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【2次】漫画SS総合スレへようこそpart51【創作】

104 :最強伝説の戦士 黒沢:2007/08/20(月) 21:00:22 ID:jS2OxMPD0
もう、黒沢に迷いはなかった。嗚咽で籠もった声を、野明の背中にかけていく。
「い、いぃ、泉……野明、ちゃん……だったよな……オレ、この名前を忘れない。
あんたの顔も、声も、言葉も、してくれたことも、全部……絶対忘れない……っ」
「えっ?」
「あの世に行ったら……三途の川で、鬼たちに自慢する。もし天国にいけたら、天使にも
神様にも自慢しまくってやる。オレは、こんな素晴らしい女の子に会えたんだぞって……」
「く、黒沢さん? 何を言ってるんです?」
野明が黒沢の方に振り向く。杉田が叫んだ。
「泉巡査! これが最後だ、そこをどけっ!」
野明が向き直って、叫び返す。
「嫌ですっ! だってこの人は黒さ……いえ、その、未確認生命体ですけど、
でも彼は違います! 2号はあたしたちの味方で、」
もはや野明を説得するのは無理かと諦めた杉田の手が、上がりかける。黒沢が言った。
「……さよならだ」
野明の体が綿毛のように軽々と持ち上げられて、紙飛行機のように投げつけ
られた。真正面にいる警察官たちに向かって、黒沢の手で。
数名の警察官が慌てて銃を捨て、野明を受け止める。と同時に、
「今だ撃て! 撃ち殺せええええええええぇぇぇぇっ!」
絶え間ないノズルフラッシュが、辺りを昼間のように照らしだす。
膨大な硝煙が、まるで煙幕のように周囲に立ち込める。
轟き響く無数の銃声が、野明の悲鳴をかき消した。

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