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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ9

1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:47:19 ID:z7gyYb2g
このスレはアニメキャラ・バトルロワイアル2ndの作品投下スレです。
基本的に、SSの投下のみをここで行ってください。

前スレ
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ8
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1194537782
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ7
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1193746998/
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ5(実質6)
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1193324421/
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ4
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1192195953/
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ3
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1191637331/
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ2
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1190647837/
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ1
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1190383751/
避難所
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd part0-1
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1187538018/l50
投下作品についての感想、雑談、議論その他モロモロは以下のしたらばにて行ってください。

アニメキャラ・バトルロワイアル・セカンド 専用掲示板(したらば)
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/9783/
感想雑談スレ(上記したらば内)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9783/1190297542/l50
予約専用スレ(同上)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9783/1190297091/l50

アニロワ2ndまとめwiki
http://www40.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/1.html
ツチダマ掲示板 (ID表示の議論スレ有り)
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/6346/
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd毒吐きスレ・別館2 (ID非表示の毒吐きスレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1189927987/l50

テンプレは>>2-8辺りに

※ 現在、この「アニキャラ総合」板において大量の「アニメキャラバトルロワイアル」の名を冠したスレッドが存在していますが、
  これら全ては一人もしくは複数の乱立荒らしが立てた物であり、当企画とは全く何の関係も無い事をここに明記しておきます。

参加者リスト・(作中での基本支給品の『名簿』には作品別でなく50音順に記載されています)

2 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:49:22 ID:z7gyYb2g
5/7【魔法少女リリカルなのはStrikerS】
○スバル・ナカジマ/○ティアナ・ランスター/●エリオ・モンディアル/●キャロ・ル・ルシエ/○八神はやて/○シャマル/○クアットロ
5/6【BACCANO バッカーノ!】
○アイザック・ディアン/○ミリア・ハーヴァント/●ジャグジー・スプロット/○ラッド・ルッソ/○チェスワフ・メイエル/○クレア・スタンフィールド
5/6【Fate/stay night】
○衛宮士郎/○イリヤスフィール・フォン・アインツベルン/○ランサー/●間桐慎二/○ギルガメッシュ/○言峰綺礼
3/6【コードギアス 反逆のルルーシュ】
○ルルーシュ・ランペルージ/●枢木スザク/○カレン・シュタットフェルト/●ジェレミア・ゴットバルト/●ロイド・アスプルンド/○マオ
3/6【鋼の錬金術師】
●エドワード・エルリック/●アルフォンス・エルリック/○ロイ・マスタング/○リザ・ホークアイ/○スカー(傷の男)/●マース・ヒューズ
3/5【天元突破グレンラガン】
●シモン/○カミナ/●ヨーコ/○ニア/○ヴィラル
4/4【カウボーイビバップ】
○スパイク・スピーゲル/○ジェット・ブラック/○エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世/○ヴィシャス
2/4【らき☆すた】
●泉こなた/○柊かがみ/●柊つかさ/○小早川ゆたか
3/4【機動武闘伝Gガンダム】
○ドモン・カッシュ/○東方不敗/●シュバルツ・ブルーダー/○アレンビー・ビアズリー
4/4【金田一少年の事件簿】
○金田一一/○剣持勇/○明智健悟/○高遠遙一
3/4【金色のガッシュベル!!】
○ガッシュ・ベル/○高嶺清麿/●パルコ・フォルゴレ/○ビクトリーム
2/4【天空の城ラピュタ】
●パズー/○リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ/●ロムスカ・パロ・ウル・ラピュタ/○ドーラ
3/4【舞-HiME】
○鴇羽舞衣/●玖我なつき/○藤乃静留/○結城奈緒
2/3【R.O.D(シリーズ)】
●アニタ・キング/○読子・リードマン/○菫川ねねね
2/3【サイボーグクロちゃん】
●クロ/○ミー/○マタタビ
3/3【さよなら絶望先生】
○糸色望/○風浦可符香/○木津千里
2/3【ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-】
○神行太保・戴宗/○衝撃のアルベルト/●素晴らしきヒィッツカラルド
2/2【トライガン】
○ヴァッシュ・ザ・スタンピード/○ニコラス・D・ウルフウッド
2/2【宇宙の騎士テッカマンブレード】
○Dボゥイ/○相羽シンヤ
2/2【王ドロボウJING】
○ジン/○キール
【残り60名】

3 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:50:25 ID:z7gyYb2g
【基本ルール】
 全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が優勝者となる。
 優勝者のみ元の世界に帰ることができる。
 また、優勝の特典として「巨万の富」「不老不死」「死者の蘇生」などのありとあらゆる願いを叶えられるという話だが……?
 ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない。
 ゲーム開始時、プレイヤーはスタート地点からテレポートさせられMAP上にバラバラに配置される。
 プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる。

【スタート時の持ち物】
 プレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全て没収。
 ただし、義手など体と一体化している武器、装置はその限りではない。
 また、衣服とポケットに入るくらいの雑貨(武器は除く)は持ち込みを許される。
 ゲーム開始直前にプレイヤーは開催側から以下の物を支給され、「デイパック」にまとめられている。
 「地図」「コンパス」「筆記用具」「水と食料」「名簿」「時計」「ランタン」「ランダムアイテム」
 「デイパック」→他の荷物を運ぶための小さいリュック。主催者の手によってか何らかの細工が施されており、明らかに容量オーバーな物でも入るようになっている。四●元ディパック。
 「地図」 → MAPと、禁止エリアを判別するための境界線と座標が記されている。【舞台】に挙げられているのと同じ物。
 「コンパス」 → 安っぽい普通のコンパス。東西南北がわかる。
 「筆記用具」 → 普通の鉛筆と紙。
 「水と食料」 → 通常の成人男性で二日分。肝心の食料の内容は…書き手さんによってのお楽しみ。SS間で多少のブレが出ても構わないかと。
 「名簿」→全ての参加キャラの名前のみが羅列されている。ちなみにアイウエオ順で掲載。
 「時計」 → 普通の時計。時刻がわかる。開催者側が指定する時刻はこの時計で確認する。
 「ランタン」 → 暗闇を照らすことができる。
 「ランダムアイテム」 → 何かのアイテムが1〜3個入っている。内容はランダム。

【禁止エリアについて】
放送から1時間後、3時間後、5時間に1エリアずつ禁止エリアとなる。
禁止エリアはゲーム終了まで解除されない。

【放送について】
0:00、6:00、12:00、18:00
以上の時間に運営者が禁止エリアと死亡者、残り人数の発表を行う。
基本的にはスピーカーからの音声で伝達を行う。

【舞台】
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/f3/304c83c193c5ec4e35ed8990495f817f.jpg

【作中での時間表記】(0時スタート)
 深夜:0〜2
 黎明:2〜4
 早朝:4〜6
 朝:6〜8
 午前:8〜10
 昼:10〜12
 日中:12〜14
 午後:14〜16
 夕方:16〜18
 夜:18〜20
 夜中:20〜22
 真夜中:22〜24

4 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:51:57 ID:z7gyYb2g
【書き手の注意点】
トリップ必須。荒らしや騙り等により起こる混乱等を防ぐため、捨て鳥で良いので付け、>>1の予約スレにトリップ付きで書き込んだ後投下をお願いします
無理して体を壊さない。
残酷表現及び性的描写に関しては原則的に作者の裁量に委ねる。
但し後者については行為中の詳細な描写は禁止とする。

完結に向けて決してあきらめない

書き手の心得その1(心構え)

この物語はリレー小説です。 みんなでひとつの物語をつくっている、ということを意識しましょう。一人で先走らないように。
知らないキャラを書くときは、綿密な下調べをしてください。
 二次創作で口調や言動に違和感を感じるのは致命的です。
みんなの迷惑にならないように、連投規制にひっかかりそうであればしたらばの仮投下スレにうpしてください。
自信がなかったら先に仮投下スレにうpしてもかまいません。 爆弾でも本スレにうpされた時より楽です。
本スレにUPされてない仮投下スレや没スレの作品は、続きを書かないようにしてください。
本スレにUPされた作品は、原則的に修正は禁止です。うpする前に推敲してください。
   ただしちょっとした誤字などはwikiに収録されてからの修正が認められています。
   その際はかならずしたらばの修正報告スレに修正点を書き込みましょう。
巧い文章はではなく、キャラへの愛情と物語への情熱をもって、自分のもてる力すべてをふり絞って書け!
叩かれても泣かない。
来るのが辛いだろうけど、ものいいがついたらできる限り顔を出す事。
 作品を撤回するときは自分でトリップをつけて本スレに書き込み、作品をNGにしましょう。

書き手の心得その2(実際に書いてみる)
…を使うのが基本です。・・・や...はお勧めしません。また、リズムを崩すので多用は禁物。
適切なところに句読点をうちましょう。特に文末は油断しているとつけわすれが多いです。
 ただし、かぎかっこ「 」の文末にはつけなくてよいようです。
適切なところで改行をしましょう。
 改行のしすぎは文のリズムを崩しますが、ないと読みづらかったり、煩雑な印象を与えます。
かぎかっこ「 」などの間は、二行目、三行目など、冒頭にスペースをあけてください。
人物背景はできるだけ把握しておく事。
過去ログ、マップはできるだけよんでおくこと。
 特に自分の書くキャラの位置、周辺の情報は絶対にチェックしてください。
一人称と三人称は区別してください。
ご都合主義にならないよう配慮してください。露骨にやられると萎えます。
「なぜ、どうしてこうなったのか」をはっきりとさせましょう。
状況はきちんと描写することが大切です。また、会話の連続は控えたほうが吉。
 ひとつの基準として、内容の多い会話は3つ以上連続させないなど。

5 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:52:06 ID:NDmAPmBM
【読み手の心得】

好きなキャラがピンチになっても騒がない、愚痴らない。
好きなキャラが死んでも泣かない、絡まない。
荒らしは透明あぼーん推奨。
批判意見に対する過度な擁護は、事態を泥沼化させる元です。
 同じ意見に基づいた擁護レスを見つけたら、書き込むのを止めましょう。

擁護レスに対する噛み付きは、事態を泥沼化させる元です。
 修正要望を満たしていない場合、自分の意見を押し通そうとするのは止めましょう。

嫌な気分になったら、「ベリーメロン〜私の心を掴んだ良いメロン〜」を見るなどして気を紛らわせましょう。「ブルァァァァ!!ブルァァァァ!!ベリーメロン!!」(ベリーメロン!!)
「空気嫁」は、言っている本人が一番空気を読めていない諸刃の剣。玄人でもお勧めしません。
「フラグ潰し」はNGワード。2chのリレー小説に完璧なクオリティなんてものは存在しません。
 やり場のない気持ちや怒りをぶつける前に、TVを付けてラジオ体操でもしてみましょう。
 冷たい牛乳を飲んでカルシウムを摂取したり、一旦眠ったりするのも効果的です。

感想は書き手の心の糧です。指摘は書き手の腕の研ぎ石です。
 丁寧な感想や鋭い指摘は、書き手のモチベーションを上げ、引いては作品の質の向上に繋がります。

ロワスレの繁栄や良作を望むなら、書き手のモチベーションを下げるような行動は極力慎みましょう。


【議論の時の心得】

このスレでは基本的に作品投下のみを行ってください。 作品についての感想、雑談、議論は基本的にしたらばへ。
作品の指摘をする場合は相手を煽らないで冷静に気になったところを述べましょう。
ただし、キャラが被ったりした場合のフォロー&指摘はしてやって下さい。
議論が紛糾すると、新作や感想があっても投下しづらくなってしまいます。
 意見が纏まらずに議論が長引くようならば、したらばにスレを立ててそちらで話し合って下さい。

『問題意識の暴走の先にあるものは、自分と相容れない意見を「悪」と決め付け、
  強制的に排除しようとする「狂気」です。気をつけましょう』

これはリレー小説です、一人で話を進める事だけは止めましょう。


【禁止事項】

一度死亡が確定したキャラの復活
大勢の参加者の動きを制限し過ぎる行動を取らせる
 程度によっては議論スレで審議の対象。

時間軸を遡った話の投下
 例えば話と話の間にキャラの位置等の状態が突然変わっている。
 この矛盾を解決する為に、他人に辻褄合わせとして空白時間の描写を依頼するのは禁止。
 こうした時間軸等の矛盾が発生しないよう初めから注意する。

話の丸投げ
 後から修正する事を念頭に置き、はじめから適当な話の骨子だけを投下する事等。
 特別な事情があった場合を除き、悪質な場合は審議の後破棄。


6 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:53:59 ID:z7gyYb2g
フラグは大事にする事。キャラの持ち味を殺さないように。ベタすぎる展開は避けてください。
ライトノベルのような萌え要素などは両刃の剣。
位置は誰にでもわかるよう、明確に書きましょう。

書き手の心得3(一歩踏み込んでみる)

経過時間はできるだけ『多め』に見ておきましょう。
 自分では駆け足すれば間に合うと思っても、他の人が納得してくれるとは限りません。
 また、ギリギリ進行が何度も続くと、辻褄合わせが大変になってしまいます。

キャラクターの回復スピードを早めすぎないようにしましょう。
戦闘以外で、出番が多いキャラを何度も動かすのは、できるだけ控えましょう。
 あまり同じキャラばかり動き続けていると、読み手もお腹いっぱいな気分になってきます。
 それに出番の少ないキャラ達が、あなたの愛の手を待っています。

キャラの現在地や時間軸、凍結中のパートなど、雑談スレには色々な情報があります。
 本スレだけでなく雑談スレにも目を通してね。

『展開のための展開』はNG
 キャラクターはチェスの駒ではありません、各々の思考や移動経路などをしっかりと考えてあげてください。

書きあがったら、投下前に一度しっかり見直してみましょう。
 誤字脱字をぐっと減らせるし、話の問題点や矛盾点を見つけることができます。
 一時間以上(理想は半日以上)間を空けてから見返すと一層効果的。
 紙に印刷するなど、媒体を変えるのも有効。
 携帯からPCに変えるだけでも違います。

7 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/11/23(金) 21:54:12 ID:LAqBoxeM
「いや、エスパーじゃあるまいし。そんな馬鹿な……」

そこまで言って、言葉が詰まる。
目の前の女も同じ特殊能力を持った人間のはずなのだ。紙を操る能力がなんらかの嘘やトリックならばこの女も紛い物なのだろう。
だがそうとは感じれず、以前に不死身であった少年と遭遇し、先ほども喋る猫などに遭遇した身では異能という力を嘘とは思えなかった。

「私だって紙使いなんですよ。あの少年が異能を持っていたからといって不思議じゃありません」
「つうてもなぁ。俺やお前、それにコスプレと嬢ちゃんは別に操られてるとは思えないんだが?」
「おそらく何らかの条件があるんでしょう」
「条件?」
「憶測ですが、視線を合わせるといった条件が考えられます」
「いや、条件が違うだろう。コスプレその他一も小僧の視界に入っていたはずだ」
「仲間に掛からないように意識的に外したか、掛からないための別の手段を用いたと考えられます」

スパイクに自分の考えを否定された読子とて矛盾など理解している。
だが特殊能力を使用するのに、それぞれ条件やデメリットというべきものが存在することも事実であることも彼女は知っている。
例としては、紙使いは紙が無ければ能力を使用できず、透過能力者は水中では無力であることなどだ。
故に少女と仮面の男に青年の力が通用しないのは、何らかの条件を満たしているためと予想が付く。
少年が注目を集めるためにように演説し立ち位置を変えていたことから、視線を合わせることが重要なのだろう。
逆に青年が意図的に外したことも考えられるが、その場合は仮面の男と少女が青年とグルということでしかない。
仮面の男は表情が隠れているため何を考えているかは不明であるが、少女の方は青年が能力を使った際に全く動じていなかった。
それは少女が青年の力を理解していたが故のことだ。青年の能力を知らな素振りを見せてはいたが、
唯一効果が発揮されなかった機械猫がいたために知らぬ振りをしているだけだ。
知らないならば、簡単に物事が進んだことに疑いを持つはずなのだ。
故に仮面の男を始めとした三人は、青年の力を始めから使用するつもりではやて達に接触したと読子は判断する。

「条件のことですが、いくつかは思い浮かびますが全て推測の段階までで確かなことは言えません。
 何か知っているはずの彼らに聞くのが一番早いのではないんでしょうか?」
「そりゃあまあ、たしかに」

ここまで会話しスパイクは嫌な予感がした。会話をしている間にリードマンが上目遣いに自分の瞳を覗き込んでいる。
なんとなくではあるが、この女が妙なことを自分に頼もうとする気がしてならない。

「スパイクさんに頼みごとがあります」

ほら当った。
スパイクはそう胸中で漏らす。おそらくはリードマンは自分になんとかしてもらうように頼むつもりだ。
誰が聞くものか。ただ働きは嫌いなのだ。

「はやてさん達のサポートをお願いしたいんです」

だが読子の言葉はスパイクの想像を少し外れたものだった。
言われたスパイクは一瞬呆気に取られる。

「……へ?」

サポートってなんですか、リードマンさん?
スパイクは読子の言葉の意味が分からずに僅かに困惑する。

8 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:54:52 ID:Jz3njRKV
乙、そして支援ッ!

9 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:55:22 ID:z7gyYb2g
【読み手の心得】
好きなキャラがピンチになっても騒がない、愚痴らない。
好きなキャラが死んでも泣かない、絡まない。
荒らしは透明あぼーん推奨。
批判意見に対する過度な擁護は、事態を泥沼化させる元です。
 同じ意見に基づいた擁護レスを見つけたら、書き込むのを止めましょう。
擁護レスに対する噛み付きは、事態を泥沼化させる元です。
 修正要望を満たしていない場合、自分の意見を押し通そうとするのは止めましょう。

嫌な気分になったら、「ベリーメロン〜私の心を掴んだ良いメロン〜」を見るなどして気を紛らわせましょう。「ブルァァァァ!!ブルァァァァ!!ベリーメロン!!」(ベリーメロン!!)
「空気嫁」は、言っている本人が一番空気を読めていない諸刃の剣。玄人でもお勧めしません。
「フラグ潰し」はNGワード。2chのリレー小説に完璧なクオリティなんてものは存在しません。
やり場のない気持ちや怒りをぶつける前に、TVを付けてラジオ体操でもしてみましょう。
冷たい牛乳を飲んでカルシウムを摂取したり、一旦眠ったりするのも効果的です。

感想は書き手の心の糧です。指摘は書き手の腕の研ぎ石です。
丁寧な感想や鋭い指摘は、書き手のモチベーションを上げ、引いては作品の質の向上に繋がります。

ロワスレの繁栄や良作を望むなら、書き手のモチベーションを下げるような行動は極力慎みましょう。

【議論の時の心得】
このスレでは基本的に作品投下のみを行ってください。 作品についての感想、雑談、議論は基本的にしたらばへ。
作品の指摘をする場合は相手を煽らないで冷静に気になったところを述べましょう。
ただし、キャラが被ったりした場合のフォロー&指摘はしてやって下さい。
議論が紛糾すると、新作や感想があっても投下しづらくなってしまいます。
意見が纏まらずに議論が長引くようならば、したらばにスレを立ててそちらで話し合って下さい。
『問題意識の暴走の先にあるものは、自分と相容れない意見を「悪」と決め付け、
強制的に排除しようとする「狂気」です。気をつけましょう』

これはリレー小説です、一人で話を進める事だけは止めましょう。

【禁止事項】
一度死亡が確定したキャラの復活
大勢の参加者の動きを制限し過ぎる行動を取らせる
程度によっては議論スレで審議の対象。
時間軸を遡った話の投下
例えば話と話の間にキャラの位置等の状態が突然変わっている。
この矛盾を解決する為に、他人に辻褄合わせとして空白時間の描写を依頼するのは禁止。
こうした時間軸等の矛盾が発生しないよう初めから注意する。
話の丸投げ
後から修正する事を念頭に置き、はじめから適当な話の骨子だけを投下する事等。
特別な事情があった場合を除き、悪質な場合は審議の後破棄。

10 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:56:34 ID:Jz3njRKV



11 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:56:52 ID:z7gyYb2g
【NGについて】
修正(NG)要望は、名前欄か一行目にはっきりとその旨を記述してください。
NG協議・議論は全てしたらばで行う。2chスレでは基本的に議論行わないでください。
協議となった場面は協議が終わるまで凍結とする。凍結中はその場面を進行させることはできない。
どんなに長引いても48時間以内に結論を出す。
『投稿した話を取り消す場合は、派生する話が発生する前に』

NG協議の対象となる基準
1.ストーリーの体をなしていない文章。(あまりにも酷い駄文等)
2.原作設定からみて明らかに有り得ない展開で、それがストーリーに大きく影響を与えてしまっている場合。
3.前のストーリーとの間で重大な矛盾が生じてしまっている場合(死んだキャラが普通に登場している等)
4.イベントルールに違反してしまっている場合。
5.荒し目的の投稿。
6.時間の進み方が異常。
7.雑談スレで決められた事柄に違反している(凍結中パートを勝手に動かす等)
8.その他、イベントのバランスを崩してしまう可能性のある内容。

上記の基準を満たしていない訴えは門前払いとします。
例.「このキャラがここで死ぬのは理不尽だ」「この後の展開を俺なりに考えていたのに」など
ストーリーに関係ない細かい部分の揚げ足取りも×

批判も意見の一つです。臆せずに言いましょう。
ただし、上記の修正要望要件を満たしていない場合は
修正してほしいと主張しても、実際に修正される可能性は0だと思って下さい。

書き手が批判意見を元に、自主的に修正する事は自由です。

【予約に関してのルール】(基本的にアニロワ1stと同様です)
したらばの予約スレにてトリップ付で予約を行う
初トリップでの作品の投下の場合は予約必須
予約期間は基本的に三日。ですが、フラグ管理等が複雑化してくる中盤以降は五日程度に延びる予定です。
予約時間延長を申請する場合はその旨を雑談スレで報告
申請する権利を持つのは「過去に3作以上の作品が”採用された”」書き手
【主催者や能力制限、支給禁止アイテムなどについて】
まとめwikiを参照のこと
http://www40.atwiki.jp/animerowa-2nd/pages/1.html

12 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:57:58 ID:z7gyYb2g
現在、この企画には二名の粘着荒らしが確認されています。(通称・CとG)
その内の一人、Cの詳しい来歴などは以下を参照の事。

2chパロロワ事典@Wiki‐キャプテン
http://www11.atwiki.jp/row/pages/203.html

また、単発IDで「ふーん」「あっそう」「つまらない」「どうでもいい」などの1行煽りレスや、
他スレや外部の毒吐き掲示板からのコピペを延々と繰り返す粘着荒らしがGと呼ばれています。
これらの人物には構うだけ無駄ですので、レスなどはせずにスルーしておきましょう。

荒らしが出たら?                 → スルーしましょう
C・G本人や、C・Gっぽい人、を見かけたら?     → スルーしましょう
どうしてもそいつらにレスしたくなったら?     → 毒吐き若しくはC・G観測所に書き込みましょう
吊られるやつは荒らしと同レベル。スルーしましょう
吊られる奴を叩くのも吊られた奴と同レベル、スルーしましょう。
荒らしレス〜吊られレス、その一連のレス塊をまとめてスルーしましょう。

※専ブラの御利用を強く強くお奨めします。

関連リンク
アニロワ毒吐き所(ツチダマ掲示板)http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/6346/1188116040/l50
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd毒吐きスレ・別館2(ID非表示の毒吐きスレ)http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/8882/1189927987/l50
C観測所 http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/anime/4651/1170582458/l50
G観測所 http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1184658777/l50

13 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 21:59:11 ID:z7gyYb2g
テンプレの投下完了。
◆UCRiZtpozI氏はSSを続けて投下してください。

14 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/11/23(金) 22:00:19 ID:LAqBoxeM
だが読子はそんなことに気付けずに先を続ける。

「はやてさん達の行動がおかしくなった時に、ルルーシュさんは真中に行って仲間を集めるように、
 でも邪魔したら排除しろって言いました。これでははやてさん達やこれから接触する人たちが危険に陥る可能性が高いと思うんです」
「……それで俺にどうしろと?」
「スパイクさんはやてさん達に付いていって、接触する人たちに事情を説明してもらうんです。
 はやてさん達と会話してもらっても構いません。邪魔だと思われなければ何をしてもらっても。
 そうやって効果が途切れるまで適当にやってほしいんです」

適当に邪魔と思われないようにはやてたちの邪魔をしろ。
そう言われても正直困る。ただ働きの限度を超えている。
催眠術師を抑えるのがよっぽど楽だ。

「……で、お前はどうするんだよ?」

自分に厄介なことを押し付けた女はいったい如何するのか?
楽なことをするようならば怒鳴りつけてやろう。

「ルルーシュさん達を説得してあの能力を使わせるのを止めて貰います」

が、読子の提案はスパイクの考えたものと真逆であった。
スパイクは呆れる。いくら何でも無茶がすぎる。人を操る能力を持つ人間を相手に目の前の女では如何こうされるのがオチだ。

「説得って、無理だろう。話している間に操られて終わりだろうが」

スパイクは止める。だが読子の意思は固い。

「……じゃあ、やっぱり力ずくで」
「まてまてまて、余計に駄目だろうが。自殺しろって言われて終わりだろ」
「大丈夫です。一番重要なのはたぶん彼の目です、視線さえ合わせなければなんとかなります」
「それ以前の問題としてフルボコだろうが。銃もあるしよぉ」

当然の如く、スパイクは突っ込みを入れる。
赤い髪の女学生が持っていたのは、相棒の使っている物と同じ銃だ。リードマンが銃相手に如何こうできる姿を想像できない。
紙如きを操れるだけでは、数の不利も、銃の脅威も退けられるはずがない。
スパイクの認識ではそうでしかなかった。だが読子としてはそうではなかった。

「大丈夫ですスパイクさん。私、こう見えてもちょっと強いんですよ」
「……………………」

スパイクは無言で愚かな言をほざく読子の頭に右手を翳す。

15 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:01:53 ID:loiAC3L8
 

16 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/11/23(金) 22:01:53 ID:LAqBoxeM

「はい?」

そのままスパイクの右手は呆ける読子の頭にチョップを打った。

「いひゃい?」

奇妙な鳴き声を上げ読子は崩れ落ちる。

「よわ」
「いきなり何をするんですか、スパイクさん!?」

崩れ落ちた彼女は、すぐさま起き上がりスパイクの呟きに非難を浴びせる。

「あのなぁ、そんなんで力技も何もあったもんじゃないんだろうが」
「……私、本番じゃないと実力が発揮できないんですぅ……」

スパイクは読子の戯言を聞き流しつつ、彼女の眼鏡を見つめ、溜息をついた。
厄介ごともただ働きもは嫌いではあるが、どうやら自分がなんとかしなければいけないらしい。
せめて、はやて達に恩を売って不良債権の回収ぐらいはしたいが、ロージェノムの圧政がある状況では無理だろう。たぶん。
このまま状況に流されたとしても、悪い方向に転がるだけだ。

「もういい、俺が何とかするから付いて来い」

部屋を出て廊下に立ち、辺りを見回す。

「はい?」
「だから俺が何とかする。タカ派の黒の騎士団をボコって、催眠術みたいな強行路線を取らせないようにしてからはやて達に合流。
 はやて達に掛けられた催眠術が解けるまで尻拭いをして、解けたらロージェノムの圧政を民衆が打ち倒すのを黙って見守る。
 これでいいだろ、たぶん」

半場口から出任せであるが、背中越しにリードマンにこれからの一様の行動方針を伝える。
もちろん全部達成するつもりもない。悪魔で適当な行動方針だ。
正直に言えば超能力大戦などから抜け出し、とっととビバップ号のベッドで惰眠を貪りたい。
そう思いつつ適当な道へと足を運ぶ。

「あっはい。そうです、とりあえずそれでいいです」

慌ててリードマンが付いてくる足音が聞える。
背後に女の気配を感じながら考える。さて、あの三人をどう探そうか?
見つからなければ、放っておいてはやて達の方に行こうか?

「絶望した! あまりの本人置いてけぼりっぷりに絶望した!!」

廊下の向こうからゼロと名乗った男の声が聞えてくる。
どうやら探すまでもないらしい。




17 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:02:01 ID:gg/O8ZGe
 

18 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:02:36 ID:z7gyYb2g
 

19 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:03:07 ID:/k0aZ8/S
 

20 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/11/23(金) 22:03:55 ID:LAqBoxeM


「絶望した! あまりの本人置いてけぼりっぷりに絶望した!!」
「どうしたんですかゼロ? いきなり大声を上げたりして」

カレン・シュタットフェルトとゼロの扮装をしている糸色望は、
突如意識を失ったルルーシュ・ランペルージを温泉施設の一室である和室へと運び込み、枕を敷きその上へと寝かせていた。
運ぶ際に、邪魔となったルルーシュのザックをゼロが持っているのは些細なことだ。

「どうしたもこうしたもありませんよ!! はやてさん達がどっかに行ったと思えばいきなりルルーシュさんが倒れて、
 しかも運ぶ手伝いまでさせられて。ええ、状況に流されるにしても程がありますよ!!」
「す、すいませんゼロ! あなたの御手を煩わしてしまって」

カレンはゼロに頭を垂れる。
人手がないとはいえ大事なリーダーの手を煩わせるなど、黒の騎士団失格だ。
本来ならば、ルルーシュを放ってでもでも有効な手段を取らなければいけないのだ。
それを自分の我侭でゼロの計画を無視することになるとは。猛省しなければ。

「え、え〜と……いや、別にカレンさんが悪いわけじゃありませんよ。悪いのはルルーシュさんですよ」

しかし、カレンの落ち込む理由を今一理解できていないゼロこと糸色望は慌てて取り繕うとする。

「私を無視して、勝手に話を進めるルルーシュさんがいけないんですから」
「本当に申し訳ありません」

なんのフォローにもなっていないゼロの発言にカレンは再び深々と頭を垂れる。

「でも、ルルーシュのことを攻めないでください。あなたの負担を減らそうと思って代わりにやったことなんです。
 もう勝手なことをしないように、私が言い聞かせますから」

カレンの言葉に糸色望は何かを言おうとして、止めた。
これ以上迂闊な発言をしてゼロがカレンの前から失われる結果は、今はゼロを名乗る彼にとって望むものではない。

「……まあ、いいでしょう。私のすべきことを代わりに実行した功績に免じて不問にいたします」

そう言いながら、右手の掌を突き出し今だ何かを言おうとするカレンを押しとどめる。
糸色望は適当な所で話を終わらすことにしたのだ。

「ありがとうございます」

カレンはルルーシュに何の御咎めがないことにほっと安堵しつつ、今だ意識を失っている彼の顔を見つめる。
これ以上勝手な振る舞いをされると、本気で処罰されかれない。
黒の騎士団は弱者の味方であるが、自分勝手に行動する彼に対しゼロの堪忍袋は何時まで持つか分からないのだから。
カレンはルルーシュが目覚めれば文句を言ってやろうと思い、何気なく視線を彷徨わせる。
そして、その瞳がある室内のある一点で止まる。カレンの見つめる物は、鳥の巣箱を模した木製の古い時計であった。
その時計は放送まで数分しか無い事を指し示していた。ぼうっとして下手をすれば放送による情報を聞き逃してしまう。

「もうこんな時間。早く用意をしないと」
「え、用意って?」
「放送の用意です」

この放送は聞き逃すのは不味い。北が禁止エリア南は行き止まりの現状では東か西が設定されただけで移動方向が限られる。
その上でこの場所が禁止エリアにでもなれば、ルルーシュを担いで移動しなければいけない。最悪逃げられなくなる。
拠点にすると言ったこの場所が禁止エリアにならない保障はないのだ。次の放送は自分たちにとって死活問題となる。
せめて放送までに出立した彼らに残って貰えたのならば悩む必要はないのだが、ルルーシュの発言によって出て行ってしまった。
このことが対螺旋同盟にひびを入れることにならなければいいのだが。



21 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:04:14 ID:NDmAPmBM
 

22 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:04:47 ID:loiAC3L8
  

23 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:05:05 ID:/k0aZ8/S
 

24 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/11/23(金) 22:05:14 ID:LAqBoxeM
「まったく、これだからブリタニア人は」

ついつい愚痴が出てしまう。だがこれ以上は考えない。
せっかくゼロの許しが出たのだ、目覚めてから後でたっぷりと言い聞かせればいい。

「何か言いましたカレンさん」
「いえ、何でもありませんゼロ」

そのやり取りの後にカレンとゼロは鞄の中から、それぞれ名簿と地図と筆記用具を畳の上に取り出し、放送に備える。
できる限り状況が好転することを信じながら、時が訪れるのを待つ。




【H-6/温泉/一日目/昼・放送数分前】

【スパイク・スピーゲル@カウボーイビバップ】
[状態]:健康
[装備]:デザートイーグル(残弾8/8、予備マガジン×2)
[道具]:支給品一式
[思考]
1:黒の騎士団を力ずくで押さえる。
2:はやて達が問題を起こさないようにサポートしに行く。
3:はやてに真相を問い質す。
4:読子と一緒に行動してやる。


【読子・リードマン@R.O.D(シリーズ)】
[状態]:健康
[装備]:○極○彦の小説、飛行石@天空の城ラピュタ
[道具]:なし
[思考]
1:黒の騎士団を力ずくで押さえる。
2:はやて達が問題を起こさないようにサポートしに行く。
3:はやてに協力したい。
4:適当なところで帰る。
※はやてがやろうとしていることを誤解しています。

25 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:05:57 ID:z7gyYb2g
 

26 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/11/23(金) 22:06:37 ID:LAqBoxeM



【ルルーシュ・ランペルージ@コードギアス 反逆のルルーシュ】
 [状態]:精神的疲労(大)、気絶
 [装備]:なし
 [道具]:なし
 [思考]基本:何を代償にしても生き残る
1:状況の把握
2:以下の実行

・情報を収集し、掌握すること
・戦力の拡充
・敵戦力の削減、削除
・参加者自体の間引き

【糸色望@さよなら絶望先生】
 [状態]:絶望(デフォルト)、軽い怪我
 [装備]:ゼロの仮面とマント
 [道具]:デイパック×2、支給品一式×2、メロン×11、不明支給品(0〜2個) 服(まだ湿っている)
 [思考]:
1、放送を聞く。
2、カレンがあまりに不憫なので、ゼロとして支えながら正しい絶望へ導く


【カレン・シュタットフェルト@コードギアス 反逆のルルーシュ】
 [状態]:普通
 [装備]:ワルサーP99(残弾16/16)@カウボーイビバップ
 [道具]:デイパック、支給品一式、、不明支給品(0〜2個)
 [思考]:
1、ゼロの命令を守り、ゼロ自身を守る。
2、放送を聞き、その後ルルーシュの手当てをする(ただしゼロの命令を優先)
3、ルルーシュが目覚めたら、勝手なことをしないように言い聞かせる。
4、このゲームの主催者に立ち向かう

27 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:08:54 ID:NDmAPmBM
 

28 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:31:14 ID:yxvansoK
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削除議論板において現在このスレの話し合いをやっている最中ですが
このスレにおいて、>>1-9の各テンプレに関しては無効を宣言します。

現在、このスレではアニメキャラ・バトルロワイアル2nd は『企画中』です。
まだ作品投稿ができる段階ではありません。


☆☆したらば関係の外部からの投稿に関して

アニメサロン板への移転が決定しておりますのでそちらでどうぞ
アニキャラ総合板では削除依頼を出せという形で
したらば側からも依頼をうけておりますので
その通りにさせていただきます。


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29 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 22:43:50 ID:nXihzmxl
また、こっちに書かざるを得なくなったか
一応ね

ここのスレで話しているのはあきらかにここのスレの住人です?
具体的根拠?といわれたって意味不明なんですが?
ここ住人を住人同士といって何か悪いんですか?
それを普通、住人といいませんか?

また、具体的にどのスレの何番から何番かなんていわれても
私はログ取ってないし。
削除依頼だされていて消されたからわかんないです

また、「過去の議論を優先しろ」ではなく
「最新の決定ですべて破棄するという話があるのならそれを優先しろ」です。

このスレではすでにしたらばへの依存を切り、独自運営が決定してるわけです。
大日本帝国憲法が破棄されて日本国憲法になっているわけですよ
いうなれば、あなた方は大日本帝国憲法時代の残党、古い人間の主張でしかないんです。

また、その「細かいことはしたらばで」という話ではありましたが
重要な事は2chで話すのが道理ですよね?
そこの段階からしておかしいですよね

また、したらばがあきらかにおかしい動きを2ch側でしてるなら
当たり前ですが2chはとめる権利ありますよ。2chの企画なんだから
なんでしたらばは2chの決定を無視するのですか?
なんで2chで企画を練らないのですか?

また、ここに荒らしがいたからといいましたけど、荒らしなんていませんでしたよ
誰のこと?荒らしとは誰ですか?

30 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:08:05 ID:62whmLk+
   / ./i        `、
  / ィ/ ヾ,,、       }
  lノ、i゙, , _,.r'`ゝ、r-、  |
    ゝ,、( o) ̄'v'6,l  i
    ヽソ.  ̄    ,r'、 ノ     何?住人とは誰か?
      ', -‐'`  ノ ヾr、._        ここの住人に決まってるじゃないか
       ', `  / ,r‐'゙/ \_
      ゙ フヾ゙,r''´,r/  /    このスレの決定権?このスレにあるに決まってるじゃないか?
     _,,r'ヽ',~,r''/__/
   ‐''´ ‐''" !/  \        君たちは何を言っているのかね?

31 :死ぬほど辛い ◆10fcvoEbko :2007/11/23(金) 23:16:26 ID:39t62e6d
警察署の中に入ってきた男に対し、アルベルトは接触しないという方針を採った。





買い物は仲の良い友達と一緒にするのが何より楽しい。
一人でウィンドウショッピングというのも悪くはないが、やはり気心の知れた友達と他愛のない会話をしながらの方が何倍も楽しいと思う。
買う気がなくても、あるいは高すぎて手が出ないものでも、見て喋ってしているだけで何となく満足した気持ちになるものだ。
冷静に見れば下らないと思うような品物でも、そういう時には最高に面白いものであるかのように楽しむことができる。
別に寂しがり屋と言う訳ではない。
ただ、一人の買い物はささっと用事を済ませるだけに終わってしまいがちでつまらない、というだけの話だ。
友人と気軽に買い物を楽しめる穏やかな日常など、もう望むべくもないものなのだろうけど。

「…っと。こんなもんかな」
柊かがみは試着室の鏡に映った自分の姿を見てそう言った。
チェックの入った薄い赤色のブラウスとネクタイ。それにスカート。
びしょ濡れになった制服をとにかく着替えてしまいたかったので、深く考えずに適当に選んだら何だか普段着ているものと似たような形になってしまった。
濡れた制服はいっそ捨ててしまおうかとも思ったが、結局捨てきれずに丸めて持っている。
穏やかな日常の象徴であるそれを捨てることは、殺し合いなどとは無縁だった頃の自分を完全に消し去ることのように思えて、どうしてもできなかった。
持っていようがいまいが、元通りの生活に戻ることなどできないと気付いてはいたが。
未練がましいと思いつつ、後で千里のデイパックに入れてもらおう思った。

かがみは今、ショッピングモール内の服売り場にいる。
千里はかがみが代えの服を選ぶ間に、店内を見て回ると言って出かけて行った。
恐らく、モール内の店舗一つ一つをいちいち調査しているのだろう。それはもうきっちりと。
一瞬逃げてしまおうかと思ったが、どうしても逃げ切れるビジョンが浮かんでこず、代わりに捕まったときの報復ばかり浮かんできたのですぐに断念した。
千里への恐怖は、トラウマに近いレベルでかがみの中に植えつけられていた。


32 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:17:59 ID:/k0aZ8/S
 

33 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:19:16 ID:Z61ejJVb
            

34 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:19:20 ID:NDmAPmBM
 

35 :死ぬほど辛い ◆10fcvoEbko :2007/11/23(金) 23:19:57 ID:39t62e6d
買い物を楽しむために必要なものがもう一つあった。周囲の喧騒というか、活気だ。
街中にせよ店の中にせよ、賑やかなところの方がこちらもそれにあわせて気分が高揚するというものだ。
そうしてみるとこのショッピングモールは買い物を楽しむのに適した場所とは言えないだろう。
店内は無人無音であり、活気は一切無縁の空間だったからだ。
人の気配がしないのはもちろん音楽の一つも流れていない。ただただ、様々な種類の店ががらんと広がっているだけである。
おかげで、単独行動をしても危険が少ないだろうと判断できた。
判断したのは千里だ。不死者となったかがみには多少の危険は問題ではなくなっていたので別に構わなかった。
襲われたって別に、という捨て鉢な気分であったのも確かだ。
それに、千里が死んだ方が色々なものから解放されるという打算も、少しはあった。

「こなたはどうしてるかな…。ゆたかちゃんも」
少し前までは、絶望感で頭が埋め尽くされていたため気が回っていなかったが、千里に振り回されいくらか落ち着いた気持ちになると、急に二人のことが気になりだした。
服売り場という、自分達の日常に近い場所にいることも関係しているかもしれない。
振り返ってみると、このモールのようないかにもショッピングのための場所といった場所より、もう少々アンダーグラウンドな店に行くことが多かった気もするが、その責任の大部分はこなたにある。
決してそういう店にしか行ってない訳ではない。断じてない。
考えてみれば殺し合いと言う状況に、不死の酒などというファンタジーのような代物が存在する世界。いかにも、こなたが好きそうなシチュエーションである。
待ってましたとばかりにある特定の方面にだけ異常に発揮される情熱を燃やし、この状況を多いに満喫しているかもしれない。

「…さすがにそれはないか。現実と虚構の区別くらいつくだろうし。…多分」
断言できないところが恐ろしい。
だが、実際に人が死んでいるところを見ている訳だし、意外とゆたかを探して走り回っているのかもしれない。
あれでなかなかお姉さん振るところがある。
放送によりつかさの死を知った二人がどうしたか、という疑問は無意識に思考の外に追いやった。


36 :死ぬほど辛い ◆10fcvoEbko :2007/11/23(金) 23:22:04 ID:39t62e6d
「…二人に会ったら、どうしよう」
殺すのか。つかさを生き返らせるために。
そんなことが本当にできるのか。
体の中が縮み上がるような感覚を覚える。今はまだ、そのことについて考えたくなかった。
無理やり別のことを考えようとしたとき、ちょうど良いタイミングで千里と合流することができた。
「お待たせ。あら、なかなか似合うじゃない」
「…そりゃどうも」
受けた仕打ちのせいか千里への恐怖は依然残っており、素直に言葉を受け取れなかった。
こいつと買い物を楽しめる日は永遠にやってこないだろう。
我知らず角度の鋭くなった目をしながら、濡れた制服を詰めた袋を渡した。

「で、どうだったの?何か気になる物でもあった?」
かがみの視線を一切意に介さず、袋をデイパックに収めながら千里は答えた。
「外壁の一部が壊れていたくらいで、別に珍しい物はなかったわね。人はどこにもいなかったけど、それを除けば普通のショッピングモールよ。
どこかに私の友達が隠れてるんじゃないかっていうぐらい」
「普通のショッピングモールにいそうな友達って言うのもよく分からんが…。
まぁ、そうそう珍しいものなんて見つかんないわよ」
「そうかしら?あぁ、あと食料品売場だけはなかったわね。これはまぁ当然かしら」
「支給された以上の食べ物は渡さないってことね」
「それ以上が欲しければ自分で知恵を絞れってことね。
例えば、他の人の分を殺して奪うとか」
平然と言い放つ。千里がそういうことに妙に慣れているように思えるのは気のせいだろうか。

いざとなれば仕方ないかもね、と返しはしたが、実際そのときになって自分がどうするのかは想像できなかった。
代わりに、不死者は空腹でも死なないのだろうかと、どうでもいいことを考えた。


37 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:22:20 ID:/k0aZ8/S
 

38 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:22:48 ID:Y78GKaph
 

39 :死ぬほど辛い ◆10fcvoEbko :2007/11/23(金) 23:23:52 ID:39t62e6d
「この後はどうするの?」
言ってからかがみは、まるで本当に買い物を楽しみに来てる人のセリフみたいだなと思った。
「そうね、これ以上ここにいる必要はないし。川を越えて西に向かいましょう。
地図のA列の探索がまだ途中だわ」
「ちょっと待て。もしかしてエリアを全部見て回るつもり?」
「もちろんよ。そうじゃないときっちりしないじゃない。ただでさえ、ワープしたせいで予定が狂ってしまったと言うのに。
他の不死者を探そうにも、手掛かり一つない訳だし」
それは何だ、横断歩道の白いところだけ踏んで渡ろうとしたのを途中で邪魔された的な気持ち悪さなのか。そんなものに自分は付き合わされるのか。
かがみには、殺し合いの場においてさえ我が道を貫く千里の精神が理解できない。

「ちなみに禁止エリアは…ごめん、何でもない!」
千里の目が菱形に変形しかけたのを見てかがみは慌てて質問を打ち消した。逆鱗だったらしい。
もうさっきのように仕打ちは受けたくない。場を取り繕うようなぎこちない笑顔で歩き出した。
「い、行きましょう。ほら」
「ところで、かがみさん」
声を発した千里は、率先して動こうとしたかがみの行動を無視するかのように一歩も足を動かしていなかった。
声色は真剣だが目が普通に戻っているので、次の話題に移ったと見ていいらしい。

「な、何?」
「その服の代金は、ちゃんと支払ったわよね?」
今この場においてその質問の答えが我々の命運を左右する、とでも言わんばかりの重々しい口調だった。
「え…いや、払ってない、けど」
「本当に?それは、泥棒と言うのよ」
噛んで含めるように言われた。穏やかになった声が逆に恐ろしい。
「あ、いや。非常時、だし…」
「キチント払ッテオキナサイ!」
「ひいぃ!」
今度こそ完全に目を菱形にして迫ってくる千里の迫力に、逃げるようにかがみは服を手に入れた店へと駆け戻って行った。
安物で助かった。
出費を低く抑えるのも、買い物では大切なことである。


40 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:24:03 ID:XvDPlHQJ
 

41 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:24:37 ID:Y78GKaph
 

42 :死ぬほど辛い ◆10fcvoEbko :2007/11/23(金) 23:24:57 ID:39t62e6d


「いい?たとえ、どんな状況であれ勝手に物を持っていけばそれは窃盗よ。
人間辛いときにもこうした倫理感は失わずにいたいものね」
「…さっきアンタが私を刺したのは何か、傷害とかにはならないのか?」
「あれは、不死であることを確かめるための実験だからいいのよ。きっちりしてるわ」
「…微妙に自分に甘いな、こいつ」
かがみはこっそりとは毒づいた。
二人はショッピングモールを後にし、北西に伸びる道路を進んでいた。
川を越えたあたりで、道路は南西方向へと角度を変える。
「新しいエリアにも入ったことだし、そろそろ探索を始めましょうか。
とりあえずは、警察署に行きましょう」
「ほんとに全部見て回るのか…」
途方もないうえ、意義が見出せないプランにため息が出る。

「やみくもに歩き回る訳じゃないわ。
さっきのショッピングモールもそうだけど、警察署はわざわざ地図に明記された施設なのよ。何か、意味ありげだとは思わない?」
「言われてみれば…そうね」
機械のように自分の行動方針に従っているだけかと思いきや、案外考えてもいるのだなと、かがみは素直に感心した。
「というか、意味が隠されていないといけないのよ。
禁止エリアみたいな真似をそう何度もされたら、私の気が済まないわ」
「でしょうね…」
きっとこれから気に入らないことがある度に私にとばっちりがくるんだろうなあと、歩きながら思った。
かがみは千里の少し後ろを歩いていた。千里に先導される形である。
友達を引っ張る立場にいることが多かったかがみにとって、千里のような決断力のある人間に従って行動するというのは、どうにも落ち着かない。
気付かないうちに、自分の中でもプランを練ってしまう。
普段あれだけこなた達に自分でも考えろと怒っていたのに、いつの間にかまとめ役が職業病のように身に付いてしまっていたらしい。

(大体、私の周りの人達ってどこかマイペースっていうかおっとりしてるっていうか、そういう人が多いのよね。
……つかさなんて、特にそうだった)
学校の友達や家族について思いを馳せ、今は失われている妹のことを考えた。
つかさだけがいればそれで良い、そう思ったときの壊れたテレビ画面のような荒んだ感情は過ぎ去っており、生々しい、刺すような感覚でもって妹の死を捉える。
優勝してつかさを生き返らせるということが、ひどく現実味のないことのように思えてきた。
いけない、と思った。すぐに考えがぶれてしまうのは、殺す殺すと言いながら心の底では吹っ切れていない証拠だ。
優勝を目指すとはっきり言えないのは、こなた達と会ったときにどうするか決められていないことも関係しているのだろう。
アイザックという男を撃ったあとの、参加者を皆殺しにするという考えは、果たして自分の中でどれ程現実味のある言葉だったのか。
目の前を歩く女も友達がこの場に来ているはずなのだが、心配ではないのだろうか。
他の不死者を食わせようとするあたり、殺人に抵抗がないかのような印象を覚えるが、それは友達に対してでもそうなのだろうか。
もし友達だって平気で殺せるというなら、そのような心境に至るにはどうすればいいのだろう。
同じようにすれば、優勝を目指すことに迷いがなくなるのだろうか。
かがみは立ち止まった。


43 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:24:52 ID:/k0aZ8/S
 

44 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:25:37 ID:Y78GKaph
 

45 :死ぬほど辛い ◆10fcvoEbko :2007/11/23(金) 23:27:20 ID:39t62e6d
「…ねぇ」
「ん…何?」
かがみの様子の変化を察したのか、千里も立ち止まりかがみの方を向く。
「…あなたは何でそんなに普通にしていられるの?」
「…ごめんなさい、言ってる意味が良く分からないわ」
「友達が心配じゃないのかって言ってるのよ!」
迷いなく優勝を目指すための方法を聞くはずが、実際にかがみの口から出たのはそんな言葉だった。
小首を傾げる千里に、かがみの口調がさらに激しく、非難するものへと変わっていく。

「会ってからずっと自分のしたいことばかり言って!
友達がいるなら早く合流したいとか、どこにいるんだろうとか、そういうことは考えないの!
…何で、そんなに自分のことばかり考えていられるのよ!」
「そうでないと私の気が済まないから、というのが答えなのだけれど。別に、心配でない訳ではないのよ?
まぁ、可符香ちゃんが怯えるとこなんて想像できないし、先生も死ぬ死ぬ言って自殺まがいのことはするけど結局死なないから、何となく安心できるというのはあるかしら」
それにあわよくば先生と、と続けられた部分ははかがみの耳には届かなかった。
「そんな…それだけの理由で…」
千里の言葉は余裕とも冷徹ともとれるものだった。
その泰然とした態度こそかがみの欲していたもののはずなのに、口を開けば否定するようなことを言い、反発する意思ばかりが強くなった。
まるで、千里の態度が本当は気に食わないものであるかのように。
泣き出しそうなかがみを見かねたように、千里が言った。

「強いて言えば二人を信頼しているから、ってことになるのかしら」
安っぽい表現だったが、それはあるいはかがみのことを思った故の言葉だったのかも知れない。
続けられた言葉には、はっきりとかがみのことを案じる響きがこめられていた。
「私のことより、あなたはどうなのかしら?」
「…え?」
何を言われたのか分からないというように、きょとんとした表情でかがみは顔を上げた。
「…まったくもう。しっかりしなさいな」
だだっ子の扱いに困った母親のようなため息を一つついて、千里はかがみに近づいた。
また何かされるのではとかがみは身を震わせ、ぎゅっと目をつぶる。
だが千里はそんなかがみの手をそっと自分の手で包み込むと、穏やかな声で言った。

「あなたはこう言いたいのでしょう?自分の友達が心配だって」
「え…」
「つかささんだけいればなんて言っても、他のお友達のことが気になるのでしょう?
私にはそうとしか聞こえなかったけれど?」
初めて聞く優しい声色に乗せられた千里の言葉は予想外のものであり、かがみは戸惑った。
ただ、握られた手の暖かさだけが強く感じられた。
自分が言っていたのはそういうことなのだろうか。
つかさのために優勝を目指す決意を固められずにいるのは、そもそも現実味を感じられないというのもあるけれど、それ以上にすぐこなた達のことを思い出してしまい、考えたくなくなるからだ。
だから、友達などどこ吹く風と言わんばかりの千里の態度を羨ましく思った。
思った、はずだ。
では、何故さっきの千里の言葉にあんなにも強く反発したのかという、その理由は良く分からなかったのだけれど。

「私…私は…」
感情を表す言葉が見つからず、かがみは顔を上げることしかできなかった。弾け飛んだ千里の頭部が目に入った。
「……」
続いてかがみの頭にも衝撃が走り、意識を失った。





46 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:28:26 ID:Y78GKaph
 

47 :死ぬほど辛い ◆10fcvoEbko :2007/11/23(金) 23:29:00 ID:39t62e6d


ニコラス・D・ウルフウッドは相変わらず鬱々とした感情を抱えながらも、無言でたった今殺した少女達の荷物を回収した。
もっとも、片方の少女は手ぶら同然だったため回収したのは実質一人分である。
警察署に銃はなかった。
というか、地図で警察署と記された場所に在った建物は、ウルフウッドの想定していた警察署とは大分様相が異なっていた。
警察署と言えば、ならず者やら賞金稼ぎやらが起こすトラブルにすぐに対応できるように作られており、逆恨みの襲撃にさらされることも多い場所である。
常にどこか壊れたり薄汚れたりしているものだ。

拳銃は詰めている者が携帯するにせよ、ショットガン級の武器の一つや二つは示威のために分かりやすいところに置いているはずだ、と思っていた。
ところが、訪れた場所は奇妙にこざっぱりした建物で、中は数々の部屋に仕切られ多くの事務机が置かれているだけという、何というかよっぽど上流の企業のような雰囲気だった。
こんなにお上品で警察業務が務まるとは、とても思えなかった。
務まるとしたら、その国の連中はよっぽど平和ボケをしているに違いない。
銃が手に入りそうにないことに歯噛みしながら、探索の途中で荷物の整理をした。
あの銃使いの女から奪った物は支給品一式と変わったデザインのコンピュータ、そして一枚の音楽CDだった。

「自殺交響曲『楽園』」とタイトルが記されていた。
何や、死にたくなったらこれ聞け言うんか。
今すぐにでも流しっぱなしにしたい気分ではあったが、不機嫌極まりない声でそう呟くに留めてデイパックに収めた。
入り口付近の部屋をいくつか漁っただけで、ウルフッドは失望とともに建物を後にした。
まさか、たかが銃ごときを建物の奥深くで後生大事に保管、などということもあるまい。
ショッピングモールにも一応行って見るが、やはり誰かから奪うしかないかもしれない。
と、思ったところで前方から少女が二人やってきたので、気付かれないように近づいて射殺した。
特に抵抗されることもなく、実に簡単に済んだ。

「銃を持っててくれたら良かったんやけどな…。武器っちゅても、刀は上手いこと使われへん」
片方の少女が腰に差していた二本の刀をデイパックに収めながら、ウルフウッドはそう言った。
今の襲撃でヴァッシュの銃は弾が尽きてしまった。
「…胸糞悪い」
仕方なしにもう片方の少女にはデリンジャーを使ったが、やはりどうしようもなく気分が悪い。
これからはこちらに切り替えなくてはいけないのだが、銃の性能的に見ても使い辛いという問題もあった。
いっそ刀振り回してサムライきどったろかい。



48 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:30:04 ID:Y78GKaph
 

49 :死ぬほど辛い ◆10fcvoEbko :2007/11/23(金) 23:31:24 ID:39t62e6d
むかつく思いを抱きながらウルフウッドは次の獲物を求めてその場を立ち去ろうとした。
そのときに、ふと違和感を覚える。
確かに頭を撃ち抜いて殺したはずの少女の体が、まるで生きているかのように震えていた。
(死体が痙攣することはあるがそれとも違う。
まさか生きとるんか?確かに命中したはずやぞ)
さっき死体を改めたときは確かに死んでいた。死んだ振りをしていたとはとても思えない。
弾が頭蓋骨にでも引っ掛かったかと、できるだけ現実的に解釈してウルフウッドはデリンジャーの銃口を向けた。

さっきと同じく頭を撃った。少女の体が跳ね、血と肉片が飛び散る。
少女が動かなくなったのを確認して銃口を下ろした。そして、今度こそ立ち去ろうと歩き出す。
だが、一歩踏み出した直後に少女の死体に起きた異変を見て、再びウルフウッドの足が止まった。
(再生…しとる)
飛び散った肉と血が少女の体に集まり傷を治していく。
見る間に再生は完了し、最後に体内の弾丸を排出して傷は跡形もなく塞がった。
そして、うっ、と言ううめき声とともに少女の体に力が戻った。
ウルフウッドは今度は胸を撃った。正確に心臓を撃ち抜いたがしばらくするとまた回復した。
喉を撃った。かはっという声に続き鮮血が溢れる。たが排出された液体は全て体へと戻っていった。
再生が完了するのと同時に逃げようとしたので足の腱を打ち抜いた。倒れはしたが傷は残らない。

「弾の無駄っちゅう訳か…」
俄かには信じがたい光景に驚きながらも、ウルフウッドは冷静に少女が立ち上がるより早く眼前に回りこみ退路を塞いだ。
デリンジャーを突き付けて、聞く。
「何で死なへんねん、お前。まさか、不死身ちゅう訳でもないやろ?」
「あ……あ……」
恐怖で竦んで何も喋れない、といった様子だ。
「ちっ」
舌打ちした。少女の正体が分からないためだが、今自分がした猟奇的ともとれる行動への嫌悪も多分に含まれている。
まるで化け物退治でもするかのように銃弾を浴びせたが、銃に怯えるこの顔は紛れも泣く人間の、少女のものだ。
最早誰であろうと殺すことにためらいはないが、女をいたぶって楽しむかのような真似をしてしまったことは、ウルフウッドの自己嫌悪をさらに酷くさせた。

「答えられへんのやったらええわい。
気絶させて、禁止エリアにでも放り込めばさすがに死ぬやろ」
たとえこの少女が本当に不死身だったとしても、螺旋王が用意した舞台にいる以上、ルールを越えて生存することはできまい。
デリンジャーを下ろしながらウルフウッドはそう考えた。
禁止エリアと口にしたときに少女が怯えるような仕種をしたことからも、推測は正しかったようだ。
とっとと終わらせてしまいたい、色々含めて全部。手に入れたばかりの刀を取り出した。
「面倒な手間かけさせよるで、ほんまに」
少女の前に戻り、鞘ごと刀を振りかぶる。
感情のこもらない目で少女を見下ろし、一言だけ言った。
「ほなな」


50 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:31:41 ID:Y78GKaph
 

51 :死ぬほど辛い ◆10fcvoEbko :2007/11/23(金) 23:32:30 ID:39t62e6d
一気に刀を振り下ろそうとしたウルフッドは危険を感じとっさに前のめりに転がり込んだ。
「何やっ!?」
突如発生した風に煽られ何度か前転を繰り返したが、すぐに体勢を立て直す。
片膝の姿勢で振り返ると、荒れ狂う赤色と黒色の衝撃波が、周囲に暴風を撒き散らしながらたった今までウルフウッドがいた場所をずたずたに引き裂いていた。
叩きつけられる風圧に、訳が分からず呆然とする。道路に破壊の痕を付けるだけつけると、しばらくして衝撃波は止んだ。
代わりに、傷跡を刻み込まれ荒れ果てた姿となった道路の対岸に一人の男が立っていた。

「ほう…かわしおったか」
男の持つ葉巻に独りでに火が点いた。
「何やねん…お前」
一切の気配を感じさせずに唐突に現れた男を、何も分からないままウルフウッドは睨み付けた。
男の放つ鉛のような強烈な威圧感に耐え、油断なく身構える。頬を汗が伝うのを感じた。
「ふん。一度は捨ておこうかと思ったが、やはり貴様のやり口は少々気に入らんのでな。
邪魔をさせてもらう」
「そのお嬢ちゃんを助けよ言うんか?そないな正義漢にはみ見えへんけどな」
ウルフウッドは、自分を何の脅威とも感じていない様子で堂々と葉巻をくゆらせる男から、少女に視線を移す。
少女の体もまた、目の前の男の仕業と思われる衝撃波に吹き飛ばされ、今は男の足元でぐったりと横たわっていた。

「こんな娘なぞどうなっても構わん。
だが、不死の能力者は貴重なのでな、貴様なんぞにくれてやるには惜しい。
それに、さっき貴様があの女を殺したせいでワシの予定が少々狂ってしまってな。
その仮も、ついでに返しておく」
偉そうな態度で話す男の声を最後まで聞かず、ウルフウッドはデリンジャーを構えた。
ほう、と男が小馬鹿にしたように顔を歪ませた。
「まさか、そのような子供騙しで十傑集たるこのワシを倒すつもりか?」
「お嬢ちゃんが気に入ったなら連れてっても構わんけどな、ここにおるからにはどうせいつかは戦わなあかんのやろうが。
ほんなら、今終わらせていけや」
男が自分よりも数段強いということが感じられたので、わざと挑発するような口調で言った。
狙い通り、男は吸いかけの葉巻を不機嫌そうぺっと吐き捨て、ウルフウッドに向き直った。
銃の次に、あるいは同じくらい渇望しているそれを無造作に扱う様を見せられ、鬱積がさらに高まる。


52 :死ぬほど辛い ◆10fcvoEbko :2007/11/23(金) 23:33:43 ID:39t62e6d
この男を倒すにはパニッシャーが三つは必要だろうが、どうでもいいことだった。
「あんまり美味そうに吸うなや…むかつくっちゅうねん!」
「死にたがりの馬鹿に付き合っておる暇はない!づぇあ!」
相手をデリンジャーの射程内に収め一気に勝負をかけようとしたウルフウッドに、男はそう叫ぶと腕を振った。
ただそれだけの動作で発生した衝撃波にウルフウッドは容易く捉えられ、大きく吹き飛ばんだ。
コンクリートの塀に叩きつけられる。息を吐く間もなく追い打ちで放たれた衝撃波に、全身を切り刻まれた。
体を丸めて痛みに耐えながら、次の衝撃に備える。
しかし、ウルフウッドがそれ以上の攻撃に襲われることはなかった。
衝撃波はそれっきりで、ウルフッドの周囲の風もすぐに止んだ。
ゆっくりと目を開ける。

男の姿は、足元に転がっていた少女の姿と共に、影も形もなくなっていた。
後に残っていたのは、半ば倒壊しかかっている塀の中に埋もれるウルフウッドと、頭を弾け散らしたもう一人の少女の死体だけだった。
衝撃波によりウルフウッドの体中に切り傷が生まれたが、どれも浅く致命傷には程遠いものばかりだった。
あの男が、自分をまともに相手にしていなかった証拠である。
うなだれ、視線を落としたまま、ウルフウッドは静かに呟いた。
「……何やっちゅうねん」
別に、今ので殺してくれても良かったというのに。


【A-6/警察署近くの道路/一日目/昼】
【ニコラス・D・ウルフウッド@トライガン】
[状態]:更に不機嫌。かなりイライラ 全身に浅い裂傷
[装備]:デリンジャー(残弾1/2)@トライガン デリンジャーの予備銃弾14
[道具]:支給品一式 (食糧:食パン六枚切り三斤+四枚、ミネラルウォーター500ml 2本) 士郎となつきと千里の支給品一式
ヴァッシュ・ザ・スタンピードの銃(残弾0/6)@トライガン、ムラサーミャ&コチーテ、暗視スコープ、エドのコンピュータ、びしょ濡れのかがみの制服
音楽CD(自殺交響曲「楽園」)
[思考]
基本思考:ゲームに乗る
1:自分の手でゲームを終わらせる。
2:銃を持った人間を確認次第、最優先で殺してそれを奪う。
3:女子供にも容赦はしない。迷いもない。
4:ショッピングモールで武器を調達。
5:できればタバコも欲しい。
[備考]
※迷いは完全に断ち切りました。ゆえに、ヴァッシュ・ザ・スタンピードへの鬱屈した感情が強まっています。





53 :死ぬほど辛い ◆10fcvoEbko :2007/11/23(金) 23:35:52 ID:39t62e6d


不死の少女を脇に抱え、アルベルトは走っていた。
一度は無視して先を急ごうとしたものの、あの男の弱者をいたぶることを楽しむかのような行動がどうにも癇に障り、介入したのだが不死の能力者とは思わぬ拾い物をした。
数ある能力者の中でも不死の能力を持つものはごくごく稀であり、BF団に連れて帰れば色々と役立てることもできるだろう。
すべてはBF団帰還後に、ビックファイアのためになると思えばこそ。
この場で足手纏いを連れて回るのはデメリットが多いが、さすがに自分の身を危険に曝す程大事にするつもりもない。
連れて帰れれば儲けもの。ただそれだけのことである。
あの男から少女を奪ったのに、他に理由は特にない。

ただ、思った以上に時間をくってしまった。
もうしばらくすれば時刻は正午丁度となり、二回目の放送が始まる。
急がなければ、十五時に豪華客船で待つという約束をこちらから破ることになってしまう。
しかし、そこでアルベルトは考える。
この伝言を聞いた唯一の人物であるなつきと言う女は、誰にもそれを伝えることなく死んだ。同行者らしき男も生きてはいまい。
それについての仮はさっき返してきた。相手にする価値などない、亡者のような男だった。
伝言を新たに広めるだけなら、例えば今拾ったばかりのこの少女を新たなメッセンジャーに仕立てる、ということも可能だろう。
不死の能力者ならば、さっきの女のように簡単に脱落することはないはずだ。おあつらえ向きである。

そして、己は全速力で豪華客船を目指す。時間は変更してしまってもいい。
だが、休息を取り落ち着いて思考を巡らす時間を得たアルベルトには、この場所が自分の思い通りに動かせる程容易くはないということに気付いていた。
現にアルベルトの伝言は広まらず、この場にきてから十二時間近い時間が経過しようとしているにも関わらず、様々な事情から移動すらろくにできていない。
十傑集であるこの自分ですらそうなのだ、他の者が生きて戴宗と合流できる確率は相当に低いと見積もりを改めなくてはならない。
低確率を補うだけの数の参加者と接触できれば有効な手段だったのだが、思った以上に好戦的な者達多いことが分かりつつある現状でそれを望むのも難しいだろう。


54 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:37:04 ID:Y78GKaph
 

55 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:37:42 ID:/k0aZ8/S
 

56 :死ぬほど辛い ◆10fcvoEbko :2007/11/23(金) 23:37:37 ID:39t62e6d


不死の少女を脇に抱え、アルベルトは走っていた。
一度は無視して先を急ごうとしたものの、あの男の弱者をいたぶることを楽しむかのような行動がどうにも癇に障り、介入したのだが不死の能力者とは思わぬ拾い物をした。
数ある能力者の中でも不死の能力を持つものはごくごく稀であり、BF団に連れて帰れば色々と役立てることもできるだろう。
すべてはBF団帰還後に、ビックファイアのためになると思えばこそ。
この場で足手纏いを連れて回るのはデメリットが多いが、さすがに自分の身を危険に曝す程大事にするつもりもない。
連れて帰れれば儲けもの。ただそれだけのことである。
あの男から少女を奪ったのに、他に理由は特にない。

ただ、思った以上に時間をくってしまった。
もうしばらくすれば時刻は正午丁度となり、二回目の放送が始まる。
急がなければ、十五時に豪華客船で待つという約束をこちらから破ることになってしまう。
しかし、そこでアルベルトは考える。
この伝言を聞いた唯一の人物であるなつきと言う女は、誰にもそれを伝えることなく死んだ。同行者らしき男も生きてはいまい。
それについての仮はさっき返してきた。相手にする価値などない、亡者のような男だった。
伝言を新たに広めるだけなら、例えば今拾ったばかりのこの少女を新たなメッセンジャーに仕立てる、ということも可能だろう。
不死の能力者ならば、さっきの女のように簡単に脱落することはないはずだ。おあつらえ向きである。

そして、己は全速力で豪華客船を目指す。時間は変更してしまってもいい。
だが、休息を取り落ち着いて思考を巡らす時間を得たアルベルトには、この場所が自分の思い通りに動かせる程容易くはないということに気付いていた。
現にアルベルトの伝言は広まらず、この場にきてから十二時間近い時間が経過しようとしているにも関わらず、様々な事情から移動すらろくにできていない。
十傑集であるこの自分ですらそうなのだ、他の者が生きて戴宗と合流できる確率は相当に低いと見積もりを改めなくてはならない。
低確率を補うだけの数の参加者と接触できれば有効な手段だったのだが、思った以上に好戦的な者達多いことが分かりつつある現状でそれを望むのも難しいだろう。


57 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:37:54 ID:Z61ejJVb
           

58 :死ぬほど辛い ◆10fcvoEbko :2007/11/23(金) 23:38:47 ID:39t62e6d
恐らく、戴宗もまた思い通りいかない状況に四苦八苦しているのではないだろうか。
奴の性格からして、弱者保護などという下らんことに精を出し、いらんトラブルに巻き込まれている可能性は高い。
アルベルトの目的は戴宗と会えればそれで達成されると言うものではなかった。
己が満足いく形での決着こそが、アルベルトの目的である。
上海での戦いではそれを叶えることはできなかった。戴宗が自らの任務を何より優先したためだ。
ならば、脅すような形で勝負にこぎつけたとして、同じことが起こらないとどうして言えようか。

アルベルトには、この場で拾った屑どものことを気にかけ実の入らない勝負しかしない戴宗の姿が、ありありと想像できた。
仲間を守るための盾となるなど、奴が最も好んでしそうなことだ。
加えて、この場での体力の消費が大きいことも気になる。
戴宗も条件は同じとはいえ、互いに疲弊仕切ったうえでの戦闘は本意ではない。
もし、現状では戴宗との戦いを満足のいく形で行えないというのであれば、あるいは。
そこまでアルベルトが考えたところで、少女が弱弱しく顔を起こした。

「あ…ありがとう。助けて…くれて」
さっきからずっと震えていたのだが、多少気力が戻ったのか血の気の引いた顔でそのようなことを言ってくる。
アルベルトはそれに対し特に思うこともなく、ふんと鼻を鳴らし答えた。
「別に、貴様のためにやった訳ではない」
今後の行動について考えを巡らしながら、アルベルトは走り続けた。


【A-5/市街地南部/1日目/昼】
【衝撃のアルベルト@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-】
[状態]:疲労中、全身にダメージ、右足に刺し傷(それぞれ消毒液や軟膏・包帯で応急措置済み)、スーツがズダボロ
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、シガレットケースと葉巻(葉巻4本使用)、ボイスレコーダー、シュバルツのブーメラン@機動武闘伝Gガンダム、 赤絵の具@王ドロボウJING、自殺用ロープ@さよなら絶望先生、不明支給品0〜2(本人確認済み)
[思考]:
基本方針:納得の行く形で戴宗との決着をつける。
1:戴宗を再び失うことに対する恐れ。そうならないために戴宗を探し、情報を集める
2:伝言をどうするか、かがみの処遇と併せて決めかねている。
3:脱出の情報を集める
4:いずれマスターアジアと決着をつける
5:他の参加者と馴れ合うつもりはない
6:脱出不可能の場合はゲームに乗る
[備考]:
※上海電磁ネットワイヤー作戦失敗後からの参加です
※ボイスレコーダーにはなつきによるドモン(と名乗ったチェス)への伝言が記録されていますが、 アルベルトはドモンについて名前しか聞いていません。


59 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:39:36 ID:Y78GKaph
 

60 :死ぬほど辛い ◆10fcvoEbko :2007/11/23(金) 23:40:47 ID:39t62e6d


【柊かがみ@らき☆すた】
 [状態]:不死者、恐怖、私服に銃痕
 [装備]:なし
 [道具]:なし
 [思考]
  基本:つかさのために、もう少し頑張ってみる
   1: 事態の急変に混乱
   2: こなた達を殺して優勝を目指すことへのためらい
   3: アイザック他、不死者を捜して喰う
 [備考]:第一放送を聴きましたが、つかさの名前が呼ばれたということ以外は覚えていません(禁止エリアはB-1のみ認識)
     会場端のワープを認識


【エドのコンビュータとゴーグル】
エドお手製のパソコン。
地球の地上に捨てられているジャンクをトマトの箱に詰め込んで作成した。
ゴーグルと繋ぐことにより視線によるマウス操作を可能とする。

【自殺交響曲「楽園」】
世界偉人軍団の一人、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが作曲した人類一斉淘汰作戦の要となる楽曲。
聞いたものは死ぬ。


【木津千里@さよなら絶望先生 死亡】
【残り59人】


61 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/23(金) 23:41:06 ID:oAD50PRX



62 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 00:06:12 ID:krLLWcma
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>31-61

2chのスレで決められた運営ルールは守りましょう。
したらばでいくらテンプレを作って強引にスレ立てしたってこのスレの住人は納得しませんよ

移動はあなた方の代表と話し合って決めて、しかもそれに対して何度も通告してます。
削除依頼を出せというのは、あなたがたの代表のお話です。

十二分に時間は与えた筈です。

アニメサロンに自ら行くと仰られたのですから、その自己の発言には責任を持ちなさい


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63 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 00:10:45 ID:V6xvoVev
そんなことよりテンプレ議論してようぜ

64 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 00:24:00 ID:DV7f4joo
久しぶりに反省会スレみてみて、したらばさん


>反省するところなどひとつもございません


だとよwwww

65 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 00:34:11 ID:I5catdHa
新参者ですが、せんせー質問で〜す
誰が“行く”と言ったのか教えてくださ〜い

ちゃんと証拠を挙げてください、お願いしま〜す

66 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 00:45:45 ID:1fWmbKGg
   /  / /    |    /|   /:::/:.:.:.:.:.:.:|::::::   
  /  〃 i     .::|   /:.:.|  |::l::|:.:.:.:.:.:.:.:|::::::
 ,゙  /|   |   .:::|. \|:.:.:.:|   |::l::|/:.:.:.:.:.:j/::   
 ! ,' !  ::|    ::::|!. ,ィ|≧ゝl、_.;|::ィ|/_:._/ィllヘ    >>64   
 l ,' │ ::|:..  ::::|く/ {ひlll|::|ヾ|:.N:.::´〃ひlllリ::   反省するところが何も無いって
 ヾ  '、  |\  ::::|:.\\こソ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:、、\こソ        
     '、 :|  \ :::\:.:._,、__彡 _' -─ 、`゙ー=         どういう神経してんだyo
      ヾ、/.::>:、:;ヽ、__  /ーァ''"´ ̄ ヽ         
      / .::::::::::::::::ヘ ̄   {|::/       }    
     /...::::::::::::::::::::::::::\  V      j}  

67 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 00:53:49 ID:FQrHQ5D2
>>65

したらばの人間が「行く」と言ったんですよ。名前なんて知らないよん

わるいが、君たちの中で有名かどうかなんてうちらは知らないんだ。
君たちのSSのコテなんてこちらは把握してないから。まったく興味もないし。
だから、誰がチミたちのサイトで有名かなんてうちらにはじぇーんじぇん関係ない。
覚えていても何の価値も無いしねww

ぶっちゃけ、誰が代表者かなんてどうでもいいんだよ。
君たちの中の通り名を名乗れなんて一言も言ってないじゃない


でも、ここで討論して決定した事で、それで1ヶ月以上告知までしてるんだから
もういいでしょ?

したらばはその動き、分かっていたはずだから。
なんでそのときに異論反論を出さなかったの?

ここでの話しはみんな荒らし扱い?そりゃないだろ


68 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 00:56:20 ID:FQrHQ5D2
ここで話すことはすべて荒らしとみなすなんてルールは
勝手に出て行ったあなたらしたらばの内部だけのルールであって
うちのスレには関係無いよ

残されたうちらにはうちら独自のルールがあるの。
荒らしだからスルーした?

知らないよwww

69 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:02:35 ID:Ub73n9yU
コテの名前ださせて、いつものようにそのコテを切り捨てて
そのコテが勝手にやったことです、と言えばいいとでも思ってんじゃない?
そうは行くかいな




70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:12:10 ID:cQdaqtju
ここでの議論(笑)は自称ここの住人が勝手にやってる事
したらばには関係ないよ

したらばにはしたらば独自のルールがあるの。
SS投下の方が荒らしだって?

知らないよwww


71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:14:30 ID:I5catdHa
>>67
安心して!ホント君は立派だよ!!
質問を質問で返すなんて最高に素敵だよ〜
なんか本気で好きにな り そ う(ハ〜ト

これからも貴方の活躍を心から応援しますね〜♪
でも頑張ってね、多分これからも貴方達の主張はスルーされ続けると思うけどあきらめない事が肝心さ!

実らない願いを抱き続けるのも人間として間違っていないから別に気に病むことナッシング!
人生が終わるまでに意見が通れば結果オ〜ライだよっ!

72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:21:16 ID:bk63yoBQ
>>70
そうね。

したらばにはしたらばの独自のルールがあるのは認めるから

2chじゃなくてしたらばでやって♪

73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:26:28 ID:cQdaqtju
>>72
認めてくれてありがとう。

遠慮なく、したらば独自のルールに従って

ここへのSS投下を続けるよ♪

74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:27:22 ID:Li0QlJC9
結論出たなwww

したらばのルールはしたらばの中だけで運営すればいい。2chには関係無い


自称ここの住人?そりゃここの住人なんだから自称ここの住人だよな(藁

なんか文句あるのかよ。そしておまえらはここの住人じゃないんだよ。
したらばの住人は、もはや2chのこのスレの住人じゃないんだよ。
このスレの住人だというのならこのスレの住人が決めたルールに従えよ
まったく関係無い外部掲示板のルールを2chのスレに口出しするんじゃないよ

おまいらがスルーするなら勝手にすればいいだろ?
削除依頼で対応するだけだよwww

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:28:47 ID:yemawoF1
したらばってまるで寄生虫ですねっ

76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:34:07 ID:rqwE1+JJ
>>73

遠慮なく、したらば独自のルールに従ってしたらばに投下するならかまわないけど
したらば独自のルールなんて2chのこのスレには一切関係無いよね?



常識的に考えてみろや

韓国独自の法律に従って韓国領内で何かするならかまわないけど
韓国独自の法律に従って日本領内で何かされても迷惑なんだよ

日本(2ch)には日本(2ch)独自の法律(ルール)があるんだから
韓国(したらば)のルールがどうであろうと日本(2ch)のルールで裁くよ?
不法侵入者(したらばのSS職人)は潰すし

おわかり?あんたら、もう日本人(2ch側の住人)じゃないの。
2ch側の住人だというのなら、2ch側の住人の意見に従え。なっ


77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:35:59 ID:cQdaqtju
>>74
>>72の自称住人がしたらばの独自ルールとやらを認める旨の発言をしてるわけだがw
そっちの言い分じゃあ、ここの書き込みは全てのレスが議論の結果らしいし、
したらばがどう動こうと関係ないってことを認めたんだよな、自称住人様はwwww


78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:38:33 ID:cQdaqtju
>>76
じゃあ、俺等がこっちのルールに従う必要も無いんじゃね?

だって俺等日本人(2ch住人)じゃないんだろ?
韓国人が韓国の法律に従うのは悪いというの?

79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:43:59 ID:Q7bcSUpG
そのたとえなら、こうだな

ここ日本(2ch)領内じゃん
韓国人(したらばルールにしたがったしたらば住人)が日本(2ch)領内に入ったら
日本(2ch)のルールに従うのは当たり前だろ?

だから韓国(したらば)領内で投稿するならかまわないよ?

でも、韓国(したらば)のルールで、「投稿は2ch(日本)でしましょう」なんてルール作ったって
それは韓国(したらば)の越権行為です。認めません。

韓国(したらば)では合法でも日本(2ch)では違法。
だからここは日本(2ch)だから日本(2ch)の法律で処分する。


常識的な話だと思われ

80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:50:40 ID:cQdaqtju
前提が間違ってるな。

日本(2ch)と国会議員(ここの住人)は=ではない。
そして、日本は諸外国人(したらば)に参政権をあたえていると。
外国人の参政に議員は反対したわけだが、日本国憲法(2chローカルルール)がそれを認めなかった。



いかんな、例えがお上品過ぎるwwwwwwww

81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:52:28 ID:MkSDgc7Y
>日本(2ch)と国会議員(ここの住人)は=ではない。
>そして、日本は諸外国人(したらば)に参政権をあたえていると。


はいデンパきましたwwwwwwww

82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:57:18 ID:OpFo2xC+
あのな、ありえねーだろ(藁

>日本(2ch)と国会議員(ここの住人)は=ではない。

まずここからして無理ありすぎ。国会議員は日本(2ch)の代表、つまりは同じだ。

>そして、日本は諸外国人(したらば)に参政権をあたえていると。

そんな国、どこにある?あん?
現実の日本の民主党ですら、地方参政権を与えるかどうかまでしか話してないんだからな?

>外国人の参政に議員は反対したわけだが、

当たり前だろ、てか誰が賛成するんだ?wwww

>日本国憲法(2chローカルルール)がそれを認めなかった。

認めたとか認めてないかという話だというなら、多分このままいけば認められるな。
削除人はそこまで話してないんだよ。日本国憲法(2chローカルルール)がどうだとか話してるのは
この場合朝鮮人(したらばの一部デンパ)だけなんだよね。
で、結局「憲法違反だ」ということで騒ぎが起きてる。

どんなに朝鮮人がぎゃあぎゃあわめいても、このスレにテンプレを変更する権利はあるからムダだよ



83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 01:57:30 ID:cQdaqtju
まあ、正確には逆なんだけどな。

したらばが日本でここの住人が韓国、このスレが竹島って言った方が遙かにわかりやすいwww

>>81
おいおい、この例えを最初に使ったのはここの住人とやらだぞwww
住人同士で貶めあってどうするんだwwwwwwwww

84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:00:19 ID:cQdaqtju
残念ながら君等の国の憲法には君等の言う諸外国の参政を防ぐという一文がなかったんだよwwww


そもそも、諸外国じゃなくて飛び地って言った方がいいんだけどな。

85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:01:02 ID:yCkCKo3n
             /: : : : : : : : : : : : :`ヽ、
          /: : : : : : : : : : : : ;.イノ\ : ',
         i: : : : : : : : : : ;. - '´ ′ │: }
         |: : : : : : ://__       l /
         |: : : : : : :L -‐{〒ぇ>‐rfデ1
         ヽ: : f ヽ;|     ̄  ト -〈
          \:! ぃ         ′ ./
            `!ヽ.、   r_:三ヨ /
            L:_| ヽ     ‐  /
             │ \      亅
             │ __二二ニヱ‐ 、_
               r弋/ _  -‐ フ´    | ̄  ‐- .._    __
         ,. ‐ '"´  ̄\=ニラ'´        !         ̄    \
      _ /   / /  |/   ____」      /        ヽ
      //      /.   |     \           /            ',
    / 〈ヽ       /    |         >        /             i
    /   \\   L. _  │_, -‐ ´         /               |

        ここの住人が韓国人ならこのスレが韓国だろ
         竹島なんて小さい島は存在しないのだよ



86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:03:07 ID:1ax4NFfM
>>84

なら民衆の団結によって外国の干渉をはねつけるのは当然だな

不当な外国の暴挙からスレッドの住人の自由と自治を取り戻さないといけないからね




そういうこと

87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:03:14 ID:cQdaqtju
ところでさ、俺したらばの住人じゃないんだよ、ごめん。
ただの荒らしなんだ。ヲチスレでここの事を知って、荒らしに来ただけなんだよwwww

88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:04:45 ID:b1r8asTH
よし、テンプレに必ず追加しなければならない1文ができましたね


━━━したらばや2ch外の掲示板で決めた内容はすべて無効」




これ必須だろw

89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:05:22 ID:cQdaqtju
>>86
その方法がコピペとAA投下か。
この国が終わるのは目に見えた話だな。


テロリスト乙。世情はすでに諸外国に有利に動いているんだwwww

90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:05:58 ID:H64Q9Y7G
>>88

ああ、そりゃいいね

>>87

まあ、ごくろうさん
どこまで本当かしらないけど

91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:06:40 ID:cQdaqtju
>━━━したらばや2ch外の掲示板で決めた内容はすべて無効


じゃ、削除議論で決まった事は有効なんだなwwwwwww負け犬乙wwwwwwwwwwww

92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:08:56 ID:zLEBalwj


よし、2chのテンプレで必ず入れなければならない条文がひとつ出来たな


━━━したらばや2ch外の掲示板で決めた内容はすべて無効とする




>>91

まあ削除議論の意見?というよりしたらばの意見のような気が駿河
「意見として」聞くだけは聞いてやるよwwwwwwww


まあ、ここで受け入れるかどうかは別の話だがなwww




93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:09:20 ID:cQdaqtju
>>90
俺の言うことは全部嘘だぜwwwwwwwwwwww

てか、ここに書かれてるSSとテンプレ以外のレスは全部荒らしと見なされるからなwwwwwwwwwwwwww

俺もお前も只の荒らしさwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:10:35 ID:+Um0kuY9
いや、多分そりゃないよ

2chの住人が暮らしやすいようにするのが削除人の義務だお

95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:12:04 ID:cQdaqtju
>>92
それって逆もいえるよなwwwwwwwwww

ここでの意見とやらをしたらばが受け入れなくてもいいって事だろ?
そっちだって受け入れないらしいからお互い様だぜ。



てか、俺に反応してる時点でお前等も荒らしwwwww

96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:12:47 ID:TmZgatxI
おそらく、ここに書かれてるSSとテンプレ以外のレスを
全部荒らしと見てはないよ

あの人でさえ、騒ぎが起きた後、削除依頼が出てるの分かってるのに
それは無視したから


97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:14:20 ID:+hqluch4
>>95

そもそも、
2chの投稿をむこうの掲示板にしろなんてふざけたルール作らないよ
迷惑じゃない?

非常識なのは向こうだよ?

98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:15:41 ID:cQdaqtju
てか仲良くしようぜ。

どうせ俺もお前もしたらばからはNGにされるお仲間同士なんだしよwwwwwwwww

99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:17:54 ID:cQdaqtju
>>97
おかしいな。
2chの企画でSS投下も全部したらばに移動した物があった気がしたんだが。


たしか、一人の駄SS書きが大暴れして締め出されて涙目になった企画wwwwww

100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:18:41 ID:ij1sumQ1
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 1.したらばのSSに関しては当方は引き受けを拒否しているので、粛々と削除依頼を出す
 2.このスレの自治やテンプレに関しては、外部の掲示板などに委託せず
  すべてこのスレでおこなう
 3.外部の掲示板の干渉はうけない。また、こちらから干渉することもない。
 4.極力外部掲示板にアクセスもしないようにする。

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でよろしいね?

101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:21:18 ID:cQdaqtju
ここの議論は大変だな。
同じくらいの時間帯にしか始まらないし。
殆どがSS投下の直後に申し訳程度に始まる。
ほんと大変だな。

102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:21:32 ID:QpQS5MHM
>>100

特に問題はないね

>>99

別にSS投下も全部したらばに移動してもかまわないよ
一応、われわれも代替地を提示して、それなりの対応はしたつもりだけどね

「アニメキャラ・バトルロワイアル2nd」の名前は使ってもいいからアニサロに移転しろって
こちらとしてはかなりの譲歩だし

103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:24:08 ID:V6xvoVev
始まってる時間帯なんてだいたい、深夜人が多い時間帯じゃないか?

たまに昼、人がいるときもあるけど
したらばの動きなんかいちいち知るかいな

104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:24:46 ID:cQdaqtju
>>102
だからさ、何でわからんかね。

君はヲチスレの人間にからかわれただけなんだよ。
ここでその議論の相手したのは皆ヲチスレ住人。
したらば側は最初から君の事を相手にもしちゃ居ないんだよwwwww

105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:27:45 ID:xFUCUnlE
そんな内部や外部の事情なんてうちのスレには関係無いですよん。。。( ̄ー ̄)ニヤリ

106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:28:43 ID:cQdaqtju
>>103
じゃあ聞くけどさ、なんでSS投下と議論とやらが交互に繰り返されるの?

ぶっちゃけここの住人氏の活動って
・新スレが立った時にテンプレが無効だと付け加える
・時折したらばとからコピペ
・SS投下後にSSに文句付けたり、したらばに文句言ったり
・そのまま2〜3レス程度テンプレ改変しようぜ云々言って終了

これだけじゃない?

107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:29:46 ID:MkSDgc7Y
>>104
実際、したらばなんてどうでもいいんですよ。

外部であり、もううちと関係無いんだからwww


自主的に動いてるんだから実はしたらばだろうがヲチスレだろうが
行動は同じだよww

108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:29:48 ID:CeW0pTqZ
最悪板のオチスレの次スレってたってる?
1000まで言った後次スレが見つからないんだけど

109 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:31:21 ID:1YemQw/W
>>106
普通に考えてさ、したらばが投稿しなければ話は進むよな



110 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:33:16 ID:bwe7gjL2
ここのスレの議論妨害してるのはしたらばだね。明らかに

投稿で大量にレスが飛ばされなければ話もちったあ進むんだろうが

111 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:34:31 ID:cQdaqtju
>>110
そいつは大変だな。
したらばアレルギーの奴がいるせいで外部に避難所も作れないしなwwww

112 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:36:08 ID:cB7p3KSE
したらばアネルギーはあるね

実際、外部に避難所を作れといわれても住人が疑うだろうから作れないし

113 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:37:13 ID:a35Ax4KO
外部掲示板の管理人なんていらないんだよ正直
そんなものを作るから疑われるんだ

なっ

114 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:37:32 ID:cQdaqtju
>>107
いやいや、だからその議論自体が無意味なんだってばwwwwww


>>108
あれ?うちの事知ってる人間が居たか。
てことは知っててしたらばが認めたとか言ってたのかwwwwww
恣意的になりたくないとかいいつつ、自分に都合の悪い情報は隠すんだなwwwwwwwww

ちなみに次スレは立ってないんだぜwwwwwwwwwwww

115 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:39:23 ID:wVHP/m7W
>>114

うん?何を言ってるんだ?

116 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:39:36 ID:cQdaqtju
ところで>>105氏に質問なんだけど、何で関係ないの?
下手したら削除依頼の正統性がなくなるのに。

117 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:41:18 ID:73oCasIA
ああ、したらばがテンプレをまた勝手に変えたようだけど
したらばがテンプレに関連スレを入れた場合はすべてしたらばが認めた掲示板とみなすよ

当然だろ?

118 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:42:03 ID:cQdaqtju
>>115
あの議論が茶番だって知ってたんだよな?
ヲチスレをコピペしてたくらいだしwwwwwwww

119 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:43:18 ID:cQdaqtju
>>117
議論とかにまったく関係無いのにコピペしてしまうほどよく知ってたからなwwwwwwww

120 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:48:01 ID:iAl0l+Z9
あのさ

したらばはこのスレしか見てないはずだから
このスレで騒ぎがおきているということはしたらばは100%知ってるはずなのよ
NGにしろとかノタマッテルけど、NGにしなければ全部見えるはずだから。

したらばがこのスレがそんなに大事ならNGになんかすべきじゃないし。
NGにしてるのは向こうの勝手な判断であって、うちは関係無い。

つまり、したらばは無視しつづけてるようだけど、実際としてこのスレに人がいるわけだ。
したらばの管理人や住人はそれを知りつつ無視してるだけ
無視するのは向こうが一方的に悪い。

決まったことに対してしたらばに通告はするよ?
でもそれをスレごと削除したりアクセス禁止にされたらもはや通告も難しいしね
(事実、もはや俺たちもほとんどしたらばに書き込み出来ない。)

で、このスレで話し合ったことというのは、したらばが100%知っているのは自明の理のはず。
それなのに反論しないというのなら、黙認したと見なします。


このスレで話し合うのは荒らしだとかいうのは、したらばの命令であって
2chのルールとして、基本として、このスレで議論したことはこのスレの議決になる。



121 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:48:52 ID:cQdaqtju
荒らしらしく、勝利宣言して消えるかなwwwww
てか>>105早く返事くれ。おまいさんの答え聞いてから消えようかと思ってたのに。

122 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:49:29 ID:iAl0l+Z9
茶番だろうがなんだろうが知らない。
偽だろうが本だろうが関係無い。

偽なら偽だと通告が来る。
本なら通告なんてこないだろ?

まあ文句がこなかったということは本物なんだろ

123 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:52:02 ID:1+cUhDvg
まあ、1ヶ月以上もこのスレでは通告してるしなwwwwwwwwwwwwwwwww


それをやって知らないなんてありえないよな。

なぜかよく知らないけど、「作品投下しかしちゃいけない」としたらばでは言ってるんだろ?

そんなスレで議論起きてて、当然そのスレで自治権行使されて、その意見が全否定されて
何も反論がないなんて常識的に考えておかしいよ?
茶番とか関係無いよ

124 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:52:06 ID:VHaFVXtm
2ch派さん、テンプレ議論なんて言ってるけど。
じゃあ今までのテンプレを全部捨てて、現在決まってるテンプレ使った新スレ立てれば?

まぁ結果は見えてるけどねw

125 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:54:03 ID:VHaFVXtm
今日の結論:書き手が従わなきゃ結局、議論なんて茶番劇

126 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:54:20 ID:6HBkZPRG
新スレは立てないよ

アニキャラ総合におけるアニメキャラ・バトルロワイアル2nd の名前はひとつだという話も決まってるから
重複はありえないよ

127 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:55:38 ID:2AvQgdTn
(自称)書き手が従わなきゃ削除依頼だしていいだろ

どこから来てるのかも今回は明確なんだからさ

128 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:56:14 ID:cQdaqtju
何も反応が無い=その程度の茶番って事だろ。

俺等もお前もしたらばにとっては路傍の石以下の存在なんだよwwwwww

自分とまったく関係ない無力な奴等が自分の処遇決めてたって無視するだろ普通。

129 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:56:49 ID:VHaFVXtm
結局ギャーギャーわめくだけで何もしないんですかw

ここは暴走したスレなんでしょー?w
じゃあ何でスレが終わった時に新スレ立てないんですー?w

あなた方が正しければ、きっと重複しても新スレの方に住民は移動してくれますよw

130 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:57:20 ID:mb7BcXuT
アニキャラ総合におけるアニメキャラ・バトルロワイアル2nd の名前はひとつだから、
アニメサロンでならそのまま(したらば側の)アニメキャラ・バトルロワイアル2ndを
続行してもいいですよという話だったはずだがな

131 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:58:32 ID:1hNnI8wa
>>単発IDの人
告白していいっすか?
俺こないだ、ここの前々スレくらいで、たぶんアナタだと思うんですけど、なんだかとっても
頭悪そうな人がいたんで遊んでたんですわ。
したらなんかメロン移れとか言われたんで、ものっそい適当に話合わせたんですよ。
うん構わないよ、みたいな。
その代わり馬鹿がうつるといやだからこっちこないでね、って。
したらなんか、向こうは誰かが荒らすからね、証拠がないから自分じゃないけど、みたいな
ワケわかんないこと言い出したんで、テレビ見るのに専念することにしたんですよ。

で今見たら、なんかアレすごい住人代表間の話し合いだった、みたいに言われてるじゃない。
でもごめん。俺といっくら話し合っても全然意味ないんだわ。
頭悪そうな人が何か勘違いしはじめたから、調子乗っただけなんだわ。
ほんと紛らわしいことしてごめん。
ぶっちゃけこのスレどころか総合住人ですらないんだわ。
普段メロンと個別メインで茶々いれて遊んでる人間なんで。
なんかすごい空回りさせちゃっててほんとごめん。
とりあえず謝っときます。ごめん。

132 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:58:37 ID:cQdaqtju
>>117の言葉も矛盾してるし、住人同士で意見も統一できて無いんじゃねwwwwww

133 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:58:37 ID:1oBdtOZK
路傍の石以下の存在だとしたらばが思ってるからこういう事がおきるんじゃないですかー(棒読み)

人なめすぎなんだよあいつら

134 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 02:59:22 ID:VHaFVXtm
ホラホラ、妙な屁理屈捏造駄々こねてないで、君達のテンプレが正しくて、>>1のテンプレが無効というのならば
さっさと新スレたてたまへ?

暴走したしたらばの住民が立てたスレに従う事もないだろう?w

135 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:00:35 ID:q0pV6msi
俺も、「したらばがすべての重要な決定をするようなことを書いてたけど
頭悪そうな人が何か勘違いしはじめたから、調子乗っただけなんだわ。
ほんと紛らわしいことしてごめん。 」

と書けば許されるのか?そうじゃないだろ

136 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:00:52 ID:VHaFVXtm
うん、俺も適当に話し合わせてたけど、あの議論取り消しね。

137 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:01:33 ID:cQdaqtju
いい事考えた。
2ch側のスレタイをアニロワ3rdにすりゃいいんじゃね?
そしたら重複じゃないし。


え?乱立が迷惑?
ただの荒らしな俺には関係ないしwwwwwwwwwwwwwww

138 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:01:38 ID:O3G3hco8
>>133-134
もはや煽りだと分かってきたな

このまま放置しておくかwww

139 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:02:20 ID:OQadmHLQ
なるほど、単発ID以外の人はみんな本気ではなかったのですか。

それでは2ch派の話し合いの結果、移転はなしと言う事になりそうですね。

140 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:03:09 ID:HyMMARvb
>>137
ああ、ぶっちゃけ

したらばのなんてアニロワ2ndと認めてないっしょwww


141 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:03:58 ID:4BzeC5Tq
いやいや?

だって本人の自白というけど、本人だという証拠何も無いしwwww

142 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:05:17 ID:eClwMJVt
コテも何もつけてないから当時の本人だなんて主張が本当かどうかなんてわからないもんな

でも、ちゃんと決まってしかも1ヶ月以上も周知期間おいたものを覆すなんて無理だろ常考

143 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:06:47 ID:WbRjQKQw
誰だかわからないが、あれは私ですウソでした、ですべて収まるなら苦労はないな

144 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:07:14 ID:VHaFVXtm
>142

できますよ? たった今からやるんですから。

では、>139も移転取り消しの方向でいいですよね?

145 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:07:51 ID:OOfex2fs
         ,.-、       ,..-‐−- 、、
     /^`~",  :\  ,ィ":::::::::::::::::::;;;;;iii>;,、
   ,.-",   /......:::::i::l /:::::::::::::::;;;;;;;;iii彡" ::ヤi、
  ,.i  .|  :キ:::::::::::|::V::::::::::::;:"~ ̄     ::i||li
 / 、  | ,;:::::l:::::::::::マ,.-‐-、j'_,.ィ>、、   .:::iii》
 i、 ヘ  :\:::::::キ;:::::::(:::j::):...) `‐-‐"^{"^ヾノ"
  ヤ、 \:::::\,::::\:;;;:iゞ:-:;ィ     ,.,li`~~i    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
.,;iiλ\.,,ィ^-‐'`ー",::::|:;X'::7、   ・=-_、, .:/   < ということで、過去のアニサロ移転はそのままだ
";ii::i`ゝ、::;;;:、-‐-;;;;i‐''''|  〉'.ヘ    ''  .:/     \_________
.;ill;;:\::::::::::::::::;ノノl} ,.ィ|、/ー-`=‐-、、ノ
iilllllli;;:::`:‐-‐'":;ノ'i'::i.(♀)マ=‐-、.,,_`l, ,.へ
llllllllllllii;;,,___;;;iill|||'::|i,. 王 ,ノ\ー=、7^ヾ'‐-、、
|||||||||||||||||||||||j'::::|::`:‐‐"、::::::\..::/   \  `ヽ


146 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:08:37 ID:OQadmHLQ
>143
収まりますよ、たった今収めるんですから

>144
俺はいいっすよ。
コレだけやって、書き手さんが一人も移転しないって事が結論なんだし。

147 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:08:38 ID:LPc09vcI
>>144
んじゃお断りwwwww

覆す理由が無い

148 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:09:43 ID:VuB63aZf
したらばの書き手そのものがくたばってきてるから、
移転しないなんてどうでもいいよん

書き手?なにそれwwww

149 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:11:11 ID:FLvmx9FD
したらばの書き手なんて無視でいいよ

はっきり言って、作品があるとか大量にあるとかは
ここのぎろんではあまり重要でない

帰属がどこかだけだ。したらばなら要らない

150 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:11:20 ID:VHaFVXtm
移転派:単発ID >147で自分に向けられた者と勘違いするほど低脳 >148で知能障害
書き手:今日一日で複数作品を投下、移転の話などものともせず

結論は出ましたね。
じゃあ移転の話は無効という方向で。

151 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:12:26 ID:OQadmHLQ
>>150
そうだな、SS職人が従うかどうかはとても重要だしな。
リレー企画なんだし

152 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:14:10 ID:HghMQxmr
   /     _ノ  ヽ |
   |   /ノ     .l l
   '、. r.、l ─-、   ,r‐ レ'   実際、アニキャラ総合板でバトルロワイアルを運営するとなると
   ヾi' '`''l´ ̄ フ'f´ ̄リ    すべてのアニキャラに等しく参加権をもたせないとならない
    l'、   ̄´  l ̄~l
    ヾl   、   '  /    それを包括するだけの世界と設定をつくるには相当な時間がかかる
     | ヽ   ̄  /      私のような能力者をもってしても難しい。
     ,. l`ーヽ___/.ト、_
r─‐r'  |`ー- =、 ノ,r',!  、 ̄ ̄  だから、作品があるかどうかはあまり今は重要ではない
  /   l`ー--ノ~ヽ,´ l   ヽ    帰属だけしっかりとさせておけばいいと思われる
  /   l  /   ヽ\l   ヽ


153 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:15:15 ID:xFJYFu60
>>150

勝利宣言が出ましたので>>150の話は無効とさせていただきます
ありがとうございましたwww

154 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:15:37 ID:VHaFVXtm
結局、書き手あってのリレー小説企画
書き手なんてどうでもいいとは、ありえませんね
じゃあ後は、アニサロの方は落ちるのをニヤニヤしてやしょう

155 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:16:21 ID:a35Ax4KO

書き手が動くなんてしたらばの都合でしょ?

こちらは辛抱強く削除依頼していけばいい


終わり

156 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:17:06 ID:VHaFVXtm
>>153
よう単発、もう無駄だぜ

したらば移転無し。これは覆せませんよ。

>>155
でも、削除議論スレではフルボッコ

終わり

157 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:17:18 ID:fqE4v+qX
あれ?リレー小説企画なんて議決すらもなかったけどねwww

バトルロワイアルをすればいいだけだよ?
なに勝手に書き手とか重要視してるの?

158 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:18:07 ID:JY5cS7O5
ムダとかフルボッコ とかいいだしやがったぞ

これが勝利宣言か

159 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:18:42 ID:KEsuxBpl
>>131
ごめ、そのとき相手してもらってたの俺だわwwww
いやー、通りすがりに荒らしてたら移転とか話が大きくなったから楽しくなっちゃって。
まさか本気にする人がいるとは思わなかったわ。
てか住人とか言われて困るのは俺も一緒なんだけどw

俺も謝っとくか。
このスレの皆さん、ごめんなさい!
移転だー和平だーとか勝手に言い合ってたのは俺と>>131の馬鹿二人でした!
単なる便乗荒らしの戯言で右往左往してもらって申し訳ない!
以下何事もなかったかのようにSSの続きをどうぞ!

160 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:19:04 ID:OQadmHLQ
>>156
もう寝ときましょう。
削除されないという結末に、単発さんが、削除人に噛み付くのをみていればいいですよw

161 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:19:16 ID:T6gepckY
したらばの書き手の動向なんて知らないですよん
したらばの書き手はしたらばの人でしょ?

ウチと関係無いからね

162 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:20:08 ID:jOkJtKYY
>>159


>このスレの皆さん、ごめんなさい!
>移転だー和平だーとか勝手に言い合ってたのは俺と>>131の馬鹿二人でした!

証拠無いだろ?

163 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:21:13 ID:VHaFVXtm
>>159
正直に言おう!
実は俺もなんだよ!!

2chでの議論は終わった、よって移転無しでいいですよね。

「前の人か分からない」と言っている単発がいるけど、それだと同じ理由で、誰が言っているのか分からない議論なんて無効でしょうし

>>160
では良い夢を。

164 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:21:33 ID:NzEFEXBj
したらばの書き手の動向なんて無視よ

おそらく、したらばの方で強引に押し通せとか命令きてるんじゃないの?

でもうちは屈しないよ

165 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:23:46 ID:KEsuxBpl
>>163
いやむしろ俺2ch派だけどしょうがないな。移転無しでいいよ。譲歩譲歩。

166 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:23:52 ID:0WQ/VGwx
じゃあ、私も正直に言います。

すいません
このスレに何も言わせないようにして、したらばにすべての議論を誘導したの私です。

ホストを調べて、リストわたしてたのも私です

ごめんなさい。本当にごめんなさい

これで落ちますね

167 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:24:42 ID:FQrHQ5D2
>>66
うわーwww

やっぱりそういうことでしたかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


んじゃ譲歩なんてむりじゃねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

168 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:25:41 ID:FQrHQ5D2
>>166かwww

なるほど。

さいしょから計画的に奪ってたわけですかwww


何かおかしいと思ってましたわwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

169 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:27:05 ID:BySlvxTO
なるほど、最初から計画的に2chの口をつぐませるようにしてたってか
荒らしのせいにしてたわりには当時からいたけど
あらしなんていなかったもんな

170 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:28:16 ID:KEsuxBpl
>>166
2ch派代表として言うわ。許す。すべて許す。

171 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:28:28 ID:2/ayUusJ
なるほど、そういうことか。


いや、なんとなくわかってたけどね
まあ、言うけど。これで譲歩?無理だろ?

明らかに敵対行為じゃねえか

172 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:29:02 ID:rHVz3D7K
いや、これは許せん

したらばは完全に追放だ

書き手もすべてだ

173 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:29:43 ID:qfUrXam3
ああ、すべてゼロだな

最初からやり直させた方がいい

174 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:30:57 ID:Q6ySI+hv
>>170

2ch代表派なんて存在しない
2chの代表はひろゆきだけだ
勘違いするなお前のは越権行為だ

175 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:32:02 ID:Vz2QeeGz

うん。もはや許されぬレベルかな


切れ。書き手もすべて切れ

176 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:33:06 ID:nG5Mxbs7
…まあ、作品なんぞより正義を優先するのなら、
書き手も含めて断罪も仕方ないのでは…ね・・・

177 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:34:44 ID:tsa6ZqxD
書き手がゼロでも、完結できなくても構わないと思う

したらばはすべて切り離せ

178 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:35:21 ID:KEsuxBpl
>>174
つっても、お前以外の単発全部俺の自演だし。

表の顔の俺は許すという。
裏の顔の俺は切れという。
そして>>166すらも俺。
暇なんだよ。

179 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:36:08 ID:R1X5jGR4


(…証拠がないという面では両方とも同じなんだが・・・)
(・・・ま、いっか・・・)

180 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:37:41 ID:WvHqicSe
かまわん

スレ的にはID:KEsuxBplのすべて自演でも構わんよ


だが、したらばは切る。

181 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:38:38 ID:KokLlvjJ
投下作品もすべてID:KEsuxBplの自演かもなwwwwww

そうなりゃ話早えwwwwwwwwwwwwww


んなこたぁねえかwwwwwwwwwww

182 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:41:28 ID:/s+lhz08
ばっかちげぇよ全部俺の自演に決まってんだろうが

183 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:43:02 ID:SMTdBhOk
言っておくが、われらは動く気無いぞ何一つとしてな

キャプテンが荒らしたと言うが、彼は荒らしはやってないからな
なあ?キャプテン

184 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:43:31 ID:VHaFVXtm
ゴメンさっき寝るという前に言ったのはウソだ……

その代わり、初代スレの1から全部俺の自演なんだ!

185 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:45:22 ID:U/R7CPgG
何言ってんだキャプテンはいい人だよ

自らのSSを否定されたから、自らの今まで書いたSSをすべて撤廃しろっていった人でしょ?

なんと男らしい人なんだ。彼は良書き手だよ!!

186 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:46:56 ID:OQadmHLQ
ゴメン、俺はキャプテンで今までの2ch派としたらば派の意見は全部俺が言ってたんだ!
ウソついてごめんね!

187 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:47:16 ID:m92cJCJu
   /     _ノ  ヽ |
   |   /ノ     .l l
   '、. r.、l ─-、   ,r‐ レ'   
   ヾi' '`''l´ ̄ フ'f´ ̄リ    >>キャプテン
    l'、   ̄´  l ̄~l    
    ヾl   、   '  /       いい子じゃないか。尊敬してやるよ
     | ヽ   ̄  /   
     ,. l`ーヽ___/.ト、_
r─‐r'  |`ー- =、 ノ,r',!  、 ̄ ̄ 
  /   l`ー--ノ~ヽ,´ l   ヽ  
  /   l  /   ヽ\l   ヽ

188 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:48:38 ID:RTO474sR
どういう理由であれ、したらば移転と大量アク金の理由が
キャプテンなんてのはありえないんだよ

189 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:48:56 ID:OQadmHLQ
>>187
ありがとう、実は>1から>186まで全部俺の自演なんだ、許してちょ♪

190 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:49:18 ID:KEsuxBpl
許す、すべて許す。
だって俺のしたことだもん。これ以上俺を責めないで!

191 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:49:42 ID:3Edg5Mbm
あいつはただ書いてただけだからな
あと予約制度みたいなのでごちゃごちゃしてたようだが

だから、移転の理由が無い。

192 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:50:06 ID:/s+lhz08
それも私だ

193 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:50:52 ID:3LdF1fWd
もう2chで、すべてやり直しでええんちゃう?

194 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:51:52 ID:ttWeUI5f
したらばの方を移転したけりゃ、アニサロ池

こちらは削除依頼を出す、それでいいだろ

195 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:53:49 ID:ttWeUI5f
ああ、このスレにしたらばのSSを投稿したら削除依頼
あとは原則誘導。

書き手のSSが消える可能性があろうと知らない…とはいうが

ほうっておくわけにもいかないから、アニサロに移してやるか。
削除依頼を出すんだったら


196 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:55:29 ID:ifC/kTHe
そりゃ道義的措置だな

まあ、それでいいか


197 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 03:58:23 ID:3taiqNNb
削除依頼するレスは別スレに張りなおして、消された時用にアニサロに保護しておく。
ここでは削除依頼

書き手の中にはしたらばにほだされて、まったく知らないのもいるかもしれない。
だが、SSが消される、データが消えるのはいやだろうからな
議論したデータや不都合な内容を消すのは大好きなようだが

198 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 04:00:53 ID:zLayKRAL
このスレに投稿されたものに関しては削除依頼する
ここにはここの決まりがあり、引き受けるわけにはいかない。


ただ、まあ、保護はします。できるだけ・・・って?

199 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 04:02:21 ID:U1BlyqDo
まあ、それはやりましょ

削除依頼出すときと同じなんだから

向こうも、それで実は問題ないはずだからな

200 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 04:03:24 ID:b3WEjDZi
んじゃ、そんな感じか

仮に向こうが落ちたら立て直せばいいだけだしな
依頼で立てることなら出来るし

201 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 04:04:03 ID:+vAWTXcX
もうそろそろ寝ろ

202 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 04:04:43 ID:syYPyMrn
んじゃ、そういう感じで



203 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 04:12:57 ID:7UlFupd2
寝るか・・・

204 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 06:44:24 ID:6RVjlxvO
お休み。相手してもらえて大喜びだったんだろうけど、改行の仕方でバレバレだったよ。
まあ、それ以前の問題なんだけど。

あと、自治権言うなら、まだ始まってもいない2ch派の人が作品投下スレにいる時点でおかしいから。
準備議論スレでも立ててそっちで思う存分話し合ってくれ。
重複どうこういうんなら某Cばりに頭にリニューアルでも付けてくれればいいから。

205 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 12:41:59 ID:LB9etdiU
そもそも作品投下スレがあること自体おかしいだろ
始まってもいないんだからさ

それに、仮に2chの作品投下が始まったって
実際は運営・作品投下・感想などすべてこのスレで賄うよ

それが同意だからね。
「作品投下スレ」という名前はそのままだけどなwww




206 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 13:23:59 ID:1YemQw/W
自分に都合の悪い情報には証拠を求めるのに、都合のいい情報は喝采でもって受け入れるのか。
さすがだなw

207 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 14:26:20 ID:ZI6a9zp5
うん、さすがしたらばだよね

208 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 14:33:56 ID:yxrGS0FT
だの

209 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 15:49:23 ID:DQfzueyr
まあ、とっととあのSSども削除依頼だしてこい

210 :鉄の、無敵の、 A ◆P2vcbk2T1w :2007/11/24(土) 17:53:19 ID:vLCDYkUL
   @ @ @ @ @ @



紫に膨れ上がった顔にめり込んだそれを引き抜くと、
ぬちゃりと言う、粘りとしたような、サラリとしたような、奇妙な音がした。
殴り殺された死体からは、大して血は出ない。
大体が、脳をやられるか、血を飲んで窒息するかして死ぬからだ。
つまり、素人目には、死亡の確認が取り辛い。
なので、念のために頚の骨も折っておく。
尤も、この男が万一生きていたとしても、大した問題も無いのだが。

思ったよりも時間を食った。
あの女共は、それなりに遠くに逃げたことだろう。
さっさと止めを刺すべきだっただろうか。少し慎重になりすぎたか。
だが、弾の入った銃を手に入れられた。とりあえずの目的は達せられたことになる。
欲を言えば刀剣類の方が望ましいが……まあ良い。
予想外の収穫もあった。

懐から取り出したその機械。
ご丁寧に「レーダー」と銘打たれている。
ここへの道中、血溜りの中に放置されていたものだ。
その信頼性がどれほどのものか訝しんではいたが、この男達との遭遇でその機能は確認できた。
他者への接触を、より効率的に行うことが出来る。
つまり、これを使えば、逃げ隠れるような獲物に接近することが極めて容易になるわけだ。


そして、男の荷物から使えそうな物を抜き取り、そろそろ女共を追うか、そう思った時。
ふと、海の彼方を動く物体が目に止まった。

「……チッ」

そして、全てを悟る。
袋小路のこの地形から脱出できる、唯一の手段。
それが、今自分の眼前を悠々と通り過ぎてゆくあの物体――モノレールだ。
そう、つまりはそういうことだ。
この男にしてやられた、ということか。



「まあ、いい。獲物は、まだ沢山残っている」





211 :鉄の、無敵の、 B ◆P2vcbk2T1w :2007/11/24(土) 17:54:25 ID:vLCDYkUL
【パルコ・フォルゴレ@金色のガッシュベル!! 死亡 】

【C-1/1日目/昼】
【ビシャス@カウボーイビバップ】
 [状態]:健康
 [装備]:鉄パイプ、ジェリコ941改(残弾16/16)@カウボーイビバップ、軍用ナイフ@現実
 [道具]:支給品一式、レーダー@アニロワオリジナル、マガジン(9mmパラベラム弾16/16)×1、UZI(9mmパラベラム弾・弾数0)@現実、防弾チョッキ@現実
 [思考]
  基本:参加者全員の皆殺し。元の世界に戻ってレッドドラゴンの頂点を目指す。
  1:皆殺し。
  2:武器の補充、刀剣類の獲得。
[備考]
※地図の外に出ればワープするかもしれないと考えています

※キャンチョメの魔本@金色のガッシュベル!! の入ったデイバックは、フォルゴレの遺体の傍に放置されています。

ローラーブーツ@魔法少女リリカルなのはStrikerS
柊かがみのデイパック(中身:支給品一式[水入りペットボトル×1消費]、かがみの靴)
柊つかさのデイパック(中身:支給品一式)
はB-2観覧車前に放置されています。


212 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/25(日) 13:56:11 ID:vBx4t6vu
いつのまにテンプレ変えてないか?あいつら

213 : ◆hNG3vL8qjA :2007/11/25(日) 14:01:57 ID:e+nL+0VK
「うっかりしてたよ。おねーさんの形見を忘れるなんて、失職モンだ」
「しょげるなよジン。それだけお前がヨーコさんのことを引きずってたんだよ」
「引きずってたら尚のこと、そのまま『引退』したほうがいいんじゃ……」
「もう彼女の支給品はちゃんと回収したんだし、今は目の前の事に集中しようハッハッハ」
「……言ってるアンタが引きずっちゃってどうすんの。目が死んでるぜ清麿」

森を漸進する天才と王泥棒。高嶺清麿とジンは共にしょんぼりしていた。
C-7に安置されているヨーコの支給品一式を、完全に失念して一度家を出てしまったからだ。
清麿は自分の迂闊さとヨーコの死で戦術的基本行動がおろそかになっていた事を戒め、
ジンは自分の至らなさとヨーコの死で職業病すらまともに発揮できないほど動揺していることを恥じた。
彼らは決してヨーコの死を軽んじているわけではなかったが、だからこそヨーコ以外の事に目が入らなかったことが許せないのだ。
2人の最善の手を捜し求める頭脳と己のスタンスを貫く胆力は、まだ完全な状態ではないらしい。

214 : ◆hNG3vL8qjA :2007/11/25(日) 14:03:05 ID:e+nL+0VK
「ジン、そろそろ森を抜けるぞ。ラッドの奴がカンカンになってそうだな」
「沸騰した頭で旨いサニーサイドを作ってたりして」
「朝飯時はもうとっくに過ぎてるだろ……ところでジン、消防車に乗ったら聞いてほしい話があるんだ」
「へぇ、森で話さなかったところをみると、あまり人に聞かれたくない話なのかな? 」
「あくまで俺の推察だが、重要な話には違いない。紙にもまとめてある」
「仕事が速いね。覗いてみたくなったよ、あんたのその頭の中のゼンマイをさ」
「冗談は止せよ。ま、そういう事で宜しく……な!? 」
「……マズイぜ清麿。ラッドの怒りが町を焼き上げちまった」

清麿とジンが森を抜けたとき、彼らの目に入ってきたのは火の海と化したエリアC-6だった。
崩れ落ちる瓦礫と反響する放出音。戦闘による無機物たちの唸り声が聞こえている。
その惨状を見たとき、2人がどう行動するのかは明白だった。
体を労わないスピードで、自分の達の元の鞘――消防車のもとへ戻り、スタンバイすること。
彼らの一連の行動にどれほど時間がかかったかはわからないが、その動きは実に無駄のない流れだった。


215 : ◆hNG3vL8qjA :2007/11/25(日) 14:04:39 ID:e+nL+0VK
「ゼェハァ……当然だがラッドはいない! 見慣れないバッグが運転席あるが、特にいじられた様子はなさそうだ」
「そのバッグには遺失物届けを出しとくよ。問題はラッドだ。一度ここに戻ってきたとは考えにくいね。
 森にいるときには銃声が全く聞こえなかった……今のうちに葬送曲でも贈るかい!? 」
「馬鹿を言うな! アイツに何かあったのは間違いないが、後ちょっとで放送だ。それ時にはわかる」
「でもこのままじゃ向こうのエリアが本当に“対岸の火事”になっちまうぜ。アンタは遺憾の念を贈ってそれで気が済むのかな。
 煽るつもりは無いけど、清麿は黙っていられる性分じゃないだろう? 清麿の相棒がいたらそれこそ……」
「クソッ! ラッドをほっとくわけにもいかないが……あの災害をこのまま黙って見すごすわけにはいかない……」
「俺は伝言役で残るつもりはないぜ。どうせなら清麿と一緒に人命救助をやらせて欲しいね。リスクの問題さ。
 ラッドが好きか嫌いかは置いといて、アイツはそう簡単に死ぬような男じゃない。死ぬ直前までピンピンしてそうだし」 
「……止むを得ない。 ここに伝言を残しておこう! 」
「そうくると思ったよ。任せといて、ここに着いたと同時に地面にXYZ(緊急サイン)のアート、始めてたから」
「出来るだけラッドが俺たちの所に合流したくなるような奴を頼む! 」

清麿が消防車の点検をし終え、ジンが夜刀神で地面に大きく文字を刻む。

「……へいおまち! ルートはどうする!? 」
「乗りながら話そう。いくぞ! 」

貧血の彼らに輸血してしまいそうなほど赤い車が、自分の本職を全うしたそうにエンジンを吹かす。
2人の最善の手を捜し求める頭脳と己のスタンスを貫く胆力は、いつの間にかほぼ完全な状態に戻ったようだ。

ちなみにジンが道路のそばに施したアートの詳細だが、それはぶっきら棒な文字列の刻みだった。


『コックを待たせる客に疲れました
                「耳」寄りな話があったので転職します
                                  HO! HO! HO!
                                            「予定通り」の王ドロボウ』


■  ■  ■

216 : ◆hNG3vL8qjA :2007/11/25(日) 14:06:04 ID:e+nL+0VK
「……おいおい、それじゃ最初から病院に行くしか手が残されてないじゃないか!」
「そんなこと言ったってコイツは救命が本職じゃないし。どのみち誰かを病院に連れていくのなら、ね」
「確かに、誰が読んでも『病院に行く』と気づかないメッセージを残したのは助かるけどさ」
「清麿ならどんなに無茶なメッセージを書いても上手くやってくれると思ってたのさ」

巨大な体躯を振り回し、消防車はD-6を進む。
『D-7へ一旦下り安全なD-6へ渡る。次に病院とC-6を行ったり来たりし、消防活動をしながら火災の被害を受けた人たちを助ける』
運転者ジンとナビゲーター清麿が導き出した最良の結論はこれだった。
といっても、ジンの不本意な置き言葉に清麿が無理矢理辻褄を合わせた形になってしまったのだが。

「清麿の『耳』の負傷を知ってるのはラッドとあのヤバそうな2人だけ。
 んで清麿はラッドと互いに取引している。その耳の治療のためにいずれ病院に行くはずだったんだし、流石にピンとくるでしょ。
 一番の問題はラッドにご足労願って来てもらった後、また殴られ……」
「ちょ、ちょっと待てジン! 車を止めてくれ! 」
「え? 」


217 : ◆hNG3vL8qjA :2007/11/25(日) 14:07:31 ID:e+nL+0VK
清麿の静止に納得がいかない顔をするも、ジンはブレーキを踏む。
そして自分の顔を見ず青ざめた顔でサイドミラーを見る清麿にハッとし、彼も窓から顔を出した。
彼らの目に映るのは、全身を血化粧で纏うE-6なデパートの大炎上。彼らにとってはさっきまでごく普通の建造物だったものだ。

「どうにも、今日の太陽はカゼ気味らしいね。もう一発くしゃみをされたらココも燃えるかな」
「おいジン! 」
「……俺だってジョークでも言わなきゃこんなのやってられないぜ。で、どうする? 」
「火災は2箇所、消防車は1台、俺たちは2人。こんな状況で……何とかしろっていうのか! クソッ! 」

前門の虎と後門の狼に挟まれし少年たち。
ジンと清麿をあざ笑う焔の秒針は全てを刻み、彼らを追い詰める時の両針はもうじき天を仰ぐ。
彼らの心は、決断という歯車に少しづつ少しづつ締め付けられていた。
2人の最善の手を捜し求める頭脳と己のスタンスを貫く胆力は、もう完全な状態になっているはずなのに。







218 :THE WAY OF THE ANSWER TAIKER ◆hNG3vL8qjA :2007/11/25(日) 14:08:48 ID:e+nL+0VK
【D-6/中央部/路地/1日目/昼】
【ジン@王ドロボウJING】
[状態]:消防車の運的席。大程度の疲労。全身にダメージ。左足と額を負傷(応急処置済み)、貧血。
[装備]:夜刀神@王ドロボウJING×2(1個は刃先が少し磨り減っている)、穴の空いたデイパック(リザが放置したもの)
[道具]:支給品一式×2、予告状のメモ、鈴木めぐみの消防車の運転マニュアル@サイボーグクロちゃん
[思考]
基本:螺旋王の居場所を消防車に乗って捜索し、バトル・ロワイアル自体を止めさせ、楽しいパーティに差し替える。
1:マズイね。
2:ヨーコの死を無駄にしないためにも、殺し合いを止める。
3:ラッド、ちゃんと病院に来てね。

※ヨーコの支給品は回収しました。
※C-7の道路のそばにジンが刻んだメッセージがあります。


【高嶺清麿@金色のガッシュベル!!】
[状態]:消防車の助手席。右耳欠損(応急処置済み)、軽い貧血、小程度の疲労
[装備]:イングラムM10(9mmパラベラム弾22/32)
[道具]:支給品一式(水ボトルの1/4消費、おにぎり2つ消費)、殺し合いについての考察をまとめたメモ帳、
    イングラムの予備マガジン(9mmパラベラム弾32/32)×5、魔鏡の欠片@金色のガッシュベル!!、
    無限エネルギー装置@サイボーグクロちゃん、清麿の右耳
[思考]
基本方針:螺旋王を打倒して、ゲームから脱出する
1:落ち着け……『クール』になるんだ高嶺清麿!
2:病院でジン及び自身の右耳の治療。ラッドと合流(仕方が無いので病院で)。
3:頃合いを見計らって、殺し合いについての考察をジンに説明したい。
4:考察の真偽を確認するための情報収集。とくに螺旋力について知りたい。
5:螺旋王に挑むための仲間(ガッシュ、フォレゴレ等)を集める。その過程で出る犠牲者は極力減らしたい。


※清麿の考察について

監視方法について
首輪にGPSと盗聴器を仕込んでいて、参加者同士の戦闘が発生した際に特殊な能力などで戦闘を監視しているのではないかと推測。

螺旋力について
螺旋力の覚醒を、魔物の戦いにおける新たな術の発現と似たものと認識。
魔物の新術が発現することが戦闘中に多いことから、螺旋力の覚醒も戦闘中に起こるのではないかと推測。
一般人、魔物、特殊能力者等関係なしに、殺し合いの参加者全てに螺旋力覚醒の可能性が秘められているのではないかと推測。
上記の考察をメモ帳にまとめてあります。

219 :テンプレ議論再開:2007/11/25(日) 16:06:16 ID:llUam1e+
【書き手の注意点】
トリップ必須。荒らしや騙り等により起こる混乱等を防ぐため、捨て鳥で良いので付け、>>1の予約スレにトリップ付きで書き込んだ後投下をお願いします
無理して体を壊さない。
残酷表現及び性的描写に関しては原則的に作者の裁量に委ねる。
但し後者については行為中の詳細な描写は禁止とする。

完結に向けて決してあきらめない

書き手の心得その1(心構え)

この物語はリレー小説です。 みんなでひとつの物語をつくっている、ということを意識しましょう。一人で先走らないように。
知らないキャラを書くときは、綿密な下調べをしてください。
 二次創作で口調や言動に違和感を感じるのは致命的です。
みんなの迷惑にならないように、連投規制にひっかかりそうであればしたらばの仮投下スレにうpしてください。
自信がなかったら先に仮投下スレにうpしてもかまいません。 爆弾でも本スレにうpされた時より楽です。
本スレにUPされてない仮投下スレや没スレの作品は、続きを書かないようにしてください。
本スレにUPされた作品は、原則的に修正は禁止です。うpする前に推敲してください。
   ただしちょっとした誤字などはwikiに収録されてからの修正が認められています。
   その際はかならずしたらばの修正報告スレに修正点を書き込みましょう。
巧い文章はではなく、キャラへの愛情と物語への情熱をもって、自分のもてる力すべてをふり絞って書け!
叩かれても泣かない。
来るのが辛いだろうけど、ものいいがついたらできる限り顔を出す事。
 作品を撤回するときは自分でトリップをつけて本スレに書き込み、作品をNGにしましょう。

書き手の心得その2(実際に書いてみる)
…を使うのが基本です。・・・や...はお勧めしません。また、リズムを崩すので多用は禁物。
適切なところに句読点をうちましょう。特に文末は油断しているとつけわすれが多いです。
 ただし、かぎかっこ「 」の文末にはつけなくてよいようです。
適切なところで改行をしましょう。
 改行のしすぎは文のリズムを崩しますが、ないと読みづらかったり、煩雑な印象を与えます。
かぎかっこ「 」などの間は、二行目、三行目など、冒頭にスペースをあけてください。
人物背景はできるだけ把握しておく事。
過去ログ、マップはできるだけよんでおくこと。
 特に自分の書くキャラの位置、周辺の情報は絶対にチェックしてください。
一人称と三人称は区別してください。
ご都合主義にならないよう配慮してください。露骨にやられると萎えます。
「なぜ、どうしてこうなったのか」をはっきりとさせましょう。
状況はきちんと描写することが大切です。また、会話の連続は控えたほうが吉。
 ひとつの基準として、内容の多い会話は3つ以上連続させないなど。


いらないところどこかを追加していきましょう

220 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/25(日) 16:19:50 ID:Ky8I2Jht
>本スレにUPされた作品は、原則的に修正は禁止です。うpする前に推敲してください。
>  ただしちょっとした誤字などはwikiに収録されてからの修正が認められています。
>  その際はかならずしたらばの修正報告スレに修正点を書き込みましょう。


原則的に修正は禁止って、だれがどう決めたの?

221 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/25(日) 20:11:02 ID:fnNiOpKl
                    ィ ‐―- 、__
                ,-‐ァ´/  ∠-―‐-、‐ 、
               〃 _,':  /-―――-\ ヽ
      〃   ̄ ̄\  入{≧ 7: /::../:/:   ,イ}ハ:\l
     |     ヾヽーく<゙{:ナ./.::..,'::/厶!:. /l:: i:::}:!:バ―――― --  、
     |       !l   ¨ヽYl:::::::l:ハ{八X_ , l:;!ィリ:: } }´         ヽ
.     l       l   }=l:::::::l:{ ャtr-ュミ  jノtrァルリ!    ∠彡    /
     l       l ノ人fl:::::::l  `ー'   、`' {´イ::|  /       ./
      l       k≠^ヽ|:::::::l       _ ,  八i ::|'/       /
      l       ヘ\::ハ :::ハ.    '´‐,‐' イ::::l|::l       /   何で勝手に話変わってんのよ
       ヽ       {ハ、::ヽ::::i> , 、.. _/:/:: / リ      ./
        ヽ       |ヘ:::jヽ::! fヘ ヽ::::/{::./      /
          丶       !| |lV j/|>‐<ヘ ヽ{ハ:{     /
          |~\    i | |l   |ニ二ニ! || !    /
          |  | ヽ  ./ | |l   |   l. || !  >'´
             ヽ_| ヘメ  | |l   |   l. || !/
       _ ____l     l ll   |   / /イ
.     〃〃   l     \\ l{{T}// /
      | || o   |       \`jl 〃 /
      | ||     !        ヽ!V/  {

たしかそれって大意の変更がなければ修正は自由に可能だった
ていうか、そもそもそんな議論する必要もなかったから放置されたネタじゃなかったか?
話し合いがあったとしても出版物じゃないんだから作家が改変できないなんてありえない
やろうと思えば好きなだけ二訂・三訂だって好きなだけすればいいじゃん

後の作品のこともあるから投稿の後の影響のことを懸念するのかもしれないけど
後から作品が投下されても後の作品に直接影響がない部分の誤字・脱字・入れ替え程度だったら
自由に変更してもいいし、要するに推敲なんて何度でもすればいいじゃね?

222 :消えない憎悪 ◆jbLV1y5LEw :2007/11/25(日) 20:44:46 ID:77tKtwTX
「何だ、これは……」

スカーは目の前に現れた奇妙な木造建築物を見て思わず呟いた。
疲労困憊により気を失ったスカーだったが、森の中にまで届く女の声によって目を覚ました。
途中からしか聞き取れなかったものの、声は自分の仲間を探してくれるように頼み、自分が北へ行くことを伝え、諦めるなと告げ、止んだ。
太陽の傾き具合からそう時間が経っていない事を確認した後、スカーはその声の主を探して歩き、この場所にたどり着いたのである。

スカーは改めて目の前のそれを見た。
木で組まれた扉のない門のような形をしたそれは鳥居と呼ばれるものなのだが、スカーには知る由もない。
が、脇に連なる石の柵に刻まれた「螺旋神社」の文字からここが神社であることを把握した。
スカーは地図を含む支給品を失っていたものの、その大体の地形は頭に叩き込んである。
特に『神社』や『古墳』、『温泉』といった施設は最初に見た『海』同様、未知であるがゆえに印象は強く残っていた。
その記憶によれば、神社は地図の南端に存在していた。
先の声の女も北へ行く、といっていた以上、やはりここは北へ進む余地がある場所ということになる。
自分は地図の北端でドモンとの戦闘に入り、川沿いに移動したはずだ。
わずかな時間で北の端から南の端へ移動する。
スカーの常識からすればありえない事態である。

(いや、『ありえない』ということこそが『ありえない』か……)

螺旋王が居たあの最初の広間に移動したときも一瞬で移動したとしか思えない唐突さだった。
その広間から最初の地点に移動したときも一瞬だ。
意識を奪われたという可能性もあるが、自分は気づいた時も立っていたし、自分が手もなく意識を奪われたとは考え難い。
では一瞬で移動したとして、どういう条件で移動したのか?
それもスカーには推測が可能だった。

(端と端がつながっている、のか?)

神社があった辺りと自分がドモンとの戦いに入った辺りは、東西の位置関係で言えばそれなりに近い。
地図に描かれたこの会場の端と端がつながっていると考えれば、ある程度は納得がいく。
原理は不明だが、己の体験した事実は事実。
スカーはこの不可解な現象をそのまま受け入れた。

(うまく使えば移動時間を節約できるが……)

この仕掛けを有効利用するには地図が必要である。
まっすぐ南に戻り、荷物を取りに戻ることも考えたが、参加者を殺して奪う方が手っ取り早い。
猫の写真は少し、否、かなり惜しかったが、スカーはその執着を抑え、休憩のために神社へと入って行く。
最初は声の主を探して殺すつもりだったものの、歩くうちに自分の疲労の度合いを知ったのである。
気絶している間に多少は休めたとはいえ、まだ疲労が残ることに変わりはない。
黒の男、ホムンクルス、ドモン・カッシュ。
この殺し合いの場に放たれた者たちはいずれも相応の実力者なのだろう。
先の声の主が同様の手練であった場合、今度こそスカーの敗北は必至。
スカーは国家錬金術師を殲滅するその日まで死ぬわけにはいかない。
はやる気持ちを抑え、まずは体力の回復に努めることにしたのだった。

 ■

223 :消えない憎悪 ◆jbLV1y5LEw :2007/11/25(日) 20:47:34 ID:77tKtwTX
中へ入ると、スカーはこの施設の本来の用途を悟った。

(どうやらここは神域らしいな)

スカーも元はイシュヴァールの武僧である。
この建物に漂う宗教関係の場所特有の匂いを嗅ぎ取っていた。
とはいえ、そこかしこの柱に螺旋状の溝があることと、祭壇があることを除けば、これといって不審なものはない。
もっとも、この神社で祭られている宗教と縁も所縁もないスカーに判断できないだけで、おかしいところがあるのかもしれない。
奥や別の建物を探ればもっと何かあるかもしれないが、無闇に神殿を荒らすのは本意ではないし、スカーの目的は体力の回復。
入り口から見えぬよう、柱の陰に座布団を敷き、座って休息をとることにした。
休憩しつつ、今後の行動を考える。
先の声の主は北へ向かう、といっていた。
自分もやはり北、すなわち中央へ向かうのが妥当であろう。
東西両方に道があったが、スカーは最初から西のルートについては選択肢として考えていない。
西から向かう場合、モノレールなる鉄道のようなものを使うのだろうが、この会場でそれが動いているか分からない。
動いていたとしても奇襲を旨とするスカーの戦闘スタイルは目立つ上に空間の限定された列車よりも、遮蔽物がありいざというとき八方どちらにも逃走できる森に適している。
それに加えて、ここからほぼまっすぐ東へ行った場所にある温泉というものにも興味があった。
泉というからには水が湧き出ているのだろう。
人は水が湧き出る場所に集まる、という乾いた土地に住む者らしい経験に従い、スカーは次の目的地を温泉に定めた。
近くに禁止エリアがあったはずだが、螺旋王の放送によれば警告後に一分間の猶予があるという。
太陽の位置から方角を確認しながら注意して進めば大事には至るまい。

(温泉へ向かい、そこのいる参加者を皆殺しにする)

そう決めたスカーの脳裏に、ドモンの言葉が浮かぶ。

『復讐は何も生みはせん。
 それどころか貴様のその怒りと悲しみは誰かに利用され、更なる悲劇を引き起こすだろう』

先に感じた怒りがぶり返し、思わず舌打ちする。
確かに今の自分は螺旋王によって殺し合いに利用されている、といえるかもしれない。
だが、現状は同時にスカーにとっても怨敵の国家錬金術師やホムンクルスを殺す機会ともいえる。
仮に脱出を目指すにしろ、奴らが居る限り自分の胸の内の憎しみが協力を許さない。
そして国家錬金術師はともかくホムンクルスはこの会場に何体潜んでいるか分からないのだ。
ならば、全ての命を摘み取り、元の国へ戻ることをスカーは選ぶ。

スカーは柱にもたれ、身体を休める。
消えない憎悪を胸の内に抱え、名を捨てた男は密かに牙を研いでいた。

【H-4/神社/1日目-午前】
【スカー(傷の男)@鋼の錬金術師】
 [状態]:左脇腹と右脇腹、右手の親指を除いた四本それぞれ損傷中(応急処置済)。疲労(大)
 [装備]:なし
 [道具]:
 [思考]
  基本:参加者全員の皆殺し、元の世界に戻って国家錬金術師の殲滅
  1:皆殺し
  2:体力の回復
  3:東へ進み、温泉を経由して中央へ向かう
  4:地図他、支給品一式を手に入れる
 [備考]:
 ※会場端のワープを認識しました。
 ※スカーが耳にしたのは、はやての拡声器による放送です。制服のくだり以前は聞き逃しています。

224 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/25(日) 20:58:27 ID:fnNiOpKl
削除依頼だしとこか?

225 :>>45修正版 ◆10fcvoEbko :2007/11/25(日) 23:22:27 ID:IgaZmg2i
「…ねぇ」
「ん…何?」
かがみの様子の変化を察したのか、千里も立ち止まりかがみの方を向く。
「…あなたは何でそんなに普通にしていられるの?」
「…ごめんなさい、言ってる意味が良く分からないわ」
「友達が心配じゃないのかって言ってるのよ!」
迷いなく優勝を目指すための方法を聞くはずが、実際にかがみの口から出たのはそんな言葉だった。
小首を傾げる千里に、かがみの口調がさらに激しく、非難するものへと変わっていく。

「会ってからずっと自分のしたいことばかり言って!
友達がいるなら早く合流したいとか、どこにいるんだろうとか、そういうことは考えないの!
…何で、そんなに自分のことばかり考えていられるのよ!」
「そうでないと私の気が済まないから、というのが答えなのだけれど。別に、心配でない訳ではないのよ?
まぁ、可符香ちゃんが怯えるとこなんて想像できないし、先生も死ぬ死ぬ言って自殺まがいのことはするけど結局死なないから、何となく安心できるというのはあるかしら」
それにあわよくば先生と、と続けられた部分ははかがみの耳には届かなかった。
「そんな…それだけの理由で…」
千里の言葉は余裕とも冷徹ともとれるものだった。
その泰然とした態度こそかがみの欲していたもののはずなのに、口を開けば否定するようなことを言い、反発する意思ばかりが強くなった。
まるで、千里の態度が本当は気に食わないものであるかのように。
泣き出しそうなかがみを見かねたように、千里が言った。

「強いて言えば二人を信頼しているから、ってことになるのかしら」
安っぽい表現だったが、それはあるいはかがみのことを思った故の言葉だったのかも知れない。
続けられた言葉には、はっきりとかがみのことを案じる響きがこめられていた。
「私のことより、あなたはどうなのかしら?」
「…え?」
何を言われたのか分からないというように、きょとんとした表情でかがみは顔を上げた。
「…まったくもう。しっかりしなさいな」
だだっ子の扱いに困った母親のようなため息を一つついて、千里はかがみに近づいた。
また何かされるのではとかがみは身を震わせ、ぎゅっと目をつぶる。
だが千里はそんなかがみの手をそっと自分の手で包み込むと、穏やかな声で言った。

「あなたはこう言いたいのでしょう?自分の友達が心配だって」
「え…」
「つかささんだけいればなんて言っても、他のお友達のことが気になるのでしょう?
私にはそうとしか聞こえなかったけれど?」
初めて聞く優しい声色に乗せられた千里の言葉は予想外のものであり、かがみは戸惑った。
ただ、握られた手の暖かさだけが強く感じられた。
自分が言っていたのはそういうことなのだろうか。
つかさのために優勝を目指す決意を固められずにいるのは、そもそも現実味を感じられないというのもあるけれど、それ以上にすぐこなた達のことを思い出してしまい、考えたくなくなるからだ。
だから、友達などどこ吹く風と言わんばかりの千里の態度を羨ましく思った。
思った、はずだ。
では、何故さっきの千里の言葉にあんなにも強く反発したのかという、その理由は良く分からなかったのだけれど。

「私…私は…」
感情を表す言葉が見つからず、かがみは顔を上げることしかできなかった。弾け飛んだ千里の頭部が目に入った。
「……」
続いてかがみの体にも衝撃が走り、意識を失った。





226 :>>47修正版 ◆10fcvoEbko :2007/11/25(日) 23:23:44 ID:IgaZmg2i


ニコラス・D・ウルフウッドは相変わらず鬱々とした感情を抱えながらも、無言でたった今殺した少女達の荷物を回収した。
もっとも、片方の少女は手ぶら同然だったため回収したのは実質一人分である。
警察署に銃はなかった。
というか、地図で警察署と記された場所に在った建物は、ウルフウッドの想定していた警察署とは大分様相が異なっていた。
警察署と言えば、ならず者やら賞金稼ぎやらが起こすトラブルにすぐに対応できるように作られており、逆恨みの襲撃にさらされることも多い場所である。
常にどこか壊れたり薄汚れたりしているものだ。

拳銃は詰めている者が携帯するにせよ、ショットガン級の武器の一つや二つは示威のために分かりやすいところに置いているはずだ、と思っていた。
ところが、訪れた場所は奇妙にこざっぱりした建物で、中は数々の部屋に仕切られ多くの事務机が置かれているだけという、何というかよっぽど上流の企業のような雰囲気だった。
こんなにお上品で警察業務が務まるとは、とても思えなかった。
務まるとしたら、その国の連中はよっぽど平和ボケをしているに違いない。
銃が手に入りそうにないことに歯噛みしながら、探索の途中で荷物の整理をした。
あの銃使いの女から奪った物は支給品一式と変わったデザインのコンピュータ、そして一枚の音楽CDだった。
「自殺交響曲『楽園』」というタイトルと、「一度再生するとデータは失われます」という補足文が書かれていた。
何や、死にたくなったらこれ聞け言うんか。
今すぐにでも流しっぱなしにしたい気分ではあったが、不機嫌極まりない声でそう呟くに留めてデイパックに収めた。
入り口付近の部屋をいくつか漁っただけで、ウルフッドは失望とともに建物を後にした。
まさか、たかが銃ごときを建物の奥深くで後生大事に保管、などということもあるまい。
ショッピングモールにも一応行って見るが、やはり誰かから奪うしかないかもしれない。
と、思ったところで前方から少女が二人やってきたので、気付かれないように近づいて射殺した。
特に抵抗されることもなく、実に簡単に済んだ。

「銃を持っててくれたら良かったんやけどな…。武器っちゅても、刀は上手いこと使われへん」
片方の少女が腰に差していた二本の刀に失意混じりの視線を注ぎながら、ウルフウッドはそう言った。
今の襲撃でヴァッシュの銃は弾が尽きてしまった。
「…胸糞悪い」
仕方なしにもう片方の少女にはデリンジャーを使ったが、やはりどうしようもなく気分が悪い。
それに、一度に装填できるのが二発だけであり、射程も短いデリンジャーは性能的に見ても頼りになる武器とは言いがたかった。
いっそ刀振り回してサムライ気取ったろかい。


227 :>>49修正版 ◆10fcvoEbko :2007/11/25(日) 23:25:09 ID:IgaZmg2i
むかつく思いを抱きながらウルフウッドは次の獲物を求めてその場を立ち去ろうとした。
そのときに、ふと違和感を覚える。
確かに殺したはずの少女の体が、まるで生きているかのように震えていた。
(死体の痙攣…いや、そういうのとはちゃう。
まさか生きとるんか?確かに命中したはずやぞ)
さっき死体を改めたときは確かに死んでいた。その場を切り抜けるための演技だったとはとても思えない。
弾が骨にでも引っ掛かったかと、できるだけ現実的に解釈してウルフウッドはデリンジャーの銃口を向けようとして、止めた。
この銃を持つとどうしても持ち主であるメリル・ストライフのことを意識してしまう。
メリルと併せて想起される人物は、ヴァッシュ・ザ・スタンピード以上にウルフッドの心をざらつかせた。
ウルフウッドはデリンジャーを収め、入手したての刀を鞘から抜き放った。
それを、少女の体を道路に縫い付けるかのように両手で深々と少女の背中に突き立てる。
垂直にそそり立つ刀は、少女に僅かな悲鳴を上げさせただけで今度こそ確かにその命を奪った。
少女が動かなくなったのを確認して刀を引き抜いた。
途中筋肉か何かに引っかかったが、傷口を抉るようにして無理やり作業を完了させた。
そして、今度こそ立ち去ろうと歩き出す。
だが、一歩踏み出した直後に少女の死体に起きた異変を見て、再びウルフウッドの足が止まった。
(再生…しとる)
流出し後は道路にしみこんでいくだけのはずの血液が、少女の体に少しずつ戻っていく。
見る間に再生は完了し、ウルフウッドが自らの手で付けた傷は跡形もなく塞がった。
そして、うっ、と言ううめき声とともに少女の体に力が戻った。
ウルフウッドは今度は袈裟懸けに背中を切りつけた。ぐぁっという声を上げ少女が苦しそうに転がるが傷はすぐに回復した。
血の集まる部分を狙って切った。慣れない得物で上手く傷つけられなかったが、それでもかなりの量の血が吹き出る。たが排出された液体は全て体へと戻っていった。
再生が完了するのと同時に逃げようとしたので反射的に足元へ刀を振り下ろした。骨に食い込む程の切れ味を見せたが、振り抜いた少しあとには傷は消えた。

「普通の方法ではあかんっちゅう訳か…」
俄かには信じがたい光景に驚きながらも、ウルフウッドは冷静に行動し、少女が立ち上がるより早く眼前に回りこみ退路を塞いだ。
刀の切っ先を突き付けて、聞く。
「何で死なへんねん、お前。まさか、不死身ちゅう訳でもないやろ?」
「あ……あ……」
恐怖で竦んで何も喋れない、といった様子だ。
「ちっ」
舌打ちした。少女の正体が分からないためだが、今自分がした猟奇的ともとれる行動への嫌悪も多分に含まれている。
まるで化け物退治でもするかのように体を切り刻んだが、恐怖に怯えるこの顔は紛れも泣く人間の、少女のものだ。
最早誰であろうと殺すことにためらいはないが、女をいたぶって楽しむかのような真似をしてしまったことは、ウルフウッドの自己嫌悪をさらに酷くさせた。

「答えられへんのやったらええわい。
気絶させて、禁止エリアにでも放り込めばさすがに死ぬやろ」
たとえこの少女が本当に不死身だったとしても、螺旋王が用意した舞台にいる以上、ルールを越えて生存することはできまい。
刀を下ろしながらウルフウッドはそう考えた。
禁止エリアと口にしたときに少女が怯えるような仕種をしたことからも、推測は正しかったようだ。
とっとと終わらせてしまいたい、色々含めて全部。刀を鞘に納めた。
その際に、血どころか脂や肉の一片さえも刀身に残っていないことに気付く。つくづく常識外れだ。
「面倒な手間かけさせよるで、ほんまに」
少女の前に戻り、鞘ごと刀を振りかぶる。
感情のこもらない目で少女を見下ろし、一言だけ言った。
「ほなな」


228 :>>51修正版 ◆10fcvoEbko :2007/11/25(日) 23:26:13 ID:IgaZmg2i
一気に刀を振り下ろそうとしたウルフッドは危険を感じとっさに前のめりに転がり込んだ。
「何やっ!?」
突如発生した風に煽られ何度か前転を繰り返したが、すぐに体勢を立て直す。
片膝の姿勢で振り返ると、荒れ狂う赤色と黒色の衝撃波が、周囲に暴風を撒き散らしながらたった今までウルフウッドがいた場所をずたずたに引き裂いていた。
叩きつけられる風圧に、訳が分からず呆然とする。道路に破壊の痕を付けるだけつけると、しばらくして衝撃波は止んだ。
代わりに、傷跡を刻み込まれ荒れ果てた姿となった道路の対岸に一人の男が立っていた。

「ほう…かわしおったか」
男の持つ葉巻に独りでに火が点いた。
「何やねん…お前」
一切の気配を感じさせずに唐突に現れた男を、何も分からないままウルフウッドは睨み付けた。
男の放つ鉛のような強烈な威圧感に耐え、油断なく身構える。頬を汗が伝うのを感じた。
「ふん。一度は捨ておこうかと思ったが、やはり貴様のやり口は少々気に入らんのでな。
邪魔をさせてもらう」
「そのお嬢ちゃんを助けよ言うんか?そないな正義漢にはみ見えへんけどな」
ウルフウッドは、自分を何の脅威とも感じていない様子で堂々と葉巻をくゆらせる男から、少女に視線を移す。
少女の体もまた、目の前の男の仕業と思われる衝撃波に吹き飛ばされ、今は男の足元でぐったりと横たわっていた。

「こんな娘なぞどうなっても構わん。
だが、不死の能力者は貴重なのでな、貴様なんぞにくれてやるには惜しい。
それに、さっき貴様があの女を殺したせいでワシの予定が少々狂ってしまってな。
その仮も、ついでに返しておく」
偉そうな態度で話す男の声を最後まで聞かず、ウルフウッドは刀ではなくデリンジャーを構えた。四の五の言っていられる状況ではない。
ほう、と男が小馬鹿にしたように顔を歪ませた。
「まさか、そのような子供騙しで十傑集たるこのワシを倒すつもりか?」
「お嬢ちゃんが気に入ったなら連れてっても構わんけどな、ここにおるからにはどうせいつかは戦わなあかんのやろうが。
ほんなら、今終わらせていけや」
男が、手練などという言葉でも生ぬるい程の相手だということはひしひしと感じられたが、そのうえでわざと挑発するような口調で言った。
狙い通り、男は吸いかけの葉巻を不機嫌そうぺっと吐き捨て、ウルフウッドに向き直った。
銃の次に、あるいは同じくらい渇望しているそれを無造作に扱う様を見せられ、鬱積がさらに高まる。


229 :>>52修正版 ◆10fcvoEbko :2007/11/25(日) 23:27:16 ID:IgaZmg2i

この男を倒すにはパニッシャーが三つは必要だろうが、どうでもいいことだった。
「あんまり美味そうに吸うなや…むかつくっちゅうねん!」
「死にたがりの馬鹿に付き合っておる暇はない!づぇあ!」
相手をデリンジャーの射程内に収め一気に勝負をかけようとしたウルフウッドに、男はそう叫ぶと腕を振った。
ただそれだけの動作で発生した衝撃波にウルフウッドは容易く捉えられ、大きく吹き飛ばんだ。
コンクリートの塀に叩きつけられる。息を吐く間もなく追い打ちで放たれた衝撃波に、全身を切り刻まれた。
体を丸めて痛みに耐えながら、次の衝撃に備える。
しかし、ウルフウッドがそれ以上の攻撃に襲われることはなかった。
衝撃波はそれっきりで、ウルフッドの周囲の風もすぐに止んだ。
ゆっくりと目を開ける。

男の姿は、足元に転がっていた少女の姿と共に、影も形もなくなっていた。
後に残っていたのは、半ば倒壊しかかっている塀の中に埋もれるウルフウッドと、頭を弾け散らしたもう一人の少女の死体だけだった。
衝撃波によりウルフウッドの体中に切り傷が生まれたが、どれも浅く致命傷には程遠いものばかりだった。
あの男が、自分をまともに相手にしていなかった証拠である。
うなだれ、視線を落としたまま、ウルフウッドは静かに呟いた。
「……何やっちゅうねん」
別に、今ので殺してくれても良かったというのに。


【A-6/警察署近くの道路/一日目/昼】
【ニコラス・D・ウルフウッド@トライガン】
[状態]:更に不機嫌。かなりイライラ 全身に浅い裂傷
[装備]:デリンジャー(残弾1/2)@トライガン デリンジャーの予備銃弾18
[道具]:支給品一式 (食糧:食パン六枚切り三斤+四枚、ミネラルウォーター500ml 2本) 士郎となつきと千里の支給品一式
ヴァッシュ・ザ・スタンピードの銃(残弾0/6)@トライガン、ムラサーミャ&コチーテ、暗視スコープ、エドのコンピュータとゴーグル、びしょ濡れのかがみの制服
音楽CD(自殺交響曲「楽園」@R.O.Dシリーズ)
[思考]
基本思考:ゲームに乗る
1:自分の手でゲームを終わらせる。
2:銃を持った人間を確認次第、最優先で殺してそれを奪う。
3:女子供にも容赦はしない。迷いもない。
4:ショッピングモールで武器を調達。
5:できればタバコも欲しい。
[備考]
※迷いは完全に断ち切りました。ゆえに、ヴァッシュ・ザ・スタンピードへの鬱屈した感情が強まっています。





230 :>>60修正版 ◆10fcvoEbko :2007/11/25(日) 23:28:17 ID:IgaZmg2i


【柊かがみ@らき☆すた】
 [状態]:不死者、恐怖、私服に切り傷
 [装備]:なし
 [道具]:なし
 [思考]
  基本:つかさのために、もう少し頑張ってみる
   1: 事態の急変に混乱
   2: こなた達を殺して優勝を目指すことへのためらい
   3: アイザック他、不死者を捜して喰う
 [備考]:第一放送を聴きましたが、つかさの名前が呼ばれたということ以外は覚えていません(禁止エリアはB-1のみ認識)
     会場端のワープを認識


【エドのコンビュータとゴーグル】
エドお手製のパソコン。
地球の地上に捨てられているジャンクをトマトの箱に詰め込んで作成した。
エドのゴーグルと繋ぐことにより視線によるマウス操作を可能とする。

【自殺交響曲「楽園」のCD】
世界偉人軍団の一人、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが作曲した人類一斉淘汰作戦の要となる楽曲が収められた音楽CD。


【木津千里@さよなら絶望先生 死亡】
【残り59人】


231 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/26(月) 00:16:14 ID:tFSKYrS0
修正ごときでいちいち張りなおさないで下さいって言ってるよな

232 :誓うカミナ ◆DNdG5hiFT6 :2007/11/26(月) 07:31:15 ID:b4pYdb3U
「あー……つまり、お前は自分で考えられるガンメンみないなモンだってワケか」

E−3、高速道路上に一人の男が胡坐をかいて座っている。
男の名はカミナ。獣人たちに対抗する組織“グレン団”のリーダーにしてガンメン“グレン”のパイロットでもある男。
さて、そのカミナが今現在何をしているかというと、これでもかというほどに眉間にしわを寄せている。
一見何をしているのか分かりづらいが彼は頭を使っていた。近年、稀に見るほどに。

『はい。貴方にとってはその認識が一番近いものと推測します、Mrカミナ』

人影が無いにもかかわらず、カミナとは違う声が響く。
その声の主はカミナの正面に落ちている手のひら大の銀色のプレート。
待機モードに入ったデバイス・クロスミラージュであった。



約1時間前、ギリギリのところで“高町なのは”へと偽装したティアナを倒したカミナ。
だが倒したはずの女の姿は変わるわ、しかもその女の制服はやっぱり自分を襲ったのものと同じだわ、極めつけには板が喋るわで、
『俺にはさっぱりわからねえ!』と混乱の極みに陥った。
一方で事情を説明するクロスミラージュもどう説明したものかと迷っていた。
話しかけては見たものの、ここまで驚かれるとは思っていなかった。
最初に出会ったMr明智が非常に理知的な反応を返してくれたので忘れていたが、この世界に召喚された人間の中には文明レベルが低いものもいるのだ。
そんな相手に対して魔法やデバイス、平行世界や時空管理局など専門用語の飛び交うことを理解させるのは、
四則計算を覚え始めた相手に対し微分方程式を教えるより難しいことであろう。
だがしかしクロスミラージュは決意する
主のため、機動六課のため、目の前の男と意思疎通を図ろう、と。
そして――その結果がこれである。
元々カミナのいた世界は人間の文明レベルがあまり高くない。
それに加えカミナ自身が物事を感覚と直感で理解するタイプであったため、
互いの認識の溝を埋めるため、相当な時間と労力を要したのだった。

233 :誓うカミナ  ◆DNdG5hiFT6 :2007/11/26(月) 07:32:35 ID:b4pYdb3U
(しかしまさか、ここまで苦労するとは……)
意外なところで異文化コミュニケーションの難しさを意外なところで思い知ることとなったクロスミラージュ。
だがデバイスの地道な努力のかいあって、何とかある程度の相互理解を得ることに成功したのであった。

『私のマスターであるティアナ・ランスターと共に時空管理局――人を守るための組織に属していたというわけなのです』
「オイオイ、だったら何でいきなり襲ってきやがった」
『先程までマスターは錯乱状態にありました。恐らくはその原因は……仲間の死なのです』

“仲間の死”――その言葉にカミナの表情が変わる。

『私も先程再会したばかりで詳しい事情は聞けていませんが、
 マスターは眼前で妹のように思っていた少女を殺されたようです。
 その際に恐らくは……ショックを受けて、錯乱してしまったのではないかと推測します』

放送でシモンが死んだと聴かされた時の感情が甦る。
あの時、自分は『シモンを殺したのが自分達を襲ってきた女かもしれない』と思ったときどうしようとした?
時間がある程度たった今なら冷静に思い返せる。
――ああ、俺は確かにあの女を殺そうとした。
結局思いとどまったが、首へと手を懸けるところまでいったのだ。
もしもあの時激情に身を任せていたら、自分も俺も“ああ”なっていたかもしれない。
そう考え、未だに倒れている少女へと憐憫を含んだ視線を向ける。

(あん時いきなり襲ってきた女が目の前でシモンを殺してたとしたら、俺もお前みたいになってたのかもな……
 ……ってオイ、それだとおかしくねえか?)

そう、それだと筋が通らない。
だったら何故、“彼女”はこっちを襲ってきたのだ?

「おい、俺は放送より前にもう一人茶色い服を着た女に襲われたんだが、それはどう説明するってんだ?」
『!?』

見るからに動揺する銀の板。
カミナという男は馬鹿ではあるが、決して嘘をつく人間ではない。
それがクロスミラージュが一時間に及ぶ会話で分析したカミナのパーソナリティだ。
つまりもう一人、錯乱したマスター以外にこのゲームに乗ってしまった六課の女性がいる。
いや、良く似た服を着た他人という可能性もまだ捨てきれない。まずは冷静に情報を集めなければ。
そう判断し、クロスミラージュは会話を進める。

『その女性の名前などは聞きましたか?』
「さあな。名前を聞く前にヴィラルって獣人野郎とどっか行っちまったよ。
 外見は――確かこんぐらいの金髪で、耳にこんなわっか付けてやがったな」
『……!』

234 :誓うカミナ  ◆DNdG5hiFT6 :2007/11/26(月) 07:33:48 ID:b4pYdb3U
クロスミラージュはその条件に該当する人間を一人知っている。
この場に唯一召喚されたヴォルケンリッター・湖の騎士シャマル。
勿論、似たような服を着て、似たような格好をしている別人かもしれない。
何か事情があって、背格好の似た人物が服を奪ったのかもしれない。
だが機械としてのクロスミラージュは冷徹に判断を下す。
この戦場でシャマルと似た個体に遭遇する確立はきわめて低い、と。
そして彼女が同様に参加させられた主・八神はやての存命のためにゲームに乗ってしまう可能性を否定し切れなかった。

『……悲しいことですが、このゲームに彼女は乗ってしまったのかもしれません。
 ですが、機動六課のメンバー全体がそうというわけではありません。
 どうか、それだけは信じてください』
「……悪いが俺は自分の目で見たものしか信じねえ。お前がどう言ってもそれだけは譲れねえんだ」

カミナの言っていることも無理はない。
二度も同じ制服の奴に襲われておいて、『人を傷つける組織でない』などとはどう考えても筋の通らない話だ。
いや、それどころかまったく逆の判断をされても無理は無い。
ならばせめてマスターを見逃してもらえるように説得すべきだろう。
そう考えクロスミラージュは電子音声を紡ぎ出そうとする。だが――

「だがな、俺にはお前が嘘をいってるようにも思えねえ」
『!!』

カミナの顔には不敵な笑みが浮かんでいる。
シモンが信じ、ヨーコが惹かれた男の笑みだ。

「だからとりあえず……ティアナつったか、あの女と暫く行動して、それからお前の言葉がホントかどうか見極める!
 ……それでいいんだろ?」
『……! は、はい!』

――捨てる神あれば拾う神あり
整備課のシャーリーがいつか話していた、高町教官の世界のことわざだ。
Mr明智が最初に出会ったロイ・マスタングや先程までのマスターのようにゲームに乗ってしまった人間も確かにいる。
だがMr明智や目の前のこの青年のようにこんな場所でも“正義”をもって行動する人間も確かにいるのだ。
彼の力を借りればマスターもきっと――

『Mrカミナ。マスターのことを……お願いします』
「おうよ、任せとけ! 後な、その“みすたー”はいらねえ。
 俺はカミナだ! グレン団のリーダーにして」
『了解しました、カミナ!』

235 :誓うカミナ  ◆DNdG5hiFT6 :2007/11/26(月) 07:34:52 ID:b4pYdb3U
***


まだ、まどろみの中にある意識の中で思い出す。

私は“高町なのは”ではなかったのだ。
管理局のエース・オブ・エース。決して負けない、決して道を間違えない強い人。
彼女なら絶対に間違わない――そうやって弱い私はあの人にまで責任を押し付けようとしたのか。
どこまで私は――ティアナ・ランスターという人間は堕ちれば気が済むのか。
どこまで間違いを重ね、道を踏み外すせばいいのだろう。

ああ、そういえばクロスミラージュには酷い事をしてしまった。
さっきは偽者扱いまでしてしまった。そんなはずはないのに、それは私が一番わかっているのに。
まず、クロスミラージュに謝らなきゃ……
そして視線を泳がせた私の元に飛び込んできたのは、

『Mrカミナ、――お願いします』

さっきまで戦っていた男を頼っているクロスミラージュの姿だった。
その光景を見て、ぼんやりとした頭で理解する。
ああ、そうか――私は見捨てられたのだ。あまりにも頼りなく、不甲斐ないせいで。
なんて無様なんだろう。
目の前でキャロを死なせ、6課のみんなを守るために殺すと決めたのにそれもかなわず。
更にはすべての責任を尊敬するなのはさんに押し付け、そして踏みにじった。
こんな人間……デバイスに見捨てられるのも当然だ。
私に最早クロスミラージュを手にする資格はない。
いや、それどころか6課のみんなとも顔を合わせるわけにはいかない。
一刻も早く、ここから消えてしまいたい。

「おうよ、俺に任せとけ!」
『ありがとうございます、カミナ』

会話の内容は途切れ途切れにしか聞こえないが、どこと無くクロスミラージュも嬉しそうではないか。
その姿を見るのが辛くて視線を逸らす。
その先に広がるのはまるで私の今の心みたいに無機質な灰色の壁。
だけど無限に続くかと思われたその壁に一つだけ、青い世界が広がっている場所があった。


***

236 :誓うカミナ  ◆DNdG5hiFT6 :2007/11/26(月) 07:43:14 ID:b4pYdb3U

「よし、そうと決まれば今後の方針ってやつを話し合うか。
 俺はとにかくシモンとヨーコを探したいんだが……特に目標地点があったわけじゃねえからな」
『シモン? ですがその名前は……』
「前にも言ったろ? 俺は自分の目で見たものしか信じねえってな!」
『……わかりました。私達もあなたに従いましょう。
 人を探すのならば11時までに駅に向かったほうがいいでしょう。
 Mr明智ならばきっと協力してくれるはずで――』

だがその時、爆発音がクロスミラージュの言葉をさえぎった。
大気を震わせる爆音にカミナは手元にあった剣を掴み、周囲を警戒する。

『カミナ、爆発に付随すると思われる魔力を検知しました! この壁の向こう側です!
 距離はそれなりにあるのでこちらを狙ったものではないと思いますが……』

クロスミラージュの警告に視線を向けるとそこには高速道路脇を防護するコンクリート壁が広がっている。
継ぎ目無く視界をふさいでいる上に、それなりの高さがあるため少なくともカミナの周辺では爆発地点を視認出来そうも無い。

「おい、マリョク……ってことは“キドウロッカ”となんか関係があるのか?」
『稀にですが生まれつき魔力をもったものもいるので一概にそうとはいえませんが……可能性は有ります』
「よっしゃ! じゃあまずはそこに向か……って……」

だがそこで立ち上がろうとしたカミナがふらつき、膝を突く。
クロスミラージュはそこでようやく思い出した。
この青年は一見ピンピンしている様に見えるが、あれほど大量の魔力弾を喰らったのだ。
どんな頑丈な人間だろうと無傷などと言うことはありえない。

『……カミナ、どこか安全な場所での休息を推奨します。
 そのままでは先にカミナが参ってしまう』
「何、心配すんな。無理を通して道理を蹴っ飛ばすのがこの俺カミナ様! そしてグレン団の心意――」

言葉を途切れさせるカミナ。
その態度を不審に思ったクロスミラージュが視線の先へ視覚素子を追わせると
そこには――幽鬼の様に脚を進めるティアナの姿があった。
その先にあるのは、かつてヴィラルが持っていた爆弾で作り出した巨大な穴。

『マスター!?』

クロスミラージュの目的語も、動詞すら無い呼びかけ。
だがその声にティアナは虚ろな笑みを返し――空中へと身を躍らせた。
カミナが急いで駆け寄るも、既に少女の身体は海中に没しており、水飛沫の残滓だけが見て取れた。

「ちっ、あの馬鹿野郎! お前、しっかり捕まってろ!」

――下が水なら死にはしねえ!
そう判断したカミナはディパックを引っつかみ、クロスミラージュを首にかけると、後を追うように跳躍、海中へ飛び込んだ。
確かに下が水ならば死にはしないだろう。
だがカミナには誤算があった。彼は――海を知らなかったのだ。

「!!??! ぐぁがばっ!? なん、だ、こりゃ! しょっぺえぇぇえええ!」

口に入った海水の塩辛さに驚きの声を上げるカミナ。

『! まさか海を知らないのですか!?』
「うみ゛!? なんだぞりゃ、がはっあ!」

カミナは生まれてからの17年間を穴倉の中で過ごしてきた。
故に知らなかった。海と言う存在を。
口の中に入った海水の塩辛さ、そして行動を制限する波。
カミナは初めて実感する“海”という存在にパニックを起こしかけていた。

237 :誓うカミナ  ◆DNdG5hiFT6 :2007/11/26(月) 07:44:30 ID:b4pYdb3U
クロスミラージュは焦っていた。
溺死するほとんどの原因がパニックに陥ることだ。
ティアナは心配だが二次災害は最悪のパターンだ。
まずはこの男を落ち着かせないと――!

『手足の力を抜いてください! 早く!』

いきなり手足の力を抜け、と言われて早々出来る人間はいない。
案の定、カミナはより一層強く手足を動かし、さらに海水を飲んでしまう。
だがそれでもクロスミラージュは必死に呼びかける。

『人間の身体は構造上水に浮くようになっています! カミナ、私を信じてください!』

必死なその声に何かを感じ取ったのか、意を決したカミナは思い切って身体の力を抜いた。
――人体の構造上、肺に空気が入っている以上は手足こそ沈むものの口と鼻は確実に水面上に出る。
カミナのように上半身に服を着ていないならなおさらだ。
波のせいで時々水をかぶるものの、呼吸を行う邪魔になるほどのものではない。

『そのままゆっくりと手足を動かしてください』

アドバイス通りに手足を動かすと僅かながら水中を体が移動する。
それを数回繰り返すうち、カミナはコツを掴んだのかそのまま泳ぎ始め、何とか運良く高速道路の橋脚に手を懸けることに成功する。
だが周囲を見回すもそこには少女の姿は無かった。
どうやら湾内はいくつもの水路が合流する故か、流れが入り組んでいる上に速く、既に何処かへ流されてしまったらしい。
しかもカミナたちがいたところは肝心のティアナを見失ってしまったのだ。

「くそっ……どこへ流されちまったんだ……すぐに助けにいかねえと」
『いえ、あなたが溺れてしまっては元も子もありません。
 ……とりあえず陸地に上がっての休息を推奨します』
「無茶は承知だ! 今追いつかねえと……」
『その身体で追いついて、二人して溺れるつもりですか!』

初めて聞く、声を荒げるようなクロスミラージュの声にカミナは言葉を引っ込める。

『流れが速いということは何処かに流れ着いている可能性も高いということです。
 ……そう信じて、今は陸地に上がりましょう』

そうだ、本当に辛いのは自分よりもパートナーを見失ったクロスミラージュなのだ。
例えば自分が身動きできなくなって、目の前でシモンやヨーコと別れざるを得なくなった時に、
さっき出会ったばかりの赤の他人を心配できるだろうか? ――いや、出来ないだろう。
変わらずに無機質に光る銀色の板。だがカミナはそれに歯を食いしばって耐える“漢”の魂を感じた。
それにクロスミラージュの言うとおり、こうしている間にも、意識が飛びそうになっている。
いつも通り道理を蹴っ飛ばそうにも――あまりにも力が足りない。

「……すまねえ」

自分の力不足に奥歯を噛み締める。
だがカミナはただ“くやしい”で終わらせない。
壁があるならば気合で突き抜けるのがグレン団、そしてカミナの生き様だ。

238 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/26(月) 07:46:07 ID:StGxnH4u


239 :誓うカミナ  ◆DNdG5hiFT6 :2007/11/26(月) 07:46:09 ID:b4pYdb3U

「……もう一度だ」
『え?』
「俺が必ずお前とあの女をもう一度会わせてやる!
 これは――男と男の約束だ!」

カミナの言葉に根拠は無い。
この広い殺戮場で同じ相手に二度再び会える確率は極めて低いといっていい。
だが、クロスミラージュはカミナの瞳に決意の色を見る。
その輝きはかつて、己のマスターが、六課の仲間達が持っていた決意と良く似ていた。
だから信じてみようと思った、この男を。不屈の勇気を持ったこの男を。

『……お願いします、カミナ』
「おう、俺を信じろ!」

そう答えてカミナは陸地に向かって泳ぎだした。
今にも気絶しそうな精神を“約束”の二文字で奮い立たせて。

【E-3/海上/1日目/昼】
【カミナ@天元突破グレンラガン】
[状態]:精神力消耗(大・気絶一歩手前)
    体力消耗(大)、左肩に大きな裂傷(激しく動かすと激痛が走る)
[装備]:なんでも切れる剣@サイボーグクロちゃん、
[道具]:支給品一式、ベリーなメロン(3個)@金色のガッシュベル!!(?)、ゲイボルク@Fate/stay night
    クロスミラージュ(待機状態)@魔法少女リリカルなのはStrikerS(カートリッジ3/4:1/4)
[思考]基本:殺し合いには意地でも乗らない。
0:とりあえず陸地へ泳ぐ(どの方向へ向かうかは次の書き手さんにお任せします)
1:ティアナを探す
2:ヨーコと一刻も早く合流したい
3:グレンとラガンは誰が持ってんだ?
4:もう一回白目野郎(ヒィッツカラルド)と出会ったら今度こそぶっ倒す!
[備考]
※グレンとラガンも支給品として誰かに支給されているのではないかと思っています。
※ビクトリームをガンメンに似た何かだと認識しています。
※文字が読めないため、名簿や地図の確認は不可能だと思われます。
※ゴーカートの動かし方をだいたい覚えました。
※ゲイボルクの効果にまるで気づいていません。
※シモンの死に対しては半信半疑の状態です。
※拡声器の声の主(八神はやて)、および機動六課メンバーに関しては
 警戒しつつも自分の目で見てみるまで最終結論は出さない、というスタンスになりました。

240 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/26(月) 07:47:36 ID:StGxnH4u


241 :疑う剣持  ◆DNdG5hiFT6 :2007/11/26(月) 07:47:51 ID:b4pYdb3U
  *   *   *



(な……なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁ!!)

剣持勇は呆然としていた。
本に書いてあった文字を何の気なしに読んだ瞬間、ガッシュの口から電撃が放たれ海面を爆発させたのだ。
柩木スザクとの接触によって、自分とは世界から集められたことを理解していたつもりの剣持だったが、
まさか口から電撃をぶっ放す子供がいるとは流石に想定の範囲外であった。
いきなり突きつけられた非現実に剣持は呆然と未だ泡立つ海面を眺めることしか出来ないでいた。

(ウ、ウヌウ……どういうことなのだ、これは!?)

ガッシュ・ベルは困惑していた。
ガッシュの魔本は世界中でただ一人、パートナーである清麿にしか読めないはずのものだ。
だが事実、剣持は本を読み、ザケルは発動した。
本来ならありえない事態に、ガッシュもまた泡立つ海面を眺めるしか出来ないでいた。

「「………………」」

無言のまま、二人の視線が絡み合う。
見知った隣人が一瞬にして正体不明の宇宙人へと変わってしまったような感覚。
互いに微妙な疑心暗鬼の渦の中、その均衡を互いに崩せないまま早10分が経とうとしていた。

――ええい、このままでは埒が明かん!
状況を打破するべく、まず動いたのは剣持のほうであった。
混乱する頭を無理やり動かし、目の前の少年から事情を聞かねばならない
しかし――少なくとも剣持は――口から電撃を出す子供に対して事情聴取を行ったことはない。
『何故、雷を口から撃てるのか?』、『この赤い本は何なのか?』など聴きたいことは沢山有る。
だがその根底にあるのはたった一つの問題だ。
だからストレートにこう訊くしかないだろう。

「……ガッシュ、お前はいったい何者なんだ?」

242 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/26(月) 07:49:09 ID:StGxnH4u


243 :疑う剣持  ◆DNdG5hiFT6 :2007/11/26(月) 07:49:11 ID:b4pYdb3U
  *   *   *



そして数10分後、ガッシュの口から語られた物語に剣持は頭を抱えた。

魔界、術、王様を決める戦い……
枢木スザクとの接触によって異世界については認識していたものの、これはまたえらくファンタジーな話だ。
クルクル君のいた世界がSFなら、ガッシュのいた世界はファンタジー寄りらしい。
そしてガッシュが問題としているのは『世界で一人しかいないパートナーしか読めないはずの本が自分にも読めてしまった』ということらしい。
自慢ではないが剣持は現場からの叩き上げで、座学には強くなく簡単な英語でさえ正直なところ自信が無い。
だがこの本に書かれているものは、明らかに日本語で書かれていないのに読めるのだ。
それを何故読めるかと聞かれても答えようが無い。というかむしろ剣持のほうが理由を聞きたいぐらいだ。

これを解決するには文殊様の知恵が必要な気がしたが、人間の身でその域に到達するには一人ほど人数が足りない。
そんな益体のないことを考えていたからかもしれない。彼らの前に知恵を持った3人目が現れたのは。
――ただしそれは剣持が最も会いたくない人物で、文殊様のイメージからはかけ離れた人物だったが。

「まったく、あなた達は次から次へと問題を起こしてくれますね」

笑みを浮かべながらタラップを一歩一歩優雅に降りる男。
薄暗い船内と違い、今は天高く輝く太陽が彼を照らしているが、彼の持つ闇色の雰囲気は薄まる気がしない。
それは彼を犯罪者という色眼鏡で見ているせいかも知れない。
だが目の前の男――高遠遙一は今までにそれだけのことをやってのけているのだ。
自分には金田一や明智のような頭脳はない。
だからせめて騙されないように、一切友好的な雰囲気は出さずに剣持は口を開いた。

「……貴様、何しに出てきた?」

無駄とは知りつつも凄みを利かせる剣持。
日々凶悪犯罪者達を震え上がらせるそれも、高遠にとってはそよ風同然らしい。
眉一つ動かさずに剣持たちへと近づいてくる。

「“何しに出てきた?”とは奇妙なことを仰いますね。決まっているでしょう?
 謎の爆発が起こってから約30分……危険かどうか分かりかねて様子を見ていましたが、
 二人とも微動だにしないのでこうして痺れを切らせてやってきた……という次第ですよ」

“痺れを切らせた”と言う割りに落ち着いた仕草で二人の顔、
そして数十分前まで泡立っていた海面を見回した後、高遠はゆっくりと口を開く。

「さて……先程何があったのか聞かせていただきましょうか?
 ここで起こったことです……私にも知る権利があると思いますけどね」

244 :疑う剣持  ◆DNdG5hiFT6 :2007/11/26(月) 07:51:00 ID:b4pYdb3U
*    *    *


「……なるほど。本はパートナーである清麿君以外に読めない”はず。
 しかし何故か剣持警部がそれを読めてしまった、と」

そう言って高遠は笑みを崩さぬまま頷いた。
当初、高遠に情報を渡すことを剣持は渋っていたが、
事態の打開を最優先としたガッシュの説得により結局は押し切られる形となった。
そして先程彼らの身に起こった出来事、ガッシュの出自などについて高遠は的確な質疑を行い、
僅か5分足らずで剣持の20分間と同等の成果を得ることに成功していた。
そしてガッシュが最後に問うたのは彼が最初に抱いた疑問そのものだった。

「とりあえずこの場合、二つほど可能性が考えられますね」

疑問に対し、瞬時に回答の存在を示した高遠とそれに驚きの表情を見せるガッシュ。
だが高遠とも長い付き合いである剣持はそれぐらいは想定の範囲内だったのか憮然とした表情を崩さない。

「そ、それはどんな可能性なのだ高遠!」

焦る気持ちを隠そうともせず、先を急かせるガッシュ。
それに対して高遠はあくまで笑みを崩さないままで、

「ええ、まず一つ目の可能性は……パートナーである高嶺清麿君がすでに死亡している可能性です」

冷酷な一言を平然と口にした。

“死”という単語にガッシュの表情が固まる。
それはガッシュも心のどこかで考えていたことだったからかもしれない。
この世界に来る前にも様々な戦いを潜り抜けてきたガッシュたちであったが、
だが幸運なことに“パートナーが死亡する”という事態に出くわしていない。
それ故に“パートナーが死亡した際のパートナーの変更”というルールも十分ありえることなのだ。

「最後の生き残りを決めるというルール上パートナーは消耗品。
 代替の利くものでなくてはならないでしょう。
 そう考えればそんな機構がついていたとしても不思議ではありません」

しかし高遠はそんなガッシュの心などお構い無しに話を続ける。
相手のことを考えない割り切った、冷酷とも言える視点で。
その様子を見て剣持はどうしようもないほどの怒りを覚える。

「高遠、貴様……!」

怒りを込めた剣持の視線。それに込められた怒気は先ほどの比ではない。
気の弱い人間であれば気絶してしまうほどの憤怒がその視線には込められている。
だが高遠はそれを涼しい顔で受け流し、話を続ける。


「ですがこの可能性は低いでしょうね」

先ほどまでの持論をあっさりと取り下げる高遠。
その言葉に歯を食いしばり下を向いていたガッシュの顔が上を向く。

「考えても見てください。これが本来のルールだった場合、
 ガッシュ君とは明らかに違う世界の剣持警部がパートナーに選ばれるのはおかしい。
 まさかここから脱出した後、ガッシュ君たちの世界に剣持警部が行くわけにもいかないでしょう。
 ですからこの場合はもう一つの可能性――螺旋王とやらの小細工の可能性のほうが高いと思われます。
 まずはこの名簿を見ていただけますか?
 気付かれているかもしれませんが名簿の中にはフルネームがかかれた者とそうでないものがあるんですよ」

245 :疑う剣持  ◆DNdG5hiFT6 :2007/11/26(月) 07:52:07 ID:b4pYdb3U

高遠の指差す先にあるのはその“ファミリーネームが無い名前”の数々であった。
“ヴィラル”から始まり“ランサー”まで、既に高遠が出会ったキールを除く24名。

「恐らくこの内の少なくとも一体はガッシュ君と同じ魔物でしょう
 ガッシュ君の話の通りならば、もしパートナーが死亡した場合、魔界の子供達は呪文を使えず一気に弱者へと成り下がる……
 それは恐らく螺旋王の本意ではない……
 だから本のルールを捻じ曲げ、誰でもパートナーになれるようにした……というところでしょうか。
 ガッシュ君、その本を貸していただけますか?」

マジシャンである高遠は予想も付かない手段でこちらを欺く。
故に剣持は高遠に物を渡すことに危機感を覚えたが、止める暇も無くガッシュから本が手渡される。
――よっぽど結論を聞きたいのであろう。
そんなガッシュの心情を考えるとそれを止めるわけにも行かず、
高遠が本を受け取り、次々とページに目を通して行くのを注意深く見ているしかなかった。

「……お前も読めるのか?」
「いえ、残念ながら。どうやら本を読むには何らかの条件があるようですね。
 そして剣持警部はそのお眼鏡にかなった、ということのようです。
 今のところ、推理できるのはその程度でしょうか」

推理はこれで終わり、とでも言いたげに本を閉じ、ガッシュに返す。
ガッシュはそんな高遠を子供特有のきらきらとしたまなざしで見上げる。

「オオ……すごいぞ高遠! オヌシ、清麿と同じぐらい頭がいいのだな!」
「おや、それは光栄ですね」

笑顔になり高遠を褒めるガッシュと先ほどまでと変わらぬ笑みでそれに答える高遠。
だがその一方で剣持は苦虫を噛み潰したような表情を浮かべている。
それは推理するその様子が皮肉にも自分の味方であり、彼の敵であるはずの“名探偵”そのものだったからだ。
いつもとキャストが逆転してしまったかのような関係に苛立ちが強まる。
その場所には頼りになるあの少年か、それか口を開けば嫌味が出るあの男にいて欲しい場所なのだから。
そんな剣持の心理を知ってか知らずか、高遠は何処か芝居がかった仕草で視線を海面にずらすと大きくため息をついた。

「しかし――これは少々まずいことになりましたね」

高遠の呟きにガッシュは首をかしげる。

「ウヌウ? 一体何がまずいのだ?」
「考えてもみてください。私は今までここを訪れた数名に“船を反主催の拠点とする”と言っているのですよ?
 その近くで爆発が起これば……どう考えます?」
「「あ……」」

高遠がアレンビーたちに託した情報を踏まえたうえで、豪華客船付近での爆発を見たものが考えることは2つ。
『船がゲームに乗ったものの襲撃を受けた』、もしくは『船に呼ばれたこと自体が罠だった』の二種類だ。

「襲撃と思われるならともかく、罠と思われるのは私としても不本意ですからね。
 今からこの船を確実に目視できる範囲――そうですね、E-3ブロックを一回りしてみようかと思います」

さも当然のように船から出て行くことを宣言した高遠の前に剣持は立ち塞がる。

「ちょっと待て! お前みたいな凶悪犯罪者をむざむざ一人にすると思ってるのか!」
「では同行しますか? ええ、剣持警部ほどの腕があればこちらとしても歓迎ですよ。
 剣持警部が遭遇したような、殺人遊戯に乗った輩が襲って来る可能性がありますからね」

246 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/26(月) 07:52:20 ID:StGxnH4u


247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/26(月) 07:54:39 ID:StGxnH4u


248 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/26(月) 07:55:27 ID:StGxnH4u


249 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/26(月) 07:57:12 ID:StGxnH4u


250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/26(月) 08:00:01 ID:StGxnH4u


251 :代理投下:2007/11/26(月) 08:02:38 ID:StGxnH4u
あっさり同行を申し出る高遠。その態度に剣持は逆に戸惑ってしまう。
剣持は知っている。この高遠という男が人の心に付け込み、2重、3重に巧妙な罠を仕掛ける男だと。
だが巧妙な罠というのは罠だと分かっていてもかからざるを得ないものらしい。
そう、剣持に最初から選択肢などない。
この男から目を離すことが出来ない以上、この探索にも付いていかざるを得ないのだ。
剣持もそれを分かっているからこそ、せめて高遠の一挙手一投足を見逃さないように凝視する。

「……分かってるだろうが何か怪しい真似をしたら即効で取り押さえるからな」
「ええ、お好きにどうぞ。ではまずは西側から回ってみますか」



   *   *   *



そして1時間後、剣持たちは埠頭へと戻ってきていた。
結局彼らは誰とも会わなかった。いや、それどころか何も起こらなかった。
元々E-3ブロックは豪華客船が停泊するための湾岸部が大半を占めており、
あまり建物が存在しない開けた場所が多かったことも手伝い、大した手間もなく捜索は終了したのだった。
そして問題であった高遠の行動にも二人が見る限りでは不審な所はなく、
一挙手一投足に気を配っていた剣持とガッシュに疲労が溜まるだけという結果に終わってしまった。
そんな二人に対し高遠は、
『どうやら幸いなことに人はいなかったようですね。
 これで私も安心して船内で人を待てるというものだ』
とだけ言い残し、客船へと戻っていった。

そして今現在、高遠の姿が完全に船内に消えてから数分後――
剣持はガッシュに支給されたアンパンを分けてもらい、並んで食べていた。

「……ずっとここで見張り続けるのか、勇?」

アンパンを食べ終え、何ともなしに豪華客船のほうを眺めていたガッシュが口を開く。
剣持はその言葉の裏にあるガッシュが清麿を心配する感情を見て取った。
自分だってできるならば一緒に清麿という少年を探してやりたいと思う。
だがしかし――

「ああ……俺は高遠を見張り続ける」

これだけは譲れないのだ。


252 :代理投下:2007/11/26(月) 08:03:46 ID:StGxnH4u
地獄の傀儡師、高遠遙一。
あの男の恐ろしさは複雑なトリックを考え付く頭脳だけではない。
長年刑事を務めてきた剣持は知っている。
平穏な暮らしをしていたものが殺人を犯すのはかなりの覚悟がいるものだということを。
だがあの男は唆すだけで、他人にいとも簡単にその一線を越えさせる。
人を操り破滅へと誘う――まさに地獄の傀儡師という二つ名が相応しい男であるのだ。
あの男の仕掛けた罠など自分に見破れるはずもない。それは皮肉にもさっきの出来事でそれを痛感してしまった。

しかし――それは決して無駄ではないはずだ。
少なくとも自分がここにいることで高遠は行動を制限されるはずだし、
もし噂を聞いて誰かがここにやってきた場合同行を申し出て、
高遠の奴が妙なことを吹き込まないかを監視するぐらいはできるはずだ。
だからあの男がここを動かない限り、自分もここを動くことはないだろう。

だがそれにガッシュが付き合う必要は無い。
本来のパートナーである清麿を一刻も早く探したいだろうし、
誰か信頼できそうな人物がこの船に来たならばその人に同行を頼むのが最善だろう。
そう考え、ガッシュにその旨を伝える。だが、

「いや、私も勇に付き合おう。イザという時にこそ、私のザケルはきっと役に立つはずだ!」

返ってきた答えは、剣持と一緒にいるという意思表示であった。

「ガッシュ、無理することはないぞ。おまえは清麿君を探さにゃあいかんのだろう?
 こう見えても俺は強いんだ。さっきの電撃がなくても何とかなるさ」
「大丈夫だ! 清麿は強い! だからきっと死なぬ! 私は……そう信じておる!
 それよりも今は高遠のことが気になるのだ!
 もしも……もしも高遠が剣持の心配するとおりの人物であるならば、私としてもほうっておくわけには行かぬ!」

それはどこか自分に言い聞かせるような口調でもあった。
先程の高遠の不愉快な発言で、清麿という少年と離れている不安も一層増したはずなのに、
それを押し込め、自分の“高遠が怪しい”という言葉に賛同し、従っている。
自分のことよりも人のために動ける優しさ――それは何物にも変えがたい心だと剣持は思う。
だから確信する。この子はきっと優しい王様になれるはずだと。

(まったく……子供に気を使われてちゃ世話ないな)

目の前の少年を元の世界に返し、その王様にするためにも、このふざけたゲームを止めなければ。
その為にも今は刑事として、何より一人の人間として己の職務を全うしよう。

「じゃあ、よろしく頼むぞガッシュ!」
「ウム! 私に任せておくのだ!」


253 :代理投下:2007/11/26(月) 08:04:37 ID:StGxnH4u
【E-3/埠頭/1日目/昼】
【剣持勇@金田一少年の事件簿】
[状態]:打撲(背中・強)、精神疲労(中)
[装備]:ガッシュの魔本@金色のガッシュベル!!、巨大ハサミを分解した片方の刃@王ドロボウJING、
    スパイクの煙草(マルボロの赤)(18/20)@カウボーイビバップ
[道具]:ドミノのバック×2@カウボーイビバップ
[思考]
基本:殺し合いを止める
1:豪華客船付近に留まり、高遠が行動を起こさないか見張る。
2:高遠の言葉に乗って集まってきた人物の対処をどうするか考える。
3:殺し合いに乗っている者を無力化・確保する。
4:殺し合いに乗っていない弱者を保護する。
5:情報を収集する。
[備考]
※高遠遙一の存在を知っているどこかから参戦しています。
※スザクの知り合い、その関係について知りました。(一応真実だとして受け止めています)
※ヴィラルがどうなったのかを知りません。
※ガッシュ、アレンビー、キールと情報交換済み
※高遠を信用すべきか疑うべきか、計りかねています。
※ガッシュの持っていた名簿から、金田一、明智、高遠が参加していることを把握しました。


【ガッシュ・ベル@金色のガッシュベル!!】
[状態]:おでこに少々擦り傷、精神疲労(中)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式(食料:アンパン×8、ミネラルウォーター)
    ウォンのチョコ詰め合わせ@機動武闘伝Gガンダム、ビシャスの日本刀@カウボーイビバップ、水上オートバイ
[思考]
基本:螺旋王を見つけ出してバオウ・ザケルガ!!
1:剣持と行動。剣持を守る。
2:なんとしてでも高嶺清麿と再会する。
3:ジンとドモンと金田一と明智を捜す。
[備考]
※高遠を信用すべきか疑うべきか、計りかねています。
※剣持、アレンビー、キールと情報交換済み
※聞き逃した第一放送の内容を剣持から聞きました。


254 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/26(月) 08:05:53 ID:StGxnH4u
甲板には物がない。
それはある意味当然だ。客船である以上、甲板の役割として大海原を望める展望台としての役割が上げられる。
展望台の主役はあくまでそこから見える“景色”であり、物があればあるほどその景観を損ねてしまう。
ゆえにその甲板には足を休めるためのベンチ以外何もなかった。
だが余程いい設計者に恵まれたのだろう。
甲板はベンチや手すりの形状・位置などが絶妙に計算され、
景色の邪魔にならぬように、かつ殺風景にならぬように一種の調和を紡ぎ出している。
だが今やその甲板の隅に調和を崩すものが鎮座していた。

白い塊。
一言で言い表すならその表現が一番近いだろう。
だが目を凝らせば白い中にうっすらと茶色い影が見える。
そして無人だった甲板に対照的なまでに黒い男――剣持たちと別れたばかりの高遠がやってくる。
高遠は無言のままそれに近づくと、中身を決して傷つけぬように、
支給品のスペツナズナイフで丁寧にそれを切り裂いていく。
そしてそこから出てきたものを見て高岡は唇の端を吊り上げ、笑みを形作る。
白い塊――水に濡れたシーツの中から出てきたのは一人の少女。
今から約1時間前、高速道路から身を投げたはずのティアナ・ランスターであった。


  *    *    *




255 :嗤う高遠  ◇DNdG5hiFT6 代理投下:2007/11/26(月) 08:07:52 ID:StGxnH4u
時をしばし遡る。


埠頭で爆発が起こった瞬間、高遠は数秒迷った挙句、どちらでもない選択肢を選んだ。
その選択肢とは二人に姿を見せずに様子を探るという、消極的なものだった。
そして扉の陰から様子を窺った彼が見たのは、激しく泡立つ海面とそれを唖然とした顔で見つめる二人の姿だった。

(あれは――海面に爆発物を放り込んだのか? 
 いや、彼らがあそこで爆発させる必要はない上に、それだと彼らの驚き様は不自然だ)

推理を行うにしても情報が少なすぎる。
更なる情報を得るため、彼らに再度接触を図るべきか?
それとも不用意な接触を避け、再び船内に戻るべきか?
どちらのほうがメリットが大きいか思案しつつ、何の気なしにガッシュたちから視線を外し、海のほうへと向ける。
視線をはずした高遠は驚くべき光景を目にすることになる。
それは高速道路から“誰か”が海へと落下する光景――それも続けざまに二人も――であった。
高遠は剣持たちに気付かれないように甲板へ移動し、その後の推移を見守ることにした。
すると2人のうち1人が湾内の海流に乗って結構なスピードでこちらに流されてくるではないか。
このスピードだと30分以内にはこの豪華客船と接触するだろう。

と、そこまで考えた高遠の脳裏にある考えがよぎった。

(――もしもあの人間が生きていれば、船外の貴重な情報源に成り得るのではないだろうか?)

ガッシュと剣持が向いているのは船の舳先の方――方角で言えば西側だし、
そもそも高速道路と少女は船体が陰になって多少行動を起こしても気付かれることはあるまい。
しかし高遠の腕力では例え女子供とはいえ、引き上げることは到底不可能だ。
だが悪魔の頭脳は瞬時に回転し、一つの計画を立てる。
そして高遠はその計画に従って行動をし始めた。
表の剣持たちに気付かれないように細心の注意を払いながら。


256 :嗤う高遠  ◇DNdG5hiFT6 代理投下:2007/11/26(月) 08:10:57 ID:StGxnH4u
高遠がまず用意したのは数本の救命用ロープと空のポリタンク(20リットル×4)、白いシート、ガムテープ、4本の長いゴムホース
といった客船の備品と支給品のミネラルウォーター4本。
事前に船内を回って物の位置を把握していた高遠はそれらを短時間で集め、行動を開始した。

まずは救命用ロープを結び合わせて長いロープを4本仕立て上げる。
そしてそれらをシーツの四隅に結びつけ、シーツの中央に“水を抜くため”の穴を開けておく。
(なお、その際ガムテープを使用し、穴自体が必要以上広がらないようにする)
ロープのシーツを結んだ方とは反対側に、それぞれポリタンクをくくりつけ、完成したそれを甲板の手すりへと引っ掛けておく。
そして紐付きのシーツを海面にたらし、ティアナの体の下にもぐりこませる
(この際海風が邪魔をすることが想定できたのでシーツとロープを繋いだところに、
 支給されたミネラルウォーターを重り代わりにつけておいた)
その作業が終了した後に、4つのポリタンクの口にそれぞれゴムホースを括り付け、剣持たちに会う前に蛇口を捻る。
そして何食わぬ顔して剣持たちの下へ向かったのである。

彼らが会話している間にも流しっぱなしにした水はポリタンク内に溜まり、重量を増していく。
そしてポリタンク内の水の重量が、ティアナの体重とペットボトル4つ分の重みを上回った瞬間、
自動的にロープのポリタンク側は落下していき、
逆に滑車の原理によってティアナの身体はシーツに包まれた状態で吊り上げられていくのだ。
その際、結び目でロープの長さを調整しておけば、ポリタンクが着水した時点で上昇は終わり、
ティアナの身体は頂上付近で停止する、というわけである。

――詰まる所高遠は、穴を開けたシーツを網代わりに、水の重さと滑車を利用してティアナの身体を引き上げたのだ。


257 :嗤う高遠  ◇DNdG5hiFT6 代理投下:2007/11/26(月) 08:11:38 ID:StGxnH4u
ただし、これらは急ごしらえのトリックなのでいくつもの穴がある。
まず一つ目の穴は豪華客船に吹き付ける海風の存在である。
シーツを海上に下ろす際はマジシャンである自分の技量を用いれば音を立てずに操るのは難しいことではなかったが、
自動的に引き上げる際はそうはいかない。
海風によって水の少ないポリタンクが船体にぶつかれば奇妙な音を周囲に撒き散らすことになる。
そんな音がすれば不審に思った剣持警部はこの船に乗り込んでくるだろう。
したがって高遠は剣持とガッシュをトリックが完了するまで何処か別のところへ引き離す必要があったのである。
そのため高遠はマジシャンの基本にして奥義――ミスディレクションを行った。
ミスディレクションとは例えば右手でマジックを行う間、左手に観客の注意をひきつけておく技術である。
今回の場合、マジックを行う右手は船、注意をひきつける左手は高遠遙一本人だ。
剣持が注視していたのはあくまで“高遠遙一”自身が行う行動であり、
彼が既にトリックを仕組み終えていたなどとは夢にも思っていないだろう。
また、彼は高遠を監視せざるを得ず、先導していけば剣持たちも船を離れざるを得ない。
またこれには第2の穴である『自分の不在中に船を誰かが訪れる』ことを阻止することもできる一石二鳥の作戦であった。
そして最も大きな第3の穴――トリックの途中で彼女が目を覚ました場合である。
吊り上げる途中でティアナが目を覚まし、暴れることによって海面に落ちる。
恐らくその場合は誰にも知られること無く、溺死体が一つ出来上がるだけである。
また、最悪なのが甲板上に上がった状態で目を覚まされた場合だ。
しかも帰ってきたときに剣持たちと鉢合わせしてしまえば言い逃れの出来ない状況になってしまう。
だから彼はポリタンクに流れる水量と周囲を調査する時間を調整し、トリックが完了する時間とほぼ同時に船に帰還したのだ。


甲板に横たわる少女に息があることを確認し、しばし高遠は対処の方法を考える。
まずは何にせよ情報を引き出さねばなるまい。
少女が会場を回り、何を見、何を知ったか――主観が混じることは避けられないものの、
豪華客船にこもりっきりの自分にとってそれは貴重な情報源となる。
そしてその会話の中で彼女が人を殺める“動機”を覗かせれば、その時こそ“地獄の傀儡師”の出番だ。
心を揺さぶり、唆し、自らの芸術的な犯罪計画の手駒として役に立ってもらうこととしよう。

その来るべき時を想像して、高遠遙一は嗤う。
ひたすら邪悪に、ひたすら楽しそうに。
その嗤いを見たものがいたならば、きっと十人が十人とも同じ感想を述べただろう。
悪魔の笑みとはこういうもののことを言うのだろう、と。


258 :嗤う高遠  ◇DNdG5hiFT6 代理投下:2007/11/26(月) 08:12:33 ID:StGxnH4u
【ティアナ・ランスター@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
[状態]:全身打撲、肋骨にひび、体力消耗(大)、精神力消耗(大) 
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]
基本思考:???
1:???
[備考]
※キャロ殺害の真犯人はジェットで帽子の少年(チェス)はグル、と思い込んでいます。
 これはキャロのバラバラ遺体を見たショックにより齎された突発的な発想であり、
 この結果に結びつけることで、辛うじて自己を保っています。
 この事実が否定されたとき、さらなる精神崩壊を引き起こす恐れがあります。
※銃器に対するトラウマはまだ若干残っています、無理に銃を撃とうとすると眩暈・吐き気・偏頭痛が襲います。

【高遠遙一@金田一少年の事件簿】
[状態]:健康
[装備]:スペツナズナイフ@現実x6
[道具]:デイバッグ、支給品一式、バルカン300@金色のガッシュベル!!、豪華客船のメインキーと船に関する資料
[思考]
基本行動方針:心の弱いものを殺人者に仕立て上げる。
0:善良な高遠遙一を装う。
1:少女(ティアナ)から情報を引き出し、場合によっては“操り人形”として仕立て上げる。
2:しばらくは客船に近寄ってくる人間に"希望の船"の情報を流し、船へ誘う。状況によって事件を起こす。
3:殺人教唆。自らの手による殺人は足がつかない事を前提。
4:剣持と明智は優先的に死んでもらう。
5:ただし4に拘泥する気はなく、もっと面白そうなことを思いついたらそちらを優先
[備考]
※ガッシュから魔本、および魔物たちの戦いに関する知識を得ました


259 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/27(火) 00:35:24 ID:RcGN8y6l
【書き手の注意点】
トリップ必須。荒らしや騙り等により起こる混乱等を防ぐため、捨て鳥で良いので付け、>>1の予約スレにトリップ付きで書き込んだ後投下をお願いします
無理して体を壊さない。
残酷表現及び性的描写に関しては原則的に作者の裁量に委ねる。
但し後者については行為中の詳細な描写は禁止とする。

完結に向けて決してあきらめない

書き手の心得その1(心構え)

この物語はリレー小説です。 みんなでひとつの物語をつくっている、ということを意識しましょう。一人で先走らないように。
知らないキャラを書くときは、綿密な下調べをしてください。
 二次創作で口調や言動に違和感を感じるのは致命的です。
みんなの迷惑にならないように、連投規制にひっかかりそうであればしたらばの仮投下スレにうpしてください。
自信がなかったら先に仮投下スレにうpしてもかまいません。 爆弾でも本スレにうpされた時より楽です。
---------------不要部分----------------------------------------------------
本スレにUPされてない仮投下スレや没スレの作品は、続きを書かないようにしてください。
本スレにUPされた作品は、原則的に修正は禁止です。うpする前に推敲してください。
   ただしちょっとした誤字などはwikiに収録されてからの修正が認められています。
   その際はかならずしたらばの修正報告スレに修正点を書き込みましょう。
---------------不要部分----------------------------------------------------
巧い文章はではなく、キャラへの愛情と物語への情熱をもって、自分のもてる力すべてをふり絞って書け!
叩かれても泣かない。
来るのが辛いだろうけど、ものいいがついたらできる限り顔を出す事。
 作品を撤回するときは自分でトリップをつけて本スレに書き込み、作品をNGにしましょう。

書き手の心得その2(実際に書いてみる)
…を使うのが基本です。・・・や...はお勧めしません。また、リズムを崩すので多用は禁物。
適切なところに句読点をうちましょう。特に文末は油断しているとつけわすれが多いです。
 ただし、かぎかっこ「 」の文末にはつけなくてよいようです。
適切なところで改行をしましょう。
 改行のしすぎは文のリズムを崩しますが、ないと読みづらかったり、煩雑な印象を与えます。
かぎかっこ「 」などの間は、二行目、三行目など、冒頭にスペースをあけてください。
人物背景はできるだけ把握しておく事。
過去ログ、マップはできるだけよんでおくこと。
 特に自分の書くキャラの位置、周辺の情報は絶対にチェックしてください。
一人称と三人称は区別してください。
ご都合主義にならないよう配慮してください。露骨にやられると萎えます。
「なぜ、どうしてこうなったのか」をはっきりとさせましょう。
状況はきちんと描写することが大切です。また、会話の連続は控えたほうが吉。
 ひとつの基準として、内容の多い会話は3つ以上連続させないなど。

で、他には?

260 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/27(火) 00:47:28 ID:J9QyvLN8
前から思うんだけどさ
そのテンプレって向こう側の作ったルールなんじゃないのそれ
1から作った方が修正する手間も省けるんじゃねぇのって思った

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/27(火) 01:04:50 ID:Fo1BfskT
まあ、あくまでもたたき台だからね

なんで否定されたのかの理由にもなるし

262 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/27(火) 01:12:22 ID:ts4syFMP
>>260に同意
最初から作り直した方が早いと思う

263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/27(火) 01:23:56 ID:v4U5vb/7
まあのんびりとやっていけばよい

264 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/27(火) 03:00:18 ID:uq7AtmSq


265 :金田一少年の天敵 ◆RwRVJyFBpg :2007/11/27(火) 17:51:50 ID:elFWsWd7
「ねーこーの 毛皮着るー 貴婦人のつくるスープー♪ いーぬーの 毛皮着るー 貴婦人のつくるスープー♪」

青い空の下に青い海が横たわる海岸線を風浦可符香が行く。
手に金色の剣を持ち、朗々と唄いながらくるくるとステップを踏んで。
傍から見れば、その姿はまるで晴天を祝福する天使のよう。
口ずさむ歌詞の禍々しささえ聞かなかったことにすれば、そこにはただただ爽やかな雰囲気だけが残る。
ここだけを切り取って見れば、誰もここが残虐な戦場だとは気づくまい。

「……なあ、風浦、その歌やめないか。何か不安定になる」

コンクリートで固められ、脇には巨大な高級マンションが立ち並ぶ海沿いの道を金田一一が行く。
手には小型の大砲をぶら下げ、げんなりと肩を落として。
傍から見れば、その姿は疲れ果てて家路につくサラリーマンのよう。
彼の若々しい肉体さえ見なかったことにすれば、そこには擦り切れた中年のような雰囲気しか残らない。
ここだけ切り取って見れば、誰も彼が幾多の難事件を解決した名探偵だとは気づくまい。





「えーいいじゃないですか。だってこんなにいいお天気なんですよ!歌の一つも思わず出ちゃいます!
 中身 聞いたその人 具になった〜♪」
「だからって何で出る歌がそんな不気味なのなんだよ!せめてもっと明るいのにしろ!明るいのに!
 だいたいそんな大声で歌って、誰かに聞きつけられでもしたら……」
「え?いいじゃないですか。人が集まってくれた方が『準備』も早く済みますし!」
「あ……え〜と、それはそうなんだけど……その……
 ほ、ほら!もし、ポロロッカ星へ入国したい奴にいきなり襲われでもしたら……」
「大丈夫です!もし、そういう人が現れても、話せば分かってくれます。人間、目を見て話せば分かり合えないことなんてないんです!
 だから金田一君も一緒に歌いましょ!
 おーばーさんのいなくなった〜住宅街〜♪ スコーップが売れーたよー金物屋さん♪」

風浦は俺の抗議を軽く受け流すと、また今までと同じように、唄い、踊り始めた。
思わず溜め息が出る。

(クソッ……こんなことで俺は本当に風浦の殺人を止められるのか?)

先ほどから何度も心に浮かんでいる問いがまた、心に浮かぶ。
俺がわざわざ妄想に付き合ってまで同行しているのは、風浦に殺人を犯させないためだ。
もし、風浦が嘘をついていないとするならば、こいつは既に人間を一人殺している。
しかも、襲われたから仕方なく、というやむを得ない事情からではなく、ポロロッカ星が云々という自分勝手な妄想を理由にだ。
そんなことが許されていい筈がないし、そうやった殺された人は絶対に浮かばれない。

(だが……)

正直な話、俺はこいつと合流して以来、一方的に振り回されてばかりだ。
さっきのやりとりだけに限ったことじゃない。
俺の意見を風浦は独自の論理でいちいち受け流し、ほとんど言うことを聞いてくれない。
思わず怒鳴りつけてやりたくなることもあるけど、風浦に合わせることを決めた以上、あまり強く出るわけにはいかない。
だから結局、ほとんどの場面で俺があいつに同意せざるを得ない。
そんな状況で、もし、風浦が人を殺すと言いはじめたら、俺は果たしてうまく説得できるのか?
唄ひとつ歌うのもやめさせられないのに?

(もしかしたら、こいつを使わなきゃいけないかもしれないな……)

俺はわずかに顔を俯かせ、右手の大砲を、確かめるように握りこむ。
もし、説得がうまくいかなかった最悪の場合、暴力を使うことも考えておかなきゃならない。
もちろん、風浦を殺す気はないけど、だからといって、殺人をただ見ていることなんて俺にはできない。
こんな武器、使ったこともないし、素手での戦いもからっきしだけど……覚悟だけはしておかなけりゃな。


266 :金田一少年の天敵 ◆RwRVJyFBpg :2007/11/27(火) 17:53:33 ID:elFWsWd7


そうやって決意を固め、顔を上げた俺の目に飛び込んできたのは……
風浦の顔のアップだった。

「うわっ!!!」

思わず飛び退る俺。だって、顔上げたらいきなり目の前にいるんだぜ!?
それも唇と唇が軽く触れそうな……って何考えてんだ俺は!?

「な、な、な、なんだよ風浦。いきなり!?」

邪な思考を誤魔化すように、訊く。
だが、次に彼女の口から出た言葉はどうにも予想外のものだった。

「だって、金田一君、何かとっても思いつめた顔してたから」
「……え?」

焦る俺に投げかけられたのは、優しい言葉。
てっきりまた頭のおかしい妄言を聞かされると思っていたのに。
不意を衝かれた俺は、思わず固まってしまう。

「そうですよね。記憶を奪われて、いきなりこんなところに連れてこられて……不安ですよね」

風浦は俺の目を何かを探すかのように覗きこむと、穏やかに言う。
それは紛れもない、慰めの言葉。
コイツは、元気がなさそうにしている俺を見て、心配してくれているのだった。

「主人のミリアさんは試練に巻き込まれるし、螺旋王を説得できるかどうかも分からないし
 元の世界のお友達とは離れ離れだし……心配ですよね」

今までの底抜けに明るいだけの口調じゃない。子供をあやす母親のような暖かい口調。
俺は、イライラの原因がそもそも風浦にあることも忘れ、ただその心地よいリズムに身を任す。

「でも、大丈夫!」

彼女は今まで唄うときにしていたように、ひらりと綺麗に一回転をきめる。
制服のレースが日の光を反射してキラキラと輝いた。
風浦はその細く美しい両腕を真っ直ぐ伸ばすと――

「私がついてます!きっと何とかなりますよ!」

――俺の手を取り、ニッコリ微笑んだ。
その笑顔は、燦々と輝く太陽に照らされて、まるで天使のように見えた。
彼女の笑顔を見ていると、もう何も心配はいらない、きっと何とかなるさ、そんな気持ちが無根拠に湧いてきて――


267 :金田一少年の天敵 ◆RwRVJyFBpg :2007/11/27(火) 17:54:06 ID:elFWsWd7


「バ、バカッ!何、恥ずかしいこと言ってんだよ!」

俺は何故か“危機感”を覚え、目を逸らし、手をほどいて、少しだけ距離をとった。

(……イカン、イカンぞ。俺としたことが、思わず一瞬『ドキッ』としちまった。
 思い出せ、金田一一。
 コイツ、確かに顔はかわいいが、中身はアレだぞ、ポロロッカだぞ。電波の人だぞ。
 しかも、コイツは人を一人殺したかもしれない殺人容疑者なんだぞ。仮にも探偵と呼ばれてるこの俺がそんな……
 ……ああ、でもさっきのは正直グッときたというか何というか……ってだからダメだって俺!!)

どうもマズいことに、動揺は一瞬では収まってくれないようだ。
気の遣りどころに困った俺はそのとき、無意識にもう一度、風浦の顔に目を遣った。
あの『ドキッ』が気のせいであることを確かめるために。
だが……










ガガガガッ




ドサッ


確かめるべき笑顔は、突然の銃声によりかき消された。
反射的に音源の方を見る。
前方にあるマンションの影で、バイザーをした長身の男が嗤っていた。
杖のような銃の口が、こっちへ向けられる。

268 :金田一少年の天敵 ◆RwRVJyFBpg :2007/11/27(火) 17:54:50 ID:elFWsWd7





「ハアッ……ハアッ……ハアッ……ううっ!」

コンクリートで固められた非常階段で俺はうめき声をあげた。
右肩を見る。服が破れ、わずかに削れた肉と骨が露出している。
傷から流れ出した血は既に俺のシャツの四分の一を染めていた。

あのとき、銃を向けられた俺はとっさの判断で、手近にあった高級マンションの一つに飛び込んだ。
というか、俺たちが歩いていた道は、景観のためか、障害物が少なく、他に射線を遮れそうなところがなかったんだ。
海に飛び込むことも考えたが、運動音痴の俺がそれをするのは自殺行為でしかない。
まあ、結果的に、ここしか逃げる場所がなかったんだけど
だからといって、ここに逃げたことが状況を悪くするかといえば、実はそうでもない。
エントランスに入ってしまえばとりあえず射線は切れるし、建物の中で逃げ回れば、簡単に銃撃を受けることもない。
あとは逃走経路が問題になるくらいだけど、運のいいことに、俺の入ったマンションは団地型の巨大なモノ。
四つの棟が渡り廊下でお互い連結されている造りになっている。
つまり、俺はこの四つの棟を場所を悟られないように逃げ回り、適当なところでどこかの棟で下に降りればいい。
それで問題なく逃げ切れるだろう……そう思っていた。

「金田一くぅ〜ん、そこにいるんだろぉ?隠れても無駄だよ?僕、かくれんぼは得意なんだから」

いやらしく、ねちっこいあの声が聞こえてくる。
音の響き方から考えて多分、二、三階下のフロアから。

「クソッ!何で!?」
「言っただろぉ?僕はかくれんぼが得意なんだ。
 ねぇ?そろそろ、男らしく出てきて戦ったらど〜ぉ?君も武器はいいのを持ってるんだろう?」

コツコツ。靴音が響く。真っ直ぐこっちに向かっている。
俺は急いで立ち上がり、隣の棟へ向かう渡り廊下を駆け抜ける。もちろん、銃撃を受けないよう身を低くして。

「あれぇ?また逃げるんだ。そろそろ分かってもいんじゃないかなぁ、無駄だってこと」

階下から俺をあざ笑う声が聞こえる。
俺はわざと聞かないフリをして、廊下を走りぬけ、階段を上がり、下がり、また廊下を駆ける。
……もう何度目だろう?


269 :金田一少年の天敵 ◆RwRVJyFBpg :2007/11/27(火) 17:55:26 ID:elFWsWd7
そう。実際のところ、俺はこの声から、風浦を撃ったバイザーの男から逃げられずにいた。
男は、どうやっているのか分からないが、俺の位置を把握し、下に降りようとしたところを正確に狙ってくる。
適当にフェイントをかけながら走り回ってやれば、簡単に敵を撹乱できると考えていた俺にとって、これは想定外の事態だった。
奴は俺を見つけてもすぐに撃ち殺そうとはせず、さっきのように言葉をかけて逃がし続けている。
おそらくは俺の疲労を待つつもりだろう。
じっくりと、いたぶってから殺す……最悪に趣味の悪いやり方だ。

「クソッ……こんなところで時間を食っている暇はないのに……風浦」

俺は風浦が撃たれるところは確かに見たが、死亡まで確認したわけじゃない。
そう、銃で撃たれたからって、死んだとは限らない。当たり所が悪くなければ助かる可能性は十分にある。
……確かに、風浦は妄想にとりつかれた、人殺しかもしれない人間だ。
だが、だからって!だからってこんな形で死んでいい筈がない!
だから助ける。助けにいかなきゃいけない。病院に運んで、応急措置をして、それから……

「くくく……君、もしかして、まだ風浦可符香を助けようとか考えてるわけじゃないよねぇ?」
「!?」

まただ。早すぎる!
もう追いつかれたっていうのかよ!?

「甘い!まったく甘すぎるよ君は。他人のことより自分の心配をしなよ」
「……クッ、お前どうやって?」
「さぁ?どうしてだろうねぇ。そんなことよりいいの?早く逃げないと追いついちゃうよ?」
「くっ……」

ハンターに追われる兎のように、今の俺にはただ駆け出すしかできない。

(だが……いつまでもそうだと思うなよ『バイザーの銃士』!!
 どんな方法を使ってるか知らないが、俺は必ず謎を解き、ここを脱出して、風浦を助けてみせる!
 ジッチャンの名にかけて!)

270 :金田一少年の天敵 ◆RwRVJyFBpg :2007/11/27(火) 17:56:06 ID:elFWsWd7





「……これでよし……と」

部屋の扉を開け、廊下へと出ながら、頭の中で作戦を確認し直す。
『バイザーの銃士』に対抗するため、今回俺が用意した作戦は二つ。
逃げながら作った急ごしらえで粗も多いが、とりあえずの目的を達成するのに問題はないはず。

「ねぇ、僕そろそろ疲れてきちゃったよ。もう終わりにしない?」

『バイザーの銃士』の足音が聞こえる。ここからが俺とお前の勝負だ。
廊下で捕捉されないように、できるだけ速く走り、さっさと隣の棟へと身を隠すと、階段を昇り降り。
とりあえずの居場所を分からないようにする。
ここまではいつもと同じだ。だが、ここからが違う。

数分後、既に計画通りの位置についた俺は、じっと息を殺し、ある現象が起こるのを待っていた。
時計を確認し、タイミングを見計らう。

(そろそろのハズだけど……)

俺がそう思ったのとほぼ同時にその現象は起こった。
さっきまで俺のいた部屋が大音響とともに爆発したんだ。
今いる棟のちょうど向かいにあたるそこを、階段の縁から確認する。
見ればドアは吹き飛び、部屋の中からは灰色の煙がモクモクと吐き出されている。

「よし!うまくいった!」

俺は爆発が起こったのを見ると、一気にダッシュ。
階段を下へと向かって猛然と駆け下りる。

ズバリを言えば、第一の作戦の目的は陽動。
実際に自分がいるのとは逆の棟で爆発を起こし、『バイザーの銃士』の注意をそちらに引きつけることだ。
単純で使い古された手だけど、この局面では効果がある。
ちなみに、爆発の種はごくごく簡単。
剥き身の砲弾を部屋のコンロで火にかけてきただけだ。

(……『バイザーの銃士』はたとえ陽動の可能性を考えても、あの爆発を無視できないはずだ。
 何故なら、ここは殺し合いの真っ只中。常に新しい敵が襲ってくる危険と隣り合わせの場所だ。
 そんな場所で、あれをただのこけおどしと100%言い切ってしまえるか?――おそらく答えはノー。
 そんな風に決め付けた結果、第三の敵にしてやられましたじゃ話にならないからね)
 
作戦の成功を信じ、俺はひたすら下へと降り続ける。
一階、二階……フロアーを下るたび、俺の心に成功の実感が芽生え始める。
だが……

271 :金田一少年の天敵 ◆RwRVJyFBpg :2007/11/27(火) 17:57:01 ID:elFWsWd7


「陽動とはまた古い手だねぇ。しかも見え見えだ。
 何かいろいろ考えたみたいなんで期待してたけど、この程度なら、僕、ちょっとガッカリだなあ」


……三フロアー下ったところで、忌々しい声がする。

「……お前」
「さあ、次はどうやって遊んでくれるの?それとも、もうお終い?」
「ふざけんなッ!」

歯を食い締め、きびすを返す。
第一の作戦は失敗に終わった。
……けど、こうなることを予想してなかったわけじゃない。

(これでハッキリした。間違いなく『バイザーの男』はレーダーのようなものを持っている)

参加者を探知するレーダーの存在。
俺はこの追いかけっこが始まって間もなく、その可能性に思い当たっていた。

(『バイザーの銃士』の動きは、俺より速く動くことで先回りしてる奴のそれじゃない。
 どっちかって言えば、俺の動きを予想して、その行き先にいち早く動いてる感じだ。
 じゃあ、その動きをするのに必要なのは何だ?
 もちろん、一番いいのは相手の考えを読み取ることだろうが、これは現実的に考えてあり得ない。
 じゃあ、もし、相手がレーダーのようなものを持っていたとしたらどうだ?
 そうすれば、俺の動きを完璧に捉えられるだけじゃなく、ある程度先を読むことも可能になるんじゃないのか?)

そう考え、それを確かめる意味も込めて第一の作戦を決行した。
だが、それが失敗に終わった以上、相手がレーダーを持っているのはほぼ確定だと思っていいだろう。
……そして、だとするならば『バイザーの銃士』に次の作戦を破ることはできない!

俺は第一の作戦が失敗して以来、ずっと走り続けている。
これは俺が恐慌状態に陥っていると相手に錯覚させるためのフェイクであると同時に
次の作戦の肝を悟らせないためのシールドでもある。
……さすがにもう小一時間もの間、走ったり止まったりを繰り返しているから息がかなり苦しいが、もう一頑張りだ。
この作戦さえ成功すれば、今度こそ地上へと抜けることができるはず。

第二の作戦、それはエレベーターを使った脱出。
とは言っても、ただエレベーターを待ってたんじゃ『バイザーの銃士』に嗅ぎつけられてしまう。
だから、エレベーターを使うことを悟られないよう、四つの棟を走って移動しながらボタンを押し
走りながら到着を待ち、長いマラソンの終着点でエレベーターに乗る。
もし、作戦の途中でエレベーターの使用を悟られてしまったら終わりのリスキーな作戦だが
このリスクは、『バイザーの銃士』がレーダーを使っている限り、相当緩和される。

(何故なら、俺は今、お前に道筋を読ませないため、がむしゃらに走り続けているからな。
 お前は、少ししか動かなかった光点が激しく動き出したことで、レーダーから目を離せなくなったはずだ。
 果たして、その点の動きを観察しながら、エレベーターにまで気を回す余裕があるかな?)

もちろん、幾ら緩和されたといっても、リスクがなくなったわけじゃない。
運悪く、俺が乗ったエレベーターの真下に奴がいたら、多分、俺はおしまいだ。
だが、これ以上、風浦を待たせるわけにはいけない。アイツを助けるためには、今は一秒だって惜しい。
……ここは賭けるしかないんだ。

「……ポロロッカ星人だったっけ。もしいるなら、あの電波娘を守ってやってくれよな」

そう呟くと、俺はこの作戦の目的地に向かい、最後の走行に入った。

272 :金田一少年の天敵 ◆RwRVJyFBpg :2007/11/27(火) 17:57:43 ID:elFWsWd7





階段を駆け上り、左折。
無機質に伸びる廊下の向こう側に、隣の棟の建物と、エレベーターホールが見える。
……あそこが目的地だ。
俺はなけなしの酸素を肺から吐き出しながら、最後の短距離走を走りぬいた。
肺が痛い。足が痛い。肩の傷も痛む。……だが、まだ倒れるわけにはいかない。

「ハアッ、ハアッ、ハアッ……」

膝に手を置き、肩で息をしながら、エレベーターをちらっとだけ見遣る。
エレベーターの現在位置を示す電光表示には「8」の文字。
ちゃんと想定どおり、今俺がいるこの階の数字が掲げられている。
どうやら、何とかうまくいったようだ。

「よし、これで……」

荒い息を吐き、腰から体を折り曲げながら扉を開けるボタンを押す。
すると、機械音が鳴り、エレベーターの扉が両側に開いた。
本当なら、顔を上げてちゃんと乗り込むところだが、疲労が溜りすぎてそれさえもままならない。

「もともと体力がないのは分かってたけど、まさかここまでとは……
 今度からもうちょっと体を鍛えた方がいいかもな……こりゃ」



「僕も同感だねぇ。次の人生があったら是非、そうしてよ」



驚きで、上がらなかったはずの首を上げると、そこには邪悪に嗤う『バイザーの銃士』がいた。

273 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/27(火) 17:58:30 ID:PE1RG2oO
 

274 :金田一少年の天敵 ◆RwRVJyFBpg :2007/11/27(火) 17:58:47 ID:elFWsWd7





ハハハハハッー!!クヒーッヒッヒッヒッヒッヒッ!!!!
ブハァーッハッハッハッハッ!!ヒィヤーッハッハッハッハッハッハッ!!

全く滑稽だ。滑稽すぎるにも程がある。
見た?ねえ、見たかい、あの顔?誰のって決まってるじゃないか!!この自称名探偵君の顔だよ!!
こんなに哀れを誘う顔が他にあるもんかい!!
勝負に完敗した負け犬の顔だ。全ての希望が絶望に変わった人間の顔だ。
まったくもって可笑しすぎるよ。可笑しすぎて笑いしか出てこない。

僕がゆっくりとエレベーターから外に出ると、金田一もずるずる下がり、後ろにこけて尻餅をついた。
……本当に、情けない姿だねぇ。

「残念だったねぇ。あの短時間でいろいろ考えたのは褒めてあげるけど、如何せん僕に使うには幼稚過ぎたみたいだ」
「……何故だ!何故こんなことをする!何故、風浦を殺した!?」

僕が勝利宣言をしてやると、金田一は勇ましく僕の方をにらみ返して、質問を返してきた。
ていうか何でお前は負けたのに偉そうなの?……あーあ、だから嫌なんだよねぇ。負け犬の遠吠えは。

「何でかって?そんなの簡単だよ。あの風浦可符香とかいう女を殺したのは――うるさかったからさ」

シータやあのガキと分かれてから、個人に対して集中させるのを避けて、できるだけ広く薄く展開していた
僕のギアスに始めにひっかかってきたのがあの女だった。
……正直、近づくのは止めようと何度も思ったよ。
何故かって?だから言ってるじゃない。あの女の心の声は他の奴に比べてあまりにも煩かったんだよ。
自己主張が激しくて、言ってる内容も意味不明。その上、極端に明るい思考と極端に暗い思考が混ざり合ってる。
ギアスをあまり深くまで向けて展開してないのに頭痛がしたよ。
あの女の深層意識まで読み取った時のことを考えたら、身震いがしたね。

……だから、本当は逃げようと思ったんだ。
あんな奴に係わり合いになってる場合じゃない。早くC.Cを見つけなくちゃってね。
……でも、そこまで考えてふと気づいたんだ。それじゃダメなんじゃないかってさ。
だって、もしかしたら、そういう奴がC.Cを持ってるかもしれないだろ?
だったら、C.Cを少しでも早く手に入れたい僕としては、近づかないわけにはいかない。
だけど、また頭が痛くなるのは嫌だ。
じゃあ、どうすればいいか?

――その答えに辿り着くのは思ったより簡単だったよ。
そもそも、ここは殺し合いのための場所なんだ。だったら殺せばいい。
僕の頭を痛くするような奴等は、一人残らず殺していけばいいんだ。

「うるさかったから殺しただって!?……それはどういう……」
「あー細かいことはいいだろぉ?どうせ君はこれから死ぬんだからさ」

……と、まあ、そんな事情を知らない金田一がめんどくさい質問をしてきたから、僕はステッキの先を突きつけてやった。
しかし、コイツはどうしようかなぁ?
もともと、風浦可符香を殺すのを見られたから、ついでに殺してやろうと思っただけなんだけど
予想外に楽しませてくれたしなぁ……せっかくだから、もうちょっと遊んでやるか。


275 :金田一少年の天敵 ◆RwRVJyFBpg :2007/11/27(火) 17:59:25 ID:elFWsWd7
「……しかし、金田一君、君、もといた国では名探偵なんて呼ばれてるんだってねぇ?」
「!? 何でそんなことを知ってるんだ!?」
「ふふ……君のことならなーんでも、知ってるよ。
 金田一一。私立不動高校の2年生。探偵、金田一耕介の孫で自身もIQ180の名探偵。
 過去、警視庁に協力して数々の難事件を解決している。
 幼馴染の七瀬美雪とは友達以上恋人未満の関係をもう長く続けているが、本当は――」
「お、お前……そんなことまで……どうして?」

金田一の顔がみるみるうちに青くなっていく。
動揺で心が乱れているのが分かる。

「さぁね。そんなことはどうでもいいじゃないか。
 ……しかし、そんなにお偉い名探偵様が、今回は随分と苦労してるみたいだねぇ?
 殺し合いは怖がる、妄想少女を改心させられない上、自分の不注意で殺される……
 あぁ、困ったねえ、ここに来てからいいトコが一つもないじゃないか」
「………………」

クックックッ、動揺してる動揺してる。
歯なんか食いしばっちゃってかわいいなぁ。
……フフ、しかし、コイツ、名探偵とか名乗っておきながら本当に間抜けだ。
これだけやられたら、そろそろ、僕の能力に気づいてもよさそうなモンなのに。
いやあ、常識に縛られるってのは怖いねぇ。

「そんなことじゃ偉大な“ジッチャン”の名が鳴くよぉ?
 ああ、こんなんじゃもういっそ“ジッチャン”の看板を使うのはやめた方がいいかもしれないなあ」
「……確かに、今までの俺は失敗ばかりだった。いいところがなかったのも認める。だけど……」

嗚呼、追い詰められた人間ってのは、どうしてこうも同じ行動ばかりとるんだろう。
どいつもこいつも、痛いところを衝かれると、揃ってお決まりの自己弁護を始めるんだ。
でも、僕は知ってる。
そこを突き崩せばその人間は“終わり”なんだってことをね。

「『だけど、そんな俺にもできることはある』って?わかってないなぁ、金田一君。
 君は今回、その『できること』つまり、得意分野で僕に負けたんだよ?」
「!!」
「名探偵って呼ばれてるくらいだもんねぇ、頭での勝負にはさぞ自信があったんだろうねぇ?
 でも、僕には敵わなかった。この世界では、所詮、君はその程度なんだよ
 分かったかい?君は狭い井戸の中で自分が凄い奴のつもりでいた、滑稽な蛙なんだ」

見れば、金田一は既に前を向いていない。
虚ろな瞳を床に向け、唇を噛んで、瞼を震わせている。
アッハッハッ……君はやっぱり最後まで面白い奴だよ金田一君。サイコーだ。
……でも、もうそれもお終い。

「つまりね、金田一君、この世界で君ができることなんて何一つ無いんだよ。
 誰かが君を頼っても、君は期待に答えられない。むしろ、結果を悪くするだけ。
 風浦可符香のように死なせてしまうのがオチなのさ。
 結局、君はただ、自分の無能を呪いながら、惨めに一人、死んでいくしかないんだ。
 ……こんな風にね」

ステッキを突きつけ、僕は引き金を引いた。
……だが、その弾は金田一に当たらない!??

「そんなことありません!!
 金田一君はポロロッカの真理に気づいた立派な男性です!!
 それに、金田一君は私が還させません!!」

一瞬後、無様に転んでしまった僕は、後ろを振り向いてようやく事態を理解した。
……なんてことだ。
いつのまにか上がってきた血だらけの風浦可符香が、僕の腰に組み付いていた。

276 :金田一少年の天敵 ◆RwRVJyFBpg :2007/11/27(火) 18:00:17 ID:elFWsWd7





「ふ、風浦……どうして?」
「金田一君はミリアさんの大事な従者です。こんなところで現実に還ってもらっては困るのです」
「グ……ちくしょう!!この電波女が!!」

マオは体を捻り、可符香を振りほどこうとするが
その腕の力は、女のものとは思えないほど強く、いくら暴れても外すことができない。
見れば、可符香の真新しかった制服は血に塗れ、無残な赤に染め上げられている。
その様は、彼女に刻まれた傷の深さと、天国への近さを如実に示すものである。
にもかかわらず、可符香の腕は外れない。

「早く!金田一君!私の乗ってきたエレベーターに乗って逃げてください!」

見れば、エレベーターのドアが開いている。
彼女はこれに乗ってやってきたのだ。

風浦可符香がここまで来れた過程は、言ってしまえば奇跡に近い。
金田一の行った第一の作戦――砲弾の爆発――によって意識を取り戻した可符香は
ミリアの従者である金田一を救わなければという一心で
エレベーターホールまで這い進み、エレベーターを呼んだ。
彼女が「8階」のボタンを押したのは、もともとこのエレベーターがいた階が8階だったから
そこで誰かが降りたのかもしれないという、理由というにはあまりに薄いものに縋った結果に過ぎない。
さらに言うなら、もし、ボタンを押すタイミングがあと少し早かったなら
その行動は殺人者マオを呼び出し、自らの命を無駄に散らすことになっただろう。
逆に、もし、ボタンを押すタイミングがあと少し遅かったなら
金田一はマオによってあえなく銃殺され、可符香は無残な死体と対面することになったであろう。
爆音、エレベーターの位置、ボタンを押すタイミング。
あまりに狭い偶然の道を通り抜け、しかし、奇跡は確かに起きた。
これはいったい誰の御技か?
あるいはポロロッカに祈った金田一の祈りが、時空を越え、空間を越え、彼らの星まで聞こえたのかもしれない。

277 :金田一少年の天敵 ◆RwRVJyFBpg :2007/11/27(火) 18:00:50 ID:elFWsWd7

「逃がさないよ……ここまでやったんだから。
 ここで逃がしちゃ、何が何だかわからないだろおっ!!」

マオはどうにか右腕の自由を取り戻すと、そのまま懐から鉄扇を取り出し、それで可符香を打ち据える。

「風浦!」
「……私のことは気にしないでください。それよりも早く行ってください。
 残念ながら、そんなに長くは持ちません」

打撃の痛みを感じないかのように、可符香は悲鳴一つあげず、鉄扇の殴打を受け続ける。

「このォ!!うっとおしいんだよォ!!死ねッ!死ねッ!」

その様子が火に油を注いだのか、マオはより激しく、苛烈に可符香を痛めつける。
マオにとって我慢ならないのは、金田一の処刑を邪魔されたことよりもむしろ
彼女の心の騒音を間近で聞かなければならないことの方だった。
一度は排除したはずの波動が、彼の頭をギリギリと痛めつける。
その痛みのお返しをするように、鉄の塊が可符香の肉体を叩き、削り取る。

「さあ、金田一君、……早く」
「けど……けど……このままじゃお前の命が……」

金田一は動けない。
マオに打ち砕かれた心が、事態の変化についていけない。
可符香はその様子を見てとると、柔らかく頬を緩ませ、優しく微笑んで――

「やだなぁ、私が死ぬなんてそんなことあるわけないじゃないですか。
 私は現実に帰って、また普通の学生生活をおくるだけです。
 ポロロッカ星に行けないのは残念ですが、まあ、生きてれば、またきっと機会がありますよ。
 ――だから、金田一君は先に行って待っていてください。
 私がそっちに行けるその日まで」

金田一には、血に濡れて、眼球が飛び出しかけたその笑顔が、やっぱりさっきと同じ天使に見えた。

278 :金田一少年の天敵 ◆RwRVJyFBpg :2007/11/27(火) 18:01:28 ID:elFWsWd7





「あ"……あ"あ"……」

ディスプレイの数字が減っていく。
エレベーターは、とうとう行ってしまった。

「よかった……これで一安心です」

可符香が息も絶え絶えに呟く。
その声はいつもと同じ、明るくて伸びやかなモノだった。

「お前……よくもやってくれたな!!よくも僕の邪魔を……
 そうだ……そもそも悪いのはお前なんだ。お前が僕の頭を痛くするから……
 ……許さない、絶対許さないぞォ!!!!」

グシャ。
マオが怒りと憎悪に任せた一撃を彼女の頭に叩きつけると、そこから湿った音が響いた。
見れば、彼女の側頭部が醜く変形している。
だが……

「ああ。あなたもそんなにしてまでポロロッカ星に行きたいのですね。
 その気持ち、すごく分かります。
 もう少し早くお話できればよかったですね。そうすれば、皆でポロロッカ星に行けることをご説明できたのに。
 残念です。
 でも、せっかくですから、せめて今からでもお話をしましょう」
「話だと!?ふざけ……!?」
「大丈夫ですよ。お互いの眼を見て話せば、どんな人だって分かり合えるんです」

その達者な口を封じるため、鉄扇を振り上げたマオは、不運なことに彼女の“眼”を見てしまった。

眼は口ほどにモノを言う。
何の能力も持たない音無芽留にさえ多くのことを伝えた彼女の眼は、心を直接知ることのできるマオに一体どれだけのことを伝えたのか。



「イギャアアアアハアアアアアアハアアアアハアアアアハアアアアアアアアハアアアアアアハ!!!!!!!!!」





279 :金田一少年の天敵 ◆RwRVJyFBpg :2007/11/27(火) 18:02:21 ID:elFWsWd7





【C-3/海岸沿いの高級マンション/1日目-昼】
【金田一一@金田一少年の事件簿】
[状態]:自信崩壊。茫然自失。肩に浅い銃創
[装備]:ドーラの大砲@天空の城ラピュタ、リボルバー・ナックル(右手)@魔法少女リリカルなのはStrikerS(カートリッジ6/6)
[道具]:支給品一式、大砲の弾2発、予備カートリッジ数12発
[思考]
1:俺は……何もできない??

[備考]
※高速道路の入り口は、最低でも1エリアに一つはあると推理しています。
※アイザックの不死については信用していません。もちろん、ポロロッカ星人であるとも思っていません。



【マオ@コードギアス 反逆のルルーシュ】
[状態]:???
[装備]:東風のステッキ(残弾率80%)@カウボーイビバップ マオのバイザー@コードギアス 反逆のルルーシュ
[道具]:支給品一式×3 オドラデクエンジン@王ドロボウJING アンディの衣装@カウボーイビバップ
    鉄扇子@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-
    日出処の戦士の剣@王ドロボウJING
    支給アイテム0〜1個(マオのヘッドホン、武器以外)
[思考]
1:???


[備考]
マオのギアス…周囲の人間の思考を読み取る能力。常に発動していてオフにはできない。
意識を集中すると能力範囲が広がるが、制限により最大で100メートルまでとなっている。
さらに、意識を集中すると頭痛と疲労が起きるため、広範囲での思考読み取りを長時間続けるのは無理。
深層意識の読み取りにも同様の制限がある他、ノイズが混じるために完全には読み取れない。
※また、錯乱などといった思考の暴走には対処しきれない事に気づきました。
※異世界の概念はあまり信じていない様子。
※シータの知りうるラピュタ関連の情報、パズーやドーラの出会いをほぼ完全に知りました。



【風浦可符香@さよなら絶望先生 死亡】
【残り58人】


[備考]
 ※C-3海岸沿いの道に以下のアイテムが落ちています
  エクスカリバー@Fate/stay night
  デイバック×2、支給品一式(食料-[全国駅弁食べ歩きセット][お茶])、支給品一式
  ライダーダガー@Fate/stay night、アンチ・シズマ管@ジャイアントロボ THE ANIMATION、血塗れの制服(※可符香の物)

280 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/27(火) 22:15:55 ID:VTRjsz88
このスレって下らないSSあぼーんするとだいぶ議論が進むよ

281 :テンプレ議論再開:2007/11/27(火) 23:22:55 ID:d3TyTFPb
【書き手の注意点】
トリップ必須。荒らしや騙り等により起こる混乱等を防ぐため、捨て鳥で良いので付け、>>1の予約スレにトリップ付きで書き込んだ後投下をお願いします
無理して体を壊さない。
残酷表現及び性的描写に関しては原則的に作者の裁量に委ねる。
但し後者については行為中の詳細な描写は禁止とする。

完結に向けて決してあきらめない

書き手の心得その1(心構え)

--------------------------(不要部分2)--------------------------------------
この物語はリレー小説です。 みんなでひとつの物語をつくっている、ということを意識しましょう。一人で先走らないように。
知らないキャラを書くときは、綿密な下調べをしてください。

----------------------------------------------------------------------------------
 二次創作で口調や言動に違和感を感じるのは致命的です。
みんなの迷惑にならないように、連投規制にひっかかりそうであればしたらばの仮投下スレにうpしてください。
自信がなかったら先に仮投下スレにうpしてもかまいません。 爆弾でも本スレにうpされた時より楽です。
---------------不要部分----------------------------------------------------
本スレにUPされてない仮投下スレや没スレの作品は、続きを書かないようにしてください。
本スレにUPされた作品は、原則的に修正は禁止です。うpする前に推敲してください。
   ただしちょっとした誤字などはwikiに収録されてからの修正が認められています。
   その際はかならずしたらばの修正報告スレに修正点を書き込みましょう。
---------------不要部分----------------------------------------------------
巧い文章はではなく、キャラへの愛情と物語への情熱をもって、自分のもてる力すべてをふり絞って書け!
叩かれても泣かない。
来るのが辛いだろうけど、ものいいがついたらできる限り顔を出す事。
 作品を撤回するときは自分でトリップをつけて本スレに書き込み、作品をNGにしましょう。

書き手の心得その2(実際に書いてみる)
…を使うのが基本です。・・・や...はお勧めしません。また、リズムを崩すので多用は禁物。
適切なところに句読点をうちましょう。特に文末は油断しているとつけわすれが多いです。
 ただし、かぎかっこ「 」の文末にはつけなくてよいようです。
適切なところで改行をしましょう。
 改行のしすぎは文のリズムを崩しますが、ないと読みづらかったり、煩雑な印象を与えます。
かぎかっこ「 」などの間は、二行目、三行目など、冒頭にスペースをあけてください。
人物背景はできるだけ把握しておく事。
過去ログ、マップはできるだけよんでおくこと。
 特に自分の書くキャラの位置、周辺の情報は絶対にチェックしてください。
一人称と三人称は区別してください。
ご都合主義にならないよう配慮してください。露骨にやられると萎えます。
「なぜ、どうしてこうなったのか」をはっきりとさせましょう。
状況はきちんと描写することが大切です。また、会話の連続は控えたほうが吉。
 ひとつの基準として、内容の多い会話は3つ以上連続させないなど。



理由:

○そもそも「リレー小説」にする必要が無い(小説形式でなくてもいいと何度も(ry)
○そのキャラを知らないなら綿密な下調べをするというのは
 そのキャラを知らないなら知ってくださいと命令してるのと同じで意味不明

282 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/28(水) 01:23:51 ID:EmSMYOx/
>>281
したらば工作員乙

283 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 20:24:54 ID:WNbPmY9g

適切なところで改行をしましょう。
 改行のしすぎは文のリズムを崩しますが、ないと読みづらかったり、煩雑な印象を与えます。
かぎかっこ「 」などの間は、二行目、三行目など、冒頭にスペースをあけてください。
人物背景はできるだけ把握しておく事。
過去ログ、マップはできるだけよんでおくこと。
 特に自分の書くキャラの位置、周辺の情報は絶対にチェックしてください。
一人称と三人称は区別してください。
ご都合主義にならないよう配慮してください。露骨にやられると萎えます。
「なぜ、どうしてこうなったのか」をはっきりとさせましょう。
状況はきちんと描写することが大切です。また、会話の連続は控えたほうが吉。
 ひとつの基準として、内容の多い会話は3つ以上連続させないなど。



ここもいるのか?というより独りよがりな内容すぎて点プレにふさわしくないと思われ

284 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 22:15:07 ID:dQILeIXr
>>283
そんなとこよりもっと指摘するべき部分があるだろ
ああ、あんたもしたらばの工作員か

285 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 23:30:00 ID:ce9r5qmZ
 

286 :そして私のおそれはつのる ◆LXe12sNRSs :2007/11/29(木) 23:30:36 ID:2yxgsgr/
 言峰綺礼は一人、陽光が照らす森林の中を歩いていた……はずだった。
 土色の大地を靴底で踏み締め、草木茂る視界に自然の情緒を感じていると、異変は唐突に訪れた。
 飛び込んできたのは、灰色の群集である。
 乱雑していた木の葉のカーペットは無機質なアスファルトによって舗装され、雄大な木々は物言わぬ電柱へと変わり果てた。
 数年かけて達成できる開拓を、一瞬で終えてしまったかのような異変である。
 しかしそれを目にしての混乱や戸惑いは、言峰の胸中にはなかった。

「なるほど」

 静かに驚嘆し、ドモン・カッシュが語っていた情報の矛盾、その真相を理解する。
 景色の一変。言峰の視覚が捉えた異常は、現実的に考えてありえない事象だった。
 しかしそれも、魔術という現世の枠から外れた概念を知る言峰にとっては、さして混乱を覚えるような異常ではない。

「ふむ。方位磁石が狂ったか。魔術ではない、螺旋王が用いる科学力によるものと考えるべきか?
 この世界――もしくは惑星が持つ磁場に働きかけたのか、いずれにしても興味深い技術だ」

 言峰が握るコンパスの針は、目まぐるしい勢いで回転し、もはや使い物にならなくなっていた。
 このコンパスが故障したのは、ちょうど言峰を囲う景色が急変した瞬間。
 つまりその瞬間、支給物である安っぽいコンパスを狂わせるほどの磁力が働きかけ、同時に景色の変化に繋がった。
 言峰はこれを、魔術的な干渉ではなく、科学的な干渉であると推測した。

「科学技術による長距離瞬間移動……螺旋王は未来人かなにかか?」

 自身の方向感覚だけを頼りに、言峰は雑多な住宅地を南下し、やがて高速道路を目視した。
 ドモン・カッシュが衛宮士郎と戦闘を行ったという舞台、地図を見れば遥か北に位置していたはずのそれが、今は言峰の目の前に聳えている。
 言峰が南へと歩を進める際、出発点としたのがH-2の学校だった。
 周囲の景色が変化を見せたのは、ちょうど六百メートルは歩いたかという頃。
 そこからさらに五百メートルほど南下し、高速道路を発見した。
 以上の事柄から、言峰は現在地をH-2の南ではなく、会場最北のA-2だと推定した。
 最南地点から南下し最北に移動するなど、物理的に考えれてありえない。が、ここが会場の外である可能性のほうがもっとありえない。
 つまり、この会場は地図で見ればそれこそ平面だが――実際の形は球。廻れば周回する地球と同じように、端と端とで繋がり合っているのだ。

「ドモン・カッシュの言にも頷ける。褐色肌の男と戦っているうちに、北を突き抜け南へとやってきたというわけか。
 しかしなるほど……参加者を隔離するという意味では、これ以上に有能な柵はないな」

 高速道路上を歩き、言峰は『ワープ』という超技術について考察していた。
 ドモン・カッシュの告げる矛盾に興味を持ち、会場の南端へと躍り出たのが発端。
 南から北への瞬間移動という形で矛盾は解消されたものの、螺旋王が有する能力に関しては、ますます謎が深まった。
 とはいえ、その謎は興味という範疇を抜け出しはしない。
 絶対的に解明したい欲求もなく、その必然性もないため、言峰はこの事象を頭の片隅に留める程度にしておいた。
 彼の目的は愉悦。それは、螺旋王との敵対という形で齎されるものではない。
 他者との接触と教授、それによる変化。彼にとっての殺し合いの趣旨はそれだ。
 パズー、八神はやて、間桐慎二、ドモン・カッシュ……彼らは、言峰との出会いによりどんな変化を齎すのか。
 そして、正午を目前にしたこの時間。
 神父たる言峰の前に、新たな子羊が迷い込む。


 ◇ ◇ ◇



287 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 23:31:32 ID:ktlJV0bE
 

288 :そして私のおそれはつのる ◆LXe12sNRSs :2007/11/29(木) 23:31:52 ID:2yxgsgr/
 お昼が近づいて、それでもエドは、無邪気に先頭を走っていた。
 両腕を翼のように広げ、飛行機のようなスタイルでキーンと飛び回ってみたり、
 四つん這いに屈み、ねずみのようにちょこまかと動き回ってみたり、
 時折背後に回りこんで、俯くシータをばぁ〜っと驚かせてみたり、
 壁に覆われた人気のない道路(彼女は高速道路を知らない)でなければ、こんな風に遊んではいられない。
 ……でも、もしかしたら。
 エドには、そんな心配も常識も、まったく通用しないのかもしれない。

「だーれもいません、だーれもいません、管とみんなとごはんはどこですか〜」

 リズムを刻みながら、エドは陽気な声を上げて進む。
 その後ろを、シータが無言のまま追う。
 マオから逃げ出して、シータはエドの示す方向のまま、会場内をあてもなく周旋していた。
 鉄扇子から身を守ってくれた鎧は、重いので道中に脱ぎ捨ててきた。
 何者かに襲われればあの鎧は役に立つだろうが、その前にあの重量では逃げることもままならない。
 機敏なエドと行動を共にするための、苦渋の判断だった。

(あと、何分くらいなんだろう……)

 手元に時計はない。が、刻々と近づく時を感じて、シータは思わず息を飲む。
 マオの急変は衝撃的だった。彼の思わぬ行動により、シータの精神はさらに苛まれた。
 その後エドの爛漫さに癒されはしたものの、二回目の放送が近づくにつれて、心のざわめきはまた騒々しさを取り戻す。
 この六時間の結果報告。いったい何人の人間が死んだのか。それが気になった仕様がない。
 これじゃ駄目だとは思いつつも、シータは押し寄せる不安を振り払うことができなかった。

「んにゃ? どうかしたおねえちゃん?」
「……ううん、なんでもない」

 エドの不謹慎な笑顔も、今では疎ましく思えてしまう。
 度胸が違うのか、それとも単純にそういう性格なのだろうか、エドは放送への恐怖心など微塵も持ち合わせていないようだった。
 現在位置も、現在時間も、マオの真意も、エドの真意も、パズーたちの行方も、なにもわからない。
 手ぶらのまま過ぎていく時が、シータの歩みを重くした。

「あ、はっけ〜ん! はっけんはっけんはっけぇ〜ん!」

 エドの急な報告を受け、シータは俯かせていた顔を上げる。
 進路上、両壁に隔てられた道路の先に、神父の格好をした男性がいた。
 エドは、神父の下へと一目散に駆けてく。
 シータは咄嗟に辺りを見渡し、退路がないか確認した。
 進むか戻るか、道は二つしかなかった。


 ◇ ◇ ◇



289 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 23:32:41 ID:ktlJV0bE
 

290 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 23:32:58 ID:Du49i2Xo


291 :そして私のおそれはつのる ◆LXe12sNRSs :2007/11/29(木) 23:33:12 ID:2yxgsgr/
「こぉんにちわあー!」

 元気よく挨拶を投げるエドに、言峰は訝しげな視線を送った。

(……なんだ、この娘は?)

 進む先は前と後ろの二つしか存在しない高速道路上。言峰の前方に、二人の少女の姿があった。
 その片方、一見して少年とも思える赤毛の娘は、ここが殺戮の舞台であるなどまったく意に介していない様子で、言峰に笑顔を振りまく。
 しかも、誰もが肩に提げているはずのデイパックが見当たらない。服装も、武器など隠し様がない簡素なシャツ姿だった。
 正真正銘の手ぶらのまま、見ず知らずの男にこんにちわと声をかける。まるで馬鹿のようだった。
 警戒心を微塵も抱かず、そしてあの特徴的な赤毛……無論、言峰の知人に該当する者などいなかったが、一つだけ心あたりがあった。
 ドモン・カッシュの情報の中にあった、エドという名の少女である。
 名簿を見る限り、エドという名に該当する参加者は二名いた。
 一人はエドワード・エルリック……これは明らかな男性の名であり、そもそも第一放送で死亡が知らされている。
 となれば、目の前の少女こそがドモンが出会ったというエド……エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世だろう。
 その長ったらしい本名からしてどこかの貴族かとも思ったが、格好から感じるイメージは、どちらかというストリート・チルドレンを思わせる薄汚さだ。

「こんにちわ。君は……エドか」
「ありー? たしかにエドはエドですけどー、なんで知ってるのぉ?」

 猛ダッシュで駆け寄ってきたエドに挨拶を返し、言峰は改めてその容姿を観察する。
 おどけた表情に、天真爛漫な瞳。恐怖や憎悪など、殺人劇に付き物であるはずの感情が、ごっそり抜け落ちたかのような平静。
 もしくはこのエドという少女は、そんな感情は元々持ち合わせていないのかもしれない。
 純真でまっさらな心に種を植え付け、彼女という人間の本質を歪めるのもそれはそれでおもしろそうだが、酷く骨が折れそうでもある。

(それよりも……)

 警戒心ゼロで周囲をぐるぐると回るエド。言峰はそんなエドから視線を外し、遥か前方を見やる。
 そこには、エドの同行者と思わしきおさげの少女が、硬直したままこちらを眺めている姿があった。

「あちらの女性は?」
「あれはー、シータおねえさんだよー。エドを怖い人から守ってくれたんだ」

 シータという名を耳にし、言峰は僅かに口元を緩めた。
 そのままシータへ向けた視線を固定し、一歩進む。
 遠方に立つシータの身が、僅かに退いたように見えた。

「ところで、おじさんのお名前はぁ?」

 間延びした声を発し、エドは言峰の進路を塞ぐように、前方に躍り出た。
 言峰はエドに対し朗らかな笑顔を見せ、語る。

「ああ、まだ名乗っていなかったな。私の名は言峰綺礼。なんということはない、ただの神父さ」

 名乗った、次の瞬間。
 エドの体は、力なく崩れた。


 ◇ ◇ ◇



292 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 23:33:40 ID:Du49i2Xo


293 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 23:34:16 ID:Du49i2Xo


294 :そして私のおそれはつのる ◆LXe12sNRSs :2007/11/29(木) 23:34:24 ID:2yxgsgr/
 マオ、エドに続く三人目の遭遇者。それは、教会の神父らしき壮年の男だった。
 一見しただけでは、敵か味方かも判断つかない。
 聖職者ならば殺人など言語道断なはずだが、そもそも格好だけでは本当に神父と決定付けることもできない。
 だというのにエドは、その性格からか、まったくの躊躇もせず男に歩み寄っていってしまった。
 第一に警戒心が働いたシータは、エドのように歩み寄ることはできず、その場で竦んでしまった。
 数秒、エドと男が言葉を交わしている様子を、遠方から眺めることしかできない。
 そして今、異常事態は唐突に起こった。
 男の周りを忙しなく飛び跳ねていたエドの身が、不意に地面に倒れふしてしまったのだ。
 一部始終を眺めていたシータだったが、その突然すぎる事態を理解することはできなかった。
 神父であると同時に一流の武術家でもある言峰の手刀が、瞬速のスピードでエドの首下を打ち気絶させたなど――
 距離の離れた場所にいるシータの動体視力では、理解などできるはずもなかった。
 理解が追いつかないため、事態の推移も把握しきれず、目の前の光景をただ見守ることしかできない。
 エドが倒れ、男はそれを気にも留めず、ゆったりとした歩みでシータの下に近寄ってくる――そんな現実を。

「こんにちわ、シータ」
「っ!」

 混乱の渦中でただ呆然としたシータは、逃げるという思考に辿り着く間もなく、男の接近を許してしまった。
 遠方で倒れたままのエド、目の前で自身を見下ろす長身の男、これらの現状が、シータの危機感に火をつける。
 顔に動揺の色を浮かばせ、そっと後ずさった。
 シータの様子を見て、男は苦笑する。

「ふふふ……そう怖がることはない。私はただ、君の名がシータであると知り、伝言を伝えようとしたまでのこと。
 あの娘には、少しばかりお休みいただいたまでさ。彼女にも興味はあるが……それは君の後だ」

 ここに来てから、シータが出会ったのは僅かに二人。
 数人しか知らぬはずのシータの名で呼びかけられ、また一歩後ずさる。
 不安と危機感に苛まれながら、それでも常の気丈さを取り戻そうと、シータは男の目を見て発言した。

「どうして、私の名前を?」
「必ず助けてやる。だから心配するな」

 質問を投げるが、返ってきたのは回答ではなく、男が預かったという伝言のほうだった。

「……とまぁ、これが君への伝言だ。名乗り忘れたな。私の名は言峰綺礼……見てのとおり、しがない神父さ」
「コトミネ、さん……? その伝言は、誰から?」

 言峰と名乗った神父の怪しさに、喉が鳴る。
 エドを気絶させた真意が見えず、戸惑う。
 そして、伝言とやらの内容をやや遅れて頭に入れ、一つの可能性にいきつく。

「――っ! あなたは、ひょっとして!」
「パズー――私のこの伝言を託した少年は、たしかそう名乗っていたかな」

 思わぬ人物から探し求めていた少年の名が飛び出て、シータは目を見開いた。
 言峰の身に縋りつき、覇気ある言葉で尋ねる。

「パズー、パズーに会ったんですか? 教えてください。パズーは、パズーは今どこに――」
「ほう……そのパズーという少年の身が、よほど気にかかると見える」

295 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 23:34:32 ID:ktlJV0bE
  

296 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 23:34:58 ID:Du49i2Xo


297 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 23:35:57 ID:Du49i2Xo


298 :そして私のおそれはつのる ◆LXe12sNRSs :2007/11/29(木) 23:35:56 ID:2yxgsgr/
 ほとんど取り乱したような所作で、シータは言峰の返答を待った。
 パズー。あの日スラッグ渓谷に落ちたシータを助け、ムスカの下から救い出してくれた少年。
 その後ラピュタを発見し、一緒にこんなところにまで拉致されてしまった。
 シータはパズーを巻き込んでしまったという負い目から、真剣に彼の身を案じていた。
 それこそ自らの身を投げ出さん勢いで――それを本人が自覚していたかどうかは、また別の話だが。
 言峰はもったいぶったような間を空けて、そんなシータの様子を眺める。
 口元の緩みは声を発さずとも、心配で震える少女を嘲笑しているかのように見えた。

「落ち着きたまえ。私がパズーに出会ったのは、もう十時間も前のことだ。彼が今どこにいるかまでは知らん」
「そう……ですか」

 シータは見るからに落胆し、失意の表情を俯かせる。
 希望からの転落。言峰はシータの感情変化に若干の愉悦を覚え、言葉を続ける。

「そう落ち込むことはない。先の伝言にあったとおり、パズーは『心配するな』と言っている。
 君がどれほど彼を心配しているかは知らぬが、あまり彼の気遣いを無碍にするものじゃない」
「……そうですね」

 口ではそう言いつつも、シータはまだ、希望へは這い上がれていなかった。
 目的の達成、その足掛かりになるかと思われた情報は、しかしなにも齎しはしなかった。
 誰であろうと落胆せずにはいられない。あと一歩というところで掴み損ねた希望は、より大きな反動として返ってくる。
 失意に溺れ、希望を見失った感情が誘う先は――絶望しかない。

「――それにその心配自体、もうすぐ不要となるやもしれん。時間にして、あと数分後にはな」
「えっ?」

 言峰の意味深な発言に釣られ、シータは彼の顔を見上げる。そして、反射的に身を離した。
 なにか嫌な予感がして、本能的に言峰を拒絶したのだ。

「忘れていたわけではあるまい? それともまさか、時計をなくしでもしたか?
 もうすぐ12時……螺旋王による二回目の放送が始まる時間だ。あるいはそのときに」
「……あなたは、その放送でパズーの名前が呼ばれるとでも言うのですか?」

 シータは動揺を制し、確かな敵意を持って言峰に接した。
 少女ながらもシータが放つ雰囲気は毅然としていて、言峰に感嘆を促すほどのものでもあった。
 とはいえ、シータは少女だ。ラピュタの王族という言峰の知り得ぬ正体を持とうと、その本質は変わらない。

「一つの否定できない可能性だよ。いつ、どこで、誰がなにをするか……そんなことが把握できるのは、監視者たる螺旋王だけだ。
 私と別れた後のパズーが、どのような道程を歩み、現在はどうしているかなど、知る由もない」
「なら、どうして心配が不要になるなんてこと」
「言っただろう? 一つの否定できない可能性だと。では訊くが、パズーとはいったい何者かね?
 何者にも屈さぬ無敵の超人か? 何者にも殺されぬ不死の化物か? 私には、いたって普通の少年に見えたのだが」
「パズーは普通の男の子です。銀鉱で働いていた、単なる優しい男の子です。
 でもパズーはとても強いわ。こんな殺し合いには決して屈しない。私はパズーと一緒に生きて帰ります」
(ほう……)

 ――強い。
 言峰はシータの反論を耳にし、胸中で賛嘆した。
 言の節々には未だ不安が在沖しているものの、視線は確固として言峰の瞳と対峙している。
 常人らしからぬ物腰は生まれついてのものか、それともパズーとの日常で育まれたものか。
 それだけに、惜しい。
 彼女の精神は、とても不安定だ。余裕が見当たらない。
 言峰の言葉に揺さぶられながらも、懸命にシータという意志を保っている。
 懸命に――辛うじて、とも言い表すことができる。
 罅割れたガラスを、ガムテープで補強しているような状態だ。
 現実という槌で叩いたら、さてどう砕けるものか。

299 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 23:36:23 ID:ktlJV0bE
 

300 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 23:36:52 ID:ce9r5qmZ
 

301 :そして私のおそれはつのる ◆LXe12sNRSs :2007/11/29(木) 23:37:01 ID:2yxgsgr/


 ◇ ◇ ◇


「一つの可能性、などという曖昧な根拠でつい失言を吐いてしまった。謝罪しよう」
「いえ、謝るほどのことでは……」
「さて、では迎えるとしようか――二回目の放送を。パズーへの心配を募らせて、な」
「はい」

 言峰が振り返り、倒れたエドの下へと歩み寄っていく。
 シータは言峰の言葉に賛同し、しかし足を動かすことはできなかった。

(――あれ?)

 両足が、地面に植えつけられたかのように動かない。
 遠ざかっていく言峰の姿を視線で追うが、その焦点は定まらない。
 心が、ざわついた。

「……んー……あり、朝ぁ?」
「いや、昼だ。間もなく放送が始まる。君も静聴したほうがいいだろう」

 言峰は倒れていたエドを起こし、気絶状態から再起させた。
 それら、光景として視界に映る映像を受け止め、しかし介入することができない。
 まるで、世界の外枠から外れてしまったようだった。
 シータは心の中で反芻する。これから待ち受けるものを。

「放送。ここ六時間における死者の名と、新たな禁止エリアを発表する簡素な儀式だ。
 螺旋王にとっては、それによって齎される我々の変化が、主な目的なのだろうがな」

 言峰のふとした発言が、シータの奥底で重なる。
 死者の発表。放送のメインイベントとも言える事柄に、並々ならぬ不安を抱えている自分がいた。
 言峰の根拠のない言、パズーの死を否定して、なお放送を恐れるという矛盾に気付く。

「恐れることはない。恐れようとも、逃れる術はないのだからな。
 仮に目を背け、耳を塞ごうとも、放送の内容は我々の頭に入り込んでくる。
 意識するなというほうが無理なものだ……心配するにせよ、感傷を抱くにせよな」

 パズーの名が放送で呼ばれる……パズーが、既に死亡している。
 言峰の言うとおり、一つの可能性にすぎなかった。それが的中している確率など、シータにも言峰にも計れはしない。
 誰の名が、どれだけの名が呼ばれるのか。
 興味ではなく、知ることへの恐れ。
 待ち遠しくもあり、忌避したくもあるもの。
 しかしシータは、ただ黙って放送を待ち構える。
 選択肢など、他にはなかったからだ。

「時間だ。さぁ、静聴しようではないか――螺旋王による、放送を」

 それは小さな、とても小さな不純物。
 シータはその正体を知る間もなく、第二回の放送を迎える。



302 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 23:37:59 ID:Du49i2Xo


303 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 23:38:12 ID:Fz3D+avd
  

304 :そして私のおそれはつのる ◆LXe12sNRSs :2007/11/29(木) 23:38:15 ID:2yxgsgr/
【A-3・高速道路/一日目/昼(放送開始)】

【言峰綺礼@Fate/stay night】
[状態]:左肋骨骨折(一本)、疲労(中)
[装備]:ストラーダ@魔法少女リリカルなのはStrikerS
[道具]:荷物一式(コンパスが故障)
[思考]
基本:観察者としての姿勢を崩さない。苦しみを観察し、検分し、愉悦とする。
1:この場で放送を聴く。
2:殺し合いに干渉しつつ、ギルガメッシュを探す。
3:風浦可符香に興味。
[備考]
※制限に気付いています。
※衛宮士郎にアゾット剣で胸を貫かれ、泥の中に落ちた後からの参戦。
※会場がループしていることに気付きました。

※もちろんパズーが既に死亡しているという事実は知りません。
 そのことを前提にシータに揺さぶりをかけているわけではないので、あしからず。


【エドワード・ウォン・ハウ・ペペル・チブルスキー4世@カウボーイビバップ】
[状態]:疲労、強い使命感
[装備]:アンディの帽子とスカーフ
[道具]:なし
[思考]
1:言峰からもっと話を聞く。
2:アンチシズマ管を探す。


【シータ@天空の城ラピュタ】
[状態]:疲労、迷い、若干自暴自棄、右肩に痺れる様な痛み(動かす分には問題無し)
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]
0:放送に対する得体の知れぬ不安
1:エドに付いて行く
2:エドを守る
3:マオに激しい疑心
[備考]
マオの指摘によって、パズーやドーラと再会するのを躊躇しています。
ただし、洗脳されてるわけではありません。強い説得があれば考え直すと思われます。
※マオがつかさを埋葬したものだと、多少疑いつつも信じています。
※マオをラピュタの王族かもしれないと思っています。
※エドのことを男の子だと勘違いしています。
※日出処の戦士の鎧@王ドロボウJINGは、A-4の高速道路入り口付近に脱ぎ捨ててあります。

305 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/29(木) 23:38:49 ID:Du49i2Xo


306 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/30(金) 23:55:44 ID:NMNxf7Cd
                    ィ ‐―- 、__
                ,-‐ァ´/  ∠-―‐-、‐ 、
               〃 _,':  /-―――-\ ヽ
      〃   ̄ ̄\  入{≧ 7: /::../:/:   ,イ}ハ:\l
     |     ヾヽーく<゙{:ナ./.::..,'::/厶!:. /l:: i:::}:!:バ―――― --  、
     |       !l   ¨ヽYl:::::::l:ハ{八X_ , l:;!ィリ:: } }´         ヽ
.     l       l   }=l:::::::l:{ ャtr-ュミ  jノtrァルリ!    ∠彡    /
     l       l ノ人fl:::::::l  `ー'   、`' {´イ::|  /       ./
      l       k≠^ヽ|:::::::l       _ ,  八i ::|'/       /  >>259
      l       ヘ\::ハ :::ハ.    '´‐,‐' イ::::l|::l       /   ぶっちゃけ全部いらないんちゃうの?
       ヽ       {ハ、::ヽ::::i> , 、.. _/:/:: / リ      ./
        ヽ       |ヘ:::jヽ::! fヘ ヽ::::/{::./      /
          丶       !| |lV j/|>‐<ヘ ヽ{ハ:{     /
          |~\    i | |l   |ニ二ニ! || !    /
          |  | ヽ  ./ | |l   |   l. || !  >'´
             ヽ_| ヘメ  | |l   |   l. || !/
       _ ____l     l ll   |   / /イ
.     〃〃   l     \\ l{{T}// /
      | || o   |       \`jl 〃 /
      | ||     !        ヽ!V/  {


307 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/30(金) 23:57:41 ID:VKkmqrIb
【基本ルール】
 全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が優勝者となる。
 優勝者のみ元の世界に帰ることができる。
 また、優勝の特典として「巨万の富」「不老不死」「死者の蘇生」などのありとあらゆる願いを叶えられるという話だが……?
 ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない。
 ゲーム開始時、プレイヤーはスタート地点からテレポートさせられMAP上にバラバラに配置される。
 プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる。

【スタート時の持ち物】
 プレイヤーがあらかじめ所有していた武器、装備品、所持品は全て没収。
 ただし、義手など体と一体化している武器、装置はその限りではない。
 また、衣服とポケットに入るくらいの雑貨(武器は除く)は持ち込みを許される。
 ゲーム開始直前にプレイヤーは開催側から以下の物を支給され、「デイパック」にまとめられている。
 「地図」「コンパス」「筆記用具」「水と食料」「名簿」「時計」「ランタン」「ランダムアイテム」
 「デイパック」→他の荷物を運ぶための小さいリュック。主催者の手によってか何らかの細工が施されており、明らかに容量オーバーな物でも入るようになっている。四●元ディパック。
 「地図」 → MAPと、禁止エリアを判別するための境界線と座標が記されている。【舞台】に挙げられているのと同じ物。
 「コンパス」 → 安っぽい普通のコンパス。東西南北がわかる。
 「筆記用具」 → 普通の鉛筆と紙。
 「水と食料」 → 通常の成人男性で二日分。肝心の食料の内容は…書き手さんによってのお楽しみ。SS間で多少のブレが出ても構わないかと。
 「名簿」→全ての参加キャラの名前のみが羅列されている。ちなみにアイウエオ順で掲載。
 「時計」 → 普通の時計。時刻がわかる。開催者側が指定する時刻はこの時計で確認する。
 「ランタン」 → 暗闇を照らすことができる。
 「ランダムアイテム」 → 何かのアイテムが1〜3個入っている。内容はランダム。

【禁止エリアについて】
放送から1時間後、3時間後、5時間に1エリアずつ禁止エリアとなる。
禁止エリアはゲーム終了まで解除されない。

【放送について】
0:00、6:00、12:00、18:00
以上の時間に運営者が禁止エリアと死亡者、残り人数の発表を行う。
基本的にはスピーカーからの音声で伝達を行う。

【舞台】
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/f3/304c83c193c5ec4e35ed8990495f817f.jpg

【作中での時間表記】(0時スタート)
 深夜:0〜2
 黎明:2〜4
 早朝:4〜6
 朝:6〜8
 午前:8〜10
 昼:10〜12
 日中:12〜14
 午後:14〜16
 夕方:16〜18
 夜:18〜20
 夜中:20〜22
 真夜中:22〜24

----------------------------------------------------------------------

最初の1行だけはいるんじゃないけ?

308 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/01(土) 00:08:24 ID:HBm64YuR
>>307
そもそも殺し合わせようって話が間違い
平和的に麻雀にしようぜ

309 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/01(土) 01:08:48 ID:obTRFMvq
死んでも生き返ればいい

310 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/01(土) 02:04:15 ID:weo97iJ+
それも理想の一つだな

311 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/01(土) 21:40:43 ID:VzUj3XoU
【基本ルール】
 全員で殺し合いをしてもらい、最後まで生き残った一人が優勝者となる。
 優勝者のみ元の世界に帰ることができる。
 また、優勝の特典として「巨万の富」「不老不死」「死者の蘇生」などのありとあらゆる願いを叶えられるという話だが……?
 ゲームに参加するプレイヤー間でのやりとりに反則はない。
 ゲーム開始時、プレイヤーはスタート地点からテレポートさせられMAP上にバラバラに配置される。
 プレイヤー全員が死亡した場合、ゲームオーバー(勝者なし)となる。

       ■          ■           ■

正直こういうようなパターンも飽きてきた

312 :突っ走る女たち ◆jbLV1y5LEw :2007/12/01(土) 21:40:48 ID:a4dkH3fm
スバル・ナカジマは走っていた。
人命を救うべく、ただ前だけを見つめ、全速力で。

(速さ! 速さが足りない!)

今、彼女がすべきは一刻も早くはやてと合流し、さらにシャマルを見つけ出し、瀕死のロイ・マスタングを救うこと。
そのために必要なのは速さだ。
川を回りこんで北上してくるであろうはやてが全速力で駆けるスバルよりも早くE-7のT字路に到達する可能性は低い。
だが、万一、はやてが高速で移動する支給品を持っていたら、この仮定が覆るかもしれない。
マッハキャリバー、でなければローラーブーツでもあればと思うが、あいにく彼女の支給品はいずれも移動に使えるものではない。
残った一つは『アンチ・シズマ管』とだけ説明書に書かれた、用途不明のガラス官である。
だから彼女はできる限りの速さで駆ける。
急いだ甲斐もあり、彼女は驚異的な速さでT字路にたどり着いた。

「これ、なら、大丈夫、だよね……」

焦るあまり無茶なペース配分をしたため、さすがに息が切れていた。
あとはここではやてが来るのを待つだけである。
呼吸を整えて一息つきながら、やってくるかもしれない殺し合いに
乗った者に備えてT字路を見張れる位置にある民家に隠れ、周囲を警戒する。
いっそのこと、自分からはやての来るであろう南へ迎えに行きたくなるが、すれ違いの危険を考え、彼女はじっと待機していた。



313 :突っ走る女たち ◆jbLV1y5LEw :2007/12/01(土) 21:41:49 ID:a4dkH3fm
「八神部隊長! ……じゃない」

その人影は髪の長い女性だった。
走り方からローラーブーツを履いているのかとも思ったが、どうも似て非なる物のようだった。
その形相は鬼気迫る物があり、スバルは心の中で身構え、彼女の到着を待った。




藤乃静留は走っていた。
愛する女性を救うべく、ただ前だけを見つめ、全速力で。
目指すは燃え盛るデパート。
そこに彼女の想い人がいるかもしれないのだ。

もちろん、聡明な彼女はこの不安に何の根拠もないことを理解している。
だが、もしも万一、そこになつきがいたら?
すでに同行者であったジャグジーが殺され、放送で9人もの名前が呼ばれている。
殺し合いは始まっているのだ。
あのデパートで彼女が死に瀕していることだってありうる。
その確率一割にも満たないその可能性が、彼女を走らせる。
その道中、もう少しでデパートというところで、彼女は前方に一人の女の子を見つけた。
その容貌は明らかになつきではないが、彼女は少し迷った。
彼女がなつきの安否を知っているかもしれない。
訊いてみるか?
それとも、やはりデパートへ急行すべきか?
考えている間にもみるみる彼女の姿が近づいてくる。
静留は決断した。



314 :突っ走る女たち ◆jbLV1y5LEw :2007/12/01(土) 21:42:50 ID:a4dkH3fm
その女性、すなわち藤乃静留は、スバルの前で急停止すると、スバルの警戒など意に介さない様子で尋ねた。

「あんた、なつきを見とらんどすか!?」
「え?」

突然の質問と剣幕、そして聞きなれないイントネーションに、スバルは即座に対応できない。
思わず聞き返してしまった。

「だから! あんた、なつきを見とらんどすか!?」

再度聞かれたところで、スバルは気づく。
その慌てぶりは先ほどまでの自分を思い出させるものであり、
彼女もまた、誰かの危機を救おうと全力を尽くしているのだと。
だから剣幕に押されつつも、スバルは誠実に答える。

「な、なつきさん、ですか? いえ、見ていません」
「おおきに!」

言うなり、静留は再び駆け出そうとする。
その瞬間、はっとしてスバルはその手を取り、静留を引き止めた。

「なんどすか!?」
「あの! 南から来たんですよね? 八神部隊長に会いませんでしたか!?」
「知りませんえ!」

まるでバスケットボールのように勢い良く反応が返ってくる。

「もうええどすか!? うちは急いでるんどす! 行かせてもらいますえ!!」

静留は突き放すようにいい、また猛スピードで燃え盛るデパートへと向かっていく。
あそこに「なつき」がいれば助けるのだろう。

呆気に取られてそれを見送ったスバルだったが、彼女の行動を見て、決心がついた。
デパートへと向かい、救助すべき人がいれば救助するのだ。
いずれここをはやてが通るとしても、火災の起きているデパートを放置していくとは思えない。
それはシャマル他、機動六課の仲間たちも同様だろう。
彼女たちが駆けつけるまでにあれが事故ならば救助を済ませ、罠ならば粉砕する。
その後で仲間と合流し、次いでロイの救助に向かう。
やはりここでも必要なのは速さだ。
スバルは既に遠くなり始めた長髪の女性を追い、再び全速力でデパートへと駆け出した。

しかし、彼女は知らない。
既にこの時点で彼女を待つヒューズたちが、他でもないロイ・マスタングによって殺害されていることを。
眼前の火災は事故でも罠でもなく、自分と同じ、脱出を目指す者によって引き起こされたものであることを。
自分の前を行く女性が捜し求める人物は既に死んでおり、それを知った彼女が何をするか分からないことを。

間もなく、運命を分かつ放送が始まる。

315 :突っ走る女たち ◆jbLV1y5LEw :2007/12/01(土) 21:43:50 ID:a4dkH3fm
【E-6/道路/1日目/昼(放送直前)】
【藤乃静留@舞-HiME】
[状態]:健康 、衣服が半乾き
[装備]:雷泥のローラースケート@トライガン、サングラス@カウボーイビバップ
[道具]:支給品一式、マオのヘッドホン@コードギアス 反逆のルルーシュ、 巨大ハサミを分解した片方の刃@王ドロボウJING、
    ジャグジーの首輪、包丁、不死の酒(不完全版)@BACCANO バッカーノ!
[思考]:
基本思考:なつきを守る。襲ってくる相手には容赦はしない。
1:全速力でE-6のデパートに向かう。
2:デパートになつきがいたら全力で助ける(いなかったら、なつき、なつきの事を知っている人間を探す)。
3:万が一の時は不死の酒に望みをかける?
4:F-5の駅、ビクトリーム、温泉に向かった集団、豪華客船にゲームに乗っていない人間を集めるのは後回し。
5:首輪を詳しく調べられる技術者を探す。
6:あまり多人数で行動するつもりはない。

【備考】
※「堪忍な〜」の直後辺りから参戦。
※なつきがデパートの火災に巻き込まれているのではと考えています。
※ビクトリームとおおまかに話し合った模様。少なくともお互いの世界についての情報は交換したようです。
※マオのヘッドホンから流れてくる声は風花真白、もしくは姫野二三の声であると認識。
(どちらもC.C.の声優と同じ CV:ゆかな)
※不死の酒(不完全版)には海水で濡れた説明書が貼りついています。字は滲んでて本文がよく読めない模様。


【スバル・ナカジマ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
[状態]:バリアジャケット、疲労(小)
[装備]:リボルバー・ナックル(左手)(カートリッジ:6/6)@魔法少女リリカルなのはStrikerS
[道具]:デイバック、支給品一式(食料-[大量のじゃがいも、2/3][水])、ジャガイモカレー(特大)
    アンチ・シズマ管、予備カートリッジ(×12発)
[思考]
 基本:仲間を集めて事態の解決を目指す
 1:火災現場へ急行。要救助者がいれば助け、殺し合いに乗った者がいれば確保する
 2:1の際、長髪の女性(静留)が協力してくれるようなら協力する
 3:火災現場に来るであろう八神部隊長他、六課の仲間と合流
 4:八神部隊長と合流できたら、協力して他の仲間を捜索する
 5:シャマルと合流できたら、彼女を連れてヒューズの元へと戻る(F-5/商店街・布団屋の中)
 6:その後は、八神部隊長やヒューズの指示を仰いで行動する
 7:キャロや他のみんなもまだ生きていると信じたい

316 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/01(土) 23:15:47 ID:aNoMnFVt
>>311-315

削除依頼ね

317 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/01(土) 23:45:29 ID:nUrIrpPa
>>316
なんで?

318 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/02(日) 01:28:41 ID:6ASACNS/
既にアニサロ移転が決まってますからね
当然でしょう

319 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/02(日) 01:40:13 ID:nzaGjab1
>>318
ざっとしたらば見たけどそれらしい記述みつかんないんだけどいつ決まったの?

320 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/02(日) 01:40:18 ID:s8q7YhSt
したらばのずうずうしさにはあきれ果てる

321 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/02(日) 01:50:30 ID:nzaGjab1
最近ここ知ったんで良く分からないんだが
したらば何かやっちゃったのか

322 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/02(日) 10:41:33 ID:0lSVs2mw
何もやっとらんよ
自称2ch派さんがぐちぐち文句垂れ流してるだけ

323 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/02(日) 14:52:21 ID:/7v/e0yU
としたらばさんがほざいてます

324 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/12/02(日) 17:02:48 ID:lsYZ3mKS



「だからその紙を置け、紙を」

スパイク・スピーゲルは温泉に入りながら微妙に命の危機を感じていた。
目の前には紙を構えた読子・リードマンがおり、その紙がなぜかは不明であるが鋭利な刃物となることを知っていたからである。
混浴だからと言って一緒に入ったのが問題であったらしい。
とはいえ、リードマンの裸などに興味はない。

「水着着てるんだから、見られて困るようなモンはないだろ」

それにリードマンは混浴だということを事前に知っていたため何処かから調達した水着を着ていたのだ。
これでは裸を見られるも何もあったものではない。それを知っていたが故に自分は混浴の温泉に入っているのだ。
流石に、裸婦のいる浴場に突入して紙手裏剣や風呂桶が飛んでこないことを予測できないわけがない。

「……むぅ」

読子は膨れっ面で紙や本を入れている風呂桶を持って湯から上がり、

「俺も上がるか」

スパイクも重い腰を上げ後に続く。
H2Oという空間からスパイクの裸体が介抱され、周囲に晒される。
手ぬぐいという邪魔なものなど一切身に着けてはいない。
正真正銘の丸裸である。
その体は180を超える長身を誇り、日々欠かさなかった普段の鍛錬で引き締まった筋肉は女性を魅了するに相応しい。
引き締まった筋肉、幾つにも割れた腹筋、無駄な贅肉が付かない肉体。
どれを取っても男が憧れるのも無理はないと言うべき姿である。
だがこの場に唯一存在する女性にはまったく魅了の効果を発揮せず、
逆に背中を向きスパイクの方を見もせずに顔を背けさせる効果しか持たなかった。

「スパイクさんには恥じらいが足りません」
「わりぃ、貧乏なんだ」

スパイクの方に振り向こうともしない読子の非難に、彼は至極あっさりとした冗談を返した。




325 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/12/02(日) 17:04:30 ID:lsYZ3mKS


「なあ、機嫌直そうぜ」

体を拭き服を着たスパイクと読子は廊下を歩いていた。
だが読子の機嫌は斜め右下に進んでいた。
30というおばさん呼ばわりされても不思議ではない年齢の彼女とて、スパイクの無神経ぶりには御立腹なのであった。

「俺が悪かったからさぁ」

図太い神経を持つスパイクでも流石に調子に乗りすぎたと考え、
なんとか機嫌を直してもらおうと浴場を出てから何度か謝罪の言葉を紡ぐがいっこうに効果は上がらない。
読子がスパイクの先を歩いているため彼に彼女の表情など窺えないが、背中越しからでも考えていることが理解できる。
ああ、流石のこいつでも怒るんだ。と。
数時間ほどの付き合いで流石も何もあったものでは無いが、
これまでの行動からスパイクはリードマンのことをあまり怒らない人種の人間だと判断していた。

「もういいッ!! 全員黙れッッ!!!!」

そんな二人が廊下を当ても無く歩いているときだった。玄関先から聞こえた若い青年の声が耳朶を振るわせたのは。
スパイクと読子はお互い顔を見合わせ疑問符を浮かべる。
いったい何が起こっているのか?
二人は無言で小走りに廊下を歩き、曲がれば何かが起こっているであろう場所の手前で立ち止まり壁に隠れながら玄関の様子を窺う。

「突然だが、ここはゼロを筆頭とする、反螺旋王組織『黒の騎士団』の指揮下に置かれる!
 以降は、そこに居られるゼロが全ての指揮を取る! 異論は認められない!!」

玄関では複数の人間と猫達がいた。
先ほどまで共に行動していたはやて達である。
他にも見知らぬ学生達にどこぞのヒーロのコスプレにメカメカしい猫、と奇人変人のオンパレードである。
いったい何をしているのか?
スパイクは読子と共に様子を窺うことにした。自分でも知らず知らずの内に銃を握り締めながら。
だがスパイクが予想していたような血なまぐさい展開は起こってはいなかった。
ただ青年が声を張り上げ演説をし、全員の注目を集めているだけであった。

326 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/12/02(日) 17:05:55 ID:lsYZ3mKS
ただ青年が声を張り上げ演説をし、全員の注目を集めているだけであった。
しかも内容は非常におざなりなものと言わざるえない。目的だけ駆け足で言っているだけだ。
あれならば、まだビシャスの方が口が達者だ。案の定、八神達からは非難の声が聞こえる。
だがたった一声で、非難の声が突然止まる。こちらに背を向け全員の注目を集めている青年の一言で。

「やって欲しいことはこれだけだ。 エリア中心部に行き、他の参加者に接触し、使えそうならば我々の仲間に誘う。
 我々に害を為すようなら排除する。それだけだ。頼む。協力してくれ」

青年がそう言い放った瞬間、その場にいたほぼ半数の者達が同意する。
そのまま八神達は屋外へと出て行ってしまった。なぜか倒れた青年を無視して。

「……なんだぁ?」

スパイクには何が起こっているのか理解できない。声を掛けるという発想すら思いつけないほどに奇妙な状況であった。
そんな彼の側でただじっと目の前の光景を見つめる人物がいた。読子・リードマンである。
彼女はただ黙ってことの成り行きを考えながら、一人思案に暮れていた。
いったい何が起こっているのか?
読子はそう思わざるおえなかった。青年が八神達に一方的に早口で正論を捲し立て、八神達があっさりと要求を受け入れた。
言葉にすれば至極単純なその光景を普段は流されやすい読子ですら違和感を感じずにはいられない。
なぜならば八神達はルルーシュの言葉に対して、かなり否定的な言葉と困惑や呆れたといった感情を投げかけており
とても笑顔で承知するとは全くと言っていいほど予想できなかったからだ。
元々八神は北に行くらしいということを聞いてはいたがそれにしても不自然だ。
パンツも穿かずにどこに行こうというのか?
そう、パンツである。読子は八神はやてと再会した際に、彼女がパンツを穿いていなかったことを見抜いていたのだ。
読子はどういった事情かは不明ではあったが、初対面の時には存在していなかった気恥ずかしさを八神から感じ
座る際や立ち上がる際に下半身を気にするしぐさから、何を気にしているかを考えすぐにパンツを穿いてないという答えに行き着いた。
30という人生経験を経た彼女にとっては辿り着くのが難しい問題ではなかったのだ。
温泉に入ったのも、流石に男性だらけの室内でパンツを取りに行くという行動すら気恥ずかしさを覚えるであろうことを察し、
スパイクが付いてきたのは予想外ではあったが入浴という建前を利用し脱衣所に潜入したからなのだ。
たかがパンツと言って馬鹿にしてはいけない。パンツを穿かなかった故に死んでしまった女性も世に存在していたと伝えられる事件があった。
そう、日本の都市災害史に残る大火災の一つであるかつて1932年12月16日に起こった
クリスマスイルミネーションを出火原因とする火災により14名の死者を出す日本初の高層建築物火災となった白木屋火事のことだ。
当時の女子従業員は和服で、下着をつけていなかったため、裾の乱れを気にしてロープによって救助されることを躊躇した者が多く、
犠牲者を増やしたといわれている。この説は井上章一により否定されてはいるが、神保町の青空の下でドラム缶風呂に入り茹で死に一歩手前まで追い詰められ
タオル1枚すら持たない状況で人目を気にしながらほぼ裸で脱出する破目になり、死ぬほど恥ずかしい思いをしたことがある読子としては、
白木屋火事に巻き込まれた女性店員は死と恥ずかしさの境で本当に生きるか死ぬかの瀬戸際だったのであろうと感じることができる。
そんな読子にとって女性としてパンツを穿きもせずに行動を始めることが信じられなかった。

327 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/12/02(日) 17:07:32 ID:lsYZ3mKS
そして読子の見立てでは、八神はやてからは今だパンツ穿いてないオーラが漂っている。
何をするにもどこに行くにも、まずはパンツのはずだ。
数秒で簡単にこの施設でパンツを見つけることは可能であり、現に自分のコートのポケットには脱衣所から拝借した予備のパンツがある。
「ちょっとお花を摘んできます」などと言って出立する前に男性達から離れれば、この施設で見つけることができるのだ。
故に読子には八神はやてがパンツを探さないで外に行くとは考え難かった。
それにベースキャンプである温泉施設を別グループにあっさり譲り渡すのもおかしい。
先ほどの話の内容から、別グループは同じ反ロージェノムではあるらしいがお互いに面識はないようだ。
しかも、完成するまでは梃子でも動く気がないと言っていたマタタビと名乗る喋る猫までどこかに行ってしまった。
これでは蛻のからと言ってもいい。それに自分達を放っておくのも気に掛かる。
スーパーマンの敵役として出てきそうなあやしい仮装男達を、ロージェノム派の人間と自分達が勘違いしてしまう危険もあるのだ。
故に、はやて達三人が温泉をなんの準備も挨拶もなく早急に後にするということを読子はおかしいと考える。
自分から外に行く理由があったとしてもすぐに出て行くとは思えなかった。ならば、八神達はなぜ外に出て行ったのか?
少なくとも自分の意思で出て行ったようには見えず、まるで意識を操られたために温泉施設から退去させられたようにしかみえない。
それはどういったことを指すのか?
極めて簡単に答えを出すのならば催眠術である。催眠術により意識を操られたために八神達は外に追いやられたのだ。
催眠術、それは一般的には意識を操る術であるために特殊な力と思われがちであるが少し違う。
誰でも扱えるわけではないが、素人でも誰かに弱い催眠術を掛けることは結して不可能ではない。
例として歴史上で催眠術を使える偉人をあげるのならばアドルフ・ヒトラーが有名であろう。
彼は集団催眠を用いて民衆を煽り、軍に狂気の殺戮を行わせるに至ったのだ。
なにより、催眠術の証明としてマタタビの仲間と思しきドラえもんよろしくな猫型ロボットには効果があるようには思えない。
生物には掛かると思える催眠術がロボットに掛かる訳が無い。
しかもルルーシュという名の青年は、ヒトラーが演説を敢て遅らせ民衆の意識を自分に集めるという催眠術を掛ける側にとって
重要な行動をなぞるかのように全員を自身に注目させていた。
故にあの青年が催眠術をマスターしており、八神達を操ったとしても不思議ではない。
しかし、あの青年が催眠術を使えると仮定したからといって、幾つもの疑問がいまだ存在する。


一つ目は青年が、如何にして無手で催眠術を掛けたのか?
二つ目は催眠術を本当に掛けられる状況であったのか?
三つ目はなぜ自分やスパイクが掛かっていないのか?
四つ目は本当に催眠術なのか?


一つ目の疑問は、催眠術を掛けたと思われる青年がデイパッグを背負っていたものの、両腕を体の横にしてきつく握り締めていた状態では
催眠術を掛けるための動作をとれないことだ。通常、催眠術を掛ける際にはライターの火やライトの灯を使うことで
相手を誘導しトランス状態に陥れなければいけない。だが読子の見立てでは、青年はトランス状態に移行したと思われる間や
相手をトランス状態に落す前振りすら無く催眠術を成功させたことになる。
二つ目の疑問は、あの場が八神達を催眠術に掛ける場であったかということだ。
突然の青年の主張により、それなりに騒がしい状況であったあの場ではトランス状態に移行する間がなく失敗する可能性の方が高い。
三つ目の疑問は催眠術が音声や臭いで掛けるものである場合は自分達も掛かっていなければならないことだ。
たいした距離が離れているわけでもない以上は自分達も掛かっていなければおかしいが、
読子がスパイクを観察してみても彼が外にいく前兆すら見つけられない。
四つ目の疑問はは以上の理由や別の理由により、催眠術が八神達に掛かっておらずに自分の意思で出ていったということだ。
多少の不自然さも現実に起こっていることならば納得するしかない。普通の人間ならばそう考える。
だが読子・リードマンは普通の人間とは違う。彼女は異能力を持ち、なおかつ殺人舞台における参加者一の読書量を誇るエージェントなのだ。

328 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/12/02(日) 17:08:48 ID:lsYZ3mKS
その彼女の知識と経験が彼女自身に囁く。
あの少年は催眠術を特殊能力にまで昇華した力を持つのだと。その力を持って八神はやて達を操っているのだと。
おそらく何かを見せられたために洗脳の異能が発動してしまったのだ。
なぜかゼロや少女には効かないかは読子にとっては不明ではあったが、彼女の考えでは問題ない。
特殊能力を使用するのに、それぞれ条件やデメリットというべきものが存在することが事実であることを知っていたからだ。
例としては、紙使いは紙が無ければ能力を使用できず、透過能力者は水中では無力であることなどだ。
故に少女と仮面の男に青年の力が通用しないのは、何らかの条件を満たしているためと予想が付く。
逆に青年が意図的に外したことも考えられるが、その場合は仮面の男と少女が青年とグルということでしかない。
仮面の男は表情が隠れているため何を考えているかは不明であるが、少女の方は青年が能力を使った際に全く動じていなかった。
それは少女が青年の力を理解していたが故のことだ。青年の能力を知らな素振りを見せてはいたが、
唯一効果が発揮されなかった機械猫がいたために知らぬ振りをしているだけだ。
知らないならば、簡単に物事が進んだことに疑いを持つはずなのだ。
故に仮面の男を始めとした三人は、青年の力を始めから使用するつもりで八神はやて達に接触したと読子は判断する。
そう始めからだ。八神はやてがあの場で放送を行っため彼らは彼女の存在を知り、迷いながらも立ち上がろうとした彼女を利用するつもりで近づいたのだ。
おそらくあの放送を聞き彼らはこう思ったはずだ、あの女と仲間達は対ロージェノムの弾除けがわりになると、
面倒なことや危険なことは彼女達に任せてしまえばいい、と。
なんと卑劣なのか。人を操り、弾除け代わりにするなど許せない。まるで以前戦った冷徹な策士一休だ。


読子はかつての戦いを思い出す。


偉人軍団の策士一休宗純。人類殲滅という策の為なら仲間や恋人ですら切り捨てる男だ。
彼によって死んでいった者達は数知れず、策が終わり用済みだからといってシャレコウベの付いた杖を三蔵法師の首に突き刺し、
彼の恋人であったやさしいナンシー・幕張をまるでゴミでも捨てるかのようにあっさり裏切ったのだ。
あの頃の憤りが自身の心の中に灯る。絶対に阻止しなければ。
読子はそう心に決め、手を握り締め黒の騎士団への怒りに燃える。
だが実際のところは、たまたま糸色望達が温泉に来ただけであり、カレンは既にギアス使用済みによる制限で
糸色望はゼロの仮面という透過率の悪い物で視界を遮ることによってルルーシュのギアスを防ぎ、
糸色望とカレンはルルーシュの暴走に巻き込まれただけであるが、怒りに駆られる読子にはそのことに気づけない。
許せずにエージェントとしての思考をさらに推し進め、どう物事を進めていくかを読子は考える。
本来ならば説得から始めたいところであるが、八神達のことも気に掛かり洗脳という能力を相手が持つ以上は
最初から力づくの対応をした方がいいだろう。
洗脳する能力者は背後からみたために今一能力の発動条件を特定し難いが八神達の視線から判断するに、胸より上を見なければおそらく大丈夫だ。
奇襲を仕掛け速攻で相手の体を紙で包み込んでしまえばいい。
読子はそう判断し、スパイクと共に一時的にこの場を離れることにした。

329 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/12/02(日) 17:10:05 ID:lsYZ3mKS

「スパイクさん、ちょっとこちらへ」

読子は彼の腕を掴み、以外な力を発揮してその場から移動する。

「おい、痛いって……」
「静かにお願いします」
「どこに連れて……」
「黙っていて下さい」

スパイクは言葉を紡ごうとは思ったが、読子から発せられる何かに押しとどめられ黙ってしまう。
リードマンからは先ほどまで発せられていた朗らかな空気は消え去っており、
逆に自分のようなカウボーイたちが発する硝煙の臭いに似た何かに取って代わっていた。
リードマンは真剣な表情でそんな気配を纏いながら、自分を手近な部屋へと連れて行く。

「スパイクさん、たぶん非常に厄介なことになっていると思います」

部屋の扉を閉めると、開口一番に何を言おうとしているのか分からないことを言い放つ。
何が厄介なのか、この女の一言ではまったく分からない。

「いや、いきなり厄介なことになったと言われても……」
「あの男の子は特殊能力を持っているんですよ」
「ハァ?」
「だから、相手の行動を操る類の能力を持っているんですよ。一般には催眠術と呼ばれるようなものを」

リードマンの答えは予想を遥かに超えた珍解答であった。
とりあえず黄色い救急車を呼んで、病院に連れて行くのが一番だろう。

「いいかリードマン。温泉に入ったからといって脳までふやけるのは人間としてどうかしているぞ」
「ふざけないで下さいスパイクさん」
「ふざけているのはお前だろうが」
「スパイクさんも見たはずです、いきなり八神さん達の行動が変化したのを。あれは彼の仕業です」
「……たまには人間変わったことをしたくなるもんさ」
「それでもおかしすぎます。温泉に入っていた私達を放っておいてどこかに行くものでしょうか?」
 あんなに不満そうな声を上げていましたし」
「そりゃあ……」

そこで言いよどむ。たしかにリードマンの言うとおり、あっさり自分達を放って一言もなしにどこかに行くのは妙である。

330 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/12/02(日) 17:11:23 ID:lsYZ3mKS
猫と男の方は我が強く人の言うことを簡単に聞くとは思えず、はやての方も何か一声ぐらいは掛けそうな性格だ。
それに、八神はやてはたしか自分が風呂に入る前にリードマンに鞄を返したいなどと言っており、
その時にはリードマンが風呂に入っていたために、上がってから返すつもりだったはずだ。
あの少年が青臭い正論を吐いたからと言って、彼の言葉を第一目標にするのはおかしい。
そうするにしても、相談の一つぐらいあっても良さそうなものなのだ。
しかし、人を操る超能力をあの少年が持っているなどと言われ簡単に信じるのは馬鹿がやることだ。

「いや、エスパーじゃあるまいし。そんな馬鹿な……」

そこまで言って、言葉が詰まる。
目の前の女も同じ特殊能力を持った人間のはずなのだ。紙を操る能力がなんらかの嘘やトリックならばこの女も紛い物なのだろう。
だがそうとは感じれず、以前に不死身であった少年と遭遇し、先ほども喋る猫などに遭遇した身では異能という力を嘘とは思えなかった。

「私だって紙使いなんですよ。あの少年が異能を持っていたからといって不思議じゃありません」
「つうてもなぁ。俺やお前、それにコスプレと嬢ちゃんは別に操られてるとは思えないんだが?」
「おそらく何らかの条件があるんでしょう」
「条件?」
「目下の所検討中です。でもおそらくは何かを見せることで操るんだと思います」
「いや、条件が違うだろう。コスプレその他一も小僧の視界に入っていたはずだ」
「仲間に掛からないように意識的に外したか、掛からないための別の手段を用いたと考えられます」

スパイクの疑問に読子はあっさりと答える。

「条件のことですが、いくつかは思い浮かびますが全て推測の段階までで確かなことは言えません。
 何か知っているはずの彼らに聞くのが一番早いのではないんでしょうか?」
「そりゃあまあ、たしかに」

ここまで会話しスパイクは嫌な予感がした。会話をしている間にリードマンが上目遣いに自分の瞳を覗き込んでいる。
なんとなくではあるが、この女が妙なことを自分に頼もうとする気がしてならない。

「スパイクさんに頼みごとがあります」

ほら当った。
スパイクはそう胸中で漏らす。おそらくはリードマンは自分になんとかしてもらうように頼むつもりだ。
誰が聞くものか。ただ働きは嫌いなのだ。

「八神さん達のサポートをお願いしたいんです」

だが読子の言葉はスパイクの想像を少し外れたものだった。
言われたスパイクは一瞬呆気に取られる。

「……へ?」

サポートってなんですか、リードマンさん?
スパイクは読子の言葉の意味が分からずに僅かに困惑する。
だが読子はそんなことに気付けずに先を続ける。

「八神さん達の行動がおかしくなった時に、ルルーシュさんは真中に行って仲間を集めるように、でも邪魔したら排除しろって言いました。
 これでは八神さん達やこれから接触する人たちが危険に陥る可能性が高いと思うんです」
「……それで俺にどうしろと?」
「スパイクさんは八神さん達に付いていって、接触する人たちに事情を説明してもらうんです。
 八神さん達と会話してもらっても構いません。邪魔だと思われなければ何をしてもらっても。
 そうやって効果が途切れるまで適当にやってほしいんです」

適当に邪魔と思われないようにはやてたちの邪魔をしろ。
そう言われても正直困る。ただ働きの限度を超えている。
催眠術師を抑えるのがよっぽど楽だ。

331 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/12/02(日) 17:12:05 ID:lsYZ3mKS

「……で、お前はどうするんだよ?」

自分に厄介なことを押し付けた女はいったい如何するのか?
楽なことをするようならば怒鳴りつけてやろう。

「ルルーシュさん達を説得してあの能力を使わせるのを止めて貰います」

が、読子の提案はスパイクの考えたものと真逆であった。
スパイクは呆れる。いくら何でも無茶がすぎる。人を操る能力を持つ人間を相手に目の前の女では如何こうされるのがオチだ。

「説得って、無理だろう。話している間に操られて終わりだろうが」

スパイクは止める。だが読子の意思は固い。

「……じゃあ、やっぱり力ずくで」
「まてまてまて、余計に駄目だろうが。自殺しろって言われて終わりだろ」
「大丈夫です。私の考えが正しければ、上半身から上を見なければなんとかなります」
「目でも瞑るのか? それ以前の問題としてフルボコだろうが。銃もあるしよぉ」

当然の如く、スパイクは突っ込みを入れる。
赤い髪の女学生が持っていたのは、相棒の使っている物と同じ銃だ。リードマンが銃相手に如何こうできる姿を想像できない。
紙如きを操れるだけでは、数の不利も、銃の脅威も退けられるはずがない。
スパイクの認識ではそうでしかなかった。だが読子としてはそうではなかった。

「大丈夫ですスパイクさん。私、こう見えてもちょっと強いんですよ」
「……………………」

スパイクは無言で愚かな言をほざく読子の頭に右手を翳す。

「はい?」

そのままスパイクの右手は呆ける読子の頭にチョップを打った。

「いひゃい?」

奇妙な鳴き声を上げ読子は崩れ落ちる。

「よわ」
「いきなり何をするんですか、スパイクさん!?」

崩れ落ちた彼女は、すぐさま起き上がりスパイクの呟きに非難を浴びせる。

「あのなぁ、そんなんで力技も何もあったもんじゃないんだろうが」
「……私、本番じゃないと実力が発揮できないんですぅ……」

スパイクは読子の戯言を聞き流しつつ、彼女の眼鏡を見つめ、溜息をついた。
厄介ごともただ働きもは嫌いではあるが、どうやら自分がなんとかしなければいけないらしい。
せめて、はやて達に恩を売って不良債権の回収ぐらいはしたいが、ロージェノムの圧政がある状況では無理だろう。たぶん。
このまま状況に流されたとしても、悪い方向に転がるだけだ。

332 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/12/02(日) 17:13:44 ID:lsYZ3mKS

「もういい、俺が何とかするから付いて来い」

部屋を出て廊下に立ち、辺りを見回す。

「はい?」
「だから俺が何とかする。タカ派の黒の騎士団をボコって、催眠術みたいな強行路線を取らせないようにしてから八神達に合流。
 八神達に掛けられた催眠術が解けるまで尻拭いをして、解けたらロージェノムの圧政を民衆が打ち倒すのを黙って見守る。
 これでいいだろ、たぶん」

半場口から出任せであるが、背中越しにリードマンにこれからの一様の行動方針を伝える。
もちろん全部達成するつもりもない。悪魔で適当な行動方針だ。
正直に言えば超能力大戦などから抜け出し、とっととビバップ号のベッドで惰眠を貪りたい。
そう思いつつ適当な道へと足を運ぶ。

「あっはい。そうです、とりあえずそれでいいです」

慌ててリードマンが付いてくる足音が聞える。
背後に女の気配を感じながら考える。さて、あの三人をどう探そうか?
見つからなければ、放っておいてはやて達の方に行こうか?

「絶望した! あまりの本人置いてけぼりっぷりに絶望した!!」

廊下の向こうからゼロと名乗った男の声が聞えてくる。
どうやら探すまでもないらしい。





「絶望した! あまりの本人置いてけぼりっぷりに絶望した!!」
「どうしたんですかゼロ? いきなり大声を上げたりして」

カレン・シュタットフェルトとゼロの扮装をしている糸色望は、
突如意識を失ったルルーシュ・ランペルージを温泉施設の一室である和室へと運び込み、枕を敷きその上へと寝かせていた。
運ぶ際に、邪魔となったルルーシュのザックをゼロが持っているのは些細なことだ。

「どうしたもこうしたもありませんよ!! はやてさん達がどっかに行ったと思えばいきなりルルーシュさんが倒れて、
 しかも運ぶ手伝いまでさせられて。ええ、状況に流されるにしても程がありますよ!!」
「す、すいませんゼロ! あなたの御手を煩わしてしまって」

カレンはゼロに頭を垂れる。
人手がないとはいえ大事なリーダーの手を煩わせるなど、黒の騎士団失格だ。
本来ならば、ルルーシュを放ってでもでも有効な手段を取らなければいけないのだ。
それを自分の我侭でゼロの計画を無視することになるとは。猛省しなければ。

「え、え〜と……いや、別にカレンさんが悪いわけじゃありませんよ。悪いのはルルーシュさんですよ」

しかし、カレンの落ち込む理由を今一理解できていないゼロこと糸色望は慌てて取り繕う。

333 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/12/02(日) 17:15:00 ID:lsYZ3mKS

「私を無視して、勝手に話を進めるルルーシュさんがいけないんですから」
「本当に申し訳ありません」

なんのフォローにもなっていないゼロの発言にカレンは再び深々と頭を垂れる。

「でも、ルルーシュのことを攻めないでください。あなたの負担を減らそうと思って代わりにやったことなんです。
 もう勝手なことをしないように、私が言い聞かせますから」

カレンの言葉に糸色望は何かを言おうとして、止めた。
これ以上迂闊な発言をしてゼロがカレンの前から失われる結果は、今はゼロを名乗る彼にとって望むものではない。

「……まあ、いいでしょう。私のすべきことを代わりに実行した功績に免じて不問にいたします」

そう言いながら右手の掌を突き出し、今だ何かを言おうとするカレンを押しとどめる。
糸色望は適当な所で話を終わらすことにしたのだ。

「ありがとうございます」

カレンはルルーシュに何の御咎めがないことにほっと安堵しつつ、今だ意識を失っている彼の顔を見つめる。
これ以上勝手な振る舞いをされると、本気で処罰されかれない。
黒の騎士団は弱者の味方であるが、自分勝手に行動する彼に対しゼロの堪忍袋は何時まで持つか分からないのだから。
カレンはルルーシュが目覚めれば文句を言ってやろうと思い、何気なく視線を彷徨わせる。
そして、その瞳がある室内のある一点で止まる。カレンの見つめる物は、鳥の巣箱を模した木製の古い時計であった。
その時計は放送まで数分しか無い事を指し示していた。ぼうっとして下手をすれば放送による情報を聞き逃してしまう。

「もうこんな時間。早く用意をしないと」
「え、用意って?」
「放送の用意です」

この放送は聞き逃すのは不味い。北が禁止エリア南は行き止まりの現状では東か西が設定されただけで移動方向が限られる。
その上でこの場所が禁止エリアにでもなれば、ルルーシュを担いで移動しなければいけない。最悪逃げられなくなる。
拠点にすると言ったこの場所が禁止エリアにならない保障はないのだ。次の放送は自分たちにとって死活問題となる。
せめて放送までに出立した彼らに残って貰えたのならば悩む必要はないのだが、ルルーシュの発言によって出て行ってしまった。
このことが対螺旋同盟にひびを入れることにならなければいいのだが。

「まったく、これだからブリタニア人は」

ついつい愚痴が出てしまう。だがこれ以上は考えない。
せっかくゼロの許しが出たのだ、目覚めてから後でたっぷりと言い聞かせればいい。

「何か言いましたカレンさん」
「いえ、何でもありませんゼロ」

そのやり取りの後にカレンとゼロは鞄の中から、それぞれ名簿と地図と筆記用具を畳の上に取り出し、放送に備える。
できる限り状況が好転することを信じながら、二人は時が訪れるのを待つ。


334 :読子達がみてる  ◆UCRiZtpozI :2007/12/02(日) 17:16:39 ID:lsYZ3mKS




【H-6/温泉施設/一日目/昼・放送数分前】

【スパイク・スピーゲル@カウボーイビバップ】
[状態]:健康
[装備]:デザートイーグル(残弾8/8、予備マガジン×2)
[道具]:支給品一式
[思考]
1:状況の把握。
2:はやて達が問題を起こさないようにサポートしに行く。
3:はやてに真相を問い質す。
4:読子と一緒に行動してやる。

【読子・リードマン@R.O.D(シリーズ)】
[状態]:健康
[装備]:○極○彦の小説、飛行石@天空の城ラピュタ
[道具]:パンツ
[思考]
1:状況の把握。
2:はやて達が問題を起こさないようにサポートしに行く。
3:はやてに協力したい。
4:適当なところで帰る。
5:はやてにパンツを届けたい。
※はやてがやろうとしていることを誤解しています。

335 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/02(日) 20:56:43 ID:86A9/OjN
ほい削除依頼ヨロ

336 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/02(日) 21:25:46 ID:zAvfk0l/
んだ

337 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 00:14:39 ID:cclPutuu


338 :ランチタイムの時間だよ 1/11  ◆AZWNjKqIBQ :2007/12/03(月) 00:15:11 ID:IOnR+U/A
「見てみろよ、ミリア! ここはお宝の山だぞっ!」
「夢の島だねっ! ドリームアイランドだねっ!」

雲ひとつない澄み渡った真っ青な空と、その頂上から燦々と降り注ぐ眩しい太陽。
その遥か足元。雑多で膨大なゴミが堆く積みあがったデコボコな地面の上を、一組のカップルが走り回っていた。
空に輝く太陽にも負けないような陽気を振りまいて、楽しそうに、とても楽しそうに――……。

「アイザックー……。こんなにもたくさん勝手に持ち出していいのかなー?」
「おいおいミリア〜、ここをどこだか忘れたのか? ここにあるのは全部捨てられた物なんだぜ」
「捨てられたなんて可哀相っ! もうここにある物は誰の物でもないんだね、アイザック!」
「……そうさ、ミリア。だから俺たちがこれからこいつらの面倒を見てやろうってんじゃないか」
「やさしいアイザック! これからはもうこの子たちも寂しくないんだねっ!」
「ああ。これからは俺が父となり、ミリアが母となり、この子たちは新しい人生を歩んでいくのさ」
「リサイクルだね〜、循環社会だね〜!」

ゴミ処分場という施設の中。分別することを諦められたゴミがただただ積まれているだけの場所でも、
アイザックとミリアはいつもの調子であった。
もう日も昇ったというのにアイザックは半裸のままで、ミリアの方は入り口を潜ったところで拾った安全メットを被り
アレンビーから借りたスコップ片手にした姿で、そのゴミ山の上を走り回り、時には何かを掘り出している。
螺旋王を探すという目的も半分忘れ、二人揃っていつもの通りに、子供の様に今という時間を謳歌していた。


そんな二人を遠目に、同行者の一人であるアレンビーは溜息をひとつついた。
彼女は彼らより少し離れた場所。バランスよく積みあげられた古タイヤの塔の頂上に腰掛けている。
ここに入ってきてすぐの頃は彼女も螺旋王の隠れ家を探していたのだが……。

「そんな顔をすると、この青空を写し取ったかの様な君の髪の色も曇ってしまうよアレンビー」

憂鬱に顔を曇らせるアレンビーの頭上を一羽の烏――キールが浮ついた台詞を吐きながら旋回する。

「……やっぱり、おかしいんじゃないかなって思うんだけど」
「おかしいのはこの世界の方さアレンビー。そんな些事に心を囚われて、君の顔から美貌が失われることの――……」

ふう――と大きく溜息をついてアレンビーは烏の戯言を聞き流す。
どうやらこの喋る鳥は物事を真剣には捉えていないぞ、ということをこの1時間ほどでアレンビーは理解した。
そして、ゴミ山の上を駆け回る二人。彼らについても、真剣ではあっても根本的にな部分でおかしい所があると彼女は感じている。
嘘をついて騙しているとは思わないし、アイザックの復活劇も実際に目の当たりにしている。それでも……、

怒涛の勢いで問答無用に理性を押し流す運命の逆流――ポロロッカ(大騒ぎ)。
そこから僅かに取り残されたアレンビーの理性が、彼女にこのままじゃいけないと小さな警告を送り続けていた。

……と、頭上の烏よりアレンビーにとって意味のある言葉が投げかけられた。
「お客さんだよ、アレンビー。しかも二人……」
「その言い方だと、来たのは男の人かしら?」
皮肉っぽくかけられた言葉に烏は空中で器用に首肯する。
「あたり。アレンビーと相互理解が深まって嬉しいよ。来たのは両方とも男。おっさんと小僧さ」

古タイヤの塔の頂上で立ち上がり入り口の方へと振り返ったアレンビー。
その視線の先には、一組の壮年の男性と背の低い少年の姿があった。

339 :ランチタイムの時間だよ 2/11  ◆AZWNjKqIBQ :2007/12/03(月) 00:16:23 ID:IOnR+U/A
 ◆ ◆ ◆


「ゴミ処分場だと……何があるんだろう?」
出会ってより数時間が経ち、そろそろ口数も少しずつ増えてきた同行者の質問にジェットは頭を捻る。
「そうだな。……映画館では映画に、博物館では展示室に何かがあったんだ。
 ということはゴミ処分場だとやっぱり集められたゴミ……、もしくはそれを処理する施設あたりが怪しいな」
その返答にチェスはこくりと頷き、納得したことをジェットに知らせる。
そして視線を上げて、眼前に大きく広がるゴミ処理場をその小さな両目で見渡した。

ゴミ処分場に入ってすぐに見えるのは、廃車となり積み上げられた車の残骸や古タイヤの塔。
真っ赤に錆びた金属製の何かだった物で組上げられた奇怪なオブジェ。同じ様に錆びの浮いた、古びたコンテナの数々。
その間の所々に見えるのは、それもゴミかと見間違うほど汚れたゴミを動かすための重機達。
それらから目を移せば、次に見えてくるのは無愛想な灰色の建物の群れだ。
特徴的なのは、空へと長く伸びる紅白の縞模様に塗られた煙突だけだが、そこから吐き出されるべきである煙は少しも見えない。
そして、更に視線を奥へと進めればそこに見えるのは灰一色に見える巨大な山。
よく観察してみると、一見灰一色なそれは雑多な色が重なりあった結果そういう印象を受けるのだということが解る。
物の死骸を集める場所だけあって、まるで墓場の様にそこは静寂で、
聞こえてくるのは海風に揺られたゴミの群れが奏でる、細波の様な静かなノイズだけだった。

――と、一瞬何かが二人の頭上に降りかかる陽光を遮った。そして、それは軽い音を立てて彼らの目の前にへと着地する。

「はじめまして! 私はアレンビー・ビアズリー。オジサンと少年は?」

それは、この場には似つかわしくない透き通った青い髪の少女――アレンビー・ビアズリーだった。


 ◆ ◆ ◆


「あ……と、驚かせたみたいだね……」

突然に現れて今、目の前で両の手の平を顔の前で振り、照れ笑いする少女にチェスは大きく驚いていた。
視界の中のどこから飛んできたのだとしても、それが尋常な距離ではないと推測できる跳躍力。
そして、目の前のジェットが銃を向けていても、なお平然としていることから窺い知れる実力。
あの螺旋王に集められていた場所でのことを除けば、目の前で見る超人との初めての遭遇であった。

「俺はジェット・ブラック。この子はドモン・カッシュだ」

銃を下ろさずまだ警戒を解かないままに、ジェットはチェスのことを聞かされたとおりにドモンと紹介する。
その瞬間、アレンビーの顔に怪訝な表情が浮かぶのをチェスは見逃さなかった。

「ドモン・カッシュです。こんにちはおねーさん」

あどけない声を使って嘘の自己紹介をすませた裏で、チェスはこの状況を推定していた。それは――、
”目の前の女はドモン・カッシュという人物を知っている。だが、決して不死者ではない”
ならば、問題は想定範囲内だった。前もって考えていた通りにことを推移させればよい……。

「どうしたのおねーさん? なんだか怖い顔をしてるよ」

自分は子供だ。と、最早そう思わなくても自然に出るようになっているその使い古した仮面をチェスは被る。

340 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 00:16:33 ID:cclPutuu


341 :ランチタイムの時間だよ 3/11  ◆AZWNjKqIBQ :2007/12/03(月) 00:17:34 ID:IOnR+U/A
「アタシの知っているドモン・カッシュとは違うみたいだけど、同姓同名って訳じゃあないよね……」

相手は警戒を強めている。だが、それもチェスの手の内だった。
ある程度緊張を高めた所で拍子抜けするような回答を提示すれば、相手を容易にそちらへと誘導することができる。
水と同じで低きところへと流れるのは人の心でも変わらない。それは300年を生きた彼が信じる世界の法則だ。

「ううん。僕は”チェスワフ・メ……”……――!」

一瞬、ドクンと心臓が脈打ちチェスの仮面に皹が入った。
(馬鹿な。今、私はドモン・カッシュと名乗ろうとしたはずなのに……何故!?)
偽名が名乗れない。それが何故なのかは解りきっている――不死者が近くにいるのだ。見えないどこかに。
そいつが目の前の女と会話をしているうちにひっそりと近づいてきている。

「ご、ご、ごめんなさい。本当……は、チェスワフ・メイエル……です」

それに気付いたことに気付かれてはまずいと、チェスは必死に子供として動揺するという自分を取り繕う。
目の前にいる二人に対しても、そしてどこか近くに潜んでいる不死者に対しても、自分は無害で臆病な子供だと見せかけなければならない。
途端に複雑化した状況と条件に、チェスの頭脳はその回答を導き出すべくめまぐるしく回転を始める。
予め用意していたプランに、このような特殊な条件を設定したものはない。だからこの一瞬で……――、

「おー! チェス君じゃあないか」「無事だったんだねー!」

と、仮面の下で苦悩するチェスの元へ聞き覚えがある声と共に助け舟が降りて来た。
1931年のフライングプッシー号に乗り合わせた、自分の身元を保証してくれる風変わりな男女のカップル。
彼らによってこの苦境から自分は救われるだろうとチェスは確信した。だが、チェスにはその男の笑い顔が――、

――その嘘偽りの全く無い真っ白な笑顔が、死神のそれにしか見ることができなかった。


 ◆ ◆ ◆


結局の所、アレンビーがチェスに抱きかけていた誤解はあっさりと解かれた。
すでに同行していたアイザックとミリアが間に入ったことで、それは単なる臆病な子供がその場の思いつきでついた嘘だったと
チェスの想定していた通りに決着がついた。
興味なさげにその場を離れていたキールも、チェスの同行者であったジェットも最終的にはそれに納得した。

かくして、互いが安全な相手だと確信した彼らはそれまでに得ていた情報を交換し合うのだが……。


 ◆ ◆ ◆


「俺にはどうしてもお前さんがたの言っていることが正気とは思えんのだが……」
「……否定はしないわ」

合流した後、再びゴミ処理場内の探索へと二手に別れたその片方。
ジェットとアレンビー。そして、その頭上のキールの二人と一羽はゴミ処分場内にある焼却施設の中を探索していた。

先程行われたばかりの情報交換の中で、新しく合流したジェットとチェスの二人に語られた
アイザックが螺旋王の息子だという話と、そこから続く荒唐無稽なストーリーをジェットは……、

342 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 00:18:15 ID:cclPutuu


343 :ランチタイムの時間だよ 4/11  ◆AZWNjKqIBQ :2007/12/03(月) 00:18:44 ID:IOnR+U/A
「意味が解らん。そんな訳ないだろう」

……と、常識という観念で一蹴した。
勿論、それを目の前で物語を熱心に紡ぐ、頭の上にお花を咲かせた二人に直接ぶつけたりはせず、
ていよく別れた所で、比較的常識が通用しそうなアレンビーへとぶつけて探りを入れてみた。
ジェットの見込み通り彼女もあの話には懐疑的な部分があったようだが……、

「でも、彼が不死身だってことはこの目で確認したし、彼は今までもそうだったって……」

そこが問題だった。
彼はこの実験が始まってより繰り返し殺され続けてきた――そういうありえない事実があるからこそ、
またそこから続く信じがたい話もアレンビーは一蹴できないでいるのだ。

「……とりあえず、話に出てきたカフカって娘と会ってみないと解らんな。
 それに、やつが”殺された”という相手にも確認を取りたいところだが……」

そこでジェットも首を捻った。行方知れずのカフカという少女を探すのも骨が折れる話だが、名前も知らない相手を探すのはそれ以上だ。
しかも、アイザックを”殺した”ということは、つまりはその殺意をこちらにも向けてくる危険人物であろうことが容易に想像できる。

床の上を歩く二人は頭を悩ませ、逆に空を羽で叩いて飛ぶ一羽は何も考えずに、ゆっくりと施設の奥へと入り込んでいった。


 ◆ ◆ ◆


片方の組が薄暗い室内で、これまた暗い考えに心囚われている頃。
もう片方の組の方は明るい日差しが降り注ぐ中、あいも変わらず陽気に宝探しを楽しんでいた。

「いやー、チェス君が無事でよかった」「よかったネ!」
「あのおじさんにも何かお礼をしないとな〜」「恩返しだね! 玉手箱だね!」
「よし、と言うわけで玉手箱を掘り当てよう!」「ここ掘れワンワンだね! 大判小判ザックザクだね〜!」

目の前にいる二人は馬鹿だ――クルクル回ってはスコップを振り回す二人にチェスはそう評価を下した。
だが、その二人を目の前に彼の心臓は落ち着かず、身体は足場の悪さを考えてもなおフラフラと揺れていた。

”アイザック・ディアンは不死者である”

それはチェスにとっては最早間違いのないことであった。
先刻の突如として偽名を名乗れなくなった事。そして、その後彼らから聞かされた「手品」の話……。
1931年のフライングプッシーフット号。その食堂車の中にいたチェス以外の不死者。それはアイザック・ディアンだった。

子供として目の前の二人に付き合いながらチェスは考える。
――アイザック・ディアンという男は一体何者なのか? 何を考えているのか?
底抜けの明るい態度。手品やポロロッカという荒唐無稽な話で皆に幸せをもたらせると考えている異常な思考。
チェスの頭の中に思い浮かんだのは、同じ錬金術師であり不死者の一人でもある”笑顔中毒者”のエルマーという男だった。
幸不幸の関係なしにただ”笑えればいい”――それだけが至上命題の、ある意味最も狂っていて、そして傍迷惑な男だ。
果たして、目の前の男はそんなモノなのだろうか? それとも全ては演技なのか? そして――、
――この男は私が不死者だと知っているのか? 私を喰おうとするのか?
それがチェスにとって最も重要な事だった。文字通り、それは死活問題だ。

344 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 00:19:24 ID:cclPutuu


345 :ランチタイムの時間だよ 5/11  ◆AZWNjKqIBQ :2007/12/03(月) 00:19:56 ID:IOnR+U/A
目の前の男が何を考えているのか解らない。それがチェスにはどうしようもなく怖い。
もし自分を喰おうとしているのならどうすればよいのか? それだけはどうしてもいやだ。死んでもいい。だが喰われたくはない。
こんな汚いものを。こんなおぞましいものを、誰かの中に移し覗き見られるなんてとても耐えられない。それだけは……、

「(……私が、ヤツを喰えば……)」

そうだ。そうすればよい。そうすれば不安は何もなくなる。何も怖がる必要はなくなってしまう。
何よりも、ここはそういう場所なのだ。不死者は不死者でしか殺せない。ならば、どこに躊躇う必要があるのか。


心と水はよく似ている。どちらも低き低き方へと自然に流れてゆく。恐れを抱いたチェスの心も低き方へと――。


 ◆ ◆ ◆


「……で、キールはこれをどう思う訳?」

アレンビーはジェットとの会話が一段落すると、頭上で無関心を貫いていた喋る烏に声をかけた。

「あれ、もしかしてオイラに意見を求めたの?
 でもオイラ、男の声なんか全然頭の中に入ってこないからさ。アレンビーがその可愛い声でもう一度聞かせておくれよ」

はぁ……と、アレンビーは何度目になるかわからない溜息をつく。こんなにも面倒くさいのなら、いっそ無視すればと決め込みたいところだが、
今は鳥の足も借りたいところなので渋々ながら説明を繰り返した。

「ジェットさんが言っていた螺旋王の本当の目的って話。螺旋力ってのはあなたも聞いたでしょ」
「さぁてね。鳥頭って言葉があるぐらいだから、オイラ女の子の話以外は……」
「…………焼却炉に放り込んで焼き鳥にしちゃうわよ」
「おぉ、なんと大胆なアプローチか。不肖ながらこのキース、恋の炎にならば喜んでこの身を投げ込みましょう……」
「たまにはあんたも普通に喋りなさいよ!」


いつ終わるとも知れない一人と一羽のやり取りから離れた場所で、残りの一人であるジェットは大きく息を吐いた。
「(……焼き鳥、か)」
そういえば、ここに来てからろくに食事をしていない。
これから長丁場になりそうなことを考えると、スパイクではないがたんぱく質の補給を期待したいところだ。
だがジェットの記憶が確かならば、自身の鞄の中に肉は入ってなかったはずだ。……と。

「魚の肉も……たんぱく質だよな?」

ジェットの両眼が注視するところ、アレンビーの背中には青々とした巨大なブリが背負われていた……。

346 :ランチタイムの時間だよ 6/11  ◆AZWNjKqIBQ :2007/12/03(月) 00:21:06 ID:IOnR+U/A
 ◆ ◆ ◆


「そーだよ忘れてた!」

突然あがったの大声にチェスはびくりと身体を震わせ、ミリアも何事かとそちらを振り返った。
アイザックは二人が自分に注視していることを確認すると、今までに見せたことののないような真剣な口調でそれを口にした。

「……俺達、メシ喰ってねーじゃん」

その発言に、ミリアはまるでこの世の終わりが目の前にやってきたかのような表情を浮かべ絶叫する。

「どうしようアイザック! このままじゃあ、チェス君も私達もみんな餓死しちゃうようっ!」

涙を浮かべひしと抱きつくミリアを受け止めると、アイザックはその涙を拭いながら次の台詞を吐く。

「安心しなミリア。俺達には心強い味方がいるんだぜ」
「……それは?」
「ブリだ!」
「……アイザック。あのアレンビーさんのお友達を食べちゃうんだね」
「ああ。そうだぜミリア。そして、彼は我々の血となり肉となりて我々に宿りその御魂は永延と受け継がれるんだ」
「リサイクルだね〜、循環社会だね〜!」

という訳で。と、ピタリと直立するアイザックとミリア。

「じゃあ、ミリアはアレンビーさん達とブリさんをここまで呼んできてくれ。
 俺はその間に、みんなで楽しく食事ができるよう見晴らしのイイ場所を探しとく。」
「OK。アイザック! みんなで野原にマットをひいて楽しいランチタイムだね♪」

言い終わるが早いか、ミリアはドレスの裾を翻し安全メットを小刻みに揺らしながらゴミ山の向こう側へと消えていってしまった。
後に残ったのは、ミリアが消えた先へ未だ爽やかな視線を送るアイザックと、呆然とし目が点になっているチェスの二人のみ。


 ◆ ◆ ◆


「じゃあさチェス君、一緒に見晴らしのいい場所を探そうか!」

そう言いながらザクザクとゴミ山を登るアイザックに、チェスは恐る恐るとついて行く。
目の前の無防備な男は一体何を考えているのか。これは罠なのではないか。そんな気持ちを心の中に渦巻かせながら。

347 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 00:21:46 ID:cclPutuu


348 :ランチタイムの時間だよ 7/11  ◆AZWNjKqIBQ :2007/12/03(月) 00:22:20 ID:IOnR+U/A
「チェス君さー。アレンビーやあのおじさんに”偽名”を使ったんだって?」


先を行く男から何気なくかけられたその言葉に、チェスの身中にある小さな心臓がドクンと大きな音を立てた。
まるで、その音が外に漏れ聞こえてしまうのが心配だという風に、チェスはその手をそこに当てる。
見上げた先、振り向いた男の表情は日の光が逆光になっているため見ることはできない。

だが、チェスには男が自分を見下ろして薄笑いを浮かべているんじゃないかと思えた。

――よ〜くわかるよ。怖いもんな、俺だって泥……ウ…………時ハ…………。

ドクンドクンとまるで自分の身体がひとつの心臓となったかと思うぐらいに、その音は響き、身体を揺らす。

――だ……ら、チェス君も………………………………だロ…………?

ドクンドクンと一つ音を打つたび、身体が恐怖に引き絞られる。まるで見えない蛇が音を打つたびに絡み付いてくる様に。

――で…………「安心」…………ヨ。…………で、……………………「喰ったら」………………って!

身体を縛り付けていたは恐怖という感情だったが、それを解放したのはそれよりも強い恐怖だった。


「うわああああああああああああああああああ――――っ!」


ゴミ山の上に蕩う濁った空気を切り裂くような絶叫を上げ、まるで手負いの獣かと思えるような様でチェスは突進した。
足場も悪く、チェスは短躯なために速さはそれほどでもない。だが、眼前へと迫る彼の気迫にアイザックは動くことができなかった。
いつの間にかに抜き出されていた短剣を前に構え、弾丸となったチェスはそのままアイザックへとぶつかり――押し倒した。

グシャリと音を立ててゴミの中に埋まったアイザックの上を這い、チェスは彼の頭へと短い右手を伸ばす。
その手がそこに届いた次の瞬間、それは始まった――、

張り付いたチェスの右手から中身を吸い出されているかの様に、アイザックの身体が萎み始める。
最初は手や足の末端部分から、血が肉が骨が吸い取られ残された皮膚が乾いた紙の様にくしゃくしゃになる。
そして中身が吸われた後、残された皮膚も同じ様に右手の中へと吸い取られた。
髪の毛の一本、歯の一本、爪の一枚、何一つ残さずにアイザックという存在をその中へと吸い込んで「喰った」。

その場に残ったのは彼が身に纏っていた衣服と荷物。そして、彼の名前が刻まれた首輪が一つだけだった。
だが、アイザックがここにいたという証であるその首輪も、持ち主が居なくなると重力に従いゴミ山を転がり落ち、何処かへと姿を消した。

そして、残された人間は孤独な不死者であるチェスワフ・メイエルが一人。

彼は思っていた自身は最悪の存在であると。この世で最も汚い物の一つだと。だから、もうどの様な悪行を尽くしても変わらぬと。

だが、信じていた己の最悪よりもまだ邪悪で汚らわしい存在があるということを今此処で彼は知った。

「――――――――――――――――――――――――――!」

自身の魂を内側から切り裂くような無音の絶叫を上げ、チェスワフ・メイエルはただ独り……逃げた。

349 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 00:23:07 ID:cclPutuu


350 :ランチタイムの時間だよ 8/11  ◆AZWNjKqIBQ :2007/12/03(月) 00:23:32 ID:IOnR+U/A
 ◆ ◆ ◆


「アイザックー! どこにいるのー?」

広大なゴミ山の片隅に、もうこの世には存在しない男を呼ぶ声が木霊していた。

「早く出てこないと、先に食べちゃうよー」

そんなことは今までで一度もなかった。出会ってからはいつもアイザックは彼女の傍に居続けたのだから。

「チェス君? アイザック? どこに隠れているのー?」

綺麗なストレートの金髪をなびかせる彼女の足元で、何かがキラリと陽光を反射していた……。



 【E-4/ゴミ処分場・ゴミ山の上/1日目-昼】


 【ミリア・ハーヴェント@BACCANO バッカーノ!】
 [状態]:健康
 [装備]:安全メット、スコップ、珠洲城遥の腕章@舞-HiME
 [道具]:デイバック、支給品一式、拡声器、ガラクタ(未識別)×1〜3
 [思考]
  基本:アイザックと一緒♪
  1:アイザックとチェス君を探してみんなと一緒にランチを食べる
  2:ランチが終わったらゴミ山探索の続き、螺旋王を探す
  3:ジャグジー、剣持、明智、高遠、ドモン、清麿、ジンを探す
  4:パーティー楽しみだねアイザック! みんなでやればもっと楽しそう! あとでカフカたちと合流しようか?

 [備考]
  ※可符香とアイザックの話を全面的に信用しています
  ※殺し合いの意味を完全に勘違いしています(アイザックに課せられた試練で、終了条件は全員に手品で殺される事)
  ※アイザックはポロロッカ星の王子で、螺旋王は彼の父親。それを記憶喪失で忘れていたと思い込んでいます
  ※この世界は死ねば元の世界に帰還。生き残ればポロロッカへご招待されると勘違いしています
  ※少なくとも「悲恋湖伝説」「雪夜叉伝説」「瞬間消失の謎」については把握済み。(金田一の事件簿)
  ※可符香、金田一、アレンビー、キール、ジェットと情報交換をしました


 【ジェット・ブラック@カウボーイビバップ】
 [状態]:健康、空腹
 [装備]:コルトガバメント(残弾:6/7発)
 [道具]:デイバック、支給品一式(ランダムアイテム0〜1つ 本人確認済み)
      テッカマンブレードのクリスタル@宇宙の騎士テッカマンブレード
      アンチ・シズマ管@ジャイアントロボ THE ANIMATION
 [思考]
  基本:情報を集め、この場から脱出する
  1:チェスとアイザックを探してブリを食べる
  2:情報を集めるために各施設を訪れる。(とりあえず今はゴミ処理場の探索)
  3:カフカという少女を探し出しポロロッカについて尋ねてみる
  4:出会えればティアナを保護
  5:謎の爆弾魔(ニコラス)を警戒
  6:仲間(スパイク、エド)が心配
  7:明日の正午以降に博物館に戻ってくる

351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 00:24:15 ID:cclPutuu


352 :ランチタイムの時間だよ 9/11  ◆AZWNjKqIBQ :2007/12/03(月) 00:24:42 ID:IOnR+U/A
 [備考]
  ※テッカマンのことをパワードスーツだと思い込んでいます
  ※ティアナについては、名前を聞き出したのみ。その他プロフィールについては知りません
  ※チェス、アレンビー、アイザック&ミリア、キールと情報交換をしました
  ※監視、盗聴されている可能性に気づきました
  しかし、それは何処にでもその可能性があると考えているだけで、首輪に盗聴器があるという考えには至っていません


 【アレンビー・ビアズリー@機動武闘伝Gガンダム】
 [状態]:健康
 [装備]:ブリ@金色のガッシュベル!!(鮮度:生きてる)
 [道具]:デイバック、支給品一式、爆弾生物ポルヴォーラ@王ドロボウJING、注射器と各種薬剤
 [思考]
  1:ミリアと一緒にアイザックとチェスを探し、その後みんなでブリを食べる
  2:ポロロッカのことについては、もう一度考え直したい
  3:豪華客船へとゲームに乗っていない人間を集める(高遠の伝言)
  4:悪いヤツは倒す! (悪くなくとも強い人ならばファイトもしてみたい……)

 [備考]
  ※キールロワイアルのアレンビーver.「ノーベルロワイアル」を習得
  ※参加者名簿はまだ確認していない
  ※シュバルツ、東方不敗はすでに亡くなっている人として認識している
  ※ガッシュ、キール、剣持、アイザック&ミリア、ジェットと情報交換をしました
  ※高遠を信用できそうな人物と認識しています


 【キール@王ドロボウJING】
 [状態]:健康
 [装備]:
 [道具]:デイバック、支給品一式、ジンの仕込みナイフ@王ドロボウJING
 [思考]
  基本:可愛い女の子についてゆく(現在はアレンビー)
  1:居なくなった男二人を適当に探し、アレンビーと優雅なランチを楽しむ
  2:他のことは……、まぁ、あんまりどうでもいい
  3:女性は口説く! 野郎? 別に興味ない

 [備考]
  ※参加者名簿はまだ確認していない
  ※ガッシュ、キール、剣持、アイザック&ミリア、ジェットと情報交換をしました
  ※高遠を信用できそうな人物と認識しています


 ※アイザックの遺品がゴミ山の中に放置されています
 デイバック、支給品一式、賢者の石@鋼の錬金術師
 カウボーイ風の服とハット、アイザックのパンツ、アイザックの首輪
 アイザックの掘り当てたガラクタ(未識別)×1〜3

 ※アイザック&ミリアがゴミ山から掘り出したガラクタは多分ただのガラクタです


353 :ランチタイムの時間だよ 10/11  ◆AZWNjKqIBQ :2007/12/03(月) 00:25:51 ID:IOnR+U/A
 ◆ ◆ ◆


チェスはただ闇雲に走り続けていた。その小さな身体で。何かに追われる様に。何かから逃げる様に。
バクバクと心臓が激しい収縮を繰り返し、全身から汗が噴出し、身体中の筋肉が悲鳴を上げている。

彼は不死者である。歳は負わないし、身体が傷ついてもそれは瞬く間に元通りとなる。
だが、それはあくまでそうであるというだけのことであって、常時の肉体の働きは普通の人間と変わりはない。
疲労が限界を超え筋肉の断絶が起きた時になって、やっと悪魔の定めたルールに基づいて肉体は修復を開始する。

走りながら何度もそれを繰り返したチェスの身体が、糸の切れた操り人形の様にアスファルトへと叩きつけられた。
全身の修復箇所が身体を動かすのに必要な分を超えたからだ。それが修復されるまでの間、チェスは物の様にそこへ横たわる。

冷たい地面に触れて、乱れていたチェスの思考が少しずつ戻ってくる。狂ったままなら楽だったろうにと思っても、否応無しに……。

不死者が不死者を喰うということは、ただその片方に死を齎すという事だけではない。
喰った方が喰われた方の全てを得るということだ。脳の中の記憶だけでなく、身体の覚えた技術、体術までをもだ。
その人間の人生を受け継ぐといっても変わりはない。

そしてチェスは知った。アイザックが――愚かで、無自覚で、それでいて、とても善良な人間であることを。

彼は自身が不死者であることにすら気付いていなかった。それ故に記憶を探ってもどうして彼が不死者だったのかは解らない。
そう――だから、彼が自分を喰らおうとしているということなどは、全て卑小で愚かな自分の妄信だったのだ。
自身の記憶と同じ様に、近い記憶ほど鮮明に読み取れる。彼の最後の記憶は――「これも手品か」――だった。

その愚かさに、チェスの両目から涙が溢れた。とめどなく流れ、筋をつくり、地面にそれは溜まった。

最初に人を「喰った」のはフェルメートという男で、彼は同じ錬金術師であり、保護者であり、また自身を虐げる者であった。
「喰った」のは自衛のためであったが、直後にそうしたことを後悔した。
フェルメートの中にあったモノは己に向けられていた歪んだドス黒い欲望ばかりで、それは己の中に元よりあった
彼を恐れる気持ちと同居し、その身体を裏返しにして吐き出したくなる様な汚く重い膿を心の中に生み出した。
虐げる者と虐げられる者が同居するという、誰にも見られたくない汚らわしい自分。

それを誰にも見られたくないかった小さなチェスは、いつしか自分以外の全ての不死者を喰らおうとまでに思いつめていた。
そして、そんな自分が最悪のものであるという自覚はあったのに――。

穢れていないもの。真っ白なもの。無垢なもの。それらを踏み躙り、己の中に取り込んでしまうことのなんと悲しいことか。
真っ白なものが世界から失われ、自身の中で汚物に侵され黒ずんでいくことのなんと悲しいことか。

身体が再生を終え立てるようになっても、チェスはまだ横になったまま泣いていた。


――ただただ、アイザックがこの世からいなくなったことを嘆いて泣いていた。



 【アイザック・ディアン@BACCANO バッカーノ! 死亡】

354 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 00:26:43 ID:cclPutuu


355 :ランチタイムの時間だよ 11/11  ◆AZWNjKqIBQ :2007/12/03(月) 00:27:01 ID:IOnR+U/A

 【D-3/市街地/1日目-昼(放送直前)】


 【チェスワフ・メイエル@BACCANO バッカーノ!】
 [状態]:健康
 [装備]:アゾット剣@Fate/stay night
 [道具]:デイバック、支給品一式、薬局で入手した薬品等数種類(風邪薬、睡眠薬、消毒薬、包帯等)
 [思考]
  基本:最後の一人になる。または、何らかの方法で脱出する
  0:ミリア達とは会いたくない
  1:…………………………

 [備考]
  ※アイザック・ディアンを「喰って」その知識や技能を得ました
  ※ミリアが不死者であることには気付いていません
  ※なつきにはドモン・カッシュと名乗っています
  ※不死者に対する制限(致命傷を負ったら絶命する)には気付いていません
  ※チェスが目撃したのはシモンの死に泣く舞衣のみ。ウルフウッドの姿は確認していません
  ※ジェット、アイザック&ミリア、アレンビー、キールと情報交換をしました
  ※監視、盗聴されている可能性を教えられました。
  ※無意識の内に急激に進化する文明の利器に惹かれつつあります。

356 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 00:28:31 ID:BODwRXf/
フラグは大事にする事。キャラの持ち味を殺さないように。ベタすぎる展開は避けてください。
ライトノベルのような萌え要素などは両刃の剣。
位置は誰にでもわかるよう、明確に書きましょう。

書き手の心得3(一歩踏み込んでみる)

経過時間はできるだけ『多め』に見ておきましょう。
 自分では駆け足すれば間に合うと思っても、他の人が納得してくれるとは限りません。
 また、ギリギリ進行が何度も続くと、辻褄合わせが大変になってしまいます。

キャラクターの回復スピードを早めすぎないようにしましょう。
戦闘以外で、出番が多いキャラを何度も動かすのは、できるだけ控えましょう。
 あまり同じキャラばかり動き続けていると、読み手もお腹いっぱいな気分になってきます。
 それに出番の少ないキャラ達が、あなたの愛の手を待っています。

キャラの現在地や時間軸、凍結中のパートなど、雑談スレには色々な情報があります。
 本スレだけでなく雑談スレにも目を通してね。

『展開のための展開』はNG
 キャラクターはチェスの駒ではありません、各々の思考や移動経路などをしっかりと考えてあげてください。

書きあがったら、投下前に一度しっかり見直してみましょう。
 誤字脱字をぐっと減らせるし、話の問題点や矛盾点を見つけることができます。
 一時間以上(理想は半日以上)間を空けてから見返すと一層効果的。
 紙に印刷するなど、媒体を変えるのも有効。
 携帯からPCに変えるだけでも違います。

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ここらへんもいらないですね

357 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 00:36:21 ID:eGl9PTCN
>『展開のための展開』はNG
> キャラクターはチェスの駒ではありません、各々の思考や移動経路などをしっかりと考えてあげてください。


ここ、気になるな
こんなもん、チェスの駒だろ常考                                               
                                                               
                                                         
思考考えたってしょせん二次創作のクソ同人作家の妄想じゃね
価値なんて何も無いよ。
あると思ってるなら、それはただの原作者に対する傲慢だよ                                                       
考えたってどうせポイ捨てされるようなSSに対して
                                                       
何こいつらそんなに熱くなってんだ?

                                                       




358 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 00:43:05 ID:pCMJRTvp
http://keiyasuda.ddo.jp/~br2ch/br/brdocument.html

2ちゃんねる板対抗バトルロワイアルの遊び方
        キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

0)2ちゃんねる板対抗バトルロワイアルとは

板対抗潰し合いゲームです。  (*´д`*)ハァハァ
1)2ちゃんねる板対抗バトルロワイアルの目的

数ある2ちゃんねるの板を戦争でぶっ潰して頂点に立とうって言うゲームです(・∀・)
はっきり言ってよそのバトロワとはスクリプトは同じでも、やってる連中の脳みそは違うので
「バトロワとは(ry」とか言い出して厨房扱いされないように
2)2ちゃんねる板対抗バトルロワイアルの参加条件&禁止行為
2ちゃんねらーなら誰でも参加汁!
だけど荒らし君は勘弁な。
んで、初心者は必ず初心者の方へを読めよ
読まないで教えて君・クレクレ君・厨房扱いされたよヽ(`Д´)ノウワーンって言ってもおいらは知らないぞ

荒らされるスレッドはsage進行した方がいいけど、サブ板にある避難スレはガンガン上げていいよ。
んで、避難所じゃなくて本板にスレがあるけど、参加者を増やしてえよって言う場合は・・・
まああくまで軍の判断でよろしく。
スレを上げてなにかあってもおいらのせいにしちゃいやずら( ̄ー ̄)
それと参加する軍の板は必ず見ること。コレ大事、テストに出るよ。

スタキラ(スタータに攻撃はできない)は駄目。F5の連打や過剰なリロード禁止、負荷厨は自動的にアク禁。
多重登録、チート行為をすること聞くこと教えることは禁止。
行動記録荒らしもいやずら。
敵だろうが味方だろうが参加板のスレッドは荒らすな、正々堂々とゲームでヌッ殺しあえ!
裏切り行為= 自軍等のキャラに対して攻撃。
スパイ行為= 他軍で入り作戦内容等を自軍に報告。
その他、他人を不快にさせる行為に対しては厳しく取り締まります。
こういうことしたやつらははクビチョンパ→アク禁→接続業者に報告→友達のスーパーハカーに(ry
連続リロードによるアク禁解除はオフィシャルページから。

             ■                ■                 ■

そんなことよりこれ、どう思う?

359 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 00:50:21 ID:pvQtBXfL
>はっきり言ってよそのバトロワとはスクリプトは同じでも、やってる連中の脳みそは違うので
>「バトロワとは(ry」とか言い出して厨房扱いされないように

>はっきり言ってよそのバトロワとはスクリプトは同じでも、やってる連中の脳みそは違うので
>「バトロワとは(ry」とか言い出して厨房扱いされないように

>はっきり言ってよそのバトロワとはスクリプトは同じでも、やってる連中の脳みそは違うので
>「バトロワとは(ry」とか言い出して厨房扱いされないように

>はっきり言ってよそのバトロワとはスクリプトは同じでも、やってる連中の脳みそは違うので
>「バトロワとは(ry」とか言い出して厨房扱いされないように




おいwwwwww

360 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 01:24:57 ID:DTWLnPI7
したらば厨どもめ
外にとびだしやがったな

361 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/03(月) 23:11:28 ID:BnAwu2aW
そのバトロワ、面白そうだな

362 :奪え、全て、その手で 1/10 ◇1sC7CjNPu2:2007/12/04(火) 05:35:21 ID:f25l5XK/
 アルベルトは不死の少女を小脇に抱えながら、ある場所を目指して走っていた。

 ――放送まであと数十分といったところか。

 アルベルトは、軽い苛立ちを積もらせていた。
 伝言が思うように伝わらないことから、アルベルトは別の手立てを考える必要があった。
 しかし、これといったものが考え付かなかったのだ。
 十傑衆の一人としてどうかと思ったが、そもそも初めの段階で最良と考えたのが伝言なのだ。
 その伝言と比べると、どれもこれも最良とは言いがたいものばかりになってしまう。
 どうも手詰まりな感触に、アルベルトがさらに苛立つと――目的の建物が見えた。

 「ふん、あれか」
 「え?」
 「黙っていろ、舌を噛み千切るぞ」

 アルベルトは声に反応した少女に、素っ気なく注意しておく。
 そして――アルベルトは、その場に急停止した。

 「ぐがはっ!」

 アルベルトの抱えた少女が、いささか下品な悲鳴を上げる。
 少女はアルベルトの注意を聞かなかったのか――というより、理解できなかったのだろう。
 慣性の法則というものがある。移動しているものはずっと移動しており、静止しているものはずっと静止しているという法則だ。
 少女もバスが急停車する時になど、その法則を実感することがある。
 少女は慣性の法則通りに進行方向に引っ張られ――胴体はアルベルトの腕でがっちり固定されているため、体が引き千切られそうな痛みに襲われたのだ。
 車以上の速度で駆け、人を握りつぶすぐらい朝飯前の腕力である。
 アルベルトとて、相手が不死身でもなければまずやらない。……苛立ち混じりだったのはいささか大人気ないと言うしかないが。

 「……もう……ちょっと、女の子は……労わり、なさいよ」

 息も絶え絶えのかがみの文句を黙殺し、アルベルトは眼前の建物に目をやる。
 まるで城のような建物だ。中央に四角形の城塞じみた建物に、左右に中央の四角形よりゆうに二倍の大きさはある塔が繋がっている。
 塔の二倍の大きさというのは縦もそうだが、横にも二倍の大きさなのだ。二かける二で、四倍と言った所か。
 その大きさのせいで、中央の建物がとても小さく見える。
 窓は、どういうわけか一切見当たらない。唯一内部を覗けるのは中央の建物に設けられた自動ドアだけだ。
 さらに自動ドアの上には達筆で書かれた看板が掲げられており、それが唯一その建物の役割を表している。

 私立図書館『超螺旋図書城』

 「断じて図書館には見えん」
 「城ってなんだ、城って」
 二人は思わず突っ込んだ。

363 :奪え、全て、その手で 2/10 ◇1sC7CjNPu2:2007/12/04(火) 05:36:33 ID:f25l5XK/
 アルベルトがこの図書館を目指した理由は、割とシンプルなものだ。
 四方八方に散った参加者たちは、おそらく地図上の施設を目的地として行動するはず。
 戴宗もまた、人が集まりそうな場所を目的地として行動しているだろう。
 アルベルトは地図上にある施設をすべてか、あるいは幾つかを回ればいずれ戴宗に出会うだろうと考えたのだ。
 空振りであっても書置きなどの手段があるし、人がいた場合は伝言という手がある。
 ……ただやはりアルベルトは、どうも十傑衆としていささか考えが安直すぎる気がしてならないのだった。

 ■

 
 ガラス張りの自動ドアが開き、アルベルトたちを館内に迎え入れる。
 外観通りかなり大規模な――そして、奇妙な造りだった。
 正面玄関からすぐに貸し出しのためのカウンターがあり、そこから左右に塔へ続く通路がある。
 通路の先には、螺旋状の書架がところ狭しと並べられていた。
 螺旋状の書架はそれ自体が柱として機能しているのか、床から天井まで繋がっている。
 書架の前には螺旋階段が作られており、それを上がって本を取れということだろう。
 螺旋状の書架の隙間には、読書のためと思われる机と椅子が幾つかあった。

 ――変わっているどころか、文字通り捻くれた図書館だな。

 上にある資料を取るためには、馬鹿みたいに高い所まで螺旋階段を上らなくてはならない。
 利用者にとって、わざとらしいほどに不親切な作りとなっている。
 ……もっとも現在この舞台において利用者とは参加者に他ならず、不親切な作りになっているのも頷ける話であるが。

 「本を読んでる暇があったら、他の所に行けということか」
 「は?……痛っ!」
 「そこらで適当に待っておれ。逃げても無駄だとは分かっているだろう」

 少女を床に放り出し、アルベルトは単身で貸し出しカウンターの奥に進む。
 カウンターの奥には、おそらく従業員用の通路が続いていた。

 ■

 アルベルトは、館内に入った時から人の気配を探っていた。
 しかしこれといった反応はなく、後は人が潜んでいそうなのはこの通路しかなかった。
 何者かが――特に戴宗が身を潜めていることを期待していたアルベルトだが、残念なことに期待は外れることとなった。
 通路の奥には会議室や職員用の更衣室など様々な部屋があったが、人が潜んでいるということはなかった。
 階段があり、上がってみたがどこも同じようなものだった。

 ――戦闘が起きた時お荷物にならぬように不死の娘を置いてきたというのに、無駄足か。

 アルベルトの苛立ちはさらに積もる。
 念のため他の参加者たちの書置きなどがないか調べ、アルベルトは最後に『書庫』とプレートに書かれた扉を開いた。


364 :奪え、全て、その手で 3/10 ◇1sC7CjNPu2:2007/12/04(火) 05:38:02 ID:f25l5XK/
 書庫は、一般利用者の立ち入りが禁止される資料や文書を保管する倉庫だ。
 本の劣化や損傷を防ぐため、基本的に窓はなく温湿度はほぼ一定に保たれている。
 基本的に希少だったり貴重な資料や文書を保管しているものだが、所詮は螺旋王によって作られた舞台装置。
 そうたいした物はない――そう、アルベルトは思っていた。

 「……これは、ロボットの設計書か」

 『ガンメンの設計図まとめ』。アルベルトが何気なしに手に取った本のタイトルだ。
 特に期待もせず本を開いてみると、そこにあったのはBF団の所有するロボットと並ぶほどのロボットの設計図だったのだ。
 数枚ページをめくり、それから今度は書架にある本のタイトルを凝視していく。
 『獣人の製造法』、『トビダマの原理』、『カテドラル・テラの運用について』、『アンチ・スパイラルに対しての考察』。
 どれもこれも、アルベルトの知らない単語ばかりだ。

 ――惜しい。

 そう、アルベルトは思う。
 これだけの未知の資料だ。持ち帰れば、BF団に取ってどれだけの利益になりえるだろうか?!
 しかし、今はこれだけの資料や文書を持ち運ぶことはできない。この殺し合いの場で、余分な荷物を抱え込む余裕などないからだ。
 そして一刻も早く戴宗との再戦を望むアルベルトに、これだけの資料に目を通す時間はない。
 しかたなくアルベルトは手に持った本だけをデイパックに詰め、書庫を後にすることにした。
 何も焦る必要はない。後々にBF団の力を持って奪取すれがいいだけのことだ。

 ――しかし、これだけの資料を会場に放置しておくだと?
 ――螺旋王とやらはいったい何を考えている?

 ■

 不死者の少女――柊かがみは、ひたすら落ち込んでいた。
 思えば、この殺し合いに参加させられてからいきなり襲われたのは初めてのことだ。
 木津千里との時とは違う。完全に、人を殺すのを躊躇しない襲撃者。
 あっという間に千里とかがみは殺され――かがみだけが、こうして生き残った。

 「いいのよ、別にあんなやつ……」

 不思議と襲撃者の恐怖より、千里が死んだことの方がかがみには重苦しかった。
 かがみはできるだけ、千里の悪いところを思い出すことにした。
 あいつは最低の人間だ。死んでもよかった、数時間だけ一緒にいただけの人間だ。
 そう思わなければ、やっていられなかった。

 『あなたはこう言いたいのでしょう?自分の友達が心配だって』
 『つかささんだけいればなんて言っても、他のお友達のことが気になるのでしょう? 私にはそうとしか聞こえなかったけれど?』


365 :奪え、全て、その手で 4/10 ◇1sC7CjNPu2:2007/12/04(火) 05:39:06 ID:f25l5XK/
 「――っ!!」

 激しく頭を振って耳に残る、暖かな千里の言葉を忘れようとする。
 思い出してはいけない。意識してはいけない。でないと、柊かがみは勝ち残ることができない。
 そう思い込まなければ、やっていられなかった。


 つかさが死んだとき時のことを思えば、千里の死んだことなんてどうということはない。
 無理矢理に考えを締めくくり、かがみは今後のことについて考えを巡らせた。
 第一に考えたのは、自分を助け出したズタボロのスーツの男についてだ。

 ――あの男は、不死の能力者は貴重だと言ってたわよね。
 ――そして、貴様のためにやった訳ではないと言った。

 ツンデレ、ということではないだろう。かがみは、不死者である利用するために助けたのだと予想する。
 だけど、いったい何に利用するというのだろう?
 あれこれ考えたものの検討が着かず、かがみは頭を抱えた。
 ――まあ、いいわ。とにかく私を利用するつもりなのは間違いないだろうし……
 だとしたら、自分はどうすべきか。
 立ち向かった所で、不死者である以外は普通の女子高生であるかがみに勝ち目はない。
 逃げたところで、あの脚力だ。間違いなくに追いつかれるだろう。

 ――逆に、あいつを利用する?

 そう悪くない考えだと、かがみは思った。
 あの男が何を考えているかは分からない。けど、あの男は間違いなく強い。
 支給品かアニメのような特殊能力なのかは分からないが、赤と黒の衝撃波をかがみは確かに見ていた。
 あの男を上手く他の参加者たちにぶつければ、自分は楽に勝ち残ることができる。

 ――こなたや、ゆたかちゃんだって……あの男をぶつければ。

 そこまで考えて、かがみは自分に嫌悪を覚えた。

 ――最悪だ、私。

 とにかくその事だけを思考から追い出し、考えを再開させる。
 とりあえず、従順なふりをして男の気を惹いてみよう。話し合えば、あの男を操作する手段が思いつくかもしれない。
 そこまで考えて、かがみは自分があの男を篭絡しようとしているのだと気づいた。
 苦い顔をして、思う。

 ――こなたに知られたら、趣味が良いって言われそうね。

 あの親友なら趣味が悪いとは絶対に言わないと、かがみには確信できた。

 ■




366 :奪え、全て、その手で 5/10 ◇1sC7CjNPu2:2007/12/04(火) 05:40:26 ID:f25l5XK/
 とりあえず、待っている間にあの男に好印象を与える策を考えておくべきだ。
 そう思い、かがみはカウンターの辺りを調べることにした。
 何か役に立ちそうなものを見つけてあの男に渡せば、少しぐらい印象は良くなるだろうという考えだ。
 『アイテム渡して好感度UPってやつだね』
 ……なぜかこなたの声が聞こえた気がしたが、幻聴だ。かがみは、無視して調べを進める。

 「……流石にそう簡単に見つかるわけないか」

 特にそれらしい物はなかったため、かがみは男が入っていった通路を覗く。
 どうやら真っ直ぐ行くと裏口と繋がっているようで、それまでの道に幾つか十字路がある。
 ドアは幾つか見受けられ、男が点けていったのか照明の明かりがドアの隙間から漏れている。
 入ってきた時の大きさからして二階か三階ぐらいあるはずだが、ここからでは死角になっているのか階段もエレベーターも見当たらない。
 とりあえず、かがみはすぐ近くにある部屋に入ってみることにした。

 「……休憩所、てところかしら」

 ロッカーに、パイプ椅子と簡素な長机。長机の上には電気ポットと紙コップ、お茶葉にインスタントコーヒー、ティーバックが置かれている。
 それが図書館では一般的なものなのか、図書館について詳しいわけではないかがみには分からない。
 かがみとしては、そこにあるものを使わせてもらうだけだった。

 ■

 「べ、別にあんたのために作った訳じゃないからね!」

 貸し出しカウンターに戻ってきた男を、かがみはそう言って出迎えた。
 かがみは近くの読書スペースに座っており、机の上には自分用に入れた紅茶にと男用に入れたコーヒーが置いてある。
 好感度稼ぎの一つとして入れたのものだが、待っている間になんと声をかけようかと迷い、なんか恋する乙女っぽくないかと自身に邪推を抱き、自分に突っ込みを入れながら結果として出た言葉がそれであった。
 こなたが見たなら、ナイスツンデレと絶賛したことだろう。
 年頃の男たちから見てもおそらく十人中の十人は『可愛い』と称するだろうものだが――残念なことに相手が悪かった。

 「そうか」

 それだけ言い、かがみの対面に座りコーヒーを一口飲む。
 まずい、そう呟くのがかがみに聞こえた。
 て め ぇ。




367 :奪え、全て、その手で 6/10 ◇1sC7CjNPu2:2007/12/04(火) 05:41:34 ID:f25l5XK/
 「自己紹介がまだだったな。ワシの名はアルベルトだ」
 「……私の名前は、柊つかさ。……嘘よ、柊かがみ」

 つかさと名乗ったときに、男――アルベルトはかがみを強く睨みつけた。
 かがみは元々すぐに名乗るつもりだったので、あっさりと本名を告げる。
 アルベルトが不死者とは思えなかったが、念のためというやつだ。

 「まあいい、お前は戴宗という男を知っているか?」
 「……いいえ、知らないわ」

 小さく、アルベルトは舌打ちをした。
 かがみは少しビクっとしたが、出来るだけ平静を装う。
 ――戴宗、その人を探してるのかしら?
 幾つか疑問が浮かんだが、今は覚えるだけに留まる。

 「助けてもらった事もあるし、私から知ってることを話すわね」

 一口紅茶を含んで、かがみはこの会場に着てから判明したことを話す。
 会場の端と端が繋がっていることと――不死者についてだ。
 不死者について話すのにはもちろん、打算がある。
 何に利用されるにしろ、デメリットは把握してもらわなければならないからだ。
 偽名が使えないことは、その最もなことだろう。
 またこの会場に他に不死者がいるとすれば、対抗する手段としてかがみ自身が非常に有効なはず。
 そう考え、そのことをアピールするようにかがみは話す。
 そう話は長くなく、かがみは全て話し終える。そして、全てを聞いたアルベルトが少し時間を置いて口を開く。

 「この舞台には『不死の酒』なるものが支給されており、飲んだものは不老不死――不死者となる。
  不死者となったものは同じく不死者となったものに『食われる』他に死ぬ手段はなく、
  そして食った方の不死者は食われた方の不死者の知識と経験を我が物にできる。……そういうことだな?」

 確認するようなアルベルトの言葉に、かがみは頷く。
 ふと、かがみは疑問に思う。確認するにしては、アルベルトが言ったことは不死者のルールの一部だ。
 なぜ、その部分だけを確認するのか?
 かがみの疑問をよそに、アルベルトはゆっくりと口元を釣り上げて言う。

 「その不死の酒、まだ貴様は持っているか?」
 「……いいえ、持ってないわ」

 どこか、薄ら寒いものを感じながらかがみは答える。
 ひょっとしたら瓶に数滴分ぐらい残っているかもしれないが、あえて言うつもりはない。
 不死の酒を求めるということは、不老不死になりたいというのだろうか?
 ならば、そのことを餌に他の参加者たちを襲わせることは出来そうだが……。

 なにか違うと、かがみは思った。




368 :奪え、全て、その手で 7/10 ◇1sC7CjNPu2:2007/12/04(火) 05:42:36 ID:f25l5XK/
 アルベルトは、かがみを見ている。まるで物色しているような目だ。
 雄が雌を見るような厭らしさは感じない。ただ、使えるか使えないかを品定めされているような感じだ。
 知らず、かがみは冷や汗を流していた。

 「小娘、貴様はワシを利用しようとしているだろう?」
 「っ!……ええ、そうよ」

 ――見透かされてた!
 けど、まだ取り返しは利く。そう思い、かがみは不敵な笑みを浮かべる。
 ちゃんと考えた通りの表情になっているかは、自信がなかった。

 「なに、お前も気づいていただろう?ワシがお前を利用しようと考えていることに」
 「……ええ、とても分かりやすいセリフだったからね」

 やけに饒舌になったと、かがみは思った。
 喜んでいるのか、焦っているのか、何か考えがあってなのか。まったく分からない。
 とにかく、クールになることをかがみは心がける。

 「最初は、その不死の能力を目当てにお前を助けた。貴重な能力であり、死なぬことからメッセンジャーに仕立て上げようとした。
  しかし、お前の話を聞いてその利用方は随分と変わった」
 「……何?」
 「なに、お膳立てをしてやる。お前にも協力してもらうことになるがな」

 アルベルトは、さも愉快に笑う。
 かがみは、アルベルトから不気味なプレッシャーを感じていた。
 何か、恐ろしいことを要求される。なぜか、そう思った。
 そして、アルベルトは告げる。



 「お前に、螺旋王を食ってもらいたい」



 ■




369 :奪え、全て、その手で 8/10 ◇1sC7CjNPu2:2007/12/04(火) 05:43:40 ID:f25l5XK/
 「……螺旋王を食うって……そんな、どうやって!」
 「それはまだ検討がついとらん」
 「何よそれ!」

 かがみの悲鳴じみた言葉に、アルベルトは飄々と答える。

 「なに、まだ情報が足りないだけのことよ」
 「……情報?」
 「そうだ。螺旋王の目的に始まり、この忌々しい首輪に、この舞台のこと。
 それらの情報を集めれば、活路は見出せるかもしれん」
 「……可能性の話でしょう」
 「確かにそうだ。しかし、それを言うならば螺旋王が願いを叶えるというのも可能性の話ではないか?」
 「そ、そうだけど……そもそも、螺旋王が酒を飲んでる保障なんて」
 「飲んでいないなら、飲ませればいい。
 この舞台のどこかにまだ残っているかもしれんし、不老不死となる妙薬を、サンプル一つ残さず参加者に分けるとは考えられん。
 おそらく、螺旋王の根城にまだ残っているはずだ」
 「……」

 かがみの疑問は、アルベルトによってことごとく叩き伏せられる。
 アルベルトの言葉は、あくまで可能性の話だ。
 かがみはそれを理解している。
 しかし――かがみはその可能性に、希望を見出していた。

 かがみの目的は、つかさを生き返らせることだ。
 そのために殺し合いに乗り、螺旋王に願いを叶えてもらうつもりだった。
 しかしアルベルトの言う通り、螺旋王が願いを叶えるかは可能性の話だ。
 なら、どうやって願いを『必ず』叶えるか?

 ――私が、螺旋王を食えば。
 ――願いは、思いのままだ。
 ――つかさを、生き返らせることが出来る。
 ――木津千里だって、生き返らせることが出来るかもしれない。
 ――こなたや、ゆたかちゃんを殺す理由なんかなくなる。

 それに、優勝するためには目の前のアルベルトや千里を殺した襲撃者たちを相手にしなければいけない。
 そう考えると、かがみには螺旋王を食うという手段の方が願いを叶えやすそうな気がした。
 ならば、かがみには拒む理由なんてどこにもない。
 ハッキリとした声で、告げる。


 「利用されてあげるわ。螺旋王は、私が食う」


 ■




370 :奪え、全て、その手で 9/10 ◇1sC7CjNPu2:2007/12/04(火) 05:45:03 ID:f25l5XK/
 ――乗り気になったようだな。

 かがみの宣言を聞き、アルベルトは満足げに頷いた。
 どうやらかがみは自分に対するメリットのことで頭が一杯のようで、アルベルトに対するメリットにまで頭が回らないようだ。
 アルベルトに対するメリット――それは、かがみが螺旋王を食うこと。
 正確には、かがみが螺旋王の知識と経験を得ることだ。

 アルベルトは書庫にあった本や、かがみの語った舞台がループしているという話を聞いて確信したことがある。
 螺旋王の持つ技術はBF団と同等か――認めたくないことだが、BF団以上のものである。
 その技術を、BF団が手に入れるにはどうすればいいか?
 螺旋王を直接BF団に連行するという手もあるが、それは難しいと言わざる終えない。
 しかし螺旋王の知識を持った、ただの小娘ならば?
 不死の能力に加え、かがみは最上の土産になるはずだ。

 ――本人が望むのなら、BF団のエージェントにしてやってもいいかもしれんな。

 不死の能力と、螺旋王の知識があるならそれも可能かもしれん。アルベルトは冗談交じりにそう考えた。

 ■

 「さて、取らぬ狸の皮算用はここまでするか」
 「……そうね」

 アルベルトの言葉に、かがみは静かに同意する。
 かがみは若干興奮した心を落ち着けるために、紅茶を一口飲む。
 図書館内の掛けられた時計を見ると、もうじき放送が始まる時刻だった。

 「放送を聞いた後にこれからの方針を話し合う。いいな」
 「あ、それなんだけど。提案があるの」

 なんだ。とアルベルトが眉根を寄せる。
 かがみはそれに構わず、一度深呼吸をする。
 今まで、あえて忘れていたことを思い出したからだ。
 必要なことだから、かがみは思い出した。
 それが自分の心の傷を抉る行為だとは分かっていたが、今はその先に希望があるから。

 「私、同じエリアにいる人間の名前と位置が分かるレーダーと、首輪が落ちている場所を知ってるわ」

 つかさの、首のない死体が横たわっている場所。
 そこに、かがみの希望があった。
 アルベルトが何か口を開こうとした時――ちょうど、放送が始まった。




371 :奪え、全て、その手で 10/10 ◇1sC7CjNPu2:2007/12/04(火) 05:46:17 ID:f25l5XK/
【B-4/図書館/一日目/昼(放送直前)】

【衝撃のアルベルト@ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日-】
[状態]:疲労中、全身にダメージ、右足に刺し傷(それぞれ消毒液や軟膏・包帯で応急措置済み)、スーツがズダボロ
[装備]:なし
[道具]:支給品一式、シガレットケースと葉巻(葉巻4本使用)、ボイスレコーダー、シュバルツのブーメラン@機動武闘伝Gガンダム、 赤絵の具@王ドロボウJING、
自殺用ロープ@さよなら絶望先生、ガンメンの設計図まとめ、不明支給品0〜2(本人確認済み)
[思考]:
基本方針:納得の行く形で戴宗との決着をつける。
1:戴宗を再び失うことに対する恐れ。そうならないために戴宗を探し、情報を集める
2:複数の施設を回って人がいたら伝言を、いなかったら書置きを残す。メッセージの内容は決まっていません。
3:放送後、かがみの言ったことを確認する
4:かがみに螺旋王を食わせ、BF団に持ち帰る
5:脱出の情報を集める
6:いずれマスターアジアと決着をつける
7:他の参加者と馴れ合うつもりはない
8:脱出不可能の場合はゲームに乗る
[備考]:
※上海電磁ネットワイヤー作戦失敗後からの参加です
※ボイスレコーダーにはなつきによるドモン(と名乗ったチェス)への伝言が記録されていますが、 アルベルトはドモンについて名前しか聞いていません。
※会場のワープを認識


【柊かがみ@らき☆すた】
[状態]:不死者、私服に切り傷
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]
基本方針:つかさのために、もう少し頑張ってみる
1:螺旋王を、食う
2:1の目的のため、レーダーと首輪と不死の酒の入っていた酒瓶を回収する(B-2の観覧車前へ)
3:アルベルトに利用され、利用する
[備考]:
※第一放送を聴きましたが、つかさの名前が呼ばれたということ以外は覚えていません(禁止エリアはB-1のみ認識)
※会場端のワープを認識


【『ガンメンの設計図まとめ』『獣人の製造法』、『トビダマの原理』『カテドラル・テラの運用について』『アンチ・スパイラルに対しての考察』】
 タイトルそのままの書籍の数々。
 その他多くの書籍あり。




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