからでもいいでしょうしね。」
「そうだね。一応髪ぐらいは梳かして落ち着いてからの方がいいのかも。」

 マシロは一息にコップの水を飲み干し、ベッド脇の台に戻すと、持っていた小物
入れから櫛を取り出し、ポニーテール状に結った髪を留めたバレットを外し、髪を
とかし始めた。

「マシロ。私の鏡台使ったら?別に構わないわよ?」
「うんありがとう」

 鏡台前の椅子に腰掛けるマシロと、その背後で一心に髪を梳くマシロの姿を眺め
るルイズ。こうしてみると、マシロの紫の輝きを宿す銀の髪は、熟練職人の手によ
る銀細工の様に、あくまで気品ある輝きと繊細さを感じさせずにはいられない様に
ルイズには思われたのである。ルイズはその髪を一房手に取ると、その手から髪の
毛がさらりと流れ落ちる様を眺め楽しんだ。

「ホント、マシロってキレイよね。この髪もそうなら顔立ちも今はまだ歳のせいか
カワイイ感じの方が強いけど、かなり凛々しい感じの美人顔だし。それに何よりこ
の胸よ。」

 言葉と共に、ルイズの両の手がマシロの胸を抱え込む様に押し当てられる。
 一瞬、その感覚にパニックを起こしかけるが、樹脂製の付け胸に体温が伝わった
結果、まるで自分の身体の一部の様になっているのだろうと思い直し、息を整え気
持ちを落ち着ける。マシロのそんな状態を気付いてかどうか、如何にも面白そうに
乳房をその手でもてあそぶルイズと、ふと『そんなに大きな付け胸はして無かった
とおもうケド』との疑問も浮かぶが素直に胸を揉まれ続けるマシロ。

「歳の割に、けしからない程大きくはなくって?」
「い、いやそれは・・・」

18 :真白なる使い魔  第3話 (終):2007/08/29(水) 00:30:50 ID:ZavmQTgB

 ニヤリと笑みを浮かべるルイズに、マシロは、「そろそろ潮時だよね流石に」と
思い、ドレスの背中のチャックを降ろし、その付け胸を外し、「実は・・・・」と言い
つつ手渡す。受け取ったルイズとは言えば、その愛らしい瞳で興味深そうに樹脂製
の付け胸を指でつついて遊んでいる。

「へえ、良くできてるのね。」
「うん、実は・・・・。」

 そう言い、ルイズの目の前に向き直るマシロ。過ちは出来うる限り早く正してお
いた方が、被害は余程少ないだろうから。そう考えてその裸身をルイズへと晒すの
であった。

「気にしなくても良いわよ。その歳ならそれ位が当たり前でしょ?私だって胸は小
さい方だから、気持ちは解らないでもないわ。」
「そう言ってくれると助か・・・・。」

 ふとルイズの言葉に違和感を感じる。
 確かに自分は童顔かもしれないが、女の子として考えたら実年齢程度には見える
筈。だとすれば、男でありペッタンコの胸を見れば、彼女の口からそんな台詞は出
るはずが無いのだ。マシロは恐る恐るその視線を自分の胸へと移した。するとそこ
には、こんもりと男の子にはあり得ない、でも女の子としては小振りな純白の丘が
二つ並んでいた。
 急に血の気が引く様な感覚に陥るマシロ。

「あ、あのルイズちゃん。トイレまで案内してもらえる?」
「え、いいけど」

 再びドレスに身を包み、寮の共同女子トイレまで案内してもらうとマシロは早速
個室へと駆け込み、己の下半身、いやさ局所をその眼中に納めた。そしてその有り
得ざる光景に『なんで、ボクが女の子に?』と当たり前過ぎる考えを抱きつつ、便
器の上で項垂れるのであった。


第4話につづく

19 :真白なる使い魔:2007/08/29(水) 00:31:51 ID:ZavmQTgB
投了ッス。

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:33:53 ID:n5Yfrchr
GJ! 投下乙だります。

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:35:20 ID:RuhUOstv
GJ!GJ!

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:35:23 ID:daF0Gn8G
元ネタは知らないがTSキター

GJ

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:35:27 ID:LwomMN//
な、何ぃ? マシロきゅんはあくまでオトコであるところに萌えていたのに・・・

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:36:29 ID:Uri86nbc
ままままままままま、マシロきゅんがおんにゃのこに!?!?!?!?
そ、そんなあんな可愛い子が女の子なわけが・・・

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:37:34 ID:OmjVWeXK
マシロキュンGJ!

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:38:41 ID:+nNdbutQ
そんな、マシロ君が女の子に・・・・・・。
落ち着け俺。あんなかわいい子がおにゃのこのはずないじゃないか。うん。

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:39:16 ID:1XQ99bRf
GJ!

そしておまいら落ち着けw

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:39:33 ID:eXggG7Av
ティンティンの生えてないマシロキュンなんて本体と秘密道具とポケットの無いドラえもん同然じゃないか

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:40:28 ID:tohONorE
マシロきゅんがマシロたんに…

     / ̄⌒⌒ヽ
      | / ̄ ̄ ̄ヽ
      | |   /  \|
    .| |    ´ ` |
     (6    つ /   ちくしょう・・・
    .|   / /⌒⌒ヽ
      |    \  ̄ ノ
     |     / ̄

  __,冖__ ,、  __冖__   / //      ,. - ―- 、
 `,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ /   _/        ヽ
 ヽ_'_ノ)_ノ    `r=_ノ    / /      ,.フ^''''ー- j
  __,冖__ ,、   ,へ    /  ,ィ     /      \
 `,-. -、'ヽ'   く <´   7_//     /     _/^  、`、
 ヽ_'_ノ)_ノ    \>     /       /   /  _ 、,.;j ヽ|
   n     「 |      /.      |     -'''" =-{_ヽ{
   ll     || .,ヘ   /   ,-、  |   ,r' / ̄''''‐-..,フ!
   ll     ヽ二ノ__  {  / ハ `l/   i' i    _   `ヽ
   l|         _| ゙っ  ̄フ.rソ     i' l  r' ,..二''ァ ,ノ
   |l        (,・_,゙>  / { ' ノ     l  /''"´ 〈/ /
   ll     __,冖__ ,、  >  >-'     ;: |  !    i {
   l|     `,-. -、'ヽ'  \ l   l     ;. l |     | !
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ   トー-.   !.    ; |. | ,. -、,...、| :l
   ll     __,冖__ ,、 |\/    l    ; l i   i  | l
   ll     `,-. -、'ヽ' iヾ  l     l   ;: l |  { j {
   |l     ヽ_'_ノ)_ノ  {   |.      ゝ  ;:i' `''''ー‐-' }
. n. n. n        l  |   ::.   \ ヽ、__     ノ
  |!  |!  |!         l  |    ::.     `ー-`ニ''ブ
  o  o  o      ,へ l      :.         |
           /   ヽ      :


30 :ゼロの答え 2話:2007/08/29(水) 00:40:29 ID:f5tAPlBw
投下しても良いかな?
あと1話登録してくれた人ありがとう。

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:40:42 ID:+nNdbutQ
俺も含めて変態ばかりかここはw

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:41:03 ID:1XQ99bRf
>>30
参られよ

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:41:19 ID:V2AiSbgk
支援

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:41:19 ID:pRSN3bkZ
GJ!
>>23
いや女の子の体に男の子の精神と言うギャップもまたいいんじゃないか。

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:41:38 ID:TJJBewIj
ぁそう!…ウソだろベスさん…ウソだろベスさん!!
なあ!マシロきゅんがおにゃのこになった……!?

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:41:43 ID:K9qTS2it
>>30
かかってきませい

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:41:44 ID:aVpToDsK
乙。予想通りと言えば通りだが本人にとってはやはりインパクト大きいなw
まぁ百合は良いものだ(TSだろうと)。

そして前スレ>>1000は頂いた。
読みたいなら自分で書くしかないけどさ……。

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:42:21 ID:PWZFI2Xo
支援するが……マシロキュン好きなおまいら自重w

39 :ゼロの答え 2話:2007/08/29(水) 00:42:32 ID:f5tAPlBw
んじゃ45分から投下します。

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:43:54 ID:aVpToDsK
支援

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:44:36 ID:uwKR88+a
変態紳士様方に敬意をこめて支援いたしますw

42 :ゼロの答え 2話:2007/08/29(水) 00:45:08 ID:f5tAPlBw
「何ですって――――っ!!」

その日のルイズの目覚めは最悪だった。
昨日召還した使い魔、デュフォーが夢の中に出てきて『お前頭が悪いな』と連呼してきたのだ。
ムカついてぶん殴ろうとしてもひょいひょいと避けられて『お前頭が悪いな』といい続けられ、とうとう怒りが限界に達したところでルイズは目が覚めた。
(夢だったけど、現実のあいつをぶん殴らないと気が収まらないわ。うん、昨日の分の借りもあるし、これは正当な報復よ)
幸いなことにデュフォーはまだ寝ていた。
ご主人様より後に起きるなんて使い魔のくせに生意気だ、とルイズは思った。気持ちよさそうに寝ているのが更に腹立たしい。

ルイズはゆっくりと床で寝てるデュフォーに近くと、体重を乗せて踏みつけた。
起きた気配がしたことに気づかないフリしてそのままうりうりと踏みつける。昨日の分の怒りも込めて、思いっきり。
調子に乗ってしばらくそのままでいると足を掴まれる。バランスを崩してルイズは尻餅をついた。打った尻が痛いのかルイズの目に涙が浮かんだ。
「ちょっとなにするのよ!」
「重い。邪魔だ」
「だ、誰が重いのよ!言っておくけどわたしは」
そこまで言ったところで、ルイズはあることに気がついた。乙女の直感といってもいい。
―――ここで話を切らないとこいつはわたしの体重を言う。
「わ、わたしはー、な、何でもないわ。そんなことより起きたんなら早く着替えさせなさい」
ルイズ自身、我ながら苦しいなーと思ったが、デュフォーはそれ以上この件に追求してくる様子はなかった。
(よし、上手くごまかせた)

デュフォーによる着替えはやたらと上手く、ルイズが自分で着替えるよりも遥かにスムーズだった。
だがそこでルイズは下着をしまってある場所を教えていないのに、迷いもせず下着をしまっている引き出しを開けて下着を出していたことに気がついた。
そのことについてルイズが追求すると「お前頭が悪いな。下着をどこにしまっているかの『答え』もわかるからアンサー・トーカーだ」との返事がきた。デュフォーに対して殺意が沸きあがる。
とりあえず今日は朝食抜きにしてやるとルイズは決意した。

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:45:20 ID:yzorRfwQ
支援

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:45:24 ID:aVpToDsK
支援

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:45:31 ID:sFhmTxlH
>>30
お前頭が悪いな。
投下しても良いか?という質問に対してもOKばっちこいという『答え』を出せるからアンサー・トーカーだ。

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:46:07 ID:lX81S3rO
マシロきゅんが女の子だと!?
これは褒めるところか?嘆くところか!?

そして支援

47 :ゼロの答え 2話:2007/08/29(水) 00:46:19 ID:f5tAPlBw
朝食抜きとルイズに告げられたため、デュフォーは下着の洗濯を先に終わらせることにした。
部屋から出たときはルイズと一緒だったが、赤い髪の女に挨拶をされてルイズは足を止めたので、そのまま無視して水汲み場へと向かった。待つ理由もない。
横を通り過ぎる際、赤い女の使い魔であるサラマンダーを見る。だが火を吐く大蜥蜴という感じで元居た世界で見た魔物の子に比べれば大したことはなかった。
洗濯物を持って下の水汲み場までいき、洗濯を済ませるとルイズが食事を終えるまで時間が空く。
暇なので同じようにそこらにいる使い魔たちを見ていた。
(珍しいのは風韻竜くらいか……)
他の使い魔にも元居た世界では架空の生物に属するものも多く居たが、この世界では特に珍しいといえるものではなかった。
それに加え、元居た世界でも100人の魔物の子の戦いにパートナーとして参加していたこともあるデュフォーにとっては、架空の生物というだけでは特に驚くようなことではない。
暇つぶしになるような相手も他に居ないので、風韻竜(シルフィードと名付けられているようだ)にでも話かけてみるかとデュフォーが考えたとき、後ろから声がかかった。
「どうなさいました?」
振り返ると怪訝な表情でメイドの格好をした少女がデュフォーを見つめていた。
不審者だと思われたのかもしれない。学院の中に格好からして明らかに学院の関係者でもない人間が居れば不審に見えるだろう。
「朝食を抜かれて暇だから使い魔を見物していた」
「え?」
予想外の言葉が返ってきたためか少女は戸惑いの言葉をあげる。
「えーと、そのあなたは「デュフォー!」」
少女の質問はルイズの怒鳴り声によって途中でかき消された。
少女が怒声の方向を見ると、ルイズが全身から怒っていますという気配を発散しながら大股でデュフォーへと近づいていくところだった。

「あ、あんたね、使い魔がご主人様を無視して先に行くってどういうこと!あんまり自然に歩いていくから居ないのに気がつかなくて恥かいたじゃない!」
「何故俺も立ち止まる必要がある?目的地が違うんだ、俺が先に行こうが関係ないだろう」
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!こ、この馬鹿使い魔!ごごご、ご主人様に向かってその態度はなによ!謝りなさい!今すぐ!擦り切れるまで頭を地面に擦り付けて!」
「ああああ、あの、ミス・ヴァリエール落ち着いて、どうか落ち着いてください!」

完全にキレて怒り狂うルイズ。突然修羅場に巻き込まれてどうすればいいのかわからず必死でルイズを宥めようとうろたえているメイド服の少女。そしてただ一人平然としているデュフォー。
その場を見たあるものは後日こう言った。
「いやぁ、あれは凄かったよ。温度差が高―中―低と傍から見てもはっきりしててさ」

結局、そろそろ教室に行かないと遅刻するぞ、との外野からの声で一先ずその場は収まることとなった。

48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:46:29 ID:V2AiSbgk
支援

49 :ゼロの答え 2話:2007/08/29(水) 00:47:24 ID:f5tAPlBw
ルイズが教室に入ると先に教室に入っていた生徒たちが一斉に振り向き―――そして静まり返った。
誰が見てもわかる。もう噴火寸前を通り越して噴火していると。
少し前まではルイズのことで雑談していただろう生徒も、今のルイズを見てちょっかいをかけるような度胸はなかった。
ルイズは無言で席への一つに座った。口を開けば爆発してしまうのか『使い魔は床に座れ』と顎で指す。ついでに殺気をこめて睨みつけた。
デュフォーは何も言わず、それに従い床に座った。
ルイズから放たれる一触即発の雰囲気に教室は支配されていた。

(ねぇ、なんなの、この空気?)
(恐らくあの使い魔と何かあった)

小声でひそひそと話をしていた人間もいたが、ルイズにギラリと睨まれて話を止めた。
教室に居る人間が一部を除いて重い空気に押しつぶされそうになったとき、扉が開いて先生が入ってきた。
のちにその場にいた生徒は語る。『こんなに授業が始まるのが待ち遠しかったのは初めてだった』と。

授業が始まったもののルイズから放たれる殺気は一向に静まることはなかった。
先生―――ミセス・シュヴルーズが一度いらないことを言って逆鱗に触れかけたが、先生に怒りをぶつけるのは拙いと理解できるだけの理性は残っていたらしい。
そして何事もなく講義は進み、事件は起こった。シュヴルーズがルイズから放たれている殺気をやる気だと勘違いしてしまったのだ。
そのためルイズに『錬金』を実演するよう指名してしまった。
ルイズもルイズで成功して生意気な使い魔を見返してやるとばかりに周りの静止などまったく聞かず、いつも以上に気合を入れて呪文を唱え、杖を振り下ろした。

結果は爆発。気合を入れていた分だけ凄い爆発だった。爆心地の机と石は一瞬で消し飛んでいる。

爆風をもろに受け、シュヴルーズとルイズが吹き飛ぶ。二人とも黒板に叩きつけられ、倒れたまま起き上がる気配はない。時々痙攣はしているから死んではいないのだろう。
爆発で驚いた使い魔たちが暴れだし、教室は阿鼻叫喚の地獄絵図と化した。
軽く溜息をつくと、デュフォーは煤だらけで気絶しているルイズのところへと歩いていった。流石に暴走した使い魔に踏み潰させるわけにはいかないと思ったからだ。

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:48:09 ID:yzorRfwQ
そういえばアンサートーカーだから普通にハルケギニアの文字も読めるんだよな

51 :ゼロの答え 2話:2007/08/29(水) 00:48:28 ID:f5tAPlBw
呪文を唱え。杖を振る。―――爆発。
また呪文を唱え。杖を振る。―――爆発。
何度でも呪文を唱える。何度でも杖を振る。その度に起こるのは望んだ魔法ではなく―――爆発。
爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発
爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発
爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発
爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発
爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発爆発
何千、何万回繰り返しただろう。それでもたった一度。使い魔の召喚の儀式のときを除いて爆発しか起こらなかった。

ゼロのルイズと呼ぶ級友たちの声が聞こえる。
魔法成功率ゼロ、使える魔法ゼロ。だからゼロのルイズだと。
認めたくなくて必死で叫んだ。
―――違う、違う、違う!わたしはゼロなんかじゃない!
声はそれに反論する。
―――じゃあ何か魔法が使えるのかよ。
何も言えなくなった。努力はしている。自画自賛でなくそう思う。魔法を使えるようになるため必死で勉強した。
だけど未だに何も使えない。
悔しくて、悲しくて、涙が溢れて。
……そこで目が覚めた。

寝ながら泣いていたらしい。目をこすりながら起き上がる。あんな夢を見たのは使い魔を見返してやろうと思ったのに失敗したからかもしれない。
「やっと起きたか」
デュフォーの声が聞こえた。声のした方向を見ると寝ていたところのすぐ近くにデュフォーが居た。
泣いているのを見られた!?と思い身構えたが、思いなおす。別に泣いているのを見られてもこいつが何か反応するはずないと。
そこでもう昼休み間近であることに気がついた。朝の一件から結構時間が経っている。
「ひょっとしてわたしが起きるまで傍にいたの?」
正直かなり意外だったのでそう聞いてみる。昨日からの一日足らずの付き合いだが、気絶している人間の傍についているなんて思いやりがあるなんて思わなかった。
「いやついさっきこの教室の片づけが終わっただけだ」
「……予想通りの返事をありがとう。そうよね、あんたに思いやりを期待したわたしが馬鹿だったわ」

52 :ゼロの答え 2話:2007/08/29(水) 00:49:35 ID:f5tAPlBw
とりあえずこれで2話終了です。

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:50:35 ID:RuhUOstv
GJ!GJ!

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:50:41 ID:lX81S3rO
アンサートーカーの発動条件って何?
疑問を抱いた時点で解答が来るのか
答えを求めた時点で解答が来るのか

とりあえず支援

55 :ZERO×SWORD 3話:2007/08/29(水) 00:53:57 ID:LibTIxfZ
実家に帰省していたら1週間以上間が空いてしまった・・
ガンソードネタ投下してよろしいでしょうか?

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:55:13 ID:ZavmQTgB
かむおん!!

57 :宵闇の使い魔:2007/08/29(水) 00:56:29 ID:B0lvVyLb
童貞支援しつつ、投下予約。

58 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 00:56:44 ID:sFhmTxlH
デュフォーの人GJ!
奴にかかればルイズも立派な虚無の使い手に大成長だな。
ある意味最高の師匠キャラだ。

そして>>55
俺は  童  貞  だ !

59 :ZERO×SWORD 3話:2007/08/29(水) 00:59:45 ID:LibTIxfZ
ありがとうございます
それでは HIGE WE GO!
===================================
それは、宇宙の底にあるもう一つの御伽の国
天に幻想 地に策謀が溢れる魔法使い(ボンクラ)達の理想郷

夜空を見上げれば、二つの月が人々を見守っている
だが、人々は知らなかった
その日、その空に浮かぶ衛星(つき)が一つ増えた事を・・
だが、それは仕方の無いこと
何故ならば、その衛星(つき)は二つの月に比べてあまりにも小さく、いびつで・・
そしてたった一人の男しか見守っていなかったのだから

ZERO×SWORD ep.V
『その「平民」に用がある』


60 :ZERO×SWORD 3話:2007/08/29(水) 01:02:34 ID:LibTIxfZ
派手に腹の虫を鳴らし、ぶっ倒れた黒づくめの平民を前に呆然と立ち尽くすルイズに声をかける男がいた
「ミス・ヴァリエール・・儀式を続けなさい」
男の名はコルベール。此度の使い魔召還の儀式を取り仕切る、トリステイン魔法学園の教師である。

ルイズは焦った、何故ならばこのまま儀式を続けるということは
この行き倒れの平民と『コントラクト・サーヴァント』、即ち使い魔との契約の儀式・・
簡単に言えば「キス」をしなければならないのである
(冗談じゃないわよ、ファーストキスもまだなのにこんな平民・・しかも行き倒れとキスなんて・・)
「ミ、ミスタ・コルベール・・これは・・その・・間違いです!」
ルイズはこの場を切り抜けるための口実を必死になって考えた
「間違い?間違いとはどういう事かね?」


61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:03:50 ID:TJJBewIj
行数もうちょっと詰められるんでね? 支援

62 :ZERO×SWORD 3話:2007/08/29(水) 01:05:16 ID:LibTIxfZ
「間違いなんです。私は・・ええと・・その・・そう!原作版です!これからこれから何回も『サモン・サーヴァント』を失敗する予定なんです!
コレは失敗して爆発しちゃった所に、たまたまお腹を減らした平民が・・そう!私の失敗のせいで爆発した平民が吹っ飛んで来たんです!
すぐに彼を治療して家に返してあげなくては!
それでもってもう一回召還をし直さなくては!だって失敗したのですから!!」
最早混乱を通り越して錯乱し、訳の解らない事をまくし立てるルイズに
コルベールは哀れみの視線を向けながらも冷たく言い放った
「ミス・ヴァリエール・・まあ、その、何だ・・君の気持ちもわからなくも無いが、この使い魔召還の儀式は伝統ある神聖なもの。
例えどんなモノが召還されたとしてもやり直しは認められない。・・それと原作版って何?」
最後の質問はルイズ自身にもわからなかった・・錯乱している時に何処かの電波でも受信したのだろうか?
「まあ、それはともかく儀式の続きを行いなさい。
幸い呼び出された彼は気を失っているようだし、早く済ましてしまいなさい」


63 :ZERO×SWORD 3話:2007/08/29(水) 01:07:00 ID:LibTIxfZ
仕方が無い・・ルイズは諦めた。
これ以上ゴネて退学処分にされるよりはマシだ・・と自分を納得させ
気絶している黒づくめ平民(しかも行き倒れ)を仰向けにし、
『コントラクト・サーヴァント』の儀式を行うことにしたのだ
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」
ルイズが定められた言葉を紡ぎ
「うぅ・・・」
気絶している平民の唇に自分の唇を重ねたのと
その男の目がカッと見開かれたのは殆ど同時だった


64 :ZERO×SWORD 3話:2007/08/29(水) 01:09:10 ID:LibTIxfZ
ヴァンは大変混乱していた
空腹のあまり行き倒れた・・などという事態は今まで生きてきた中で何度もあった
だが
目を覚ました瞬間に見ず知らずの女にキスをされている・・・などという事態は初めてであったのだ
(目を覚ましたらカメが目の前に居たことはあったが)
「ぶ・・あぁぁぁぁぁぁぁ!!何じゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!???
誰だコイツ?ハッ?さては俺の肉体(からだ)を狙っているな・・
だが残念だったな!俺は『童貞』だっ!今までもそうだし、これからもそうだ!
俺の女はエレナだけで、俺の童貞は未来永劫あいつのものなのだ!
他の女に渡すわけにはいかないのだ。渡すくらいなら、死を選ぶ!
エレナァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ愛してるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
訂正・・彼も大変錯乱していた

直後、ルイズは訳の解らない言葉(内容は理解できなかったが、大変不快に感じた)を叫ぶ平民を『サイレント』の魔法(の失敗の爆発)で文字通り黙らせた。
コルベールはルイズを注意しようとしたが、彼女の使い魔の左手の甲に浮かび上がったルーンを見ると
「珍しいルーンだな!」と子供の様に目を輝かせ、いそいそとそれをメモしていた

こうして、トリステイン魔法学園における春の使い魔召還の儀式は終了した。
「ちょっとコレどうすんのよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
一人の少女と、一つの黒コゲを残して

65 :ZERO×SWORD 3話:2007/08/29(水) 01:11:08 ID:LibTIxfZ
数時間後。ルイズの部屋にて
目の前で夜食のパンをもごもごと食べている使い魔を前に
ルイズは悪戦苦闘していた
「できれば調味料をあるだけ・・」
「だから無いって言ってるでしょ!嫌だったら食べなくてもいいのよ!」
「すみません・・」
「はぁ・・何でこんなの・・で、あんたの名前は?」
「ヴァン・・人呼んで『不死身』のヴァン」
「『不死身』?あなた二つ名を持ってるの!?ひょっとしてメイジなの!?」
「いや、だからヴァンだって」
「そういう意味で言ったんじゃないわよ!」

「信じられない・・別の世界って?」
「俺のいた所には魔法は無いし、メイジなんてのはいなかった。太陽が二つ、月は一つ・・」
「太陽が二つもあったら暑いんじゃないの!?」

「まず、使い魔は主人の目となり、耳となる能力を与えられるわ」
「はあ」
「でも、あんたじゃ無理みたいね・・わたし何にも見えないもん」
「へぇ(もぐもぐ)」
「・・・そ、それから使い魔は主人の望むものを見つけてくるのよ。例えば秘薬とか」
「パス。めんどくさい」
「・・・(怒)。あと、これが一番大事なんだけど・・・使い魔は、主人を守る存在であるのよ!その能力で、主人を敵から守るのが一番の役目!・・でも、あんたじゃ無理ね・・」
「あー成る程、『使い魔』ってのは用心棒みたいなものか。」
「全然違う・・けど、もういいわそれで。どうせ言っても無駄だし、せいぜい洗濯、掃除、その他雑用でもしてもらうわよ」
「はあ(もぐもぐ)」
「ああもう、疲れた・・もう寝る。これ明日になったら洗濯しといて」
ルイズはネグリジェに着替えると、脱いだ衣服をヴァンに投げつけ
そのままベッドへと入ってしまった


66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:11:23 ID:sFhmTxlH
支援!

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:11:55 ID:+nNdbutQ
しえんするぜぇ

68 :ZERO×SWORD 3話:2007/08/29(水) 01:14:03 ID:LibTIxfZ
ルイズは思う
(この男・・ダメ人間だ・・)
もうなんと言うか全身からダメダメオーラが漂っている
ただでさえ平民を召還などという大失態なのに、さらにその中でも最低ランクのを呼び出してしまったらしい
(ああ・・明日の朝起きて、全部夢だったら良いのに・・)
この日何度目になるか解らない現実逃避をしながら、ルイズは眠りについた。

ルイズがベッドに潜り込んだあと、ヴァンも床で眠りにつこうとした
野宿に慣れているヴァンには、床で眠る事など何の苦も無い
ヴァンは窓の外に二つの月を眺めながら、少しの間思案顔をしていたが
やがて帽子を目深に被りなおすと、そのまま眠りについた。

ヴァンが眠りについたと同じころ
とある国、とある場所にて二人の人物が話をしていた
声の調子から、一人は若い男性、もう一人は若い女性である
「・・・・君。今日軌道上に出現した未確認物体・・・調査報告が来たわ」
「本当ですか?・・・・・さん。それで、詳細は?」
「サテライトベース・・・・で間違いないわ・・そして登録ヨロイ・・・・・『木曜日』」
「『木曜日』・・・・・ですか・・・と言う・・・『彼』・・ですかね・・」
「ええ・・・・その確率・・・・高い・・・・・」
「ここへ・・計画・・・・・試練・・・・しょうか・・」
「今度こそ・・・、・・・・幸せ・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・」
一通りの話が終わると、男のほうがニッコリと笑った
窓から差し込む二つの月の光に照らされたその右腕・・
いや、右の『カギ爪』をキシリ・・と鳴らしながら・・・・


夜空を見上げれば、二つの月が人々を見守っている
だが、人々は知らなかった
その日、その空に浮かぶ衛星(つき)が一つ増えた事を

知らなかった・・『彼ら』以外の人々は


Turn in next time for more action and adventure!
Are you ready?


69 :ZERO×SWORD 3話:2007/08/29(水) 01:15:36 ID:LibTIxfZ
以上で童貞投下終了です。
次はもっと短いスパンで書ける様努力します

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:15:58 ID:f5tAPlBw
>>54
その辺は作中でも明言はされてなかったり。
ただ一瞬で『答え』を出し続けて戦闘したこともあるから、前者なんじゃないかなと思ってる。

そして支援。

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:19:05 ID:+nNdbutQ
何故かハルケギニアにいぬかみのケイタが召還されるのを妄想した。
それが切欠になってハルケギニアに変態共大量流入、大量繁殖というネタを妄想したが
収拾付き添うにないので形にするのは諦めた

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:19:41 ID:WUCA3M/J
少ない材料から答えを導き出す才能じゃなくて、材料がなくても答えにたどり着ける特殊能力なのか?

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:21:24 ID:ZavmQTgB
>>71
安心しろ。元から変態の巣窟だ。
原作も、このスレの住人も・・・・

74 :宵闇の使い魔:2007/08/29(水) 01:22:28 ID:B0lvVyLb
乙でした。
ではそろそろ投下開始。

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:23:25 ID:LibTIxfZ
支援!!

76 :宵闇の使い魔:2007/08/29(水) 01:23:51 ID:B0lvVyLb
キュルケ達と別れた私達は妨害もなくフネへと到達し、ラ・ロシェールを飛び立った。
正直、三人が心配で仕方がない。
けれど、今私が握っているのはトリステインの未来だ。
今は、大丈夫だという虎蔵の言葉を信じよう。


宵闇の使い魔
第拾弐話:空の浮島


「これ、乱気流とかに入ったら一発で引っくり返る気がすんだがなぁ―――」

虎蔵は月夜の空を進むフネの甲板で、のんびりと葉巻を吹かしていた。

あの後、裏口から脱出した三人は全く妨害されることなく桟橋にたどり着いた。
とてつもなく巨大な樹の枝を利用した桟橋には、まるで飛行船のような形状でフネとやらがぶら下がっている。
元の世界では中々考えられない光景に軽いカルチャーショックを受けた虎蔵だが、
ワルドが船長との交渉を終えるとすぐさま出航となった。

この世界のフネは、《風石》というアイテムで浮き上がり、帆船の要領で風を受けて推力としている。
原理的には、プロペラの変わりに帆の付いた飛行船といったところだろうか。
船体側面にも羽が付いているのだが、十分な揚力を発生させているようには見えないことから、
推力の補助と船体のバランス維持が目的だろう。

スピードは中々出ている。
聞いたところによれば、明日の昼過ぎにはアルビオンのスカボローという港につくそうだ。
接触しなければならない《王党派》は既に王都ニューカッスル付近に構築した陣を包囲されているという。
スカボローからニューカッスルまでは馬で一日。
陣中突破しか手はない。

―――なんとも面倒なこったな―――

ふぅ、と忌々しげに煙を吐き出す虎蔵。
空はゆっくりと黎明時へと移り変わっていた。



数時間後、虎蔵が仮眠を終えて甲板に出てくると、船員達が忙しなく走り回っていた。
鐘楼の上に立った見張りの船員が「アルビオンが見えたぞー」と大声を上げる。

「おはよ、虎蔵。そろそろ見えるわよ」

生欠伸をかみ殺しながらぼりぼりと頭をかく虎蔵にルイズが近づいてくる。
虎蔵はおう、とだけ返して首を回してはゴキゴキと鳴らす。
ふと視線を上に上げれば、雲の切れ間から黒々と大陸が覗いていた。
よくもまぁ、こんな物が浮いているものだ。

「落ちたら大惨事だな」
「―――不吉な事言わないでちょうだい。ただでさえ色々あるんだから」
「へいへい――」

肩をすくめる虎蔵。
昨夜のルイズはキュルケ達を心配して顔色が悪いままだったが、
軽口に乗ってくる程度には持ち直したようだ。
だがその時、鐘楼に立つ見張りが再び大声を張り上げた。

『右舷上方の雲中より、フネが接近してきます!』

77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:24:54 ID:ur28KgSa
>>68
まさか死んだはずのおっぱいさんとお兄さんもかよ!?
しかもカギ爪とは…………未来は暗いなぁ

78 :宵闇の使い魔:2007/08/29(水) 01:25:23 ID:B0lvVyLb
船員達に緊張が走る。
見張りの言うとおり、雲の中からフネが一隻近づいてきた。
黒くタールが塗られた舷側からは二十数個の大砲が突き出していて、まるでこちらを威嚇しているかのようだ。

「いやだわ――《貴族派》の軍艦かしら」

ルイズの呟きが風に流される。
虎蔵は次々とやってくるトラブルにため息をつくのだった。


どうやらそのフネは空賊の物だったらしく、停船させられると何人もの武装した男たちが乗り込んでくる。
黒船の舷側にも何人もの男たちが弓やフリントロック銃を持って並んだ。
大砲でも狙われていることを考えれば、抵抗は得策ではない。
更には乗り込んできた水兵に驚いたワルドのグリフォンが、魔法によって眠らされてしまう。
メイジも居るようだ。


その後、虎蔵達は身代金目的ということで黒船の船倉に閉じ込められていた。
ワルドとルイズは杖を取り上げられたものの、虎蔵の武器をただの空賊が発見できる訳がなく、
彼は何も取り上げられていない。
そのため、ルイズもこれといって不安そうにはしていない。

「さて、使い魔君。頼めるかい?」
「構わんが――もう少しまとうや。どうせなら、奴さん方に陸まで運んでもらおうじゃないの」

――それに、ちょいと気になる事もあるしなぁ。ただの賊とは思えん――

暫く船倉に雑然と押し込まれた酒樽や穀物の詰まった袋、火薬樽などを眺めていたワルドが虎蔵に声を掛ける。
だが虎蔵は達観した様子で壁際に腰を下ろして身体を預け、欠伸を漏らす。
ちらりと一瞬だけルイズの指に輝く《水のルビー》を見る。
これほど見事な指輪を取り上げない賊など居るものだろうか?

ルイズは緊張感のなさに一瞬ムッとするが、すぐにそれが正論だと気づいて自分も腰を下ろした。
ワルドもそれにならう。

「しかしアレだな。杖がないと何もできんというのは中々不便なもんだな」

虎蔵が頭の後ろで腕を組んで二人に告げる。
完全にリラックスしている様子である。
はっきり言って囚われている人間の行動ではない。

「君みたいに何本も隠し持っておくというのは、有効な気がしてきたね」
「でもボディチェックされたら確実にばれるのよね――アレのやり方教えてよ」
「―――あー、気が向いたらな」

苦笑するワルドに、隠器術を羨ましがるルイズ。
虎蔵は面倒臭そうに肩をすくめる。
一朝一夕で教えられるものでもないのだ。

79 :宵闇の使い魔:2007/08/29(水) 01:27:14 ID:B0lvVyLb
と、そんな話をしていると扉が開いて太った男が「飯だ」と言って入ってきた。
手にはスープの入った皿を持っている。
ワルドとルイズの視線が虎蔵に集まった。
扉に一番近いこともあり、「あ゛ー」とかなり面倒臭そうな声を出しつつ立ち上がる。
虎蔵はトレイに手を伸ばすのだが、男はひょいと引っ込めた。

「質問に答えてからだ」
「あ゛?」

虎蔵は滅茶苦茶不機嫌な声をあげて、ギロリと睨み付ける。
その瞬間、男が持っていた自らが優位にあるという思いは、一瞬にして吹き飛んだ。
視線だけで殺されるのではないかという悪寒が背筋に走り、男は「ひっ」と情けない悲鳴を上げる。

「ちょっとトラゾウ―――」

それを見たルイズがしぶしぶと立ち上がり、彼の前に出る。
ワルドもその男の情けなさにくくっと肩を揺らした。
虎蔵が軽く肩を竦めて一歩引くと、ようやく男が口を開いた。

「お、お前たち――アルビオンに何の用だ」
「旅行よ」
「トリステイン貴族が、いまどきのアルビオンに旅行?いったい何を見物するつもりだかな――」

男はスープの皿をルイズに押し付けると、逃げるように出て行く。
鍵が閉まる音を聞くと、ルイズが虎蔵の真似か肩を竦めて見せた。


その後、暫くすると再び扉が開いて痩せぎすの男が入ってきた。
彼はルイズとワルドに向けて、アルビオン貴族なのかと聞いてくる。
彼が言うには、自分たちは《貴族派》ではないが、彼らと協力し合っているため、
アルビオン貴族であるなら安全に港まで運んでやるとの事だった。

ここでルイズがYesと答えれば丸く収まってスカボローなり何処かの港なりに運んでもらえるだろう。
だが、そこはやはりルイズである。
彼女は首を横に振って、真っ向から痩せぎすの男を睨み付けた。

「誰が薄汚いアルビオン貴族なものですか。バカ言っちゃいけないわ。私達はトリステインからの《王党派》への使いよ。
 つまりは大使なのよ。分かる?分かったら、大使としての扱いを要求するわ!」
「ふん―――正直なのは、確かに美徳だが、お前たち、ただじゃ済まないぞ」

きっぱりと言い切るルイズに、痩せぎすの男は呆れたように答える。
だが―――

「いや、ただじゃ済まないのはお前さんだなぁ―――」
「へ―――なッ!?」

男は硬直して、驚愕に目を見開いた。
それもそうだろう。
虎蔵はボディチェックで何も出てこなかったし、この部屋には武器の類は置いていない。
にも拘らず、彼の手には刀が握られ、それが一瞬の内に自らの首に押し当てられているのだから。

「馬鹿だな。護衛も付けずに―――死ぬか、頭の所に案内するか。どっちが良いよ?」
「――――わ、分かった。案内する。するから、これを――」
「駄目だ。大声を上げようとしたら首が飛ぶと思えよ?神様にお祈りする暇なんぞやらんぜ」


80 :宵闇の使い魔:2007/08/29(水) 01:28:47 ID:B0lvVyLb
そう言って彼の首筋に刃を押し当てながら、船倉を出て行く一行。
ルイズは自らの使い魔の手際の良さに満足気である。
虎蔵は途中でワルドと交代し、船員に発見される度に一瞬で肉薄し、首筋に手刀を叩き込んで気絶させていった。

そして船長室にたどり着くと、痩せぎすの男を先頭にして中へと滑り込む。
部屋の中には豪華なディナーテーブルがあり、その上座で派手な格好の空賊が腰掛けていた。
その空賊は大きな水晶の付いた杖を弄っている。
どうやら、こんな格好なのにメイジらしかった。

「ん、なんの―――貴様らッ!?」

彼は虎蔵達に気づき、慌てて立ち上がって杖を構えようとするのだが――

「―――ぐッ!」
「残念。警戒が足らんね」
「頭ッ―――!?」

虎蔵は空賊の頭が杖を構えた瞬間に刀を投擲し、杖を弾き飛ばす。
ワルドに刀を突きつけられたままの痩せぎすの男が叫び掛けるが、ワルドが刃を首にわずかに食い込ませて押し留める。
そして虎蔵が一息にテーブルを飛び越え、男に刀を突きつければ、完全に形勢が逆転した。

「くッ―――武器は全て取り上げた筈じゃなかったのか?」
「俺ァちょいとばかし"手品"が得意でな」

憎々しげに呟く男に虎蔵がニヤリと笑みを浮かべる。
ルイズは弾き飛ばされた杖を拾い上げると、彼に向けて突きつけた。
そして精一杯胸を張り、堂々と告げる。

「卑しい空賊。私はトリステインからアルビオンへの特使です。
 貴方たちの小金稼ぎに付き合っている暇はありません。命が惜しければ、今すぐにフネを最寄の港へ。
 無駄な殺生は好みません。そうすれば命は助けます」

その言葉を聴いた頭の顔色が変わった。
彼の探るような視線がルイズに向けられる。
ルイズはソレを正面から睨み返す。
婚約者の威風堂々とした仕草が嬉しいのか、ワルドは笑みを零している。

「頭―――」
「ん?お前―――その指輪は―――」

男はルイズの指に輝く《水のルビー》に気づき声を漏らした。
ルイズは《水のルビー》を軽く掲げる。
その凛々しい佇まいと相まって、それはとても輝いて見えた。

「これは姫殿下より頂いたものよ。これがどうかしたのかしら」
「いや、これは失礼したね。大使殿――」

男の口調ががらりと変わり、三人とも目を見張る。
彼は刀を突きつけられたまま黒髪をはぐ。カツラだったようだ。
眼帯を取り外し、汚らしい髭をびりっと剥がす。
見事な変装だったようで、現れたのは凛々しい金髪の若者であった。
痩せぎすの男が「で、殿下―――」と呻く。

「私はアルビオン王立空軍大将、本国艦隊司令長官―――そしてアルビオン王国皇太子、ウェールズ・テューダーだ。
 ようこそ、アルビオン王国へ―――出来れば、剣を引いて欲しいのだけど。駄目かな?」

81 :宵闇の使い魔:2007/08/29(水) 01:31:12 ID:B0lvVyLb
その男、ウェールズは首筋に触れる刃を恐れることなく、微笑んだ。
ルイズはぽかんと口を開いて、唖然としている。
それもそうだ。薄汚い空賊の男が、突然王子様に代わってしまったのだから。
虎蔵は虎蔵で、彼の言っていることが真実か分からないのでどうしたものかとルイズに視線を向ける。
ワルドだけが興味深そうにウェールズを見ていた。

「と、トラゾウ。収めて!」
「あいよ」

ハッと我に返ったルイズが慌てて虎蔵に命令する。
虎蔵はスッと刀を納めて、何処ともなく"隠して"しまう。
ワルドも痩せぎすの男を開放して、刀を虎蔵に返した。

「大変失礼を―――」
「いや、あんな格好をして居たのだからね。仕方のないことだ。
 こちらも大使殿を船倉などに閉じ込めてしまった訳だから、お互いに水に流すという事でどうかな?」
「分かりました―――しかし、なぜこの様なことを?」
「敵の補給路を立つのは戦の基本。だが、まっとうにやってはあっという間に反乱軍のフネに囲まれてしまうからね」

ウェールズの言葉になるほど、と頷くルイズ。
痩せぎすの男がすっとウェールズに耳打ちすると、全員に一礼して出て行った。
来る途中に気絶させてきた船員達を起こして、事情を説明しに行くのだろう。
確かに、よくよく見れば身なりこそ空賊らしいが、立ち振る舞いからは粗野な感じがしない。

「して、御用向きは何かな」
「はい――アンリエッタ姫から密書を言付かって参りました」
「ふむ、姫殿下とな。君は?」
「私はトリステイン王国魔法衛士隊、グリフォン隊隊長、ワルド子爵。
 そしてこちらが姫殿下より大使の任を仰せつかったラ・ヴァリエール嬢とその使い魔に御座います」

ワルドがすっと歩み出て、見事な作法で挨拶をする。
ルイズはそれに習うが、虎蔵はいつもの如く何処吹く風で壁際に下がった。
ルイズは胸のポケットから密書を取り出すと、恭しくウェールズに近づくのだが、途中で足を止める。

「その、失礼ですが、ほんとに皇太子さま?」
「まぁ、さっきまでの格好を見れば無理もない。そうだな―――
 これなら信用して頂けるかな。アルビオン王家に伝わる《風のルビー》だ。
 君のその《水のルビー》に近づけると―――」
「まぁ、これは――」

二つの王家に伝わるルビーが近づくと、共鳴しあい、虹色の光を振りまいた。
ルイズは思わず驚きの声を漏らす。

「水と風は虹を作る。王家の間にかかる虹さ―――」

ウェールズは今や風前の灯となったアルビオン王家を思ってか、何処か寂しそうに呟いた。



「そうか。結婚か。あの愛らしいアンリエッタが―――私の可愛い、従兄弟は」

その後、アンリエッタからの手紙を呼んだウェールズはそう呟き、微笑む。
ルイズにはそれが心からの笑みには思えなかった。
彼はアンリエッタからの手紙を丁寧にたたんで胸のポケットにしまう。

「だが残念ながら、あの手紙は今手元に無くてね。ニューカッスルの城にあるんだ。
 多少面倒だが、ニューカッスルの城まで足労願いたい」


82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:31:40 ID:/+EUrjQl
古ネタでスマソだが、人形劇「プリンプリン物語」からこのお方を召還

ルイズ「わたしの使い魔の、知能指数は!」
ガチャガチャガチャガチャ…チーン!
ルチ将軍「1300ぅぅぅう!!」

ルーンは神の頭脳だよね、多分

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:32:56 ID:/+EUrjQl
リロ忘れスマソにつき支援

84 :宵闇の使い魔:2007/08/29(水) 01:34:16 ID:B0lvVyLb
以上、中継ぎ気味の第拾弐話でした。

ゼロ魔世界の軍艦(フネ)って、
台風でも来たら飛べない所かあっさりひっくり返りそうに見えるんですよね……
風系統の魔法でどーにかするのでしょうか。

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:35:44 ID:WUCA3M/J
>>84
いやぁさすがに無理があるでしょう…

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:36:01 ID:LibTIxfZ
乙です!

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:40:16 ID:QxP1GoI/
多分、計算してあるんだよ角度とか。

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:44:20 ID:6ppv5KQl
逆に考えるんだ
天候が悪い日は飛ばない
そう考えるんだ

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:47:02 ID:ZavmQTgB
遙か高空を飛ぶフネからの連想で、ふと気が付くとアルビオン人のイメージがマリポーサになっていた。

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:50:54 ID:9PHCApB8
>>84
気球とか飛行船とかどうなんだよ・・・

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:51:42 ID:5wFv6wep
>>90
重心が上にあるからな。
まだ安定はマシだろう。

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:54:17 ID:dCrjPd3p
>>84
無いんじゃない? 台風。

93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 01:55:40 ID:N7JAFRIc
>>69
1レスに60行まで書き込めるからそんなに細切れにしない方が良いよ。
投下に時間かかるし、無駄にレス数増やすだけだし。
今回は3レスに納まる量だよ。

94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 02:19:02 ID:ur28KgSa
60行も書けるのか、それは知らなんだ

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 02:21:12 ID:G9cNliND
道は空いているかな? 誰かいないかな?
深夜にまたも松下がやってまいりました。深夜的危険性に注意。

ところで前スレの『幕間』は、まだwikiにはのりませんかね。
どなたかやっていただけると有難いんだが。

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 02:36:43 ID:aVpToDsK
支援用意

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 02:36:45 ID:G9cNliND
…いないのか、まあいいや。
前回は支援とネタ解説に感謝。わかりにくくてすまない。
そういえば幕間のアレ、数秘術でいうと16=1+6=7だから、

 79年目=7+9=16、88年目=8+8=16、97年目=9+7=16

ではないか。間隔がちょうど全部9年ごとなのも不思議。すごいな数秘術。
106年目まで待たなくてもメシア来れそうだよ蛙男。生きていれば。

では投下します。


98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 02:36:47 ID:AYakNQ71
>>68
カギ爪ーーーー!?!!!
ルイズとワルドの結婚式にきっとお祝いに行って、感動の余り虐殺ーー!!
とかなりそう。

99 :『使い魔くん千年王国』 第十一章 メシア 1/4:2007/08/29(水) 02:41:23 ID:G9cNliND
あれから三日経った。あいつを召喚してから五日目か。

ギーシュは危篤状態に陥り、今も面会謝絶だ。蛙とネズミの毒素が結構効いたらしい。
「耳が…ネズミが…ちきゅうはかいばくだん…ひひひひひ」などと、うわごとをもらしているとか。
精神的に再起不能じゃないかしら、あの変態。
それとモンモランシーは、『ドブ川の腐ったような目』をして使い魔の蛙に話しかけてばかりだ。
そろそろホムンクルス化するじゃなかろうか。なんでよ。

マツシタの奴は、召喚二日目のあの事件の張本人として、学院中から一目置かれるようになった。
学院長オールド・オスマン自ら、コルベール先生や秘書のミス・ロングビルとともに、
あの事件のすぐ後に飛んできて事の収拾に努めていた。
そのせいか、マツシタにも主人の私にも、別にお咎めはない。
一応マツシタも、私の身の回りの世話をしてくれてはいるし。

西方の貴族とは関係ない『東方』出身の魔法使いで、平民どもにやけに肩入れすることから、
一部の平民の間では『我らのメシア(救世主)』とか呼ばれているらしい。
シエスタとかいうあのメイドと、料理長のマルトーが主な崇拝者だ。
…本当に『崇拝』なのよね。新興宗教にはまった人間みたいに盲信してるわ。目が異様に輝いてるし。
いや、あれはまぎれもなく『新興宗教』だわ。

なんでも、学院の平民と下級貴族と、なぜか使い魔を、
空いた部屋に集めて『説教』を行い、『信者』を集め始めたらしい。
何様のつもりよ、使い魔の分際で。

「我らのメシア!! 主よ、お慈悲を!!」
「メシア万歳!! 人民の偉大なる救い手、万歳!!」
「『千年王国』を築こう! 我々の、生きとし生けるものの楽園を!!」
「「AMEN(エイメン)! AMEN(エイメン)!」」

ああ、またやってる。『始祖ブリミル』への信仰を捨てたら『異端審問』で殺されるのに。
……それって私もやばいんじゃないかしら。『東方』の宗教なんか持ち込むな、あの馬鹿。
これも学院長たちが外部へ漏れないよう隠蔽しているのかなあ。
まだ信者は20〜30人ぐらいらしいけど。……はぁ。寝よう。


100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 02:42:08 ID:aVpToDsK
どらえもーん!?支援

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 02:43:51 ID:1POu1jOb
新興宗教フイタ支援w

102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 02:44:41 ID:B+tLaEBp
ドブ川の腐ったようなモンモン支援

103 :『使い魔くん千年王国』 第十一章 メシア 2/4:2007/08/29(水) 02:45:05 ID:G9cNliND
「ふうーむ、やはりあの少年の『右手』のルーンは……
 伝説の使い魔『ヴィンダールヴ』に刻まれていたものと同じであったのう」

トリステイン魔法学院長オールド・オスマンが、コルベールに呟く。
御年200歳とも、300歳とも呼ばれる伝説のスクウェアメイジ。
しかし普段はただのスケベで曖昧3センチなボケ老人である。

「そのようですね、オールド・オスマン。あなたの使い魔も巻き込まれていましたよ」
「う、うむ……ほれ、『遠見の鏡』だけでは見えにくいところもあったじゃろ?
 つまり、その、角度とか」
「女子生徒のスカートの下を覗くのは自重して頂きたいものですな」
彼の使い魔、ハツカネズミの『モートソグニル』もあの騒動に巻き込まれたのだ。

しかもあの少年の『右手』に触れられた瞬間コントロールを離れ、
学院中のネズミどもを集めさせられたらしい。いくらか幻術で増やしたようだったが。
おかげで学院内からネズミがほとんどいなくなり、厨房では喜んでいる。
ただ、しばらく学院の庭に黄色い蛙が増えていた。

「『ヴィンダールヴ』はあらゆる獣を操るとか。その力に彼の『先住魔法』が
 加わるとなると…あれで済んでまだましだったかも知れませんね」
「そうじゃな。しばらくは様子見じゃ。あまり危険なようなら……」
「……ところで、オールド・オスマン。あなたの使い魔はまたどこへいったのです?」
「ふぉふぉふぉミスタ・ゴリラ、学院内の『夜の視察』じゃよ」
もちろん、性的な意味で。


104 :『使い魔くん千年王国』 第十一章 メシア 3/4:2007/08/29(水) 02:51:51 ID:G9cNliND
『今日の説教』を終えた松下は、寝床であるルイズの部屋へ戻っていく。
その途中、ある部屋の前に、見覚えのある赤い爬虫類がうずくまっていた。

「これはキュルケの使い魔の、フレイムだな。……きみはまだ『説教』に参加していないね」
問いかけにうなずき、部屋のドアを前脚でノックするフレイム。
「入れと言っているのか? ここは確か…
 なんだ、キュルケの部屋か(ガチャリ)」

「失礼、松下だが何か用かい? ルイズの『子守』もあるんだが…」
室内には蝋燭も点っているがかなり暗く、全体に甘い香りが漂う。
男女の体臭も混じっている。もちろん性的な意味で。
「ふふふ、いらっしゃあいマツシタくん」
部屋の奥から現れたのは、扇情的な格好をした長身の女性。
キュルケ・アウグスタ・フレデリカ・フォン・アンハルツ・ツェルプストーであった。

「ようこそ、私のスイートルームへ。
 ちょっと『お友達』が来ていたから散らかっているけど、気にしないでね。
 『次』が来るまでまだ時間があるから」
汗に濡れた髪をかきあげ、なまめかしい視線を送る。
「きみは、ぼくのような子供にも欲情するのか? 『微熱』のキュルケ」

松下はおっそろしく醒めている。恋愛フラグなどという生ぬるいものは彼には存在しない。
あのロベスピエールの如く、ひょっとしたら一生童貞だ。
「さすがに一桁の子には手を出さないわよ。9年か10年もすれば、
 けっこういい男になりそうだけどね、マツシタくん。うふふふふ」

多淫な性格に難はあるが、実力は『火のトライアングル』という大物だ。
実家は隣国ゲルマニアの金持ちの貴族。人気と人脈もあり、味方にしておいて損はない。
「では、何の用だ?」
「あのギーシュとの決闘のとき、凄かったわね。『東方』のメイジなんですって?
 最後はとんでもないことになったけど、感心しちゃったの。
 賭けの胴元として儲けさせてもらったお礼もまだだし、お話したいなあなんて」
普通に話していても、無駄に色気を振りまいてしなだれかかってくる。
『お友達』とだいぶお楽しみだったのか。

その一部始終を『モートソグニル』が見ていたのは、ジョジョにもいえない秘密よ……。
(ツェペリさん?)


105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 02:53:08 ID:aVpToDsK
パロネタを多くし過ぎるとバランスが崩れる可能性があるぜ支援

106 :『使い魔くん千年王国』 第十一章 メシア 4/4:2007/08/29(水) 02:54:59 ID:G9cNliND
「ねえ、あなたは何を企んでいるの? 変な集会とかを開いているみたいだけど」
「きみも参加したまえ。この世界を塗り替えるような大事業だ」
「……へえ? 面白そうね。その色は黄色? 赤?
 私は情熱の赤が好みよ」

「ただひとつの色で塗り替えるのは味気ない。人民が退屈してしまうよ。
 個人や文化の多様性を保ちながら全体の調和の絵を描き出すような……
 そう、例えば『ジョルジュ・スーラの点描法』のような……
 いや、それでは『塗り替える』とは言えないかな、はははは」
こいつは本当に8歳児か。なにやら高尚で物騒な方向へ話が進んでいく。

「キュルケ!! 入るわよ!!」
バタン、とドアを開ける音。
「あら? ルイズじゃない。何か用?」
「………っ!!!!
ツツツツツツェルプストー、誰の使い魔に手を出してるのよ!!
マツシタもぉっ、なんか夢見が悪いから来てみたらあんたったら!
こンのマセガキ! キュルケとなにしてたのよ! ふしだらだわ!」
ひどい誤解だ。もっともキュルケの格好が格好だけに、否定しても説得力がない。
(やれやれ、面倒になってきたな)

「ルイズ」
「なによ!! この盛りのついた馬鹿犬!!」
「その…きみ……ひょっとして…『処女』かな?」
(ブッツゥゥゥーーーーン)

(き…切れた 私の頭の中で『なにか』が切れた… 決定的な『なにか』が……)

・ルイズ:直後、キュルケの部屋で爆発を連発する。
・キュルケ:フレイムに必死でルイズを止めさせ、マジックバリアを張る。
・マツシタ:キュルケと家具を盾に窓から逃走。
       翌朝、一ヶ月ご飯抜きの刑に処せられるが、全く痛くも痒くもないので
       乗馬用鞭で百叩きの刑に変更。
       魔法で鞭を『猫じゃらし』に変えたのであまり痛くなかった。
       むしろ和んだ。

(つづく)


107 :『使い魔くん千年王国』:2007/08/29(水) 02:58:49 ID:G9cNliND
深夜投下終わりです。
たしかにちょっとパロネタ多いなあ。自重しよう。

しかしますます危ない事になってきた。アン王女の首がギロチンで飛ぶのは何年後かな?

108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 03:07:20 ID:x++5F9go
その前に松下が怨恨で殺されるビジョンの方が鮮明なのはなぜだろう

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 03:15:58 ID:1POu1jOb
投下乙です。

アン様はウェールズ死亡で弱気になっているところにつけ込んで懐柔。
代わりに何かと手ごわそうなマザーリニの方を「断頭台へGO!」でおkじゃない。
原始共産主義社会を営んでいそうなエルフはむしろ心強い同盟者かなw

110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 03:30:24 ID:8KBHmd0N

 エルフは選挙で代表を選んで政治をしているらしいから、原始共産制ではないな。
 つーか、今ではそんなものはこの世に存在しなかったって説が主流だって話を聞いたが。 

 ロバアルカリイエがアラブ辺りと考えると、ギリシャ風の直接民主制なのかもねぇ。


111 :69:2007/08/29(水) 06:29:52 ID:a5Msp/2d
>>93
アドバイスありがとうございます。
そんなに書き込めるとは知らず、ビビって細切れにしちゃいました。以後気をつけます。

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 08:25:35 ID:PZFHduFD
エルフが選挙!エルフが選挙…エルフが選挙…
ノボルはファンタジーを何だと思ってるんだ

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 08:40:59 ID:OFEkOMJ3
ファンタジー=空想=空想だから何でもあり

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 08:44:38 ID:0oV0zgD+
エルフが選挙したら何かおかしいのか?
「イメージと違う」なんて理由は無しで。

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 08:49:15 ID:qcu++c0D
何年とかけて作り上げられてきたイメージ以上に重要なものがあるのか

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 08:52:28 ID:ZavmQTgB
>>110

「そだよな〜別に選挙による共和制って結構昔からあるもんなぁ〜
そういや戦国時代のの堺なんかもそうでなかったかな」

とか考えていたら、ふと脳裏に 付け耳だったり白粉だったりなエルフで埋め尽くされたロバカイエの光景が・・・

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 08:54:42 ID:x7KmwceR
>>116
やぁ、はとこの子

118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 09:17:09 ID:hhtQMcJa
>>112
まて、近代の選挙と同じという訳ではあるまい。
人数が少なければ集会の延長で決めるだろうし、多ければギリシャ、ローマあたりのような感じか?

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 09:19:58 ID:MeyhLIRH
ファンタジーといえば君主制だから選挙なんて、と思うのはまあ仕方ないと言えば仕方ないかもな

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 09:20:44 ID:L+hi2WRB
>>117
最近の作品だと物凄く目立たないよね、草原の妖精族。

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 09:26:11 ID:lkVfa3ng
>>120
グラランセージがいるぞ!

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 09:35:39 ID:HV6qDw+O
つ神聖ローマ帝国の皇帝(ドイツ王)選挙
選挙権があるのは選帝侯だけだが
エルフって部族制のイメージがあるんで長老同士の会合で
トップを選定するんじゃねーの(それも選挙には違いないし)

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 09:41:46 ID:f2KbZfz+
ジャヴァウォッキー三巻読了。

……ってか、あの恐竜達はどいつもこいつも、
ハルキゲニアじゃ韻竜扱いになるんだろうなあ。

「自分を駒なんかに例えるなよ、タバサ」
「…………」
「あんたの顔は超タイプなんだ」

まあ、ほら、プロの諜報員だしな、サバタw
名前も似ていることだし。

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 09:43:50 ID:3oN8gRtz
ぶりぶりざえもんを呼んだら面白そうだ。

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 09:45:30 ID:1POu1jOb
救いのマスカラ状態で召喚しよう。

126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 10:02:22 ID:MUEp4i7E
まともに戦うことはしないだろうな
せいぜいギーシュとおいなりさんの大きさ勝負を仕掛けようとするだけだw

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 10:39:28 ID:MGqT/oVH
ギーシュがしんのすけのペースに飲み込まれた風間君みたいになるな。

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 10:42:57 ID:+nNdbutQ
クレヨンしんちゃんと聞いて、テ□に巻き込まれて死ぬコルベール
そして後を追おうとするキュルケみたいなネタが出てきた。末期か。

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 10:50:22 ID:4mz5B0yV
>>128
アニメとか映画のイメージの方が広まりすぎてるけど
原作は昔から基本的に黒かったな
何の意味もなく死んでく
まあ、それもよくあることなのだろう

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 10:52:35 ID:MGqT/oVH
>>129

サザエさんもかなり黒かったよな、そう言えば。

131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 10:58:46 ID:3oN8gRtz
だが死ぬのはシロ関連の話ばっかりだったしなあ…。
捨て猫とか野良犬とか。

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 11:09:37 ID:1POu1jOb
スズメも死んでたな。
しかし、徳先生のテロ殺害は酷い('A`)

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 11:29:25 ID:tJ59mmUr
普段は逃げてばかりだったが、主を守るために6万の兵に特攻するぶり男
しかし、奮闘虚しく彼は命を落としてしまう

その後アルビオン兵はトリスティン兵を港に追い詰める
船で脱出するも敵の攻撃で帆が破れ墜落しそうに

ルイズ「助けて!ぶりぶりざえもーーーーん!」



そこへ現れたのは魂だけとなった一人の男だった…

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 11:31:20 ID:4mz5B0yV
ぶりぶりざえもんか
今月頭にやってた番組じゃ声を出せない設定になってたけど
声優さん死んじゃったもんな

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 11:31:56 ID:4PZJH6ai
>>92
そういやサイトがテファに台風がどうのって言った時「台風?何それ?」みたいな反応されたなー

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 11:34:50 ID:tGV3Jy3C
>>132
つまりテロによってワルド(裏切り前)が死んでルイズが後を追おうとするんですね。

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 11:59:46 ID:98xwLQp6
ルイズが霊石「アマダム」を召喚、誤って装着。

ギーシュ戦にて初変身、グローイングフォームへ。


ただ、クウガとかの変身は周りから先住魔法に勘違いされそうだ。

138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:08:33 ID:QxP1GoI/
便乗で光る小さな子どもを呼び出して、契約しようとしたらアギト化。
ジョゼフはアナザーアギトになるオチ。

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:11:44 ID:4mz5B0yV
ミラーワールドのモンスターは…
存在の維持に人間食うからダメか


140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:14:34 ID:FY6MwnNY
>>139
紅世の徒みたいなやつらだな

141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:16:45 ID:3oN8gRtz
だから橘さんを召喚してだな。

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:19:41 ID:g6pL9c8/
ゼロつながりで未確認生命体第0号を召喚するんだ。

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:20:42 ID:eXggG7Av
>>139
ルイズが浅倉みたいな感じになりゃいいじゃん

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:23:05 ID:dFnUnN0Y
朝倉・・・朝倉涼子?

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:27:26 ID:bDazLBHb
アルビオンの水源ってなんなんだろ?
大陸に恵みの雨を降らせるほど水が豊富な訳で
でもお空の上にある訳だから雨はそう降らないだろうし

146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:29:25 ID:CWonhSVJ
水の精霊が湖を広げることができるくらいだから、アルビオンの地下にも水の精霊がいるんじゃないかな

147 :カービィの人:2007/08/29(水) 12:31:14 ID:Y/eZJYZu
どうも、僕です。
カービィ第十話「らめぇ!食べちゃらめぇ!」を五分後から投下します。

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:32:56 ID:tN3suiBt
支援しちゃらめぇww

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:33:16 ID:5CzMw4g6
ちょ、デルフ!?

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:33:16 ID:FY6MwnNY
>>145
アルビオンが上空何メイルの位置を浮いているのかとか描写しているシーンって有ったっけ?
積乱雲は12000メートルクラスのものもあるんだぜ?

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:33:44 ID:QxP1GoI/
タイトルに吹いた 支援

152 :使い魔のカービィ 第10話:2007/08/29(水) 12:36:32 ID:Y/eZJYZu
武器屋を出た後、ルイズ達は残金で極々普通のショッピングを楽しんだ。
服屋ではルイズとシエスタの私服を選び、それだけで2、3時間が経ったり。
昼食を取るため入ったレストランでは、隣の人の料理まで食べようとするカービィを必死になって押さえ込んだり。
露天商ではルイズが口車に乗せられ、危うくただのガラス玉を借金してまで買うところだったり。
……楽しむ、というよりハプニングの連続だった。
しかしルイズの当初の目的である『使い魔との絆を深める』は、カービィの喜び様をみる限り果たされたようだ。
それだけでもルイズは大変満足していた。
そしてルイズに連れられてきたシエスタも、単純にルイズ、そしてカービィとの買い物を楽しんでいた。
前述の通りハプニングは多々あったが、兄弟達と一緒に暮らしていたシエスタにとっては苦ではなかった。
それどころかこの騒がしさが懐かしくもあり、楽しさだけでなくどこか心地よさを感じていた。
――シエスタのルイズへの評価が、『恩人』から『妹のような存在』に変わった――

こうして楽しい時間は終わり、今はちょうど街から学院へ帰ってきたところだ。
日はとうの昔に暮れ、漆黒が空を覆っていた。
ルイズはカービィを、シエスタは荷物を女子寮へ運ぶため、馬小屋の前を歩いていた。
「ぽょぉ…………」
「くすっ、カービィさんったら大きな欠伸」
「あれだけはしゃいでたんだもの、疲れたのね。それにもうこんな時間だし……」
ルイズが空を仰ぐと、月がもうすぐ真上に来ようとしていた。
時を忘れて楽しむとはよく言うが、流石に忘れすぎたかと公開する。
その横でシエスタはクスリと微笑んだ。
「でも、楽しかったですよ。また連れて行っていただけますか?」
「そうねぇ……まぁ、シエスタが行きたいなら、また3人で行きましょうか」
「ありがとうございます、ルイズ様」
「べ、別にお礼なんていいわよ」
(私もまた行きたいし)
例の如く、最後の一言はシエスタには聞こえていなかった。
ルイズ・フランソワーズ、芯から素直になるのはまだまだ掛かりそうだ。
そんなやり取りをしながら3人が本塔に差し掛かった時、『それ』は動き始めていた。

153 :使い魔のカービィ 第10話:2007/08/29(水) 12:37:56 ID:Y/eZJYZu
「ぽよ? ……ぽよ?」
異変にいち早く気がついたのはカービィだった。
今にも閉じてしまいそうだった目を見開き、辺りをキョロキョロと見回し始める。
街でスイカを見つけた時とは違い、何やら焦っているようだ。
「ちょ、ちょっと、どうしたのよカービィ?」
腕の中で忙しなく動くカービィをルイズがしっかりと抱きしめる。
今度は逃げられないようにと力を入れた、その時だった。
天をも貫かんばかりの爆音が辺り一面に響いた。
「きゃっ!?」
「な、なによこれ!?」
爆音に思わず頭を押さえてしゃがみ込むシエスタ。
ルイズもカービィを抱きしめたまま音の出元に視線をやった。
「なっ………!?」
「ぽよぉー……」
その先の光景に、ルイズは度肝を抜かれた。
それはもうカービィがギーシュを打ち負かしたあの時のように。
なんと、大きさ30メイルはあるだろうというゴーレムが、本塔の壁目掛けて巨大な拳を叩きつけていたのだ。
ゴーレムの右肩には黒いフードを被った何者かが乗っていた。
恐らくこのゴーレムを操っているメイジだろう。
ゴーレムの大きさから、トライアングルメイジ級の実力を持っていることが伺い知れる。
この強大な敵を前に、ルイズはカービィを地面に下ろして杖を取り出した。

一方、ゴーレムの肩に乗っている黒いフードのメイジ――今巷を騒がせている怪盗『土くれのフーケ』は、目の前の文字通り『壁』に舌打ちをした。
事前調査でその強度をフーケは知っていたので、今放った渾身の一撃で穴が開くかはほぼ運の問題だった。
確証を持つまで行動しないフーケにとってこの方法は功を焦った感が否めなかったが、知れば知るほど攻略法のない宝物庫にはこの方法しかないと賭けに出たのだ。
そして賭は失敗した。
たった今ゴーレムの拳を受けた壁は、罅が入ってたものの穴が開くことはなかった。
「やっぱり早まった真似はするもんじゃないね……」
後悔するがもう遅い。
今回は諦め、次回別の方法で挑戦するしかないようだ。
フーケは教師達が来る前に、ゴーレムを操って早々に立ち去ろうとした。
瞬間、宝物庫の壁が爆発した。

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:38:57 ID:FY6MwnNY
命中力は相変らず、支援

155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:39:30 ID:QxP1GoI/
支援

156 :使い魔のカービィ 第10話:2007/08/29(水) 12:39:42 ID:Y/eZJYZu
「なっ!? なんだい!?」
ゴーレムでも破壊できなかった壁が、罅が入っていたとはいえ爆散したのだ。
驚かない筈がない。
ふとゴーレムの足下を見れば、今の魔法を放ったと思われるメイジが杖を構えている。
フーケはゴーレムでも壊せなかった壁を破壊したその威力に一瞬恐怖した。
あんな魔法をまた使われたら今度は自分の身が危ない、と。
しかし、いつまで経っても次の爆発は起きなかった。
疑問を抱きつつこれ幸いと開き直ったフーケは、ゴーレムに宝物庫の番を任せ、自分は開いた穴から内部へ侵入していった。
「誰だか知らないけど、恩に着るよ。どこかのバカな誰かさん」
宝物庫を物色しながら、フーケは穴を開けてくれたメイジに感謝した。
そしてフーケに感謝されているメイジは、その様子を見ながら地団太を踏んでいた。
「なんで当たらないのよ! ワルキューレには当たったのにいぃ!」
「ルイズ様っ!」
シエスタはゴーレムの注意がルイズ向いたことに気付きすぐさま叫んだ。
その叫びにルイズは冷静さを取り戻した。
そして上を向くと……ゴーレムの足が頭上にまで迫っていた。
「きゃああああああ!?」
「ぽよぉ!?」
カービィをひっ掴み、その場から離れるルイズ。
直後、ゴーレムの足が今まで立っていた場所を踏み潰した。
「あ、あわわわわわ……」
目の前の圧倒的力に、ルイズは開いた口が塞がらない。
このゴーレムをどうにも出来ないのかという考えが頭を横切ったとき、彼女の視界にカービィが入ってきた。
同時にシエスタが背負っている剣の存在を思い出す。
「……そうよ! こういう時のために買ったんじゃない!」
ルイズはシエスタに駆け寄ると、背負ってもらっているデルフを引き抜いた。
「おっ! 早速出番みてぇだな!」
「ええ……死 ぬ ほ ど 役 に 立 っ て も ら う わ よ ?」
ルイズの凄みの効いた声に違和感を感じつつ、デルフはカービィに握られる瞬間を今か今かと待っていた。
久々に暴れられる、と期待しながら。
しかしルイズはデルフをカービィに渡さず、思い切り放り投げた。
「なっ!? おいっ、何やってんだ小娘! 気でも触れたか!?」
「カービィ、吸い込みよ!」
「ぽよっ!」

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:40:23 ID:FY6MwnNY
ら め ぇ!!!!

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:40:33 ID:Y1U3M6bP
カービィってどれぐらいのサイズまで食えたっけな
フーケごとゴーレム食べちゃらめぇ支援

159 :使い魔のカービィ 第10話 前編:2007/08/29(水) 12:40:48 ID:Y/eZJYZu
今回は前後編に分けます

後編は後ほど

160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:41:43 ID:8KBHmd0N
支援

>>122

 今手元に見つからないんだが、ビターシャルとジョゼフが話してる所で、『札入れ』で決めるって書いてあった筈。
 それも、昔は王が統治してたけど、そんな帆湯法はとっくの昔に止めたみたいな事を言ってるから、
 ギリシャ風なんかいなと書いた次第だ。


161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:47:05 ID:TfkNuzUM
帆湯法?

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:47:41 ID:FY6MwnNY
なんたる寸止、なんたる焦らし。


163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:48:04 ID:8KBHmd0N
すまん、方法、だな。
気付かんかった。

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:49:28 ID:v9A5usNh
ここのSSを見て、カービィのゲーム買った俺が来ましたよ
この生き物いろいろと凄まじい

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:53:51 ID:1jjJg1wN
じゃあ俺はその間Wiiヴァーチャルコンソールのカービィ落としてるよ。
この為にコントローラまで買ったさ!

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:56:44 ID:2hTCoHCT
じゃあ俺は元祖とSDXを引っ張り出してプレイするとしよう

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:57:00 ID:dFY+apQY
あぁ、デルフ・・・君はカービィの栄養となって生き続けるのだよ

168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:57:17 ID:vhadDA60
>>158
吸えても中ボス扱いだろうから動かなくなるまでいためつけないといけないな

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:57:23 ID:FY6MwnNY
星のカービィスーパーデラックスおすすめするぜ。
通称SDX。アクション要素満載。


170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:59:22 ID:VkZtq7Nl
ホイールかっこよすぎ

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 12:59:47 ID:2hTCoHCT
>>169
銀河に願いをのエンディングは鳥肌もの

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:05:09 ID:693zG+Ln
夢の泉だと結構ひでえ奴なんだよなカービィ。
デデデ大王の必死のナイトメア対策を全て無にした挙句、
それを否定するかのように力押しで解決するw

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:06:43 ID:thck+qZU
>>168
アニメだとゴーレムの欠片吸い込んでストーンが発動したから無問題

174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:07:11 ID:FY6MwnNY
>>171
は〜る〜かぜと〜ともに、まい〜おりてきた〜
あれはガチ

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:10:12 ID:2hTCoHCT
>>172
犠牲を伴う策を真っ向から否定するのは主人公の義務だ

176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:16:37 ID:3/2M5Ot1
>>169
俺はこのゲームで卿に惚れた
部下達もそろって熱過ぎだぜ!

177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:16:47 ID:4mz5B0yV
>>175
そのために犠牲が出たわけですが…
まあ、いい
道中の連中なぞ犠牲に含む価値もないのだろう

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:19:23 ID:3oN8gRtz
スーパーデラックスはすぐにデータが消えるから嫌だ。

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:19:50 ID:f2KbZfz+
>>176
というかメタナイト卿の格好良さはガチ

「さむい」
「たかい」
「こわいダス」
「お前ら……」

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:21:38 ID:JpUr5+py
>>125
奴を呼ぶアイテムはマラカスであって
マスカラじゃないぞ、と
三回読んで気付いた。


181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:31:04 ID:4mz5B0yV
>>178
保管の仕方が悪いのか
内部電池が寿命むかえてるのか
どっちだ?


182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:31:52 ID:rqGNbfB9
>>178
確かに割りと簡単に消えるよな。
100%出すのも簡単だからいいけど

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:34:47 ID:Xu0yzag3
デルフが食べられないこと祈る。
ストーンカービィ支援

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:38:34 ID:4mz5B0yV
スーパーデラックスはかちわりと居合いが面白かったな
普通に3MAXをそろえ、平均02で超反応する友人をどうにかしてください
こいつはどんだけ練習したんだよ?

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:43:06 ID:2hTCoHCT
一回だけ居合いで神成績を出せたが・・・01だったか00だったか?

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:45:25 ID:lX81S3rO
ピコーン
(スキップ)
ドンッ!
『0%』『0%』『0%』
SDX初クリア直後の事でした

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:47:49 ID:C0pOb0uu
ああ、デルフ。迷わず成仏してくれ支援w

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 13:48:01 ID:3QhRucL9
勘押しでならたまに00出るけど
合図見てからだと10が限界だなぁ

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 14:09:26 ID:d148N6Ww
>>184
格闘王を6〜7秒でクリアする友人の方をどうにかしてください

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 14:10:35 ID:d148N6Ww
6〜7分だった

秒なんてありえねえよ

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 14:11:30 ID:2hTCoHCT
>>190
いずれにせよ化物である事に変わりは無い

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 14:12:41 ID:f2KbZfz+
TASさんなら!TASさんならきっと!

……ルイズがTAS召還とかも面白いかもしれない。

ああ、ツールアシストスピードランじゃなくて、
タイムアタック凄い人の略で、TASさん。

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 14:14:25 ID:yJUcz4Hq
>札入れで首長を決めるエルフ

もう大統領制でも良いじゃん。
「なぜなら私はロバカイエ大統領だからだ!!」

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 14:17:37 ID:4mz5B0yV
>>193
エルフがものすごく戦力ありそうなイメージになるな
数万の軍勢?熱々のローストチキンにしてやんよw

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 14:17:40 ID:2hTCoHCT
ロバカイエ!?

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 14:49:34 ID:TwoIbmnV
ルイズ「こ、これが私の使い魔?」
村長「私が村長です」

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 15:02:38 ID:VkZtq7Nl
外道といえば桃伝のカルラ

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 15:10:17 ID:dFY+apQY
外道と言えば外道校長東堂源三郎だろ

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 15:12:28 ID:MMomjDwq
外道といえば外道高校野球部。

あなたはこんな顔で死ねますか?

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 15:13:31 ID:57NaQLzU
>>112
現代日本で行われているように考えるからおかしく思うんだよ。
代表に相応しい人が何人か選ばれてその中で一番信用できる人を皆で選ぶのは
別におかしくもなんとも無い。
選挙と言ったって別にこちらの政治家みたいに
ポスター貼ったり街頭演説や講演して清き一票を!とか言ってるわけじゃないって

201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 15:16:49 ID:ZavmQTgB
やってたら逆にたのしいのお

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 15:20:21 ID:xBH7hO1B
>>198
トイレに入り込んでルイズのウンコを食おうとしたり
シエスタのメイド服を着込んで汁塗れにして返すのか

203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 15:47:52 ID:2hTCoHCT
汚らわしいぞッ!

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 15:57:20 ID:fUDM5pGp
道は空いておりますか?

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 15:58:14 ID:p6XR1Fb1
行け

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 15:58:36 ID:/gPFlxiK
歩道がry

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 15:59:38 ID:fUDM5pGp
んじゃあ投下。



「宇宙の果てのどこか(ry」

 ルイズは魔法が使えない。
 ルイズは魔法が爆発する。
 ルイズは魔法を失敗する。
 だからこれもある意味失敗の魔法。

「何、これ?」

 呼び出されたものは、茶色と赤と黄色で構成された、何かのショーの衣装のようなものだった。


 結局その呼び出した何かに契約をして、春の儀式は終わった。
 コルベールによって固定化をかけられたそれは、キレイにたたまれてルイズのカバンの中に入っている。
 どれだけ調べてもそれは、本当にただの服だった。

 生き物ではないが、呼び出せたのでとりあえず留年は保留、それがルイズに下された決定。
 彼女の二年目は惨めなスタートを切った。

 学友たちは彼女をさげずみ、心無い一言一言がその心をえぐる。
 少しずつ少しずつ、ルイズは削り落とされていった。

 そんなルイズだったが、己の呼び出したその服は、包まれば何故か心にぬくもりを与えてくれる。
 やがてその使い魔は彼女にとって手放せないものとなった。

 使い魔は動かない、一切しゃべらないし決闘騒ぎも起きはしない。
 服に過ぎない使い魔は、何のアクションも起こしはしない。
 それでもそれの存在は、何故だかルイズに安らぎを与えていた。


 それが変わったのはフーケ討伐のその日。
 盗まれた秘宝『穢れの老師の杖』を取り戻すため、ルイズは腐れ縁のキュルケとその友人タバサと共に繰り出した。

 ガンダールヴのいないルイズの末路など、誰もが予想すべきものだった。

 ふるっても霞が生まれるだけで何の攻撃も行いはしない、使い方のわからない杖。
 何もできない己に悔しくて涙があふれても、風竜の上から聞こえる悪友の声が聞こえても、ルイズは決して下がらなかった。
 目の前に迫る鋼の巨腕、それでもルイズは下がらなかった。

「魔法を使えるから貴族なんじゃない! 決して引かないからこそ貴族なのよ!」

 ただその誇りだけを胸に、ルイズは震える足を叱責して立ち上がる。

 無情にも腕は、ルイズの上に振り下ろされた。

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:01:45 ID:FY6MwnNY
茶と赤と黄色、何だろう

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:03:27 ID:hD77KbGu
あの道化師の服……かなぁ。支援

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:03:56 ID:fUDM5pGp

 歌が、聞こえる。
 叩き潰されたルイズを前に呆然とするキュルケ、フーケに怒りの視線を向けるタバサ、それを眉間をしかめて見るフーケ、全員の耳にゆっくりとした、きれいな歌声が聞こえた。
 その歌は確かにルイズの声で、ゴーレムの腕に下から響いていた。


 What is happy of you?
           何をすれば君は、幸せになれるのだろうか?
 Are you pleased what to be done?
           何をすれば君は、喜んでくれるのだろうか?
 It is unpleasant to end no understanding.
           それに気づけないまま終わるなんて、それはあまりも悲しい

 ぎしりと音がして、ゴーレムの腕が浮き上がる。

 Don't forget the dream. Don't drown in tears.
           夢を忘れてはならない、涙をこぼしてはならない
 Therefore, you also fly even where.
           だからこそ君は、どこまでもどこまでも飛んでいく
 Don't fear it for everyone.
           恐れてはならない、何よりもみんなのために
 Only love and courage are decided the friends by yourself.
           ただ愛と勇気だけを己の友と胸に決め

 すべての物理法則を無視して、ただの腕の一本で、頑丈で重厚なゴーレムは持ち上げられる。

 Ah ANPANMAN
           ああ、アンパンマン
 You are too gentle to keep fighting to defend everyone's dream.
           君はあまりにも優しすぎる、皆の夢を守るため、独り戦い続けるなんて


 それはヒーローの歌、それは英雄の歌。
 何の見返りも求めず、何の恩恵も求めず、ただ己の正義のために、ただ己の信念のために、ただ己の想いのためだけに戦い続けた、本当の“セイギノミカタ”の歌。
 たとえ後ろ指を差されても、たとえあげつらわれても、誰に何を言われても、ただただ微笑み続けた男の歌。
 己の身を削っても、己の力をえぐっても、ただただ子供たちの笑顔のために、戦い続けた英雄の歌。

 空っぽだったその服は、契約者のルイズの涙のために、かつての主の力を借りて、その正しき力を実行する。
 軽く振るわれた拳の一撃でゴーレムは粉々に粉砕された。


 かつての英雄の服をその身にまとい、かつての英雄の思いに包まれて、ゼロのルイズは立ち上がる。
 そのぬくもりと誇りだけを胸に、ゼロのルイズは立ち上がる。
 叩かれても叩かれても、ゼロのルイズは立ち上がる。

 ただその想いだけを胸に。


『Let's GO ! ZEROPANMAN!』

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:04:31 ID:ZavmQTgB
ショーの衣装みたいなか・・・
なんだらう

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:04:38 ID:PyEFilMn
それかー!? 支援

213 :名無しさん@お腹いっぱい:2007/08/29(水) 16:05:13 ID:hQiVmMVl

予想のナナメウエキターッ!!!

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:05:17 ID:2hTCoHCT
なんとwww

215 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:05:22 ID:hD77KbGu
愛と勇気だけが友達なのかー!? 支援

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:05:31 ID:fUDM5pGp
おーわり。

書いてたらシリアスになっちゃった。

タイトルは『Let's GO ! ZEROPANMAN!』で

217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:05:46 ID:D5GLbafJ
SUGEEE 支援

218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:06:31 ID:n5Yfrchr
あまりにも想定の範囲外wwww
やられましたw GJ! 投下乙です

219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:07:19 ID:q3Ek6Vak
そういえばアレは頭と体のどっちが本体なんだろうか

220 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:07:22 ID:2hTCoHCT
超重い歌詞!

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:07:34 ID:hD77KbGu
GJした。予想GAIだったぜ。
しかし、アンパンマンの歌は結構孤独のヒーローって感じだよな、いわれてみれば。

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:08:39 ID:vnVXSwhm
あれは戦場に持っていくのは愛と勇気だけでいいという歌だと誰かに聞いた。

223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:09:19 ID:fUDM5pGp
注意しながら元の歌より重くしたよ

まあニュアンスは同じw

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:11:21 ID:xBH7hO1B
>>219
頭無くても活動できるから本体が体で頭がエネルギー源くさい

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:13:03 ID:fUDM5pGp
ところで『穢れの老師の杖』わかる人?

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:13:20 ID:+yPf1uNE
GJ!
アンパンマンがアドレナリン発生器になるとは思わなかった。

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:13:49 ID:hD77KbGu
>>225
バイキン仙人の杖じゃね?

228 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:13:51 ID:b658KRb4
バイキン仙人の杖ってことかと

229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:14:35 ID:fUDM5pGp
>>227
>>228
ばれたw
もうちょっとわかりにくいの持って来るべきだったかしら

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:16:04 ID:2hTCoHCT
ググって、歌詞だけみればその重さはよくわかる。
アンパンマンの雰囲気には到底合わん・・・戦士の歌だ

231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:17:39 ID:MA0sg/14
>たとえ後ろ指を差されても、たとえあげつらわれても、誰に何を言われても

これからすると初期アンパンマンも意識しているかもしれない。
初期のアンパンマンは今の顔がパンのヒーローじゃなくて
ヒーロー見習いの人間だったんだよな・・・

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:25:39 ID:xBH7hO1B
穢れの老師の杖というと亀仙人でも違和感が無い

233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:25:56 ID:2hTCoHCT
それを言ってはいけない

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:30:33 ID:zg/nGl4B
しかしアンパンマンの歌を英語訳するとじんわり泣けてくる歌になるな

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:31:28 ID:dFY+apQY
そう言えばアンパンマンは細菌の集合体って説があったな

236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:31:55 ID:Qpichhvs
DBの連中で来るとしたら亀仙人辺りはバランスがいいだろうな
ロングビルの心労はピークに達するだろうが
次点はヤムチャ

237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:32:03 ID:eXggG7Av
劇場版アンパンマンばりの神作画で脳内再生されて脳汁噴出したGJ

238 :Zero ed una bambola:2007/08/29(水) 16:37:32 ID:yn9IqNL9
投下予約、10分ぐらい後に・・・




239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:38:15 ID:fPIZQH+z
 雷句誠のババーンみたいにかっこいい!!GJ!!

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:39:52 ID:B+tLaEBp
>>239
おまえ…なつかしいものを…

投下前支援!

241 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:45:55 ID:f2KbZfz+
カミナが召還されてるんなら、
ライブアライブの無法松が召還されたっていいよなぁ。

「通りすがりの……たい焼き屋さんよッ!」

242 :Zero ed una bambola:2007/08/29(水) 16:49:57 ID:yn9IqNL9
Zero ed una bambola   ゼロと人形



その日は珍しくルイズがアンジェリカよりも早く目を覚ました。しばらくアンジェリカの寝顔を眺めていたが、何やら思いついたらしく部屋を出て行く。


「おはようございます」
「おはようアンジェ。今日はお寝坊さんね」

アンジェリカが目を覚ましたのはいつもより1時間ぐらい過ぎてからだった。

「さて、アンジェ、着替えたら出かけるわよ」
「出かけるってどこにですか?」

アンジェリカは眠たそうな声をだす。

「今日は虚無の曜日。お休みの日よ。昨日言ったでしょ。服を買いに行くって」
「お買い物ですか?じゃあ早くお洗濯して・・・」
「大丈夫よアンジェ。シエスタに頼んどいたから。さぁ早く準備して」

そういってアンジェリカを急かす。

「着替えました」
「ところでアンジェ。あんた馬に乗れるの?
「お馬さんですか?乗ったことないです」

ルイズは学院の外に出て、馬を一頭ひいてきた。

「アンジェこれに乗るわよ」

そういってルイズはアンジェリカを先に馬に乗せる。

「く、重い・・・」

そうぼやきながらもアンジェリカを持ち上げる。

「アンジェ、そんなに硬くならなくてもいいのよ」
「はい、ルイズさん」

ようやくアンジェリカを馬に乗せたルイズは自身も馬に跨る。

「じゃあ行くわよ」
「うん」

一頭の馬に二人の少女が跨り、町へ向って駆け出していった。


243 :Zero ed una bambola:2007/08/29(水) 16:53:14 ID:yn9IqNL9

一方そのころ

「タバサ、お出かけよ。ルイズがアンジェちゃんを連れて勝手に出かけたのよ?」
「置いてけぼり?」
「そうなのよ。あの憎いヴァリエールがねって、そうじゃなくて追いかけて欲しいのよ、あなたの使い魔で」
「めんどい」
「そんなこといわないでよ。そうだ、ねぇタバサ?」
「何」
「本好きなの買ってあげるからお願い」

その言葉にタバサの眼鏡がキラリと光る。おもむろに立ち上がると口笛を吹く。二人は窓から飛び降り、やってきたシルフィードがそれを受け止める。

「ルイズは葦毛の馬に一緒に乗って町へ行ったわ」
「馬一頭、葦毛色の」

二人を乗せたシルフィードは短く鳴き、天高く舞い上がる。


「ルイズさんあれ」

町がすぐそこまで見えたところでアンジェリカが空を指差す。ルイズが空を見上げると豆粒ほどの影が迫ってくる。

「え、え、何?」

影がますます大きくなり、そのシルエットがはっきりと見える。

「アロー、ルイズ。置いてきぼりとはひどいじゃない?」
「キュルケ!それとえーと・・・」
「タバサ」

キュルケたちがシルフィードに乗ったまま話しかけてくる。

「何であんた達が来るのよ!」
「アンジェちゃんの服を買いに着たんでしょ?ルイズのセンスにまかしたらとんでもないことになるからね」
「うるさい、うるさい」

騒がしくなった一団は町へと入っていく。もちろんシルフィードは上空で待機だ。

「ルイズ。これから服を買いにきたんでしょ?どのくらいお金持ってきたのよ?」
「このぐらいよ」
キュルケの問いにルイズはムッとした表情のまま袋を差し出す。
それを見たキュルケは口を開けて笑い出す。

「おっほっほ!その程度じゃ碌なものが買えないわよ!それに舞踏会もあるのよ。アンジェちゃんのドレスも用意しなくちゃね!」
「何ですって!」
「じゃあアンジェちゃん行きましょうね」

そういってアンジェリカの手を引いていく。

「ま、待ちなさいよー」

ルイズはそれを追いかけていく。一人取り残されたタバサはというと

「本屋行こ」

そういって別行動をとる。


244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:53:22 ID:hD77KbGu
しえんすた

245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:54:14 ID:B+tLaEBp
支援

246 :Zero ed una bambola:2007/08/29(水) 16:56:35 ID:yn9IqNL9

「あーん。これも可愛い。じゃあ次はこれを試着しましょう」
「それよりもこっちのほうがいいわ」

服飾店に入るやいなやアンジェリカに様々な服を試着させる。アンジェリカは言われるがままに着せ替え人形と化していた。

「この水色のドレスのフリルもいいけど、こっちの白いのもいいわね?」
「ルイズのいうとおりね。シンプルだけどこっちのほうがいいわ。でも白いのより淡いピンクの、そうそれね。この色の方が良いんじゃないかしら」
「迷うわね。アンジェどっちの色がいい?」
「えーとですね。白よりもこっちの方がいいです」
「じゃあこれに決まりね、あとは・・・そうね。手袋も付けて下さる?肘までかかるやつ」
「あ、それいい」

少女達の買い物は長い。


「・・・」
「お買い上げ有難う御座います。えー締めて新金貨五百枚になります。
「・・・」
「はい、お支払いはツェルプストー様ですね。いえ、タバサ様にはいつもお世話になっておりますので、はい」
「・・・」
「お勧めの本?ええ御座いますよ。絵本なのですがなかなか良い作品でして」
「・・・」
「有難う御座います。『パスタの国の王子様』三巻をお買い上げですね。こちらもお支払いはツェルプストー様に?」
「・・・」
「ええ、もちろんです。すぐに配送の手配を致しますので、日が暮れるころにはお届けに参ります」
「・・・」
「有難う御座いました。またのご来店をお待ちしております」

こちらもすごい。


「うーん。買った、買った」

ルイズが伸びをしながら店をでる。

「あのキュルケちゃんいいんですか?」
「アンジェちゃんの服を買ってあげたこと?いいのよ気にしなくて」
「ありがとうございます」
「それにヴァリエールの持ち合わせじゃ下着ぐらいしか買えなかったしね〜」
「御先祖様御免なさい。ツェルプストーに施しを受けてしまいました・・・」
「ルイズさん、あれなんですか?」

アンジェリカはルイズの服の裾を引っ張りながら訪ねる。

「あれは武器屋だったかしら?そうね、気になるんならのぞいてみましょ」

そういって武器屋の扉を開ける。
店の奥でパイプを咥えた親父が声をだす。

「貴族の旦那。うちはまっとうな商売してまっせ」
「冷やかしよ」


247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:58:16 ID:693zG+Ln
支援

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 16:58:28 ID:hD77KbGu
冷やかしよ吹いた。
支援。

249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:00:44 ID:FY6MwnNY
即答冷やかしわろす

250 :Zero ed una bambola:2007/08/29(水) 17:01:03 ID:yn9IqNL9
冷やかしと言い切ったルイズにキュルケは思わず吹いた。

「お、おったまげた。冷やかしと言い切る客は初めてでっせ」

しかし、冷やかしの客に商品を買わせてこそ一流の商人(あきんど)よ、そう決意して一振りの剣を見せる。

「これなんていかがです?店一番の業物でさ。もしお気に召したらお買い上げを・・・」
「何かすごそうね。でもよくわかんないわ」

そしてルイズはあることを思い出す。

「そういえばアンジェの鉄砲の弾買わなきゃ。鉄砲の弾ないの?」
「鉄砲の弾ですか?まぁ、あるにはありますが・・・」
「じゃあ、持ってきて」
「へい、少しお待ちを」
「アンジェ、鉄砲の弾はこれでいいかしらって、アーッ!」
「お待たせいたしましたって、アーッ!」

大声を出す二人の視線の先には真っ二つに折れた剣を持つアンジェリカの姿があった。

「な、なにやってんのよアンジェー!」
「ひょえー、1500エキューもする剣がー!」

あたふたと慌てる二人を笑う声がどこからともなく聞こえてきた。

「ゲラゲラ、そんな鈍らじゃ細腕の娘っ子に折られても仕方がねー」
「黙れデル公!」

何と笑っているのは一本の剣だった。

「それってインテリジェンスソード?」
「そうでさぁ。店の厄介ものでして」
「やめろ小娘、放せ!」
「マイク、どこにあるんですか?」

ふと目をそらせばアンジェリカが件のインテリジェンスソードをもってぶんぶん振り回している。

「やめろって、おめえまさか『使い手』か。それよりも地面を叩くな!」

ルイズはアンジェが剣を折る前に先手を打つことにした。

「あの剣とその鉄砲の弾と火薬いただくわ」
「ヘイ毎度あり。エキュー金貨110枚頂きます」

ルイズは袋から金貨をさしだしす。


251 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:02:43 ID:FY6MwnNY
さしだしすw
「さしだした」を「さしだす」に訂正しようとしてミスったな。
支援

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:04:19 ID:693zG+Ln
武器屋店主いまだかつてないほど悲惨wwwwwwwww
支援

253 :Zero ed una bambola:2007/08/29(水) 17:05:02 ID:yn9IqNL9
「ひーふーみーっと、ちょうど頂やす。あとこいつは鞘に入れたら大人しくなりますんで」
「まて、娘っ子。この小娘は使い手だが戦っちゃいけねぇ・・・」

剣がしゃべり切る前に鞘に収めその口を封じる。

「じゃあ、アンジェ帰るわよ。ん?タバサだっけ?いつの間に来たの?」
「さっき」

ルイズたちは店を出る。ただキュルケはタバサに渡された請求書をみて真っ白になっていた。

「まいどあり〜」

一人になった武器屋の親父は何か忘れている気がするとしばらく物思いにふける。

「しまった!!折られた剣の代金もらってねぇ!」

一人膝をつくのであった。


「今日は疲れました。でも楽しかったですね、ルイズさん」
「そうね」

日が暮れたころ、ようやく学院に帰ってきたアンジェリカとルイズ。キュルケとタバサは非情にもシルフィードに乗って先に帰ってしまったのだ。何でもキュルケがタバサにお説教をするとか。
部屋に戻ろうとする二人だったが、ルイズの部屋の前に人影があった。どうやら帰りを待ちわびていたようだ。

「こんばんは。アンジェリカ、それとルイズ」

そういって、挨拶をしてくるモンモランシー。側にはギーシュが居心地が悪そうにしている。

「ほら、ギーシュ」
「あ、ああ。その、何だ。この前の食堂では悪かったね。この通り謝るよ」

ギーシュはそういって頭を下げる。

「はい?どうしたんです?食堂で何かあったんですか?」

アンジェリカはそういって首をかしげる。

「アンジェ、あんた・・・」

アンジェリカはニッコリと微笑んだままだ。その場にいたものは皆顔を見合わせる。


そして、滅びの風が緩やかに吹き始めた。


Episodio 8

L'acquisto che e piacevole alla citta
街へ楽しいお買い物




254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:08:17 ID:V2AiSbgk
本いくらだったんだ?支援

255 :Zero ed una bambola:2007/08/29(水) 17:08:48 ID:yn9IqNL9
投下完了

誤字の指摘お早いことで・・・
ほのぼのはここいらでおさらばということで
そいで持って次回予告


「アローアロー聞こえますかぁ?どうしようもないビッチのモット伯ちゃんときいてるー?モット伯ぶち殺し隊のアンジェリカちゃんでーす。隊員一人しかいないけどヨロシクー」

「これからあんたをぶち殺しに行きまーす。小便は済ませたか?ブリミルにお祈りは?部屋の隅でがたがた震えて命乞いする準備はOK?」

「自殺する時間があるから勝手に死ねば?これお勧めー。じゃあねー、愛してるよー」



次回Questo e un scherzo!期待しないで待っててね!


256 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:10:06 ID:693zG+Ln
GJ
でもやべえそろそろやべえやめてええええ

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:15:00 ID:fPIZQH+z
 怖い、怖いです。そして、悲しいです。ルーンの洗脳効果発動のシーンみたいな感じがあります。

258 :「究極超人るいず」の人:2007/08/29(水) 17:22:37 ID:qMsZ2dSh
これより3分後に投下します。

259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:24:24 ID:hD77KbGu
乙でした。終末が近づいてくる感じがなんとも……。

そして光画部支援。

260 :「究極超人るいず」3-1:2007/08/29(水) 17:31:40 ID:qMsZ2dSh
第3話.トリステイン一の無責任旅行の巻

 風竜を従えたトライアングルメイジの少女――タバサは思う。
 最近の学院はたしかにヘンだ。
 ヘンだが……まぁ、これはこれで悪くないかもしれない、と。

 *  *  *

<タバサの日記>

○月△日

 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールが、無事に使い魔のゴーレム(本人いわくアンドロイド)と契約することに成功する。
これにより、ゼロ部(ゼロのルイズの使い魔以下略)の目的は達成されたため、対策本部は解散することになるだろう。何となく残念に思う。

○月×日

 ワルド先輩によれば、ルイズの使い魔R・田中一郎に刻まれたルーンは始祖ブリミルの使い魔”ガンダールヴ”の証らしい。
ここから類推するとルイズには虚無魔法の担い手としての素質があるとか。
ゼロ部を解散した代りに虚無部――虚無系統の魔法をルイズにいろいろ覚えさせて実験する倶楽部(命名・もちろんワルド先輩)が結成された。
メンバーは、ルイズ、キュルケ、わたし、そしてワルド先輩とR・田中一郎。明らかに厄介事に巻き込まれているはずなのに、なぜか苦にならない。

●月□日

 虚無の曜日と学院の創設記念日を利用して、今日からゼロ部改め虚無部のメンバーで小旅行に行くことになる。提案者はもちろんワルド先輩。
いわく「虚無の魔法を使いこなすために特訓だ! 特訓と言えば合宿、合宿と言えば旅行に決まっている!!」とのこと。
理屈はよくわからないが、学院外に行くのも気分転換にはいいかもしれない。行き先はルイズの実家の別荘地と決まった。
しかし、ワルド先輩もついてくるらしいがグリフォン隊の仕事はいいのだろうか。「だーいじょうぶ! 有給消化!」とか言っていたが……。
魔法衛士隊に有給休暇があったことが驚き。いや、むしろワルド先輩に有給が残っていたことに驚くべきかも。



261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:32:07 ID:2RHCmaa1
そろそろルイズがあーるに裸を見られる頃合で支援

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:33:05 ID:hD77KbGu
このワルド実に人生をエンジョイしてるな支援

263 :「究極超人るいず」3-2:2007/08/29(水) 17:33:08 ID:qMsZ2dSh
 ルイズたち虚無部のメンバーは、学院から馬車で半日弱ほどの場所にある、保養地に来ていた。

「雄大な自然、おいしい空気! うーーん、たまには田舎でノンビリするのもいいわね」

 日ごろは何かと男出入りが絶えないキュルケだが、こういうひなびた場所で骨休めをするのも悪くないと感じる。

「静かで快適」

 静謐な環境を好むタバサにとっても、この山間の保養地はヒットした様子。
 一方、ワルドとルイズは木の吊り橋から渓谷を眺めている。

「いい風景だ……。ここはいつ来てもいいところだね」
 ――カランコロン、カランコロン……

「毎年、ウチの避暑はココですからね」
 ――カランコロン、カランコロン……

「心が安らぐよ」
 ――カランコロン、カランコロン……

「同感です」
 ――カランコロン、カランコロン……

「山の中のこの静けさがいいね」
 ――カランコロン、カランコロン……

「人ごみの喧騒とは無縁ですしね」
 ――カラコロ、カラコロ、カラコロ、カラ……

「「だぁーーーーっ、やかましいわ!!」」

 ……どうやら、背景に響いていた効果音は、あ〜るが走り回るゲタの音だったらしい。

「まったく……落ち着きがないわよ、アンタ」

「な、何もすることがないよ〜」

 まぁ、誰も構ってやらなかったので寂しかったのかもしれない。

「だから、麓で荷物番してなさいって言ったのに……」

「いやはや、全部持って来ちゃうとはね」

 人足でも数人雇って運ばせるつもりだった一行の荷物を、なんとあ〜るはひとりで抱えてここまで歩いて来たのだ。

264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:33:49 ID:MGqT/oVH
ロリド自重ww

265 :「究極超人るいず」3-3:2007/08/29(水) 17:34:19 ID:qMsZ2dSh
「だいたいアンタ、その足元は何なの!?」

「…………?」

 ルイズの問いにじーっと足元を凝視するあ〜る。

「木だよ?」

「アンタ、バカ!? 橋の材質を聞いてるんじゃないわよ!」

 ズッコケかけるものの根性で持ち直すルイズ。

「いい? これから別荘まで山道をタップリ歩くのよ? そんなサンダル履きで行くつもりなの、アンタ? フライの魔法も使えないクセに……」

 自分もフライは使えないという事実は、この際心の棚にしまっておく。

「それなら、だいじょーぶ。登山用のゲタ持って来たよ!」

 ご丁寧にも、底にスパイクのようなものがついた木製サンダル―ゲタを見せびらかすあ〜る。……なぜに、これほどまでにしてゲタに執着するのだろうか。

「フッ、さすがだね、あ〜る君。それなら問題はなさそうだ」

 脱力しているルイズたちを尻目に、ウンウンと頷いているワルド。

「さぁ、遅くならないうちに、そろそろ別荘へ向かおう!」

 *  *  *


266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:36:05 ID:MGqT/oVH
レビテーション使ってやれよ。
何と言うS集団ww

267 :「究極超人るいず」3-4:2007/08/29(水) 17:41:33 ID:qMsZ2dSh
 「アッ!」
 ……と言う間に、ヴァリエール家別荘に到着する一行。

 とは言え、シーズンオフなので使用人などの姿は見えない。一応、管理人が月何回か手入れに来ているはずだが、今日はいないようだ。

「よーーーし、今夜はここに泊まろう!」

 ワルドの掛け声とともに、別荘に足を踏み入れる虚無部の面々。

「それにしても、よかったんですか、ワルド先輩? ルイズのお父君には、断わっていないのでしょう?」

 キュルケの心配をルイズが切って捨てる。

「だーいじゃうぶ、お父様のものは私のもの、私のものは私のものよ!」

 とりあえず中は清潔に保たれているようだが……。

「……食料がない」

 シーズンオフのせいか、食料庫の中身は空っぽのようだ。

「タバサ、麓の村まで、シルフィードで買い出しに行ってもらえる?」

 キュルケがタバサに依頼しているところで、あ〜るが騒ぎ出す。

「ごはんだ! ごはんをたこう!」

 うれしそうに叫びながら、背中の特大背嚢から、見慣れぬ文字が書かれた袋を取り出す。
何でも、あ〜るの故国の言葉で”産地直送 ササニシキ”と書かれているらしい。ササニシキとは、”米”という穀物の種類で、とくに美味しい品種なのだとか。

「ふふふ、折角の旅行ですからね。フンパツしてみました〜」

「いや、それはいいんだが……調理できるのかね、あ〜る君?」

 ワルドの問いに不思議そうに首を傾げた後、あ〜るは背嚢から鍋のようなものを取り出す。
袋からあけた米を入れてシャカシャカ水洗いし、いくらか水を入れて蓋を閉め、先端が金属製の紐のようなものを自分のお腹にカチッと接続する。

「このまま30分待てば、ごはんがたけるよ?」

「あ、あぁ、そうなのかい。ご、ご苦労様」

 奇妙な鍋―電子炊飯器を大事に抱えて正座するあ〜るを尻目に、額を突き合わせて相談する一同。

「アレって、あ〜るがいつも食べてる”おにぎり”とか言うものの材料よね? 人間が食べても大丈夫なのかしら」

「けっこう美味」

「食べたの、タバサ!?」

「夜食にもらったことがある」

「ふーむ、それじゃあパンの代わりはそれでいいとして、オカズがいるわね」

「女の子が”オカズ”とか言っちゃいかーーーん!!」

「……そういう意味じゃないから、ワルド様」

 いずれにせよ、タバサが村まで副食類を調達に行くことには変わりはない。

268 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:42:57 ID:hD77KbGu
「だーいじゃうぶ、お父様のものは私のもの、私のものは私のものよ!」

ルイズ……何かが感染してるぞ、確実に(苦笑
支援


269 :「究極超人るいず」3-5:2007/08/29(水) 17:44:37 ID:qMsZ2dSh
 ――1時間後。

 あ〜るが炊いたごはんと、タバサの買って来たおかずは(はしばみ草のサラダを除いて)、おおよそ好評のうちに、みなの空腹を満たすこととなった。

 で、食後にみなが居間に集まって、まったりしている時間。

「………?」

 頭をブンブンと振っているあ〜る。

「ん? どうしたの、あ〜る?」

「どうも頭の中がカラカラする」

 確かに、微かに「カラカラ」と言う音が聞こえているような気もする。
 アンドロイドという特性を活かして(?)、首をぐるぐる回したり、高速で前後に振ったりするが、直る気配はないようだ。

「これで頭をたたいてみやう」

 例によって背嚢から取り出したのは、金属製の棒……いや、棍棒?

「何、それ?」

「粉砕バット。何でも粉砕できるよ」

 言いながら、自分の頭をバットでガキンゴキンと殴るあ〜る。

 本来は痛々しくて見ていられないはずの光景なのだが、このメンバーはあ〜るの非常識な頑丈さに慣れているため、誰も気にしていない。

「あっ、そう……ほどほどにしときなさいよ」

 ま、平民の武器なんてどうでもいいか……と思いつつ、妙に惹きつけられるものを感じて目が離せないルイズ。

(そう言えば、”ハリセン”のときの例もあるし……)

 あとで強制的に貸してもらおう。使い魔のものは主のもの、だし。

 ちなみに、ハリセンを自らの”杖”にして以来、学院でルイズを侮る者はいなくなった。
 なぜか?
 ……おそらく、ルイズの失敗魔法である爆発の威力が飛躍的に高まり、さらに狙いが絞れるようになったのも、一因ではある。

 しかしながらもっと大きい要因は、ルイズをバカにした者に、詠唱するより速くハリセンによる一撃をくらわせるようになったからだろう。
 運動神経はせいぜい人並程度のはずのルイズだが、ツッコミを入れるときだけは異様に素早く的確に動けるようになっていたのだ。

 紙製の扇による打撃とは思えぬほど、ハリセンチョップは痛く、何よりも精神的なダメージがデカい。詠唱中なら、下手すると舌を咬むこともある。
 いつしかルイズは、ワルド以来の問題生徒(マッドスチューデント)と恐れられるようになっていた。

 問題児扱いはあまりうれしくないが、侮られるよりは100倍マシだ。
 もし、あの”ふんさいバット”とやらを使いこなせれば、自分メイジとしての実力――そして、ツッコミ役としてのポジションもさらに格段に上がるような気がするのだ。

 ガイン、ゴイン……ポロッ!

「……直った」

 ルイズが物思いにフケっている間に、あ〜るによる頭部への”せっかん”も一段落ついたようだ。

 タバサだけは、あ〜るの耳から金属製の部品のようなものがこぼれ落ちたことに気づいていたが、あえて指摘することせずに部品だけを拾っておくことにする。

 *  *  *


270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:45:04 ID:V2AiSbgk
支援

271 :「究極超人るいず」3-6:2007/08/29(水) 17:46:27 ID:qMsZ2dSh
 翌朝。
 今日も今日とて、河原でルイズの虚無魔法の実験に精を出していた虚無部のメンバーだったが、いきなり空が曇ってきたことで再びひと悶着が起こる。

「あらら、これは……」

「雨になる」

 ――あし、あなろい……あせけ、さもあい……

 黒雲を凝視しているふたりを尻目に、腰ミノ一丁で槍のようなものを手に踊り狂うワルド。ちなみに、スポポンと気の抜けた太鼓の伴奏はあ〜るだ。

「何やってんですか、ワルド先輩?」

「いや、せっかくなので、南方の蛮族に伝わる雨乞いの儀式でも、と思って」

「人心を惑わせるようなこと、しないでください!!」

 建前上は婚約者ということになっているルイズが柳眉を逆立てる。
 10年前に会ったころは、もうちょっとカッコいいお兄ちゃんだと思っていたのだが……。
 いったい誰のせいでこんなスチャラカになってしまったのだろう。

 ……心にでっかい棚があるルイズに乾杯。

 ゴロゴロゴロ……

 そうこうしている間に、ついには雷の音まで聞こえてきた。

「む!」

「「「あ、たぶん同じこと考えてる?」」」

「みんなーっ、あ〜るからはなれろーーーーっ!」

 ピシャッ!
 どっかーーーーーーん!!!

 ワルドたちの予想どおり、川原でボーーーッと突っ立っているあ〜るに、雷が落ちた!

「いやぁ、金属製のあ〜るのことだし、避雷針代りにできるかと思ったけど……」

「本当にそうなってしまったわね」

「予想の範囲内」

 3人娘の誰もあ〜るが死んだとか心配していないのを、薄情と見るか、信頼の証と見るべきか。
 落雷のショックに、倒れてぴくぴくしていたあ〜るだが、やがてすっくと立ち上がる。

「うきゃッ、うきゃきゃ!!」

「あ、野生化した」

「ユニーク」

 いや、タバサさん、それ貴方のセリフじゃないから。まぁ、確かに似てるけど。

272 :「究極超人るいず」3-7:2007/08/29(水) 17:47:46 ID:qMsZ2dSh
「うきゃきゃきゃきゃーーーーーっ!!!」

 ぶすぶすと煙を吐きながら、奇っ怪なポーズをとるあ〜る。心なしか、いつもより目つきも悪い。

「む! おもしろい。これは私に対する挑戦だな」

 スチャッと腰の杖を抜き放ち、剣のように構えるワルド。

「さあ、かかって来たまえ。我が名はジャン・ジャック・フランシス・ド・ワルド。生まれてこのかた無敗を誇る……」
「うきゃーーーーーッ!」

 スパコーーン!

「な、名乗りの途中で蹴るとは何事だーーーっ!」

 不意打ちの蹴りがまともに側頭部に決まったせいか、さすがのワルドも我を忘れてあ〜るを追い回す。

 まがりなりにも魔法衛士隊の隊長ワルドの連続攻撃を、あ〜るは素手&素足でさばいている。そのままふたりは河原の土手を駆け上がる。

「あ〜るって、ゴーレムとしては、実は運動能力超優秀なんじゃない?」

「でも愚か」

 濡れた足場に滑って、見事にひっくり返るあ〜る。

「くけぇーーーーっ!」

 奇声を発しつつ、自分の何倍もありそうな大岩を持ち上げる。

「さすが私の使い魔、すごい怪力ね!」

「……見当違いのところに投げてる」

 やっぱり大したことないかも、と落ち込むルイズ。

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:48:09 ID:hD77KbGu
>……心にでっかい棚があるルイズに乾杯。

……ルイズが感染源だったのか支援。

274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:53:03 ID:V2AiSbgk
支援

275 :「究極超人るいず」3-8:2007/08/29(水) 17:55:44 ID:qMsZ2dSh
 そうこうしているあいだに、ふたりの戦いに変化が見られた。

「あっ、ワルド先輩が杖を取られたわ!」

「マズいわね、あ〜るのヤツ……」

「え? どうしてよ?」

 不思議そうに聞き返すキュルケに、ルイズは説明する。

「ただでさえ雷の落ちやすい体質なのに、金属製の杖なんか振り回してたら……」

 ピシャッ! ドドーーーーン!!!

「一歩、遅かった」

 再び落雷に打たれて動かなくなるあ〜る。

「フッ、終わった……戦いはいつも虚しい。そう思わないかい、シンジくん?」

「誰がシンジくんですか!」

 わけのわからないワルドのセリフに律義にツッコミを返すルイズ。
 多少は心配になって駆けつけたキュルケ&タバサだが……。

 ムクッ。「――やあ。」

 どうやら、あ〜るは無事だったようだ。

276 :「究極超人るいず」3-9:2007/08/29(水) 17:57:20 ID:qMsZ2dSh
<タバサの日記のつづき>

●月■日

 あのあと、ルイズ推薦の温泉に入った。
 温泉……あれはイイものだ。
 途中、R・田中一郎が乱入してきてハチャメチャになったが、機会があれば、ぜひもう一度入ってみたいと思う。
 もちろん、今度もみんなで。


〜「第4話.水の女の巻」につづく〜

以上で3話終了です。ゼロ魔本編にない話なので好き勝手やってますが……。
次回はいよいよモンモン&その一味登場です。

277 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 17:58:58 ID:hD77KbGu
GJしたー。
なんというか……平和だ。

278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:01:16 ID:2RHCmaa1
やっぱモンモンはまりいなのかw

279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:06:25 ID:eXggG7Av
今気付いた














レコンキスタって魔法学院のOB会じゃね?

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:09:33 ID:dFnUnN0Y
ギーシュは鰯水か
違和感が欠片も無いなw

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:11:18 ID:2RHCmaa1
モンモンにギーシュ、それにワルキューレ7体合わせたら野球ができるなw

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:16:35 ID:MN5om7WR
>>279
タルブ村出陣を仮装で見送るレコンキスタとか

283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:18:46 ID:kwGa7/HC
道は空いてるかい。

284 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:21:53 ID:dFY+apQY
>>279
初代虚無は学院の伝説の顧問か

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:22:23 ID:L+hi2WRB
好きに飛ばしてくれ、ガラガラだ。

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:22:38 ID:kwGa7/HC
反応無いので、とりあえず投下。


 トリステイン魔法学院に於いて、二年生への進級を賭けた大事な儀式である、使い魔召喚の儀。
 様々な幻獣が生徒達によって呼び出される中、ルイズと言う少女の呼び出した使い魔は、他の者が呼び出したそれと、間違いなく一線を画していた。
 立ったまま瞑目し、ピクリとも動かない一人の青年。それが彼女の呼び出した使い魔であった。
 一緒になって現れた見たことも無い形をした、車輪の二つ付いた乗り物らしき物体には、飛蝗の様な仮面が載せられている。

「……な、何だあれ」
「平民? にしても、あれ何よ」
「ゼロのルイズは一体何を呼んだってんだ……?」

 このハルケギニアに於いての貴族からすれば、どう見ても平民のナリをした男なのだが、如何せん同時に呼び出された物のおかげで、皆もどう反応していいのか分からないのだった。
 当の召喚した本人であるルイズは、どうしたものかと隣にいた教員のコルベールに、救いを求める様な視線を送る。

「これは……さてはて、珍しいと言うか、どう扱ったものか……」

 平民の男に対する視線もだが、それよりも熱心にコルベールが見ているのは、車輪の付いた鉄の塊の方にだった。
 いくら呼びかけても、熱っぽい視線で鉄の塊を検分し始め、「あ、召喚のやり直しは認められませんよ?」と言うコルベールに対し、呆れの溜息を吐きながらルイズは男の方へとおもむろに近づく。

「おーい、あんた誰よ」
「…………」
「おいってば」
「…………」
「――――ッ!」

 肝心の平民は、ルイズの呼びかけに応ずる事無く、ただ目を瞑ったまま立ち尽くしている。その手に握られている赤いマフラーが、風に靡いてルイズの顔にかかった。

「ふ、ふぇっくしょん!」
「「あはははははははははは!」」
「な、なななな! 何よもうっ!」

 ようやく周りは自分を取り戻したかの如き声量で、顔にかかったマフラーのせいでくしゃみを漏らしたルイズに向かって、容赦の無い笑い声をかけた。
 受けた屈辱と怒りによって紅潮した彼女の頬は、まるでリンゴの様である。それを見て更に周りは囃し立てる様にして冷やかしや罵声をルイズに浴びせた。
 みっともない所を晒すのも程ほどにしたい。周りに対してぶつけるべき怒りの言葉をぐっと呑み込み、コントラクト・サーヴァントの呪文を口にする。どうせやり直しは認められないのだ。納得はしていないが、どうしようもない。
 そして、思い切り背伸びをしながら男の頬を両手で掴んだ。男が長身な為、こうでもしないと届かないのだ。

「冷たい……」

 手が触れた際に感じた、人のものならぬ温度。それに、ルイズは思わず声を漏らした。だがそれも一瞬の事で、すかさず気を取り直した彼女はそのまま無理な姿勢で男に口付けた。

「…………」

 それでも反応が無い。そろそろ限界である。怒りに任せて目の前の男を打ち据えようとルイズが拳を振りかぶった時、男の様子に変化が見られた。
 彼の左手の甲に、浮かんだ使い魔のルーンが焼き付いていくのと共に、その身体がどくんと大きく脈を打ったのだ。
 そうしている内に、瞑られていた男の目がゆっくりと開かれた。この辺りではあまり見ない瞳の色だ。よくよく見ると、どこと無く愛嬌を感じさせる顔である。
 完全に開かれた目を、男はまん丸にさせ、辺りを挙動不審気に見回し始めた。

「何だ、天国って訳じゃないのか? こりゃ」
「「…………」」

 まるで見当違いの事を言い放った男に対し、周りの一同は何を言うでもなく押し黙ってしまった。
 一体何者だと言うんだろうか? この男は。多くの人間はその考えに支配されていた。

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:24:05 ID:kwGa7/HC
 男を伴い自身の部屋に帰ったルイズは、飛び込む様にしてベッドに身体を埋めると、そのまま足をばたつかせて「きーー!」と金切り声を上げた。

「おいおい、お嬢ちゃん。さっきから、その、何だ。カリカリしすぎだろう?」
「うるさいわね! あんたにわたしの気持ちが分かるって言うの!? それよりも馴れ馴れしいのよ!」
「やれやれ、まいったね……」

 正直な所、暴れたいのはこちらの方だ。男はそう思いながら、大仰に肩を竦めて見せた。右も左も分からぬ所か、まるで得体の知れない場所に放り込まれた自分の立場を考えてくれ。そう言いたいのを、ぐっと堪えた。
 色々と文句を言うにしても、あまりにも状況がおかしすぎてどう整理したものか困っているのだ。下手に口を開けば、混乱が拡大しそうでもある。
 逆に、のんべんだらりと話をする平民相手に、怒りを露にしているルイズは、「外れ外れトンだ外れだわ」等とブツブツうわ言の様にしてベッドの中でつぶやいている。
 しばらくして、がばっとベッドから身体を起こした彼女は、男の胸に指を突きたてて叫ぶ様にして言った。

「っていうか! あんたせめて名前くらい教えなさいよ!」
「あれ? 言ってなかったか?」
「何それ! 物覚えまで悪いって、最悪じゃない!」
「だーかーらー、そうカリカリしなさんなって」

 そこで男ははたと顎に手を当てて、物思いに耽り始めた。何事かとルイズの視線が彼に刺さる。名前を教えるくらいで考え込む事なんてあるのかしら、と。
 そうして、軽く三十秒程黙考した後、男はにんまりと口を開いてこう言った。

「仮面ライダー。どうだ? かっこいいだろ?」
「…………」
「何だ? 俺は結構気に入った名前なんだけどな。駄目か……」
「駄目とかそういうレベルじゃないわよ……どこまでふざけた男なの……とってつけた様なバカな名前なんて教えないで!」

 どうやら、場を軽く和ませるジョークのつもりだったが、逆効果だった様だ。いや、ある意味で自分の名前には違いないのだが。わなわなと肩を震わせる彼女の姿を見るに、もう少し考えるべきだったかと、男は息を吐いた。

「はいはい。分かった分かった。俺はハヤトだ。よろしくな、ルイズお嬢ちゃん」
「何がお嬢ちゃんよ……馴れ馴れしいにも程があるっての。っていうか、もう怒る気力も無いんだけど」
「若い内からそれじゃ駄目だろう。あはははっ」
「怒らせる張本人が何言ってんのよ!」
「ま、何にせよ元気があるのはいいこった」

 どうにも捉え所の無い男である。ルイズにとって、非常にやりづらいタイプの人間だった。ホント、外れにも程があるわ。そう思いながら、彼女は深い深い溜息を吐いた。


288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:26:23 ID:kwGa7/HC
 紆余曲折を経ながらも、ようやくルイズと言う少女が眠った後、落ち着いた時間を取る事が出来たハヤト。まぁ、藁葺きの布団というあまりにも貧相な寝床には、笑うしかなかったが。
 窓から覗く二つの月を眺め、よもややはり、ここは天国だとかそういう場所じゃねえだろうな、と首を傾げた。
 死んでいる筈なのだ。自分は、あの日、あの時、あの場所で。本郷猛に名前とマフラー、そしてサイクロンを託して。
 それがどうだ。全てが現在ハヤトの手元にあるではないか。最も、バイクであるサイクロンに関しては、馬置き場に間借りをさせているが。
 部屋の片隅に置いたヘルメットの、桃色の複眼が、何かを訴えかけてくる様な気がして、ハヤトは自身の胸に手を置いた。
 鼓動がある。ちゃんと問題なく身体は機能――――いや、待て。ハヤトはかぶりを振った。

「ははっ、やっぱりか」

 彼の口から漏れたのは、苦笑いであった。胸に走る鈍痛、そして身体の節々の軋み。確かめるまでも無く、それらは彼の身体を蝕んでいた。気付かないフリをしていただけだ。
 どうやら自分の命はまたも風前の灯火とでも言うべき状態なのを、改めて思い知った。改造人間として出来損ないだった自分である。どうやら一時的に何らかの要因で蘇っただけらしい。
 人が空を飛ぶ常軌を逸した世界だ。最早何が起ころうと驚きはしない。
 ショッカーのいない世界を、神さまが都合よく見せてくれたってか? そんな詮無き事を考え、再び彼は苦笑いする。もしそうだとしたら、少しばかり嬉しかった。
 ほんの僅かな時間とは言え、ちょっとした平和な夢を見られるんだ。それも幻想的な世界で。
 憂いがあるとすれば、残してきた本郷猛の事か。
 彼には戦いを押し付けてしまった。そういう負い目が、多少なりともハヤトにはあった。
 ショッカーとの戦いには終わりが無い。殺し殺されと言うのに向いた男ではないのは分かっていた。だが、それでも戦える身体を得られなかった自分には、託す事しか出来なかったのだ。

「……可愛い寝顔してるもんだな、まったく」

 一旦考えを胸の内に押し込み、隣のベッドに目をやった。
 ベッドで寝息を立てる、自称ご主人様の少女の顔は、先ほどまで猛り狂っていたのと打って変わり、歳相応の可愛らしさがあった。
 彼からすればエキセントリックな行動に出る少女だったが、性根が腐ったタイプではないだろう。
 ほんの少し行動を共にしただけだが、芯がある女の子だと言うのは分かった。冷やかしや罵詈雑言を浴びせられている様子を何度か途中目にしたが、どうやらあれが常らしい。
 あんな扱いをされながら、よくもまぁひねた少女にならずに済んだものだ。最も、今でも見方次第では充分ひねているのだが。そこはそれ。
 着替えだの何だの、まるで幼稚園児か、とも思ったものの、明らかに文化圏の違う世界である。それに所詮は夢の様なものだ、それに乗るのもまた一興かと言う軽い気分で彼は世話焼きを楽しんだ。
 そこで、彼はペルーの家族の事を思い出した。今頃元気でやっているだろうか? 考えてみれば、望郷の念が募ってくる。そうだ、未練は本郷の事だけではない。
 涙は出なかった。今更流す涙などもうあるものか。
 恐らくは、以前の様に自分は死ぬだろう。それはもう予定調和なのだと、彼は心を決めている。
 期せずして訪れた場所で、自分に一体何が出来るのか? 何を遺せるのか? それは今のところは分からない。また根性で何とかすれば、また寿命の方も多少はもってくれるだろう。
 今はただ、未練など全て置いて、延長戦の様な人生をどう楽しんでやろうか、考えるばかりであった。



小説版仮面ライダー 誕生1971より、ハヤトの召喚でした。マイナー過ぎていかんせん分かりづらくてすいません。
正味タイトル浮かばないので、現状は、適当にまた考えておきます。これにて投下終了です。

289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:27:21 ID:vhadDA60
ついに昭和ライダー登場か支援

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:27:27 ID:AGIYdoL2
お面ライダーマン 支援

291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:29:09 ID:V2AiSbgk
支援

292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:30:40 ID:V2AiSbgk
支援

293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:30:54 ID:WbV5/34h
まさか小説版が来るとは……。
渋いね。実に素敵だ。

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:38:43 ID:uwKR88+a
投下乙です〜

さて、タイトルか…とりあえず仮面とルイズは無しだなw

295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:50:55 ID:DSuoBuRG
仮面ライダーか


ライダーマンを召喚、プルトニウムミサイルごとw

296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:55:42 ID:L+hi2WRB
>>295
プロトンミサイルでなかったっけ?

297 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 18:56:08 ID:lX81S3rO
ライダーマン呼んだら間違いなくデルフがアタッチメントに
……いやそれはそれで

298 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:00:16 ID:b658KRb4
短編投下宣言。とくに誰もいなければすぐにでも。

299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:01:49 ID:98xwLQp6
つ「プルトン」


アマゾンを召喚でも面白そうだ。

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:03:25 ID:d148N6Ww
>>299
Amazon?

301 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:03:45 ID:zg/nGl4B
支援!

302 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:04:17 ID:b658KRb4
ちゅどーん

トリステイン魔法学院の広場にお約束の爆発音が響く。
原作準拠のため一発で成功なんかしてくれないのだ。

---このままだと留年になっちゃう!

貴族としてのプライドと自分の将来への不安、耳に響く同級生達の嘲笑が
例によって例の如くその二つ名に恥じぬ胸に突き刺さる。

---どうしよう!どうしよう!・・・・・・え、何?

追い詰められた桃色ツンデレ少女の頭に、
一つの呪文、聞いたことの無い響きの言葉が浮かび上がる。

「・・・お」

もはやどうしようもないほど追い詰められていた落ちこぼれ少女は。

「お、お」

その”召還呪文”に悲痛を込めて大音量で叫んだ!





       応   援   団ーーーーーーーーー!



ふぁーすときっすからはじまる〜

          押忍!

金ボタンをあしらった黒いコートに黒いパンツ、黒い帽子の3人組がどこからともかく現れた。
すると原理は解らないがルイズの気力は120へと上昇!

ふーたりのこいのひぃすとぉりぃ〜

例によって三人組は呼んだ人間と通りすがりの人以外には気付かれていないので
ハゲがスルーしたのをいい事に再召喚!
成功!冴えない平民の少年ゲット!

このうんめぃにまほーかけたーきみがとぉつぅぜーん

その後、二人は調教したりされたり、喧嘩したり
冒険したり、一緒に踊ってみたり、なんだかんだでいい感じになったりしてみた。
上画面で。

まあ、そんなこんなでアニメ版一期終了。
少年と少女のキスシーン。

あらわれたぁ〜


          応   援

     大      成       功 !

303 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:04:56 ID:Y8JECvEt
>>271

> ――あし、あなろい……あせけ、さもあい……

それはファロ島の魔人を眠らせる踊りだwww

304 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:10:24 ID:98xwLQp6
>>300
いや、仮面ライダーアマゾン。
アマゾンだけだとそっちと勘違いしちゃうか、すまん。

305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:10:53 ID:b658KRb4
その後、三人組は兄貴が死んでへこんでるドリル少年や、
主役を前作主人公に奪われて絶望してる少年の元に呼ばれたりしたそうな。



以上、昨日の俺Tue議論中に思い付いた小ネタでした。
きっとスマブラXでもアシストキャラとして召還される!

306 :ゼロのイチコ:2007/08/29(水) 19:14:46 ID:TwoIbmnV
今、道は開いてますか?
開いて無いなら予約で

307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:16:08 ID:3QhRucL9
大丈夫、ガラガラだ

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:16:16 ID:L+hi2WRB
道は空いてるぜ
アメリカの国道のごとくな!

309 :ゼロのイチコ:2007/08/29(水) 19:17:12 ID:TwoIbmnV
「ちょっとタバサを驚かそうと思っただけだったんだけどね、ごめんなさい」
と笑顔で謝るキュルケとその横に立っているタバサ。キュルケのその態度はあまり反省してるように見えなかった。
三者三様、それぞれに非のある事もあったため。部屋の穴の修理費は三等分になった。
私の部屋の香水やランプなども被害にあったが、あまりツェルプトーに金を出してもらうのも癪であったため断った。
タバサも自分の部屋の修理は自分で金をだすらしい。
「ごめんなさい」
とタバサが頭を下げる。
「いいのよ、あなたはどちらかというと被害者だし」
今回の元凶はキュルケで、実行犯がイチコになる。
イチコは部屋の隅で足を折りたたんで座る、彼女が言うには「正座」という座り方、をしている。
昨夜にみっちり叱りつけたので反省しているようだ。



今日は虚無の日、授業は休みなのでみんな思い思いに過ごす日だ。
私はと言うと普段は部屋で本を読んだり、郊外で魔法の練習をしたりするのだけれど。
部屋の修理のため今日は部屋にいるわけにもいかない。
それに香水とランプを買いに街までいかないといけない。
私はイチコを連れて街に出かけることにした。

トリステインの城下町は今日も大勢の人間でごった返していた。
ここは貴族も平民も入り乱れ生活している。さすがに位の高い貴族はこんなところには来ないが、家名の低い貴族は平民と変わらない生活をしている者たちもいる。
「あの、ご主人様……」
「あによ?」
「なんだか、周りから見られているように思うのですが」
「そりゃ、杖も持ってない変な格好の人間が浮いてたら不信に思うわよ」
ふと間違えればエルフが街に紛れたと思う――慌て者はさすがに居ないにしても、さすがに不審者には見えると思う。
だからと言って、使い魔を留守番させてては意味が無い。常に主人のそばを付き従うのが使い魔だ。
別にやましい事をしているわけじゃないのだから、堂々としてれば良いのだ。
仮に兵士がやってきたとしても説明すれば分かってくれる、と思う。たぶん。
「やっぱり、わたし歩きましょうか?」
「周りの目なんか気にしなくて良いわよ、浮いてたほうが楽なんでしょう?」
歩くことはできる、というよりは足を動かして歩いている振りが出来るのだ。
だけれども、そんな事をしたらせっかくゴーストを使い魔として従えてるのに普通の人間を呼び出したみたいで嫌だ。
ほとんど見得なのだけれど、初めて成功した魔法なのだ。このぐらいは誇示したいと思う。
「あら、おかしいわね。ランプ屋は確か……」
この通りにあると聞いたのだけれども見当たらない、見過ごしたのだろうか。
キョロキョロと見回す。イチコも少し浮き上がって周囲を見渡している。
そこでピンと思いついた。
せっかく召喚した使い魔を使わないでおく事は無い。
「イチコ、あなた飛べるのだからランプ屋と香水を売ってる店を探してきなさい」
「あ、はい。分かりました」
ふわふわと浮き上がるイチコ、まる見えになる純白のパンツ。
「待ちなさい!」
「はい? どうしました」
「やっぱり二人で探しましょう」
「は、はぁ?」
主人の恥は使い魔の恥、逆もまたしかり。
イチコに無闇に高く浮き上がらないように言いながら街の散策を続ける。

310 :ゼロのイチコ:2007/08/29(水) 19:18:47 ID:TwoIbmnV
その後、ランプ屋は簡単に見つかったのだが香水がなかなか見つからない。
いや、香水自体は露天などにも売っているのだが。普段使っているモノが見つからない。
家に居た頃は買い物などは使用人の仕事であったし、学院にも定期的に必要な雑貨は送られてくる。
今回のような事故など起こらなければわざわざ買い物など来なかったのだが。
一瞬学院のメイドに頼もうかと思ったが、あれの雇い主は学院長のオスマン氏となっている。
学生としての領分を越えた頼みは出来ない。
たまに無茶を頼む学生もいるとは聞くが……
「おい、そこの嬢ちゃん。どうだ、何か買っていかねぇか?」
歩き疲れた頃、そう声をかけられた。
振り返るとそこは武器店だった。姿は見えないが中から声はする。
「おいっ! デル公、勝手に喋るなっつってるだろ!」
と奥から店主らしき男が出てきた。
その男はこちらに気づくと
「これは貴族様、とんだ失礼を」
と似合いもしない笑顔をこちらに向けた。
それよりも最初にわたしたちに声をかけた人間の姿が見えない。
イチコを見ると、彼女もわたしのほうを向いた。よく状況が分からないといった顔だ。
「おう、ココだココ。どうだ、貴族っつっても剣が使えて損はねぇぞ」
よく聞くとその声は無造作に木桶につっこまれた剣の一つから発せられていた。
なるほど、インテリジェンスソードだったのか。
「こらっ、黙ってろっつっただろ。大体お前みたいな大剣を扱えるわけ無いだろ!」
確かに護身用よりは実戦用の大きな剣だった。
女性に扱えるようには見えない。
「商売ベタのオマエさんの変わりに客引きしてやってるんじゃねぇか。どうせヒマなんだろ」
確かに店内はガランとしてる。といっても戦争が無い時期は普通こういうものなんじゃないだろうか。
「ぇええ?! 剣が喋ってます、お化け?!」
「お化けはアンタでしょ!」
イチコが随分と反応遅れて驚いていた。
「へぇ、お化けに取り憑かれている貴族様とは珍しいな」
と、その剣は失礼なことを言った。
「この子はわたしの使い魔よ」
「あ、でも憑いてるというのもあながち間違ってない気がしますね。幽霊になって日も浅いですからうっかりご主人様を呪い殺してしまわないかと最近不安で不安で」
何か恐ろしいことを言っている。だがこの底抜けに明るい幽霊が呪いとか言ってもまるで緊張感が無かった。
「どうも、はじめまして。わたくし高島一子と申しまして。訳あって幽霊しながらご主人様の使い魔などをさせてもらっています」
「おぅ、俺の名前はデルフリンガー。デルフとでも呼んでくれや」
「はい、デルフさん」
幽霊と剣が目の前で交友を深めている。シュールだった。
ふと目を逸らすと店主と目が合った。
「それで貴族様、剣などのご入用はございませんでしょうか? いえ、もちろん魔法があれば剣など入用では無いかもしれませんが……」
魔法があれば、という所が引っかかる。だがわざわざ自分から魔法が使えないとも言えない。
店主は装飾として杖としての剣も取り揃えている、などとと熱心に説明をしている。
しかし私は剣を買う気など毛頭無かった。

311 :ゼロのイチコ:2007/08/29(水) 19:20:26 ID:TwoIbmnV
「そうです、いかがですか使い魔の方にも剣を持たせると見栄えが上がりますよ」
「悪いけどあの子幽霊だからモノが持てな――」

「本当に重いですね、う、腕が……」
「ま、お嬢ちゃんの手には余るわなぁ……って嬢ちゃん使い手か?」

モノが持てないはずのイチコが剣を持ち上げていた。
あまりの出来事に言葉を失くす、武器屋の主人はそんな私を首をかしげて見ていた。
「……イチコ」
「は、はい。ななんで、しょう。ご、しゅじんさ、ま」
インテリジェンスソードが重いのか、プルプルと震えながら話す。
「取りあえずソレを置きなさい」
「は、はぃ」
元の木桶の中に剣を戻す。そして改めて向き直った。
「なんでしょう、ご主人様?」
「アンタ、なんで剣が持てるの?」
「いえいえ、あれは重くて重くて持てるものではありませんでした。やっぱり少しは鍛えないといけませんねぇ」
「そうじゃなくて、なんで生き物じゃないものが触れるのよ」
「……あれ?」
振り返って手じかにあった棚を触ろうとする、しかし手がすり抜ける。剣を取ろうと手を伸ばすが突き抜ける。
順々に触れるものは無いかと探って横移動、何をしてるのかと呆然としていた店主に行き当たって握手をする。何をしているのか。
そうして店を一周して再びインテリジェンスソードの所まで戻った。
柄に触れるが突き抜けない、そのままガシリと持つと不安定ながらも持ち上げた。
「えぇ?! なんで持てるんですか? はっ、もしや私ついに幽霊としてパワーアップを成し遂げたのでしょうか?
しかし、そうなるといよいよご主人様を呪い殺してしまわないか心配になってきますね。でもでも、触れるようになったのは大変喜ばしいことですし。
なにより、ご主人様のお世話が出来るようになるかもしれませんし」
う〜ん、と悩みはじめるイチコ。
幽霊としてパワーアップ?
そうじゃないと思う、だったら他の剣にも触れるようになって無いとおかしい。
さっき私は「生き物ではない」と言った。
しかしインテリジェンスソードは無生物だろうか、それとも生き物だろうか。
もしかしてインテリジェンスソードは生き物だから触れたのではないだろうか。
「ねぇ、この店にあるインテリジェンスソードはあれ一本なの?」
「へ、へぇ。すいやせん。インテリジェンスソード自体が希少なもので」
それもそうだ、実際剣が喋っても得なことなどほとんど無いのだ。
実験的に作られはしたものの需要が少なくほとんど量産されなかったのだ。
この機会を逃せばインテリジェンスソードなんてほぼ見つからない。
「分かった。それじゃ、あの剣を買うわ」
使い魔は主人を守るもの。
せっかく使える武器を見つけたのだから買っておいて損は無い。
重さに問題がありそうだけど、練習次第でどうにかなるだろう。
「へぇ、まいどありがとうございます」
もともと腰が低かった店主の腰がさらに低くなった。
さっさと支払いをすませると私は背中に剣を背負って、まだ悩んでるイチコを伴って外に出た。
ちなみにやっぱり重かった。肩が痛い。

312 :ゼロのイチコ:2007/08/29(水) 19:21:56 ID:TwoIbmnV
「す、すいませんご主人様。一子はご主人様を呪い殺してしまうかもしれません」
「アンタまだそこで思考が止まってたの」
馬を駈けて街を出てからやっと悩んでいたイチコが出した台詞がこれだった。
この暴走思考はきっと頭をすげかえでもしない限り治らないのだろうと思う。
「アンタ用の剣を買っておいたから、せめて振れるようにしておきなさいよ」
「はい? 剣ですか?」
まさかとは思ったけれど、剣を買った事すら気がついていなかった。
「おぅ、よろしくな相棒」
「デルフさん。なぜそのような所に?」
「いいかげん店の中飽きたんで適当な奴に買ってもらおうかと考えてたが、使い手に出会えるたぁ俺も運がいいねぇ」
とこの喋る剣はよく分からない事を口にした。

「あの、ご主人様」
「なによ?」
「香水は買ったんですか?」
「あ……」

馬の頭を反転させた。

313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:22:48 ID:edm1lBSb
     参 壱 弐

       支援!
        ↓

 <○/       <○/
   |   <○/   |
_/ ̄|   |  _/ ̄|
      _/ ̄|


314 :ゼロのイチコ:2007/08/29(水) 19:24:45 ID:TwoIbmnV
投下終了です
デルフ登場、正確には生き物じゃなくて魂があれば触れるらしい?
あと60行制限なことを思い出して長くしてみたっす。

315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:29:03 ID:DrmcPnnO
乙でした

ライダーマンって確か自分で自分を改造するようなマッドじゃなかったっけ?
コルベールがふさふさにしてもらうついでに改造されそうだw

316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:29:35 ID:4fxa8493
>>302
応援団かよw
思わずふいたw

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:31:03 ID:AGIYdoL2
乙なのですよ〜

318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:33:07 ID:RJxS5B72
乙かしらー

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:36:21 ID:tayyn4bU
乙だよ

320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:37:52 ID:L+hi2WRB
おつじゅしたんっ!
ライダーマンはヨロイ元帥のせいで右腕をなくしたから自分で開発した義手つけてるだけ。
スーツもお手製の強化服だけど。

321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:39:46 ID:2hTCoHCT
ライダーのコスプレした戦略義手マンですよ

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:44:38 ID:lX81S3rO
>>320

たしか強化服は常人の十倍近い戦闘力を引き出すんだっけ?
で、アタッチメントはロープ(先端がフックか分銅か選べる)ドリル(2500ボルト必要)パワー(三日月型のかぎヅメ。鉄でもスパスパ。)
他はスピリットでマシンガンとオペレーションくらいか

323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:47:52 ID:b658KRb4
ドリルアームはコンセントがないと駄目だったかな

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:49:18 ID:S7W+qlM2
ライダーではなくバイクだけを召還。
バトルホッパーとか。

325 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:50:04 ID:TJJBewIj
>>323
SPIRITS版ではコンセントなくても平気になった。


326 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:50:32 ID:JLYq7jO/
>>325
あれは手で回してるんだよ

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:51:29 ID:TJJBewIj
>>326
それは、もう全身改造済みって言ったほうが早くね?

328 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:53:39 ID:b658KRb4
SPIRITSはプルトンの直後だから「生還した後に全身改造やった」って妄想ができないんだよなぁ。

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:53:44 ID:DrmcPnnO
此処で意表をついてバイキンマン召喚
惚れっぽい上に尽くすタイプだからきっとルイズも満足するだろう
そして子供向け補正のないバイキンマンはきっと悪魔のように見えることだろうw
でも一番喜ぶのはコッパg……げふんげふん、コルベールだww

330 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:56:39 ID:2hTCoHCT
根っからの悪というわけでもないんだよな、バイキンマンは
その種族ゆえの性というかなんというか。

331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:57:31 ID:b658KRb4
>>329
奴の科学力は素晴らしいからなぁw

332 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:58:22 ID:NI3gSjV4
ここで武蔵伝(ブレイブフェンサー)の武蔵を召喚

333 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:58:26 ID:q3Ek6Vak
手洗いの洗濯ができないから洗濯機をつくりそうだな

334 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:59:12 ID:1POu1jOb
アンパンマンがアメリカで受け入れられない(放送チャンネルが少ない)のは、
バイキンマンのやってることがまんま生物化学テロや暴力事件を想起させるからだとか。
リアルなバイキンマンの恐さはハンパねーぞ!?

335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:59:13 ID:lX81S3rO
>>328

SICでは
仮面ライダー「どうにもなんないから全身改造しちゃった☆」(意訳)
で水中でも呼吸できるようになってたな
参考にするにはちょっとアレか。

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 19:59:41 ID:fq/0PSrS
ドリルアームは元々バッテリー式ですよ。
ただバッテリーが切れたから外部から電源を取って動かしただけです。
外部から電源を取る前に内蔵のバッテリーで動いているシーンが存在しています。

337 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:00:11 ID:vnVXSwhm
あのファンタジーでのどかな世界の中で、飛ぶ城作ったり巨大ロボット作ったりするからなぁ。
実はいい奴(劇場版除く)っぽいが、食中毒だけが心配だ。

338 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:00:35 ID:2hTCoHCT
>>332
むしろグランダー武蔵

339 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:01:03 ID:4fxa8493
魂版銀ハチライダーのカッコ良さは異常

340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:02:23 ID:K8AoSZ3w
>>338
奴等はルアーで山をも砕くぞ。

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:03:01 ID:E3Vt8Ik1
>>329
>子供向け補正のないバイキンマン

↓こんなのか
ttp://www.youtube.com/watch?v=IM6E6pAYtgI&mode=related&search=

342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:03:40 ID:L+hi2WRB
SICだとオクトパスアームなんてのもあったな>ライダーマン

343 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:04:54 ID:CxCzH9fZ
大ゴマで、「人の夢の為に生まれた この拳‥‥この命はその為のものだ」をやったときはガチで震えた。

344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:05:43 ID:ui/tI2mp
ばいきん黒騎士を召喚したらとんでもない事に・・・

345 :エデンの林檎:2007/08/29(水) 20:06:18 ID:fUDM5pGp
投下おk?
エデンと短編もう一個

346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:07:21 ID:2hTCoHCT
おkおk

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:07:31 ID:DrmcPnnO
進路クリアー、発進どうぞ!

348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:09:16 ID:lX81S3rO
おけおけ
ミョズニトニルンって戦える科学者系が身に付けたら悪夢だな
一人オーバーテクノロジー的な意味で

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:09:58 ID:L+hi2WRB
射線クリア!遠慮はいらん、ぶっ放せ!

350 :エデンの林檎:2007/08/29(水) 20:10:27 ID:fUDM5pGp
十二話いきます。



十二話 『それよりそっちのミカンくれよ』


 ルイズは夢を思い出していた。
 かつての故郷、魔法が使えないとさげずまれ一人湖上の舟で泣いていた思い出。
 自己嫌悪で泣きべそをかいていたルイズに、男の影が覆いかぶさる。

「やっぱりここにいたね。泣いているのかい? 僕のかわいいルイズ」
「ワルド様……」

 そこにいたのは己の婚約者、十歳以上年の離れた、それでも愛しい相手。

「さ、僕からお父様にとりなしてあげよう」

 そういって差し出された手が空を切る。

「え?」

 波紋が起きたのかゆっくりと小島から離れていく舟、だがワルドは気づかないのか自分ではない誰かと話している。

「ワルド様、ワルド様?」

 かつての夢はこんなだったろうか? そう思って湖の中ごろで止まった舟の上で、ルイズは必死に呼びかける。

『いつまで甘えるつもりなんだか』

 呆れたような声が彼女の背後から聞こえた。
 慌てて振り返るがそこには誰もいない。

『違う違う、後方ではなく“君自身の後ろ”にこそ俺はいる』

 湖上に移ったその影は、まるで燃え尽きる炎のように鮮明な光だった。
 いや、炎ではない。それはまるで消え行く閃光、爆発の光のような姿。
 なんと言う生き物か、と問われれば『悪魔』としか答えられないような異形が、ルイズの背後に浮かんでいた。

『ようやく気づいたか。いつまでもお子様だな』
「誰よあんた」
『ほっ、俺が誰かもわからんか? やれやれ、こりゃ外れかね』
「私があなたを知ってると?」
『さあ? 少なくとも俺は知ってるねぇ。で、どうすんだい、あのお兄さんを呼ぶかい?』
「……いいわよもう」

 杖を取り出し舟を動かそうとするも、水面で爆発が起こるだけで舟は揺れてもあまり移動しない。

『……やれやれ、何でできないことをするかね』
「うるさいわね! 私はメイジなの!」
『貴族なの! ならわかるけどよ、お前さん魔法使えないじゃねえか』
「うるさい!」

 杖を悪魔に向けて一閃、大きな爆発が起こる。
 だが悪魔にはまるでダメージはなく、それどころか輝きが増していた。

351 :エデンの林檎:2007/08/29(水) 20:11:52 ID:fUDM5pGp
『ほらみろ、少なくとも今は何かを爆破することしかできんくせに』
「うるさいわね! そんなことわかってるわよ!」
『ならどうしてその爆発をしっかり活用せんね? めそめそしてたって何かが変わるわけもなし』
「私は貴族なのよ!だから、だから!」
『貴族だろうが平民だろうが子猫ちゃんだろうが関係なかろうよ。人には一つや二つ苦手なことがあるもんさ』
「だって、だって!」

 ボロボロ涙をこぼすルイズに、悪魔はいやらしく語りかける。

『自分の本質は何か、それは難しい問題でね。お前さんは四大のメイジじゃあないってことだろ』
「私は、私は……」
『あきらめろあきらめろ。大体何を召喚したよ? お前さんの本質は爆発、そういうことじゃねえの?』
「……」
『ないものねだりはやめな。お前さんの言ってるのは平民が魔法を使いたいって言ってるのと同じだぜ?』
「私はヒック、誇り高きヒック、ヴァリエールの」
『出来損ない、だろ?』

 ルイズは大声を上げて泣いた。

『さてここで問題だ、何故あのお兄さんはそんな出来損ないを構うのでしょう?』
「うるさいうるさいうるさい!」
『ヴァリエールって名前はこの国では価値が高かろうな』
「ワルド様はそんな人じゃない!」

 振り切るように声を張り上げる。

『かもな。だが悲しいかなここはお前の夢の世界、あれはお前が想像する答えの一つさ』
「うそ、うそよ、そんなこと」
『さて、そろそろ時間だぜ。お前さんはどっちがいいのかね? あのお兄さんが来るまで待つか? それともこのオールを手にとって漕ぐか?』
「あんたが連れて行けばいいでしょ!」
『おっ、俺が何か認識したのか? だが残念ながら俺が提供できるのは能力だけでね』

 やれやれとばかりに悪魔は肩をすくめる。

『最終的にそれをどうするかはお前さん次第さ』

 悪魔はゆっくりと、その姿を薄れさせていく。

『さあ契約者よ、俺たちは能力をくれてやる代わりに“海を渡る力”を奪う。お前は炎の悪魔や砂の悪魔のように濡れると使えなくなるのが欠点さ』
「私は……」
『さあオールを取れ契約者。己の細腕で世界をつかむか、それともただ与えられる恩恵を意味なく享受するか、選ぶのはお前だ』
「……」
『次にどんな答えをよこすのか、楽しみにしてるぜ』

 悪魔はうっすらと消え、ついには見えなくなった。


 馬車の中、ルイズははっと目を覚ました。
 向かいでワルドがおかしな表情をしている。

「どうかしたかい?」
「ええい。妙な夢を見ただけですわ。あまりはっきりと憶えてませんけど」
「なら大した夢じゃなかったんだろう。さ、ラ・ロシェールまではまだ少しかかる、ゆっくり休んでいるといい」
「ええ、そうさせていただきますわ」

 パカラパカラと音を立てて、馬車は道を行く。

352 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:12:07 ID:b658KRb4
タイトルの行く末が凄く気になる支援

353 :エデンの林檎:2007/08/29(水) 20:13:06 ID:fUDM5pGp

 マザリーニは頭を抱えていた。
 グリフォン隊のワルド子爵がいきなり居なくなったからである。
 王女に問いただしたところ、なにやら密命の手伝いに言ったらしいという話に、マザリーニは頭痛薬を一気飲みした。
 側近にワルドの部屋の調査を命じ、彼は深く深くため息をつく。
 ワルドが自分に何も告げずに出て行ったという事実が、彼の心をさいなんだ。

「ワルドめ、やつめがレコン・キスタの間者であったか……」

 仮にも王国の三大騎士団のひとつの責任者が自分に何も告げずに出て行くという事実、それはワルドがそれを必要と感じなかったということ。
 標準以上の責任感を持つが故グリフォン隊を纏め上げることができていた彼が“ついうっかり忘れた”などということは考えられなかった。
 マザリーニはただただ嘆息する、命じられて出向したという王女の友人の命を、そしてアルビオン王家の者の命を。

 そして何よりも、己の主たる王女のうかつさを。

 明らかに許容量を超える頭と胃の薬を水で流し込み、彼は顔と思考を孫に苦労する老人のものから枢機卿ものに切り替えた。
 己は所詮鳥の骨、何をしようが受け入れられず、国民にとっては何の価値も無き鶏肋にすぎぬ。
 なればこそ悪に徹しよう、この愛すべき祖国のために。

 祖国のためであるのなら、たとえ主とて殺して見せよう。


 ルイズは道すがらワルドの話に耳を傾けていた。
 耳に聞こえのいいきれいな言葉と口説き文句、その美丈夫とも言うべき容姿ともあいまってその言葉はいかなる女性もとりこにしうるだろう威力を持っていた。
 だが笑みを浮かべる横で、ルイズは己で驚くほどさめた思考で考えていた。
 何故彼は自分にこだわるのだろうか?
 子爵とはいえグリフォン隊の隊長、実力は確かで容姿は特上、間違いなく出世頭だ。
 己の持つ価値において彼とつりあうのは家名である“ヴァリエール”のみ。

 やはり彼もヴァリエールの名が欲しいから自分に愛をささやくのだろうか?
 少し陰鬱な気分になりながらもルイズは感じていた、家名以上の何かを求める彼の暗いまなざしを。


 ロングビルは目の前の男にあせりを浮かべるほか無かった。
 いきなり現れて協力しろと脅してくる男、仮面をかぶっての交渉なんて、何と言う怪しさだろうか。
 それでもマチルダ・オブ・サウスゴーダという名前で呼ばれ、土くれのフーケは顔をしかめた。

「気に入らないねぇ。あんたみたいなやつにあたしは立場を追われたっけ」
「……協力するのかと聞いているのだが」
「あんたのそれは脅迫って言うのさ。結構な身分だろうにそんなことも知らないのかい?」
「貴様……」
「やれやれ、はっきり言ったらどうなんだい? 『お前の過去を調べて知っている。死にたくなければ協力しろ』ってさあ!」
「……最後だ。協力するか、死ぬか、選べ」

 フーケはここ数日の自分を考えていた。
 貴族をからかうためにターゲットを絞っていた盗賊家業、いらないから好きにしろと丸投げされたモット伯の隠し財産を換金して以来情報集め以外の目的で働いたことは無かった。
 ルイズたちとする作業の何と楽しいことか、故郷の妹分を思い出させてくれた。
 だから目の前の男に何の思いも抱くことはできない。
 王家を打倒する? 新しい世界? 聖地を取り戻す? 寝言は寝てから言え。
 自分を非難した貴族の同類じゃないか。
 単に頭がすげ変わるだけでしかない彼の発言に、彼女は価値を見出せなかった。

 出立前のルイズに渡された小瓶のふたを取り、少しだけ息を吐く。

「どうした? 答えろ!」
「……お断りだよ、外道の同類が」

 フーケはぐっと、小瓶をあおった。
 急速に増大する精神力、それが全身に流れ出す。
 自分のものと同じ、しかし自分のものとは性質のまったく違う力が全身を駆け巡ったとき、彼女は脳裏の片隅で砂でできた悪魔の笑い声を聞いた。

354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:15:06 ID:L+hi2WRB
ちょ、フーケ姐さんもパワーアップー!?支援

355 :エデンの林檎:2007/08/29(水) 20:15:16 ID:fUDM5pGp
「そうか、では残念だか貴様には死んでもらおう」
「はっ! ママに習わなかったのかい? 初対面の人間に貴様とか言っちゃいけませんって」
「貴様あ!」
「あっはっは! 女性には優しくって習わなかった? 今のあんた図星をつかれてあせってるお子様みたいだよ!」
「盗賊ごときが! 死ねえ!」

 視認も難しいほどの速度で迫った風をまとった杖が、フーケの胸を貫いた。

「がっ」

 小さく声を上げてフーケは崩れ落ちる。

「ふん、おとなしく従っていればいいものを」

 偏在だったのか、仮面の男はゆらりと風に薄れて消えた。

 パラパラと傷口から砂をこぼしながら、フーケは身を起こす。

「やれやれ、確認もしない間抜けで助かったねこれは」

 地面に積もる砂に意識を集中すると、ザラザラと傷口に集まり何も無かったかのように元に戻る。
 少し意識を集中して右手に向けると、ひじから先が砂に変わる。
 砂は固まって刃物の形を取る。それに左手の杖で錬金をかけるも変化はせず。
 またバラけて砂になり、再度右腕に戻った。

「こりゃ便利だねぇ。自分の体を錬金できるようになるとは思わなかったよ」

 注意書きの最後にあった一文を思い出しながら、フーケは右手を見つめてにやついていた。

『水に触れると砂に変化できなくなる。注意せよ』

「水のメイジにゃ気をつけないとね」


 突然飛来した火矢に驚きつつも、ルイズは難を逃れるために岩の後ろに隠れる。
 横を見るとシエスタがデルフを少し抜いてこちらへ視線、ルイズは首を横に振るとワルドを見上げた。

 お忍びだからとワルドにはグリフォンを降りさせ衣服も変えさせた。
 髪の色を町で変える必要があるだろうな、と考えていた矢先の出来事、あまりに胡散臭い襲撃にルイズは思わず苦笑をもらしかけた。
 出待ちのごときあまりにも良すぎるタイミング、さらには今自分たちがいる通りを誰かの馬車が通った後。
 つまり襲撃者はピンポイントで自分たちだけを狙ってきたということ。

「(どこから漏れたのかしら?)」

 武装生成の準備をしながら、シエスタに目配せをしようとしたとき、明らかに自然ではない風を感じた。
 上を見上げるとドラゴンの姿。

「シルフィード?」
「知り合いかい?」
「ええ、友人ですわ。でも何故ここに?」
「あんがい出るところを見られたのかもしれないね」
「まあ毎日会ってましたから。いなくなったから探しに来たのかも」

 シルフィードの背から放たれたフレイム・ボールが襲撃者を吹き飛ばし、地面から生えた青銅の輪が拘束していく。

「全員いるの?」
「楽しそうだったんだもの」
「まあ僕としては女性だけに負担をかけるのは、ね」
「……心配」

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:16:51 ID:p6XR1Fb1
支援

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:17:33 ID:L+hi2WRB
>砂でできた悪魔
お前の願いを言え。どんな願いもかなえてやろう支援

358 :エデンの林檎:2007/08/29(水) 20:18:15 ID:fUDM5pGp
 その騒がしい様にルイズは柔らかな笑みを浮かべた。

「ありがとう、と言いたいけどこれ密命なの。だから派手な行動は駄目ね」
「あらつまんない」
「後ギーシュ、そういうわけだからモンモランシーへの言い訳は自分で考えてね」
「……げ」

 その声を受けてかタバサがシルフィードを何処かへ飛び立たせている。

「ああルイズ、何とかならないかい? このままじゃまたモンモランシーにフルボッコだよ」
「あきらめなさい」
「軽薄なのが悪いのでは?」

「あの、君たち、急ぐんだからそろそろ、ねえ?」

 ああ哀れ、ワルド放置プレイ。


十二話終了です。
五分置いて短編を投下します。
問題は無いですか?

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:18:16 ID:2hTCoHCT
だんだんタイトルが林檎からかけ離れてます!支援

360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:20:07 ID:TJJBewIj
他に予約もないし、来るがいいのさ!支援

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:20:27 ID:MN5om7WR
俺、林檎の人を最近見なかったのってタイトル思いつかなくて投下出来なかったんだと思うんだよ支援

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:22:17 ID:p6XR1Fb1
>>361
それだ!

支援

363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:23:29 ID:Ux4kdshR
>>361
俺もサブタイ考えるのが大変そうだと思ってたw
支援?

364 :エデンの中の人:2007/08/29(水) 20:24:59 ID:fUDM5pGp
短編のほう行きます。

365 :エデンの中の人:2007/08/29(水) 20:26:44 ID:fUDM5pGp


 戦火を前に、男は一人立っていた。
 戦場を眺め、男は知らず笑みを漏らす。

 男は出来損ない出会った。
 男は失敗作であった。
 男はつまはじき者であった。
 男は何よりも、ふさわしくないものだった。

 失敗作に呼び出されたそれは、男に天啓をもたらした。
 それは男のそれからの生き方を決め、男の心を決めた。

 お膳立ては終わった。
 準備は完璧に近い。
 己の名は歴史に残るだろう、『世界最悪の犯罪者』として。

 体にフィットする紫がかった黒のスーツを身にまとい、その上から真っ黒な騎士鎧を身につける。
 手に持った兜をしばし眺め、男は槍をその手に持った。

 城下の町ではたくさんの尖兵たちが暴れている。
 足だけで手の無いゴーレムがその巨大な足ですべてを踏み潰している。
 おぞましい化け物たちがすべてをカビさせ、腐らせ、朽ちさせてゆく。

 阿鼻叫喚の地獄の中、ただゆっくりと、美しい歌が聞こえた。

「来たか!」


 You might have been on earth born because of what.
           一体何のために、君は生まれたのだろう?
 What do you do and do it live?
           一体何をするために、君は生きているのだろう?
 How sad it is that the answer is not found.
           その答えが見つけられないなんて、なんて悲しいことだろう

 ゴーレムが轟音を上げて崩壊する。怪物たちがまるで霞のように消し飛ばされていく。

 Your mind blazes up hot and hot because it is alive hard.
           今精一杯生きているからこそ、君の心は熱く熱く燃え上がる
 With a smile toward the one person battlefield.
           だからこそ君は、微笑んで独り戦場へ向かう
 Only alive is pleasure.
           そう、生きていられることこそが喜び
 Even however much you suffer from wound of the mind
           たとえその心の傷にどれだけ苦しんだとしても

 重力に逆らうようにふわりと浮かび上がった人影が、一直線に彼のいるテラスへ向かってくる。

 Ah ANPANMAN
           ああ、アンパンマン
 You are too gentle to keep fighting to defend everyone's dream.
           君はあまりにも優しすぎる、皆の夢を守るため、独り戦い続けるなんて

366 :エデンの中の人:2007/08/29(水) 20:28:12 ID:fUDM5pGp

 それはヒーローの歌、それは英雄の歌。
 かつての彼の力の主を幾度と無く撃退し、時には協力し、時には支えあい、時には笑いあった、本当の“セイギノミカタ”の歌。
 ただ一人かつての力の主だけが理解し、たたえあい、憎みあった英雄の歌。
 最後まで、たとえそれが敵であっても、ただただ微笑み続けた戦士の歌。

 正しき主の力として再び顕現し、力はかつての好敵手に相対する。
 ふわりとテラスに降り立つ、かつての英雄を模した兜をかぶった少女の姿。

「ああ、ようやく会えたね、私の対極にあるものよ」

 男は歓喜に包まれていた。ようやく果たすことができる、この立てるべき歓喜の刻。
 かつて無いほどの幸福に包まれながら、男は少女に語りかける。

「うれしいよ。あらゆるすべてにおいて逆しまでありながら、私たちは同じ根源を持っているのだから」
「……二代目としてあなたを止めにきたわ」

 兜の目隠しを上げ、二代目たるルイズが男の目を見やる。

「ここであなたの野望は終わりよ、ガリア王ジョゼフ、いえ、かつての彼の者の力を手に入れし者よ」

 その宣言こそ、男が心待ちにしていたもの。男に救いをもたらす一言。

「止められるのかね? 同じく世界に反逆する“虚無”の使い手よ。私は負けない。何があろうとも!」
「ならば止めるまで。私の力で、“彼”の力で!」

 ルイズが目隠しを落とすのを見やり、ジョゼフは手に持つ兜をかぶる。
 柄側にも切っ先の伸びた馬上槍を持ち軽く口笛を一吹き、壁を打ち抜いてきた漆黒の軍馬に飛び乗り、ジョゼフはルイズに相対する。

 それはかつて、英雄を追い込んだ封じられし武装。
 かつての力はそのままに、その力の主だけを代え、二つは再び相対する。

「さあ、私を止めて見せろ! 二代目“アンパンマン”!」
「望むところよ! 二代目“ばいきんまん”!」

367 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:28:18 ID:lX81S3rO
バイキンマンかもしかして
支援

368 :エデンの中の人:2007/08/29(水) 20:30:44 ID:fUDM5pGp

 世界を愛した虚無の担い手はその希望の光を手に握り締め、世界を憎んだ虚無の担い手はその絶望の闇を身にまとう。
 かつての力はそのままに、想いを代えて相対する。


『Let's GO ! ZEROPANMAN!〜The Reverse〜』








 ガリアの城のはるかかなた、誰もその名を知らぬ浮遊島に、ジョゼフが呼び出した山はあった。
 ボロボロにさびた金属の建造物の中、その見た目と違いはるかに進んだ機械設備の中に彼女はいた。
 真っ赤なドレスを身にまとったはかなげな様子の少女は、今日も一人その水槽の前にいる。

 水槽の中には真っ黒な亜人が一人、傷だらけの体を管につなぎ、静かに回復を待っていた。

「もうすぐよ、もうすぐ。もうすぐあなたは目を覚ます」

 少女は壊れた笑みで、周りに並ぶ水槽を見渡す。
 黒い亜人の横に並ぶ水槽に、丸い頭の亜人が一人、楕円の頭の亜人が一人、四角い頭の亜人が一人。
 奥まったカプセルの中、白い髭の老人と同じ服装の女性が、氷付けで眠っている。

「目が覚めたら何をする? おいしいものを食べましょう、きれいな服で着飾りましょう、いっぱいいっぱい、二人で遊ぶの」

 少女は壊れた笑みのまま、愛おしそうに黒い亜人の浮かぶ水槽を撫でる。

「だから早く、早く起きてばいきんまん、また私たちと一緒に、アンパンマンたちと一緒に、“この世界で遊びましょう”」

 ゴボリと、それに答えるように、黒の亜人が息を吐いた。


以上です。昼間のやつの後半を投下。
続いたりしません。伏線でもないです。
これは前後編なのでここまでです。

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:33:32 ID:MN5om7WR
乙でしたー
ってばいきんまんかっ! しかもドキンちゃんは良い感じに壊れてるしなぁ

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:34:28 ID:wSeYdoKN
GJGJ

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:37:26 ID:vnVXSwhm
エデンの人のサブタイトルを見てると何故か銀魂を思い出す支援

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:39:06 ID:vP5n/jBx
ミョズニトニルンがドキンかw

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:39:54 ID:VipP5886
乙でしたー!
こんな怖いアンパンマンとバイキンマン見たことねえよ……

374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:41:10 ID:2hTCoHCT
子供向け要素を廃した感じだな

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:41:23 ID:DrmcPnnO
乙にござる!
魂が震えたっ!

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:42:41 ID:p6XR1Fb1
おちかれ

最後のは555の王オルフェとエビ姐さんを連想したねぇ

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:44:14 ID:tsVsVKv4
むう…アンパンマンのOPは特攻隊をイメージしたものだと聞いていたが、ほのぼの分を抜くとアンパンマンってすごいガチだな

378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:45:50 ID:urRFWwhg
>>341クソ吹いたwwwww腹筋が壊れたwwwwww

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:52:05 ID:dFnUnN0Y
バイキンマンに匹敵する天才のガミガミ魔王召喚

380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:53:14 ID:wSeYdoKN
自然系の実がならないと嘆いてたのにいつの間にスナスナの実を…

381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:53:17 ID:rt9dl8c1
『世界最悪の犯罪者』と聞いてワンピのドラゴンだと思った俺。
中の人がワンピのクロスだったからしょうがないと思ふ。

382 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 20:55:10 ID:DrmcPnnO
アンパンマンのOPは作者の人が『友人に裏切られて』『借金押し付けられて』『家族にも捨てられた』絶望の果てにアンパンマン(原作)と一緒に作ったとかなんとか

や、実際はどうなかよく知らんのだが

383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:01:07 ID:lX81S3rO
>>382

その流れで制作活動に励むとかマジなら尊敬する
あと玩具屋さんやゲームセンターに置いてたアンパンマンのくるくる回すポップコーン食いたくなってきた。
あれ今でも設置してるのかな?

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:01:10 ID:pRSN3bkZ
GJ!
砂砂渡すとは大盤振る舞いだな。それとも実じゃなく薬って形だったし不完全なのか?
まあロギアのなかでは弱いほうだけど

385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:01:29 ID:ZzemxQVW
アンパンマンの歌を直で捉えているせいかもしれないが、微妙に「世界系」の香りがするが―――
面白いので問題なし、GJ!!

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:10:41 ID:VMzUHOE4
>>383
うちの近所の100円ショップに有るw
探せば何処かしらに有るんじゃない?

387 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:12:30 ID:tWdejyYu
愛と勇気だけが友達なアンパンマンは・・・
勇気のルンダと言う歌で愛も友達から外した。

388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:16:14 ID:scSznSCI
>>379
ポポロクロイスか。
ガミガミ魔王はゼロ魔と同種のファンタジー世界で
一人だけ超科学のSFやってたものねw

389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:17:41 ID:yJUcz4Hq
何のために生まれて、何のために生きるのか、答えられないなんて、そんなのは嫌だ!
だもんなぁ、二番。
今を生きるために、心熱く燃やす。そうさ君は飛ぶんだ、微笑んで。
と、続くし。しかもシメは
そうさ嬉しいんだ生きる喜び。たとえ胸の傷が痛んでも。
……やっぱりアンパンマンの歌はガチ。

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:19:26 ID:scSznSCI
うおsage忘れた……orz

391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:31:16 ID:LVIpcEv7
アンパンマン見ていた当時は歌詞を気にしなかったが、今聞くとやべえな
iPodに入れたくなる

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:34:26 ID:1XQ99bRf
>>388
ポポロクロイスの場合は、むしろあの王一族がやば過ぎる
色々混ざってるピエトロやピノンは言うまでも無いし、
パウロでさえ魔王にケンカ売れる剣の達人なんだぜ

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:35:45 ID:G9cNliND
こんばんわあ。松下です。投下に来ましたー。

アンパンマンのOP(アリプロ風)は今も我がiPodに。
『ぼくらの』のOPとかにのせると、とても黒いことになります。

第十二章の色? まあ…『黒のちネズミ色』かな…

394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:37:51 ID:PgU5wi9+
>>385
むしろ英語で不遇の英雄の歌と聞くと某弓の人を思い浮かべる俺ガイル

395 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:39:06 ID:1jjJg1wN
>>382
あの作者は戦争経験者で、餓死寸前になったらしい。
「僕の顔をお食べよ」というセリフは、そのとき、アンパンを食べたかった彼の記憶から来ているのだと。

このぐらいしか知らぬ。

396 :『使い魔くん千年王国』 第十二章 買物 1/5:2007/08/29(水) 21:39:58 ID:G9cNliND
今日は『虚無の曜日』、つまりは休日だ。
ルイズは、朝の着替えと朝食を終えると「町に行くわよ!」などと言い出した。
欲しい物を買ってくれるということらしい。どういう風の吹き回しか。
「いろいろ必要なものも欲しかったところだ。ちょうどいい、行こう」
学院に篭ってばかりでなく、そろそろ外界の様子も観察する必要がある。

(鞭ばかりでもなんだしね…効いてなかったけど。
 それに、こういうことで恩を売っておかないと、なんというかよくわかんないけど、
 『赤い』ことをされそうな気がするのよね…)

ルイズは『蛙男』ケロヤマの夢を見てから、ある種の霊感……
というより『危険察知能力』が向上している。
(どーせなら魔法も使えるようになればいいのに。使い魔の方が凄いメイジってなんかイヤ…)

「お出かけですか? 『我らのメシア』」
「おはよう、シエスタ。『御主人様』がぼくに何か買ってくれるそうでね。
 これから街へ出かけるところだ」
「かしこまりました。すぐ馬丁に馬を用意させます」
メイドのシエスタは、いまやマツシタの熱心な『信者』だ。
あの『蛙男』みたいな高等な従僕…『使徒』、という事なのだろうか。
魔法の一つも使えない平民のくせに…いや、私も使えないのよね…。

「でもメシア、あなたのような偉大な方が使い魔だなんて」
「いやいや、人の上に立つ者は『全体の奉仕者』でなくてはね。いい修行になる。
 かんしゃく持ちの小娘の子守ぐらい、どうということはないさ」
「さすがですメシア! このシエスタ、メシアのためなら何でもいたします!」
「ははは、じゃあぼくたちがいない間の部屋の掃除でも頼もうか」
なんかすんごい聞き捨てならないこと言ってない? ていうか仲良すぎよ!
……ってなんで私があいつにツンデレしなきゃならないの! もう!


397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:40:51 ID:V2AiSbgk
支援

398 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/29(水) 21:41:14 ID:MGwmSBXH
投下するざんす

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:41:22 ID:Izw0lvL1
シエスタきめぇwwwwwwww支援

400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:42:06 ID:eXggG7Av
シエスタも真っ赤っか支援

401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:42:40 ID:TJJBewIj
ルイズだけ元の兎塚絵であとみんな水木先生の絵にしか見えない支援

402 :『使い魔くん千年王国』 第十二章 買物 2/5:2007/08/29(水) 21:43:44 ID:G9cNliND
二人が学院をだいぶ離れたころ、青い髪の少女『タバサ』は、
自分の部屋で趣味の読書を楽しんでいた。
『虚無の曜日』は彼女が他人に邪魔されず読書に没頭できる、特別な日である。
普段から本を呼んでばかりで、他人とのコミュニケーションは最低限なのだが。

いきなりドアが激しくノックされる。
「タバサ! タバサいる!? タb」
この声はタバサの唯一と言っていい友人、キュルケだ。でも五月蝿いので『静音』。
しかし『開錠』でドアを開けて入ってくる。

こっち来るな蒸し暑い無駄乳の発情年増め顔が近いんだよ気持ち悪い。その巨乳を見せつけるな。

「…」「……!」「…」「………!!!」「」「…」
ジェスチャーが激しくて風と唾と熱気が来る。仕方ない、『静音』解除。
「っタバサ! 『シルフィード』に乗せて! ルイズたちを追いかけなきゃ!!」

どうやらルイズとマツシタが学院の外へ出かけたのを目撃したらしく、
タバサの使い魔である風竜『シルフィード』で追いかけて欲しいとのことだ。
「あの子たちすごく面白いのよ! 外で何をしでかすか見ものじゃない!」

まあ仕方ないかとタバサは立ち上がり、窓の外を向いて風竜『シルフィード』を呼び出す。
「あの使い魔…ユニーク」
「確かにユニークだけど、あなたがそれを言っちゃダメよ。よくわかんないけど」
お約束なネタにキュルケのつっこみが入った。


403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:43:59 ID:L+hi2WRB
このシエスタの眼はぐるぐるうずまき状態に違いない支援

404 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/29(水) 21:44:24 ID:MGwmSBXH
悪魔君メシア支援
ちゃくちゃくとハルケギニア制服計画は進んでいるな
意外とカエル落とし+ハメルン笛吹きの悪評が薄いな

405 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:45:48 ID:1XQ99bRf
何というシエスタ支援

>>404
悪評よりも恐怖が上回っているのでは?w

406 :『使い魔くん千年王国』 第十二章 買物 3/5:2007/08/29(水) 21:46:56 ID:G9cNliND
獣を操る『ヴィンダールヴ』のルーンのおかげで、馬は小さな松下を乗せてすいすい走る。
「こら、待ちなさいマツシタ! 御主人様を置いていくな!」
2時間ほど馬に揺られると、大きな町が見えてきた。
トリステイン王国の王都、トリスタニアだ。

やってきたのはトリステイン最大の通り『ブルドンネ街』だが、
道幅は5メイルほどしかない。まあ、中世レベルのヨーロッパもどきはこんなものだろう。
通りの脇には露店や商店が並び、馬車や人間が忙しげに行きかっている。
ちょっとはぐれると迷子になりそうだ。

「なかなか活気がある町のようだな」
「トリステインの都だもの! あそこに見えるのが王城よ」
おのぼりさん気分で歩く松下を、ルイズが店の方へ連れて行く。
「さ、何が欲しいの? 何でも言ってごらんなさい! ……予算は100エキュー以内でね」
この世界の物価はよく知らないが、シエスタやマルトーたちの話では、
大体120エキューもあれば平民なら1年間の生活費になるらしい。
貴族の財布の中身としてはそれなりだ。ただ足りるかどうか…。

「まずは『秘薬』だな。学院の物を調達するにも限度がある」
「武器とかはいらない?」
「魔法がかかっている品なら話は別だが、ぼくは剣など使わない」
「それ、どっちも結構高いのよ。服や杖ならいいかなと思ったけど」
ルイズは少し渋るが、「安いやつならいいわよ」と言って松下を案内する。

二人は汚い裏路地『チクトンネ街』へと入っていく。
「あの四辻にあるのが『ビビビンの秘薬屋』よ」
いかにも秘薬屋らしい怪しげな店だ。軒先に変な干物やら薬草やらが吊り下がっている。


407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:48:52 ID:p6XR1Fb1
シエスタがやばくてタバサが黒くて俺はどうすればいいんだ支援

408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:48:56 ID:fUDM5pGp
水木先生の効果音w
支援

409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:50:03 ID:ZzemxQVW
あーかーあかぁーい、あかい支援の悪魔君

410 :『使い魔くん千年王国』 第十二章 買物 4/5:2007/08/29(水) 21:50:17 ID:G9cNliND
二人は『ビビビンの秘薬屋』に入る。
昼間だと言うのに薄暗い。種種雑多な薬の臭いがして、ルイズは眉をしかめる。
「なんか凄い臭いね……誰かいないの? 客よ!」
声をかけると出て来たのは、長細い顔に二本の前歯、ぴょんと突き出た6本の口ひげ、
臭くて汚らしいローブに身を包む、一見ルンペン風の怪しげで卑しげな男。

…我らが『ビビビのねずみ男』です。どう見ても。

(なんかネズミっぽい奴ね………そういえばギーシュの奴、生きているかなあ。
べ、べつにあんな奴どうだっていいじゃない! 気にしてるわけじゃないんだからねっ)

「へへへへへ、うちは真っ当な商売してまさぁ、貴族のお嬢様。
 お上に目を付けられるようなことなんか、毛の一筋もありませんや」
「今日は客よ。別にあんたを取り締まりに来たわけじゃないわ」

箱入りの美少女貴族の上客! ふはっと鼻息を荒くした主人は、
ぼったくってやろうとたっぷり愛想を使いだした。
「へへへへへへへへへへへ、そりゃ大変失礼をいたしやした。
 何がご入用で? ベラドンナ草の粉、マンダラゲ、イモリの黒焼きに大鴉の心臓。
 ことによっちゃご禁制の『惚れ薬』なんかもございますぜお嬢様。うっひひひひひひ」

「買うのはこの子よ。ほら、何が欲しいの?」
と、松下を促すルイズ。
「はああ? こりゃおでれーた! このお坊ちゃんが秘薬をお求めですかい?
 あの、失礼ですが弟さまで?」
「……私の『使い魔』よ。まあ従者見習いね」
「おでれーた! おでれーた!」
どこかで聞いたようなリアクションで驚く主人。

「きみ、いまから言う物が揃うかな? 予算は100エキューしかないが、
 なんならあとでこっちへ請求してもいい」
「ちょっとお……」


411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:54:26 ID:vnVXSwhm
どこかで鬼太郎の下駄の音もしそう支援

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:54:31 ID:clRlVn65
支援

413 :『使い魔くん千年王国』 第十二章 買物 5/5:2007/08/29(水) 21:54:50 ID:G9cNliND
松下はルイズが青い顔をするのにかまわず、さまざまな秘薬を買い付けた。
揃わない分は後で送品してもらうことにする。

「へっへへへ、今日は商売繁盛。隣の武器屋の方も、
 毎日うるさくしゃべって営業妨害だった錆びた剣を、
 けっこうなお値段で引き取ってくれたお客様が来たしよお」

それにしてもこのねずみ男、順応性の高い奴である。店を二軒も我が物にしている。
そしてさようならデル公。きみのことはしばらく忘れないよ。
「でも、剣を買った奴もさっきの餓鬼も、手の甲に『ルーン』ってやつを彫り付けてたなあ。
 流行ってるのかな? 今年の流行ファッション?」

二人が店を出ると、路地の向こうからキュルケとタバサがやってきた。
「やっほー、お二人さん。デートは順調?」
「何がデートよ! こいつに買物をさせているの。…というかあんたたち、学院から尾行してきたの?」
「まあね。で、何買ったの? 惚れ薬とか?」
「ちょうどいい、きみたちも資金を出してくれ。御主人様の小さな財布では足りないようだ」
「マ・ツ・シ・タああああああ!!」
「あははははははは!! あ、マツシタくん、この娘はタバサ。
 口下手だけどよろしくね〜」

その後、四人は街中を歩き回り、一日中買物と遊びを楽しんだ。
タバサは本を読んでばかりだったが、似たところのある松下に少し興味がわいたようだった。

(つづく)


414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:56:14 ID:1XQ99bRf
・・・だ、誰が剣を買ったんだ!?支援

415 :『使い魔くん千年王国』:2007/08/29(水) 21:57:53 ID:G9cNliND
投下しました。すまないデル公。こんにちわ黒シエスタ&黒タバサ。
だってアニメの武器屋の顔があまりにも彼だったのだから。
たぶん妖怪の森とかとどっかで通じているんじゃないか。

ではどうぞ。

416 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/29(水) 21:58:22 ID:MGwmSBXH
ネズミ男支援。
ネズミ男が出てこそ水木絵が頭の中に浮かぶ気もするな


投下しますでがんす

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:58:38 ID:L+hi2WRB
デルフ哀れ支援
主人公たちと出会うことすらないというのは初めてかな?

418 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:59:01 ID:s51+eCOW
張り手の「ビビビ」と飯食う時の「がぁー」は欲しい水木効果音
ガンダールヴは誰? 水木キャラ総出演期待乙!

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 21:59:59 ID:OmjVWeXK
水木しげる支援

420 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/29(水) 22:00:01 ID:MGwmSBXH


ああ!モグラさま!!

ギーシュのモグラにつけた翻訳機が必要なくなった。
つまりはギーシュのモグラがしゃべれるようになったのだ。
これでもうネタに走った若本声を聞く必要はない。残念だ。
ソレはいいのだが・・・


「私の名前はヴェルダンデ17歳です。よろしくお願いしますね」


またネタに走った。まるで永遠の17歳のような美しい声だ。でもモグラ。声優ネタ自重。
グランパが言うには、他の使い魔たちもしゃべれるようにする予定であるそうだ。
しゃべれるようになるではなく、するの辺り確信的である。

知類権は保障されなければならない、とかブツブツ言っていた。
知類権ってなに?



421 :MtL:2007/08/29(水) 22:00:35 ID:tayyn4bU
予約入ってますかー?

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:00:56 ID:PWZFI2Xo
永遠の17歳支援

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:01:27 ID:7Xo0i+JJ
知類皆兄弟支援

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:01:47 ID:PgU5wi9+
CV井上喜久子かよ!!www
支援

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:01:49 ID:1XQ99bRf
はちみつ授業自重w支援

>>421
投下中以外は予約無いはず

426 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/29(水) 22:01:58 ID:MGwmSBXH


ある日のニューカッスル城
メイドのシエスタから久々に通信が入った。
画面の向こうのメイドはカチューシャにハチマキ巻いてたりする。
以前よりはマシなものの、まだまだ頻繁にレバーを倒したりスイッチを押している。一人しか操舵がいないと大変だ。
操縦席は何故か玉座の間にあるため、メイドの後ろには玉座とかアルビオンの国旗が見える。
なんでそんな恐れ多い所に操縦席作るのよ!?
グランパはお約束の問題と技術の問題、どっちの理由がいい?と聞きかえされた。最近はっちゃけすぎだと思う。

戦争の基本はとりあえず補給を断つことからで、ニューカッスル城は頻繁にレコン・キスタの輸送船を襲撃しているらしい。
つまりは城で逃げ出す前と同じ海賊行為の繰り返しということだ。
シエスタの話では空賊行為の成功時の報奨金がかなりオイシイそうだ。
常に操縦席に張り付いているため、威信点もバカにならないぐらい稼げているらしい。メイドなのに個室持ちになれたそうだ。ほとんど部屋に帰れない日々らしいが。
ついでにげったみたく、君いいカラダしてるねアルビオン人にならないか?とか勧誘されているらしい。
いつの間にかただのメイドから皇太子付のメイドにランクアップされてしまい、身に余る思いだそうだ。
常に玉座の間にいるメイドには、やはりそれなりの立場を与えなければならなかったのだろう。
おそらくは今後強力な乗り物が出てきた時のために、優秀なパイロットと教師、BALLSとのコネ、名パイロットの血筋を確保しておきたいんでしょうね、とのこと。黒いよシエスタ。

ウェールズ皇太子は度々アンリエッタ女王陛下と通信を交わしているらしく、愛の会話を交わしたり、内密に同盟できないかと持ちかけたりしているらしい。
トリステインに繋がる長距離通信機は玉座の間にしかないので丸聞こえらしい。
なんでまたそんなところにあるかというと、通信機はエライところにあるのが普通だから、らしい。
耳と口と脳と足が同じ部屋にあるというのが戦艦として機能的だからだそうだ。
最近はニューカッスル城の操縦用のOSや人員が出来上がってきたので、楽になってきたそうだ。
近々、アルビオン攻めに辺り会議があるらしいので、トリステインに来るそうだ。
輸送船臨検のし過ぎで、ミサイルを使いすぎてるので、弾薬を送ってください、と陳情された。
それでは、95式の操縦講習があるので失礼します、と言って通信が切れた。
以上だ。


427 :MtL:2007/08/29(水) 22:02:11 ID:tayyn4bU
またタイミング悪い…支援。

428 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/29(水) 22:03:36 ID:MGwmSBXH

市井の調査
女王陛下から命令書を持ってアニエスという騎士がまーちんに乗ってやってきた。
平民出のシュバリエで、女王陛下の近衛をやっているらしい。

   そんなわざわざ直筆の命令書持ってこなくても電話があるのに、格式というのも大変ですね。
   そうは言わないで頂戴、ルイズ。私はその格式の頂点にいる立場なんですから、そうでした。

ああ、実をいうとさっきから姫様と電話中だったのだ。そうしたら姫様がそろそろアニエスが訪ねてくる頃だわとかおっしゃられたのだ。
遠く離れた友達と世間話に話を咲かせられる。便利な世の中になったものだ。

命令書をはるばる持ってきたアニエスという騎士がガックリコケそうなのを耐えていた。宮仕えは大変だ。うかつにツッコミも入れられない。
で、姫様、今日はどのようなご用件なのですか?
姫様が命令書をちらちら見る。アニエスもちらちら命令書を見る。
しまった、ここで直に姫さまに聞いたらアニエス無駄足じゃないか。私は空気の読めないヤツだ。
姫様に聞かずに、命令書を開けてみれば良いじゃないか、というグランパのフォローが入った。空気の読めるヤツだ。

気を取り直して命令書を開ける。
色々と格式ぶってはいたが、ぶっちゃけると民意の調査、王室に対する平民の本音を探れというものだった。人の上にたつのも大変だ。

そんなわけで、今日のBALLSさんがもって来たのはこちら!

        『ぜろちゃんねる』

よりにもよって私にケンカを売ってる名前だ。
まず人々がBALLSのいるところで話したり、独り言を言ったり、愚痴ったりする。
その時の言葉や会話の集大成をデータ化してまとめたものであるそうだ。
つまりは平民の本音が聞けるという画期的なものなのだ。声の網、神の耳、エシュロンとも言われる強力な情報収集法だ。


   ボールズ100人に聞きました!
   アンリエッタ女王陛下のことをどう思いますか?
   BALLSが検索しています。しばらくお待ちください。
   BALLSのアイコンがちっかちっかと転がってる。凝ったつくりだ。


結果が出ました。

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:04:09 ID:7Xo0i+JJ
臨検しまくりでうはうは支援

430 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/29(水) 22:05:25 ID:MGwmSBXH

8割ビッチ、
1割帝王学教えとけよ、
残りはアンアンとアンアンしてえ。

・・・・・・・。

本音が過ぎるわ。
コレをそのまま伝えるのは憚られる。
ちょっと固まったまま悩む。
悩んでいたら、通信機のモニターの向こうで姫様も引きつった顔で悩んでいた。



しまった通信中だった。

ビッチもアンアンもそのまま伝えられてしまった。アニエスさンも真っ赤になって大激怒。
とりあえず、場をとりなすしかあるまい。

「で、でも姫サマ!見てください!この本音はログにIDがついちゃうんでダレの本音かわかっちゃうんですよ。
 このアンアンしてえと言ってる本音の中には皇太子殿下も混ざってるんですよ」

とりなせませんでした。気まずい雰囲気発動中。

ど、どうも機械の調子が悪いようですね。と苦しい言い訳をしてると、
グランパがちょっと昔を懐かしむように長く語った。
普通に世間話をしてるなら権力者はこき下ろした方が会話が弾むだろう。
権力者はどんな善政をしいてもどれほど大勝しようとも、不満をもたれるものだ。
私の戦友のタフトも軍人の時は人気があったが、大統領になってからはずいぶんと嫌われたものだ、とフォローを入れて、その場はお開きになった。


最後に陛下が、近いうちに軍事会議があるので私にも来てほしい、とのこと。
戦争、始まるのかな?


最後に、色んな人の本音を除いてみた。
キュルケの本音:私のほうが絶対にいいオンナよ。あんたソレ誰が相手でも言ってるでしょ。
 タバサの本音:……………………………………………………。なんかしゃべれ。
アニエスの本音:私は陛下の剣、陛下の盾、陛下の鎧………。アンアンに分類しとくわね。
シエスタの本音:私女王陛下に即位されてからトリステインに戻ってないんですよね〜〜。
        惚気話はしょっちゅう聞かされてますが、とのこと。



431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:05:45 ID:Uth8jLJM
MtLさんの次に予約しますね。

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:05:48 ID:NBfFuQS9
ぜろちゃんねるwww支援

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:05:50 ID:PgU5wi9+
BALLS100人に聞きましたに関口博吹いたwwww
支援

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:06:52 ID:7Xo0i+JJ
BALLS100人に聞きましたってその結果このスレの意見じゃね!?

435 :MtL:2007/08/29(水) 22:07:08 ID:tayyn4bU
>>431
すまんです、お風呂にお湯を入れ始めてしまったので、投下は40分後とかにしようと思ってたので、お先にどうぞー

支援!支援!

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:07:21 ID:wSeYdoKN
八割ビッチてwwwww

437 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/29(水) 22:07:46 ID:MGwmSBXH

アルビオンニュース
風のうわさに聞いた。
アルビオンの食糧事情が悪化しているらしい。
うわさの出所はぜろちゃんねるだ。正誤は五分五分といったところだろう。
神出鬼没の空飛ぶ城の空賊が原因で、商人たちがアルビオンに船を出すのをためらっているらしい。
ヤバイな〜。空賊がんばってますとか先日聞いたばっかりだ。
ラ・ロシェヌの港が一枝分もげた被害を受けているのも地味に影響しているらしい。単純に港の何割かは使えなくなっているから。

後、レコンキスタ内でBALLSの作ったものを戦争に使おうとしているらしい。
ミサイルだけではなく、鎧のようなものも試してみているらしい。とても人間の着られるようなものではないらしいが。
一方、こないだの耳かきしてくれるBALLSやウォークマンや電子楽器などレコン・キスタ内ではやっているらしい。
最近私はBALLSが持ってくる役に立たないもの、害になるもの、変なものを送りつけたりしているのだ。
最近のヒットはプリプリクッション。あまりにもアホ臭すぎる。
士気が下がりまくりで訓練も気合が入っていないという、深刻な悩みとなって軍事会議でも取り上げられていたらしい。意外とうまくいったものだ。

餓死者を出すのは後味が悪いので、例の調理機械を送っておく。
マトモな食料は貴族派の軍に独り占めされてるだろうが、最低でも平民の餓死者数は抑えられるだろう。




今日のぜろちゃんねる
アルビオンの民意におけるヴァリエール家に対する評判が下がっているそうだ。
ヴァリエール家の家紋と死神定食が一緒に火にくべられたらしい。

うまくいかないものだ

438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:07:53 ID:vnVXSwhm
そういえばルイズ主従は原作でも空気が読めなかった支援

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:07:58 ID:1XQ99bRf
>BALLS100人に聞きました

むしろ BALLS『が』100人に聞きました だなw支援

440 :超1級歴史資料〜ルイズの日記〜:2007/08/29(水) 22:09:24 ID:MGwmSBXH

OVERS−SYSTEMがこのスレをチェックしています・・・

このスレが何者かに監視されているのをみつけました・・・



投下終了

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:09:29 ID:vnVXSwhm
アニエスさんがCV仲間由紀恵になってる支援

442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:09:44 ID:2hTCoHCT
超多数の何者かだ!

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:10:08 ID:7Xo0i+JJ
>>440
セプテントリオンめ、このスレまで監視するとは存外暇な連中だ

444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:11:09 ID:DrmcPnnO
アンとアンアン吹いたwwww
乙でしたー

445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:11:18 ID:9FLQeTzj
>ヴリエール家の家紋と死神定食が一緒に火にくべられたらしい。

ちょwwww


446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:13:57 ID:gaEqff8G
乙ー

>>445
まぁ、仕方ないだろwwww

447 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:14:05 ID:L+hi2WRB
ほんとに暇なのかもなセプテントリオンw

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:15:19 ID:RJxS5B72
乙&GJ!
アンとアンアンで1000取った時の感動がちょっとだけ蘇った。

449 :431:2007/08/29(水) 22:17:45 ID:Uth8jLJM
5分後くらいに投下を始めますね。

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:18:11 ID:3oN8gRtz
てつをを
呼 ば な い か ?

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:18:25 ID:dFY+apQY
多分RS辺りが観察してるのだろう
後WDは根性だしゃ着れるはず、着れる人育てるのに15、6年かかるだろうけどねー
そしてアンとアンアン乙

452 :虚無と永遠の月:2007/08/29(水) 22:22:16 ID:Uth8jLJM
 わたしと彼女が初めて出合ったのは、春の使い魔召喚の儀式の日だった。
他の級友たちがフクロウやジャイアントモール、サラマンダーや風龍を召喚し、契約に成功していく中でわたしだけがずっと失敗していた。
もちろん何度失敗しても杖を振り続けたわ。
下手な鉄砲数撃ちゃ当たる、ってやつね。失敗回数が3桁になりかけた頃になってようやく彼女が現れた。

「いった〜い。なんなのよ、もう」
 爆煙の向こうには、黒髪のロングストレートで見たことのない服(彼女が言うにはキモノというらしい)を着た女性がしりもちをついていた。
その時のわたしはかなり落ち込んだ。だって自分の呼び出したのが人間だったんですもの。
そんな状態のわたしに、彼女は近寄ってくるなり文句を言い始めた。
なんでも散歩の途中に呼び出されてしまったんだとか。
 そんな状況を見かねて、ミスタ・コルベールが助け舟を出すかのように彼女に状況を説明した。
彼女はトリステイン魔法学院の生徒で、使い魔召喚の儀式で君が召喚されてしまった、と。
すると、彼女は合点がいったかのような表情になると、わたしから距離を取った。
「つまり、あなたは私が欲しいってわけね?」
 ミスタ・コルベールからは受けた説明をそんな風に解釈すると、彼女は杖もないのに宙に浮かび上がった。
「そういえば、まだ自己紹介をしていなかったわね。私の名前は蓬莱山輝夜。
私が欲しい人間には、昔から5つの難題を解いてもらっているの。あなたはいったい、いくつの難題が解けるのかしら?」
その言葉が難題の始まりだったらしく、先住魔法の光の奔流が広場に走った。

453 :虚無と永遠の戯れ:2007/08/29(水) 22:24:17 ID:Uth8jLJM
 わたしが目を覚ましたのは学院の保健室で、ベットの脇には輝夜が座っていた。
「まったく。人がせっかく手加減してあげたのに一つ目の難題に挑戦すらできないってどういうことなの?」
なんでも、一つ目の難題の前に放った軽いあいさつ程度の先住魔法(弾幕というらしい)で、わたしは気を失ってしまったらしい。
契約に失敗したという事実にわたしは泣きたくなったが、その直前の輝夜の一言に一縷の希望が見えた。
 なんでも、5つの難題には何度でも挑戦することができ、彼女の従者が迎えにくるまでだったらいつでも挑戦しにきてもいいんだとか。

 学院長のオールド・オスマンは使い魔の召喚が出来たから進級を認めてくれている。
だけど、このまま輝夜に負けっぱなしなのは気に食わない。
彼女の従者がいつ迎えに来るかは分からないけど、絶対に彼女の5つの難題を解いてみせる。
 こうして、わたしの輝夜への挑戦が始まった。



辰刻:子の刻
Lank: Lunatic

−あら、また来たのね
当然。契約できるまで何度でも来てやるわ
−これで何回目の挑戦かしら?永遠と須臾を操る私ですら忘れてしまったわ
何回目だっていいわ。今度こそ5つの難題すべてを解いてみせるんだから
−そのセリフも何回目かしら?
さぁ?数えてないんだから分かるわけないでしょ
−あはは。それもそうね
前置きはもういいわ。とっとと始めましょう
−もう、せっかちなのね
輝夜がマイペースすぎるだけでしょ
−ものは言い様ってヤツね
−さてさて、今まで何人もの地上人が敗れ去っていった5つの難題
−あなたは今日こそ、この難題をクリアできるかしら?

 今夜も二つの月が、虚無と永遠が戯れるのを見守るのであった。

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:26:40 ID:gdqNqBi4
シエン

455 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:26:57 ID:vnVXSwhm
永遠の森の中で支援

456 :虚無と永遠の戯れ:2007/08/29(水) 22:27:54 ID:Uth8jLJM
ぶっちゃけると、『異聞零魔郷』の最後のやり取りに憧れて書きました。
以上、お粗末さまでした。

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:31:15 ID:hitH4E/6
ひーめ! ひーめ! ひーめ!
GJ!

458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:38:19 ID:onIf+bVw
ぐーや! ぐーや!

459 :MtL:2007/08/29(水) 22:39:27 ID:tayyn4bU
5分後に短いですが投下します

460 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:39:34 ID:lX81S3rO
乙でした!

てつおがどれほど凄いのかわかんないからちょっと仮面ライダー大図典とやらを本棚から引っ張り出してみた
リボルケインはのびちぢみ自在で一撃で怪人をつらぬき爆発させるとか
人間の夢に入り込む怪人を同じく夢に入りこんで倒すとか
なんだろう
もうライダーとか関係無いよね

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:41:47 ID:9gaPkV7A
なんという蓬莱NEET

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:42:32 ID:wRfXyIvR
てつおは多分ドラゴンボールのゴクウよりも強いからなw

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:42:52 ID:/VKi87/Y
>>460
バイオになれば瞬間移動より速く移動できるからな。

464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:44:09 ID:t5KNteAk
ニート姫もとい、てるよもとい、輝夜姫ktkrwwww

465 :MtL:2007/08/29(水) 22:45:12 ID:tayyn4bU
マジシャン ザ ルイズ (10)滅び

それは一であった。
それは十でもあった。
それは百でもあり千でもあった。

それは人であった。
それは既に人ですらなかった。
それは人を超えた人であった。

それは待っていた。
それは傷ついていた。
それは癒しを求めていた。

すべての悪徳をぶちまけて、絶望を濃縮した存在。
決して触れてはならぬもの。
この世の全ての悪。

待っている、時が満ちるのをじっと待っている。
道が開かれるのを待っている。



忌まわしき虫けらどもに浴びせかけれた痛撃の傷跡が、幻痛をもたらす。
今一歩、全ての計画が成就し、帰還を果たそうかという土壇場の喜劇。
屑どもの切り札が、長年の悲願の達成を阻んだ。

しかし、収穫が無かったわけではない。
忌々しい宿敵は闘技場で無きものにした。
それは4000年にも及ぶ因縁の決着に、千の身で喜びを表した。

だが、それが間違いであることをすぐに悟った。

あれは生きている、そして己と同じように傷を癒し戦う力を貯めている。
そのことに気付いてからというもの、それはその世界への道を探った。
閉じられた世界、門の無い世界、完全なる世界。

膨大なマナが宿る世界、甘美なる果実が目の前にある。
だが、門無くしては人の身で踏み入ることなど出来ようはずが無い。
それは歯噛みしながら見ることしか出来なかった。

けれど、あるとき変化がおこった。
火花の爆発、その世界からはじき出された、生まれたての赤子。
幸運な彼は、不運にもそれに触れてしまった。

彼は力を渇望していた、全てをねじ伏せる力を。
だからそれは、彼に知識を与えた、力を与えた、邪悪と狂気と悪徳の全てをくれてやった。
そして最後に、ささやかなる代価を求めた。


門の開放。
外へと繋がる、道を開くことを求めた。


待っている、時が満ちるのをじっと待っている。
道が開かれるのを待っている。

466 :MtL:2007/08/29(水) 22:46:55 ID:tayyn4bU
ほんと、短いですがこれで投下終了です。

どうしてもこのタイミングでこれを入れたかったので…あと、今回はフレーバー無しです。

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:51:03 ID:1XQ99bRf
GJ!

・・・ワルドか

468 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:54:24 ID:WvVc7RCI
GJ!! ここのワルドメッチャ怖い!!(でも究極ワルドで和む)

避難所で現在進行形でホラーによるホラーな話が…


469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:56:31 ID:7lA9So75
黒幕はやっぱり多相の戦士さんか

470 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:57:14 ID:nXUhowVD
仮面ライダーの中でも、科学者系で自分で自分を治せるやつらは召喚しやすいよな。

まあ、明日をも知れぬ命でありながら、それでもなお戦い続けるって悲壮感も昭和ライダーには似合うだろうけど。

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:57:24 ID:lX81S3rO
サブタイトルで黒い神の怒り思い出したぜ
乙!


472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 22:57:37 ID:E3Vt8Ik1
>>460
ゴルゴムとクライシスがあらゆる手段で抹殺しようとしたのを全て跳ね除けてるからな
殺しても強くなって生き返るし、変身能力を封じて地球から放り出してもより強力な変身能力を得て戻ってくるし
歴代ライダーが総掛りでも倒せなかった敵をほぼ一人で倒すし
あげくにクライシス50億人を滅亡に追いやってる

473 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:00:32 ID:/VKi87/Y
>>472
あれはクライシス皇帝が自然破壊しまくったからだろ。

474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:01:35 ID:nXUhowVD
>>472
>歴代ライダーが総掛りでも倒せなかった敵をほぼ一人で倒すし


人間に戻る力も失ってたんだよ、彼らは…

475 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/29(水) 23:01:40 ID:mKGEa6zM
2305時に投下予定、どうぞ。

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:02:30 ID:V2AiSbgk
支援する。

477 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:03:15 ID:tsVsVKv4
MtLの恐怖におののきつつソーサリー支援
よーそろー

478 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:03:33 ID:nXUhowVD
支援は準備万端だ

479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:04:18 ID:PxJ+lcgA
BALLSの人のレコンキスタが戦争に使おうとしてる鎧って…
ウォードレスだよなあやっぱw第一世代が着ると骨が砕けるという話のw

480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:05:41 ID:8DaSTHse
新参なんですが投下してもよいですかのぅ?
小ネタっぽいのを思いついたので勢いのままに書いてしまったのですが。

481 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/29(水) 23:05:53 ID:mKGEa6zM
七七
 
 学院の正門にたどり着いた君たちふたりに、門番が声をかける。
「ミス・ヴァリエールとその使い魔殿、学院長室まで出頭せよとの指示が出ています」
 おおまかな事情説明は先に戻ったキュルケが済ませているだろうが(無口なタバサには期待できない)、事件の関係者で≪土塊のフーケ≫相手に
直接渡り合ったのは君ひとりだけなのだから、詳しい説明を求められるはずだ。
 ルイズはまっすぐ学院長室のある本塔へ向かおうするが、君はあわてて引き止める。
 月大蛇にかけられた失敗魔法の爆発は、ルイズ自身を傷つけることこそなかったものの、服のあちらこちらを引き裂き、煤と泥、
大蛇の緑色の血で彼女を汚してしまっている。
 とてもではないが、学院長のオスマン―――伝説的な魔法使いの前に出られる姿ではない。
 大急ぎで寄宿舎に戻りルイズを着替えさせ、そのあいだに君は、汚れを拭取るための手拭と水を張ったたらいを用意する。
 
 いちおうの身づくろいを終えた君たちが本塔最上階にある学院長室まで来てみると、中では四人の男女が待っている。
 丸椅子に腰掛けたキュルケは、君たちのほうを見ると片手を挙げ、片目をつむって微笑む。
 おなじく丸椅子に座ったタバサは君たちを一瞥するが、すぐに手にした小さな本に視線を戻す。
 壁際に置かれた大きな鏡の前に立っているコルベールは、無言で会釈する。
 部屋の奥、年代ものの書き物机に向かっている老人は、君が初めて見る人物だ。
 老人がゆっくりと顔をあげる。
 白く長い髭と髪、黒い長衣に、机に立てかけられた長い木の杖。
 まさに、絵に描いたような老賢者だ。
 この老人が齢百とも三百とも噂される偉大な魔法使い、トリステイン魔法学院学院長、オスマンその人に違いない。
「ようこそ、ミス・ヴァリエール、それにその使い魔殿。たいそうな骨折りのあと、休む暇もなしに呼びつけてしまい申し訳ないのじゃが、
私の秘書と生徒たちが関わった事件について、詳しいことを聞かせてはもらえんかね?」
 やや緊張していた君とルイズは、オスマンの温和な口調にほっと力を抜く。
 この老人はかなり穏やかな人物のようだ。
 オスマンに促され、君はフーケを追跡するくだりから話し始める。
 フーケに追いつくために君が『特殊な道具』を使ったことを聞くと、老人は目を爛と輝かせるが、なにも言わずに先を促す。
 話が月大蛇と土大蛇の出現にさしかかったところで、君は考える。
 君と七大蛇が因縁浅からぬ関係だということを、この老人に―――ルイズを除く他の三人にも―――説明してもよいものだろうか?
 君は言葉をはぐらかすか(二六七へ)?
 それとも正直に、怪物どもと過去に闘ったことがあると話すか(二八二へ)?

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:05:57 ID:lX81S3rO
支援支援
スピリットのニードルも科学者なのかなあ
最近スピリット読んでないからどうなってるやら

483 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:06:11 ID:wRntMzUq
kamo

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:06:30 ID:1XQ99bRf
>>479
ウォードレスは強化プラスチック骨格の人々でようやく着れますw

485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:07:01 ID:8DaSTHse
投下完了まで待機&支援

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:08:27 ID:fxtC3xof
二八二で支援

>>460
そりゃお前、賢ちゃんの漫画読んで
「いくら進化したってこんなんなるわけねーじゃんw」というようなもんだと思うぞw
「二つとも手に入れたら全宇宙を支配出来る」とか言う石の片割れが
エネルギー源な辺りでもうなんでもありと言うしかw

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:08:56 ID:tWdejyYu
>>479
そこはヒーローのように努力で支援

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:10:03 ID:dFY+apQY
>>479
一応第壱世代でも鍛えれば着れるんだぜ
芝村舞がそれを証明している
ただし、着れるまでにどれだけの訓練が必要か判らんが

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:10:04 ID:B+tLaEBp
ソーサリー支援

>>480
予約を入れて投下が終わるのを待つんだ

490 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:10:15 ID:lX81S3rO
支援支援
ようするにてつをはゲッターということか

491 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/29(水) 23:10:31 ID:mKGEa6zM
二八二
  
 フーケと君を襲った怪物どもとは過去に闘い、倒したことがあるという君の言葉を聞いて、ルイズを除いた一同全員が驚く。
 タバサでさえ、本から顔をあげて君をじっと見据えるほどだ。
 君は、任務と自身が魔法使いであることについては隠しながらも、七大蛇について語ることにする。
 その内容はほとんど、バドゥ・バク平原に住む隠者シャドラクからの受け売りなのだが。
 
 かつて、邪悪な大魔法使いが高地の岩屋に住む大ヒドラと闘い、死闘のすえにこれを倒した。
 勝ったとはいえ、その恐るべき敵に感服した大魔法使いは、大ヒドラの七つの頭を居城に持ち帰り、黒魔術を用いて翼のある七匹の大蛇として
よみがえらせた。
 大魔法使いは信仰する神々のそれぞれに大蛇を一匹ずつ献じ、その見返りとして、神々は自らの力をおぞましい怪物どもに与えることで、
大魔法使いに報いた。
日輪、月、土、水、火炎、風、そして時。
 大魔法使い直属の伝令であり刺客でもある七大蛇は、善悪を問わずあらゆる者たちから恐れられたが、大魔法使いの敵である君の手によって、
六匹が打ち滅ぼされ、残る一匹も幽閉された。
 
「しかし、その全滅した怪物どもがなぜかは知らぬが生き返り、故郷より遠く離れたこのトリステインで跳梁しておったというのじゃな?」
 オスマンの言葉に君は頷く。
「一匹は死に、一匹は逃亡、一匹は幽閉されたまま。残りの四匹もトリステインに来ていると考えたほうがよさそうですな、オールド・オスマン」
 コルベールがやや青ざめた顔をして呟く。
「知恵が回り未知の魔法を使う、危険な韻獣が五匹も野放しとはのう。ミスタ・コルベール、王宮に報告に行き、警戒を強めるように要請してはくれんか。
そうでなくとも最近は、猛獣や幻獣、亜人の出没が急増しておる。平和ぼけの王宮の連中、目を覚ましておればよいのじゃが」
 コルベールは、オスマンの机の上に置かれた≪エルフの魔法書≫と君の顔を順番に見つめ、名残惜しそうにしていたが
「はい!かしこまりました!」と言うと部屋を出ていく。
 
 その後オスマンは、君とルイズ、キュルケとタバサの四人が、フーケを捕縛し≪エルフの魔法書≫を奪還したことを褒め称え、三人の少女には近々
≪シュヴァリエ≫の爵位が与えられるであろうことを伝えた。
「もっとも、ミス・タバサはすでに≪シュヴァリエ≫の称号を保持しているそうじゃから、今回は≪精霊勲章≫を…」
 ルイズとキュルケは驚いてタバサを見るが、当の本人は無言でぼうっと立ったままだ。
 どうやら≪シュヴァリエ≫というのは、家柄とは関係なしに純粋な功績で得られる称号らしい。
 この若さでその称号を得ているとは、この寡黙な少女は、過去にいったいどのような働きを見せたのだろうか?
 降って沸いたような名誉に小躍りしそうになるルイズだが、ふと、君のほうを見て
「オールド・オスマン、彼にはなにも出ないのですか?」と問う。
「すまんが、彼は平民じゃからな。爵位は与えられん」
 老人は残念そうに答える。
「さて、今宵はこれまでじゃ。早く休んで傷と疲れを癒せ。≪ユルの曜日≫の≪フリッグの舞踏会≫では、君たちが主役となるじゃろうからな!」 
 オスマンの言葉に、ルイズたち三人は深々と礼をして退室しようとするが、君が居残っていることに気づいて足を止める。
 君は≪エルフの魔法書≫のことで少し学院長と話をしたいと言い、ルイズに先に部屋に戻るよう言う。
 しばらく躊躇していたルイズだが、小さく頷き部屋を出ると、扉を閉める。七一へ。

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:11:33 ID:QcT8Pw62
てつおという単語た見えたからてっきり
ルイズが「さんを付けなさいよデコ助野郎〜!!」とでも言い出すのかと思った支援

493 :480:2007/08/29(水) 23:12:02 ID:8DaSTHse
>>489
了解、2315に投下開始すべく旋回待機します。


494 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/29(水) 23:12:10 ID:mKGEa6zM
七一

 君とオスマンは学院長室にふたりきりになる。 
「さて、この≪エルフの魔法書≫について話をしたいというのは、私も一緒じゃ。ミスタ・コルベールから、君がこの本を読めるらしい
ということは聞いておる。よければ、読んで聞かせてはもらえんかね?」と老人は言う。
 君は、確かにその本の文章は自分の故郷の文字で記されているが、内容を教えるわけにはいかないと言う。
「なぜかね?それほどに重要な知識が書き込まれているのか?頼む、少しだけでも…」
 君の言葉は、老人の探求心に火をつけてしまったようだ。
 オスマンは信頼に値しそうな人物だが、まだ出会ってから一時間あまりしかたっていない。 
 この老魔法使いを信用して、君が異世界の魔法使いであることと、魔法書の扱いに関する掟を話してしまってもよいものだろうか?
 君は、ルイズにしたように真実を打ち明けてもよいし(一○九へ)、とにかく本の内容は教えられないと言い張ってもよい(一四○へ)。

495 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:13:16 ID:S8FO4EhB
>>479
ゴーレムを作ってに着せればいいんじゃね。

496 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:13:56 ID:wRfXyIvR
支援

497 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/29(水) 23:14:43 ID:mKGEa6zM
一○九
 
 君はオスマンに、自分は異世界の魔法使いだと告げ、ルイズにしたのと同じように、祖国の危機を救うための任務について語る。
「ミス・ヴァリエールが召喚した相手が、まさかメイジじゃったとは…」
 オスマンは驚きを隠せない。
「では、あの七大蛇とかいう韻獣も、≪エルフの魔法書≫を持っていたエルフめいた亜人も、何者かが召喚したということかね?」
 君は少し考えて、それはありえないだろうと答える。
 七大蛇やスナタ猫までが、君のように≪使い魔≫として召喚されたとは思えない。
「ふむ、二つの世界を繋ぐ≪門≫が、あちらこちらに生まれては消えておるのかもしれんな…人為的なものか、自然現象かはわからぬが」
 老人が考え込む。
 
 君は≪エルフの魔法書≫に話を戻す。
 この本はたしかに魔法書ではあるがエルフとは無関係であり、その正体は、祖国アナランドの魔法書だとオスマンに言う。
 広大な学院を設けて、多数の生徒に魔法を教授するこのハルゲキニアとは違い、≪旧世界≫ではどの国も自国の魔法の知識は極秘にしており、
その漏洩を避けるため、魔法書の国外への持ち出しは固く禁じられている。
 この魔法書は、どうしたわけか、渡してはならぬ連中の手に落ち、流れ流れてバク地方あたりの黒エルフのものになったのだろう。
 君はオスマンに、アナランドの魔法使いの義務として、この魔法書は破棄せねばならないと訴える。
 もし彼がそれを拒むなら、たとえ力づくでもやり遂げなければならぬ、と。
 
 しばらく机を挟んで睨み合っていた君たちだが、やがてオスマンが
「では、燃やしてしまおう!少々もったいないが、そもそもただで手に入れた物じゃ。新しくできた友と喧嘩してまで、
後生大事に守るようなものではない。ミスタ・コルベールは残念がるじゃろうが」と笑いつつ、
本を君に渡す。
 君はオスマンに礼を言うと、学院長室の暖炉に魔法書を放り込み、火を点ける。
 これでアナランドの魔法の秘密は守られたのだ。
 
 一礼して部屋を出ようとした君に、オスマンが声をかける。
「表向きは魔法使いではない君に爵位は授けられんが、かわりに私からの贈り物を受け取ってはもらえんかね?
宝物庫にしまうほどの貴重品ではない、私の個人的なコレクションじゃが」
 そう言うと、机の上に三つの品を並べる。
 君はどれかひとつだけを受け取ることにする。
 どれを選ぶ?
 
 栓のはまったガラスの小瓶・二二二へ
 銀の護符・二一五へ
 古ぼけた長剣・一○○へ

498 :ソーサリー・ゼロ:2007/08/29(水) 23:16:11 ID:mKGEa6zM
今回はここまで、オスマンって案外老人っぽくない口調なんですね。
一人称「私」、二人称「君」。
さて、どれを貰います?

499 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:16:36 ID:zdyMXBTv
一○○
デルフだよなコレ?

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:17:24 ID:V2AiSbgk
支援

501 :480:2007/08/29(水) 23:17:24 ID:8DaSTHse
2320分まで投下待機&支援。

502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:19:18 ID:V2AiSbgk
支援

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:20:37 ID:wRfXyIvR
やっぱ一○○でしょ。


504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:20:54 ID:V2AiSbgk
しえん

505 :480-1:2007/08/29(水) 23:21:08 ID:8DaSTHse
「…………」
「…………」
「…………」

沈黙。それが今この場を支配していた。
否。何故か泣き声が聞こえている。目の前の少年のものである。

通常ならば
「平民を召還した!」だの
「貴族の癖に魔法が使えない!」だの
「さすがはゼロのルイズ!」だの
様々な罵倒と嘲笑が聞こえてくる筈である。
むしろ今はこの沈黙を破ってくれるならそれも歓迎してしまうような心境である。

事の起こりは何時もの様にルイズが魔法を使い、何時もの様に失敗し、何時もの様に爆煙を生産し…

「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ!強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ!
 私は心より!求め!訴えるわ!!。我が導きに応えなさい!!」

彼は30と数回目の爆発と共に現れた。現れてしまったのである。

別に少年が珍しい訳ではない。
少々変わった服を着て、年相応の(可愛らしい)泣き顔で、
地面に倒れこんで父と姉を呼びながら大泣きしている少年がいるだけである。

506 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:21:31 ID:HdZJFi3R

ゲームブック形式だと他の選択肢も気になって面白いな

507 :480-2:2007/08/29(水) 23:22:21 ID:8DaSTHse
…だが。根本的にして抜本的にして(中略)大問題があった。”杖”である。

いまさら確認するまでも無く貴族の象徴である杖。少年は身の丈2〜3倍はあろうかと言う杖を所持しているのである。
その場の者は少年や杖より感じる魔力の強さに並々ならぬ物を覚えた。考えるまでも無く名のある貴族の子息なのであろう。

その場の者の心は一つである。曰く、「ゼロのルイズが貴族を召還してしまった」である。

「み、ミスター・コルベール!」
ルイズが沈黙に耐えられず叫ぶと、生徒達をかき分け、はっとした様子で禿頭の男性が進み出る。
「な、何だね? ミス・ヴァリエール。」
「も、もう一度召喚させてください!」
コルベールは本気で困った顔をすると、ルイズを見ながら答えた。
「これは伝統です、伝統なんですが…。ミス・ヴァリエール、何分前例の無い事態です。取り急ぎ戻り学園長の支持を仰ぎましょう。」
その声を合図に皆とその使い魔が帰り支度を始める。
すごい勢いで支持を飛ばすコッパ…コルベールの頭から心なしか細い何かがハラハラと落ちている様である。
さもありなん、彼も物凄い心労の真っ只中にあった。
間違い無く大問題である。外交問題…下手を打つと戦争の火種にもなりかねない事態が発生…否、進行中である。
下手をすると何かしらの難癖をつけられて責任を取らされるかもしれない。彼も混乱の最中である。

ふと少年の方へ気をやれば、いつの間にやら青い髪の少女…タバサが身を屈め、視線の高さを同じくして少年にやさしく語りかけている。
少年もいまだぐずる様子を見せるが落ち着いてきた様で、タバサからの質問に断片ながら答えている様である。

曰く、お父さんは消えちゃった。
曰く、お父さんがこの杖をくれた。
曰く、お父さんは皆に尊敬される魔法使いで、千の呪文の男とよばれていた。
曰く、お姉ちゃんはどこなの?ここはどこなの?お家に帰りたい。

…ダウト。白黒でいえば65535階調でFが4つ並ぶ位なほどにアウトである。どう考えても貴族の子息である。
千の呪文の男とは聞いたことが無いが、尊敬される実力は有るらしいので相当な爵位を持つのであろう事は想像に難くない。
頭の中をぐるぐると悪い考えが浮かんで消える。混迷が深まってゆく。他の事が目に映らぬ程に。

一方。そんな彼女が苦悩しているのを余所に、他の生徒一同はすでに帰路の空にいた。
少年はタバサの呼び出した竜の背で、泣き疲れたのであろう、タバサの膝を枕に寝息を立てていた。
彼女の友人は後日、その時のタバサは今までに無いくらい饒舌であり、その表情はまるで慈母の様であった、と語る。


その後、ルイズはただ一人取り残されたのにも気づかず双月が天頂に輝くまで苦悩し続けるのであった。まる。


魔法留学生ゼロま! ゼロの魔法使いと千の使い魔? …続かない。

508 :480:2007/08/29(水) 23:24:54 ID:8DaSTHse
両原作少々うろ覚えなので細かい差異はご容赦下さい。
ネギ少年(5〜6歳想定)は悪魔襲撃>杖貰うイベントの直後に呼ばれて大パニック状態とお考え下さい。
タバサの行動は自分の境遇から自己投影>保護に動くと妄想。というか願望。寧ろ猫かわいがり。
続きは思いつかないので誰か書いてくれると嬉しい。
んでは、駄文・乱文にて失礼致しました。

509 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:26:26 ID:a8eyyy1z
そういえばネギ召喚は初めてですね。

30分からの投下を予約してもよろしいでしょうか?

今度も一発ネタなんで続編は書きません。
というより書けません。

510 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:26:41 ID:GF//MGO3
ついにネギまから来たw GJ
つーてもその状況からの召喚だとマジで何にも使えないぞw 鬼かw

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:29:44 ID:wRfXyIvR
確かに何も出来ない無力な子供だw

>>509
進路クリアー、オールグリーン ・・・どうぞ!

512 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:30:26 ID:hXripFUO
ネギまから来たは良いがちっさいころのかw
破壊の杖をネギまの魔法書等にして、
エルフの魔法書とかそんな位置にしておけばちっとはまし……か?

513 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:30:38 ID:a8eyyy1z
「宇宙の果てのどこかにいるわたしの以下略」

幾多の世界でルイズが唱えた呪文を、この世界のルイズも唱えた。
召喚に失敗したルイズ達よりは彼女は幸せなのかもしれないが、
これから起こる出来事を考えると一概にそうとは言い切れない。

「変態だ。ミス・ヴァリエールが変態を召喚した」
「流石ゼロだ。変態の平民を召喚しやがった」

素顔なら、女子生徒の大半と男子の一部から嬌声があがっただろう。
仮面だけなら、ただの変な人呼ばわりだがタイミングが最悪だった。
召喚があと十分ずれていたら、悲劇は回避できたかもしれない。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm707485

 これでは変態扱いされても文句は言えない。

ルイズは周りの生徒以上に壊れたように笑っていた。彼女が召喚した物は、
彼女の心を砕くのに十分な破壊力を持っていた。もしも泣き叫んでいたら、
他の生徒達とは違い、命を永らえていたかもしれない。


「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命ずる。貴様達は死ね!」


普段の彼なら、この程度ではキレないが、己の力の暴走で初恋の相手を
殺めてしまったことが、彼の心に悪影響をもたらしていたのだろう。


 これがトリステイン魔法学院大量自殺事件の真相である。


数年後、聖地を奪還しハルケギニアを統一した「合衆国ハルケギニア」が、
建国されるが、それはまた別のお話。



コードルイズ反逆のルルーシュ


BadEnd23 せめて哀しみとともに 


C.C.のギアス講座を受けますか?Yes/No

No

ゲームをやめますか?Yes/No

Yes

おはようございました。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm734703


514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:30:40 ID:eEAOblpj
>>510
まあ魔力はあるみたいだし、ここ魔法学園だし、ハルケギニア流の魔法教えたら使えるようになるんじゃね?

515 :513:2007/08/29(水) 23:32:30 ID:a8eyyy1z
投下終了。

ちなみにBadEndは25まであり、二期が始まれば更に増えます。
一発ネタなんで他のBadEndは書けません。

それでは。

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:32:42 ID:TJJBewIj
>>513
ちょwwwwwwwww
それで笑うなって言うのが無理wwwww
GJwww

517 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:35:02 ID:9gaPkV7A
見る人が限定されるニコニコを作品に組み込むってどうよ…

518 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:35:59 ID:nXUhowVD
>>510
確か、犬の紐を切れるくらいの着火の呪文は使えるw

519 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:36:30 ID:RJxS5B72
俺もニコ動見れないからなんとも言えない…

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:36:33 ID:iQAez5UD
大丈夫、原作だけでも十分変態だと理解でいるはず。

ネギ……、いっつも他キャラに蹂躙されるばっかりなのに。

521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:37:17 ID:gzqn/xRx
ニコニコが見れない人のことも考えた方がいいよ。

アンチが発生するぞォ!

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:37:30 ID:d148N6Ww
>>513
せめてyoutubeにしろよ……

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:38:00 ID:9gaPkV7A
それ以前に、この動画だって他人様が作った物だろうに。
三次創作じゃないのこれ?

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:38:29 ID:scSznSCI
ネギ、キスと来たらパクティオー。
しかしどうするのだろう。気になる。

525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:39:53 ID:YUc7Sg7a
ようつべにもあった

http://www.youtube.com/watch?v=R4ZNFNrz-bI

これでは変態扱いされても文句は言えない。



526 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:40:44 ID:5CzMw4g6
>>524
ルイズのアーティファクトは贄殿遮那で間違い無いw

527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:41:01 ID:HdZJFi3R
>>513
最初に注意書きを入れた方がいい
それとゼロは素で面白いんだから、あえてニコ動を組み込む必要もなかったかと

528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:41:57 ID:TJJBewIj
インパクトでGJしたけど、ほぼ三次だぁな。


529 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:42:11 ID:yJUcz4Hq
>>514
せめて小動物付けてパクティオーしまくりの方向で一つ。
「しそのまどうしょ」を手に入れるルイズ。
「いどのしょ」を手に入れて常に先手を打つ脅威の戦闘能力タバサ。
「コチノヒオウギ」と「ハエノスエヒロ」で回復させまくりなモンモン。
「落書き帝国」を使いこなすフーケ。
炎系のなんかすんごいの手に入れるキュルケ。
そんで、なんかワルキューレを強化するアーティファクトを使うギーシュ。

530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:43:47 ID:fxtC3xof
>>490
むしろ虚無戦記のような。
ラ=グースを倒すためにひたすらキングストーンの力を蓄えて
キングストーンを分け与えた世紀王を贄にして創生王を進化させる
……実際にそんな感じがしてきたから困る

531 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:43:52 ID:V2AiSbgk
ギーシュとキスするのか……

532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:44:23 ID:MMomjDwq
エロ可愛いモンモンと悶々したい

533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:44:32 ID:wRfXyIvR
>>それとゼロは素で面白いんだから
いや、素でそんな事いわれても・・・。
一応本人的にはシリアスなのにw

534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:44:47 ID:iQAez5UD
ゼロ繋がりとか、貴族やら王室やらの問題やら、
ナナリーのために黒の騎士団見捨てたルルーシュと
ウェールズのために国見捨ててったアンリエッタとか、
色々と面白そうな題材はあるんだよなぁ。

535 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:49:16 ID:WJ5XpnBC
一瞬月が2つあるからシャドームーンもパワーアップするかなと思ってしまった
そしてRXで話題にならないサタンサーベルでも持ってきて・・・

536 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:49:33 ID:CxCzH9fZ
           
        /⌒\人/⌒ヽ
       ノ  \(○)/  ヽ
       Lノ⌒ ( ( ⌒\_」  
           く \  

537 :513:2007/08/29(水) 23:49:38 ID:a8eyyy1z
申し訳ありません。

最初の注意書きを入れるのと、ニコニコではなく
ようつべ版で投下すべきでした。

半年ROMってきます。

538 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:58:31 ID:TwoIbmnV
素で面白いのはオレンジなので、オレンジ召喚(ぇ

539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/29(水) 23:59:05 ID:q7gZG/iO
ようつべでも駄目じゃ……

540 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:00:15 ID:wrU+PQuh
直リンもヤバクね?

541 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:03:04 ID:nlcy7eoO
短いけど投下OK?

542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:03:26 ID:nMWOtm9p
OK

543 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:04:24 ID:4S3f7ju/
>>540
直リンは個人サイトとかじゃないから問題は無い
問題なのは三次創作なこと


そして投下OK

544 :るいずととら第三章:2007/08/30(木) 00:05:40 ID:2iPB2KD7

「け、カスどもが……」

とらの雷の一撃によって砕かれ、ボタボタと婢妖の残骸が地面に落ちていく。婢妖の死体は黒い煙になって消滅していった。
残ったの婢妖たちは、ざぁっと音を立てて飛び去っていく。

(マユコ……行ったか)

とらが振り返ったそこには、既に真由子の姿はなかった。かわりに、腰を抜かしたルイズがへたり込んでいる。

「とら……その、わわわたし、腰が抜けたみたいで……」

とらが低く笑いを漏らすと、ルイズはみるみる赤くなった。

「わわ、笑うことないでしょ! 大体、お、遅いのよ! ばばばかとら!」
「くっくっく……すまねぇな。おら、立てるかよ」

とらはひょいとルイズを引っ張ると、自分の背中にひょいと放り投げる。きゃ!とルイズが悲鳴を上げる。

「そうあせるな……くっくっ……なーに、るいず。おめえはわしがちゃんと守ってやっから安心しな」
「うん……」

そう答えながらも、ルイズは少し悲しくなって、ぎゅっととらの背中にしがみついた。
見事なまでに破壊された寺院に、風が唸りを上げて吹き抜ける。


ごぉおぉおおおおぉう……


強い風の中で、ルイズはしがみつく手にぎゅっと力をこめる。不安な風だった。
とらは――自分を守ってくれると言っている。そのことは、ただ単純にルイズには嬉しかった。だが――

(きっと……とらは誰かと私を重ねてるんだわ……)

いつからか、ルイズのなかでそんな考えが少しずつ少しずつ膨らんでいたのだった。
ルイズはいつか見た夢を思い出す。
空を駆ける白面の者と燃え落ちる街。そして、子供の亡骸を抱いて涙を流す右肩のないシャガクシャという名の男……

(とら、あなたは……あの男の子を私に重ねてるの……? それとも――)

――それとも、あの「マユコ」に――と考えて、ルイズはぶんぶんと頭を振った。
もしそうだとしたら……いや、そのことを自分が認めてしまえば、きっとひどく惨めな気持ちに叩き込まれるだろう。


545 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:06:18 ID:nMWOtm9p
支援

546 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:06:39 ID:qxrNLyul
待ってたのキタ――――――(゚∀゚)―――――――ッ!!

547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:06:53 ID:IzfAxGAl
既に投下されたんだから文句言ってもどうしようもないだろ
問題あるなら今後は禁じ手にすればそれで済む話じゃね?

548 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:07:00 ID:eV4ZEZbQ
支援

549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:07:29 ID:nMWOtm9p
支援

550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:08:53 ID:nMWOtm9p
支援

551 :るいずととら第三章:2007/08/30(木) 00:09:27 ID:2iPB2KD7

ルイズは顔を上げた。むき出しの寺院の奥には、破壊を免れた祭壇が残っている。……そして、その上につきたてられた一本の槍が、風に赤い布をはためかせていた。

(ただの……古い槍にしかみえないけど)

これが本当に、あの白面の者を打ち破るようなすごい武器なのだろうか……?
疑問に首を傾げながら、ルイズはとらに尋ねてみた。

「ねえ、とら。その槍は一体なんなの?『獣の槍』って、お役目は言ってたけど……」

ふん、ととらは忌々しそうに鼻を鳴らした。

「獣の槍、白面をぶっ殺すためだけに作られた、器物のバケモノよ……おっと、さわんな。るいず」

びく、とルイズは伸ばした手を引っ込める。とらはぷつ、と一本髪の毛を引き抜く。と、見る間にとらの毛は長い白布に変わった。白布はしゅると音をたてて槍に巻きついていく。

(ったく……な、なんでよりによってこのわしが……)

内心はだらだらと冷や汗を流しつつも、いかにも冷静を装ってとらは槍に布を巻いた。そのまま髪の毛で槍を祭壇から引き抜く。

「まァ、コイツのことは気にするな。るいず。白面なんざ、このわしがぶっ倒してやらァ」
「……とら? なんか声がうわずってない?」

ぐす、とルイズの耳になにか聞きなれぬ音が入り、ルイズは怪訝な顔になる。
背中におぶさった状態では、とらの表情は見えない――


「べ、別に泣いてなんかいねぇよぅ……」


――が、とらの情けない声で、ルイズにも推測はついたのであった。


……そんなとらとルイズを、キュルケとタバサはシルフィードに乗って困惑したように眺めていた。

「お、おねえさま! とらさまが泣いてるのだわ……! なにかあったのかしら、きゅいきゅい!」
「不可解……」

慌てるシルフィードに、タバサもわけがわからないといった様子で首をひねった。
ルイズの無事な様子を確認して、キュルケはほっと溜息をつく。

「やれやれね……てっきりルイズのほうが泣き出してると思ったんだけど……さ、早いとこ迎えに行きましょう。シエスタが村で待ちくたびれるわ」
「わかったわ、キュルキュル!」

シルフィードはさっと翼をはためかせると、とらとルイズの元に向かって舞い降りていった。




552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:09:30 ID:bjbqNUno
三次創作は以前ここか避難所で「問題外」という結論が出ていたように思ったが―――
テンプレには書かれていないな。
投下中すまんかった、支援

553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:11:13 ID:nMWOtm9p
支援

554 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:13:13 ID:nMWOtm9p
しえん

555 :るいずととら第三章:2007/08/30(木) 00:13:48 ID:2iPB2KD7

風……
唸りをあげる風が、タルブの村近くの森を抜け、木々のこずえをざわめかせた。ざぁっ……という風とともに、一匹の金色の妖怪が森を飛び越えて飛んでいく。
――と、探す相手の姿を見つけた金色の妖怪は、ぴたりと空中に止まった。

『おーや、ルイズ嬢ちゃんは一緒じゃねえのかぁ〜。とらよぅ……』

ハルケギニアの双月の投げる光に、ぼんやりと時逆と時順の姿が照らし出された。

「るいずのやつはぐっすり寝てらァ……時逆、時順、一つ答えな……」
『おーう、何でも言えよぅ……』

ニヤリと時順が笑う。とらは、ち、と舌打ちした。

「あの獣の槍……どっから持ってきやがった……? あれァ……うしおの持ってたやつか? それとも――」

パシ、パリと、とらの髪に電光が走る。体に満ちていく怒りに、とらはぐっと拳を握った。

「それとも――マユコのやつを槍の生贄にしやがったのかよ……?」

ぎし、ととらの歯がなる。だが、時逆は頭を振った。

『……そいつは違うなあ〜……獣の槍はあとにも先にもあの一本だぞぅ』
『そーう、わしらが持ってきたのさぁ……おまえさんが手にするよりも前の槍をなぁ』

(……じゃあ、わし――いや、シャガクシャが手にする前の……大陸で封印されてた時の槍かよ……!)

とらの心を見抜いたように頷くと、次第に時逆と時順の姿は闇に飲まれていく。

『……だから、おまえさんたちは負けねぇよ……わしらがちゃんと槍を持ち帰らねば、時の流れが狂うからなぁ……』
『一年後、また獣の槍を取りにくるよぅ……そしたら、次にあの槍を解き放つのは、昔のお前だぞぅ……』


「け、たりめーだ……槍なんぞなくても、わしが白面ぐらいぶっ倒してやらァ……マユコにもそう伝えとけェ!!」

……そうとらが吼えたときには、時逆と時順の姿は空に溶けて消えていた。


ごぉおおぉおぉおおおぉおおう……

タルブの森に風が吹き渡る。風はラ・ロシェールからアルビオンへと渡っていく。ちょうど、逃げた婢妖たちの向かう方向と同じだった。

(……アイツには、結局『泥』を被せちまったな)

そんな妖怪の呟きも、吹き渡る風の唸りにかき消され、誰も知るものはいないのだった。


つづく

556 :るいとら:2007/08/30(木) 00:14:49 ID:2iPB2KD7
ここまでですー

557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:16:04 ID:qxrNLyul
テンプレ以前の問題である!自重してもらおうッ!というのが結論さ

それよか、とらの人にGJを送りたい

558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:16:31 ID:aMNoCXRI
真由子を使って槍作ったわけじゃなくて良かったが、
仮に真由子を使って作るなら、ギリョウさん役はキリオになるんだろうか。

559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:19:44 ID:Yj7jgp+N
乙ですー。

そして前スレ746、ひどゆき作品のキャラはヤベェ、ホントに。
ただの良い子、じゃ最後まで生き残れないような作品ばっかだからー。

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:23:10 ID:8zxSPgh2
GJ!GJ!

561 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:30:11 ID:dmMLiCIh
とらGJ!
うしとらみたいに全てが伏線かと思うと
繋ぎっぽい回でもwktkしてくるぜ

562 :ゼロの答え 3話:2007/08/30(木) 00:39:32 ID:JsviCw5D
>>72
多分本当に材料が0なら答えは出せないと思う。
ただ出すために必要な最低限の材料の量が本当に少ない。
機械なら初めて見る別世界のでも完璧に扱えるというか扱ってた。

他にも潜在能力とか隠している能力も本人を見ただけでわかる。
流石にそこら辺は直接本人を見なければ、はっきりとはわからないみたいだけど(多少曖昧なら見なくてもわかる)


とりあえず投下してもいいかな?

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:40:11 ID:AY9JBUGp
おお存分に行け

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:40:31 ID:nFqnXcCm
ジョージ呼びたいね。

565 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:40:39 ID:8//iei2p
あのぉ、下手糞ですが、星海の紋章のクロスSS書いてみたのですが
投稿してもよろしいでしょうか?


566 :ゼロの答え 3話:2007/08/30(木) 00:41:23 ID:JsviCw5D
んじゃ、45分から投下するね。

567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:42:12 ID:aIrTw4JD
るいとらの人乙。……勝利フラグが立ったといえるのだろうか。

そして答えの人どうぞ。

>>565
あんまり卑屈になるのもどうかと思うぞ、胸張ってどーんと行け。
……答えの人の次ね?

568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:43:24 ID:w34K3gFD
>>565
投下したなら使ってもいいって兄貴が言ってた。
そして支援。
(あと「星界」ね。星海だとクロードとかが出てきてしまう(苦笑)

569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:43:47 ID:LX1rv2HS
>>566>>565の流れだな
支援

570 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:43:48 ID:AY9JBUGp
下手糞といわれても投下されないとわからんべさ

571 :ゼロの答え 3話:2007/08/30(木) 00:45:12 ID:JsviCw5D
一旦部屋に戻ってルイズは爆発でボロボロになった服を着替えた。着替え終えると昼食をとるため食堂へと向かった。
デュフォーにも一緒に来るように言っておいたので一緒に廊下を歩く。
正直気分は最悪だった。腹の立つ使い魔にご主人様らしいところを見せ付けようと張り切ったのに結果はあれだ。
これではますます嫌味を言われる材料を与えてしまったようなものだ。
なのに使い魔のほうは何も言おうとしない。ひょっとして同情されているのだろうか?
そう考えるとますます落ち込む。
(平民の使い魔にすら同情されるなんて……)

そうこうしていると食堂に着いた。
このときルイズは酷く落ち込んでいてあまり周りを良く見ていなかった。
そのせいか椅子に座ろうとしたとき、一人の男子のマントをうっかり踏んでしまった。かなり思いっきり。
「ぐえっ」
蛙を踏み潰したような声を上げて男子が仰け反る。とその時、男子のポケットからガラスの小壜が落ちた。
勢いよくポケットから飛び出たためだろう、その小壜は床に落ちるとあっさり割れてしまった。
「あ、ごめん、ギーシュ」
流石に悪いと思ったのかルイズは謝った。だがギーシュは謝罪の言葉など聞こえていないかのようにルイズを怒鳴りつけた。
「なんてことをするんだ!ゼロのルイズ!この香水はモンモラシーが僕に」
ギーシュは最後まで言うことができなかった。モンモラシーにまで言ったところで一人の少女が席から立ちあがり、ギーシュの前に立ち塞がったからだ。
「ギーシュさま……」
「ケ、ケティ。その、これはごかぶっ」
最後まで言い訳させずケティと呼ばれた少女はギーシュのほほを思いっきり張り飛ばした。
「ご自分でおっしゃったことが何よりの証拠ですわ!さようなら!」
呆然とほほを押さえるギーシュ。だがその少女と入れ替わるように、また別の少女がギーシュの前に立ちふさがった。
「ギーシュ。何か言いたいことは?」
「モ、モンモラシー、こればぁっ!?」
モンモラシーはケティと同様に言い訳させる間もなく殴り飛ばした。平手ではなく、拳で。綺麗なストレートだった。
もんどりうって倒れるギーシュ。モンモラシーはテーブルの置かれたワインの壜を掴むと、倒れているギーシュにかけた。
中身が空になるとおまけといった感じで壜をそのままギーシュの頭の上に落とした。
「この嘘つき!」
そう言い捨てると憤懣やるせないといった表情でモンモラシーは自分の席に戻る。ギーシュは目を回していた。

ルイズは自分が原因だったため、流石に少しは悪いことをしたかなと思ったものの、元はといえば二股をかけていたギーシュが悪いと思い直して気にしないことにした。
ギーシュの分の食事が余ったのでデュフォーにも多少分けてあげようかと思ったが、マリコルヌが既に陣取っていたので諦める。
そのデュフォーだがパンとスープを食べ終わるとどこかへ行ってしまった。どこに行ったのか気になったものの、こちらはまだ食事中だったので放っておく
普通はご主人様の食事が終わるまで待つものだが、もうこの使い魔にそんなことを期待するのは諦めた。
ちなみにワインまみれで目を回しているギーシュを介抱しようとする人間は誰もいなかった。まあ二股かけていた最低男を助けるほど心の広い人間はいなくて当然だからよし。

572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:45:26 ID:8//iei2p
おぉ、まちがえてるの気付きませんでした。
であ、後ほど。

573 :ゼロの答え 3話:2007/08/30(木) 00:48:25 ID:JsviCw5D
げ、モンモラシーじゃなくてモンモランシーだったorz
とりあえず続き。

−−−−−−−−−
ルイズが食事を終えてデザートを待っていると、何故かどこかへ行ったはずのデュフォーと今朝見かけたメイドが配っているのが目に入った。
驚いてルイズは飲みかけた紅茶を噴いた。正面に座っていた女子が嫌な顔をする。だがそんなことよりデュフォーのほうが重要だ。

「デュフォー!あんた何やってるのよ!」
デュフォーはケーキの置かれたトレイを近くのテーブルに置いて、怒鳴り声をあげて近づいてくるルイズに向きなおった。
一緒にケーキを配っていたメイドは突然怒鳴り声をあげて貴族が走ってきたため硬直している。
とりあえずルイズは一緒にケーキを配っていたメイド(シエスタというらしい)の方から事情を聞くことにした。
デュフォーから聞こうとしないのは、こいつが説明したら平静を保てる自信がなかったからだ。

「……つまりあいつはわたしが上げたパンとスーブじゃ足りなかったから。直接厨房に行って、手伝う代わりに食事をくれって言ったのね」
「はい、そうです。デュフォーさんが突然、厨房に来たときは驚きました」
「あなたが一緒に配っているのは?」
「あ、それは私は今朝デュフォーさんと顔を合わせたので面識があったからです」
なるほど理由を聞いてみれば単純なことだった。ルイズに食事の量を増やしてくれと言わなかったのは、使い魔としての立場を理解してのことなのか。
それとも言っても聞き入れるわけがないと理解していたからなのか。―――恐らく後者だろうとルイズは思った。
「でも大丈夫?こんな奴が手伝ったらかえって邪魔じゃない?」
「そんなことありませんよ。デュフォーさんは私がケーキを掴み易いタイミングと高さでトレイを出してくれるから凄い助かってます」
そういうとシエスタは再びケーキの配り始めた。デュフォーと一緒に。
―――面白くない。とルイズは思った。
(わたしに対してはあれだけムカつくことをしてくるのに、メイドに対しては優しいなんて)
実際は別にそんなことはないのだが、ルイズはそう思い込んでいる。
ルイズがそんなことを考えていると誰かに話しかけられた。そちらを見るとそこにいたのはギーシュだった。

「何よ、何のよう?言っておくけど今機嫌が悪いから、話しかけないで」
「ゼロのルイズ。君のせいでケティとモンモランシーの名誉が傷ついたじゃないか。どうしてくれるんだい?」
「は?何言ってるのよ。あれはあんたが二股かけてたのが悪いんじゃない」
「それに昼食もとれなかった。これもどうしてくれる」
「……それもあんたの自業自得でしょ」
どうやらギーシュは今さっき目が覚めたらしい。ギーシュの分の昼食はマリコルヌが全て平らげていたから当然昼食にはありつけなかったのだろう。
ルイズは相手をするのが馬鹿らしくなってギーシュから視線を外した。するとケーキを配り終えたらしいデュフォーが目に映った。

574 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:49:35 ID:8VwOrh+g
アンサートーカー支援

575 :ゼロの答え 3話:2007/08/30(木) 00:49:43 ID:JsviCw5D
「おい、ルイズ。一体どこを見て……ん、あれは?」
ギーシュもルイズの視線に気がついたのかデュフォーたちの方を見る。
ちょうど配り終えたらしくルイズのところへと歩いてくるところだった。
ルイズの傍にきたところでギーシュは馬鹿にしたように鼻を鳴らした。
「流石はゼロのルイが呼んだ平民だ。ご主人様を放っておいて同じ平民の子とデートでもしてたのかい?」
どうやらルイズからデュフォーへと八つ当たりの対象を変えたらしい。
もちろんギーシュだって二股をかけていた自分が悪いことは理解しているが、八つ当たりをしないと収まらないのだ。
だがはっきり言って絡んだ相手が悪かった。
「お前頭が悪いな」
「なっ!」
「このトレイを見ればデザートのケーキを配っていたことはわかるだろう?それとも頭が悪いから理解できないのか」
「なななな、なっ!」
ギーシュの顔が怒りのあまり赤を通り過ぎてどす黒くなった。
これはもう喧嘩を売っているという次元ではない。今すぐギーシュがデュフォーを殺そうとしても納得できるほどだ。
現にデュフォーの隣に居るシエスタは恐怖のためか蒼白になっている。
ルイズですらあまりにもあまりな言いように硬直していた。
「きききききききききき、君はどうやら貴族に対する礼を知らないようだな。さ、流石はゼロのルイズが呼んだ平民だ」
「お前頭が悪いな。さっきも流石はゼロのルイズが呼んだ平民だ、と言ったのをもう忘れたのか?」
ギーシュが無言で薔薇の造花を振り上げたところで近くにいたギーシュの友人がギーシュを押さえ込んだ。
「よせ、ここで魔法を使うのは拙い」
「離せ、こいつは、僕が」
「気持ちはわかるが落ち着け。やるならヴィストリの広場だ」
必死でギーシュを宥める友人たち。当事者の癖に我関せずといった表情でそれを見つめるデュフォー。
傍から見れば蒼白になっているシエスタの方がギーシュの怒りを向けられた当事者にしか見えない。

しばらくして何とか落ち着いたのか荒い息を吐きながら、ギーシュはデュフォーに薔薇の造花を突きつけた。
「決闘だっ!いいか、ヴィストリの広場で待ってるから必ずきたまえ!貴族に対する礼儀を教えてやろう!」
そう告げるとギーシュは体を翻した。その後ろをさっきまで宥めていた友人たちがわくわくした表情でついていく。一人だけデュフォーの案内と逃がさないようとの監視も兼ねて残った。

「あ、ああああ、なんてこと。あ、あなた殺されちゃう。貴族をあんなに怒らせるなんて……」
血の気を失った表情でそう言うと、シエスタはだーと走って逃げてしまった。
そこでやっとルイズの硬直が解けた。
「あああああ、あんたね、平民がメイジをあんなに怒らせてどうするのよ!本当に殺されるわよ!」
「大丈夫だ」
「何が大丈夫よ!ああもう!仕方ないわね。私も一緒に頭を下げてあげるから謝りなさい!あんただけだと確実に許してもらえないだろうけど、わたしも頭を下げるなら許してもらえるかもしれないわ」
「非があるのはあいつだろ。俺やルイズが謝る理由はない」
「このわからずや!あんたは確かにムカついてムカついてムカついてムカつく奴だけど、それでもわたしが召喚した使い魔なのよ!勝手に死なせるわけにはいかないんだから!」
「なんだと?」
「そうよ!あんたは絶対に勝てないわ。その上あれだけ怒ってるのよ。手足の一本や二本くらいの重症で済んだら運がいいわよ!」
「言いたいことはそれだけか?」
「それだけかって……聞きなさいよ!メイジに平民は絶対勝てないの!あんたがアンサー・トーカーとかいう能力を持ってても意味がないの!」
「意味がないかどうかは見ていればわかる」
そういうとデュフォーは一人残っていた男を促して歩き始めた。
「――――――っ!もう知らない!あんたなんかどうなっても知らないんだから!」
そう叫ぶとルイズはデュフォーを追いかけていった。

576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:51:52 ID:aIrTw4JD
支援

577 :ゼロの答え 3話:2007/08/30(木) 00:52:07 ID:JsviCw5D
デュフォーがヴィストリの広場についたときには、噂を聞きつけた生徒たちで広場は溢れていた。
「とりあえず逃げずにきたことだけは誉めてあげるよ。それとも謝りにきたのかい?今更謝っても手遅れだけどね」
そう告げるとギーシュは薔薇の造花を突きつけた。目は殺気だって血走っている。傍目にも、もはや謝った程度では許す気はないのがわかる。
「お前頭が悪いな。戦いに来たことくらいわかるだろう」
ギーシュの顔が歪んだ。この期に及んでもそんなことを言われると思っていなかったのだろう。
「そ、そうかい。それじゃ始めるか」
そう言うと同時にギーシュが薔薇の花を振り、花びらを青銅でできたゴーレムへと変える。
「僕はメイジだ。だから魔法で戦う。よもや文句……」
ゴーレムを出すとギーシュは長々と口上を述べようとしたが、途中で止めざるをえなかった。デュフォーが歩みを止める様子を欠片も見せず、こちらへと向かってくるからだ。
開始を告げると同時にデュフォーはギーシュへと近づいていった。走らず、歩いて。ギーシュがゴーレムを出してもまったく足を止めることはなく、ザッ、ザッと距離を詰めていく。
そのギーシュのゴーレムなど気にするまでもないというかのような態度に知らず歯を食い閉めた。ギリッと歯が軋む音が聞こえた。
ギーシュは無策に歩いて近づいてくる平民を叩きのめす―――いや叩き『殺す』ようゴーレムに指示を与える。
同時に再び薔薇の花を振り、更に六体のゴーレムを出す。新たに出たゴーレムにも同様の指示を出した。
ここまで自分を馬鹿にした態度をとる平民を生かして返す気は、もはやギーシュになかった。
合計で七体ものゴーレムが一斉にデュフォーへと殺到し―――そして全ての攻撃があっさりと避けられた。

「―――え?」
ギーシュが間の抜けた声を出した。だがそれはその場を見た人間の素直な感想だった。誰一人として今、目の前で起こったことを理解できなかった。
誰が見ても避けられるとは思えなかった七体ものゴーレムの攻撃が、デュフォーがほんの少し動いただけで全て宙を切った。
そこから先はまるで夢の中の出来事のようだった。ギーシュにとっては悪夢に等しい。
ギーシュへと近づいていくデュフォーに攻撃をしかけるゴーレムたち。だがデュフォーはまるでどこにくるのかが解っていたかのように、少し動くだけでそれを全て避ける。
目の前の男を平民だと侮る気持ちは跡形もなくなった。代わりに恐怖が芽生える。
「何でだよ、何でワルキューレの攻撃が当たらないんだよっ!」
必死でゴーレムに命令を下すギーシュ。だが攻撃を当てることはおろか、後退、いや足を止めることすら満足にできない。気がつけばデュフォーはもう間近に迫っていた。
ドン、とギーシュの背中に何かが当たる。振り向くとそこには壁があった。ギーシュは無意識のうちにデュフォーから離れようと後ずさりしていたことに気がついた。

(追い詰められた―――?)
ギーシュがそう思った瞬間、首を掴まれ、壁に押し付けられた。一瞬息が詰まる。魔法の杖である薔薇の造花が叩き落された。
「まだやるか?」
冷めた声でデュフォーが訊ねる。既にギーシュは戦意を喪失していた。
震える声でギーシュが降参を告げたのをルイズは信じられないものを見るような思いで見ていた。

578 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:53:07 ID:eV4ZEZbQ
支援

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:53:13 ID:dmMLiCIh
支援

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:53:50 ID:eV4ZEZbQ
しえ

581 :ゼロの答え 3話:2007/08/30(木) 00:53:52 ID:JsviCw5D
とりあえずこれで今回は投下終了です。

582 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:54:00 ID:w34K3gFD
初見の相手に手の内全部ばれてるってキツイよね支援

583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:54:03 ID:eV4ZEZbQ
支援

584 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:55:20 ID:w34K3gFD
GJしたー。
正直他のキャラと違って派手さがないから、
ルイズがデュフォーの凄さに気付くかどうか……。

585 :星界の使い魔:2007/08/30(木) 00:56:55 ID:8//iei2p
えと、じゃあ1時から投稿します!
なにとぞ、よろしくおねがいします。

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:58:22 ID:w34K3gFD
>>585
俺にもこんな初々しい頃があったなぁ……(=ω=.
汚れちまった悲しみに支援。

587 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 00:58:45 ID:dmMLiCIh
GJ!
やっていることはただ避けているだけなのに
傍からだと確かに理解できない現象なんだよなw
魔法がある世界でも異質の存在に違いないデュフォーの歩みに期待

588 :星界の使い魔:2007/08/30(木) 01:00:39 ID:8//iei2p
星界の使い魔 

この紋章に描かれているのはガフトノーシュという。
やっつの頭を持つ異形の竜である。
この厳重は長らく忘れ去られていた。
だが、ある帝国が紋章の意匠として選んだことから、
ガフトノーシュは人類の想像した生物のうちもっとも
名高いものとなった。
なぜならその帝国こそ、人類史上に比類なき強大な
国家だったからである。
帝国を築いた種族をアーヴという。
あるいは彼らが誇りとともに自称するのによって
<星たちの眷属>と称すべきかもしれない。
いずれにしろ、ここではこの強大な帝国の皇族である
一人の少女を使い魔に携えた一人の魔法使いの少女に話を絞ろう。
かの種族についてはそれこそ万巻の書があるのだから――――




第一部 ―帝国の王女―
序章

爆音とともに黒煙が辺りを包む。
「ルイズ、ゼロのルイズ!!今ので何度目の失敗だ?」
「うはwwこれで30回目じゃね?ww」
毎度毎度懲りずに、周囲では30回目の爆笑が漂う。
私ことルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールにはもう後が無かった。
チラっと担任であるミスタ・コルベールを見やる。
「ミス・ヴァリエール、もうしわけ―― 」
「ミスタ・コルベール!もう一度だけ、もう一度だけチャンスをください!!」
ルイズはコルベールの喋りを遮った。この先を言わせるわけにはいかない。
そう、もちろんこの先とはいわゆる私の使い魔召喚の儀の失敗、
すなわち、留年決定。
そんなことさせるか、させるもんですか!!
「わかりました、『もう一度』だけですからね。もし次で―― 」
「ありがとうございます!!」
その先を言わせるわけにはいかない!
またもやルイズはコルベールの言葉を遮った。

「ギャハハ、とうとう留年決定か?ww」
「学年と一緒に体の成長まで止まるんじゃね?ww」
もうぼろ糞な言われ様である。
「うるさい、うるさい、うるさい!!」
周囲を黙らせると、一気に精神統一をする。


「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ!
  強く、美しく、そして生命力に溢れた使い魔よ!
    私は心より求め、訴えるわ。我が導きに応えなさい!」
この時、ルイズの周りにいたもの誰もが思った。
宇宙だって?気でもふれたのかこの少女は――


589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:01:55 ID:PLvof/Bc
デュフォーに足りないのは唯一火力なんだが、それすらガンダールヴという『武器』とルイズという名の『砲台』によって補われたらどうなってしまうのかと

590 :使い魔の夢:2007/08/30(木) 01:02:48 ID:AYoAPdcX
フレッシュさん支援。そして、予約。

591 :星界の使い魔:2007/08/30(木) 01:03:21 ID:8//iei2p
ちゅどーーん

爆音と共に黒煙が立ち込める。
「うそ、失敗?そ、そんなのって…」
力なくルイズはその場にへたれこんだ。
嫌嫌、留年なんて絶対嫌!!体の成長止まるなんて絶対に――
煙が薄れていく、そしてそこに何かが見えた。
「や、やった!!召喚できた―― 」
その場に居合わせたすべてのメイジが薄れ行く煙の中にいる何かに注目した。
そこに居たのは――





――――――――――

減速が始まった。
それまでの加速など問題にもならない。
座席がやわらかく身体を受け止めているものの、肺が押しつぶされそうだ。
手足の先に血が通わない。
目の前が赤くなってくる。
ジントはチラっと横にいる少女をうかがう。
さすがの彼女の顔にも汗がにじんでいた。

きゅうに目の前の映像が消失した。
星空も青い球体もなくなり、ただ乳白色の壁が残された。
同時に体が軽くなる。
「ど、どうしたの?」
ジントは不安になって横にいる少女にたずねた。
「心配するな。艇体を切り離しただけだ」
「だけだって!?」
「反物質燃料を抱いたまま大気圏に突入するわけにはいかぬであろ、
 人の迷惑もかんがえないとな」

「でも、艇体を切り離すなんて…」
アーヴらしく過激だな、とジントは思った。
「連絡艇は、もともと着陸するようにはつくられてない」
彼女は早口で説明した。
「着陸するということは、緊急着陸と一緒なんだ」
「着陸できるのかい、艇体なしで?」
「艇体があったら、着陸できない」
彼女は苛立たしげに、
「私だって恐いんだぞ、着陸するのは初めてなんだから!」
「は、初めてだって!?」
「いったであろ、地上世界にはいったことがないんだ」
「でも、訓練ぐらいは…」
「模擬訓練だけした」
「どっちが恐いんだ、着陸するのと地上世界と?」
「両方だっ!!」
振動が始まった。
そのときジントは気付かなかった。
彼女の周りを鏡のような物が囲っていることに――

――――――――


592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:04:03 ID:lhxmPSrm
>>589
100%ロックオン機能付きステルス核弾頭ミサイルの出来上がりかと

593 :星界の使い魔:2007/08/30(木) 01:05:08 ID:8//iei2p
煙が薄れたそこには、黝く長い髪
妙にピッチリと体に合わさった服装から垣間見える淡い小麦色の肌
額にはサークレット、そしてなによりも目立つのが――
尖った耳
年齢は15、6才ほどの少女が横たわっていた。

「え、え、える―― 」
ルイズが呟こうとした瞬間
「「「「み、みんな逃げろ!!!ゼロのルイズがエルフを召喚したぞ!!!」」」」
誰かがそう叫んだ。
「「キャーーー!!!」」
「「逃げろーー!!」」
「「死にたくないよ、ママァー!!!」」
「えぞげまつ!!」
生徒一同が一斉に逃げまとう。
それもそのはず、一人のエルフにメイジが100人束になっても勝てないというのが
メイジならだれでも知っている常識だからである。

皆が逃げまとう中、ルイズはただじっと立ち止まり己が召喚した少女に魅入っていた。
私は、エルフを召喚したんだ!これでももう『ゼロ』なんかで呼ばれない――
そう思うと、心なしか顔がにやけてくる。
ルイズが悦に浸っていると、コルベールが叫んだ。

「ミス・ヴァリエール!エルフの意識が戻る前にはやく『コントラクト・サーヴァント』をっ!」
その声でハッとわれに返り、青髪のエルフの少女に駆け寄る。
ルイズは駆け寄りながら『コントラクト・サーヴァント』の呪文を唱えた。
「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ!!」
そして、青髪のエルフの少女に唇を合わせる。
その瞬間、青髪のエルフの少女と目が合った。

「お目覚めのようね、私のなま―― 」
バンっ!!
名乗る途中にエルフの少女に突き飛ばされたルイズは尻餅をついた。
「ツっ!!」
エルフの少女を見やると、身を屈め左手を押さえながらこちらを睨んでいる。
エルフに睨まれ、ルイズはまさに蛇に睨まれた蛙が如く硬直してしまった。
「貴様、私の腕に何をした!?ジントは?ジントをどこへやった!?」


私は困惑した。目が覚めたと同時に、地上人に唇を合わせられたのだ。
私は同性愛主義者ではないというのに。
しかし、同時に左手が熱く燃やされたような感覚が襲う。
その痛みは、寝ぼけた私の思考を通常に戻すのには十分だった。
目の前にいる同性愛主義者?を突き飛ばし、距離をとる。
右手に凝集光銃を握りながら周囲を探る。どうやら周りにはこの桃色髪の少女と、
ささやかにもほどがあるほど髪がない中年男しかいない。
もうすこし広範囲を探ると、何かうじゃうじゃと人がいる。
人類統合体の憲兵?それにしては変だ。彼らは軍務中はかならず軍服を着ているはず。しかし、視界に入る人物たちは
見るからに怪しい服装を身にまとっている。これだから地上人は――
ふと、自分の連れが居ないことに気付く。腕の痛みは消えた。
とりあえず、目の前の固まっている桃色髪の少女に問いただす。

594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:05:13 ID:w34K3gFD
支援。

595 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:07:01 ID:w34K3gFD
よりによってという感じだなぁ。
ジントの方も無事だろーか支援。

596 :星界の使い魔:2007/08/30(木) 01:07:33 ID:8//iei2p
ルイズは目の前にいる青髪のエルフの少女に圧倒されていた。
しかし、エルフを召喚したことと、契約の儀が成功したということがかろうじてルイズを突き動かした。
「わ、私の名前はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
あなたは、私の使い魔として召喚されたの。残念だけど召喚されたのはあなただけよ」
「使い魔?召喚?どういうことだ?私にはジントを、ジントを無事帝都まで守り届ける任務があるというのに!」
ルイズはうろたえた。この恐ろしいほどの気迫と、どことなく気品のある青髪のエルフの少女に。
しかし、自分はこの青髪のエルフの少女のご主人様になったのだ、と自分に言い聞かせる。
「落ち着いて!あなたが慌てるのもわかるけど、まずは落ち着いて!」
「この状況で落ち着いていられるほど私の頭は冷凍野菜並ではないぞ!」
二人が不当なやり取りをしている間にコルベールがレビテーションで近づいてくる。
彼はルイズがコントラクト・サーヴァントを成功させるといなや、他の生徒たちを先に帰らせていた。

「そうだ、クリューノ!」
私としたことが、うっかりしていた。クリューノがあったではないか。
右手に着けてある端末でジントを呼び出す。
―― 圏外です―― 無機質の音声が流れる。
ばかな、同じ星にいるのに圏外?少なくともクリューノの電波範囲はそんなに小さくないはずなのに――
まさか、ほんとうに「召喚」とやらで呼び寄せられたのか?そんな馬鹿な。
「ちょ、ちょっと!人を無視しないでくれる!それにその変なブレスレットは何!?声が出るなんて!」
携帯端末も知らないのか?やはりここはスファグノーグでは無いというのか?それともこの桃色髪の少女が
勇敢無慈悲なほどに世間知らずなのか?後者だな。なんとなくだがこの桃色髪の少女を見ているとそう思えた。
しかし、この点に関してはこの彼女も人のことをいえないのだが―― 本人たちは知る由もないのだが。
この、年も自分とそう変わらないであろう、キーキー五月蝿い桃色髪の少女を無視して立ち上がると、
視界に、禿げおやじが空を浮遊しながらこちらに近づいてくるではないか!?
「どうやら私は不時着の影響で脳が駄目になってしまったようだ…」
禿げ親父が浮遊移動しているなんて、もう私は駄目なのかと思っていると桃色髪の少女が話かけてきた。
「魔法をしらないの?エルフのくせにあなた変わってるね」
魔法?いま魔法と言っていたが、魔法というのはつまりあれか?昔父上が何も入ってない靴下から猫を取り出した
あれのようなたぐいのものなのか?しかし――

「やぁ、落ち着いたかいお二人方?」
コルベールはそう言いながら二人の前に着地した。
最初こそうろたえたコルベールだが、この青髪のエルフの少女が放つ雰囲気は
彼が教える生徒たちのそれと同じ可愛げのあるまだ一人前ではない雰囲気に似ているため、とっくに警戒をといていた。
「その、今の空中移動は「魔法」というものなのか?」
青髪エルフの少女がおそるおそるたずねてきた。
「ところで、さっき体に異変はありませんでしたか?何か熱に当てられた感じとかしませんでした?」
「左腕が一瞬熱くなったぐらいだ、すぐに収まった」
どうやら彼女もだいぶ警戒を解いて話せるようになってきたらしい。良いことだ、と関心するコルベール。
「失礼ですが、熱くなった所を見せていただきませんか?使い魔の証であるルーンが刻み込まれているはずなのですが」


597 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:07:39 ID:LX1rv2HS
>>591ここで召喚されりゃ着陸失敗でジント死ぬんじゃね?w
支援

598 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:08:05 ID:dmMLiCIh
アーヴの地獄支援

599 :星界の使い魔:2007/08/30(木) 01:09:03 ID:8//iei2p
「ルーン?」
「そうよ、あなたが私の使い魔である証よ!」
ルイズの言動を無視しながら左腕の裾を上げ確認する。
「ふむ、珍しいルーンですね。では私は先に戻っていますね」
そういうとコルベールは飛んでいった。

「まさか、本当に魔法が実現するんだな」
呪文を唱え飛んでいったコルベールを見ながら青髪のエルフの少女は呟いた。
「なによ、さっきまで信じなかったくせに!」
ルイズはどなる。
「だいぶ落ち着いてきたからな、あらゆる状況をも受け入れる。父上からそう教わった。もっとも、あの状況が嫌で
家を早く飛び出して修技館に入ったのだが…」
「ん?」
「嫌、なんでもない」
「言い忘れてたけど、ここはトリステイン魔法学院よ。私はこの学院の生徒。とりあえず、私の部屋に戻りましょう。
そこでゆっくりこの世界のこと教えてあげる」
ルイズとて馬鹿ではないのだ。実技ができない分、知識のほうは念入りに勉強をして学年でもトップクラスである。
だからこの青髪のエルフの少女の言動、服装から、この世界ではないどこかから来たのだと推測したのである。
「世界というか、星であろ?」
「何か言った?」
「いや、気のせいであろ」
歩き始めると、青髪のエルフの少女が尋ねてきた。
「そなたは、れびて〜しょんとやらを使わないのか?」
その問いかけはルイズの心にグサッと刺さった。
さらに、少女の期待の眼差しにうろたえる。
「そ、そ、それはね、あれは術者しか掛けられないのよ!私だけほいほい飛んでいったらあなた迷っちゃうでしょ!
それに、道中でもいろいろ教えれるしね!」
ルイズはとっさに誤魔化した。そう、召喚に成功できたからといってコモンマジックを使えるようになったとは限らない。
ましてや、いまここで爆発を起こして私が魔法を一切使えないことを知られたら
ご主人様としての立場が無いと考えたのであった。
「そうであったな、そなたに感謝を」
「わ、私はあなたのご主人様なのよ、使い魔の面倒を見るのは当然よ!」
けっこう苦しいルイズであった。

「その使い魔とやらも、詳しく教えてくれるとありがたいのだが…どうも尋常ならざるもののような気がしてならない。」
実際そうなのだ。仮にも皇族である自分が、翡翠の玉座に座り帝国の頂点に立つかもしれない自分がどこぞと知れない
星の住民の使い魔とやらをやらないといけないという状況は本来ありえない。
そうこう考えてる内に、桃色髪の自称『ご主人様』が話しかけてきた。

「そういえば、まだあなたの名前聞いてなかったわね?改めて紹介するわよ、
私の名前はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、まぁルイズって呼んでね、あなたは?」
自分にどことなく雰囲気が似ているこの青色髪の使い魔をルイズは気に入っていた。口調もなんだか愛嬌を持てるし。
故に呼び捨てを許可したのだ。
「そういえば、名乗ってなかったのであったな♪」
上機嫌に言う彼女をルイズは魅入る
最初のうちはルイズもいろいろと興奮していて気に留めていなかったが
この青髪のエルフの少女は驚くほどの美貌の持ち主であることに気付く。
まだ幼さが残るが、その可憐さと相まって絶妙の魅力を放っている。

彼女は急にルイズの前へ駆け足で歩き、そして振り返った。
嬉しそうに顔をほころばせ、胸を反らした。
黝い髪がはらりと波打ち、額のサークレットからつながる耳飾はゆれた。
ルイズはドキッとした。彼女の姿はまさに妖精のようであった。
「ラフィールと呼ぶがよい!」
それは、まるで戦勝宣言をするようであった。



600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:09:57 ID:zmYDBz7w
破壊の杖の代わりになぜか石版化したクリア・ノート
ゼオンよりこっちの方がヤベーレベル高いかな、と

601 :星界の使い魔:2007/08/30(木) 01:10:25 ID:8//iei2p
板汚し、失礼しました。
これで一章 終わりです。
いやぁ、下手ですみませぬ。

602 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:13:15 ID:3aHjvZhC
初々しい乙。
突っ込み所も許せてしまうな。
これはあれか作者萌か?

603 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:13:16 ID:T/+0Sqxl
た、大気圏突入中に操舵手のいなくなった連絡艇に乗ったままのジントは!?

604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:13:35 ID:w34K3gFD
乙したー。

>>599のラストがやりたかったのは分かる。
すっごく良く分かる。
……分かるんだけど違和感あるなぁ。
ジントの時と違って、お世辞にも友好関係とは言えそうにない状況だもの。


605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:13:37 ID:LX1rv2HS
>>601続き楽しみに待ってるんだぜ

606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:15:58 ID:dmMLiCIh
まずはGJ!
星界のキャラだけを召喚するのは難しいと思うが好きな作品なので期待
それとギャグ作品ではないようなので文中でwwwは使わないほうがいいと思う

ジントのことは…

607 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:17:18 ID:kLa5FHJf
始祖の祈祷書片手に、ルイズを使うデュフォーという図が思い浮かんだ。


……疲れてるな

608 :使い魔の夢 1/7 :2007/08/30(木) 01:21:35 ID:AYoAPdcX
 星界の使い魔さん、GJ!
 ラフィール様、懐かしいなぁ。
 あれで川澄さんのファンになったんだっけな。

 では、投下します。

「ミス・ロングビルが『土くれ』だったとは……! 」
 トリステイン魔法学院の学院長室にて、
 オールド・オスマンは戻ってきたルイズ達の報告を聞き、仰天した。

 されど、流石はトリステイン魔法学院の名立たる長。
 すぐに平静を取り戻し、コホンと咳払いをした後、厳格な顔つきをして言った。

「うむ、よくフーケを捕まえ、『星空の蝶の絵』や『狂乱の環』を取り戻してくれた。
 己が力に狂ったあやつの為に数多もの尊い人々の命が奪われていった……。
 君たちは学院の名誉だけでなくトリステインの平和をも見事に守った訳じゃ」
 巧を除いたルイズ、キュルケ、タバサの三人が誇らしげに礼をする。
「『星空の蝶の絵』は無事に宝物庫に収まり、『狂乱の環』も元々の保管先の貴族の下に返還した。
 フーケは城の衛士の精鋭達に引き渡した。これで一件落着じゃ」

 オスマンは一人ずつの頭を撫でた。
「君たちの『シュヴァリエ』の爵位申請を宮廷に出しておいた。追って沙汰があるじゃろう。
 既にその爵位を持つミス・タバサには精霊勲章の授与を申請しておいた」
 三人の顔がぱぁっと輝いたが、只一人ルイズは退屈そうに立っている巧を見て言った。
「……オールド・オスマン。タクミには何もないんですか? 」  
 今回の一件については、フーケを追い詰め、ゴーレムを撃退した巧が一番の功労者である。
 オスマンは首を振った。
「残念ながら、彼は貴族ではない」
「し、しかし……」
「俺は別にいい」
 それまで黙り込んでいた巧が口を開いた。

 微妙な空気を変えるべく、オスマンがぽんぽんと手を打って陽気に告げた。

「さて、今日は『フリッグの舞踏会』じゃ。不安な物事がすべて片付いたことだし、
 予定どおり執り行うことにする」
「そうでしたわ! フーケの騒ぎで忘れておりました! 」
 キュルケの顔がぱっと輝く、オスマンがうんうんと頷いて言った。
「今日の主役は君たちじゃ。用意をしてきたまえ。せいぜい着飾ってくるのじゃぞ」
 三人は礼をすると、ドアに向かった。ルイズは巧をちらっと見つめたが、
「先に行っててくれ、こいつに話がある」
 と言われて、名残惜しげに部屋を出て行った。

 部屋に残ったのはオスマンと巧、二人きりになった。
「何か聞きたい事がおありのようじゃな」
 オスマンは巧の方に向き直った。
「ああ」 
「言ってごらんなさい。できるかぎり力になろう。
 君に爵位を授ける事はできんが、せめてものお礼じゃ」

 使い魔の夢

609 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:22:04 ID:aMNoCXRI
とりあえず、皆でリン・スューヌ=ロク・ハイド伯爵・ジントの冥福を祈りましょう。

610 :使い魔の夢 2/7 :2007/08/30(木) 01:24:01 ID:AYoAPdcX
 聞きたいことは山ほどあった、どれから質問していくべきか。

「そう緊張せんと、楽にしてくれて構わんよ」
 目の前にいるオスマンは左手を玩ばせて砕けた口調で言った。 
「ワシ個人としても君とは一度じっくり話がしたかったんじゃが、
 品評会やらコルベールの奴が倒れるやらバタバタしていて時間がとれずじまいでな」

 そんなつまらない前置きはいい。
 巧は真っ先に頭に浮かんだ疑問を切り出した。

「あの『絵』は何処で手に入れた? 」
「『星空の蝶』の絵、の事か」
「あれは蝶の絵なんかじゃない、人工衛星の写真だ」
「ジンコウエイセイ、とな? 」
 それまでのほほんとしていたオスマンの目が鋭く光った。
 ああ、間違いない。こいつは何かを知っている。
「そいつも、あの『狂乱の環』って奴も俺達の世界にあった代物だ」
「君達の世界? どういうことかね? 」
 手を組んだまま、硬い表情を崩さないオスマン。
 こいつから情報を聞き出すにはこちらも本当の事を話すしかない。
 ここに来て巧はその事実を初めて打ち明けることにした。
「俺はここの人間じゃない。ルイズの『召喚』でこの世界に呼ばれたんだ」
「なんと」
 一瞬驚きの顔をした後、オスマンは重たげに言葉を紡ぎ出した。  
「……その君のいた世界の名は『チキュウ』と言うのではないのかね? 」
「!? 」
「やはりな、あの時の彼と同郷の人間じゃったか」
 オスマンは巧の表情だけで肯定の意を読み取った。
「どういうこった、俺の他にも地球からここに呼ばれた人間がいるのか!? 」
「いや、彼の場合は呼ばれたというより降りてきたというべきか……」
 そう言って窓の方に目を向けると、オスマンは遠い目をして語り始めた。

「数年前のことじゃ。
 このトリステインの国境沿いに空から隕石が落ちて来たと報告があってな。
 たまたま近くにいたワシと知り合いの貴族はその近辺の調査の命を受けたのじゃ。
 その道中、ワイバーンに襲われての。
 逃げ回っていたワシ等を救ってくれたのがあの『狂乱の環』の持ち主じゃ。
 錠を環に填めて鎧を纏うとな、たちどころにワイバーンを蹴散して、ばったりと倒れおった」

「目を覚ました彼に話を聞いたところ、
 自分は空より遥か上の宇宙のジンコウエイセイとやらで作業をしていた所を白い光に包まれ、
 この違う世界の上の宇宙に飛ばされて、
 何とかそこから仲間の助けを借り船に乗ってトリステインの地に降りてきたと語った。
 どうにも要領のつかめぬ話じゃったし、普通なら世迷いごとをと笑い飛ばす所じゃが、
 彼の服装、所持品、雰囲気全てがこのハルケギニアでは到底お目にかかれぬものであったこと、
 助けられたという恩も加えて、嘘をついてるようにはとても思えなんだ。
 彼はこうも言っておった。ここはチキュウではないのか、我々の世界ではないのか、とな。
 おそらくは君と同じ世界にいた人間じゃろう」

「そいつは今、どうしてるんだ? 」
 巧は口を挟んだ。
 生きているのならそいつに会うことで元の世界に戻る手がかりを見つけられるかもしれない。

611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:24:04 ID:aIrTw4JD
夢支援。

612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:24:53 ID:w34K3gFD
>>609
この段階ではまだ伯爵公子だったはず。
でもハイド伯爵家はいきなり断絶か……。
支援。

613 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:25:26 ID:aIrTw4JD
……数年前、ならまだ……かな?支援

614 :使い魔の夢 3/7 :2007/08/30(木) 01:25:36 ID:AYoAPdcX
「学院に運び込んで手厚く看護したんじゃがの、死んでしまったよ。
 最後に『狂乱の環』を使ってはいけない、もし使ってしまえばその人間は狂気に支配され
 破壊と殺戮を繰り返す悪鬼と成り果ててしまうだろう、と言い残してな」
 それからの部分をオスマンは躊躇して言った。
「……全身が灰になって崩れ落ちていったのじゃ」
 まさか、そいつは……その死に方は……!
「オルフェノク……!? 」
「!? どうかしたかの? 」
 オスマンが巧の方に首を傾ける。
「いや、何でもない。続けてくれ」 
「それからワシが彼の持っていた書類を、知り合いの貴族が『狂乱の環』をそれぞれ保管する事となったのじゃ。
 書類の資料にあった文字はまるで異国の文字のようでな、全く解読する事ができなんだ。
 じゃが、その中にあった一枚の星空を写した絵にワシは特に目を引かれての。
『固定化』の呪文をかけて、宝物庫に保管することにしたのじゃ」

 畜生、何なんだよ。
 一つ謎が解けたと思えば、またすぐに次の謎が出てきやがる。
 頭ん中がこんがらがってきた。
 
 そんな巧を尻目にオスマンは話を続ける。
 
「ここから先はワシの憶測に過ぎんがの。
 彼をこの世界に導いた白い光、これは『サモン・サーヴァント』の光ではないかと踏んでおる」
「ちょっと待ってくれよ、それは普通ここの生き物を呼び寄せるだけの魔法なんだろ!? 
 そいつとデッカい衛星ごとハルケギニアの宇宙に呼び出すなんてこと、できるのかよ!? 」
 召喚された夜、巧はルイズから自分を呼び出したその魔法について嫌というほど聞かされた。 
 幾らなんでもそんなことはありえないだろう。それこそこの世界は何でもありになってしまうじゃないか。
「有りえない話ではない、召喚された者の周りの物まで呼び寄せてしまう事はな。
 現に君は鉄の馬の形をした乗り物に跨って現われたとコルベールに聞いているが? 
 それに使い魔として呼び出された者が必ず呼び出した者の目の前に現われるとは限らない。
『サモン・サーヴァント』は未だアカデミーでもその全貌を解き明かすことのできない未知の魔法じゃ。
 何が起こっても不思議ではない」

615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:26:11 ID:PLvof/Bc
まあこの時期の殿下はまだジント依存症では無いから、仮にジントが死んでても大した問題ではあるまいw

616 :使い魔の夢 4/7 :2007/08/30(木) 01:27:08 ID:AYoAPdcX
 そして、オスマンは巧の左手に目を向けた。
「後ワシが分かっているのは、君の左手にあるそのルーン。それは伝説の使い魔『ガンダールヴ』の印じゃ」
「『ガンダールヴ』? 」
 伝説の使い魔か、随分と大げさなモンだ。
「そうじゃ。その伝説の使い魔はありとあらゆる武器を使いこなしたそうじゃ。
 ギーシュや生徒達との決闘の時、銃や剣を持っていつもより上手く動けたとか感じたりせんかったかの?」
「そいつは俺も感じていた」
 にわかにだけどな。
 しかしこの爺、俺の事をずっと見張ってたのか? あんまりいい気分がしない。
「……じゃが、『私』はこう思っておる。『狂乱の環』を使いこなした事に関しては『ガンダールヴ』とは違うとな」
 一人称を改めたオスマンは、全てを突き詰めるべく目線を鋭くした。
「最後にこの老いぼれの方からも一つ聞かせてもらえんかの、
 人の身では使えないハズの『狂乱の環』を何故君は使いこなすことができたのか?」

「それは……」

 そんなの、ただの偶然だと答えるべきか。
 だけど、こいつはきっと気付いている。俺がただの人間じゃないってことを。
 知りたがっている。本当のことを。
 誤魔化すことなんてできない。
 はっきりと言うべきだ、こいつの為にも、そして、俺自身の為にも。
 自分はそれでも人間として生きていくと決めたのだから。 

「それは……俺が人間じゃないからだ」

「……!」
 オスマンの目が開かれる。 

 巧は意を決して言葉を出した。

「俺がオルフェノクだからだ」

617 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:28:34 ID:aIrTw4JD
しかしΔのベルトを装備してイーグルサットで整備をしている誰か……想像つかないな。

618 :使い魔の夢 5/7 :2007/08/30(木) 01:29:07 ID:AYoAPdcX
「なぁ、本当に行かなくて良かったのかよ、相棒。
 あんな豪華なご馳走、滅多にありつけるモンじゃないぜ」
 脇に置いたデルフリンガーが口を開く。
「ああいうごちゃごちゃしたのは苦手なんだよ」
 巧はベッドの淵にもたれながら気だるそうに言った。 

 アルヴィーズの食堂の上の階にあるホールにて『フリッグの舞踏会』が行われている。
 遠くから見た所、大勢の着飾った教師や生徒達が豪勢な料理が盛られたテーブルの周りで歓談していた。
 あの中に入っていくのは非常に億劫に思われた。
 巧は一人ルイズの部屋に戻り、疲れきった心身を休めていた。

「それなら別にいいんだけどよ……、
 しかし、相棒には驚かされっぱなしだぜ。まさか人間じゃなかったなんてな」
「お前……」
「へへっ、いいじゃねぇか。
 皆、舞踏会に行っちまって、こんな所にいるのは俺とお前さん位なモンだぜ。
 他の連中には聞こえてる訳ないって」
 コイツ……、森の中に捨て置いたままの方が良かったか。
「そう睨むなって。俺とお前の仲だ、他の誰にも言わねぇよ、あの娘ッ子にもな。
 だからさ、頼むぜぇ。昼間みたいなあんな扱いはもう勘弁な」
「……考えといてやるよ」
 巧はそう言ってデルフリンガーを鞘に収め、うるさかったその剣を黙らせた。

 結局、聞いても何も分からずじまいだったな。
 分かることは分かった。だが、分かったというだけで後に続かない。
 何故、俺はこの世界に呼ばれ、その伝説の使い魔とやらに選ばれたのか。
 あの男の言っていた我々の世界とはどんな意味で言っていたのか。
 分からないことは分からないままなのだ。

「あいつも何なんだろうな」
 分からないというならあのオスマンとかいう爺もだ。
 自分がオルフェノクであること、人間ではないことを説明し終えると、
 あろうことか巧の手を取って、
『ありがとう、よくぞ打ち明けてくれた。それが聞けただけでも満足じゃ。
 君が何者であろうと構わない、生徒達と恩人の絵を取り戻してくれた。
 わしはきみの味方じゃ、ガンダールヴ。』
 と、穏やかな笑みを浮かべながら感謝の言葉を送ってくれた。
 
 何でそんなやり取り一つで俺という化け物を受け入れられるのか、本当に訳がわからない。
 右手で顔を覆い、ベッドに頭を寄せた。

 ざらりとした感じがした。

619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:29:22 ID:Nt57jBly
ジントはきっと同時に他の誰かに召喚されてるとかっ と、希望を繋ぎつつ支援。

620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:30:56 ID:Tua0qOJQ
支援

…って灰かー!?

621 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:31:03 ID:aIrTw4JD
……灰化進んでるのか支援

622 :使い魔の夢 6/7 :2007/08/30(木) 01:31:10 ID:AYoAPdcX
「……」

 右掌を見る。灰になっていたのは真ん中の辺り。
 
『我々オルフェノクは人類の進化形だ。
 だが、その急激な進化に身体はついていくことはできない。
 近いうちに我々は滅びの運命を辿ることになる』

「…………行かなくて正解だったな」

 舞踏会に行って、他人に見られていたらどうなっていただろう。
 あの時よりも灰になっている部分が大きい。 
 オルフェノクとしての崩壊は再び始まったのだ。

 分からないことの内の一つがわかった。
 帰る為の手がかりが見つからないのに妙に落ち着いている自分がいる理由。

 元の世界に戻る前に自分はきっとここで朽ち果ててしまうからだ。
 

 だけど、不思議な気分だ。
 惜しいとか悔しいとか負の感情が全然沸いてこない。
 
 ルイズの夢を叶えることができたからな。
 シュヴァリエというのが何の称号なのかは分からないが、
 それであいつがメイジとして多くの人に認められるのならいいことなんだろう。
 大半を無為に過ごしてきた自分の人生だが、ようやく意味がもてるようになったのだ。

 舞踏会で踊っているであろうルイズのことを思う。
 昼間、無謀にもゴーレムに立ち向かっていったように
 これまでも皆から魔法の才能がないということで疎まれ罵られて、
 ああやって周囲の目にも後ろを見せず戦って来たのだろうか。
 それに比べると、自分はどうだっただろう。
 オルフェノクという殻に閉じ篭って周りから目を背け逃げているばかりだった。
 そう考えてみると、

「凄ぇな、あいつは」
「あいつって誰のこと?」
「いや、ルイズのことだよ……って、おい!? 」

 返事がした方に頭を向ける。

「ふぅん……、あんたもようやく私に敬意を払うようになったのね」
 
 そこには舞踏会場にいるはずのルイズの姿があった。
 桃色がかった髪をバレッタにまとめ、ホワイトのパーティドレスに身を包んでいた。
 巧は息を呑んで、今更ながらに気づいた。よく見ればこいつは中々の美少女じゃないか。

「何処を探しても見当たらないと思ったら、こんな所でのんびりしてた訳?
 ご主人様をほったらかしにしておいて? 」

 口さえ開かなければな……。

623 :使い魔の夢 7/7 :2007/08/30(木) 01:33:32 ID:AYoAPdcX
「お前の方こそ何だ、舞踏会はいいのかよ? 」
「抜けてきちゃったわ、踊れるような気分じゃなかったし」
 ルイズはうつむいて巧の隣に向いベッドに座り込んだ。
「何だよ、シュヴァリエとかいう称号も貰えたんだろ? 嬉しくないのかよ?」
「それのこと? オスマン学院長に言って取り下げてもらって来たわ」
「何でだよ? 折角お前が認められるチャンスだったのに!? 」
「自分の力で勝ち取ったものじゃないもの、私自身の実力で掴まないと意味ないじゃない」 
 そう言ったルイズの目線はきっちり前を見据えていた。
 ああ何だ、敵わないな、こいつには。

「それよりタクミ」
 ルイズは巧に向き直って言った。
「何だ? 」
「あんた、違う世界から来たって話、本当なの? 」
「! ……お前、何で……」
「気になったから、皆であんたとオールド・オスマンとの話を聞いていたのよ。
 ミセス・シュヴルーズに止められて聞く事ができたのはそこまでだったんだけど」
 そいつを聞いて安心した、俺が人間じゃないって事までは聞かれてなかったみたいだ。 
「そんなことより質問に答えて? その話、本当なの、嘘なの? 」
 ルイズは鳶色の瞳を大きくし巧に近づいて訊ねる。
「……本当だって言ったら、お前、信じてくれるのかよ? 」
「信じる信じないもないの、
 そういったことは全部ご主人様である私に一番に話すのが筋でしょう? 
 まぁ、助けてくれたから今回は許してあげるけど」
「助けたって何だよ? 」
「暴走してたゴーレムから私を助けてくれたじゃない」
 何だ、そのことか。
「いい事、今回だけは許してあげるけど
 今後、ご主人様である私に向って隠し事とかは一切認めないわ。
 他に何か隠していることがあったら、今の内に話しておくことね」
「……無ぇよ、何にもない」
 巧は手を頭の後ろで組み自然な形で右手を隠しそう答えた。 
「そう、無いならいいのよ。無いなら……、あ?」
 それまで満足の笑みを浮かべていたルイズの顔が思い出したようにハッとなった。
「どうした? 」
「一つだけ、聞いておかないといけない事があるのを忘れていたわ」
 ったく、今度は何だよ。
「タクミ、あんたの夢って何なの? 」
「何で、いきなりそんなこと聞くんだよ? 」
「だって……、ご主人さまの夢だけ聞いておいて自分だけ話さないなんて、……不公平じゃない」
 そう言ってそっぽを向けたルイズの顔は横から見ても真っ赤だった。

 さて、どうしたものか。
 今までの経験から行けば素直に話さないととんでもないことになりそうだ。 
 どう言えばこいつに納得してもらえるものか。

『世界中の洗濯物が真っ白であるように、皆が幸せで……』
 駄目だ、こんなこと、言ってるこっちが恥ずかしくなってくる。
『俺様は毎日、食っちゃ寝、食っちゃ寝……』
 俺は何処の駄目人間だ。
 
 やっぱ、あれしかないか。
 いつか、似たような事を聞いてきた誰かにも返したあの答。
 
 巧は空に浮かんだ二つの月を見上げて言った。

「……十年後、俺が生きていたら教えてやるよ」

624 :使い魔の夢:2007/08/30(木) 01:37:24 ID:AYoAPdcX
以上です。
衛星関係に悩まされまくりで一部完結だわ、あ〜。
支援のほう、あじゅじゅじゅしたー。

625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:37:47 ID:aIrTw4JD
夢の人乙。
巧の命のカウントダウンがどんどん進んでるな……このままだとタルブ辺りで死んでしまいそうだ。
それが悲しいというか何と言うか。
そして人工衛星に残ってるはずのデルタのベルトを付けていたはずの男の仲間はまだ生きてるのか。
そしてデルタのベルトを付けていたのが誰なのか気になるけど……単なるモブだよな。
次回も楽しみにして待ってる。

626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:39:54 ID:Tua0qOJQ
おちかれ!

627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:40:30 ID:uy80WRH5
>「……十年後、俺が生きていたら教えてやるよ」
ブワッ!(´;ω;`)

628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:41:55 ID:+6MiJ/mt
夢の人乙
そして星界乙
けど、ジントとラフィールはセットのイメージが強すぎる。違和感が…w

629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:44:09 ID:wPj3DkCk
全く同じネタ考えていた奴がいてワロタwwww
まあ、竜の羽衣をどうするのかで詰まって放置していたが

あ、リン・スューヌ=ロク・ハイド伯爵(ドリュー・ハイダル)・ジントを召喚すればいいのか
問題は、ハイド伯爵公子(ヤルルーク・ドリュー・ハイダル)時代と主計列翼翔士(フェクトダイ・サゾイル)時代と主計前衛翔士(レクレー・サゾイル)時代のどれにすればいいのか、というところか

エクリュアは論外だろ、キャラのイメージ的に考えてw

630 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:45:12 ID:w34K3gFD
乙したー。
避けえぬ終末を見ながら、それでも前に進む人はカッコイイと思います。

631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 01:46:57 ID:ewFFuXqd
タッくん………(´;ω;`)

632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:03:43 ID:D+3XuFmW
デルタギアは劇場版から来たのかのう?

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:12:18 ID:aIrTw4JD
>>632
村上社長が三原から奪った後、オーガとサイガのベルトの開発の為に研究。
それ以降どうなったかって明示されてたっけ?

634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:15:57 ID:Cm3JMg1U
武林クロスロードの武侠シュンライ
リアルバウトハイスクールの南雲慶一郎
ダブルクロスリプレイトワイライトの快男児・天花寺大悟

こんなの使い魔にしたらスゴイだろうな

635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:19:00 ID:REgwMJ/X
ガイバーのアプトムが召喚される電波を受信。
形にできるかどうかは置いといて匙加減が難しいな。
どの時期から呼ぶかで強さがえらい変わるし。

636 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:20:11 ID:Pv4n7mwb
電波が祟って>>607をルーズリーフに落書きしたんだが、
ここって小説以外もあり? 写メで申し訳ないが…

637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:21:43 ID:PLvof/Bc
>>636
別に良いんじゃね?
所詮画像一枚、見たくなきゃクリックしなきゃ良いだけだし。

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:22:28 ID:Nt57jBly
>>634
真ん中はやだなぁ。普通に。

639 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:25:41 ID:Pv4n7mwb
よし、投下してみる。
http://www.uploda.org/uporg992002.png.html
エクスプロージョンは口からを予想

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:27:01 ID:eV4ZEZbQ
南雲は最強キャラである以上に説教キャラだしなw

最強って点についても、格闘技、銃器、魔法(神威の拳)、ついでに料理まであるし。

641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:27:20 ID:fuAsO5rp

初期バージョンでもゼロ魔世界では敵無しなんじゃねぇの?

偽ガイバーバージョンでも、相当強いぞ。
なにせ、サポートありと言ってもガイバーとまともに渡り合えるんだからな。
防御力も高いから、半端な呪文は効かないし(なにせ、ゾアノイドによっては戦車主砲もノーダメだし)
スタミナさえ続けばレコンキスタフルボッコは軽いだろ。

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:27:55 ID:AidsMKpr
>634
南雲の場合、召喚自体には慣れてるだろうが、
時間軸によってはしょっちゅう別世界に召喚されちゃうな

送還呪文も存在するから、ハルケギニアの魔法文化涙目
一生地球に帰れないなんて悩む事も無いかもしれない。



643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:28:56 ID:PLvof/Bc
>>639
GJ!
でもルイズがなんか精神支配喰らっている様だなw

644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:29:59 ID:IzfAxGAl
ちょっと気になったんだけど、>>616でオスマンが言っている『狂乱の環』ってファイズギアのこと?
デルタギアを指しているなら装備対象は問わないはずなんだが…

645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:31:21 ID:3ZmpNNJ2
>>640
「イバルだけで能なしなんで、アイアン・メイデンで気合を入れてやったミスタ・ギトーはもうニ度と学校へ来ねえ」


こうですか〜〜っ!?><

646 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:34:33 ID:ifYUni/2
>>644
デルタギアだよ
デルタギアは、人間でも使えるけど狂う
なぜたっくんが狂わず使い熟せたのか?ってことじゃない

647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:36:32 ID:ewFFuXqd
ギトー救済SS書くひといない? ギーシュは色々見せ場あったりするけど、何もないギトーが不憫。

648 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:36:35 ID:IzfAxGAl
>>646
ああ、そういう意味か
ありがとう、納得できた

649 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:39:58 ID:aIrTw4JD
>>647
他所で良いなら姉妹スレの仮面とか。あんま良い所ないけど丸くなってる。
後は此処でも遍在使って活躍していたSSが有ったような。戦闘じゃなかったはずだけど。

650 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:41:28 ID:rCHwGxXz
最初にキュルケより強い(っぽい)事が分かったが、
嫌味を言ったくらいで後は空気……。
弱めのキャラ召喚で、コルベール先生&トライアングル生徒2名と
一緒に使う事をお勧め(誰に?)します。

651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:46:53 ID:wRsaQ/R5
詠唱の長い虚無の使い手を守るのがガンダールヴの役目、ってくんだりで
アルトネリコのライナーなら本作内の役割的にも強さ的にもぴったりなんじゃね?と思ったけど
あのナチュラル鬼畜っぷりが出せなくて断念したよ。
あれか、ワルドに結婚持ちかけられたルイズに素でわからないと返したりオボンヌ無理やり食わせたりするとか?
ダメだね、オデレタロスでも書いてゆ

652 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:50:11 ID:REgwMJ/X
>>641
五人集吸収前、もしくは後。それか速水さんを吸収して復活後。
やるとすればこの三パターンは考えてる。
偽ガイバーの最初期バージョンだと融合同化が使えないから話の幅が狭くなると思うんだ。
融合同化は使いどころさえ間違えなければかなりいけると思うし。
確かにスタミナが続けばフルボッコは軽いw

アプトムと同時にゼクトールも考えたけど、
七万の軍勢を相手にファイナルブラスターテンペストで散るが熱すぎた。

653 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:50:51 ID:fuAsO5rp
>>651
奴はお坊ちゃんだから、鬼畜と言うよりずれてるんだよな。
ボケの癖に突っ込み要員だし。

654 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:53:18 ID:FKrPZ2ia
野心のクソ強いの召喚されんかな。
大公爵家や王女と幼なじみのコネを利用してむしろこちら側から大陸統一を図るような。
あ、別に血統的にはアンが虚無で主人公ポジってのもあり得るのか。

655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:54:39 ID:rCHwGxXz
Fateのセイバー召喚・・・・・・うん、ごめんね、
思いついたのはいいけど、全く展開が思い浮かばなかった。
永遠のアセリアから高嶺悠人召喚とかどうだろう。
なんか、全体的に似ているような気がする。
妹がいるかいないかが大きそうだけど。

656 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 02:58:11 ID:aIrTw4JD
アセリアはエターナルがとんでもない設定だったと聞いたような気がするな。

657 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 03:00:21 ID:rCHwGxXz
えぇと、フレイムへイズの上位互換が、
複数の異世界をまたに駆けて戦ってる感じかな?

658 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 03:01:47 ID:T/+0Sqxl
デルフが永遠神剣「驚愕」とかになるのか

659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 03:02:35 ID:d8OVKaDw
>>651
どうせ呼ぶならシュレリア様かミュール呼んでくれ

660 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 03:07:16 ID:Cm3JMg1U
ぷいぷい!の
新木 陣と座堂シエラの二人も面白いかも
シエラとルイズから平民!庶民!と呼ばれる

661 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 03:18:29 ID:AidsMKpr
シエラ、というと幻水2が浮かぶ…
銀髪紅目の吸血鬼で、蝙蝠に変身出来て、雷落とせる(これは武器に雷鳴紋章宿してるからかな?)
見た目少女の800歳オババ

高慢っぷりではルイズと結構いい勝負してくれるかもしれない


662 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 03:38:52 ID:0rOVlC+M
シエラと言えば聖剣LOMのドラグーン。犬。
あの世界って主人公以外人間がいないんだよな。

663 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 03:50:06 ID:TZs6hp0z
>>562
俺的には極小規模な未来予測なんじゃないかと思ってる。
対象を目の前する→数秒後の自分自身の考えを読み取る→答えを得る
みたいな感じ。
未来の自分は既に答えを得てるから対象を目の前にして考えることで
答えを得ることが出来るというわけ。
で、すごくはっきりとした強力な能力ならただの予知能力になるから
発動には一応対象を前にすることくらいは必要なんじゃないかと

664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 04:50:31 ID:3zfwvRoU
結局のところ、アンサートーカーって能力は物凄い観察眼&分析力ってことなんじゃないかなぁと。
Fateの士郎の解析の超万能バージョンみたいな。
自分で答えを出すというよりは対象が答えをデュフォーに教えてくれるみたいな。
答えを(引き)出す者って解釈?

665 :sage:2007/08/30(木) 05:05:18 ID:J6gioQm/
驚愕ワロタww

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 05:12:07 ID:Auws6sED
おでれーた!

667 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 06:17:30 ID:Nho/NdRZ
>>663>>664
清麿は古代史の謎とか解いてなかったっけ。それだと未来予測や観察では説明しきれない。
もう単純に、問答無用で答えがわかる超能力でいいんじゃ?
ただ多分、答えの前に問い(あるいは疑問)があるのが前提条件。
どうすれば躱せる?とか、なにを考えてる?とか。
でも原作を見るに、デュフォーはきっと自分のことはわからない奴。

668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 06:30:24 ID:QHlwsoUG
もうどこからともなく正解電波が飛んでくるって感じでいいんじゃないだろうか

669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 06:34:21 ID:Pv4n7mwb
清麿って単純にIQ180だか200のがり勉じゃなかった?


670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 06:49:57 ID:BR/NdWf+
億単位の数式を暗算で解いたり 古代の文字を解読したりしてたよな? 

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 06:50:30 ID:QHlwsoUG
単に天才なのとアンサートーカーは違うぞ
清麿は天才な上にアンサートーカー

672 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 06:56:16 ID:Nho/NdRZ
アカシックレコードと交信しているのダ! とか言い出すと
いきなり危ない奴になるので注意!

673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 07:04:04 ID:FYaXLaRD
デュフォーは天才じゃないんだっけ?

アンサートーカーの必要条件に天才であることが入ってるのか

674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 07:12:33 ID:48ZOW7hw
アセリアから召喚するとしたら、とりあえずエターナル組は論外だな。
砕かれた「求め」あたりを召喚したら面白そうだけど
姉妹スレの作品や他の武器召喚系と被りそうだ。

675 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 07:39:45 ID:PXDEDR1A
アンサートーカーは生まれ持った能力みたいだし、天才と言えば天才なんじゃ


676 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 07:41:37 ID:LX1rv2HS
全部わかるってつまらない人生だな

677 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 07:49:38 ID:3zfwvRoU
まあ、流石に
「ルイズ、お前の属性は虚無でこれこれこうすれば魔法が使える」とか
「シルフィード、お前は風韻竜だな」とかはいいださんとは思うが…
フーケの正体やワルドの裏切りあたりはあっさり看破しそうだな。
まあこの二人の場合はアンサートーカーなくてもある程度頭が回ればすぐにわかるんだが。
ウェールズ軍にレコンキスタ軍倒させるのはやっぱ無理だろうか…

あとアンサートーカーの下敷きに天才があるってのはかたそうだね。
そもそも答えが出てもその答えの意味が理解できる頭をもってないとどうしようもないし。

678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 07:57:25 ID:nFqnXcCm
呼ぶならゾアクリスタル抜かれて乞食になったギュオー閣下を…。

679 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 08:07:32 ID:E4w9Pw2E
ttp://image.blog.livedoor.jp/dqnplus/imgs/3/f/3f7f7b17.jpg

680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 08:07:57 ID:4S3f7ju/
サコミズ王をオーカオー込みで呼んでみましたが、途中自らゼロ戦を選んで弱体化しました。問題はありません

681 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 08:08:33 ID:sWzpaOkB
中世ファンタジーから純粋戦士系を召喚した場合を妄想すると
毎回フーケゴーレム戦で詰まるがな
巨漢=かませは定番でもここまででかいとねえ
>>676
魔物の子と出会うまで清麿はクラスで浮いてひねくれかけてたし、
デュフォーは研究機関に売り飛ばされてた



682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 08:10:13 ID:E4w9Pw2E
誤爆ごめんお

683 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 08:15:35 ID:vY18shib
>>678
いや、ギュオー司令よりプロトタイプの村上の方が話は作り易そうだ。
適度に強すぎないし。

アプトムは融合捕食があってナンボだし、バルカスの改造後はガチだろ?

あと、大穴だがゼクトールとかバイオフリーザー速水とか中身原始人な0号ガイバーも捨てがたいな。

684 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 08:15:50 ID:LX1rv2HS
FFTAからチョコボ召喚すりゃ無敵だろw

685 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 08:21:13 ID:2OlaX8+I
>>681
自分の身長の20倍近い巨体相手に策もなしに真正面からぶつかろうとするのは、
勇気ではなくただの馬鹿だわな。
つうか、土とはいえどう考えてもトン単位の重さのパンチにも耐える宝物庫の壁って材質に何使ってあったんだか。

686 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 08:25:24 ID:OdwDCiwq
>>634
遅レスだが…シュンライ召喚しちゃうとルイズをはじめとして女性キャラたちの貞操が凄まじく危険なんだがw
あとニューカッスル城の対3万も全滅させられるからとんでもないことに

687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 08:29:08 ID:4S3f7ju/
>>685
その辺から『固定化』には分子結合とかの安定度も高めて丈夫にしてるんじゃないか?とか言われてるんじゃないかね
まぁスクウェアメイジが頑丈に錬金して作ってるだけかも知れないけど

688 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 08:46:55 ID:DVWCKTNT
>>664
死角からの遠距離狙撃すらアンサートーカーは答えを出してかわせる。

689 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 08:49:45 ID:DTQtB/NU
>>686
7万でも壊滅させられそうだしなぁ……

690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 08:55:51 ID:OdwDCiwq
>>689
何の変哲も無いごく普通の投槍を投げて、鎧着た200人を貫通してぶち殺すとかいう阿呆な技量を持った人だからなー…。
神雷銅手火槍が無いと対多数への戦闘力がちょっと下がるけどなんとかなっちゃうだろうしなぁ。

691 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 08:58:57 ID:2OlaX8+I
>>688
狙われてるって本人が気づいてなくても、「警告:死角からの遠距離狙撃。回避方法は…」って具合に
ひとりでに回答が頭に浮かんじゃうのか?

万能っつーか、終いにゃ周囲のあらゆる事柄について回答されて情報過多で発狂しそうだな。

692 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 09:00:49 ID:DVWCKTNT
>>691
それはない。その場合はアンサートーカーの能力が封印されるから大丈夫。
だから使うには訓練が必要。逆にいえば訓練すれば問題無し

693 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 09:02:19 ID:4S3f7ju/
回避できない時は回避不能って答えを出してくれるんだけどな

694 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 09:03:51 ID:DTQtB/NU
>神雷銅手火槍
超破壊の杖フラグキター いや、フーケじゃ持って逃げられないかもしれんけど。

ふと、瀬戸の花嫁の燦ちゃん召喚とか電波が来た。
ルイズとかグルグル目になって
「我は虚無! あらゆるものを打ち砕き、万象一切無へと帰す者なり!」
とか叫んでゴーレムを素手で粉砕すんの。

695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 09:10:05 ID:+IpNE0bO
>>677
虚無に関しては言わない方がおかしいと思うが。

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 09:22:53 ID:OdwDCiwq
>神雷銅手火槍
全長9m超、重量1300kg以上の個人兵装。ゴーレムじゃないと持ち出せないな。
振り回すシュンライ自身2m超える偉丈夫だがそれでも常軌を逸した武装だもんなぁ。

参考画像
ttp://file.brincrossroad.blog.shinobi.jp/weapon.jpg

697 :667:2007/08/30(木) 09:26:30 ID:rn+fFWM5
>>691>>692
だから多分、先に疑問ありきなんだと。
何処から狙ってる? 躱すには? って考えた瞬間に答えを得てるんだと思うのですよ。
つーかこれ以上この話題で議論すると作者さんが書きにくくなりそうなので自重。

698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 09:30:59 ID:k5+ZHJ+V
>>697
『躱せない』という答えも存在することを理解してくれ。



699 :697:2007/08/30(木) 09:35:33 ID:rn+fFWM5
うむ、オートではないからこそ、そういう間に合わない回答もあると理解。
つーか、自重w

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 09:42:52 ID:+3W4var1
ガイバーユニット自体を召喚
、、、あの姿で声はルイズのままは違和感あるってレベルじゃねえなw
身長は装着者基準だから妙にちっこいガイバーになりそうだ

701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 09:51:09 ID:syXmVIri
装着つながりだが、破壊魔定光のポンコツ召喚とか考えた。
その場合ポンコツの武装は定光仕様がいいか、ルイズ仕様がいいか。ってかルイズ仕様ってどんなだろ。

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 09:54:27 ID:+BmLWbR2
イヤイヤ装甲言ったらヤマテックでしょう?

703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 09:57:10 ID:OdwDCiwq
角含めて160cmいくかどうかな小さいガイバー
ある意味怖いかもしれん
体重はユニットのせいで倍増するんだっけ?少なくとも5割り増しくらいにはなってたような

704 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 09:57:55 ID:RQW0l/DJ
>>700
>>701
両方ともどこかに首輪みたいなパーツがついてそうだなw

705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 09:59:45 ID:OdwDCiwq
撃龍剣召喚。
公式アンソロジーかなにかでレディ・リュウガンオーが出てきてたから
レディ・リュウケンドーというのもありだろう

706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 10:13:31 ID:e2yhfckA
>>698
ソーサリーの呪文にそんなのあったな。
「ピンチだ、どうしたらいい!」→「もうダメポ」ってやつ。

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 10:53:26 ID:uy80WRH5
>>701
やっぱ女定光仕様だろ。いっそのことルイズは平行世界ハルケギニアの定光ってことで。

708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 10:59:15 ID:ewFFuXqd
大量の流刑体がハルケギニアに落っこちてくる。

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 11:15:01 ID:dTJ3bWFf
夜狐で巣作りドラクロス発見

710 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 11:26:18 ID:06nSxVeE
初期のアクティブデバイス使えた時のポンコツなら良いけど
それ以外は物理保護と武器が強すぎて敵がおらんようになってまう

711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 11:27:36 ID:gn91z41x
巣ドラか…タルブの村がブラッドの巣のそばにできた元生贄の村娘が建てた村になってそうだな
住人の大半は龍の血を引いてる超人村

712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 11:29:27 ID:k5+ZHJ+V
そこでヴァルチャー殺しの嶽牙をですね

713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 11:35:34 ID:syXmVIri
物理保護とか静止モードはともかく、武器はポン刀と銃だけだからそれほどでもないと思うが。
初期型は初期型で決め手がないからやりにくいな。本人が剣使えるわけでないし。
防御軽視の神代やよい仕様が一番かの。


714 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 11:35:40 ID:06nSxVeE
流刑体が落ちて来たらメイジで勝てるかちょい気になる
どちらにしろ数多すぎて処理不可能だけどw

715 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 11:44:46 ID:FKrPZ2ia
>>709
前から思ってたが何で狐?foxだぞ狐って

716 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 11:46:09 ID:06nSxVeE
ネコミミは防御軽視つうかやよいの身体能力が低いだけのような

717 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 11:54:59 ID:R1FuHuhk
>>716
いや、たしかネコミミは元がヴァルチャーだったから神代がそういう仕様にするようにしたんじゃなかったっけ?

718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 11:55:46 ID:ewFFuXqd
星一個ふっ飛ばせるヴァルチャーは強すぎて微妙。

流刑体と契約すんのも面白いと思う。

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 11:59:53 ID:JUCaQ4Rd
ゼクトールならなんとかなりそう。

720 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 12:00:05 ID:06nSxVeE
そこで流刑体定光召還でスプラッタ

721 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 12:04:10 ID:R1FuHuhk
>>720
待て、ハルケギニアが終わるwwww

722 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 12:05:16 ID:dTJ3bWFf
715
題字の絵がタマモぽいから、夜話あたり正しくぽいかな

723 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 12:09:27 ID:06nSxVeE
>>721
とりあえずギーシュは死亡確定ですな
まあそれ以前にルイズの命が危ないが

724 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 13:32:53 ID:OdwDCiwq
舞ー乙HiME Zwei完結記念にアニメ版から誰かオトメを召喚…
とか考えたわけだけど、ぶっちゃけ誰を召喚したものやら

725 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 13:39:25 ID:Mrn85B3x
>>722
アホかお前。脳内自分設定に基づいて他人のサイトの略語を勝手に作るな。

726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 13:49:28 ID:ry5SH1sp
>724
順当にアリンコでもいいとは思うが。

オトメも1人戦略兵器なんだよな。
ウェールズに手紙もらいに行ったあたりからがらっと変わりそうなクロスの一つだな

727 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 13:50:24 ID:opOeJvT/
>>722
まず日本語おk

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 13:53:33 ID:LpM1pm5N
今気づいたが、ソーサリー・ゼロは新装版準拠なのか。
ううむ、バグランドとかの名前が変わってるのが寂しいが、
まあ、うむ、あまり其処は拘るべきところじゃないんだろうなあ。

とまれ、魔法使いの丘で手に入れた「広刃の剣」と「剣術熟達の腕輪」には
大魔王との戦いまで役立ってくれた優秀な武器なのだし、
デルフリンガーを手に入れても、使い続けて欲しいなあ、とか何とか。

729 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 13:56:09 ID:3qgEiJn8
>>728
現状「デルフリンガー? 何それ」って状況で進んでるけどなw
いつでるんだろうオデレータ

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 13:58:46 ID:qxrNLyul
原作知らんからよくわからんが
おでれーたがりの魔剣が無事に出ることを祈る

731 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:02:01 ID:e2yhfckA
>>729
きっと選択肢次第ではフーケ戦までにデルフ手に入れてるんだよ。

732 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:02:55 ID:LpM1pm5N
>>730
広刃の剣はダメージ+1
ラグナーの剣術熟達の腕輪は命中判定の達成値+1

通常のダメージが、運試しに成功しない限り一律2点で
命中値に用いられる技量点も魔法使いは1d6+4なんで
序盤で手に入る(かもしれない)二つの道具は、とても重宝するのですよ。

もっとも「君」はうっかり者だから
あわてて村から逃げ出したりする時に
うっかり剣を忘れたりするのだけどな(笑)

733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:06:06 ID:UN5DRhFE
>>731
武器屋行く選択もあったしな

734 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:07:36 ID:LpM1pm5N
追記

恐らく本編中で最も強敵と思われるマンティコアは
技量点12 体力点18の超強敵なので、
やっぱりこの二つの道具は剣で戦うなら必須

735 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:10:14 ID:pUzCC75j
ヒーロー、ロボット、子供、獣、エルフ、実、星の人、その他もろもろ。
そろそろヤンキーでも召喚…………してぇな。
三橋、坊屋、三郎、大尊、QP、花山……ゴメン、言ってみただけだ。

736 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:19:14 ID:C7bSYThc
>>735
花山って花山薫?
ワルキューレが握り潰される様が目に浮かぶ
でもあいつはデルフが飾りになりそうだ
人間の腕を握って血液の行き場を無くして破裂させるなんて技を握力だけでしかも実戦で使うからなあ
スカーフェイス版だと海でサメとタイマン張って素手で仕留めるし
全身撃たれた状態で車を走って追い詰めるし


737 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:22:53 ID:HLEmEgg1
武器持たないのでいつまでたっても出番ないデルフリンガーとルーンの効果に涙

738 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:24:55 ID:opOeJvT/
花山はステゴロだから意味があるキャラだからな。
デルフ以前に武器屋に興味なさそう。

739 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:28:56 ID:C7bSYThc
ここはただの人間で何の特殊能力も無いチンピラ
愛の戦士ムーチー・マーディガンを
まあ弾丸切れ以降足で戦うだろうから結局デルフもガンダも涙目

740 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:29:06 ID:OdwDCiwq
>>726
アリンコ喚んでも良いんだが、それだとマシロ女王も一緒じゃないと…って思ってしまうんだよ。
新しいGEMを手に入れたニナかアリンコのクラスメイトがマイスターになるところを掻っ攫うとかするか?

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:30:01 ID:UN5DRhFE
花山さんに一番必要なのは大量の替えの服だと思う

742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:45:14 ID:C7bSYThc
>>741

ギーシュ戦でぼろっちくなった服をシエスタに頼んで繕ってもらったはいいがその間替えの服がない花山さん
本人的にはフンドシ一丁でも一向にかまわないといつもどおり(ただしフンドシ姿)でルイズの部屋に佇む花山さん
勘弁してくださいとばかりに服を買いに行こうそうだそれがいいと張り切ってお出かけするルイズ
そしてフンドシで付いていく花山さん
周囲の目を忘れてるルイズ

こんなギャグしか浮かばない

743 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:48:39 ID:j6to0mpN
花山が召喚されたら間違いなくギーシュが最初の舎弟になるなw

744 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:50:03 ID:nFqnXcCm
修羅の門からはどうだ?
九十九、海堂、右京、レオン、イグナシオ…


745 :名無しさん@お腹いっぱい:2007/08/30(木) 14:52:57 ID:mQChlj4y

 花山の大将にオデレータ持たせるだと・・・?

 貴様、表に出ろッッ!!!

746 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:56:47 ID:sWpTpsH1
花山の旦那は常にルーンが光ってるんじゃないのか?

747 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:57:16 ID:IzfAxGAl
>>743
決闘でバラの造花持った方の腕を握撃されるギーシュが脳裏に浮かんだw

748 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:57:21 ID:/2Im6wLm
最初の使用でへし折れるオデレータが目に浮かぶw

749 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 14:58:44 ID:C7bSYThc
「握力」が武器とも言えるから
何か握ろうと手に力を込めた途端に光輝くルーン
増幅される身体能力


750 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:02:43 ID:Tua0qOJQ
五万相手ならいけそうで困る

751 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:04:00 ID:sWpTpsH1
全部倒した後に漢立ちで締めるんだな

752 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:04:50 ID:Nqcbq/qx
>>726
ここであえて、消滅したハズのエルスを召喚。
ローブというかJEMはシエスタ経由かオスマン経由で入手とか?

まあオトメじゃなくて、猫カグツチ召喚もよさげだけど。
猫なのに強力な火龍とかね。

753 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:07:00 ID:tdHGuYGg
バキの主要キャラは肉弾戦じゃないと殺せないイメージがある

754 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:08:00 ID:ry5SH1sp
>752
それは、キュルケやティファニアと熾烈な胸争いをするということかな

755 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:12:37 ID:6xzSQ8Dg
逆にちいねえさま召喚で動かない体をルーンの力で無理矢理動かすと言うのは?
戦闘終る度に血吐いたり昏睡状態になるけどそれでもルイズのために戦うちいねえさま

756 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:13:30 ID:Tua0qOJQ
もうやめて!カトレアのLPはゼロよ!

757 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:14:04 ID:pUzCC75j
>>747

トリステイン魔学院に勤める教師、
コルベールさん(42)はそのときの状況をこう語る・・・

「ギーシュも、何が起こったかわかってない顔でした〜
  
 〜それが花山なんですよ」

758 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:15:14 ID:W6i53gAb
アンチクロスのティトゥスなどいかがかな?

759 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:15:39 ID:C7bSYThc
>>753
対大型動物用麻酔銃で何発も撃たれた上に捕縛ネットでようやく動きが止まった勇次郎
至近距離で撃たれたショットガンを両腕の筋肉で受け止めて数時間後には撃たれた傷に薄い皮が張っていたアンチェイン
様々な生物から採取・合成された毒を喰らって普通なら腐って死ぬところを衰弱するだけで結局復活したバキ
本編だけでも化物だらけ
外伝のスカーフェイスでは花山が銃で散々に撃たれながら走って車追い詰めてる

760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:22:15 ID:C7bSYThc
>>758
ティトゥスは……
身体能力の強化にリソース回した肉弾戦魔術師だったか
ただでさえ達人並の剣豪なのにアポーツで刀を取り寄せるから刀折っても意味がないんだよな
しかも文字通りの奥の手まで持ってる
デウスマキナ無しでもかなり強い部類だな
……あれ?じゃあそれにボクシングだけで渡り合った執事さんって純粋な人類では最強?

761 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:25:35 ID:HADP5UHz
勇次郎といい松尾象山といい
板垣の描く人間は人外みたいなもんだ

762 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:27:02 ID:6xzSQ8Dg
>>756
LP0になってもガラフの如く戦い続けます

763 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:27:13 ID:ry5SH1sp
とても人類とは思えんけど人類のようだな

764 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:27:30 ID:YkWqW6Ee
>>760
化け物を倒すのは何時だって人間なんだよ。
まぁティトゥスは奥の手とかの肉体改造無し、アポート無しでも十分強い気はする。

765 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:32:33 ID:3G7UqJtz
武器を使うヤンキー?くにおくんだろ。マッハたたきにわーぷしゅーと、どすすぺしゃる…

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:32:34 ID:t50OLgZC
オトメ召喚してもマテリアライズ出来ないんじゃ

767 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:32:43 ID:FYaXLaRD
>>763
あれ? 範馬一族って人類だっけ?

768 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:34:36 ID:HADP5UHz
息子さんは妄想シャドーとかやりだすしな

769 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:35:23 ID:tdHGuYGg
>>759
うん、そのレベルの変態を殺そうと思ったら肉弾戦以外は無理かなと。

独歩が爆弾とかワイヤーでかなりのダメージくらってるから
独歩や渋川レベルまでは常識の範囲内といえるんだがw

770 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:35:35 ID:W6i53gAb
ということでぼくらの最強執事が一人、ウィンフィールド召喚


771 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:37:21 ID:ry5SH1sp
>770
ああ、そしてデルフ空気に

772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:43:12 ID:e2yhfckA
昨日のラフィール召喚から、
「夢の中では私は艦長。髪を青くして……」でなのはさん……じゃねぇ、ナノカを思い出した。
Sインパクト(とドグラノフ)がメインウェポンだから、やっぱデルフ要らない子だが……。
テンザンVSフーケバイン(違 とかも面白そうかな。

773 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:46:08 ID:OdwDCiwq
>>766
オトメシステムはオトメ当人の体内に存在するナノマシンとGEMによって構成されてる。
だからハルケギニアであってもオトメとGEM、主の三つがそろっていればマテリアライズは可能なんじゃないかな。
五柱はガルデローベにある真祖を主としているから自由に動けるというだけ。

774 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:48:20 ID:DTQtB/NU
>>771
いっそデルフカイザーと言う名のナックルガードにでも改変するかw

775 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:49:33 ID:ifYUni/2
ケンイチの師匠も人外クラスだよな

776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:50:11 ID:06nSxVeE
>>773
漫画だと真祖が消えたらマテリアライズ不可だった

777 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:52:29 ID:RQW0l/DJ
はじめの一歩の鷹村とか間柴とかどうだ

778 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:56:08 ID:nFqnXcCm
カメレオンから矢沢を…。

779 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:57:12 ID:6xzSQ8Dg
スポーツ選手呼んでもなあ。
テニスの手塚でも呼んで7万相手に手塚ゾーンでも炸裂させるか?

780 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:58:12 ID:CxEwqBMl
>>774
あの執事は、ナックルガードすら付けなさそうで困る。

781 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:58:29 ID:HADP5UHz
武丸さんよぼーぜ

782 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:58:35 ID:pUzCC75j
私的に沢村かウォルグを書いてみたいが間違いなく難しい。

783 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:59:27 ID:6tMEZRS1
>>599
相手が正式な名前を名乗ってるのに、ラフィールが正式な名前を名乗らないのはどうかと思う。

784 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 15:59:29 ID:Nqcbq/qx
>>773 >>776

まあ、考え方次第かもな。
異世界でなく異惑星と考えれば、無理に考えれば、可能かもしれないし、
また星の並びとかの関係でマテリアライズできない時があるとすれば、
バランス調整もしやすいかなと。

もっとも、マテリアライズしなくてもオトメは兇悪なまでに強いけどな。

参考資料:乙女チックラジオのSP版でスタジオを阿鼻叫喚の地獄に変えたエルス

785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:00:38 ID:W6i53gAb
>>771
それでもデルフなら……!

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:03:24 ID:ifYUni/2
>>779
だからパワプロ君呼ぼうぜ
名前は小波な

ときメモと被るけど

787 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:05:55 ID:DYvKXePT
何故かシエスタ召喚という妄想が頭をよぎった。

788 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:06:04 ID:DTQtB/NU
>>786
「ゼロのルイズが平民を召喚したぞー……平民を……平民?」
「つーか平民以前に人間なのか?」
「むしろまるっこい奇妙な物体としか……」

789 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:09:22 ID:Nqcbq/qx
ワルド召喚。
なんてことになったらどう話が転がるやら。

790 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:11:32 ID:DTQtB/NU
最初の夜に偏在して6P。

791 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:20:54 ID:CI73RCH5
>>789
平行世界からとかだったらワルドVSロリドも可能か。
外道なワルドと、人としてなんかダメダメなロリド、どちらがましか悩むルイズとか

792 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:21:06 ID:W+acxsFa
>>760
執事さん、歯で真剣白刃取り出来るんだぜ
絶対キース一族の血統だと思う

793 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:24:51 ID:Nqcbq/qx
そういやまとめにトレーズスレの ゼロの蜻蛉 が登録されておったのぉ
読み返したけどやっぱアレいいわ

794 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:27:01 ID:Nqcbq/qx
ゴメ ハルケギニアの蜻蛉  だった(汗
タイトルマチガエタ

795 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:27:19 ID:ifYUni/2
>>788
逆に考えるんだ、ルイズ達がパワプロ等身と、そう考えたが

796 :Mr.0の使い魔:2007/08/30(木) 16:30:50 ID:EwUSs7la
10分ぐらいしたら、投下(とぅーか)すーるわよぅ

797 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:31:07 ID:Tua0qOJQ
それはすごくほのぼのw


しかしパワプロはヘビーな話が多かった気ががが

798 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:33:27 ID:opOeJvT/
きゃもーん


799 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:33:55 ID:Nqcbq/qx
かむかむ

800 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:34:15 ID:4THyPsLO
>>783
「ラフィールと呼ぶがよい!」の台詞はルイズがファーストネームで呼ぶことを
許したのに対応しているんじゃない?
ジントにも他人の眼もあるから艦長か殿下と呼ぼうか、と問われて同じ答えをしたし。

801 :Mr.0の使い魔 第十三話(1/4):2007/08/30(木) 16:39:54 ID:EwUSs7la
 砂嵐の下の硬貨を【レビテーション】でかき集め、ロングビルは掌に
並べた。相変わらずミイラを削るクロコダイルを横目に、枚数を数える。
エキュー金貨が二枚、新金貨が三枚、銀貨七枚に銅貨九枚。

「しめて4エキュー7スゥと9ドニエ。普通の買い物なら十分だけど、ね」

 ロングビルは皮肉を込めて苦笑した。人殺しそのものに嫌悪感を抱い
たわけではない。そんな甘い感性は、とっくの昔に捨てている。
 だが、クロコダイルの殺し方はあまりに普通でなかった。極限の乾き
で死ぬなどと言う事は、そこそこ湿潤なトリステインでは滅多に見られ
ない現象である。それを意図的に行ったクロコダイルの技能もまた異質。
 と、すれば。クロコダイルの告げた”買い物”とやらも、普通の品物を
買うだけで済むのか怪しいものだ。日用雑貨の類いや往来を堂々と持ち
歩けるものに限らず、盗品や禁制品にも手を出しそうである。そういう
品は押し並べて高く、金貨で百枚千枚がざらにある。今集めた金額では
逆立ちしても届かない。

「物取り二人にしては上出来だが……どうせなら、もう少し欲しいところだな」

 そう呟くと、クロコダイルは砂嵐の回転を早めた。既に赤子ぐらいに
縮んでいた二つのミイラが、あっという間にすり切れる。毛も皮も骨も
全てが微細な粒に還元されて、砂の渦に溶け込んだ。
 用向きが済んだ砂嵐が収まると、それまで渦巻いていた干物の粉末が
足下に積み上がる。人体の七割が水分である、というのは、この世界で
も同じ事。ならば、ここにある”残りカス”は三割。一人あたりの体重が
60キロだと仮定した場合、二人分でおよそ36キロだ。混ざった砂と
合わせると40キロ前後か。
 赤錆の山のようなそれを一瞥すると、クロコダイルは再びロングビル
に呼びかけた。

「この残骸から剣とか斧とか、そういう武器の類いを【錬金】できるか?」
「多少不細工でもよければ、それなりには。あんたが使うのかい?」
「いいや。売り払って資金の足しにする」

 骨までしゃぶるってこういうのを言うのかね。
 頭の片隅でそんな事を考えながら、ロングビルは杖を振った。


 Mr.0の使い魔
  ―エピソード・オブ・ハルケギニア―

     第十三話


 さて、学院を出発したギーシュは、日が傾きかけた頃にようやく王都
へと辿り着いた。馬を預ける際に聞いてみると、クロコダイルと思しき
人物が妙齢の美女を連れて町へ入ったらしい。行き先まではわからない
そうだ。
 女性との関係には聡いと”自称”するギーシュである。無理に接触して
デートの邪魔をする事もあるまい、と結論づけて、さてどうしようかと
首をひねった。せっかく王都に来たのだし、何もせず帰るのももったい
ない。

「……そうだ!」

 何かを思いついたギーシュは、脱兎のごとく駆け出した。


802 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:40:57 ID:IzfAxGAl
>>781
“行く”っかねーだろ?“零”の“流威頭”を“払い戻し”によー


無理がありすぎた

803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:41:55 ID:Tua0qOJQ
支援

804 :Mr.0の使い魔 第十三話(2/4):2007/08/30(木) 16:42:03 ID:EwUSs7la

 ギーシュの姿が人ごみに紛れて三分ほどしただろうか。
 空の上をついて来たルイズ達が、王都の門の外に舞い降りた。王都の
空を好き勝手に飛び回る事は、よほどの緊急時でなければ許可されない。
シルフィードに乗ったまま侵入すれば、あっという間に衛士隊が飛んで
来て取り押さえられてしまう。

「ちょっとキュルケ。あいつどっか行っちゃったわよ」
「いいのよ。ここまで来れば用済みだもの」
「この先は徒歩」

 三人は入ってすぐ、ギーシュが馬を預けた馬丁に話を聞いた。
 この短時間に二度も、それも貴族から同じ風体の人物について聞かれ
た馬丁は随分驚いた様子であったが、それでもギーシュの時と同じく丁
寧に答えた。人当たりをよくするのは商売の基本である。
 クロコダイルがロングビルらしき女性と一緒にいた事、どこに行くか
まではわからない事を知って、キュルケは腕を組んだ。後を追いかける
のは少々難しい。だからと言って、ここで待つのは彼女の性に合わない。

「……そうね。この手でいきましょう」
「へ?」
「行くわよ、二人とも」
「どこに?」

 疑問符を浮かべるルイズとタバサを引き連れて、キュルケもまた雑踏
の中へと突入した。


 町中から路地へと進んだギーシュは、あたりの看板を見回した。以前
モンモランシーの買い物につき合った際、この周辺に来た事があるのだ。

「えーと、ピエモンの秘薬屋があそこだから……あった!」

 目的の看板を見つけて、ギーシュの顔が綻んだ。素早く身なりを整え、
おかしなところがない(ギーシュ基準)と確認すると、バラの花片手に
店の扉を開いた。

「頼もう!」

 何か違う。
 中でパイプを加えていた店主はそう思ったが、口には出さなかった。
格好からして、どこぞの貴族のボンボンだとわかったからである。へた
な口をきいて打ち首にされてはたまらない。

「これはこれは。貴族のお坊ちゃんが、こんな場末の武器屋に何用で」
「剣が欲しいんだ。大きくて、見栄えのするやつを頼む」
「おやおや、お坊ちゃんは剣術をなさるんで」
「いや、僕のじゃない。師匠に贈ろうと思ってね」
「師匠?」

 幾分驚きを見せた店主に、ギーシュは気分を害する風もなく説明した。
 曰く、立派な体躯の大男である。
 曰く、超常の力でメイジすらも組み伏せる豪傑である。
 曰く、自分の慢心を取り除いてくれた恩人である。
 曰く、弟子である自分を鍛えるために厳しい修行を課してくれる。
 最初のうちこそ相づちを打っていた店主だが、次第にその師匠自慢が
メインになると顔を顰めた。うんざりした店主が「少々お待ちを」と逃
げるように店の奥に引っ込んだのも、仕方がないと言えよう。

805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:44:55 ID:ANmmQrV/
砂ワニまじ外道wwwww支援

806 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:45:53 ID:Tua0qOJQ
しえん

807 :Mr.0の使い魔 第十三話(3/4):2007/08/30(木) 16:46:38 ID:EwUSs7la
 二、三分ほどがさごそと物音が続いた後、再び店主が姿を見せた。手
には黄金色に輝く大剣が抱えられている。鍔の部分や柄の先端に宝石が
埋め込まれたそれを見て、ギーシュの目が輝いた。

「うちで今一番の高級品といえば、コイツでさぁ」
「す、すごいじゃないか!」
「かの高名な錬金術師、シュペー卿がこしらえた一品でしてね」
「あの、ゲルマニアのかね?」
「いかにも。ごらんなさい、この柄の部分に名が刻んでありやす」

 ギーシュが視線をずらせば、なるほど確かにシュペー卿の名前が柄に
刻んである。ギーシュ自身土のメイジであるから、この剣が【錬金】の
技術を駆使して作られた名品だというのはよくわかった。

「すばらしい、これこそ師匠に相応しい剣だ!」
「ただ、それ故に値も張りやすが」

 う、とギーシュはつまった。グラモン家は戦争のたびに莫大な出費が
あるため、どちらかと言わなくても貧乏な貴族である。そこの三男坊で
あるギーシュも、やはり普段は大金と縁がない。

「……ちなみに、どのくらいするんだい?」
「きっかり2000エキュー」
「ぶふぉ!?」

 吹いた。
 豪邸と森のある庭が買える金額である。自分の持ち合わせどころか、
自由に使える金を全てつぎ込んでもそんな額は出せない。

「ちょ、ちょっと高いんじゃないかね」
「言ったでしょう、店一番の高級品だと。この宝石や金の価値を考えてくだせぇ。
 小切手でのお支払い、ご実家の方へ請求書を回す、なんて事もできやすが」

 ギーシュは唸った。これほどの剣、手に入れないのは惜しい。だが、
実家に泣きつくのは無理だ。戦と女には気前がいいが、それ以外の面で
グラモン家は基本的に金遣いが厳しい。勝手にこんな高級品を仕入れた
と知れたら、こっぴどく叱られるのは目に見えている。

「ま、分不相応な買い物はするなってこった。諦めて帰んな、坊主」
「いや、しかしだな……ん?」

 聞き慣れない声に、ふとギーシュは店内を見回した。
 冷や汗をたらす店主の声ではない。
 自分の声でもない。
 けれども他には誰もいない。

「店主、今の声は……」
「さ、さぁ、何の事で? 坊ちゃんの気のせいじゃございやせんか」
「待てこら、お前ら。俺を無視しようとすんじゃねぇよ」

808 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:47:42 ID:ZGbM9jGo
>>767 最近、作者が勇次郎は人類の歴史から外れた存在だという事を臭わしてきてるな

809 :Mr.0の使い魔 第十三話(4/4):2007/08/30(木) 16:47:54 ID:EwUSs7la
 今度こそ、ギーシュは声の出所を特定した。樽に無造作に突っ込まれ
たいくつもの古びた武器、その中の一本の剣が鍔を震わせている。
 今はその技術が失われて久しいが、遥か昔のハルケギニアでは、自我
を持つ武器を作るメイジがいた――ギーシュは授業で聞いた内容を思い
出した。

「あれは、ひょっとしてインテリジェンスソードか」
「い、いかにも。やい、デル公! 商売の邪魔するんじゃねえ!」
「ケッ、商売だぁ? 見栄えで剣を選ぶような貴族が客なもんかよ」
「何だと!?」
「おう、何だ坊主。やんのか?」

 ギーシュは手にした薔薇の花を構えた。”たかが剣ごとき”から馬鹿に
されて、頭に血が上ったのである。

「このギーシュ・ド・グラモンを侮辱するとはいい度胸だ。
 威勢のよさに敬意を評して、苦しまないよう一瞬で土に還してあげよう」
「おもしれぇ、やってみろや。暇つぶしぐれぇにつき合ってやるぜ」
「……その言葉、後悔するなよ!」

 ギーシュが魔法をかけようとした、まさにその時。

「お邪魔しますわ。あら、ミスタ・グラモン?」
「……何やってんだ、てめェは」
「し、師匠!?」

 新たな客が、店の扉を開いた。


   ...TO BE CONTINUED

810 :Mr.0の使い魔:2007/08/30(木) 16:50:01 ID:EwUSs7la
以上で十三話しゅうりょー。支援ありがとやんした。
クロコダイルはこのくらい外道なのがデフォルトだと思うます。

811 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:51:12 ID:Tua0qOJQ
おちかれ!

流石ギーシュさん、何が相手だろうと決闘を売ることに関しては一流だ

812 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 16:58:19 ID:ANmmQrV/
GJ

813 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:00:36 ID:thvu70HN
乙でした。
まさに外道!だなクロコダイル

814 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:16:03 ID:wTf5Smp8
>>810
乙でした。
元七武海なのに、一度全てを失ってから変なプライドを見せず
細かい作業をコツコツやれる鰐は、やっぱデキる男w

ところで、嘘と鹿がハルケギニアに来てるのは
確かみたいだけど、麦藁一味全員来てるのかな?
そしたら、この世界で鰐と再戦するんだろか。

815 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:31:17 ID:lDlZqZJs
>>814
エデンの林檎の話じゃないか?

816 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:33:39 ID:tjrI98J9
>>814
いや、嘘は多分グランドラインの何処かの島の不思議現象で
三十分くらいハルケギニアに飛ばされただけで、
また不思議現象でグランドラインに戻って、
戻った先で鹿と会話してたんじゃないか?

まあ、ハルケギニアとグランドラインが繋がってても
不思議じゃないのがワンピースクオリティ

817 :Mr.0の使い魔:2007/08/30(木) 17:37:29 ID:EwUSs7la
おぅ、何だか誤解を招いたようで。
嘘&鹿のコンビについては、>>814さんの解釈が正しいです。
ハルケギニアにるわけではありません。

818 :Mr.0の使い魔:2007/08/30(木) 17:39:30 ID:EwUSs7la
>>815はアンカーミスorz
>>814さんでなく>>816さんデス。

ちょっと悪魔の実喰って素潜りしてくる λ...

819 :Mr.0の使い魔:2007/08/30(木) 17:41:33 ID:EwUSs7la
またミスったーよ
>>818の最初のアンカは>>815でなく>>817でした。

……疲れてんのかな。

820 :カービィの人:2007/08/30(木) 17:43:25 ID:82O7ifi9
投下大丈夫ですか?

821 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:43:39 ID:opOeJvT/
よくあるww
乙!悪人っぷりがいいな。

822 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:44:45 ID:JX/W+OZt
武丸さんよりは天羽じゃね?スピードの向こう側がハルケギニアってことで


823 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:44:52 ID:KzE6/2W4
すいかが大好き支援

824 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:45:32 ID:FYaXLaRD
デルフの最期を看取るためにカービー支援

825 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:46:44 ID:eV4ZEZbQ
なんみょーほーれんげーきょー

デルフのお葬式支援

826 :使い魔のカービィ 第10話 後編:2007/08/30(木) 17:47:03 ID:82O7ifi9
では、「らめぇ!食べちゃらめぇ!後半」を50分から投下します!

827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:47:42 ID:W+acxsFa
デルフの最後に向かって敬礼っ!
支援

828 :使い魔のカービィ 第10話 後編:2007/08/30(木) 17:50:14 ID:82O7ifi9
「カービィ! 吸い込みよ!」
「ぽよっ!」
ルイズの指示でカービィが口を開ける。
直後強風が吹き、辺りの物を吸い込み始めた。
デルフは最初何が起こっているか理解できなかっが、カービィの口に吸い込まれていることに気が付いた。
そして悟ったのだ、『食われる』と。
「うわっ、ちょっ、おまっ、や、止めろ!! 食うな!! 食うなよ!!」
必死になって叫ぶがもう遅い。
哀れデルフはカービィの口の中へ吸い込まれていった。
「ギィヤアアアアアアアアアアァァァッッッ!!!」
夢に出そうなほど恐ろしい断末魔を残して……
「………エグいですね」
「やっぱり普通の剣にすればよかったかしら……」
デルフの叫びを聞き、少し気分が悪くったルイズとシエスタであった。

829 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:50:48 ID:opOeJvT/
ちょwwwwしょっぱなから食べられたwwwwwww

830 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:51:03 ID:eV4ZEZbQ
支援

831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:51:12 ID:smZ3kuTY
デルフ…
支援する…

832 :使い魔のカービィ 第10話 後編:2007/08/30(木) 17:52:33 ID:82O7ifi9
そんな2人を後目に、デルフを吸い込んだカービィは飛び上がった。
光がカービィを包み込み、その身を最高の剣士に変えてゆく。
そして光は収まり、カービィはソードカービィへと変身した。
「はっ!」
そのまま地面に着地し、左手を天に翳す。
すると光の中から………
たった今吸われたデルフが現れ、カービィの左手に収まったのだ!
デルフリンガー、奇跡の生還である。
「うわあああああああ!! 死にたくない! 死にたくないいいいいいいい!!」
「ふん!」
「なあああああああ!! ピンクボールが! 悪食の神がああああああああああ!!」
今まで訳の分からない空間をさ迷い、急に外に出されたデルフは一種の恐慌状況に陥っていた。
しかしカービィはお構いなしにゴーレムへ駆けてゆく。
その時、ガンダールヴのルーンが輝きだした。
デルフはその輝きにはっとし、急激に自我を取り戻した。
「うああああああああ!! あああああああああ………あ? …………こ、こりゃあ……おでれーたっ!! 相棒、お前こんなに強い力を持ってたのか!? それにこの『本当にひとつになっちまったような一体感』……相棒、お前一体俺に何しやがった!?」
カービィは答えない。
代わりに自身のエネルギーをデルフに注入し、その刀身を強く輝かせた。
同時にルーンの輝きも増し、デルフに注入されたエネルギーを増幅させる。
「おおおおでれーた! 力が漲ってくるぜ、おい! えぇい、もうこの際どうでもいい! 一撃で決めるぜ、相棒!!」
「ぽよっ!」

833 :支援:2007/08/30(木) 17:52:41 ID:eV4ZEZbQ
デルフは生きてるさ、みんなの心の中、ではなくてカービィの腹の中で。



834 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:52:42 ID:nMWOtm9p
上条のときよりは出番があったけど……支援

835 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:53:30 ID:LpM1pm5N
生きてて良かったな、オデレータ

836 :支援:2007/08/30(木) 17:54:04 ID:eV4ZEZbQ
ち、生きてたかw

837 :使い魔のカービィ 第10話 後編:2007/08/30(木) 17:54:15 ID:82O7ifi9
カービィがデルフをコピーしたからか、それともガンダールヴの力なのか。
意気は見事に合致し、カービィはデルフを大きく振り被った。
対するゴーレムは30メイルの巨大な怪物。
一目見れば勝ち目はないと思うだろう。
しかしカービィとデルフは恐れない。
2人の中に溢れる力が恐れを消し去っているのだ。
そして、その力を解放した。
「『ソードビーム!』」
2人の声が重なり、デルフからエネルギーの刃が放たれる。
刃はゴーレムの左腕をバッサリと斬り落した。
斬られた左腕はそのまま地に落ち、土くれへと戻っていった。
「やった!」
「!? ル、ルイズ様! あれ!」
ガッツポーズをとり、ルイズが勝利を確信した瞬間。
シエスタが切り落とされた左腕の部分を指さした。
ルイズが目を向けると、なんとそこには……
「う、嘘っ!?」
……左腕が修復されてゆくゴーレムの姿があった。
「何よあれ!? 復活するなんて反則じゃない!」
「あれじゃあ……いくらカービィさんでも……」
「カービィ! 逃げて!」
ルイズが叫ぶが時既に遅し。
カービィは頭上から迫り来るゴーレムの足を必死に避けていた。
左に逃げては左足に進路を阻まれ、右に逃げては右拳に逃げ道を塞がれている。
手にしたデルフで活路を開こうにも、すぐに再生されて意味をなさなかった。
「ヤバいぞ相棒! なんとかしないとやられちまう!」
左手に握られたデルフが警告するが、この場を逃げ切る術をカービィは持っていない。
もしも自由に『飛ぶ』事が出来れば……
デルフがそう考えていた時、ゴーレムの蹴りがクリティカルヒットし、カービィを本塔の方へ吹き飛ばした。
「ぽよおぉっ!!」
「相棒!」
凄まじい衝撃にカービィはデルフを離してしまい、そのまま地面に突き刺さった。

その頃、宝物庫に侵入したフーケは目的のブツを発見していた。

838 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:54:27 ID:smZ3kuTY
デルフ!こいつは急死に一生スペシャルに出られるぞ!
支援

839 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:55:13 ID:uy80WRH5
>>780
デルフが執事手袋になればイインダヨー

840 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:55:28 ID:nMWOtm9p
支援

841 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:57:01 ID:FYaXLaRD
デルフの出番が終わった気がする・・・支援

842 :使い魔のカービィ 第10話 後編:2007/08/30(木) 17:57:20 ID:82O7ifi9
特徴的な台座の窪みにはめ込まれた星形の石が淡い光を放ち、説明書きの札には『煌めきの星』と書かれている。
「これが『煌めきの星』……」
窪みから石を取り外し、手のひらで弄ぶ。
この石からは、普通の宝石のような冷たさは感じられなかった。
まるで本物の星のようで、溢れる淡い光には温かさを感じたのだ。
と、フーケは慌てて首を振り、心にまで届きそうになった星の温かさを否定した。
こんな感情は、もう忘れ去ったはずだからだ。
「なんだか思ってたより地味だけど……まぁ、いいか。あとはいつものをちょいちょいっと」
ブツを懐にしまい、同じ場所から杖を取り出す。
そして慣れた手つきで壁にこう書き記した。
『“煌めきの星”確かに領収致しました 土くれのフーケ』
「さぁて、外の様子はどうなったかねぇ」
仕事も一段落し、あとは逃げるだけ。
気楽な気持ちでフーケは侵入してきた穴の縁に飛び乗った。
そして謎のピンクの生物と目があった。
「…………」
「…………」
「…………」
「…………ぽよ?」
「うわあぁっ!?」
蹴飛ばす。
それはそれは容赦なく。
「はぁ、はぁ、はぁ……な、なんだい今のは」
塔の下を覗き込むと、ピンクの生物は真っ逆様に落下していた。
さらに下では先程のメイジ――ルイズが落ちてきたカービィを受け止めようと両手を広げている。
「……ちっ、まずいね、あの出来損ない貴族の使い魔かい……生かしておくわけにはいかないね、あの使い魔」
使い魔と主は感覚を共有する。
使い魔に顔を知られたと言うことは、それすなわち主に顔を知られたと言うこと。
カービィとルイズを見ながら、フーケは苦々しい顔で呟いた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

「誰かー……俺を抜いてくれーー………相棒ー……娘っこー………」
その頃、デルフはトライフォースの勇者の剣よろしく、ルイズ達に忘れられて地面に直角に突き刺さっていた。
彼が救出されるのは、今から7時間後ーーフーケの騒ぎが学園中に広まり、シエスタが空の鞘に気がついた時のことであった。

843 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:57:46 ID:W+acxsFa
ってか、戦闘終わったら又カービィの腹の中に戻るのではないだろうか
デルフ、九死に一生と見せかけて絶望に落ちる一歩前か支援

844 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:59:31 ID:nMWOtm9p
支援

845 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 17:59:33 ID:FYaXLaRD
まあダメージくらって外れたみたいだからむしろ消えることを心配しないとな支援

846 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:02:46 ID:nMWOtm9p
支援

847 :カービィの人:2007/08/30(木) 18:03:16 ID:82O7ifi9
以上です
とりあえずギャラクシアみたいに消えることはないんで、ご安心を
え、残念?またまたご冗談を

848 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:03:36 ID:smZ3kuTY


849 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:14:00 ID:3qgEiJn8
GET IT 支援

850 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:16:11 ID:C7bSYThc
カービィ可愛いなあ
しかしデルフも大変だな
時間や空間と言った概念が存在するかどうかも怪しい異次元に飲み込まれて
時々思うんだがカービィの本質は中身の異次元そのものなんじゃないか
いやなんでもない

851 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:17:48 ID:0zEsi9QP
アンパンマンもそうだけどあの手の存在は考えれば考えるほど怖くなるw

852 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:18:02 ID:Mrn85B3x
>>800
任務で会った同族と、いきなり拉致った相手との対応が一緒かよ。

853 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:22:43 ID:nMWOtm9p
デルフを消してしまいそうなキャラって後誰がいたかな?

854 :ゼロのアトリエ:2007/08/30(木) 18:24:53 ID:RzIob8TX
とうかするぜ

855 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:25:13 ID:FKrPZ2ia
来たれ支援

856 :ゼロのアトリエ(1/6):2007/08/30(木) 18:25:58 ID:RzIob8TX
その日、ヴィオラートたちはシエスタの生家に泊まることにした。
貴族の客をお泊めするというので、村長までが挨拶に来る騒ぎになった。
最初は緊張して、必要以上に丁重な態度をとっていた両親だったが、
私が奉公先でお世話になっている人たちよ、とシエスタが紹介するとすぐに相好を崩し、
いつまでも滞在してくれるようにと言った。
久しぶりに家族に囲まれたシエスタは幸せそうで、楽しそうで、
ヴィオラートは何だかシエスタがひどく羨ましくなってしまった。

兄は元気だろうか。

ゼロのアトリエ 〜ハルケギニアの錬金術師30〜

砂時計の修理は、少なくともルーンの力を得たヴィオラートにとっては簡単だった。
固定化の呪文がかけられていたので、部品そのものは全て揃っていて、ほぼ完全な状態を保っている。
いつも通り赤いバッグの中から必要な道具を取り出して、ヴィオラートは砂時計の修理を試みる。
その日の夜半、竜の砂時計は早くも往年の輝きを取り戻した。

翌朝。完成した竜の砂時計をちらりと見て、キュルケが言った。
「あたしも行くわ」
しかし、ヴィオラートは黙って首を振ると、その申し出を否定する。
「この竜の砂時計で過去に行けるのは一人だけなんだ」
「そうなの?」
「それに、日時、場所、その限られた条件化でしかこの…時間を越える効果は発動できない。
それに日記にある…過去に行ったとされるのはあたし一人だから、あたし一人で行かないといけない。
でなければ、過去が変わって現在に思わぬ影響が出るかもしれない」
「そっか…じゃあ、あたしたちは先に学院に戻ってるわね」
そう言ってタバサを見たキュルケに、タバサはただこくりと頷いて答える。
キュルケとタバサは、一足先に魔法学院へと帰ることにした。
「…さて。じゃああたしは、これからエスメラルダさんに会わないといけないんだよね」
ヴィオラートはそう言って、シエスタに視線を向ける。
「は、はい?なんでしょう、ヴィオラートさん」
「この近くに、人気のない廃屋はないかな?何年も、人通りすらなかったような…
エスメラルダさんだけが、通っていたような…」
「え?えーと…」
シエスタはちょっと考えて、記憶の糸を手繰り寄せた。
「たしか、森の中に私が生まれる前からあるっていう廃屋があったと思います…あそこなら、
祖母以外は誰も近づかないんじゃないでしょうか。そもそも危険だし、八年前には既に壊れかけてたらしいって」
シエスタがそこまで言うと、シエスタの父が言葉をついで答える。
「たしかもう何十年も前になりますか。元貴族の盗賊か何かが作った隠れ家だったって話ですが…
まだ若かったうちのばあさんが追っ払いまして。まあ、めぼしいものはばあさんが取り返してきたし、
なにしろ元貴族の盗賊が作ったものなんでどんな罠があるやら…壊すのも手間だし、
今まで何となく放置されてるって感じですかね。
あそこなら、うちのばあさん以外誰も近づかないんじゃないでしょうか」
ヴィオラートは頷いて、シエスタに案内を頼んだ。

村からわずかに外れた森の中に、なるほど、たしかにそれらしい廃屋があった。
最後に人が入ったのは何年前の事だろうか、廃屋は既に朽ち果て、
雨露さえもしのげないほどに崩れ去っている。

857 :ゼロのアトリエ(2/6):2007/08/30(木) 18:27:03 ID:RzIob8TX
「ここが、例の廃屋です」
「うん。それじゃあ行ってくるね」
ヴィオラートはそう言って、朽ちた廃屋の扉を壊して開ける。
「え…これは!?」
その瞬間目に入った光景に、思わず動きを止めて、ヴィオラートは声を上げる。
床に、何回も何回も書き直された魔法陣が描かれていた。
「これは…そっか、エスメラルダさんが…でも…これじゃ、発動するわけないよね」
全く意味のない文字が大量に描かれているし、年月の為か、ところどころかすれて来ている。
さすがに、知識もなしに竜の砂時計の効果を発動させる魔方陣を再現するなど土台無理な話だったのだろう。
しかし、やらずにはいられなかった事は理解できた。わずかな記憶を頼りに、いつか帰れると信じて。
「でも…おかげで、どうすれば時間を遡れるのか、完全に理解できた」
ミョズニトニルンの力を得た今なら、竜の砂時計の構造やシステムと照らし合わせ、
正しい文字や式を付け足して魔法陣を完成させることができる。
この日記に今、この場所が書き残されていたことも、やはり意味はあったのだ。
魔法陣を修復する作業を始めたヴィオラートを前に、シエスタが迷いながらも言伝を頼んだ。
「あ、あの、元気で…今も皆、元気でやってるって。それだけ伝えてください」
ヴィオラートは微笑んで、承った。
「うん。しっかり伝えるつもりだよ」
どのみち、エスメラルダとは初対面になる。
シエスタの名を出さないと、始まる話も始まらないかもしれない。それは予想していたから。

そして完成した魔法陣の上に立ち、ヴィオラートは砂時計を掲げる。
砂時計とルーンの光が共鳴し、数瞬ののち、ヴィオラートは跡形もなく消え去った。
「本当に…本当に、あの砂時計で、時間を越えられるんだ」
シエスタは呆然と、ヴィオラートの消え去った魔法陣を見つめていた。

八年前…過去に遡行したヴィオラートの目に最初に飛び込んできたのは他でもない。
ヴィオラート自身。そう、もう一人のヴィオラートの姿。
「あたしは…あなたから見て未来のヴィオラート、ってことになるのかな?」
未来のヴィオラート。そうだ、想定しなかったわけではない。
竜の砂時計をその手にした時から予測していた事態が、現にここに現れたのだ。
「具体的には…この世界から去って自分の世界に帰る直前のヴィオラート。だね。
確実に二人きりになれて、絶対に他の人にばれない、それでいて時間を越えられる…
そんな条件の時はここしかないから、今ここで会ってる」
未来のヴィオラートは、ゼッテルを束ねた冊子をヴィオラート…
現在のヴィオラートに手渡して、言った。
「ここに、あなたの『今』からあたしの『今』までの出来事が記されてる。これを渡すためにあたしは来た」
現在のヴィオラートは、未来の自分の真意を量りかねて、ただ呆然と未来のヴィオラートを見た。
「あたしは…あなたは、『これ』を渡されて悩む事になる。そしてその選択の結果、あたしがここにいる」
「でも。これが、竜の砂時計を持つということ。時を越える術を手にした時に背負うもの」
そこまで言った未来のヴィオラートは、無言で過去の自分を見つめる。
現在のヴィオラートも、ようやくまともな平常心を取り戻して、未来の自分を見つめ返した。
「…あなたは、過去のあたしだから、これ以上の言葉を重ねる必要もないと思う。
でも、あたしが過去…今ここで、未来の自分に言われた事は言っておかなきゃいけない」
今ここで…この廃屋で、『未来のヴィオラート』もこれと同じ体験をした、という事だろうか。
「既にあたしがこうして介入したこの世界では、何もしないということは、何もしないという選択を
してることになるってこと。『これ』を読まないことこそが、未来を書き換える事に繋がるという事」
「…わかってる。」
現在のヴィオラートはさすがに緊張して、震える手で紙束を受け取る。
「…あたしと同じ選択をしろとは言わない。でも多分、あなたもあたしと同じ道を歩む事になる」
未来のヴィオラートは後ろを向いてから、過去の自分に言葉を残した。
「それと…あたしが後悔してないって事だけは…教えておくよ」
それだけ言って、未来のヴィオラートは、砂時計の光の中に消える。
今現在を生きるヴィオラートは、無言で紙束を見つめ続けた。

858 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:27:11 ID:nMWOtm9p
支援

859 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:27:21 ID:z+o8pw0U
ヴィオ支援

860 :ゼロのアトリエ(3/6):2007/08/30(木) 18:28:14 ID:RzIob8TX
十分すぎる時間が過ぎ去った後、残されたヴィオラートは小さな一歩を踏み出した。
エスメラルダに会うために、未来への一歩を踏み出すために。
竜の砂時計を持った者として、確かに一歩を踏み出したのだ。

外に出ると、日記に書かれていたとおり、廃屋の前に立ってエスメラルダを待つ。
こちらでも朝、陽はようやく南中の半分まで達したところだ。
しばらくすると、老齢の女剣士が歩いてくるのが見えた。
「…貴女は誰?」
「あたしはヴィオラート。錬金術師です」
ヴィオラートはそう答えると、日記と…竜の砂時計を見せた。
「そう…錬金術師が、ついに…」
既に頭部を白髪に覆われたエスメラルダは、
ようやく求め続けた錬金術師に巡り会えた深い感動に打ち震えつつも、言った。
「いつか…いつかめぐり合えると信じていました。このために私は…」
しかし、次いで出てきた言葉は予想通りの…いや、
既に決まっていたことを確認するかのような、澄みきった一言であった。
「私は既にこの世界の者。だから、戻ろうとは思わない。日記を見た貴女なら、わかってくれると思うけど」
それも予想していた答えだった。この日の後も日記が続いているという事は、彼女はここに残ったという事…
エスメラルダは、まだ機能している廃屋の扉を開けると、中から粗末な箱を取り出して、ヴィオラートに手渡した。
「これが私が元の世界から…グラムナートから持ってきた全て。
できれば元の持ち主に返したかったのだけれど…あなたに渡しましょう」
かなり大きい箱だったが、ヴィオラートは中身を分散整理して、腰の秘密バッグに詰め込む。
「あら、それはあなたが作ったの?最近は錬金術も色々進化してるのね」
エスメラルダは初めて見る奇妙な道具に驚き、そしてその驚きそのものを懐かしみ、遠い目をして言った。
「私はこの世界に来て幸せだった。自信をもってそう言える。だから…」
「私は、ここにいる」
そう言ったエスメラルダの目には、深い充足と自らの辿ってきた道への自信が溢れていて。
だから、ヴィオラートは無言で、ただ微笑んで、シエスタの言伝だけを伝えることにした。
「シエスタちゃんがよろしくって…皆元気でやってるって。そう伝えてくれってだけ、言われました」
「あら、シエスタが?あの子、元気でやってる?」
「ええ、最近はあたしが錬金術を教えてるんです…ちょっと、引っ込み思案な所はありますけど…」
「シエスタが錬金術を…これも、何かの縁でしょうか。そう、あの子が錬金術師に…」
そこまで言ったエスメラルダは、何かを思い出したのか、真剣な表情に切り替わって話し始めた。
「…その…あなたがシエスタの…あの子のことを少しでも大切に思ってくれているというなら、
話しておかなければいけないことがあってね?」
「何ですか?」
「あなたの…その、額のルーンにかかわることなのだけれど」
ヴィオラートは目を見開いて、エスメラルダを見つめる。
昇りかけであった陽は既に南中し、傾き始めていた。

861 :ゼロのアトリエ(4/6):2007/08/30(木) 18:29:22 ID:RzIob8TX
魔法学院。錬金術工房の中で、ルイズが首を傾げつつ、戻ってきたキュルケとタバサを迎えている。
「ヴィオラートはどうしたの?」
ルイズの問いに、キュルケは「ちょっとあってね」とだけ答える。
「うーん、この『カリヨンオルゴル』が鳴らない原因を一緒に調べて欲しかったんだけど…」
「あら、調べるぐらいならあたしでも協力できるんじゃない?」
「貴女じゃダメ。第一、貴女って装飾品作ったことないでしょ?」
それもそうだ。キュルケは納得し、ルイズのことはヴィオラートに任せ、
自分は自分の勉強に戻ることにした。

日が傾き、空が夕焼けに染まる頃、ようやく当のヴィオラートが姿を現した。
「ただいまー」
待ち構えていたルイズは、さっそくヴィオラートに質問をぶつける。
「ねえ、ヴィオラート。この『カリヨンオルゴル』が鳴らないのよ。ちゃんと作ったはずなのに…」
「そう。ちょっと見せてね」
ヴィオラートはそう言って、ルイズの作ったカリヨンオルゴルを手に取る。そして、
一旦カリヨンオルゴルを置くと、今度は何気なくルイズの傍に置かれた『始祖のオルゴール』を手に取り、
何かに納得するように頷くと、言った。
「この『カリヨンオルゴル』は、特定の人にしか届かない音を出してるみたいだね。奏者って、聞いた事ない?」
「奏者?ちょっとわかんないかな…特定の人にしか届かないとか、それって一体全体どういう話になってるの?」
「そのうち…そうだね、あと三日もすればわかるから、その時話すよ」
何かを隠しているような、ヴィオラートの態度。
ルイズは少し不満げな顔をしたが、ヴィオラートの言う事ならばと納得し、
「じゃ、三日だからね?その時までに説明してよ?」
そう言って、期限の迫った詔をこねくりまわす作業を始めた。
「なにをしてるの?」
ヴィオラートの問いに、「詔」とだけルイズは答えて、途中まで何かが書かれた紙に向き合うが…
羽ペンを持ったルイズの手は、一行たりとも進もうとしない。
「姫様の結婚式はもうすぐなのに…詔がまだ完成しなくて。いい言葉が思いつかなくて困ってるの」
「そうなんだ。ルイズちゃんなら大丈夫だと思うよ。頑張ってね」
ヴィオラートの気のない返事に、ルイズはちらりと視線を向けて言った。
「…ちょっと来なさい、一緒に考えてもらうわ。他に、話もあるし」
それからルイズは、ずるずるとヴィオラートを部屋まで引っ張っていった。

862 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:29:50 ID:C7bSYThc
支援支援
よみふけっちまうぜ

863 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:30:14 ID:nMWOtm9p
支援

864 :ゼロのアトリエ(5/6):2007/08/30(木) 18:30:27 ID:RzIob8TX
「じゃあ、とりあえず考え付いた分だけでも読み上げてみたらどうかな?」
部屋に着いたルイズは、こほんと可愛らしく咳をして、自分の考えた詔を読み上げる。
「この麗しき日に、始祖の調べの光臨を願いつつ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
畏れ多くも祝福の詔を詠みあげ奉る…」
それだけ言うと、ルイズは黙ってしまった。
「続けないの?」
「これから、火に対する感謝、水に対する感謝…順に四大系統に対する感謝の辞を、
詩的な言葉で韻を踏みつつ詠みあげなくちゃいけないんだけど…」
「韻を踏みつつ詠みあげればいいんじゃないの?」
とぼけた顔で言い放つヴィオラートに、ルイズは拗ねたように口を尖らせて言った。
「なんも思いつかない。詩的なんて言われても、困っちゃうわ。私、詩人なんかじゃないし」
「うーん、とりあえず、思いついたことから言ってみたらどうかな?」
ルイズは困ったように、頑張って考えたらしい『詩的』な文句を呟いた。
「えっと、炎は熱いので、気をつけること。風が吹いたら、桶屋が儲かる」
「えっと…この世界の詩って、そんななのかな?」
全く詩の才能がないらしいルイズはふてくされると、ぼてっとベッドに横になって、「今日はもう寝る」と呟いた。
ごそごそと着替え、ランプの明かりを消したあと、しばらく黙り込んでから、
自作のベッドに潜り込んだヴィオラートを呼んだ。
「ねえ、タルブで何があったかって話」
「うん」
「キュルケもタバサも、はっきりと言わなかったけど」
ルイズはそこまで言うと、しばらく逡巡し、
「帰れるんでしょ?」
とだけ、言った。
「うん」
ヴィオラートも、必要最低限の回答だけをした。
「…」
黙り込んだルイズに回答を重ねるように、ヴィオラートが続ける。
「あたしは…もうすぐ、帰れるかもしれない」
押し潰されそうな沈黙が、ルイズの部屋を覆いつくす。
「私が行っちゃダメって命令しても、行くの?」
ヴィオラートは黙ってしまった。ルイズは、そうよね、とつぶやいた。
「ここは…あんたの世界じゃないもんね。そりゃ、帰りたいわよね」
しばらく、二人は黙っていた。
ヴィオラートは喋らないし、自分もそれ以上、何を言えばいいのかわからなくなったのだろうか。
ルイズはヴィオラートの反対側を向いて、目をつぶる。
「イヤね。あんたが傍にいると、私ってば何だか安心して眠れるみたい。それって頭にきちゃう」
そこまで言うと、限界を迎えたのか、ルイズは規則正しく寝息を立て始めた。

865 :ゼロのアトリエ(6/6):2007/08/30(木) 18:31:33 ID:RzIob8TX
ルイズの寝息を耳にしながら、ヴィオラートは考えた。
この異世界で出会った人たちのこと…。
たった何ヶ月かの滞在に過ぎないが、色んな人たちに出会った。
意地悪だった人もいたけど、ほとんどの人は優しくしてくれた。
困ったことがあったら力になると言ってくれたオスマン氏。
自分の思惑はあるにせよ、ヴィオラートが自由に活動できるように取り計らってくれたコルベール。
毎日地面を掘り返して、菜園作りに大いに貢献してくれた上に材料まで調達してくれたヴェルダンデ。
人間じゃなくて剣だけど、頼りになる『相棒』デルフリンガーくん。
綺麗で賢しそうなお姫様、アンリエッタ。
勇敢で、それゆえに死んでしまった王子、ウェールズ。
無口だけど、心の中には人並み以上の感情を秘めたタバサ。
ルイズをからかいながらも、いつもそばにいるキュルケ。
ヴィオラートと同じ世界にルーツを持つ、黒い髪の女の子…シエスタ。
その祖母で、長い長い人生の末にこの世界に残る選択をした、エスメラルダさん。
そして、そばにいるだけでなんだか嬉しくなって、思わず顔がほころんでしまうご主人様。
桃色がかったブロンドと、大粒の鳶色の瞳を持った女の子…。

いつか帰ることは心に決めていた。
でも、本当に帰れる日が現実に見えてきた今、この人たちと…
ルイズと、笑って別れることができるんだろうか?
わからない。
でも…と、ヴィオラートは思うのだった。
優しくしてくれた人たちに、できる限りのことをしてあげたいと。
嬉しかった分だけ、親切にしてくれた人のために…せめてこの世界にいる間は、
自分にできることをしてあげたいと思うのだった。

あとわずかの間に、自分にどれだけのことができるのかわからないけど。
とりあえず、ヴィオラートは寝ているルイズの頭をなでてみた。
寝ぼけたルイズは、むぎゅ、と唸って寝返りを打つ。
ヴィオラートは窓に差す二つの月の光を悠然と見つめ、故郷を想った。

866 :ゼロのアトリエ:2007/08/30(木) 18:32:42 ID:RzIob8TX
とうかしゅうりょう

867 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:32:46 ID:nMWOtm9p
支援


868 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:35:05 ID:C7bSYThc
乙でした
エスメラルダと聞く度に田中ぷにえの母親が浮かぶ件

869 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:35:09 ID:FKrPZ2ia
GJ。震えてくるね。
読むか読まざるか。運命の分岐点。
しかしこういう過去逆行の“最初”ってどうなってんだろうとか考えるときりがなくなる。

870 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:39:28 ID:opOeJvT/
GJ!
なんか俺もう既に泣きそうなんですがw
しかし読みふけるぜ。

871 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:50:09 ID:6xzSQ8Dg
支援。
完結が見えてきたかな?

872 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 18:51:25 ID:4RH8Ouoa
詩的魔人なら周りの度肝を抜く詩を作り上げてくれそうだとかオモタ

873 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:00:04 ID:2OlaX8+I
>>872
E・Jとデル公の二刀流って、しゃべくり漫才になりそうだな。
魔法のアヒルはどこだ。

874 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:11:38 ID:nFqnXcCm
陸奥圓明流の人達を呼びたい。

875 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:19:35 ID:sy+B5FIt
一人来ていた気がする

876 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:30:03 ID:XXuo49yG
やっぱりアレだろ、異世界の異教の僧侶を召喚だろ。
魔法の使い手とは優秀だが、神への信仰心が足りない為に
蘇生魔法が使えない彼を召喚してくれ。

もしくは、見てくれは薄汚い魔法使いだが、
その正体はムラマサを持った侍とかw

ネタがマイナーすぎだとは思うが

877 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:31:20 ID:NnMwxSlb
僧侶と聞くとどうしても恐怖ザラキ男が

878 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:34:10 ID:V2TYW8Rj
>>877


879 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:34:25 ID:C7bSYThc
>>877

対デスピサロ
ザキ
マホカンタで死亡
ザオリク
ザラキ
マホカンタで全員死亡
「まるで成長していない……」
って画像思い出した

880 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:36:59 ID:0zEsi9QP
一度全滅すれば覚えるらしいけど・・・

881 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:39:32 ID:nFqnXcCm
僧呂だったらトライガンとヘルシングの出番だな。

882 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:39:52 ID:06nSxVeE
その戦闘中には学習しないらしいからなあ
一回戦闘終了しないと学習しないらしい

883 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:40:13 ID:x0p4SZ5a
>>880
だが、多くのプレイヤーはそんな間抜け死にをしたら即リセットしてしまう。そんな悪循環。

884 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:41:47 ID:HADP5UHz
>>879
これか?
ttp://www005.upp.so-net.ne.jp/doraneko-21/gallery/parody/dq/dq4.html

885 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:42:22 ID:2OlaX8+I
>>877
実はPS版の方がAIが馬鹿になってるんだよな彼。
(一連のザラキネタが有名になった事を面白がった制作側が、移植の際に仕様として本当に実装してしまった)

886 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:43:44 ID:C7bSYThc
ニコラス・D・ウルフウッド
アレクサンド・アンデルセン
ハックルボーン
アベル・ナイトロード
これくらい呼べば十分かな(戦闘力的な意味で)
もちろんルイズ一人に頑張って手綱を握ってもらいます

887 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:44:12 ID:1er/h8WA
>>654
グリフィスとか?

888 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:45:27 ID:06nSxVeE
ハックルボーンって懺悔してきた姉ちゃんを天国に送るために
十字架で頭ぶっ飛ばしてマジで天国に送ったあれですか

889 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:45:53 ID:0zEsi9QP
>>881
教会系は僧侶っつーか武闘派多いかららめぇ。ロヨラさんとか。
魔法使いなのに拳で勝負する子もわりといるよね。

890 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:51:17 ID:HADP5UHz
>>886
モズグス様も入れてやってください

891 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:52:46 ID:06nSxVeE
魔女であるルイズに召還されたモズグス様がやることといえば・・・・・・

892 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:53:03 ID:LX1rv2HS
クリフトがひたすらザキ

893 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:54:20 ID:V2TYW8Rj
>>892
もうやめて二股男のHPは0よ

894 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:54:59 ID:cU770d3+
よし、ならばグイード・ボルジアだ!

895 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 19:56:58 ID:qxrNLyul
トルネコがすっころんで会心の一撃

896 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:02:13 ID:e1wCjIUY
>>876
始祖ブリミルの作ったといわれる地下迷宮を捜索することになりますか。
あと、ソレつながりで石化能力持ちの宇宙生物召喚とか
学園か王宮が大変なことに。

897 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:04:55 ID:C7bSYThc
(運良く)全員と契約を交してルーンの洗脳効果が進行したとして
信仰心の対象が丸ごとルイズに代わった場合
出来上がる一騎当千の宗教集団
虚無関係無しにハルケギニアが制圧できる

898 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:06:25 ID:0zEsi9QP
信仰心ない人も混ざってるけどなー。

899 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:06:57 ID:+y8QL1fZ
タクティクスオウガのロウルート・暗殺エンド後デニム召喚

どう考えても反逆起こしそうです本当にありがとうございました

900 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:07:00 ID:HEKDsXns
クルースニクはバチルス捕食しないと力出せないし難しい気が
吸血鬼は設定上いるみたいだけど元の話に一切絡んでないし

901 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:07:00 ID:uy80WRH5
>>873
E・JをA・Jと見間違えた俺はH・K

902 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:08:17 ID:ANmmQrV/
アンデルセンといえば召喚された瞬間その場にいた連中を異教徒と判断して
鏖にしたSSが専用スレにあったな

903 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:08:19 ID:C7bSYThc
信仰心の有無関係無しに神父並べてみるとたまにその服はコスプレだろう?と言いたくなるのがいるよね
誰とは言わないが

904 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:09:23 ID:gsD/9Q1i
アベル喚んでもバチルスとセットじゃないと、碌に力をふるえないじゃないかな。
バチルスが一緒だと、虚無とか聖地どころの話しじゃなくなりそうだけど。

905 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:11:55 ID:06nSxVeE
>>901
いざという時役に立たない傭兵のあの人ですか

906 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:16:43 ID:uy80WRH5
>>905
そうです最後までろくに活躍しないどころかノウム君と合体しちゃう傭兵さんです
でもああいう派手な武装のキャラにも大活躍して欲しかったから召喚されないかな。

907 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:29:00 ID:CJDp1UxA
>>876
隣り合わせの灰と青春?

それではこちらは似合わない口髭生やしたエルフ(相方のホビット付き)を希望

908 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:29:06 ID:d8OVKaDw
アベルと聞いて遊星主想像した

909 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:29:48 ID:UhKIKgkv
メイドガイはまだ出てないよな?

910 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:31:11 ID:d8OVKaDw
ガイと聞いて勇者王を(ry

911 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:34:06 ID:qxrNLyul
それでは執事王になってしまうではないか

912 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:34:13 ID:KzE6/2W4
ガイと聞いて激眉先(ry

913 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:35:49 ID:ztkiArKU
アベルと聞いて思い出すのは青き玉の勇者

914 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:36:29 ID:06nSxVeE
ガイと聞いて山田次郎さんの魂の名前を

915 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:39:27 ID:2OlaX8+I
勇者王にアベルと聞いてちn…もといパルス・アベルを。

916 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:44:49 ID:+y8QL1fZ
アベルと聞いてFEのナイト思い出す俺は間違いなくマイノリティ


917 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:47:37 ID:uGlbEL/D
アベルと聞いてアニメドラゴンクエストを(ry

918 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:48:00 ID:oeVQP2LJ
アベルとカインか。
ここで俺的に召喚してもらいたい/させてみたい使い魔一覧(チラシの裏ごめん)

・キャプテン・ブラボー(防人 衛):『武装錬金』より
  蝶・鉄壁防御の『シルバースキン』に加え、鍛え抜かれた肉体でルイズを防衛!
  ブラボチョップで海を割り、ブラボーアイで正体見抜き、ブラボー脚やブラボラッシュで敵を粉砕!
  デル公なんて飾りです。

・普賢真人:藤崎竜版『封神演義』より
  宝貝『太極符印』で、ルイズの虚無魔法を超える『核融合』を放つ。デル公なんて(ry
  次元を跳躍できる親友が迎えに来そうだが。

・コエムシ&ジアース:『ぼくらの』より
  とりあえず15人死ぬ。ハルケギニア最大の危機?

・スイフリー:『ソードワールドリプレイ・バブリーズ編』より
  ご存知付け耳白粉エルフ。エルフ千年王国が建国される。はとこの子もセットで。

・ハマー:『ピューと吹く! ジャガー』より
  最初からマゾ犬。

・富井副部長:『美味しんぼ』より
  何の役に立つんだ? でもコルベールとは親友に。

さて、松下でごわす。予約なければフーケ編投下したいが…


919 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:50:39 ID:opOeJvT/
こいやーーーーー!

ハマーは見てみたいw

920 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:54:26 ID:C7bSYThc
かむかむ
ハマーって分身の術使えたよね
実態はただの高速移動だけど十分凄いよね
途中でスタミナ切れたけど

921 :『使い魔くん千年王国』 第十三章 怪盗フーケ(前編) 1/6:2007/08/30(木) 20:54:51 ID:oeVQP2LJ
召喚から約3週間目。
マツシタは相変わらずだ。「信者が30人前後で頭打ちだ」などと嘆いているが、
普通なら『異端審問』が怖くて『東方』の宗教などにはまらないだろう。
「『始祖ブリミル』の教義とやらも研究せねば」とか言って図書館に篭っている。
タバサに文字を教えてもらっているらしいが、やけに覚えるのが早い。

ギーシュとモンモランシーは、マツシタが買ってきた秘薬を与えて回復させた。
性格はあまり変わらなかったが、二人ともマツシタに恐怖と恩を刷り込まれたので、
従順な『使徒』となることだろう。あはははは…はぁ。
「何かが頭の中で、もそもそ動いている気がする」なんて二人が言ってたけど、
何を入れたのかしらあいつ。

あとは、『波濤』のモット伯が邸宅を『イノシシとカラスの大群』に襲われた。
しばらくして学院に来ると、マツシタに『黄金・乳香・没薬』を捧げて忠誠を誓った。
「資金源および王宮へのつなぎだ。これで秘薬の代金も支払える」とのこと。
……あはははは、もうどうにでもなれ。


922 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:55:27 ID:UhKIKgkv
最初期のハマーならギーシュくらい倒せそうだな。最初期のなら。

923 :支援:2007/08/30(木) 20:58:03 ID:eV4ZEZbQ
すでに10年王国くらいは築いてそうだなw

924 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:58:06 ID:tjrI98J9
道は空いてるぜー!
チラ裏
ゼロのトランスフォーマーみてたら、
いっそ、スタスク×4とか召喚されて欲しいと思った。
ツンデレ2乗な初代とルイズ
ナルシスト2乗なセカンドスタとギーシュ
「このボディに誘惑されないでね」「自分アレクサ以外興味ないんで」
なキュルケとマイ伝スタスク
「地を這い泥水を啜って」そうなもの同士案外気が合うGFスタとタバサ


925 :『使い魔くん千年王国』 第十三章 怪盗フーケ(前編) 2/6:2007/08/30(木) 20:58:19 ID:oeVQP2LJ
「む〜〜〜〜っ、何で『使い魔』のあんたが魔法を使えて、
 『御主人様』の私が使えないのよ…不公平だわ! どおせ『ゼロ』のルイズよ!」
ベッドにうつぶせになってふてくされる。いつまで『ゼロ』なんだろう。
マツシタは羊皮紙に何かを書き込みながら答える。

「『ゼロ』という二つ名もそう悪いものでもない。
 『東方』でゼロは『0』と書くのだが、これはプラスにもマイナスにもなる
 無限の可能性を持った円環であり、未分化の力である『ウロボロスの蛇』を象徴する。
 また無尽蔵の扉である時空間の子宮でもあり、仏教における……」
何を言っているのかよく分からないけど、褒められてるのかしら。

「……だから現代量子力学における『ゼロ』というのは、無限大と無限小の……
 エネルギーがどこから湧き出すかと言えば、つまりさっき説明した次元間の断裂が…」
いいから私にも分かる言葉で説明しなさい。眠くなってきちゃったわ。

「………よって、ここから証明される答えは……うむ……おや?
 ……いかん! このままではハルケギニアは滅亡する!」
「(ガバッ)な、なんだってーーー!!!」


926 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:59:34 ID:qxrNLyul
どういう流れだwww支援

927 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:59:37 ID:opOeJvT/
0ほど恐ろしい数字はないよな…
最初からテンションたけー
支援

928 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:59:50 ID:Z9qtaeue
なんだってー

929 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 20:59:56 ID:nFqnXcCm
>>924
むしろサイバトロン、デストロンを両方呼んで最終回でモノマネ合戦をだな…。


930 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:00:39 ID:nMWOtm9p
しえん

931 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:01:28 ID:ztkiArKU
支援

932 :『使い魔くん千年王国』 第十三章 怪盗フーケ(前編) 3/6:2007/08/30(木) 21:01:42 ID:oeVQP2LJ
さっきの滅亡うんぬんは計算の間違いだったらしい。何よそれは人騒がせな。
「あーーーーーもうっ!! むかつくわあのクソガキっ!!
 ちょっと魔法が使えるからって偉そうにっ!!」
ストレスが溜まってしょうがない。私だってちょっと練習すれば、魔法なんてすぐ使える。
中庭に出て久しぶりに魔法の練習だ。今度こそ爆発しないように。

夜の『宝物庫』前。
そこには黒いフードを被った影が一つ、壁に手を触れて何かを調べていた。
「流石は学院本塔の壁。しっかりと『スクウェア』クラスの固定化魔法が何重にもかけてあるわ…。
 少々の魔法や物理攻撃じゃあどうにも出来ないじゃないの。
 まあ、それぐらいじゃなきゃこっちも燃えてこないさ」
盗賊だ。それも女らしい。彼女が犯行計画を練り直すべく、立ち去ろうというとき…。
「あれは…ヴァリエールの? 何しにここへ…」

「ねえルイズ、どうせまた爆発しか起こらないんだからやめときなさい。
 いや、むしろあの破壊力を有効活用すべきかしら?」
「うっさいツェルプストー! 何であんたもついて来るのよ!」
「夜中に一人じゃ怖いでしょ? 何か出・た・り・し・て♪」
ルイズとキュルケだ。ルイズはともかく、キュルケは厄介かもしれない。

「……いっけえ! 『火球』!!」
ルイズの魔法はいつもどおり失敗し、その爆発は狙いも外れて本塔の壁に直撃する。
すると、『スクウェアクラスの防御魔法が何重にもかけてある』はずの壁にヒビが入る。
「……ははっ、こりゃ有難い! あいつらの驚く顔も見たいし、
 ここはいっちょやってやりますか!」

物陰に潜んでいた盗賊は、呪文を唱えて足元の地面から巨大な『土のゴーレム』を創造する。
身の丈30メイルはあろうか。見るからに鈍重そうだが、胴周りは塔にも匹敵する。
「そおれ!!」
土の巨人は瞬く間に『宝物庫』の壁をパンチで粉砕し、
あっけにとられるルイズとキュルケを尻目に、中から何かを奪い去った。
突然の轟音に部屋から飛び出した者もいたが、盗賊は姿をくらましていた…。


933 :支援:2007/08/30(木) 21:04:45 ID:eV4ZEZbQ
支援

934 :応援:2007/08/30(木) 21:05:00 ID:eV4ZEZbQ
応援

935 :声援:2007/08/30(木) 21:05:12 ID:eV4ZEZbQ
声援

936 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:05:14 ID:+3W4var1
支援

937 :『使い魔くん千年王国』 第十三章 怪盗フーケ(前編) 4/6:2007/08/30(木) 21:05:35 ID:oeVQP2LJ
翌朝。ルイズとキュルケ、ついでに松下は、学院長室に呼び出されていた。
オールド・オスマンが口を開く。
「諸君。今日呼び出したのは、昨夜『宝物庫』周辺で見たことを聞くためじゃ」
緑の髪に眼鏡の美人秘書、ミス・ロングビルが状況を説明する。
「実は昨日の夜、宝物庫の一部が破壊され、その中からあるマジックアイテムが盗み出されました。
 犯人は、残された犯行声明によれば『土くれのフーケ』。
 最近巷を騒がしている、メイジの盗賊です」

「ぼくは見ていないぞ」
「あんたには聞いてないのマツシタ!
 …巨大な『土のゴーレム』が、拳の一撃で壁を破壊しました。
 トライアングルクラスはあったと思います」
「ふうむ、ゴーレム程度の攻撃では、そうそう崩れんはずじゃったがのう…」
「別の生徒が、学院から飛び去った『黒いローブの大柄な人影』を目撃しています。
 おそらくフーケ本人か、その仲間でしょう。
 近くにいたあなたたちは、他に何か見ていませんか? 顔かたちなどは?」
「いえ…夜だったし急なことだったので…」

「ふむ…『大柄』ということは男なのかな。しかしそれだけでは…」
考察する松下を制し、ルイズが質問する。
「あの、学院長。フーケに盗まれたというのは、どのようなマジックアイテムなのですか?」
「うむ、『魔界の杖』と呼ばれるものじゃ」
「魔界…?」
「名前はまあ物騒じゃが、特に変哲もないマジックアイテムじゃよ。
 ちょっと事情があって、古い友人からわしが預かっておったのじゃ。
 宝物庫に入れるため、一応王室の許可も取っている。
 魔法学院に居るのはほとんどがメイジ、それに宝物庫には強力な『固定化』の魔法がかけられておった。
 保管するに、ここより適した場所は無いというわけじゃ。
 ……しかし、まさかこんな盗まれ方をされるとは」
手がかりはそれ以上掴めず、ミス・ロングビルに調査を任せることになった…。


938 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:07:14 ID:8zxSPgh2
支援

939 :後援:2007/08/30(木) 21:07:15 ID:eV4ZEZbQ
後援

940 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:07:25 ID:Bd6jQato
>>929
ルイズ「ルイズです!シャナやりまs」
メガトロン「反則!おしおきだ!」

941 :救援:2007/08/30(木) 21:07:49 ID:eV4ZEZbQ
救援

942 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:08:35 ID:Bd6jQato
支援忘れてた支援

943 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:08:35 ID:nCe0BBLR
天才支援

944 :『使い魔くん千年王国』 第十三章 怪盗フーケ(前編) 5/6:2007/08/30(木) 21:08:37 ID:oeVQP2LJ
事件から3日後、ミス・ロングビルの調査報告がまとまった。
再びルイズとキュルケ、ついでに松下と、一緒にいたタバサが学院長室に集まる。

「それで、結果は?」
「はい、フーケの居所が分かりました。それらしい姿を見た農民がいるようです」
ミス・ロングビルの調査によれば、近くの森の廃屋にフーケが潜伏しているらしい。
そこが仮のアジトということなのか。
「では、捜索隊を派遣するとしよう。『魔界の杖』が見つかればよし、
 フーケを捕縛できればそれに勝る手柄はない。さあ、我こそはと思う者は杖を掲げよ」

オールド・オスマンは呼びかけるが、教師たちは誰も杖を掲げようとしない。
「これどうした、フーケを捕らえて名をあげようという者はおらんのか?」

「ミセス・シュヴルーズがあの晩は当直でした」
「そ、そうですが、今日はミスタ・ギトーの当直では」
「じゃあきみたち二人で行けばいいでしょう」
「わ、私はしばらく忙しいのですよ」
「そんなに急いだ事も……ねえ、ミスタ・ハゲチャビン」

なんという無責任な教師たちであろう。普段は威張っているくせに。
学生運動が起きたら逃げ出しそうな軟弱さだ。
「私が行きます!」
と、杖を掲げたのはルイズ。これには松下も驚いた。
「あなたは生徒ではありませんか」
「先生方はどなたも杖を掲げないじゃありませんか!」

「じゃあ、あたくしも志願します。ヴァリエールには負けられませんもの」
「ツェルプストー!」
その横ですっと杖を掲げるタバサ。
「私も行く………心配だから」


945 :支援:2007/08/30(木) 21:10:00 ID:eV4ZEZbQ
支援

946 :応援:2007/08/30(木) 21:10:10 ID:eV4ZEZbQ
応援

947 :声援:2007/08/30(木) 21:10:20 ID:eV4ZEZbQ
声援

948 :救援:2007/08/30(木) 21:10:29 ID:eV4ZEZbQ
救援

949 :後援:2007/08/30(木) 21:10:39 ID:eV4ZEZbQ
後援

950 :そういえば:2007/08/30(木) 21:11:08 ID:eV4ZEZbQ
規制ってどれくらいの連投で食らうんだろ?

951 :『使い魔くん千年王国』 第十三章 怪盗フーケ(前編) 6/6:2007/08/30(木) 21:11:14 ID:oeVQP2LJ
「ふぉふぉふぉ、それではこの三人、いや四人に捜索を頼むとするかのう」
オールド・オスマンがすっと視線をタバサに向ける。

「ミス・タバサは『シュヴァリエ』の称号を持つ騎士だと聞いている。
 この若さでそれを持つ彼女の実力は、相当なもの。幼児体型じゃがそれもよい」
ガッ。
「…ミス・ツェルプストーは、ゲルマニアの優秀な軍人を数多く輩出した家系の出身で、
 彼女の炎の魔法も『トライアングル』クラスと、かなり強力。その上、すばらしい爆乳じゃ」
グシャッ。
「いちち…で、ミス・ヴァリエールは……」
さっきからの空気を読まないセクハラ発言で、女性陣からの視線は氷点下だ。
男性教師陣は腕組みをして肯いている。自重しろといっているだろう!

「ミス・ヴァリエールは、数々の優秀なメイジを輩出したヴァリエール公爵の息女で、
 ええと、その、なんだ、将来有望なメイジと聞いておる。体型的にも」
ルイズが肩を落とすが、オスマンは続ける。
「それに知っての通り、その使い魔マツシタくんは強力なメイジ。
 彼の力を持ってすれば、『土くれのフーケ』に遅れを取ることはあるまいて!」
マツシタを見返したい思いで志願したルイズは、また肩を落として使い魔を睨む。

「では、魔法学院は、諸君らの努力と、貴族としての義務に期待する!」
「「「杖にかけて!」」」

(つづく)


952 :ゼロのトランスフォーマー:2007/08/30(木) 21:11:42 ID:xatv5Eqy
>>940
うぅわっ 先にやられちゃった

って事で急遽小ネタを投下するんだぜと言いながら支援

953 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:13:09 ID:eV4ZEZbQ
サイバトロン万歳万歳万歳

954 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:13:25 ID:Bd6jQato
>>952
それはすまんかったと言いつつ支援

955 :『使い魔くん千年王国』:2007/08/30(木) 21:13:48 ID:oeVQP2LJ
前編投下終了。支援感謝です。
ハマーはもう『ガンダールヴ』とかなしの平民でいいんじゃね?
洗ってない犬の臭いとかするし。

フーケ編は前・中・後編ぐらいになるかも。

956 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:14:32 ID:opOeJvT/
GJ!
どんなにがんばったってハマーはかっこよくならないよw

957 :950:2007/08/30(木) 21:15:38 ID:eV4ZEZbQ
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part48
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1188476105/


次スレ立てたよ。

958 :ゼロのトランスフォーマー:2007/08/30(木) 21:16:09 ID:xatv5Eqy

もしも、ギーシュとデルフの決闘が別の形で行われたら…?

「つまりぃ! 物真似で勝負よ。判定は私が行うわ。あまりにも似てなかった場合はお仕置きよ!」

『1番、デルフリンガー! ビリーズブートキャンプのビリーをやるぜ!
 ワンモアセッワンモアセッ』
「はい微妙、次!」

『2番、スタースクリーム! トム・クルーズの吹き替え版を』
「反則! お仕置きぃ!!」
『あばしゃああ』

「僕の番かね? ギーシュ・ド・グラモン、永遠の硬派俳優ロッド・スタイガーを演じて進ぜよう。
 我々は! 決して屈しな」
「よい子の皆には判んないわよ、お仕置き!」
「ヴェルダンデェェェェェ!!!」

「あー、キュルケだけどー、私物真似できないから、パス」

『再びスタースクリーム! ジュドー・アー』
「再び反則! お仕置きぃ!」
『これも反則かよばんびゃらば』

「仕方ないわね、次は私自身がやるわ。しゃくが」
『あんたのが一番駄目ぇぇぇぇぇ!!!』

「パスその2」

「面白そうですなぁ。私コルベール、全盛期のピンクレディーをば。
 とぉぉめいにんげんっ あらわるあらわるぅぅ」
「きもい! お仕置き!」
「はっはっはっは」

「タバサ。甘寧興覇。
 お今日は、かんねいこうはです」

「似てるんだか似てないんだかぜんぜん判んないけど、合格よ!」

『なぁ、ギーシュ、この場合、決闘はどうなるんだ?』
「さあね」


959 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:16:24 ID:qxrNLyul
なるほど、これが>>1乙というものか

960 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:17:39 ID:nCe0BBLR
松下様GJ

「ぜんまいざむらい」からぜんまいざむらい召喚
  敵をみんな必笑だんご剣で改心させる。

「必笑!!だんご剣!!」

ギーシュ「二股かけた上に八つ当たりなんていけないよね、今からは一人の子だけ愛するよ」

フーケ「ああ、盗みを働いた上生徒を殺そうなんて、どんな理由でも許されないわ」

ワルド「祖国や婚約者を裏切ろうとするなんて、私が間違ってたよ」

あれ、これ前に書かれていた星雲仮面マシンマンのカタルシスウェーブと同じ展開。

961 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:19:11 ID:Bd6jQato
>>958

しかし俺の中じゃスタースクリームはブライトさんだぜ
……もうその声は聞けないけどね(´・ω・`)

962 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:20:19 ID:tjrI98J9
トランスフォーマー小ネタ噴いたw乙でした。


963 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:23:04 ID:7dbt0XMf
うめるぞおまいら

964 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:24:28 ID:iAeebigw
>>958
そして満を持して学院長がザラブ星人を…

965 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:24:40 ID:HcPP2czf
part44で舞-HiME 運命の系統樹 修羅の静留が召喚されるってプロット考えてると言ったものですが、一話目書けたんで次スレで投下していいですかね?

966 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:26:15 ID:eV4ZEZbQ
>>965
遠慮は無用
存分に投下しておくれやす

967 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:28:03 ID:2QttdMBM
道はあいてるZe!

それはそうと勇者王を召喚したら大変なことになりそうだ

968 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:31:12 ID:ewFFuXqd
凱にいちゃんは出来たひとなので、ギーシュとも大人の対応でいなします。

969 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:31:34 ID:W6i53gAb
ここは公務王ヴィラルを

970 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:31:50 ID:nFqnXcCm
凱よりもエクスカイザーだろう…
常識的に考えて…

971 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:31:59 ID:eV4ZEZbQ
FFを承認して貰えない…

972 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:34:40 ID:UhKIKgkv
「おいおい、二股はよくないぜ? 男なら女の子は大事にしなきゃな!」
とか爽やかに笑いながら肩を叩く。ギーシュも思わずわっはぁ!凱兄ちゃんもわっはぁ!
でも初期型ガイ兄ちゃんはマモル隊員がいないとガラスのサイボーグすぎて困る。
水のルビーがGクリスタルとかいうなら良し。

973 :965:2007/08/30(木) 21:39:32 ID:HcPP2czf
んじゃ、次スレ立ったら投下しま

974 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:43:22 ID:PdcfxaqZ
いっそのことルイズがGストーン呼んで生機融合体になっちゃえよ。

975 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:43:23 ID:bjbqNUno
>>972
Jストーンとゾンダーメタルと後ひとつは何よ

976 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:44:01 ID:2QttdMBM
ホッパーゼクターでやさぐルイズとやさぐリエッタの地獄姉妹…
オディノノウハボドボドダッ!

977 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:44:07 ID:8zxSPgh2
次スレなら>>957で立ってるよ。

978 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:45:06 ID:bjbqNUno
間違えた、Jはジュエルだな

979 :965:2007/08/30(木) 21:46:02 ID:HcPP2czf
>>977
そだったのか;
教えてくれてあんがと〜

980 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:46:09 ID:FKrPZ2ia
>>980ならヤドクガエル召喚。契約で瀕死に。

981 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:47:34 ID:Y7hsOrdu
テイルズオブファンタジアのクラース召喚とか見たい。
特別な血を持たぬただの人間に使えるように作られた召喚術で
精霊を呼び出し使役するなんて化け物じみたことが出来るんだから、
ハルケギニアではさぞ恐れられるだろうね。
まあ、契約の指輪がなきゃどうにもならないから、他の平民には使えないだろうけど・・・・

982 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:47:42 ID:qguemA/p
あれか、飼ってる途中に餌の関係で段々毒がなくなって
大変しょんぼりしたことになるのかw

983 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:49:42 ID:eV4ZEZbQ
コータローまかりとおるから鹿斗典善を召喚。

オスマンを凌ぐセクハラの嵐!

ワルドの偏在も百人券で粉砕だ。

984 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:53:34 ID:Bd6jQato
バンドーラさま召喚。それも封印とかれる前。それもファミリー全員いる状態で。
魔法でちょいちょいっと更地にしたニューカッスル跡地にドーラパレスをちょいちょいっと建設
スクウェアクラスの魔法をちょいちょいっと防いで
「そんなのあたしは1億7000万年前には極めてるよ!」と言い放ち、
子供が嫌いだから子供をさらうドーラモンスターをハルケギニア中にけしかける
世界中がピンチのその時にルイズ達が変身して立ち向かう、
その名も魔法戦隊マジレンジャー……あれ?

985 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:54:46 ID:2QttdMBM
勇者シリーズ史上最変態、ショタコンのJデッカー召喚

「 私 の ル イ ズ に な に を す る ッ ! ! ! 」

986 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:56:52 ID:eV4ZEZbQ
>>985
ショタコンはヤヴァいがロリコンはさらにヤヴァいw

987 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:58:08 ID:UhKIKgkv
忍者キャラとかどうか

988 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:58:52 ID:Bd6jQato
>>985
ロリとショタはべつもんだと思うんだぜ?
いや異性を対象にするぶん生産的なんかもしれんが

989 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:59:40 ID:HLEmEgg1
>>987
つまり、勇者シリーズ屈指のショタコンその2、ボルフォッグのことですか。

990 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 21:59:45 ID:eV4ZEZbQ
忍者戦士飛影を召喚。

使い魔の癖にピンチの時以外はそばにいない。

991 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 22:00:09 ID:ztkiArKU
>>1000なら以前誰かが言っていた
パソコンからデジタマ召喚でサイトとルイズのデジモン子育てを
書きたい人が書く

992 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 22:00:58 ID:6s2yJ2ej
トムとジェリー召喚
とりあえず包丁振り回してトムを追いかけるマルトーが思い浮かんだ。
つか、トムは世界一優秀な馬鹿ネコだと思うんだ。
ガチャピンの中の人も驚くほど何でも出来るし。

993 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 22:01:18 ID:nFqnXcCm
>>985
きさまー、あくまで純愛なデッカードと盗撮までするボルフォッグを一緒にするか!

994 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 22:01:51 ID:Q9H2L/wY
ユベルを召喚し、覇皇ルイズ誕生。

995 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 22:03:13 ID:2G9RcD++
>>1000なら四季映姫・ヤマ・ザナドゥが召喚されてスーパー山田タイム

996 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 22:03:53 ID:cGfh+/3b
>>1000ならOVERS介入

997 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 22:04:49 ID:tdHGuYGg
>>1000なら誰よりも速い兄貴召喚

998 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 22:05:16 ID:eV4ZEZbQ
>>1000なら音速のアデュー召喚

999 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 22:05:22 ID:Bd6jQato
>>1000ならシャドームーンさま召喚して
ハルケギニアにゴルゴム帝国を建設
ルイズは脳改造される前に脱出

1000 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/30(木) 22:05:25 ID:+TdetdCD
1000なら鉄腕バーディーが呼ばれる
999ならDears召喚

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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