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あの作品のキャラがルイズに召喚されました part65

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/26(水) 22:47:34 ID:hPT2xfI8
もしもゼロの使い魔のルイズが召喚したのがサイトではなかったら?そんなifを語るスレ。

前スレ
あの作品のキャラがルイズに召喚されました part64
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1190642880/

まとめwiki
http://www35.atwiki.jp/anozero/
避難所
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9616/
--------------------------------------------------------------------------------

    _              ■ 注意事項よ! ちゃんと聞きなさいよね! ■
    〃 ` ヽ  .   ・雑談、SS、共に書き込む前のリロードは忘れないでよ!ただでさえ勢いが速いんだから!
    l lf小从} l /   ちゃんと空気を読まないと、ひどいんだからね!
   ノハ{*゚ヮ゚ノハ/,.   ・投下をする前には、必ず投下予告をしなさいよ!投下終了の宣言も忘れちゃだめなんだからね!
  ((/} )犬({つ'    ・ 投下してるの? し、支援してあげてもいいんだからね!
   / '"/_jl〉` j,    ・興味のないSS? そんなもの、「スルー」の魔法を使えばいいじゃない!
   ヽ_/ィヘ_)〜′   ・まとめの更新は気づいた人がやらなきゃダメなんだからね!
              ・議論や荒らしへの反応は、避難所でやりなさい!

--------------------------------------------------------------------------------
     _
     〃  ^ヽ      ・クロス元が18禁作品であっても、SSの内容が非18禁である場合は本スレへの投下で問題ないわ。
    J{  ハ从{_,     ・SSの内容が18禁な展開をする場合はクロス元に関わらず、本スレではなく避難所への投下をお願いね?
    ノルノー゚ノjし      ・クロス元が型月作品のSSは、本スレでも避難所でもルイズの『錬金』のように危険よ。やめておいてね。
   /く{ {丈} }つ     ・クロスはお互いを尊重しなきゃだめ。一方的なのはモテないわよ?
   l く/_jlム! |      ・不要な荒れを防ぐには、sage進行もいいんじゃないかしら。
   レ-ヘじフ〜l         ・次スレは>>950から。お願いね?テンプレはwikiの左メニューを参照よ




368 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 20:51:25 ID:dGheREKe
>>366
意表を突いて黒く燃える氷のニンバスたんかもしれぬ。

369 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 20:51:49 ID:rP4SjuUI
>>367
そんな、食欲直結でなおかつ話しに出来るよーな吸血鬼なんて……
あ、積層都市に居るか、長牙さんなら……って、召喚されるの日中なので
吸血鬼系はやばくないとデスカ?

370 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 20:52:07 ID:ub3Cnd3V
わだつみはエンディングがありそうでカットされた可哀想な方です。

371 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 20:59:42 ID:ro+7qL/s
>>369
この速さで黒杖を思い出せるお前に吹いた
そーいやあの人聖水も日光も駄目なんだよな
十字架はどうなんだろ?
とりあえず原作の流れに乗ると日光は必ず浴びるからなあ……
吸血鬼系は厳しいな
他は……好きな相手を殺して愛でるようなヤツとか?
リボーンのムエタイ使い・ルッスーリアしか浮かばない(ネクロフィリアでホモ?でオカマ)

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:03:15 ID:1F8ONdeL
でっていう

373 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:05:31 ID:wum1vRGo
仮面ライダー龍騎にいたな
英雄になりたいから恩師やら親友殺した奴

374 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:08:45 ID:lnLuHNtu
やんデレ(同人)の先生とか

玄関先反復横跳びは終わりの始まりw

375 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:14:31 ID:C/XbKvya
ふと思ったんだがイザベラがコンプレックスの塊みたいなのを
召喚すれば面白そうじゃね?

376 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:15:39 ID:8lZp3Ssz
>>375
GS美神の妖怪コンプレックス?

377 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:16:57 ID:etERIHpL
>>337

かぶき者を召喚

殴られる

「良い顔」になる


378 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:20:20 ID:1F8ONdeL
ギーシュのモグラってチョロブーみたいだよな

379 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:20:57 ID:RB1efmdv
>>377
真っ先に「ネコミミモードで〜す」が思い浮かんだ俺は死んだ方がいいな

380 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:22:26 ID:ZOOKDcrh
鋼鉄神ジーグでヒミカの声、何処かで聞いた事があるかと思ったらフーケと同じ人なんだな
フーケが盗んだのは実は銅鐸でハニワ幻神を作って世界征服に乗り出したらって考えたんだが・・・既出?

381 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:22:55 ID:oy2QykXL
ブレンパワード召喚
問題はアニメ化したときゼロ魔女性キャラがOPで全員裸で出ること
家族と一緒には見れません。とくにキュルケやテファ

382 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:25:42 ID:Hg3ODSnk
ブレンはOPの歌詞も強烈だったなぁ…

383 :レプリカ・ゼロ:2007/09/27(木) 21:27:33 ID:dB/GO2Mh
投下予約がございますかしら?

384 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:27:56 ID:BkFYO120
ナイ

385 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:29:00 ID:wum1vRGo
さあ投下したまえ

386 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:29:19 ID:pF6GRlOx
その投下、YESだね!

387 :レプリカ・ゼロ:2007/09/27(木) 21:29:23 ID:dB/GO2Mh
それでは投下させてもらいますね。ナイ神父

388 :レプリカ・ゼロ:2007/09/27(木) 21:30:51 ID:dB/GO2Mh
 ルーク・フォン・ファブレは、ルイズ達が授業を受ける教室の壁に背を預け苛立ちを隠せないで居た。
 その証拠に、ルークは腕を組みながら右足をタンタンタンと、足踏みさせ眉を顰めていた。
 原因としては、教室に入った瞬間にルイズに向けられた罵詈雑言で、その罵詈雑言の内容である。
 言わずもがな……完全無欠にルイズを馬鹿にしてると言う内容。
 ルークは、まだルイズがどんな人間なのかおぼろげにしか把握していないが……
 ルイズには、一応の恩義……今、此処に居る事。本当ならばローレライとアッシュと共に消えていたかもしれない為……を感じている。
 罵詈雑言を吐くルイズのクラスメイトに、魔人拳でも叩き込んでやろうか? と、一瞬思うのだが……
 クラスメイトに対してのルイズ対応……言い返す……を見て、魔神拳を叩き込むのをやめ今に至る訳だ。

 しばらくして気分が落ち着いたのか、ルークは左右を見る。
 見たことの無い生物が、わんさか居た。戦った事のある魔物に似た生物も居たが……
 別に襲って来る訳じゃないのでマジマジと観察する事にしたルーク。
 ふよふよ浮かんでる目玉とかどうやって浮いてるんだ? と、首を傾げまぁ考えても意味ないかと、自己完結。
 そして、教室の扉が開かれ中年の女性が入ってくる。
 中年の女性は、紫色のローブに身を包み、帽子を被っており、ふくよかな頬が優しい雰囲気を漂わせている。
 彼女は、教卓の後ろに立つと教室を見渡し、満足そうに微笑んで言った。

「皆さん。春の使い魔召喚は、大成功の様ですね。
 このシュヴルーズ、こうやって春の新学期に、様々な使い魔を見る事が楽しみなのですよ」

 シュヴルーズの言葉に、ルイズは俯いている。

389 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:31:06 ID:HAJtuuy6
>>371
皮膚移植してマクスウェルで人格偽装してる状態で召喚すれば大丈夫ではなかろうか。

390 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:31:49 ID:etERIHpL
>>380
ルイズ「フーケの身内と言うだけで十分だ!
しねぇ!」
こうですか?わかりません!


>>381
ブレンとかバロンズウ単品なら
ただの「巨大なガーゴイルっぽい生き物」
ですみます。

ただしルイズが「死ねよやー!」
とか
タバサが「私は家族を守りたかっただけだ!」

と言う可能性大


391 :レプリカ・ゼロ:2007/09/27(木) 21:32:23 ID:dB/GO2Mh
>>388
「おやおや。変わった使い魔を召喚したのですね? ミス・ヴァリエール」

 多分、予め聞いたのだろうシュヴルーズは、ルークを見た後でわざわざルイズを名指しとぼけた声でそう言う。
 わざわざそう言うシュヴルーズに、ルークは少々眉を顰め組んでいた腕を下ろす。
 シュヴルーズの言葉に、教室はドッと笑いに包まれる。

「ゼロのルイズ! 召喚できないからって、そこ等を歩いていた平民を連れてくるなよ!」

 馬鹿にした様にそう言うルイズのクラスメイト。ソイツを見て(正確には体型)ルークは、
 モースを思い出し収まっていた苛々が再燃し始める。
 それに、シュヴルーズの物言いに作為的なモノを感じ更に眉を深く顰めるルーク。
 ルーク曰くモースに似たクラスメイトに、言い返そうとして立ち上がろうとしたルイズだったが……
 唐突に、シュヴルーズの前にある教卓が、酷くけたましい音を立てて木っ端微塵になる。
 笑いに包まれていた教室は、一気に静まり返り一体何が起こったのか、分らなかった。
 いや、正確には一人だけ何が起こったのかはっきりと見ていた。それは、教卓の後ろに立っていたシュヴルーズである。

「おい」

 静まり返った教室にその声は、酷く響き渡る。教室に居る皆が皆、その声の主が方を見る。
 声の主は、ルイズの使い魔(仮)であるルーク。下ろしていた腕は、また組まれ眉は顰めっぱなし。

392 :レプリカ・ゼロ:2007/09/27(木) 21:34:05 ID:dB/GO2Mh
>>391
「其処のばばぁ。テメェ教師だろ? 何、煽る事言ってんだ? なぁ? わざとだろ? 教え子を笑いモンにして楽しいか?」

 剣呑な口調と雰囲気を出しながらに言い、再び腕を下ろす。
 ソレを見たシュヴルーズは、ビクリと体を振るわせた。
 ルークが、教卓を木っ端微塵にした事を唯一見ていたシュヴルーズに恐怖を与えるのには、酷く簡単な動作。
 別段そんなに脅える程のモノでも無いんじゃないか? と、思われるのだが……
 ルークが、教卓を木っ端微塵にどうやってしたのかといえば、ただ魔神拳を放っただけ。
 日ごろから魔法を使っている者からしてみれば、そんなのエア・ハンマーを使えば簡単だろう? と、考えるだろうが……
 魔法を使うためには、短くとも呪文を唱えなければ行けない。

 しかし、魔神拳には唱えると言う過程は、必要としない。
 もし、ルークが魔神拳を放ちシュヴルーズが防ごうとしたなら、なんらかの魔法を使わなければならない。
 そう魔法を使わなければいけない。使うと言う事は呪文を唱えると言う明らかなタイム・ロスを生み出す。
 そのタイム・ロスに容赦なく魔神拳が、シュヴルーズにぶち当たる事になるだろう。
 まぁ、フライやレビテーションなら魔神拳が、届く前に間に合うかもしれない。
 魔神拳の特性を知っていれば簡単に(体を鍛えている者なら)回避できるのだが、
 魔神拳を初めて見たシュヴルーズにソレを求めるのは酷だろう。

「し、失礼しました。ミス・ヴァリエール。教師粗からぬ事をしてしまった事を許してくださいね?」

 そんなシュヴルーズを見て、内心毒づきながらも腕を組みなおしドカッと荒々しくその場に胡坐をかいて座るルーク。
 ソレに対してルイズは、へ? と、何がなんだかわからなかったが、とりあえずシュヴルーズの言葉に頷く。
 頷いたルイズを見てシュヴルーズは、ホッと心の中で安堵し、ニ、三度パンパンと拍手を打ち生徒達の意識を戻す。

393 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:34:22 ID:wum1vRGo
イライラにはカルシウムの摂取を支援

394 :レプリカ・ゼロ:2007/09/27(木) 21:35:34 ID:dB/GO2Mh
>>392
「それでは、授業を始めましょう」

 そして、本日の最初の授業は、少々トラブルがあったものの開始した。
 授業は、恙無く進み……シュヴルーズが、錬金を実演してみせ次に、誰かに錬金をしてもらいましょう。と、つげ教室を見渡す。
 時々、ルークと目が合い何故かあせるシュヴルーズ。

「では、ミス・ヴァリエール。貴女に錬金してもらいましょう」

 その言葉に、何故か教室は痛いまでの静寂に包まれる。その中一人の男子生徒が、恐る恐る手をあげシュヴルーズにやめる様告げる。
 それに続くように、クラス中からルイズには、やらせない方が良い。やらせちゃダメです。ジェイドです。と、
 最後は良く分らなかったが、皆が皆、ルイズにはやらせては駄目コール。しかしながら、それはルイズの「やります!」と
 やや怒気の含んだ宣言の前に、脆くも崩れ去る事となった。
 シュヴルーズから、何の変哲も無い小石を受け取るルイズ。それと同時に机の下に隠れるクラスメイトがちらほら。
 何が起こるんだよ? と、ルークは机の下に隠れる生徒達を見て、次の瞬間理解した。
 閃光と爆音と衝撃。つまり、爆発。その余波を受けたルークは、直ぐ後ろの壁に後頭部を激打し声にならない悲鳴を上げ身悶える。
 そして、その爆発を起した張本人は、ケホンと可愛らしい咳を一つついて一言。

「ちょっと失敗したわね」

 そんな訳あるかっ! と、クラス中から総スカンを喰らうルイズ。いまだ、後頭部を押さえて身悶えているルーク。
 ルイズの爆発のせいで、暴れまわる使い魔達。超至近距離で爆発を喰らったシュヴルーズは、壁にめり込んで壁画と化している。
 此処は戦場ですか? と、聞かれたならばある意味Yesだろう。
 何はともあれ、ルイズの爆発により教室は、酷い有様になり壁から這い出たシュヴルーズは、
 ルイズに教室の後片付けを任命すると共に授業を中止する旨を生徒達に伝えたのだった。

395 :レプリカ・ゼロ:2007/09/27(木) 21:37:23 ID:dB/GO2Mh
>>394
 ルイズが『爆発少女』の称号を手にいれました。
 称号の効果『爆発の威力一段階アップ』

396 :レプリカ・ゼロ:2007/09/27(木) 21:38:38 ID:dB/GO2Mh
投下終了。ありがとうごあした。

397 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:39:58 ID:Gx/mVC/3
乙、ルークはまだ剣持ってないのねは

398 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:40:17 ID:uCrAcXm7
レプリカの人乙です。

>>371
あれ?マクスウェル制御下の彼は日光に耐性あったっけ?

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:42:11 ID:9CHSpOnU
レプリカの人乙ー


>>ロングファング
日光耐性はない。シリーズ第三弾の頃は人造皮膚で体を覆って誤魔化してた。

400 :MtL:2007/09/27(木) 21:47:08 ID:WUwDbNST
10時から投下させてもらいますー。

401 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:47:20 ID:ZOOKDcrh
乙ですぅ

>>381
ブレンは姉さんが最高だと思う
召喚したらゼロ魔キャラが凄い電、ゲフンオーラ力がこもった台詞を言うようになるよ

402 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:50:57 ID:ro+7qL/s
レプリカ乙
主人公の名前でググって腐なサイトばっかりヒットしたのはいい思い出

>>ロング・ファング
皮かぶってマクスウェルの制御状態で呼ばれ
普通にギーシュ戦をこなし
対フーケで潰されて再生しながら全てを思い出し
日光に焦げながら「土くれなんか怖くないィ」とか?

403 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:51:19 ID:etERIHpL
>>371
日光が「即死攻撃」でなければ
焼かれている所を
コルベールやルイズに上着やマントをかけて貰えばなんとかなるかも?
その後の日中のイベントは「ミイラ男」のコスプレで消化



404 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 21:52:21 ID:8lZp3Ssz
>>400
かもん!

405 :MtL:2007/09/27(木) 22:01:46 ID:WUwDbNST
マジシャン ザ ルイズ (18)操舵

「ウルザ!ミスタ・ウルザ!返事をして!目を開けて!ねぇ…っ!」

ブリッジに、警告アラートとウェザーライトUの船体が軋む音が猛り轟く。
一瞬にして八隻のアルビオン戦艦を沈め、二匹のイゼット・ドラゴンを葬った飛翔艦が、浮遊力を失ったことで地上へ向けて落下を始める。

「いけません!皆さん何処か手近なものにしっかり掴まってください!」
艦橋を襲う強烈な揺れと浮遊感。直後に叫んだコルベールの警告。
艦の並行が失われて前傾し、艦橋内では固定されていなかったものが前方へと滑り落ちた。
言ったコルベール自身、そしてウルザ、ウルザに寄り添っていたルイズもまた床を滑り落ち、艦橋前方の壁へと叩きつけられた。
ウルザが意識を失うと同時に動力源であるエンジンからの供給が止まり、全てのシステムが遮断されたのである。
それらの停止した機能の中には当然、飛翔機能や力場発生機能も含まれている。
今や飛翔艦ウェザーライトUは空に浮かぶ巨大な棺桶と化し、地面へ向けて猛スピードで滑り落ちているのだった。

伝説のアーティフィクサー・ウルザ。
彼が設計し様々な処置を施されたウェザーライトU、その性能はあらゆる面でハルケギニアに存在するどんなフネをも凌駕する。
だが、それでも天高くからの地表へ叩きつけられれば、何重にも『固定化』を施された船体とて無事で済むという保証はない。
何よりも、船体が無事であったとしても慣性を殺す『反射』が作用しなければ落下の衝撃で中の人間は挽肉になってしまうだろう。

「ぐ、ぐぐ……操縦が手動になっているのか」
この船をウルザと共同で製作したコルベールには、現状をある程度把握することが可能であった。
動力とコントロールを一人で担っていたウルザが敵から何らかの攻撃を受け、艦の操作を彼自身で行うのが困難となった。
そのため彼は意識を失う直前に制御権を手放し、艦を手動操作に切り替えたのだ。
結果操縦者を失ってしまったウェザーライトは、その制御を失い落下しているのだった。
コルベールの頭脳はこれらを整理し、現状を打破する方策をすぐさま導き出した。
そう、ことは単純である。
手動で制御してやればいいだけなのである。

前のめりに傾いだウェザーライトUの艦橋内、その床は三十度ほども傾斜している。
その傾斜の落ち止まりに位置するコルベールが、艦橋前部中央に位置する操縦席にたどり着くのは難しい。
コルベールは今このとき操縦席に座っている彼。必死にしがみついている彼に、全てを託す他に自分達が助かる道は無いと判断した。

「ミスタ・グラモン……ギーシュ・ド・グラモン!」

恐れで瞳をしっかりと閉じ、必死に床に据えつけられたコンソールに掴まっていたギーシュ。
コルベールは、彼に全ての命運を預けたのだった。

ギーシュ・ド・グラモン。
彼は本来この場所に立っているはずの無い人間である。
ウルザやルイズ、コルベールやオスマン、彼らのように覚悟や意気込みを持ってこの船に乗ったわけではない。
彼がこの船に乗ったのは事故、あるいは手違いによるものである。
突然戦場に放り出され、恐怖を感じなかった訳ではない。だが、圧倒的なウェザーライトUの性能は彼が今立っているここが、戦場であるという現実を忘れさせた。
そうして無邪気に興奮していたギーシュ。
彼は今ここに至ってやっと自分が戦争に巻き込まれたことを実感したのである。
繰り返し言おう、彼には覚悟も無ければ気概も持ち合わせていない。
そんな彼に、コルベールは全てを託す決心をしたのだった。

名を呼ばれ、恐る恐る目を開けるギーシュ。
彼はこれが悪い夢であり、目を開ければ全てがはうたかたとなって消え去り、新しい朝が始まることを祈ってゆっくりと瞼を開いた。
しかし、彼の目の前に広がっていたものは横で吐息をたてるモンモランシーでも、自分のために朝食を用意してくれるモンモランシーの後姿でも、頬を朱に染めて目覚めのキスの余韻に浸るモンモランシーの愛らしい顔でもなかった。
そこに広がっていたのは、現実。
至る所で赤いライトが点滅し、アラートが鳴り響く、激しく傾き少しでも体勢を変えようとすると重力に引かれずり落ちてしまいそうになる、前方には一面に広がる草原、これが現実。
途端に恐怖で涙が溢れる。
そんなギーシュに、コルベールは更なる現実を突きつける。


406 :MtL:2007/09/27(木) 22:04:29 ID:WUwDbNST
「ミスタ・グラモン!君がしがみついているそれは、操舵装置だ!」
「は、はひ?」
恐怖のあまり泣き笑いのように引きつった顔のギーシュ。
「どうか、落ち着いて欲しい。この船は地面へと墜落しようとしている、それを回避する為には誰かが操縦し落下を食い止めるしかない。ここまでは分かるかい?」
「み、みしゅたこるべぇる……いったひ、なにを……」
涙と鼻水と涎でぐしゃぐしゃになった教え子の顔、それを見ながらもコルベールは冷静に続ける。
「今、この艦内で、操縦を行えるのは君しかいない。君が操縦し、この船の体勢を立て直すしか、我々が助かる道は無い」
きっぱりと言い切ったコルベール。
これで混乱したギーシュの頭も、ようやっと自分がやらねば全員が死ぬということを理解した。
だが、頭で理解することと心から湧き上がる感情は全く別である。
「で、でも、ぼかぁ……ぼかぁ……」
コルベールからはっきりと口された「死」の予兆。
それがギーシュの心を鎖となって縛り付けた。
「できませぇぇん!ぼくにはムリです!」

半泣きから全泣きで訴えるギーシュに、外野からの飛ぶ応援。
「やるんだ!ミスタ・グラモン!君にしか出来ないことなんだ!」
ギーシュを見据えたコルベールの叫び。
「やりなさいギーシュ!勇気を出して!」
倒れたウルザのしわがれた手を握ったルイズの叫び。
「やれ!貴族のぼんぼん!このままじゃ全員おっ死んじまうぞ!」
ウルザの横に転がるデルフリンガーの叫び。
「やるんじゃギーシュ君!今こそグラモン家の意地を見せるのじゃ!」
床を滑り落ちそうな体を、両手で椅子に縋り付いて必死に耐えているオールド・オスマンの叫び。
「やって……」
この期に及んでも慌てずに、しっかりと椅子に掴まって体を固定しているタバサの一言。

そして最後に、

ぃゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

艦橋後方に位置したトイレの扉の奥から響く、モンモランシーの叫び。

「も、モンモランシーーーーーー!!??」
首どころかか体ごと向けるようにして背後を見やるギーシュ。
扉の向こうから愛するモンモランシーの助けを求める小さな叫びが、彼の耳に届いた。
ギーシュの頭を重量級のハンマーで頭を殴り飛ばされたような衝撃が走る。
モンモランシー! モンモランシー! モンモランシー! モンモランシー! モンモランシー! モンモンモンモンモン……モンモランシー!
今、彼の頭の思考スイッチが片っ端から下ろされる。ギアは瞬時にトップ、全ての障害/恐怖は脳髄の隅へと追放される。
彼の頭に血がめぐり、その頭脳が高速回転を始める。
どうすれば格好いいか、どうすれば女性に慕われるか、何がギーシュ・ド・グラモンらしいのか!
そうして遂に帰ってきた。気障で格好つけで女性に優しい、普段のギーシュが帰ってきたのである。

「分かりましたミスタ・コルベール!指示を、指示をお願いします!」
涙と鼻水と涎と汗と、それらが交じり合った汁でぐちゃぐちゃになった顔のまま、ギーシュ・ド・グラモンが絶叫した。

艦首を上げ、翼を広げて制動体勢に入るウェザーライトU。
艦尾付近の飛翔翼がぼんやりと輝く。これは船が飛翔機能を取り戻したことを表していた。
しかし、既に地面までの距離は二千メイル。
自由落下の速度を殺しきれず、ウェザーライトUは今、正に硬い地面へと叩きつけられようとしていた。




407 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:04:52 ID:dGheREKe
大変動支援

408 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:05:54 ID:JHHAiuHe
みっともないけどカッコいいぞギーシュ!支援

409 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:07:05 ID:Z6G7CJUk
支援

410 :MtL:2007/09/27(木) 22:07:24 ID:WUwDbNST
「ハンドルを引きながら、足元の両ペダルを強く踏むんだ!」
「や、やっていますううううううう!!!」
顔を茹蛸のように真っ赤に染めながら叫ぶギーシュ。
その手には丸いハンドルが握られており、細い足は力いっぱい足元のペダルを踏み込んでいる。
コルベールの指示通りに操作を行ったギーシュは艦の飛翔機構の回復を成功させていた。
その際に再起動したのは強大な魔力を動力源とするスランエンジンではなく、船倉内部の飛翔翼付近に設置された二基の風石炉とそれに付随する飛翔機構の方である。

飛翔艦ウェザーライトUはウルザとコルベールが設計した、ドミナリアとハルケギニアの魔法と技術を融合させ生まれた船である。
古代スラン文明の技で鋼と技術を、ハルケギニアの魔法で『固定化』と風石を、エルフの先住魔法で『反射』を。
様々な部分で従来とは異なる機能を持ったウェザーライトUは、例えメイン動力であるスランエンジンが停止させたとしても、「風石」によって従来通りハルケギニアのフネとして飛行することができる。
しかし、天高くからの自由降下により勢いをつけた船体を再び空に上げるためには、風石の力だけでは足りない。

「もっと強く!強く踏むんだ!力いっぱい!」
「ふぬぬぬぬぬ……も、モンモランシィ、僕に力をぉぉぉぉおおおおおお!!!!!」
掛け声一発背を反らして、脚力、背筋力、腕力を総動員してペダルを踏み抜こうとするギーシュ。

騒音溢れるブリッジに響く、かこん、という場違いに軽い音。
今、彼の足元のペダルが一段深く、押し込まれた。


勢いを殺しながらも落下を続け、高度千メイルにまで達したウェザーライトU。
墜落は必然と思われたその船体から、強烈な閃光を伴う、魔力のフレアが発生する。
可視できる程に濃縮された魔力の噴射、緑の焔、それは風の純粋なる魔力の激流。

再燃焼装置。これこそがウェザーライトの飛翔機関に組み込まれた装置の名称。
再燃焼装置とは、使用することで通常の五十%から二百%程度の推力を得ることを可能とする一種の加速装置のことである。
反面、この装置は風石の消費が激しく、使用し続ければウェザーライトの風石は二十分程で空になってしまう代物である。
当然だが、この局面でそんなことを気にする必要は全く無い。


「いけええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇ!!!!」
叫ぶ、ギーシュ。


巨大なウェザーライトUの船体を背後から押し上げる轟風、烈風、大旋風。
風のスクウェアメイジが数人がかりで唱えたスペルような、豪烈な風が船体を後押しする。
自由落下の加速度、重力の鎖、百五十メイル級の船体の重さ、そういった全てのものを破り捨て、ウェザーライトは再び空へと舞い上がる。



「た、助かった……」
操縦席に座ったままぐったりと脱力したギーシュ、その顔は一事をやり遂げた男の顔をしていた。

「やり遂げたなギーシュ君!」
喜びの表情で自分を祝福してくれるコルベール。
「さすがグラモン元帥の息子じゃ。彼は良い後継者に恵まれたようじゃな」
立ち上がって腰をさすっている学院長。
「やったじゃないギーシュ!見直したわ!」
自分を褒め称える、ちょっと胸の部分がかわいそうなレディ。
「……」
無言のまま、こちらを見つめている更に胸がかわいそうなレディ。
ぅきゅぅぅぅぅぅぅ
背後から響いた、可愛らしいモンモランシーの声。
「って、モンモランシィーーー!?」
全力で振り向こうとしたギーシュ。
だが、

ぐ ぎ り

そんな彼の腰から今、盛大にいい音が鳴った。

411 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:07:26 ID:ro+7qL/s
モンモンとカッコつけることしか頭にねえなギーシュwww
支援

412 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:08:21 ID:dGheREKe
ギーシューッ!?

413 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:08:54 ID:9CHSpOnU
ぎゃーす!?椎間板ヘルニアとか、腰椎分離症になってませんように南無南無 支援。

414 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:09:27 ID:ro+7qL/s
ここにきてギックリィィィイ!?
支援

415 :MtL:2007/09/27(木) 22:11:39 ID:WUwDbNST



「ミス・ヴァリエール!ミスタ・ウルザの容態は!?」
「えっと、その、凄い火傷で…それで…」
ルイズの声に耳を傾けながら、コルベールが慎重な手つきでウルザの脈を取り、胸に耳を当てて心音を聞く。
途端にコルベールの顔がさっと蒼褪めた。
「……呼吸が停止している。心臓もだ」
聞いたルイズの体が驚きに強張る。
「そ、それってどういうことですかミスタ・コルベール!」
「お、おいデコッパゲ!そりゃどういうこった!?相棒は死んじまったってことかよ!?」
教え子とインテリジェンスソード、双方の言葉に神妙な顔つきで答えるミスタ・コルベール。
「分からない、だが……今すぐ蘇生措置をとれば間に合うかも知れない!」

早速コルベールが腕を捲り、心配蘇生を始めようとしたとき、艦橋内に逝く度目かの衝撃が走った。
「いかん!ミスタ・コルベール、敵襲じゃ!」
前方を見やれば、先ほどまで姿が見えなかった数騎の竜騎士がウェザーライトUの周辺に取り付き、炎のブレスを吐きつけていた。
ウルザと竜騎士に視線を配り、一瞬渋い顔を見せるコルベール。
これに対して、意外なところからの助け舟が入る。
「いけデコッパゲ!この船が落ちちまったら元も子も無ぇ、相棒のことなら俺に考えがあるからよっ!」
カタカタと音を鳴らしながら発言したのはデルフリンガー、聞いたコルベールが固く目を閉じた。
そうして次に目を開けたコルベールに迷いは無く、一直線にギーシュが腰を抜かしている操縦席の右に位置する席へと駆け寄った。
「みみみ、ミスタ・コルベール!正面に敵が!?」
「そのまま直進だミスタ・グラモン!」
コルベールの前に置かれているのは小さなウェザーライトUの模型が納められた半透明の球体。球の表面に触れながら口の中でルーンを唱える。
そうしてから、模型の前方、球体の表面を指でなぞりコルベールは呪文を発声した。
「ファイヤー・ウォール」

コルベールの防御の呪文が発動する。
だがそれは、本来発現すべきコルベールの眼前には現われはしない。
出現したのはウェザーライトU前方の空間。そこに燃え盛る青炎の壁が現れたのである。
巻き込まれた二騎の竜騎士が、燐光のみを残す消し炭となって夜空に散った。


一方のルイズは、デルフリンガーの言う、「秘策」を試そうとしたいた。

「おい娘ッ子、相棒を助けたいんなら、俺を相棒に握らせな。そうそう、そうだ…これで準備OKだ」
ウルザに握られたデルフリンガーが次に声をかけたのは、いつからかルイズの横に佇んでいたタバサである。
「それじゃ次は、青い髪の娘ッ子。お前さんだ、お前さん。何でもいいから魔法を唱えて、俺に向かって打ち込め!」
「ちょ、ちょっと何言ってるのっ!そんなことしたらあんたが壊れちゃうじゃない!?」
「いいからいいから、黙って見てろよ。手加減はいらねぇ、さあ思いっきりやってくんな!」
自信満々に語るデルフリンガーに、ルイズはそれ以上の言葉を紡ぐのを止める。
デルフリンガーの言葉に従って呪文を唱えるタバサ。
その顔は無表情で何も考えていないのか何かの予感があるのか、判別はつかない。

416 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:11:43 ID:ro+7qL/s
支援

417 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:12:59 ID:11hF+H8v
魔法の拡大機能か支援

418 :MtL:2007/09/27(木) 22:14:23 ID:WUwDbNST
「エア・マンマー」
風の槌が生まれ、それが正確にデルフリンガーへと打ち込まれる。
「ほいさ!」
呪文が直撃、したように見えたそのとき、ばん、と何かが破裂するような音が響いた。
風のスクウェアクラスのメイジが放った風魔法がその効果を発揮せず、デルフリンガーに当たった瞬間に消滅してしまったのを見たルイズが目を丸くする。
「ちょっと、何その隠し芸!?」
「おい嬢ちゃん、せめて隠し技って言ってくれよ。相棒があんまし俺を使ってくれねぇから今まで出番が無かったけどよ、俺も一応『伝説』なんだぜ?んじゃ、青髪の娘ッ子、次だ次!」
「エア・ハンマー」
「おいさ!」
「エア・ハンマー」
「よいさ!」
「エア・ハンマー」
「どっこいしょ!」
魔法を打ち込まれれば打ち込まれるほどに、刀身を輝かせていくデルフリンガー。
錆びだらけであったそれは、いつしか新品同様に美しい光沢を取り戻していた。
「どうよ、これが俺『デルフリンガー』の真の姿って奴だ」
「すごい、魔法を、吸収したの……?でもそれがミスタ・ウルザを蘇生させるのとどう関係があるのよ?」
「『伝説』様は魔法を吸収する以外にも隠し技があるんだよ。そのうち一つ、おりゃあは溜め込んだ魔力で『使い手』の体を一時的に動かすことができるんだ。今みたいにな、娘ッ子、相棒の胸に耳を当ててみな」
言われるままに、ルイズはウルザの胸に耳を置いてみた。
そこから響くのは、確かに聞こえる心臓の鼓動。
「う、動いてる!?」
「な?俺ちゃんと役にたつだろ?いらん子違うだろ?これを機会に相棒と娘ッ子は俺の扱いをもうちょっと考えてくれてもいいと思うんだぜ?って聞いてるか、おーい?」


                         これが私の経験する、初めての戦場であった。
                              ―――ギーシュ回顧録第四篇

419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:15:03 ID:ro+7qL/s
支援

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:15:32 ID:JHHAiuHe
簡易蘇生装置になっている事に気づいていないデルフGJ

421 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:16:07 ID:O4GLvOP4
デルフかあいいよデルフ。
でも、おっぱいはもっと好きです乙。

422 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:16:28 ID:FhnC5EHj
ギーシュの腰は大丈夫なんだろうか…

423 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:16:34 ID:AQ/gEAFj
乙!!

424 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:16:41 ID:iSX+1dXd
回顧録書いてる頃はギーシュとんでもない奴になってるんだろうかGJ

425 :MtL:2007/09/27(木) 22:17:14 ID:WUwDbNST
誤字発見「マンマー」って何さ…(´・ω・`)

腰、痛めると苦しいですよね。
雪かきで凄く痛い目にあったことがあります。

それではまた次回お会いしましょう。
君の瞳にギャザリンビーム!

426 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:17:27 ID:dGheREKe
乙。ギーシュとデルフ乙。
コル先生はとうとうメンヌヴィル戦か……。

427 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:18:16 ID:ro+7qL/s
ギーシュもデルフも大活躍なのに落ちがついたwww
あとエア・マンマーになってる

428 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:18:44 ID:HAJtuuy6
ぎっくり腰はくしゃみしただけで痛いんだよなあ。
そんな俺は22歳。( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \ / \

429 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:18:54 ID:Z6G7CJUk


430 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:20:41 ID:aekZZbPr
>376
コンプレックスは、どっちかというと自分の体に対してのだから
ルイズなんじゃないか?

ルイズ「夏期休暇なんてなによーーっ!!胸が無くて悪かったわねっ!色気が無くて悪かったわねっ!!」
     「幼児体系がなによーーっ!!」
ルイズ、コンプレックス二人でおがぁあああん!!

キュルケ「この子、逆に使い魔に洗脳されてない?」
こんな感じで

431 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:21:59 ID:O4GLvOP4
>>424

とんでもない奴か……。

1:ハルキゲニア一の子沢山。 妾さんに何人かエルフ(ビダーシャル含む)が混じってます。
2:トリステインの元帥。 でも、夜はボンテージのモンモンに命令されています。
3:才人と組んで、最強剣士チームTWO突風結成。 ガキ警察打ち切りは納得行かねえ。

さあ、どれッ?

432 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:23:36 ID:uCrAcXm7
乙です。
「あなたは今、失った心肺機能をデルフで補っているわ。その動力は吸い込んだ魔力から供給されているの。
つまりあなたは、デルフを離したら死ぬのよ」
的な電波が飛んできた。

433 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:27:16 ID:g9HpgRfn
>>432
ANUBIS倒しに行けとおっしゃる?

434 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:30:15 ID:ma0aA57i
はいだら

435 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:31:23 ID:oEeBMw6T
その「はいだら」って何の意味があったんだろうな

436 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:32:29 ID:HAJtuuy6
(お前からジェフティを)剥いだらァー!!

437 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:35:44 ID:TqICOAuG
「宇宙の意思が、人類の無意識が!
 ツ   ン   デ   レ   を   望   ん   で   い   る   の   だ   !」

438 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:35:57 ID:AQ/gEAFj
(足の親指の爪を)はいだら

439 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:36:22 ID:zt5tq7+i
ワルド「来いルイズ…お前は好きだ」

440 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:38:13 ID:Gx/mVC/3
アクメツを召喚。
敵を倒す度に死んでく使い魔にルイズ伏し目。

441 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:40:14 ID:Hg3ODSnk
>アクメツ
第一の犠牲者はモット伯か……
マリザーニは確実に生き残れるな
召喚するのはアンアンですか?

442 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:40:50 ID:GhnW2WL8
>>440
人工衛星とかも呼ばないとwwww

443 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:42:38 ID:iSX+1dXd
バットマンからジョーカーを召喚
ヒーッヒッヒッヒ
ヒョーホッホッホ
ウヒャヒャヒャヒャヒャ
と笑い声と共にトリステイン崩壊の危機が

444 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:43:32 ID:cyRlrXAD
>アクメツ
つまり、アンアンが召喚して1ヶ月以内に国の有り方を変えないと
アクメツに逆に始末されると

445 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:45:38 ID:O4GLvOP4
ダメだ……。
トリステイン、鶏骨以外アクメツ基準でまともな政治家(っつーか貴族)がいねえ。w

446 :とあるの人 ◆3WQsphoeLI :2007/09/27(木) 22:45:46 ID:pJ0yQbN0
久しぶりですが投下OK?

447 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:46:00 ID:JHHAiuHe
>>443
うわああああああ
トラウマ!トラウマ!

448 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:46:43 ID:TqICOAuG
>>446
貴様の前に道はない
貴様の後に道はできる

449 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:48:34 ID:MmJdHDxv
>>431
2番目、何その舞乙

450 :とあるの人 ◆3WQsphoeLI :2007/09/27(木) 22:49:01 ID:pJ0yQbN0
 学園都市では雨が降っていた。


「あぅぅ……。やっぱり繋がらないのですよー」
 とある学校の教員室で、身長百三五センチの小学生体型の女の子が、ため息を吐きながら受話器を戻した。
 月詠小萌。事情を知らない人にとっては嘘だろうと思ってしまうが、なんと教師であるうえに上条当麻の担任であるのだ。

 その、上条当麻がいない。

 確かに、小萌先生も彼の性格と体質を理解している。それでも、無断欠勤をした事は一度もなかった。
 少し不安になって、彼の自宅と携帯電話に何回か連絡を入れたが音沙汰なし。
 それがますます小萌先生を不安に陥れさせた。
 当麻の家には白いシスターちゃんが居座っている。多少機械音痴なのだが、電話に出るという行為ぐらいは知っているはず。
 しかし、繋がらない。
 それは、彼女も当麻と同じように行方がわからないという事を示している。
 土御門元春も同じようにいないのだが、それは今回に限ってという事ではないのでまだ安心できる(といっても不安なのには変わりはないが)。
 かといって、通常授業もあるので捜しに行けないし、警備員に頼みたくてもまだ事件と決まっていないので気が引ける。
「もう……一体どうすればいいのでしょうかー」
 ドバーと、小さい体を目一杯机に預ける。周りに置いてあるプリントがバサッ、と宙に舞うが気にしない。
 そこへ、
「大丈夫? 小萌先生」
 と声をかけられた。
「あ、姫神ちゃんですかー」
 姫神秋沙。昔とある事情で上条当麻に助けられ、今は同じ学校に通っている女の子だ。
 彼女は、ホームルームの時間に配ったアンケートの束を抱えている。小萌先生はガバッと慌てて起き上がると、自分の机にスペースを作った。
「これ。そこに置いていいのかな?」
「はいー、ご苦労様ですー」
 姫神は言われた通り、指定された場所にプリントを置いた。

 本来なら用事を終えたので、そのまま去るべきなのかもしれない。しかし、自分が声をかけるまで気付いてくれない程悩んでいた姿がどうしても気になった。
その原因はおそらく……、
「上条君のこと?」
「えぇ、こんなことは今まで一度もなかったのでー……」
 姫神はなんとなく想像できた。
 きっと彼はまたとある事件に巻き込まれたのだろう、と。
 姫神はあの白いシスターと違って、帰りを信じて待つタイプだ。以前にも同じような事はあったが、ボロボロにはなったものも彼は帰ってきた。

451 :とあるの人 ◆3WQsphoeLI :2007/09/27(木) 22:51:47 ID:pJ0yQbN0
 だから、姫神にやれる事と言えば無事戻ってくれるのを祈るだけ。おそらくは病院から帰ってくる気がするが……。
 もっとも、それはもちろん小萌先生も同じように感じているに違いない。
「先生は。不安?」
「もちろん不安ですよー。もしかしたら怪我を負っているのかもしれないのですから」
 それでも、やっぱり心配なのには違いない。そうでなかったら姫神もわざわざ聞く必要性がないのだから。
 ならば、と。
 姫神は小さく頷いた後、
「きっと。どこかでまた女の子を助けているのかな」
「むっ、それはライバルが増えてしまいますねー」
 ピタッ、と金縛りにあったかのように姫神の体が止まる。
 しばらくして、その口が開く。
「先生。それはどういうことですか?」
 一方の小萌先生は、そんな姫神の反応に対してニヤニヤと笑みを浮かべると、
「ごまかそうたってそうはいかないのですよー。先生は姫神ちゃんの味方なのですよー」
「別に。私は上条君に対してなんの感情ももっていないから」
「むっ! もっと自分に素直になったほうがためになりますよー!」
「もってないって言ったらもってない」
 何で意地はるんですかーっ! とブーブー文句を言う小萌先生を見て、姫神は小さく笑う。

(これで大丈夫かな?)

 不安なのには違いない。だけど信じなければ何も始まらない。
 そう、きっとなんとかしてくれる。自分の時と同じように。
 窓から外の景色を見る。
 ザーザーと激しく降る雨は、もう止んでいた。
(上条君のことだから。きっといい仲間と一緒に頑張っているんだろうね)
ファイト、と姫神は心の中で呟いた。

452 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:51:52 ID:WUwDbNST
小萌先生ktkr!!!!!!!!!

453 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:52:43 ID:WBubkNVg
紫煙

454 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:53:40 ID:AQ/gEAFj
小萌先生支援支援

455 :とあるの人 ◆3WQsphoeLI :2007/09/27(木) 22:54:09 ID:pJ0yQbN0
 フーケとアンリエッタ、そしてウェールズのコンビネーションは完璧と言えた。

 声をかけることなく、それぞれ最善の方法を互いに取り合う。アンリエッタが敵の魔法の迎撃に集中し、ウェールズの攻撃にフーケが援護をする形。
 一見普通な戦術であるかもしれないが、シンプルがゆえに隙がない。攻撃、援護、防御、とバランスがよい属性であるからだ。
 しかし、ルイズ達は違う。雨が降って来たせいもあり、キュルケの魔法の威力が半減した。
 さらにはアンリエッタの盾が強化されたせいで、ルイズやタバサの魔法も突破する事ができない。
 つまりは、苦戦をしいられたのだ。
「どーするの!? このままじゃ……」
 しかし、一方的にやられてるわけではない。相手の攻撃魔法がウェールズだけ、という事が幸いし何とか拮抗状態を保っている。
 が、それも時間の問題であるのも事実。常に攻められているという感覚が、重圧が彼女達にミスを与えるかもしれない。
「なにか……なにかいい手ないの!?」
「ウェールズを倒すのが最優先」
 ルイズの問いかけにタバサが簡潔に答える。まずは相手の攻撃手段を潰す。しかし、逆を言えばそれしか方法がないのだ。
 しかし、
「だけどあいつはゾンビなんでしょ!? ダーリンの右手以外で倒せる方法なんてあるの!?」
 キュルケの言った通り、彼は不死身なのだ。こちらが放つ魔法を直撃させたとしても、相手は平然と立ち上がってくるだろう。
 彼を触れる事で倒せる少年はワルドと戦っている。そちらからの援護はないと見て取ってもおかしくない。
「なにも倒さなくていい。杖を吹き飛ばせばいい」
「そうするにはどうすればいいのよ!?」
「まだ……わからない」
「じゃあどうするのよ!」
「難しい。あの布陣を崩す第三者、もしくは新たな魔法が必要となっていく」
 すなわち、アンリエッタの盾を打ち破るなにかか、人数差で一気におすべきという意味であろう。
「第三者って……トウマは無理だし来るわけないじゃない! 新しい魔法だってそんなの無理に決まってるじゃない!」
「だから、難しい」
「なっ……そ――」
「ルイズ! 今は仲間割れしてる場合じゃないでしょ!」
 タバサの異常なまでの冷静な態度に、もう少しで怒鳴り散らそうなルイズをキュルケが落ち着かせる。

 瞬間、敵の攻撃が再開された。

456 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:56:54 ID:Gx/mVC/3
支援

457 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:56:57 ID:VrhgXS/K
しえーん

458 :とあるの人 ◆3WQsphoeLI :2007/09/27(木) 22:56:59 ID:pJ0yQbN0
 ドゴッ! と、地面から勢いよく槍が射出される。タバサはそれを予知していたのだろうか、素早く冷気の壁を形成する。
 ガァン! と土と氷がぶつかり合い、どちらも粉々に砕け散った。
 細かくなった残骸を吹き飛ばしながら、轟ッ! と烈風が吹き荒れる。
 キュルケが負けじと炎の嵐を作り上げる。雨のせいで威力は下がるが、魔法のランクを上げればまだ優勢にもっていける。
 炎が風を巻き込みながらアンリエッタ達に襲いかかるが、水の壁の前には無力と化してしまう。
「ルイズ! あんたも援護しなさいよ!」
 今の一連の流れで戦いに参加しなかったルイズに、キュルケが怒鳴る。
「ちょっと待って!」

(なにか……なにかあるはず……!)
 ルイズは始祖の祈祷書のページをめくり続けていた。
 最初のエクスプロージョンが書かれたページ以外、ずっと白紙が続いている。しかし、

 それがありえないのだ。

 もしエクスプロージョンだけが虚無唯一の魔法であったらわざわざ本にすることはない。そうじゃなくても、こんなに厚い本にしなくても問題ない。
 つまりは、この本にはまだ魔法が隠されている。それが流れを変えることのできる新しい魔法かはわからない。
 しかし、それに賭けることは悪くないはずだ。
(ない、ない、ない……)
 めくってもめくっても白紙のまま。その間にもキュルケが叱ってくるが気にかける余裕はない。そして後少しで終わりそうになるその瞬間、
 あった。

 エクスプロージョン以外の、新しい魔法がそこにはあった。

「ディスペル・マジック……? 解除……。これなら!」
 その魔法の意味と可能性を信じて、ルイズは二人に声をかける。
「ねえ!」
「なによ! 用が済んだら早く戦ってよ!」
 キュルケが叫びながらも炎の熱で迫り来る土の矢を溶かす。
「あるのよ! 新しい魔法が!」
 新しい魔法という言葉にタバサが反応する。
「それはあの布陣を崩せるの?」
「わからない。けど可能性はあるわ! でも詠唱に時間がかかるの……」
「なら問題ない。全ての精神力を防御にまわせば時間は稼げる」
 サッと、自然な動きでタバサが二人の前に立つ。ルイズとキュルケはそれぞれやるべき事を見極め、詠唱を始める。

「あなたのその魔法を信じてみる」
自分より大きい杖を、タバサは強く握りしめた。

459 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 22:59:02 ID:SsgXo4T3
幻想殺しえん

460 :とあるの人 ◆3WQsphoeLI :2007/09/27(木) 22:59:16 ID:pJ0yQbN0


(くそ……考えろ……)
 眠気などとうの昔に吹き飛んだ当麻は、ただ己の拳だけを信じていた。
 距離は五メートル弱、まずは間合いに入らないとただの動く的である。拳を握って追う当麻に対し、ワルドは無理に近づかずに後ろへ下がりながら杖を振るう。
 途端、魔法が発動する。
 瞬ッ! と風の刃が勢いよく当麻よりやや右へと通りすぎていく。敵の意図はわからず、当麻はそのまま走り続けた。
 ギギギギギ、と。
 森という字の通り、幾多の木が当麻に襲いかかるように倒れ込んできた。
「!?」
 一瞬とも呼べる間に、当麻は考えを巡らせる。
 体の重心は完全に前方、下手に足を止めてしまったら巻き添えにあうかもしれない。左右もダメだ。縦に長い木が横から迫ってくるがゆえに、危険度も高い。

 ならば、

(前に……)
 三方向の逃げ道を封鎖された今、残りは一つしかない。降り注ぐ範囲よりも外へと逃げ込むだけだ。
(動きやがれ! 俺の足!!)
 恐怖感に足がすくむことなく、逆にいつも以上の力を足へと踏み込み、爆発するかのように跳躍する。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!」
 当麻のいた場所に、ズシンズシン! と次々木々がなだれてくる。
 しかし、後ろはもう気にしない。
 その先にワルドがいるからだ。
 が、
 気付いた時にはもう遅かった。
 ワルドも同じように当麻の懐へと一気に突っ込んできたのだ。
「な……」
 対応にワンテンポ遅れる。そのワンテンポが攻撃も回避も防御も不可能にさせる。
「遅い」
 ドゴッ! と、当麻の鳩尾へと拳を叩き込んだ。体内にある酸素が吐き出されて、吐き気が後一歩のところまで迫る。体がくの字に曲がり、足が地面から離れる。そこへ、

 追い打ちをかけるかのようにワルドの魔法が炸裂した。

「ゴフッ……!?」
 空気で作られた打撃魔法なのか、そのまま数メートル後方へと吹っ飛ばされる。
 体の至る所が悲鳴を挙げ、倒れた木に衝突した。ビキビキと嫌な響きが背骨から聞こえてくる。
 手を地面につき、口の中にたまった苦い味を吐き出した当麻はワルドの方を見上げる。
(ダメだ……このままじゃ……)

 勝てない。

 その単語を振り払うかのように当麻は思考を切り替える。つまり、どうすれば攻撃を与えられるか、だ。
 ワルドは近距離の技に遠距離の技、両方を備え兼ねている。近距離、しかも魔法が使えない当麻にとっては圧倒的に相性が悪い。

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 23:01:02 ID:CpkJVx44
>>444
そ れ だ

462 :とあるの人 ◆3WQsphoeLI :2007/09/27(木) 23:02:21 ID:pJ0yQbN0
 当麻はちらっと自分の左手にあるルーンの文字を見た。
 竜王の顎。これさえ具現化できれば一気に場の状況をひっくり返すことができる。
 しかし、それはこのルーンの文字が読めたあの日だけのこと。不幸にも発動したのはその日だけ。これに頼っても意味がないのは確かである。
(なんかねえのか!? せめて対等に戦えるなにかいい手が!)
 思いながら、再び駆ける。
 幻想殺し以外なにも能力がないことを知って、
 決して届かない拳を振るって、
 少年は考える。
 自分の思っていることが現実に起こるまで、
 少年は考える。



「はっ、あんたが他の二人を守るほどそっちには余裕があるのかね!?」
 フーケが愉しそうに笑い、魔法を放つ。タバサ達を中心点にするように、全方向から土の銃弾が射出される。
 それに加え、ウェールズが雷の槍を放つ。全包囲型と一点集中型の合わせ技だ。
「…………」
 しかし、タバサは臆することなくそれに対処する。
 自分の背丈より大きい杖を存分に振るい、呪文を紡ぐ。一瞬とも呼べる間に魔法は完成する。

 ルイズが魔法を完成するまで耐えればいいのだ。耐え切れば勝ち、耐え切れなかったら負け。わかりやすい勝敗である。
 逆を言えば耐え切れば勝てるのだ。そこに精神力の節約という概念は存在しない。
 タバサ達を囲むように風の渦が小さく形成されたと思ったと同時、
 轟ッ! とそれは一瞬にて巨大な竜巻へと成長した。
 土の銃弾が一瞬にて巻き込まれ、雷の槍も一カ所に穴を開けただけで、すぐになかった事にされる。
 タバサが覚えている魔法の中で、攻撃そして防御にも使える最高クラスの物である。
 後はこの竜巻が消えないよう精神力を与え続ければよい。残った不確定事項は、自分の精神力が尽きる前にルイズが先に詠唱を完成するかどうかだけ。
 ―――のはずだった。
 竜巻、といっても魔法で創られた代物。内側にいるタバサ達はちゃんと外側の様子も見る事はできる。
 そこには……、

 ウェールズとアンリエッタが同時に呪文を詠唱していた。

 それも、別々にというわけではない。まるで、二人が一つの呪文を詠唱しているようだ。
 二人の周りに水でできた竜巻が徐々に大きくなっていく。
 本来できるはずのない水と風の六乗。
 王家の中でもほんの一握りしか使えないヘクサゴン・スペル。

463 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 23:04:56 ID:m1/H9CVL
支援

464 :とあるの人 ◆3WQsphoeLI :2007/09/27(木) 23:06:36 ID:pJ0yQbN0
 詠唱が長くなるに従ってさらに大きくなっていく。地面には二人のトライアングルが六芒星となって現れている。
 瞬く間にそれはタバサの竜巻よりも巨大に膨れ上がった。
 おそらく、これを防ぐ術はないだろう。
「ちょ……、ちょっとどうするのよ! あんなの防ぎきれないわよ!」
「……一時撤退」
 さすがにあれは防ぎようがない。理屈うんぬんよりもまず不可能だ。己の経験から得た結論は、迅速に行動へと起こす。
 まずは竜巻よりも高い高度へと逃げ込むため、シルフィードを呼ぶ。それに加えて絶対的な防御を誇った竜巻をタバサは解除する。もちろん、警戒を怠るつもりはない。
 風の勢いが止み、景色がはっきしと見えてくる。

 瞬間、森の中から三体の等身大ゴーレムがタバサ達を、上空からグリフォンがシルフィードを襲いにかかった。

「……ッ!」
 タバサとキュルケははすばやく魔法を放ち二体撃破するが、続けて詠唱している間にゴーレムの拳がタバサを捉えていた。
 ドゴッ! と、タバサの体が何メートルも先にある森の中へと吹っ飛ばされる。
「タバサ!?」
 キュルケの放った魔法が三体目のゴーレムを粉砕し、慌ててタバサのもとへと近寄ろうとするが、
「させないよ!」
 僅かな時間で精巧なゴーレムを作り上げたフーケがそれを制止させる。新たな土の槍がキュルケの足を止めさせた。
 反撃と言わんばかりの炎球を放つが、先に張られたアンリエッタの水の壁が行く手を阻む。
 上空のシルフィードも予想外の敵、グリフォンに逃げるだけで、とてもじゃないがこちらを助ける余裕はない。
 アンリエッタとウェールズによるヘクサゴンスペルである水の竜巻は、既に見上げる形になるほど大きくなっていく。
 ルイズの詠唱はまだ終わらない。このままではルイズの呪文が完成する前にすべてがおしまいだ。
 タバサも気絶したのだろうか姿を表してはくれない。
 そして自分自身はフーケの相手。しかも相手に防御魔法を敷かれている以上勝ち目はほとんどない。
 そう、絶対絶命であった。

 なぜその言葉が口から出たかキュルケにはわからなかった。
 助けが欲しいから?
 自分が死にたくなかったから?
 そんなのはわからない。
 だけど、
 自分じゃどうしようもないから、
 自分じゃこの流れを変える事ができないから、
 叫ぶ。
 他の誰でもない。たった一人の少年の名前を。

「助けて! トウマ!」

465 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 23:07:58 ID:WBubkNVg
私怨

466 :とあるの人 ◆3WQsphoeLI :2007/09/27(木) 23:09:19 ID:pJ0yQbN0




 声が聞こえた。
 助けを呼ぶ声が、
 自分を求めてくる声が、

 気付くと、当麻は全ての考えを捨てて駆け出していた。

 目指すは声の持ち主、キュルケの所である。
 背後から「なっ……」と驚く声が聞こえたが気にしない。
 走る。ただ、走り続ける。
 今まで対峙していた敵に背を向けるという行為が、どれだけ無謀なのかは当麻もわかっている。
 しかも、こちらは満身創痍で走る速度は万全の状態の時よりもかなり遅くなっている。
 そう、
「貴様には失望したぞ幻想殺し」
 ワルドに追いつかれるのは当然である。
 声が聞こえた瞬間、当麻は雨のせいで柔らかくなっていた土の部分に足を踏み入れた。足がもつれて前に転びそうになる。
 同時、ワルドの杖に纏っている風の刃が当麻の背中を切り裂いた。
「……ガァァァァァァァァああああああああああああッ!!」
 体内の組織が全て断ち切れていく感触をえてから一秒後、ようやく熱を帯びた痛みが爆発した。

 しかし、当麻は倒れない。

 そのような半端な覚悟であったらまず敵に背を向けない。
 自分を求めてくれた言葉に応えるため絶対に諦めない。
 だって、嫌だから。自分が何も出来ずにこのまま見捨てることが。
 自分を信じて、自分を頼った言葉を裏切るなどあってはならないのだから。
「うぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお!」
 たとえぶざまな恰好でも、
 たとえ痛みに襲われて上手く走れなくても、

 走る。走る。ただ、走る――!

 しかし、敵は待ってくれない。
「なるほど、斬るよりかは突くほうが効果的だな」
 あくまで冷静に、しかしどことなく遊ばされているように感じられる。
 当麻はちらっと後ろを見る。そこには余裕の笑みすら浮かべているワルドの姿があった。
(くそっ! よけることができるか!?)
 広範囲斬撃ではなく、一点集中型の突き。タイミングと狙う場所さえわかればなんとかやり過ごす事はできるはず。
 相手が油断してるとわかっている今だからこそチャンスがあるのだ。

467 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/27(木) 23:09:25 ID:WUwDbNST
ドキドキワクワクテカテカ

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