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あの作品のキャラがルイズに召喚されました part62

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 00:42:24 ID:byvF91eJ
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。

前スレ
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part61
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1190171224/

まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/
--------------------------------------------------------------------------------

    _              ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
    〃 ` ヽ  .   ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
    l lf小从} l /   ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,.   ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
  ((/} )犬({つ'    ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
   / '"/_jl〉` j,    ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
   ヽ_/ィヘ_)〜′   ・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
              ・議論や荒らしへの反応は、避難所でやりなさい!

--------------------------------------------------------------------------------
     _
     〃  ^ヽ      ・クロス元が18禁作品であっても、SSの内容が非18禁である場合は本スレへの投下で問題ないわ。
    J{  ハ从{_,     ・SSの内容が18禁な展開をする場合はクロス元に関わらず、本スレではなく避難所への投下をお願いね?
    ノルノー゚ノjし      ・クロス元が型月作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。やめておいてね。
   /く{ {丈} }つ     ・クロスはお互いを尊重しなきゃだめ。一方的なのはモテないわよ?
   l く/_jlム! |      ・不要な荒れを防ぐには、sage進行もいいんじゃないかしら。
   レ-ヘじフ〜l         ・次スレは>>950から。お願いね?テンプレはwikiの左メニューを参照よ



2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 00:43:26 ID:0Jb0Hd9t
乙ゥ

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 00:43:30 ID:685Wrpaw
いちもつフィーバー

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 00:43:54 ID:VPrrnjgZ
乙カレーション!

5 :薔薇乙女も使い魔7-1/2:2007/09/21(金) 00:53:46 ID:aD3UTgVp
Phase.7

「な``っっ!!」
ガタッバタンッ

たじろいだルイズがイスを倒してしまった。
「な、ななな、なに無茶苦茶を言ってるのよ!?
 あんた、ひ、人の話をきいいてなかったっていううわけぇ!?
 いーい?あんた達はあ・た・し・が!召喚したの、このハルケギニアに!
 で、異世界へ送り返す呪文なんて、無いの!
 だから!あんた達は帰れないの!あたしの使い魔をやるしか」
「お帰りホーリエ、とても早かったわね。頑張ったのね」

真紅はルイズを無視して鏡台を見ていた。
鏡台は、何故か鏡面が淡く輝いていた。
そして、鏡面に波紋のような模様が広がると、中心から光の玉が飛び出した。
光の玉はジュンと真紅の間に来て、ふよふよと飛び回っていた。
「真紅、どうだった?」
「大丈夫よ、ジュン。スィドリームを見つけたって言ってるわ」
「よかったぁ♪これで帰れるな」
「でも、相当遠いみたいよ。ジュンの力を必要とするかもしれないわ」
「帰るためだからな、我慢するさ。遠慮無く使えよ」

と言ってジュンと真紅は立ち上がり、鏡に向かって歩き出した。

「ま、まま、待ちなさいよ!主ほったらかしてどこ行く気よ!?」

呼び止められてジュンが振り向き、頭を下げた。
「ルイズさん。お茶とお菓子、とっても美味しかったです。ありがとうございました。
 少しだけど異世界観光も出来て、楽しかったです。
 それでは僕達は、さっき話したnのフィールド経由で帰らせてもらいます。
 ルイズさんは新しい使い魔を召喚して下さいね」
と言って再び鏡に向かっていった。

真紅もちょっとだけ振り向き
「さよなら。お茶はとっても美味しかったわ」
と言ってさっきの光球と共に、さっさと鏡の中に入っていった




6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 00:54:56 ID:CQ4blGt5
いきなり帰還宣言でルイズ涙目支援

7 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 00:55:26 ID:byvF91eJ
かえっちゃらめぇ〜

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 00:56:39 ID:VPrrnjgZ
新手の展開支援

9 :薔薇乙女も使い魔7-1/2:2007/09/21(金) 00:57:07 ID:aD3UTgVp
ルイズは唖然としていた。

幾たびの失敗の果てに、やっと召喚した使い魔が
それも、平民の子供はともかく、子供に付き従う超レアものゴーレムが
魔法まで駆使する高度な知性と魔力を持った自律式自動人形が
ファーストキスまで失ったのに
さっさと異世界へ帰ろうとしている


「それでは失礼します」
と言って、ジュンも鏡に入ろうと手を「まちなさい−−−−−いっっ!!」
ルイズが思いっきりジュンにタックルした!
「う!うぅわぁあ!何すんだよ!?は、はなせぇ!!」
「離すモンですか!!あたしの使い魔が、進級が!レアものがあぁ!!」
「だ、だから新しいのを召喚すれば良いだけって、う、うわ!ぅあああ!!!」

かたや渾身の力で、それこそ命がけの必死さで掴みかかるルイズ。
かたや長期間の引きこもり生活で、すっかり体がなまっていたジュン
 いくら学校への復帰を決意し、真紅や雛苺や翠星石との遊びに付き合わされて、
毎日激しくもみくちゃにされていたとはいえ、ジュンにはルイズを引きはがせず
 
その結果


「ぅあ!うわあああああああああああああ!」
「ひぃ!きゃあああああああああああああ!」

二人とも、絡み合いながら鏡の中へ転落していった




10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 00:57:54 ID:byvF91eJ
支援

11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 00:58:20 ID:6QOR2xG9
ルイズも入ったああ!? 支援

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 00:59:51 ID:66eRTh1R
ドライすぎるジュンバロスw

13 :薔薇乙女も使い魔:2007/09/21(金) 01:02:44 ID:aD3UTgVp
これで今回の投稿文は終了です
今回書いたSSの半分を投稿し終わりました

残り半分は、言っては何ですが、
成分はほとんどローゼンメイデンです

ゼロの使い魔ファンの方には、かなり入り込みにくい展開かと思います

それでもよろしければ、残りを後日投稿しようとおもいます


では、失礼します

14 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:02:56 ID:OH8HXw/+
こいつらwww
コメディ時空が展開されたな

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:03:13 ID:QGFB6nz0
るいず「やらあ…帰っちゃやらあ…ヒック ヒック」な展開になると思ったらw

16 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:03:38 ID:D6scVRhH
薔薇乙女の人乙です

召喚者を連れて帰るのはある意味理想形ww
こっちのルールに右往左往するがいいわっ
続きが楽しみです!!

17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:04:18 ID:aCVttMaG
こ、これは新しい展開だw

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:07:08 ID:00UKdKVR
この展開は予想外だ、ちょっと一話から読んでくる

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:08:30 ID:Jiatx9S8
>>13
予想外の展開に思わずGJ!
ゼロ魔に関係ない展開なら次は避難所のが無難かもしれん

20 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:12:10 ID:685Wrpaw
乙&GJ!
ゼロ魔関係から外れるなら避難所がいいかもね〜

21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:12:18 ID:X+qiz0dX
一歩遅かったか…。

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:13:26 ID:EGYBJRRT
>>15
不覚にもw

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:14:46 ID:N5LeYsj5
予想外の新展開ww   チョ〜〜支援!!

24 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:15:14 ID:6sSM5Yt0
ローゼン乙です

>二人とも、絡み合いながら鏡の中へ転落していった
どういうわけか、ジュンとルイズが『ザ・フライ』な展開を想像してしまったのは俺だけか?

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:16:25 ID:eu+6C7+r
コレはなんとも新しい
そして>>24なら鋼鉄の咆哮召喚ネタで書く

26 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:16:31 ID:6QOR2xG9
せめて「俺があいつであいつが俺で」に……されても困るなw

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:16:40 ID:QGFB6nz0
あしゅら男爵

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:17:52 ID:jBmm3x+n
前スレ1000

1000 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:11:25 ID:AYPNdVjr
>>1000ならユベル召喚。

ユーベル・ブラッド?
幼い顔して喰っちゃう使い魔か・・・

29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:18:11 ID:/IRPUoN/

ルイズたんが犯しちゃう ><

30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:19:18 ID:eu+6C7+r
>>28
遊戯王GXのドMと評判のユベルじゃないだろうか?

31 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:19:23 ID:PAJ/slgc
ユベルって遊戯王GXの奴か?

32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:28:59 ID:aBHE2AOI
>>30
彼?彼女?は個人的にはドSだと思う。
まぁ苦痛を与え与えられる事に悦びを感じているあたり
マゾッホ氏に似通ったのもを感じるが

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:33:05 ID:AxFgvKCx
ドSでドMなんだよ

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:36:16 ID:OH8HXw/+
痛くするのもされるのも大好きなのか
SとMを兼ね備えた奇跡の人だな

35 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:40:01 ID:dT/bqlVT
何も予約がないようなら50分から投下したいです。

36 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:41:39 ID:As4aIZcc
Sな人は潜在的にMなんだよ
そして>>35カマン

37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:41:44 ID:OoDvhFFT
ルイズの必死さがたまらなく萌える
nのフィールドで説得>帰還
もしくは
説得失敗>地球へかな?

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:45:07 ID:Jiatx9S8
地球にて巴VSルイズ

39 :ゼロのちグゥ:2007/09/21(金) 01:50:20 ID:dT/bqlVT
「ずいぶん珍獣がいるな」
「みんなグゥと同じ使い魔よ。わたしは授業開始まで休むから、変な事しないようにね」


朝食を済ませ授業教室までやってきたルイズは、平民を召喚したと嘲る級友たちの相手もそこそこに机に突っ伏した。
なお、“その原因”であるグゥは、そこが定位置とばかりにキュルケのサラマンダー、フレイムの頭の上にちょこんと座っている。

キュルケはその様子を見て微妙な表情をした。
「ねえフレイム、重くないの?」
「きゅるきゅる」
「そう、ならいいけど。ところでグゥちゃん、“あれ”はなんで朝からへたばってるの?」
キュルケはそう言うと、どこかつまらなそうな表情でルイズを指差した。

「……?キュルケはルイズのことが心配なのか?」
「そういうわけじゃないけど、あれじゃからかい甲斐がないわ」
「ほほう」
その時、前側の扉が開いて紫のローブを着た中年女性が姿を現した。

「あら、シュヴルーズ先生が来られたみたい。もうすぐ授業が始まるわよ。かわいそうなご主人様のとこへ行ってあげなさい」
「はーい」
音も立てずにフレイムの上から飛び降りたグゥがルイズの元へ向かう。

「変わった子ねえ。面白いからいいけど」
キュルケは誰に聞かせるでもなく呟いた。

40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:51:44 ID:byvF91eJ
支援

41 :ゼロのちグゥ:2007/09/21(金) 01:52:44 ID:dT/bqlVT
教壇に立ったシュヴルーズは教室を見回した後、満足そうに微笑んだ。
「皆さん。春の使い魔召喚は、大成功のようですわね。このシュヴルーズ、こうやって春の新学期に、様々な使い魔たちを見るのがとても楽しみなのですよ」
その声に気づき、机に伏せてぐったりとしていたルイズが慌てて身を起こした。

「おやおや、朝一だというのに居眠りですか。ミス・ヴァリエール」
「いえあのそういうわけじゃ……」
ルイズが慌てて弁解する。
シュヴルーズはくすくす笑った後、グゥのほうをちらっと見た。
「授業はこれからですから、今のはセーフですよ。それにしても、変わった使い魔を召喚したものですね」
その声に、教室中がどっと笑いに包まれる。

「ゼロのルイズ!召喚できないからって、その辺歩いてた子供を攫ってくるなよ!」
ルイズは顔を真っ赤にして立ち上がり、澄んだ声で怒鳴った。
「違うわ!きちんと召喚したもの!こいつが来ちゃっただけよ!」
「嘘つくな!“サモン・サーヴァント”ができなかったんだろう?」
ゲラゲラと教室中の生徒が笑う。

「ミセス・シュヴルーズ!侮辱されました!かぜっぴきのマリコルヌがわたしを侮辱しました!」

マリコルヌと呼ばれた男子生徒が机を叩き立ち上がる。
「かぜっぴきだと?俺は風上のマリコルヌだ!だいたい“ゼロのルイズ”がまともな使い魔を召喚してないのが悪いんだろう!」
そう言うマリコルヌの傍には、立派な梟が止まっていた。
「ううううるさいわね!あんたのガラガラ声は、まるで風邪でも引いてるみたいなのよ!」

42 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:52:48 ID:ywVraF5g
>みんなグゥと同じ使い魔
間違っていないのに、間違っている気がするのは何故だろう。支援。

43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:54:43 ID:byvF91eJ
支援

44 :ゼロのちグゥ:2007/09/21(金) 01:55:48 ID:dT/bqlVT
その一触即発の雰囲気を、シュヴルーズ先生は手に持った小ぶりの杖を振ることで解決した。
二人の体が、糸の切れた操り人形のようにすとんと席に落ちる。

「ミス・ヴァリエール。ミスタ・マリコルヌ。みっともない口論はおやめなさい。さあ、授業を始めますよ」
シュヴルーズは、こほんと咳をして周囲を静かにさせた。

その静寂の中、ルイズの耳に重々しい、怒りを押し殺したような呟きが聞こえた。
(……うざってェ)
慌てて辺りを見回すが、誰もそれに気づいている様子はない。どうやらルイズだけに聞こえたらしかった。
(グゥが…まともじゃないだと……)

再び聞こえる呟き。もう間違いようがなかった。
見るとルイズの足元に座ったグゥが、身の毛もよだつような表情でマリコルヌの方を向いている。

ルイズは慌ててグゥに釘を刺した。ひそひそ声でだが。
「ちょ、ちょっとグゥ。気持ちはわかるけど貴族に変な事しちゃダメよ。あんなんでもクラスメートなんだから」
(……そうか)
グゥが渋々といった感じではあるがそれに頷き、教壇の方に向きなおる。
どうやら納得させることができたようだ。
ルイズは今日何度目になるかわからない溜め息を吐くと授業の方に集中した。


「今は失われた系統魔法である“虚無”を合わせて、全部で五つの系統があることは、皆さんも知ってのとおりです」
「わたしは“赤土”赤土のシュヴルーズ、土系統のトライアングルメイジです。
よって、これから一年“土”の魔法を皆さんに講義します」
「今から皆さんには、“土”系統の基本である“錬金”を………」

どうやら今日の講義は自己紹介と基本のおさらいのようだ。
実技はともかくとして、かなり勉強熱心な方であるルイズにとっては退屈極まりない。
足元のグゥはずいぶんと興味深そうに話を聞いている。
魔法が使えなくても面白いのだろうか?

やばい、本当に眠いわ……

45 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:56:01 ID:OH8HXw/+
>みんなグゥと同じ使い魔
この言い方だとある意味地獄絵図だな支援

46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:56:35 ID:byvF91eJ
支援

47 :ゼロのちグゥ:2007/09/21(金) 01:58:12 ID:dT/bqlVT
「ミス・ヴァリエール!」
随分遠くからシュヴルーズ先生の声が聞こえる。何よ、まだ……ハッ!

「は、はい!」
「授業中の居眠りは、アウトですよ」
「すいません」
「次から気をつけなさい。そうだ、居眠りの罰も兼ねて、“錬金”の実技をやってもらいましょうか。ミス・ヴァリエール」
ルイズの顔が引き攣った。
「え、わたし?」
「そうです。こちらに来てこの石を“錬金”してみなさい。さあ、なんでもいいから変えられる何かを思い浮かべ、念じなさい」
「……はい」

しかし、ルイズの集中は後ろからの声により破られた。
「危険ですよ、ミス・シュヴルーズ!」
「やめた方がいいと思いますが……」
「危険」
「そいつはゼロなんですよ!」
無言で机の下に隠れる生徒まで出る始末である。

ルイズが叫ぶ。
「うるさいわね!やるといったらやるわ!
それに失礼ね、“サモン・サーヴァント”には成功したんだから、少なくともゼロじゃなく1よ!」


結論から言うと、ルイズの“錬金”は失敗であった。
しかも、特別に巨大な、教壇ごと吹き飛ばすような爆発を伴って。

一番近くにいたシュヴルーズ先生は盛大に吹き飛び、ぴくぴくと痙攣している。
使い魔達が大パニックを繰り広げている。
他の生徒たちも机の下で大小さまざまなかすり傷を負っていた。

騒ぎが収まり、シュヴルーズ先生が“水”属性の生徒数人の治療を受けて正気に戻ったのは、およそ一時間後のことであった。

“爆発”で崩れた化粧を直しながらキュルケが呟く。
「そういえば、元凶のルイズはどこ行ったのかしら?」
「そこ」

フレイムの背中にくっついたグゥが、ルイズが元いた席を指差す。
「あら、いつの間に……それにしても、この状態で寝こけてるなんてすごい度胸ね」
「使い魔として、頑張ったで」
「なんだか判らないけど、グゥちゃん偉いわね。あら、口元に羽根がくっついてるわよ?」
「おっと」
口をぬぐったグゥは、今日一番の満足げな笑みを浮かべた。

48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:58:44 ID:jr6s6KLA
マリコルヌ死亡フラグまたは体内ワールドご招待フラグ支援

49 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:59:11 ID:ywVraF5g
>口元に羽根が
……感覚共有したら何が見えるんだろう?

50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 01:59:51 ID:jbV+Gupn
喰ったのか?!喰ったんだろ!!!支援

51 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:00:03 ID:JVC34BbG
>口をぬぐったグゥは、今日一番の満足げな笑みを浮かべた

喰ったな!? 何を喰った、グゥ!!w 支援 

52 :ゼロのちグゥ:2007/09/21(金) 02:00:40 ID:dT/bqlVT
「ねぇグゥ、もっと真面目に掃除しなさいよ」
「それなりに」

結局、授業は再開されなかった。
そして怒り狂ったシュヴルーズ先生により、ルイズは魔法使用禁止での教室清掃を命じられたのであった。
もっとも、まともに魔法を使えないルイズにとってその制限はあまり意味がなかったのだが。

「それにしても、魔法って面白いな」
グゥは、片手で破壊された教壇を担ぎ上げつつ呟いた。
「そうかしら。それにしても、あんた意外と力持ちね」

「こんなか弱い子供を捕まえて失礼ねぇ」
教壇を外へ放り出したグゥが、顔を変え、目を潤ませてルイズを覗き込む。
「だから“それ”はやめなさいって言ったでしょ」
「チッ」
「さあ、急がないとお昼ご飯が食べられないわよ。……あら?」

教室の隅の机に、男子生徒が臥せっている。
それが気になったルイズは、なんとなく近づいて声をかけた。
「あらマリコルヌじゃない、なにやってんの?掃除の邪魔よ」
「ん……なんだ、ルイズか」
起き上がったマリコルヌの顔は青ざめ、涙の痕までついている。

「一体どうしたのよ」
「俺の使い魔が、クヴァーシルが消えたんだ……」
まるで世界の終わりを前にしたような顔でマリコルヌが呟いた。
「それはご愁傷様。でも、わたしとは関係なくない?」
「いや、クヴァーシルがいなくなったのはルイズ、きみの爆発の後からなんだよ。何か知らないかい?」

ルイズは愕然とした。
なによ、わたしの爆発のせいで使い魔が死んだとでも言いたいわけ?

53 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:00:52 ID:Jiatx9S8
ま、マルコメのフクロウー!!

54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:01:02 ID:D8igtNcJ
あ、クヴァーシルが喰われた

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:01:42 ID:EGYBJRRT
食われたアッー!?

56 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:01:48 ID:JVC34BbG
クヴァーシル… 支援

57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:01:51 ID:QGFB6nz0
哀れクヴァ―シル
マルコメなんぞに召喚されたばっかりに

58 :ゼロのちグゥ:2007/09/21(金) 02:02:32 ID:dT/bqlVT
「そんなの、知るわけないじゃない。ところで、あなたの使い魔の鶏は視覚とかの共有はできないの?それは試してみた?」
マリコルヌがはっとした顔になる。
「俺のクヴァーシルは鶏じゃない!立派な梟だ!」
「あら、ごめんなさい」
少し前、自分の使い魔を馬鹿にされたルイズなりの仕返しであったが、この場面では逆に元気付けてしまったようだ。

「よし、試すぞ!もし出来なかったら、爆発で吹っ飛ばされてたら許さないからな!」
「はいはい」
ルイズは気のない返事をした。
馬鹿じゃないの?あんたの席は教壇から見て一番端っこじゃない。
そんなところにいた奴が死んでたら、この教室の誰も助かってないわよ。

「おお、見えた!見えたよ!」
マリコルヌが嬉し泣きをしながら立ち上がる。
「よかったわね。じゃあ、掃除の邪魔だから出ていってくれる?」

「……でも、これは何処だ?こんな景色の場所、知らないぞ?
なんだこの見たことない木は?それより魔法学院は何処?
地平線ってこんなに綺麗に見えるもの?」
明らかに錯乱しているマリコルヌを見て、ルイズは首をかしげた。

「あんた、何言ってるの。頭大丈夫?」
「ああ、また変なものが見えるよクヴァーシル、きみは一体何処へ旅しているんだい?早く戻ってきておくれ……」
マリコルヌが意味不明な言葉を呟きながら教室を出て行く。


ルイズがしばし呆然としていると、いつの間にかやってきていたグゥに肩を叩かれた。
「直接は、手を出さなかったぞ。グゥを褒めてくれ」
「はい?」
気のない返事をしつつ、ふとグゥの顔を見たルイズが絶叫する。
「な、な、なななな、なぁーーーー!!」


グゥの瞳に、だだっ広い原野を楽しそうに飛び回る立派な梟が映りこんでいる。
その真の意味に気がついたルイズは、意識を手放した。

59 :ゼロのちグゥ:2007/09/21(金) 02:04:18 ID:dT/bqlVT
今回の分は終了です。

グゥがフレイムにくっついてるのは単に暖かいからで、コレクションに加えたいからではないはず。

多分

60 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:04:58 ID:jbV+Gupn
山田の絡み酒でクヴァーシル撃沈支援

61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:05:04 ID:Jiatx9S8
GJ!

62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:05:17 ID:685Wrpaw
マルコメ味噌は毎度毎度不憫だなwwww
GJ!

63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:06:51 ID:ywVraF5g
クヴァーシル……広い世界で幸せに暮らせ……
そしてGJ。流石語ることも憚られる存在。

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:07:18 ID:aBHE2AOI
何かこのスレ見てたら腹減ってきた

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:08:11 ID:eu+6C7+r
クヴァーシル・・・食材として食べられないように頑張れ
主に空を飛べ、君なら飛べるさ、だって不条理だもの
GJ!

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:08:14 ID:WSwH3gaJ
LXE辺りに所属してるな、絶対。

杖の武装錬金!! ちんちくりんステッキ!! とか言って支援。

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:09:15 ID:OH8HXw/+
なんだ
グゥが普通にいい子じゃないか
ニワト……梟元気に飛んでるし誰も困らない
GJ!

68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:09:19 ID:WSwH3gaJ
>多分

未だかつて、此処迄信じられない『多分』があったろうか?

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:12:00 ID:dT/bqlVT
>>67
グゥは悪ノリが激しいのと、仲間以外の命を歯牙にもかけないこと以外はいい子だよ

あれ、あんまりよくないな……

70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:15:26 ID:OH8HXw/+
>>64
鶏肉は健康にいいんだってよ
煮込んだりするタイプの料理なら調理の過程で出た汁まで飲めて栄養がしっかり採れる
そういや梟は食べたこと無いなあ
いや他意は無いよ?うん。

71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:33:41 ID:RqJd0UPx
グゥw
ちと遅くなったけど真紅様も乙

ゼロ魔世界でイベントがある毎にローゼン世界から出張、てのも面白いかも。
主軸はローゼン世界でのジュン更正話。
「あら、また遊びに来たの?」とキュルケに言われて凹むルイズ。
最後は地球に永住して虚無のマエストロになるんだぜー

ルイズはエレオノール姉様や真紅似だから、ジュンみたく駄目な子を放っておけないと思うんだ。
s的な方向で。


72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:52:39 ID:ddjVvhsq
グぅも薔薇の人も乙。

ところで、『時空の竜騎兵リバーサー』から、シュンをルイズが召喚!……というデムパを受信した。
ついでにタバサがドラゴンエルフのセンカを、キュルケがダイク・ザ・ウィザードを召喚! 
シュンがガンダールヴになれば、まさに鬼に金棒。ゴーレムの蹴りでも死なない男だから、フーケ戦も楽勝だろうし。
きゅいきゅいの代わりはセンカが果たせるし、キュルケはきっとダイクに惚れるし……うん、問題ないな。
ただ、爆炎斬鬼丸を召喚してしまったギーシュだけはションボリ。ついでにキュルケの恋愛フラグが潰れたコルベールもガッカリ。

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 02:53:35 ID:Kv5uNWin
セイバートロン星召喚...無理!

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:00:27 ID:aQelVESO
なんで真ドラゴンとかゲッターエンペラーとかデスザウラーとかギャラクティク・ノヴァとか老山龍とかゴジラとかラミエルとか巨大過ぎるの召喚ばかり思いつくのだろうか

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:02:28 ID:685Wrpaw
ゲッターエンペラーってwwww

76 :BPZ:2007/09/21(金) 03:04:41 ID:EJJcJgvl
こんな時間なのに投下予約一丁。


77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:05:06 ID:misg2Cab
そこでブオーン召喚

78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:05:39 ID:D8igtNcJ
ゲッターエンペラー呼んだらその瞬間ハルケギニアが崩壊すると思います
大きさ的な意味で

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:06:25 ID:S+XeXaQw
ゴッドライディーンもやばくね?
たしかあれ変形の衝撃で・・・・・・

80 :BPZ:2007/09/21(金) 03:07:29 ID:EJJcJgvl
あ、3:10くらいから


81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:08:28 ID:92vI+pb9
虚無=ゲッター線という仮説をたててみる。

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:09:52 ID:N5LeYsj5
はっ!  ダースベーダーinデススター!!
トランスフォーマーの出てたww

83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:10:34 ID:1TByLVGx
支援
そういやスレイヤーズキャラの長編は無いんだな

84 :BPZ 1/8:2007/09/21(金) 03:10:47 ID:EJJcJgvl
頭を少し冷やす意味でも、夜の風が心地よかった。

長く生きているが、今、自分が置かれている状況がとても信じられなかった。
が、しばらく様子を窺ってみて信じざるを得なかった。
大体の想像はついていたが、やはりどうしても信じたくなかった。

……しかし、とどめの景色が頭上に広がる。

塔の上に腰かけて、明るい夜空を見上げた。その姿を優しく月光が照らす。
――赤と青に輝く二つの月。

「確かに、世界を見て回るとは言いましたが……」

ハジは本塔の頂上に立って溜息をついていた。
辺り一帯の中で最も高い建造物。その頂上から辺りを見渡す。

周りは森に囲まれていたが、ハジには細く続く道路や、遠くに町の影が見えていた。

ふと、闇にまぎれて飛行してくる気配を感じ、そっと影に隠れる。
気配の主は背に小さい人影を乗せた大きな竜であった。
塔の近くに着地すると、竜に跨った少女が何やら杖を振い、ふわりと浮かんですっと消える。
窓から侵入したのだろう。

少女には見覚えがあった。
あの草原に召喚されて時に、複数の強い視線を感じたが、そのうちの一人だった。

消えた少女はこの学院の生徒。自分の雇い主に危害を加えることはないだろう。
若干力がこもっていた”普通の右手”を見て、苦笑する。
結局、流されるままに、シュヴァリエもどきの状況になっている。
小夜以外に仕えるつもりもないが、現状ではどうしようもない。

帰るあてすらないのだから。

ただ、この世界は静かで美しい。願わくば、自分達の将来もこの様な静かな世界であるように。

月明かりに照らされた、身じろぎもしない痩身の影が大地に刻まれる。
流れ星が流れる二つの月の下、夜空を見上げていたハジの姿がフッと消えた。


―― BLOOD+ゼロ 4章――


「起きてください」
耳に優しい、深い静かな声が聞こえた。
その声を聞いていると、全身を包まれているような気がして心地よかった。
子供の頃、中庭の池に浮かんだ小舟で毛布にくるまっていたことを思い出す。
当時は、そこだけが安息の地だった。
そして、今はベッドの中で毛布にくるまってぬくぬくと気持ちよく、まどろみの中にたゆたっていた。

ぽんぽん
肩口を叩かれる感触が、手放しかけた意識を再び覚醒に向かわせる。
ふと瞼に温かい光を感じる。



85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:10:50 ID:aQelVESO
ルイズが真ゲ、キュルケがネオゲ、タバサが新ゲ、ギーシュが漫画の竜馬召喚というのも思いついたことあるが流石に自重した

86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:11:10 ID:5U+YV55Q
支援。

87 :BPZ 2/8:2007/09/21(金) 03:11:49 ID:EJJcJgvl
「う〜ん、あともう少し」

ふにゃふにゃと毛布を頭まで引き上げ、再びまどろむ。
気持ちいい。
きもち……

……

ふと音楽が聞こえた。
耳慣れない豊かな音色。そして物悲しいような、静かな曲。
誰が弾いているんだろう。
目覚めの音楽など、初めての経験で、徐々に目が開いていく。

そっか、昨日は大変だったぁ。
使い魔の召喚で……

そこまで意識が戻ったルイズは毛布を蹴飛ばす様に跳ね起きた。
紆余曲折があって、晴れてルイズの使い魔となった人間。ハジ。

夢かも知れない。

目を覚ましたら、すべてが夢であって、使い魔は呼べなかった。
長く、詳細なディテールを詰め込んだ、自分の願望が夢になって出てきただけかもしれない。
そんな恐怖感がルイズを縛っていた。

ふっと、音楽が止んだ。

「起きましたか?」
静かな声がした。
恐る恐る声の方に顔を向けると、そこには椅子に座って、チェロと言う楽器を手にした青年がいた。

「ハジ?」
どこか夢うつつの口調でルイズが呟く。

「そろそろ食事の時間のようです」
「え、あ、うん、あ、あの…ありがと」
「いえ」

ハジはそう言うと、金属製のケースに楽器を戻し、流れるような動作でそれを担いでそっと部屋を出て行く。
昨日の夜も、ルイズが着替えようとすると部屋の外へ出て行った。
毛布を胸のところで抱え込みながら、気が抜けたように茫然と見ていた。
ばたんと扉のしまる音とともに、徐々に嬉しさが込み上げてくる。

(そっかぁ、わたし、ちゃんと召喚できたんだ、夢じゃなかった。うふ、うふ、うふふふふふ)

嬉しさの余り、思わず毛布に抱きついて、ベッドの上でニヤけながらのたうちまわる。

下男であれば着替えを手伝わす所だが、何故かハジにさせるのは気恥ずかしかった。
極めてもの静かで、貴族であるメイジを前に媚びる態度も、恐れる態度もない。そんなハジは平民でありながら
平民として扱う気にはなれなかった。

「いけないいけない。はやく着替えなくちゃ。」

そう言えばハジが朝食だ。と言っていたことを思い出し、服を着替えにクローゼットに向かった。
今日は着替えることすら楽しい。気分が浮かれる。姿見に一通り映してから、自分の顔を見つめる。
鏡の中の自分は、どことなく微笑んでいた。



88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:11:58 ID:aQelVESO
おっと支援

89 :BPZ 3/8:2007/09/21(金) 03:12:53 ID:EJJcJgvl
「なんか今日はいいことがありそう」

そう声に出して振り返った時、そう言えば?と思いついた事がある。

「ハジの食事、どうしよう」

通常の使い魔の食事は、当然ながら食堂、ではなく野外か自室で適当に与えるのだが、さすがに人間は……

「昨日のメイドにでも聞いてみようかしら?」

じゃあ、ハジを連れて食堂に行か……連れて行ったらどんな騒ぎになるのかな?

なんとなく、その時の光景が目に浮かんで、楽しくなってしまう。
そっか、ハジがわたしの使い魔だってことはコルベール先生しか知らない。
今までバカにした連中がどんな反応するかしら?

部屋を出たら、ハジは扉の横に目を閉じてもたれかかっていた。

「おまたせ、さ、行くわよ」

なんとなく陽気な気分で宣言した時に、ガチャっと音がして、天敵が出てきた。
その天敵の女は燃えるような豊かな赤い髪をかきあげてニヤッと笑った。
陽気な気分が一瞬で吹き飛んだ。

「おはよう、ルイズ」
「おはよう、キュルケ」
「結局、その人を使い魔にしちゃったのね」
「な、な、な、なによ、悪い?」

固い声で挨拶を交わした後、口の端に笑みを浮かべたキュルケの言葉に、ルイズは何となく身構えるように一歩下がった。

「あっはっは、い〜え。サモン・サーヴァントで人間を呼び出すのはあなたぐらいだわよ。さずがね、ル・イ・ズ
「うっさいわね」
「でも、奇麗な顔立ちをしてるけど、ひょろっとして弱そうね、大丈夫なの?
ひょっとして魔法が使えたり……するわけないわよね」

ルイズとハジの顔を行ったり来たり、じろじろと見つめた後、ルイズに顔を向けて、ふざけた様に鼻を鳴らし、
バカにする様な口調で言った。
痛いところを突かれたルイズはさらに一歩下がる。

「う゛」

キュルケがずいっと顔をルイズに近づけた。

「空飛べるとか?」
「う゛う゛」

ルイズがのけぞる様に後ろに下がる
更に追い討ちをかけるようにキュルケがにじり寄ってくる。

「火吐けるとか?」
「う゛う゛う゛」

ルイズが後退……、できなかった。
背後に立っていたハジにぶつかった。



90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:13:33 ID:/fUtx8nd
支援
>>83
だれかがゼルガディス召喚するとか言ってたような気がする

91 :BPZ 4/8:2007/09/21(金) 03:13:58 ID:EJJcJgvl
「ひょっとして、ただの平民?」

キュルケが鼻が当たるくらいルイズに顔を近づけ、大事な秘密を打ち明けるような声で、しかしこれ以上なく笑った顔で聞いた。

「うううううっさいわねっ!ハジはねっ! ががが楽器が弾けるんだから!」

一瞬で真っ赤になったルイズが、拳を握って眼を閉じて叫ぶように言い放った。
それを聞いた途端、口に手の甲をあてて、のけぞるように哄笑した。
その高笑いが廊下中に響き渡り、階段にいた生徒達が、なんだなんだと顔をのぞかせる。
ルイズの血走った眼に、ギンと睨まれてすごすごとひっこめたが。

「あははははっ、そう? そうなの? 楽器が弾けるのね。 あははは、それはいいわねぇ。
じゃあ、さっき聞こえてた音楽かしら? あなたハジって言うの? こんな子のところじゃなくて、私の所に来ない?」
「キュルケッ!!!」

ハジの胸にしな垂れかかる様にもたれかかって、甘い声でハジの胸をつんつんとつつくキュルケを見た瞬間ルイズの中で
何かがプチンと切れる音がした。
二人の間に強引に割って入り、う゛〜っと外敵から我が子を守る母犬のように、キュルケとハジの間に立ちふさがり、
ハジを背中にかばうようにしてキュルケを睨む。

「あっはっは、冗談よ、冗談。そんな怖い顔しないでよ。ル・イ・ズ。
でも、やっぱり使い魔って言うのは私のフレイムみたいなのじゃないとね。フレイム」
「ふ、ふんっ」

一瞬きょとんとした顔をしたキュルケだが、次の瞬間にはいつものふざけた笑顔に戻り、得意げに使い魔を呼ぶ。
キュルケの言葉にはじかれたように、真っ赤で虎ほどの大きさの巨大なトカゲが出てきた。尻尾がメラメラと燃えている。
それを見たルイズが一瞬言葉を詰まらせる。

「ほら、立派でしょ? 炎が奇麗でしょ? 火竜山脈のサラマンダーに違いないわね。うふふ」
「な、なによ、たかがトカゲじゃない」
「それを言うなら、あなたのは何のとりえもないたかが平民なんじゃないの。あ、そっか楽器だけは弾けるのね。良かったわね。
あら、いやだ、ルイズと雑談してると時間がなくなっちゃうじゃないの、先約があるのでお先に失礼」

精一杯の強がりでもって、口を尖らせるルイズを鼻で笑ったあと、キュルケはフレイムを連れて颯爽と去っていく。

「く、くく、くやしーっ! くやしーっ! くやしーっ!
ハジ、あなたはあんなこと言われて腹が立たないの!」

ルイズは、地団駄を踏むように顔を真っ赤にして、ハジを見上げた。
一連の最中、きょとんとした表情だったハジは、すっといつもの無表情に戻り、静かに言った。

「かまいません」
「ハジッ!」
「遅くなります」
「……もうっ」

返事を聞いて耳まで紅潮したルイズに向かって、気にしないでといった風に軽く頭を振ってハジが通路を指差した。
しばらく、顔を見ていたが、深いため息をついてから諦めたようにルイズが歩き出す。

自分がバカにされるのは慣れっこだが、自分の使い魔が貶されるのはどうにも腹が立った。
(もう、ちょっとは反論しなさいよ)
そう思いつつ、ルイズは食堂に向かった。




92 :BPZ 5/8:2007/09/21(金) 03:15:07 ID:EJJcJgvl
「立派でしょ?」
「ええ」

トリステイン魔法学院の食堂、そこは巨大な空間だった。全学院生と教師達がそろって食事できるほどの広さがあった。
開いた扉から一歩踏み込むと、そこは豪華絢爛な雰囲気に満ちていた。
そこかしこで織りなされる雑談の声が場内に満ちていたが、ルイズとハジが入ると、静寂が水に落とした墨汁のように
広がっていった。それに反して好奇の視線は痛い程突きささる。

微かに、(ゼロのルイズ)とか(人間の使い魔)とか(何処の国の人間?)とか、ひそひそ声が聞こえる。
自分と自分の使い魔が注目されることで、キュルケに打ちのめされた気分が少しは落ち着いた。
いつもの自分の席につこうとしたら、そっとハジが椅子を引いてくれた。
まさか、そんなことをしてくれるとは思ってもみなかったので、思わずびっくりした。

「あ、ありがと」
「いえ」

照れて赤くなった顔を見られないように、そっぽを向いたが、ハジはいつもと変わらなかった。

「え、どこへ行くの?」

ルイズが椅子に座ると、すっとハジが離れる。
一瞬で心細くなったルイズがあわてて尋ねると、ハジは黙って入口に近い壁を指差した。

祈りの声が唱和され、食事が始まった。
ルイズの周りの同級生も、なんとなく声をかけ辛いのか、ルイズが座ってないかのようにしゃべっていた。
使い魔の様子が気が気でないルイズは、ちらちらと様子をうかがうが、あの巨大な金属のチェロケースを担いだまま
いつ見ても身じろぎもせずに立っていた。
取り合えず、通りがかった昨日のメイドに食事の用意だけ指示したが、結局、ルイズは何を食べたのか
ほとんど味も分からないまま席を後にした。

「ルイズ? もうお食事は終わり?」
出がけに、入口近くの席に男子生徒に囲まれるように陣取っていたキュルケが笑いかけてきた。
嫌な予感がしたルイズは歩く速度を速める。

「そうよ、悪い?」

しばらく消えていたハジがいつの間にか、すっと横についてくれるのを頼もしく思いながら、扉に手をかけた。

「い〜え、じゃあ、そこの平民の楽士さんの使い魔さんもまたね」
「……っ!」
笑顔で小さく手を振るキュルケの言葉で一瞬で血が上った。でも反論することもできず、ただ、思いきり
扉を閉めることしかできなかった。
出て行った後の食堂に響きわたる笑い声の合唱が、やりきれないほど悲しかった。
悔しくて悔しくて涙の滲んだ目でハジを見上げたが、ハジはいつものように静かな目で見返すだけだった。


-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-


「はぁ……」

なんとなく休みたい気分だったが、根がまじめなルイズは、ずる休みをする気にもなれずに、教室のドアを開いた。
すでに教室で座っている生徒達が一斉にルイズとハジを見る。
そして、くすくすと笑いだす。
相変わらず男に取り巻かれて座っているキュルケもいた。
今日の授業の先生は事前の通達として、全員使い魔を連れてくるようにと指定していたので、その教室は使い魔でいっぱいだった。
ルイズは心底疲れたような表情で空いている席に座った。
もう、ほとんど習慣化して無意識と化しているハジ探索を行うと、やはり壁にもたれるように立っていた。


93 :BPZ 6/8:2007/09/21(金) 03:16:10 ID:EJJcJgvl

視線が痛い。食堂の一件で自分の使い魔が平民だ。ということが知れ渡っている。
どこか神秘的な目で見られていた自分の使い魔も嘲笑の対象になりつつある。

朝の予感は何だったのか。ルイズは泣きたくなった。

そうこうしているうちに、教壇に程近い扉が開き、ローブに身を包んだ恰幅の良い中年女性が入ってきた。

「皆さん、春の使い魔召喚は大成功のようですわね、このシュヴルーズ、こうやって春の新学期に、様々な使い魔を見るのが
とても楽しみなのです。それに、今回は特徴ある使い魔が多いとか」

はっと顔をあげたルイズは、使い魔を見聞していたシュヴルーズとばっちりと目があった。

「その中でもミス・ヴァリエールは、大変変わった使い魔を召喚したのですね」

何気ない一言で、たがが外れた様に、教室中が笑い声に包まれた。誰もが笑いたくてしょうがなかったに違いない。

「おかしいと思ったんだよ! だってゼロのルイズが召喚できるはずがないって」
「なんですってぇ」

どこかで聞こえた中傷の言葉にかっとなったルイズは、がばっと立ち上がって叫んだ。

「俺達だまされてたよなぁ、あの見た目に」
「もう一度言ってみなさい!!」

今度は違う方向から、聞こえる。
そうだそうだど同意の声が、そこかしこに沸き立つ。
そっちの方向に体ごと向いて、両手を握りしめて睨む。
ルイズは悔しくて、悲しくなった。
ちゃんと召喚して、ちゃんと使い魔になったのに。

「召喚できないから、その辺りで一番見た目がいい平民連れてきたんだろ!」

今度は前の方に座っていた生徒が立ち上がって怒鳴った。

「違うわ! きちんと召喚したわよ! でハジが出てきたんじゃない!」
「うそつくなよ、ゼロ……」

真っ赤になってどなり返したルイズに、立ちあがっている少し小太りの少年が睨みつけた。
続けて罵倒しようとしたが、いつのまにかルイズの横に彼女の使い魔が静かに立っているのを見て、言葉に詰まった。
ルイズは、その少年の視線を辿って初めて静かに佇むハジに気がついた。
ハジは微かにかぶりを振る。

「はい、そこの二人、ミス・ヴァリエールとミスタ・マリコルヌ、みっともない口論はおやめなさい。
お友達をそう悪し様に貶すものではありません」
「ミセス・シュヴルーズ、お言葉ですがルイズのゼロは真実です。貶しているわけではありません。」
「だとしても、先の態度は紳士淑女たるものが公然の場でとる行為ではありません。さ、では気分を変えて授業を始めますよ」

シュヴルーズが杖を振ると、二人は何かに抑えられた様にすとんと席に座った。
それを見たハジもゆっくりと元の壁際に戻っていった。



94 :BPZ 7/8:2007/09/21(金) 03:17:12 ID:EJJcJgvl
そんなルイズとハジの様子をキュルケは憮然とした表情で見つめていた。

「羨望?嫉妬?」
「そんなことあるわけないじゃないの。まあ、多少見た目がいいのは分かるけど、それだけじゃない」

横合いから聞こえてきた感情の薄い微かな少女の声に、顔を動かすこともなく答えた。

「そう?」

キュルケはその言葉には何も答えずに、授業を始めた教師の方を面白くもなさそうに見つめた


-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-


「さて、それでは今説明したとおりの錬金を実演してもらいましょう、ではミスタ・グラモン、お手本を見せてください」
ミセス・シュヴルーズが錬金が得意なギーシュ・ド・グラモンを名指しする。
ギーシュはバラを振り回しながら、金髪縦ロールの女の子に笑顔を振りまきつつ教壇に立った。

「さぁ、この石を好きなものに”錬金”してください」
「聡明なる赤土のシュヴルーズ。僕を指名下さったことを光栄に思います。このギーシュ・ド・グラモン。
青銅の名に懸けて見事その役目を果たしましょう」
ミセス・シュヴルーズの言葉に芝居がかったセリフと恭しい一礼と共にバラをふるう。
教壇上の石は、青銅製のバラの花束に変わった。

「すばらしいですね、さすがですね。ではもう一人やってもらいましょう、ミス・ヴァリエール?」
拍手とともにギーシュを下がらせたシュヴルーズは、一瞬で硬直した教室の雰囲気に怪訝な顔をした。

「先生」
「なんですか?ミス・ツェルプストー?」
「危険なので、やめといたほうがいいです」
「は?」
「いえ、ミス・ヴァリエールの魔法は危険なんです」

手をあげて、立ち上がったキュルケが、困った口調だがきっぱりと言った。
教室の全員の首が同じタイミングで上下する。
錬金の魔法で何が危険なのかさっぱり理解できないシュヴルーズは、小首をかしげていた。



95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:17:16 ID:aQelVESO
支援

96 :BPZ 8/8:2007/09/21(金) 03:18:49 ID:EJJcJgvl
「あなた方を担当するのは今日が初めてということになりますが、ミス・ヴァリエールは努力家と聞いていますし
錬金で危険もないでしょう。さ、ミス・ヴァリエール、失敗を恐れてはなりません」

幼い生徒を導く使命感に燃えているシュヴルーズは、これぞ教師の醍醐味などと妙な感慨にふけりながらルイズを手招きする。
蒼白になったキュルケの制止を振り切ってルイズは教壇に立った。
シュヴルーズのアドバイスを聞きながら、しばらくの逡巡のあと、ルイズは手に持った杖を振り上げ、
短くルーンを唱えて、振り下ろした。

その瞬間、その教室のほぼすべての期待(?)に違わず猛烈な音を発して教卓ごと爆発した。

ルイズはいつもの衝撃にぎゅっと目をつぶっていたが、爆風も衝撃も襲ってこなかった。
恐る恐る目を開けると、目の前にハジの服があった。徐々に顔をあげると困ったような顔が見下ろしていた。

「あ、えっと」
「大丈夫ですか?」
「あ、え、ええ」

良く分からないまま教室を見渡すと、ミセス・シュヴルーズは爆風を受けてひっくり返って気絶しており、爆発におびえた
使い魔達が阿鼻叫喚の大騒ぎであった。
部屋中に爆発の爪痕が残っているが、不思議とルイズの周りだけが無傷だった。
キュルケの周りが比較的落ち着いているのは、風の障壁か何かを張っている為だろう。

「もしかして、かばってくれたの?」

一瞬だけ見えた、本当に微かなハジの微笑をルイズには宝物のように思えた。


------------------------------
終了です。
なかなか先に進まないですね
あとは少しずつ乖離していくと思います・・・

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:20:06 ID:N5LeYsj5
支援支援支援〜^^

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:21:22 ID:aQelVESO
>>97
いい加減sageないか?
支援

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:40:31 ID:xlwwUa7s
短編が出来てしまったんで投下予約したいです。

100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:42:23 ID:5W/vAe/E
よっしゃ支援だ!

101 :翼の使い魔:2007/09/21(金) 03:44:32 ID:xlwwUa7s
では投下逝きます



アルビオン王党派のフネ『イーグル』号の甲板の上。
私は視界の中で徐々に大きくなってくる浮遊大陸から自分の肩に留まっている小鳥に視線を移し、そして話しかけた。


「もうすぐアルビオンに着くわよ、クヴァーシル」


クヴァーシルは私の方に顔を向けると、相槌を打つかのように小さく鳴いた。



――翼の使い魔――



クヴァーシル。頼もしく美しい、私の大切な使い魔。
何度も私を助けてくれた、素晴らしき使い魔。

そういえば、この使い魔を召還したときも、今日のような晴天だった。
そう思い、私は肩の上のクヴァーシルから視線を外すと、晴れ渡る空、その遙か向こうに浮かぶ『クヴァーシル』を見上げた。




102 :翼の使い魔:2007/09/21(金) 03:46:10 ID:xlwwUa7s


トリステイン魔法学園、春の使い魔召喚の儀式。
数えるのも面倒なほどの失敗の後、私ことルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールは、遂にサモン・サーヴァントに成功した。

「宇宙の果てのどこかにいる私のしもべよ……!神聖で美しく、そして強力な使い魔よ………ッ!私は心より求め、訴えるわ……!我が導きに答え……今!ここにッ!!降臨なさいッッ!!!」

ルーンを唱えると同時に発生した爆煙が晴れると、そこには光り輝くゲートが現れていた。
それは、サモン・サーヴァントが成功したことの証だった。
だが。

「やった……!成功したのね…………、あら?」

それは通常の成功とは、微妙に異なっていた。
まず、だいたいの場合、地面と垂直に出るはずのゲートが地面と平行に出現したこと。
これだけなら些細なイレギュラーで済んだ。しかし、異常な点はこれだけではなかった。ゲートが、徐々にその大きさを拡大しながらゆっくりと上昇を開始したのだ。
でも、ゲートが逃げようとしているのではないことはわかっていた。
なぜなら、上昇するゲートの下から、一本の棘のような物が突き出ていたからである。
私たちは、その棘のような物が上昇するゲートから完全に出てくるまで、その場で待つことになった。

ゲートは遙か天空まで昇り、天を覆うほどの大きさに成長した。
しかし、私の使い魔となるこの棘は、未だその全身を現していなかった。もはや天を突く巨塔のようですらある。
だが、ここで遂に棘以外の部分がゲートから出現し始めた。
幾らか時間の経った後、完全にゲートから姿を現したらしい『それ』は、ギザギザな形の鉄板を均等に組み合わせて作られた、想像を絶する大きさの球体のようだった。
凄まじく巨大なリングが球体を囲んで浮遊している。
最初に見た棘は、球体の中心から突き出ている。どうやら、この棘は『それ』の身体の末端にすぎなかったようだ。

私はパニックに陥った同級生たちを無視して、とりあえず目の前にある棘にコントラクト・サーヴァントのキスを行った。
すると、私が口を付けた箇所から幾筋もの光が直線的な軌跡を残しつつ『それ』の身体を伝って上昇してゆき、球体の正面に、大きさに見合った巨大なルーンを刻んだ。
これで、私はこの巨大な存在を使い魔にしたのだった。
周りの連中と違って私がパニックを起こさなかったのは、驚愕を通り越して逆に冷静になってしまっていたからだ。
つまり、それほどまでに凄まじい存在を、私は召喚したと言うことなのだ。




103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:46:43 ID:5U+YV55Q
支援。

104 :翼の使い魔:2007/09/21(金) 03:47:20 ID:xlwwUa7s

しかしよく考えてみると、この使い魔は大きすぎるということに気が付いた。
その巨体に阻まれて、空が完全に見えなくなっているあたりにその異常さが伺える。

「いくら何でも大きすぎね………これじゃあ部屋に入れたり一緒に行動できないわ……」

どうしたものかと思案して、そう私が呟くと、突然球体を構成する鉄板のような物の一部がわずかに稼働し、そこから紫色の触手が凄い早さで伸びてきた。
触手の向かう先には、肉がいた。

「う、うわあァァァーーーーッッッ!!?!?!?」
「マリコルヌーーーッ!!!」

怯える肉。正直どうでも良いがとりあえず見ていると、触手が捕らえたのは肉ではなく、そのそばにいた小鳥だった。

「あーーーーーーーーッ!!!僕のクヴァーシルがーーーーーーーーッッ!!!!」

どうやらあの小鳥は、肉の使い魔だったらしい。南無。
鳥をつかんだ触手は出てきたときよりも幾分か遅めのスピードで球体へと帰ってゆく。小鳥が死なないように配慮しているようだ。生で食べたいのかしら。
触手が完全に戻り、鉄板が元の形に閉じる。すると、そこから一瞬紫色の光が漏れた。
そして再び鉄板が開く。と、そこから何かが飛び出して来るのが見えた。私のところへやってきたそれは、先ほど食べられたと思った肉の使い魔の小鳥だった。
何故か先ほどは着けていなかった紫色のマントと、紫色の水晶のような物で出来た額当てを着けている。

「クヴァーシル!!ああ、僕のクヴァーシルゥーッ!!!」

肉がこちらに走ってくる。暑苦しい。
まぁ、死んだと思った使い魔が帰ってきたのだから感極まるのも無理はないとは思うけどとても暑苦しい。しかも足が遅い。
と、私の腕に留まっていた小鳥が、走り寄る肉に向かって翼を振った。
羽が数本、矢のように飛ぶ。羽は肉の足下に突き刺さり、そして爆発した。

「うわぁぁー!!?」
「え………?」

一瞬、何が起こったのか理解できなかった。
なぜ、肉の使い魔であるはずのこの小鳥が、肉に対して攻撃したのだろうか。先ほどまではよく懐いていたはずだ。
それに、なぜ羽が爆発したのかもわからない。ただの小鳥ではなかったのか。
ふと、小鳥の胸に刻まれているルーンを見る。
それは、私の使い魔であるあの巨大球体に刻まれたルーンと全く同じ物であった。
その瞬間、私は理解した。
この小鳥は、あの球体の分身なのだ、と。
そのことを問うと、小鳥は小さく鳴いて肯定の意志を示した。



105 :翼の使い魔:2007/09/21(金) 03:50:16 ID:xlwwUa7s

主に私のせいで夜まで長引いた使い魔召喚の儀式が終わり、私は小鳥と共に部屋に戻った。球体の方は、あの後ゆっくりと浮上してゆき、今は空の彼方に浮かんでいる。

「おいで、クヴァーシル」

帰りがけにミスタ・コルベールにもらった大きめの鳥かごに小鳥を入れる。
広々とした作りなので、寝床として不自由はしないだろう。
使い魔の名前は変えなかった。
自分で考えようとも思ったのだが、召喚の儀式が終わる前にもう使い魔を失う羽目にあった肉が少しかわいそうに思えたので、クヴァーシルのままにしておいた。
どちらかと言えばその方が嫌味じゃないかと聞こえた気もしたけど、聞き流しておいた。

鳥かごを机に置き、着替えてベッドに入る。
窓から夜空を見上げると、赤と青の月と一緒に、私が召喚した銀色の球体、クヴァーシルの本体が見えた。
二色の双月と肩を並べるその姿を見て、ああ、私は星を召喚したのだな、と漠然とだが理解した。


それから今まで、いろいろなことがあった。
ギーシュと戦ったときも、盗賊『土くれのフーケ』と戦ったときも、クヴァーシルは私を助け、守ってくれた。
メイジにも負けない強さと、私が頼めば可能な限り言うことを聞いてくれる忠実さ。
まさに最高の使い魔と言って良いだろう。
今はまだ魔法を使えない私だけど、いつか、この使い魔に見合う最高のメイジになって見せる。
いつしか、それが私の目標になっていた。


106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:51:10 ID:fX4muCLI
sien

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:51:16 ID:5U+YV55Q
支援。

108 :翼の使い魔:2007/09/21(金) 03:51:19 ID:xlwwUa7s

今私とクヴァーシルは、姫様から受けた密命によりアルビオンに向かっている。
任務の内容は、ウェールズ皇太子が持っている『姫様の手紙』の回収。
アルビオンに向かう途中に遭遇した空賊が、空賊を装ったウェールズ皇太子とその部下たちだったことには驚いたけど、任務は順調。あとはニューカッスル城にある姫様の手紙を受け取って帰るのみ。
と、上空に巨大なフネが浮かんでいることに気づいた。
その周囲には小型のフネや竜騎兵が飛んでいる。

「やあ、ミス・ヴァリエール」
「ウェールズ様……あのフネは、一体」

やってきたウェールズ皇太子に聞くと、あのフネの名は『レキシントン』号、もとは王党軍の『ロイヤル・ソヴリン』号という名前だったが、貴族派『レコン・キスタ』の軍に奪われてしまった物であると教えてくれた。
そして近々、このフネを含む『レコン・キスタ』軍50000による総攻撃が行われ、わずか300あまりの王党派は死んで名誉を守るつもりであるということも。

「今夜は、最後のパーティーがある。君らは我が国最後の客人だ。楽しんでいってくれ」

そう告げると、ウェールズは船内へ戻っていった。
私は悲しくなった。『レコン・キスタ』のせいで姫様は望まぬ結婚を強いられ、皇太子たちは死ななければならない。
そして私は、つい口に出してしまった。

「せめて、あのフネを堕とせたら……」

状況も少しは好転するんじゃないか、と。

それは、他愛もない独り言のはずだった。
独り言で終わる、はずだったのだ。

私の肩に留まったクヴァーシルが、一声鳴いたことに、私は気付かなかった。



109 :翼の使い魔:2007/09/21(金) 03:53:06 ID:xlwwUa7s

しばらく甲板でぼうっとしていると、つんつん、と頬をつつかれる感触。
クヴァーシルだ。

「なぁに、クヴァーシル? え……空?」

クヴァーシルは翼を使ったジェスチャーで『空を見ろ』と伝えようとしていた。
私はその通りに空を見上げた。目に映るのは、彼方に浮くクヴァーシルの本体。
意図を掴みかねて、私はクヴァーシルに向き直った。クヴァーシルは空に浮かぶ自身の本体を見つめてじっとしている。
一瞬、その目が紫色に光ったように見えた。

「………っ」

ただならぬ予感を感じて、私は再び空を見た。
そこには、先ほどと変わらない様子の本体が―――違う。

「なに…………あれ………!?」

本体から、何か小さな物が………撃ち出されている? 凄い数……!
……小さい? いや、違う。あれは遠すぎるから小さな点に見えているだけ。どんどん大きくなってきてる……こっちに向かって来てる!?
あれは……光の矢? 凄い早さでこっちに飛んでくる………いいえ、少しだけ軌道が違う。

「まさか………まさか……!!あれはッ!!!」

思わず叫んだ私の目の前で、悠然と浮かんでいた『レキシントン』号の巨体を光の矢が串刺しにし、そして爆発した。

際限なく降り注ぐ光の矢が、フネを、竜騎兵を、『レキシントン』を、無慈悲に打ち砕いてゆく。
飛び散る破片、それすら飲み込む爆炎。断末魔が響く。
矢が絶え間なく降り注ぐ様は、まさに『無限攻撃』。
光の矢は誘爆に誘爆を繰り返し、攻撃がやみ、爆風が晴れると、そこにはもう何も存在していなかった。

「クヴァーシル……凄い……!」

今の攻撃は、クヴァーシルの本体が放った物だ。
私が『レキシントンを堕としたい』と言ったから、クヴァーシルはそれを叶えてくれたのだった。



110 :翼の使い魔:2007/09/21(金) 03:54:20 ID:xlwwUa7s

後の歴史書には、このような事が記されている。

『ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール』

伝説の『虚無』属性のメイジ。

女王アンリエッタに生涯仕え、トリステインに敵対するものをことごとく打ち破った。

その使い魔は、彼女の前に立ちはだかるもの全てを光の矢の『無限攻撃』でなぎ払う、天空に鎮座する銀色の星であったという。




ZX-16 翼の使い魔 完

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:54:33 ID:1d//z77/
マリコルヌ哀れ支援

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 03:55:56 ID:z5TALxrn
肉、肉言うなw

投下乙

113 :翼の使い魔:2007/09/21(金) 03:56:43 ID:xlwwUa7s
投下終了

以上、勇者王ガオガイガーより『ZX-16 翼原種』召喚でした。
ふぅ、さて連載中のの続き書かなきゃ(何やってんだ

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 04:04:31 ID:N5LeYsj5
後の歴史書にー、、、其の時には星ごと;

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 04:24:55 ID:As4aIZcc
原種召喚かw

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 04:25:58 ID:685Wrpaw
乙&GJ!
あと>>114いい加減に下げろよ。

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 04:29:33 ID:E2YHRPjS
投下乙! というかガオガイガーだったのかー! マルコメの使い魔はつまりどうなったんだ?

そしてただい松下。(9/9ぶり) …覚えてますか?
過去ログが多すぎて死亡したが、読了後復活したので無問題。
夕方には小ネタを、夜には『千年王国』第二十二章を投下できる見込みであります。

時に、9/9に投下した「幕間2」がwikiにないのですが…part54スレの896以下ですが、
どなたか追加しておいてもらえませんかのう。


118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 04:33:31 ID:5U+YV55Q
>>116
もう構うのヤメレ。ヌルーが一番。

119 :翼の使い魔:2007/09/21(金) 04:44:16 ID:xlwwUa7s
マルコメの使い魔は機械最強七原種が人間と融合して人間形態になったような感じで鳥形態を
状況的に無理だけど、護君に浄解して貰えばマルコメのクヴァーシルとして復活します。
逆に言えば、死んでないのでマルコメは再召喚出来ない。
肉の末路はご想像にお任せします(投げ

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 07:11:59 ID:EWhwlhKZ
EDFのアレか?・・・でも触手無いしなって思ってたわw GJ!

121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 08:49:20 ID:syWMWqCA
ルイズが生きてる間はいいけど
ルイズが死んだらルーンの呪縛が消えて
ハルケギニアは機械昇華されるんじゃ・・・

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 09:01:48 ID:aQelVESO
>>121
機界昇華ならまだいいがルイズ辺りにゾヌーダ因子植えて物質昇華になったら……

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 09:03:41 ID:rk7kvHCy
そこでスパロボW版ですよ。
アレは撃破された後にソール11遊星主の手に渡ってマスタープログラムを修復されてたから大丈……直した方も狂ってるじゃないかorz

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 09:11:48 ID:aQelVESO
もしも遊星主召喚したら……

7万VS7万?

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 09:14:03 ID:nb5X98vi
スパロボWと聞いてカズマ・アーディガン(第一部と第二部の空白期)を召喚と閃いたけど、
サイトの微妙なバージョンチェンジ版にしかならないとすぐ気づいた罠。
 
技術レベルが違い過ぎるんでせいぜい、火薬とかがちょっと変わる位にしかならねぇ。

126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 09:19:40 ID:aQelVESO
どうせWから召喚なら知の記録者の方が(ry

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 09:21:11 ID:8SjGVJZ0
>>124
ピサソールなんて召喚したらハルケギニア終わるぞwww
あいつの大きさは太陽と同サイズだからなw

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 09:42:08 ID:aQelVESO
「僕はギーシュ、青銅のギーシュだ」
「よく言った魔法の星の勇者よ。ではこのパルパレーパが相手をしよう」

以下ケミカルボルト

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 09:45:36 ID:gb/Wga8f
>>124
遊星主最大の特徴である無限再生を封じてもメカノイド一体居れば虐殺だろソレ……
特にペチュルオン(気象制御)、ペルクリオ(ディスクX)、ピア・デケム・ピーク(反中間子艦載機等)辺り。

>>125
邪気眼を呼ぶのか。

>>126
遊星主と同じくらいヤバイから、ソレ。

>>128
アッー!?

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 09:49:04 ID:z5TALxrn
パンドラボックスのみ幼少期のギーシュの前に召喚。


ギーシュ「俺はギーシュ、青銅聖闘士のギーシュだ」
才人「ちょwwww」

131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 09:52:43 ID:kF+AYWjL
中身なしかよ

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 09:58:02 ID:JIO8ACKC
>>125
呼んでやれば彼女できるかもなw

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 10:01:50 ID:SCULiyMZ
>遊星主最大の特徴無限再生
遊星主の特徴じゃなくてピサソールだけの特徴ですね。
っていうかピサソール以外(アベル含む)レプリジンなんで
ピサソールからの物質再生波動が途絶えると割とすぐに崩壊しちゃうんですけど。

といってもピサソールごと呼んだらえらいことになるし。

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 10:12:08 ID:aQelVESO
レプリ地球=ハルケギニア

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 10:14:45 ID:Kv5uNWin
ゼロつながりでM0プレート召喚、とか

136 :Mr.0の使い魔:2007/09/21(金) 10:25:34 ID:tHMnlU2C
むふ、空いてるっぽいわねぃ。五分ぐらいしたらトゥーカしちゃうわよぅ!

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 10:29:27 ID:pYW1PtN4
ヨホホ支援

138 :Mr.0の使い魔 第二十三話(1/5):2007/09/21(金) 10:32:30 ID:tHMnlU2C
 昨夜から続く雨は、翌朝になってもやむ気配を見せなかった。

「まだ、降ってんのか」

 ベッドから身を起こしたクロコダイルは、窓の外を見て心底嫌そうな
表情を形作った。
 悪魔の実の能力者は、海を始め水全般を苦手とする。体の一部でも水
に浸ればその力を著しく制限され、全身が水中に没すれば浮く事も泳ぐ
事もできずに溺れてしまう。
 中でも『スナスナの実』によって砂を操るクロコダイルの場合は、雨
やシャワーといった流れる水、血液のような液体ですらも能力を封じる
大敵だ。水分を含んだ砂が凝固し、強制的に元の肉体へと戻ってしまう
のである。悪魔の実の能力を使わないでの戦闘経験もあるにはあるが、
デルフリンガーの存在を上乗せしてなお、正面きっての戦いは避けたい
のが本音だった。

「遅いお目覚めだね、旦那。天気は悪いが、気分はどうだい?」
「……最高に最悪だ」

 デルフリンガーの茶々を聞いて、クロコダイルは余計に顔を顰めた。


 Mr.0の使い魔
  ―エピソード・オブ・ハルケギニア―

     第二十三話


 デルフリンガーを携えて一階の酒場に向かうと、少年少女は既に食事
を終えかけていた。特にタバサの近くには空の皿が十数枚、高々と積み
重なっている。一皿にどんな料理がどれだけ盛られていたかは知らない
が、一人で食べたのだとしたら驚きだ。おまけに、タバサは今も黙々と
サラダを口に運んでいる。他の面々は、いくらか料理の残った皿を前に
満腹になってしまったようだ。
 と、一人足りない事に気づいて、クロコダイルは首を傾げた。

「子爵はどうした?」
「桟橋の様子を見て来るって。この雨で出港が延期になるかもしれないから」

 答えたのはルイズである。

「たかがこの程度の雨で?」
「たかがじゃないわよ。フネにとって、天気は死活問題なんだから」

 「空を嘗めている」と憤慨したルイズは、クロコダイルにフネの特徴
と空の怖さを滔々と説いた。
 空を飛ぶフネというのは、海に浮かぶ船以上に気象条件に左右される
代物だ。空中に浮かべるだけの浮力は『風石』という特殊な鉱石で確保
しているが、推進機関は積んでおらず、海の船と同じくマストに張った
帆に風を受けて前進する。方向転換は普通の舵ではなく、左右の舷側に
突き出た羽を用いて行うのだ。

139 :Mr.0の使い魔 第二十三話(2/5):2007/09/21(金) 10:34:16 ID:tHMnlU2C
 それらの特徴を持つフネにとって、悪天候は直接死の危険につながる。
雲に視界を塞がれて航路を見失う、強風に煽られて船体が傾く、雨粒の
連打による下向きの加圧で風石を消費する、マストに落雷して炎上轟沈
する……等々、事故の要因には事欠かない。特に、風石はフネに浮力を
与える最重要物資である。海では何もなくとも海水によって浮力を得る
事ができるが、空では風石の消失と浮力の消滅、すなわち墜落が同義語
なのだ。余計な時間を飛んで風石がなくなれば、行き先が“冥府”に変更
されかねない。
 故に天気の悪い時は出港を中止し、船体を桟橋や大地に固定して天候
回復を待つのである。余程の急便や軍事行動の最中でもない限り、これ
は絶対の原則だった。
 こうも詳しく解説されると、クロコダイルも頷かざるを得ない。

「つまり、雨が上がるまではここで足止めか」
「こればかりはどうしようもないわ。あんまりのんびりする訳にもいかないけど」
「あら、そんなに急ぐような用事なの?」
「べ、別に何でもないわ。そもそもあんたには関係ない事よ」
「いいじゃない、少しぐらい教えてくれても」

 口を挟んだキュルケとルイズの口論をよそに、クロコダイルは空席に
腰を落ち着けた。ワルドの単独行動は気になるが、明確な敵意を示した
訳ではない。警戒は必要としても、今はまだ自分一人で十分だ。真偽の
不確かな情報は、その手綱を握って操る事にこそ価値がある。
 未だにわいわいと騒ぐルイズ達を一瞥し、クロコダイルは遅めの朝食
に手をつけた。


 時刻は正午を少し回ったくらい。
 雨の降りしきる中、ワルドは桟橋からの帰路についていた。たっぷり
時間をかけて停泊中のフネを全て調べた結果、定期便の貨客船は夕方の
天気次第で出港か欠航かを決める、という見方らしい。他の商船もほぼ
同じだ。
 ただ、その中に二便だけ、急ぎの積荷で是が非でも今夜出港するフネ
があった。何でも貴族派が無理を言ったらしい。船員達は愚痴をこぼし
ながらも、今から風石を多めに積み込むなど念入りな出港準備を行って
いた。

「予定は変わらない、か」

 ぽつりと呟くと、ワルドは不意に横道にそれる。ほんの一、二分して
すぐ大通りに戻ったワルド。
 その路地の奥に、いつの間にか現れた二つの人影が歩み去った。



140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 10:35:18 ID:SCULiyMZ
紫煙

141 :Mr.0の使い魔 第二十三話(3/5):2007/09/21(金) 10:37:12 ID:tHMnlU2C
 『金の酒樽亭』の羽扉が開く。中にいた傭兵達は一斉にそちらを見て、
すぐに視線を手元に戻した。入って来たのは、黒いマントに白い仮面と
いう組み合わせの、昨日の青年と同じくらい怪しい人物だったのだ。
 その何者かは脇目もふらずに店の奥のテーブルに足を運ぶ。そこでは、
昨日依頼を持ち込んだ青年が悠々と紅茶を楽しんでいた。今はローブを
脱いで横に置いているため、派手な縦縞の上着と奇抜な髪型が目立って
仕方がない。
 が、彼はそれについて一切気にしていないようである。ティーカップ
をソーサーに置くと、仮面の人物に馴れ馴れしく声をかけた。

「ふむ、やっとお出ましカネ」
「雨が降るとは思わなかったんでな」

 仮面の――声からして男は、不愉快そうに呟いた。それを聞いた青年
も、呆れとも諦めともつかぬため息を吐いて額にしわを寄せる。彼らに
とって、天気の悪化は予想外の、歓迎できない事態だったのだ。

「お得意の魔法で何とかならんのカネ?」
「馬鹿を言うな。天候操作は並の魔法とは訳が違う」
「ちょっとしたジョークだ、そうカリカリするな。で、フネは?」

 苛立ちを滲ませた仮面の男に軽く手を振り、青年は本題を口にする。
 仮面の男は、自身を落ち着かせるように息を吐いてから返答した。

「貴族派の急便が二つ、今から出港準備を始めている。
 『マリー・ガラント』号と『ラ・デジラード』号、それぞれ硫黄と水の魔法薬を運ぶそうだ」
「行き先は、どの港カネ?」
「『マリー・ガラント』はスカボロー、『ラ・デジラード』はロサイスへ向かう」
「ならば、君が『マリー・ガラント』号、ワタシが『ラ・デジラード』号で決まりだな」

 くくっと笑うと、青年はズボンのポケットから銀貨を数枚取り出し、
テーブルに置いた。今しがたの飲食代である。再びローブで身を覆った
青年は、去り際に店の中央へ視線を向けた。その先で大きな骨付き肉を
かじっているのは、昨日彼が『まとめ役』と称したあの傭兵だ。

「すまないが、現場監督はこの仮面の彼に引き継ぐ。まぁ、しっかり働いてくれたまえ」
「言われんでもやるさ。しかし、そいつは顔を見せないのか?」
「余計な詮索は無用に願おう」

 胡散臭げな顔でじろじろと仮面の男を見ていた傭兵は、男がマントの
下から杖を抜き出すと慌てて首を振った。

「わ、わかったわかった。俺だってまだ死にたくはねぇ、言う通りにするさ」
「ふん……貴様らはこちらの言う通り動けばいい。余計な事をしなければ、な」
「あまり関係をこじらせないで欲しいガネ。では、こちらは任せたよ」

 軽く二度、仮面の男の肩を叩いて、ローブ姿の青年は『金の酒樽亭』
を後にする。後ろ姿を見送った男は、仮面の下で怜悧な光を宿した目を
細めた。



142 :Mr.0の使い魔 第二十三話(4/5):2007/09/21(金) 10:39:29 ID:tHMnlU2C
「随分時間がかかったな」
「ああ、ミスタ」

 『女神の杵亭』へ戻ったワルドに、ロビーにいたクロコダイルの声が
かかった。入ってすぐの椅子に腰掛け、のんびりと葉巻を吹かしている。
この『女神の杵亭』は、客室は臭いが染み付かないよう全室禁煙であり、
風通しのいい一階ロビー以外での喫煙は禁じられているのであった。他
にも数人、タバコやパイプを楽しむ客の姿がある。

「フネは出るのか?」
「定期便は様子見だそうですが、この分だと欠航になるかもしれませんね」

 クロコダイルの問いに、ワルドは扉の外に目をやりつつ答えた。雨脚
は、弱まるどころか逆に激しくなっている。夜中までに止めばいいが、
望みは薄そうだ。

「二隻、急便で出港する商船がありますが……貴族派の依頼で、向かう先はどちらも軍港です」
「あまりあてにはせん方がいいな」

 王党派の壊滅が時間の問題である以上、できるだけ早く目的の品物を
回収したい所ではある。が、こちらは六人の大所帯、しかも子供四人と
いう悪目立ちする編成だ。定期便ならばともかく、商船では他の客の中
に姿を紛れ込ませる事ができない。それどころか、向こうの港に着いた
途端に警備隊に通報され、捕縛される可能性もある。王党派の協力者だ
と発覚すれば全てお終いだ。
 この任務でそんなリスクの高い賭けをする気など、クロコダイルには
毛頭なかった。同時に、お宝を諦めるつもりもない。

「最悪ガキ共を送り返して、子爵とおれだけでその商船に乗り込むか」
「その方がいいかもしれませんね。
 僕なら“貴族派の一員”として行動できますし、ミスタは傭兵と言えば通るでしょう」

 安堵の表情を見せるワルド。同時に、クロコダイルの中にある疑念が
ますます膨らんだ。今のワルドには、それほど焦った様子は見られない。
彼が気にしている、もしくは気にしていた事は、一体何か。
 昨日は丸一日気分を乱していた。しかしその前、クロコダイルが巻き
込まれた当初は、特にどうという事はなく平常そのものだったのだ。
 子供達が加わって貴族派として動けないから焦っていた、というのは
考えにくい。ギーシュの参加が決まった時の態度を見れば、それは確実
である。あの時、ワルドは特に反対意見を口にしなかった。ギーシュは
ワルドのように敵の信用を得てはいないし、クロコダイルのように傭兵
と言って誤摩化す事も難しい。気圧されていた事を差し引いても、その
ような人間の参加に否定的ではなかったのだ。すぐ後にルイズが「行く」
と言った時は渋い顔をしていたが、貴族派の肩書きが使えなくなる点を
考慮すればギーシュの場合も同じ筈である。

(……待てよ)

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 10:39:44 ID:SCULiyMZ
志炎

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 10:40:58 ID:pYW1PtN4
ミスター3の声が勇者王だとは信じられなかった支援

145 :Mr.0の使い魔 第二十三話(5/5):2007/09/21(金) 10:41:32 ID:tHMnlU2C
 クロコダイルは今の思いつきを反芻した。ルイズが参戦を告げた時、
ワルドは歓迎していなかった。おまけに、ワルドとルイズは幼馴染みだ
そうだ。クロコダイルはその辺りの事情をまるで知らないが、それでも
二人の間柄とワルドの焦りには関連性がありそうだと思える。ルイズが
危険な任務に参加する事を気にして、心に焦りが生まれたのだろうか。

(辻褄は合うが、確定とはいかんな)

 どうにも情報が少なすぎる。任務が終わって、ロングビルの調査報告
を聞けばもう少し事実に近しい推測もできるだろうが、今はこの程度が
限界だ。

「お帰りなさい、ワルド」

 ふと、上からルイズの声がかかった。二階からワルドの姿を見つけた
ルイズは、階段を下りてこちらに近づいて来る。

「桟橋はどう?」
「定期便は欠航になるかもしれない。急ぎの商船が二隻、出港準備をしていただけだ」
「そうなんだ。それじゃ、その商船に乗せてもらう方がいいんじゃない?」
「残念ながら、フネは二つとも貴族派の依頼で動くそうでね。しかも、戦地に近い軍港行きだ」
「貴族派の――」

 思う所があったのか、ルイズの表情が何とも言えないものに変わる。
それを見たワルドは僅かに苦笑して、ルイズの頭を優しく撫でた。

「ほらほら、そんな顔をしてるとレディが台無しだぞ」
「むぅ、また子供扱いして」

 他愛ない会話。傍目には仲のいい兄妹か、あるいは親戚とでも映るの
だろう。ただ一人、ワルドに疑いを持つクロコダイルを除いて。

「子爵、さっきの話だが」

 葉巻を傍らの水桶に放り込み、クロコダイルが声を発した、次の瞬間。


 玄関口から飛び込んだ一本の矢が、その水桶をぶち抜いた。


   ...TO BE CONTINUED

146 :Mr.0の使い魔:2007/09/21(金) 10:42:40 ID:tHMnlU2C
以上、二十三話終了よん。支援ありがトゥー!

147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 10:44:52 ID:SCULiyMZ
投下 多謝&乙

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 11:13:10 ID:9PbO82nh
雨中の戦闘というのはわくわくしますね。
ワルドもクロコダイルも渋い!

お子様達は太刀打ちできるんでしょうか?

ともあれ、GJでした。

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 11:39:42 ID:dT/bqlVT
GJ
スナスナの「水にすごく弱い」は基準があいまいですよね
元々ある水を乾燥させるのはOKで、かけられるのはダメって……
気合の問題かなあ?

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 11:46:04 ID:H9N5XghX
食事で飲み物飲んだ直後に喉や胃を狙えばダメージ通るのかね

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 11:50:25 ID:d4l8LnCV
サミアどんじゃないけど、体のどこかに水がかかるとだめなんじゃないのか。
元々ある水を乾燥させれば、そこには水がなくなるわけだし。


152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 11:54:11 ID:WSwH3gaJ
>>150

体内は濡れても構わないんじゃね?
実際、人間は胃液や胆汁,唾液等で体内は常に濡れてるから。

153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 12:11:17 ID:pYW1PtN4
体の中に入ったものは、体の一部扱いになるんだろうなぁ。

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 12:31:44 ID:00UKdKVR
そのへんはご都合主義でおkなんだろねぇ
元々熱血バトル漫画なんだし

155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 12:40:53 ID:pYW1PtN4
まぁ、深く考えない方が楽しめることは確かだ。

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 12:50:07 ID:1TByLVGx
乾燥するまで一時的に固まるって感じなんだろ

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 12:51:05 ID:KQeSu260
掌だけ吸収乾燥できるんじゃね?

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 13:12:42 ID:JF/fIRff
水を吸収できるのは右手だけだったはず

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 13:15:46 ID:PJAhfOZ6
正確には、右手でだけ水分吸収してた。であってそれ以外の場所では出来ない、と言うわけではないんだよね。
砂だから水分吸収出来、全身でも可能。
しかし体にかかった状態では吸収完了するまで水になれなくなる、と。


160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 13:17:27 ID:X7E/6l8U
乾燥吸収は右手だけじゃない?
クロコ自身が原作で「この右手は」云々と解説してたし。

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 13:19:35 ID:Jiatx9S8
深く考えたら負けだぞ

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 13:48:08 ID:R+Nw1FTX
少年漫画は勢いが命だからな。ノリ重視だよ

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 13:57:03 ID:3wK277uY
ノリと聞いてノノを思いだしたよガンバスター7号

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 14:01:10 ID:PJAhfOZ6
確かに、全身で吸えてその方が早いから、「フランキーインビンシブル」みたいに寝そべるクロコは勘弁だw

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 14:29:16 ID:8ld2tuJm
この流れで麦藁の一味召喚を考えてみたら
一番役に立たなくなりかねないのは
フランキーだと思った
だってハルケギニアにコーラ無さそうだし
チョッパーだとある意味当たりかな
見た目は可愛くてソコソコ戦闘力はあって
オマケに医者だ

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 14:31:13 ID:As4aIZcc
しかし通常時はビビリ
やる時はやるが

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 14:38:37 ID:od4W968r
サンジだとガンダールヴまったく意味無いな

168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 14:39:24 ID:OH8HXw/+
>>167
多分靴が武器扱い

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 14:43:13 ID:PAJ/slgc
ゾロだとただでさえ剣使いで強いのに
ガンダールヴなら手がつけられなくなるな

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 14:45:03 ID:peM9n+in
>>167
意味は有るんじゃないか?
厨房で武器として作られた包丁とかまな板を使って
食材やコック相手に戦闘をする時はw

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 14:52:52 ID:TgotzqQg
包丁は純粋な武器じゃないから反応しなそう

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 14:55:00 ID:As4aIZcc
食材相手に発動するガンダールヴ……
そしてオスマンやコルベールは気付かない、と

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 14:58:13 ID:peM9n+in
まず、純粋な武器して作られた厨房器具を手に入れるのが
発動の条件だろうナ(ワンピースの世界でもないと、ないと思うが)

174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 14:58:37 ID:dT/bqlVT
ガンダールヴはそれが純粋に武器として作られたものor使い手が心の底から武器だと思ってるもの
でないとだめなんだっけ?

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 15:05:09 ID:T1KIpODI
>>165
適当にガラス瓶に入れた水に
風メイジに頼んで二酸化炭素だとかを打ち込んでもらえば炭酸水くらいは出来そうかもね。


176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 15:08:58 ID:PRBsCLQx
そんなの重曹で良いだろ・・・

177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 15:09:44 ID:kF+AYWjL
ガラス瓶の強度がもたんような気がするんだが

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 15:11:47 ID:tyZtig0M
ガラス瓶に固定化かけるとか。

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 15:16:47 ID:0XmrVn1P
まあ、そこまでして使うような技でもないんだけどねw

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 15:17:28 ID:8KITOZ1/
そういえばCP9戦でフランキーコーラの代わりに緑茶やなんか入れてたけど
ワインのボトル入れたっけ?

181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 15:27:25 ID:Na4rbo7s
>>165
コーラ製造設備ぐらい作れると思うぞ>フランキー
サニー号にも設置してあると思うし。

182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 15:34:21 ID:YVJfz+ad
コーラって元々は健康飲料の一種で
バーとかで原液を水で割って飲むのが一般的だったのが
あるバーが間違えて炭酸水で割った所、美味しく飲めるようになって
それが一般化すると共にジュースとしての性格が強くなったらしい

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 15:40:04 ID:0XmrVn1P
>>181
技術云々だとか文明レベルの設定だとかあらゆるものを無視して
作っちゃいましたーで済みそうなのがワンピースだからなー。

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:00:30 ID:gSlQOveC
介入する気など更々なかったフランキーが
ルイズのまぐれで生み出された無尽蔵にコーラが湧き出るボトルと
引き換えに彼女の手助けをする話とか

「このコーラ瓶みたいにグラマラスな女ならもっとよかったのによ」


185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:03:54 ID:mZgyO9P7
>>182
つーか元々のオリジナルは名前の通り「コカ(コカイン)」が入ってたからな。
万能薬と抜かして販売してたのは麻薬特有の覚醒作用で頭痛や疲労、痛み等が吹っ飛んだから。


186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:07:17 ID:pYW1PtN4
>>183
技術でどうにかならない部分は生き物が補ってるからな。
電々虫とかダイアルとか。
楽しそうな世界ではあるけれど。

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:09:49 ID:peM9n+in
>>184
ルイズの爆発魔法を液体にかけるとコーラになるトカ?
いや、エクスプロージョンが大規模クードープー(漢字わすれた)になりそーだがw

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:16:05 ID:aqOsevoZ
>>183
フランキーがサイボーグである自体、かなり無茶である訳だしコーラの製造ぐらいならなんとかなるんじゃないの?

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:18:30 ID:kF+AYWjL
ハルケギニアの人間がサイボーグが何かを理解するのは一苦労かもな

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:21:13 ID:8ld2tuJm
ロビンだと名前が蛙と被るよね

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:23:22 ID:pYW1PtN4
ゾロは自分の力以外の要素を嫌いそうな気がするなぁ。
ガンダールヴには一番しっくりくるんだけどね。

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:23:53 ID:00UKdKVR
>>190
モンモンも召喚していきなり名前つけた訳じゃないだろうから
ルイズの使い魔と同じ名前は・・・
と違う名前付けそうだ。

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:25:08 ID:kF+AYWjL
ウソップの方がしっくり来るだろう。
武器使うし、元が弱いし

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:27:26 ID:kF+AYWjL
>192
実はサイトと同じくすべての使い魔は自分の名前を名乗っていたり

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:27:42 ID:nNduNNkZ
ワンピースキャラは全員超タフだから誰が来てもサイトよりは強いはず

196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:31:32 ID:YVJfz+ad
小ネタの投下をさせていただきますがよろしいですか?

197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:32:13 ID:kF+AYWjL
どうぞ

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:32:46 ID:Fbfx+Vsx
カモーン!

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:32:48 ID:C1NFzVGA
 ルフィも武器を使わない、ロビンも武器を使う必要がないから、ガンダールブの意味はないでしょう。
ルフィは胸、ロビンは額か胸、ウソップは左手より額の方がよさそうですが。チョッパーは額か右手辺り?ナミは額か胸でしょう。
フランキーは左手か額、ゾロは左手、サンジは愛が武器だとか言って左手?

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:32:58 ID:YVJfz+ad
では参ります!

ギーシュの回想録 悪夢の抱擁からの生還

やあ、僕がギーシュ・ド・グラモンだ。
得意系統の魔法は土で二つ名は青銅のギーシュ。
その二つ名の通りに青銅のゴーレム「ワルキューレ」を
操る新進気鋭のイケメンメイジさ。

何?一年前のあの時の話が聞きたいって?
ああ、あれは僕が今までに体験したありとあらゆる経験
の中でももっとも恐ろしいだろうアレの事か。
まったく……仮にも先輩である僕が一時期トラウマになりかけた事件を
その体験した本人から直に、それも面白半分で聞こうなんて
君も物好きかつ恐い物知らずだね。

まあいいさ。
今となっては苦い思い出ではあるけど時の流れは
なんだかんだで忌まわしき記憶を僅かずつだけど風化させてくれているし、
その恐怖の原因となったあの男とも今では和解済みさ。
少しだけ君の後学になるかもしれないから話させてもらうよ。
ただしダイジェストだよ。本気で全部話せば軽く鬱になれそうだからね。僕も君も。
じゃあぼちぼち話すとしよう…

彼がこの学園に現れたのは去年の春の召喚の儀式の日だった。
サモン・サーヴァントが上手くいかなかったルイズが
三十回か四十回くらいの爆発を起こしたときに突如として
あの男は現れたんだ。

もうもうと立ち上る煙の中から何が出るかと思ってみたら
頭の下の部分をあえて薄くした風変わりなヘアスタイルで
眼鏡をかけた男がなにやら辺りを見回していた。
それがあの彼だった。でも当時の僕らは彼の力など少しも
分からなかったのでてっきり平民だと思って揶揄したものさ。

「どこからどう見てもただの平民です。本当にご苦労様でした」って感じで。
正直言って僕らの、そしてただの平民を呼んでしまったと落ち込むルイズの予想は
すぐに良くも悪くも大きく外れる事になったんだけどね。

201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:35:23 ID:YVJfz+ad
僕との決闘をするあの日までは彼はただの平民。いや、
スケベでロリコンでしかもホモの気まであるたんなる犯罪者予備軍だと
僕も周囲もルイズも思っていたけど決闘の日を境に彼の真実の姿が浮かび上がった。

きっかけは本当に些細な事だったんだ。
僕とあのルイズの使い魔が決闘をする事になったあの理由は…
………
……

そこを知っているならいちいち聞かなくて良いと思うけど。
まあ、それは置いといて決闘当日、僕は自分の勝利を確信して疑わなかったし、
周囲のギャラリーの評価も大体がそう思っていたらしい。

でもそんな僕やギャラリーの予想は大きく覆って
一体目のワルキューレが襲撃に移る前にその首が地に落ちた。
あまりの早業に一瞬、魔法かと思ったけど
彼の手にある物と頭を見てなんとか事態を把握できた。
頭部に仕込んだ鋼鉄製の十字状の暗器を物凄い勢いで投げつけていたんだ。

さらに慌てた僕が次のワルキューレをまとめて六体出そうとしたら
いつの間にか服を脱ぎだしたし…
何が起きたのかというよりも何をやっているのか分からず
一瞬、呆然としてしまった。そしていつの間にやら全裸になった彼が
数秒ほど腰を振って何やら唱え始めたと思ったら
「吉六会奥義!奈良づくし!」
そう叫んで梢を縫うように飛ぶ小鳥のように軽やかに。
そして隼のように正確無比に僕に迫ってきた。
僕は半狂乱でワルキューレを迎撃に向かわせたけど
ことごとく回避されてあの悪夢の抱擁を受けてしまった。

もうワルキューレをコントロールする所では無くて
そのときの僕は食虫植物に捕らわれた哀れな虫も同然。
彼の体に触れた部分から精気が、魔力が…とにかく人の心の根幹を成す全てが
抜け落ちていくような感覚に襲われた、いや、実際に抜け落ちていたのかもしれないね。
これだけでも極めて恐ろしい責め苦だけど極めつけは
右手に何かが当たっていてそれは少しずつ、だが確実に熱く硬くなっていたという事……

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:35:41 ID:EW9giTyg
奈良づくし支援

203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:37:01 ID:YVJfz+ad
「な、何か当たっているんだけど……」
「当てているんだ♪」

その些細なやりとりがあの決闘の終幕。
これで僕の心は完全に折れたというか砕けて次の瞬間には意識が
石が水に沈むかのような勢いで闇へと沈んでいった。
最後に見たのは彼のとびきりの笑顔……

当然それからその後は何があったかなんて覚えちゃいなくて
気が付いたら医務室のベッドの中。
あの有名なナラ・シゲオと手合わせしたのはこれっきりさ。
えっ!?再戦する気はないかって?ははは、つくづく無茶言うね君も……

終わり
「幕張」から奈良重雄を召喚

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:38:00 ID:Aw8S9E4+
>>190
>ロビンだと名前が蛙と被るよね

逆に考えるんだ、つまりモンモンに召還させれば(ry

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:39:25 ID:EW9giTyg
うはwww
マジだったwww
乙ー

206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:39:37 ID:YVJfz+ad
以上、投下終了です。

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:40:03 ID:kF+AYWjL
問題はモンモンにカエル以外を召喚させた場合、水の精霊と話をつけに行くのは誰になるかと言うことだな

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:43:04 ID:ZigILiQI
>>207
人間キャラが素潜りで。

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:43:49 ID:skXuyQHs
変態仮面呼ぶより、ルイズが不憫だなw

210 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:44:06 ID:C1NFzVGA
>>204
 チョッパーをタバサに召喚させましょう。タバサママを治す機会があれば、カトレアでもいいけど。

211 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:44:33 ID:kF+AYWjL
いや、ワンピのロビンって悪魔の実を食べてるだろ。
そんなのをおまいさん水に入れる気か?

212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 16:44:52 ID:Fbfx+Vsx
よりによってジャンプ史上希に見る変態を召喚したのか
これに勝てるのは変態仮面とボンボン坂高校の演劇部部長ぐらいだ

213 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 17:38:10 ID:OH8HXw/+
>>212
普通に対抗できるのが出てくるあたり『少年』ジャンプとは言い難いよね
あと部長は変態ってか人外

214 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 17:41:20 ID:hPfMsXbO
>>212
抜け作先生を忘れるな

215 :薔薇乙女も使い魔:2007/09/21(金) 17:57:54 ID:HG13/UHo
失礼します

薔薇乙女も使い魔、どこに投稿しようかと迷いましたが
やはり最後までここに投稿しようと思います

ゼロの使い魔とローゼンメイデンを合わせた設定である以上
両者の成分比率が一時的に変動することは、物語上避けられない展開です
その度にスレを移動するのは、非常にややこしく手間な事と思います

SSを読み直した結果、最終的には、世界設定やストーリーがどちらか一方の世界から
大きく外れるわけでは無いと思います。


というわけで、こちらへ全て投稿しようと思います

216 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 17:59:36 ID:gSlQOveC
ルイズがバギーを召還して最悪の爆弾コンビとなる


217 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:00:08 ID:Tcg/h7pI
>>215
逆召喚系は避難所に行ったほうが無難
悪いことは言わない、避難所に投下を

218 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:01:17 ID:TuoKhlJC
ややこしくもないと思うが
避難所はテンプレから飛べるわけだし


219 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:06:46 ID:3wK277uY
>>215
空気読めない上に叩かれたいなら勝手にすれば?

220 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:06:56 ID:hPfMsXbO
バギーはいいかもな
バラバラ、宝好き、大砲好き、派手好き、ピエロとネタ満載だし
ギャグでもシリアスでも対応できそう

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:07:45 ID:uEX6Sw0J
避難所でなら歓迎。
あっちこっち往復するとしてもね。

222 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:08:12 ID:685Wrpaw
>>215
避難所が無難だと思いますよ。その場合。

223 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:08:21 ID:/UcPgOhE
>>220
最後ネジしか残らないんだよね

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:11:27 ID:6BHn+QQf
ネジ=ふがな俺は間違いなく間違っている

225 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:12:49 ID:aQelVESO
>>215
悪いことは言わない
すぐに避難所に行きなさい

226 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:14:36 ID:skXuyQHs
>>215
避難所行った方がいいよ。
これ以上この場に固執して続けても、内容に対する正当な評価は得られないと思う。
叩かれるだけ。

227 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:20:42 ID:wVqlku/9
>>215
ストーリーがゼロ魔ではなくローゼン主体で進むなら避難所でやった方がいい。

基本的のこのスレでは他作品のキャラがルイズに召喚され、ゼロ魔のストーリーがメインで進むものがほとんど。
そうでない作品もあるにはあるが、そうでない作品というのはそれだけで叩かれる恐れがある。
それでも面白ければ何とかなるかもしれないが、ぶっちゃけあんたの実力でスレ住人に納得させるレベルのものを書くことは不可能だ。
レベルの低い文章でローゼン側の話を続けても叩きが増えて、このスレが荒れるだけになる。

このスレが荒れても関係ない、叩かれても構わない、というのであればこのスレで続ければいい。
それができないなら大人しく避難所で連載した方がいい。

228 :薔薇乙女も使い魔:2007/09/21(金) 18:25:30 ID:HG13/UHo
避難所が多数派ですね

ではまずはPhase.8を避難所のスレに投稿してみましょう

229 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:26:55 ID:685Wrpaw
まあとりあえずそれが無難な所でしょーね。
がんばれ。

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:27:27 ID:r1W64GdQ
大義名分があるからと、ここぞとばかりに叩く奴らが出て来るだろうなあ。

自分は「本スレでは毒は吐かない」ってルールを無視しつつ、
他人はルールを根拠に叩く奴らが。

どのみちWIKIには載るんだし、こっちには投下の報告をしてくれたら読みに行くよ。

231 :薔薇乙女も使い魔:2007/09/21(金) 18:34:46 ID:HG13/UHo
避難所にPhase.8を投稿しました


ところで、この場合の本スレへの報告って、↓のようなものが必要でしょうか?

ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9616/1190024934/

232 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:38:01 ID:Jiatx9S8
避難所に投下した
の一言だけでいいんじゃね?

233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:38:16 ID:685Wrpaw
いや、投稿しましただけでいいよ。

234 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:39:24 ID:skXuyQHs
報告もしない方がいいと思うけどね。
ウザいとか自己主張するなとか叩かれる。

235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:41:15 ID:OH8HXw/+
報告は別にいらないと思うよ
本スレには告知せずに避難所で連載を続け完結した例もあるし
あまり自己主張が激しいとそれだけでも叩かれる可能性がある
それだけならまだなんとかなるがひょっとしたら薔薇乙女自体が地雷扱いされかねない

236 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:43:15 ID:aQelVESO
ローゼンは好きなのになぁ……

237 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:43:29 ID:EWhwlhKZ
避難所を薦めるのは作品が嫌いなわけじゃなくて、スレの趣旨に合わないで荒れるのがいやなので薦めてるのです。

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:44:02 ID:skXuyQHs
ゼロのミーディアムはゼロ魔クロスで一番好きな作品だよ、俺。

239 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:51:31 ID:QZAb8fgc
ここって、リクはおkだっけ?

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:52:49 ID:aQelVESO
>>239
なわけないだろ
それとsageろ

241 :子守唄:2007/09/21(金) 18:56:03 ID:JZh1UJGk
箱根のみなさーん! 投下するものですよー!
って訳で19時から投下します。

242 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:56:41 ID:p4MB6zBF
宜しい、ならば支援だ

243 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:56:53 ID:3wK277uY
浪川………俺、頑張ってるよ支援

244 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:57:58 ID:00UKdKVR
フォークちくちく支援

245 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 18:58:25 ID:9vt1QZno
真鶴に住んでいますが大支援をさせていただきます

246 :白き使い魔への子守唄 1/10:2007/09/21(金) 19:00:09 ID:JZh1UJGk
使い魔。それはメイジにとって一生のパートナー。
それは家族も同然の存在。
だから認めない。
変な仮面を着けたこんな奴が私の使い魔だなんて、絶対に認めない。
私の使い魔は巨躯の幻獣だけ。
そう、自分に言い聞かせていたのに――。

   第4話 白皇〜ハク・オロ

六体のワルキューレは短槍を使おうとせずに殴りかかってきた。
どうやらギーシュが慌てて造り出したため基本武装として短槍を持っているようだが、
平民相手の決闘で本気を出すつもりは無いらしく、
短槍を逆さまに持たせて殴打するための棒として利用してきた。
さすがに平民相手でも斬ったり刺したりをすれば騒ぎになると考えているのだろうか。
七体のワルキューレは四方八方から襲いかかって来るがちっとも連携が取れておらず、
必死に逃げ回る仮面の男をなかなか捕まえられないでいた。
(しかし一体や二体ならともかく、この数が相手ではいつまでも逃げ切れるものではない。
 一か八か大将首を獲るしかないが、囮となる兵も無ければ、
 自らこのワルキューレを倒すための武器も無い……。いや、武器なら)
近くにいたワルキューレが逆手に持った短槍を突き出した瞬間、
最初のワルキューレを転倒させた時のように短槍を両手で掴んで捻り上げ、
青銅の手のひらから青銅の槍を奪い取りると同時に脇腹を蹴り飛ばして距離を取る。
槍を奪われたワルキューレは、槍を取り戻そうと慌てて両手を広げて掴みかかってくる。
「でぇいっ!」
掛け声と同時に腹の高さから斜めに突き上げられた槍の一撃が、
ワルキューレの右目に突き刺さると同時に首をもいだ。
そして顔を貫いた時の感覚から中身が空洞であると解る。
中まで青銅が詰まってるのならともかく、外殻だけならば同じ素材の槍で十分破壊可能。
頭を失ったワルキューレはその場に尻餅をついて倒れ、
素早く後ろに引かれた槍は空中に青銅の頭を残して仮面の男の前面に構えられる。
「ぼ、僕のワルキューレが……!」
二度までもワルキューレを倒されたギーシュの顔が朱に染まった。
しかも今度は転倒させられたのではなく、頭部を破壊されてしまったのだ。
野次馬達からは歓声が上がったが、平民に不覚を取ったギーシュへの失笑も混じっている。
恥をかかされ頭に来たギーシュは、頭に来てがむしゃらにワルキューレ達で攻め立てる。
今度は短槍を奪われたため、自らも槍を持ち替えて鋭い刃を仮面の男に向けて。
しかし仮面の男の表情に臆するものは無かった。
「むうん!」
力強く突き出された槍頭を、己の槍の柄で跳ね上げて軌道をそらした仮面の男は、
そこからけさ斬りにしてワルキューレの胸部を切り裂き中の空洞を露出させる。
(これでふたつ! だがこいつ等につき合う必要は無い!)
胸を裂かれたワルキューレの首を槍の柄で突き飛ばすと、
彼はその上を飛び越えてギーシュへと駆ける。
慌てたギーシュは手近にいたワルキューレを自分と仮面の男の間に移動させた。

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:01:06 ID:p4MB6zBF
これは凄い投下数支援

248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:01:41 ID:fX4muCLI
支援

249 :白き使い魔への子守唄 2/10:2007/09/21(金) 19:01:50 ID:JZh1UJGk
「このぉっ!」
ワルキューレが槍を上段から真っ直ぐに振り下ろしたため、
男は足を止めず半身を引いて槍を回避すると、自分は下から槍を斬り上げる。
肩当ての下にある脇を狙い、胴体とをつなぐ間接を切断して槍を持っている右腕を落とす。
そうするためには強く踏み込まなくてはならなかったため、彼の足はそこで一瞬止まる。
好機とばかりに背後から二体が襲い掛かってきた。
足音でそれを察した男は、反射的に足音の近い方へと振り向き様に一閃。
ワルキューレの首を刎ねた槍は男の腰まで素早く引かれ、
もう一体へのワルキューレに向き合うと同時に弾丸のように突き出された。
(四つ!)
数えると同時に細い腹部と、腰当てをつけた下腹部の隙間を貫通する。
だが力強く突きすぎたせいで抜くのが困難になったため、
即座にその槍を刺しっぱなしで手放すと、目の前のワルキューレから槍を奪う。
(身体が自然に動く。自分は武芸の心得があるようだ)
残ったワルキューレ三体は、二体が屠られている間にハクオロを三方から取り囲んだ。
うち一体は最初に造られたワルキューレで、槍は元より持っていない。
「来るかっ」
三体が同時に迫る。右前方の一体が両手を突き出し、後方の一体が槍を振り上げた。
左前方の一体は槍を低く構えて隙をうかがっている。
まず右前方の一体は、槍対素手という距離の差を生かして素早く首を刎ね飛ばす。
それとほぼ同時に背後から斜めに振り下ろされた槍を、
彼は左肩を下げるようにしてしゃがんで、背中すれすれで回避する。
左前方にいたワルキューレがその瞬間を狙って突っ込んできたが、
彼は後ろに振り向くと同時に斬り上げてワルキューレの顔を真っ二つにして、
即座に左前方のワルキューレへと向き直り突き出された槍を、己の槍で跳ね飛ばす。
流れるような体さばきに歓声が上がった。
ほぼ一回転する間に二体のワルキューレを屠り、もう一体の攻撃もさばき切るなんて。
「七つ目!」
声に出して数えると同時に彼は槍を振り上げ、左の肩のつなぎ目へと穂先を振り下ろす。
跳ね飛ばされた槍に続いて、そのワルキューレの左腕もその場に重く転がった。
(残るは敵将のみ!)
彼が、視線をギーシュに向けた瞬間。
「後ろよ! 危ない!」
野次馬達の歓声の中から、はっきりとルイズの高い声が聞こえた。
そしてギーシュが薔薇の杖を振ってこちらに向けている。
まさか。
振り返った瞬間、胸を斜めに裂かれたワルキューレが彼の仮面に青銅の拳を叩きつけた。
甲高い音が鳴り響き、脳を揺さぶられ、よろよろと後ずさる。
「ぐっ……。か、仮面が無ければ死んでいたかもしれん」
さすがに青銅の拳で額を割られては命に関わる。
男はトリステインで目覚めてから初めて外れぬ仮面の存在に感謝した。
とはいえ頭部を殴られたショックでめまいを起こし、足取りもおぼつかなくなっている。
その隙をついて、二番目に倒された右腕無しのワルキューレが、
無事な左手で背後から槍を持ち繰り出してきた。
その攻撃をかわし切れず、彼は左脇腹の肉をえぐられてしまう。
「ぐっ……しまった」
ただでさえめまいがする最中に攻撃を受けた彼は、その場に片膝をついてしまう。
そうこうしている間に、彼の周囲に倒れていたワルキューレが次々と起き上がる。

250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:02:10 ID:acc3zybh
力ちゃん支援支援

251 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:03:02 ID:EWhwlhKZ
影響されてうたわれ観だした支援

252 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:03:24 ID:6BHn+QQf
白き人キター支援

253 :白き使い魔への子守唄 3/10:2007/09/21(金) 19:03:36 ID:JZh1UJGk
槍を奪い胸を斬った一体目。
右腕を切断した二体目。
首を刎ねた三体目。
腹部を貫通し槍を奪った四体目。
素手で挑まれ首を刎ねた五体目。
下から上へ顔を真っ二つに割った六体目。
槍を跳ね飛ばし左腕を切断した七体目。
すべてが、彼の周囲に。
「命無きゴーレム、頭や腕を破壊されても活動可能という事か」
見れば、破壊された箇所は直っていない。
だとすれば、足を壊して動けなくすべきだったと彼は悔いた。
一方ギーシュは七体すべてのワルキューレで包囲できたため、安堵の笑みを浮かべている。
「フフフッ、ここまでメイジに楯突く平民がいるとは、褒めて上げるよ」
「だったらここいらで手打ちにしてもらえないか? 自分は元々、争う気は無いんだ」
「駄目だね。僕の美しいワルキューレを傷つけたんだ、この程度で手打ちにはできない」
だったらワルキューレに反撃なんかしなければよかったと仮面の男は悔いたが、もう遅い。
仕方なしに短槍を構えたが、その槍は突然土になって崩れ去った。
「なっ……」
「それは元々、この広場の土から作った物だからね。貴族の物を盗むなど許されないよ」
だったら奪われた時すぐ土に戻していればよかっただろうと思ったが、
多分気が動転してそこまで頭が回らなかったのだろう。
もっとも下手に指摘して余計に怒りを買いたくはないので口にはしない事にする。
「さて、お仕置きの時間だよ。仮面男君」
ギーシュが杖を振ると同時に、男の前にいたワルキューレが殴りかかってきた。
相変わらず直線的な軌道だったため簡単に避けられたが、
避けた先にいた別のワルキューレに脇腹を殴られる。槍で浅く切られた脇腹を。
その時、殴られた痛みと同時に、異なる衝撃が男の身体を走り鈍い音がする。

いつの間にかルイズの隣から決闘を見ていたキュルケが、小声で呟く。
「……折れたわね」
「えっ!? 嘘、そんな」
ルイズは指が痛くなるほどに拳を握りしめた、その手にはまだフォークがあった。
(あいつは、私の使い魔なんかじゃない。でも、でも)

あばらが折れたせいで足が止まった仮面の男は、もはや抵抗するすべを持たなかった。
武器を失い、策も味方も無い。
殴られる痛みよりも、孤立無援という状況が、やけに痛烈に響く。
顔を、肩を、胸を、腹を、次々に殴られ呼吸もままならず、悲鳴すら上げられない。
だが許しを請う気にはなれなかった。
争いをしたくないという気持ちに偽りは無い。
だが二股をして少女を傷つけ、責任を転嫁し、自分だけでなくルイズをも馬鹿にされた。
ルイズ、という名が頭に浮かんだ瞬間、彼は野次馬の中にいるだろうルイズを探した。
(いた)
わずかに視線を動かしただけで、すぐルイズは見つかった。
視線が合う。
同時に背後からワルキューレに殴られ、男は倒れ込む。
だがその倒れた先に、偶然、別のワルキューレの持つ短槍があった。
それに気づいた彼は咄嗟に左手を盾にしようとした。

254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:04:36 ID:acc3zybh
そういやガンダールヴじゃないんだっけ……鉄扇専門っぽく思ってた俺支援

255 :白き使い魔への子守唄 4/10:2007/09/21(金) 19:05:17 ID:JZh1UJGk
「キャアァァァッ!」
悲鳴を最初に上げたのは誰だっただろうか?
甲高いその声は女性のものだったが、ルイズとキュルケではなかった。
むしろ二人は、その悲鳴のおかげで何が起きたのかに気づく事ができた。
「血、血が……手が……」
「貫通しているみたいね。でもあの角度なら、運がよければ骨を避けてるかも」
二人の視線の先、いや、野次馬達の視線の先には、仮面の男の左手があった。
左の手のひらにワルキューレの短槍が突き刺さり、反対側の甲まで貫通してしまっている。
男の手と、貫いた槍は赤く染まり、その赤は地面に生える草を汚していった。
その光景にギーシュは焦った。
わざとじゃない。
しかし仮面の男は平民とはいえ、仮にもヴァリエール家の使い魔だ。
ルイズ自身は魔法の使えない落ちこぼれのゼロだが、彼女の家名は自分よりずっと上。
家ぐるみの問題にまで発展したら非常に困る事になるし、
流血騒ぎなんかをみんなの前で起こしてしまったのだから、自分の評判も落ちかねない。
ギーシュはギーシュなりに引き際を悟った。ここで手打ちにして、早々に立ち去ろう。
「ギーシュ! ここまでやる事ないじゃない!」
が、それをさえぎるようにルイズが叫び、ワルキューレを押しのけて仮面の男に駆け寄る。
男は歯を食い縛りながら、槍から自分の左手を引き抜いた。
「ぐっ、うぅ」
「だ、大丈夫!?」
「ルイズ……か。すまない、心配をかけてしまって」
「酷い……血がこんなに」
ドクドクとあふれ出す血を見て、ルイズは双眸を釣り上げギーシュを睨みつけた。
そして握りしめた得物を突きつけて宣言する。
「これ以上やるっていうなら、私が相手になるわ!」
「え、ええっ!?」
ギーシュは先日の教室爆発を思い出して青ざめた。
なぜかは知らないが、ルイズの失敗魔法の爆発力の威力は格段に上がっている。
一番間近で爆発を受けたシュヴルーズは、まだベッドの上から動けない。
怯え出したのはギーシュだけでなく、周りの野次馬達も同様だった。
ルイズの爆発は今まで『迷惑』というレベルだったが、昨日のはシャレにならない。
遮蔽物の無いこのヴェストリ広場であんな魔法を使われては、自分達も危ないのだ。
そんな空気を読み取った仮面の男は、何とかして場をおさめようとして、気づいた。
「……あの、ルイズさん?」
「何よ。今から魔法であいつ吹っ飛ばすから、邪魔しないで」
「無理だと思うぞ。さすがにフォークで魔法は使えないだろう」
「え」
言われて、ルイズはようやく気づいた。握りしめてるの、杖じゃなくて、フォーク。
食堂で仮面の男を突っついてから、ずーっと持ち歩いていたのだ。
慌ててフォークを地面に叩きつけ、自分の杖を取り出そうとするルイズ。だが。
「いや……ルイズ、この決闘は自分と彼のものだ。だから自分に任せてくれ」
「なな、何言ってんのよ! その怪我で、あんた、正気!?」
「ああ。下がっていてくれていい」
「でも!」
仮面の男は、まるで我が子供に優しく言い聞かせるような優しい眼差しと口調で言った。
「自分は君の使い魔であり、パートナーであり、家族なのだろう? ……信じて欲しい」
「あっ……」

256 :白き使い魔への子守唄 5/10:2007/09/21(金) 19:07:13 ID:JZh1UJGk

――メイジと使い魔は一生のパートナーで、家族も同然だっていうのに。

それは出会ったその日に一度だけ口にした言葉。
それを彼は覚えていた。
ルイズは、仮面の男が使い魔だなんて認めていないのに。
けれど仮面の男は、そんなルイズの事を家族同然に思ってくれている?
嬉し――くなんかない。
でも、彼の言葉はなぜかとても信頼できる。
「……解ったわ。でも、無理したら怒るからね」
「ああ」
ルイズが下がり、ワルキューレ達の間を抜け、キュルケのかたわらまで戻る間に、
仮面の男は地面に右の手のひらを置いて、握りしめた。
そして未だ血のあふれる左手を震わせながらも握りしめ、穴の空いた甲で口元を隠す。
「ま、まだやる気なのか? その傷でまだ戦おうだなんて、侮辱しているのかい?」
怯えながら言うギーシュを、仮面の下から睨みつける裏で、彼は思案していた。
(さて……作戦は決まったものの、果たしてうまくいくかどうか。
 打撲が酷いし、左手には穴、骨も何箇所か折れている。
 それに自分は武術の心得があるようだが、果たして命中させる腕があるかまでは……)
彼はゆっくりと立ち上がり、包囲するワルキューレの隙間からギーシュの右手を見る。
薔薇を持った手は、甲をこちらに向けて胸の前にある。甲、か。ここで妥協すべきか否か。
「黙ってないで何とか言いたまえ! それとも――」
その後何と続けようとしたのかは本人しか解らないが、
言いながらギーシュは右手を前に突き出し、薔薇を使って仮面の男を差した。
薔薇を握る五本の指が、見え、同時に仮面の男は右腕を跳ね上げた。
その挙動にギーシュの目が見開く。構わず彼は右手を振るった。
指先から銀の輝きが一直線に飛び、ギーシュの人差し指に当たった。
刺されるような痛みに襲われたギーシュは、反射的に手を広げながら後ろに引いた。
薔薇と一緒に銀のそれが落ちる。
いったい何が指に当たったのかという疑問に視線は本能的に銀の軌跡を追い、
地面に落ちて動きを止めるのを見てようやく何であるかを認識した。
「……フォーク?」
何でこんな物が。そういえばルイズが持ってたような。ああそれを拾ったのか。
と納得したところで視線を戻してみると、ワルキューレの間を仮面の男が通り抜けていた。
ワルキューレ達は棒立ちで仮面の男を見逃している。
当然だ、ワルキューレは魔法で作られたゴーレム。自我など無い。
動くにはゴーレムを生み出したメイジの力が必要だ。
そして命令を下すために必要なのは杖、それは今ギーシュの足元に落ちている。
仮面の男は負傷した箇所が痛むのか表情は険しく、唇をきつく結んでいた。
それでも右手で左の脇を圧迫して手のひらの出血を抑えながら、
たどたどしい足取りでギーシュに向かってきている。

怖い。

257 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:08:30 ID:acc3zybh
フォークは切り札だ、濫用は禁物だ支援

258 :白き使い魔への子守唄 6/10:2007/09/21(金) 19:09:07 ID:JZh1UJGk
仮面の下から鋭く睨みつけてくる双眸が、きつく閉じた唇から顎へと垂れ落ちる血が。
歩いた跡を記すように地面に血をポタポタと落とし続ける左手が。
ギーシュは杖を拾って応戦すべくしゃがもうとしたが、その瞬間、視界の中に赤が広がる。
「ヒィッ!?」
赤は、仮面の男の口から吹き出されていた。

何が起きた? あの赤いのは何だ? 血? 何で!?
あんな風に血を吐くような怪我させてないぞ!
クラスメイトの使い魔を殺したとなったら、退学させられるかもしれない!
 
完全に混乱したギーシュは全身を硬直させ、見開いた目で吹き出された血を見つめていた。
血が、ギーシュの顔に、髪に、目にかかる。
「うっ、わぁ……」
視界が赤から黒に染まり、真っ暗闇の中ギーシュは両目をおおう。
目をこすると、手にぬるぬるとした血液が付着して気持ち悪く、ギーシュは唇を歪めた。
何とかぼやける程度の視界を確保して、地面に落ちている薔薇の造花を探す。
あった。
手を伸ばす。
伸ばされた手が薔薇の造花を、杖を拾う。
手は、ギーシュから離れるようにして引っ込んでいった。
「さて、確かメイジは杖が無ければ魔法が使えないはずだが……」
ギーシュは地面に手を伸ばしたまま、先に杖を拾い上げた手の持ち主を見上げる。
仮面の男が薔薇の手を右手で持っていた。
負傷しているとはいえ、相手はワルキューレを軽くあしらう実力者。
そして自分に向かってきた時の鬼気迫る表情。恐怖にギーシュは屈する。
「ま、参った」
まさかの大逆転に大歓声が上がる。
その信じ難い光景をルイズが呆然と見つめていると、仮面の男がこちらを向いて微笑んだ。
次の瞬間、仮面の男は糸の切れた人形のように崩れ落ちる。

オスマン、コルベール、ロングビルは、遠見の鏡で一部始終を見終えると顔を見合わせた。
「オールド・オスマン。あの平民、勝ってしまいましたが」
「うむ。彼の粘り勝ち、作戦勝ちといったところかのう」
オスマンは顎ヒゲをさすりながら、鏡の中でルイズに駆け寄られている仮面の男を見つめる。
「……驚きました。魔法も無しに、七体のゴーレムを出し抜くなんて。
 でも代償は大きかったですね。あんな大怪我をして、治療費が高くつきそうです」
ロングビルも驚いていたが、致命傷はしてないようなので仮面の男への心配は軽かった。
「そうじゃのう。昨日のように授業中の事故ならともかく、禁止されとる決闘での怪我。
 ミス・ヴァリエールには悪いが、治療費は自腹じゃな。
 ところでミスタ・コルベール。彼をディテクトマジックで平民かどうか確かめておるな?」
「ええ、召喚されたすぐ後に。正真正銘ただの平民です、魔法の反応はありませんでした」
「魔法の反応が無い……か」
懐かしむようにオスマンは目を細め、水パイプを一口吸うと、のんびりとした口調で言う。
「彼が目を覚ましたら、ただちに私に報告するように」
「は……? あの平民が、何か?」
「いや、ちょっと見舞いをしてやろうと思ってな」
学院長のオールド・オスマンが、わざわざ平民の使い魔を見舞うなどありえない事だ。
コルベールは、あの仮面の男にはやはり何か秘密があるのではと考えた。

259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:09:26 ID:3wK277uY
ヒゲ独身支援

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:10:32 ID:acc3zybh
オスマン老は誰に会った事があるのか支援

261 :白き使い魔への子守唄 7/10:2007/09/21(金) 19:10:48 ID:JZh1UJGk

熱イ……焼ケル……。
身体ガ……喉ガ……焼ケル……。
「もう大丈夫だから、安心して寝てていいの」
オ前ハ――!

目を開けると、見慣れぬ天井があった。
そして揺らぐ視界の中、黒髪の少女が自分に寄り添ってくる。
「まだ動いちゃ駄目ですよ」
少女は、起きようとする自分を押しとめ、再び床に寝かせた。
「まだ痛むんですね」
「君ハ……」
すると少女は優しく微笑んで名乗った。
「私、エルルゥっていいます」

目を開けると、見慣れぬ天井があった。
そして揺らぐ視界の中、黒髪の少女が自分に寄り添ってくる。
「まだ動いちゃ駄目ですよ」
「……エル、ル?」
何度かまばたきをして、彼はようやく目の前にいるのがシエスタだと気づく。
「よかった、目が覚めて」
首を傾けてみると、ここがルイズの部屋であると解った。
そして自分は身体中に包帯を巻かれ、ルイズのベッドに寝かされているらしい。
シエスタはベッドの横に立っていて、こちらを見ている。
ルイズは、別の椅子に座り机に突っ伏して眠っていた。
「シエスタ。自分はいったい?」
「あれから、ミス・ヴァリエールがここまであなたを運んで寝かせたんです。
 先生を呼んで『治癒』の呪文をかけてもらいました。大変だったんですよ」
「治癒の呪文……昨日、ルイズが教室で爆発を起こした後に見たな」
「昨日じゃないです。もう、三日も経っていますから」
「三日……そんなに眠っていたのか」
「治癒のための秘薬の代金はミス・ヴァリエールが出してました。
 ですからお金の心配をする必要はないですよ」
「……そうか。心配かけてすまなかったな」
「いえ……私の方こそ、ごめんなさい」
「どうして君が謝るんだ?」
仮面の男が疑問を投げかけると、シエスタは暗い顔をしてうつむいてしまった。
「……あの時、逃げ出してしまって」
「それは、別に謝るような事ではないだろう」
「貴族は怖くて……私みたいなただの平民にとっては。で、でも」
そこで、シエスタはぐっと顔を上げた。
「でも、少しだけ怖くなくなりました。私、あなたを見て感激したんです。
 平民でも、貴族に勝てるんだって! 厨房のみんなも驚いてました!」
シエスタの表情がパッと明るくなったため、仮面の男は微笑を浮かべながらも、
ふと思い出した気になる事を訊ねてみようと思った。
「しかし……あの時逃げ出したのは、他にも理由がある気がする」
「あっ……」
シエスタが身体をすくめる。訊かない方がいいだろうか?
だがシエスタは側頭部の髪を撫でなると、それをゆっくりと後ろへ引く。
あらわになったそこは、あるべきはずのものが無かった。

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:12:15 ID:EWhwlhKZ
支援


263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:12:42 ID:6BHn+QQf
支援。

264 :白き使い魔への子守唄 8/10:2007/09/21(金) 19:12:52 ID:JZh1UJGk
「……すまない」
「いいんです。普段は髪で隠れてますから」
髪を元に戻し、ただ穴だけが空いているそれを隠したシエスタは、
ちょっとだけ無理した笑顔を浮かべた。
「私がまだ赤ん坊だった頃、両耳に悪い出来物を膿んでしまったんです。
 けれど貴族に治療の魔法を頼んだり、秘薬を買ったりするお金がありませんでした。
 そこで仕方なく、お父さんは私の耳を切り取ったそうです」
「……そうか」
あの時、シエスタの髪を撫でた時に違和感を持ったのは、耳が無かったから。
切り取った傷跡はだいぶ薄くなっていたが、やはり傷跡ははっきりと解るし、
耳が無いという特徴は奇異の視線にさらされるだろう。
「……不思議です。お父さん以外には、誰にも見られたくなかったのに、
 あなたが相手だと、別に見せても構わないっていう気になって……。
 ごめんなさい、気持ち悪かったですよね、こんなの」
「自分は気持ち悪いなどとは思わないし、そういった身体の人を差別する気も無い」
「……ありがとう、ございます」
涙目になってお礼を言うシエスタを見て、彼は保護欲を刺激された。
さみしがりの兎を愛でるような、優しい感情が芽生えてくる。
それに、なぜだろう、彼女からはどこか懐かしい気配を感じる。
「礼を言うのは自分の方だ。わざわざ看病をさせてしまって」
「違います。私じゃなくて、そこのミス・ヴァリエールが……」
「ルイズが?」
仮面の男は驚いて、机に身体を預けて眠っているルイズへと視線を向けた。
「あなたの包帯を取り替えたり、顔を拭いて上げたり、ずっと寝ないで……。
 そのおかげでお疲れの様子です」
ルイズは静かな寝息を立てていて、閉じたまぶたの下にクマができていた。
そして。

「ん……大きい。こんなに大きくて……黒々とした……」
「だから、いったい何の夢を見ているんだ」
呆れながらもツッコミを入れた途端、ルイズのまぶたがゆっくりと持ち上がる。
「ふぁああ……ん……うん? あら、起きたの」
「ああ。迷惑をかけてすまない」
ルイズは机から身体を起こして、ベッドのかたわらに立つと、プスリ。
「イダッ! ……る、ルイズさん?」
「使い魔の分際で、よくもご主人様に迷惑かけてくれたわね」
不機嫌な顔で、ルイズは毛布越しに仮面の男の足を刺していた。フォークで。
「な、なぜフォーク……」
「何か使い心地がよくて」
仮面の男がこの瞬間頭痛を起こしたのは、絶対怪我のせいではないだろう。

265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:12:56 ID:acc3zybh
やっぱそうなのかー支援

266 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:14:01 ID:acc3zybh
って、早とちりだったか。けど本当に悪いできものなのか支援、フォークも支援

267 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:14:21 ID:uzLIC/z+
支援

268 :白き使い魔への子守唄 9/10:2007/09/21(金) 19:14:27 ID:JZh1UJGk
「だからってそんな……。ん? 使い魔?」
ルイズが先ほど、そう口にした事に気づき、彼は目をしばたかせた。
「そうよ。あんたは私の使い魔なんだから、私に迷惑かける事、禁止」
これはつまり、自分を使い魔として認めてくれたという事か。
大きくて強そうな幻獣との落差のせいで、ルイズは失望や怒りにさいなまれていたが、
それも多少ではあるが解消されたと見ていいのかもしれない。
そんな風に思っていると、突然部屋の戸がノックされる。
「誰かしら? 入って」
ドアを開けて入ってきたのは、オールド・オスマンだった。
ルイズとシエスタは慌てて姿勢を正し会釈する。
「ん……? おおっ、目が覚めておったか」
「あなたは?」
「私はオスマンというものじゃ。一応ここの学院長をしておる。
 君が一行に目を覚まさんのでちょっと様子を見に来たのだが、
 まさか起きておったとはな……いつ目が覚めたのかね?」
彼が起きたら知らせるよう言われていたルイズとシエスタは青ざめる。
学院長への報告を怠ったとなったら、どんな罰則を受けるか解らないからだ。
そんな二人の事情を知らず不思議に思いながらも、仮面の男は答えた。
「ついさっきです。二人から、自分が気を失った後の事を聞かされていました」
それを聞き納得するようにうなずくオスマンを見て、ルイズ達はホッと胸を撫で下ろす。
目を覚ました彼に事情説明していた最中というなら、報告を怠ったとはならないだろう。
「しかし、学院長ともあろうお方が、なぜわざわざ自分などの所に?」
「メイジを倒した平民とやらを見てみたくてのう」
穏やかな口調でオスマンは言うと、おおらかな笑みを見せた。
釣られて仮面の男も笑い、寝たきりでは失礼かと上半身を起こす。
「あれは、運がよかったというか……痛ッ」
「もうしばらく安静にしておった方がよさそうじゃな」
「お気遣いありがとうございます、学院長」
「ところでお主、記憶喪失らしいの。自分の故郷などは覚えておらんのか?」
問われて、仮面の男はしばし自分の記憶を探り、首を振る。
「いえ……。ですがぼんやりと浮かぶ風景は、ここのものとはだいぶ違います」
「ふむ、名前も思い出せんのかね?」
「ええ」
すると、オスマンは男の着けている仮面をジロジロと見つめた。
何だか居心地の悪さを感じて、男は視線を泳がせる。
しばらくして、オスマンはニンマリと笑顔を浮かべる。

「いつまでも名無しでは不便じゃろう。これからは『ハクオロ』と名乗るがよい」

269 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:15:27 ID:acc3zybh
何知ってるんだオスマン老支援

270 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:15:34 ID:uzLIC/z+
おおお、オスマン何か知ってるのか? 支援

271 :白き使い魔への子守唄 10/10:2007/09/21(金) 19:16:18 ID:JZh1UJGk
突然の名づけに、仮面の男だけでなくルイズとシエスタも驚いた。
「ハク、オロ?」
「そうじゃ。不服かの?」
「いえ、とんでもありません。しかし……」
ハクオロ。
どこかで聞いた事があるような、懐かしい響き。
そして口にしてみて、なぜか違和感がまったく無い。
「自分は、その名前を知っているような気がします」
「ほほう? もしかしたら、お前さんの本当の名前もハクオロと言うかもしれんのう!」
愉快そうにオスマンは笑ったが、ルイズは眉根を寄せて不服そうに訊ねる。
「あの、オールド・オスマン。ハクオロとは、どういった意味の名前でしょうか?」
ルイズの質問はもっともだった。
記憶喪失の仮面の男はハクオロという名前を自然と受け入れているが、
トリステイン、いや、ハルケギニアの住人が聞いたら誰もが首を傾げる珍妙な名前だ。
とはいえ学院の長、高名なオールド・オスマンがつけた名前となれば何らかの意味が――。
「何となく閃いただけじゃ」
「何となくで人の使い魔に妙ちくりんな名前をつけないでください!」
プスリ。オールド・オスマンの脇腹をフォークが襲う。
「あわびゅ!?」
脇腹を押さえてうずくまるオスマンを見て、シエスタの表情が蒼白に染まる。
「おおお、オールド・オスマン! 大丈夫ですか!?」
そしてルイズも自分がしてしまった事に気づき、大慌てて頭を下げる。
自分は病人なのだから静かにしてもらえるとありがたいと仮面の男は、
いや、ハクオロはそう心の中で愚痴りつつも、ほのぼのとした光景に微笑を漏らす。

私の使い魔。
白い仮面の変な奴。
平民のくせにギーシュのワルキューレを物ともしない腕前。
でも。
――自分は君の使い魔であり、パートナーであり、家族なのだろう?
そんなの私は認めてない。
認めてないけど、でも、悪い気はしなくて。それでいいかと思ってしまう。

どうしてそう思っちゃうんだろう?
――我トノ契約ヲ望ム。ソレガ汝ノ願イカ、小サキ者ヨ。
私の使い魔はあの大きな幻獣のはずなのに。
――ナラバ、我ニ汝ガスベテヲ捧ゲヨ。
こいつ、ハクオロを心から否定できない。
――ソノ身体、髪一本、血ノ一滴ニ至ルマデ、ソノ穢レ無キ無垢ナル魂。
そしてふと思い出す。
――汝ノスベテヲ、我ニ差シ出セ。
黒く霞んだあの夢を。

272 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:17:54 ID:uzLIC/z+
ルイズにフォークを持たせるな!

というわけでGJでした。
何やら色々と謎があるようですね。

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:18:42 ID:ccGbtluQ
支援するもの

274 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:19:36 ID:00UKdKVR
もしや、トゥスクルさん・・・・・支援

275 :子守唄:2007/09/21(金) 19:20:19 ID:JZh1UJGk
箱根のみなさーん! NGシーンですよー!

NGシーンその1
そして槍を持っていた右腕を壊されたワルキューレは、左の拳で仮面の男の顔を殴る。
青銅と仮面がぶつかって甲高い音が鳴り、後ろによろよろと後ずさった。
「ぐっ……。か、仮面が無ければ死んでいたかもしれん」
その時、仮面の男の頭に何者かの声が響く。
『違う、そうではない』
「何?」
『そういう時はこう言うのだ。仮面が無ければ即死だった……と』
「そ、その声……貴様はまさか、蠍座の黄金聖闘士!」
『認めたくないものだな、声の老化のための声優変更というものを』

   みとめたくないもの 完


NGシーンその2
完全に混乱したギーシュは全身を硬直させ、見開いた目で吹き出された血を見つめていた。
血が、ギーシュの顔に、髪に、目にかかる。
「うっ、わぁ……」
「どうだ! この血の目潰しはッ! 勝ったッ! 死ねいッ!」
「オラァー!」
仮面の男の蹴りとギーシュの拳が激突する。
勝利の笑みを浮かべる仮面の男だが、ギーシュの拳は仮面の男の膝を砕き、
その衝撃は胴体にまで伝わり仮面の男は真っ二つに裂けた。
「ば……ばかなッ! こ……このツェペリが……! このツェペリがァァァァァァ〜ッ!!」
「てめーの敗因は……たったひとつだぜ……ツェペリ……。
 たったひとつのシンプルな答えだ……『たまには僕も勝利したい』」

   ほしくずるもの 完

276 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:22:20 ID:od4W968r
そんな理由かよwwww乙

277 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:22:26 ID:wuqB2c2j
NGシーンちょwwwwwwwwwww
GJ

278 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:22:47 ID:EhHldTTB
乙。伏線が増えてる……少なくともオスマンが会ったであろう人物はハクオロという名を知ってるんだろうしな。
後、フォークも一つの武器、魔力食わずの必殺技だが、過度の連射は命取りだと思う俺。
そしてNGは声ネタかな?よくわからんが。

279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:23:08 ID:M7c2VLfd
シエスタもまだ何かありそう?か

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:27:33 ID:95/m/P50
GJ!
もしかしなくてもルイズ、契約の影響を受けてる?使い魔への好意を刷り込まれるルイズってのは初めてかな?
あとシエスタはやっぱり…色々と伏線が出てきましたね
次回も楽しみにしておりますよ〜

281 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:28:24 ID:gSlQOveC
もしラジオの方もカバーしてるなら
全長60cmに伸びるバルキリーフォークも投入しちゃったりして
力ちゃんの浮気に制裁を加える最凶兵器です

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:34:00 ID:RcfW9Y7R
ルイズもハクオロも互いに好意を刷り込みあってるんだな
シエスタ耳はアレだよなあ

283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:35:36 ID:od4W968r
どう考えてもアレだわな

284 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:39:02 ID:9vt1QZno
ああ、凄い福耳だったそいだな

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:42:30 ID:7HADovuS
しっているのか!?雷電!!

286 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:49:04 ID:eu+6C7+r
まぁ、多分あれだろうな








で、あれってなぁに?

287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 19:59:17 ID:Zhtwj0BL
お見事。始まったばかりだが、安心して読める質の作品ってのは、有り難いなあ。
…しかし、ルイズのあの挙動の元ネタは、言うだけヤボだわな。

288 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:03:41 ID:S+XeXaQw
ふむ・・・・・・、もしシエスタがあれだとすれば・・・・・・
そういえばハクオロさんも好意刷り込みできたんだっけか。
今頃もとのうたわれ世界ではエルルゥがえらいことになってるキガス。
そして、浪川涙目な悪寒

289 :薔薇乙女も使い魔:2007/09/21(金) 20:06:11 ID:6V512HNL
様々な忠告と助言、ありがとうございました

避難所スレの方は予約が少ないようですので、安心してまとめて投稿出来ますね
少々手直しを加えてから、早いウチに描き上げた分をまとめて投稿する事にします

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:06:49 ID:E2YHRPjS
ブラボー! おお…ブラボー!! というかツェペリのおっさああーーん!?
耳を切り落とすのって結構グロいが、まあ…アレだろうし…

さてお久しぶりの松下ですが、リハビリがてらに真の『貴族』を一人召喚してみたよ。
ほとんど出オチみたいな存在だが…続くかどうかは謎。
投下OK?

なお、松下本編は深夜に予定します。

291 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:09:03 ID:7HADovuS
よっしゃ支援!

292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:09:17 ID:M7c2VLfd
もしあれならシエスタはどこまで知ってるのか

>>290
支援します

293 :『趙・華麗なる使い魔』 第1回 趙・貴族光臨!! 1/4:2007/09/21(金) 20:14:34 ID:E2YHRPjS
「宇宙の果てのどこかにいる、私の下僕よ!!
 神聖で、美しく、生命力に満ち、そして強力な使い魔よ!!
 私は心より求め、訴えるわ! わが導きに応え、ここに現れなさああああい!!」

(ドガーーーーーーーーーン ズズズズン ビリビリビリ)

ルイズの召喚失敗による爆発は、もはや何十回目であろうか。
日も傾き、他の生徒たちの使い魔召喚はとっくに終わっていた。

「ミス・ヴァリエール、日没まで猶予を与えましょう。それでダメなら、残念ながら…」
教師のコルベールがリミットを定めた。生徒たちは使い魔を愛でたり、飽きて居眠りをし始めたりしている。
これでダメなら、彼女の進級は認められない。留年である。

「留年なんて絶対イヤ! お願い、早く出てきて! げほっ、はい早くホラ!
 ホラ早く、大丈夫、ね、いいから、ちょっとでいいから、ホント、ね、お願いします」
目に涙を浮かべたルイズの思考は、もはやハマーのそれであった。フライング土下座も出来そうなくらいに。


簡潔に言おう。彼女の望みは叶えられた。神聖で、美しく、生命力に満ち、そして強力な者が召喚されたのだ。


いきなり、すうっと空が暗くなった。
(((ラーーーーーーー ラーーーーーーーーー)))
「歌声……!?」
どこからか多数の人間の歌声が響き、天から芳しい花弁と羽毛が降り注ぐ。
そして次の瞬間、一同は驚愕した!

地面から、踊り子風の衣装をしたケバい化粧の女たちが、整然と並んでせり上がって来た!
手にはリボンつきの丸い手楯を持ち、人形のように硬直したポーズを取っている。

(ゴウン ゴウン ゴウン ゴウン バアアアアン)

しかも彼女たちは劇場のセットのような『ひな壇』の上に列を作り、その中央上方を指している。
ニュッとひな壇の一番上に台がせり出し、どこからともなくスポットライトが当たる。
その強い光は、宙空に怪しいシルエットを浮かび上がらせた!!

「だっ……誰!! 何者なの!!?」

294 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:15:28 ID:byvF91eJ
支援

295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:17:03 ID:Mf3KHDWD
いやー誰だろね。支援

296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:17:20 ID:bbwPymj0
小林さんじゃないか?

297 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:17:22 ID:JZh1UJGk
う、麗しの貴族"C"だってぇぇぇ!? 支援するしかないのう。

298 :『趙・華麗なる使い魔』 第1回 趙・貴族光臨!! 2/4:2007/09/21(金) 20:17:33 ID:E2YHRPjS
そのシルエットは、手を広げてポーズを取った長身の男のようだ。
肩のところに二本、線のような影も見える。…吊り下げられている? どこから?
そして影はキュルキュルと台の上に降り立った…。

(ドンデンドンデンドンデンドンデン ドン ジャッジャカジャーーン)

ドラムロールが流れ、男の顔にライトが当たる。
「「「き、貴族……!!?」」」
そう、彼こそは、まさに真の貴族。
金髪碧眼の甘いマスクに、凛々しい眉毛と長い睫毛。長身で整った美しい体型。
マントのような上着には大きなボタンと飾り紐が付けられ、体にフィットしたエレガントな衣服と靴。
腰のベルトには乗馬用の鞭が吊るされている。メイジの杖だろうか?

「いかにも!! 諸君はじめまして、僕の名は麗しき貴族・『趙公明』!!
 バラの運命(さだめ)に生まれた気高き騎士(ナイト)さっ!!(ヴァヴァアアアン)」

男は背後から何本もの山百合を伸ばして咲かせ、花びらを散らせながら名乗った。BGM付きで。
「き…貴族だ!」「ゼロのルイズが貴族を召喚したぞ!」「どこの国の人だ!?」

「う……嘘…」
確かに、彼はどこから見ても完璧に貴族だった。むしろ王族かも知れない。
だとしたら、えらい事である。外交問題に発展するかも知れないのだ。
彼の放つ強い魔力は、かなり遠くからでも分かるほどである。高位のメイジでもあるのだろう。
『チョウ・コウメイ』と名乗る貴族は、唖然とするルイズに台の上から優雅に会釈した。

「やあ、美しく可愛らしいマドモワゼル! 僕を退屈な『神界』から召喚して、解放してくれたのはキミだね?
 神となったこの僕を呼び出すなんて、なかなか素敵な力をお持ちのようだが」
「……し、し、『神界』?! いま『神』と仰いましたか?」

299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:18:53 ID:byvF91eJ
支援

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:18:54 ID:JZh1UJGk
さすが趙公明! いきなり貴族認定だぜ! 支援!

301 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:20:21 ID:OH8HXw/+
元ネタわからんが覚悟のススメに似た匂いを感じる
気のせいか支援

302 :『趙・華麗なる使い魔』 第1回 趙・貴族光臨!! 3/4:2007/09/21(金) 20:22:09 ID:E2YHRPjS
貴族であり、神様だとは、この優男は何者なのか?
コルベールを含め、全員が眠気も吹っ飛び、あっけに取られている。
彼はひな壇から歩み降り、こちらに近づいてくる…。

「その通り! 僕は数千年前、華麗なる戦いに敗れ、魂魄を封印されて『神』となった存在……
 いろいろと改装してはいるが、『神界』も新たな『仙人界』も、華麗なる戦いがなくて飽き飽きしていたところさ。
 お呼び出しいただき、光栄の至り。感謝するよマドモワゼル。
 …それで、今日はいったいこの僕になんの用事だい? ええと、お名前は…」

「る、ルイズ! ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールです! チョウ・コウメイさま!」
思わず敬称をつける。呼び捨てにするわけにもいくまい。
「おお、素敵なお名前だ! 有難う、ミス・ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール!(ヴァアアン)」

「…あ、あの、貴方を召喚いたしましたのは…その…」
確かに『神聖で、美しく、生命力に満ち、そして強力な』存在なのだが、使い魔とするには流石に手に余る。
まだ呆然としているコルベールの方を向き、間接的に説明を頼むことにした。
「…あ、は、はい、ミス・ヴァリエール。まさか貴女がこんな…その、凄い方を召喚するとは…」

「さあ、用事を言ってご覧? 不老不死かな? 力かな? それとも富や権勢? 世界征服?
 華麗な戦いがお望みなら、すぐにも受けて立とうじゃないか!(くるくる びっ)」

華麗なステップで踊るように近寄る男の前に、意を決してコルベールが歩み寄る。
「…あああの、ミスタ…とお呼びしてよろしいのですかな? チョウ・コウメイさま。
 私どもは、その、メイジでして、つつつつ使い魔召喚の儀式を行っている最中に、彼女が」
「『使い魔』!? この高貴なる僕が!?(くわっ)」
「「ひぃいっ!!」」
ほら、やっぱり怒った。神様を使い魔だなんて、無礼というか冒涜にも程がある。

「気分を害した。僕は帰るよ。…おや? 空間移動は出来るが、次元の壁があるようだね…。
 …で、帰る方法はあるのだろうね? そこの頭髪の寂しいキミ!(ビシッ)」
趙公明は柳眉を逆立て、杖(鞭)を抜いてコルベールを指す。全員その剣幕に震え上がる。
「…い、いえ、あの、まだ送還については、よく分かっておりませんでして、はい」

コルベールもルイズも、覚悟を決めた。きっと彼の言う『華麗なる戦い』とやらで、皆殺されてしまうのだ。
無意味にバラの花に埋もれたり、涙を零しながらスローモーションで芝居がかった動きをしたりして。

303 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:22:21 ID:xcz+IEX8
妹じゃなくてよかった、支援

304 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:22:24 ID:ccGbtluQ
ナタクはこいつにパオペイ返したんだろうか支援

305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:22:57 ID:54j/T/nt
趙公明か!宝具はあるんだろうか

306 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:24:53 ID:jbV+Gupn
まあ宝貝無くても濃いから大丈夫だろ支援

307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:24:58 ID:UPLnDkv+
鞭の宝具があったはず。


308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:25:09 ID:JZh1UJGk
鞭が縛竜索だろうけど、金蛟剪は無さそうだね。

309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:25:53 ID:o3lDsKo9
宝具じゃなく宝貝だ

310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:26:35 ID:vyMfW5oW
自分でも作れる気はするけどな。

311 :『趙・華麗なる使い魔』 第1回 趙・貴族光臨!! 4/4:2007/09/21(金) 20:26:38 ID:E2YHRPjS
「………ふむ。まあ、この『月が二つある』世界に興味も湧いて来たよ。
 ないのなら見つけることが先決だね。華麗な戦いも出来そうだし……」

どうやら風向きが変わった。夕空に浮かぶ双月に、趙公明がふと目を留めたのだ。
ちなみに踊り子やひな壇は、いつの間にか消えていた。

「よかろう、『使い魔になれ』という願いを叶えよう。ただし、僕はキミの下僕ではない。
 キミを下僕にもしないが、協力者として活動してもらうよ。ミス・ヴァリエール」
「は、はあ…それで、あの、契約というものが」
「契約? まだ何か必要なのかい?」
「『コントラクト・サーヴァント』と申しまして、ち、誓いの接吻が必要なのです」

機嫌のいいうちに、こちらに従わせてしまおう。ルイズは少し欲を出した。

「接吻…ミス・ヴァリエールのかい? ははは、実に光栄だね。しかし今の僕は実体がない魂魄体(霊体)。
 残念だが、唇も触れられるかどうか…(くるくる)」

なるほど、少し彼の体は透けている。とはいっても霊体なら、魔力を込めた接吻ならば触れる事は可能かもしれない。
少々くどい顔だが、美青年には違いなかろう。ファーストキスの相手にしても、貴族や神様なのだから敬意の範囲内だろう。

……ひょっとしてギーシュあたりのご先祖様だったらどうしよう、とか考えてしまったが。

「で、ではミスタ、少し屈んで下さいませ。
 ……我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
 五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我が使い魔となせ」

ルイズの唇は趙公明の唇に触れ、契約は一発で成功した。
シュウシュウという音とともに趙公明は『受肉』し、魂魄体は再び肉体の衣を纏う。
そしてその左手には、謎のルーンが刻まれていた…。
「おお…何千年ぶりの肉体は、少し重く感じるね……そして甘美な痛みと共に刻まれた、この左手の文字は何なのかな?」
「私にはなんとも…でも、珍しいルーンですな。スケッチしてお調べいたします」

召喚と契約は成功した。ルイズは進級を認められ、強大な使い魔を得たのだ!
達成感で誇らしい気分になり、ない胸を反らせて深呼吸する。

「では皆さん、使い魔召喚の儀式は全員無事終了いたしました! おめでとう! さあ、早く学院に帰りますぞ」
そうコルベールが言うと、皆は『フライ』の魔法で飛び上がった。
「おお、これが魔法か。…おや? ミス・ヴァリエールはどうしたのだね?」
「…ミスタ・チョウ・コウメイ、私はまだ飛べないのです…」
進級はしたが、やはり魔法はまともに使えない。ルイズの誇らしい気分がひゅーっと抜けていく。

「ほう、ではこの僕が『御主人様』をお運びしよう。さ、つかまりたまえ」
趙公明はニッと笑うと、ルイズを姫抱きにしてジャンプする。そしてそのまま、風に乗るように飛翔した。
「ははははは、心地よい風だねミス・ヴァリエール!! さあ、彼らを追い抜いていくよ!」

ルイズの胸に、再び誇りが甦る。なにしろこの使い魔は、『神様』なのだ!
何千歳という事は、まさか始祖ブリミルの関係者なのだろうか?

(始祖ブリミルよ、感謝いたします。こんな素敵な方に会わせて下さって…)

(つづく)

312 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:28:08 ID:ae6NRx8j
GJ
宝貝とかなくてもあのテンションは最強だと思うw

313 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:29:07 ID:UPLnDkv+
スーパーな武器がなくても公明さんは仙人界の三強?のひとりだから
七万ぐらい一捻りだろうな

314 :『趙・華麗なる使い魔』:2007/09/21(金) 20:29:36 ID:E2YHRPjS
投下終了! 藤崎竜『封神演義』より、趙公明でした。
ちなみに趙公明を知らない方へ。
ギーシュとワルドとパピヨンを三身合体させたような、紳士的で好戦的な愉快犯の仙人です。
古代中国なのに近世フランスのロココ趙、いやロココ調。
スープーや老子も来ているし、まさに貴族であるこのお方が来てもいいかなと。

登場シーンが書きたかっただけなので、続きは未定。ペースは月一ぐらいかなあ。

それでは深夜、久しぶりに松下を。

315 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:29:39 ID:VPrrnjgZ
おもれえGJ!
わからないけど、元ネタは封神演義ですか?

316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:30:57 ID:JZh1UJGk
GJです!
ルイズ大喜びだなぁ。
趙公明は人間を仙人に人体改造できるし、宝貝も自作できそうだし、封神演義の中でも多芸だな。
ハルケギニアの魔法とルイズの魔力を研究したら虚無使えるようにしてもらえるんじゃねw

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:31:11 ID:EhHldTTB
乙。
しかし複数連載はそれぞれへの力やら熱意やら意欲を削る諸刃の刃、大丈夫ですか?

318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:31:15 ID:fR5+LX0x
プライドが高く、それに見合った実力もあるのに気さくな方ですな。

それとも逆に実力があるから気さくなのかな。


319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:31:30 ID:7uIbkUq3
ああ、あの花か

320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:31:33 ID:1TByLVGx
>>311続き期待して待ってるんだぜ
間違いなくギーシュは関係者www

321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:31:55 ID:bbwPymj0
安能版なら宝貝でもない鉄鞭で頭蓋を叩き割る豪快なお人でした。

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:32:09 ID:IMYJjbck
封神演義は流し読みしてたからほとんど覚えてないけど
こんなキャラが居るなら真面目に読んでおけばよかったな

323 :魔法少女リリカルルイズ:2007/09/21(金) 20:35:32 ID:r8mIMptf
投下してよろしいでしょうか

324 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:36:16 ID:Jiatx9S8
かもんなう

325 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:36:48 ID:fR5+LX0x
ウホ、連チャン支援。

326 :魔法少女リリカルルイズ:2007/09/21(金) 20:37:44 ID:r8mIMptf
空にとどまるユーノの眼の前には木の枝で編まれた壁はもう無い。
そのかわり、地面には線を引いたように地面を掘り返した場所があった。
線に沿って倒壊した建物が痛々しくも見える。
「出てこねえな」
「きっと、ハエトリグサと同じだと思う」
ハエトリグサは感覚に獲物がさわると二枚の葉が閉じ、獲物を捕らえた後は再び葉を広げて次の獲物を待つ。
木の壁が何に反応しているのかはわからないがもっと近づかなければ出てこないのだろう。
「迂回するか?」
ユーノは首を横に振る。
壁はかなり大きいし、他に壁があるかもしれない。
隠れた壁の場所はどこかもわからない。
それなら、すでに壁があると解っている場所を突破した方がやりやすい。
――それに
「ルイズが持たないと思う」
視線の先には、全身をくまなく蔓で覆われたルイズがいる。
上を向いて口を開いたり閉じたりしているのは呼吸が難しくなっているのかもしれない。
「ルイズ……」
左の手のルーンがわずかに輝きを増した。
「じゃあ、坊主。どうするんだ?」
ユーノはデルフリンガーを握り直す。
切っ先を背中に隠し、脇に構えた。
緊張は感じない。気負いもない。汗もでない。
代わりにこれからどう体を動かして、どう剣を振り抜くか。それが具体的な感覚と一緒に頭に浮かんでくる。
剣を振るったことのないユーノはそんなことを思いつくはずがない。
それでも浮かんでは消える戦いの思考に、自分以外の何かが頭の中にいて考えているような違和感を感じたりもするが、今はそれに頼ることにした。
「このまま行くよ」
「おう!」
空中を蹴る。魔力を走らせる。体が風を切る。ルイズの姿が大きくなる。
その度に左手のルーンはより強く輝き、ユーノの体に力を与えた。
ユーノは先程と同じ軌道で、しかしより速く飛ぶ。
木の枝で編まれた壁が瓦礫と土を巻き上げながら空を覆いそうな高さまで伸びた。
ユーノはさらに速度を上げる。
――さっきと同じだ。
木の壁が枝で作った鞭をからみつこうとする蛇のようにうねらせながら伸ばし、ユーノを打ちのめそうと呻りを上げる。
その数は10、20、もっと多い。とても数えられない。
――だけど、見える!
前は見えなかった枝の通る道が見える。死角の枝が気配となって感じられる。
全ての鞭が決して通ることのない隙間が解る。
だから、速度を落とさない。
今までは怖くて出せなかったくらい速く飛ぶ。
でも、ルイズを見ていると怖さなんて全然感じない。
下から枝が来た。体を少しひねっただけで枝は宙を切る。
速度を落とす必要もない。動く枝の隙間に体を滑り込ませるだけでいい。
次は右。片手を突き出す。
回る魔法陣がシールドになって、枝が弾ける。
以前のようにシールドを出しっぱなしにはしない。同じ方向からは鞭が来ないことが分かるから。
もう壁は目の前。
壁が伸ばした枝を引き戻す。
上下、左右、後ろ。全ての方向からユーノを包み込むように迫ってきた。

――そうか、こうすればいいんだ。
ユーノは頭に浮かんだとおりに剣を動かす。
「やあぁぁぁぁああああ!!」
デルフリンガーを横に振り抜く。
重みも衝撃を感じない。
素振りをしたように、だが素振りにはない手応えを見せて剣は走る。
途端、壁は裂け目を生じる。
軋身を挙げる裂け目は瞬時に広がり、自重を支えきれなくなった壁は悲鳴と木くずを飛ばしまがら枝の鞭もろとも倒れた。

327 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:38:34 ID:zXCCP4rR
趙公明は実力的にも作品内では上位のキャラだからな。評価的にはあの、どうみてもラスボスの聞仲と同じだったはずだし。


328 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:38:52 ID:OH8HXw/+
ギーシュ+ワルド+パピヨンとかそんな合体事故しか有り得ない組み合わせは嫌すぎるwww
フジリュー版封神演義はほとんど読んでなかったなあ
今度探してみる
GJ!

329 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:39:02 ID:byvF91eJ
支援

330 :魔法少女リリカルルイズ:2007/09/21(金) 20:39:58 ID:r8mIMptf
ユーノの阻む壁はもうない。
壁の切り口からは小さな枝が生える。
枝同士が自身を編み上げ、壁を作り直そうとするがユーノの速さには追いつかない。
「ルイズっ」
ルイズはもう目の前にいる。
そのルイズは酸素を求めて金魚のように口を開いている。
胸を押さえつけられて息ができないのだ。
苦しさに歪むルイズの顔が目に飛び込んで来たとき、ユーノの体にカッと熱のようなものがルーンの輝きと共に走った。
「今助けるよ!ルイズ」
今のユーノにはどう剣を振れば蔓だけを切れるかがはっきりと見えていた。
その感覚に逆らうことなく剣を走らせるだけで、蔓はバラバラに飛び散る。
戒めを解かれたルイズはバリアジャケット姿を見せる。
支えを失い遙か下の地面に倒れようとするルイズをユーノは両手で抱きしめた。小さい体が落ちてしまわないように。
耳元でルイズが息をする音が聞こえた。
あらく、せわしない音がゆっくり、静かに落ち着いていく。
「ルイズ、大丈夫?」
「はぁ、はぁ。ユーノ、遅いわよ!」
「ご、ごめん」
「あの蔓、巻き付いてきて、締め付けてきて……それに、それに、服の中まで入ってきて!!気持ち悪かったんだからぁっ!!!」
ルイズは腕を振り上げ、ユーノの背中をこれでもかと叩く。
「わぁっ、ルイズ。危ない、危ないよ」
元気なのは嬉しいが魔法を使っていてもこんなに叩かれたらルイズを落としてしまう。
バランスを戻し、空中に体を固定しようとするユーノの耳にいつもなら聞こえないような風を裂く音が届いた。
「危ないっ!」
ルイズを片手で支えたまま長剣を振る。
片手だけであってもデルフリンガーを振るうのに問題はない。
ルイズを再び捕らえようとする蔓をユーノは熟練した剣士のような動きで3つに分断した。
「早くジュエルシードを封印しないと。町にどんどん広がっているみたいなんだ」
「そうみたいね」
ルイズは足下に3対の光の羽を作り出す。
光の羽に支えられたルイズはユーノの手を離れて空を飛ぶ。
「やるわよ。ユーノ。ちゃんと守ってよね」
「うん」
返事をするユーノにデルフリンガーが横やりを入れる。
「おいおい。こんな娘っ子が何ができるんだよ」
「なによ。そのインテリジェンスソード。どこで拾ってきたのよ。そんなの捨てちゃいなさい」
デルフリンガーは瞬時に悟った。この娘っ子は本気だ。
本気で俺をこの高さからたたき落とそうとしている。
固定化はかかっているが限度と言う物がある。
この高さから落とされては無事で済む保証は全くない。それどころか曲がってしまっては大変だ。
デルフリンガーは刀身から汗でも噴き出しそうなほど慌てる。
「お、俺は小僧とおめぇを助けに来てやったんだぜ。いきなり捨てるってこたぁないだろ」
「ユーノ、ほんと?」
「本当。それにこの剣、すごく使いやすいんだ」
ユーノはルイズの横に感じた気配に向けて、軽く剣を振る。
「ほら、ね」
ルイズに巻き付こうとしていた色鮮やかな生えたばかりの蔓が分断され、樹液を散らせながら落ちていく。
「後でその剣のことも説明よ。いいわね」
「いいよ」
ルイズは両手でレイジングハートを構える。
その先はジュエルシードが隠された節くれ立った巨木に向けられる。
「リリカル、マジカル」
力ある言葉が魔力をくみ上げる。
その魔力は足下で広がり新しい魔法のために大きな魔法陣を描き出す。
「リリカル、マジカル」
魔法の完成まではルイズは動けない。
そんなルイズを捕らえるのは、簡単なことだ。
だが、ルイズは慌てない。
今ルイズを守るのは誰よりも防御魔法に長けた魔道師・ユーノだからだ。
「はぁあっ!」

331 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:40:09 ID:OH8HXw/+
おっとかぶった
淫獣支援

332 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:41:05 ID:EhHldTTB
遂に鉄壁の防御力を持つ剣士爆誕か支援

333 :魔法少女リリカルルイズ:2007/09/21(金) 20:41:23 ID:r8mIMptf
水平にデルフリンガーを払う。
ルイズを絡め取ろうとした蔓をあっという間に剪定されてしまう。
正面からも蔓が来た。
今度はバラバラに動く捕らえようとする蔓ではない。
互いを寄り合わせて、引き締め、固まった無数の蔓がそれこそ1つの槌となって轟音を立てる。
「おい、いくら何でもありゃ切れねえぞ」
「だったら、これで!」
デルフリンガーを持ったまま突き出す両手の前に描き出された光る魔法陣が蔓とぶつかる。
強い衝撃がユーノを襲うが、デルフリンガーを握ったときに生まれた力がそれと拮抗した。
「リリカル、マジカル」
レイジングハートの周りにも新たな魔法陣が生まれる。
帯のような魔法陣はレイジングハートの中心に回転を始める。
魔法の準備は完成した。
「私の体を這い回った上に締め付けてくれるなんて……植物の分際でよくもやってくれたわね」
捕まっていた感触を思い出して歯を食いしばる。
奥歯が斬りと音を立てた。
「受けなさい!私の全力を!」
ルイズは魔法の反動で飛ばされないように足を少し広げる。
この魔法はそれほど強い。
「ユーノ、どいて!」
ルイズの合図に合わせてユーノは下に加速。
マントと髪が風になびいて持ち上がった。
「ディバインバスター!」
杖の先にはルイズの身長ほどもある光球が輝く。
そこに満ちる力を解き放つのは今しかない。
「シューーーーーート!」
光球は瞬時に光の奔流となる。
目の前まで迫っていた蔓の槌は光の壁に飲み込まれ、形をなくす。
光の滝はさらに突き進みルイズが定めた巨木を貫く。
まず、幹に穴が開いた。
光は花を押し広げ、内側から巨木を崩壊させていく。
幹の半分がチリとなったとき、光の中には青い宝石が浮かび上がってきた。
「捕らえた!レイジングハート」
「Sealing form, set up」
青い宝石はジュエルシード。
捕らえてしまえばもう離さない。
レイジングハートはそのための形に姿を変える。
「リリカル、マジカル。ジュエルシードシリアル2 封印!!」
ジュエルシードは青い軌跡を描き、流星となってレイジグハートに吸い込まれる。
「Sealing.Receipt Number U」
レイジングハートから放たれる光は力を弱め細くなる。糸のように細くなった光が消えるのにあまり時間はかからなかった。

ジュエルシードの力を失った木々は町を覆い尽くすのを止め、光となってはじけ飛ぶ。
傘のように町を覆っていた枝葉は消え、大通りが姿を現していく。
その先には美しいトリステイン城が見えた。

*******************************

今回はここまでです。
ルーン発動初めてなのでスーパーユーノです。

話は変わりますが、蝋燭って燃え尽きる直前が一番明るいんですよね。

334 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:43:21 ID:EhHldTTB
乙ー。普通にガンダールヴとブリミルの役割をこなしてるな二人とも。
けど
>蝋燭って燃え尽きる直前が一番明るいんですよね。
酷いっ!?

335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:44:49 ID:lR8Ens+l
おちゅ

なにか最後の一言が不吉で・・・・
なんちゅ〜かそれに気を取られて仕方ない

ユーノ・・・・折角攻撃キャラになれたんだし、幸せになっておくれ・・・。

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:44:53 ID:OH8HXw/+
蝋燭の輝きとか話の展開が凄く不安になる事言わないでwww
GJ!

337 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:45:36 ID:jIp3fB3S
GJ!!
そしてまさかの死亡フラグ!?

338 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:47:20 ID:jbV+Gupn
GJ
ただでさえ空気になってるのに、これ以上何をw

339 :零の雷の人:2007/09/21(金) 20:47:34 ID:sXQlWYjE
リリカルの方、乙でございます。

ここらで一つ、わたくしめも投下させていただきとうございまする。

340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:48:05 ID:byvF91eJ
支援OK

341 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:48:14 ID:OH8HXw/+
支援準備

342 :封仙娘娘異世界編 零の雷 1/5:2007/09/21(金) 20:48:49 ID:sXQlWYjE
 一


「大変です、オールド・オスマン!」
コルベールが学院長室に踏み込んで最初に見たのは、白い髪と髭を振り乱し恍惚の表情を浮かべる老人。
そして、その老人の尻を蹴たぐり回す眼鏡の女性。
コルベールは一度瞬きをした。

「――騒々しいぞミスタ・コッパゲール。君ももういい歳なのじゃ。少しは落ち着きたまえ」
窓際に立ちコルベールを迎える老人。その声と表情は威厳に満ちている。
この老人こそがトリステイン魔法学院の学院長、オールド・オスマンであった。
眼鏡の女性は机に向かって何かの書類を作成している。
彼女はその秘書、ミス・ロングビル。

まさに瞬く間の出来事だった。

コルベールは特に気にした風もなく、本題に入った。
いつものことである。
「コルベールです。――この本、見て下さい」
オスマン氏は眉を顰めた。
「『始祖ブリミルの使い魔たち』? また随分と古臭い文献を持ち出しおったな。で、これがどうしたのじゃ?」
コルベールは続けて、一枚の紙切れを差し出した。
「こちらも、見て下さい」
オスマン氏の表情が変わった。これまでのような、作り顔ではない。真剣そのものだ。
「――ミス・ロングビル。席を外してくれ」

343 :封仙娘娘異世界編 零の雷 2/5:2007/09/21(金) 20:50:00 ID:sXQlWYjE
 *

教室を滅茶苦茶にした罰として、ルイズはその片づけを命じられた。
空腹の極みにあって気力・体力共に限界間近だったが、殷雷が手伝ってくれたお陰で思いの外早く済みそうだった。
これなら、昼食の時間には間に合うだろう。
ルイズはほっと一息ついた。……だがそれはすぐに落胆の溜息へと変わる。

――また、駄目だった。
これで何度目だろう。一体何度失敗しただろう。
……なんて、ね。
一度だって成功したことがないのに、失敗の数など数えて何になるのか。
魔法の使えないメイジ、ゼロのルイズ。それが私の名。
――いや、一度。もしくは二度だけ成功した。

「ボサっと突っ立ってないで、お前も手伝え。いや、手伝ってやるからお前がやれ」
新しく運び込んだ机に雑巾を掛ける、目つきの悪い男。殷雷。
何とも怪しげな上に、主人であるこの私をちゃんと敬っているか甚だ疑問だが、
それでもこいつが私の使い魔だった。
「あんたも、私を馬鹿にしてるんでしょう……?」
「あん?」
「見たでしょ。いつも失敗ばかり。貴族のくせに、魔法の一つもロクに使えない駄目なメイジ。
 略して駄目イジ」
自分で言っていて涙が溢れそうだったが、殷雷の返答は、
「別に」
――意外だった。
「仙術の使えない仙人だって居たんだ。珍しくもない」
センニンというのはセンジュツという魔法に似た術を行使する者のこと、と聞いた。
どういう事だろう。
「その話――」
「長くなるから、また今度だ。
 まぁ、何だ。あー、要は気の持ち方次第ってことだ。
 別に魔法を使うだけが貴族ではあるまい」
慰めてくれているようだ。背を向けているため、殷雷の表情は見えない。
ルイズの目から涙が一粒こぼれ落ちた。
「……ぁりが」
ぐぅるるる。
「……………………」
その時、唐突にルイズの腹の虫が鳴いた。
嗚呼、空気の読めぬ空気の音よ。

「……食堂の場所、教えてくれるか?」

344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:51:35 ID:byvF91eJ
支援

345 :封仙娘娘異世界編 零の雷 3/5:2007/09/21(金) 20:52:05 ID:sXQlWYjE
 *

『アルヴィーズの食堂』は、学園の敷地内で一番高い真ん中の本塔にある。
そして厨房は、食堂の裏にあった。

がやがやざわざわほれスープ上がったぞがや待ってくれ今手ががやざわ何してやがるわいわい
皿が足りねえがやがやガシャンさらに足りなくなりましざわ馬鹿野郎てめえわやわやさっさと洗え
ざわざわわいわいスープまだかよがや誰だ俺が切った野菜を捨てたのはざわがやわいわい…………

「……何事だ、こりゃ」
修羅場である。
……地獄絵図の次は修羅場とは、何とも気の利いた話ではないか。
「変ね。いつもはこんなことないのに……」
最短距離で食堂へと向かいたかった二人であったが、そのただならぬ殺気につい足を止めてしまった。

――と、突然厨房から飛び出したメイドが殷雷にぶつかりそうになった。
殷雷は慌てず身をかわす。
「す、すいません!」
メイドが頭を上げると、殷雷と目が合った。
「貴族の方……ではないのですよね?」
「いや、俺は」
「――手伝って下さい!!」
「あ? ああぁぁぁ!?」
問答無用。彼女は殷雷の手をひっ掴むと、そのまま厨房へと引きずり込んでしまった。
「……あれ」
ルイズ一人だけが残された。
「…………まぁ、いいわ。そんなことよりご飯よご飯」
彼女の空腹はもはや天元突破であった。

346 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:52:33 ID:byvF91eJ
支援

347 :封仙娘娘異世界編 零の雷 4/5:2007/09/21(金) 20:53:31 ID:sXQlWYjE
 二


ギーシュ・ド・グラモンは後悔していた。

『喧嘩は相手を見て売れ』とはよく言ったものだが、実際に見てから売ってしまったのだから
言い訳のしようがない。
いや、ある。
何というか、その、メイジでもない相手がいかほどの者であるかなど、どうやって計れと言うのか。
そして、これが一番大事なことだが……学院中で持ちきりになっているという噂が、何故僕の耳に入ってこないのか。
故意か? 偶然か? それとも僕が適当に聞き流していただけか?
……大体、元々悪いのは完全に僕の方ではないか。それなのについ、かっとなって……
……その場の勢いで簡単に物を言うものではない。肝に銘じておこう。

……まぁ、今更何を言ったところで後戻りはできない。言ってしまった言葉は撤回できない。
売ってしまった喧嘩は――買い戻せない。

ギーシュ・ド・グラモンは、激しく後悔していた。

 *

遡ること数分前。アルヴィーズの食堂にて。
ギーシュは友人達と楽しく談笑していた。
もっぱらの話題は
「なぁ、ギーシュ。お前今誰と付き合ってるんだよ!」
「恋人は誰なんだ? 白状しろよ」
「そんなものは居ないさ。薔薇は誰か一人のために咲くものではない。
 見るもの全てを愛し、愛されなければいけないのだから」
――の、ような。

その時だ。彼のポケットからガラスの小壜が滑り落ちた――らしい。
らしい、と言うのは、それが床に落ちる音を聞いていないからだ。
「落としたぞ」
髪の長い給仕の男が、落ちる直前に小壜を掴み取ったのだ。
その小壜を横目で見て……ギーシュは絶句した。

それは、モンモランシーからもらった香水の壜だった。

……これを人に見られるのは非常に不味い。無視。無視するんだ。
頼む。その小壜は君にくれてやる。だからさっさとポケットにでも仕舞って早くこの場から去ってくれ……!

――ギーシュの願いもむなしく、給仕はその壜をテーブルの上に置いてしまった。
そして、目ざとい友人の一人がそれを見つけてしまった。
「おお? それ、もしかしてモンモランシーの香水じゃないか?」
……そこから先は積み木崩しだった。

348 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:55:12 ID:byvF91eJ
声援

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:55:15 ID:RU5xDKu8
ユーノ好きの俺にはこのssは大好物だぜ
支援

350 :封仙娘娘異世界編 零の雷 5/5:2007/09/21(金) 20:55:44 ID:sXQlWYjE
彼の恋人二号、ケティが近くで今の話を聞いており、ギーシュが言い訳を考える暇も与えず平手打ちを食らわせた。
さらに、離れた席にいた恋人一号、モンモランシーには頭からワインをぶっかけられた。
力技の一号、力技の二号。ギーシュが二人との破局を迎えるまでの、ほんの数十秒間の出来事であった。

――最初はただの八つ当たりのつもりだった。
頬の痛みと失恋の哀しみを、誰かにぶつけてしまいたかった。
給仕の男が先ほどとは別のトレイを持って通り掛かったところで、声を掛けた。
「待ちたまえ。君、どうしてくれるんだ」
「あん?」
貴族に向かって『あん?』とは礼儀知らずな。
「君の心無い仕打ちのせいで二人のレディが深く傷つけられてしまった……どうしてくれるのだね?」
「何の話だ?」
小壜を置いた後、彼はさっさと厨房に戻っていた。先ほどの騒動のことは知らないのだろう。
それでもギーシュの気は治まらない。
「君……名前は?」
「殷雷だ」
インライ。聞き覚えがある。……確か、ゼロのルイズが召喚した使い魔の名前だったはず。
「ふん……君が噂のゼロの使い魔か。まさか、平民だったとはね」
あの娘が何を召喚しようが知ったことではないが、躾が出来ていないのではないか?
さらに言葉を続けようとしたところで、友人の一人が彼の袖を引いた。
「おい、ギーシュ……そいつはまずいぜ」
まずい? 何がまずいというのか。
「やめとけやめとけ。もしかしたら痛い目見るかもしれんぞ」
カチンと来た。何が痛い目だ。自分は所詮『ドット』クラスのメイジだが……相手はたかが平民ではないか!
天地がひっくり返ったところで、後れを取るとは思わない。
……教育的指導を与えてやらねばなるまい。

だから、言ってしまった。つい、勢いで。
「インライと言ったね。君に――決闘を申し込む」
「はぁ?」
食堂中がざわめきに包まれた。
先ほどの友人が弱気な顔で言ってきた。
「おいおい、ギーシュ……大丈夫なのかよ。相手は――」
「ただの平民だろう? 何、手加減はするさ」
「いや、だってあいつ…………

 インテリジェンスソードだぞ」

――は? 何だって?

「流石だな、ギーシュ……お前にかかれば、人間に変身する得体の知れない魔剣も、所詮はただの平民ってわけか。
 いや、その発想は無かった!」
え、いや。え? いんてり……え?
「やるじゃねえか! 俺、お前のこと誤解してたよ!!」
「頑張れよ! 応援するぜ!」
「素敵! わたしと付き合って!!」
「ギーシュ! ギーシュ! ギーシュ!!」
ちょっ、待っ――
ギーシュ! ギーシュ! ギーシュ! ギーシュ!

食堂内を包むギーシュコールの中、未だ状況を呑み込めない男が一人。
「……何がどうなってんだ」
――当事者の片割れ、殷雷であった。

351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:56:57 ID:byvF91eJ
支援

352 :零の雷の人:2007/09/21(金) 20:57:24 ID:sXQlWYjE
以上です。
・・・あああ、タイトル忘れてた!

「第二章 薔薇の香りの大饗宴 その一」です。

353 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:58:15 ID:73H3YTV/
些細な事から巻き上がるコール―――どこかで見たような?

354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 20:58:52 ID:OH8HXw/+
力技に吹いた
席を外してるうちに投下終了とか
ああもうGJ!
ギーシュが知らぬ間にガンガン評価を上げてますね
これはいいギーシュさん

355 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 21:00:18 ID:sXQlWYjE
……アヌビス神がそんな感じだったような気がしますが、
べ、別に意識してた訳じゃないんだからねっ!!

……いや、本当に本当です。

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 21:00:55 ID:r8mIMptf
ガンバレギーシュ。
評価は上がった。
後はそれに追いつくだけだ。

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 21:01:48 ID:xcz+IEX8
そういえばこの殷雷、神速七手は使えるのかな?

358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 21:04:39 ID:835Md6av
くどい顔の人GJ
なんというテンションこれはまちがいなくちょーこーめー

雷のひとGJ
これはもしやギーシュの栄光への道なのか

あとちょっとした思い付き
くどい花みていてなぜか思ったんだが

魔法を食べるスープーシャン
魔法を吸い取るデルフリンガー
ルイズ封魔陣!

変なところに回線がつながったかもしれん

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 21:53:09 ID:S+XeXaQw
何だろう、ここの淫j・・・・・・ユーノを見て涙が止まらない。

360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:04:47 ID:W4PfRt9B
吸血鬼モノで
BLOOD+ネタで響と奏を召喚したらどうなるだろうか。

あと、江藤蘭世は最強の吸血鬼スレでBランクと、結構強いぞ。
水の指輪の力を取り込んだし、後には杖無しで夢に入り込んだりとかいろいろ魔法使えてるし。

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:06:53 ID:Jiatx9S8
どうなるだろうかって
そりゃ強い奴召喚したら俺TUEEEEEDEになるだろう

362 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:07:01 ID:j1TQYybh
デルフリンガーが涙目になる使い魔って何だろう?
はじめに思いついたのがFF6のセリス
魔封剣!

363 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:08:27 ID:EGYBJRRT
中盤まで重宝したが終盤でいらなくなった魔法剣と間違われた技ktkrw

364 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:09:18 ID:dT/bqlVT
その発想はなかったwwwwww

365 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:13:39 ID:aBHE2AOI
>>363
自前の武器持ってるor召喚できる奴(まずデルフ使われない)とか
体がデカイ奴(サイズ合わなくて使えない)とか
剣以外の武器をメインで使う奴(そもそも使う必要がない)とかか?


そういやトンファー使いの時はデルフ諦観通り越して達観してたなぁ

366 :不敗の使い魔:2007/09/21(金) 22:13:51 ID:9q0lWKEE
投下しても良いですか。


367 :薔薇乙女も使い魔:2007/09/21(金) 22:13:55 ID:+Y8U7NJE
「薔薇乙女も使い魔」
現在描き上げた分全て、避難所への投稿を終了致しました

皆さんの協力と助言に感謝致します
また、駄文・誤字脱字の数々・etc、失礼致しました

368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:15:15 ID:aBHE2AOI
>>366
ばっちこい!

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:15:38 ID:byvF91eJ
>>366
かもん

>>367
乙!

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:16:11 ID:R+Nw1FTX
魔法無効化体質ならいらなじゃないか
エルナサーガのエルナとかジャンクヤード・マグネティックの王子とか

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:16:37 ID:byvF91eJ
>>365
自称”平和主義者”のおうじさま、みたいな非戦闘系のキャラはどうだ?

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:16:51 ID:4p0DsM5e
トルネコ召喚して即ロトの剣+99に合成されるとか

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:17:20 ID:VPrrnjgZ
師匠支援!
そして、薔薇の人乙!

374 :不敗の使い魔:2007/09/21(金) 22:17:35 ID:9q0lWKEE
「月が二つある、やはりここは地球ではないのか」
 東方不敗は空を見上げて、そう結論付けた。
ここに来てから感じていた違和感の説明がついた。
 地球ではないならここはどこだと思った。
 東方不敗はこれまで数十年の人生で培った知識を総動員して考えた。
 未来世紀において人類が宇宙に進出してずいぶんたつが火星などの
 他の惑星をテラフォーミングして住んでいるという話は聞いたことがない。
 仮のそうだとしてもここの文明はA.D1000年代のヨーロッパレベルである。
 それに東方不敗が知っている星の位置とここの星の位置は違いすぎる。
 少なくともここは太陽系ではない。
 外宇宙の星系の可能性もあるが何故ネオホンコンからここに来たのか
 がわからない。
 地球と酷使した環境で人類が発達した惑星という可能性もある。
 SFにおける多次元宇宙論、いわゆる平行世界の可能性も十分ありえた。
 量子力学における多世界解釈、宇宙論の「ベビーユニバース」仮説、論理的根拠たる
 調弦理論までたどりつくがあくまでそれは異世界があることの証明であって、何故そこに
 自分がきたのかという証明にはならないので考えるのをやめた。
 最大の謎は何故自分が生きているかということだ。
 魂だけがここにきたのなら何故この肉体があるのか。
 だがその根拠になるような物は何もない。
(ええい、一度は死んだ身だ、じたばた考えても仕方あるまい。
 重要なことは今ここで何をすべきかということだ)
 豪胆な性格である東方不敗はそう思い直すことにした。

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:17:55 ID:byvF91eJ
支援

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:19:14 ID:R+Nw1FTX
薔薇の人乙。そして不敗支援

377 :支援:2007/09/21(金) 22:19:31 ID:byvF91eJ
新一派
東方不敗
王者之風
全新招式
石破天驚
看招!
血染東方一片紅


378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:20:10 ID:aBHE2AOI
支援

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:20:27 ID:OH8HXw/+
支援

380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:20:58 ID:54j/T/nt
支援

381 :不敗の使い魔:2007/09/21(金) 22:21:00 ID:9q0lWKEE
「ちょっとさっきから何ぶつぶつ言ってるのよ]
「いや、双月というものもなかなか風情があって良いと思ってな」
「変なの、月が二つ有るなんて当たり前じゃない」
「わしがいた地球には一つしかなかったのだからな」
「チキュウ?何それ」
 東方不敗はルイズに自分がいた地球のことを説明した。
 コロニーやガンダムファイト、自分がネオホンコン代表のガンダムファイター
 であること、そして元シャッフル同盟の先代キングオブハートであることなど語った。
 ルイズは話の半分も理解していなかったようだが東方不敗の言葉に。
「信じられないわ」
「だろうな、無理もない、言っているわしすらも今の状況は信じられんが事実だ。受け止めるしかあるまい」
「とにかく貴方が別世界から来た人間でも、使い魔になったのは取り消せないのよ」
「別にそれはかまわん、今更元の世界に未練はない」
 死んだ東方不敗にとって今更元の世界に戻ろうという発想はなかった。
 死んだ自分が突然帰ってきても迷惑なだけだろう。
 ただ気がかりなのは地球のことであったがそれはドモン達若い者が自分の意思を引き継いだであろうと信じていた
 ならば自分のしたことも決して無意味ではなかった。  
 この大いなる自然が残る星で余生を過ごすのも悪くないと思った。

「それよりここの世界のことを教えてくれんか」
 今度はルイズがこの世界のことを説明した。
 王侯貴族はメイジと呼ばれ、魔法が使えること、使えない者は平民と呼ばれていることなど説明した。
(やはり昔のヨーロッパのように貴族制があるのか。力あるものが権力を握ってるというわけか
 メイジというものはガンダムファイターみたいなものか)
 東方不敗は少し勘違いをしていた。
 メイジというものは東方不敗を筆頭にしたガンダムファイターのようなでたらめ人間ではない。
「なるほど、わかった、ところで使い魔という者は何をすればよいのだ」
「まずは使い魔は主人の目となり、耳となる能力が与えられるわ」
「つまりわしが見たものは聞いたものは、お主も見聞きできるということか」
 東方不敗はあごをしゃくり納得したようにうなづく。
「物分りが早いわね、その通りよ、でもあんたじゃ無理みたいね、何も見えないもの」
「うむ、気の波長がうまくあってないやも知れん、できるだけ合わせるようにはするが・・
 お主の気合が足りんのではないか」
「意味がわからない、何よ気って、気合でどうにかなるものじゃないのよ」
「いや、すべての物事は気合が足りんとできん、お主自身も絶対見えると思わなければ・・・」
 独自の精神論を展開し始めた東方不敗をルイズはさえぎる。
「あーわかった、わかったから次いくわよ」
「お主本当にわかったのか?」
 疑わしげに聞く東方不敗をルイズは無視する。

382 :支援:2007/09/21(金) 22:21:21 ID:byvF91eJ
流派!
東方不敗は!
王者の風よ!
全新!
系列!
天破侠乱!
見よ!
東方は赤く燃えているぅ!!

383 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:22:25 ID:54j/T/nt
気合で納得してしまいそうなのが怖いw支援

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:22:55 ID:OH8HXw/+
気合いで感覚の共有が出来ても俺は驚かない
支援

385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:23:44 ID:dT/bqlVT
支援

386 :不敗の使い魔:2007/09/21(金) 22:23:55 ID:9q0lWKEE
「次に使い魔は主人の望む物を見つけてくるの。たとえば秘薬とか」
「秘薬というからには特別な薬のことか」
「そう、特定の魔法を使うときに使用にする触媒よ、たとえば硫黄とかコケとか」
「ふむ、硫黄は鉱物の硫黄か、コケは種類が豊富だからな特定してもらわんと困るぞ」
「ってあんたわかるの」
「ふっ、わしを誰だと思っておる(知らないわよ)その手の知識に関してはそこらへんの学者にも負けんという
 自負があるぞ」
 自然原理主義者の東方不敗は自然科学の分野は得意中の得意である。
 漢方なども独学で学んだので薬学に関する知識も豊富だ。
「しかしこの星の生態系は地球と違うやも知れん、調査もかねて探索が必要もあるな。
 そのついでだ、欲しい物があるなら探してやろう」
 この星の自然に大いに興味がある東方不敗にとって、この使い魔の役目は願ったり叶ったりであった。
「へ〜、随分積極的なのね(この使い魔意外に使えるかも)」
 だがルイズは忘れていた、魔法を使えない自分にとって秘薬はあまり意味の無いことを。
「最後にこれが一番なんだけど使い魔は主人を守る存在であるのよ、でも人間のあんたには
 無理そうね」
「ふはははは・・・誰に向っていっておるのだ、わしは東方不敗マスターアジアぞ。
 どんな奴がこうようとも負けん、むしろお主は幸運だぞ、何せわしを召喚したのだからな」
 あまりにも東方不敗が自信満々に言うのでルイズはあることを思い出した。
「そういえばあんた先住魔法が使えるの」
 最初会ったとき杖も使わず、呪文詠唱もせず爆発を起こしたり、空を飛んだりしていた。
「先住魔法、何だそれは?わしが使うのは流派東方不敗だ」
「リュウハトウホウフハイ、何よそれ?」
「良くぞ聞いた!!流派東方不敗とはわしがあみ出した最強の武術だ。天地自然の霊気を父母として生まれた流派であり
 その源流は釈尊を守るためのインド拳法にあり・・」
 ルイズに問われた東方不敗はここぞとばかりに流派東方不敗を語り始めた。
「わかった、とにかく魔法じゃないのね」
「ああその通りだ」
(もしかしてメイジって期待したのにやっぱり平民じゃない)
 ルイズはがっかりしていた。
 流派東方不敗なんて武術は聞いたことがない。
 そもそもハルケギニアではメイジはほとんど魔法で戦っており、魔法を使えない平民は剣などの武器を
 使うほうに特化していき、素手で戦う武術はほとんど発展してないのだ。
(しかも最強だなんてとんだほら吹きだわ)
 ルイズは東方不敗を誇大妄想癖のある平民のジジイだと思った。
 それだけ東方不敗の話にはリアリティーがないのだ。
 まあ素手で巨石を叩き割り、蹴りでビルを倒せるなどまともな人間が聞いたら
 頭おかしいと思われても仕方ないだろう。
(はあ、何でこんなのが私の使い魔なのよ)
 ルイズはため息をつく。
「ん、貴様わしの話を信じとらんな、何度も言うようだがわしはキングオブハートで世界最強と呼ばれた
 武闘家・・・」
「はいはいわかったから、他にも掃除、洗濯、その他雑用」
「何故わしがそんなことまでやらんといけんのだ?」
「貴方私の使い魔でしょう」
「他の使い魔も見たが人間はわし一人ぐらいでとても掃除、洗濯などできる使い魔がいるとは思えなんだが」
「ぐっ、誰があんたの食事や寝床の面倒を見ると思っているのよ」
 痛いところをつかれたルイズは恩義を盾にしようとする。
「食事はその辺の森から調達すればよいし、寝床は野宿でもかまわん、何ならここからすぐに出て行っても良いが」
 サバイバル能力が異常に高い東方不敗にとって、たとえ異世界だろうがどこでも生きていく自信はあった。
 だから使い魔をやめてここから追い出されても一向に構わないのだ。
 これでルイズの使い魔に対するアドバンテージがほとんどなくなった。
「ううう・・・」
 ルイズは悔しそうな顔でうめく。

387 :支援:2007/09/21(金) 22:24:26 ID:byvF91eJ
新一派
東方不敗
王者之風
全新招式
石破天驚
看招!
血染東方一片紅


388 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:25:13 ID:xcz+IEX8
>>387支援はなるべく一行にしてください。

389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:25:40 ID:VPrrnjgZ
動じない師匠に憧れる支援

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:26:04 ID:OH8HXw/+
支援

391 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:26:32 ID:tCWoxYOL
支援

>>370 学園アリスの佐倉蜜柑とか?父親譲りの無効化のアリスに加えて母親譲りの盗みのアリスもあるし。

392 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:27:28 ID:yDmRYcCH
後方不敗と風雲勃起支援

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:27:41 ID:Jiatx9S8
実際生徒吹き飛ばしてる所見といて何言ってんだルイズ支援

394 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:27:52 ID:aBHE2AOI
流石東方先生だ!支援

395 :不敗の使い魔:2007/09/21(金) 22:28:33 ID:9q0lWKEE
「まあ一度は契約したのだからそれぐらいはやってやろう、しかし使い魔の仕事が子守とはな
 それから貴様口が悪いぞ、年寄りを敬おうという気はないのか、敬語を使わんか、小娘!」
 完全に上から目線で言われ、小娘呼ばわりされたルイズは激怒した。
「な、ななな・・小娘ですって・・私は16よ!!使い魔の癖に何でそんなに偉そうなのよ!!
 口が悪いのはあんたのほうでしょう。むしろあんたが敬語使いなさいよ!!私のことはご主人様って言いなさい」
「却下」
 東方不敗はあっさり言った。
「あんたは平民で使い魔、私は貴族よ」
「関係あるか!!わしは東方不敗マスターアジアで武闘家だ!!
 使い魔になるとは言ったが魂や尊厳まで売り渡す気は無い。
 高々16年しか生きとらん小娘にため口で話されるほど安い人生は送っとらんわ!!」
「なんですってー!!平民のくせに」
 東方不敗は自分の事を国を代表するはずのガンダムファイターといわず
 武闘家といったのは地球環境破壊の原因であったガンダムファイトの
 当事者たるガンダムファイターを東方不敗はむしろ嫌っているからだ。
 だから自分がガンダムファイターであることをあまり誇りに思っていない。
 東方不敗の価値観はルイズたち貴族とは大きく離れている。
 身分や家柄や力があるか無いかを人間の価値基準とは思っていない。
 熱き魂をもって、何かを成し遂げた人間こそが真に敬意に値すると思っている。
 ルイズに対してはこれ以上言っても無駄だと感じた。
 武闘家なら言葉よりも生き様と拳でかたれば良いと思ったからだ。
「まあその辺はおいおい直していく事にしよう。わしに敬意は払ってほしくば行動で示せ。
 名前のほうだがわしのことはマスターと呼ぶがいい、わしはルイズと呼ばせてもらう」
「ってなんで使い魔に呼び捨てに・・・わかりました」
 ルイズは文句を言おうとしたが、東方不敗に睨まれその威圧感に承諾するしかなかった。
 貴様や小娘と呼ばれるよりはましだと感じたからだ。
 ただマスターという言葉が東方不敗の世界で主を表す言葉と知ったら怒り狂っていただろう。

「さて夜も遅い、そろそろ寝るとするか」
 そう言って東方不敗は部屋の隅のほうに胡坐をかいて座った。
「あ・・」
『あんたは床よ』と言おうとしたルイズは完全に機先を制された。
(何なのよーこいつ、異常に偉そうだし、しかも主人より先に寝ようとするなんて・)
 実際偉いのだが、野宿になれている東方不敗にとって屋根と床があるだけでも寝るには
 十分すぎる環境だった。
 ルイズは自分の使い魔に頭を抱えながら、寝るために着替えを始めた。
 孫ほど歳の離れたルイズの裸を見たところで動揺する東方不敗ではないが。
「あまり婦女子が人前で肌を見せるのは感心せんな」
「なっ!!使い魔に見られても平気なだけよ」
「貴様がそう言うならわしはかまわんが、ただ貴様の品性を疑うだけだ」
「”%&AFU))’&(%@」
 怒りのあまりルイズは最早意味不明の言葉を叫んだ。
 東方不敗は意に介さず、腕を組み座ったままの体勢で目を閉じる。
「それ洗濯しといてよ」
 東方不敗に向ってルイズは脱いだ下着を投げつける。 
 東方不敗はそれを目を閉じたまま受け止めた。
「まあ良かろう」
 ルイズは悔しそうな顔で布団をかぶった。
「朝になったら起こすのよ」
 そう捨て台詞のような台詞をはき、ルイズはランプを消す。
 東方不敗も浅い眠りの中へ入っていった。

396 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:29:05 ID:XB40V/Yo
ルイズってば、東方先生になんと言う口のきき方をするんだ。
そのうち「この未熟者がっー!」とかってぶん殴られるぞ。

397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:33:22 ID:aBHE2AOI
そういや先生はかなりサバイバビリティあふれる方だったな支援

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:34:46 ID:OH8HXw/+
ギーシュヤバいな
修正的な意味で

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:36:17 ID:aBHE2AOI
行く先々で修正しまくりそうで怖い支援

400 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:37:04 ID:VPrrnjgZ
クーロン好きです支援

401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:37:18 ID:M7c2VLfd
ギーシュはボコられて涙目な事になるな

402 :不敗の使い魔:2007/09/21(金) 22:37:34 ID:9q0lWKEE
投下終了です。
なかなかうまく書けません。
これのためにGガンのDVD死ぬほど見ています。
では

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:38:16 ID:U32lp2ZC
>>401
むしろその後弟子入りしてこの世界に
東方不敗を継承させていくかもしれない

404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:38:34 ID:aBHE2AOI
乙!

405 :支援:2007/09/21(金) 22:38:38 ID:byvF91eJ
>>401
ボコられるどころか、一喝されただけでちびりそうだw

406 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:39:19 ID:T0z4xWIZ
ルイズなんかぼこぼこにされればいいのに

407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:40:47 ID:Sh4d6UF+
不敗乙

408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:40:56 ID:QGFB6nz0
いやもうおぼこだから

409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:41:59 ID:XB40V/Yo
あと作者はたぶん勘違いしてると思うが、自然科学っつーのは、天然自然の科学という意味ではなく、
人為的な物以外の科学という意味であって、物理や生物や化学に天文学などなどのことだぞ。
東方先生はそこまで科学万能の人じゃないだろうと思う。

410 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:42:19 ID:dT/bqlVT
先生丸くなってるよ先生
でも現時点では判りようがないルイズも微妙に不幸だよ
何がいいたいかというとGJ

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:42:43 ID:M7c2VLfd
このルイズ人外を召喚した時並みの成長がみれそう

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:49:50 ID:/UcPgOhE
召喚してるじゃないか、人外

413 :夜天の使い魔 ◆Rein4tm63s :2007/09/21(金) 22:53:51 ID:p4MB6zBF
やはり東方先生はどこにいても東方先生だ!
という訳で投下予約させていただく。
11頃から始めます。

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:54:04 ID:sXQlWYjE
人外の外人とはこれ如何に。

415 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:55:15 ID:QGFB6nz0
>>414の座布団全部持ってって

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:55:21 ID:7pEh8K4c
エクスプロージョン→超級覇王電影弾

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 22:59:54 ID:wuqB2c2j
電影弾→先生とルイズでダブル石破天驚拳

418 :夜天の使い魔 1/9 ◆Rein4tm63s :2007/09/21(金) 23:00:21 ID:p4MB6zBF
 最後の時を謳歌するべく設けられた祝宴の場に、どどん、と言う大きな揺れと耳障りな破砕音が響き渡る。
 音は一度に止まらなかった。二度、三度、それを超えて何度も何度も続き、その度にホールは大きく揺れる。
人々は倒れぬように必死になり、テーブルに乗せられた勢を凝らしたご馳走はその場より滑り落ち、床に叩き付けられ無残に飛び散った。
貴族達はなんとか平静を装おうとしていたが、それでも動揺は隠し切れず、皆目を見開き驚愕のまま身を固まらせていた。哀れなのは平民の給仕達で、皆恐ろしさにただ震え抱き合うのみであった。
 「一体何事じゃ!」
 いきなりの事に皆がうろたえる中、一人老王のみが毅然と声を張り上げる。年老いた姿は一見力なく見えるが、やはりこの人は王なのだと、場の誰もが認識を再確認した。
 その声に呼応したかのように、血塗れの兵士がドアを勢い良く開け――いや、体当たりするかのように激しく――ホールへと走りこんでくる。
「て、敵襲ーっ!」
 兵士はその言葉を放つ事で全ての命を使い果たしたかのように、場に崩れ落ちた。体は焼け爛れ、切り刻まれ、この場に来るのにも想像を絶する苦痛を感じていたであろう。
しかし彼はそれでも尚この場に向かったのだ。己の職務を、全うする為に。
 
「卑怯なり、貴族派! 我らを謀りおったな!」
 一人の貴族が、怒りの気焔を吐いた。手に持ったワイングラスは粉々に砕かれその欠片は手をも切り裂いていったが、そんな事は意に返さないように彼の拳は固く握られ、度し難い怒りに震えていた。
「皆の者、敵を迎え撃てい! 女子供平民は皆地下の港に行きフネに乗るのだ。アーノルド、皆を誘導せい!」
 怒号の如きジェームス一世の声が響き渡る。それを契機に、男達の顔は笑顔から引き締められた兵士のそれへと変貌し、一斉にホールの外へ駆けて行く。
一刻も早く敵を迎え撃たなければ、容易くこの城は落とされてしまうだろう。何しろ敵の軍勢は5万、対するこちらは300。守る有利があるとは言え長くは持たない。
この命に代えてもせめて避難民が逃げる時間を作らなければ、誰一人の例外も無くそう考えていた。
 
 キュルケもまたいきなりの事態に戸惑いを隠せてはいなかった。部屋が大きく揺れ続けるこの状況下で、必死に姿勢を保つので精一杯の様子だった。
「ルイズ! タバサ! 何処に居るの!?」
 声を張り上げながら二人の姿を探す。人が津波のように動いており、どこを見渡してもその姿を見つける事は出来なかった。
「何処なのー!? 返事をしてーっ!」
 有らん限りの力を籠めて、必死に声を張り上げ続ける。だが、それに答える声は無かった。
 怒涛の如くうねる人波の中、半ば呆けながらも、ただひたすら二人の無事をキュルケは祈っていた。
 
 その轟音は天守まで響き渡ってきた。耳を劈く音の中、ワルドは満足気に笑みを浮かべながら、ゆっくりとウェールズの下へと歩み寄る。一歩づつ、絶望感を与えるように。
「我らが軍勢は優秀だ。何もかも手筈通りに進んでいる。あなた方ふんぞり返っているしか脳の無い時代遅れのお坊ちゃん達とはデキが違う」
 嘲るようなその言葉に、ウェールズは苦痛と怒りで顔を歪ませる。
「そうか子爵、君は貴族派の仲間だったのだな……この音は貴様らの仕業なのか!」
 ワルドはその怒号を意に返さずやれやれ、と呆れたように首を振りながら答える。
「そのような無粋な呼び方は止めて頂きたいものですな。我々の事は『レコン・キスタ』と、そう呼んで欲しいものです」
 ついにワルドがウェールズのすぐ目の前に近付いた。魔法を使わず、このように近付いてきたのは彼の嗜虐か、それとも驕りか、もしくはその双方か。
ウェールズは必死に体を動かそうと全神経に動け、と良しを伝達する。しかし先程の一撃は思いの外重く、体が自由を取り戻すには今しばらくの時間が必要なようだった。
しかしそれでは遅すぎる。あと数十秒の後には、自分の命は無残に散らされてしまうだろうか。彼の思考に、絶望が翳る。

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:00:50 ID:OyBk3qj8
夜天前哨支援。
……リインはやっぱりTに限ると思う俺。

420 :支援:2007/09/21(金) 23:01:04 ID:byvF91eJ
支援

421 :夜天の使い魔 2/9 ◆Rein4tm63s :2007/09/21(金) 23:01:26 ID:p4MB6zBF
「いかにも、この音は我らがこの城を攻め落とす音。おめでたいあなた方の事だ、刻限を定めれば必ずやその前日にはこのように最後の晩餐を開くと思っていましたよ!
 その隙に攻め入ればこうやって酷い混乱を巻き起こす事が出来る。それが第一の策」
 ワルドはウェールズの胸倉を掴むと、彼の体を片手で吊り上げる。子爵の左腕は体格から予想されるよりも遥かに強力な膂力を備え、美丈夫の体は宙へと掲げられた。
ウェールズはなんとか逃れようとするが、未だ四肢に力が入らないようで、それらは力なく僅かに振られるに止まった。
「そしてその隙に、先に侵入していた僕がこうやって貴方に近付いて事を済ませる。これが第二の策。
真実の所、こんな城を落とす事は我々レコン・キスタには容易い事だったのですがね、それをしなかったのは何故か判りますか殿下?」
 ワルドの能面のような表情はそのまま、しかし目の奥にぎらり、と危うい光が燈るのをウェールズは見た。
「僕には三つの目的があった。一つは貴方の手紙。これは容易く手に入りました。可愛い婚約者のお陰でね……本当に良い子だ僕のルイズ! なんの疑いもなく手紙を渡してくれましたよ。そして二つ目」
 空いているワルドのもう一方の手が、ウエールズの左腕を掴み、そして指に嵌められた秘石を認めると、するり、とその指より指輪を抜き取る。
「それはこの『風のルビー』を手に入れる事。この石を持ってくる事を我が主から厳命されていてね。出来る事なら『始祖のオルゴール』とやらも手に入れたかったが、こちらは残念ながらここには無いようだ。
――お分かり頂けましたか? レコン・キスタ総勢でこの盛大な茶番を打ったのは、この二つを確実に手に入れる為だったのです。そして目的のものを手に入れた今、最後の仕事を済ませるとしましょう」
 再び鉄杖が握られた右手がぎりり、と後方へ引き絞られる。朗々と口から流れるスペルと共に、そこに纏われるのは風。それは激しく杖を覆い、鋭い衝角のような荒々しい形を作り上げた。
風の魔法、エア・ニードル。その鋭き風の銛は人の肉など容易く貫き、絶命させるだけの力を持っていた。
「三つ目の目的……それは貴方の命だ、ウェールズ・テューダー!」
 杖が突き出されんとした刹那、ワルドは己の体に思わぬ衝撃を感じた。自らの肘や肩をしたたかに打ちつけるそれが杖の軌道を逸らし、風の刃はウェールズの顔の真横を通り抜けてゆく。
髪がはらはらと舞い散り、彼の側頭部からは地がだらだらと流れ出た。また同時に衝撃は拘束をしていた左腕の力も緩め、皇太子の身は床へと投げ出される事になった。
「お止め下さい、子爵さま。何故このような事をなさるのですか!」
 それを引き起こしたのはルイズであった。彼女が小さい体で必死に体当たりをし、ウェールズの命を救ったのだ。
 ルイズの様子に、ふむ?、とワルドは小首を傾げた。即死はしなかっただろうが、あの感触は確実に致命傷であったはず。
胸の骨は粉々に砕け散り、今頃息も出来ず苦しみに悶えて床に転がっているのが筋のはずであった。それが何故こうして五体満足に立ち上がり、あまつさえ体当たりまでしている?
 彼は予想外の展開に僅かな苛立ちを覚えた。
 ワルドはルイズの姿に、微かな違和感を覚える。先程と何かが違う。それは一体何だ? 彼女の姿を観察したワルドは、あるものの存在に気付く。
 本だ。古びた、それでいて立派な本が彼女の小脇に抱えられていた。そんなもの、先程までは持っていなかったはず。あれは一体なんだ?
 ――まあ良い。本の一冊など、これから為すべき事のなんの障害になりはしないのだから、捨て置くべし。
 
 だがそんな瞬き程の時間を思考に取られた僅かばかりの隙を、地に転がるウェールズは突いた。引き絞られた弓より放たれし矢の如く、猛烈な勢いで駆け出す。
疾風のように駆けだした彼は一直線にルイズへと向かうと素早く――彼女が叫び声を上げる間も無い程に――抱え上げ、その足を緩めず階段を駆け下りて行く。
ルイズが稼いだほんの僅かな時間が、彼に回復するだけの余裕を与えたのだ。力を取り戻したウェールズは迷う事無く逃げる事を選んだのだ。
 あの場で隙を突き飛び掛ったとしても、簡単にいなされてしまっていただろう。ワルド子爵は相当な使い手、杖も剣も持たぬ徒手空拳で向かった所で返り討ちにあうのがおちだと判断したのだ。
まずは逃げなければならない。
 それに――ウェールズは抱えた少女の姿を見る。あの場で荒事をしたならば、きっと彼女の命も危険に晒されていたであろう。そのような事許せるはずも無い。

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:01:34 ID:fX4muCLI
支援

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:01:55 ID:qSDC9NRf
夜天支援 >>419同意

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:02:23 ID:dT/bqlVT
支援

425 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:02:29 ID:OyBk3qj8
このワルド、蒐集の予感支援

426 :夜天の使い魔 3/9 ◆Rein4tm63s :2007/09/21(金) 23:02:39 ID:p4MB6zBF
 天守を降り、螺旋階段の影に身を潜めるように隠れるウェールズ。そこでやっとルイズを腕より降ろしたのだった。
 ルイズは余りの衝撃に呆然としたままだった。呆けた表情で、「何故……」と呟くのみであった。
 その様子の痛々しさに胸を痛めるウェールズ。
二人が一緒に居る所を見たのは祝宴の席での僅かな時間の事であったが、それでも彼女がとても子爵の事を信頼し、また慕っていたというのは良く判っていたからだ。
そのような相手に利用され、また命を狙われる。これ程酷い話は無い。
 本当ならそっとしておいてあげたいと思う。だが今は一刻の猶予も無い事態だ。外からは敵が攻め入り、命を狙う死角が傍には居る。まずは皆の居る場所まで逃げ延び、しかるべき対策をとるべき時だ。
「ミス・ヴァリエール」
 己を呼ぶ声に、はっと我に帰ったようだった。しかしそれでも尚、表情には覇気が見られない。その事がルイズという少女の受けた衝撃の大きさを物語っていた。
「殿下……子爵さまは、何時でも優しくて、わたしを大事にしてくれて、辛い時は元気になるまで慰めてくれるような人なんです。それが、どうして」
「ミス・ヴァリエール、彼は貴族派の間諜であったのだ。そして目的の為に君を利用した。辛いだろうが、これが現実だ」
 ルイズの体が力なく崩れ落ちる。ぺたん、とその場に座り込み、はらはらと頬を涙が伝った。声も無くただ頬を流れ落ちる涙が、一層痛々しかった。
 だが、彼女を慰めている余裕は無かった。不意を突いたとは言え、すぐにワルド子爵はこちらに向かってくるだろう。二人を、殺す為に。
 ウェールズはルイズの手を掴み、走り出す。ルイズは為されるがままに引かれ、彼の後を着いて行く。目指すのはホール、そこが天守のある中央から最も近い、人の居る場であった。
運の悪い事に、天守付近に人は居ない。城の見張りは最小限を残し、全ての者が最後の祝宴に参加していたからだ。
(上手く逃げ切れると良いが)
 不安が彼の心を塗り込めるが、それを敢えて感じないかのように振る舞い、駆ける。こんな所で死ぬ訳にはいかない、そう、己に言い聞かせながら。
 
 岬の突端に位置するニューカッスル城。そこに向かう唯一つの道に兵達が兵隊蟻のように群がり、陣を敷いている。
先頭に立つのは15メイルもの巨躯を持つ岩の巨人達で、その数は三。各々が両拳で城壁を殴打しており、これこそが場内に響き渡る破砕音と揺れの大本であった。
ゴーレムで攻め入るのは城に攻め入る時の手段としては定番の一つ。巨大な拳は築き上げられた城壁を無残に破壊し、兵達が攻め入る為の礎として機能する。
 しかし今回は少々趣が異なっていた。彼等の攻めは――見た目の荒々しさとは正反対に――思うように城壁を破壊してはいないようであった。ゴーレムを操るメイジ達の腕が不確かなのであろうか?
 そうでは無い、彼等は意図的に城壁を破壊せぬように攻撃をしかけているのだ。外に控えるレコン・キスタの軍勢の目的、それはこの城を攻め落とす事では無い。
恐怖を与え、混乱を招き、新の目的を遂げる為の介添え人が彼等の役目であった。城を攻め落とすのは中に進入したワルド子爵が事を遂げてからだ。
そしてもしそうなったのなら、おそらくニューカッスル城は――半刻も持たずに――その姿を瓦礫に変えるであろう。それ程に、彼等は精強で、圧倒的な強さを持っていた。
 
 王党派の者達もただ手をこまねいてこの事態を静観していた訳では無い。平民の兵達は弓を引き、貴族は手加減抜きの大魔法を次々に放ち彼等に抵抗する。
だが彼等が幾ら奮闘しようとと、大地よりは何倍にもなる数の反撃が返ってきて、さらに空からは竜の放つ火炎の吐息が勇敢な兵達を焼き尽くした。
既にこれは戦いの様相を呈しては居なかった。これは狩りである。血気盛んに出てきた間抜け達を上手に打ち落とす、そういう余興に近かった。
 だがそんな絶望的な状況であろうと、王党派の者たちの目は些かばかりの恐怖も絶望も感じてはいない。
死ぬのは既に必定と、心を決めた者達ばかり。例え嬲られるような戦場であろうと、怯む道理は有りはしなかった。如何なる傷を負おうとも、命尽きるその時まで、見据える視線が敵より外される事は無い。
腕が飛ぼうと、腹が抉られようと、彼等は渾身の力で戦い続ける。望むは唯一つ、栄光ある敗北。ここで背を見せようものなら――羞恥でおちおち死んでもいられぬ!
 男達の雄叫びが、暗いニューカッスルの夜空の全てに満ちてゆくように、高らかに響いていった。

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:03:05 ID:fX4muCLI
支援

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:03:07 ID:bbGy0bMn
兎塚エイジより上手い人外支援
ttp://cgi.2chan.net/u/src/1190314406514.png

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:03:22 ID:aBHE2AOI
支援
>>419
大きいには大きいなりの
小さいには小さいなりのよさがあるのだよ。


勿論身長のはなしですよ?

430 :夜天の使い魔 4/9 ◆Rein4tm63s :2007/09/21(金) 23:03:55 ID:p4MB6zBF
 石造りの廊下を、ひた走る二人。外より漏れ聞こえてくる轟音と破砕音は状況が最悪である事を物語っていた。
 ウェールズの心を焦燥が支配する。平民達は無事に非難出来たのだろうか、一刻も早くイーグル号へと赴き、指揮を執らなければ。

 眼前の暗き闇の中、燭台の映し出す影の淵よりその人物は現れた。のっそり、ゆっくりと、地獄からの使いのように、禍々しさと絶望を持ちながら。
「いやはや、鬼ごっことは少々童心に返りすぎではないですか殿下? このような戯れに興じるのは本意では無いのですが」
 それは、ワルドの姿だった。天守に居たはずの彼が今ここに、まるで距離を感じさせぬ速度で先回りをしてきた。
「そうか、予め『遍在』を仕込んでいたか!」
「その通り、風は遍在する。同じ風のメイジである殿下にとっては良くご存知のはず」
 子爵は先回りしたのでは無い。先にこの場で、待ち伏せをしていたのだ。「この」子爵は。
 風属性の魔法に、一際特徴的なある魔法がある。それこそが「遍在」。術者と寸分違わぬ写し身を作り出す魔法。その分身は意思を持ち、思考し、その魔法を用いたものと同等の力量を備える。
云わば自分という存在をそのまま増やす魔法である。スクエア・クラスでなくては使いこなす事が出来ないこの魔法は、様々な用途に使える。
自らの身代わりとしての囮とするも良し、同時に複数の場所で行動するもまた良し。しかし今の場合純粋に恐ろしいのは――。
「僕のモットーは仕事は素早く手際良く、でしてね。さっさと事を済ませて、ゆっくりとワインを傾けたいのですよ」
 彼等の背後からも一人、ワルド子爵が現れる。
 純粋に恐ろしいのは、凶悪な刺客の数が増える、と言う事だ。ワルド子爵は恐らくトリステインでも有数の戦闘能力を持ったメイジ。そのような相手を複数相手にするなど、絶望以外の何物でも無い。
 同じ姿を持った二人のメイジは、まったく同じ動きで、同じスペルを唱える。まったく同じ声が二つ重なり、不可思議な協和音を奏でた。
 杖が振るわれ、放たれたのは「エア・ハンマー」。形無き風が圧倒的な圧力を持ち、巨大な鉄槌となって襲い来る。それが、前後よりまったく同時にウェールズとルイズを襲った。
言わば形無き圧搾機、それは二人をぺちゃんこに押しつぶし、凄惨に血を巻き上げながら二つの無残な骸を作り上げるはずだった。
 しかし――二人は、生きていた。勿論、まったくの無傷という訳では無い。
体中の所々から血が滲み出し、来ている衣装はぼろぼろに破れてしまっていた。足は膝をつき、両足で立つことすらおぼつかない、まさに満身創痍。しかし、それでも死んではいなかった。
 一体何故だ、と二人のワルドは同じように心の中で思案した。これはまるで魔法の威力が弱まってしまっているようだ。今の一撃は確実に必殺であった。仕損じるなどと、天地がひっくり返っても有りはしない。
彼の繰り出す魔法は全てが一撃必殺、その威力の前に生き延びられるものなど居ない、そう自負していたのだ。それが何故、殺せない?

 苛立ちと、怒りとがないまぜになった思考に囚われたワルドの目に、さらにそれを助長させる光景が展開した。
 体を震わせ、力の抜け落ちそうな四肢に必死に力を入れて、それでも尚堂々と立つ少女の姿。双眸からは未だ涙が流れ落ち、表情は悲しみに彩られている。
だがその姿は彼女の後ろに倒れているウェールズを守ろうとする確かな意思が感じ取られた。
「ルイズ……僕のルイズ」
 能面のようだったワルドの顔が、初めて表情を作る。それは紛れも無い苛立ちの顔。激しく歯噛みし、ままならぬ状況に怒りを覚える表情だった。
「そのまま大人しく寝ていれば、楽に死ねたものを……どうして立ち上がる? 何故彼を守ろうとする? 君にとってなんの益も無い行動だろう、それは」
「『ウェールズは勇敢に戦い、死んだ』」
「……なんだと?」
 ルイズが発した言葉の意味を、ワルドはまったく理解出来なかった。一体何を言っている?

431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:04:52 ID:OyBk3qj8
>>429 大人しい方が好きなんだ支援

432 :夜天の使い魔 5/9 ◆Rein4tm63s :2007/09/21(金) 23:05:02 ID:p4MB6zBF
「『ウェールズは勇敢に戦い、死んだ』……そう伝えて欲しいと、殿下にお願いされました。その時わたくしは決めたのです。その姿を出来る限り目に納め、姫さまにお伝えしようと。
ならば、このような所で犬死させる訳には行きません」
 涙に濡れ、声を震わせながら、だがそれでも毅然と彼女は言い放った。
「そんな……そんな事の為に僕に歯向かおうと言うのか!」
 ワルドの口から漏れ出したのは哄笑だ。余りにも滑稽で、愚かな物言いに、彼は笑いを堪える事が出来なかった。
「たったそれだけの事の為に! 己の命も顧みず、この僕の前に立ちふさがろうと、そう言うのだなルイズ。
なんと言う愚か、なんという無謀! 宜しい、ならば身を持って知りたまえ、そんな事は無駄なあがきだと言う事をね!」

 ルイズが己の使い魔より抜き出したるは、小さなタクトだった。
いざという時の為に、挟んでおいた予備の杖だ。それは本に挟まる程細く、実に頼りないように見えたが、今のこの場に於いては唯一の切り札であった。
 抜き出されると同時に振り出されるタクト。刹那、前方に居るワルドの両壁が崩れ、それより構成されたゴーレムが挟撃をしかける。
土の無い状態の今、取れる攻撃手段は僅かしか無い。野盗を撃退したやり方の応用で、壁より直にゴーレムを削りだしたのだ。
 二体のゴーレムが拳を振り上げ、子爵の身を狙う。その身の丈2メイル、彼の上背より高いそれらは相当な威圧感をもって迫ってきているように思えるはず。
それなのに、当のワルドはまったく動揺した素振りを見せない。ただ静かに、それを待ち構える。
「我が二つ名は『閃光』」
 風を切り、唸りを上げ振るわれる鉄杖。
「このような緩慢な動きで……」
 一閃が、左右より迫り来る腕を瞬く間に砕き上げる。鉄杖は鈍い光の弧を描き、容易くそれらを破壊した。
 「捉えられるとでも思うたか!」
 振るわれる杖の軌跡は止まる事を知らず、次々と岩の体を砕き、砕き、ひたすらに砕き、やがて単なる岩の塊へと帰した。岩をも砕く、それはまるで亜人の如き膂力であった。
 
 杖はさらに動きを止めず、間髪入れずにルイズ達を指し狙う。巧妙に詠唱された魔法が、同時に発動した。
 彼が再び唱えたのはエア・ハンマー。しかしそれをルイズもまた冷静に――既に削りだしていた――ゴーレムで受け止める。だがその代償に、ゴーレムの体には亀裂が入り、砕ける寸前と言った様相となった。
「横に飛ぶんだ、ミス!」
 一撃を防ぎ、やや気持ちを弛緩させていたルイズに飛ぶ叱責の声。訳も判らぬまま、転がるように脇へと飛び込む。
 刹那、今度こそゴーレムは完全に砕け散った。
 時間差で、後方に位置していたワルドが、魔法を放ったのだった。もしウェールズの声が無ければ、今頃ルイズは直撃を受け、それこそ死に体となっていただろう。
「ミス・ヴァリエール! 私に『錬金』で剣を!」
 ルイズはその声に行動で答える。壁より新たにゴーレムを生成しながら、砕け散った岩を土に錬金し、再錬金で剣へと作り変えた。
ウェールズはその剣を手に取ると、ワルドへと向き合い、静かに切っ先を敵へと向けた。
 ワルドはその間、二人の行動を面白そうに眺めていた。――やってみろ、そのように目が物語っていると、ウェールズには思えた。
 数の上では互角。しかし技量は明らかにあちらが上だろう。対してこちらは満身創痍の二人、しかも一人は杖無しだ。
 ――勝機を掴むなら、道筋は一つ!
「うおおおおおおおおおお!」
 ウェールズが吼える。振るわれる刃は暴風の如し、荒れ狂うように我武者羅に、ワルドを執拗に切りつける。
数多の剣閃の前に、彼の魔法衛士隊隊長も我が身を守るのに精一杯の様子であった。息つく暇も無い攻撃の前では、呪文を唱える事は不可能であった。
 杖を持たぬ身で、やれる事は一つ。相手の詠唱を邪魔し、釘付けにする事だけだ。そう、ウェールズは判断した。あとは信じるしか無い。背後で勇気を振り絞り戦う少女が、きっと状況を打破すると。

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:06:05 ID:j8VJ1VFn
ベルカ仮め…もとい曹長は何気におっぱい大きいぞ?
比較対照がAGITΩとヴィータだがw

434 :支援:2007/09/21(金) 23:06:06 ID:byvF91eJ
支援

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:06:10 ID:7pEh8K4c
ツヴァイが好きで悪いですか支援

436 :夜天の使い魔 6/9 ◆Rein4tm63s :2007/09/21(金) 23:06:11 ID:p4MB6zBF
 ルイズが新たに作り出したゴーレムの数は二体。そして先程砕かれたゴーレムの岩塊より30サント程のゴーレムを五体組み上げる。おそらくこれで打ち止めだろう、とルイズは判断した。
削りだした壁の向こうは既に外に通じている。廊下の壁面殆どを使ってしまった状況であり、これ以上ゴーレムを削りだす余裕のある部分は残っていなかった。
城の三階部分に設けられたこの廊下はまるでつり橋のような姿に変貌しており、激しく動けば足を踏み外して落ちてしまいそうだった。
 眼下にある大地から巨大なゴーレムを作り出そうか、とも考えたが、この状況で大ゴーレムを作り出した所で、まかり間違って廊下を打ち据えてしまえば皆大地へと叩きつけられてしまうだろう。
それに――そのような巨大なゴーレムを作る時間を与えてくれる程、目の前の相手は優しくはない。
 勿論逃げる事も叶わない。背を見せたら最後、あっと言う間に身を切り刻まれてしまうだろうから。ルイズに残された道はたった一つ、戦う事だけだ。大好きだった、許婚と。
 
「ああああああああああ!」
 裂帛の気合と共に、タクトを振り上げる。優雅にて荒々しき激情を持ち、楽団の指揮者のように振るわれるそれこそが、彼女の戦う意思の表れであった。
 そして奇しくも、ルイズのそれとウェールズの咆哮が上げられたのは、ほぼ同時だった。
 ルイズの敷いた布陣は、己の守りに大ゴーレムを一体、小ゴーレム五体を先鋒に大ゴーレム一体と突っ込ませるという形だった。
ルイズの算段はこうだ。流石に計六対のゴーレムを相手に、魔法を使わずに対処してくるとは考え辛い。必ず、ゴーレムを砕く為に魔法行使を行うはずだ。
そして肝心なのはその次。攻めに裂いたゴーレムを捌いたワルドが起こすであろう行動として予測出来るのは二つ。
一つはさらに魔法で自分を攻め立てる。二つ、直にその身で攻め込んでくる。だが、どちらであろうとやる事は変わりない。最初に攻めとして用いたゴーレムは全て囮だ。
破壊される事を前提とした、特攻役。その真価は破壊されたより後に発揮される。ワルドが攻撃をしかけてきた所を控えさせていた大ゴーレムで受け止める。
そして、その隙に――既に破壊される事を見越して先行して呪文を唱えておき――素早く崩されたゴーレムより再びゴーレムを再構築、隙を見せたワルドを下す。これこそが、ルイズの考え出した攻略の策。
 彼女はギトーとの一戦を思い出す。風が大地を吹き飛ばす事など出来はしない。吹きすさぶ風を押さえ込み、かき消す事が出来るのが土なのだ。
 六体のゴーレムが隊列を組み、疾走し石畳を踏みしめる音が鳴り響く。たった六体でありながら、それに十倍するかのような威容を以って石人達は突き進む。
 それを迎え撃つワルドは、杖の切っ先を天上に向け、正中にそれを構えながら待ち受ける。滲み出る威風はまさに歴戦の勇士そのもの、石人達の隊列に、なんら遅れを取った雰囲気など見られなかった。
 ワルドの口元が、素早く蠢く。鍛え上げられた高速呪法に紡がれた言葉は、誰にも聴かれる事は無い程小さく、また早かった。しかしその効果は誰の目にも明らかなものとなって現れる。
中空を穿つが如く突き出されし杖が巻き起こすのは暴風。凶悪な風圧を持つ風が、石人達の悉くを吹き飛ばして行く。
暴風の威力は凄まじく、それはルイズの背後で戦うウェールズ達にも及ぶ程激しいものであった。
 ルイズはそこに信じられないものを見た。僅か2メイルとは言え、石で作られたそれは人の体より遥かに重い。
それであるのに、まるで秋風に舞う落ち葉のように――彼女のゴーレムが、風に煽られ吹き飛んできているのだ。その事実に驚愕を覚えた瞬間、二つのゴーレムが大きな音を立てぶつかり合う。
各々のゴーレムはびしり、と音を立ててその身を崩壊させた。その事に不味い、と思う間も無く石人の体はぼろぼろと崩れ、その破片が――さながら砲弾の如く――ルイズの体に突き刺さる。
声を上げる事すら不可能な程の苦痛が、一瞬彼女の意識を削り取った。

「ゴーレム使いの最大の武器は、その粘り強さだ」
 真っ暗な世界の中で、声だけが脳裏に鳴り響く。
「壊しても壊しても、ゴーレムは再生し、戦意を持って向かってくる。実に厄介な手合いだ。倒す為の定石は、ゴーレムでは無く術者を下す事。そう、このようにね」

437 :夜天の使い魔 7/9 ◆Rein4tm63s :2007/09/21(金) 23:07:24 ID:p4MB6zBF
 徐々に視界が世界を形成し始める。暗き世界に線が引かれ、白と黒という色が備えられ、まるで線画のように風景を描き出す。
それと共に、現実感を持たなかった五体の隅々までが覚醒した。感じるのは際限の無い苦痛。今の彼女の体は、ただ苦痛を告げる為のものと成り下がっていた。
「土、水、火、風……僕はあらゆるメイジと戦い、勝利してきた。例えどのような戦法を用いる相手であろうと遅れを取る道理は無い。最初から、君に勝ち目など万に一つすら無かったのだよ、ルイズ」
 ルイズが意識を完全に取り戻した時、既にワルドは彼女に肉薄していた。逞しく、頼り甲斐があると思っていた姿が、今はただ恐ろしい。
圧倒的な力は全てを蹂躙し、自分などその前ではまったくの無力でしかないと、思い知らされた。
恐怖が体を震わせて行く。自分を見下ろすその姿は、地獄から這い出てきた悪鬼ではないかと錯覚すらしてしまう。
 ワルドは冷たい視線のまま、足を引き――勢い良く振りぬいた。それはルイズの体を捉え、まるで出来の悪いボールのようにごろごろと彼女の体を転がした。
容赦の無い一撃が彼女の臓腑を傷つけたのだろう、口から赤黒い血を吐き出しながら少女は転がって行った。
「ラ・ロシェールでの山道……君が見せた力は素晴らしかった。これならば、殺すよりも取り込んだ方が使い道がある、そう思っていたのに。折角可愛がってやろうと、そう思っていたのに」
 その声は明らかに怒気を含み、あまりに度を越したであろうそれが彼の声を無様に震わせていた。
「何も知らない世間知らずの小娘がっ! 調子に乗って、つけあがって、あまつさえこの僕に立て付くだと!? ちっぽけな小娘如き、大人しく僕の言う事だけを聞いていれば良かったんだ!
 許しがたいぞルイズッ! 君は大罪を犯した、死を持って償う以外に贖いの道は無いーッ!」

 その声に焦りながらも、ウェールズにはどうする事も出来なかった。今攻め手を緩めれば、目の前の相手はいとも簡単に自分を殺すだろう。
このように終始押し続けていなければ、現状維持すらおぼつかないのだ。既に剣筋を読まれ始めている。
魔法を唱えさせないようにするのにも死力を尽さねばならない状況では、ルイズを助けるなど出来ようはずもなかった。
 
 美しかった純白のドレスは方々がちぎれて薄汚れ、愛らしい顔とか細い体は血に汚れ、その姿はまるで打ち捨てられた人形のようであった。そこまで傷ついて尚。
「殿下は……死なせ……ない……」
 ルイズは再び立ち上がった。既に目は焦点定かでなく、意識は朦朧として己が何をしているかも確たるものはないのだろう。
もはや杖を握る力も失い、唯一の武器たるタクトも手放した、その事にも気付いていない。それでも、揺ぎ無い意思が彼女を突き動かすのだ。
 ルイズはウェールズの背後を守るように、立っていた。決して傷つけさせぬと、その姿は物語っていた。
 ウェールズはその背に感じていた。ルイズが全てを賭けて己を守ろうとしている事を。目に見る事が叶わなくても、気高き行いは彼の魂を震わせ、全てを理解させていた。
 自然を頬を涙が伝う。高ぶった感情が、双眸より溢れ出すのを、彼は止める事が出来なかった。
「もう良い、もう良いんだ」
 なんの打算も持たず、ただ自分との近いを果たす、それだけの為に命を投げ出す姿に、彼は高貴さを感じ取った。
「君は立派に戦い抜いた――だからもう、良いんだ」
 その声が届かなかったのか、それとも届いていながらも従わなかったのか、ルイズはウェールズの背を狙わせまいとしているように立ち尽くす。

 その時、ワルドが初めて長大な詠唱を行った。高速呪法を用いぬ、本式の詠唱。間違いなく、強大な威力を秘めた大魔法の発動を示すものであった。
彼の杖に、閃光が走る。ばちばちと音を立てながら幾重も杖を取り巻いて、やがて鉄杖は強大な雷の槌となった。
「婚約者であった君への、せめてもの餞だ。我が最大の魔法、『ライトニング・クラウド』にて始祖の御許へ送ってあげよう。……怒りの雷に焼かれ、無様に焼け焦げた死に様を晒せッ!」

438 :支援:2007/09/21(金) 23:07:31 ID:byvF91eJ
支援

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:08:33 ID:VhWUz1Ot
支援

440 :夜天の使い魔 8/9 ◆Rein4tm63s :2007/09/21(金) 23:08:34 ID:p4MB6zBF
 ウェールズは死を覚悟した。おそらく、放たれた雷は自分もろとも勇敢な少女の体を焼き尽くし、瞬時に絶命させるだろう。だが、それになんの不満があるだろう。
己は既に死を覚悟した身、その時が今だっただけの事。しかし許し難いのは一人の少女がそれに巻き込まれて死ぬという事実だった。
トリステインからの勇気在る客人、自らの愛する人の友人にして、己の矜持に全てを捧げる少女。その命が散らされるなど、どうして許容出来ようか。なんという、理不尽。
 せめて杖があれば、と歯噛みする。そうすれば、せめてミス・ヴァリエールだけでも――。
 
 大きく杖を振り上げたワルドは、勝利を確信していた。てこずらされたが、これでチェックメイト。ようやく終焉を告げようとしている局面に、安堵と満足感がこみ上げる。
 それが油断となったのだろう、彼は己に襲い来る一撃――固く握られた、岩の拳――をかわす事が出来なかった。それは容赦なく彼の脇腹を抉り、体をくの字に曲げさせた。
 彼を攻撃したのは岩ゴーレムだった。再び組み上げられたそれは、先程のものの数倍に及ぶ程の俊敏な動きを以って子爵の体を激しく打つ。それはさながら鍛え上げられた拳闘しの一撃のようだった。
 ゴーレムは一体に止まらない。それはウェールズと戦っていたもう一人のワルドの下にも現れる。激しい拳打を浴びせかけ、その姿勢を崩す。
 ウェールズはその隙を逃さなかった。受身を取るようにして転がり、彼が手にしたのはルイズが落とした――蹴り飛ばした際に、落としたであろう――小さなタクトであった。
 
 ウェールズがタクトを手にしたのと同時に、岩ゴーレムが人型より崩れ去り、元の瓦礫に姿を戻した。
この僅かな魔法行使で、ルイズは全ての精神力を使い果たしたのだ。これが、彼女の死力を尽した最後の一撃だった。
 思わぬ奇襲も終わり、絶好の攻め時であったはずのワルド子爵は、しかし、驚愕に思考を支配され、動く事も忘れただ呻いた。
「馬鹿な……杖無しで魔法を使うだと!? 有り得ん、そんな事は有り得ん!」
 杖を振るうように掲げられたルイズの手には――何も握られてはいなかった。馬鹿な、こんな馬鹿な。メイジは杖無くして魔法を使う事は出来ない。それが世界の理。
だが目の前の現実は、それを凌駕していた。ワルドは初めて、この小さな許婚の存在に僅かばかりの恐怖を感じた。
 
 ウェールズが素早く魔法を紡ぐ。唱えたのは「ウィンド・ブレイク」。しかしそれはワルドが放ったような荒々しいものとは違う。
力強く、それでいて優しく、風はルイズの体を包み込み、崩れ去った壁より外へと彼女の体を運んでいった。
 ふわり、と浮き上がった刹那、定かでなかったルイズの目の焦点が結ばれ、驚愕の表情を浮かべる。
「殿……下……」
「ありがとう、ミスヴァリエール」
 ルイズの目に映る皇太子は、笑っていた。柔らかく慈愛に満ちた表情で、風に運ばれる少女の姿をずっと見送っていた。
「君に、幸運の風が吹かん事を」
 薄れ行く意識の中、もう大分離れてしまったはずなのに――その声だけがはっきりとルイズの耳に届いた。
 
 風はきっと彼女を大地に送り届けるだろう。どうか生きて欲しい、とウェールズは願う。ミス・ヴァリエール。君は死ぬべきでは無い。
マリー・ガラント号の乗組員達がこぞって彼女を讃えたのも、今ならば解かる。彼女は、真に貴族だった。気高く誇りのままに生き、それを貫き死んで行く。このような者、この時代にそうは居まい。
こんな自分の為に死ぬべきで人では無い。こんな、たった一人の男の為に浪費されて良い命では無い。だから、生きて欲しい。始祖よ、どうか彼女に幸運の追い風を授け給え。

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:08:43 ID:Fbfx+Vsx
支援夜天

442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:09:07 ID:qSDC9NRf
読みふけってて支援できない支援w

443 :夜天の使い魔 9/9 ◆Rein4tm63s :2007/09/21(金) 23:09:41 ID:p4MB6zBF
 ウェールズは、ゆっくりと立ち上がる。右手に握ったのはルイズが錬金した剣、左手にはルイズが残したタクト。
如何なる奇跡であろうか、彼女が作った剣は、彼女が全ての力を使い果たした今であろうと崩れる事は無かった。
 ――私は、一人では無い。今もこうして、彼女と共に戦っている。
 満身創痍の体のその奥に、勇気が灯る。疲労に侵された四肢が再び力を取り戻して行くのを彼は感じた。
 
「やっと観念しましたか、殿下」
 二人のワルドが、ウェールズを挟み込むようにして対峙する。己の算段が思うように行かなかった為だろう、声には苦々しさが滲み出ていた。
「……今の私の心底が解かるかね、子爵」
「さて、絶望しているのか、諦観を覚えているのか」
 ワルドの受け答えは、既に調子を取り戻しているかのようだった。何処か人を馬鹿にしたような口調。だが言葉の裏に不信が潜んでいる事を、ウェールズは見抜いていた。
「君は、自らを愛し、慕う者を裏切り……それに止まらず侮辱の限りを尽くし、殺そうとした。そのような下郎に感じる感情など一つしかあるまい」
 低く、それでいて重い声だった。優面からは想像も出来ないような、まるで獣の唸りのような声が、ウェールズの口から放たれていた。
「これ程までの怒りを感じたのは、生涯初めてのことであろう。もはや限界だ、ワルド子爵! この国の皇太子として、男として、貴様のような外道の輩を許しておけん!
 絶望だと? 諦観だと? そんなもの微塵も感じるものか! 今頭に在るのは唯一つ、貴様だけはこの命に代えても斬り捨てる、ただそれだけだ!」

 怒りに身を任せ、ウェールズは己が纏っていた豪華な上着を脱ぎ捨てる。その下から現れたのは、凡そ風貌からは想像出来ぬ鋼の体。
戦う為に鍛え上げられた、一切の無駄を省いた体だった。その筋戦意の悉くが激しく収縮し、みちり、と音を立てているようだった。
 ウェールズがゆっくりと構える。体はやや半身にしながら剣を持つ右手を前に突き出し切っ先を向け、左手は右拳の後ろ、まるで剣の柄の後ろに並ぶように添えられた。
槍を構えるかのようなその姿は、長く戦場を渡り歩くワルドですら知らぬ未知の構えであった。
 ――知らぬ、このような構え、知らぬ!
 確実に、有利であるはずの状況で――ワルドの背中に、冷たい汗が伝った。
「我が名は」
 ウェールズの名乗りが高らかに響く。
「我が名はウェールズ・テューダー。アルビオン王国の皇太子なり! この首、取れるものならとってみるが良い。だが、そう安くは無いぞ!」
「吼えるではないか、皇太子」
 ワルドも釣られるように哂う。
「若造が、苦しんで死ぬのがお望みらしいな! ならば望み通りにしてやろうではないか!」
「出来るものか卑劣漢!」
「ほざけぇぇぇ!」
 鉄杖と、剣が同時に突きだされ、激しく金属のぶつかり合う音が――まるで会戦を告げる鐘のようであった。

444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:11:25 ID:ae6NRx8j
なんだウェールズカッコヨ過ぎるwwww

445 :夜天の使い魔 ◆Rein4tm63s :2007/09/21(金) 23:11:29 ID:p4MB6zBF
以上で投下終了。
リインを期待していた皆済まない、彼女の出番はまだ少し先なんだ。
でもこのまま出てこないで終わる、という事は無いから期待して見守っていて欲しい。

しかし燃え展開書こうとしたのにさっぱり燃えない罠。
憎い、文章力の無さが憎い。

446 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:13:41 ID:VPrrnjgZ
次回を楽しみにさせてくれる時点で貴方は最高だ、GJ!

447 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:14:32 ID:qSDC9NRf
いや十分燃えるよ、GJ
リインが出るのwktkして待ってます

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:15:18 ID:Ez3YOOV/
今までの作品に、ここまでカッコ良いウェールズはいたであろうか?
ともあれGJ!!

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:15:35 ID:OyBk3qj8
GJ!いや、燃えたよ。というかウェールズが格好良すぎる。アンアンが惚れる訳だ。
“まだ少し先”も楽しみに待ってるッ!

450 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:16:33 ID:TQL917l+
なんかこのウェールズ、九死に一生を得て、仮面の戦士になりそうな勢いだな

451 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:16:42 ID:/UcPgOhE
こんな酷い裏切りをしたワルドをリインは許さんだろうなあ、wktkが止まらんわい

452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:17:16 ID:M7c2VLfd
なんでこんなカコイイんだウェールズ

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:17:17 ID:OyBk3qj8
>>450
不意打ちチェーンバインドと申したか。

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:19:29 ID:DdY4dFuJ
>>450
nekomimiウェールズ!!?

455 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:19:56 ID:aBHE2AOI
>>445乙!!
十分熱いよ!

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:19:59 ID:dxy4jhKe
すげえ……ウェールズがすげえ。
ってそれもそうなんだが、問題は本当にここまでなのかと言うことで……
実は続きが書きあがっていてフェイントで10分後にってなオチはないんですか!?
無いんですね。なんてこったい。
ともあれGJ!!!!!!!

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:21:37 ID:rCz7WDUg
このウェールズには生き残ってほしいな

458 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:21:46 ID:DYyZuv0p
>>445
1/9の「認識を再確認した」って日本語としておかしい
「認識をあらたにした」でいいんじゃないか?
文章は平凡無難が一番

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:24:15 ID:yRkz5a3P
投下イイカナ?

460 :支援:2007/09/21(金) 23:24:50 ID:byvF91eJ
ヨキカナヨキカナ

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:25:08 ID:nb5X98vi
タバイッ!(タバサ、来いっ!)
……こんな造語を生み出す脳味噌。

462 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:25:40 ID:0F+HymyN
夜天の人GJ!
あっけなく殺され続けたてはずのウェールズ殿下が・・・
あのウェールズ殿下が格好良いよ!
これはwktkせざるをえない

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:25:58 ID:/UcPgOhE
>>459
どぞどぞー

464 :虚無の王:2007/09/21(金) 23:25:56 ID:yRkz5a3P
ではイクマス


「宇宙の果てのどこかにいる私のしもべよ!神聖で、美しく、そして強力な使い魔よ!私は心より求め、訴えるわ!わが導きに、応えなさい!」

 例によって、例の如く呪文が唱えられた時、一同は息を飲んだ。それは、例によって、例の如く巻き起こった爆発が原因では無い。
 爆心地に一人の男が伏せている。突き倒された車椅子の車輪が、カラカラと虚しい音を立てる。

「ひ!し、死んでるぅっ!」

「ゼロのルイズが、通りすがりの怪我人を吹き飛ばした!」

「……とうとう死人が出たか!」

「殺っちまいやがった!……ゼロのルイズ!」

 豊満なウェストの少年マリコルヌを筆頭に、次々と悲鳴が上がる。貴族とは言え、若い彼等は死体にも、刃傷沙汰にも馴れていない。

「人聞きの悪い事を言わないで!」

 ルイズは真っ赤になって抗弁した。この男は死んでもいなければ、通りすがりでも無い。自分が召喚したのだ――――
 最後の一言を、寸前で飲み込む。人間が召喚されるなど聞いた事も無い。それは、あまり自慢出来る事とは思えなかった。その上、烏を思わせるボサボサの黒髪に、高貴さとは無縁の服装。

「ゼロのルイズが平民を召喚した!」

 嘲笑を想像して、ルイズは身を強張らせる。
 その想像と裏腹に、笑う者は一人も居なかった。生徒達は困惑の態で、何やら囁き合っている。
 一同の様子に、ルイズも漸く気付いた。倒れた車椅子だ。
 部品の大部分は金属で、ピカピカに磨き上げられている。見た事も無い、不思議な素材も散見する。車輪を覆う、複雑な文様を刻んだゴムは、どの様にして造られた物だろう。底面中央に位置する五つ目の車輪と、それを懸架するアームの両側に伸びる小さなブレードの意味は?
 車椅子に揺られる老貴族なら、何人か知っている。だが、眼前の品は、その精緻と洗練とで、記憶に残るそれらを玩具以下に変えてしまった。到底、平民の持ち物では無い。
 一方、別の点を気にしている者も居た。

「どう思う?」

「背が高い。背中が広い」

 友人の問いかけに、水色の髪をした幼女タバサは短く答えた。

「無駄が無い。部品同士の付き方がいい」

「部品、て……でも、そうよねえ」

 その肉体は、限られた糧と、日々の労働による研磨で最適化された職工の物では無い。豊富な栄養と、弛まぬ訓練の積み重ねによって作り上げられた騎士の物だ。
 一体、この男は何者だろう。


465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:27:45 ID:p4MB6zBF
>>458
確かに確認したら日本語としておかしい。
まとめに乗ったら直しておきます、指摘thx。

そして次の投下人にバトンタッチ支援!

466 :虚無の王2/7:2007/09/21(金) 23:29:58 ID:yRkz5a3P
「さて、ミス・ヴァリエール。儀式を続けなさい」

 輝く額が、一同の困惑を断ち割った。

「え?……ミスタ・コルベール。この……人とですか?」

 ルイズは一瞬、呼び方に迷う。

「でも、人間の使い魔にするなんて、聞いたことがありません!」

「これは伝統なんだ。ミス・ヴァリエール。例外は認められない」

 ルイズは尚も躊躇した。相手の身分や立場が判然としないのに、どうして軽率な真似が出来る。 

「ミス・ヴァリエール。彼が何者であれ、呼び出された以上、君の使い魔にならなければならない。
古今東西、人を使い魔にした例はないが、春の使い魔召喚の儀式のルールはあらゆるルールに優先する。
彼には君の使い魔になってもらわなくてはな」

「でも、そんな……」

「早く。次の授業が始まってしまうじゃないか。君は召喚にどれだけ時間をかけたと思ってるんだね?何回も何回も失敗して、やっと呼び出せたんだ。いいから早く契約したまえ」

 そうだ、そうだ!コルベールの言葉に同調して野次が飛ぶ。
 ルイズは仕方なく、気を失っている男を仰向けにした。体格に相応しく体重もそれなりで、小柄な少女は難儀した。
なかなか男前なのは救いだが、所詮は人間。ドラゴンや、グリフォン、マンティコア……せめてワシかフクロウが良かったのに。心の中で、儀式前の自分が愚痴を零す。

「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。この者に祝福を与え、我の使い魔となせ」

 服装を除けば、御立派なのに――――そんな事を考えながら、呪文を唱える。この時、ルイズは一見粗野な男の衣服が、その実、自身が身に着ける制服より、遙かに高価な物である事に気付かなかった。桃色の小さな頭が、ゆっくりと降りる。


467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:30:28 ID:gXZtHMeH
支援!

468 :虚無の王3/7:2007/09/21(金) 23:30:52 ID:yRkz5a3P
 男が目を開いたのは、その時だった。正面から目が合った。ルイズは内心に生まれた躊躇をねじ伏せ、構わず行為を続ける。儀式儀式。接吻じゃない。照れてどうする。

「あれ――――?」

 思わず奇声が漏れる。目の前には、自身の膝と地面だけが在った。男の姿が無い。どうなっている。どこへ消えた。慌ててぐるりを見回す。

「なんや……ごっつ、ええ空やわ」

 予想に反する暢気な声は、予想に反する方向から聞こえて来た。

「どこや、ここ?」

 いつの間に――――なにより、どの様に移動したのだろう。男は数メイル先で空を見上げていた。仰向けのまま辺りを見回すと、思い出した様に、その目をルイズに向ける。

「あー、そやそや。嬢ちゃん。いきなりで驚いたけど、嬢ちゃんの気持ちはよーう、判った」

「へ?……」

何を言っている。何か、とんでも無い勘違いをされてはいないか。誤解を解こうと、口を開きかけた時、男はにやけた顔で、聞き捨てならない言葉を口走った。

「せやかて、ワイももうトシくって落ちついたさかい。毛も生えとらんガキにはボッキでけへんわ」

 刹那、ルイズの中で、決定的な何かが切れた。ブツンと、音を立てて。

「なんで知ってるっ!」

あっ――――
 気付くと、叫んでいた。内心で声が漏れたのは、ほぼ同時だ。
 脳裏に父の言葉が浮かんだ。貴族の言葉は、神の言葉に等しい。決して取り消す事は出来ない。慎重に言葉を選びなさい――――
 顔から血の気が引いた。ルイズは今更ながらに、その言葉を噛み締めた。顔を上げると、あの鼻持ちならないツェルプトーが半ば呆れ、半ば同情する様な目を向けている。その隣の水色頭。無表情なのに、どこか勝ち誇った顔に見えたのは何故だろう。

「……ゼロだ」

「ゼロのルイズだ……」

「あんな所までゼロなのに……」

「そんな所までゼロなのか、“ゼロなルイズ”」

「ロリのルイズだろう。常識で考えて」

 引いた血が、五十二倍速で頭に登る。

「くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」」

 ルイズは言葉にならない絶叫を上げた。


469 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:32:18 ID:ccik2hw5
支援

470 :支援:2007/09/21(金) 23:32:22 ID:byvF91eJ
支援

471 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:32:24 ID:/UcPgOhE
無毛支援

472 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:32:24 ID:is+6xpb2
あまりにもゼロなルイズ支援w

>>445
夜天GJ!
ウェールズもワルドも輝いてる。格好いいよ。ワルドの悪の華咲かせっぷりは見事。

473 :虚無の王4/7:2007/09/21(金) 23:32:53 ID:yRkz5a3P
「貴方、怪我してない?どこか痛い所は?」

「チンチンが張って痛いっス」

 頭上から見下ろす乳――――もとい、少女に男は満面の笑みで答えた。

「なんや、ここは天国か?そっか、ワイは死んだんやな。せやないと、こないなキレーな天使が地上におるわけあらへん!」

 その言葉に赤毛の少女キュルケは失笑する。御世辞は言われ馴れているが、ここまで軽いノリは始めてだ。

「まあ、お上手。それだけ元気なら大丈夫ね」

「お〜、元気も元気。股間はとってもアガリクス茸や」 

キュルケばかりでは無い。男が一言喋る度に、生徒達から笑いが漏れる。
 だが、例外も居る。例外と言うか、真逆だ。一言毎に頭の血管を膨れ上がらせていたルイズは、遂に爆発した。

「ミスタ・コルベールっ!!」

「は、はひっ?」

 その勢い気圧されたか、コルベールの声が裏返った。

「も う 一 回 ! 召 喚 を さ せ て 下 さ い ! 」

「そ、それは駄目だ。さっきも言っただろう。これは伝統なんだ」

「だからって、平民――――」

 いや――――キュルケの、よりによって、あのツェルプトーの眼下で、立ち上がろうともせず鼻の下を伸ばす男の顔に、ルイズは訂正する。

「 下 民 を使い魔にするなんて、聞いたこともありません!」

 こんな下品な男。考えるだけでもおぞましい。

「だから、平民だろうが、奴隷だろうが、彼が何者であれ、呼び出された以上、君の使い魔にならなければならない。これは――――」

「こら、ハゲ!勝手なこと抜かすな」

 意外な相手からの意外な言葉に、コルベールは血相を変えて振り向いた。

474 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:33:03 ID:nb5X98vi
無毛?それは勝ち組じゃないのか?支援

475 :支援:2007/09/21(金) 23:34:01 ID:byvF91eJ
 

476 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:34:38 ID:/UcPgOhE
>>472
> ウェールズもワルドも輝いてる。格好いいよ。ワルドの悪の華咲かせっぷりは見事。

まあ、幸運の追い風に散らされてしまうんだろうけどな

477 :虚無の王5/7:2007/09/21(金) 23:35:53 ID:yRkz5a3P
 二人が言い合っている間の出来事だ。タバサはその軽さに驚きを覚えながら、車椅子を起こす。そして、キュルケと、少女達の働きに使命感を刺激されたフェミニズムの権化、見るからにキザな少年ギーシュの二人が、男を車椅子に座らせた。
 男は二人に礼を述べ、最後にタバサが帽子を手渡すと、頭を撫でて水色の髪をグシャグシャにした。

「取り敢えず、誰が当事者でどっからがギャラリーかは判ったわ。一体、これは、どう言うつもりやねん?まず、そっから説明して貰おうかい」

 笑顔が一変したのは、三人の元を離れた時だ。品のないジョークを飛ばしながらも、男は冷静に周囲を観察していた。自分の身に何が起きたのかも、薄々とだが理解しているらしい。

「ワイは今、むっちゃ虫の居所が悪いねん。言葉は慎重に選べや」

 言葉通り、声に苛立ちが滲む。コルベールは答えを返そうとして、その前に考えを変えた。交渉も契約の過程。目線でルイズを促す。ルイズは渋々、

「ここはトリステインよ。かの高名なトリステイン魔法学校。そして、あんたは私が使い魔として召喚したの」

「召喚?なんや、判らんけど、要するにワイを拉致ったんは嬢ちゃんか」

男の声から、怒りが抜け落ちた。完全に拍子抜けした様子だ。

「拉致じゃないわよ!召喚!神聖な儀式よ!」

「そないなんどっちでもええ」

男は声を上げて笑い始めた。何がツボに入ったのか分からない。抱腹絶倒の狂態を、ルイズは唖然と見守った。
 一頻り笑うと、居住まいを正した。声には未だ、笑みが残っている。

「いや、大した物やでホンマ。どんな手品使うたか知らへんけど、このワイを、しかも二人の“王”が見とる前で拉致ってのけたんやからな」

 その言葉に、ルイズは凍り付いた。
 最近、二国の王が介する様な話は有っただろうか――――その考えは直ぐに消えた。召喚をこの男は、平然、拉致と言った。極めて無知か、さもなくば始祖ブリミルを信仰しない、異文明下の人間のどちらかだ。
 貴族が儀式と称する者を、犯罪行為に言い換えられる平民が居るものだろうか?
 これ程、下品な男が王の面前に出られるとは思えないから、法螺とも取れるが、それを言ったら、我等が学園長とて充分、アレでナニだ。
 王に直接的に仕え、二国の王が介する様な場所にも列席する人間を召喚してしまった。下手をすれば、外交問題になる。

「その話、本当?」

「嘘ついてどないすんねん」

「平民じゃないの?」

「そうでないと都合悪いんか?」

「そりゃ……もし、あんたが貴族や国家の重要人物なら、大問題だもの」

「なるほど、嬢ちゃんは貴族か」

「由緒正しい、古い家柄の、ヴァリエール家の三女よ」

「で、嬢ちゃんの親父は、おのれの領民かどかわされても、黙ってる様な男かい」

 その一言に、今度こそルイズは声を失った。


478 :虚無の王6/7:2007/09/21(金) 23:38:05 ID:yRkz5a3P
 考えが甘かった。平民なら大丈夫。そんな訳が無い。ならず者ならいざ知らず、人一人が突然消えたら、どんな村や教区でも騒動になるだろう。神聖な儀式。伝統。そう繰り返していたコルベールも、顔を曇らせる。

「で、要求はなんや?」

「え?」

「要求。ついカッとなってやった、とか言わへんやろ。今更、反省されてもこっちが困るわ」

 どうする。使い魔になれ。そう言って大丈夫なのか。ハルキゲニアの知識層ならノーとは言わない。支配下の民を使い魔にしも、事後承諾は取れる。なんと言っても、始祖ブリミルからの伝統を持つ神聖な儀式だ。だが、この男は間違いなく異民族。
 決断まで、さしたる時間は必要無かった。メイジは使い魔召喚の儀式により属性を固定し、専門課程に進む。人間で属性が固定出来るかはともかく、ここで契約出来なければ留年だ。

「要求は一つ。私の使い魔になりなさい」

「使い魔?なんや、それ?」

「黙って契約に応じればいいの」

 男はルイズと、二人の様子を見守るコルベールの顔を、順繰りに見つめると、

「……まあ、契約言うんは、互いの同意が必要やで。話も細かくなるやろ。こないな所で、立ち話もなんやし、落ち着ける所に場所移さへんか?」

「言っておくけど、コントラクト・サーヴァントは……」

 法的な契約とは意味が違う――――そう続けようとした時だ。


479 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:40:36 ID:Fbfx+Vsx
支援する!

480 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:40:49 ID:cDaAZZGk
パンツゲット支援

481 :虚無の王7/7:2007/09/21(金) 23:40:58 ID:yRkz5a3P
「コントラクト・サーヴァントの魔法は、法的な契約とは違う」

 そう説明しようとしたルイズを、コルベールが留めた。

「今回の所は、ここまでにしておこう」

 時間が無い。既に次の授業時間に食い込んでいる。それに、見た所、この男は頭がキレる。納得させた上で契約に漕ぎ着けるのは、容易い事では無いだろう。

「じゃあ、私の……使い魔は?」

 進級は?そう言いかけて、ルイズは言葉を濁した。

「当面、保留だ。強引に契約をして、大きな問題に発展してもいけない」

 学園長の指示を仰ごう。コルベールはそう言った。これは、我々の手に余るかも知れない、と。
 散々、契約を強要した人間の言葉では無い。ルイズは不満に感じたが、反論もしなかった。この男と契約する。それは留年を恐れての答えで、決して自信を伴った物では無かった。

「さて、ミスター。貴方を我々の学園に招待したいと思います。お受け頂けますか?」

「否応も無いやろ。好きにせえ」

 その答えで、長いやりとりにケリがついた。

「あんた、偉そうね」

「そりゃそーや」

「貴族なの?」

「王様や。ま、元やけどな」

ルイズは呆れた。もしや、とも思ったが、こいつはやはり平民だ。おまけにイカレている。

「名前は?王族なら、さぞ御立派な名前をお持ちなんでしょうね」

思わず嫌味が漏れた。
男は答えなかった。ただ、笑みを浮かべて空を見上げている。年に似合わない、無邪気な笑みだ。ルイズは苛立った。

「なに、ボケっとしてんのよ。名前は?」

「“空”や」

「え?」

「ワイの名前は“空”や。そう呼んだってや」

男は空に向けていた笑顔を、そのままルイズに向ける。ルイズは慌てて、顔をそらした。何故そうしたかは自分でも判らなかった。



 ――――To be continued

482 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:41:19 ID:aBHE2AOI
エアーでギアな世界から呼んじゃった?支援

483 :虚無の王:2007/09/21(金) 23:43:32 ID:yRkz5a3P
以上、今回の投下終了ス

出典『エア・ギア』

前風の王 武内空 を召喚してみました。

今後トモヨロシク

484 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:45:58 ID:dxy4jhKe
普通に空飛ぶ連中がいる世界で何をするのか気になるところです。

485 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:47:23 ID:kBI5a69O
>「で、嬢ちゃんの親父は、おのれの領民かどかわされて

>かどかわされて

486 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:49:00 ID:z5TALxrn
>>485
まさにハルキゲニア

487 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:49:36 ID:sXQlWYjE
ゼロの使い魔がスニーカー文庫だったら完璧だったのに。

488 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:50:51 ID:D6scVRhH
>>486
上手いこと言いやがって

489 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:52:15 ID:kBI5a69O
>>486
こいつめww

490 :虚無の王:2007/09/21(金) 23:53:19 ID:yRkz5a3P
>>485

あちゃー

やった

491 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/21(金) 23:55:47 ID:0F+HymyN
>>486の才能に嫉妬wwwww

492 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:03:20 ID:eRYFmTXA
>>491
山田君、>>486くんに座布団二枚

493 :支援:2007/09/22(土) 00:04:34 ID:jOq1LX3N
ルイズがダ・サイダーを召喚。


言葉が自動翻訳される条件下でダジャレは通じるのか?

494 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:06:07 ID:0S9Ra4ls
車椅子+関西弁=はやて しか思い浮かばない俺は病んでいるのか・・・

495 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:07:24 ID:V6dQQ6br
破壊の杖は飛翔の靴か乙

>>493

通じないんだけど、何故かギャグを言ってる様に聞こえます。
ほら、何でも無い話なのに急にツボに嵌るとかそんな感じ。

496 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:08:37 ID:AfVT+e0J
>>492
今日TVで山田君が出てたんだけど
凄いマッシブな体で吹いたw

497 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:09:10 ID:bCgL1fZ0
>>494
俺は狼木と師匠の巨大十字架コンビかと思った件

498 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:09:20 ID:V6dQQ6br
>>494

妄想が具現化したら、シグナムさんとザフィーラだけオレに下さい。
ヴィータとシャマルは要らん。

499 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:10:25 ID:S1igEXYp
>>478
よく見たら「ハルキゲニア」だwwww

500 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:10:47 ID:ItdDK9Tu
>>498
ならヴィータはもらった!

501 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:11:17 ID:mJxlT3MH
ウルフッドとその師匠を足して師匠の性格取り除いたら外見と口調だけはそっくりになりそうだな


502 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:11:53 ID:x35V3XUN
>>498
空気さんを要らない子だなんて……リインTと一緒に俺が貰っておこう。

503 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:12:37 ID:ERpk1dD5
よしシャマルさんは俺が

504 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:14:05 ID:efMfAl5D
夜天の書本体もらっていきますね〜

505 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:15:08 ID:V6dQQ6br
>>502-503

触手空気スキー同士で結婚すれば良いと思うよ?

506 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:17:46 ID:dN0jrSrt
夜天の人GJ!リィンTの活躍に期待




…欲を言えば召喚当初から実態あり状態の物語を読んでみたいと思うのは俺だけ?

507 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:18:00 ID:wkswnhPM
         /\
        //\\
      //   \\
     //    ,、   \\
   //")' ~´ヘヘ)"ヽ  \\
  // !( ソノ八)ヽ) ソ   \\
//     ヾl.゚ ヮ゚ノ!.    ))卩 \\
\\o=====U===∩====[]コ[i(//
  \\   ./ソ、j、iヾ.   ))|//
   \\. ~(ノ!_j~´    //
     \\全力全開 //
      \\なの //
        \\.//
         \/
    ┌───┴┴───┐
    │   SLBに注意!  |
    └───┬┬───┘
            ││

508 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:19:09 ID:eRYFmTXA
ブラスター3

509 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:20:21 ID:m7i7o7/F
三期のダメージが癒えていないのに……
話をふるのはヤメれ。

510 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:20:26 ID:x35V3XUN
>>505
だが断る。

>>506
言い出しっぺの法則というのが有ってだな。まとめwikiも避難所もその法則に基づいて作られたんだ。
という訳でさぁ書くんだ。

511 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:22:16 ID:m8E2W+h5
夜天の人乙ー

さて、蒐集後どんな「むーざんむざんー」な未来が待っているのかこの悪ド。
wktkしながら待ってるぜ。

512 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:23:31 ID:KCKFGj1b
キャロ・ル・ルシエ召喚、タバサやルイズを同年代と勘違いして二人とも涙目。
あの作品での15〜16歳っつったらスバルやティアだもんな!

513 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:26:20 ID:cdShXyAN
ならシャマルさんのけしからん乳は俺が頂く……って、意外とライバルが多っ!?ww

514 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:27:06 ID:KCKFGj1b
しまった、シャマルゥさんは俺の嫁なのに、こんなにライバルが多いなんて・・・・・・。

515 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:27:47 ID:2duqDCdD
遅レスですが、夜天の人GJです。
ウェールズが熱すぎる

516 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:28:07 ID:l0lbG90Z
>>506
短編でなら別のとこで見たことあるな。

517 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:34:41 ID:V6dQQ6br
>>514

あの作品の世界にはパラレルワールド上等だからな。
シャマル・ザ・空気さんは平行世界に行けばてんこ盛りだぜ?

518 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:39:49 ID:BWBbdeWj
(ヴァヴァアアアン)
おお、トレビアーン! この僕が皆さんに惜しみない拍手を送ろう!(パチパチ パチパチ)

さて、 まつ☆した でございます。『貴族C』は息抜きというか気分転換なので、月一か気紛れ投下で行きます。
まあ松下も隔日ぐらいになりそうだけど、マターリと水木風に見てやってください。(むふふふふふ)

さあ、始めるザマスよ。少し大変な事になっている人がいたり、爺の話が長かったりしますがお気になさらず…。

519 :支援:2007/09/22(土) 00:40:15 ID:jOq1LX3N
支援

520 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:41:27 ID:x35V3XUN
行くでガンス ふんがー まともに始めなさいよ!支援

521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:41:57 ID:RbrC5iRR
千年王国支援

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:42:15 ID:8vpH/Nwy
支援

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:42:47 ID:0w4jsU1d
支援

524 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:42:52 ID:JXdrT6MF
エロエロ支援

525 :『使い魔くん千年王国』 第二十二章 日常非日常 1/5:2007/09/22(土) 00:44:21 ID:BWBbdeWj
「面目しだいも、ございません」
ルイズは王女の前に平伏する。眼は泣き腫らし、肌や髪はなかなか落ちない黒い煤で汚れたままだ。

深夜の王城、秘密の謁見室。シルフィードで浮遊大陸アルビオンから帰還し、
『水のルビー』と『風のルビー』を衛兵隊長に見せて裏口から入城したルイズは、アンリエッタ王女に詫び続けていた。
「面を、あげなさい」
アンリエッタが涙をこらえ、窓の外の双月を見ながら言う。

ウェールズ皇太子の形見と遺言は受け取ったが、愛するウェールズは、
親友の許婚であり自分が護衛につけた『ワルド子爵』の裏切りで殺された。
件の手紙も『レコン・キスタ』の手に渡った。もうゲルマニアとの同盟は叶わないのだ。
「この不始末は、私の首で」

「ルイズ、私のお友達。あなたまで死に急がないで。ウェールズ殿下のことは、覚悟していました。
 母君マリアンヌ太后も、御義兄君ジェームズ1世陛下を亡くされた事になる」
「姫様……」
「不始末というなら、私の方。結局、私の軽佻な行為の尻拭いをさせ、あなたを苦しめたのです。
 そして、我がトリステインも、アルビオンのように…私の、せいで」
王女は大きな瞳いっぱいに涙を溜めていた。王族としての責務が彼女に重く圧し掛かる。

「全くその通りです、姫殿下。そして手紙というのは、これのことですか」
窓の外から子供の声がする。『魔女のホウキ』の上から松下が謁見する。
「ま、マツシタ!! あんた姫様になんてことを…って、手紙?」
松下は、ボロボロの封筒に入った手紙を手にしていた。その封蝋にあるのは、トリステイン王家の紋章。

「無用心な御主人様に代わって、ぼくが管理しておいたのだ。奴に取られたのはダミー・トラップさ。
 今頃は奴ら、手を火傷しているだろうね。ケセラセラ(笑い声)」
続く松下の報告では、ニューカッスル城にいた人々の多くには『死相』が出ていて、どうしようもなかった。
ただ脱出した『イーグル号』に乗った子女数人に金品を渡し、密かにトリステイン側の諜報員にしておいた。
一般人だからあまり期待はしていないが、新生アルビオンの噂話程度は聞けるだろう、との事。

王女は、彼がルイズの『使い魔』であることを思い起こし、ほっとする。
しかし、松下から手紙を受け取り、涙をハンカチで拭い去ると、毅然として言い放つ。
「有難う。では、この手紙も焼き捨てます。本物でも贋物でも、そもそもあってはならない物です」
「姫様! でも…」
「もう、皇太子はこの世にはおられません。私はゲルマニアに嫁がねば…。
 …さてルイズ、ご苦労様でした。休息を充分に取ったら、またあなたに頼みたい事があります。
 オールド・オスマンから三日後には連絡が来るでしょう。それまでお休みなさい」

「おや、ただ働きとは都合のいい。彼女は友情で働かされても、ぼくは褒賞を要求しますよ。
 慈善事業ではないのだから、治療費と交通費と使用秘薬代と危険手当、それにマジックアイテムとカネですかな。
 今回は爵位と領地があるなら、それでもいいですよ。
 どっち道、戦争が始まるのだから懐具合は厳しかろうが、貰えるものは今のうちに」

「…マ・ツ・シ・タああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

ぶち切れたルイズが松下に爆発魔法を放ち、深夜の王城は「テロリストか!」と騒然とした。

526 :支援:2007/09/22(土) 00:44:37 ID:jOq1LX3N
支援

527 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:44:51 ID:x35V3XUN
支援

528 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:45:51 ID:mJxlT3MH
ぬるぽ

529 :支援:2007/09/22(土) 00:46:03 ID:jOq1LX3N
ガッ

530 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:47:38 ID:JXdrT6MF
情で国政を行うと組織の根幹が揺らぐからな。
親だろうが敵だろうが、働いたら報酬を要求するべし支援

531 :『使い魔くん千年王国』 第二十二章 日常非日常 2/5:2007/09/22(土) 00:49:07 ID:BWBbdeWj
「御主人様、お帰り。姫様からの御用件は何だったのだね?」
「ふ、ふん、あんたが知る必要ないわよ! 姫様から褒賞にマジックアイテムとか貰ったんでしょ」
「きみも『水のルビー』を貰っていたな。これで王城に出入りするのが楽になる」

ルイズが仰せつかった新たな任務は、今日正式に発表される、
アンリエッタ王女とゲルマニア皇帝アルブレヒト三世の結婚式の『巫女』になる事。
その儀式のため、王家に伝わる『始祖の祈祷書』が貸し出された。始祖ブリミルが書いた秘宝だとか。

「……でもこれ、白紙を束ねたボロボロの冊子じゃない。儀礼だからっていいのかしら」
「言い知れない魔力は感じるが、ぼくにも何も見えないな。そもそも『読む本』ではないのかも知れん」
それより、これを持って式で詠み上げる『荘重な詔』を作るのに、ルイズは四苦八苦していた。

結婚式まで一ヶ月。それに先立ち、両国間に軍事同盟が締結される。
つい先日『不可侵条約』を締結した新生アルビオンとは、互いに準備が整い次第、当然の如く戦争になるだろう。
ともあれこうしてハルケギニアには、表面上の平和が訪れた。

「モンモランシー! きみに伝えなかったのは悪いと思っている。心から謝るよ。
 だが僕は国のために任務を果たしただけで、決してルイズやキュルケとの浮気旅行じゃもぐらっ」
食堂の外で、ギーシュがまたモンモランシーにボコられている。
近くでキュルケが面白そうに見物している。タバサは本を読みながら『はしばみ草のサラダ』を食べている。

モンモランシーは見事な後ろ回し蹴りを顔面にかますと、浮き上がったギーシュの襟首を片手で掴む。
「いい…これは『私の分』よ。顔面のどこかの骨がブチ折れたみたいだけど、私がへし折ったのよ…。
 そしてこの拳も私の分!! これもこれもこれもこれも!!!」
「ぶがががっががががああああ」
一応彼も、酒場で油を撒いて傭兵たちを撃退したり、フーケの目を砂煙で晦ましたり、
使い魔の鼻でルイズの持つ『水のルビー』を嗅ぎつけたりと活躍したのだが…まあ、いつものことだ。

「……何かしら、この黒い煤玉? 最近物陰に溜まってるのよね。
 田舎のお祖父さんが言ってた『ススワタリ』とかいうモノかしら」
掃除中のシエスタが呟く。なんとなく煤玉に『眼』がある気もしたが、気味悪いので焼却してしまうことにした。

「さ、掃除終了。休暇も貰ったし、久しぶりにタルブ村に帰りましょう。
 …そうだ、『我らのメシア』も村のみんなにご紹介しなきゃ。きっと『信者』になってくれるわ」
シエスタは光のない瞳にぐるぐる渦巻きを浮かばせ、そう言って薄く笑う。
厨房の人々は、松下がいない間、彼女がうつろな表情で『空の鍋』をかき回しているのを見て戦慄したという…。

532 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:50:20 ID:m8E2W+h5
空鍋の恐怖支援

533 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:50:54 ID:WW+k54mt
モンモランシーの兄貴格好いいよ支援

534 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:51:40 ID:JXdrT6MF
清く正しく狂信者なシエスタに支援

535 :『使い魔くん千年王国』 第二十二章 日常非日常 3/5:2007/09/22(土) 00:53:53 ID:BWBbdeWj
《タバサのマツシタ観察日記:某月某日》より

今日の彼は、ホウキに乗って王都トリステインに出かけた。裏路地のチクトンネ街へ行くと、『ビビビンの秘薬屋』へ入る。
聞いていれば、粗悪品を真正品と偽って何度か売りつけられたらしい。しばらく言い争う声がする。
やがて街中から無数の『野良猫』が集まってきて、店の中へ突入した。数百匹はいただろうか。
なぜか四つん這いでリボンをつけた、猫っぽい顔の少女までいた。
激しい猫の鳴き声と男の悲鳴が聞こえ、静かになった。そっと店の窓から覗く。

「もうきみには店を任せられないな。この店と秘薬の流通ルートは、ぼくが選んだメイジたちに管理させる。
 ついでに隣の武器屋もだ。こちらは信頼できる元傭兵連中に任せよう。きみはクビだ」
店から無数の野良猫が出て行く。それに乗せられて店の主人だったらしい、みすぼらしい男が出て来た。
猫たちはズタボロになった彼を乗せて、路地裏の暗い方へ去っていった…。

「山の彼方の異世界には『猫の国』というのがあって、そこでは連れ去られた人間が何十年と修行して猫になりきり、
 猫の国の『市民権』を得るのだとか。でもあいつは『ねずみ男』だから、餌になって終わりかな」
そう言ってマツシタも出てくると、こちらに歩み寄ってきた。
「やあ、ミス・タバサ。いいところで会ったね。きみは確かガリア出身だろう?
 そちらにも商品流通ルートを開拓したいから、協力してくれないか」

私は少し震えたが、母様の病気を治せる薬が手に入るかもしれない。そう思い、差し伸べられた手を、取った。

学院に帰還後、ギーシュの肥沃な菜園に『はしばみ草』の種を播いておいた。収穫と食欲の秋は楽しみだ。
近頃ギーシュの顔に茶色い毛と口髭が生え、鼻が尖ってきた気もするが全力で無視する。
指の爪が長く伸びていようと、蟲が好物になっていようと全力で無視する。

私の隣を、最近肌がぬるぬるして黄色くなり、黒い斑点が浮かびだしたモンモランシーが、四つん這いで跳ねていく。
当然、無視する。

536 :支援:2007/09/22(土) 00:55:29 ID:jOq1LX3N
 

537 :『使い魔くん千年王国』 第二十二章 日常非日常 4/5:2007/09/22(土) 00:58:13 ID:BWBbdeWj
ガリアとゲルマニアの国境付近。そこの最高級の宿に、一人の老貴族と『使い魔』が泊まっていた。
「やれやれ、ガリアの方はどうにかなりそうだ。次はゲルマニアだな、少々急がねば。
 …アブラカダブラ・アブラカダブラ、ほいっ!」

卓についた老人が呪文を唱えて手を返すと、ぽあっという音とともに『出来たてのホットケーキ』が皿に乗って出現した。
「うむ、やはりこれを食べんとな。(むしゃむしゃ)…おい『こうもり猫』、紅茶をもう一杯」
「そっちも魔法で出しゃあいいんじゃあないですかねぇ……(こぽこぽ)はいどうぞ、『ベリアル』閣下」

人間大の直立した黒猫が、ベリアルと呼ばれた老人に紅茶を注ぐ。背中に蝙蝠の皮翼が生えている。
「でも閣下、どうしてあんな小童を貴方様が警戒なさるんです? 確かに魔法は使えやすが、まだ餓鬼ですぜ」
「ふん、お前はまだ若いから知るまいがな、奴は『東方の神童』という悪魔族の大敵なのじゃ。
 …『人類』という奴は、今でこそ大部分が脆弱な下等動物に過ぎないが、何千年何万年という昔には、恐ろしい奴らであった」
ベリアルは上等な紅茶を啜りながら、太古の事を語りだした…。

「人類の祖先『アダム』は、創造された時は凄まじく大きく、素晴らしい力と知恵を授けられておって、
 天使であった頃のわしらも羨むほどの存在じゃった。堕天して地上に住むようになってからも、なお強かった。
 その子孫の一部は『光の子』と呼ばれ、当たり前に空も飛べたし強力な魔法も使えた。
 まあ、天使が神に背いたのも、一因は奴らの美しい娘どもに誑かされたが故よ…わしもそのクチでな」

「だんだんと地上になじみ、わしら悪魔に誘惑されて罪を重ね、人類は悪知恵がついた分弱くなった。
 じゃが、『神』はお気に入りの人類を助けるため、たまに『メシア(救世主)』を遣わすのじゃ。
 そう、アブラハムやモーゼ、ゾロアスター、ダヴィデやソロモンやキリストといった聖者の連中がいた頃、
 我ら悪魔族は震え上がっておった。奴らには忌々しい『神』がついておって、悪魔や妖怪を奴隷にさえしおった!」

ベリアルは過去の屈辱に顔を歪める。あわてて、こうもり猫が話題を変える。
「いよっ、閣下! 大統領! …その『メシア』が、あの餓鬼だってえんですかい?」
「そうじゃ。様々な予言や星辰の動きがそう告げておる。…しかし、奴は四十年以上も前に殺されたはず。
 『神』が甦らせたというのか…このわしが『この世界』で安楽に愉しんでいるのを、邪魔しようというのか?」

538 :支援:2007/09/22(土) 00:59:07 ID:jOq1LX3N
 

539 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 00:59:35 ID:PC7nZdxb
支援支援。
このあとでBLAME!の霧亥が召喚されたら…を2レス分くらい投下させてもらってもいいかな?
バイオメガ書いてる人に影響された。

540 :『使い魔くん千年王国』 第二十二章 日常非日常 5/5:2007/09/22(土) 01:01:11 ID:BWBbdeWj
「で、でも閣下、賢いようでもまだ小童ですぜ。へへへ、まさか」
こうもり猫が得意の追従笑いをする。

「いやいや、あやつの知力はまだまだ進む。もう十数年もすれば、わしさえ脅かしかねんじゃろう…。
 人間の頭は大体同じように作られておって、天才や英雄でもそこらの凡夫とそう違う頭の構造はしておらん。
 じゃが時々、数段高い構造を持った『奇形』が現れることがある」
「奇形?」

「『奇形』というのは、『並でない、普通でない、異常なもの』という程度の意味じゃ。
 おそらく先祖がえりで、太古の優秀な人類の才能が開花するのじゃろう。
 しかし今の人類の社会は『凡庸の徒』が集まり調和を保っておる。
 そこへ『奇形』が現れた場合、『神』ないし『自然』は、または『人間社会』は、速やかにそれを排除して『死』を与えていた。
 あまりに飛びぬけた頭脳の子は、母胎から出ると間もなく、安らかに死んでしまうのじゃよ」
「はあ……」
「じゃが『東方の神童』は『神が殺し損ねた』のじゃ。むしろ『生かしておいた』のかな?
 そういった奴らが『メシア』となり、悪魔や妖怪を奴隷にして、選ばれた人間どもの『千年王国』を作る……
 そのように予言されておる。…じゃから恐ろしいものは、芽のうちに摘むことじゃ」


ベリアルは語り終えると、ホットケーキをほおばり、紅茶で流し込んだ。
「うむっ、(ヒック)…ぐっ(シャック)うぐっ、咽喉に詰まってシャックリが出おる!
 おいこうもり猫、水をコップに入れ、割り箸を上に乗せて持って来い!(ヒック)」
「だから、そういうのも魔法でどうにかならねえんですかい!?」

それにしてもこの悪魔ベリアル、わりと庶民的である。あるのかな割り箸。

(つづく)


541 :『使い魔くん千年王国』:2007/09/22(土) 01:03:58 ID:BWBbdeWj
投下終了。爺の長話はともかく、いろいろと大変な事になりました。
次回、いよいよタルブ村へ! そこに遺されたものは何か?
そしてギーシュとモンモンの明日はどっちだ?

ほい、そんじゃあ次の方どーぞ。

542 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:04:17 ID:S1igEXYp
>>539
ぜひ投下してくれ

543 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:05:55 ID:4pjgxDSq
GJ!
ギーシュとモンモランシーが人間やめそうですね。

ところで、

そろそろ「あの作品のキャラがルイズに召喚されました」ではなく
「あの作品のキャラがシエスタの祖父母でした」といったような
シエスタの冒険活劇が始まるような気がする。

544 :BLAME ! の霧亥が召喚されたら? Log_01:2007/09/22(土) 01:16:10 ID:PC7nZdxb
では投下させていただきます。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

無数の超構造体を越えた先。いつかの未来。ネット端末遺伝子。
システムの正常化。暴走の停止。再起動。機能の正常化。

――そして探索者は不要となり、解体屋が生成された。
これはその不要となった探索者が辿り着いた世界の話である。

Maybe on the earth. Meybe on the future.

<クエストクリア>
一人の男が、端末から正常化していくネットスフィアを見つめていた。
彼の網膜に表示されるのは任務の成功を告げる文字であり解雇通知である。
この瞬間、人類は魔法のような能力を失う代わりに平穏な世界を手に入れた。
そして混沌の時代が終焉していく。その、始まりだった。

ギン、という金属的な音が聞こえてくる。
珪素生物たちの襲撃が始まったのだ。目的はこの端末だろう。
接続された少女と機械を交互に見て男は銃のようなものを握り、外へ出る。

やがて敵は倒れた。だが、彼は2度と端末のある部屋に戻る事は無かった。

『冷たく静かな大地が明るくなる頃、人影は丘の上に登った。 ……大地ってなんだ』
彼は、その大地に立つことになった。

Maybe on the ******. Maybe beyond the something.

至る所に、ぽかりと抉れた無数の穴が開いている。
魔法使い見習いの少女が、何回も何回も頑張って魔法を使い続けた成果だった。
そこから大して離れていない場所で、無数の生徒や教師たちが彼女を見守っている。

やがて魔法で呼び出されたのは一人の男だった。
男は、名前を尋ねる少女を見てこう言う。

「霧亥だ」

その後、彼女は彼に口付けるために顔を寄せてきた。
彼は動けなかった。痛みではない。もっと別の事実からだ。

「……感染の形跡が無い?だがネット端末遺伝子も持っていない」
「何ブツブツ言ってんのよ。いいから行くわよ」

フィールド……霧亥の用いる認識なら階層……は、彼にしてみれば酷い混沌に満ちていた。
無数の色、流動する大気。空には、多くの人類が永劫目にすることの無いと思われた雲まである。
何かハッキリしていることがあるとすれば、霧亥には理解できず、言語化できない状況だということ。
そして探索を終え、来たる脅威を退け、永木にわたる時代に終止符を打ち、用済みになったことだけだった。

彼らの装備は、霧亥から見れば原始的と言って差し支えないレベルのものだった。
基本的に探索のため、メンテナンス不要で人間とはそう変わらない構造のボディではある。
霧亥に自由は無い。この世界に迎合するか自壊するかのどちらかしかないだろう。
そこまで考えた彼が常に持っていた装備が無いことに気づくまで、そう時間はかからなかった。


545 :支援:2007/09/22(土) 01:16:40 ID:jOq1LX3N
 

546 :BLAME ! の霧亥が召喚されたら? Log_01:2007/09/22(土) 01:17:18 ID:PC7nZdxb
ルイズとの会話には問題は生じなかった。だが、文字の認識には問題が発生していた。
認識についてもかなりの齟齬があり、彼女に理解できるレベルまで説明を簡易化するのには時間を要した。
彼女の認識はこうだ。
1.霧亥はこの世界とはまったく違う場所から来た。その世界のことはよくわからない。
2.どこかで働いていたがクビになった。だけど何とか最後の仕事はやりとげた。
3.武器を持っていたが失われてしまった。ここの文字は読めないけど会話は出来る。

つまりルイズは霧亥のことを、異世界の平民か兵隊で、今は無職なのだと認識していた。
さらに遠方の国家の人間のように、文字が読めないので教育の必要があるとも思っていた。
一方、霧亥はルイズの状況に関しては正確ではないものの、概ねの把握を行うことができた。
彼の蓄積されたデータと似たようなケースを照合した結果で、経験の勝利である。

たっぷりとした時間を使って、ようやく彼女は本題に入ることが出来た。
空には2つの月が昇り、きらきらと星が輝いている時間で、夢の世界へ行きたがる時間だ。

「で、貴方には使い魔になって欲しいのよ」と、ルイズは言う。
「使い魔って何だ」と霧亥は尋ねた。
珪素生物の発生源となった『教団』と呼ばれた連中の一部が、準独立型デバイスを指してそう言っていた。
彼のデータにあるのはそれくらいであり、行動が多岐にわたる程度にしか記録されていない。

「まず目となり、耳となってもらうわ」
「お前は接続端末を持っていない」
「何それ?っていうか、私のことはご主人様って呼びなさい。口の利き方がなってないわ」
「……他には何だ」
「特定の品を見つけてくることね。秘薬の材料である硫黄とかコケとか」
「わかった」
「知ってるの?」
「見たことは無いが、サンプルさえあれば可能だ」
「はぁ……それからこれが最優先事項なんだけど、主人を、その能力で敵から守ることよ」
「わかった」
「ホントにわかってんの?アンタ見た感じ、タダの顔色の悪い平民じゃない」
「……他には何だ」
「洗濯、掃除、その他雑用」
「わかった」
「………さっきから同じ言葉しか聞いてない気がするんだけど?」
「そうだな」

ルイズは呆れたようで、そのまま眠ることに決めたらしい。
霧亥はどうしたらいいのかわからないので部屋を出ることにした。
ここには珪素生物もいない。それほど睡眠も大切ではない。
敵でない相手の機嫌を損ねないようにするのが上策。
それが霧亥の探索行における原則であり、経験則であり、男女間に対する常識でもあった。
いくら時間が経とうとも変わらぬ本能の営みは、確かに人という種に残り続けたのだ。

「どこにいくの?」
「外だ」
「基本的に外出禁止だし、いくら学院近くでも外には狼や野犬がいるわ。ここで寝なさい」
「狼?ここには野生の生物がいるのか?」
「当たり前じゃない……ねえ霧亥、貴方のいた場所では、そんなに生き物が珍しいの?」
「俺のいた環境の有機生命体は数が乏しかった」
「ユーキ……生き物のこと?」
「そうだ」
「寂しい場所なのね……ここはたくさん生き物がいるわよ」
「興味があるな」
「私が許可するまで勝手にどこか行っちゃダメよ」
「……」
「おやすみ。アンタは床で寝なさい。あと洗濯物、そこに置いてあるから明日洗って。」

霧亥は答えなかったがそのまま横になる。そのうちルイズが眠ったのを確かめると、自分も寝た。
"使い魔"霧亥の新たなクエストが、今、始まる…

547 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:18:21 ID:ItdDK9Tu
>>543
倒れた敵に手を差し伸べ許したり
ありったけの夢をかき集め探し物を探しに行ったり
ゴールは遠いほどやる気になったりするのか

でもって支援

548 :BLAME ! の霧亥が召喚されたら? Log_01:2007/09/22(土) 01:18:32 ID:PC7nZdxb
以上です。SS書くのがこれほど大変だとは…
他の作者の皆様の凄さがよくわかります。

549 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:19:28 ID:eRYFmTXA
>>541
>このわしが『この世界』で安楽に愉しんでいるのを
ご隠居さんカワイソスw

550 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:37:05 ID:mJxlT3MH
重力氏放射線射出装置が破壊の杖にとって代わると予想。

551 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:39:41 ID:mJxlT3MH
じゃ俺も投下するお。小ネタだけど。多分続かない。

使い魔召喚の儀式
そこで私が召喚したのは人間。立派な赤いタキシードに身を包んだ、白い髪で褐色の肌を持つ長身の男だ。
その男の威圧感に、一瞬貴族を召喚してしまったかと思ったが、妙に篭った声で本人に否定された。
ただの―まぁ、少しは裕福そうな―平民。それが私が呼び出した使い魔。


そう思っていた時期が、私にもありました。


最初に男がその異常さをいかんなく発揮したのはギーシュとの決闘の場だった。
事の発端はギーシュの八つ当たり。二股がバレた事に逆切れしたヘタレ野郎は、その怒りの矛先を罪の無いメイドに向けたのだ。
あんまりにあんまりなその光景に我慢が出来ず、私は止めに入ろうとした。
けど、私よりも先に私の使い魔となった男がその場に割って入っていた。
男がボロクソに浮気男を言い負かしたことにより、メイドに向かっていた矛先は男へと向かう。
決闘だ決闘だと叫ぶヒモに対して堂々と「よかろう。存分にかかってくるが良い」と答える男を見て私は頭が痛くなった。
平民がメイジに対して何が出来るというのか。何とか止めようと男を説得するが、その返答は「ハッハッハァ!」という笑い声だった。ちょっとピキッときた。
折角の使い魔がいなくなってしまうかも知れないという恐怖と、でもこいつが消えたら消えたで新しいの召喚できるようになるしいっか、という打算をミックスした微妙な表情で私は決闘場へと向かう男の後ろを歩いた。
・・・今思い返してみると我ながら人でなしな考えだ。

決闘場に到着し、男が、女の敵と対峙する。そして開始の合図と共にキザな仕草により戦乙女を模したゴーレムが現れた。
男は腕を脇で構えたまま動かない。それを見たゴミは男が臆したと勘違いし、ゴーレムを突進させる。
ゴーレムが突き出した槍が男に届かんとした正にその時、男が何やら叫びながら腕を勢いよく振り上げた。
すると何故か粉々に破壊される戦乙女。すわ先住魔法かと驚きうろたえながらも、キザ夫は更に6体のゴーレムを生成し男に向かわせる。
クズとは言え、流石は戦闘実習の成績上位者だ等と感心しつつ、成り行きを見守る。既に男を心配する気持ちはなくなっていた。

新たに生成された6体の青銅人形を見、わずかに眉をひそめた後、男は両手を大きく後ろへやり、矢張り叫びながら突き出した。
するとゴーレム達は見事に全て粉々になって転がった。男は降参したナルシストを見下ろし一言。「くだらん」
後には涙目で膝を突き、産まれたての子牛の様にガクガクと全身を震わせる――えーっと、これ以上言葉が思いつかないわ。もうなんでもいいや――だけが残された。
あはれあはれ。

決闘で使った魔法?について色々と問い詰めたかったのだけど、男に睨まれあまり多くは聞けなかった。
一つ分かったことは、決闘で使った魔法のようなものは技術だということ。滅茶苦茶だわ。
ちなみにこの決闘の後、決闘を見ていたコックや絡まれていたメイド―シエスタというらしい―は男に弟子入りしたそうだ。
いつか下克上が起きるのではないかと私は気が気ではないのだが、どうすることもできない。次の日からちょっと平民に優しくしようと思った。


次に男がその異常さを見せたのはフーケ討伐の時だった。
男は、フーケによって生成された巨大なゴーレムに向かって、思い切り力を込めて何度も何度も手を突き出した。
一方その頃私は、ガリガリと再生を上回る速度で削られていくゴーレムをボンヤリと見つつ破壊の杖を弄っていた。だってヒマなんだもの。
さっぱり使い方がわからず首をひねっていた私をよそに、ゴーレムと男の戦闘にケリがついていた。「これで終わりだッ!」等と叫びつつ繰り出された男の脚によって、ゴーレムは完膚なきまでに破壊されたのだ。
しかし脚を振るうたびにシャキンシャキン音がするのは一体どういう原理なのだろう?いつか聞き出そう。
そう決心しつつ、私は引きつった顔をしながら汗をダラダラとかくミス・ロングビルと共に学園へと帰還した。
ちなみにこの後私はシュヴァリエの勲章をもらえることになった。私、何もしてないんですけど?

552 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:41:45 ID:mJxlT3MH
この事件のしばらくのち、男は再びその力を見せ付けた。
自称演技派な姫様からの依頼を、本音をオブラートでぐるんぐるんに包みつつ受けて、ワルドと共に私たちはアルビオンへと出発した。
のだが。何を思ったか道中、ワルドが男に決闘をふっかけてしまった。勿論男の返答は「よかろう。存分にかかってくるがいい」だ。
既に男の強さを理解していた私は、即座に殺すことを禁じた。
ワルドが引きつった笑いでそれを見ていたが、気にしない。痛い目を見て思い知ってくれれば良いのだと思った。

場所を移動し、決闘が開始された。一応、アドバイスしておこうと思い、私は口を開いた。「ワルド様、全力でいかれた方がよろしいですよ?」
笑いを含んだその言葉にムっとしながらも、それを聞き入れ、ワルドは分身を作り出した。その数実に4体。
そうでなくては。すぐに終わってしまっては面白くない。・・・私はサドかもしれない。こんな事を考えるなんて。少し自分の性癖について考え悶々としてしまった。

その間に分身はその数を1体にまで減らしていた。ワルドは驚愕の表情。更に男が突進し、残った2人の片方をを壁に叩きつけ、分身は遂にゼロとなった。
ここで、一応念を押しておくことにした。「殺してはダメよ?」 男はニヤリと笑う。嫌な予感がした。
このやり取りの間に呪文を唱えていたのであろうワルドが男に攻撃を仕掛けた。それを「ハッハッハァ!」と叫びつつ、男が避けた。斬られたように見えたのは男曰く残像だそうで。
すべる様に移動した男の前にはワルドが。そして次の瞬間、辺りが何故か真っ暗闇になった。柔らかくて硬い何かを殴打しているような音が当たりに響き渡る。
その音が止んだあとには、やはり「ハッハッハァ!」と叫びつつ何やらポーズをキメている男と、ボロクズの様になって転がったワルドが残されていた。
・・・殺してはダメと言ったので半殺しにしたようだ。一応命令は守っているので何も言うことができず、次の日私は意識の戻らないワルドを放置しアルビオンへと向かうことにした。
途中海賊に襲われたが、男が10分でヤってくれました。
とりあえず意識を失った賊から武器を奪おうとその体を漁っていた所、賊の全員が変装していることに気が付いた。その全てをひっぺがすと中から出てきたのは思いの他品の良い顔立ち。
ぺちぺちと頬をはたき、賊の頭らしき人物から事情を聞いた。どうやら頭はウェールズ王子らしい。これには流石におでれーた。

私は事情を話し、あっさりと手紙を返してもらい、帰途に着いた。――そういえばワルドはどうなったのかしら。今の今まで忘れていた。



――ルイズの回顧録より

553 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:47:05 ID:TuxgF14H
誰かと思った。

KOFのルガールか!

554 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:47:20 ID:p21eaHCT
ふがふが。支援はいるけ?

555 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:49:23 ID:3zQjmqLp
・・・・・・衝撃のアルベルト?

556 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:49:30 ID:bCgL1fZ0
刃牙ネタww支援

557 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:49:34 ID:mJxlT3MH
>>554
いや、これで終わり。

>>553
バレたかw より正確に言えばカプエスのGルガでございます。

558 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:50:13 ID:v+AH3v3o
>>553
>脚を振るうたびにシャキンシャキン音がする
ジェノサイドカッターか

559 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:51:02 ID:bXDmjzWO
>>557
……Gルガってたしか瞬獄殺使えなかったけ?

560 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:54:00 ID:o6mVQRbz
アホアホマンとかキョーちゃんとかおかんとマー君とかバイオハンターとか
ごっつええ感じのキャラでやりたい
やりたいけどギャグセンスが致命的にない

561 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:55:49 ID:mJxlT3MH
>>559
使えるよ。
ちなみに瞬獄殺でフィニッシュすると「天」の文字がバックに出る。
同じゲームに出てくる普通のルガールは使えない。

てか今更気づいたんだけどGルガの戦闘開始時のセリフって「お手並み拝見と行こうか」だね。
ミスったわ。

技解説
腕を振り上げて〜:烈風拳
腕を突き出す〜:カイザーウェイヴ
暗闇〜:瞬獄殺
シャキンシャキン:ジェノサイドカッター
これで終わりだ:カッターの必殺技ver

562 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:56:24 ID:ERpk1dD5
>>543
たしかにシエスタは祖父母が誰か、によって運命が大きく変わるな

563 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:56:59 ID:bCgL1fZ0
ゴレンジャイなら考えたなぁ…

5回目まで何も出ずに6回目にドクロさんを召喚
ルイズがドクロさんに襲われてゴレンジャイ登場!とかw

564 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:57:04 ID:3zQjmqLp
>男は両手を大きく後ろへやり、矢張り叫びながら突き出した
>更に男が突進し、残った2人の片方をを壁に叩きつけ
>斬られたように見えたのは男曰く残像
カイザーウェイブにゴッドプレスにルガ版阿修羅閃空か
>>559
>そして次の瞬間、辺りが何故か真っ暗闇になった。柔らかくて硬い何かを殴打しているような音が当たりに響き渡る
多分この辺で使ってる

565 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 01:57:51 ID:bXDmjzWO
>>561
ごめん、ワルドフルボッコの技の説明見落としてた。orz

566 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:02:09 ID:mJxlT3MH
まぁアレだ。格ゲー知らない人には何とも理解しがたい一品となりました。
後悔はしてないがちょっと反省してる。

567 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:05:02 ID:TuxgF14H
>>557
余計タチ悪いwwwwww
殺意の波動に飲まれる件w


格ゲーからなら…ギルティギア関連ってまだ喚ばれてないよな。

ジョニー招喚して

対ルイズ
「初対面でキスとはずぅいぶん大胆じゃないかぁ…お嬢さん?」CV・若本
対ギーシュ戦
「なかなかのプレイボーイだが、その程度じゃあ世界で二番目だな。
先に言っとくが、俺はパーフェクトだぜ?」CV・若本
対シエシエ
「身分家柄がどうであろうと、俺の目に叶うなら立派なレディだ…」CV・若本
対キュルケ
「男を誘うは危険な火遊び。抑えきれない微熱が、君を罪人にしているのさぁ」CV・若本

ぶるぁぁぁな使い魔とか想像した。

568 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:14:35 ID:4pjgxDSq
Gルガールを召還するとは…
ハルキゲニアに暗黒パワーと殺意の波動が吹き荒れる!

これで終わりだ:ジェノサイドヘブン だったと思う


569 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:15:55 ID:9kJaOrtt
ふと。

ああ!ひだりてがあつい!
なんということだ!わたしはこのちんちくりんなしょうじょのつかいまとなってしまったのだ!
わたしはもうもとのせかいにはもどれないだろう!
ざんねん!(ry

とか思いついたが一瞬でゲームオーバーになるのでボツ。

570 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:19:39 ID:TuxgF14H
>>569
…ミシシッピー連続殺人事件?

571 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:19:56 ID:0w4jsU1d
>>569
思いついたというより既に書きあがってるじゃないか!

道が開いてれば半から投下したいと思います

572 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:21:38 ID:NK95fo8S
スパルタンXが召喚されました

573 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:23:08 ID:9kJaOrtt
>>571
本当は鏡に飛び込む(自分から)所から書きたかったんだぜ。
で、道は空いてる。支援する。


574 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:24:34 ID:TuxgF14H
>>572
デンデレデンデレデンデレデンデレデンデレデンデレデンデレデンデレ

ビョ〜ン

ワッハッハッハッハハハ
ワッハッハッハッハハハ
(合成音声)


正直スマンカッタ。

575 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:25:45 ID:4pjgxDSq
>>562
格ゲーでSNK VS CAPCOM SVC CHAOSから
Mr.カラテことタクマ・サカザキが祖父。
極限流を幼い頃から習っていたシエスタ。
祖父から貰った正体を隠すための天狗の仮面。
「覇王翔吼拳を会得しない限り、私を倒すことはできません!」

メイド服と天狗の仮面…  イイ!

576 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:27:18 ID:jKGbtjwb
>>575
正体隠してNEEEEEEEE!!!!!!!

577 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:29:36 ID:TuxgF14H
>>575
必殺技でトドメさしたら服が破けて下着姿になるわけですね。
わかります。

578 :ゼロのちグゥ:2007/09/22(土) 02:31:05 ID:0w4jsU1d
「うう……ここは……」
ルイズが意識を取り戻すと、そこは食堂だった。

足元ではグゥがどこから出したのか、ちびちびとケーキを食べている。
「ルイズは食事をとらないのか?」
「そんなことより、もっと深刻な問題についてあんたと語りたいと思うわ」
グゥは“何言ってんの?”的な表情でルイズの顔を見た。
その瞳からは特に悪気を感じない。

「わかった、わかったわよ。今は話したくないわけね?」
グゥがうんうんと頷く。
「そうそう。ちゃんと食べないとな」
「そのセリフ、そのままあんたに返すわよ」

ルイズは肉をナイフで切りわけながらグゥについて考える。
まだ呼び出して1日だが、ルイズにはいくつか判ったことがあった。
まず、こいつは少なくとも“無力な平民の子供”などでは決してない。
亜人だとすると身体的特徴や召喚したときの猫を被った様子から考えて、一番近いのは吸血鬼だ。

ただ、グゥはどちらかというと…いや、かなり熱と光を好んでいる。
嬉しそうに朝日を見上げていたし、何故か宿敵キュルケのサラマンダーにべったりだ。
そんな吸血鬼は有り得ないし、考えたくもない。

かといってエルフとは思えないし、オーク鬼や翼人とは外見が違いすぎる。
人に変身できる韻獣系の何かという可能性もあるが、最初から人型をしていたのでその線は薄そうだ。

結局、ルイズは考えをまとめきることができないまま食事を終わらせた。
気づくと足元にいたグゥがどこかへ消えている。

「ギャー助けてくれえ、ぼくが悪かった!謝る、謝るよ!」
数メイル先にできた人垣の中から、男の悲鳴が聞こえてきた。

579 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:32:33 ID:fU4qM2gw
>>570

>>569はシャドウゲイトってゲーム
選択でゲームを進めるんだが、選択を間違えると理不尽な死に方をする

>>575

シエスタ「メイジが相手なら覇王翔吼拳を使わざるを得ない」

580 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:33:33 ID:bCgL1fZ0
ニコイチ支援

581 :ゼロのちグゥ:2007/09/22(土) 02:33:39 ID:0w4jsU1d
あの声は…ギーシュかしら?

「そうそう、モンモランシー。ギーシュに近づく女を何とかするのではなく、ギーシュ自身を何とかすればいいのですよ」
え、この声はまさか?!

ルイズは慌てて人垣を掻き分け前に出た。
「ちょっとグゥ、何やってんの!」
「善意の第三者ですよ。言わばボランティア」

「そう。で、このボロ雑巾みたいな金髪男は何?」
「たった今二股がばれた哀れな少年、ギーシュ・ド・グラモン」
そう言うと、グゥは目に涙を浮かべた。ただし、満面の笑顔で。

「じゃあ、ギーシュを今もストンピングしてる一年生の子は?」
「このちょっぴり過激なガールはケティちゃんですよ」
ルイズは額に青筋を浮かべると、グゥの胸元をつかみあげた。
「ねえ、これあんたが焚きつけたのよね?そうよね?そうなのよね?変な事しないでって言ったわよね!ねえ!」
「そんなことないですよー」
グゥがあまりにもわざとらしい、間延びした声で弁解する。
ルイズが首を絞めようとしたその時。

「ちょっと、ルイズ」
「ん、どうしたの?ええと…モンモランシー、ごめんなさい、この馬鹿がなんかしたみたいで」
しかし、モンモランシーから返ってきた答えは意外なものだった。
「いや、違うわよ?」
ルイズから開放されたグゥが憮然として口を尖らせる。
「あらそうなの、じゃあ何で?」

「ちょっと相談に乗ってもらっただけよ」
「それはごめんなさい。でも、“それ”はこのままでいいの?」

ギーシュは哀れなほどぼこぼこにされ、現在進行形で生傷が増えつつある。
それを見ながら、モンモランシーはにっこり微笑んで答えた。
「天罰よ」

「そ、そう……。なら行きましょうか、グゥ。今日は午後の授業ないから、部屋でここの事説明してあげる」
「楽しい見世物がまだ」
「いいから行くわよ」
「…ッチ」

582 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:34:27 ID:mDX23FZZ
グゥキター支援。

583 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:35:01 ID:vdSw4a/A
>>577
キングとユリも脱衣負けしなくなって10年以上経つのか……早いものだ支援

584 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:35:15 ID:hgquF2HA
ギーッシュ!!
しかし二股の結果としては割と常識的な件について支援

585 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:35:37 ID:mJxlT3MH
ともよさんは俺の嫁支援

586 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:35:40 ID:bCgL1fZ0
胸毛で鬘支援

587 :ゼロのちグゥ:2007/09/22(土) 02:35:55 ID:0w4jsU1d
所変わって、ここは学院長室。

コルベールは、やや憔悴した様子で学院長老オスマンに相談に来ていた。
「あの、オールド・オスマン、それで“遠見の鏡”の使用許可の方は」

「うーむ、確かに人を使い魔として召喚することなど、このトリステイン魔法学院始まって以来のことではあるがのう」
オスマン氏は渋い表情で考え込んでいる。
「しかしじゃよ、ミスタ・コルベール。ルーンがいくら服の下にあるだろうと推測されるとしてもじゃ。
それを確かめるのに、“遠見の鏡”となあ……」
わしですら覗きには使ってないのにのう、と付け足した。

コルベールは、禿げ上がった頭をハンカチで拭きながら説明する。
「けれど、その、私がむりやり女の子の服を剥がすというのはちょっと。
それに、他の女性職員に頼んだとして、もしそのルーンが異常な、たとえば伝説の印とかだったらどうします?
まあ、それはないとしても実際問題、人間を召喚したという時点でかなりの異常事態なんですよ!」

異常といえば、あの時一瞬感じた巨大な気配も気になるが、とりあえず今は関係ない。

「言わんとすることはわからんでもないんじゃが……」
「そこをなんとか」

「……まあ、ここしばらく何の大事も起こってはおらんし、たまにはいいかの」
「ありがとうございます、オールド・オスマン」
「ところで、その使い魔とやらはどこにおるんじゃね?場所がわからんと、いかな“遠見の鏡”といえどうしようもないぞ」

コルベールは少し考えてから答えた。
「おそらく、召喚したルイズ・ド・ラ・ヴァリエールの自室にいるのでは?確か女子寮3階の2番目の部屋だったかと」
「あいわかった」
オスマン氏が杖を振ると、ルイズの部屋の中が映し出された。

588 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:38:06 ID:TuxgF14H
シエ支援

>>579
ああ忘れてた。セルフコマンドね。

589 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:38:34 ID:hgquF2HA
とりあえず信頼が置ける女性の教師にスケッチしてもらって
その後調べれば良いんじゃないかコルベール先生支援

590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:38:41 ID:bCgL1fZ0
フクロウおじいさん支援

591 :ゼロのちグゥ:2007/09/22(土) 02:38:58 ID:0w4jsU1d
そこでは、ルイズが色々な事をグゥに理解させようと悪戦苦闘していた。

「……だから、平民ってのはいわゆる普通の人のことね。で、貴族は基本的にはメイジで、メイジは魔法が使えて偉いのよ。
そのかわり、戦いがあったとき平民を守る役目があるの」
「ほう、魔法とやらが使えれば貴族なのか?」
「一概には言えないけど、大体はそういうことでいいわ。」
「魔法、か……」
グゥは目を細めた。

「わかった?」
「うむ」

「本当にわかったのならいいけど。じゃあ次は“使い魔”ね」

「それは昨日読んだから大丈夫っすよ。
感覚をいくつか共有して、秘薬?の材料を探してきて、主人を守る。オッケー?
……秘薬の材料の意味はわからへんけど」
グゥがにやにやと笑う。ルイズは頭を抱えた。

「……ねえ、グゥ」
「なにかな?」
「もしかして昨日こっちに来た直後から私の心読んでた?」
「うむ。ルイズが顔を赤らめてこの子可愛い!とか、使い魔が何で人間なの?とか悩んでる辺から全部。面白かったぞ」
ルイズの肩が怒りと、羞恥と、その他いろんなもので震える。
そしてグゥの頭を掴んだ。
「あああ、あ、あんたねええええええ!禁止!絶対禁止!勝手に心読むな!マジで!」

「えー」
「えーじゃない!」
「ルイズってばひどーい!」
「無駄にかわいくキレてもだめ!絶対!」

グゥが実に残念そうに溜め息をつく。
「しかたないなあ」
「お願いだからやめてね」
「はいはい」
こんな調子では、他人より早く年を取りそうだ。
ルイズは肩を落とした。

592 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:40:01 ID:mDX23FZZ
支援。

593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:40:11 ID:2duqDCdD
しえーーーん

594 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:41:53 ID:mJxlT3MH
ハレってよく胃痛で死なないよね。支援

595 :ゼロのちグゥ:2007/09/22(土) 02:42:33 ID:0w4jsU1d
「ルイズも大変だな」
「今のわたしの悩みのうち8割ぐらいはグゥのせいよ!
ところで、あんたってなんだか色々できるみたいだけど、メイジなの?」

「さあ?」

「まあ、杖持ってないし多分違うわよね。じゃあ質問を変えましょうか」
「……?」
「グゥ、あんたって種族なに?」

「ルイズには、グゥがかよわい少女以外に見えるのか?悲しいな……」
グゥが悲しそうな表情を浮かべる。本気にはとても見えないが。

「あのね、見えるから聞いてるの。
少なくともわたしの知識によると、人間は普通一瞬で顔を変えたり、皿や梟を丸呑みしたりはしないわよ」
「そうかなあ。グゥは、グゥなんだが」

「そうに決まってるでしょ!はぁ……。
そういえば丸呑みで思い出したけど、マリコルヌの使い魔があんたの目から見えたじゃない?あれって生きてるの?」

グゥはちょっと首を捻ってから答えた。
「すごく元気してるぞ」
「どこで?」
「会いたい?」
「いや、別に会いたくはないけど。生きてるなら戻してあげなさい。さっきのマリコルヌ、自殺せんばかりだったわよ」

「むー……困ったなあ」

「なにがよ」
「あの鳥、こっちが気に入ってるみたいで出てきてくれない。会うだけなら簡単なのだが」

出すのは無理で、会うのは簡単ってどういうことかしら?

「うーん、じゃあ会ってみようかしら」
「後悔しない?」
「なによ、なんか怖いわね。危ないの?」
「いや別にそんなことは」
「なら後悔しないわ。どうすればいいの?」
「Come in!」
「はい?」


ばふっ

596 :ゼロのちグゥ:2007/09/22(土) 02:44:40 ID:0w4jsU1d
その頃。
学院長室では“遠見の鏡”を使い、なんとかグゥのルーンを確認したオスマン氏とコルベールが、それのスケッチを見ながら雑談していた。

「ふぅ、疲れたのう。服の下ギリギリに鏡の照準を合わせるのがこんなに大変とは……」
「色々すみません、オールド・オスマン」
コルベールが心底申し訳なさそうに頭を下げる。
「よいよい、十分な暇つぶしにはなったわい。ただ、できればもうちょっと育っていて欲しかったのじゃがな」

「……はあ。ところで、この平民の少女の胸に浮いたルーンですが、随分珍しいものですねえ」
「確かに、いまだかつて見たことがないルーンじゃが。ところで、ミスタ・コルベール」
「なんでしょう?」

オスマン氏の目が鋭くなった。
「あの子は、本当にただの平民なのかね?」
「少なくとも、“ディテクト・マジック”には反応がありませんでした。ただ……」
オスマン氏が髭を揺らしてコルベールの顔を覗き込む。
「ただ?」
「なんというか、得体の知れない不思議な雰囲気がありますね」

コルベールの返答に、オスマン氏は深く頷いた。
「やはりそう感じるか。というかの、わしにはあれが平民とか貴族とかいう以前に、人間じゃないような気がするんじゃが」

「むむ、しかし亜人のような感じは受けませんでしたが。王宮の研究室にでも知らせますかな?」
「いや、それはやめておいた方が良かろう。学院内のことはできるだけこちらで解決したいしの」
「わかりました、オールド・オスマン」
「内密にな」
「はい」

597 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:44:56 ID:mDX23FZZ
ちょwww支援。

598 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:45:04 ID:hgquF2HA
喰ったーーー!!支援

599 :ゼロのちグゥ:2007/09/22(土) 02:46:58 ID:0w4jsU1d
「ちょっと、グゥ!ここどこよ!暗いんだけど!」
突然視界が暗転したルイズは慌てふためいた。
頭に直接グゥの声が響く。

(危なくないし、痛くないから大丈夫。もうちょっと前に歩き?)

「本当でしょうね!」
もう既に“マリコルヌの使い魔に会いたい”と言ったことを後悔しているルイズではあった。

「あら?」

しばらく歩くと、いつの間にかルイズの周囲が明るくなっている。
そこは、見たこともない木がまばらに生えた見渡す限りの広野だった。
(鳥、見つかった?多分近くにいると思うねんけど)
そう言われてルイズは辺りを見回す。

「えーと、あ、居たわ!おいで、クヴァーシル…だっけ?」
しかし、すぐ横の木の枝に止まっていた梟は、ルイズの姿を見るや否や奇声をあげて飛び去った。
「ちょ、ちょっと!待ちなさい!」
(あーあ、嫌われちゃったねー)
やる気のないグゥの声が再び響く。

「うるさいわね!で、ここから出るのはどうすればいいの?
というか早く助けなさい!気が狂いそう!」
(あーい)

再び、ルイズの視界が暗転する。

「うーん……」
気づいた時には、既にルイズの体は自室にあった。
「おかえり。鳥は元気しとったろ?」
「い、今のは何なの?確かにクヴァーシルは居たけど……」
グゥが自分のお腹を叩く。
「はあ?冗談、よね?」
ルイズは開いた口がふさがらない。

「グゥは、いつだって真剣だぞ」
「そう……便利、ね……」
グゥはにやりと笑った。
「へへへ」

600 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:47:27 ID:KGVpyFzL
体内ご招待支援

601 :ゼロのちグゥ:2007/09/22(土) 02:48:55 ID:0w4jsU1d
ルイズは確信した。こいつは人でも亜人でもない。確実に何か別の幻獣だ。

けど、もしかしてこの使い魔、当たりなのでは?
一瞬で人や動物を呑み込み、生きたまま異空間に封印できる生物なんて聞いた事がない。
しかも人語を解し、外見は普通の女の子なのだ。
使いこなせれば、凄いんじゃないかしら?
問題は、使いこなすめどが全くたってないということだが。

グゥがぽつりと呟いた。
「精進しなっせ」

「あんたね!勝手に心読まないでっていったでしょ!」
「難しい顔してたからつい」
「つい、じゃないの!駄目ったらだめー!」
「……」

「あと、無意味に人を呑むのも禁止だからね。特に杖を持ってる人は駄目よ!」

「……ルイズは禁止が多いなぁ」
「いや、普通のことだから、ね?」
「そうかなあ」
「そうなの!」

言い争いに疲れふと外を見上げると、太陽はまだ随分高いところにあった。
ルイズの長い長い一日は、当分終わりそうにない。

602 :ゼロのちグゥ:2007/09/22(土) 02:51:57 ID:0w4jsU1d
今日の投下分は以上です

ともよと誠一と体内珍獣は、使い魔は一匹のルールに則り南の孤島に置いてきました。
きっと元気にサバイバルしてるでしょう。

ちなみにオスマンの髭をでかつらを作るイベントは都合によりキャンセルされました。

603 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:54:24 ID:z7hkXQus
ルイズがんばれ!超がんばれ!!

604 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:56:28 ID:E2kAW73H
> ともよと誠一と体内珍獣は、使い魔は一匹のルールに則り南の孤島に置いてきました。
南の島の生態系がーーーーーーーーー!?

605 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:57:41 ID:t8d1JI0K
乙!
グウの周りで正しい意味で正気なのはきっとルイズだけに違いない。

606 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 02:59:50 ID:mDX23FZZ
思わず支援の前に草生やしてしもうたwww
中の人乙なんですよ。

607 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 03:05:23 ID:4pjgxDSq
乙!

ハレのまわりにはロバートというとにかく発砲する危険人物や
ダマという白髪に対してバーサカーチックに求愛する危険人物がいる。

ルイズはましなほうではないか?





608 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 03:06:09 ID:eRYFmTXA
投下乙
奇妙なノリで面白い。

素朴な疑問、グゥはアニメでしか知らんけど、結局何者なの?
記すこともはばかられる名状しがたい何かとしかわからん。

609 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 03:07:17 ID:hgquF2HA
乙したー。

>>607
しかし最も危険な人物……人物? がいる時点でもう。

610 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 03:11:44 ID:TeyBNMLG
>>608
ハレのちグゥが完結してハレグゥが現在6巻まで出てるけど未だによくわからん存在だよ
連載分はシラネ

611 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 03:13:06 ID:mJxlT3MH
むーざん むーざん
>>608こそこそ ぐぅのしょうたいさぐったら
かみかくしにあった
むーざん むーざん

612 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 03:15:30 ID:0w4jsU1d
パッパラ隊のとびかげと同じで“グゥという生物”だと思っている俺

613 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 03:18:22 ID:j1WdhT4n
けど作者の話だと正体決まってるらしいから連載が続けば明らかになるんじゃね?

614 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 03:43:33 ID:ZAS4hSUx
コピペに付いての謝罪。 投稿者:相原 投稿日:2007/09/18(Tue) 09:38 No.1622

こちらでは初めまして、相原と申します。

『Mercenary of Zero』についての件ですが、今回はご迷惑をお掛けしまして本当に申し訳ございません。
そちらの仰るとおり、あのくだりは他サイト様の作品の文章を貼り付けたものです。あの部分では良い文章が思い浮かばず、手を抜いて結局ああして貼り付けてしまいました。
あの部分に関しましては、後日こちらの方で書き直させていただくという事でよろしいでしょうか?
本当に失礼な事をしましたが、必ず訂正をしておきますので、ご容赦の方よろしくお願いします。今後このような事をしないよう心がけていきますので。

今回は本当に済みませんでした。

--------------------------------------------------------------------------------
米田鷹雄(管理人) > 何が問題か本当に理解されていますか?
失礼ながら、本当に反省しているのであれば、「後日」という言葉や「容赦」という言葉が最初に出てくることはないと思います。
貴君が言われているのは、万引した人間が「あとで盗んだものを返せばいいだろう」と主張しているのと同じです。

貴君がまず最初に謝罪すべきは、先方の作者に対してです。

その上で、以後の話がはじめてでてくるのです。
先方に対して、誠意ある対応をしていただけますよう強く要望致します。

なお、この件につき、管理人と相原氏、あるいは先方の作者、関係者以外のレスを禁止致します(既にあったレスは申し訳ありませんが削除させていただきました)。 (9/18-12:06) No.1624





作品について 投稿者:ファフナー 投稿日:2007/09/18(Tue) 15:50 No.1629

自分の作品である『リリカルなのはA'sアナザー』ですが確かにとある作品を参考に書いたため内容が似ている物になってしまいました。
ですがこれからは自分のオリジナル要素を入れていくつもりなのでどうか寛容な処置をお願いします。
お騒がせしてすみません。

--------------------------------------------------------------------------------
米田鷹雄(管理人) > 貴君の作品については「参考」というレベルではないはずです。この期に及んでも、そういう言葉を使われるというのは、事態を認識されておられないのではないでしょうか?

貴君がまず最初に謝罪すべきは、先方の作者に対してです。

その上で、以後の話がはじめてでてくるのです。
先方に対して、誠意ある対応をしていただけますよう強く要望致します。

……一日で二度もこの言葉を書き込むとは思いませんでしたが。 (9/18-19:02) No.1631


615 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 04:01:28 ID:6GdgVkGy
今日も良い天気ですね。

616 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 04:07:00 ID:oxnC7Mcr
ドラゴンボールを召喚してもシェンロン呼び出せないんだろうなぁ

617 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 04:30:56 ID:mJxlT3MH
>>614
なんぞこれ

618 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 04:54:55 ID:GSZ6iM+E
頭空っぽの方がー ゆめつめこめるぅ〜♪

…ってことでしょ?

619 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 05:01:05 ID:sooJC66c
>>617
某所の炎上騒ぎをこのスレにも延焼させようとして
放火しているキチガイ。基地外じゃなくてキチガイ。

620 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 05:40:56 ID:DI7qH7a5
>>602
す、ステッキは?魔法少女の証ちんちくりんステッキは!?

621 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 05:57:57 ID:IzlARDOO
エルフを狩るものたち御一行が見たいね。
最終話でせっかく日本に戻ってきてたのに、再び召喚されるそうになってた。
うまく最終巻からシームレスでつなげられるよ。


622 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 06:11:12 ID:hnkWCVpB
カブタック召喚

ギーシュとの決闘、フーケ戦でキャプテントンボーグがどこからともなく
現れて仕切るとか考えたが、文才の欠如に断念

623 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 06:13:00 ID:8vpH/Nwy
>>621短編であったと思う
メイジは脱がーす!って言ってたよw

624 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 06:37:51 ID:5DOzeb3m
School Daysから伊藤誠召喚って無いの〜?
そして、ルイズのヤンデレ化!


625 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 06:45:29 ID:V6SjhjbH
それは最後にはシエスタかアンリエッタの顔面が爆砕されるということか

626 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 06:55:30 ID:Rt0jjB0h
>>624
信者には残念だがアレに靡く他作品の女性キャラは居ない

627 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 07:07:41 ID:InSxQYr9
>>624
アレは血縁じゃないと反応しないから。

628 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 07:29:24 ID:5DOzeb3m
実際、なんであれでモテルのか不思議な話だからね〜
それも、そっか。
ルイズが言葉みたいに壊れるのは面白いかなと思ったけど、話が続かないか。
残念。

あと面白そうで、まだ無いのは「ネギま」からエヴァンジェリンとか、
「まかでみ」の佐久間榮太郎なんか、面白いと思う。
二人とも魔法の先生としての素養があるから。

エヴァンジェリンの場合は超スパルタで、
榮太郎の場合は気苦労の耐えない授業になりそうなよか〜ん。
どっちにしろ、ルイズには平穏なんてなくなるな。

629 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 07:35:05 ID:OH6+5Ev4
>>627
シエスタとジェシカのひいおじいちゃんが実は……

630 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 07:46:42 ID:ERpk1dD5
>>629
嫌過ぎるwww

631 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 07:55:21 ID:mJxlT3MH
エスコン5のチョッパーが墜落時に飛ばされてタルブの村へ、そしてシエスタの祖父に ってなシチュが思い浮かんだが、主人公がどうにもならんのでボツに。

632 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 07:57:50 ID:aww7tPxP
>>629
その場合、その二人も確実に孕んでるんじゃないか

633 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 07:59:42 ID:0W0ysltB
>>627
言葉様一族は血縁じゃなくね?

634 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 08:01:17 ID:HUG4nNlR
>>629
ちょwそんなこと言うから
シエスタとジェシカのひいおじいちゃんとおじいちゃんとおとうさんと恋人が実は……
なんて展開思いついちまったじゃないかッ!

635 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 08:08:21 ID:V6SjhjbH
よし、話の方向性をちょっと変えてみよう。
シエスタの実家のあるタルブの村が実は雛見沢村

なんかいろんな意味で終わってる

636 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 08:11:52 ID:R7OFxTjv
SNK格ゲーはナコルル、ルガールと来て主人公キャラはまだなんだな

京、K'なんか面白そうだと思うがガンダールヴでなくても解剖されかねないw
ロックはちょっと賢くて暴走フラグ持ちの幸村になりそう
個人的に一番見てみたいのはテリー・ボガード(ボンボン版)

637 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 08:21:59 ID:PrKeSojq
>>543
地球へ…のラストで何処かへ行ってしまったトォニィはハルキゲニアに飛ばされ、
アルテラにどことなく似ている人間の女性と結婚。シエスタの父が生まれ、ミュウの血は隔世遺伝でシエスタに……

平民のメイドがいきなりミュウの力に目覚めたらどんなことになるだろう。

638 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 08:27:17 ID:/wwumwLK
>>636
うっおー!くっあー!ざけんなー!
こいつ(デルフリンガー)の使い道はまだあるぜー!
サニーパンチ!
そんな話が見たいと君は

639 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 08:30:34 ID:U/APjzo8
SNKにはどきどき魔女神判があるじゃないか!

640 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 08:32:10 ID:3xBkG1ni
>>663
家系図 overflowでぐぐってみたが
確かにのってないなぁ

641 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 08:32:14 ID:DL2/ON5F
>>631
つナガセ
つグリム
つバートレット
つ少佐
つおやじさん
つペロー大佐

さあ、好きなのを選ぶんだwww

642 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 08:45:52 ID:XCYkPY+D
>>639
そういやこの度2が発表されたな

643 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 08:56:09 ID:GI6Z5LrU
シエスタの祖母がアニマスの雪歩というのはどうだろ
ほら声優はおろか顔と胸までそっくりだしw

644 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 09:34:38 ID:ke0RFd0E
>>640
ttp://www.geocities.jp/bee_langley/School_days/sd_kousatu.html
Overflowのカオスっぷりを甘く見ないほうがいい

645 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 09:56:28 ID:S2iTHjTB
ふと鴉天狗カブト召喚とか思いついた。
寺沢武一補正でキュルケ並のプロポーションになるルイズ
って、よく考えるとカブトは喋る剣持ってたり、後期には額と両手と胸に四神の印が刻まれてたりするな

646 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 10:06:37 ID:yDK5LczR
コブラを呼んでも面白いかな、小娘や小僧をあしらう台詞は魅力だ
神の力の宿った左の義手をあっさり投げ捨てて自分のサイコガンで決着を着ける姿は絵になりそう

コブラ原作にあった戦国時代召還話みたいに、メイジはなぜか皆下半身Tバック

647 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 10:26:36 ID:U/APjzo8
コブラはゼロ魔キャラが空気以下になりそうなのが……
そりゃコブラファンはいいだろうけど、ゼロ魔ファンはいい気分しないだろう。

648 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 10:30:44 ID:BEi8zWHu
ローブを目深にかぶったTバックの女を口説いて
「コブラ、あなたに言っていないことがあるの」
「君が男は初めてだってことか?それとも君が王女様だってことか?」
とか
「君は凄い早撃ちらしいね。僕の閃光とどちらが上かな?」
「イモの皮むきならお前のほうが上だ」
なんてことになるんですね!

649 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 10:35:35 ID:QgJkzbdI
>>627
始祖ブリミルの使い魔の一人が伊藤誠の父、沢越止というのはどうだろう
あいつ原作では子供が100人以上で
しかも男はもれなく父親と同じ特性を持ってるから

650 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 10:44:24 ID:zzIa2lvR
DDSのサーフとかどうかな?
飢餓の誘惑に苦しみながら使い魔する姿を妄想した。

651 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 10:45:12 ID:0uW5YiKS
>>649
おいおい
で、実はメイジの源流はこの一族でしたーとかになるのか?
いやだなー


652 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 10:48:26 ID:22oLTiTg
ギース・ボーヒョー・ハワード・・・・・・
ギャグにしかならん上に、技が即死効果ばかりでデンジャラス過ぎる。

653 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 10:48:52 ID:GHWguGgx
藤田和日郎のスプリンガルドからバネ足ジャック一式召喚。
フライなんか必要なし。とんだとんだよばねあしジャック。

あきゃきゃきゃきゃきゃ!!

654 :652:2007/09/22(土) 10:51:56 ID:22oLTiTg
間違えた、ギース・ボーヒョー・ハワードじゃなくてギース・ボヒョー・ハワードだorz

655 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 10:52:34 ID:U/APjzo8
アリスソフトから女の子モンスター召喚とか。
ハニー召喚とかもいいかも。

656 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 10:54:35 ID:ke0RFd0E
ハニーはまさにメイジ殺し…と思ったけどワルキューレには普通に負けるよな
あいやー(パリーン

657 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 10:56:34 ID:9J3c7GK+
ARMSより巴武士召喚。
ルイズが虚無の使い手へと導く存在となり、対七万のときは完全体となって
光りの矢で蹴散らす。
ただ、ミョズニトルニンがアドバンスドアームズのコアをどこからか入手、量産。
兵士達がARMSと変貌をとげ、すんごいことに

658 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 11:00:49 ID:eJiG8TPt
>>657
ARMS完全体が七万とかまさに地獄だなwww

659 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 11:01:31 ID:r2F52WGQ
>>650
DDSのサーフたちは真面目に人喰わんと暴走しちゃうから厳しいぞー
夜な夜な人が減っていくトリステイン魔法学院…

>>654
そしてしろくろ改め藤島じゅん自重

660 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 11:04:54 ID:U/APjzo8
>>656
ハニーキングなら大丈夫。
それにハニーフラッシュは防御力無視だから攻撃面も大丈夫さ

661 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 11:07:09 ID:C0jvyXSD
パンツァードラグーンのドラゴン召喚。

レコンキスタの空中艦隊と戦闘を繰り広げ、聖地(旧世紀の遺産)を破壊しにいく。
とか、妄想が

662 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 11:20:48 ID:RRogopOk
>>657
適正遺伝子の問題で7万のうち八割くらいは暴走する気が…


「ゼロのルイズがボールを召還したぞ!」

――力が欲しいか?

「…え?」

――力が欲しいなら――

「このボール…あなたが話しかけてるの……?」

――くれてやる!!


虚無の担い手でガンダールヴで破壊の王と共にある者、とい理不尽兵器の完成。

663 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 11:22:55 ID:/bh+UD63
イタチとウルキオラみたいな堅物で冗談が通じない
スキの無いキャラは話が作りにくいな
基本ルイズ側から絡まないと何も始まらない
あるいは周辺から絡まれるとか

664 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 11:23:10 ID:YQxisYYb
ドラクエ5のエスターク召喚

どんなに頑張って勝っても地面にもぐってしまうのでルイズ涙目

665 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 11:23:38 ID:3R8ScoW+
セラの歌の様な飢えを和らげる要素があれば何とかなるか?
(ルイズの虚無の詠唱とか、使い魔ルーンの効果とか…)

666 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 11:27:26 ID:9q2GkPd3
コブラを召喚してしまったらルイズたちに女性陣に死亡フラグが・・・

667 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 11:30:27 ID:9J3c7GK+
>>662
適正遺伝問題がすっかり抜けていた。すまん
アドバンスじゃなくて、モデュレイテッド(調整された)アームズだった。
完全体となったら二度と人間の姿には戻れない。

破壊の王はまずいが、完全体→人間体に戻るとき、
ルイズが服を着ていないことに気づいて慌てる姿を想像したのは俺だけでいい

668 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 11:35:59 ID:UzbA3SK/
鋼鉄の咆哮シリーズからフィンブルヴィンテルを召喚
ルイズたちは暴走を食い止めることが出来るのか
そして、そもそも船が陸地に上がって動けるのか

669 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 11:45:09 ID:gzrnw1Rq
最近再開したので「重機甲兵ゼノン」召還・・・と思って妄想してたら、
なぜか「KAZE」の黒鬼こと伊達政宗召還にww

670 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 11:56:51 ID:/wwumwLK
>>669
作者はゼノン再開する前にブルーバックを再開すべき
ラストが単行本になってないしさ

671 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:01:56 ID:oLOuvwL4
KAZEがちゃんと完結した時は感動したぜ。
作者がまだ完全には枯れきってないんだなと嬉しくなった

>>670
ゼノンは濃いファンがいそうだけどブルーバックは難しいと思う。
ゼノン再開ですら奇跡だし

672 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:05:15 ID:T/HZcWzU
ARMSからサラリーマンを…

673 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:10:01 ID:pGPUp4Hk
ゼノンはあの兄妹あっさり殺したので読む気無くした。

674 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:11:51 ID:Ev15Im9z
ウルトラマンからレッドキング召喚。
大きくて強い使い魔に最初は喜ぶルイズ。
しかしレッドキングのあまりの馬鹿さに付いたあだ名は「(知能)ゼロの使い魔」

675 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:18:14 ID:IzlARDOO
ウルトラマンからだったら、ピグモンだろ。
可愛いと言えなくも無いが、役立たずだろうなぁ。
人間サイズになれる宇宙人というと、メフィラス、バルタンくらいか。

676 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:18:49 ID:LDunQvsF
セブンの宇宙人は大抵人間サイズ・・・

677 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:19:41 ID:hnkWCVpB
シルバー仮面の初期分の宇宙人もだな

678 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:22:02 ID:EH3d9KfZ
ケムール星人とダダも人間サイズになれるぞ。

679 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:22:50 ID:r2F52WGQ
メトロン星人やボーグ星人、ガッツ星人などウルトラセブンにでてきた宇宙人は大半が人間サイズになれたはず
それ以外でもザラブ星人やナックル星人とか結構多い。

680 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:23:43 ID:GI6Z5LrU
>>672
いや夫婦一緒に召喚だ
ルイズたちもちゃんと成長させてくれそうだし


681 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:23:47 ID:rjtTVK++
>>675
メトロン星人を忘れてはいけない。
夕日、アパート、ちゃぶ台、あぐら座り。

682 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:24:53 ID:WyZpUTtT
幽々白書より戸愚呂(弟)を召喚。
剣も槍も使える武道家だ!でも素手が一番強い?

683 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:27:01 ID:ESabAv9a
ゆうはくつながりで仙水召喚

684 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:41:19 ID:Z62U7Ttq
ARMSから留間恵召喚
ビダーシャルとカウンター対決w

685 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:41:19 ID:V6SjhjbH
>680
ルイズがゲリラ戦の達人になりそうだんが
魔法を一切使わず万の兵を翻弄する伝説のメイジになりそうだ

686 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:42:15 ID:B5S5YQoN
六ツ星きらりの天河先輩ならば何かしでかしてくれそうだ。

687 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:43:05 ID:rjtTVK++
幽々白書といえば美しき魔闘家鈴木だろ。
ルイズ達にマジックアイテム?を作ってくれるぞ。

688 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:46:02 ID:xL3QEUnq
100人以上の子持ちって事なら、聖闘士星矢の城戸光政でも

689 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:49:17 ID:U/APjzo8
さっきハニーが出たけど魔法が効かないキャラ呼んだら面白そうだな

690 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:54:08 ID:LW33dAX6
>>687
確かに相性良さそうだな

691 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:55:16 ID:kKNhiBxH
昭和ライダー(SPIRITS版)召喚でネタが固まってきた。近々投下させてください。

692 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:55:30 ID:9qHCoXF/
>>644
以前、「あの設定を考えた奴はキ○ガイだ」なんて書き込みがあったがその意味がよーく理解できた…

693 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 12:58:23 ID:xezBchiG
>>649
初代ブリミル、初代ガンダー、初代ウィンダー、初代ミョズが全員女性で
記す事も憚られる使い魔が沢越止なわけですな
聖地には冷凍保存された沢越止の精子があってまさにシャイターンの悪魔……

694 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:00:38 ID:XCYkPY+D
TRPG枠で期待しているのがダブルクロスリプレイ・トワイライトの我らの快男児、天花寺大悟。
彼ならその背中でルイズを導いてくれる事だろう
クレオパトラ・ダンディでも面白そうだけどなー

あとソード・ワールドからは猫の手冒険隊の改造逆勇者、ウィンド(こっちは完結してないから難しいが)

695 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:06:16 ID:kFK02vc6
魔導物語(ぷよぷよ)のアルル召還とかどうだろう。
契約のキスした瞬間、変態とか言って無茶苦茶しそうで面白そうなんだが。

696 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:11:16 ID:tTDtoj1p
>>688
100人以上の子供と言うと桃生純太もか、超能力もあるしわりと戦力になりそうだ。
アニメ版のピンクのゲ○が忘れられませんw

697 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:12:04 ID:fVw3xSpe
>>694
むしろ始祖の祈祷書が真・レ・テ・サンチュリ

698 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:12:28 ID:MR9BZ/ft
デルフィニア戦記のウォル召喚。

リィとルウが救出に来て、パワーバランスが狂わないように、
リィと出会う前か別れた後のウォル召喚で。

699 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:14:59 ID:AFQcuFO3
なーんか自分で書く気無い奴ばっかりでつまらん流れだな

700 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:16:43 ID:fgqk5KbB
>>698
どっちにしろ剣の達人だな
あとリィと出会う前はペールゼンの首を落としに放浪の真っ最中だから別れた後がちょうどよくないか?
リィの帰還に巻き込まれる形で。

701 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:22:55 ID:0eWVyYQp
ルイズがあの魔精霊アトンを召喚!
フォーセリアは救われた!
       完!!

702 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:28:54 ID:CC5S9prV
ハルケギニアやべぇwwwww
ってかアトンいなくなってもあの世界だと安定してるかぎり代わりのが出てきちゃうんじゃなかったか

703 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:31:14 ID:0eWVyYQp
ルイズの召喚術はうまく使えば他の世界を救うことができる。

704 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:34:05 ID:QgJkzbdI
代わりにハルケギニアが滅亡しかねないけどな

705 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:35:32 ID:ZAS4hSUx
一発ネタなら滅亡ばっちこいww

706 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:35:36 ID:0eWVyYQp
そこはルイズの貧乳で何とかする方向で。

707 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:37:11 ID:qBQsQlka
お前ら本当にハルキゲニア滅ぼすのが大好きだな

708 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:39:20 ID:r7wrwMSX
二次創作なんて元々作品ブレイカーよ

709 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:40:48 ID:slSrtnNO
>>699
思い付きからろくにプロットも練らずに最低一直線な作品
書かれたらどうするんですか

710 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:42:07 ID:QgJkzbdI
枯れ木も花の賑わい

711 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:42:07 ID:9yTjFDVE
>>708
IDがMSX

712 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:43:15 ID:0eWVyYQp
>>711
よしMSXを召喚だ!

713 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:47:08 ID:8vpH/Nwy
ガンダムからギレン総帥を召喚
マザリーニに変わりトリステイン軍を指揮し圧倒的物量の差があるアルビオンから勝利する。
魔法の力でMSを作り対ガリア戦で投入。
その後世界統一を果たすww

714 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:48:03 ID:007Eblw7
>>712
ペズン工厰召喚とな。

715 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:50:07 ID:piB6Mspv
MSXと聞くと真っ先に初代METALGEARを思い出す俺

716 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:50:47 ID:mZOBgZpf
前に俺の屍をこえていけの当主の召喚の話があったけど
一族の名前を平賀一族にして初代当主の名前を才人にして
あの一族の子孫が平賀才人として当主が寿命で死んだあと才人召喚とか面白いかも。

717 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:51:19 ID:vCRFjYFV
>>714 ペズン召喚→そのまま学園に落下→衝撃でハルケギニア世界が滅亡


718 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:52:58 ID:pVwvgOlK
伊佐美勇召喚

VS七万後、ティファニアのところで養生していたのをルイズに発見される勇
「ユウ、生きていたのね!」とデレようとするルイズであったが

「ごめん、覚えてない」

719 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:58:37 ID:r7wrwMSX
MSXつながりで大気圏突入したミールでも召喚するか?
そして中から発見されたガチャピンの……

冷戦時代のソビエト連邦を中心とする共産圏の国々では、対共産圏輸出統制委員会(ココム)の禁輸品目の中にコンピュータを含む電子機器も含まれており、16ビット以上のコンピュータは輸入することが出来なかった。
そのため、低性能のため対象外とされていた8ビット機を大量に輸入し、またコピーして使用していた。

これらの中にはMSXも含まれ、特にMSXはその拡張性や互換性のとりやすさ等が評価された結果、初等教育のみならず各分野で大いに応用され、また教育用には独自に簡易ネットワークシステムまで構築して利用していた例もある。ま
たそれらが宇宙開発や軍事目的にも転用された。

ちなみに軌道宇宙船ミールに搭載され、研究モジュールの制御に使われていたコンピュータは、SONYのMSX2・HB-G900だった。これはミールの廃棄と運命をともにした。
また一部の戦闘機を近代化改修した折には、コックピットに搭載されたCRTの制御に、MSX1と同等のTMS9918相当品が用いられていた。



>どこかで読んだ話だけど、ガチャピンの着ぐるみは他の資材と一緒にぎゅうぎゅう詰めにされてミールに送られ、しかも長期間放置されていたそうだ。
>地上管制室からの要請で宇宙飛行することになって着ぐるみを出したらブキミに変形し、おまけに宇宙飛行士の体型にあわず、中身のない変形ガチャピンに命綱をつけて船外へ出した。
>それは宇宙空間を漂うガチャピンの死体にしか見えず、やむなくオンエア中止。


720 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 13:59:17 ID:PrKeSojq
BLEACHから、離れた世界にいる筈の藍染と雛森をセットで召喚。
召喚されていきなり、ルイズの眼前で見たこともない先住魔法が飛び交う修羅場に。

721 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:02:05 ID:0eWVyYQp
スクイズから言葉と世界と誠を(ry

722 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:02:18 ID:U/APjzo8
広島に落ちる直前の原爆召喚というのは。

723 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:03:01 ID:qkjTXiRz
>711

つまりアレか、初代才人の転生で半神のサイトが、
ハルケギニアでその能力を目覚めさせてどんどん才能を伸ばしていくんだな。
剣持った途端に奥義に目覚めたり、宝物庫の異国の魔道書を紐解いて
花乱火の合わせから八手で積みとか言い出したり、
なんでか、シェスタの代わりに五ッ花が学園でメイドやってたり、
タルブ村の祠で先祖で子孫中身様が顔見に出てきたり、
VS七万で俺の屍を越えて行けと言い出したりするんだな。

何その俺tueeeサイト

724 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:05:09 ID:2tPssc3R
>>722
やめときなされ。一部地域の住人から苦情が来るよ。
例えば俺とか。ついでに虐殺にしかならんしね。

725 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:05:17 ID:fV8K3H+o
>>716
半ばオリキャラの才人はこのスレではあまり受け入れられないだろうなあ。

726 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:06:30 ID:0eWVyYQp
きら高生サイトはワラタwww

727 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:08:17 ID:PrKeSojq
>>723 シエスタがイツ花のポジションで、シエスタの弟(名前忘れた)が黄川人で。

728 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:12:18 ID:piB6Mspv
軍曹を召喚とか
どの軍曹かは想像にお任せする

729 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:17:06 ID:Ho9el/e4
ハッター、ハートマン、グンソー……これ以外も居るよな。

730 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:18:31 ID:xL3QEUnq
>>727
そんなドス黒いシエスタは嫌だ。

731 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:18:47 ID:fOBzLGFL
ゼロ軍曹がいるじゃないか

732 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:20:21 ID:v+AH3v3o
>>729
つケロロ

733 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:20:29 ID:piB6Mspv
ケロロは単体だと地味に無能だったりする

734 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:23:24 ID:v+AH3v3o
>>733
ロビン(悶々の使い魔)として召喚→ピンチになったら霧発生でパワーうp
…本編に絡められるだろうか、これ

735 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:26:11 ID:pTiESqCR
>>734
全く何の違和感も無く本編に紛れ込んでそうだ。

736 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:28:09 ID:lsCuNOnY
佐治安人じゃだめかな。

737 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:34:30 ID:qkjTXiRz
>>727
>>730

一応、五ッ花と昼子は別人らしいぞ。
なんでも、子供の頃の五ッ花が一旦死んで神格が抜け出た後の肉体が蘇生した者がゲーム内の五ッ花だとか……。

五ッ花が転生初代に会いたいと言い出して、なんだかんだで甘い昼子があなた自身は会えないけれど、孫なら遭えるようにしてやるとハルケギニアに移送
→眼鏡をかけたスーパーハウスメイドシェスタ爆誕。

ギーシュ戦に赴くサイトの傍らに太刀持ちとして付き従い、
平賀家当主様、ご出陣ーっの声と共に初陣の太刀を渡す。
最初からルーン発動で、ギーシュフルボッコ


738 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:36:33 ID:/Yhf/scB
ここで自衛隊召喚

739 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:37:37 ID:Ho9el/e4
ゼロのゴースト読んでて「戯画の誇るもう一人のキモウト召喚〜」などと考えたが。
兄貴の方が居なければデレヤンにならないからキモウトにはならんと思った。
必死になって戻ろうとはするだろうが。

740 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:49:30 ID:HSnti1Dx
ノエインから記憶喪失なアトリをぜひ

741 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:51:14 ID:cM96ZG+0
「ルイズが死んだあ!ルイズが死んだあぁ!」

コルベール先生が叫びながら学園長室に飛び込んで来ました、拳骨で机を叩いて泣き伏しました
私達はルイズの部屋に駆け付けました、どっと部屋の中へ転がり込んでルイズの体にすがりつきました
ルイズの頭を揺す振りました、まな板を撫で回しました

みんな、おいおいと声を上げて泣き出しました、その上をまたも爆弾を積んだ敵の軍船が
ごうごうとトリステインの空に攻め寄せて来ました、どの人もルイズにに抱き着いたまま

「戦争をやめろ」
「戦争をやめてくれ…やめてくれえ…」

と、心の中で叫びました

742 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:53:25 ID:Y1kvSE2e
FF6から魔大陸でガストラ皇帝殺害直後のケフカを召還。
使い魔達が魔石に変えられていく。
「ホワァホッホッホッ、ぼくちんに逆らう奴は皆殺しだー!」

743 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:54:48 ID:LDunQvsF
ケフカ身代わり実験前召喚・・・・うーん

744 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:55:03 ID:E00o7BSD
ぽてまよよりぐちゅ子を召喚。
シエスタになつくな・・・・・・

745 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:57:37 ID:7XnOsWzk
ぐちゅ子かあ……
かわいいよな。ちょっとぐちゅ子でがんばってみる。

746 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 14:59:23 ID:sczFfZqw
おるちゅばんエビちゅを召喚

747 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 15:00:13 ID:T/HZcWzU
>>710
『山』

748 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 15:03:42 ID:fVw3xSpe
>>728
ゼロの傭兵でもう達成されてるじゃんw

749 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 15:04:51 ID:jKGbtjwb
>>747
なんで急に甘口抹茶小倉スパの話題が出るのかと思った

750 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 15:07:47 ID:S2iTHjTB
>>747
マルトーが山の大将化して学園の食堂がエライ事になると申したか

751 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 15:11:28 ID:Y1kvSE2e
>>747
甘口ハシバミクックベリースパ

752 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 15:24:01 ID:mJxlT3MH
>>728
ハートマン軍曹?

753 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 15:27:29 ID:yDK5LczR
>>682
幽々からの召還なら鴉とか
爆発メイジと爆弾使い魔の二人に
スレ前半で出たワンピースのバギーが加わり
最悪の爆弾三勇士としてハルゲギニアを震え上がらせる

754 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 15:33:16 ID:E00o7BSD
>>745
がんばれ。

755 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 15:33:17 ID:yDK5LczR
シエスタ  「ぐちゅ子〜!ぐちゅ玉(本物トリュフ)置いとくわよ〜!」 
ルイズ   「コラ下僕、ヒトの使い相手にサカってるんじゃねぇ」
アンリエッタ「森山クンは召還しないの?」

756 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 15:35:03 ID:007Eblw7
>>753
爆弾魔と言えばぬらりひょん召喚、
ルイズを丸め込んで悪行三昧な気がするがw

757 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 15:41:21 ID:/V6nmbJy
>>728
侵略に来たけどペコポンじゃなくて大混乱の軍曹さんか

少ししたらお仲間が直ぐに迎えにきそうだけど

758 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 15:46:57 ID:E00o7BSD
>>755
電波ゆんゆんなアンリエッタかww

759 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 15:47:21 ID:bU9cdcCy
今更だが・・・
>>681
『ようこそ、ウルトラマンタバサ。我々は、君の来るのを待っていたのだ。』

60年代の日本のアパートの一室に似合わない2人の対面は見てみたい。


760 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 15:58:50 ID:fgqk5KbB
爆発が特技だったり攻撃手段だったりする連中を召喚
幽白から鴉
ハンターからボマー
ワンピースからMr.5
他になにが居たっけ?

761 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:03:58 ID:mJxlT3MH
バッカーノ!の爆弾魔とか

762 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:04:39 ID:vS5cmEJc
ボンバーマン
ポケモンの自爆、大爆発使えるやつ

763 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:05:21 ID:WyZpUTtT
>>760
ネウロからヒステリア

764 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:06:48 ID:hgquF2HA
>>762
アニメ版なら自爆後も無事だが、ゲームだと使う度に瀕死……

765 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:06:50 ID:KCKFGj1b
何でこんなにいろいろ召喚されてるのに、ゼロの使い魔からルイズが召喚されないんだろう。

766 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:07:02 ID:mJxlT3MH
あぁばくだんいわを忘れてた。

767 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:07:24 ID:CaCJ9pn+
サマルトリアの(ry

768 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:07:50 ID:wJYaJ442
>>765
小ネタである。

769 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:11:14 ID:pTiESqCR
>>767
鉄砲玉と申したか?

770 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:18:46 ID:VYL6gfXT
マリーエリーリリィUDは?

771 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:23:04 ID:V6dQQ6br
>>760

アトリエシリーズ マリーとエリー
ALIVE 由良
金色のガッシュ ゾフィスとエシュロス
ニードレス 内田(とブレイド)
ボンバーマンシリーズ ボンバーマン
ロックマン ボンバーマン
とある科学の超電磁砲 連続爆弾犯
ネウロ ヒステリア
メテオド 九曜

772 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:23:19 ID:Z62U7Ttq
キースブルーとかジバクくんとかも爆発するなぁ

773 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:24:22 ID:CaCJ9pn+
>>769
まさに任侠

774 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:24:36 ID:V6dQQ6br
忘れてた。
MPのダークアイQ。

775 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:25:14 ID:B5S5YQoN
ギョーム・ド・ノートルダム
衛星支部長
全滅支部長

これは御使いの言葉だ

776 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:26:29 ID:fgqk5KbB
今気付いたが普通の爆弾魔だと材料が無いな
能力で爆発出来るヤツらかハルケギニアで十分な威力の爆発物を制作出来るヤツ限定になるか

777 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:28:46 ID:V6dQQ6br
王泥棒ジン 爆弾生物ポルヴォーラ


778 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:29:05 ID:Z62U7Ttq
>>776
つカービィ
作品によっては自爆したりダイナマイト投げたり

779 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:34:38 ID:k6gNrGZS
工具楽我聞を忘れないでください

780 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:34:43 ID:V6dQQ6br
何度か爆発キャラ出しといて今更だが、>>760の『爆発』の定義って何?
対象を爆発させる,爆発を発生させる,自身が爆発するのどれ?

781 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:36:12 ID:a1YDlx/4
じばく か だいばくはつ
を使えるポケモンならなんでも大丈夫そう

782 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:38:42 ID:CaCJ9pn+
岡本太郎

783 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:38:55 ID:YExyqqMa
爆発………ライダーZXも爆弾系持ってたよな確か

784 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:41:53 ID:fgqk5KbB
>>780
ルイズの使い魔として呼ぶために考えたら最初二つかな
自爆だと使い魔が居なく……
大きいイベントの度に使い魔が自爆して再サモン→コントラクトを繰り返すルイズとか浮かんだ

785 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:42:59 ID:mgDt0fjG
ボンバーさん太郎と毛ボンバーさん太朗
爆弾岩 

786 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:43:28 ID:oxnC7Mcr
自爆だとジバクくん

787 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:43:50 ID:LgGZNAA/
自爆と言えばウルトラマンタロウ

788 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:44:46 ID:V6dQQ6br
>>784

と言う事は、爆砕点穴を使うらんまの響良牙もアリ?

789 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:45:05 ID:YExyqqMa
>>784
召還される度に爆発で某ペンタ君ボム思い出した

790 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:47:39 ID:V6dQQ6br
>>787

命を縮める危険な技ktkr

791 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:48:24 ID:LDunQvsF
>>787
最近じゃ、メビウスも出来るんだぜ?

792 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 16:49:45 ID:EjDa6k7O
>>790
まあ、ウルトラ一族の寿命を考えれば人間でいう3日位のもんだけどなw

793 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:01:10 ID:fgqk5KbB
トリニティブラッドにも確か爆発を起こせるやつがいたな
なんだっけ、掌からニトロとかそんな感じのものを分泌する吸血鬼。

794 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:01:19 ID:im8yT/0U
投下予約ってある?
ないなら小ネタ投下します。
クロノトリガーでロボット召喚

795 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:02:24 ID:h3Guq51b
コルベールダイナマイトなんてのが、頭に浮かんだ。

796 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:03:05 ID:LDunQvsF
>>794
さあ、来い

797 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:03:52 ID:fgqk5KbB
進路クリアー
支援する

798 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:05:04 ID:mJxlT3MH
ワールドヒーローズのゼウスも一応爆破キャラなんだろうか
アトミックヒートとかあるし

799 :1/8:2007/09/22(土) 17:05:03 ID:im8yT/0U

「――――――で、ですね!彼はガンダールヴかもしれないんですよ!!」
「……君が彼を『治した』ことは知っとるが、それは色眼鏡が過ぎるのではないかね?」
「いやいや!このルーンのスケッチを見てくださいよ!!」
「ミスタ・コルベール……そう決め付けるのは早計じゃろうに――――――」


さて――――――
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール、
彼女が使い魔召喚の儀式にて召喚したモノは、正しく鉄クズだった。
正確に言うならば、焼け焦げ、ひび割れ、潰れ果てた、
恐らく元はヒト型をしていたであろう、大振りの鉄塊である。
それは常日頃『ゼロ』と囃したてられながらも涙は零さず、悔しさに唇を噛み続け、
今日こそはと儀式に望んだ彼女の心に、トドメを刺すには十分なほどの衝撃であった。
心無い生徒達の罵声も、膝を付きうな垂れる彼女には届くまい。
しばらく途方に暮れていたルイズであったが、そのままトボトボと学院へと歩いていく。
最後まで決して涙を流さなかったのは、彼女の生来の性格か、それとも誇り高さからか。
その後姿を、学院の教師であるコルベールは痛ましそうに見つめていた。

コルベールは彼女が人一倍に、いや二倍にも三倍にも努力家であることを教師であるが故に知っていた。
だから彼女が、何度も失敗を繰り返していても儀式を続ける許可を出したし、その煙の向こうに何者かの影が見えた時には
召喚成功の賛辞を誰よりも早く送ろうと思っていたのだ。
思って、いたのだが――――――
気付けば始祖ブリミルに、心中であらん限りの悪態を付いていた。
精一杯の努力を重ねた彼女に、何故このような仕打ちをなさるのだ―――と。
鉄くずだったのだ。ルイズが召喚したモノは。
打ちのめされたルイズに、コントラスト・サーバントを強要することなど出来ようはずもなかった。
ならば、たとえ授業に遅れたとしても、この誇り高い少女が自らの足で立ち上がることを、
せめて見届けることが教師としての義務だとコルベールは思った。

ふらふらと危うげな足取りで学院へと向かうルイズを視界に納めつつ、この鉄クズをどう処分すべきかの算段を始める。
使い魔の儀式は神聖であるはずなのにな、とコルベールは苦笑した。
召喚された者がどんな者であれ、例え平民であったとしても、貴族の誇りにかけてその者と契約を交わさなければならない。
それが使い魔の儀であり、絶対の法則であったのだが……別にいいではないかそんなもの。
鉄クズに口付けるより、黙って新しい使い魔の召喚の機会を与えてやるのが教師としての勤めだろう。

800 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:06:18 ID:V6dQQ6br
絶望した!! ギルガメッシュが出てない事に絶望した!!

>>792

それ以前に、あいつ等死んでも蘇らせる事が出来るからなー。w
仕事中の事故で死んでも、生き返して働かせようとするんだぜ?

801 :2/8:2007/09/22(土) 17:06:51 ID:im8yT/0U

ふむ、と考えを巡らせつつコルベールは鉄クズの側にしゃがみ込んだ。
ルイズの様相ばかりに気を取られていたが、改めて見るとこの鉄クズ、得体が知れない。
人型をしていることからゴーレムではあるようだがその中身は……
様々な角度からゴーレムを検証しだしたコルベールであったが、ふいにその動きが止まった。
ゴーレムの手に当たる部分、そこに幾枚かの紙切れが握り締められていた。
恐る恐るその紙切れを抜き取り、広げて見てみる。何やら図式が描かれていた。

瞬間――――――軍属時代にエア・ハンマーで頭部を殴られた時以上の衝撃が奔った。
魔法主義社会の中で、異端とも呼べる技術への信仰を持つメイジであった彼には、その紙に書かれた
図式の意味は、彼のこれまでの魔法観を全て払拭してしまうほどの威力があった。
そういえばエア・ハンマーを喰らって以来、後遺症により頭髪が不揃いにしか生えてこなくなったのだが……
今回はどうなってしまうのだろうか……?
ああ、始祖ブリミルよ。暴言を吐いてしまい申し訳有りません。あれは私の本心ではないのです。
私は争いを捨てたのです。ですからこれ以上の無益な生際攻防戦をどうかお止めになってください。
そんな髪への祈りと共に、興奮した面持ちで紙片を読み進めていくコルベールの耳に
鉄が擦り合わさるような、不快な音が響いた。
まさか、と鉄クズに近づき、聞き耳を立てる。


あ―――ああ――――――ご―――す


「は、ハハ!ヴァリエール!!ミス・ヴァリエール待ってください!!彼はまだ『生きている』!!」

転げるように駆け出し、ルイズを追いかけていくコルベール。
彼自身は気付いてはいなかっただろうが、軍属時代より沈みがちだったその表情は、
子供のような笑顔に満たされていた。


802 :3/8:2007/09/22(土) 17:08:07 ID:im8yT/0U



「――――――つーか、ゴーレムなんじゃろ?生き物じゃないじゃんよ。ガンダールヴとかいわれてものう」
「いえいえ!だから『生きていた』んですよ!インテリジェンス・ソードと同じ仕組みなのか、
 ともかく人の頭に当たる部分には傷がついていなかったのです!幸いにして壊れていたのは手足だけでして、
 図式つきの『設計図』を解読した通りに組み上げてですね……」
「もうどうでもいいから向こうむいてくんね?正直まぶしいんじゃよ、ミスタ・マルハーゲ」
「最初と名前違うじゃないですかああああ!!気にしてるんだから黙っててくださいよおおおお!!」

キラリと太陽の如く輝くコルベールの頭頂部。
哀れ彼の祈りは髪に届かなかったようだ。

ワシの秘書の尻がな、いえ彼は未知の技術で作られていて、今日のぱんちーの色は何色かのう、
つくりはとても簡単でしたし部品はこちらで全て整えることができ、よしよし可愛いモートソグニルや行ってくれるか、
頭脳部分の内部機構は見ることが出来ないよう密閉されていて手が付けられず逆にそのためか無事に済んでいましてって聞けやエロジジイ。
暫く、すれ違いばかりの押し問答を続けていた二人であったが、扉がノックされる音で会話を切り上げる。
それぐらいの自重はできたようだ。

「失礼します。オールド・オスマン」
「おお、ミス・ロングビルや。どうしたのかね?」

扉を開けて現れた女性はオスマン老の秘書であり、名をロングビルという妙齢の女性であった。
急いで駆けつけてきたのか、やや汗ばみ上気した肌は噎せ返るような色気を醸し出している。
そのような様を、この歴戦のメイジであるオスマンが見逃すであろうか?いや、見逃すはずがない。
電光石火の如く右腕が霞み、尻へとその手が伸びるが、しかし寸での所でピタリと止まった。
ロングビルがオスマン老の豊かなヒゲを、その細指にて捻り上げていたのだ。


803 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:08:54 ID:/V6nmbJy
>>798
ワーヒーならブロッケンにモロ自爆技が

804 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:08:57 ID:V6dQQ6br
っと、支援。

805 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:08:59 ID:2tPssc3R
プロメテウス支援。
あれか、もしかして森復活させて回収されるまでの間に召喚されたのか。

806 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:09:08 ID:fgqk5KbB
支援

807 :4/8:2007/09/22(土) 17:09:14 ID:im8yT/0U

「の、のののう?ミス・ロングビルや、何かあったのかね?」
「……ええ、オールド・オスマン。生徒同士の決闘騒ぎが起きましてね、教師陣が眠りの鐘の使用許可を申請しております」
「う、うむ、許可しよう。さあゴンゴン鳴らしてきたまえ。じゃ、じゃから手をはなちて」
「噴っっッ!!」

裂帛の気合と共に引き抜かれる指。
みちみちと音を立てながら、オスマンの豊かなヒゲの一画にクレーターが出来る。
聞くに堪えない奇声を発しながら床をのた打ち回る老人を見下し、踵を返したロングビルの
指にまとわり付いたヒゲを、ふうと吹くその仕草にも色香が漂うのは流石としか言いようがなかった。
その姿を見て、コルベールは思い出したかのように慌てて声を掛けた。

「ああ、ミ、ミス・ロングビル。よかったらこの後の夕食を一緒に―――」
「うおっまぶしっ!」
「……」

パタリ、と扉が閉じると同時に崩れ落ちるコルベール。
部屋に残された愚かな男が二人、這いずりながらお互いの傷を嘗め合うに呻いていた。


808 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:09:47 ID:1ya5HXgY
支援

809 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:10:13 ID:V6dQQ6br
コッパゲール不憫支援

810 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:11:12 ID:fgqk5KbB
陰陽弾をくらえ支援

811 :5/8:2007/09/22(土) 17:13:29 ID:im8yT/0U

「……ミスタ・コルベール」
「……はい」
「……ガンダールヴの件は他言無用ということで」
「……はい」
「……ワシももう年かの。ここにまで鐘の音が聞こえてくるとはのう」
「……私にも聞こえます。幻聴ではないかと」
「……ああ、安心した。ワシはまだまだ現役のようじゃ。ミスタ・コルベール、
 先の詫びにミス・ロングビルの今日の下履きの色を教えてやろう、黒じゃ」
「……黒、ですか。ああ、それはなんとも、素晴らしい」
「ははははは」
「ははははは」
「……ぐう」
「……ぐう」

広場から聞こえる、優しい鐘の音。
その残響は決闘に沸き立つ生徒達に安らぎを与え、
疲れた職員達に癒しを与えたのであった。



ゼロの使い魔    〜ゴンザレスの為に眠りの鐘は鳴る〜



812 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:13:43 ID:fgqk5KbB
支援

813 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:14:47 ID:2tPssc3R
・・・そっちかよ!? 支援

814 :6/8:2007/09/22(土) 17:15:29 ID:im8yT/0U

ひりひりと焼け付くように喉が痛む。
跳ねるように脈打つ胸を押さえながら、ルイズは今、決闘の場へとひた走っていた。
その心に浮かぶのは、彼女の使い魔。

先日コルベール教諭にて『治療』が為され息を吹き返した彼は、全ての記憶を失っていた。
ずんぐりとした図体に、鈍間な足、不器用な手先。
その様は、おおよそルイズが使い魔に対して夢想していた様の正反対に位置するものだったが、
彼女は不思議と苛立ちを覚えることはなかった。
鉄クズだった時の彼に抱いたイメージも、いつの間にか吹き飛んでしまっていた。
それは幾日もコルベールの治療に立ち会ったからかもしれないし、彼が『生きている』ゴーレムであった為かもしれなかった。
彼が自分の足で地に立ち、自分の意思で声を発した時は、本当に驚いたのだ。
インテリジェンス・ソードのような技術が使われていたのだろうか?
自律活動できるゴーレムは少なくはないが、彼のように自らの意思を持ち、その意思により行動するゴーレムなど聞いたこともない。
そうして復活した彼と会話を交わしていった中で、彼の名を知り、彼の記憶喪失が発覚し、やっと契約に漕ぎ着けた。

重厚な左手にルーンが刻まれていくのを見て、ああ彼が私の使い魔なんだ!と歓喜したというのに。
彼の傷が癒されるまで、何日も陰口に耐えてきたというのに。
今まで貯めてきた小遣いを全て使って、彼の頭脳に『固定化』を掛けてやろうと思っていたのに。
これからの使い魔との未来を夢見ていたというのに!
何故こんな事になったのだろう?
気が付けば自分の使い魔と、ギーシュ・ド・グラモンが決闘することになっていた。
ああ、何という事だろうか!彼はきっと、また鉄クズにされてしまう!
何故ならば、彼は

歌うことしか出来ないのだから!!


815 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:16:05 ID:fgqk5KbB
支援

816 :7/8:2007/09/22(土) 17:17:36 ID:im8yT/0U

そう、彼は歌を唄うゴーレムだったのである。
朝も、昼も、夜も、彼はルイズの望み通りの歌を唄ってくれた。
決して心に響くような歌声でもなければ、いつまでの頭の片隅に残るような詩でもなかったが
それでも彼の歌がルイズは大好きだった。
その他にも掃除に洗濯とやけに家庭的であり、いつも陽気な彼となら
この先どんな事があっても、上手くやっていけるだろうと思っていた。
そんな大好きな彼の歌が、もう聴けなくなるかもしれないなんて!!

最悪の事態がよぎり、こぼれそうになる涙をルイズはぐっと息を呑み、耐えた。
今はただ早く、彼の元にたどり着かなければならない。
泣くような暇があるならば一歩でも多く、早く。
もし決定的な瞬間に間に合うことができず、恐れていた通りになってしまっていたらと思うと
頭の中でカンカンと警鐘が鳴り止まない――――――

――――――警鐘?

……幻聴ではない。どこからこの鐘の音は聞こえてくるのだろう?
……そういえば、此処にくるまでの間、誰にも会わなかったのは何故だろう?
廊下ですら誰ともすれ違わなかったなんて。
いや、違う。
出会わなかったんじゃない、見えなかっただけだ。
視線を下げると、其処には生徒、教師、平民問わず倒れ伏す人の群れが。
ごおん、とまた鐘が一つ鳴り、鉛の様に身体が重くなる。
これはいったい……いや、まさか……?

生徒間での決闘騒ぎが発生した場合、眠りの鐘が使用されることになっている。
その音を聞いたものは、すぐに寝こけてしまうというマジックアイテムである。
それが今回の騒ぎにて使用されたのだろう。
しかし、こんな場所にまで聞こえてくるはずが……
そこまで考えが至り、はっと耳を塞いだ。
心当たりがあったのだ。彼女の使い魔のことで。

歌を唄うためのゴーレムであったためか、彼は何時もその手に特別な『杖』を握り締めていた。
その杖は、周囲の音を彼の身体と共鳴させて増幅させる、というマジックアイテムだったのだ。
もし、眠りの鐘の音をその杖が増幅していたとしたら……?
空恐ろしい確信を抱きながら、ルイズは歩みを進めていく。


817 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:18:00 ID:fgqk5KbB
支援

818 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:19:07 ID:LDunQvsF
支援

819 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:20:22 ID:V6dQQ6br
レクイエムは静かに奏でられる支援

820 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:20:46 ID:hvp3oIze
良い不意打ちだぜ支援

821 :8/8:2007/09/22(土) 17:22:47 ID:im8yT/0U

いびきをかいて眠りこけるお肉をえんがちょと避け、必死の形相で包丁を握り締めながら眠るメイドをまたぎ
それでも広場へと向かっていく。
耳を塞いだのが遅すぎたのか、自身の意思に反してまぶたが落ちてくる。

足を引きずりながらも、ようやく広場にたどりつき
タバサという青髪の女生徒の近くで、同じく眠っているツェルプストーに蹴つまづき
すっぽりとその豊満な体に納まるルイズ。
脳裏で白い兜をかぶったオールド・オスマンが、もう寝なさいと囁いている。
あらゆる意味で限界だった。

鐘の音とツェルプストーの温もりに包まれ、意識が落ちるその瞬間にルイズの瞳に映ったのは
彼女の使い魔が、その腹から伸びる鉄拳を打ち出し、ギーシュを空中に浮かせていた姿だった。

「……なによ、アンタ結構、強いじゃない」

ヴェストリ広場にくうくうと寝息がこだまする――――――

後に立ち残るは、朦朧とした意識で打ち続けられているのか調子っ外れな鐘の音に合わせて
拳を射出し続けるルイズの使い魔と、その拳に眠りながら打たれ続けるギーシュだけであった。
コオンと鐘がまた、響く。
こうして、後の歴史に刻まれることになる神の『壁』
ゴンザレスの初陣は勝利に終わったのである。


お〜れはゴンザレス お〜れは強い お〜れに勝ったら15ポイント〜



822 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:24:29 ID:fV8K3H+o
ゴンザレスとは思わなかったGJw
ギーシュが死にそうだwww

823 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:24:54 ID:im8yT/0U
以上で終わり。

ホントはモンモンのカエル=ロビン召喚でサイトとX斬りとか書いてたけど
力尽きたんだぜ。
次回は強くてニューゲーム編だー

824 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:25:17 ID:wbfThz+H
まさかのゴンザレスw
ロボだとおもって見てた俺の脳髄がスパークしたww

825 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:26:00 ID:2tPssc3R
乙でした。

>>次回は強くてニューゲーム編だー

よっし、期待してますぜ、旦那!w

826 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:26:56 ID:hvp3oIze
GJ。てっきりロボだと思わせといてゴンザレスだとはw
次回も楽しみにしてるぜ。そして
>脳裏で白い兜をかぶったオールド・オスマンが、もう寝なさいと囁いている。
陛下ー!?

827 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:28:54 ID:mJxlT3MH
>>白い兜をかぶったオールド・オスマンが、もう寝なさいと囁いている。

MOONかw

828 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:29:09 ID:tMjwZTUx
ゴンザレスw

ん? 壊れて召喚されたってことは・・・・・・
クロノクロスから召喚!?
ぐああ、トラウマが・・・

壁とか設計図とか次回への伏線が気になるんだぜ乙

829 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:35:27 ID:fV8K3H+o
しかし…クロノトリガーと分かっていても…
壊れたロボットって所で反射的に脳内で叫んでしまった…

マーーシーーーィィ!!!!

830 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:35:34 ID:V6dQQ6br
クロノクロスでゴンザレスどうなんの?
クロノトリガーの最初だけしかやった事が無いからスゲー気になる。

831 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:37:38 ID:im8yT/0U
本当に申し訳ないす。
トリガーからでなくクロスから召喚でした。ごめんね。

後編ではゴンザレスは悲しいことに……
次回の投下はちょっと間が空きそうです。


832 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:46:37 ID:tMjwZTUx
>>830

クロスでは前作登場キャラはほとんど不幸な目にあってる。
だからトリガーファンの中じゃあんまり評判は良くない。

てか後編でゴンザレスが−−−てそういう意味でですかい?
あがががが、ト、トラウマがあぁぁ・・・・・・

833 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 17:51:35 ID:TuxgF14H
>>741
誰も突っ込まないから…

かわいそうなゼロ乙

834 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 18:02:06 ID:V6dQQ6br
>>833

何だ!! 何が起こるんだ!!

衛生兵(メディック)!! 衛生兵(メディーック)!!
早く>>830にヘヴィストライクを!!

835 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 18:08:54 ID:ZjAGspbQ
エレファント・ブルー

836 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 18:37:25 ID:MwHjY/Hj
まさかゴンザレスとは、完全究極無敵キャラではないか。
9999のダメージを食らわせようが、魔王のブラックホールで飲み込もうが、
戦闘を終えると元気な姿で15ポイントをくれる無敵のゴンザレス!
ブラックホールでは本当に一度消えるあたりが恐ろしいw

837 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 18:51:56 ID:U/APjzo8
>>835
かっこようせんでええわい!

838 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 19:05:09 ID:kg9H7/uF
>>832
しゃーねーよ、売上げのために何の関係もないゲームをむりやりクロノトリガーの続編にしただけなんだから。

839 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 19:10:58 ID:3zQjmqLp
>>836
……そこだけ聞くとラヴォスも倒せそうだな。ゴンザレス




超長期戦になりそうだけど

840 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 19:11:54 ID:fgtA4L2y
>>833
ツッコミ所は「まな板」ではないのか?

841 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 19:13:56 ID:Sat/ldGA
>>840
左様。其は『まな板』に非ず、『えぐれ胸』にござる。

842 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 19:18:42 ID:3zQjmqLp
>>841
いや虚乳だろ

843 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 19:27:40 ID:xL3QEUnq
盆地胸じゃないかな。

844 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 19:40:16 ID:piOnnYtC
スペルゲン反射鏡じゃねぇの?

845 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 19:52:22 ID:eJiG8TPt
>>844
つまり二代目バルタン召喚という事ですか?

846 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 19:55:19 ID:X0hvdI6W
>>844
光線を放たれる→胸ポロリ→光線反射→ギャァァー
素晴らしい技だ

847 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 19:56:21 ID:V6dQQ6br
お前等、其処はブレストファイヤー胸だろう。

848 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 19:56:51 ID:EmYkYGG1
コッパゲとの連携が見所です

849 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:01:43 ID:fgqk5KbB
>>848
コッパゲ光る→ルイズはね返す
ということか
頭をツルリと撫で上げるコッパゲと服の前をはだけるルイズのコンビを想像した

850 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:02:56 ID:pPcWyQIO
スペルゲン盆地胸バリヤーですと?

851 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:04:01 ID:X0hvdI6W
>>847
ブレストファイヤーは属性が火と思う。つまり、
キュルケがポロリ→微熱照射→ギャァァー ということだ。

852 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:21:58 ID:fgqk5KbB
キュルケがポロリ→コッパゲ赤熱→ルイズが反射の流れか

853 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:24:50 ID:pP6Hu5DO
>>852
なんというタフネス
なんというコンビネーション
間違いなく学園で流行る

854 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:25:25 ID:eJiG8TPt
>>847
Zよりカイザーだな。
虚無的に考えて。

855 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:30:10 ID:hgquF2HA
ルイズ→Z
エレオノール→グレート
が正しいと思うんだ俺は。

856 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:30:16 ID:ItdDK9Tu
虚無+胸ポロリ…

ディストラナガンか!

857 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:31:38 ID:fU4qM2gw
>>854
しかしカイザーは、胸周りが厚い

858 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:35:48 ID:X0hvdI6W
>>855
ルイズとエレオノール→Wポロリ→ダブルバーニングファイアー
ということだな。

859 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:36:35 ID:m8E2W+h5
>856
ルイズが青ワカメに憑依されてデッドエンドシュートだと言いたい訳か。

860 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:37:54 ID:MSfzM+HM
>>857
なぜかメンヌヴィルを思い浮かべた

861 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:42:28 ID:hLpP81Ym
そういえば最近おっぱいミサイルを搭載したロボットって見ないな

862 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:45:22 ID:vlNNvQob
ブレストファイヤーで70dメックが出る俺・・・

863 :Black Coat Mahora ◆jqB.C.MTuw :2007/09/22(土) 20:47:17 ID:Dej2cBSJ
>>729
 大河原勲。

864 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:47:48 ID:QMMwMT3x
マジンガーよりゲッターの方が

865 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:48:14 ID:NpbiNrCq
>>838
冒険物を理屈っぽいSFファンタジーにしちゃったからなあ
物語のための小道具が登場人物より大事にされちゃった感じ

866 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:52:42 ID:SaEmJXME
デュープリズムのミント召喚。……めっちゃ相性が悪そうだ。

867 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:54:49 ID:/wwumwLK
>>864
つまりルイズが殺人魔法の使い手のグルグル目で
タバサがテロリストなグルグル目で
キュルケが唯一のムードメーカーなグルグル目というわけか
もしくは
「魔法なんざ当たると思うから当たるんじゃあ!
わしが睨めば魔法のほうがよけていくわい!!」
「うるせえ!!フーケの野郎ゴーレムごとブッつぶしてやるんじゃあ!!」
「わしは無敵の極道メイジじゃあ!!」
なルイズ

868 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:54:51 ID:feRU4MfE
元ネタということでハリー・ポッターからハーマイオニーを召還
・・・でも根っからの差別廃止論者のあのコの事だから相性は悪かろう

869 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:56:09 ID:eJiG8TPt
>>864
「でたな!ゲッタードラゴン」
という事ですか?

870 :Black Coat Mahora ◆jqB.C.MTuw :2007/09/22(土) 20:57:59 ID:Dej2cBSJ
>>760
 ボンバーマン。

871 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 20:58:54 ID:1mUAecDt
>>868
なぜかバリー・トロッターが思いついた…

872 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:01:04 ID:/wwumwLK
>>869
そこはゲッター聖ドラゴンじゃなかったっけ

873 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:01:12 ID:E00o7BSD
「スーパーメイドちるみさん」より香田ちるみを召喚。
1日目にして学校が壊れます。

874 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:02:25 ID:zVzYyIp7
電王が出てるから、その繋がりでゼロノスなんてどう?
デネブとセットならあるいはいけるかも?

875 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:04:39 ID:ojbBJSVF
>>873
確かに壊れそうだw
罠使いのほう呼び出してもそれはそれで学院が刻命館になりそうだが

876 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:05:31 ID:X0hvdI6W
SF超次元伝説ラルから悪しき魔法使いラモー・ルーを召還。
触手でいろいろヤらかすのにモザイクがかからなかったすごい作品。
避難所でも危うい、玄人にもおすすめできない。
ちなみに異次元空間ラル国は月が4つ。

877 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:07:09 ID:LW33dAX6
モトネタ云々と言えば、これまたハーマイオニーがモデルで、
更にルイズもアンチテーゼ的にモデルにしてる異界戦記カオスフレアのチャイカも面白そうだ。

878 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:08:54 ID:eJiG8TPt
>>872
コミック見てみたが間違いないぜ。


…しかし、この続きが出ないと思うと悲しいな…。

879 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:09:43 ID:3zQjmqLp
>>872
なぜかゲットマシンがミニ4駆なゲッターが頭をよぎったw

880 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:10:17 ID:eGw0xoQK
ところでここは何スレなんだ

881 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:11:19 ID:sEtXa/b1
>>878
俺たちもゲッター線と一つになって賢ちゃんの戦場に行こうぜ!

882 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:12:21 ID:ZUb+lDLe
妙にスレが進んでないな、やはり土曜日は投下が少ないからか

883 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:12:27 ID:LW33dAX6
それにしても、書いてみると本当に難しいな。
短編ですらも中々纏まらない。

884 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:16:40 ID:/wwumwLK
>>878
みんなで宇宙の真理を掴めば賢ちゃんに会いにいけるよ

885 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:24:58 ID:gDw5+Rmc
エルリック・サーガのエルリックを召喚して
デルフを使わせたいと思ったのは俺だけですか?

886 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:25:56 ID:1ukGFbQL
>>755
ぽてまよ召喚

ギーシュ(あぁ……ぽてたん……)
ルイズ「ナニハツジョウシテヤガルバカイヌ」
マルコメ「(;´Д`)ハァハァ……ギッたん……(;´Д`)ハァハァ」<物陰から

こうですか?

887 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:27:30 ID:QMMwMT3x
>>867
いや、全身タイツなタバサと元気なルイズと空気なキュルケの三人


でもって三人でシャインスパークを(ry

888 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:29:05 ID:gzrnw1Rq
>>886
いや、確かにストームブリンガーが無ければ、ルイズに害は無いかもだが・・・

889 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:30:27 ID:ttv4vk2m
>>877
チャイカは食欲的にはタバサ、シナリオ的にはむしろケティだった気がする。
まぁそのシナリオではメインヒロインでしたが。

890 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:32:33 ID:E00o7BSD
>>886
るい、ず!
実はマルコメとむったん声同じなのね・・・・

891 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:33:16 ID:eJiG8TPt
>>887
ギーシュは初代ゲッターロボで特攻するんだな?


892 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:34:46 ID:CGX+pDe2
>>885
ストームブリンガーの生命力吸引なしでは、召喚後数日で衰弱死するのではなかろうか。
水のメイジって、あのポーション作れるのかなぁ。

893 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:36:11 ID:UzbA3SK/
人類は衰退しました より妖精さん達を召喚
ほのぼの遺伝子を持つくせに人類と交代劇を繰り広げるほどの謎の技術力
BALLS以上の産業革命が巻き起こる

894 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:38:35 ID:U/APjzo8
むしろストームブリンガー召喚で不幸のどん底に

895 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:40:17 ID:2UQ8N2oO
だれかオウガバトル系のやつを召喚してくれ。TOでもかまわんが。

個人的に団長とか。ドルガルアは召喚シチュに違和感なさそうだが、そッから先がやばそう。

896 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:40:57 ID:3zQjmqLp
>>895
自分で書けば良いじゃない

897 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:45:46 ID:QMMwMT3x
>>895
とりあえずsageな

898 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:49:10 ID:h2/N8AHP
ちょっと質問
ルイズのキャラががパプワ化(2等身パプワ顔)
サイトの性格がシンタロー化
とかのような性格変化系の場合は
避難所行きになるんですか?

899 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:49:30 ID:Qd8R5iUH
ジャリー・ア・コネルあるいは他のJCを召喚。
次元移動も慣れた物。気付くといなくなる。

900 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:50:07 ID:bKfhrM7+
>>898
小ネタなら別にここでもいいと思うよ

901 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:53:30 ID:E00o7BSD
>>898
青い海が呼んでる

902 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:53:49 ID:wbfThz+H
>>898
柴田亜美風を文章で表現するのは至難の業だと思うが・・・
長編なら避難所へ

903 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 21:59:16 ID:0MdxN8C7
というか自分でちょっとでも迷ったなら避難所行った方が無難


904 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:08:51 ID:2UQ8N2oO
そうだそうだsageわすれててサーセン><。
自分で妄想すんのは自由だがそれを文体にあらわそうとすんのはむずいな。
とりあえずメモ帳と悪戦苦闘してくる。人に見せられる程度になったらさらしてみるよー。

905 :夜天の使い魔 ◆Rein4tm63s :2007/09/22(土) 22:12:44 ID:v57WXgk5
雑談で盛り上がってる所申し訳無いが、投下予約。
20分位から行きま。

906 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:13:54 ID:R3J2sbQP
キタ━━(゚∀゚)━━!!
カモンカモンカモン

907 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:14:02 ID:LbDESAW4
>905
OK!

908 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:14:33 ID:ttv4vk2m
よし、蒐集の前哨戦支援だな?

909 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:15:08 ID:qR3n+Q05
sien

910 :魔法少女リリカルルイズ:2007/09/22(土) 22:16:12 ID:V6SjhjbH
では、私はその後に予約ってことで。
スーパーなのはタイム
すとらいくなう

911 :夜天の使い魔 1/7 ◆Rein4tm63s :2007/09/22(土) 22:20:08 ID:v57WXgk5
 激しくぶつかり合う鋼と鋼が、赤い火花を散らし二人の男の顔を照らし、各々が突き出した剣と鉄杖がまるで絡み合うように舞踏を開始する。
 一呼吸の間に幾度と無く放たれる刺突。一見すると相手を貫かんとしているこの攻撃は、実の所狙いは他にある。
メイジ同士の戦闘――特にこのような決闘と言えるような―−となった場合、重要なのは相手の戦闘能力、即ち魔法を封じる事である。この時に有効なのが、相手の手を制する事である。
手を傷つけ杖の持てない状態に追い込めば既に勝負は決したと同じ。
已む無く決闘をしなければならなかった場合に、相手の手を制し杖を取り落とさせ勝利する、というのは王道にしてエレガントと称される勝利の形であった。
勿論、相手の命を奪う場合でもこの戦法が有効なのは言うまでも無い。相手の反撃の手を削いでおき戦う、これもまた戦いの常であるのだから。
 ウェールズが先程より狙いの主眼に置いていたのは手の腱だ。相手の握りの内側に位置するそれを執拗に狙い続ける。さらにそこに意識を持たせながらワルドの正中に位置する急所をも耽々と狙っている。
 ワルドの狙いもまた同様であった。
刃の無い鉄杖であろうが、彼の膂力によって激しく擦り上げられたならば、皮膚はずたずたに引き裂かれ切り裂かれるよりも酷い怪我を生むだろう。故に彼の狙いもまた手である。
「デル……」
 ほんの僅かな隙を突き、ワルドが詠唱する。突きを受け止めいなし、魔法の為に杖を振るう余裕を作り出した。
「ウィンデ!」
 至近距離より、放たれる風の刃。必中の間合いより放たれたそれをかわす事は不可能に近い。ワルドは早くも勝利を確信する。
 しかしウェールズは子爵の予想の上を行った。電光石火と言うに相応しい速度で崩された体勢を取り戻し、突き出されるべきだった杖を鋭く巻き取り、風の刃の軌道を変えた。
ウェールズの首目掛けて放たれるはずであったそれは彼の脇を通り過ぎ無力化された。
 ワルドは驚く暇すら与えられなかった。巻き取られた杖に絡みつく剣はそのまま蛇の如くうねり、彼の上腕へと齧りつく。上腕の逞しく盛り上がった筋を切り裂かれながら、ワルドの腕は剣により固定される。斬撃と関節固めとが、同時に行われた。
 そのまま気合とともに引き崩されるワルドの体、そして腹に突き刺さるウェールズの蹴り。それは分厚い腹筋を容易く突破し、彼の臓腑まで威力を到達せしめた。
 だがそれに苦痛を感じる暇無く次ぎの攻撃が容赦無く襲い掛かる。ウェールズの左腕より放たれた横殴りの肘撃が、喉を捉えたのだ。何かの削げる音が、ワルドにははっきりと感じられた。
 既に、ウェールズは勝利を掴み取っていた。彼の左手に持つ小さなタクトに生み出されたのは、激しく渦巻く嵐の槍。今のワルドに、それを受け止める事も、かわす事も不可能であった。
 肘を放った左腕が、その勢いを殺す事無く高々と掲げられた。握っていたタクトはまるで光り輝く剣のように屹立し、一直線に天を突く。それはまさしく勝利に拳を掲げる戦士の姿そのものであった。
 次の瞬間、左腕がまるで地を穿つ雷のように振り下ろされる。凶悪に荒れ狂う風の槍は、ワルドの背中を容易く貫いて行く。それは大穴を開け、ワルドの体を食い破った。
 やがて、ワルドの体が霧散するように風となり、消える。遍在であるその身が、再び風に戻ったのだ。
 この間、僅かに5秒。秒殺と表現するのに相応しい圧倒的な速度の勝利だった。背後に居たもう一人のワルドは、挟撃の機会を図る事すらさせて貰えず、驚愕に目を見開いていた。

「どうした」
 振り向かないまま、ウェールズが問う。まるで隙だらけのように見えて、まったく隙が無い。それは彼が恐るべき実力の使い手である事を示していた。
「私の首を、取るのでは無かったのか? 早くも一人、遍在が減ったぞ」
 強い、明らかに先程のウェールズより遥かに強い。先程何度にも剣閃を重ね合わせていたワルドには判る。
最早、先程までのウェールズと今のウェールズは別物だ。彼の言う怒りが、その身を変えたのか。剣筋は鋭さを速さを増し、放たれた魔法の威力は想像を超えている。この強さ、一瞬の油断も出来ぬ。

912 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:20:39 ID:qR3n+Q05
sien

913 :夜天の使い魔 2/7 ◆Rein4tm63s :2007/09/22(土) 22:21:12 ID:v57WXgk5
 瞬く間に一人を屠られた事により、一見不利になったようにも見えるワルドだが、彼は手痛い犠牲を払い最も大事なものを得る事が出来た。
 ――その構えの真意、見抜いたり。
 あの奇妙な構えの狙うべき所、戦い方をワルドは見抜いていた。後ろに控えた杖は大砲だ。そして前に突き出されし剣は、それを打つ為の布石。
激しい剣戟により相手の杖を押さえ込み、間髪入れずに魔法を放ち、相手を下す。これこそがウェールズの戦闘スタイルに違いないというのがワルドの考えであった。
剣と杖、その双方を同時に用いるなど、およそ貴族の発想とは思えない。貴族の力を以ってすれば、武器など必要が無いのだ。
魔法によって圧倒的な力を発露させる事が重要であり、小賢しい武器などその前には無力に等しい。
故に腰に剣を帯びる事はあってもその意味合いは補助的なものであり、それを主眼にした戦い方というのは聞いた事も無かった。
白兵戦をする場合でも、ワルドのように杖を用いたものが一般的である。そこに剣による剣術を融合させる? なんという奇抜な考えだ、とワルドは軽い驚きを覚えていた。

 ウェールズは元々、その風貌から感じさせる印象そのままに荒々しい事は好まない性格であった。
幼少から魔法の才覚は目を見張るものがあったが、体は丈夫では無く病気がちであり、少年の頃はしばしば床に伏せる日々を過ごしていた。
 それに心配した父ジェームス一世が、体を鍛える為に彼に勧めたのが剣術であった。元々貴族が武器術を納めるなどと言う事は稀であった。それが王族なら尚更である。
なにせ平民の技、所詮下賎なものと蔑まれていたからだ。しかしジェームスはゲルマニアの隆盛を見て、平民の技もまた優れたものを持っているのではないかと思ったのだ。
そして自分自身で剣の技を学び、その術理の素晴らしさを体感し、深く感動を覚えた。平民は力を持たない。しかしそれ故にこのように努力を重ね、我々とは違う力を体得したのだ、と。
この素晴らしさを息子にも知って貰うべく、また健やかな体が得られる事を願って、王は剣の道を息子に勧めたのだった。
 最初の内、ウェールズは剣術の修行を好まなかった。剣は重く振るのに一苦労するし、練習をした次の日は筋肉痛で体は悲鳴を上げて激しく苦しむ事になったからだ。
父の勧めであるからやってはいたが、自発的に、とはとても言い難い状況であった。できれば止めたい、と思っていたのが当時の彼の心の内の声だった。
 
 しかし、我慢して一年が過ぎた頃、彼は己の体に明確な変化が訪れた事を感じた。かつては良く熱を出し、寝込む事が多かったのにそれが無くなった。
激しい修行により怪我をする事はあっても、ここの所病気とは縁が無い。また体が非常に軽い。長く走る事、重いものを持つ事、そういった不得手であった部分が何時の間にか解消されている。
壮健に、逞しく、彼の体は鍛え上げられていたのだ。生真面目に練習を続けていた成果が実を結んだのだ。
 そのような事を自覚した時、初めて彼の中に剣術というものへの興味が湧いた。そして徐々に、その技術を極める事に熱中して行く事になる。
暇を見つけては剣を振り、技を磨き上げる事に血道を上げる毎日が始まった。アルビオン宮廷に於いては「皇太子は剣に狂った」と揶揄される程の熱中ぶりであった。
 剣術の修行を始めどれくらいの時が経っただろうか、齢15を重ねた時、彼の剣の腕は相当なものとなっていた。
腕に自信があるという平民達相手でもそうそう後れは取らないと自負出来るだけの実力を彼は持っていた。
 
 ウェールズの師は幾つもの戦場を渡り歩いた古強者であった。体に刻まれた傷は数え切れぬ程、それらが彼の戦歴を自ずと物語っていた。
「殿下、片手で剣を用いるのと両手で剣を用いるのとでは、どちらがより威力があるのかお分かりになりますかな?」
 ある時、師がそんな事を問いかけてきた。
「勿論決まっている、それは両手の場合に相違無い」
「何故です?」
「簡単な事。片手よりも両手の方がより力が出せる。腕一つより二つの方が出せる力が多いのは、子供でも判る事ではないか」

914 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:21:44 ID:jQTndv1O
支援

915 :夜天の使い魔 3/7 ◆Rein4tm63s :2007/09/22(土) 22:22:17 ID:v57WXgk5
 だが、師はかぶりを振ってその考えを否定した。
「その二つの腕より放たれる力、その大元は足より背中に昇り行くもの。それが分かたれて両の腕へと流れ込むのです。つまり背中で一つであった力をわざわざ分けて用いている事になるのです。
勿論、その分けられた力は再び剣にて合しますが、そのまま全て、という訳には参りませぬ。分かれるとき、ほんの僅かながら、失ってしまう力が出てしまうのです」
 彼は手に持っていた鉄の棒を宙高く放り投げる。何の変哲もない、それでいて純粋な鉄の塊の棒であった。
「しかしながら、その力を全て片腕に集中させる事が出来るのならば――」
 目にも止まらぬ速さにて、剣が抜かれる。片手で大上段に構えられたそれは、落下している鉄の棒を見事に捕らえ――。
「その斬撃は、両の手を用いたものを凌ぐ事になりましょう」
 何かが地に落ちる音が、二つ。鉄の棒は見事に真ん中より切断され、大地へと身を横たえた。切り口は鏡面の如く、まるで磨き上げられたかのように鋭いものであった。
 あまりの絶技に、ウェールズは絶句する。固定された鉄を切るのですら困難だと言うのに、宙にある鉄棒を切断するなど、人の域を超えた所業である。人の技とは此処まで到達し得るのかと、知らずに体が震えた。
「殿下、これからは片手で剣を振るう練習をなさいませ」
 男は静かにそう告げる。
「殿下はメイジ。片腕で剣を振るうのはその威力のみならず、もう一つの武器である魔法も貴方様に与えるでしょう。片手に剣を、片手に杖を。その戦い方をお極めなさいませ。
それはきっと、確実な力となる事でしょう」
 剣技と魔法行使の融合。単純なようで、誰も考え付かぬ戦い方。それに心引かれた。誰もが為しえぬ、未知の技。それを、使いこなしてみたい。
それより後ウェールズはさらに剣の修行に明け暮れた。新たな技術を作り出す、それには想像を絶する苦難が待ち受けていたが、彼はひたすらに技を磨き続けた。何年もの間、ずっと。
 
 威圧するように、ゆっくりと、ウェールズは振り向いた。彼の意思はその体を熱く燃え上がらせ、周りの空気がまるで陽炎のように揺らめいた。
 右手に剣を、左手に杖を。今ここに、彼の求めた業が結実していた。長い努力の末、彼はついにそれを体得したのだ。再び、ウェールズは構える。剣の後に杖を控えさせた、彼の必勝の形。その前に敵は無い。

「もう遍在は打ち止めか、子爵?」
 ワルドはそれに、自身もまた構える事で答えた。
「子爵程の使い手が、たった一体しか遍在を呼べぬという事は考えられぬ……その身、分散させているのだろう?
 間諜として活動するのなら、貴様等の本陣として最低一人、遍在を控えさせていると考えるのは当然の事。そして他にも別の場所で活動している。だから、呼べない」
 ウェールズは低く体を落とす。はちきれんばかりの力が漲り、今にも爆発しそうな程であり、必殺の一撃を見舞う隙を窺っていた。
「破れたり、ワルド子爵! 一対一で、この身を下せると思うなよ」
 屈辱と怒りとで、ワルドの顔が激しく歪んだ。声も上げず、必死に怒りを堪えながらも、視線は激しく殺気を放ち、皇太子を射殺さんとしているようにすら思えた。

 二人の体は、まるで彫刻のように動かずに、ただ相手に向き合っていた。外の喧騒も、既に二人には耳に入っていなかった。全神経は全て戦う事に振り向けられ、五感の全てで相手の動向を探る。
 その距離、約3メイル。剣で踏み込むには遠く、魔法を行使するのには近い。微妙な距離に、二人は動けずに居た。
おそらく勝敗を分けるのは僅かな隙だろう。それを探り、突く。男達は、全身全霊をそれに傾けた。
 長い沈黙が場を支配した。一体それがどれ位続いたのか、数秒だったのかもしれないし、数分であったのかもしれない、もしかしたらもっと長かったのかもしれない。
だが、崩れ去った壁から転がり落ちる小石が床を叩き、ほんの微かな音を奏でた時――同時に、二人は動き出す。
 ウェールズが踏み込む。鋭い刺突が、神速にてワルドの身に迫る。
 ワルドが詠唱をする。瞬き程で完成された魔法が、ウェールズの身に襲いかかる。

916 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:22:45 ID:qR3n+Q05
sien

917 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:23:14 ID:ttv4vk2m
支援

918 :夜天の使い魔 4/7 ◆Rein4tm63s :2007/09/22(土) 22:23:24 ID:v57WXgk5
 ワルドが放った魔法は「ウィンド・ブレイク」、突如巻き起こった暴風がウェールズの突進を弱める。余りの風勢に突き出された剣が揺らぎ、その軸をぶれさせた。
 間髪入れず、ワルドが攻撃を仕掛ける。大上段よりの全力の一撃。唸りを上げて振り下ろされるそれは、巨大な鉄槌かのような威力を誇るだろう。
ウェールズは咄嗟に剣を掲げ、峰でそれを受け止める。あまりの衝撃に、鋼は折れるのではないかと思える程しなり、皇太子の体を潰さんとする。
しかし剣はそれを作り出した少女の意思の如く固く、彼の命を守り通した。だが強大な膂力により押さえ込まれた体勢となり、ウェールズは思わず肩膝を突く形となった。
反撃もままならぬ不利な体勢に追い込まれ、ウェールズに死相が浮かんだ。
 ワルドの顔がにやり、と笑う。勝利を得たものの笑みだった。彼はそのまま力を緩めず、ウェールズを押し潰さんと腕に力を籠めていった。
 
 ぼろぼろになったルイズは、それを気遣うかのように静かに、衝撃を与えぬように風によって中庭に舞い降りた。最早意識無く、彼女はただ横たわり続ける。
傍目にはもう死んでいるのではないか、と思わせるが、僅かに上下する胸が彼女が辛うじて生きている事の証であった。
 そこに現れる人影。その姿は紛れも無くまたワルド子爵のものであった。
「まさか予備の『私』まで動く事になるとは……」
 その遍在は、細かな工作や不測の事態の為の予備として位置付けられていた者だった。それを動かさなくては成らない事態に陥るとは、ワルドとしても実に予想外で、不本意な事だった。
「まあ良い、さっさとこちらを始末して上の方を支援しに行かねばな……ウェールズめ、まさかあれほどの使い手だとは、少々見くびり過ぎていたか」
 ワルドが詠唱を始める。杖に纏わされる閃光が、凶悪な光を帯びていった。彼が再び選んだのは「ライトニング・クラウド」、どうしてもルイズを焼き尽くさねば気が済まない様子だ。
「最早幸運もここまでだ。さよならだ、ルイズ」
 
 しかし、そんな彼女の身を守るように、彼に立ちふさがる存在があった。
「本……だと?」
 一冊の本が、ただの本が宙に浮き、ワルドの前に立ちふさがるかのように、まるでルイズを守るかのように、浮いていた。
 これは如何なるマジックアイテムか。このような本の存在、ワルドも聞いた事が無かった。もしかしたら今までの不可思議な出来事の数々は、この本に関係しているのかもしれない。だがしかし。
「本が……たかが紙切れ如きが何をしている!? 滑稽だぞ!」
 本如き、一体何をしようと言うのか。まさかルイズを守るとでも言うのか? 妄想じみた考えに、ワルドは思わず笑いだしてしまいそうになる。ありえない、そんな事はありえない。
「大好きなご主人様を守る騎士気取りか、ならば主従仲良く燃え尽きるが良い!」
 杖が振り上げられ、放たれる雷光。幾重もの閃光が荒れ狂い、ルイズ達の身を焼き尽くさんと襲い掛かる。それはまるで、光の蛇が少女を食らい尽さんとしているような光景だった。
 だが、それが為される事は永遠に無い。
「馬鹿なっ……」
 閃光の奔流は、あっけなく防がれた。
 白き光により描かれた、三つの頂点を持つ輝ける光の図形。未知の言語により記述されたそれは光の盾となり、荒々しき死の使いを見事に退けた。
「そんな馬鹿なっ……!」
 ライトニング・クラウドは風の魔法の中でも最高の威力を誇るものの内の一つ。それがこうもあっけなく防がれるなど、まるで悪夢の様だ、ワルドの心に恐怖が宿る。
 だが、その恐怖も直ぐに終わりを告げた。彼は何をされたのかも理解する間無く――粉々に体を砕かれたのだから。激しい爆発が彼の身を一瞬にして塵に返す。
風に返る、などという生易しいものではなく、もし彼が本物であったとしても同じ結果だっただろう。恐ろしい威力を持った爆発は全てを塵に変えていたに違いない。

919 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:23:47 ID:jQTndv1O
支援

920 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:24:23 ID:qR3n+Q05
sien

921 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:24:26 ID:e0dqL7ny
シエンスタ

922 :夜天の使い魔 5/7 ◆Rein4tm63s :2007/09/22(土) 22:24:32 ID:v57WXgk5
 ワルドが爆散するのを見届け、力を使い果たしたように、同時に本が力なく空より地へと落ちて行く。主人の下へ辿り着いた本は、主人と同じように、ぴくりとも動かない。
主従は共に、ただ静かに横たわるのみであった。
 
 ウェールズを押さえ込むワルドの力が、僅かだが緩む。それはまるで、何かに不意を突かれたかのようであった。それが何かは判らなかったが、隙を逃す手は無い。
渾身の力を籠めて、鉄杖を押し返す。ウェールズの全身の筋肉が咆哮を上げ、爆発的な力を両手に送る。
 今度はワルドがその身を崩す番だった。激しい力の前にぐらり、と身を揺らし、思わず一歩後ずさった。ウェールズは鉄杖を弾き上げると、疾風の如き横凪の一撃をワルドの胸目掛け放つ。
 必殺と思われたその一撃を、ワルドは辛くも避ける事に成功した。しかし胸は薄く切り裂かれ、だらりと血を垂らし始める。浅手の傷、痛みなど感じない。しかし思わぬ攻撃に彼の心は不快感を募らせていく。

 遍在が、また一人やられた。一体何が起こっている? ルイズに止めを刺すべく向かった遍在が、あっけなくやられた事をワルドは知覚していた。
ライトニング・クラウドが簡単に防がれた事もまた驚きを助長させていた。先住魔法とも、系統魔法とも違う未知の魔法。まさかあれが虚無なのか? なんであれ、恐ろしい力だ。
 
「呆けている暇など無いぞ、子爵!」
 矢継ぎ早にワルドを襲う攻撃。全身を激しく強打する衝撃を感じる。これは、エア・ハンマー! 巨大な風の槌で打ち付けられた体は大きく吹き飛ばされ、宙を舞った。
「調子に……乗るな小僧ーッ!」
 距離を取れたアドバンテージを活かし、吹き飛ばされながらも詠唱を開始する。こうなれば、我が雷で焼き尽くしてくれる! 全力のライトニング・クラウドで全てを押しつぶしてやろう、そう考えた。
「食らえ、『ライトニング・クラウド』! 焼け死ぬが良いウェールズ!」
 激しく襲い来る雷光。しかし、迎え撃つウェールズのタクトに纏われるのも、また雷光。
「雷が、貴様だけの専売特許だと思うな子爵!」
 ウェールズから放たれた雷光が、ワルドから放たれた雷光を迎え撃つ。激しい二条の光がぶつかり合い、まるで太陽のような光を暗き夜に生み出した。
その威力に、思わず顔を手で覆うワルド。とても目を開けていられる光では無かった。
「うおおおおおおおお!」
 光の中から、ウェールズが突進してくる。己の身が焼かれるのも省みないまま、彼は雷の嵐の中を突進し、子爵に剣を振り上げる。
(体を焼きながら仕掛けてくるだと! 正気か!?)
 余りにも、ワルドの理解を超えた戦い方だった。こいつは死を恐れないのか? 苦痛を忌避しないのか? 何故、このような戦い方が出来る?
 
 ウェールズが大上段に剣を構え、振り下ろす。それは丁度、先程のワルドとまったく同じ攻撃だった。ワルドは鉄杖でそれを迎え撃つ形まで、まったく同じであった。
 ――次の手は読めているぞ、ウェールズ。
 心の中で、ほくそえむワルド。こうして杖の自由を奪ったなら、そこをすかさず止めの魔法で一撃してくるはず。それを外せば、僕の勝ちだ!
 それを裏付けるように、ウェールズのタクトに纏う風。エア・ニードルで貫き、勝負を決めるつもりだ。あまりに思惑通りの展開に、ワルドは今度こそ勝利を確信した。
 右手を腰溜めに構えるようにして、待ち構える。剣を受け止めた鉄杖は、左手に持たれたものであった。
突っ込んできた一瞬、決めに来ると悟ったワルドが密かに持ち手を入れ替えていたのだ。この右手が、彼の切り札であった。
 突き出されるウェールズのエア・ニードル。その切っ先が胸にめり込もうとした刹那、ワルドの右手はウェールズの左手を押さえ込み、死の槍の勢いを止めた。ぎりり、とそのまま締め上げ、無力化する。
「見え見えだぞ、ウェールズ! 貴様の負けだ!」


923 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:25:27 ID:e0dqL7ny
4円

924 :夜天の使い魔 6/7 ◆Rein4tm63s :2007/09/22(土) 22:25:45 ID:v57WXgk5
 だが、ウェールズの顔には、驚愕も、絶望も、そんなものは一切浮かんではいなかった。それは、勝利を確信した者の顔。
「負けるのは貴様だ、子爵」
 みしり。絶望が、音を立ててやってくる。それは、彼の鉄杖にひびの入る音。絶対的な強度を持つそれが、砕け散ろうとしている。
「食らうがいい。これが、この一撃が、私の全てを賭けた一撃だあああああああああああああああああああああ!!!」
 一流の土メイジによって錬金され鍛え上げられ、固定化をかけられた鋼が、切断される。それは鉄杖に止まる事なく振りぬかれ、哀れな卑劣漢の体を両断した。
 
 ワルドの体が、風に返って行く。ウェールズの手に握られた剣は役目を終えた事に満足したように崩れ去った。
 まさに渾身の力を籠めた一撃であった。ウェールズは激しく肩で息をし、全力を使い果たした様子であった。
師より見せられた技を再現しようと月日を重ね早幾年。中空に浮く鉄を両断する事は叶わぬとも、固定された鉄ならば、たとえ固定化がかかっていようとも両断できる域まで彼の技術は高まっていた。
「子爵、君の敗因は」
誰も居ない廊下、しかしそれでも、勝利を宣言するようにウェールズは告げる。
「私を剣士だと見抜けなかった事だ。私は皇太子である前に、メイジである前に……一人の、剣士であったのだ」
 ウェールズの切り札は、その身に宿っていた強大な魔法力では無い。彼が一から鍛え上げてきた、技術であった。
 
「いいえ、それは違います殿下」
 不意に、背後から声がした。
「真の敗因は……素直すぎる貴方の性格ですよ」
 ごぶり、とウェールズの喉よりこみ上げるのは、血。胸からは見慣れた鉄杖が突き出ていた。
「本体を倒した訳でも無いと言うのに、安心するのは早すぎますよ……勝利を味わうのは、相手が確実に倒れたのを確認してからにしなくては」
 果たして、そこに居たのはワルドであった。不敵な笑みを浮かべ、背後よりウェールズの胸を貫き、笑っていた。
「しかしまあ、こうして僕本人を引き摺り出したのは賞賛に値します。ここまで追い込まれるとは、本当に計算外でしたよ」
 杖をさらに突きいれる。確かな手応えに、ワルドはやっと満足感を覚えた。
「……ていた」
「……?」
 ウェールズが何事かを呟いている。最後のあがきか?とワルドは耳を凝らす。
「この時を、待っていた。私が勝利を確信すれば、きっと君自身が出てきて止めを刺しに来るだろうと。憎い私の首を、その手で落としに来るだろうと、そう思っていた。ずっと、この時だけを待っていたんだ」
「まさか」
 全てが、僕ををおびき寄せる為の罠だったと言うのか!? ワルドの脳裏に激しい警鐘が鳴らされる。
 ウェールズの足元に、風が巻き起こる。彼の体を中心に、激しい渦を形成し、やがてそれは嵐となった。
「これで本当に終わりだ……子爵。既に我が呪文は完成している!」
 ぞくり、という悪寒を悪寒を感じ、咄嗟に離れようとするワルド。しかし、その判断は少し遅かった。ウェールズを中心に巻き起こった刃の嵐――カッター・トルネード――がその身に襲い掛かった。
幾重にも重なった真空の刃が、容赦なく彼の体を切り刻んで行く。特に、ウェールズの体に最も近い、杖を握っていた右腕は杖ごと見るも無残にずたずたに引き裂かれ、既に腕としての形を失っていた。
醜い肉塊と化したそれは、ぼとり、と肩のあたりから地面に落ち、無残な姿を晒していた。
「く……おおおぉぉぉぉお」
 ワルドは失った右腕の付け根を押さえ、苦悶の声を上げるワルド。それがこの目の前に居るワルドが遍在では無く実体であると物語っていた。

925 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:26:36 ID:ttv4vk2m
支援

926 :夜天の使い魔 7/7 ◆Rein4tm63s :2007/09/22(土) 22:27:04 ID:v57WXgk5
「ウゥゥェェェルズゥゥゥゥゥゥゥゥ!」
 地獄に鳴り響くかのような、恐るべき怨嗟の声であった。万の憎しみと恨みとをない混ぜにしなければ、このような声を出す事は不可能だろう。ワルドの怒りと殺意とは、頂点に達しているようであった。
「やってくれたな、ウェールズ! しかしその深手、貴様の命も長くはあるまい。僕の勝ちだ! 貴様は負けたのだ、アルビオンの皇太子よ!」
「本当にそう思っているのか……? ならばなぜそうまで吼える。顔を歪ませる」
 致命傷を受けながらも、ウェールズの顔は晴れやかだった。その笑みは、勝利者のものとしか思えぬような輝きを持っていた。彼は、己が敗北したなどと微塵も感じていなかった。
「勝ったのは私だ、子爵。君は屈したのだ、我が誇りと覚悟の前に。君の内にある欲望では、決してこの輝きを超える事など出来ない」
「ほざけ! 生きているものが勝者、死に行くものが敗者だ! 未来の無い貴様が勝者などとありえぬ話だ!」
 崩れた壁の向こうに見えるのは――恐らくワルドが呼び寄せたであろう――鞍のつけられた風竜の姿だった。ワルドは片手を失った為苦労しながらも、それに飛び乗る。
「さらばだ、アルビオンの皇太子! 城と共に朽ちるがいい!」
 ワルドはそう言い残すと、空の彼方へと消え去った。
 
 がくり、とウェールズが膝を突く。最早体は限界だった。死が彼を誘い、待ち構えている。あと一刻も経たぬ内、彼は死ぬだろう。
 だが、まだ死ねない。
 ウェールズは最後の気力を振り絞り、歩き出す。向かう先はイーグル号。自分の死に場所はそこだ。こんな所で、無駄に散らしてはならない。必死に自分を守ろうとしてくれた少女に報いる為にも。
「ウェールズは勇敢に戦い、死んだ」
 ずるり、ずるりと這うような速度で進む。真っ直ぐ歩く事すら困難な状況で尚、彼は歩むのをやめない。一歩、一歩、進んで行く。
「そうであったな、ミス・ヴァリエール……」
 民を守る為、誓いを守る為、彼は進む。
 まだ死ねないと、必死に言い聞かせながら。
 あと少しだけ死ねないと、心を奮い立たせながら。
 ウェールズはゆっくりと、しかし確実に、己の死に場所へと向かって行った。

927 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:29:02 ID:HKmyPa2e
支援
殿下カッケー

928 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:29:45 ID:EmYkYGG1
このウェールズ死なすにはもったいない・・・GJ!!!!

929 :夜天の使い魔 ◆Rein4tm63s :2007/09/22(土) 22:29:47 ID:v57WXgk5
以上で投下終了。
戦闘だけなんで今回は短め。
なんかウェールズあばれすぎ。
本来は使い魔が大暴れする機会だと言うのに、何故か皇太子が大活躍。
ごめん、本当にごめん。

930 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:30:56 ID:4MjqqETi
まともに戦う殿下は初めてだ、GJ、GJ

931 :夜天の使い魔 ◆Rein4tm63s :2007/09/22(土) 22:31:30 ID:v57WXgk5
即効でやばいところを見つけてしまったorz
まとめでは直しておく、マジ御免。

932 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:32:03 ID:ttv4vk2m
>ワルドは失った右腕の付け根を押さえ、苦悶の声を上げるワルド。
名詞どっちか要らないかと。

そしてGJ。なんかこう、ウェールズならぬWALES?
ワルドも左腕ではなく利き腕だろう右腕を失って散々だな。
……この後、“彼女”が待っているなら尚更。今回は待ってなさそうだけど。

933 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:32:05 ID:B5S5YQoN
なんというか、ウェールズかっこよすぎる。
てか、このウェールズには男でも惚れると思うぜ。

兄貴に欲しいな

934 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:34:33 ID:v57WXgk5
>>932
なんでこんなミス気付かなかったのか……。
本当に御免よ。

935 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:37:15 ID:R3J2sbQP
GJ!GJ!

936 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:39:16 ID:ttv4vk2m
>>934
いえいえ。良い物読ませてもらいました。

そして淫獣支援準備。

937 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:39:19 ID:m8E2W+h5
夜天の人乙ー

しかしこのウェールズ漢だね。
悪ドの卑劣漢かつ節穴アイズっぷりが、余計にウェールズの漢ぶりを引き上げてるわ。

938 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:40:37 ID:bPY1W5Mq
ウェールズの魔術を用いた近接白兵な戦い方にガンカタ思い出しちまった
燃える殿下GJ!

939 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:40:48 ID:/V6nmbJy
書いたり消したりして再編集繰り返してるうちに妙な形の文章になっててそれの訂正を忘れるのは、ままあることだからなw

940 :魔法少女リリカルルイズ:2007/09/22(土) 22:45:37 ID:V6SjhjbH
読みふけっていたらけっこう時間がたちました。
そろそろ投下させていただきます。

941 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:45:47 ID:RHeEEs0h
GJ!
ここまでかっこいいウェールズは初めて見た。

942 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:46:02 ID:R3J2sbQP
さあこい

943 :魔法少女リリカルルイズ:2007/09/22(土) 22:46:39 ID:V6SjhjbH
トリステイン城下町で男は目を冷ました。
男は何故ここで気を失っていたのかを思い出そうとする。
たしか路地裏で衛士どもに追い詰められていたはずだ。
その後、近くにある植木鉢を目くらましにするつもりで掴んだ木鉢から青い光が溢れて……その後はよく覚えていない。
だいたいここは路地裏ですらない。地面が剥き出しとなった広場ではないか。
辺りを見回せばこの広場は意図的に作られたものではないことがわかる。
瓦礫の中、この場所だけが不自然に開けているのだ。
城下町にはこんな廃墟のような場所はなかったはず。
男は軽い頭痛に悩まされながらも考え続けるが、路地裏にいた自分が何故こんな所にいるのかどうしても思い出せなかった。
この場所には城下町を破壊する原因となった巨木が生えていたのだが、気を失っていた男はそんなことはもちろん知らない。
「おお、こんな所にいたのか。随分探したぞ」
悩み続ける男を呼ぶ声がした。
聞き覚えのある声の主を見て、男はほっとした。
彼を手引きしたトリステインの魔法衛士隊の人間ではないか。
彼は我々の思想に共感し協力者となっているのだ。
「すまない。どうも記憶がおかしい。頭でも殴られたのかもしれん」
トリステインからの脱出もかれがで引きをすることになっている。
男はふらつく足で衛士の元に歩いていった。
「そうか。だが、急いで安全な場所まで行かねばならんな。すでにこのあたりにも私以外の衛士が多く来ている。私と手その全てをごまかすことはできん」
衛士は少々あきれた目で男を見ていた。
それも仕方はないだろう。こんなところで考えにふけっていたのだ。逃亡中の間諜のすることではない。
「それで、俺はどこに行けばいいんだ?」
男はようやく衛士の横についた。その頃には、まだ頭痛は取れないが足下はしっかりしてきていた。
「なに、すぐに着くさ」
瞬間、男は腹に耐えられない熱さを感じた。
いや熱いのではない。痛みが酷くて熱さと体が勘違いしているのだ。
その証拠に自分の腹には魔法衛士隊の使う鋭い杖が突き刺さっているではないか。
「君の逃げ場所はもう死者の国しかないのだからね」
衛士は呪文を唱えながら、男から引き抜いた杖を振る。
それにあわせて降り注いだ雷撃が男を地面にたたきつけた。
なおも雷撃は続く。男は雷撃を受ける度に痙攣し、自らの体を地面にたたきつけた。
それが数回。男は地面に倒れ伏したまま、手足を炭化させている。
男が自分の力で動くことは二度と無かった。


形態を通常のデバイスモードに戻したレイジングハートがいくつかの開口部から水蒸気を吹き出す。
それにあわせてルイズも肺の中の空気を全て吐き出した。
ルイズはかなり疲れていた。
いきなり生えてきたジュエルシードの大木に振り回されたというのもあるが、ディバインバスターの負担がかなりこたえていた。
練習の時に負担のかかる魔法だと解っていたが、実際に使うと思ったよりも疲れが出てきた。
前にユーノが言ったとおりもう少しプログラムを変えてみた方がいいかもしれない。
──そろそろ帰ろうか。
そんなことを考えていると
「ねえ、ルイズ。そんなとこで何してるのよ」
後ろから声が聞こえた。
聞き覚えのある声だ。しかも、あまりここで聞きたくない声だ。
顔面を紅潮させたルイズはおそるおそる振り返る。

ばっさばっさ
きゅるきゅる

944 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:47:11 ID:v57WXgk5
バトンタッチ支援!

945 :魔法少女リリカルルイズ:2007/09/22(土) 22:47:48 ID:V6SjhjbH
すぐさま目にも止まらぬ速さで顔を元に戻す。
「ユーノ、私、今幻覚を見たの。とっても疲れているのかも知れないわ」
「あ……それはね」
「なに言ってんのよ。幻覚じゃないわよ。ミス・ヴァリエール」
ルイズは歌劇俳優のように大げさな身振りで手を額に当て、絶望にうちひしがれる貴婦人のように空を仰ぎ見る。
「あぁ、どうしましょう。幻聴まで聞こえてきたわ。私、もうだめかも知れない」
そう、幻聴に違いない。そうに決まっている。
「いいから、こっち見なさいよ。幻聴じゃないわよ」
だが、無慈悲にも現実は変わらない。後ろからはっきりと聞こえてくる声は幻聴でも幻覚でも無いような気がしてくる。
ルイズは意を決しておそるおそる振り向いた。

ばっさばっさ
きゅるきゅる

風竜、それに乗った赤い髪の女と青い髪の女。
もはやどうやっても否定できない。
「あ、あははは。あははははははははは」
シルフィード、それに乗ったキュルケとタバサがいた。
キュルケだけでなくタバサも本から目を離してルイズを見ている。
ルイズは焦った。それはもう焦った。
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしょう。
「さぁ、ゼロのルイズ。何から何まで全部喋ってもらうわよ」
キュルケは胸を突き出し、見下ろすようにルイズを見ていた。


キュルケ達がルイズを見つけたのはシルフィードに乗って壊れていく町から飛び立った後だった。
しばらく町の外縁を周回していたのだが、そのうち遠くに空を飛んでいる白いメイジと茶色いマントのメイジを見つけた。
フライはそんなに長時間使える魔法ではない。使っている間どんどん精神力が消費される。
あんなところで浮かんでいてはそのうち精神力切れで地面まで真っ逆さまだ。
おそらく、地上の根から逃げているうちにあんな所に飛び上がってしまったのだろう。
誰かは知らないが手助けくらいはしてやってもいいかもしれない。
しかし近づけば地上から蔓や蔦が伸びてきて捕まってしまう。
どうしようか手を出しあぐねているいるうちにキュルケは驚くものを見た。
そのメイジは空を飛んだまま魔法を使ったのだ。
系統魔法ではフライを使ったまま他の魔法を使うことはできのに。
さらにそのメイジの使ったもう一つの魔法もすごいもので、一撃で町中に生えていた木を光に変えてしまった。
スクエアのメイジだって、あんな魔法を使う者は少ないだろう。
こうなるとキュルケはその謎のメイジに俄然興味がわいてくる。
タバサに頼んで謎のメイジ近寄ってみるとまた驚いた。
白いメイジはルイズで、茶色いマントのメイジはルイズの男ではないかと疑っている少年だったのだ。
まさに一石二鳥。面白いことになりそうではないか。
そのルイズは今、目の前で酷く慌てている。
ルイズの気持ちもわからないではないのでキュルケは待ってやることにした。
待っている間、キュルケはルイズをじっくり観察する。
まず、あの白いドレス。悪いものではない。それどころかとてもいいものだ。
裕福な貴族の生まれのキュルケの目から見ても感嘆を覚えるような一品だ。色も光沢もすばらしい。生地の質も一級品だ。
あれと同じものを揃えようと思ったらお金だけでは無理だろう。
続いて、杖。
全部金属で作っているようだ。どんな金属かは解らないが、かなりの技術で作られているように見える。
これも同じものを手に入れるとなれば相当腕のいい土系統のメイジを見つけなければならないだろう。
──いいものを揃えたわね
そこで、キュルケは閃いた。
ゼロのルイズがフライを使いながらも魔法を使っている理由、スクエアに匹敵するような魔法を使っているのはドレスと杖が強力なマジックアイテムに違いない!
となると疑問はルイズは、何故そんなものをルイズが持って使っているかと言うことになる。
──何か面白そうな話が聞けそう
学校の授業や、ボーイフレンド達との逢瀬よりも面白いかも知れない。
キュルケは赤い唇の端を少しだけ上げた。

946 :支援:2007/09/22(土) 22:48:11 ID:jOq1LX3N
次スレを立てつつ支援

あの作品のキャラがルイズに召喚されました part63
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1190468856/


947 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:48:54 ID:ttv4vk2m
支援

948 :魔法少女リリカルルイズ:2007/09/22(土) 22:49:33 ID:V6SjhjbH
顔面の全ての汗腺から汗を吹き出しつつ、ルイズは脳をフル回転させていた。
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう
なんとかごまかさないと行けない。
「あ、あの・・・・・・」
「ちょっと今は静かにして」
ユーノが何か言い足そうにしていたが、今は待ってもらう。
今は集中しないといい考えが浮かびそうにない。他のことに気を回している余裕もない。
「うん、わかった」
こうなってはルイズは聞く耳を持たない。アイデアはあったのだがユーノは黙っておくことにした。
「Knock out by buster.(砲撃で昏倒させましょう)」
レイジングハートの提案は少し心惹かれるものがあったが止めておく。
いくらツェルプストーでも、学友に相手には過激すぎる。
第一、解決になりそうにない。ここはもっと穏便な別の方法が必要だ。
ルイズはさらに考える。
そうえば、キュルケはさっき自分を「ゼロのルイズ」と呼んでいた。
ルイズはそこに光明を見いだす。
キュルケは自分をゼロのルイズと呼んでいる。
ゼロとは魔法を使おうとすれば全部爆発。成功率ゼロという意味のゼロだ。
だけど、今は違う。
空を飛ぶ魔法は爆発無しで使える。
ジュエルシード封印の魔法だって爆発しない。
ディバイバスターだって爆発……爆発……少し置いておくことにする。うん。
そう、自分は以前とは違う。魔法が使えるゼロではないルイズだと思わせれば、ルイズとは別人と思ってくれるかも知れない。
冷静に考えればかなり無理がある論理展開なのだが、ルイズはとにかくそう考えた。
ルイズはゼロではない二つ名を考える。そして見つけた。
これなら完璧。絶対に大丈夫に違いない。
「わ、私はルイズじゃないわ」
「はぁ?じゃあ、誰だって言うのよ。その髪、その顔、その胸。ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール以外の誰だって言うのよ」
──聞いて驚きなさい。
ルイズは自信満々に自分の名前を宣言した。
「私は、ルイズじゃない。私は魔法少女リリカルイズよ!!!!!」

ばっさばっさ
きゅるきゅる

シルフィードの鳴き声と羽音がよく聞こえてきた。
そういえば、いい天気ね。町まで遠乗りしてよかったわ。
小鳥の鳴き声も綺麗ね。だってキュルケとタバサ、ユーノだって聞き惚れてこんなに静かじゃない。
ルイズの思考は体を離れかけていた。


キュルケは必死に口を引き結んでいた。
少しでも力を弱めれば決壊してしまう。
だが、限界はすぐに来た。
「ぷっ」
唇の間だから空気が漏れる。
そこでもう限界が来た。
「あはははははははははははははは、あはははははははははははははは、あはははははははははははははは」
笑い声で正常な思考を取り戻したルイズは頭を抱えそうになった。
「な、何よそれ、魔法少女って何よ。魔法少女って」
ホントは魔導師と言おうとしたのだ。ユーノはメイジのことを魔導師という。これだけでも印象はかなり変わるはずだ。
それが、どこをどう間違ったのか魔法少女になってしまった。
「そ、それに、リリカルイズ…リリカルイズって…あははははははははははははははは」
リリカルイズじゃないもん。リリカルルイズだもん。
ここでも滑舌が徹底的に悪かった。
あー、もー、どうしよう。というか、どうしようもない。
「ねえねえ、タバサ。聞いた?魔法少女ですって、魔法少女。しかもリリカルイズ……あははははははははあはははは」
タバサは小さく肯いた。そして笑い転げるキュルケに言った。
「彼女は魔法少女リリカルイズ。ルイズじゃない」

949 :支援:2007/09/22(土) 22:49:51 ID:jOq1LX3N
支援

950 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:51:01 ID:jOq1LX3N
支援

951 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:51:19 ID:ttv4vk2m
タバサ、お約束を守ろうとしてるのか。魔法少女はどう考えても本人とわかる顔を晒していても周囲はわからないというお約束を支援

952 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:51:26 ID:KL3c5MqJ
このウェールズならアンが惚れたのも頷ける
感動をありがとうGJ

953 :魔法少女リリカルルイズ:2007/09/22(土) 22:51:49 ID:V6SjhjbH
ばっさばっさ
きゅるきゅる

ルイズは固まった
キュルケも固まった
ユーノもついでに固まった
三人の魂はどこかに飛んでいった。


最初に魂を取り戻したキュルケはこめかみを押さえながら、ゆっくりとタバサに言い聞かせた。
「ちょっと。タバサ。冗談よね。まあ、あなたにしては面白い冗談だと思うけど。別にあの子につきあってあげなくていいのよ。あの子はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよね?」
タバサは首を横に少し大きく振った。
「彼女は魔法少女リリカルイズ。ルイズじゃない」
キュルケは思いっきりたじろいだ。
その時のタバサの目は真剣だったからだ。
本気だった。本気と書いてマジだった。大マジだった。
その瞬間、ルイズも魂を取り戻した。
「じゃ、じゃあそういうことだから。リリカルイズは次の戦いに旅立つわ」
いうが早いがルイズは未だ茫然自失のユーノの手をひっつかみ、空の彼方にダッシュ。
「待ちなさい!タバサ、ルイズを…」
「ルイズじゃなくてリリカルイズ」
「ああ、もう。なら、そのリリカルイズを追うわよ!!」
「無理」
「なんで?」
「もう、追いつかない」
ルイズの姿はすでに砂粒よりも小さくなっていた。
「……どんな速さしているのよ」
砂粒もすぐに見えなくなった。
そうなってもキュルケはまだ地平線を見つめていた。

954 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:52:22 ID:mdbFWrrO
支援!
ついでに、思いついた新作を投下予約。

955 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:52:52 ID:piOnnYtC
相変わらずレイジングハートさんは過激だぜ支援

956 :魔法少女リリカルルイズ:2007/09/22(土) 22:52:59 ID:V6SjhjbH
城門前に止められたヴァリエール家の紋章の着いた馬車の中では桃色がかったブロンドの夫人が高貴さを漂わせていた。
誰であろう、ラ・ヴァリエール公爵夫人である。
ラ・ヴァリエール公爵はすでに軍務を引退しており、特別なことがない限り城に出る必要はない。
しかし、それでも公爵家ともなれば政治と全く無関係ではいられない。
そこで公爵夫人は内政で多忙な夫に代わり、衛兵に顔を知られる程度の頻度で登城をしていた。
待つこと数分。馬車の外より夫人を呼ぶ声がした。
「奥方様」
「入りなさい」
夫人の呼びかけに応じ、馬車に入ってきた人物もまた桃色がかったブロンドの女性であったがその雰囲気は夫人とはかなり違う。
髪を後ろでしばり、剣を帯く姿は武人のそのものであり、高貴さよりも勇猛さがにじみでている。
「町の様子はどうでしたか?」
「は。町を占領していた木々は出現と同様に突如消滅。住民の混乱もひとまず収まりつつあります」
「そうですか。原因はやはり?」
「はい。私が見つけた不審者のようです。あの者が何らかのマジックアイテムを使ったと言うことです」
桃色のブロンドの武人は城内で不審者を見つけ、一太刀を与えていた。
「その者は捕縛されたのですか?」
「いえ、グリフォン隊が追い詰めたものの激しく抵抗したためやむなくライトニングクラウドで……」
「そうですか」
夫人はため息をつく。
ライトニングクラウドを使ったということは、持ち物は全て焼き尽くされているはず。
不審者の背後を探ることはもはや不可能であろう。
「奥方様。マンティコア隊隊長がお礼を申し上げたいと来ていますが」
「礼はあなたが受け取っておきなさい。私は何もしていません」
「しかし・・・」
「すでに言いましたよ」
桃色のブロンドの武人はもう一度外に出る。
つい昔の癖が出てしまった。すでに引退した身なら、もう少し遠慮をした方がよかったかも知れない。
それでも、この事件は気になった。最低限のことでも調べずにはおられなかったのだ。
夫人は柔らかい椅子に深く体を預け、目を閉じた。
やがて、馬車が動き出す。
夫人はトリステインの未来と自分の娘達、そして馬車の外を歩く武人に思いを馳せた。

957 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:53:12 ID:ttv4vk2m
予約状況 >>954のみ。
そしてタバサはいい娘だ……自分もそうだからかもしれんけどな支援

958 :魔法少女リリカルルイズ:2007/09/22(土) 22:54:24 ID:V6SjhjbH
全力で空を飛ぶこと数十分。ルイズは学院の近くに着地した。
飛んだまま帰ってしまってはみんなにばれてしまうので直接学院には飛んで戻れない。ここからは歩きだ。
「ふう……今日は疲れたわ。なんでだろ」
とは言ったものの理由はわかっている。
町中に出現したジュエルシードの大木と戦ったからだ。
でも、それよりその後でキュルケと遭遇した事の方で疲れているような気がするのは何でだろう。
続けてユーノが着地する。いつものように姿をフェレットに変えようとしたときだ。
「あっ!」
ユーノが少し大きな声を上げる。
重大なことに気づいたのだ。
「どうしよたのよ、ユーノ。大きな声で一体」
「ごめん。でも、ルイズ大変だよ」
「どうしたの?」
まだこれ以上何かあるのだろうか。ルイズはうんざりした気分になった。
「馬を町に忘れている」
「あっ!!!!」
ルイズが目と口を大きく開ける。
そういえば、あの騒ぎですっかり忘れていた。
「どうしよう……」
「取りに行かないといけないよ。預けっぱなしはいけないんでしょ?」
「うん……」
疲れがさらにどっと出てきた。意味のない往復は疲れるだけだ。
「それでね、ルイズ。一つ聞きたいことがあるんだ」
「なに?」
「どうして、町に行くときに飛んで行かなかったの?馬よりずっと早いのに」
「!!!!」
喉から飛び出しそうになった驚きの声を抑える。
そういう発想はルイズにはなかった。
系統魔法のフライは長距離移動には適さない。少し長く使っただけで精神力がきれてしまう。
そのため、スクエアメイジであっても少し遠いところ、例えば学院から町に行くときには馬を使う。
こういうこともあって、ルイズには町まで魔法で飛んでいくという発想はなかったのだ。
だが、言われてみればその通り。
今ルイズが使う飛行魔法は系統魔法よりずっと疲れずにすむし、遠くまで早く飛べる。馬を使う必要はなかったのだ。
でも「考えてなかったわ」とはユーノに言いたくない。
主人としての沽券に関わるではないか。
そしてルイズはこう言った。
「そ、それはね。ほら、飛んで行ったらそれを人に見られちゃうかも知れないじゃない。だから、馬で行ったのよ」
「あ、そうか。そんなこと考えてなかったよ。すごいよルイズ」
──よかった。ごまかせた。
ユーノの感嘆の声を聞きながらルイズは額ににじみ出た汗を袖で拭き取り、もう一度バリアジャケット姿になる。
早く馬を取りに戻らないと帰りには夜になってしまう。ルイズはユーノと空に飛び上がり、町へ向かって速度を上げた。

その頃。
ルイズの馬は「ルイズが忘れて帰ってしまった」と判断したキュルケが乗って帰っていた。

****************************************
今回はここまでです
世の中って、
やっちまったー。おれ、やっちまったよ。
ということの連続ですよね

959 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:54:29 ID:ttv4vk2m
って、え、まさかちい姉さま……主かよ?おでれーた支援

960 :954:2007/09/22(土) 22:55:50 ID:mdbFWrrO
ちょっと申し訳ないが、長めなので安全のために次スレに投下します

961 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:56:33 ID:jOq1LX3N
>>954さんは次スレに投下ですね。



あの作品のキャラがルイズに召喚されました part63
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1190468856/


962 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:57:23 ID:QeLPrxEt
>>1


>>4
何を迷う事があろうか?

963 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:57:27 ID:ItdDK9Tu
投下乙…ってひょっとしなくてもシグナム!?


964 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:57:32 ID:R3J2sbQP
GJ!GJ!

965 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:57:37 ID:m8E2W+h5
GJしたー

>957
しかしタバサの場合、本当に本気で言ってる可能性も無きにしもあらずな気がしてならない。
イーヴァルディの勇者関連のくだりで、
結構ヒーロー・ヒロイン願望があるっぽい感じに書かれてたし。

966 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:58:08 ID:ttv4vk2m
GJ。改めて。お約束を守ろうとするタバサはいい娘だ。
そしてまさかのあの人登場という事はやっぱちい姉さまの足はアレが原因なのか、20レスぐらい上でふよふよしてたアレ。
ジュエルシードはあっちにとっても美味しい物だとは思うから最悪三つ巴が待ってるんだろうか。
などと思いつつ次回も期待してみたり。

967 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 22:58:28 ID:7XnOsWzk
>>962ドジっ子めw

968 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:00:39 ID:QeLPrxEt
>>967
うるさいうるさいうるさいw

969 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:01:37 ID:ttv4vk2m
>>968
うるちゃいうるちゃいうるちゃい! で頼む。

970 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:01:41 ID:ItdDK9Tu
ドジっ子じゃなくてツンデレだったようでw

971 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:03:05 ID:q62CxLSa
1000なら>>962>>969が共同でしゃなたんとへかてーたんを召喚するw

972 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:03:11 ID:sEtXa/b1
>>963
あにニート(ry

973 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:06:51 ID:X80JD9Zo
1000ならロリコン神父で短編を書く!

974 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:08:15 ID:NuOVyO5F
俺はジャック・バウア〜 いつも大ピンチ〜

俺はジャック・バウア〜 気が付けば異世界に召喚〜

975 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:08:27 ID:BgpC3HsM
>>972
冷やそうかスレ住人か?

976 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:11:11 ID:lsCuNOnY
俺はジャック・バウア〜どんな難事件も24時間ですべて解決〜

977 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:11:14 ID:+xOm+dnt
980ならスパイダーマとゴッドマン同時召還

978 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:11:41 ID:caJ5dtIo
1000なら悪魔顔の北野君召喚

979 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:12:34 ID:q62CxLSa
980なら未来永劫このスレでSSを書き続ける

980 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:12:52 ID:/wwumwLK
>>980なら岩鬼将造を召喚
もしくは千獣観音の触手召喚
もしくはドグラ召喚
もしくはバンドーラ様召喚
もしくはドクター・メフィスト召喚
>>995-999が書く

そしてハルケギニアの歴史がまた1ページ

981 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:14:28 ID:QMMwMT3x
>>981なら>>980無効

982 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:14:37 ID:52ihfoCH
1000ならワイルドハーフのサルサ召喚

983 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:16:11 ID:fBbj65wN
1000なら999が叶う

984 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:17:32 ID:MR9BZ/ft
>>1000なら、らんま1/2のパンスト太郎召喚。

召喚直後に周りから平民と馬鹿にされている最中に、
お約束のように雨が降り出して大パニックに。

985 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:18:00 ID:TuxgF14H
>>1000ならギルティギアのカイ・キスク招喚

986 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:18:24 ID:xaOIkzWY
>1000ならマテリアル・パズルのドルチル召喚

987 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:19:38 ID:xaOIkzWY
>1000ならマテリアル・パズルのドルチル召喚

988 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:20:08 ID:oRkMkSST
>>1000なら明日投下する


989 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:20:21 ID:bz7QRk32
>>1000ならパッパラ隊のとびかげ召喚

オスマン「おおっ、貴方は!」
マザリーニ「とびかげ先生!!」
がんだーるう゛「いえいえ私はただのしがない使い魔です」

990 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:20:26 ID:q62CxLSa
990ならルイズが特亜三国を召喚




そして世界が平和になる

991 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:20:53 ID:xaOIkzWY
>1000ならマテリアル・パズルのドルチル召喚

992 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:21:14 ID:6lFzIKe0
向こうが大変になるぞw

993 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:22:03 ID:xaOIkzWY
>1000ならマテリアル・パズルのドルチル召喚

994 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:22:06 ID:/wwumwLK
>>1000ならドクターメフィスト・秋せつら・姫・D・瓜生義龍・ピエール・舞依・
大摩その他諸々菊池作品の美形が召喚されて大惨事に

995 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:22:55 ID:jOq1LX3N
>>1000ならルイズがGS美神のヒャクメを召喚。
タバサがアニメ悪魔くんの百目を召喚
ギーシュが実写版の百目を召喚

996 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:22:59 ID:eJiG8TPt
1000ならARMSのシルバー兄さん召喚。


997 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:23:04 ID:xz/7x8Bg
>>1000ならベノムのエイリアンコスチューム召喚

998 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:23:07 ID:BWBbdeWj
>>1000ならシルノのシシト他を召喚

999 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:23:08 ID:Sm9kpPAO
1000なら夜叉鴉の宮沢賢治召喚

1000 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:23:10 ID:CGX+pDe2
>>1000ならゲームブックキャラを次々に召喚して短編連作!

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

1002 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/22(土) 23:23:10 ID:xaOIkzWY
>999ならマテリアル・パズルのドルチル召喚

408 KB
>>304,356,390,211,470,85,353,977,657 ,90,558,850,276,771,914,563,909,243,477,92,64,12,658,368,110
>>130,7,370,150,297,768,736,926,918,648,327,294,563,203,384,121,53,659,892,966,222,800,209,698,892
>>710,550,639,819,127,769,825,496,918 ,415,636,607,683,278,468,182,632,667,101,385,702,118,852,945
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